記事番号: 1-1110
公開日 2015年06月05日
「みかんと魚のまち」八幡浜では、かまぼこに代表される水産練り製品の製造が盛んです。
たん白質やカルシウムの豊富な、これら製品をぜひ一度ご賞味ください。
かまぼこ
かまぼこは、エソ・ハゼ・コチ・カナガシラ等のうまみのある魚、カレイ・タラのように身の白い魚、そしてグチ・ムツ等の身に弾力のある魚の身をすりつぶし、それぞれの魚の持つ特徴をそのまま生かして作られます。
特に、八幡浜のかまぼこは、宇和海で獲られる新鮮なエソを主原料魚として、味よし、色よし、弾力よしの三拍子がそろっているのが特徴です。
八幡浜では、「ちくわ」は、江戸末期に造られていましたが、「かまぼこ」は、明治23年(1890)に「八幡浜かまぼこの生みの育ての親」といわれる鈴木峰治が、大黒町で始めて製造販売を行いました。
また、明治31年(1898)には、蒲鉾を缶詰にしてアメリカ合衆国などに輸出して、好評を博したといわれています。
▼召し上がり方
<その1>
薄く切ってお吸い物や茶碗蒸しの具としてどうぞ。
<その2>
おそば、おうどんの加薬にどうぞ。
<その3>
淡白な味をそのまま生かして、わさび醤油で食べるいわゆる“板わさ”などは、酒の肴にぴったりです。
じゃこ天ぷら
宇和海で獲られた新鮮な小魚を骨ごとミンチにかけすりつぶしてすり身にし、油で揚げています。
その独特の味わいと素朴な風味は、天然カルシウムをたっぷり含んでおり、栄養価の高い健康食品として大変喜ばれています。
▼召し上がり方
<その1>
そのままでも、フライパンに軽く油を引いて加熱してどうぞ。
<その2>
薄切りを大根おろしでいただくのも風味が増しておつな味わいです。
<その3>
おでん、うどん、炊き込みご飯、ちらし寿司の具など、いろいろな料理にご利用いただくと一層おいしさが増します。
ちくわ
串に魚のすり身を巻き付けて焼きあげたものをいいます。
その昔、平安の時代にすりつぶした魚肉を竹の管に塗り、焼く調理法がありました。それから間もなく、魚肉を板に塗り、蒸す調理法ができました。
当初は全てを蒲鉾と呼んでいましたが、いつの頃からか、竹に塗り、焼く方法を「竹輪」、板に塗り、蒸す方法を「蒲鉾」と呼び区別するようになりました。
▼召し上がり方
かまぼこ同様お好みに合わせてご賞味ください。
また、おでんの材料としてもよく使われますが、焼き飯・お好み焼きの具としても大変重宝します。
皮ちくわ
愛媛県南予地方で高級蒲鉾の原料魚として利用している「エソ」の皮だけを1枚1枚竹に巻き付けて焼き上げたもので、酒の肴として珍重されています。
もともとは、かまぼこ職人の酒の肴として作られていたものが、一般に販売されるようになったもので、隠れた逸品です。
▼召し上がり方
竹を抜いて薄くスライスし大根おろしと2~3杯酢であえて、または、そのまま輪切りにしてレモン、すだち、かぶす等をかけてご賞味ください。
酒の肴としては、逸品です。
削りかまぼこ
その名のとおり、かまぼこを乾燥精製し細片に削ったものです。
▼召し上がり方
<その1>
酒の肴にそのままどうぞ。
<その2>
ご飯や、おむすびのふりかけとしてご使用ください。
<その3>
お吸い物にふりかけたり巻きずし・ちらしずしの具にどうぞ。
<その4>
冷ややっこ・サラダなどに添えたり、酢の物・あえもの類にふりかけてご使用ください。
製造所一覧
会社名 | 住所 | 電話 |
八水蒲鉾 (株) | 八幡浜市保内町川之石1-242-4 | 0894-36-3500 |
(株)谷本蒲鉾店 | 八幡浜市天神通1 | 0894-22-0266 |
萩森水産 (株) | 八幡浜市沖新田 | 0894-22-1822 |
蒲鉾本舗 (株)矢野伝 | 八幡浜市須崎2 | 0894-22-0890 |
(有) 丸栄蒲鉾本舗 | 八幡浜市江戸岡一丁目9番5号 | 0894-22-0236 |
(有) 魚本蒲鉾本舗 | 八幡浜市大黒町1 | 0894-22-0990 |
鳥津かまぼこ店 | 八幡浜市駅前2 | 0894-22-2009 |
若松蒲鉾店 (有) | 八幡浜市保内町須川239-1 | 0894-36-0415 |
水産練り製品に関するお問い合わせ
八幡浜市 商工観光課または水産港湾課(0894-22-3111)