記事番号: 1-1306
公開日 2022年06月27日
「セアカゴケグモ」「ハイイロゴケグモ」(特定外来生物)について
セアカゴケグモの特徴
◆成熟したメスの体長は、約0.7~1.0cmです。
◆全体が光沢のある黒色で、腹部の背面に目立った赤色の斑紋があります。
◆メスのみ毒を持っており、咬まれると痛むほか、重症化する場合があります。
ハイイロゴケグモの特徴
◆成熟したメスの体長は、約0.7~1.0cmです。
◆腹部背面が真黒のもの、茶色や灰色を基調として斑紋を有するものなど変異が多いです。
◆メスのみ毒を持っており、咬まれると痛むほか、重症化する場合があります。
ゴケグモの住処
◆日当たりの良い暖かい場所で、地面や人工物の窪みや穴、裏側、隙間に営巣します。
◆屋外に置かれていた傘、衣服、おもちゃ等に付着して、屋内に持ち込まれる可能性があります。
ゴケグモを発見した場合
◆下記、相談窓口にご連絡ください。
◆素手で捕まえたり、触らないようにしてください。
◆駆除するためには家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を用いるほか、靴で踏みつぶす等の物理的な方法があります。(生きたままのゴケグモを洗い流さないように注意してください。)
◆周囲にも潜んでいたり、卵がある可能性があるので、よく確認するなど注意してください。
咬まれた時の症状
◆局所の疼通、熱感、痒感、紅斑、硬結、区域リンパ節の腫脹が生じます。
◆通常は数時間から数日で症状は軽減しますが、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が数週間継続することがあります。
◆重症例では、進行性の筋肉麻痺が生じます。
咬まれた場合の対処
◆咬まれたときは、すみやかに医療機関にご相談ください。
◆重症化した場合は抗毒素血清による治療が必要です。
◆咬んだクモの種類がわかるように、できれば殺したクモを病院へご持参ください。
八幡浜市における「セアカゴケグモ」の確認について
令和4年6月22日、八幡浜市保内町の私有地内においてセアカゴケグモと疑われるクモ1匹(死亡個体)を発見。
県を通じて環境省中四国環境事務所に同定依頼したところ、同日中に特定外来生物「セアカゴケグモ」と確認されましたが、発見現場周辺で他の個体は発見されませんでした。
相談窓口について
セアカゴケグモやハイイロゴケグモと疑わしいクモを発見した場合は以下にご連絡をお願いいたします。
- 八幡浜市
担当課:市民福祉部生活環境課環境衛生係
電話:0894-22-3111(内線1273)
- 愛媛県
担当課:県民環境部環境局自然保護課
電話:089-912-2368
担当課:愛媛県立衛生環境研究所 生物多様性センター
電話:089-948-9678
参考資料
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