記事番号: 1-2853
公開日 2023年01月30日
AEDとは
AEDとは、Automated(自動化された)・External(体外式の)・Defibrillator(除細動器)の頭文字を取った略語であり、日本語では「自動体外式除細動器」と言われています。
けいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)の心臓に対して、一般の方でもAEDの電源を入れることで、音声メッセージを聞きながら、簡単かつ安全に電気ショック(除細動)を行い、心臓を正常なリズムに戻すための医療機器のことです。
平成16年7月から、医療従事者ではない一般市民でも使用が許可された唯一の医療機器です。
AEDの救命効果
現在日本では、毎日多くの人が心室細動という不整脈によって突然命を失っています。
その原因である「心室細動」とは、重篤な不整脈であり、心臓がけいれんするのみで血液を全身へ送り出せなくなります。このような状態では、数秒で意識を失い、数分で脳をはじめとする全身の細胞が死んでしまいます。
心室細動から救命するには、迅速な胸骨圧迫(心臓マッサージ)とAEDによる電気ショックが必要不可欠です。
その迅速な胸骨圧迫(心臓マッサージ)や電気ショックを行うのは、医師や看護師などの医療従事者ではなく、一般市民の方達です。
AEDを取り巻く新たな課題
現在、AEDの装着において男女格差があると言われています。
京都大学などの研究グループによれば、全国の学校構内で心停止となった子どもについて、救急隊が到着する前にAEDのパッドが装着されたかどうかを調べたところ、小学生と中学生では有意な男女差はありませんでしたが、高校生になると大きな男女差がでていました。
研究グループによると、女性の衣服を脱がせることへの抵抗感から、AEDの使用率に男女差が生じているのではないかと分析されていました。
女性等に配慮したAEDの使用例
性別に関係なく衣服をすべて脱がさなくても、AEDは使用できます。
AEDは電源を入れ音声メッセージに従い、2枚のパッドを素肌に直接貼りますが、
- 衣服を脱がさず下着等をずらして貼りましょう。
- パッドを貼った後は、衣服や布を掛けて素肌を隠しましょう。
※市の公共施設に設置しているAEDには、パッドを貼ったあとにパットの上に掛けてあげられるように三角巾を入れています。また、ケガに対する応急手当にも使用できます。
この写真に写っている物品がボックス内に入っています。 - 周りいる方に協力してもらい、外から見えないように壁を作りましょう。
このように配慮することで、心理的抵抗感を軽減してAEDを使用することができます。
AEDリーフレット[PDF:1.15MB]
【資料提供】東京都多摩府中保健所(一部抜粋) 【監修】公益財団法人 日本AED財団
AEDの設置状況
AEDの設置状況については、次のリンク先サイトかアプリを参考にしてください。
お問い合わせ先
総務企画部総務課危機管理・原子力対策室
郵便番号:796-8501
住所:愛媛県八幡浜市北浜一丁目1番1号
TEL:0894-22-3111
FAX:0894-24-0610
E-Mail:bousai@city.yawatahama.ehime.jp
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