「四国電力跡地プロジェクト」及び「八幡浜港みらいプロジェクト」の構想案(施設設置案)について

記事番号: 1-3472

公開日 2024年05月28日

更新日 2024年09月19日

 市長4期目の公約に掲げた5つのプロジェクトのうち、「四国電力跡地プロジェクト」及び「八幡浜港みらいプロジェクト」の構想案(施設配置案)について公表します。
 昨年度実施した「四国電力跡地活用に関する市民アンケート」、そして、これまでの「市長を囲む会」の中でも「ファーストフード店」や「回転寿司」等の飲食施設を希望する声が多くあり、市民ニーズは一定の方向性が出たものと考えました。また、飲食施設以外についても、貴重なご意見をいただき、「八幡浜港みらいプロジェクト」にも生かせるものはないか、視野を広げて検討してきたところです。
 実現に向けて、「商圏が狭い」、「従業員の確保が難しい」といった懸念の声がありますが、市民ニーズがはっきりしているため、両プロジェクトの用地を有力な候補地として、誘致に努めてきました。
 今後、わくわくする八幡浜の実現に向け、両プロジェクトが成功するよう職員や関係機関が一丸となって着実に進めていきます。

四国電力跡地プロジェクト施設配置案について

 

四国電力跡地プロジェクト施設配置図[PDF:996KB]

 四国電力跡地プロジェクト用地については、市有地と民有地で構成されています。市有地の面積については、本プロジェクトのために購入した「四国電力跡地等市有地」と「松蔭保育所跡市有地」を合わせた5,018㎡です。また、民有地の面積については、八幡浜米穀(株)の倉庫用地と事務所用地をあわせた2,261㎡であり、プロジェクト全体面積は7,279㎡となります。

①マクドナルド

 市民アンケート等でニーズの多かったファーストフードチェーン「マクドナルド」を誘致します。日本マクドナルドHD株式会社のフランチャイジーとして「株式会社グラン・ジュテ」が運営を行います。ドライブスルー併設型店舗で、駐車場を含めて建設し、民設民営方式のため工事費等は不要であり、今年の秋頃のオープンを予定しています。

②八幡浜児童センター

 松蔭保育所跡地750㎡には、栗野浦の児童センターの移転先として八幡浜児童センターを建設します。建物の構造は、RC造2階建て、施設の延床面積は450㎡と栗野浦の児童センターと同程度の規模を予定しており、駐車場については、前面道路を挟んだ四国電力跡地の424㎡を活用する予定です。
 事業費は、設計費と工事費を合わせた約3億8,800万円です。令和6年度は、地質調査や基本設計などの建設検討業務委託、令和7年度は、旧松蔭保育所解体工事と実施設計、令和8年度に建設工事に行い、供用開始は令和9年4月を予定しています。

③ホテル(誘致スペース)

 「八幡浜米穀倉庫用地」1,729㎡には、慢性的な宿泊施設不足の改善と更なる観光振興を図る受け皿として、民有地のまま民設民営でのホテル誘致を予定しており、ビジネス客だけでなく、観光客にも満足いただけるホテルの誘致を目指します。
 民有地の所有者である八幡浜米穀株式会社の了承を得た上で、市において、ホテル事業への参入希望者を募集・選定し、八幡浜米穀株式会社と土地の売買交渉をしてもらう流れとなるため、整備に関する直接的な市の負担は発生しません。7月に事業参入希望者を募集するための説明会の開催を予定しています。また、ホテルの駐車場については、八幡浜米穀倉庫用地 1,729㎡の敷地一部のほか、四国電力跡地の緑色の箇所 1,585㎡と隣接する八幡浜米穀事務所用地 532㎡を予定しています。

「四国電力跡地プロジェクト」の事業費は、用地購入費と八幡浜児童センターを合わせた約6億5,700万円。このうち過疎対策事業債は、償還額の7割について交付税措置があるため、実質的な市の負担は約3億380万円となります。

 

八幡浜港みらいプロジェクト施設配置案について

八幡浜港みらいプロジェクト施設配置図[PDF:1.03MB]

①スケートボードパーク ②3×3バスケットコート

 オリンピック種目となり脚光を浴びたことで一気に競技人口が増えた「スケートボードパーク」900㎡及び、少人数で楽しめるバスケットとして人気が定着している「3×3バスケットコート」2面300㎡を整備します。事業費については、両施設の設計費、工事費を合わせて、約6,100万円。今年度は、港湾計画の変更手続きが必要であり、令和7年度に実施設計、令和8年度に工事を実施し、令和9年4月に供用開始を予定しています。

③RVパーク(キャンピングカー用有料駐車場)

 アウトドアブームをきっかけにニーズが高まりつつあるキャンピングカー用の有料駐車場であるRVパークを4台分整備します。駐車区画には100ボルトの電源を整備し、また、「快適に安心して車中泊ができる場所」として周知するため、日本RV協会が認定する「RVパーク」として施設登録を行います。事業費は約600万円、令和7年4月の供用開始を予定しています。

④EV車充電施設

 GXの進展とともに、今後普及が見込まれるEV車の充電施設・EV急速充電器を1基整備します。充電器シェア国内最大手の事業者に用地を無償貸与し、令和6年度中に整備し、管理運営も事業者が行います。

⑤海の駅(ビジターバース)

 愛媛県警から譲渡され、遊休化した浮き桟橋を補修の上、国土交通省の「海の駅」として登録し、プレジャーボートやヨットの有料一時係留施設(ビジターバース)として活用します。事業費は約500万円であり、令和7年4月の供用開始を予定しています。

⑥立体駐車場(津波避難施設) ⑦回転寿司(誘致スペース)

 魚市場敷地内の1,685㎡には休日やイベント時における「みなっと来訪者用」の駐車場及び、「市場関係者用」の定期駐車場を兼ねた約250台を収容する立体駐車場・津波避難施設を整備します。立体駐車場の周辺は、津波における徒歩避難困難区域であり、半径250mに避難施設がないため、立体駐車場の上層階を南海トラフ地震に伴う津波から市民の生命を守る津波避難場所としての機能を持たせます。建物の構造は、鉄骨造3層4段の連続傾床型、事業費は設計費と工事費を合わせ約9億2,500万円、令和7年度下期に実施設計、令和8年度に工事を実施し、令和9年4月の供用開始を予定しています。また、立体駐車場横の800㎡には、市民アンケート等において、要望の多かった回転寿司の出店スペースを確保し、引き続き誘致に努めていきます。

 「八幡浜港みらいプロジェクト」の事業費は、約9億9,700万円。このうち、過疎対策事業債は、償還額の7割について交付税措置があるため、実質的な意味での市の負担は約2億6,320万円となります。
 また、両プロジェクトを合わせた事業費は、約16億5,400万円。このうち、過疎対策事業債の交付税措置を考慮した実質的な市の負担は約5億6,700万円となります。

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