一般質問 H25. 6 大山政司 議員

公開日 2014年09月03日

質 問 事 項
大城市長ニ期目の政治姿勢について
道の駅・みなとオアシス「八幡浜みなっと」のオープンに関して
子ども・子育て会議条例の制定について

 


 

〔大山政司君登壇〕

 

 

○大山政司君 
 質問通告書に従いまして、大綱
3点について、市長及び関係理事者にお尋ねいたします。

 

 私は、平成2189日に実施された市議会議員選挙に当選し、その後の定例議会における一般質問は毎議会行ってまいりましたが、そのたび今度こそはと反省の繰り返しでありましたが、この6月議会が今任期最後の機会となりました。

 

 そこで、大綱の第1は、大城市長2期目の政治姿勢についてであります。

 

 本題に入る前に、まず421日に投票が実施された八幡浜市長選挙において185票差という僅差で市民の審判が下された選挙結果について、市長の率直な御所見をまずいただきたいのであります。

 

 さて、大城市長2期目の政治姿勢についてであります。

 

 6月発行の「広報やわたはま」を見ますと、大城市長初登庁の表題で記事が掲載されていました。市長は、424日の初登庁で職員を前に就任の挨拶で、1期目は安心・安全なまちづくり、行財政改革の促進、産業振興の取り組みの3つを基本理念として基礎固めができたと思う。2期目はスピードアップと部署ごとに横の連携を図り、各分野の取り組みをさらに進めたいと考えている。それぞれの職員がそれぞれの持ち場でしっかりと考え仕事をしていただければ、市民の皆さんにも仕事が伝わるし、市民の皆さんが誇れるふるさと八幡浜市になると思うので、よろしくお願いしたいと述べましたと記載されていました。

 

 恐縮でありますが、いま一度繰り返します。2期目はスピードアップと部署ごとに横の連携を図り、各分野の取り組みをさらに進めたいと考えている。それぞれの職員がそれぞれの持ち場でしっかりと考えて仕事をしていただければ、市民の皆さんにも仕事が伝わるし、八幡浜市の皆さんが誇れるふるさと八幡浜市になると思うので、よろしくお願いしたいとの表明でありました。所信の一端とはいえ、役所の職員として当然と言えば当然であり、当たり前と言えば当たり前なことで、何も初登庁の挨拶で所信の一端として言われなくてもとの思いをしたのは私のみではなく、きっと市民の皆さんも同じだと思うのでありますが、市長の本心をお聞かせください。

 

 さらに、2期目の大城市政を総合的かつ計画的に推進するための指針と施策をどのように展開されるのか、この際具体的に明らかにしていただきたい。

 

 大綱の2は、道の駅・みなとオアシス八幡浜「みなっと」のオープンに関してであります。

 

 八幡浜市沖新田に完成した道の駅・みなとオアシス八幡浜「みなっと」が412日、待望のオープンを迎え、施設のスタートを祝うかのような好天にも恵まれ、大勢の人々でにぎわったことは御承知のとおりであります。開設記念式典で市長は、新たなにぎわい、憩いの空間が誕生した、この施設を拠点に行政と市民が手を携え、地域に存在する有形無形の宝に磨きをかけ、交流人口の増加、産業効果を生み出し、港に活気、元気な八幡浜を取り戻すための第一歩にしたいと挨拶されたのであります。

 

 ゴールデンウイークの3日から6日は晴天にも恵まれ、多数の来場者でにぎわい、黄金週間では185,000の約半数である95,000人の大盛況と地元紙で報じられました。一方では、八幡浜みなっとオープンが市の活性化の起爆剤に本当になるのだろうかとの声も耳にします。

 

 そこで、八幡浜みなっとオープンに関して、参加された事業者、関連団体、市民からの要望や意見、そして苦情等についてどのように把握され、解決されるのか、この際明らかにしていただきたい。

 

 大綱の第3は、子ども・子育て会議条例の制定についてであります。

 

 子供は国の宝であり、またあすの八幡浜市を担う存在として大いに期待されています。

 

 一方、我が国では急速に進展する少子・高齢化社会において、市民、特に児童、高齢者、障害者などにとって暮らしやすいまちづくりに資する施策を実施していくことが強く求められていますが、市立八幡浜総合病院では産婦人科の常駐医師は配置されていない実態であります。平成24822日に制定された子ども・子育て支援法の基本理念として、子ども・子育て支援は父母、その他の保護者が子育てについての第一義的責任を有するという基本的認識の下に、家庭、学校、地域、職域、その他の社会のあらゆる分野における全ての構成員がおのおのの役割を果たすとともに、相互に協力して行わなければならない。子ども・子育て支援給付、その他の子ども・子育て支援の内容及び水準は、全ての子供が健やかに成長するように支援するものであって、良質かつ適切なものでなければならない。子ども・子育て支援給付、その他の子ども・子育て支援は、地域の実情に応じて総合的かつ効果的に提供されるよう配慮して行わねばならないとされています。

 

 そこで、お尋ねいたしますが、八幡浜市における子ども・子育て支援は何を基準として地域の実情に応じ、総合的かつ効果的に提供されてきたのか、この際明らかにしていただきたいのであります。

 

 以上、大綱3点についてお尋ねしましたが、誠意ある答弁を期待しますが、一問一答の通告をしていますので、その際はよろしくお願いいたします。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  市長。

 

○市長(大城一郎君) 
 大山議員の一般質問、大綱
1、大城市長2期目の政治姿勢について、まず市長選挙の結果に対する所見についてお答えをいたします。

 

 大山議員のおっしゃるとおり、今回は非常に僅差の選挙となりました。選挙期間中は一方的な批判や市長選という選挙でありながら、本来あるべき姿からすると非常に残念な思いをしたところでもあります。結果として、正しく理解いただいた市民の皆様が数多くおられたことに心から私から感謝を申し上げたいと思います。選挙の結果は結果として、今後は今回投票いただけなかった皆様へ私の思いが通じるような、またより多くの市民の皆様の思いをくみ上げ、市民の思いが反映するような市政運営に努めていきたいと思っております。

 

 続きまして、初登庁での挨拶のことでございますが、初登庁時に職員の皆様方に議員がおっしゃるような挨拶をしたのは事実であります。しかし、広報の限られた紙面の中で私の挨拶の全文を掲載しておりませんので、私の思い全てがその内容であったということではないということも事実であります。今後は、限られた紙面の中で、より正確でより適正な情報の発信ができるように努めていきたいと考えております。

 

 続きまして、2期目での市政推進の指針と政策についてでありますが、選挙から既にもう1カ月半がたちました。お約束した公約につきまして具体化を進めるとともに、新しい行政課題に対する施策も必要であり、改めて責任の重さに身の引き締まる思いをしております。

 

 さて、私は4年前の市長就任以来、八幡浜市を元気にしたい、八幡浜市民の皆様方の笑顔をふやしたいという思いで、人と人とのつながり、これを大切にしながら、市民の声が反映する、そのような市政を目指してきました。そして、今振り返ってみて、八幡浜市が少しずつでありますが、変わってきた、元気が出てきたように思います。笑顔が芽生えてきているような、そのような感じもしているところであります。

 

 1期目におきましては、原発隣接地としての県、四国電力との覚書の締結、南環境センターの使用期限の延長、少子化に伴う小・中学校、保育所の統廃合、懸案となっていた市立病院の改築に着手したほか、高度衛生管理型新魚市場、道の駅・みなとオアシス八幡浜「みなっと」の整備、名坂道路の開通などこれらの施策に全力を傾注したところであります。

 

 さて、2期目においてでありますが、さきの選挙中、市民の皆さんとお約束してきたことを一つ一つ形にしていきたいと思います。

 

 まず、産業振興についてでありますが、4月にオープンした八幡浜みなっとを地域振興の起爆剤にしていきたいと思います。みなっとにおいては、産業振興、また観光振興、文化振興、人材育成を図り、やがて地域高規格道路大洲・八幡浜自動車道が全線開通したときに、市外、県外から多くのお客さんに来ていただけるようなふるさとの宝として魅力ある施設に育てあげたいと思っております。

 

 地域高規格道路大洲・八幡浜自動車道は、津波や伊方発電所の非常時の際、避難路として重要な役割を担うものであり、また九州と京阪神を結ぶ実質的な第2国土軸として機能をすることも期待をされております。今年度事業化されました夜昼道路や、既に工事が進められている八幡浜道路の整備を促進するとともに、残る区間、仮称でありますが、大洲西道路約3キロの事業化に向け一層強力に取り組んでまいります。今後、高い確率で発生が予想されております南海トラフ巨大地震に向けた対策も必要であります。南海トラフの巨大地震モデル検討会、内閣府の報告によりますと、八幡浜市には最大11メートルの津波が押し寄せ、市街地のほぼ全域が浸水するという想定になっております。そのため、避難路の手すりや太陽光外灯による外灯設置を進める一方、まずは市民の皆さんに逃げていただくことが大切でありますから、各地区自主防災組織と連携を図りながら、自助、共助がスムーズに働くシステムづくりに努めていきたいと思います。

 

 また、保内地区では、赤レンガ倉庫を活用した公民館を含む交流拠点施設を整備し、旧白石和太郎洋館等を含め地域における自主的な活動や観光、集客の核にするとともに、八幡浜みなっとと結ぶ回遊コースを設定することで市域全体での活性化を図ってまいりたいと考えています。

 

 このほか、温浴施設の整備、交通弱者に対応した地域交通システムの定着、義務教育施設及び公共施設の耐震化、フェリー桟橋の耐震化、水道ビジョンに基づく諸施策の推進、平成29年度国体会場となる王子の森公園の改修、養護老人ホームや市民会館の今後のあり方の検討、大島産業振興センター及び水産加工センターの整備、新たな加工品の開発、松村正恒、二宮忠八など地元関係者の顕彰と歴史、文化の継承など、多様な施策に前向きに取り組んでいきたいと思っています。

 

 安全・安心なまちづくり、行財政改革の推進、産業振興の取り組みを基本理念といたしまして、このような具体的な施策を通じて市民の皆さんが誇れるふるさと八幡浜をつくり上げていきたい、この4年間、全力を投入して頑張りたいと決意を新たにしているところでございます。

 

 その他の質問に対しましては、副市長並びに担当の部長から答弁をさせます。

 

○議長(宇都宮富夫君)  副市長。

 

○副市長(橋本顯治君)
 それでは、大山議員御質問のうち、みなっとに対する要望や意見、苦言等についてどのように把握し、解決するのかという御質問ですけれども、これにお答えをします。

 

 基本的にはみなと交流館においてこのようなものを集約し、その内容について、どーや市場、アゴラマルシェのほか市の関係課にも伝え、対応策を検討するというような流れとなります。こうした要望、意見、苦言等の情報を共有する場として、みなっと関係者が一堂に会する合同運営会議も定例的に開催をしております。

 

 要望や意見としては、まずは魚を売るところはあるが、魚を食べるところがない、八幡浜の魚をどこに行けば気軽に食べることができるのかといったお魚料理に関するものが最も多く、来訪者のためにも早急に対応する必要があるのではないかと考えております。

 

 このほか、食事をするスペースが少ない、どーや市場側のトイレの増設、ごみ箱の増設、バス停の設置、冷蔵ロッカーの設置などさまざまな意見、要望が寄せられております。中にはすぐ対応できないものもありますが、できることから少しずつ改善に努めているところであります。

 

 今後も引き続き寄せられる御意見、御要望にしっかり耳を傾け、より魅力的な場所になるよう、関係者相互のコミュニケーションを図りながら最善を尽くしていきたい、そのように考えております。

 

○議長(宇都宮富夫君)  市民福祉部長。

 

○市民福祉部長(中岡 勲君) 
 大山議員御質問の大綱
3、子ども・子育て会議条例の制定についてお答えいたします。

 

 議員御指摘のとおり、子ども・子育て支援法は平成248月に国会で成立し、同支援法の基本理念のもと、幼児期の学校教育、保育や地域の子ども・子育て支援を総合的に推進することを目的とした子ども・子育て支援新制度が早ければ平成27年度にスタートする予定でございます。

 

 具体的には、消費税の引き上げによる増収分を財源とし、質の高い幼児期の学校教育、保育の総合的な提供、保育の量的拡大、確保及び地域の子ども・子育て支援の充実を図ることを目指すもので、国において本年4月に子ども・子育てに係るさまざまな関係者から成る子ども・子育て会議を設置し、新制度の詳細について検討が進められているところでございます。今後、本市におきましても国が示すスケジュールに従い市民の皆様の子育ての状況やニーズを把握し、それに基づいた八幡浜市子ども・子育て支援事業計画の策定など、新制度に向けた準備を進めていく予定でございます。

 

 議員御質問の本市における子ども・子育て支援は何を基準として地域の実情に応じ、総合的かつ効率的に提供されてきたのかということでございますが、本市におきましては、平成173月に保護者代表、子育て関係者、行政、議会、事業主等12名から構成される次世代育成支援対策地域協議会を立ち上げ、保育所等における延長保育、一時預かり事業などや家庭、学校、地域社会が連携し、豊かな人間性を育む教育や見守り体制づくりなど、さまざまな支援策を議論し策定された八幡浜市次世代育成支援地域行動計画に基づき子ども・子育て支援を推進しているところでございます。

 

 以上でございます。

 

○議長(宇都宮富夫君)  大山政司議員。

 

○大山政司君  再質問させていただきます。

 

 185票差の僅少ということに対して市長も率直な受けとめ方をされて、今後頑張るという所信表明ですが、それはそれなりに前向きに私も受けとめておきたいと、こういうふうに思いますが、私はやっぱしどうしてもここで言いたいことがあるんです。といいますのは、平成2412月議会で、市長の市政運営の自己採点について私は質問し、市長から答弁をいただきましたが、その際市長は市政運営全体を通じて100点満点とすれば62.6%の私は自己評価をしていますと、こういうふうに言われたのは記憶にあると思いますが、さて今回421日に行われた市長選挙の結果は、有効投票が22,253票であります、22,253票。これで、市長、あなたの自己採点である62.6%を計算してみますと13,930票なんですよ。残りは8,323票となり、その差は5,607票となる、こういうことなんですよね。今回市長は22,253票のうち獲得されたのが11,219票、50.4%なんですよ、50.4%。その結果から見ると、やはり市長が自己採点が62.2%と言われたのはやっぱり市民の受けとめ方からするとかなり差があったと、私はこの選挙で実証できたんじゃないかと思うんですが、その点について市長の率直な御所見をいただきたい。

 

○議長(宇都宮富夫君)  市長。

 

○市長(大城一郎君) 
 大山議員さん、私の自己評価と今回の選挙戦の結果ということで、私が昨年の
12月議会、自己評価をしたその点数ということで62.6点ということを申し上げました。実際私が思うのは、その自己評価の点数と今回の投票のパーセンテージ、これがイコールかといいましたら、それは必ずしもこれはイコールではないと思っております。私の自己評価、そして今回の選挙戦のあり方、全部を含めてそれが今回の選挙結果に反映したものだと思っております。しかしながら、50%を超えることがまずは第1条件でありますので、票差も含めながら、私の4年間の市長の評価が市民の方々に今後よりわかってもらえるような、そのような政策をこの2期目に対してやっていきたいと思っておりますので、皆さん方にもよろしくお願いをさせてもらったらと思います。

 

○議長(宇都宮富夫君)  大山政司議員。

 

○大山政司君 
 ただいま市長からそういう答弁がありましたが、考えてほしいのは新人の市長というのはやはり前市長の残った施策、事業のこの整理が最低
1年半から2年かかると思うんですよ。そうすると、市長は市民に約束したことができるのは1年半から2年以降、あとわずか2年間しかないということなんですよね。そのことを考えれば、やはり自己採点の公表というのは、私少し行き過ぎであったんじゃないか、自粛をされてもよかったんじゃないかということをあえてこの場で言わせていただきます。

 

 さて、2点目の2期目の政治政策、市長の政治姿勢についてですが、1期が4年ですから、2期目も4年しかないわけなんですよね。それで、いろいろ産業振興とか八幡浜・大洲間の道路とかというて、もう大洲・八幡浜間の道路は8年ぐらいかかるんですよ、まだ8年か9年ぐらい、10年かかるかもしれない。いろんな大きな相対的なことを答弁されましたが、私はここで市長にぜひお尋ねしたいのは、この4年間でこれだけは実施したいと、これだけは実現したいと、あるいは完成したいと、そういう事業なり施策があればこの場で市民の前に明らかにしていただきたい。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  市長。

 

○市長(大城一郎君) 
 これだけは何とかしたいというのもありますが、やはり今回の夜昼道路にしても、私が就任して以来、八幡浜には市民として本当に大切な道なんだということを言い続けてやっと今回
25年度の国の予算に採択されました。そういったことを踏まえても、やはり10年後、さらには20年後を見据えた行動で今できることを一生懸命やっていきたいと思っております。

 

 そして、これはと言われるのであるならば、やはり安全・安心なまちづくりを一番に上げておりますので、その意味においても市立病院の改築を着実に進めていく。そして、八幡浜道路を進めていく。そしてもう一点、最後北只まで残る大洲西道路、この事業化に向けて、いつ事業化されるかもまだわかってませんので、その取り組みについては一生懸命強力に進めていきたいと思っております。

 

○議長(宇都宮富夫君)  大山政司議員。

 

○大山政司君 
 ぜひとも実現方に向け努力をしていただきたいと、こういうふうに思いますし、私どもも提言なり、それから市民の声を率直に市長に申し上げていきたいと、こういうふうに思います。

 

 それで、大綱の2、道の駅・みなとオアシスのスタートについてお尋ねします。

 

 まず、ここに市民からいろいろな声を伺っていますので、お伺いします。

 

 どーや市場についてでございますが、新魚市場は、一番の売りは高度衛生管理型の市場にする、HACCP対応にするということでいろいろ工夫をされて実現されているということを魚市場関係者から聞きました。

 

 さて、どーや市場についてでございますが、せっかく魚市場で衛生管理型の魚を売っても、市民が直接買い入れるどーや市場で衛生管理が守られていなかったら何にもならないわけなんですよ。魚市場はそういうふうに今までとちょっと変わっておりますよということは聞いたんですが、どーや市場の人にお伺いすると、いや、出島のときとそんなに変わらないよと、こういう声も聞きますし、実際私市場に行ってみると、なるほどほとんど変わってないなと、こういうことなんですが、どーや市場で衛生管理型に向けてどういう工夫なり実施をされたのか、この際皆さんに明らかにしていただきたい。

 

○議長(宇都宮富夫君)  水産港湾課長。

 

○水産港湾課長(滝本真一君) 
 どーや市場の衛生管理についてなんですけども、新どーや市場のほうについて、保健所のほうから衛生基準、かなり厳しい指摘を受けて皆許可をとってやっとります。どーや市場のほうの中の仕組みも、従来は販売するとことさばくとこが一緒だったんですけども、今回のところは保健所の指導で、さばくところ、それからパッキングするところ、それから販売するところ、全て区域を区分してやりなさいというふうな指摘を受けておりますので、旧出島にあったころと比べると随分衛生的にはそういうことで対応した施設になっているというふうに考えております。

 

○議長(宇都宮富夫君)  大山政司議員。

 

○大山政司君 
 市場で魚を買った人や関係者からすると、なかなかそういう声が聞こえないということについては残念に思います。

 

 それで次は、アゴラマルシェについてお尋ねしますが、大変人が多く来て、あそこが連休のときは満杯で歩けないような状況、店内、それはよかったんですが、市民の皆さんからよく耳にするのは、通路が狭くて、子供とこう行って、向こうと交互したときにはとても通れないと、ゆっくり見れないという声が多く私の耳に聞くんですが、通路についてそういう声なり修正といいますか、広くするための、そういうことについて市として提起をしたり、対策をする考えがあるのかないのか、お尋ねいたします。

 

○議長(宇都宮富夫君)  副市長。

 

○副市長(橋本顯治君)  先ほども答弁しましたけれども、お客様からの苦情とかがあった場合には、皆でこれを話すような場を持っております。確かに、先ほど申しませんでしたけれども、通路が狭い、特に人が大山議員言われたようにたくさん来られたときにはちょっと通路が狭いという話もありますので、これも含めて会議の場においてアゴラ側にお伝えをして、可能であれば何らかの対応をお願いしたいと思います。

 

○議長(宇都宮富夫君)  大山政司議員。

 

○大山政司君  3番目に、みなと交流館についてお尋ねをいたします。

 

 みなと交流館、いろいろありました、指定管理者制度にすることについて等々。みなと交流館がいろいろなイベントを企画されると思うんですが、私たちはどういうイベントをされるのか、知る余地がないんですよ。どういう方法でみなと交流館は市民にイベントを何月何日にこういうものするというのを周知なりPRをされてるんですか、何にも目に見えない、私らの。こういうことで人が本当にそこへ期待を持ってみなと交流館へ行くという体制にはなりませんよ。副市長、あなたわかりますか、どういう交流館でイベントをしよるか。何であなたは調べるんですか、知るんですか、それをお伺いしたいのと。

 

 もう一点、みなと交流館は防音対策はされてるんですか。きのう、そのみなと交流館で会議がありましたので、私行きました。そしたら、フェリーがおりるでしょ、大型のトラックがウオーいうてエンジンをふかしてあそこ横を走るんですよ。誰が来ても、ああ、今フェリー着いたというのがわかるんです。それから、親子が来たら、駐車場へ車をとめます。子供がおらぶんですね、こっちこっちいうて、全部交流館で会議しよったら聞こえるんですよ、その声が。トラックの音は聞こえるは、そういう子供やクラクション鳴らしたり、そういうもん全て聞こえる。何とか防止対策を真剣に考えな、あそこで会議開いても、みんなもう疑問なり不信感を持つだけになるんですが、そのことについてお尋ねします。

 

○議長(宇都宮富夫君)  政策推進課長。

 

○政策推進課長(大本孝志君) 
 まず、どのような形でPRをしているかということでございますけれども、管理者のほうでホームページを立ち上げております。ホームページの中での啓発でありますとか、あとフェイスブックという今口コミの非常に強い媒体がございますが、そこらのところでいろんな行事の情報をアップして、口コミの中でいろんな方に知っていただいて参加していただくというような手段はとってございます。

 

 以上でございます。

 

○議長(宇都宮富夫君)  大山政司議員。

 

○大山政司君 
 あのねえ、ホームページとかそういうこと言われても、課長、
65歳以上の年齢の人が八幡浜市に34%もおられるんですよ。携帯電話持っても、メールはよう送らない、発信と着信しかできないという高齢者の人が多いんですよ。そういうことでは、あのみなと交流館でどういうイベントがあるとか、行ってみたいとかの知りようがないんです、高齢者については。暇なのは高齢者なんですよ。仕事してる人は行けれんの。笑い事やあるか、本当よ、何を笑いよる。

 

(「本当よ、笑われんぞ、大事なこと言よる」と呼ぶ者あり)

 

 本当よ、どうするの、これ。

 

○議長(宇都宮富夫君)  副市長。

 

○副市長(橋本顯治君)
 みなと交流館では糖尿病に関する講座をするというようなことを私は聞いとりますけれども、大山議員言われたように十分周知されてない嫌いがあって、せっかくいい講座をしても対象の方にその講座の趣旨が届かなければ参加されることが少ないというようなのはまさに御指摘のとおりやと思います。インターネットとかそのブログだけではいかんので、何らかの形でいい事業をいろいろされておるというふうに承知しておりますので、周知方法についてなお検討したいと思います。

 

○議長(宇都宮富夫君)  大山政司議員。

 

○大山政司君 
 構いませんか、まだ。

 

○議長(宇都宮富夫君)  防音のやつは、大山議員、答弁求めないんですか。

 

○大山政司君 
 具体的にどうするの、防音対策。

 

○議長(宇都宮富夫君)  副市長。

 

○副市長(橋本顯治君) 
 みなと交流館につきましては、特別な防音の措置というのは講じておりません。例えば、道路沿いにある住宅につきましては、どこでも一緒ですけれども、大型トラックが通った場合には家の中に自動車の騒音が入るということはあると思います。私も道路沿いに家をつくっておりますけれども、トラックが通った場合にはテレビの音が聞こえないとか、そういう経験をしております。

 

 ただ、立地条件がどうしてもあそこということですので、ある程度、どの程度まで会議をしているときにそのトラックの音とかが許容範囲を超えるのかどうか、少し辛抱していただければそれで済むのかどうか、その辺もう少し現場の意見を聞いて対応できるのかどうか、ちょっと考えさせていただきたいと思います。

 

○議長(宇都宮富夫君)  大山政司議員。

 

○大山政司君 
 ぜひ対応してください、早急に。

 

 それから、トイレの、さっき同僚議員から消毒との話がありましたが、トイレについては手洗いが自動でないということについては、今までもたしか一般質問等で行われたと思うんですが、やっぱり自動でないと不衛生で、1つは、もう一つは水道水の無駄遣いになる、いつまでもこう開いておくと、自動だったら、ちょっとしたらすぐとまるようになるので、そこら辺は今後考えてほしいと思います、これは要望にしときます。

 

 もう一点、みなとオアシスと市全体の活性化や起爆剤としての効果を期待しているわけなんですが、6月の八日市のチラシを見ました。そうすると、八日市に加わってる商店の商品の値段ばっかり書いてあって、みなとオアシスについては何ら載っていません。ここに私パンフ持ってるんですよ、八日市のパンフ。この港の地図がここに載ってるんですが、道の駅みなっとは何にも載ってない、地図には。一体行政のほうではこれを中心に八幡浜市全体の活性化とは言いつつも、やはりばらばらなんですよ。八日市は八日市なんですよ。やはり指定管理者がもっと商店街の人と活性化に向けて真剣に話し合いをするべきだということをぜひとも指導していただきたいんですが、その件についてお伺いします。載ってない、何にも載ってないんですよ、みなと、八日市だけ、その点について。

 

○議長(宇都宮富夫君)  産業建設部長。

 

○産業建設部長(菊池賢造君) 
 私もそのことは気がついておりませんでした。ありがとうございます。早速八日市の商店街のほうにそういうのができたんだからということは申し伝えたいと思います。

 

 ただ、昨日もありました福祉の集いなども、中にはせっかくみなっとができんだから、そこでしたらどうかというようなことも聞きましたけども、今回新町ドームでやらせていただいております。そういうことで、商店街の振興ということも市全体で考えていけれる、いかないかんというふうに思います。

 

○議長(宇都宮富夫君)  大山政司議員。

 

○大山政司君 
 道の駅みなっとについては最後の質問になろうかと思いますが、ゴールデンウイーク時に
95,000人の方が、ありがたいことに来ていただいたということですが、私も2度ほど行ったんですが、その1日に大体2万前後来ると思うんですが、アゴラマルシェには入れない、どーや市場にも入れない、それからみなと交流館にも入れない、そういう人は芝生のとこにぼけっと立っとるんですよ、ぼけっ言うたら失礼なけど、時間潰しに、本当に。時間幾らたっても入れないと、弱っているということなんですよ。

 

 そこで、市長、あなたにお尋ねしますが、諏訪崎はちょうどツツジが満開やったんですよ、諏訪崎。わずかあそこからやったらマイクロバスで10分もありゃあ行きますよ。連休ですから、市もマイクロバスは2台や3台休んでいると思うんですが、そういうバスを利用して諏訪崎を案内すると、芝生のほうで時間を過ごしている人を。そしたら、諏訪崎へ行けばツツジが見える、合田、川名津、向灘のミカン山が見える。しかも、九四フェリーが入ったり出たりする港も見えるわけなんですよ。そしたら、来た人が八幡浜のイメージアップ、魚とミカンのまちのイメージアップにつながったと思うんですが、そういうことは一切考えられなかったんですか。私はこれはいいアイデアだったと思うんですよ、諏訪崎行ったら、八幡浜が一望できるんです。あの港におったって、何もフェリーやなんか見えんですよ、芝生の上に座っとったて。こういう企画はなぜされなかったのか、残念なんですが、その点についてお尋ねします。

 

○議長(宇都宮富夫君)  市長。

 

○市長(大城一郎君) 
 今大山議員からありましたみなっとを核として産業振興、観光振興、いろいろと振興していきたいという思いからやっていくという観点からしまして、なぜ今回にツツジですか、バスを利用して観光案内に仕向けたらというような御提案になったと思いますが、実にいい提案だと思っております。できれば、みなっとの観光部門でそういったところの案内、最低案内ぐらいはできたのではないかと思いますが、今後それは課題として、私も言っております観光振興をしたい、そこにみなっとに行けば八幡浜市のいいところが見れる、そういった点からも観光振興の分野も力を入れていただくように市のほうからも再度要請をしたいと思います。

 

○議長(宇都宮富夫君)  大山政司議員。

 

○大山政司君 
 そこで、教育長、何か一言言いたいんじゃないですか、えへやなしに。日土がせっかく重要文化財に指定されたんですから、この際日土も諏訪崎と同じにパンフぐらい配って、場所、時間、交通の、そういうのも当然すべきだったと思うんですが、教育委員会としても産業のことだからということで見ずに、そこら辺も考えてやはり対策をすべきだと、こういうふうに思うんですが、これは要望にしておきます。

 

 議長、12時になりましたので、休憩をお願いします。

 

○議長(宇都宮富夫君)  いや、議論がもう白熱してますので、大山議員の質問を続行していただいて、あともうそんなにかからないと思いますので、続行していきたいと思います。

 

○議長(宇都宮富夫君)  大山政司議員。

 

○大山政司君 
 続行になるかどうかわかりませんが、質問をさせていただきます。

 

 子ども・子育て会議の条例についてですが、何も子ども・子育て条例ができたからということじゃないんです。児童福祉法いうのがありまして、これはもう昭和22年ぐらいにできとんですが、その理念には全ての国民は児童が心身ともに健やかに生まれ、かつ育成されるよう努めなければならないとなってるし、責任においては国及び地方公共団体は児童の保護者とともに児童を心身ともに健やかに育成する責任を負うと、児童福祉法にもこの子ども・子育てについては記載されているわけなんですよ。

 

 そこで、お尋ねしたいと思いますが、先ほど部長の答弁では、今日までの子ども・子育てに関しては次世代育成支援対策地域協議会なるもので各種団体から集まっていただいて協議して対策をしておられると、こういうことなんですが、そこで基本的なことなんですが、地方公共団体はそういういろいろな行政事務を行うに当たっては、私は条例、要綱にちゃんと定めたものでなければ、余り重みがないと思うんです。

 

 そこで、お尋ねしますが、この子ども育成支援対策地域協議会なるものは条例に定められているんですか、規則に定められているんですか、そこら辺をぜひこの際明らかにしていただきたい。

 

○議長(宇都宮富夫君)  社会福祉課長。

 

○社会福祉課長(二宮貴生君)
 先ほど部長が申し上げました既存の八幡浜市次世代育成支援地域行動計画につきましては、条例ではなく要綱を制定し、その要綱により八幡浜市次世代育成支援対策地域協議会を設置し、策定したものでございます。

 

○議長(宇都宮富夫君)  大山政司議員。

 

○大山政司君 
 要綱というのは、まだ条例、それから規則、規約、その下なんですよ。それぐらいしかあなたたちは位置づけしてないという証拠なんです。この際、やはり子ども・子育て支援法の第
77条にはこういうふうに書いてある。市町村は条例で定めるところにより次に掲げる事項を処理するため、審議会、その他の合議制の機関を置くよう努めるとすると、こういうことになっています。確かに、先ほど言うたように平成27年度までにということなんですが、私は27年度までに条例をつくりゃあそれで行政の責任が果たしたとは思っていません。早く条例を定めて、いろんな協議をして、27年度は即実行できるような体制、これをつくらないと、子ども・子育て条例の本旨は生かされないんですよ。とするならば、私はもっと早くこの条例制定について本腰を上げて八幡浜市としては制定に向けて努力すべきだと思いますし、愛媛県で10内の市はこの条例について今月恐らく上程している市もあろうと思いますし、近々しようということも私も聞いていますので、そこら辺の決意を部長にお尋ねします。

 

○議長(宇都宮富夫君)  市民福祉部長。

 

○市民福祉部長(中岡 勲君)
 今議員御指摘のように、全国ではある程度の自治体がこの子ども・子育て会議を設置して、
3月議会に設置して、実施をしてるとこがございます。愛媛県につきましても、6月議会で提案するであろうと言われるのが3市。

 

(大山政司君「名前言うて」と呼ぶ)

 

 松山市、今治市、四国中央市、それから新居浜市、4市です。4市がなるようになってます。八幡浜市といたしましても、この会議は市の子ども・子育て支援計画の子育て当事者等の意見の反映を初め各自治体における子ども・子育て支援策が当該地域の子供及び子育て家庭の実情を十分踏まえて実施されることを担保することなどが言われてますので、重要な役割を果たしていると期待されており、当市といたしましても条例を早く制定して、その方向で進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

(大山政司君「終わります」と呼ぶ)

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