公開日 2014年09月03日
質 問 事 項 | |
1 | 大城市政4年間について(公約について) |
2 | 市立病院の食堂について |
〔石崎久次君登壇〕
○石崎久次君
私は、一般質問通告書に従いまして、大綱2点について質問いたします。市長並びに関係理事者の誠意ある御答弁を求めます。
まずは、大城市長、今3月定例会が終了しますと本格的に市長選へ突入しますが、私はこの4年間、大城市政に対し是々非々で臨んできたつもりです。ですから、八幡浜市のためであれば、市政の方針に賛成もし、また時には反対もしてきました。議員として1期目の私を鍛えていただいたことに率直に感謝いたしますとともに、市長として4年間務め上げていただいたことに心から敬意を表したいと思います。
しかし、市民の皆様の中には前政権である民主党と同じで、大城市政も公約違反ばかりではないかと不満に思う方が数多くおられるということも申し添え、本題に入らさせていただきます。
1点目、市長は4年前の選挙でいろいろな公約をされていましたが、その中でも市民の皆様誰もが身に覚えがあることでしょう、それが直ちに医師3人を確保という魔法のフレーズです。当時、医師の減少に悩む市立病院の問題に閉塞感が漂う中、この魔法のフレーズに八幡浜市民の多くが心を動かされ、大城市政誕生のきっかけとなったわけでございます。当選されてからは一層その期待は大きくなりました。しかし、一向に医師の方は来ていただいていないという現状に、市民の皆様においては裏切られた、だまされたという怒り、そして市政に対しての信頼の失墜、何を信じてよいのかわからないという落胆へと招いてしまったのではないでしょうか。私はこのことを非常に重く受けとめておりまして、毎年、一般質問においてこの医師3人確保についての状況をくどいほどお伺いしてきましたが、市長の答弁はそのたびに3人の方と交渉は続行中ですということでした。医師が勤めている病院をきょう、あすでやめるわけにはいきません。直ちには無理でも、いずれという期待を込めて4年間待った市民の皆様に誠意を持って答えていただきたい。今の段階においても交渉はまだ続行中なのでしょうか。政治は結果です。4年間で公約を果たせたかどうか、今評価されます。私から見れば、この市長が言われた直ちに医師3人確保に対しての評価はゼロであります。
そこで、重ねて市長にお伺いします。
次の選挙公約にも医師確保を掲げられるのでしょうか。もし掲げられるのであれば、今度は魔法ではなく確実で誠実な実績に見合う言葉を掲げていただくよう望みます。
2点目は、市立病院の医師、看護師数についてであります。
市長が当選された4年前、当時、常勤医師は25名、看護師は175名おられました。時は移り、平成25年4月1日での予測される人数は、わかっている範囲で医師21名、看護師149名と聞いております。市長が当選された当時より医師は4名、看護師は26名の減となっております。この医師減少、看護師減少の原因の調査はされているのか、お伺いしたい。
というのも、念のためにこの近隣市町村の市立病院の医師数、看護師数を同じように調べてみましたところ、このような顕著な減少は八幡浜市だけに限られていたからです。安全・安心なまちづくりを強く主張されてきた市長にとって、市立病院の医師、看護師の減少問題は一丁目一番地の問題ではないでしょうか。市長は今までこの問題に対してどのような対策をとられてきたのでしょうか、お伺いします。
3点目、人件費の削減についてであります。
市長は、当選されたら3億円の人件費を削減しますと公約されました。私は、市職員と市民の皆様との給与水準に格差があるので、市職員の皆様に数%の給与カットをお願いし、それが4年間で3億円となるようにするのではないかと、その手腕に期待をしておりましたが、提案はしたものの、受け入れられず、交渉は不調のまま終わったと承知しております。
そこで、この3億円削減はどうするのかとお伺いしたら、職員数の削減で何とか達成したいとのことでありました。その具体的数字を含めて達成できたのか、お伺いします。
また、今般、国から国家公務員給与削減の中、地方公務員も国家公務員の給与水準に準ずるべきと地方交付税が減額されます。この点について、市長にお伺いしたい。減額される金額は市職員の給与カットとしてお願いするのか、それとも市民サービスのレベルを下げることで対応するのか、それとも他の画期的な対処法があるのか、お伺いします。
1点目は、私は市立病院に入院の経験がありますが、患者として入院しておりますと、やはり一番うれしいのが家族や友人、なれ親しんだ顔がお見舞いに来てくれることであります。しかし、やはり周りの患者さんの迷惑にはならないか、気にしなくてはなりません。そんなときに便利なのが食堂です。コーヒーを一杯飲みながら気兼ねなく会話できる貴重な場所に思えました。しかし、昨年末に市立病院に足を運んだ際、食堂に寄ってみますと閉店しており、残念に思いました。なぜ閉店しているのか、開店する予定はあるのか、お伺いします。
2点目は、またこの食堂に関し少々気になる情報がありましたので、お伺いします。3年ほど前に、以前入っておられた方がこの食堂をやめられて、新しい方にかわられました。この新しく食堂をしていただいた方からの家賃が滞っているのではということです。いつごろから、今現在で幾ら滞っているのか、実情を説明していただきたい。
以上で私の質問を終わります。
○議長(宇都宮富夫君) 市長。
○市長(大城一郎君)
石崎議員御質問の大綱1、大城市政4年間についての(1)直ちに医師確保3人についての中の医師3人確保という公約に対する市長の見解でありますが、これは昨日上田竹則議員にお答えしたとおりであります。
次に、次期市長選挙の公約にも医師3人確保を掲げるのかについてお答えします。
私は、4年前の市長就任以来、大学医学部または県当局との信頼関係の構築に特に意を注いできたところであり、今後も信頼される八幡浜市となるよう誠心誠意努めていきたいと思っております。これらのことが、厳しい状況の中で将来の医師確保にもつながっていくと確信をしております。医師確保に継続して取り組んでいくことは大切な公約と考えております。
続きまして、(3)人件費の削減についてでありますが、私の選挙公約の人件費削減についてでありますが、これは特別職の給与カットを別にすれば基本的に職員数の削減を主として取り組んできたところであります。職員数は、病院を除く一般行政職等が平成21年4月1日の411名から平成25年4月1日見込みで371名、40名の削減を行い、平成21年度と24年度の単年度で比較すると約2億円の削減となり、4年間の総額で見ると約5億3,000万円削減できたものと考えています。そのほか、特別職の給料カットの合計額が本年3月末までに約500万円、私の退職金として約2,000万円となっております。
次に、議員御質問の地方交付税の削減に関連した国家公務員に準ずる地方公務員の給与減額措置についての対応でありますが、地方自治、地方分権の趣旨からすれば、地方公務員の給与は議会の議決を経て各自治体が自主的に決定するものでありまして、今回国からの要請という形をとっているものの、交付税が削減された場合はこれに従わざるを得ず、本来の地方自治から逸脱し、全国市長会においてもこれを批判しているというのが現状であります。また、本来、国に先んじて定数削減を進めてきた地方の努力が考慮されていないという現状は非常に残念でもあります。
今後については、まず県、県内他市の状況や私自身の考えも踏まえて対応していきたいと考えております。
その他の質問に対しては、担当の課長のほうから答弁をさせます。
○議長(宇都宮富夫君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君)
ただいまの御質問の中で家賃が滞っているのではないかと、いつごろから、今現在でどのくらい滞っているのか実情をお話ししてほしいということでありましたけれども、市はその税金も含めていろんな債権があり、滞納しておられる方はいろんな事情があって滞納しておられる方がたくさんおられます。これらにつきましては、個人情報でありますので、基本的に議員個々の方には開示をしておりません。議員の政務調査権上どうしても必要があると、そういう状況があって、それを理解できるというようなことがあれば、またそのときに検討したいと思います。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(河野謙二君)
石崎議員御質問の大綱1の2、市立病院の医師、看護師数について2点、医師、看護師が減少する原因は調査しているのか、またどのような対策をしてきたかについてお答えをいたします。
1点目の医師、看護師が減少している原因でございますが、医師につきましては、派遣をしていただいております大学医局の医師不足により派遣医師の引き揚げによる減少、後任医師の補完が十分でないことによる減少、また定年退職による減少などが原因と考えております。看護師につきましては、定年退職者に加え、結婚や配偶者の転勤、本人や家族の体調不良、親の介護の問題が理由で中途退職されるなど、やむを得ない理由によるものが多い状況でございます。また、直接の理由として上げる方はございませんが、交代制勤務や救急、重症患者さんの対応等による心身のストレス、パソコンの操作など電子システムへの不安などの理由も聞いております。
一方、新規採用職員につきましては、募集をしてもなかなか募集人員まで希望者がいない状況が続いており、結果的に退職者が採用者を上回り、減少している状況が続いております。
2点目のどのような対策をしてきたかということでございますが、当然残っていただけるように説得はしておりますが、先ほども申し上げたような事情があり、難しいのが実情でございます。残っていただく対策として、医師につきましては研究手当の増額、地域手当の新設など待遇面での改善や医師業務の負担軽減を図るため、診断書等作成補助者を配置するなどしております。
ただし、大学医局の医師不足が解消されていない現状では効果を見きわめにくい状況であり、今後とも粘り強く医師派遣についてお願いするとともに、医師業務が過重にならないよう具体的な対策を検討してまいりたいと考えております。
看護師につきましては、まず定着化のため、看護助手の配置等による負担軽減、研修支援の充実等によるモチベーションの高揚に努めており、今後も継続して行ってまいります。また、看護師の募集につきましては、今年度新たに看護学生、看護師向け情報サイトに当院の看護部、看護師情報を掲載し広報を充実させており、これまでの対策、年4回の募集、看護師養成施設訪問、看護協会主催の合同説明会への参加、看護師等修学資金貸与制度の充実等でございますが、これを継続してまいりたいと考えております。
続きまして、大綱2の市立病院の食堂についてお答えをいたします。
食堂が閉鎖された理由と再開の見込みにつきましては、閉鎖理由は事業者より利用者の減少により経営が難しいとの申し出があり、また病院改築に伴い第2病棟取り壊しによる病床の減少を補うため、食堂を新たな病室に変更することとしたためでございます。したがいまして、再開の予定はございません。
昨年末で閉鎖しており、病院利用者の方々に大変な御不便をおかけしておりますことについては申しわけなく思っております。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 石崎久次君。
○石崎久次君
それでは、再質問させていただきます。
まず、私がなぜこの話をするかといいますと、まず市長、4年間で3人ふやすと言われたんじゃないんですよ、公約は直ちに医師確保を3人と言われたんですよ。直ちにという言葉はどういう意味合いを持つかっていうことが一番大事だと思うんですね。それがなかったら、4年間で3人ふやすというんだったら、市民も心躍らされて、市長の公約としては受け入れたのかどうかわかりませんけれど、票を入れたかどうかはわからないんです。市長が当選したらすぐに、直ちにという言葉はすぐにだと思うんですが、それを信じて投票されて大城一郎市政が私は誕生したんだと思います。
だから、その中で市長にまずお伺いしたい。
公約は市民の皆さんとの契約とか約束であると私は考えるんですが、どう思われますか。また、公約は私は守るべきだと思うんですが、市長、どう思われますか。
2点目、直ちに医師3人確保と言われたときのこの直ちにっていうことでありますから、公約を発表する前に最低でも3人以上の方と面談しながら、内諾をいただいていたんだと思うんですよ。そうでなかったら、直ちに3人っていう、その3人っていう数字なんか出てこないと思うんで、この点内諾をいただいていたのか、確認をさせていただきたい。
3点目、今も交渉していると昨日も言われました。いまだに来ていただけない理由は何なのか。また、どうしたら来ていただけるのか。そして、直ちに医師3人が来られてないわけですから、説明責任としましてどんな方が、その医師の方3人ですね、どこに住まわれて、何歳ぐらいの方で、何々科をされてて、女性なのか男性なのか、大体具体的に、個人名までは個人情報もありますが、本当にそういう方と交渉されていたのか、どうして本当に来られないか、説明をお願いしたい。
また、事務局も、市長就任以来、この3名の方に恐らく交渉とか交流を持っていたんだと思います。事務局側は交渉しながら、何で来ていただけないのかの事務局側としても感じ方があると思いますので、事務局側からも御説明をいただきたい。よろしくお願いします。
それと、人件費削減に関してでありますが、確かにこれはなかなか難しい問題。ただ、今の現在で5億数千万円ですかね、出てきたということに関しては確かに正しいことだと思います。
それと、言われたように国の地方交付税が減らされて、他市の状況を見ながらと市長言われましたけど、4月から給料を払わないかんのですね。もうすぐです。それは他市の状況を見ながらで間に合うのかどうか。市政も4月から来年度にすぐ入ります。ある程度方向性をしっかりと説明していただかないと、市民生活が落ちるんじゃないかと市民はやっぱり不安でたまりません。その辺はどういう方向なのか、他市ばっかりの話ではないと思いますので、その辺をよろしくお願いしたいと思います。
それと、医師数の減、看護師さんの減、先ほども最初の冒頭に言いましたけれど、八幡浜市が特に減ってるわけですね。この4月1日現在、今3月8日ですけど、今度4月1日の予想される人数は、先ほど八幡浜市は言いましたように25名が21名に、4名ですね、あと看護師さんが175名から149名に26名減となります。それでは、どうなのか、近隣の大洲市、西予市と比べてみますと、大洲市は平成21年4月1日現在、お医者さん13人、今回1名減って多分12人になるんじゃないか。ただ、看護師さんは116名が130名、14名ふえます、ふえてるのかもしれません。西予市、宇和病院、医師の方7名、今回も7名、増減ゼロ、看護師さん62名、今回67名、ふえてるのかもしれませんが、5名ふえます。市立野村病院、医師7名、同じく7名、看護師さん61名が67名になられます。
これを見ますと、同じ状況にあるこの近隣の中で、確かにいろんな状況、個人的なことはあるかもしれませんけど、医療関係を取り巻く状況っていうのはほかの都会とは違うわけですね。八幡浜市も大洲市も西予市もそんな変わった状況にない中で、医師がこんなに減る、あとまた看護師さんは八幡浜市は減るのに他市は逆にふえるという、この現状、何かやはり物足りないもの、やっていく中で矛盾点があるのじゃないかと私は感じるんですが、その点もあわせてお伺いします。
あと最後に、食堂の問題ですね。副市長が言われましたように個人情報の問題もありますんで、それは確かにそうかもしれません。ただ、対処法として、公平公正の原則のもとでやっぱり厳格に処理していくっていうことが大事だと思いますが、その辺について処理の方法をお願いしたい。
あと、この決算の、もうこれは監査事務局にちょっとお願いしたいというかお伺いしたいんですが、この遅延について、昨年12月中に病院の決算審査をした際に医業外未収金の計上としてされてたんですけれど、監査意見書をもとに私はその決算審査の中に取り組んだんですけど、監査意見書の中にこの未収金の文字というか、表記がされておりませんでした。やはり毎月毎月のようにそういう赤字計上というか、遅延が進むわけですから、それを決算するときにやはりそういう表記はしていただきたい。また、ただお話を聞きますと、そういう話はきちっと病院事務方にはしとるんですけれどという話は途中で聞きましたけれど、やはり我々がきちっと決算、一番大事なことですから、する上ではそういう表記も今後気をつけていただきたいと思いますんで、その点についてお伺いします。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 市長。
○市長(大城一郎君)
石崎議員の再質問に対してお答えをいたします。
まず、マニフェスト公約、これは市民の方々とした約束で重要な約束だと思っております。これは守るか守らないか、当然守るべきであると思っております。
医師の個人情報でない部分で紹介をということだったんですが、これは就任前にいろいろな方と相談をしながら、自治医科大学から、あるいは大学の教授から医師の紹介をされた部分もあります。そして、その間に入ってこられた方々と綿密に計画を練りながら、直ちにといった部分では公約違反だと思います。その点については直ちにという点で9月議会で市民の皆さんに公約を果たせませんでしたというところで答弁をさせていただき、陳謝もさせていただきました。ですが、医師の数につきましては、かねてから話を進めていた方々にも来てもらった経緯もありますし、その一方で私が個人的に今話を継続しているところもありますが、これは職員とは一緒には行ってません。私が個別で行っているところでありまして、その方々にとってはその人の事情がありまして、なかなか赴任してもらえないところがあります。これは私の範囲の中で個人情報にかかわると思いますので、ここで紹介できる状況ではございませんので、了承をしていただけたらと思います。ですが、今さらにそういったことは進めているということです。
それと、職員の給料に関してですが、4月からというふうに先ほど石崎議員申されましたが、国のほうは7月からそういう制度が始まりますんで、7月にあわせて市のほうも私の考えとあわせて近隣の市と状況を見ながら判断していこうと思っております。
○議長(宇都宮富夫君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君)
石崎議員御質問の中で、債権の管理というお話がありました。市では平成24年度から債権管理室というのをつくって、これは県下でも非常に先駆けた例になっとると思うんですけれども、税務債権だけでなしに、普通の民事債権についても資産がありながら滞納されている方、そういう方を中心にきちっとした法的な手続で取り立てていこうということでやっています。これは、まずは段階を踏んで、原課、実際にその債権を持っている原課で対応できなくなれば債権管理室へ移そうと。どういう条件で移すかというのを全部決めてますので、そういうことで個別の未収金が出れば、そういう中で順を追って対応していきたいと、そういうふうに思っています。
○議長(宇都宮富夫君) 代表監査委員。
○代表監査委員(市川芳和君)
石崎議員さんの御質問、審査意見書に医業外未収金について触れていなかった、この件でございますが、審査意見書の中では病院事業の未収金について病院本来の業務である診療報酬である過年度医業未収金が拡大し、8,900万円を超えており、早急な対応が必要と意見をつけたところでございます。医業外の未収金については、定期監査で指摘したところ、回収への取り組みが示され、早期解消が図られるものであると判断をし、審査意見書には付しておりませんでした。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(河野謙二君)
再質問の中で、事務局として市長の医師確保についてどういう対応をしたかということでございますが、先ほどの市長の答弁にありましたように、市長個人で動かれたものについては、情報のないものについては動きようがありませんが、情報を得たものにつきましては、そのドクターがどういう状況であるか、どういう診療科のお医者さんであるか、異動が可能であるか等について調査をして市長に報告をしてございます。
それから、医師数、看護師数の減少につきまして、西予市、大洲市との違いでございますが、これにつきましては、病院の規模、それから機能に違いがあるためと思われます。当院の場合、総合病院として17の診療科があり、急患等におきましては特に多様な疾患に対応する必要がございます。また、毎日2次救急の受け入れを行い、それから毎日手術もございます。急性期の重症患者の看護も必要でございますので、若い看護師や学生の間では当院の仕事はきついというような風評があるとも聞いております。同様の規模や機能を持った病院では、私どもと同じような状況になっておると聞いております。
しかしながら、当地域におきましては当院としての規模あるいは機能を維持することは必要でありまして、今後は看護助手の増員、それから研修支援の充実等によるモチベーションの高揚、認定看護師の育成など、やりがいのある職場づくりに努めていく必要があると考えております。
以上でございます。
○議長(宇都宮富夫君) 石崎久次君。
○石崎久次君
再々質問をさせていただきます。
今市長から答弁をいただきました。直ちにっていうことは、9月の議会で、できてません、公約違反になっております、申しわけないという話があったと思います。それで仕方ないと思います。
ただ、市民の皆様から言わせれば、いまだに来ていないという、その表現なんですよ。直ちにというのは、先ほども言いましたけど、事前に内諾をいただいてるから直ちに来るっていうことじゃないですか。大城市政が誕生したら、もう決まってる人がいるから呼んできますということが直ちに医師確保なんですよ。誰でもそういうふうに受けとめると思うんですよね。誰々教授と話していたとか、誰々さんと話していた。本来はその人に確約をいただいて、そこに事務局を連れていって、誰々さんいつから来てくれます、当選したんですからいつから来てくれますかと、いつになるんですか、準備はどうしましょうか、どこに住まわれますか、家族構成は幾らですか、こういうところの話し合いを持っていけるような、そこまでの公約を出す段階、それまでにその人が確定していないと、直ちに医師3人っていう表現はおかしいんですよ。
一般的に考えてくださいよ。私が、誰でもそうですけど、直ちに医師3人というのは、この人とこの人とこの人がその対象ですよということが事前にないと、それが今になって教授と話ししたりとか、研究所と後で話をしてやろうと思いましたって、そういう話ではないんですよ。事前に公約を出して選挙民に投票を私にしてくださいと言う以上は、私が通ったらこの人とこの人とこの人を連れてきますよという明確なものがなかったら、そういう表現は本来してはいけないんじゃないんですか。通ったら私と一緒に事務局へ行こうじゃないか、この人をちゃんと私が話をつけてるから、これが本当の公約で出せる、その事前の段階の姿じゃないのか、私はそう思いますよ。
今になって、確かに3人来てません、市長が言われる3人来てません。市長、たしかきのう9人呼びましたって言われましたけれど、実際に9人来ても9人以上の方がいなくなってるじゃないですか。市民が一番心配してるのは、市長が言われる安全・安心なまちづくりの中でいざとなったときに八幡浜市立病院に来て大丈夫なのかと、医者がこんなに減って大丈夫なのか。大城市政になったら、お医者さんがふえて、八幡浜市立病院に行けば私の命は大丈夫だという、それを願って票を入れたんですよ。ですから、直ちに医師3人という前に、そういう人が確定もしてなかったらこういう公約を出すこと自体が間違いじゃなかったんですかと私は言いたいんです。間違ってますかね、その辺お答えいただきたいと思います。
○議長(宇都宮富夫君) 市長。
○市長(大城一郎君)
公約として私は医師3人を連れてきますというような公約をしました。その中にはやはり私として個人的に話した方もおりますし、県議さんやそのときの大学の教授と話しながら、こういう制度があるから、その制度にのっとって八幡浜市に派遣をするというような内容もありましたので、私として3人は確保できるというような信念を持って公約を出したつもりであります。
○議長(宇都宮富夫君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君)
石崎議員から市立病院のことについてお話がありました。少しお願いがあります。八幡浜市立病院は内科は循環器、院長先生、それから外科は山口大学から常に4人、それから整形外科は広島大学から、それから皆さん御存じのように酒井先生が、皆さんお世話になられとると思いますけれども、糖尿病で頑張っておられます。非常にいい先生がおられます。
ただ、こういう事例があります。市立病院でがんと診断されて、予約までされていたのに、親族の方が市立じゃいけないというような言い方をされてがんセンターへ行かれたと。がんセンターへ行かれて帰ってきたらまた市立に行って診てくれという話があって、こういうことがあれば、市立病院の医師のモチベーションが下がってしまいます。市立病院で十分手術はできるし、いい先生はたくさんおられます。そのことをぜひ議員の皆さんから市民の方に宣伝していただく、皆さんが市立病院を大切にして愛さなかったら、市立病院はそれだけでまただめになってしまう。非常にいい先生がおられるということ、もし市立病院ではできない手術があれば、市立の先生はきちんとがんセンターなり日赤に紹介をしていただきます。ぜひ皆さんの御協力、御支援をお願いしたいと思います。済みません。