公開日 2014年09月03日
質 問 事 項 | |
1 | 市民目線から見た大城市政について |
2 | スポーツ文化振興について |
3 | 八幡浜港について |
〔岩田功次君登壇〕
○岩田功次君
初めに、私が市議会議員になった理由は、八幡浜をきれいにすることとふるさとの自然環境を保全することです。市議会議員は情報を早く知れるので、自然環境保全活動がスムーズにできるのです。本日も河川工事現場のボランティア、生物救出作戦を夜9時から八幡浜警察署の前の新川で行います。冬の夜の寒い寒い工事現場の生物移動ですが、魚調査を兼ねた心温まる活動です。興味のある方はぜひ協力してください。
また、私の選挙公約は市民の意見を議会で発表することです。この1項目ですが、毎回毎回一般質問を行っているのは、選挙公約の実行なのであります。今回も市民の皆様から相談のあったことを中心に行います。市長選の直前です。真実を市民に伝えることも市議会議員の仕事だと考えております。
質問の前に、きのう、ある方から怒った口調で厳しい意見をいただきましたので、紹介いたします。
部長制に反対する意見と双岩地区の環境整備事業費の話でした。市長も副市長も双岩やけん云々の話でしたが、私でもわかる問題だったので、答えておきました。その方に対する私の説明は、前市政では環境整備事業費地元支援金、これは迷惑施設を双岩地区に持っていったときの迷惑料の話であります、年1億円程度で10年間で10億円でした。大城市政では、年3,000万円に調整されました。この3,000万円も西予市と伊方町の負担で八幡浜市の負担はありません。問題の使用期限も、前市政では使用期限が平成24年度まで、大城市政では使用期限なしになりました。大城市長の賢明な判断と交渉力、そして部長制の成果でもあるのではないでしょうか。もちろん担当課の努力も相当なものだったでしょう。大城市長は地味でも地道な活動を確実にこなしている方です、市民のためにはよかったのではないですか、このような答えをしましたが、どうでしょうか。その方は納得された様子でしたが、真実を伝えることは重要です。このようにわかりやすい答弁を求め、一般質問に入ります。
市立病院新築による病院の再生について伺います。
以前の市政の病院計画と今回大城市長が取り組んでいる病院建設の特徴と予算の違いを市民にわかりやすく説明してください。
理事者の知識、技術の向上は求めますが、病院建設は専門的で到達できない領域です。知恵を絞り出しても、出ないものは出ない。デザイン・アンド・ビルド・プロポーザル方式による入札は私は成功だったと思います。もちろんできるものが違うのだから、値段の差も最初からわかっていたことです。一般公開審査でなかったのは残念ですが、結果は前向きな成果だと信じます。今では審査員を信じるしかないのです。市立病院の高価落札の文字が新聞紙面を飾っていますが、市が指定した金額より高額ではなかったはずです。いま一度市民にわかりやすい説明を求めます。
病院新築は大型プロジェクトです。ぼろぼろの病院では難しいことも、新しい病院ならうまくいくのではないでしょうか。医師の確保は難題ですが、一度試練を経験した人間は失敗の経験があり、次の成功に向けての努力をしてきたはずです。いま一度大城市長の医師確保について、目標と意気込みを伺います。
ここで、市民からの意見、お願いのメールを紹介したいと思います。
この方は市内の開業医で、医者です。専門的な内容なので、そのままの報告をいたします。大城市長は、八幡浜市立病院で全国に先駆けた糖尿病性疾患を悪化させないモデル事業を取り入れ、そのことにより愛媛大学医学部との関係が密になりました。愛媛大学では、糖尿病は八幡浜で学ぼうと言われる状況にまでなっています。今後医師をふやせる土壌をつくった、その実績は大きいと思います。なかなか市民には見えない業績なので、岩田さんから市民に紹介してくださいという内容のものでした。このことは、きのうの市長の答弁の中にもあったことですが、希望の光が見えてくるようなとってもいい話です。いま一度市民にわかりやすい理事者の解説を追加で伺います。
日本一の八幡浜について伺います。
今、足場が外されてみなっとの全貌が見えてきました。すごくきれいな話題性のあるトイレも完成しますが、理事者の評価を伺います。
八幡浜市の夕日は最高です。特にミカンの季節の夕日は日本一だと私は思います。夕日の日本一はいいと思います。でも、トイレの日本一はない。思いはわかりますが、若い市長のちょっとした発言ミスで5,200万円のトイレを8,000万円、8,000万円と言われ続けてきました。宣伝にはなったかもしれませんが、いいのか悪いのか、理事者の見解を伺います。
地球環境問題と世界平和について。
大城市政でも安倍政権でもおろそかになっている問題の様子です。経済のことも大切なことですが、世界平和と地球環境問題が重要課題だと私は思っています。日本政府にも八幡浜市政にも提言したいことがあるのですが、漁業、海を守るための政策と保全策、農業、森を守る政策と保全策について伺います。
気になる市民の声がありました。たった2日の国体のために球場に何億円もかけるんですか。何で、何でこのような発言が出たのか。たった2日ではなく、生涯スポーツの要素があるスポーツです。あれだけたくさんの大会を開催しているソフトボール、ジュニアからシニアまで参加人口も多いスポーツなのに、スポーツ振興は十分にできてると思っていました。なのに、たった2日とはなぜでしょうか。一部の方の意見でも問題視するべきだと思います。私も知恵を絞ってみましたが、まず理事者に伺います。
子供たちに対してスポーツ文化振興の取り組みとこれからの取り組みを伺います。大人に対してのスポーツ文化振興の取り組みも伺います。市民の近くで市民に開かれたスポーツ文化振興をどうするのか、伺います。
みなっとは環境整備されてきれいな空間になりますが、周辺整備も気になる状況であります。どのようにするのでしょうか。港フェリー乗り場のイメージが悪いのが気になります。きれいな港のトイレをイメージして、フェリー乗り場のトイレに行くとびっくりするのではないでしょうか。フェリー乗り場も切符売り場も以前のままの状況です。対策を伺います。
フェリー桟橋の耐震構造なども気になります。対策を伺います。
最後に、出島の利用方法はどのようにするのですか、計画を伺います。
以上、3件について理事者の誠意ある答弁を求め、壇上での一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(宇都宮富夫君) 市長。
○市長(大城一郎君)
岩田功次議員の大綱1、市民目線から見た大城市政についての(1)市立病院新築による病院の再生についての3番目、医師確保の目標と意気込みについてお答えをいたします。
医師確保につきましては、私が就任した際には大学医局とのコミュニケーション、信頼関係が十分にできていたとは思えず、大変苦労をいたしました。医師確保につきましては、他の議員の一般質問でもお答えしたとおり、今後も愛媛大学、広島大学、山口大学、また大分大学といった関連大学との関係維持に努めながら、あらゆる機会を捉えて全力で医師確保に努めてまいりたいと考えております。
また、新病院が平成28年度に完成する予定でありまして、そのころになると、愛媛大学医学部の地域枠の学生も医師として愛媛県内の病院で勤務し始めることとなるため、市立病院の医師確保にとってもよりよい効果が出るものと期待をしております。
さらに、先ほど御紹介をいただきましたが、今八幡浜市立病院でモデル事業として進めておりますが、その内容でございます。この内容につきまして、千葉県の東金病院の平井愛山院長と愛媛大学附属病院の医療福祉支援センターの櫃本先生のアドバイス等をいただきながら、糖尿病性疾患予防対策事業を取り組んでおります。この事業は、糖尿病になった人を市立病院の先生、そして開業医の先生、また看護師さん、薬局の薬剤師、また保健センターの保健師、市内に開業されております、市外の方もそうなんですが、歯医者の先生方、それぞれの方々がその情報を共有して、重篤になれば市立病院で手当てをして一定的に安定をしたら開業医に返すという形で悪くなりにくい環境を町全体でつくっていこうという提案でございまして、今まさに進んでおります。
そして、ことしの4月から歯科医師、歯医者さんで糖尿病の検査ができる、そのような機械も配備されるようになっております。これなぜ歯医者さんで糖尿病の検査ができるかと申しましたら、今八幡浜市にはある程度糖尿病で治療されている方がいます。その中で、治療されている方は管理をされてますが、本当に悪くなる人は自分が糖尿病と知らずにいる人が、これが最も悪い状態なんです。いきなり悪くなって病院に担ぎ込まれて、調べてみたら非常に糖尿病が重篤化している、いきなり人工透析に移るといったような状態がありますので、そうなる前にある段階で糖尿病の危険性がある方は病院に送ってもらおうといったときに、歯医者、歯周病と糖尿病は関係性が深いということで、歯医者で糖尿病とわかる患者さんもおられるということで、まず1段階として、歯医者に行ったときに糖尿病の悪化、おそれのある方をまず市立病院に送ってもらおうということで連携もしてます。
そして、これはその管理するシステムをコンピューター化されておりまして、そのコンピューターを東金病院の平井愛山先生が所持されております。それを市立病院に無料提供していただいております。そして、コンピューター管理されて、市内の薬局の薬剤師さんもそのコンピューター管理が見れる状態にありまして、非常に管理がしやすい状況にあります。そういった形で、先ほど言いました病院の先生、開業医の先生、看護師、薬剤師、保健センターの保健師、そして歯医者の先生、これに市民の方々の自己管理の意識を一緒にしましてこの八幡浜市で糖尿病を少なくしていこう、悪化させない、そして人工透析に移行させない、そういった町にしていこうという計画であります。
これがもしうまくいきましたら、本当に今八幡浜市は高齢化が進んでおりまして、高齢化率34%と言われております。その34%高齢化する中にあって、糖尿病が日本一少ない町ということになり得るといった場合には、八幡浜市で管理していく糖尿病を習おう、学ぼうという形で、今まさに愛大の医学生も櫃本先生のもと八幡浜市でそういった研究もされております。今後さらにそういったことがふえていく可能性もありますし、また日本全体の学会でそういった事例を発表できる、また世界でもそういった事例が発表できる、そのような病院になっていくことを期待をしております。
その他の質問に対しましては、副市長並びに各担当の部課長から答弁をさせます。
○議長(宇都宮富夫君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君)
それでは、岩田議員御質問のうち、トイレについて理事者の評価を問うというところをお答えします。
港のトイレについてですけれども、集客に当たりトイレがいかに重要であるかとの観光関係者の意見を踏まえるとともに、全国発信につながるという話題性も考慮し、全国公募によるデザイン設計競技を実施した上で整備を進めたものです。
評価については、議会初日の総括説明でも市長のほうから触れさせていただきましたけれども、地域の象徴的な景観である段々畑をモチーフにした木仕上げの大きな屋根をシンボルに、シンプルかつスタイリッシュなデザインである一方、木のぬくもりや自然採光による明るい雰囲気も同居しています。さらに、自然との調和を意識し、中庭を配することで憩いや癒やしの空間を加えられています。機能面では、公募して採用された設計士、これが女性であるということもあり、ベビーシートやフィッティングボードを備えたゆとりトイレや女性用のパウダールームの設置、さらには女性用トイレの数を一般的な比率よりたくさんにするなど、女性目線での配慮も施されているほか、出入り口を2カ所とし、行きどまりのない広がりのある空間にすることで防犯効果を高めています。まさに新しく生まれ変わるベイエリアみなっと、ベイエリアという言葉がいいかどうかですけれども、新しく生まれ変わるベイエリアみなっとにふさわしいトイレができたと思っています。
工事費につきましては約5,200万円、建築単価は平米当たりで32万円ということで、同種の他の施設に比べてもコストパフォーマンス、決して見劣りはしないと思っています。財源としては過疎債を充てることで市の実質負担は事業費の3分の1に抑えることもできています。8,000万円というお話がありましたけれども、これは最初に職員が機械的に最大の予想される面積にトイレ設備に係る標準的単価を掛けて、これを事務的に出したものでありまして、当初からそういう説明をしておりましたけれども、それがひとり歩きしたということは非常に残念だというふうに思っております。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 医療対策課長。
○医療対策課長(新田幸一君)
大綱1の1のうち1点目、以前の病院改築計画と現在の計画の特徴と、議員、予算というふうに言われましたけども、これ事業費かなと思いますんで、事業費の違いについてお答えをいたします。
市立病院の改築事業は以前からの懸案事項であり、平成15年度には病院内部検討会によりマスタープランが作成され、その後各種検討を行いましたが、建築に向けて具体的な作業に着手することなく今日に至っております。
その当時の改築事業の概要と現在進んでいる改築事業の概要について説明しますと、平成15年当時の計画での延べ床面積は2万1,400平米、現在の計画は1万8,228平米、病床数は平成15年が285床、現在が256床、構造は平成15年が免震で鉄骨鉄筋コンクリート造地上7階、地下1階、現在が免震構造で鉄筋コンクリート造6階、総事業費は平成15年が建設費、用地購入費、医療機器を含めて130億6,600万円、現在が実質の用地購入費を含めた同じ内容で67億8,300万円となっており、当時の約52%となっております。また、どちらの計画も現在地での建てかえであり、ヘリポートを整備することとしておりますが、平成15年の計画の特徴としましては、回復期リハビリテーション病床、緩和ケア病床、療養病床を配置をしております。現在の計画では、災害に対するものとしての機械室、電気室等の最上階への配置、放射線被曝除染施設の設置、あるいは福利施設としての託児所の整備等が特徴的なものとなっております。施設の規模と価格を比較すれば、財政負担を軽減するため、厳しく内容を査定したことが御理解いただけると思っております。
続きまして、2点目のプロポーザルによる入札についてお答えをいたします。
プロポーザル方式の入札につきましては、昨日の上田竹則議員の一般質問で詳しくお答えをしておりますので、再度ポイントのみ回答をいたします。
プロポーザルの評価は、価格評価、基礎評価、そして技術評価の3つに分けて行いました。最低価格のグループは、入札額は他の3グループ、ちなみに他の3グループは同額でしたけれども、それより4億8,000万円低い額で価格点は満点であったものの、技術的提案では検討あるいは改善すべき点が多くあり、技術評価点が参加4グループ中最低であったために結果として落札者とならなかったものです。このプロポーザル方式の入札については、価格と提案内容等を総合的に判断して決定するということを議会にも御説明し、入札参加募集に当たっても詳しく公表をしております。また、入札参加業者の募集要件として予定価格を51億円としていることも事前に公表をしております。したがいまして、51億円以内という価格要件と将来性、機能性等にすぐれた病院建設という技術要件の効果を最大限に発揮したグループが落札したものであり、提案内容と照らし合わせれば適正な価格であると理解をしております。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 農林課長。
○農林課長(山本健二君)
岩田議員の大綱1、市民目線から見た大城市政についてのうち、(3)の①農業、森を守るための政策と保全策についてお答えいたします。
地すべりなどの土砂災害を防ぐためには森林の保水力強化が欠かせませんが、現在木材価格の低迷などにより放置林がふえております。森林が多様性を保持していることが保水力を高める上で大きな効果のあることは報道などを通じて承知しているところであります。現在の山林のほとんどは戦後から継続して植林されてきた杉、ヒノキを中心とした針葉樹により形成されておりますが、手入れさえきちんと行えば保水の役割は十分に果たせるものと考えております。
市といたしましては、八西森林組合などの林業関係者と協力しながら、今後放置林の縮小、伐採後の植林などを推進し、健全な森林の状態を維持する努力をしていきたいと考えております。
なお、国が定めております森林法の第1条には、この法律は森林の保続培養と森林生産力の増進とを図り、もって国土の保全と国民経済の発展とに資することを目的とすると規定されておりますので、森林の持つ役割としては木材の生産だけでなく、議員御指摘の国土保全が両立すべき目標とされております。
以上でございます。
○議長(宇都宮富夫君) 水産港湾課長。
○水産港湾課長(滝本真一君)
岩田議員御質問の地球環境問題と世界平和についての大綱1の3の2、漁業、海を守るための政策と保全策についてお答えいたします。
近年、海水温の上昇や河川からの窒素やリンといった栄養塩類の減少により、岩場から海藻類がなくなる、いわゆる磯焼けの現象が顕著であります。漁業資源を回復するには海藻類の生育場である藻場育成が重要であることから、藻場造成等の施策についてどのような対応が可能なのか、国、県、大学とも協議していきたいと考えております。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(菊池司郎君)
議員御質問の大綱2、スポーツ文化振興について、関連がございますので、一括してお答えします。
まず、1点目の子供たちに対するスポーツ文化振興の取り組みでありますが、現在小学生についてはスポーツ少年団として26の団体、約520人が登録され、ソフトボール、バレーボール、バスケットボール、サッカー、柔剣道の6種目で活動が行われております。市では、これらの活動を支援するため補助金を交付しております。児童数の減少等で活動の継続が困難な団体も生じておりますが、各地域、関係者の御協力のもと、複数の学校間での調整もいただいております。
また、新しい取り組みとして、先般JFAこころのプロジェクトが企画する「夢の教室」と題して、人間形成において重要な時期にある小学校児童、小学5年生を対象に各種スポーツに携わる著名な競技関係者が夢先生となって生きた教材としてみずからの体験を語り、夢を持つことの大切やフェアプレーの精神、仲間と協力することの大切さを伝える活動を実施したところであります。今回は、元なでしこジャパンで活躍された川上直子さんを夢先生としてお招きし、松蔭小と宮内小で熱心な御指導をいただきましたが、今後も機会を捉え、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
なお、日本郵便、四国電力、あわしま堂、愛媛銀行、ドコモショップ、auショップなどの地元企業の皆様には各種スポーツ大会やイベントを継続して開催し、スポーツ振興に御貢献いただいており、改めて感謝申し上げます。
2点目の大人のスポーツ振興でありますが、現在市体育協会においてはソフトボール協会を初め27団体、約5,600人が登録され、各種スポーツ活動が行われております。市といたしましても、活動支援として各団体に体育協会を通して補助を行っているほか、体育協会が行う八幡浜市体育協会スポーツ活動助成事業にも補助しております。この事業では、スポーツ少年団を含む加盟団体に対してスポーツ大会の開催、スポーツ大会への出場、公認スポーツ指導員の資格取得に対して助成を行っており、いずれもスポーツ文化の振興や競技力向上に資するものでありますので、ぜひ御活用いただきたいと思います。
3点目の市の中心部で市民の目に触れる場所や施設で各種大会を実施してはどうかという御提案でありますが、競技の種目、人数、駐車場の確保等の諸条件もあり、全てというわけにはまいりませんが、実施可能なものであれば、極力観客の期待できる利便性のよい施設で実施してまいりたいと考えております。
なお、平成29年に開催されます愛媛国体の成人男子のソフトボール会場につきましても、大勢の市民の皆様方に観戦いただけるよう、また国体後も活用いただけるよう市内中心部に近い王子の森公園グラウンドを選定した経緯がございます。
以上でございます。
○議長(宇都宮富夫君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池賢造君)
岩田議員御質問の大綱3、八幡浜港について、(1)老朽化したフェリー乗り場ビルの対策及び(2)フェリー桟橋の耐震化につきましては、基本的には昨日清水議員にお答えしたとおりでございますが、フェリー乗り場のトイレにつきましては、観光センタービルの耐震工事を行う際にあわせてリニューアルすることとしております。
(3)出島の利用方法についてですが、仮設魚市場は平成17年に新魚市場建設に伴う補償事業として愛媛県が事業費2億6,700万円で建設したもので、新魚市場供用後は取り壊しをする契約になっておりました。しかし、建設後8年しかたっておらず、上屋自体は十分活用が可能であることや、上屋を残した形での利用を求める意見が多いことから、係留時の荷さばきを行うための内港側のエプロン部を除く区域については、上屋を残した形で活用する方向で県の了承を得ております。当該区域は港湾区域であることから、現在港湾用途としての利用を優先に関係者と協議を行っております。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 岩田功次君。
○岩田功次君
答弁ありがとうございました。
何点かお願いと要望をします。
スポーツ振興でたった2日って言われたっていうふうなことにすごくショックを受けた私は、いろいろなぜそういうふうなことなのかなっていうふうなことを本当に考えました。人の見えないところでイベントをしても、ああ、啓発活動になってないんだなというふうなことです。例えば浜っ子まつり、以前は王子の森でやっていましたが、今はもう誰も見ることのないようなスポーツパークであります。飛行大会も北浜とか、その前は愛宕中学校などで行われていましたが、やはりスポーツパークであります。いろんな意味でスポーツパークはすばらしい公園だと思いますが、市民の方が見れる場所にはないんですね。ですから、市民の大運動会なんかでもそうです。まさに近所の人が来れる場所、例えば広さが足らないんだったら保内中学校でもいいです。八代中学校でもどこでも、小ぢんまりしててもいい、近所の人が見に来れるような場所で行っていただきたい。
王子の森公園のグラウンドの整備っていうのもありますが、これだけいろんな活動をしてるのに、それが近所の人から見れば余り活動してない、たった2日のためにっていうふうな言葉が出てきたのではないかなってちょっと思います。いろいろなことをするためにいろんな啓発活動、スポーツ振興、文化振興するためにほとんどその身近なところで見えるような大会にしていただきたい。要望しておきます。
スポーツパークにはマウンテンバイクのコースもあるし、トレイルランのコースもありますね。あそこはあそこならではのスポーツがありますから、そういうふうなものに活用していただきたいっていうふうなことを要望しておきます。
あと、市長の病院に対する思いっていうのが僕は地元の開業医の人からのメールで気がついたんですが、地元の開業医、歯科医で市立総合病院でモデルになってる、そういうふうなコンパクトに横のつながりができて動いているっていうのが本当に全国に先駆けてるっていうふうなのをそのメールを送った人に、メールだけではわかりにくいので電話して聞いたら言われていました。それによって愛媛大学の生徒たちがどんどん八幡浜に糖尿病の勉強をしに来ると、それが足がかりができたっていうふうなことは本当にありがたいことだと思います。愛媛大学に限らず、山口大学、ほかの大学ともそういうふうなことで横のつながり、縦のつながりっていうふうなのをうまいことやっていただいて、ぜひ地元の医療、開業医も含めた市立病院の強化に努めていただきたいっていうふうなことであります。これも要望しておきます。
あと、私は去年の今ごろ、大阪維新の維新政治塾に通っていました。維新に入れてくださいっていって行ったのではなくって、日本の政治を担う若い人たちがその考えた船中八策っていうプランの中に環境の話がなかったから、自然環境の話がなかったからなんですよ。5回勉強に行って、いろんな教授の話を聞いて、論文書いて、提出してっていうふうな作業をしました。でも、自分はそういう人たちの中に環境の話をするために布石を投げにいった。なかなか共鳴する人はいなかったのであります。
そこで、これ自然環境の話ですね、大綱1の5番目の話です、こういうふうな政治に対する信条に対してのちょっとした論文を書いた、取りかかりの文書をちょっと読ませてもらいます。
今環境の時代に、日本の環境、地球環境について語れる政治家は少ない。衆議院議員選でも選挙公約、自然環境保全の項目があった政党はない。問題意識がないのだから当然だが、ゲリラ豪雨、集中豪雨、爆弾低気圧、竜巻、超大型台風、渇水、砂漠化、酸性雨などの異常気象は既に身近な国民の大きな問題であり、2012年、上越の大型地すべり、2011年、和歌山の山崩れなどは記憶に新しい災害である。災害だけではない。愛媛県松山市の水不足は、杉、ヒノキの植林が60年ほどの間で深刻な国土の保水力低下を起こしているのが原因の一つである。水のなくなる一級河川ではどれほど多くの生物が死んでいったことか。人間も生態系の一部で、過去の政治家の責任は重い。こういうふうなことを今の政党に対していろいろアピールしているのであります。
大城市長、今の政権は自民党でありますが、そういうふうなとこに対して僕はこういうふうなことをいろいろ投げかけています。ぜひとも協力してもらって、その保水力の豊かなふるさとを一緒に築いていくっていうのを手伝っていただきたい。
先ほど農林課の課長が杉、ヒノキ林の山において健全な森林保全をする、例えば間伐とかして保水力がよくなるっていうふうな話がありましたが、そういうふうなことは全く科学的に証明されてない、30%ぐらいは証明されてると思いますけど、そういうふうな確率の低いことであります。表面の保水力というのは、1メートルとか60センチの土の層であります。落ち葉の落ちない木では土は育たないのであります。ぜひそういうふうなことをいろんなところで国に対して提言していきたいと思いますので、ぜひ協力をお願いします。このことに対してはちょっと一言お願いします。
以上。
○議長(宇都宮富夫君) 市長。
○市長(大城一郎君)
まず、医師確保に対して非常に共通の観点から指摘をいただきました。八幡浜市立病院が八幡浜市で特色のある病院に育てていきたいなというふうに感じているところであります。
そして、環境問題についてですが、保水力のある山というのもありますが、やはり私が生まれ育ってきたこの八幡浜におきましても、昔から、考えてみたら山に生えとる木だけではなしに、自然ががらりと変わっております。昔は田んぼがありました。段々畑があって、非常にその段々畑に小さなダムと呼ばれて保水力のある環境があったわけですが、その田んぼが今なくなって、その田んぼに杉が植えられて、その杉が大きくなって鬱蒼と茂って町が暗くなった、村が暗くなったというようなことから、また山にも保水力がなくなってきているのではないかと思っております。これにつきましては、岩田議員が御指摘のように、今後日本がどのようになっていくか、どのような生活環境、自然環境を目指していくのかを踏まえた上で、お互いに協力しながら、未来にこの八幡浜、すてきなふるさとを次の世代に受け継いでもらえるような環境をつくるためにも、私も一生懸命頑張らせていただきます。
○議長(宇都宮富夫君) 岩田功次君。
○岩田功次君
頑張りましょう。
おしまいです。