公開日 2014年09月03日
質 問 事 項 | |
1 | 原子力発電所・放射能に線引きはないことについて |
2 | みなとオアシス・道の駅・未来の八幡浜について |
3 | イノシシ問題・技術の伝授について |
4 | 市職員問題・人事問題について |
5 | 国体開催に向けての準備状況を伺う |
6 | 防災対策(消火栓)状況を伺う |
〔岩田功次君登壇〕
○岩田功次君
私は、一般質問通告書に基づき、大綱6点について質問いたします。どうかよろしくお願いいたします。
伊方町はいろいろな意味で優遇されています。でも、放射能に線引きはありません。八幡浜市民と伊方原子力発電所の近い場所は約6.2キロです。広早、喜木津、宮内は10キロ以内になります。15キロでほとんどの市内全域が入ってしまいます。福島の原発事故は放射能の恐怖を世界に知らしめました。また、使用済み核燃料がそれぞれの発電所に大量に保管されていることがわかりました。伊方も同様です。世界中で安全に最終処分できないことも明確にしたのであります。国は、放射能廃棄物最終処分問題が解決されないまま原子力発電所の営業運転を開始しました。目先はよかったとしても、国策、政策の誤りではありませんか。
現在、伊方発電所の停止で地域経済は厳しい状況になりつつあります。中でも、宿泊施設、飲食店などの営業は大変厳しい状況ですが、地域産業の混乱も国の責任で引き起こしていると思います。先の見えない国の誤った方針が放射能廃棄物の発電所内での保管問題と地域経済の大混乱を引き起こして地域に押しつけているのではありませんか。今現在の世界の流れに逆行する原子力関連の日本の国策に怒りを感じているのは市民、国民の意見です。
四国電力と愛媛県との覚書も進展だとは思いますが、脱原発、伊方発電所も含めた全ての原子力発電所の廃止を求めることこそが、農業、漁業中心の隣接自治体、八幡浜市の得策ではないでしょうか。国が許可をして、伊方原子力発電所が安全運転を開始したら、電力関係産業は一定期間は栄えると思います。でも、使用済み核燃料は発電所にどんどんたまっていくのです。
日本人は福島で原発事故を起こしてしまいました。地球上に放射能をまき散らし、太平洋には放射能汚染水を垂れ流してしまいました。八幡浜市民の安全・安心のために、未来の子供たちのために、よりよき方向を市長に示していただきたい。
では、質問です。
八幡浜市の基盤、地域産業のイメージは大切です。日本一のミカンと魚のまち八幡浜市の保全のためにも、基盤産業保全のためにも、四国電力との覚書は覚書でよしとして、国に対して脱原発、伊方発電所も含めた全ての原子力発電所の早期廃止を求めること、それを市として、市長として表明できないかどうか、伺います。
隣の伊方町の発電所ですが、風評被害が起きてしまったら、ブランド愛媛ミカンの大問題につながるおそれがあります。放射能に覚書の線引きは通用しません。福島の農家の皆様の悲惨な状況はテレビで見てきました。農家が農地を捨てて、家畜までも捨てて逃げなければいけなかったのです。風評被害は福島県近県にまで及びました。また、東京電力の対応を見て国民は激怒したのであります。伊方発電所も含めた全ての原子力発電所の早期廃止を求めることこそが、自然豊かな愛媛ミカンどころ、自然豊かな宇和海、瀬戸内海の保全につながることではないですか、理事者の考えを伺います。
港湾課、農林課に伺います。
原発事故関連の問題について、漁業従事者、農家の方からの要望事例がありましたらお聞かせください。伊方に原子力発電所、核燃料は現実に今存在しています。そこに危険性の可能性が少しでもある限り、防災対策、災害支援と避難対策は必要です。覚書の内容遂行と避難道路整備は早急の課題ですが、今後の展開を伺います。
大綱2は、みなとオアシス、道の駅、未来の八幡浜についてです。
八幡浜の港観光施設、みなとオアシス、道の駅の名称がまだ決まっていません。大変に重要なことです。早期に決める必要がありますが、どうするのですか、説明を伺います。
次は、港の活性化のために準備することです。
港の活性化は八幡浜復活の起爆剤です。どーや市場とアゴラマルシェを盛り上げるための仕組みも重要です。イベントなどの計画についてどのようにするのか、理事者の説明を伺います。
そして、未来の八幡浜について。
八幡浜港みなとまちづくり協議会が振興ビジョンの見直しによるまちづくりの提言を提出いたしました。八幡浜の未来について、知識と経験が豊かで郷土愛のある方が集まって議論を繰り返し、まとめた提言です。大洲や西予、松山よりも魅力的な場所にするために、お客様を八幡浜に呼び寄せるための提言を完成させたのです。市議会議員では樋田 都さんと私が、皆様と一緒にボランティア参加して知恵を絞り出しています。市民が考えた提案を市民の皆様が得をするように御利用ください。理事者の感想と決意を伺います。
イノシシを捕まえる技術のうまい方に教えていただく地域のコミュニティーの提案をいたします。わなの機材があっても、技術がなければイノシシはとれません。稀少動物を殺してしまう場合もあります。
また、イノシシの解体の技術講習も提案いたします。血抜きなどの技術は重要です。おいしい肉の交流は捕獲者のやる気の向上にもつながるのです。理事者の支援とやる気について伺います。
専門家養成の観点から長期計画の人事ができているのか、長期ビジョンに対応できる専門家、専門的な分野の職員を養成することは職員教育に重要なことです。職員の人事、異動についてどのような考えで職務配置を計画しているのか、伺います。
職員の勉強不足、優しさ不足で市民に迷惑をかけることがあります。以前、私が一般市民のときに市役所職員にいじめられたと告白しましたが、このような問題は小さなことに見えますが、大切なことです。
同じような事例がありました。通常は市内に2名の保証人が要ると言われた市民がいました。1人は友達に保証人になってもらいました。2人目がいなくてすごく悩んでおられたという話です。子供は市外に住んでいて保証人になれない、どうにかならないかという相談が私にありました。でも、そのことは既に改正されていた事例で、1人の保証人でよかったのであります。一言あれば悩まなくてよかったのであります。市職員の勉強不足や優しさ不足で市民に迷惑をかけないようによりよき市民サービスの向上を求め、理事者の説明を伺います。
市内の消火栓が全部使用可能かどうかということです。
以上、理事者の明快な答弁を求めます。
○議長(宇都宮富夫君) 市長。
○市長(大城一郎君)
岩田議員御質問の大綱1、原子力発電所放射能に線引きがないことについての(1)全ての原発の廃止を求めることを表明できないかと、(2)風評被害を踏まえた原発の早期廃止についてをお答えをいたします。
原子力発電所の今後のあり方については、まずは広い知見と専門的な知識を集積されている国においてその方向を示されるべきものであると思っており、このことはこれまでもいろんな場で表明してきたところであります。
地元においては、風評被害を含めた具体的な被害を懸念される農家、水産業関係者の声もあり、また一方原子力発電所があることが大きな支えとなっている業界からは早期の稼働を求める声もあります。また、従事する事業に関係なく国民としての一般論として原子力発電に対する反対、賛成のさまざまなニュアンスの意見をお伺いすることがあります。市としては、原子力発電が国策として進められてきたことを踏まえるとき、先ほどもお話ししたようにより大きな立場での検討結果が示されるべきではないかと思っております。
このことから、現在お話の原子力発電所の廃止を求めることについて、市としての意見を表明する考えはございません。
なお、風評被害も含め、仮に発電所に起因する損害が発生した場合は当然原因者において賠償の責に任ずるものでありますが、今回は間接被害も含め覚書においてそのことを明記したところであります。
続きまして、(4)の覚書の内容遂行と避難道路整備の今後の展開についてお答えをいたします。
このたび締結した覚書につきましては、第4条事前協議あるいは第7条の環境放射線等の調査または測定への立ち会いなどの項目において、当市としての立場はある程度確保されたのではないかと思っております。日常的には通報、連絡の業務が中心になってくると思いますが、いつどのようなことが発生するか予測のつかない中では、覚書の内容を踏まえ、常に緊張感を持って事務に当たることが大切であると思っております。
なお、避難道路としての地域高規格道路の整備につきましては、県においても中村知事を筆頭に非常に積極的な取り組みをいただき、大洲市、伊方町とも連携して地元出身の高橋代議士を初めとする関係の国会議員に御支援をいただきながら、市としても繰り返し要望、陳情の活動を行ってきたところであります。今後とも県の指導をいただきながら、その実現に努めていきたいと思っております。
その他の質問に対しましては、各担当の部課長から説明をさせます。
○議長(宇都宮富夫君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池賢造君)
岩田功次議員御質問の大綱1、(3)原発事故関連の漁業者、農家からの要望についてお答えいたします。
地元の生産者サイドである漁業者や農家からの具体的な要望等は現時点では出ておりませんが、市政懇談会等では原発事故に関連した風評被害を心配する御意見はあります。消費者サイドの動きとしては、中国や韓国に輸出されている水産物が相手国から輸入時に放射能物質に関する証明書の添付が求められるなど、今までになかった経費の負担が発生することや、検査に時間がかかることにより鮮魚での出荷に影響することを懸念する声があります。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 総務企画部長。
○総務企画部長(中榮忠敏君)
大綱2、みなとオアシス、道の駅、未来の八幡浜について3点御質問いただきましたが、一括をしてお答えをいたします。
まず、地域交流拠点施設全体をあらわす名称についてでありますが、議員御指摘のとおり、現在のところ正式な呼び名を決めているわけではありません。今後、どーや市場やアゴラマルシェの関係者などの御意見も踏まえながら名称について検討してまいりたいと考えています。
次に、港の活性化についてでありますが、まずは核となるイベントが必要ということで、来年秋に全国規模で開催される地域ブランドサミットの誘致が決定、また全国漁港漁場大会の視察地として内定しているほか、海鮮朝市の復活などについて検討しているところであります。
一方で、まちづくり団体、ボランティア団体、文化団体など市民主体のイベントをたくさん開催していただけるような環境整備や条件設定、あるいはネットワークづくりなどについても検討しているところであります。
また、どーや市場、アゴラマルシェ、それぞれの商業施設においてもさまざまなイベント案について検討がなされているようであり、両施設が連携した魅力あるサービスなどもこれから具体化されるものと期待をしております。
地域交流拠点施設のオープンまであと7カ月ほどになりました。各施設の連携が図られ、相乗効果が生まれるようしっかりと準備を進めていきたい思います。
次に、未来の八幡浜についてでありますが、岩田議員が言われたとおり、八幡浜港みなとまちづくり協議会からいただいた御提言は、港のにぎわいづくりだけに特化したものではなく、地域産業の振興はもちろん、市民の安全・安心、福祉の増進、市民連携など多角的な視点のもと、市全体の活性化を見据えたものとなっており、なおかつ内容も具体的であります。これからの施策立案に非常に参考になるものと受けとめており、そのまちづくりに対する思いも含め、今回の提言を尊重し、港を核とする地域再生のために生かしていきたいと思います。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池賢造君)
大綱3、イノシシ問題、技術の伝授について、(1)イノシシを捕まえる技術の上手な方にお教えいただく地域のコミュニティーに対しての助成について、(2)イノシシの解体の技術講習に対しての助成についてお答えいたします。
イノシシなどの捕獲を行うための箱わなにつきましては、平成22年度に10基、平成23年度に24基設置しており、引き続き今年度も20基を設置する予定としております。
議員の言われることは、これらの器具を効率よく使うように、実際に地域で多くのイノシシを捕獲している方に講師になっていただき、箱わなを設置する方に対して上手に捕獲する方法を伝授してもらってはどうかという御提言であろうと思います。
ついては、この御提案を猟友会の会員を中心として組織しております八幡浜市鳥獣害防止対策協議会に諮りまして、実施に向け検討したいと考えております。実施のめどが立ちましたら、適任な講師を御紹介いただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
解体技術の伝授につきましても同様の対応としたいと思っております。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 総務企画部長。
○総務企画部長(中榮忠敏君)
大綱4、市職員問題、人事問題について、まず1点目、専門家養成の観点から長期計画の人事ができているかについてお答えをいたします。
専門的な分野の職員の養成は、議員御指摘のとおり重要なことであると考えております。当市におきましては、若手職員は基本的には3年程度をめどに異動させ、いろいろな分野を経験、勉強させることで幅広い住民ニーズに対応できるよう努めております。中堅職員については、非常に専門的な知識や経験も必要とする部署もあることから、一定期間その職場に勤務させ、さらに専門性を高めさせる場合もあります。来年度の職員採用では、来年3月末の新魚市場の完成を控え、水産業の振興を図る観点から水産関係の専門的知識を有する職員の募集を行ったところであります。今後も長期的な展望を見据え、専門的知識を有する職員の育成や適正な人事異動に努めていきたいと考えております。
次、大綱4の2点目、職員の勉強不足で市民に迷惑をかけることがあるのではないかについてでございます。
日ごろより職員に対しては、法令、条例等の遵守、的確な事務の執行を注意喚起しているところでありますが、今回議員御指摘の事例で職員の勉強不足や優しさ不足により市民の方に御迷惑をおかけしたことがあったとすれば、心よりおわびを申し上げます。
職員に対しては、研修計画に基づき専門的な知識の習得や接遇等の研修を受講させ、資質の向上に努めているところです。特に、昨年度、平成23年度からは、県、市町連携により県の研修所等を活用した研修への参加者数の拡大や地方局での出前講座等への参加など今まで以上の人数を研修に参加させているところであります。今後も研修等により職員の資質の向上を図り、市民の皆様によりよいサービスの提供ができるよう努めてまいります。
○議長(宇都宮富夫君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(菊池司郎君)
大綱5の国体開催に向けての準備状況についてお答えをします。
まず、施設整備につきましては、平成23年度に実施された中央競技団体正規視察においての指摘事項に基づき順次整備を行ってまいります。
ソフトボール会場である王子の森公園運動広場については、国体における成年男子競技の規格としては広さが足りないことや照明器具の全面改修、観客席の常設等の指摘を受けており、今年度は整備に向けた測量並びに設計を行い、来年度より改修工事を実施する予定です。市民スポーツパークグラウンドについては、国体開催時はグラウンド内に会場を仮設いたしますので、今後位置や各設備の配置等の協議は必要であると考えておりますが、大規模な改修の必要はないと考えております。
バレーボール会場である市民スポーツセンターにつきましては、現行のコートレイアウトでは国体基準で2面確保することができませんので、床に新たな支柱穴を設置する工事などを平成27年度に実施する予定です。
次に、運営面についてですが、現在第72回国民体育大会愛媛県準備委員会事務局と連携し、競技並びに運営用具の整備、競技役員等の養成、宿泊等の1次計画を策定しており、来年度以降には本市においても国体準備委員会を設立し、委員会内で協議を行うとともに、引き続き県準備委員会と連携しながら準備を進めていく予定であります。
最後に、本年開催されますぎふ清流国体に市担当者、市ソフトボール協会並びに市バレーボール協会各関係者8名で視察を行うことにしております。来年度以降に開催されます東京、長崎、和歌山、岩手につきましても各関係者を中心に会場地の視察を随時実施し、当市での準備に生かしてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 総務課長。
○総務課長(中岡 勲君)
それでは、私のほうよりは、大綱6の防災対策、消火栓状況についてお答えいたします。
市が管理している消火栓666基につきましては、毎年消防署及び消防団が点検をしています。漏水等のふぐあいがあればその都度修繕しておりますので、全て使用可能な状態にあります。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 休憩いたします。
午前11時59分 休憩
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午後 1時00分 再開
○議長(宇都宮富夫君) 再開いたします。
岩田功次君。
○岩田功次君
再質問させていただきます。
大綱6について、防火水槽、消火栓の話であります。
私がこの質問をした理由っていうのが、建物内の消火栓にふぐあいのあるものがたくさんあるというふうな情報がありました。しかし、それは市の管轄ではなくって消防の管轄のものであります。市内の消火栓666基は全部動いているし、確認しているっていうふうなことですが、消防とかの担当する部署においての消火栓が動いていないっていうふうなことの情報でした。こういうふうなことは市全体の防災に影響のあることですので、その縦の枠を乗り越えてちゃんと機能するようにお願いをしておきたいところであります。
大綱5の国体開催に向けての準備状況っていうのは、まさに今準備の段階でどういうふうな施設で運営っていうふうなのを検討されていることだと思いますが、これは市の長として副市長、市長に実際の国体現場をぜひ見ていただきたい。これは、担当者が行ってもなかなか伝わらないところがあります。私も山口国体の視察に行きましたが、これは大変なことを受け持ってしまったなっていうふうなことを意識しました。王子の森で本当にあのような大会ができるのか、疑問に思ったのであります。これは長である副市長、市長にぜひ行ってもらって、最初に早いうちに行ってもらって、次の指示を出していただきたいと思います。この件に関してもちょっと御意見をお願いします。
大綱4、大綱3に関しましては、引き続ききちんとした対応でお願いしたいと思います。
それでは、大綱2の1、港の名称であります。八幡浜のみんながそうだなあ、八幡浜に行ってよかった、来てよかったと思える八幡浜の人情、風土、温かさ、そんなものが感じるような名前がいいと思います。八幡浜が好きになって自慢したくなるような、そんなネーミングができればいいなあと思いますが、真剣で早急なワークショップの開設を求めます。これは専門家も含めた話になると思いますが、地元で思いのある人が集まって名前を早急にしなければ、あの空間がばらばらな意識のもとでつくられていくようなものになると思います。ワークショップの早期の必要性について御意見を聞かせてください。
あと、大綱1、市役所でわかる範囲でよろしいです。伊方発電所の使用済み核燃料の保管場所があと何年もつのか、伺います。
また、国でも今原子力発電所に頼らない日本の社会づくりとか、政府が原発ゼロを目指すというふうな動きがあります。大阪では、統治機構改革で日本、社会の維新を目指す市長もいます。当市の市長に脱原発についてもっとはっきりとした答弁を伺います。
以上、よろしくお願いします。
○議長(宇都宮富夫君) 市長。
○市長(大城一郎君)
岩田議員の再質問に対して答弁をいたします。
脱原発ということで市長のはっきりとした態度ということなんですが、先ほども申しておりますが、これ原子力発電に関しては八幡浜市内においても賛成、反対、反対、賛成、さまざまな意見をお伺いするところであります。これまた原子力発電につきましては国策で進めてきたところでありますし、それを踏まえるとやはり市の判断、市の専門的な判断も限りがあるところでございますので、やはりまずより大きな立場での判断が必要であろうと思います。それはやはり専門的な国の判断が一番であろうと思っております。その判断が出次第、市議会あるいは市民の方々の意見を参考に判断をさせていただきたいと思っております。
それから、国体に関してのことなんですが、岩田議員も山口国体を見に行ってというような話を伺いました。私も医師確保で山口大学のほうに行った際にちょうど山口国体が開催しておりまして、その大会とか、その大会関係の宿舎並びにそういった状況を見る機会がありました。これはまさに町を挙げて、市を挙げての取り組みということで大変本当に対応が難しいというところも実感したところでもあります。今後より、競技面に対しては見ておりませんので、そういったところをもう一度再確認する上でも私も実際の国体の現場を見に行きたいと思っております。
その他の問題につきましては、各担当から答弁をします。
○議長(宇都宮富夫君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君)
まず、港の名称ということですけれども、ワークショップを早急に開催して、人情、風土、温かさが感じられる名前をつけられたらどうかということで、もし岩田議員のほうで御提案がありましたら、またお聞かせをいただきたいと思いますし。これは、きのうですけれども、職員からちょっと提案がありまして、ワークショップというようなものを開催して、イメージカラーとか、八幡浜そのものの新しいデザイン、八幡浜市をイメージするような何か、そういうものをつくりたい。その一連の中でこの施設の名前も一緒に考えてはどうかというような職員からの提案もあったところです、昨日ですけど。ほんなところを含めて、ちょっとそういうやり方の中で八幡浜市のイメージづくり、それから新しい施設の名前づくりも考えていきたいというふうに思っています。
それから、市でわかる範囲で使用済み核燃料があとどのくらい保管できるかということで、ちょっと急な御質問で答えを用意してないんですけれども、私の知っている限りでは10年未満、1桁の範囲内でいっぱいになると。正確な時間は、年数は覚えてないんですけど、これは私の今持っている知識ですけれども、そういうに理解をしております。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 総務企画部長。
○総務企画部長(中榮忠敏君)
消火栓の問題に関連して、建物内のふぐあいのあるというような情報で、その分は消防署が管轄というようなことでございますが、市全体として統一した行動がとれるように、消防署のほうとも連携をとりながらしっかりとした対応をとっていきたいというふうに思います。
○議長(宇都宮富夫君) 岩田功次君。
○岩田功次君
最後の質問です。
市長は2期目を目指すとおっしゃいました。原発の話です。国に従うだけではなく、国に提言もできる市長を目指したほうがいいのではありませんか。
最後に、市長の原子力発電所に対しての決意をもう少しきちんとはっきりしてもらうような話が聞けたらいいなと思って質問いたします。
以上で私の一般質問を終わります。
○議長(宇都宮富夫君) 市長。
○市長(大城一郎君)
議員おっしゃるとおり責任ある立場でいろいろと考えていきたいと思っておりますが、国においては、この八幡浜市だけが国でもありませんし、先ほど使用済み燃料の話もありましたし、使用済み燃料は今現在青森県の六ヶ所村で再処理に向けて引き受けられとるわけなんです。その青森県の六ヶ所村も覚書があって、受け入れないでも済むようなことがあります、その覚書の中に。そのいざ今何かあって、六ヶ所村がもうこれ以上受け入れられないというようなことを判断されたら、先ほど言ったようにこの地域で10年未満というような副市長からの答弁がありましたが、それがもっと短くなるようなおそれもあります。そういったことも踏まえて、国全体でより大きな視点でこれは考えてもらわなければならない問題だと思っています。それはありますが、やはり先ほど言われたように私も八幡浜市長として責任ある立場でしっかりと対処していきたい、そういうふうに思っております。