一般質問 H23. 12 大山政司 議員

公開日 2014年09月03日

質 問 事 項
市立病院の現地建替えプランについて
愛媛国体ソフトボール等の受け入れについて
公の施設の委託、指定管理について

 


 

〔大山政司君登壇〕

○大山政司君 
 私は、質問通告書に従いまして、大綱
3点について、市長及び関係理事者にお尋ねをいたします。

 

 大綱の第1は、市立病院の現地建てかえプランについてであります。

 

 平成218月の総選挙で多くの国民の悲願であった政権交代が実現して2年を経過しましたが、国民に公約したマニフェストの実行に一貫性が見られないほか、思いつき発言に代表されるように失望の声を多く耳にいたします。加えて、東日本大震災における政府の復旧復興の対策のおくれと原発事故による住民軽視の対応に政治不信が高まっている昨今であります。

 

 さて、大城市長が誕生して早くも2年を経過しました。市長、あなたは選挙期間を通じ市民が一番関心の高い市立八幡浜総合病院の医師確保の問題でした。市立病院の再生に向けて直ちに医師を3名確保しますと市民に公約され、当選の大きな原動力となったと思うのであります。その後、市長就任6カ月がたち、大城イチロー後援会だよりを出されました。主な内容は、1つには医師確保について、2つに市長の退職金廃止について、3つに副市長誕生、4つに八幡浜市の敬老会についてでありました。しかし、直ちに医師を3名確保しますの選挙公約は触れられていませんでした。

 

 ところが、平成2338日の3月議会市議会協議会において、突如市立八幡浜総合病院の建設の予定地として北浜公園跡を公表されたのであります。まさに寝耳に水ということわざがありますが、唐突な建てかえプランに驚嘆したのは私のみだったのでしょうか。

 

 しかし、その3日後の311日の1446分に1000年に一度と言われるマグニチュード9の東日本大震災があり、地震、津波、原発事故、風評被害と複合災害が起きたことは御存じのとおりであります。

 

 そこで、お尋ねをいたします。

 

 まず第1点は、市長、私は市民の健康と生命を守るために市立八幡浜総合病院の建てかえの必要性について何ら反対や異議を唱えるつもりはありません。しかし、市立病院の建てかえは建設費に約60億円の投資額がかかり、また着工から完成まで約4年間を要する当市にとって最重要事業でありますが、市長はいつ、どのような理由で決断されたのか、まず明らかにしていただきたいのであります。

 

 第2点は、1124日の市議会協議会において、北浜公園を市立病院建設地の予定地としたい旨の提案については、第2回病院建設特別委員会で反対の議決がされました。その後、第2候補地として現在地大平を調査検討した結果、建てかえが十分可能であると判断され、建てかえを進めていきたいとの説明でありました。しかし、北浜公園を第1候補として建設予定地とされた理由について、市民の代表で構成される議会に対して事前の意思疎通もなく、配慮に欠けた議会軽視とも受けとめられる対応でありながら、第2候補地として現在地としたいと提案されても、よしあしの判断に苦慮するのは私一人でしょうか。候補地選定の経過をお示し願いたい。

 

 この際、お尋ねしますが、第3候補地、さらに第4候補地についての思案があればお示しを願いたい。

 

 第3点は、市民の関心と期待は市立病院の建てかえそのものよりは近隣医療機関と同等以上、つまり自治体病院の使命である総合病院として市民の生命と健康を守る責務を永続的に果たすための医療体制の充実であります。

 

 そこで、具体的にお尋ねをいたします。

 

 1つに、現在市立病院は診療科目が17診療科でありますが、産婦人科は医師が不在となり、閉科がささやかれています。また、眼科と歯科口腔外科については派遣医師で不安定の要素があり、医師確保に大変危惧をしますが、その見通しについてまずお伺いいたします。

 

 2つに、今回病床数が220床となっていますが、個室の病床数、さらに診療科目別の病床数の配置について。

 

 3つに、市立病院内科を受診するには開業医の紹介状が必要となっていますが、いつでも受診できる体制の見込みについてお尋ねしたい。

 

 4つに、救急搬送は曜日によって市外の病院の対応となっていることについての解消について、総合病院としての使命と役割を疑問視されていることなど、いつ現状打開を市民に公表される予定なのかをお伺いしたい。

 

 第4点は、災害拠点病院、初期被曝医療機関としての役割として近い将来に発生が予測される東南海・南海地震の災害に対応できる災害拠点病院及び原子力災害に対応するための初期被曝医療機関としての機能の充実の体制について具体的に明らかにしていただきたい。

 

 さらに、今回大平現在地での建てかえ案の基本的な考え方として、津波等災害時の安全を重視するため、玄関は道路レベルより2メートル程度高い位置に計画しますとなっています。しかし、北浜公園から大平現在地までの距離は1キロメートル以内の位置だと思いますが、東日本大震災による想定外の巨大地震を思えば、余り変わらないのではとの思いをされる市民の声を耳にしますが、市長の御所見を。

 

 第5点は、建てかえプランにはA案からC案までありますが、市長はどの案に関心を持たれておられるのか、お示しを願いたい。それとも、議会での議決で決定されようとしておられるのか、また行政主導で決定されようとしておられるのか、明快な答弁を求めます。でなければ、病院経営や建築工事等に専門知識に精通していない私には指摘に苦慮している実態であります。さらに、大平現在地での建てかえの全事業費には約60億円の投資となりますが、予算積算の根拠についてあわせてお尋ねいたします。

 

 第6点は、今回市立病院の建てかえプランについて提示されていますが、大平現在地についての議会承認はされていないと思うのでありますが、現状と今後の対応についてお尋ねをいたします。

 

 大綱の第2は、愛媛国体ソフトボール等の受け入れについてであります。

 

 国体は広く国民の間にスポーツを普及し、スポーツ精神を高揚して国民の健康増進と体力の向上を図り、あわせて地域のスポーツの振興と文化の発展に寄与するとともに、国民生活を明るく豊かにしようとすることが目的と定められています。また、愛媛国体の基本目標では県民一人一人がさまざまな形で結びつき、あらゆる力を結集してみんなで感動や夢、希望を分かち合える国体を目指すと定められています。国体が愛媛県で開催されるのは1953年、昭和28年に四国国体として4県で共同開催されていますが、愛媛県単独で開催されるのは平成29年の国体が初めてであります。

 

 私は小学校ではソフトボールを、中学校で軟式野球を、高等学校では硬式野球の経験があり、今回愛媛国体のソフトボール競技が八幡浜市で開催されることに歓迎と期待をしていますし、市内にソフトボールの公式試合ができるグラウンドが整備されることの実現を心待ちにしているものであります。

 

 そこで、お尋ねいたします。

 

 第1点は、平成29年の愛媛国体で成年男子ソフトボールと成年男子バレーボール競技を八幡浜市が正式に受け入れられたのかをお尋ねをいたします。

 

 第2点は、ソフトボールに関してでありますが、1017日と18日に中央競技団体の視察員が試合会場の視察に訪れ、競技会場の現状や改修計画等を確認された模様でありますが、どのような確認がされたのか、その内容について具体的にお示しを願いたい。

 

 第3点は、ソフトボール試合は王子の森公園と双岩スポーツパークの2会場の予定と聞き及んでいますが、いずれの会場も現状では公式試合の条件が満たされていません。特に私が危惧をするのは、王子の森公園の存続が危ぶまれることについてであります。現在の王子の森公園の球場は公式試合の条件を満たすにはグラウンド両翼と面積、観客スタンドの改善と本部席などを設置しなければなりません。あくまでも私の推測でありますが、現在王子の森公園にあります公衆トイレや噴水は撤去せざるを得ないのではないでしょうか。市長は、五反田、八代地域の住民にとっては、王子の森公園は唯一の憩いの場として利用されていることは御存じのとおりであると思います。

 

 そこで、五反田、八代地区住民に対してどのように説明し、理解を得られるのか、お聞かせを願いたい。

 

 第4点は、先ほども触れましたが、公式試合の条件を満たすためにはグラウンド等の整備を初め観客席、選手の更衣室等、フェンス、仮設トイレ、水道等など、さらに地場産業の魚とミカン、あわせてちゃんぽんなどのイベント会場の設置など、王子の森公園と双岩スポーツパークそれぞれに改善が必要となりますが、どの程度の予算措置を想定されておられるのか、お尋ねをいたします。

 

 第5点は、バレーボール競技については北浜のスポーツセンターで行われると思われますが、公式競技による施設の新たな改修整備についての有無を明らかにしていただきたいのであります。

 

 最後に、大綱の第3は、公の施設による委託、指定管理についてであります。

 

 公の施設の管理については、従来の公共的団体への管理委託制度にかわり民間事業者も含め議会の議決を得て指定される指定管理者に管理を委託する制度が導入されています。多様化する住民ニーズに効果的に対応するため、また公の施設の管理に民間の能力を活用しつつ住民サービスの向上を図るとともに、経費の削減を図ることとされています。八幡浜市では平成18年度から市営駐車場など10施設で導入し、平成21年度には市民スポーツセンター、養護老人ホームあけぼの荘、平成23年度には火葬場やすらぎ聖苑で新たに導入されています。また、直営の施設においても維持管理などの業務を外部に委託している事例が多くあると承知しております。

 

 そこで、このような外注の現状及びその効果についてお尋ねをいたします。

 

 第1点は、外部事業者への委託については地元業者を優先して採用することで地域経済の発展を図るとともに、公金の地元還元と雇用の場の確保につなげる必要があり、防災等の観点からも緊急時を想定して市内の居住者が施設の管理に従事することが望ましいと思うのであります。

 

 そこで、市の施設で業務委託や指定管理者の導入を行っている施設での雇用実態をどのように把握されておられるのか、お尋ねをいたします。

 

 第2点は、地域経済が疲弊している中、当市は若者の働く職場が少なく、人口減に歯どめがかからない今日、地域の雇用促進を図るため、各事業者に対して委託業務の社員は市内居住者を優先して雇用するための要請や指導について明らかにしていただきたいのであります。

 

 以上、大綱3点についてお尋ねしましたが、誠意ある答弁を期待しまして、私の質問といたします。

 

○議長(宇都宮富夫君)  市長。

○市長(大城一郎君) 
 大山議員御質問の大綱
1、市立病院の現地建てかえプランについてを一括してお答えをさせていただきます。

 

 第2候補地選定の経過と第3候補地、第4候補地についてというふうな御質問がございました。大平現在地を建設候補地とした経緯につきましては、1124日に開催されました市議会協議会において説明いたしましたとおり、824日の病院建設特別委員会で北浜公園での建てかえについては反対の決議があったことを重く受けとめ、市政懇談会等において市民の皆様方の御意見もお聞きした結果、最終的に北浜公園での建てかえは断念せざるを得ないと判断をしたところであります。

 

 その後、病院建設特別委員会でお示しをしておりましたが、第2候補地である大平現在地での建てかえの可能性調査を行いました。その結果、大平現在地でも地震、津波については一定の対応が可能であり、北浜公園での建てかえに比べ工期と事業費の面でデメリットはあるものの、大平での建てかえは十分可能であると判断し、先日の市議会協議会で報告をさせていただいた次第です。

 

 また、他の候補地についても、67日に開催しました市議会協議会において病院建設候補地比較表をもって説明をしておりますが、王子の森公園、保内町での建てかえについては早期の完成、用地の取得費等の問題から大平現在地にまさるものではないと判断をしております。

 

 その次に、総合病院としての使命と役割の現状打開についてですが、まず医師確保への見通しについてでありますが、なかなか永続的に八幡浜市の医療に従事してもらう先生方は現在厳しい状況でありますが、行く行く地域枠の医学生も次々とお医者さんになってくると思います。今のところ、特に八幡浜市出身の医学生にいろいろと懇談会などで八幡浜市への招聘といったような観点から懇談会を設けさせていただいて、将来八幡浜のお医者さんにというような行動をとっているところであります。

 

 次に、病床数につきましては、現状の診療能力と機能等を勘案いたしまして220床程度と考えていますが、詳細については今後の設計業務の中で確定をしていきたいと考えております。

 

 次に、内科診療の際の紹介状につきましては、現在病院と診療所の機能を分担する病診連携を進めております。この病診連携とは、まずかかりつけの診療所で診ていただいてから入院、そして特に手術等が必要な場合に市立病院を紹介していただき、ある程度病状が落ちつけばまた診療所で診てもらうといった循環型の医療システムのことであります。

 

 次に、市外の病院への救急搬送につきましては、まず医師の負担軽減が重要であり、過重な負担が医師の減員を招くという悪循環を回避するため行っているものでありまして、今後も市民の理解を得ながら医師負担の状況に応じて判断していかなければならないと考えております。

 

 次に、建てかえ時に東日本大震災の教訓をどう生かすかについてですが、1124日の市議会協議会において御説明をしてきたように、地震に対しましては北浜のときと同様に施設内外の崩壊を防止するために免震構造にしたいと考えております。

 

 次に、津波に対しましては、現在地ですと敷地の中ほどが海抜約5メートルあります。もし1階部分が浸水したとしても、その後の診療機能が大きく損なわれないような機能配置にしたいと考えております。そうすることで約10メートルまでの浸水に対応することが可能であります。また、建設に当たっては日影等の高さ制限がありますが、基本・実施設計を行う際に最大限の配慮をしたいと考えております。さらに、緊急災害時のヘリポートを設置するとともに、初期被曝医療機関としての役割が果たせるよう除染、被曝者の治療が行えるような施設を配置していく予定であります。

 

 次に、A案からC案のどの案に関心を持っているかについてでございますが、これも1124日の市議会協議会で御説明しましたように、A、B、Cの建てかえ案は大平現在地での建てかえの可能性を探るために作成したものであり、この案に縛られるものではございません。今後、新たに提案を受けて設計していく中で最良のプランとなるよう努めていきたいと考えております。

 

 また、大平現在地建てかえに関する全体の事業費については、あくまで今回の案でございますが、言いますと、多少の案によって差はありますが、新築工事費が約42億円、仮設棟の建設費が約35,000万円、第1病棟の改修に約1億円、外構工事が約2億円、解体工事費が約35,000万円、基本・実施設計、施工監理等で約2億円、医療機器購入に約10億円、合計で約64億円の試算をしております。しかし、今後提案を受け、設計していく中で専門家の助言を得ながら建設費の削減に努めていきたいと考えております。

 

 先ほど申しましたどの案を採用するかということで議会の議決で決定するのか行政主導で決定するのかというような質問がございましたが、これはプロポーザル方式で、そのプロポーザルの提案型ということで提案を受けたその過程において決定をしていきたいと思っております。

 

 最後に、大平現在地での建てかえについていつ議会で承認を得たのかにつきましては、本12月議会において現在地を前提とした病院建てかえに関する補正予算を計上しておりますので、その予算の承認をもって建てかえ場所については議会の御了解をいただいたものと判断したいと考えております。

 

 その他の問題につきましては、各担当の部課長のほうから答弁をさせます。

 

○議長(宇都宮富夫君)  生涯学習課長。

○生涯学習課長(都築眞一君) 
 大山議員の御質問、大綱
21点目、国体競技を正式に受け入れたのかについてお答えいたします。

 

 平成20324日に成年男子バレーボール競技の会場として八幡浜市民スポーツセンターが内定を受け、平成2234日に実施予定競技の競技施設の決定について承諾書を提出いたしました。平成22324日、成年男子ソフトボール競技会場として八幡浜市民スポーツパークと王子の森公園運動広場が内定を受け、平成22525日に実施予定競技の競技施設の決定について承諾書を提出しており、事実上決定されている状況であります。

 

 2点目、ソフトボールに関しての中央競技団体の確認事項についてお答えいたします。

 

 市民スポーツパークについてはこれといった指摘事項はありませんでした。広いグラウンドを活用して中央に仮設の会場をつくれば十分に使用できるということでありました。

 

 王子の森公園広場につきましては、規定の広さ、距離が不足しており、正規の広さを確保すること、照明の高さが低い、照明不足の解消、また球場外にボールが飛び出さないような対策をとること、グラウンドの水はけをよくすること、休憩所等の仮設施設、駐車場の関係などの指摘を受けております。これに対して指摘を踏まえて対応したいとの回答をしており、視察員からは国体で使用した専用球場として後世に残してほしいとのお話をいただいております。

 

 第3点目、王子の森公園の改造に伴う住民への説明についてお答えいたします。

 

 王子の森公園につきましては、今後条件の満たされる球場づくりをするため、平成24年度に全面改修のための実施設計を行う予定であります。また、国体後を見据えた王子の森公園のあり方についても公園管理担当課の建設課と検討してまいります。地域住民に御理解をいただくことは当然ですが、まだ概略の設計もできていないことから、今後準備ができれば、まだ変更可能な時点でお話できる場を持ちたいと考えております。

 

 第4点目の概算費用につきましてお答えいたします。

 

 現在王子の森公園広場は形状的にどのように改修することがいいのかを検討しているところであります。現時点ではまだ概算の費用をお示しできる段階には至っておりませんので、御理解いただきたいと存じます。

 

 スポーツパークにつきましては、グラウンドの中に仮設の球場を設置することを考えておりますが、設置費用につきましては現在の段階では積算はできておりません。

 

 第5点目のバレーボール競技の改修整備の有無についてお答えいたします。

 

 バレーボール競技は市民スポーツセンターで行われ、バレーコート2面での試合を予定しております。今のコートではフリーゾーンが狭く基準を満たさないので、フリーゾーンの確保のため、新規にポールの穴をあける改修が必要です。また、現在使用には不都合はありませんが、床の一部にきしみが出ている場所、一部破損している場所もあり、6年後の国体までには床の改修も必要になると思っております。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  総務企画部長。

○総務企画部長(中榮忠敏君) 
 大綱
3、公の施設の委託、指定管理について、まず1点目の維持管理業務を外部委託している現状とその効果についての御質問にお答えをいたします。

 

 現在、市では福祉施設や駐車場など11施設の管理を指定管理者に委任しているほか、15の施設で維持管理業務を外部に委託しております。

 

 これらの効果についてでございますが、まず指定管理者制度の導入施設については、施設の管理運営に民間のノウハウや発想を十分に活用することで、経費の削減はもちろんサービスの拡充や新たな事業の開始など施設利用者の利便性と満足度の向上につながっているものと認識をしております。また、指定管理者以外に維持管理業務を委託している施設につきましても、設備管理面における専門的技能を有した民間職員を配置することで施設の老朽化に伴う維持管理費用の増加を最小限に抑制するとともに、公園などの施設管理を地域団体やシルバー人材センターに委託することで雇用の創出と地域の活性化が図れていると考えております。

 

 続きまして、2点目の地域の雇用促進を図るためについての御質問にお答えをいたします。

 

 まず、地元企業の優先についてでございますが、特別な事情がない限り地域経済の活性化と雇用創出のために市内に事務所または事業所を有することを応募資格としております。また、雇用されている職員の割合につきましては、指定管理者導入施設の職員138名のうち約83%の114名が市内居住者であり、その他の施設につきましてもほぼ同様の傾向にございます。これらの施設の中で、特に福祉施設や体育施設においては市民サービスの向上とともに安心・安全な管理運営を行うために必要な資格や勤務経験を踏まえた職員を配置することが重要だと考えております。まずはこのような資格、経験を重視するとともに、その場合でも可能な限り市内居住者を優先するよう依頼しておりますが、前提となる制約があることから、市外居住者に頼らざるを得ない場合もございます。

 

 災害発生時の対応につきましては、緊急時の出勤など十分に検討する必要がありますし、指定管理料や委託料が効果的に市内で活用、消費されることは地域内の経済循環を高める観点でも非常に重要でございます。このため、今後も市民サービスの水準を確保した上で地域貢献など企業の社会的責任を促すとともに、地域の雇用確保についても可能な限り協力いただけるよう努めてまいりたいと考えております。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  大山政司君。

 

○大山政司君 
 答弁漏れもありますし、議事進行に協力する立場から、議長、再質問を一問一答で行いたいと思いますので、許可をよろしくお願いします。

 

○議長(宇都宮富夫君)  理事者、対応可能ですか。

 

(「休憩お願いします」と呼ぶ者あり)

 

 休憩いたします。

 

午前1144分 休憩

 

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午前1149分 再開

 

○議長(宇都宮富夫君)  再開いたします。

 

 大山政司君。

○大山政司君 
 内容は同じなんですよ。
1問ずつやるか、ずうっとやって後で一括して理事者の人が1人ずつ答弁するかの違いで、そんなに変わったことは何もないんですよ。

 

 そこでまず、再質問の第1は、市立病院の建てかえは最重要課題であることは先ほども言いました。

 

 そこで、市長、いつ、どのような理由で、どのような手続を踏まれ市立病院の建てかえを判断されたのか。北浜公園とか大平跡地じゃなくて、病院そのものの建てかえをいつ、どのような理由、どのような手続で決断されたのか、1点目お尋ねをいたします。

 

 2点目は、平成2338日の3月市議会定例議会で北浜公園を建設予定地として公表するまで、部内、部外、市民検討委員会を大体何回ぐらい開催されていたのか、お尋ねをいたします。意味わかりますね。市立病院建てかえについて、部内、部外を含めて何回ぐらい検討委員会なり協議をされたのか、その回数と日にちをお尋ねをいたします。

 

 第3点、市長は直ちに医師3人を確保しますとの選挙公約はできなかったのに、今回北浜公園を市立病院の建設候補地として公表したら、今度は議会から反対決議されたようですが、本当に大丈夫ですかという市民の声を耳にするわけなんですが、一体今までどういう根回しなり、それから議会に対する対応の誠意、こういうものがあったのか、この3点目をお伺いします。

 

 4点目は、1114日に現地建てかえプラン作業業務の中で基本的な考えを出されました。そのプランの中の一番主としたことは地震、津波に対応ということでありましたが、私が88日、東日本、石巻市を同志の議員と一緒に訪問しましたし、市長や副市長も恐らく現地を見られたと思うんですが、そこで石巻の市立病院を現地視察しました。本当に海岸のすぐそこでした。ところが、津波で市立病院を閉鎖しなくちゃならないという現状を見ることができました。ただ、そこで現地の方が私どもに教えていただいたのは、市立病院の近くに県立病院があったそうです。その県立病院は数年前に数キロ奥の山手に建てかえたということでした。それで、今回の311日の津波に対して市立病院はそういう状況で閉鎖せないけんなる、ところが数キロ奥の山手に建てた県立病院はそのまま残ってたと、そのことにより津波の被害に遭われた市民の方の治療とか手当てをすることができたと、ようこそあの県立病院を山手のほうに建ててよかったという報告を私は聞いとるわけなんです。

 

 そこで、先ほども言いましたように北浜公園と大平までは1キロ以内なんですよね。そんなに私は想定外の津波が来たら変わらんと思うんです、被害というものは。結局同じことの繰り返しになるんじゃないんかと思うんですが、本当に2メートルかさ上げして、1階、2階が駐車場とかそういうことにして対応できるんでしょうか。病院はもっても、津波によってけがしたり負傷した市民が市立病院に行けないということなんですよ。わかりますか、瓦れきやあって、ずうっと、1キロ以内にあるということは。それで本当に病院の役割を保つものか、いまだに私は疑問を持ちますので、その点についてお尋ねをいたします。

 

 ほれからもう一点は、やはり病院の建てかえについて疑問があるのは、今回病床数が222床ということですが、現在は約320ありますね、320100床ほど少なくなるわけなんですよ、少なく。そういう少なくして本当に総合病院としての役割が保てるのかどうなのか。病床数を少のうにして地域の皆さんの医療体制を守りますというてもやはり現在ある17診療科目が減るんじゃないですか。現状は保てるんですか、17診療科目は。そこをぜひともお尋ねをしたいと、そういうふうに思います。

 

 それから、国体について申し上げます。

 

 第1点は、どうしても気がかりになるのはやはり王子の森公園の改修ですよ。市長、思い出してくださいや。あの北浜公園で市立病院を建てるとき、白浜や向灘の地域の皆さんがどういうことで反対したんですか、私たちの唯一の憩いの場がなくなるということやなかったんですか。それと、あの311の津波に対応できないと、疑問を持つという市民の声があったんじゃないですか。それと同じですよ。先ほど担当課長が王子の森公園の改修、ほとんどやりかえないけんということなんですよ。8割は公式な試合球場にするためにはやりかえないけんということです。先ほども言いましたように、トイレものけないけん、公衆トイレ、噴水も撤去せないけんような状況です。これは私聞きましたので、現実に、そんな状況を今五反田や八代地域の皆さんにだから協力してくださいといって本当に了解を得るか私は疑問に思う。

 

 そこで、お尋ねしますが、いつどのようなことをして地域の皆さんの了解を得ようとしているのか、ぜひともお聞きをしたいと、こういうふうに思います。

 

 それから、国体のソフトボールですが、これは順延はありません。仮に3日間雨だったら、もう順延はないことですが、これなんですよ。幾らお金をかけて王子の森公園や双岩のスポーツパークを改修しても、3日間雨が降れば無意味なんですよ。ましてや、王子の森公園がまたもとへ戻すことになったら大変な費用がかかる。そのことは御存じだったんですか、順延はないということ、国体については。数年前の大分県がそうだったんですよ。3日間とも雨で外でする競技は一切できなかったと、こういう経験があるんですよ、近くに。そこら辺についてどのように感じておられるのか、私も心配はしているんです。雨は降らないほどいいと思いますが、天気ですからわかりません、しかも6年先ですから、そのことについてぜひともお答えを願いたいと思います。

 

 もう一点、最後に公の施設の委託と指定管理についてでございます。

 

 総務部長、委託と指定管理者は本来は行政が直接やらないけんのでしょ。スポーツセンターも指定管理になるまでは市の職員が行って管理をしておったんでしょ。ということは、やはり働く人もそういうことの基本に置いてもらわないけないと思うんです。職員採用についてのパンフを部長お持ちだと思うんですが、そのパンフを応募資格123あるんですが、これをぜひ皆さんの前に御披露していただきたいと思います。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  休憩いたします。

 

午前1158分 休憩

 

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午後 100分 再開

 

○議長(宇都宮富夫君)  再開いたします。

 

 市長。

○市長(大城一郎君) 
 大山議員の再質問に対して答弁をさせていただきます。

 

 市立病院の建てかえをいつ判断したのかということでございますが、市立病院の建てかえにつきましては平成15年度に大平現在地を建設予定地とした建てかえプランが作成をされております。医師確保、健全経営化への配慮から建てかえは現在のところ実現しておりません。その後も建てかえについてはその必要性から検討を続けておりましたが、医師不足、経営の悪化から建てかえまでには至らなかったというのが現状であろうと思います。しかし、平成22年度には常勤医師数の増員が実現し、経営的にも好転をしてきております。病院建てかえを検討する会議の協議を進めていく過程においてこの際新しい病院の建てかえということをその協議の中で判断してまいりました。

 

 続きまして、議員に対する説明不足、根回しとか意思の疎通がないというようなことでございましたが、これも最初に3月の市議会協議会で発表させた後に議員の皆さんに対して説明をしていく、それから意思の疎通を図っていくというような準備をしておりましたが、その間に東日本の大震災が発生しておりまして、いろいろこういう状況になっております。そういった点御理解をいただいたらと思います。

 

 さらに、議員御指摘のとおり、東北で視察をした際に石巻赤十字病院だろうと思いますが、沿岸地域から離れたところに病院を建てていて、その病院だけ、石巻の赤十字病院だけが病院の機能をしたというような現実がございます。八幡浜市も現在、大平の現在地に病院の建てかえをというふうな御提案をしておるわけなんでございますが、ここにしましても、先ほども説明をしましたが、10メートルの浸水に対しては病院機能が損なわれないような建て方をしたいというふうにしております。現在想定されておる地震の津波高が4.7メートルということで、その1.5倍相当、約7メーターに対しても十分対応できると思っております。あくまでこれは想定の問題でありまして、東日本大震災のような何十メーターの津波に対しては病院の機能の存続というな観点からすると危惧される点でありますが、そのような大震災の際にはやはりこの八幡浜市におきましては市内一円がそういった状況になりますので、八幡浜市の市立病院のみならず、八幡浜の市立病院が拠点といったことにはならないと思います。そういった点には、やはり八幡浜市としては西予市の西予市立病院、また大洲市の大洲市立病院と連携をして、そちらで患者の受け入れをしてもらう、また病院内におられる患者さんにつきましては病院内でも高い位置に移動していただいて、そこからヘリなり何なりの交通手段で避難していただく、そういった想定をしておりますが、今後設計を進めていく中で防災に対しましてもどういった対応ができるか、さらに検討を進めていきたいと考えております。

 

 最後に、国体のソフトボールにつきまして質問がございました。実際に3日間雨ですごいどしゃ降りでできないというようなこともあったようでございますが、八幡浜市にとりましても過去にもいろいろな大会を主催をしておりまして、なるべく雨の中でも集まった選手たちに少しでもいい環境でしてもらおうということで、スタッフ全員が水抜きをしたり、本当に一生懸命の対応をして大会の運営に当たってきているところでございます。

 

 また、先ほどの答弁でも課長のほうから言っておりますが、大会が終わった後にも国体で使用した専用球場として後世に残してほしいということで、後世に残してほしいというのがやはりその後も有効に活用してもらいたいという意味だと思っております。八幡浜市にはソフトボールの愛好家が約2,000名ほどおると聞いております。そして、全国大会級の試合を担当できる審判員が市内に30名おられます。そして、記録員も7名ほどおられます。そんな環境があって現在までに全国大会規模のソフトボールの大会を開催してない、それはやはりそういった全国大会規模の球場がないというのが問題でありますので、今後この国体の使用する球場を契機にそういった大会もしっかりと誘致して、その後の活用につきましても有効に利用していきたいと考えております。

 

 その他の問題につきましては、各担当から答弁をさせます。

 

○議長(宇都宮富夫君)  病院事務局長。

○市立病院事務局長(河野謙二君) 
 
2点目の北浜についての検討の経過でございますが、20年度以降の急激な収支状況の悪化がございまして、建てかえに伴う患者数の減少、医業収益の落ち込み防止も重要な検討課題となってまいりましたが、現在地以外の候補地についても再検討をいたしました。227月ごろから医療対策課で検討を行い、随時2カ月に1回程度でございますが、市長、副市長、関係市町に報告をし協議を行いました。最終的には231月に開催をいたしました副市長以下関係課長で構成いたします内部検討委員会で北浜を有力な候補地として調整していくことを決定し、38日の全協で報告をいたしております。

 

 5点目の病院数と診療科でございますが、現在の許可病床数は312床でございますが、医師数、それから看護師数の減少によりまして実際の稼働数は242床でございます。さらに、平成20年度は1日平均の入院患者数が203人、21年度は186人という状況もございました。医師数確保が難しい中で、市立病院の能力としては220床程度が適切な規模ではないかと想定をしたものでございます。他の病院との連携により療養型ですとか回復期リハの必要な患者様については他の病院で受け入れてもらい、市立病院は本来の急性期の患者を受け入れるということも考慮してございます。

 

 なお、診療科につきましては、議員御指摘のように眼科や歯科口腔外科につきましては現在は外来のみでございますが、他の診療科も含めて開業医の状況ですとか今後の医師数、医師確保の見込みを踏まえて建てかえ計画の中で検討をいたしたいと考えてございます。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  生涯学習課長。

○生涯学習課長(都築眞一君) 
 大山議員の王子の森公園の改修について、いつ、どのような形で地域の方に説明、同意を求めて得ようとしていくのかとの再質問についてお答えいたします。

 

 先ほど答弁いたしましたように、まだ概略の設計もできていないというのが現状であります。王子の森公園の指摘事項すべてを入れてこれをクリアしていくためには、大規模な改修が本当に必要であります。そのために関係機関と十分協議をしながら王子の森公園運動広場の実施設計及び公園部分の計画を作成、ある程度できましたら公民館等に地元地域の方々にお集まりいただきまして説明をしていきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。

 

○議長(宇都宮富夫君)  総務企画部長。

○総務企画部長(中榮忠敏君) 
 大山議員の御質問のうち、
2点ほど私のほうから回答をさせていただきます。

 

 まず、先ほど答弁の中で私、指定管理者が11施設あると、その他15の施設で維持管理業務を外部に委託しておるという答弁をさせていただいておりましたが、大山議員のほうからこの15の施設についても将来的には指定管理者に移行すべきではないかという御質問かなと思いましたが……

 

(大山政司君「違います」と呼ぶ)

 

 それはよろしいでしょうか。

 

 ほいたら、もう一点だけ。市職員の採用の応募資格の件でございますが、これにつきましては来年41日採用の職員の募集を既にしておりまして、その中で応募資格として日本国籍を有する者、それと地方公務員法第16条各号のいずれにも該当しない者のほか、その他としまして採用後八幡浜市に居住ができる者というふうなことで入れてはおりますが、これは原則としては正式な住所要件ではなしに、日本国憲法の中で第22条の中で居住の自由が認められておりますので、あくまでこれが達成されないと採用しないということではなしに、市としてはできるだけこういう形でお願いをしていきたいという意味合いでございます。そういう形になっております。

 

○議長(宇都宮富夫君)  大山政司君。

○大山政司君 
 一問一答でありましたら再々はするつもりはなかったんですが、従来どおりの質疑でございますので、再々質問をさせていただきます。

 

 先ほど市長から、いつ、どういう理由で手続、決断されたかということについて答弁がありました。平成15年の改革プラン、これですね、私持っています。それから、その後213月と2223日、これも改革プランと市立病院の建てかえについて出ていますが、市長、これは高橋市政のときの資料やないですか、平成15年や21年や22年というのは。あなたが選挙に出たのは4月やなかったですか。それを今回の建てかえの理由の説明にきょう行えるということは、これは論外ですよ。あなたがいつ、どこで、どんな理由で決断されたかということを聞いてるんです、聞いてるんですよ。それを平成15年や21年、22年言われても、あなたの決断やない、それは高橋市政のときの市立病院建てかえに対して市長はこうしたいということで各議員に対して議員協議会資料というのを、こんなのを出してきてるんですよ。そのとき、あなたは恐らく議員に在職しておられたんやないですか、その当時、でしょ。

 

 私が聞いてるのは、大城市政として市立病院の建てかえというのはいつ、どこで、どんな理由でやられたんですかと。これは私選挙当時のパンフを持ってるんですが、医師直ちに3人確保は出とります。その後2年たったんですが、半年たっても出とりますが、市立病院の建てかえというのは一切出とらんのです。だから、38日に急にこういう北浜公園で市立病院の建てかえについて計画しとりますと言われても、我々議員にとっては本当に唐突な提案だと思いますよ、私だけやない、皆さん議員そう思ってるんじゃないですか。そこなんですよ、私が聞きたいのは。そこら辺が先ほどの市長の説明と私の質問の真意が合うていませんので、いつ、どこで、どんな理由で北浜公園に建てるというのを決めたのか、再度お尋ねします。

 

 それから、私の持っている資料で病院を建てかえる経過について手元にありますが、平成23119日に第1回ですよ、このとき、内部検討委員会を開いておるということなんですよ。231月ですよ。233月に私たち議員協議会に提出した。ということは、1回しか内部協議を開いてないということなんですよ、この資料から見ると。合わないでしょ。もっと私たちに理解ができるように説明をし直してください。そうでないと、この市立病院の問題に対しては前へ進みませんよ、進みません。私たちも検討のしようがありません。それをまず1点再度御質問をいたします。

 

 それから、今も言いましたように検討委員会開催の状況について数度開いたと今答弁されましたが、市長、ごみ袋値上げのときにはたしか半年ぐらいかかって各議員やPTA、それから婦人団体、いろいろな人が集まって3回ほど恐らく検討委員会を開いたと思うんですよ。その結果、あの答申としてこう出たから30円なり数十円値上げしますというて議会に説明があったと思うんですが。それからすると、ごみ袋からすると、60億円以上の事業費があって、4年間もかかる市立病院の建てかえ、これが31日で第1回の職場内の検討委員会で、今度38日にははや協議会に出とるということは、ほとんど部内での協議もされてないということなんですよ。しかも、部内の協議のときの責任者は今退職しておられませんでしょ、市立病院のその当時の責任者は。そういう状況の中で出てるんですよ、この市立病院の建てかえ問題について。だから、私たちはいつ、どこでということを聞きたいということと、市立病院の建てかえについてはすっきりいかんのです、我々議員は。こんな大事業をこんなことで計画なり提示されたら私たち市民にも周知のしようもないし、市民からのどういう要望を聞いて議会の場へ、行政の場へ反映していいかわからんのですよ。きょう時点でもわからんのですよ。そこら辺をもっと慎重に考えていただきたいということで、今まで言ったことは恐らく他の議員も同じような考えを持っておられる人が少なくはないと思いますので、再度御答弁をお願いします。

 

 それから、建てかえというのは市立総合病院としての維持費を確保するような体制づくりはできるのかということですが、福祉部長、ほれから病院の事務局長、新田課長、お三人の方にお尋ねしますが、愛媛県で総合病院と名のつくとこはあるんですか、八幡浜市以外に。四国で総合病院という名前のついた病院がどこの自治体にありますか、調べたことありますか、あなたたち。312床あったのが222床になって、恐らく診療科目は減ると思うんですが、それで総合病院と言えんでしょうが。原点が違ってるんですよ。答えてください、四国に、愛媛県に総合病院と名のついた病院がどこにあるか、ぜひともお伺いしたいと、こういうふうに思います。

 

 それからもう一点、王子の森公園についてでございますが、これ課長、現在は設計が概略わからんので説明できませんという答弁やったら何もここですることないんですよ。概略がわかるのはいつの時期ですかということです。そして、どういう方法でされるですかということを聞いてるんです。いつの時期になるんですか、概略がわかるのは、そのために中央から視察団が来たんやないんですか。資金も東日本大震災の影響で今まで国体の開催地に出た補助金がかなりカットされているっていうことです。今までどおりは出ないということを私耳にしています。そういう状況からすると、かなり王子の森公園のグラウンド、公式球場の改修については多額のお金が要るし、市の持ち出しも多分億の金が要るんじゃなかろうかと、こういうふうに思うんですよ。そこら辺もっと明らかにしてほしいと、こういうふうに思います。

 

 ほれから最後に、公の施設の委託指定管理ですが、先ほども今言いましたように市が委託や指定する場合は市内業者を優先する、委託、それから指定をするということですが、業者を市内を優先としてするんだったら、私はそこに働く人も市内の人を優先してするよう指導するというのは当然なことだと思うんですよ、そうでしょ。先ほど言われました職員の募集について3項目で採用後八幡浜市に在住、居住できる者をということなんですが、それだったら委託、それから指定管理者したとこもなるべく市内の人、在住した人を雇用してくださいということを呼びかけて指導してもいいんやないですか、本来なら市の職員がやらないけん仕事なんですから。

 

 それと、先ほど割合が83%というて総務部長言われましたね、各事業所が。その83%で甘んずるんではなくて、83から8590になるように行政として指導するのが当然やないんですか、その心構があるのかどうか、再度お尋ねします。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  市長。

○市長(大城一郎君) 
 大山議員の再々質問に対して答弁をさせていただきます。

 

 市立病院の建てかえについてですが、私も15年の最初の市立病院の建てかえ計画が出たときには議員としておりました。その後、市長に出るときにその状況として公約にも市立病院の建てかえを掲げなかった、それはやはりその当時医師不足による経営悪化、市立病院の建てかえよりはやはり医師を確保して何とか市立病院の内部の再建がまず一番だというようなことを強く私も思っておりましたので、病院を今建設できる時期じゃないなというふうに思っておりました。

 

 その後、先ほども答弁をさせていただきましたが、平成22年度には常勤医師数が増員した、それと経営的にも好転してきたということで病院建てかえの検討を行って、今すぐにでもやはり病院内で働く医師、看護師、医療従事者の環境整備、それとやはり市民の皆様の安全・安心、入院患者、そして外来患者のためにもいち早い病院の改築が必要だということで決断した次第であります。私も平成214月に市長に就任しておりますので、平成22年度からは私の案でございます。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  市民福祉部長。

○市民福祉部長(本橋祐一君) 
 市立八幡浜総合病院の総合という名称なんですけれども、八幡浜のこの市立病院ができたのは昭和
3年に町立八幡浜総合病院としてできて、その後昭和10年に市制が施行されて市立八幡浜病院という形になりました。昭和357月にまた市立八幡浜総合病院、これは医療法の関係だと思うんですけれども、それから総合病院、十数年前にこの医療法が改正になりまして総合という名前はつけなくてもいいという形になったんですけれども、市立八幡浜総合病院はそのままついてるというような状況ですが、私の知る限り県内には総合と名のついた病院はないと思います。それから、四国内でもほとんど聞いたことがないと思います。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  副市長。

○副市長(橋本顯治君) 
 市立病院問題について少し補足をさせていただきます。

 

 なぜ委員会とか何かごみ問題のような審議を経ずに決めちゃったのかと、そういうふうなお話でしたけれども、平成15年の段階で1回外部の先生、委員に来ていただいて、市立病院の再建計画はまとまっております、現在地で第2病棟を壊してという案ですけれども、これが全部で130億円ぐらいだったと思いますけれども。一たんそういう形で報告は出ていながら、平成15年から1617181920、ずっとそれが実現できずに来たといった、その理由がどこにあるんかということから内部で一生懸命議論しました。

 

 なぜ建てかえかというその前段では、医師確保に行く中で愛媛大学の先生とかから一体いつまでこの病院をこのまま放置しとくんですかというお話をよくいただきました。それは医師確保、看護師確保の点から問題がある、もちろん耐震性の上でも問題がある。そういうふうなことから何とかしたいと、それと15年に報告書が出て実現していなかった、じゃあこれからやっていくのにどうすればいいか、そういうふうなところを相当病院の事務局と議論をいたしました。それはもちろん正式の協議会の場でないわけですけれども、何回も何回も議論をして、じゃあ一回きちっと意思決定しようじゃないかということが先ほどお話のあった1回目の委員会ということで、それは最後に意思決定するときに正式に会をきちんとやっとこうということでやったもので、そこに至るまでに相当みんなで議論をしたということについては御理解いただきたいと思います。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  生涯学習課長。

○生涯学習課長(都築眞一君)  王子の森公園の改修がいつごろの時期に概略がわかるのかということなんですけども、平成24年度に王子の森公園の実施設計を予定しておりますので、その段階でどのくらいの経費がかかっていくかということについては把握できるというふうに思ってます。

 

 ただ、スポーツパークにつきましては、現在のところ仮設工事で対応しようということで考えておりますので、24年度にその仮設に対する設計はまだ考えていないというふうな状況であります。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  産業建設部長。

○産業建設部長(菊池賢造君) 
 王子の森公園の改修について若干補足させていただきたいと思います。

 

 王子の森公園は昭和50年にできて、もう既に築36年ということでかなり老朽化してございます。王子の森公園は都市計画公園として決定されておりますので、都市計画決定する際には当然地元説明会等を行って決定していくという流れでございます。今回変更という形になりましても、一応その都市計画手続にのっとりまして地元説明会というものを行っていくようになろうと思います。

 

 グラウンドの広さ的には多分国体の誘致ですから、それも男子ですから、レフト、ライト、非常に長い距離を、1回にホームランを3回打つような人も出るかもしれませんけれども、そういう改修になりますから、多少公園の中のグラウンド以外の部分が狭くなることはあるかもしれませんけれども、そういうことも含めて来年度、頭の中には担当もあるんですけれども、きちっとコンサルを入れて設計した中で地元に説明していけるというふうに考えております。

 

 以上です。

 

○議長(宇都宮富夫君)  総務企画部長。

○総務企画部長(中榮忠敏君) 
 大山議員の御質問の市内居住者の比率を高める努力も市は努めるべきではないかということについてお答えをいたします。

 

 先ほども申しましたように現状83%という比率で市内居住者となっておりますが、ただこの比率につきましては、極端な話、これをより高めろうとすれば現在の会社としての、その方の雇用を別な方に差しかえるということになりますので、そこまで市のほうが踏み切って絶対的に市内でないといけんという形にはなかなかなりにくいのかなというふうに思っておりますが、ただできる範囲の中で雇用確保についても可能な限り協力いただけるように今後とも努めてまいりたいというふうに思います。

 

 それと、先ほどの再質問の中で私訂正をさせていただきたい部分がございます。職員の応募資格のところで、その他の条件で採用後八幡浜市に居住できる者ということで、これお願い程度というふうな言い方をしましたが、これについて採用後八幡浜市に居住できる者ということで明確に資格として提示をしておりますので、これについてはきちっと守っていただくということです。申しわけございませんでした。

 

(大山政司君「議長、再度」と呼ぶ)

 

○議長(宇都宮富夫君)  大山議員、もう3回の質疑が終わりましたので。

 

(大山政司君「議長、3回、4回、私もそれぐらい数えますよ」と呼ぶ)

 

 いえいえ。

 

(大山政司君「要望があるんやからちょっとだけ言わせてくださいや」と呼ぶ)

 

 要望ですか。

 

(大山政司君「ええ」と呼ぶ)

 

 はい。

○大山政司君 
 先ほど部長はパーセントを上げるために今の市内以外の人をどうこうしてあげるということはできませんと、そんなの当たり前ですよ。新たにその会社が雇用するような場合はぜひとも、今までは市外の人やったけど、市内を採用するようにということを私は言ってるんで、現在働いている人をどうこうしてあげなさいということは一言も言うとらんので、それはぜひ勘違いのないようにお願いしたいのと。

 

 最後に、市長、二兎を追う者は一兎をも得ずということわざがありますが、北浜公園の市立病院がだめになりました。そのことにより市立病院跡のグラウンドもだめになったということなんですよ。だから、今後こういう重要な事業なり施策についてはやはりもっともっとお互いが意思疎通を図ってできるような御配慮を要望しまして、終わります。

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