公開日 2014年09月03日
質 問 事 項 | |
1 | ずさんな北浜公園への市立病院移転計画等について |
2 | 8千万円トイレとアゴラ建設計画等の振興ビジョン問題について |
3 | 親族建設業者の落札と親族の公職就任について |
〔宮本明裕君登壇〕
○宮本明裕君
一般質問通告書に基づき、大綱3点について、市長並びに関係理事者に質問をいたします。
大綱第1、ずさんな北浜公園への市立病院移転計画等についてであります。
北浜公園への市立病院移転計画について、大多数の議員が反対をいたしました。3月11日に起こりました東日本大震災を踏まえて病院の安全確保のため、八幡浜市役所周辺の美観、景観、地元の生活文化を守るため、また理事者が提出をした費用面での説明について疑問があったため、否決されたと思っております。
3月8日、突然議員協議会において市立病院の北浜移転計画を発表されました。議会関係者や有識者を交えず、役所内の会議で決定をしたと聞いております。北浜と大平での費用面での詳細な調査、検証がなされていなかったのではないかと思っております。
第1は、大平の建てかえは仮設病棟の建設と入院患者の減少による12億円の損失となり、北浜移転が費用面で大平の建てかえより優位であると議会と市民に説明をしておりました。今回の大平での改正案は内藤建築事務所の修正案では12億円の損失が計上されておりません。前回の費用面での12億円の損失の根拠はだれが出されたのでしょうか。市民と議会に対して不誠実ではないでしょうか。この点についてお伺いをいたします。
第2点は、北浜の移転では、副市長が白浜公民館関係者に農協の買収、白浜公民館の建てかえを説明されておりました。どの程度の費用を見込んでおられたのか、お伺いをいたします。
第3点は、移転をした場合、大平に公式ソフトボール球場を建設する旨の発表をされておりましたが、この件に関してもどの程度費用を見込んでおられたのでしょうか、お伺いをいたします。
第4点は、第1回目の白浜公民館での地元説明会になぜ市長が欠席をしていたのでしょうか。また、2回目の白浜公民館の市政懇談会では大成建設の名前を出されましたが、市長は大成建設とどのような内容の話をされたのでしょうか、お伺いをいたします。
大綱第2、8,000万円トイレとアゴラ建築計画等の振興ビジョンの問題についてであります。
総工費約130億円を投入し、八幡浜市の再生と水産業の振興を目的とした交流拠点整備事業が進捗をしておりますが、この議場におられる皆様、また議員の皆さんもよく考えてください。6,000坪の交流拠点整備事業で250坪だけの商業施設アゴラ、従業員26名、オープン3年後の売上目標5億円、この程度で八幡浜市の再生と活性化が図れるのでしょうか。
フジ八幡浜店は敷地面積2,000坪、当市の計画の3分の1でございます。売り場面積1,500坪、売り上げ40億円と言われております。アゴラ程度の規模の施設で活性化が図られると思われますか。180平方メートルの面積の8,000万円のトイレ、アイデア募集を全国に発信し、多数の公募があるようですが、交流拠点整備事業については専門的なコンサルタントによる設計コンペ、公募はしていないのであります。問題が多くあり、もう一度再考すべきだと思いますが、この点についてお伺いをいたします。
皆さんのお手元にもお配りしておりますけども、近隣市町村圏における類似の道の駅の建築面積を見ますと、宇和島市きさいや広場、売り場面積2,800平方メートル、西予市のどんぶり館1,162平方メートル、内子町からり2,132平方メートル、大洲市愛たい菜1,700平方メートル、それに比べ八幡浜の計画するアゴラは825平米であります。最も小さな建築面積になっております。
トイレにおいても、きさいや広場で95.4平方メートル、愛たい菜で50.41平方メートルとなっており、それらに比べると八幡浜市のトイレは180平米の予定で予算も8,000万円と突出をしているわけでございます。この点についてお伺いをいたします。
また、トイレの見積もり単価は平米当たり40万円、坪当たり132万円となり、諸経費を含んで総工費8,000万円と説明をされていますが、民間建設業者に言わせると高過ぎると、千丈駅公衆トイレと同等なものであれば、公共であっても本来ならば5,000万円程度で建築できると思いますよという話も聞いております。公共事業の見積もり単価をいま一度見直し、八幡浜市がよそに先駆けて実体経済に即した見本となるべきではないでしょうか。過分と言われるような費用を費やし幾ら立派なトイレをつくっても、トイレを目的に人は集まりません。まず、魅力的な交流拠点施設をつくってこそ初めて再生、活性化への一歩になるのではないかと思います。本質を見落としてはいけません。この点についてお伺いをいたします。
全員協議会において、アゴラに決定をした理由の一つに忠八翁の飛行機をイメージした屋根を建設し、デザイン的にもすばらしいとの説明がございましたけれども、この屋根について建設しないという話も聞いております。この点についてお伺いをいたします。
近隣類似の道の駅に比較すると、拠点の目玉となる施設の面積は一番小さく、公衆トイレの建築面積は突出して大きいという非常にアンバランスな計画に思われます。6,000坪の有効利用について、しがらみのないコンサルタント等を交えて再度コンペし、一から、いや、ゼロから見直してはどうでしょうか。
大綱3、親族建設会社の落札と親族の公職就任についてであります。
大城市長就任の2年前の6月議会ではなかったかと思いますが、親族建設業者がCランクからBランクに格上げされたという事実を受け、実例で、ある市長の後援会長のAランクの工事会社は市長に迷惑をかけてはいけないということでAランクの工事会社を第三者に売却した事例を話したことがあります。最近、大城市長のBランク親族建設会社は調査基準価格から1万円以内の差異での落札が3件あり、一般の方々、業者の方々、また新聞においても神がかり的な落札と表現をされております。
また、市長の身近な親族が八幡浜市の文化協会会長に就任をされており、一般の方々、協会の方々から、なぜ身近な親族が会長になっているのかという話を耳にすることがございます。現にこのようなことが言われること自体、しがらみのない市政を、公平公正な市政をということで掲げた市長の理念に反すると思われますが、この2点について市長にお伺いをいたします。
以上、大綱3点についてお伺いをいたします。
○議長(宇都宮富夫君) 市長。
○市長(大城一郎君)
宮本議員の大綱3、親族の公職就任についてお答えをいたします。
私の身近な親族が文化協会の会長に就任しているとのことでございますが、平成23年4月の文化協会の役員会で役員改選等について協議がなされ、各加入団体の代表者が出席した5月の総会で会長に選出されたもので、協会の手続にのっとり民主的に決定されたものであります。このことは、私にとって何ら意図するものではなく、その結果について言及すべきものではないと考えております。その他の質問に対しましては各担当の部課長から答弁をさせます。
○議長(宇都宮富夫君) 医療対策課長。
○医療対策課長(新田幸一君)
宮本議員御質問の大綱1の1、大平建てかえの12億円損失の根拠についてですけれども、6月7日の市議会協議会の説明の中で、平成15年に作成した建てかえ案によれば、まず第2病棟を取り壊す必要があるため、仮設病棟建設に6億円が必要であり、もし仮設病棟を建設しなければ約12億円の収入減を生じると説明いたしました。仮設病棟は患者に負担をかけないよう、また入院アメニティーを確保するために現状どおり大部屋を最大4人で運用するという前提としていたために必要であったものであります。大平現在地での建てかえでは、快適さは低下しますけれども、第1病棟の大部屋を以前のように5人または6人部屋に戻し、第1病棟の一部を病室に改修することで必要とする220床程度を確保することが可能となったものです。しかし、これは入院患者の快適さを大幅に損なうというデメリットがあり、現在地を前提に考えた場合には費用面でやむを得ないものとして採用したものであります。
次に、大綱1の2、農協の買収、白浜地区公民館の建てかえの費用見込みについてですけれども、北浜公園での病院建設は農協と公民館はそのまま残した状態で建設する予定にしております。農協の買収、公民館の建てかえについては地区の要望を受けた中での打開案として考えたもので、具体的な計画として煮詰めるまでに至らなかったことから、お示しできる費用の積算は行っておりません。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(都築眞一君)
宮本議員の質問の大綱1の3、大平にソフトボール球場を建設する際の費用見込みについての御質問にお答えいたします。
平成23年3月の定例会で岩田議員の一般質問に対しまして市長から市立病院移転跡地に新たにソフトボール専用球場を建設することも一案として、間に合うかどうかの懸念もありますが、可能であれば検討していきたいとの答弁がありました。
しかし、費用の概算、事の適否を判断に至るまでに移転を断念されたことから、建設費としてお示しできるものは、現在のところありません。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 医療対策課長。
○医療対策課長(新田幸一君)
大綱1の4、地元説明会の欠席理由及び名前が出された大成建設との話の内容についてですけれども、地元説明会では公民館からの意向で副市長に来てもらって説明してほしいとのことでしたので、市長ではなく副市長及び関係理事者が出席をいたしました。
また、市政懇談会での大成建設との話の内容についてですけれども、現在愛媛県立中央病院が現在地での建てかえを行っておりますけれども、施工業者が大成建設であり、同社があいさつに来庁した際の話の中で、現在地での建てかえは移転建てかえに比べ2倍も3倍も労力がかかると説明を受けていたことからそのような話となったものです。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 総務企画部長。
○総務企画部長(中榮忠敏君)
大綱2の8,000万円トイレとアゴラ建設計画等の振興ビジョンの問題についてお答えをいたします。
まず1点目、専門的なコンサルタントを入れてもう一度計画を見直すべきという御意見についてでありますが、現在の計画は長年にわたる議会での御議論を初めたくさんの市民の皆さん、各種団体の御意見を踏まえ、またコンペの審査に当たっては専門家にも御出席をいただき最終的に立案したものであり、港エリアのにぎわいづくりや経済効果の創出、市民が活躍できる舞台づくりなど、必ずや市の活性化につながるものと考えております。
したがいまして、平成25年4月のオープンに向けいよいよ実施段階を迎えようとしている現時点において、御指摘のような見直しをするつもりはありません。
次に、2点目、施設規模が小さく、またそれに対してトイレの面積が大きいのではないか、さらには工事費が高いのではないかという御指摘がございました。
まず、施設規模につきましては、議員におかれましては民営施設の面積のみを近隣施設と比較をされているようですが、海産物直売所、観光案内まちづくり活動拠点施設などを含めた施設全体の面積は約2,700平方メートル、約820坪となります。したがいまして、近隣の類似施設と比べて規模が小さいというのは当てはまらないのではないかと思います。
また、エリア全体の面積約6,000坪には約2,200坪の緑地公園が含まれており、緑地を除いたエリアに十分な駐車場を配置する必要もあります。その点を勘案しましても、施設規模はおおむね適当であると考えております。
なお、来客多数で手狭な場合につきましては、御指摘のような拡張も可能であると思っております。
次に、トイレ面積の180平方メートルにつきましては、あくまでも当面予想した最大の面積であるということ、また8,000万円という金額につきましては9月議会の遠藤議員の一般質問に対してお答えいたしましたように、最大面積に従来の例を踏まえて概算の建築単価を乗じた金額に概算の設計費、施工監理費を加え目安としてお示ししたもので、予算計上したわけでは当然ございません。これまでもお話ししているようにトイレは誘客上非常に効果があり、これを重視して整備を進めることは適切な判断であると思っております。
トイレ棟のデザイン設計競技ですが、先週の金曜日に応募登録を締め切っておりまして、きょうの11時30分現在で全国各地から481件の応募登録があり、注目度も高く、最終的にどのようなものになるか楽しみにしているところであります。審査においては、ライフサイクルコスト、すなわち整備に要する経費、維持管理経費などトータルでの経費抑制を考慮しながら、洗練、親和性といったプラス要素を持つトイレをつくりたいというのが本意でありまして、その中で建物の規模、費用も適正なものにおさまってくると考えております。
続いて3点目、忠八翁の飛行機をイメージした大屋根の建設についてでありますが、これは昨年度実施をしました民営施設の事業運営者を決めるコンペにおきまして、採用者のほうからオプションの一つとして提案を受けたものであります。この提案は多額の市の負担が生じることから、少なくとも当初の整備段階では実施をしない旨、本年5月31日開催の市議会協議会において議員各位に御説明いたしましたとともに、御提案をいただきました提案者のほうからの御理解も得ております。現在もその考えは変わってはおりません。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 財政課長。
○財政課長(藤原賢一君)
宮本議員御質問の大綱3、親族建設会社の落札と親族の公職就任についてのうち親族建設会社の落札についてお答えいたします。
八幡浜市では、市長等及び市議会議員が市民全体の奉仕者として誠実かつ公正に民主的な市政の発展に寄与することを目的として政治倫理条例を設け、市長等及び議員の市工事等の契約に対する遵守事項を定めております。この条例において、配偶者及び同居親族が経営する事業所または2親等以内の者が経営し、かつ本人が60万円以上の報酬をもらっている事業所のうち八幡浜市に対する請負額が50%を超える場合について請負を辞退する等の規定がなされておりますが、市長にはこの規定に該当する親族事業所はございません。
また、近隣市町において西予市、伊方町が同様の条例を制定しており、両市町とも八幡浜市同様2親等以内との規定を行っております。
なお、調査基準価格と僅差の落札のお話がございましたが、このような僅差での落札事例は、非常に競争意識が高く、厳しい入札が行われている当市では他の事業者にも見受けられ、競争の中、建設業者が受注に向け精いっぱい見積もりを行った結果であると考えております。
以上でございます。
○議長(宇都宮富夫君) 宮本明裕君。
○宮本明裕君
大綱3の文化協会の会長に親族が御就任をされたことの件につきまして御指摘をしておきたいと思います。
今までこういった公職、市の外郭団体で文化的な協会に親族の方が就任をしたことはございません。というのは、関係者の方にちょっとお聞きしますと、市長の近い方がそういったことに、会長につくということは市政を私物化するんじゃないかというような懸念があるということで、そういった方々は辞退をされたという話も聞いておりますし、道義的にも、政治的にもやはりそういったことはよく考えられたらいいんではないかと私は思いますし、また先ほど大綱2の親族会社云々ということがございましたけれども、これは御本人は市長が市会議員のときの後援会長でもございます。八幡浜の一般の市民の方々、業者の方々のお話を言いますと、やっぱり倫理条例の親族というのはまた違った形での親族というような形で、やはりみんな一般の方々はどのように答弁をされても身近な親族というようなことで皆さん思っているようでございます。そういったこともございますので、今後その点につきましては市民の目線に立って、業者の目線に立って今後考えていただけたらいいんではないかと、私自身いろんな方々の話を聞きながらそう思って今回の一般質問をさせていただいたわけでございます。
そして、調査基準価格につきましては、どなたが決定権を持っておられて現在その数字を出しておられるのか、これは入札の後の事後報告でございますから、そういったことをだれが決められるのか。僕もいろいろな市長さんについては何人か知ったことがございますし、そういった価格の決定はだれがされるのか、その件につきましてお伺いをしておきたいと思います。
また、大綱の1でございますが、白浜公民館の説明会に私は行きました。そのときに私が唖然と思ったのは、名前は言いませんけども、ある理事者が失敗をしても市政は責任を持つことがないんですよと、とる必要がないんですよと。例えばフェリー乗り場の第3可動橋がございますが、その例を出されまして、そういった事例もございますと、市政は何も結果責任をとる必要がないんですよということを言われたことを私は覚えております。市会議員も数名おりましたが、その件について、これはどういうことかなということを耳を疑ったわけでございます。
そういったことの中で、私はトータル的に市立病院の経費のことにつきまして、市立病院がもしもこちらに、北浜に建った場合に、大平ではソフトボールの公式野球場ができるのにどれぐらいの費用が要るのかということで萩森議員さんが7月15日に全員協議会で答弁をもらっている資料がございます。ここでは6億円程度の規模を、予算を大体考えておりますということですから、あの当時よくドーム球場をつくるとかという話もございました。そういったことの中でそういった6億円という数字が出たのかなということも推察いたすわけですけども。そういったものと比較して、決して市民はあの当時北浜で建設される病院については大平より安くつくんだと、北浜のほうが安くつくんだと、経費が安くつくんですよということが市民の方々は説明を聞いておりますので、議員さん、北浜安くつくがやったら北浜でもええやないですかというようなことも言っておられる方がおられます。
そういったことの中で、もしも逆に大平で建設をされるからその6億円の公共施設と言われる野球場がしなくてもよくなったわけです。逆にコストが安くなったわけです。我々はやはり全体の八幡浜市の財政を見ながら私はそういった発言をずっとしておりましたし、その件について本当に12億円の損失、患者の12億円の損失につきましてもコンサルタントがかわればこの12億円は解消してるんです。だから、角度によればコンサルタントの質によればこういったことが解消できるんです。
これは北浜でも同じなんですよ。北浜は、これは重複しますけども、一切そういった専門家の方の助言をいただいてないんですよ。それは後でまた話ししますけども、コンサルタントっていうのは人によって物すごい違うんですよ、その判断が。以前は12億円を損失します、12億円損失しますというようなことの一点張りで市内各所に回って説明をされておりました。私は逆に今度はそういったことで12億円が軽減されたということで、市のほうは今2.5億円から5億円、北浜で建設するよりは高くなりますよと言っておりますけども、実際に大平の野球場を中止したわけですから、その分だけ経費が抑えられたということで、決して大平のほうが私は建設される場合は安上がりな、市民にとっては二重の投資が要らない、ソフトボールはいろんなところにたくさんあるわけですから、私は当初からそのソフトボールは要らないということで言っておりましたし、副市長にもその話はしてたと思います。とにかく、コンサルタントを入れて、仮設の病棟のかわりに本当の3億5,000万円なら3億5,000万円の本設計を入れて、すぐにそれつぶすんじゃなしに、それを病棟に建てかえてされたらまだ安くなるんではないですかという話もしながらいろいろ経費のことを話しした記憶もございますし、今度コンサルタントが入ってその12億円の解消ができたということ、よかったなと私は思っておりますし。ですから、振興ビジョンにおいても後でまたこれは話します、とにかく専門のコンサルタントを入れるということ、素人でやっぱりいろんな話をしても、いろんな形で知恵を出すよりはやはり専門家の方を入れて、振興ビジョンについてももう一度、重複いたしますけども、考えていただいたらと思います。
そして、副市長は最後とにかく、あなた一生懸命やってたと思います、僕もわかっております。白浜公民館の方から逐一副市長が一生懸命いろんな妥協案を探りに、農協を買収しますとか、公民館を改修しますとかという話を僕は聞いてもおりますし、そうすると最低5億円のあそこにお金がまだ要ったはずです。買収をし、白浜公民館を建てかえたら、あそこの駐車場の位置が悪いから、今のテニスコートですか、そこのほうに公民館を建てるとか、そういう話をされて、いわゆる地元の了承を取りつけるために一生懸命奔走されていたということを私は知ってもおりますし、実際あそこに建てると、だから5億円の買収費、農協の買収費と公民館の建設費、なおかつ大平でソフトボールの6億円の約11億円程度の費用が要ったんじゃないかと私は思ってます。だから、今現在2億5,000万円から5億円の北浜に建てるよりは安くなりますよという資料説明は僕はちょっと間違ってるんじゃないかなと、市民に耳ざわりのいい話をされているんじゃないかなと私は思っております。
そしてまた、白浜公民館になぜ市長が出席しなかったということですが、私は白浜公民館の関係者に聞いております。決して市長に出てもらわなくてもいいということを話したことはないですよと。これ、市長これから気をつけないといけないんですけども、取り巻きの連中はできるだけあなたに嫌な情報を話さない、耳に入れない、そういうことが多々あります。これは60億円をかける市の大きな大事業ですから、どういう状態があっても市長みずからがいろんな話を聞く、これがリーダーシップじゃないんですか、私はそう思いますよ。その点についてはそう思います。
また、市政懇談会に出席をしたときに、いみじくもうち3名ぐらい市会議員がありましたが、大成建設の名前を出されました。トップの方っていうのはそういった建設業者の名前を出すこと自体不見識だという話を聞いております。それなら名前を出した人がこれ実施をするんですかという話にも大きく飛躍する場合もあるんですよ。だから、そういうことも含めて慎重な発言を今後お願いをしたいなと思うわけでございます。
先ほど言いましたように、2億円から5億円の建設費が大平では軽減するということを言っておられますけども、私は決してそう思いません。先ほど生涯学習課長さんが話しとられましたが、国体の球場をつくるときに王子の森公園まだわかりませんよと、双岩については仮設でしますから安上がりにできましょうということですけども、僕はそういった差し引きをしながら全体でどれだけの経費がかかっていくのか、そういったことも含めて聞きたいので、そういった経験がある建設部長さんですか、実際王子の森へ行ったらどれだけかかるのか、仮設の双岩でのそういった公式球場をつくるにはどれだけ要るのか、そういったことについてお聞きをしたいと思います。
先ほどアゴラの話をされておりましたけども、これ以前、国の関連の方に相談したことがあるんですよ。あそこの6,000坪の有効利用をどうしたら一番有効になるんですかという話を聞いたときに、宮本さん、これは中途半端なことをするんだったら何も活性化できませんよと、以前埋め立てたところは全部貸せるんですよと、新しいところは貸せれませんけども、賃貸できませんけども、それぐらいの思い切ったことをしないとだめですよという話を以前聞いたことがございます。それから見ると、250坪の余りにもアゴラの商業面積は低いんじゃないかと。
先日、審査会の中でどうも産直市と物産とはホームセンターのような建物と温浴施設という案も出したということを私聞いております、そういう案が出たということを聞いております。そのときの審査員のメンバーを見ますと、産直市をつくるための、認めるためのそういう人しか入ってなかったんじゃないかな、私はあのメンバーを見て思います、今までさいさいきて屋という方も来ておられましたけども。産直市程度はこの近在幾らでもあるんですよ、同じ規模の産直市は。今産直市の基本はやはり野菜なんですよ。八幡浜は野菜がないわけですから、他の地域とは違った環境の中ですから、やはり他と違ったやり方をやっていかないと僕はいけないと思いますし、そういった点についてより専門家を入れながらやっぱり考えていく、アゴラさんも入れてこれは考えていただきたいなと思います。
先ほど忠八の屋根の件もありましたが、あれは当初我々に説明したときにはたしかあの時点では、あの設計書を僕持っておりますけども、あの大屋根のところに忠八の屋根のようなもんがついてましたが、資金的にひょっとしたらできないかもわかりませんけどもというような説明も確かにあったのは覚えてますが、あれは民間が出したビジョンなんでしょ。僕はてっきりあれ民間の方がやるのかと思いましたよ。そしたら、どうも関係者に聞くとコストがかかるので市にやってくれと、市のほうでは当然そんなことできませんということで中止になったという話も聞いております。
だから、イメージだとかそういう経営の構想みたいな形で発表された会社に3年間無料で土地を貸して、駐車場がなおかつただで、私はちょっとそういった点について疑問も感じますし、市の確かに理事者の専権事項ではあるでしょうけども、専門家を入れないということであれば専門家を入れないんでしょうけども、もう一度アゴラを含めて、アゴラの方も含めて、今市民はその産直市プラスどういったものがあそこに来るか、集客力があるか、どーや市場の方も今心配してるんですよ。アゴラ程度のもので人がふえるんかなと。
あれ計画見ますと、朝市をやるということが出てますけども、兵頭議員も商業関係の出身者ですが、私も商業ですが、企画をやっただけでは収益は上がらないんですよ。毎日毎日どれだけの人が来て、毎日毎日コンスタントに売れるかっていうのは一番商業の大切なことなんです。だから、もう少し集客力のある、産直市にとらわれない。どうも聞いてみますともう一人の方は温浴施設も出しとったとか、いろいろ話も聞いてますけど、そういうことも含めて、あの広いスペース、あの2,200坪の芝生があるからということで言っておられますけど、僕は副市長にはあれは駐車場にも使えるような芝生にせんといかんですよと何回も言ってるはずです。以前も大西君にもその話はしてるはずですよ。あの芝生を見て市民は、ああ、これ本当に活性化になるんですかと、何ですかという話が多いんですよ。フェリー乗り場周辺の確かに建物の近くには全部公園がありますよ。見てください、全部閑散としてるでしょ。あれをどういった形で有効利用するかっていうのは僕大切なことだと思うんです。
だから、素人の方がいろいろ話しするよりは、もう一回基本に返って、僕は謙虚にそれは考えてもらったほうがアゴラの方のためにもいいですし、アゴラはアゴラで構わないんですよ、プラスアルファどういった施設をして集客力を高めるかということが僕は大切だと思いますので、再度その件についてもお伺いをいたしたいと思います。
○議長(宇都宮富夫君) 答弁をお願いいたします。
市長。
○市長(大城一郎君)
宮本議員の再質問に対してお答えをいたします。
まず1点目、ずさんな北浜公園の市立病院移転計画等について、白浜地区であった説明会からるる申し述べていただきましたが、今聞いておりましたら、この大平への移転については宮本議員、おおむね賛成というような感じで私は受け取りました。今後、なお一層いい市立病院になるように御指導をいただきたいと思います。
続きまして、文化協会の会長の件でございますが、これは文化協会の内部で協会の存続、維持にかけて協会の方々が十分協議された結果であろうと思いますので、私が私物化しようとか、そういう考えは毛頭ございませんので、御理解をいただけたらと思います。
なおもう一点、公共事業においての入札関係でございますが、公共事業においての入札に対しましては、その入札参加業者が公平で公正な競争のもと、適正価格で落札することが原理原則であろうと私は思っておりますので、市長としてその業務が忠実に執行されるよう努めてきておりますし、今後もそのようにしていきたいと考えております。
その他の問題につきましては、各担当から答弁をさせます。
○議長(宇都宮富夫君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君)
御質問の中で責任という言葉のお話がありました。その中で、第3可動橋、つくられてから全然使われてないと、その辺の例も例えて私がお話をしました。その中で、そのとき急に責任というお話が会場で出ました。じゃあ、想定外の大津波が来て、20年後に、そのときやっぱり僕は責任をとるんかということまで思いをいたしまして、じゃあその責任ということはどうとるかということで非常にちょっと戸惑った記憶があります。
ただ、今お答えさせていただくとすれば、現在の中でベストのものを考えていく、これが一番責任をとるやり方ではないかと思っております。そういうような責任というものの意味をそういうふうに考えているということを御理解いただいたらと思います。
それから、費用のお話が出ました。実際北浜で建てることにつきましては患者の負担が少ない、2年でできる、なおかつ市の中心部にいろんな形で集積できて、スモールタウンという中で非常に利便性が向上する、さまざまなメリットがあります。そのような中で津波の問題もあり、今宮本議員が言われたような地元の方の御意見もあったということの中で打開案として先ほどお話ししましたように公民館、それから農協の買収みたいな話も打開案として考えました。そのような場合には、議員おっしゃるように確かに経済的なメリットというのは非常になくなってくると思います。そのことについてはもし次の機会があればそのことについてもきちっとお話をしたいと、そういう話を内部でしていたところであります。
ただし、現在の計画、今のところ約60億円ちょっとですけれども、平成15年につくった計画は130億円だったということからいけば、我々の努力というのは病院を適正なものにして費用を抑えようということの中はその130億円が60億円になっとるということでも十分御理解いただけるのではないかと思っております。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池賢造君)
先ほど私のほうが大平の公園に6億円という答弁をしたという御質問がございました。病院検討特別委員会で萩森議員の御質問で、萩森議員がある程度計算されているとしたら教えてくださいということで私のほうが手持ち資料として、そのときにも御説明させていただきましたけれども、北浜公園をつくったときの費用、そして今つくっております双岩のコミュニティ公園、さらには近隣市の総合公園等の平米当たりの金額を見比べまして参酌した中である程度の金額という形で6億円ぐらいかなというふうにお答えしたところでございます。どのような事業でも最初から正確な数字は難しゅうございます。例えば道路であればメーター当たり幾らとか、正確に出るのは例えば下水道であれば管の大きさが幾らならメーター当たり幾らとか、こういうのは割と正確に出るところでございますけれども、公園はその設置するもの等によってかなり違いますので、これはあくまでも概算のさらに概算の数字であるということで申し上げておりまして、先ほど言われました王子の森公園についてもまだそこまでの設計等してございませんので、正確な数字は申し上げることができません。
以上でございます。
○議長(宇都宮富夫君) 財政課長。
○財政課長(藤原賢一君)
調査基準価格はだれがどのように決めるかという御質問に対してお答えいたします。
調査基準価格は設計金額が1,000万円以上の建設工事について設定をしております。
(宮本明裕君「だれが決定するん」と呼ぶ)
調査基準価格は設計書により一定の計算式で求められるもので、市長が記載しておりますが、市長の意思により影響を受けるものではございません。
○議長(宇都宮富夫君) 宮本明裕君。
○宮本明裕君
先ほど御親族の公職の就任の件で話をされておりましたけども、市長は市長のサイドでいろいろ弁明をされても一般の方々は公私混同ではなかろうかと、先ほど言ったように私物化しているんではなかろうかというふうに思われてもいけませんので、今後そこらの点は十二分に謙虚な気持ちで受け取っていただいたらと思います。
先ほど市長が決めるということですから、市長が決定権持ってるということですか、あの調査基準価格の、だれですか。以前のいろいろな関係者の話によりますと、調査基準価格のそういった数字については市長がお決めになるんですよと、時の市長さんによって違うのかもわかりませんが、そういったことを聞いたこともございますし、できるだけ入札があって事後で調査基準価格が発表されるわけですから、以前は予定価格と最低価格かなんかが同時に発表されてたと思うんですが、ですからいろんな入札方法あるかもわかりません。今までいろんな形の中で県方式がいろんなところで、入札だけではなしにいろいろ採用されているようですけども、決して県の方式が正しいということではないんですよ。県の場合には県議さんは非常に建設業者が多いんです。だから、余り質問しないという話も聞いておりますし、我々の場合はこれ建設業者はいないんですよね。そういったことの中で、やはりできるだけ市民に不安もしくは公平じゃないんじゃないかというような疑いが持たれるような入札方法は八幡浜市に合ったやり方がいいんじゃないかなと私は思いますよ、私は、今までの経験の中では。
以前、競争価格でどんどんどんどん安いのができたと、安なったと自己責任でみんなは入札するわけですから、おお、安くなったけんの、入札が安くなったからほかの事業ができるよというような市長の話も聞いたことがございます。が、いろいろ操作をされて、ひょっとしたらだれかがそういったことを、そういうことはないでしょうけども、操作をされながらそういう基準価格が発表され決まっていくというようなことになればやはり不安を持つ方もおられるでしょうし、いろんな一長一短はあるかもわかりませんけども、そういったことの中の、特に御親族が3回連続で1万円以下で落札をされたということは業者の方からいろんな話も聞きますし、一般の方々からも聞くことがございます。やはりそういうことも踏まえて今後どのようにされるか僕わかりませんけども、御注意もされたらいいんじゃなかろうかなと思っております。
そして、私は賛成したわけではございませんよ。2億5,000万円から5億円の軽減ができるという大平の建てかえの場合、そういうことを発表されてますけども、私は決してそう思いません。先ほど6億円のソフトボールの球場は大平に建設するという話、これ部長が発言をされるということは、部長のその発言を我々は信じるわけですから、先ほど言ったような責任ありませんよとかというさっき発言があった場面もありますけども、そういったことの中で6億円、例えばあそこに球場ができたとしたら、差し引きすれば大平のほうが安くつくわけですよ、市全体の予算から見れば、ソフトボール場ができないわけですから。私はただ単に病院の建物のその本体じゃなしに、僕は以前からそういったトータルでずっと発言もしておりましたし、そういったことの観点から私はそういった数字で市民に耳ざわりのいい話をされるの、それは行政そうかもわかりませんけども、余りにも我々議会と一般市民を不誠実、もしくはわかりやすい言葉で言えばだましてるんじゃないかと、私はそう思いますよ。その件についてもう一度お伺いをいたします。
○議長(宇都宮富夫君) 市長。
○市長(大城一郎君)
まず、責任についての話がありましたが、これやはり行政でやる事業は行政の責任があろうと思います。やはり行政は継続性があるものですから、いかなる政権になってもそのときの市長が責任を持っていくものだと思います。過去の八幡浜市のあらゆる市政で行ったこと、今もいろいろと継続する中で、行政の継続の中で問題ありますが、今その問題の解決に向けて私が全責任を持って実行している、そういうことだと思っております。
それと、入札制度につきまして調査基準価格というのがありますが、これは私が勝手に決めれるものでもございませんし、決めるものでもございません。これはその工事一つにおきましていろいろな諸経費の計算によって決まってくるもので、その諸経費の割合は全事業主さんに公表をしております。
それと、入札制度につきましては、私が市長になった平成21年4月から八幡浜市の入札制度が失格基準価格を採用するような方向に変更がされております。これは平成20年8月12日、前政権のときに平成21年4月から改定するというような案件になっておりまして、前政権では4月1カ月だけだったんで、そういう案件はないんですが、私が就任した5月以降にそういった失格基準価格を伴った入札の内容が現実となってきているところでございます。
その他の問題については、各担当から答弁させます。
○議長(宇都宮富夫君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君)
今市立病院の建てかえの費用について再度の御質問がありました。これについては2度にわたってお答えした内容と重複いたします。基本的には平成15年の当初案に基づいて最初差額を出していた、そういう計算です、それは先ほど課長から説明のあったところです。最終的に私が先ほどお話ししましたように実際に北浜に行くと地元に御説明したような案の中でやっていく、なおかつ球場もこっちに持っていけることになった場合にある程度経済的なメリットは薄れてくるだろうと、そういうお話もしなくてはならない状況があったかもしれません、北浜で進めた場合に。しかし、最終的に北浜案はそこへ行くまでに、基本的には地元の要望、それと津波対策ということやったと思いますけれども、北浜に反対ということでしたので、その段階で終わっております。だから、それ以上の十分な経費的な積算、そこに至るまでは行かなかったと、そういうことであります。
(宮本明裕君「議長、要望で」と呼ぶ)
○議長(宇都宮富夫君) もう3回ですので……
(宮本明裕君「要望」と呼ぶ)
簡潔に要望をしてください。
○宮本明裕君
とにかくしがらみのない公平公正な市政を、これ公約に出てますから、ぜひ実行していただきたいと思います。
以上です。