公開日 2014年09月03日
質 問 事 項 | |
1 | 国際交流について |
2 | 公有水面埋め立てについて |
3 | 公共施設の使用状況について |
〔清水正治君登壇〕
○清水正治君
提出をいたしております通告書に従って一般質問をさせていただきます。
きょうは少々風邪ぎみでございまして、いつものように迫力はございませんが、あしからず御了承ください。皆さんお疲れのところでございましょうが、あとしばらくお待ちいただけたらと思います。
東日本大震災からはや9カ月が経過いたしました。被災地では寒い冬の季節となってまいりました。被災者の方々には厳しい冬の試練が忍び寄って、日々の生活に苦労されていることと思います。そのような現実の中、政府はああだこうだと議論ばかりでなかなか前進しない現状であります。一国の総理大臣もしかり、任命された大臣もころころと転がるまりのように入れかわる現状では、政治がうまく進むわけがありません。我々国民から見ればいいかげんにしてほしいと思います。政党や自分たちの損得勘定だけが浮き彫りになっているようにしか見えません。本当にこれでいいのか、人間性はどこへ行ったのか、悲しい限りであります。大人の世界の醜さだけが見えてまいります。
ところが、我が八幡浜市では若い人たちがすばらしい活動をされております。真穴小学校、中学校、川上小学校の生徒さんがミカンのプレゼントを東北被災地の子供たちに送られたことや、そのために陰で活躍された議員さん、また八幡浜高校の女子駅伝メンバーの皆さんが5年連続で都大路出場の快挙をなし遂げられました。その上、八幡浜工業高校のメンバーが何と世界一というすばらしい戦いをかち取ってくださいました。心から感謝申し上げたい、本当にありがとうございました。
少々前置きが長くなりました。それでは、本題に入ります。
大綱の1、国際交流について、大綱2、公有水面埋め立てについて、大綱の3、公共施設の使用状況について、以上3点についてお伺いをいたします。
1点目は、合併前、旧保内町ではドイツのシーボルト協会と年に1度交流訪問をしてお互いの友好を深めてきました。合併後2年くらいは実施されたように思いますが、最近声も聞かなくなりました。今後再開されるのか、このまま中止となるのか、お伺いをいたします。
2点目、八幡浜工業の生徒の皆さんが世界一の大偉業を達成されて世界にその名を残されたということは、私たち八幡浜市民の一人としてこれほど喜ばしいことはありません。これからの若い人たちがどんどん世界へ羽ばたく時代が目の前に来ているように思います。そのためには語学の勉強が必要になってまいります。昔から百聞は一見にしかずと聞いてまいりました。できれば一案として中学生を中心にシーボルト協会との交流再開などはいかがかと思います。理事者のお考えはいかがでしょうか。
大綱の2、公有水面埋め立てについて、今回の議案書19ページを見ますと、この図面上では3差路の手前までの埋め立ての計画にしか見えません。ここは冬場は西風の強いとき、満潮時には潮風が舞う場所であります。この道路を利用される方々にとってもう少し埋め立てを延長したほうがいいのではと思いますが、いかがでしょうか。埋め立てによる防波堤のできぐあいでは潮風の舞う度合いがかなり変化するのではないかと思います。理事者のお考えをお伺いいたします。
榎峠倉庫の地震補強事業で209万2,000円が計上されましたが、昭和37年に建築された非常に古い建物です。ここの施設の耐震診断、補強実施計画は今後どのような使い方をなされようとされるのか、お尋ねいたします。倉庫という名目になっておりますので、差し支えがなければ教えていただきたいと思っております。
以上で私の質問を終わります。いつものことでありますが、御答弁は手短にお答えをお願いします。
○議長(宇都宮富夫君) 市長。
○市長(大城一郎君)
清水議員御質問の大綱1、国際交流についてお答えをいたします。
議員御指摘の海外派遣事業につきましては、平成3年度に旧保内町の事業として始まり、八幡浜市国際交流協会の事業として引き継がれ、合併後応募者不足で実施できなかった平成19年度を除き平成21年度までに4回にわたり実施をされています。市が国際交流協会へ補助を行い、協会が主体となって派遣事業を実施していましたが、市の財政事情も厳しい折、個人による海外旅行も身近になった現状を踏まえ、平成21年度を最後に補助を見送っているところであります。
現在、協会単独での海外派遣事業の継続的な実施は困難となっていますが、特に中高生にとっては海外を訪れ、国際感覚を磨くことは大変貴重な経験でありますので、従来の実施形態にとらわれず、今の時代に即した国際交流事業のあり方を協会とともに今後検討してまいりたいと考えております。
その他の質問に対しましては、各担当の部課長から答弁をさせます。
○議長(宇都宮富夫君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池賢造君)
清水議員御質問の大綱2、公有水面埋め立てについて、舌間埋立位置を延長したほうがよいのではないかの御質問にお答えいたします。
今回の公有水面埋め立ては、国道378号の道路改良工事に伴うものでございます。議員御指摘の榎峠をおりた3差路から北側への埋立延長でございますが、この区間は舌田漁港の護岸であり、背後道路は県道250号舌間八幡浜線となりまして、今回の工事には含まれてございません。今回はあくまでも国道378号道路改良工事に伴う埋立事業でありますので、御理解いただきたいと思います。
○議長(宇都宮富夫君) 生活環境課長。
○生活環境課長(大森幸二君)
それでは、清水議員御質問の大綱3、公共施設の使用状況についてお答えいたします。
お尋ねの榎峠倉庫は旧舌間ごみ焼却場の施設であり、平成9年の南環境センターの操業に伴い、平成10年11月より地元の環境整備の一環として舌間区に倉庫として無償貸与しており、地元では農業用資材等の保管やミカンの一時仮置き場等として利活用されております。また、ピロティー部分は市有施設への放置自転車及び捕獲犬の保管場所として市のほうで使用しております。
このような中、昨年6月に舌間区より施設の老朽化に伴う危険性の指摘と近い将来発生が想定される南海地震等の災害時の避難場所として活用したいため、防災の視点からも施設の補強を行ってほしいとの要望がございました。これを受け、市といたしましては長期にわたりごみ焼却場を受け入れていただいてきた舌間区の皆様の御要望におこたえするため、同施設の耐震診断、補強設計の水準確保のための判断を行う必要から9月に関連予算を計上したものでございます。
なお、現在のところ、老朽化による危険性がございますので施設の使用は禁止をしております。今後は診断の結果を見きわめながら、南海地震等災害時の避難場所の確保の観点などから施設の改修工事を実施し、舌間区の御要望にこたえてまいりたいと思っております。
以上でございます。
○議長(宇都宮富夫君) 清水正治君。
○清水正治君
ただいま御答弁をいただきました。大綱2、3についてはよく了解できました。この国際交流につきまして市長にもう一点お尋ねをしたいと思います。
御承知のとおり、今回内子町さんがあの城壁の町ローテンブルク市と姉妹交流をされて、中学生の交流活動をこれからやろうと、こういうことが町のほうでどうも進んでおるようでございます。そういうこともひっくるめまして、私は今までやっておりましたこの国際交流の再開について、できればやっぱり我が町の中学生あたりを中心にして継続の方向はないものかと、できれば来年度の予算に組み込んでいただいて検討していただきたい、このように思うわけですが、市長、いかがでしょうか。
○議長(宇都宮富夫君) 市長。
○市長(大城一郎君)
国際交流のあり方ということで再質問をいただきました。
私といたしましても、昨年、南加県人会の100周年の際には八幡浜市内の高校生を10名、国際交流という観点からも派遣をいたしまして、当事者、そして保護者の皆さん、学校関係者にとりましても大変貴重な体験をさせていただいたというふうな感じでいい事業だと思っております。ですから、今後中学生の派遣につきましても、今の国際交流というか派遣のあり方、現状に即した派遣のあり方を模索しながら協会とともに検討してまいりたいと思っております。