公開日 2014年09月03日
質 問 事 項 | |
1 | 地域医療確保、公約の3名確保について |
2 | 人件費削減について |
3 | メンタルヘルスについて |
4 | 八幡浜ちゃんぽんを通しての今後の取り組みについて |
5 | ワイワイスタンプ問題について |
6 | 国道沿いの花壇の荒廃について |
〔石崎久次君登壇〕
○石崎久次君
私は、質問通告書に従いまして、大綱6点について質問をいたします。市長並びに関係理事者の誠意ある御答弁を求めます。
市長は、さきの八幡浜市長選の際、数々の公約を掲げられ、昨年4月に見事当選されましたが、その中で一番に際立った公約として地域医療の確保、直ちに医師3人の確保と具体的な数字をもって市民の関心を引き、強調されましたことは、八幡浜市民であればだれもが知っている公然の事実であります。
その後、公約から約1年後の本年4月より3名の医師が実際に着任され、サテライトセンターの設置により4名の方にも着任していただいて、医師の確保は順調に進んでいるようにも思えますが、ただいまだに土曜日の夜間救急受け付けが行われていない現状を踏まえ、市長が直ちに3人確保と言われて打診されていた方々の八幡浜市への着任はいまだ実現しておりません。その方々の着任があれば、あるいは土曜日の夜間救急受け入れも可能ではないかと思うのですが、市長の公約で示された3人の方々は実際来春には、あるいはこの先、八幡浜市に一人でも来ていただけるのかどうか、それとももう何も打診も努力もなされていないのか、明快な御答弁をいただきたいと思います。
当市は、合併後毎年事務職員を2名ずつ採用してきましたが、それは新採用職員はその後40年間にわたって勤務させるものであり、40年後の人口、市役所の規模を予測して採用人数を決めていると伺っておりました。しかし、それまで2名が適当とされていたものが、来春より5名もの採用となっております。40年後の市の人口、市役所規模をどのように予測され、3名の増員を決定されたのか。また、人件費削減という公約をされているにもかかわらず、どのような根拠を持ってこれを決定されたのかをお伺いいたします。
国からの三位一体改革の強引な押しつけにより、財政面の疲弊が叫ばれております。また、それに伴い市職員の仕事量もかつてより多大になっていることと思います。その上、地域主権といううたい文句のもと、さらに仕事量の増大が見込まれるのは火を見るよりも明らかであります。
私は、職員の皆さんが人員削減の中、この難題に立ち向かうに当たり、誠心誠意市民の皆様のために頑張っていただけるものと信じておりますが、1つ心配しておりますのは、過重労働等によります精神、心の病の問題です。責任のある人こそ自分の中だけで処理しようと頑張り過ぎ、その結果心の病に陥ってしまうと最近の報道等によく取り上げられております。
そこで、このような心の病にならないように当市として何か取り組まれていることがあるのか、大切な職員の方々をこれからどう守っていくのかを、市長としてのお考えをお伺いいたします。
大綱4点は、八幡浜ちゃんぽんを通しての今後の取り組みについてであります。
商工会議所青年部より引き継いだ形で八幡浜ちゃんぽんの全国発信を推進し、ちゃんぽん係長まで任命されたのは、ちゃんぽんを通しての八幡浜市への観光客の来訪を目指されているものだと思いますが、現在ちゃんぽんのみのPRでは、宿泊を含めた他の産業への波及効果が見られないようにも見受けられます。今後ちゃんぽんを通して市全体が潤うような施策をお考えなのか、お伺いをいたします。
八幡浜スタンプ事業協同組合の皆様が、18年間にわたり市商店街の発展のため、活性化のために考えられ、御努力をされてきたこととは思いますが、このたびの組合解散に伴ってのスタンプ事業の突然の廃止と最終精算においての対応は、今まで支えていただいたお客様に甚だ納得できるものではないと言わざるを得ないと思います。加盟店である皆様には今後この問題に目をつむるのではなく、誠意ある対応でこの逆境をプラスに転じていただきたいと強く要望すものであります。
さて、11月22日のスタンプ台紙の交換が資金不足から途中で打ち切られた際、行政側に何とかしてくれという嘆きや怒りの苦情が届いていたと聞いております。その一因としては、11月23日付の地方紙掲載の記事に行政側のコメントとして、商工観光課長名で市民への影響が最小限となるよう財政支援も含めて迅速な対応を検討したいと書いてあったことにあると思います。この紙面を見たワイワイスタンプをお持ちのお客様は、八幡浜市が何とかしてくれるものだというふうにとられたのだと思います。しかし、財政支援をするということは、すなわち市民の皆様の税金をそちらに回すということであります。このような重大な方針を一課長がコメントできるものなのか、またこのコメントに関し市長は事前に相談を受けられていたのか、コメントを出された真意をお伺いいたします。
本年4月まで、国道197号線沿いを花できれいにする会代表の方が新開町付近の側道を会員の方々とともにいつ見ても美しく保全していただいておりましたが、現在その場所を見てみますと、雑草は生え放題で、今までにはなかった空き缶などのごみのポイ捨てが目立つようになっております。あの場所は、大洲方面から八幡浜市へ入る窓口、いわば玄関であり、八幡浜市に来訪をされる方々の第一印象を決定する大切な場所であります。それが現状としては、正直この町に泊まってみようとか、観光してみようとか、そのような明るい気持ちになる要素がないように思われます。また、このまま何も手を打たなければ、ますます荒廃していくのは容易に想像ができます。今の現状を市長も出張の際などには十分見られたと思いますが、率直にどう思われ、どう考えているのかをお伺いいたします。
以上で質問を終わります。
○議長(萩森良房君) 市長。
○市長(大城一郎君)
石崎議員の御質問の大綱1、市長の政治姿勢についてをお答えいたします。
議員御指摘のとおり、私の選挙戦においての公約として、地域医療の確保、直ちに医師3名の確保は市民の皆様に対する一番のお約束でありました。当選以来、公約の実現に向けては全力で取り組み続けております。1年間という時間を要しましたが、ことしの4月から、脳外科医師を初め3名の医師が新たに医療に従事していただき、またサテライトセンターの開設によりまして4名の先生が着任され、新たな体制で市立八幡浜総合病院が動き始めたところであります。先生方を初めスタッフの献身的な努力により、市民の皆様の安全・安心を担う地域の中核病院としての信頼を少しずつ取り戻しつつあるように感じているところであります。
しかしながら、全国的に医師が不足しているという現実がありまして、自治体病院を取り巻く環境は依然として厳しく、市立八幡浜総合病院も例外ではありません。
そこで、医師、看護師を初めコメディカルの必要性、重要性を十分に認識して、地域医療再生に精力的に取り組んでいるところであります。
当然私自身も個人的なつてを初め、当初お声がけをさせていただいた先生方に対しましても継続して働きかけを行いながら、関係大学、医局を通して医師確保に根気強く、全力で取り組んでいるところであります。
次に、大綱6の国道沿いの花壇の荒廃についてお答えいたします。
現在市では、地区公民館や婦人会、ボランティアグループの方々による花の植栽による町の環境美化活動、コミュニティー活動に対し原材料費、花や苗、肥料代等の一部として一律上限10万円の助成をしております。各団体様の費用負担の軽減を図ることでその活動を支援し、環境美化に努めているところであり、関係団体の皆様の御労苦に心より御礼を申し上げるものであります。
さて、御指摘の箇所についてですが、特に春には桜と相まって本当にきれいな花壇だったと印象に残っておりますが、現在は本当に雑草が生い茂った現状を私も見ておりまして、非常に残念な思いをしております。現在この花壇管理の中心的役割を担っていた方が高齢で管理ができない状況であり、管理を引き継いでいただけるボランティア団体等があれば、市としても連携をして対応をしていきたいと考えております。
その他の問題につきましては、各担当課長から答弁をさせます。
○議長(萩森良房君) 総務課長。
○総務課長(都築眞一君)
石崎議員の質問の大綱2、人件費の削減についてお答えします。
平成17年3月28日に総務省が示した新地方行革指針に基づき、全地方公共団体において集中改革プランの策定、公表が求められました。集中改革プランにおける平成17年4月1日から平成22年4月1日までの定員管理の取り組みとして、総定員の純減率4.6%を上回る目標数値の設定が求められ、当市におきましても平成17年4月1日時点で、総職員数745人から5.9%、44人の減を目標として計画を立てました。合併後の当市の職員の採用につきましては、この集中改革プランの目標数値を達成するために、新規採用職員を2名程度に抑え、取り組んでまいりました。その結果、平成22年4月1日現在の職員数は、当初の数値目標である701人を大きく下回る635人、14.8%、110人の減となりました。これはすべての職種を含んでおります。集中改革プランにつきましてはことしで目標達成をし、ことしで一定の区切りを見たところであります。
なお、当市におきましては、一般行政職では今後定年退職で平成26年度までの4年間で48名の減、また平成31年度までの10年間で見ると127名の減となっております。毎年2名の補充では、職員不足により行政そのものが維持できないことが予想されますので、今後の人口減少も勘案し、ぎりぎりの必要人員を見据えながら、単年度前の退職者の多寡に余り左右されない計画的な採用を心がけていきたいと考えております。
続きまして、大綱3、メンタルヘルスについてお答えいたします。
議員御指摘のとおり、県内の自治体におきまして、合併による職場環境の変化、定員削減や地方分権による業務量の増加により、年間150人前後の地方公務員が精神面での不調を訴え長期休業に追い込まれているとの報告があり、八幡浜市においても近年メンタル面での病気休暇や休職者が増加しております。
当市ではこのことを重くとらえ、平成19年度から産業カウンセラーによるカウンセリングを月1回実施しており、年間40名近くの職員がカウンセリングを受けております。また、予防対策として職員研修を実施しており、今年度は11月に管理職員を対象に約80名が参加し、産業カウンセラーを講師にストレスの解消法や部下との相談相手としてのコミュニケーションのとり方等についての研修を実施しております。また、長期にわたって休職となった職員に対しては、スムーズに復職できるよう、平成20年度からは復帰訓練実施要綱に基づき円滑な職場への復職を図っております。今後も職員のメンタルケアを充実していくとともに、メンタルヘルス担当者についても相談窓口として実践研修を受講させるとともに、大切な職員が心の病にかかったときには早く気づき、ケアできる職場ごとの体制づくりに努めてまいりたいと考えております。
○議長(萩森良房君) 商工観光課長。
○商工観光課長(菊池誠一君)
石崎議員の質問、大綱第4、八幡浜ちゃんぽんを通しての今後の取り組みについてにお答えいたします。
当市では今年度から八幡浜ちゃんぽんの知名度向上によるさらなる地域活性化事業に取り組み、八幡浜市のよさを多くの人に知っていただく一つのきっかけとなるよう、市の内外両面に向けた情報発信を行っているところであり、県内においてはある程度八幡浜ちゃんぽんとして浸透してきたのではないかと手ごたえを感じております。
しかし、県外ではまだまだ知名度不足を痛感せざるを得ない状況にあり、PRにおいて今後より一層の創意工夫と地道な活動が大切であるというふうに実感しております。
宿泊を含めた他の産業への波及効果ということでありますが、ちゃんぽん単体では宿泊までの需要につながっていない状況でございます。しかし、本年我々担当課への八幡浜ちゃんぽんに関する問い合わせは、前の年に比べ格段に増加しており、それに伴い町並み散策や観光、物産に関する問い合わせ、実際に市役所担当課までお越しいただく市外の方の数は確実に多くなってきてございます。八幡浜市のよさを多くの人に知っていただく一つのきっかけとして、今後も八幡浜ちゃんぽんをさらにPRいたしまして、各分野に波及効果があらわれるよう、観光、物産情報等の発信強化にも努めてまいりますので、御理解を賜りたいというふうに思います。
続きまして、石崎議員御質問の大綱5、ワイワイスタンプ問題について、担当課長が地方紙に出したコメントの真意についての質問にお答えいたします。
今回新聞紙上に商工観光課長名で出したコメントの真意をということでありますが、まず商店街の振興は商工観光課の大きな業務でありますから、22日の朝の現地での混乱を受け、すぐに事態の確認を行いました。結果としまして、シートを交換できたのはごくわずかな人たちだけであり、大部分は交換されないままとなっていたことが判明いたしました。私としては、担当の課長として、まず組合が自主的に判断されたことであり、当面様子を見るのか、消費者保護の立場から財政出動も含めた対応を検討するのかの2案について考え、まず大きな混乱を収拾することを念頭にお話の発言となった次第でございます。これはまだ市長の了解を得てないものであり、私としてはただ消費者の信頼をつなぎとめ、商店街を救いたいという思いが強く出過ぎたものと、性急な発言であったと反省しております。
現在スタンプ事業組合ではなく、商店街として何らかの対応を検討されている状況でございまして、十分把握して対応していきたいというふうに考えておりますので、御理解を願います。
以上です。
○議長(萩森良房君) 石崎久次君。
○石崎久次君
それでは、再質問に移る前に一言ちょっと私からお話をさせていただきます。
私は、一般質問をするに当たって、事前の打ち合わせの中で理事者側に大綱に対して市長に答弁をすべてしてほしいと申し込みましたが、慣例とか、各理事者が述べる答弁は市を代表するものだから、なかなか難しいということを言われました。
ですが、市長は、前議会、9月議会において、同僚議員の質問される前に、市長は傍聴に来られてる市民の皆様にこう言われとんですね。9月のこれ会議録なんですが、きょうは朝から傍聴席にたくさんの傍聴の方々がお越しいただいてございますと、本当に市政に関心をいただきましてお越しいただいたたことに本当にありがたく思います。きょうは議会の真剣な議論をごらん、お聞きいただきまして、その後またこういった感想もお聞きしたいと。そういうことで、私のほうにかねてから相談に来られる方とか、こういう話を聞かれて、傍聴に来られない方ですと、八西CATVとかを見られて、その方々の意見の中に、なぜ大綱に対して市長が答えられないのか、詳しいことを聞きたいわけではないんだけど、大綱っていうことに対してはこういう質問ですよというたら、私の考えはこうですよ、そういう対象になることぐらいは説明されるのが普通ではないのと、そういう御意見もあったのでお伺いしたのと。あと、1つや2つ答えられた後に、あとは全部担当課長に答弁させますというのもおかしいんじゃないかと、そういうお話もありました。
また、今回は私の質問にも順番どおりではなかったわけなんですが、八西CATVを見て質問する内容はわかるんだけど、答える順番がばらばらなんで、何を質問して、何を答えているか、市民の方々が理解に苦しむという、そういうことがありまして、こういう申し込みをしたわけなんですが、これも順番が云々というのも、前回の9月議会のときに、市長、たしか答弁の中に言われとんですね。そういうふうにしますと言われてるわけじゃないんですけれど、よりわかりやすいという方向で議会運営委員会のほうと市のほうととも話し合いながら、この答弁の順番については決めさせていただきたいと、こういうことも言われてますので、私から、今回はこの問題に関しましては質問通告をしているわけではありませんけど、要望としまして、こういう点も、大綱に対して詳しい内容じゃなくても構わないんですから、市民の皆さんが思われている、そういうことに対して真摯に受けとめていただいて、答えられる範囲で構わないんで、そういう市長の姿勢、考え方というものをぜひ検討していただきたいと、これをまず要望として言っときます。
それでは、再質問に移らさせていただきます。
先ほど市長のほうから、第1の医療に関して御説明はいただきました。
私が何点かちょっと心配事があります。それをまず言わさせていただきます。これは多分医療対策課長に対する質問になるとは思うんですが、現在自治医大の方から前回加戸知事の思いをいただきまして来ていただいてるお医者さんがおられますけれど、ずっと来ていただけるのかと思ってましたら、よく聞いてみますと、毎年毎年その方にいていただくために自治医大とお願いっていうか、交渉とかというんですかね、そういうものをしなくてはいけない。ということは、もしかすると向こうの判断で、例えば来年帰らなくちゃいけないと、そういうことも起こるんではないか。また、地域医療再生基金事業の一環としてこの八幡浜市・大洲圏域の云々ということがありまして、八幡浜市立病院にサテライトセンターを設置していただいたわけですが、この事業も事業が終わると同時にこの先生4名の方も引き揚げられる、そうなった場合に、今市立病院の体制が確かに明るい希望としてこの八幡浜市の優秀な子供たちというか、もう青年になっておりますけど、医学部のほうに進んでいただいてると思うんですけれど、その方々が帰ってきていただく間のこれがどうなのかということが全くわかっていないので、その点をお伺いしたいのと。
それと、2次救急として今確かに土曜日できておりません。この事業基金として八幡浜・大洲圏域の各病院を一つの大きな病院とし云々という話を去年立ち上げられたと思うし、八幡浜市も受け入れられ、大洲市も受けられたと思うんですが、それが実際に1年たった今機能しているのか、話し合いがまとまったかというと、実際機能してないんだから、その進展ぐあいが1年かかっても多分、この議会の間にも御説明がなかったと思います。その点、医療に対してやはり市民の皆さん、今の現状は意外と安心はされておりますが、将来的な、近々の将来を見ましても確定というのは少なくて、不安定要素としてお医者さんがいなくなる可能性のほうが高いという現実があると思いますので、現状を報告なり、先ほど言いました自治医大の方がこれもうどうなるのか、サテライトセンターの見込みとしてはどうなのか、また先ほど言いました大洲圏域を含めた2次救急に関してどうなっていくのか、その中間報告なり見込みを教えていただきたいと思います。
あともう一点は、医師の方を求めるに当たり、たしか1年ぐらい前はいろんなアピールをしたと思うんですね。今は確かにホームページとかなんかでやっておられますけど、各家庭にですとかいろんな、広報は当然ですが、各家庭に、お医者さんがいないんでこの八幡浜市は大変な状況になっておりますって、市民の皆様からの募集というか情報をいただくような活動を過去していたと思うんです。最近見ますと、確かに看護師さんも含めて広報には載ってますし、ホームページにも載ってますけれど、例えば、年に1回ですけれど、市県民税とかというものを各家庭に配られます。必ずあけられます。そういう中にそういうものも入れていただいて、市民の方々に常に粘り強く周知徹底をしながら募集というか情報提供をいただくっていうことを継続していただきたいということをお願いしながら、いろいろいい方法があるんであれば、その提案もお聞かせいただきたいと思います。
第2点目に、人件費についてでありますが、市長は公約の中に3億円の人件費抑制って言われましたよね。今回、先ほど私が一般質問した中に、2名が今度5名に、これ人件費削減にはならないとは思うんですけれど、ただ今の現状を見ますと、自然退職者、勧奨退職者、自然減ですねという方がおりますし、あと人事院勧告っていう形の分での人件費の削減は進められてると思います。ただ、市長の言われた、3億円人件費を抑制って言われたその3億円っていうのが、自然減とか人事院勧告ではなしに、公約ですから、何らかのその根拠があって言われたと思うんですが、その根拠をお伺いしてないので、その辺をお伺いしたいと。
あともう一つは、今言われました職員の計画数に対してふえてるから、今後はそれに合わせてふやされる。確かに僕も必要なことだと思うんですね。やっぱり職員の方が少なくなれば、先ほど言いました心の病っていうのも一緒だったと思うんですね。職員一人一人に対する負担が大きくなれば同じことが起きますので、その職員の適性に合わせて最小限ぎりぎりの数を上げる、採用するのは当然やと思います。
それと、もう一つ気になるのは職員の方のモチベーションです。前回の臨時議会のときにたしか人事院勧告によりまして職員の方の給料を下げる、ボーナスを下げるということもあって、採決があった際、私も反対をしました。なぜかといいますと、給料が毎年下がるところに本当に一生懸命仕事をしようという気が起きる方がいらっしゃるのか。一生懸命頑張ろうとしても、やっぱり仕事した代価はその賃金にはね返ってくると思うんですね。皆さんの中でも、課長さんに上がられる、平から上へ上がられるにしても、本当に自分の意識の中に一生懸命頑張っているのは、仕事もふえてるのにどして下がる。確かに民間は下がってる、この現実はありますから、それに伴っていくと、わかるんですけれど、その人たちの今後に対するモチベーションを上げるのに本当にそのとおり認めていいものか、人事院勧告あるけど、ここがもっと頑張ってみないかんのじゃないかという意識をやっぱり持つことも、少し変えてみることも大切じゃないかと思いますので、その点もあわせてお伺いしたいと思います。
それと、メンタルヘルスですが、私がこの11月にカウンセラーの方から、私がカウンセラーの方にかかったわけじゃないですが、1時間半ぐらいの講演を聞いてきました。その方も言われるのが、15年、20年前にはカウンセラーという仕事はなかったと。大体10年ぐらい前から仕事がふえ続け、今ではこれ以上カウンセリングをしてると、自分がカウンセリングを受けないといけないというお話もされてました。それほど心の病に陥っている方は多いと思います。女性の方が男性に比べて倍ぐらい多いっていうのは皆さんも御存じだろうし、ただし自殺される方は男性の方がまた倍ほど多いと。ここ見ていただければ、職員も女性の方はお一人だけですね。やはり男性の中に、先ほど言いましたように自分の力で一生懸命やろうと頑張っておられることによって自分に抱え込んでしまうっていうことでの発症が多いと聞きます。これを立ち直らすためには、一番に自己理解と気づき、自分を受け入れることですね、それと自発性を高める、内面から自分が律する、それとこれは多分職場環境だと思いますが、親密性、対人関係、職場の中でコミュニケーションをとれる職場環境をつくることが大切であると。これさえできてれば、幾ら病気に、心の病に陥っても、最終的には、その方の経験からいえば立ち直ることができるというお話を承っております。
先ほど11月15日にもカウンセリングの講習会があったとお伺いしまいましたが、打ち合わせの中で月1回、カウンセリングを行ってるとお伺いしております。他市の例を挙げますと、私も松山市、大洲市、宇和島市のカウンセリングに対する云々というのを少し調べさせていただいて、そういうことをきちっとやり始めたら、心の病に入る方はやっぱりいらっしゃると、立ち直る方もいらっしゃると。そのこと自体が、カウンセリングをきちっとやっていくことによってそれだけふえなくなる、それとそれ以上ひどくならない。もしなった方は、先ほど課長言われましたように、立ち直る計画をきちっと立てることによって、その方が今までやめていかれた方が逆に少なくなって、立ち直ってくる機会のほうがふえてるという実績もよく聞いております。
その中で、カウンセリング、多分松山市だったと思うんですが、一番これはきくんかなあと思ったのは、保健師さん、カウンセリングの専門家は月に1回ですから、そのお話を聞きながら、励まし合いながら何とかっていうのはあるんですが、その中に、松山市がしてる中に、保健師さんにお一人入っていただいて、やっぱりその方が、個人情報はあるんですけれど、見守っていくという、その方を見守っていく、その情報を上司の方と相談しながらやっていくことによって、心の病がひどくならないようになってるという情報はありますので、今後のカウンセリングに対して、その辺も検討していただきたいと思います。
長くなりますが、ちゃんぽんに関しては、確かにちゃんぽんを通してやっていただければいいと。ただ、一般の同じような飲食業をされてる方の中にちょっと不満とかなんかっていうのがあるわけですね。なぜかというと、商工会議所の中でやられてる分には自分たちで決めたことだから、それは構わないよと。ただし、八幡浜市がちゃんぽんだけでいくって、ちゃんぽんを積極的にやってます。これは税金でやってるわけだから、自分たちの税金もちゃんぽんに行ってるんかと、我々にはないんだなと。ただし、その方々が言われるには、やっぱりまちおこしであるから、ちゃんぽんにいくのはいいよと、ちゃんぽんにいくのも構んけれど、自分たちにも返ってくるように、できるだけ早く、できるだけ人に来てもらって町のにぎわいがなるように一生懸命やってもらえるように言ってくれということなんです。やっぱり自分たちの今置かれた状況は大変苦しい状況だけど、やっぱりそれでも自分たちも耐えないかんのかもしれんけど、税金でそっちをやってるんだと。自分たちの税金を使ってちゃんぽんという一つのもんに向かってやってるんだから、それが生きて八幡浜市自体が潤わないと、我々の税金はそこで終わってしまうんじゃないかと物すごく不安に思われとる現状がありますので、できるだけ早く、また具体的に、人が来ていただける、人が来ていただければ、市民の方がいろんなところが潤えば、ちゃんぽんの方が潤うのもそうですね、やっぱりそれは潤えば次に使える、いつの間にか回り回って自分のところに返ってくるのでオーケーだよということがありますので、積極的に、ちゃんぽんも構いませんので、一生懸命頑張っていただきたい。お願いいたします。
それと、ワイワイスタンプに関しましては、市長、きのう、同僚議員の答弁の中に商店街の方が言われましたらという話がありましたですね。私が思うんですが、先ほど課長のコメントのお話もあったですし、新聞の中にもありますけど、早急に、迅速に対応ということも言われてるわけですね。財政支援というのは、確かに次の日かなんかに報道にもスタンプの次回交換はできませんとすぐ言われてますんで、それはもう確かにそのとおりだと思うんですけれど、迅速にっていう対応は、これは銀座商店街、新町商店街の方も総会を開いて何とかせないかんと思うんだけど、その手段はまだ見つからないよと。だから、何とかしたいって気持ちはその方々もあられる。
もう一つ、実際にスタンプを持たれてる方は、最初に不満があり、不信があり、そやけどいつまでなったらこれ、今だったらそれは持っとってくださいと言われるんだけど、だんだんだんだん不安になってくるわけですね。やっぱりその方々は不安が今度また不満に変わってきて、商店街の活性化に絶対マイナスに、長くなれば長くなるだけいいことはないと思うんですよ。
ここを考えられたら、確かに商工観光課も大変忙しい課でありますんで、私からのこれ1つ提案ですけれど、この春、定年退職とかやめられた方を、やめられるときに何て言われてやめられてるかいうたら、一市民になりますけど、今後とも八幡浜市の発展のためにも一市民として頑張っていきたい、御協力していきたいとやめられてるわけでしょ。そういう方々に、市長とか副市長の特命担当みたいな形にお願いできるもんであれば、こういう、急いでやらないかんときには、そういう行政能力もあるような方をお願いして、この解決する間だけでももう一度ちょっと協力してくれないかと、そういう発想も考えていただいて、こういう問題は市が、じゃあ中とって一生懸命先に率先してやりましょうっていうぐらい言えば、商店街も一緒になって早くやろう、市民の方、持っておられる方も、ああ、じゃあ市のほうがやってくれるんだから、期待して待ってようって、そういう気持ちになるんじゃないかと思うんですよね。そういう形を私のほうからは提案させていただきます。
最後になりますが、花壇の問題ですけれど、やっぱり各団体一律10万円という形で過去されてたと思うんですね。これ、本当に一律10万円でもええですけれど、ただ場所的なもんとか、面積的なもんとか、その必要性に応じたいろんな基準があると思うんですが、そういうことも考えていただいて、優先的というか、その補助率の問題であるとか考えていただいて、あそこはたしか代表の方が個人負担もされてたわけですよ、金額的に、私わかってますから、それは言いませんけれど、そうなってくると、その新しい方々に幾らきれいにしてくれ言うても、個人負担の、ボランティアで自分たちが花も植える、草も抜く、いろいろ、水やりもする、その中で、苗代も何もかも、そっちも負担してくれというたらこれボランティアじゃなくなってくるんですね、もう継続できなくなってくるんありますんで、その辺もひとつ考慮していただいて、今後の支援というか、補助の内容も考えていただきたいと思いますので、一応再質問は以上で終わります。
○議長(萩森良房君) 休憩いたします。
午前11時21分 休憩
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午前11時35分 再開
○議長(萩森良房君) 再開いたします。
市長。
○市長(大城一郎君)
石崎議員の再質問に対して答弁をさせていただきます。
まず、1点目の大綱1の地域医療確保の点で何点かございましたので、答弁をさせていただきます。
まず1点目として、自治医科大学からの先生につきましてですが、今後自治医科大学医師の配置につきましては、議員御指摘のとおり単年度での配置となっており、毎年度継続配置を前提としない、ゼロベースでの見直しが行われる予定でございます。関係市町の要望を聞きながら、自治医科大学じゃなしに愛媛県が配置を決めております、決定をしております。来年度の配置決定は、本日ヒアリングを受けて決定されると聞いておりますので、来年度もぜひ継続して来ていただくよう本市からは要望する予定でございます。
そして、サテライトセンターについてでございますが、地域医療再生計画の期間中、平成25年度までは基金事業として設置をされる予定です。その計画後も市としては継続してサテライトセンターを設置していただくよう、愛大、そして医学部、県とも交渉をしておるというところでございます。
そして、3点目の大洲との連携ですか、現在どのような状況になっているかということでございますが、現時点で大洲地区の計画ですが、来年の秋に救急夜間急患センターが整備される予定になっております。広域化の内容等につきましては、それも踏まえながら、現在保健所の仲介のもと、関係病院間でどのような形で運営していくことができるか協議中ということであります。その概要が固まれば、住民説明会等で皆さん方にお知らせしていく予定に考えております。
そして、医師募集のための広告の充実でありますが、これは日々私もいろんなところで言っておりますし、かなりのPRをしているつもりでありますが、議員御指摘のとおり、いろいろなアイデアをいただいて、先ほど市県民税の通知書とかも御提案いただきましたが、それらも踏まえ、今後引き続き効果があるような方法で実行していきたいと思っております。
そして、人件費の件についてですが、議員自然減というふうな表現をされましたが、自然減というのはありません。やはり10名退職して、それを補うために10名とるのではなく、それはやはり計画的な採用と私は思っております。それで、今後10年間で100人減っていくのに100人を採用するわけでもありませんし、たとえそれが2名減のときにも、やはり3名、4名採用しなければならないようなときもございます。自然減、自然増といったような表現ではないと思います。
そして、人件費につきまして、私も選挙のときに3億円の削減をしたいというふうに打ち出しました。それはその当時の人件費を見て、これはかかり過ぎているんじゃないか、この中から3億円はめどとして職員にも協力をしていただく、そういった余地があるのでないかというふうに考えたわけでございます。その中で、現在人事院勧告の実施などにもよりまして年間合計約1億2,000万円の人件費の削減もあります。こういったものも、やはり人件費の削減の中には、実際減ってるわけですから、加味していかなければならないと私は思っております。それも先ほど議員おっしゃられましたモチベーションとも踏まえて、それは入れていくべきだと思っております。
そして、個人としては私がまず人件費、自分の人件費を削減していこうということで、現在までにですが、現在までに104万400円のカットをしております。そして、退職金の分も含めましたら2,133万7,522円、市長、副市長、教育長の3人で合わせましたら2,247万6,083円、これがカットされとるということでございます。
今後、職員の給与カットにつきましては、生活給の意味合いがありますから、十分に職員とのコミュニケーション、話し合いが必要だと思いますが、財政状況、必要性について本当に職員にも説明をし、来年度4月実施に向け理解を求めていきたいと思っております。
その他の問題につきましては、副市長初め担当課長から答弁をさせます。
○議長(萩森良房君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君)
それでは、私のほうからは、職員のモチベーションが下がるのではないかというお話の点についてお答えさせていただきます。
基本的に職員はプロの公務員ですから、プロということはお金をもらってやっていると、だからお金が下がればモチベーションは下がる、まさにそのとおりであります。ただし、公務員のモチベーションというのはお金だけではなしに、職場における人間力、上司の指導力、仲間との連帯意識、そのようなものでモチベーションが維持されてる部分がたくさんあります。だから、単に給料が人勧で下がったからといって八幡浜市の職員のモチベーションが下がるものではない、そういうふうに職員の能力に期待をしております。
さらに一言加えますと、市内の企業が非常に苦しい思いをしている中で、職員の給料を、人勧が出ている中で現況を維持することは、それは道理に合わないのかと、そういう感じを持っております。
以上です。
○議長(萩森良房君) 政策推進課長。
○政策推進課長(中榮忠敏君) 6点目の花壇の件についてお答えをいたします。
議員御指摘のとおり、これまでの支援の方法が妥当かどうか対応が難しくなっているということで、既に私どものほうで制度の見直し作業の検討を行っております。今後も内部で協議を進めながら、持続可能な新たな新制度を構築し、皆様の御協力をいただきながら、美しい生活環境と地域のイメージアップに努めてまいりたいというふうに思っております。
以上です。
○議長(萩森良房君) 総務課長。
○総務課長(都築眞一君)
メンタルヘルスに関しての質問にお答えします。
現状、対応について御提案いろいろありがとうございました。保健師をその相談に当てたらどうかというふうな提案もございました。市の内部で職員衛生委員会というものがありまして、その中でそういったものを検討する部分もありますので、その中で面接、カウンセリング等に保健師さんも入っていただけるのかどうなのか、そういったものも可能性がどうなのかということを検討していきたいというふうに思っております。
○議長(萩森良房君) 石崎久次君。
○石崎久次君
先ほど言われました先生方のサテライトを含めまして大変将来見通しとして云々というもんもありますけれど、やはりこれからも積極的に、これはお願いという形しかできないとは思いますけど、強力にこれを進めていただきたいと思います。
それと、2次救急に関しまして、広域医療の大洲・八幡浜圏域の問題ですけれど、今来年秋に大洲にそういうものができるということをお伺いしましたが、大洲の各病院が、病院というか、大体ここですよ、中央病院、市立病院あったと思うんですが、そういうところが、そういう1年ぐらい前に決まったのになぜこうならないかと考えますと、私が思うんですが、大洲は八幡浜と一緒になるよりも、今高速道路が即つながってます、何かあったら高速乗れば、八幡浜に来る時間と同じで松山のほうへ行ける、そしたらもし2次救急がだめなら3次救急にすぐ走れるという、何かそういうのもあるんじゃないかと、何かそういう気持ちも起きてきます。
ただ、これからは早くこれが実現するためにも、これは多分最終的には市長の政治判断、大洲市を含めた両市長の政治判断をもとに強力に進めていただくことが、より早くこれがまとまって八幡浜市民の皆さんの安心につながると思いますので、市長のほうでいま一層の大洲市の清水市長に対する協力関係の呼びかけをしていただきたいと思います。
それと、あとはカウンセリングというかメンタルヘルスですけれど、先ほどお伺いするのを忘れたんですけれど、カウンセリングにかかっている方が現在は毎年40名だとお伺いしましたが、今現在かかってるんじゃなくて、休職されてる方が何人おられるのか。実際にそれが大体どれぐらいの期間で復帰されようと、それは個人別に言うと違うとは思うんですが、そういう人数が多ければいろんな対策もさらに考えないといけないと思うんですが、それもあわせて、何人今休職されているのかをまずお伺いします。
人件費の削減は、これ私の見解とはちょっと違うと思うんですね。人事院勧告っていうので、じゃあ勧告がなかったら削減がないということですね。公約で下げるということは、自分がこういうことで下げますよと、市長が言われた私の給料を下げました、副市長も協力していただきました、教育長も協力いただきました、これが本来公約からいう削減であって、3億円に向けての削減だと思うんですね。確かに自然減じゃないと言われるんですけれど、やっぱりやめていかれる方の分も計算に入れて公約を、採用人数が少ないから、この差額が削減の金額ですよというのは、公約の言われた削減とはやはり違うと思うんですね。自分が言われた3億円というものの根拠が本当に、先ほど最初に言われたように、市の職員の給料は高いと思う、じゃあ愛媛県のように部長は幾らお願いしますよと加戸知事がやられましたけど、先ほどモチベーションの関係があるんで余り言いたくはないんですけれど、私は反対のほうなんですけれど、ただやられた結果として、目標として3億円と言うたものが本当に、いや、そう意味じゃなくってこうですよと言われるのはなかなか納得のいくものではないと思います。その辺もあわせてお伺いして、再々質問までですので、これで終わりたいと思います。どうか答弁をよろしくお願いいたします。
○議長(萩森良房君) 市長。
○市長(大城一郎君)
広域医療につきましては、大洲市長、清水市長とも話していきますし、現在八幡浜管内、三瓶もありまして、西予市の市長、三好市長とも相談を進めているところでございます。今後3市の市長、首長が寄り合って、広域医療の2次医療の完結ですね、そういったことには本当に真剣に相談できる場をつくって相談していくというふうにお約束したいと思います。
それと、人件費についてですが、これは3億円を目指してやっていく、言われたとおり、県が部長以下5%を筆頭に減らしていくといった形で、今現在市の職員と団体交渉を踏まえて、担当課を踏まえて、4月からそういった方向を見据えてやっております。
以上です。
○議長(萩森良房君) 総務課長。
○総務課長(都築眞一君)
現在何名が休職中かという部分なんですけども、2名の方が現在休職になっている状況です。その期間等については、やはり状況によって変わってきますので、今までの流れの中で、病気休暇の期間で休職まで至らなかった方もおられますし、90日を超えて休職に至った方もおられます。そういった中で、やはり医師また担当課長等、連絡とりながら、その方の職場復帰に向けたプログラムを考えながらやっているというふうな状況になっております。
今のところではちょっと現在の2名については何月に復帰予定というところはまだ立ってないというような状況です。