公開日 2014年09月05日
〔清水正治君登壇〕
○清水正治君
提出をしております通告書に従って、6月の本会議での一般質問をいたします。
報道によると、我が日本は世界で3番目の平和な国だそうであります。大変うれしいと私は思います。ニュースを見ますと、今南アフリカではワールドカップが開催されておりますが、一方では治安の悪さが心配されております。一日でも早く治安のいい平和な国になってほしいと思うのは世界じゅうの人々の願いであると思います。
平和な国と言われる我が日本では、国の最高機関が地震のごとく揺れ動いております。国民の幸せなどはどこ吹く風の国会の現状は情けない。一国民として本当に腹立たしい気持ちであります。国民の声は全く無視された昨今であります。わずかな年金で一生懸命働いている人たち、働く場所がなくて、その日の生活に困っている多くの国民の声を聞く耳持たない今の国政のあり方は、本当にこれでいいのかと言わなければなりません。一日も早く国民が安心して生活できる世の中を私たちは望んでおります。今のような政治は国民は絶対に望んではおりません。自分たちの保身のみにとらわれているようでは、本当の国民の幸せは来ないのではないでしょうか。国民の幸せのために論議を重ねてもらいたい、公約実現と言いながら沖縄県民の心を踏みにじるばかりか、自分自身のお金の問題、説明責任をしないまま総理の顔を変えて世論の声を無視するといった、全く国民をばかにした今の政府の姿は情けないの一言に尽きると思うわけであります。私は、日本の総理大臣は国民投票で選ぶべきだと思っております。
前置きが長くなりました。本題の質問に入ります。
大綱の1、学校問題について、大綱の2、港湾・漁港について、大綱3、市立八幡浜総合病院について、大綱の4、市営住宅について、4点をお伺いをいたします。
まず、大綱の1、学校問題について。
政権交代によって今までの政策が大きく方向転換されたのではないでしょうか。今までは、平成23年度で全国の学校耐震は大体終了するような方針だったように思いますが、政権がかわって国の補助制度が大きく転換されたのではないでしょうか。
そこで、3点ほど伺います。
1点目、校舎と体育館を合わせて耐震対策がどのぐらいおくれるのか、見通しで結構です。
2点目、新給食センターの補助金はスムーズに進められるのか、もしおくれるとすればどのぐらいおくれるのか、伺いたい。
3点目、これからますます人口減少が加速するように思うが、我が八幡浜市の学校の統廃合についてどのようなお考えか、市長としての腹案があればお示しいただきたいと思います。
大綱の2、港湾・漁港について。
去る6月5日、双岩地区の皆さんが県道、市道の清掃をしていただいたニュースが報道されました。本当に頭の下がる思いです。ところが、6月11日の新聞には、写真入りで、出島の仮設市場近くでごみ捨て場のような場所が掲載されました。お魚を扱う場所のすぐそばがこのような状態でいいのだろうか。早く処理をしなければますますごみがふえるのではないかと思います。
それに関連して、渡海橋から大内浦停留所近辺にも同じような現状があるように思います。御丁寧にフェンスを張って、八幡浜市の標識をつけて、その中に廃車を入れて、そして駐車禁止の標識までつけております。この件は今回2度目の質問ですが、合併からはや丸5年がたちました。5年前と少しも変わっておりません。それどころか、渡海橋のそばまでまるで物置のような状態です。美しい港町八幡浜を取り戻すことはできないものか、市当局はどのように考えておられるのか、明快な答弁を伺いたい。地域住民と話し合いはできないのか真剣に努力をしてもらいたい。話し合ってみなければ解決の糸口は見えてこないと思います。担当の理事者は先頭に立って解決策を考えていただきたい。
大綱の3、市立八幡浜総合病院について、市長公約の医師確保と病院の建てかえについて伺いたい。
全国的な医師不足は簡単に解決は望めないと思いますが、何としても市民の生命の安全と安心していつでも身近な病院で診察や治療が受けられるように、医師確保に全力で取り組んでいただきたい。
それから、最初に述べたように、国の方針が大きく変わって病院の建てかえなどの見直しをする必要が出てきたのではないかと思いますが、見通しについて伺いたい。
この件につきまして、医師確保の件につきましては、朝ほど上田議員さんの答弁の中でお答えをいただいておりますので、医師確保については答弁は不要でございます。
大綱の4、市営住宅の件についてお尋ねをいたします。
多くの市民から市営住宅への入居を希望する声がありますが、市当局の考えはどのようになっているのか、お聞かせいただきたい。現在入居可能な住宅はどのぐらいあるのか。耐震の問題で入居を控えている戸数はどのぐらいあるのか。また、入居を控えている住宅のこれからの扱いについて、市の計画があればお知らせをいただきたい。国の方向が不安定な現状では明確な答えは出しにくいかもわかりませんが、市民が納得のいく答弁を期待しております。
もう一点、階段手すりの取りつけについてどの辺まで進んでいるのか伺いたい。
以上で私の質問は終わります。
○議長(萩森良房君)
休憩いたします。
午後 1時58分 休憩
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午後 2時15分 再開
○議長(萩森良房君)
再開いたします。
市長。
○市長(大城一郎君)
清水議員の大綱1、学校問題についての(3)学校統廃合の考え方についてお答えをいたします。
全国的に少子化が進行する中で、本市においても児童・生徒数の減少により学校の小規模化が著しく進展しております。昨年からことしにかけまして、小学校で115名、中学校で52名の児童・生徒が減っており、言いかえればここ数年は1つの学校に相当する規模で児童・生徒数の減少が続いている状況でございます。また、複式学級の小学校が16校中4校あり、全校児童数が13名以下の学校も3校ございます。
このような状況が続きますと、各学校間の教育条件や教育環境の不均衡の拡大を招くおそれがあり、児童への教育効果に影響を及ぼすことが危惧されます。近隣の市においても同様な課題が生じており、合併後、それぞれの市において、検討委員会の答申等に基づいた学校統廃合計画を既に策定し、適正で望ましい学校規模、教育環境の実現を目指しているところでございます。
私は、次代を担う子供たちの教育にとって何が最善であるかを基本に据えて、学校が学校として最大限の機能を発揮できるよりよい教育環境をつくり出すために、教育委員会と十分連携、協力しながら学校の再編整備を推進したいと考えております。
続きまして、大綱3の市立八幡浜総合病院についてお答えをいたします。
先ほどと少し重なるところがあるかもしれませんが、去年の4月以降、一生懸命医師確保に向けては努力してまいりました。その間に女性団体連絡協議会の主催により地域医療を考える市民フォーラムが開催されるなど、市民の皆さん方にも後押しいただきました。本当にありがたく思っております、ここで御紹介をさせていただきます。
そして、現在医師数は一時期の24人から27人まで回復しております。その結果、若干ではありますが、マンパワーが回復したということで、市立病院の先生方から制限解除の申し出があり、御案内のように5月の連休明けから内科新患受け付けの制限及び救急受け入れについて一部解除をいたしました。ただし、以前のように毎日受け入れるまでには回復しておりませんので、新たに地元出身の医学生との交流を図るなど、今後も引き続き各方面に働きかけ、医師確保に努めてまいりたいと考えております。
次に、病院の建てかえの見通しということでございますが、昭和35年建築の外来診療棟を初め施設の老朽化、狭隘化が著しく、耐震性も不足し、建物の増築、増築により動線も悪く、患者様に多大な迷惑をかけております。このようなことから、地域住民に安心・安全なサービスを継続保障していく上で、耐震構造の病院を新たに建設する必要がございます。病院の建てかえにつきましては、従来の整備計画をゼロから見直し、用地の選定、建築費用の縮小など、当市の人口、財政規模に見合ったコンパクトで機能的な病院の建てかえを目指してまいりたいと考えております。
その他の問題につきましては、各担当課長から答弁をさせます。
○議長(萩森良房君)
水産港湾課長。
○水産港湾課長(大西 力君)
大綱2、港湾・漁港施設の管理についてお答えします。
議員御指摘の渡海橋から大内浦停留所近辺までの施設は、以前の旧港、新港埋立工事に伴う漁船の移動に際し、漁船の係留施設、漁具置き場等の目的で整備したものです。また、大内浦以西岸壁エプロンにつきましても、漁業活動のために整備しております。そのため、漁具置き場等に使用しておりますが、中にはナンバーのない車や小屋等、漁具盗難防止等の目的で漁具保管場所として利用している場合がございます。しかし、中には全く使用せず、放置されていると思われるものもございますので、聞き取り調査等を行い、関係漁民と協議いたしまして、公共施設の有効利用を図りたいと考えております。
港湾漁港施設において、今回の出島の仮設魚市場と同じく、ごみの投棄等市民のモラルが問われるような行為が行われ、たびたび水産港湾課職員で片づけたり、看板を設置したりしておりますが、なかなか改善しない状況であります。今後は、施設への一般市民の立入禁止等何らかの対応を実施すべきではないかと考えます。新魚市場整備にあわせて抜本的な見直しを図ります。
以上でございます。
○議長(萩森良房君)
監理開発課長。
○監理開発課長(中岡 勲君)
清水議員御質問の大綱4、市営住宅についてお答えいたします。
まず、1点目の市営住宅募集計画でありますが、現在維持管理しております住宅総数が1,212戸ございます。入居戸数が1,098戸で、政策的に募集を行っていないものが33戸ありますので、入居可能な住宅が81戸ある状況でございます。
現在おおむね定期的に年4回募集を行っていますが、入居募集用住宅の修繕に比較的新しい住宅で20万円から30万円、古い住宅で100万円以上経費が必要となりますので、予算を勘案しながら、年間15戸程度の募集を行っていきたいと考えております。
なお、耐震問題で募集を差し控えている住宅はございません。また、入居を控えている住宅について具体的な計画はございません。
次に、2点目の階段手すりの改善状況でございますが、市営住宅で手すりの設置が必要とする住宅が45棟ございました。平成15年度から順次改善を実施し、現在残り1棟となっております。この1棟につきましても、改善していく予定でございます。
以上でございます。
○議長(萩森良房君)
学校教育課長。
○学校教育課長(若宮髙治君)
清水議員御質問の大綱1の1、政権交代に伴う耐震化事業の影響についてお答えいたします。
平成22年度の文部科学省の予算は大変厳しいものとなっております。国は公立学校施設の耐震化等の推進を引き続き最重点施策の一つに位置づけ、地震により倒壊の危険性があるもののうち、耐震性の低い施設の耐震化を優先的に実施することとしております。
八幡浜市の学校耐震化の現状は、非木造建物56棟のうち、旧耐震化基準の建物39棟について耐震診断を行っており、平成22年4月1日現在の耐震化率は58.9%、今後改修の必要のある棟数は23棟であります。このうち特に耐震化が急がれる耐震指標Is値0.3未満の建物は、平成21年度繰越事業の真穴中学校、松柏中学校、八代中学校屋内運動場、今年度に実施設計、平成23年度に工事を計画している白浜小学校体育館と喜須来小学校校舎の5件であり、この5件の耐震化が済めば解消できる予定であります。Is値0.3以上の建物についても国の状況を踏まえながら順次対応してまいりたいと考えております。
次に、大綱1の2、新給食センターの補助金採択の見通しについてお答えいたします。
給食センターの改築は、八幡浜市にとって長年の懸案事項であり、昨年度事業実施の見通しが立ち、昨年12月に新給食センター建設用地取得の予算化、今年度当初予算に実施設計委託料の予算化を行っております。今年6月に補助内示を受け、平成22年度と23年度の2カ年事業として事業実施、平成23年7月末の完成、夏休み期間中に実地研修を行い、平成23年の2学期からの新センターでの給食開始を目指しております。
例年6月には交付金の内示、交付決定がありますが、国は校舎等の耐震化関連事業を優先して補助採択し、予算が余れば耐震化事業以外にも対応するとのことであります。このため、市長が国会議員へ陳情を行うなど、補助採択に向けて鋭意努力いたしているとこでございます。
以上でございます。
○議長(萩森良房君)
清水正治君。
○清水正治君
一、二点再質問をさせていただきます。
今答弁をいただきましたこの給食センターの件でございますが、今予定をされておりますように、極力スムーズに進むように、市長、ひとつこれは強力に進めていただきたい。やはり子供たちの安全な給食が進むように努力をしていただきたい。
それから、住宅の問題でありますが、大変入居可能な空き戸数もたくさんあるように今伺いました。やはり市民の財産でございますから、できるだけ遊ばさないように努力をしていただいて、できれば1戸でも2戸でも、こういう遊んだところがないようにこれから進めてもらいたいなと、このように思いますが、いかがなもんでしょうか、お伺いをいたします。
○議長(萩森良房君)
監理開発課長。
○監理開発課長(中岡 勲君)
清水議員の言われることももっともだと考えております。予算の関係もありますので、その辺なるべく多く募集ができるようにいたしたいとは考えております。
○議長(萩森良房君)
市長。
○市長(大城一郎君)
給食センターの件につきましては、議員の御指摘のとおり、23年度の完成に向けて、これは国の補助事業の採択の関係もありますので、国会議員の方々にも協力をお願いしながら順次進めてまいりたいと思いますので、議員も御協力をよろしくお願いいたします。