公開日 2014年09月05日
〔井上和浩君登壇〕
○井上和浩君
皆さん大変お疲れのところを昨日に引き続いての一般質問となりましたが、どうぞよろしくお願いをいたします。遅くなりましたが、おはようございます。
私今回行政の中で多少なりとも行政の運営の中にかかわりを持たせていただいているという立場の中から、大綱2点につき、幾らかでも市民のために、また費用対効果が見られるようなということを中心として2点の問題を取り上げて質問をしたいと思います。どうぞよろしくお願いをいたします。
それでは、大綱1、ケーブルテレビの活用について。
当市でもブロードバンド・ゼロ地域解消のための取り組みが緊急経済危機対策事業の一環として今年度中に八西CATVエリアにおける伝送路の改修がなされることとなりました。現代は社会全体の情報が驚くほどグローバル化された時代であり、地域における情報通信基盤の整備は我々にとって不可欠な整備であると感じているところであります。
国は現在のアナログ放送を来年7月で廃止をして、すべての放送手段をデジタル放送に切りかえることを計画、八幡浜市にあっても、ケーブルテレビのメタル配線を光ケーブルに張りかえる計画となっております。八西地域総合情報センターでは、光ケーブルによるメリットとして、チャンネル数が大幅にふえる、非常に安定をした映像が楽しめる、テレビのためのアンテナを必要としない、八西地域の身近な情報が詳細に見れる、インターネットではスピードが速く、地域間における速度差がないなどがホームページ上で紹介をされております。
現在の八西CATVの伝送用同軸ケーブルは、平成3年に開設以来既に20年を経過していて、老朽化に伴って年々補修にかかる経費もかさんできていることも事実であり、地域住民の情報通信に対する多種多様なニーズに十分にこたえるサービスの提供が難しくなっております。現状の同軸ケーブルでは能力や容量、どれをとっても限りがあり、将来必ず必要となる伝送路の整備事業であると理解をしております。
この事業における30億円近い費用のほぼ98%が国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金ほかによる補助事業であります。とはいえ、膨大な整備費をつぎ込んだ大型事業であるだけに、市民は今後のケーブルテレビには投資に見合った期待をすることが当然の思いであると思います。
今日利用をしているケーブルテレビ放送は、放送局が制作をした既存の番組の再送信が主体となっていて、独自の番組は八西ニュースほかお知らせ番組、これ以外ローカル色豊かな制作番組はほとんどないという印象が強いように思われます。伝送路改修に合わせたこの際ですから、八西地域の視聴者の多彩なニーズにこたえられる地域情報拠点としての機能を大いに期待をして、以下に質問と要望をするものであります。
その1、光ケーブルに改修することによりケーブルテレビに関心を持つ世帯がふえると思うが、現在の対象地区におけるCATVの加入率とインターネットの加入者数はどの程度か、地域別に集計するとどのようになるか、お尋ねします。
2、放送局が制作をした既存のテレビ番組の再送信を受信するだけの手段であれば、スカパーなど他の方法でも視聴することが可能であると考えられるが、ケーブルテレビによる受信の優位性についてお伺いをします。
3、光ファイバーケーブルに改修することにより双方向通信インフラの整備が可能となり、これまでとは違った生活に密着をした良質のサービスが提供できるようになると思われる。地域の将来を見据えて実現に向けて努力をしてほしい。何か計画があればお尋ねをいたします。
4、伝送路改修に期待を大きくし過ぎてもよくないと思いますが、IP電話の取り組みや遠隔医療や介護支援、災害情報などを提供するライフライン機能の取り組みはどのように考えているのか、お伺いをします。
5、チャンネルを探すと通販番組にはよく遭遇するが、地域や生活に密着をした地域経済活性に影響を与えるような情報は余り見たことがない。地域の農業生産者、漁業生産者、また商業者といった身近な地区民の顔を見ることができると同時に、多彩な情報やデータを提供できるような番組の制作が必要と思うが、その考えはないか。
6、地域や生活に密着をした番組とは、例を挙げると次のようになると思います。最近健康に関するテレビ番組が多く放送されるようになった気がしているのは私だけではないと思います。日常生活においてさほど気にしていなかったような小さな体の変化が実は将来大きな病気を引き起こす前兆であった、こんな健康管理の放送番組がケーブルテレビ放送で市立病院の先生が話しておられたあの放送を見ていたおかげで早期に治療ができた、命拾いをした、こんな評価をいただくことこそが生活に密着した地域番組と思うわけであります。漁業の分野にも、農業の分野にも、商業にも地方のケーブル放送ならではの生きた映像情報を視聴者に提供する工夫をお願いしたいが、このような取り組みの考えはないか、お伺いをいたします。
次に、大綱2、環境美化について。
近年エコという用語が私たちの生活スタイルの中で当たり前のように使われ、エコライフ、エコポイントなどの用語が日常会話で使われることに何ら抵抗もなく受け入れられております。
そもそもエコとは、人間も生態系の一員であるとの視点から、人間生活と自然との調和、共存を目指す考え方から生まれた言葉であると言われております。エコライフとは自然との調和、共存を意識した生活スタイルを指すことになり、具体的な取り組み自体は、他人と比較すると大きかったり小さかったりします。しかし、だれもが意識をして自分なりの一歩を踏み出していくことが大切であると言われております。この取り組みの難しい問題、環境美化についてを大綱に上げたことに今さらながら大きな後悔を持ちながら、しかしほっておけない、何とかならないかという気持ちからあえて問題テーマといたしました。
平成15年、私にとっての初議会でこの問題につき一般質問をしたことを鮮明に記憶をしていて、今回7年という年月を経て同じ問題に触れて質問することに複雑な思いでおります。当時、24時間稼働の広域ごみ受け入れを実施したばかりの環境センターの所在する双岩の、そのひざ元におびただしいごみが後を絶つことなく山のように放棄、放置される現状に我慢ができず、ポイ捨て禁止条例の設置を強く求めたものでした。願いはかなわないまま今日に至っております。当時理事者側からの答弁は、八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例7条で投棄の禁止、第8条で清潔の保持の規定があるにはあるが、実際問題として機能していない現状でありますとの報告でした。罰則規定も視野に入れて、環境美化条例制定に向けて積極的に検討していきたいとの答弁でありました。
近代社会にあって文明的な生活を送るようになった私たちは、暮らしのさまざまなところで無意識のうちに環境を害する行為が多発をしております。また、心ない、マナーの悪い一部の人の行為が残念な現状を生み出していることも見逃せません。問題の多い複雑な社会背景ではあるが、環境美化意識の高揚を図る活動は多くの自治体で工夫を凝らした取り組みがなされていて、条例も多くの自治体で制定がされております。
以上、現況を細かく述べてきましたが、以下にこれらに関連した問題に対して当市における考えを質問してみたいと思います。
1、広域ごみの受け入れ施設を持つ当市に環境美化条例が制定されていないのは大きな問題ではありませんか。
2、環境への負荷や影響を及ぼす対象事項は数え切れないくらい範囲が広く、条例制定には時間が必要でしょうが、私たちの日常生活に密着をしたポイ捨てに対する罰則規定については真剣に検討をしてほしいと思うわけですが、その考えについて再度お伺いをいたします。
3、平成18年だったと記憶していますが、移動性の不法投棄監視カメラを購入し数年を経過しているわけですが、監視カメラ設置による摘発事例などあれば、また監視カメラによる不法投棄に対する成果につきお伺いをいたします。
4、エコ問題、エコ活動が国を挙げて社会全体の関心事となっている現在だけに、八幡浜市においても環境美化推進委員を各地域に置くことを検討してよいのではないでしょうか。
5、以前には市内一斉の清掃デーがあったと記憶しているが、同日同時間帯の環境センターの一斉受け入れに物理的な問題があり、現在は公民館単位で日時を設定して実施をされております。提案となりますが、八幡浜市民総ぐるみの環境美化の日、または環境美化週間もしくは月間を検討して、環境美化に対する啓発期間を制定してはどうか、そのお考えをお伺いをいたします。
以上で大綱2点につき私の質問を終わります。
○議長(萩森良房君)
市長。
○市長(大城一郎君)
井上議員御質問の大綱2、環境美化についての1と2につきまして、あわせてお答えをいたします。
ごみのポイ捨て禁止条例の制定につきましては、21年3月議会におきまして新宮議員からも御質問がありましたが、いまだ未設定の状況であり、大変恐縮しております。昨年の6月から11月までの半年間、緊急雇用創出事業により2名を採用し、ごみの不法投棄パトロールと回収に努め、啓発を行ってきたところでありますが、一部の不心得者による不法投棄は後を絶たず、大変苦慮をしておるのが現状であります。
このような状況の中、市広報等による啓発等にも限界を感じており、空き缶のポイ捨て等も含め、環境美化条例の制定に向け着手をしてまいりたいと考えております。
その他の問題につきましては、副市長を初め各担当課長から答弁をさせます。
○議長(萩森良房君)
副市長。
○副市長(橋本顯治君)
それでは、井上議員御質問のうち、大綱1、ケーブルテレビの活用についての御質問1から6、CATVの加入率から地域番組の充実までについて、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、八西CATVの現在の加入者数ですけれども、ことし5月末現在で八幡浜市と伊方町合わせて1万4,136世帯、両市町での加入率は64.4%になっております。内訳としまして、八幡浜市が9,158世帯、伊方町が4,978世帯、八幡浜市の加入率が54.3%、伊方町の加入率は98%になっております。インターネットにつきましては大分数は減りますけれども、両市町合わせて2,172世帯、9.9%という状況です。これも内訳としましては、八幡浜市が1,245世帯、伊方町が927世帯、先ほどと同じように八幡浜市の加入率が7.4%、伊方町が18.2%という状況になっております。
次に、ケーブルテレビの優位性及び実現に向けて努力をしている計画についてですけれども、今回の改修によりCATVは単なる放送メディアとしてだけでなく、現在も使用しておりますIP電話の利便性が向上し利用促進につながるとともに、双方向通信機能を生かした情報通信ネットワークを構築することにより、医療情報の提供、医療の補助サービス、また災害情報など緊急告知放送等が可能になると思っております。遠隔医療や介護支援等は今後実現すべき大切な課題であると考えておりますけれども、それを実現させるためには、技術的、経費的な検討も必要であると考えております。
次に、地域の人たちの顔が見ることのできる、顔を見せることのできる、地域や生活に密着した番組の制作についてですけれども、現在八西CATVでは第6チャンネルで地域のニュース、議会中継などの自主番組を、それから第8チャンネルで気象情報サービス、警察、消防署からの緊急放送を放送しております。
お話のあった地場産業などに密着した情報の提供については、新たに別枠で番組を作成するだけでなく、現在放送しております八西ニュースの充実を図ることなども一案として考えられると思います。
また、地域番組の制作や住民の関心の高い防災関係、健康関係などの情報を地域の人材を活用しながら放送に加えていくことは、非常に魅力のあるテーマであります。経費面での制約はありますが、可能な限り伊方町とも連携して提案をしていきたいと思っております。
なお、今回の光ケーブルの改修により、CATVエリアではどの地域でも高速なインターネット回線が利用できるようになりますので、今後この面のメリットを強調して利用増進につなげてまいりたいと思っております。
以上です。
○議長(萩森良房君)
生活環境課長。
○生活環境課長(大森幸二君)
それでは、井上議員御質問の大綱2、環境美化について、3、監視カメラ設置による摘発事例などについてお答えをいたします。
当市では2機の不法投棄監視カメラを設置いたしております。1機につきましては平成19年10月に153万3,000円でカメラ機器一式を購入し、釜倉の鳥越峠付近の市道双岩鳥越峠線に設置いたしました。ある程度の効果が見られたため、平成20年10月からは保内町西町地区に移動、平成22年5月からは中津川地区の県道25号線沿いに移動させて設置いたしております。もう一機は、平成21年11月に愛媛県から産業廃棄物不法投棄監視カメラを借用し、双岩スポーツパーク内冒険ゾーン付近の市道横通り線に設置いたしております。
定期的に監視カメラの記録画像をチェックしておりますが、残念ながら摘発をするまでには至っておりません。しかしながら、設置によりまして不法投棄場所にある程度の防止啓発効果が見られますので、今後とも一定期間を経過した場合、設置場所を移動して、さらなる防止と啓発に努めてまいります。
次に、4、環境美化推進委員を各地域に置くことを検討してもよいのではないかについてお答えをいたします。
自分たちの町をきれいに保つためには、地域住民の環境に対する美化意識の高揚を図ることが重要だと思います。現在さまざまな団体において自主的に環境美化運動に取り組んでいただいており、市としてまず感謝を申し上げたいと思います。自主的な道路や河川等の清掃活動の促進、ごみの散乱や不法投棄の監視、ごみ出しや分別の指導等をより効果的に進めるためには、地域に精通した住民による環境美化推進体制の整備が望まれます。このような現状を踏まえ、当市におきましても公民館などの協力をいただくことを念頭に環境美化推進員の設置を検討してまいりたいと思います。
次に、環境美化に対する啓発期間を制定したらどうかということについてお答えをいたします。
環境美化に対する取り組みといたしましては、平成21年度では市内各地区や各種団体によりまして、4月下旬から10月中旬までの約6カ月間で25回美化活動が実施されております。6月5日には第24回の空き缶ポイ捨て防止活動が双岩地区で行われましたが、議員御指摘のとおり、いまだ一部マナーの悪い者によるごみのポイ捨て、粗大ごみの不法投棄が後を絶ちません。
議員御提案の環境美化に対する啓発期間の制定につきましては、御提案の趣旨は十分理解をいたしておりますが、先ほど申し上げましたように市民の環境美化活動も一定期間内に定着をしており、現時点におきましてはさらに意識啓発を促すためとして、フォーラムの開催、広報等での周知徹底を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。
以上でございます。
○議長(萩森良房君)
井上和浩君。
○井上和浩君
今ほどそれぞれ光ケーブル、そして環境美化問題につけ、非常に私の思いを受け入れた返答をしていただきましたので安心しておるところでありますが、二、三追加した形で意見を述べさせてもらったらと思います。
まず、その1点で光ケーブルの利用につけてですけども、大変将来的に経費がかさんできて大変な問題であろうということは想像がつきます。ですが、せっかくのこういった大容量の通信網が設置されるということですので、ぜひ早急にいろんな対処をしていただきたいと思います。
その中で、1点言い忘れたといいますか提案をし忘れた点が1点ありまして、できましたら今回港の開発であるとか、あるいは新町あたりの空き店舗とかというような問題とどういうふうに絡めていくかは今後の課題であろうかと思いますけども、CATVのサテライトをつくっていただき、そして一般の市民、住民あるいは学生、高校生、中学生が自由に自分たちが送りたい映像をそういう形の中でコメントを入れながら送る、そして自分たちの思いを語れる、そういった設備をつくっていただいて、地域の活性につなげてもらいたいなというふうな気がいたしております。それもうもちろん農業者の方、商業者の方、自分たちでいろいろと考えたことを映像で流して、しかもCATVを見る地域民がそういうことに対して関心が持てる、ああ、あの番組見ておもしろかったなあとかというようなことにつなげるような形でぜひ検討してもらいたいな。というのは、全国的に見ますと、それを短波放送で高校生が送ってみたり、あるいはこういった映像で送ったりというのはもう既に何例か見たこともあります。だから、可能であろうというふうに考えますので、ぜひ考えていただきたいなと思います。もういつでもそこへ出向いていって自分で撮ったビデオなり何なりがそうセットすることで送れると、送信することができるというようなもんですよね。考えていただきたいなと思います。
それから、八幡浜市の広報、これ何月号、何月号というふうに出ているんですけども、そういったものの内容の中には、もちろん新しい広報もあるわけなんですけども、常時掲載しなければいけないようなものも出てきます。その広報のかわりにこのCATVを利用した、その情報データがリアルタイムにのぞこうと思えば見れる、そういうふうなことを考えていく必要があるんではないかと。これからのいろんなメディアはどうしてもこういった文書による、あるいは広報紙によるっていうものに加えて、こういった手段っていうのが求められてくるし、これからの世代の人はむしろそちらのほうに目が向いていくというふうになると思いますので、それもぜひ考えてもらいたいなと思います。
それからあと一点、平成17年7月に保内町と旧八幡浜市が合併をいたしまして新八幡浜市が誕生したわけですけども、その間、合併のときにいろんな問題があった中の一つの中に分庁方式ということに対する抵抗というのはそれなりに皆さんの頭の中にありながら考えた問題であったと記憶をしております。
そこで、今行政の欠点と言われる中に縦割り行政とかというようなことをよく耳にするわけなんですけども、保内町に行かなければ情報をキャッチすることはできない、あるいは保内町に相談を受けたことが本庁に行かなければどうもならないというふうな問題が起こりますよね。そういうものをLANでつなぐことによって映像で話ができる、会議が持てる、そういう形のものいうのもぜひつなげていってもらいたいなというふうに思います。それもなかなか経費との兼ね合いという形の中で問題は起こってきますけども、大きな庁舎を1軒建てるよりは安くできるんじゃないかなと思いますので、そういうこともひとつ検討をしていただきたいなと思います。
ケーブルにつけては、後、副市長さんのほうからこういうふうにしたいああいうふうにしたいという思いを語っていただきましたので、ぜひ実現に向けて努力をしてもらいたいなということを申し添えて、ケーブルテレビにつけては以上で終わります。もし今話しましたような問題の中で御返答いただける部分があったら返答いただいたらと思います。
それから、引き続いて環境美化の問題につけてですけども、これも課長、それから市長のほうから答弁いただきました。条例も制定するという返事でした。平成15年にもやりますという返事でした。ひとつ本当に実現に向けて努力をしていただきたいというふうに思います。
今課長の返事ではそれぞれの地域の人がもう環境美化につけては定着した形の中で意識ができてると、でき上がってる、それぞれ活動もしていただいておるということで、そういう期間を設ける必要はまずないという返答であったと思います。確かに5月30日がごみゼロ、6月5日までをその啓発期間というふうに国が定めております、確かに。ですが、それでもこれだけのごみがいろいろと問題になってくる。環境ということはごみだけの問題じゃなく、最近蛍がよく出だしたとかという話を、きのうもある会議の中で、井上さん、蛍が大分ことしは出だした、みんな環境意識が根づいたんやなというふうな話がありました。やはりごみだけの問題で今言ってますけども、環境ということは体の健康に関する問題であるとか、あるいは地域を、景観を害する環境であるとか、いろんな環境があると思います。そういう中で地域としてごみだけをとらえた問題ではなく、環境ということに対する啓発を八幡浜市独自としてやはりすべきじゃないかと。そういう広報を、その時分にやってるというても公民館にかかわりを持った人は皆わかってるけど、みんなわかってます、そういうこと、恐らく環境。
例えば、ちょっと話飛んでしまいますが、海にごみを投棄した場合、あるいは油を流したりしたら、海上保安庁と、それから地域等が一緒になって監視をし、パトロールをし、罰則されますよね。ところが、陸上の不法投棄、これ産廃であった場合には何らかの問題が起こりますけども、普通ごみの粗大ごみあたりが幾ら荷づくりして山の中へ捨てといてもこれは罰則規定ないんですよ。私は海上が海上保安庁とやるんであれば、陸上は警察署とやるべきだと、警察の県のほうにお願いをして、警察署も一緒になってパトロールすべきであるというふうに考えます。そういうことによって啓発意識という、あるいは捨てる人の危機意識、危機意識と言わんですか、あれは、捨てる人、そういうものも根づいてくるんじゃないかなと思います。
1点、先ほど監視カメラの話もありましたけども、確かに今双岩の夫婦岩のすぐそばのところに設置してあります。毎朝気にしながらそこを通ります。非常にごみ一つありません、現在。そういう意識をいかに啓発していくかということであろうかと。もうごみ捨てたの後みんなまた来年のこの時期にはみんな拾おうやとか、そんなイタチごっこのことをいつまでやっても同じですから、やはり意識啓発、啓蒙活動、そういうことにどういうふうに力を入れていくかということが大切だと思いますので、今の状態だったら本当に野放しと一緒ですから、もう捨てる、拾う、捨てる、拾うの繰り返しがあるだけでして、一向によくならないというふうに思いますので。どうか場合によっては、今口蹄疫の場合は国会議員さん、大臣さん、宮崎のほうへ行ったりされてますけども、ごみのほうも一遍招待をして、一緒にパトロールして見てもらったら、何かいい方法が見つかるかもしれません。県議さんあるいは国会議員さん、一度一緒に歩いてもらったらいいんじゃないかなというふうに思います。これは八幡浜だけの問題じゃなく全国的な問題ですので、今まで放置されていること自体がおかしいなというふうに私は思います、私個人の考えですけど、思いますので、ぜひそこら辺も含めて考えてみてもらいたいなと思います。
今本当に地域の皆さんはボランティアに専念されておって感謝しております。ひとつこれはぜひこういう場所で言うとかないけんなと思うのは、市役所の市の職員の方が、5時以後、今庁舎の周辺のごみ拾いをしたりということを積極的にやっていただいておりますよね。あと、植木の水もやってもらうと助かるなと思うんですけども、そういうこと。それから、県の職員の方がやはり朝早くからそういう活動に参加してもらってます。そういうことを芽生えさせたのは今の時期であるからであって、もうほとんどの方がそういう環境の美化につけてはそれぞれの方が意識しているときです。今だったらいろんなことができるんじゃないかなという気もいたしますので、どうぞあれしてください。
また、きょうマスコミの方来られてますけども、リップサービスじゃありませんが、清掃作業のボランティア活動はいつもマスコミに載せていただいておりますこともまた含めて感謝をし、また続けて載せてもらいたいなというふうに思っております。
以上、少し長くなった質問になりますか、提案になりますか、いたしましたけども、少しだけ感想なり聞かせていただいたらと思います。
○議長(萩森良房君)
市長。
○市長(大城一郎君)
井上議員の再質問に対してお答えをいたします。
光ケーブルの件で、広報とCATVを連動させてというような御提案がありましたが、これどのように連動させていくかということを市のほうでも研究をさせていただいて、つなげれるものならつなげていきたいと思いますし、今CATVでできないことも広報をホームページで出してるところもあろうかと思います。さらに、ホームページの充実といった点でもこれは参考になるかと思いますので、ホームページもしっかりと充実したものにしていきたいと思っております。
続きまして、環境美化条例の制定についてですが、私も双岩の鳥越峠区間についてのごみ拾いには何年か参加をさせていただきまして、その状況も十分知っております。そして市民の皆様方のボランティア活動に本当に感謝と敬意を表するところであります。今ほど言われましたとおり、意識の啓発啓蒙活動が非常に大切なことだと十分理解しております。その一つとして、市としましても今回環境美化条例の制定ということを打ち出しております。この環境美化条例の制定が市民に対する意識の啓発、啓蒙運動に一番近づくのではないかと思いますので、必ず制定するようにしていきます。
以上です。
○議長(萩森良房君)
副市長。
○副市長(橋本顯治君)
それでは、井上議員今言われた中で、CATVのサテライトをつくって、市民がある程度自由に映像、音声を発信できたらどうかというお話がありました。最近はインターネットの画像を見ておりましても、高校生、それから一般の方が撮った映像がNHKなんかでもおもしろい映像として流れることがあります。それだけ一般の方が映像のスキルに上達しておるという背景があろうかと思います。ただ、公共放送ですので、何でも流せばええというものではないかと思いますけども、今双方向ですごい光ケーブルで早く映像が送れるというメリット、まさにそのようなところに使えるのかと思いますので、これはどういうふうな仕組みでやっていけばいいのかみたいなことをちょっと考えさせていただいたらと思います。
○議長(萩森良房君)
生活環境課長。
○生活環境課長(大森幸二君)
環境美化の啓蒙でございますが、先ほど市長からも答弁がございましたが、実はどこの自治体も非常に頭を痛めている問題でございます。しかし、ボランティアによる活動でやっていただく人数のほうが圧倒的に多いわけでございますが、本当にごく一部の不心得者による不法投棄がやっぱり後を絶たないという現状でございます。
実は、ことしはじゃこ天国油田化計画の中で2名、緊急雇用創出事業で雇っておりまして、今廃食用油の回収について、家庭訪問なりをしてやっているところでございます。そういったことを踏まえまして、フォーラムの中ではごみの減量化、資源化、こういったものの全体についての啓発をやっていきたいというふうに思っておりますので、ぜひとも御理解賜りたいと思います。
(井上和浩君「終わります」と呼ぶ)