一般質問 H21.12 清水正治 議員

公開日 2014年09月05日

〔清水正治君登壇〕

○清水正治君 
 それでは、一般質問をさせていただきます。提出しております通告書に従って質問をいたします。

 大綱の1、港湾振興ビジョンについて、大綱の2、新型インフルエンザ対策について、2点についてお尋ねをいたします。

 まず、大綱の1、振興ビジョンの質問に入る前に少しお時間をいただいて、私らしくない話をちょっとさせていただきます。申しわけございません。

 私はいつもここへ来るたびにスポーツセンターの前を通ってまいります。センターの前の中央にはすばらしい石碑が目につきます。「忘己利多(もうこりた)」と言うんだそうでございますが、私は「ぼうこりた」かなと思うとったら、どうも市内の方に聞きますと「もうこりた」と、こういうふうに読むんだそうでございますが、そういう文字が目につきます。またその左にはすばらしい碑がありまして、その一文の中に「私たちは一人では生きていけません。自分自身を磨き、人のため、社会のために尽くす、この失われつつある忘己利多の精神が八幡浜の力、世界へ広まりますように」と、20011021日、八幡浜青年会議所50周年記念と、こういう文言が記されておるわけです。

 私先ほど言いましたように「忘己利多(もうこりた)」、私は「ぼうこりた」と読んだんですけれども、日本語というのは難しゅうございます。この「忘己利多(もうこりた)」、発音によりましたら「もう懲りた」というて読めるんですけれども、これ非常に失礼な言葉でございます。ですから、私は「ぼうこりた」と、そういうふうにとらせていただきました。

 ここで本題に戻ります。

 大綱の1、振興ビジョンにつきまして、本市において市立総合病院の問題とともに総額130億円という大型プロジェクトが現在着々と工事が進められておりますが、現在の政局は決して甘いものではないように思います。果たして現在の計画どおり進んでいくのか、理事者の見通しをまずお伺いしたい。

 もう一つ、いずこの世界でもこのような大型のプロジェクトの影には常に自利他忘の人間が徘回する可能性がえてしてあります。これからが本格的に人間が利用する分野に入ってまいります。最初に申し上げました忘己利多の精神を忘れることのないように、よそ様に決して笑われることのないようにしっかり取り組んでいただきたい、このことについてひとつ市長の御見解を伺いたいと、このように思っております。

 大綱2、新型インフルエンザ対策について。

 全国的に新型インフルエンザが猛威を振るっております。我が八幡浜市でも学級閉鎖などで子供さんが苦しい生活をされております。ようやくワクチンの接種が始まりましたが、そこで2点ほどお伺いをいたします。

 報道によると、全国でワクチンが不足しているようにテレビや新聞紙上でも報道されておりますが、本市においてはこのワクチンの確保はいかがでしょうか、お尋ねをいたします。

 2点目、広報によりますと、ワクチンの接種には1回目が3,600円、2回目が2,550円の費用がかかると、このようにありますが、例えば子供さんが3人いる家庭ではかなりの負担になりますが、八幡浜市独自の支援はできないものか。全額とはいいませんが、できる限りの支援対策について市長の判断で実現可能となるように明快な答弁を伺いたいと思います。

 以上であります。よろしくお願いをします。

○議長(萩森良房君) 
 市長。

○市長(大城一郎君) 
 清水議員の質問に対して答弁をいたしたいと思います。

 港湾ビジョンにつきましては、先ほども答弁をいたしておりますが、新政権による行政刷新会議の事業仕分け作業が先月末に終了し、判定結果が来年度予算編成に実際どの程度反映されるかが注目されるところであります。八幡浜港振興ビジョンにつきましては、現在まで国、県の補助をいただき順調に整備が進み、今年度中には埋立工事が完了する予定であります。魚市場等の水産関連施設を計画しております漁港区域につきましては、引き続き国庫補助事業で施設整備を図りたいと考えております。

 港湾交流施設等を計画しております港湾区域におきましては、先般の市議会協議会において各議員から多くの御意見をいただきましたので、交流施設の内容や配置とあわせて、公設または民設等整備手法についても市内部で検討してまとめていく考えであります。

 そして、忘己利多の精神で市長の見解をと清水議員さんの言われるとおりでございます。忘己利多という言葉は、おのれを磨き、人のために尽くす、自分のことを顧みず、他人のために尽くすという意味でございます。スポーツセンターの前の石碑につきましては、社団法人八幡浜青年会議所が2001年、創立50周年記念の記念事業の一環として製作、設置されたものでありまして、その当時私がその50周年の実行委員長をしておりましたので、その関係からこの事業、石碑につきましては思い入れも深いところがあります。現在、市政を預かる身となりましたが、この言葉の意味をしっかり胸に刻み、公正公平な行政運営に努めてまいりたいと考えております。

 私のモットーであります元気、勇気、根気の精神のもと、信念を持って市民の皆さんが誇れるふるさと八幡浜、これの創造に向けて努力してまいる所存でありますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。

 その他の件につきましては担当課長から答弁をさせます。

○議長(萩森良房君) 
 保健センター所長。

○保健センター所長(松本常美君) 
 清水議員御質問大綱
2の新型インフルエンザ対策についてお答えをいたします。

 新型インフルエンザの予防対策としてワクチン接種が1116日より始まっております。現在は妊婦、ぜんそくや糖尿病、腎臓病などの基礎疾患を持っておられる方、そして1歳から小学校3年生が対象となっており、今後順次乳児の保護者、4から6年生の小学生、中学生、高校生、65歳以上の高齢者などが対象となります。

 ワクチン接種のスケジュール及びワクチンの配付は愛媛県が計画を立て、調整をしております。ワクチンの流通に関しましては、国が一括注文し、県を経由し、医療機関への希望調査をもとに配付することになっております。現状ではワクチンの入荷量が不足しているため、医療機関に申し込みをしても待っていただく方もありますが、12月下旬以降についてはワクチンがスムーズに入荷してくるものと見込んでおります。

 2点目のワクチン接種料の助成についてでございますが、現時点では、1歳から高校生については2回接種となっており、議員御指摘のとおり負担になる家庭があると思われます。そのため、国の平成21年度新型インフルエンザワクチン接種助成事業実施要綱に基づき、八幡浜市においても子供さんを含む優先接種対象者のうち、生活保護世帯及び市民税非課税世帯に属する方については無料でワクチン接種が受けることができるよう軽減措置を講じており、今回はこの国の制度の枠内で対応したいと考えております。

 以上でございます。

○議長(萩森良房君) 
 清水正治君。

○清水正治君 
 
1点、2点ちょっと再質問をさせていただきます。

 先ほどの振興ビジョンの中でちょっと私少しとっぴなことを言うたように思いますけれども、けさの、なぜこういうことを申し上げますかというと、非常に全国でJAさんとかいろんな職務の中で、ことしの7月から9月、この3カ月の間に国家公務員の中で懲戒処分を受けた方が非常にたくさんある。そういう中で、免職10名、停職49名、減給170名、戒告212名という、これわずか3カ月の間に国家公務員の中でさえこういうことがございますので、ひとつ先ほど青年会議所の会長をされておったという市長の力強い答弁の中で、今後間違っても我が八幡浜市からこのような人物が出ないように、しっかりとひとつ取り組んでいただきたい。このことをまず申し上げておきたいと思います。

 それから、この2点目のインフルエンザの件につきまして、今センター長のほうから答弁をいただきましたが、概略、我が八幡浜市には小学校、中学校合わせて約3,000名の児童がおります。先ほど言われましたように、その中である程度は無料の方もおられると思いますが、仮にこの3,000名、丸々仮に、よそではやっておりますが、1人当たり3,000円ぐらいの補助をしますと、私のようなぼんくらが計算しても三三が九と、900万円ぐらいな予算で可能ではないかと、このように思いますので、そういった考え方はないか、この点だけ1点お伺いをしたいと思います。

○議長(萩森良房君) 
 副市長。

○副市長(橋本顯治君) 
 それでは、御質問にお答えさせていただきます。

 最初に、綱紀粛正のお話をちょっといただいておりましたけれども、これにつきましては年末を控えていろんなことがありますので、副市長名で職員に対して綱紀粛正、交通事故、交通違反等も含めて通知を出すようにしております。

 それでは、御質問のもう少し予防注射の援助をしてはどうかというお話ですけれども、これは一部の市町でそういうことをされてるということがありますので、八幡浜市としてそちらのほうでいくべきかどうかという検討をいたしました。今のところ、県内の体制としては国の制度の枠内でという動きが多いと思いますので、今の状況では当市はちょっと先んじてやるほどのあれではないかなというこの内部の結論ということで御理解いただけたらと思っております。

お問い合わせ

議会事務局
住所:愛媛県八幡浜市北浜一丁目1番1号
TEL:0894-22-5998
FAX:0894-22-5963
このページの先頭へ戻る