公開日 2014年09月05日
〔大山政司君登壇〕
○大山政司君
御苦労さんです。
平成21年度一般質問のトリでございますが、ひとつ最後まで御清聴のほどよろしくお願いいたします。
さて、私は質問通告書に従いまして、大綱3点について、市長及び関係理事者にお尋ねいたします。
大綱の第1は、合併の検証、総括についてであります。
平成の大合併は、国の地方分権推進一括法によって、建前上は少子・高齢化の進展、住民の日常生活圏の広域化、行政サービスの高度化、多様化、厳しい財政状況等、市町村を取り巻く環境は大きく変化しており、これらの課題に的確的に対応するためには市町村合併の推進が重要かつ緊急の課題と示され、地方分権時代にふさわしい地域の将来像とそれを実現するため21世紀における自治体のあり方を示すことでありました。
今回の平成大合併では、1999年3月には全国で670市1,994町568村、合わせて3,232の自治体がありました。それが、来年3月には783市782町188村、合計1,753自治体にまで減少すると予定されているのであります。愛媛県では70市町村が20市町にまで減り、我が町八幡浜市においても、三崎町との飛び地合併や議員定数、在任特例適用など紆余曲折の末、平成17年3月28日に旧保内町と合併し、既に4年を経過しているのであります。
もとより私は合併による広域行政の必要性を否定するものではありませんでしたし、ごみ処理や消防などは効率性の面から広域行政で取り組むべき分野であり、既に八幡浜市では一部事務組合方式で実施されています。
一方、市町村の自主性にはおのずから限界があり、中心部と周辺部の格差の拡大、行政と住民との疎遠化、行政サービスの低下などの懸念を指摘する声があったことも事実であります。合併のメリットとして効率性が向上して行政経費コストが安くなる、その中身は職員の削減を中心としたリストラによって得られる行政側にとっての効率向上であって、きめ細かな行政という住民が期待する利益を犠牲にする効率性でしかないと、合併効果よりデメリットとしての悲観的な見方もありました。
地方紙の世論調査では、合併してよかったことは何もない、多くの住民の正直な声をさんざん聞く、行政サービスの低下、医療や福祉に対する不安から伝統行事等の中止まで、周辺の住民は村存続の瀬戸際にある。そのアンケート調査によると、合併をしてよかったの評価は17.7%、悪かったと答えたのは24.2%と重く切実な総括であったと言われています。
八幡浜市総合計画における合併計画策定の意義の中には、合併は新しいまちづくりを進める上での手段であり目的ではありませんと政策上定義されているのであります。
そこで、私なりに気がかりな事項を提起しながら6点についてお尋ねいたします。
第1に、分庁方式についてでございます。
八幡浜庁舎と保内庁舎による分庁方式で、有効活用としていると言われればそうかもしれませんが、足して2で割る手法は一見公平、公正と思われるかもしれませんが、それは役所的な考え方であります。しかし、市民からはどちらの庁舎に行くにしても中途半端であり、市役所が遠くなり不便の声を多く耳にします。しかも、市民の日常生活で最も要望が多い建設課が保内庁舎にあるため、市への陳情等には貴重な時間のロスがあるとの声しきりであります。
第2に、選挙の投票所についてであります。
市民が政治に直接意思表示できるのが各種選挙における投票行為であります。当市においても、高齢化の進展は近隣自治体同様に着実に進んでいますし、特に市の周辺地域においては高齢化が高く、それだけに投票所の設置場所のよしあしで投票率への影響が大きく左右されると考えます。ちなみに合併前は八幡浜市が16カ所、保内町が12カ所でありましたが、合併後は旧八幡浜市が14カ所、旧保内町が5カ所になり、平成19年1月の知事選挙から実施されましたが、愛媛4区の中で八幡浜市の投票率が最下位であり大変不名誉なことでありましたが、再考の余地はないものか、お尋ねをいたします。
第3は、公民館についてであります。
合併協定書で、公民館については旧市町を統括する公民館2館及び地区館17館とし、現在の公民館活動を継続するとなっております。平成19年4月より旧保内町は市公民館制度に移行されましたが、喜須来公民館等は現在他施設との併合で運営されていますが、今後は地区公民館の建設が不可欠となりますが、その場合建設地は地元で確保せねばならなく、公民館建設そのものに影響が及ぶ地域は苦慮しているとのことでありますが、市として支援の手だてはないものか、お尋ねをいたします。
第4は、統廃合と民間委託についてであります。
市長は平成21年6月定例会の総括説明の中で、小規模学校の統廃合や校区見直し、保育所においても統廃合、さらには民間委託による運営を進めたいと表明されました。そこで、保育所と幼稚園の統合についての検討はなされないのか、さらに今議会で給食センター建設事業用地購入が提案されていますが、給食センターの民間委託についてもお考えがあるのか、念のためお伺いをいたします。
第5は、合併してよかったという声が多く耳にした施策について、この際御紹介をいたします。
それは、ほぼ全世帯に関係しているごみ袋、大、中、小の中のごみ袋10枚が200円、それが75円に大幅な値下げが行われたことに、台所を預かる多くの女性市民から前高橋市政の英断に感謝されていたことをこの機会に紹介させていただきます。
第6に、平成の大合併は自民党政権による施策でありましたが、さきの総選挙において鳩山連立内閣が実現し、コンクリートから人を大切にする政治へと政策転換が行われています。今後は、中央集権型行政システムから地方分権型行政システムへと変革し、地域主権の意識が一層強化され、生活が第一へと優先順位に基づいた施策が実現されようとしています。国政の変革は各自治体を取り巻く環境へも大きく変化することと思われます。そこでこの際、当市が合併をして4年を経過したことを一つの節目として本格的な検証、総括を行い、大城市政版八幡浜市総合計画を策定し、その成果を議会や市民に明らかにすべきだと考えますが、市長の御所見をお尋ねをいたします。
大綱の第2は、市営住宅入居の緩和措置についてであります。
昨年秋のリーマン・ショック以降、我が国は未曾有の経済危機に陥り、製造業を中心として大規模な雇用調整がなされました。その特徴として、昨年末、年始に住居を失った離職者であふれた年越し派遣村が大きく報道され衝撃を受けたことを記憶しております。あれからほぼ1年経過した現在、景気は一部に持ち直し上昇傾向にあると言われていますが、特に愛媛県のように地方の経済状況の現状は厳しく、今後の景気次第ではいつ解雇されるかわからない大変不安な状況にあります。当八幡浜市においても、県内でも大手の建設会社が民事再生法の適用を受けるなど、私が知るだけでも5件の倒産等があり、雇用情勢は極めて厳しい状況が続いていますし、これから年末年始に向け雇用情勢は予断を許さない厳しい状況が続くと思うのであります。
さて、市民が生活していく上で最も大切なことは、どのような環境にあっても希望を持ち、安全で健康的な生活を営めるように地域社会の一員として尊重され、豊かな心を持ち続けることが大切であります。特に市民の日常生活にとって、衣食住の安心・安全は何人にも欠かすことはできません。その時々の状況により、衣食については工夫や節約ができても、住については並列的には考えにくく、生活の基盤である住居は家庭におけるきずなの拠点として最も重要であると考えます。
そこで、お尋ねいたします。
第1は、当市の市営住宅の入居状況について、住宅別に明らかにしていただきたい。
第2は、市民が市営住宅への入居の依頼に行けば、公募期間中でないので公募期間中に再度申し込みに来てくださいと、受け付けをしていただけなかったとのことであります。そこで、公募をしても入居希望者がいない市営住宅については公募期間中を問わず入居できる柔軟な対応ができないものか、合併後も人口減に歯どめがかからない今日、工夫の余地がないのか、お尋ねをいたします。
大綱の第3は、国土調査に関してであります。
国土調査は国土調査法に基づき統一した精度、手法により行われ、地籍調査、土地分類調査、水調査の3調査を行うこととなっております。中でも地籍調査は、1筆ごとの土地について、その所有者、地番、地目及び境界に関する調査確認を行い、境界に関する測量、面積測定後、その成果として地籍図と地籍簿を作成する調査とされています。つまり、人には戸籍があるように土地には地籍があり、戸籍は人に関する記録であり地籍は土地に関する記録とされています。ところが、土地に関する記録として広く利用されている公図は、明治時代の地租改正事業によってつくられたものであって、土地の境界が不明確であり測量も不正確であったりするため、土地の実態を正確に把握することができない問題がありました。
そこで、地籍調査の必要性と効果は、第1に、土地の境界を記録、保存させるためトラブルの防止に役立つこと。第2に、土地取引の際、正確な土地の状況が登記簿に反映するので円滑に役立つ。第3に、基礎データとして利用するため、きめ細やかなまちづくりに役立つ。第4に、道路、下水道の整備や町の再開発を実施する場合、公共事業の円滑化、コスト縮減に役立つ。第5に、万一の災害の場合にも境界を正確に復元することができ、災害復旧の迅速化に役立つ。第6に、土地1筆ごとの正確な地目や面積が把握されるため、課税の適正化、公平化に役立つなどであります。
そこで、6点についてお尋ねいたします。
第1は、旧八幡浜市の国土調査は当初昭和53年度から15年間の予定で開始されたやに聞きますが、遅延した理由について、さらに行政区域全体の調査完了年度についてお聞かせ願いたい。
第2は、旧保内町は昭和55年度に完了しており、国土調査後による固定資産税が徴収されています。一方、八幡浜市は明治時代の地租改正で不明確な公図で課税されている今日、不平等とまでは言えなくても市民感情としては複雑な思いがあるがどうか。
第3は、調査に入る前の対象地域住民への説明会は十分なされているのか。地域住民の参加状況について。
第4は、調査に着手する場合、地籍調査推進委員に委嘱しますが、委員の選考と委員の数の算定は何を基準として決定されるのか、お伺いをしたい。
第5は、野取り図と現況に差異が多いと聞き及ぶが、その場合測量等はどのような手法で整合性を指すのか。また、市の担当職員の役割をお伺いしたい。さらに、里道など現況との誤差についてはどのように対処されているのか、あわせてお聞かせください。
第6は、明治時代の地租改正でつくられた公図は土地の境界が不明確な場合がある。一方、親代々の土地を引き継いだ現代の子供が土地の境界どころか所有地の場所さえ正確にわからない状況で、本当に信頼できる地籍調査となるのか、私は疑問を持たざるを得ませんが、お聞きしたい。
以上、大綱3点についてお尋ねしましたが、市長及び関係理事者の前向きな答弁を期待しまして、私の質問といたします。
○議長(萩森良房君)
市長。
○市長(大城一郎君)
大山議員の大綱1、合併の検証と総括の6点目、合併の検証、総括及び八幡浜市総合計画の策定についてお答えをいたします。
ことし3月に、愛媛県市町合併推進協議会において、県内市町村合併の検証が行われ公表をされました。ただし、今回の検証については市内部での回答結果であり、いずれかの時点では住民意見を含めた検証も必要であると考えております。合併の評価は数年でできるものではなく長期的な視野も必要であり、合併のメリットを生かすことができるよう行財政の効率化を進め、多様化する住民ニーズに的確かつ迅速に対応したいと考えております。三位一体改革の影響により厳しい財政事情の中、市民サービスや負担の見直しをお願いすることもございますが、その際には市民に対しまして十分な説明責任を果たしてまいる所存でございます。
なお、大城市政での総合計画の策定でございますが、現在の総合計画は平成27年度を目標年次とした10年間の長期計画であり、基本構想、基本計画、実施計画の3本から成り立っております。基本構想は長期的な視野に立った市政の総合指針となるものであり、基本計画は基本構想の施策の枠組みと目標年次に基づき、今後取り組むべき主要な施策を各分野にわたって定めているものでありますが、私の掲げております政策あるいは社会情勢の変化に照らして十分検証し、今後必要な部分があれば、その改訂、増訂についても検討したいと考えております。また、実施計画につきましては必要最低限の経費で最大限の効果を上げることができるよう、これまでと同様に毎年度ローリング方式で市民の皆様にお示しをしていきたいと考えております。
その他の問題につきましては、各担当課長から答弁をさせます。
○議長(萩森良房君)
副市長。
○副市長(橋本顯治君)
それでは、大山議員御質問の中で大綱1、合併の検証、総括についての中の分庁方式についての分についてお答えさせていただきます。
分庁方式につきましては、合併協議の中で、新市の事務組織及び機構は現在の八幡浜市、保内町の両庁舎を利用する分庁方式を前提として、新市における事務組織機構の整備方針に基づき整備するということが定められております。
合併から5年経過し、分庁方式について市民の間にある程度浸透した面もあると思いますけれども、御指摘のようにいまだに市民の皆様から不便だという声を聞くこともあります。また、職員においても日常の事務連絡等、日常業務におきましても庁舎を往復しなければならないということで時間も費用もかかるということで、効率的なという面につきましてはどうかなという部分も残っております。
ただ、片方の庁舎に機構をすべて集約するということは、物理的に今のところ困難であります。当分の間は現在の体制を維持し、行政改革の中で機構改革と合わせた分庁方式の効率的かつ市民の目線に立った見直し、これらを行っていきたいと思っておりますので、御理解をいただきますようにお願い申し上げます。
以上です。
○議長(萩森良房君)
総務課長。
○総務課長(都築眞一君)
大綱1、合併の検証と総括の1、選挙の投票所についてお答えいたします。
選挙管理委員会事務局長として答弁いたします。
投票所の統廃合については、公平で公正な選挙が実施できるよう、旧市、旧町で違いの生じていた1投票所当たり平均有権者数をほぼ均等とし、人口や交通事情を考慮し、原則小学校区という同一基準で統合したものであります。変更後の投票所については、平成19年1月に実施いたしました知事選挙後から6回の選挙を通じ、有権者の皆さんにも一定の御理解をいただいているものと考えております。
投票率の向上につきましては、大山議員が御指摘のように、投票所への交通手段、利便性が求められている部分もありますが、この平成19年の投票所統廃合については、選挙管理委員会で慎重かつ十分な協議をし、決定いたしたものでありますので、当面この体制を維持していきたいと考えております。
また、現在の選挙制度において、当日投票の原則を緩和するものとして期日前投票制度があり年々増加の傾向にあります。今後実施される選挙については、積極的な啓発活動の実施と期日前投票制度や不在者投票制度、郵便投票制度等の選挙制度の周知により投票率が向上するよう努めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(萩森良房君)
税務課長。
○税務課長(清水義明君)
大山議員御質問の大綱3、国土調査に関しての2点目、旧保内町と旧八幡浜市の国土調査による固定資産税の課税についてお答えをいたします。
旧八幡浜市の国土調査による固定資産税の課税につきましては、固定資産評価基準に基づき課税をしており、国土調査が完了した地域と未完了地域との間で負担の公平を欠くことになるため、旧台帳で課税をいたしております。
なお、八幡浜市全域の国土調査が完了した後は、成果に基づき課税を見直すこととなっております。議員御指摘のとおり、旧八幡浜市と旧保内町との違いにつきまして市民感情としては複雑な思いがあるとは存じますが、御理解を賜りますようお願いをいたします。
以上でございます。
○議長(萩森良房君)
生活環境課長。
○生活環境課長(大森幸二君)
大山議員御質問の大綱1、合併の検証、総括についての5、ごみ袋の値下げについてお答えいたします。
合併協議の中で、最後まで調整が難航した課題の一つに環境衛生業務が上げられます。最終案といたしまして、ごみの分別方法は旧八幡浜市の例により調整し、指定ごみ袋料金につきましては旧保内町の例により調整するということで決定し、結果としてごみ袋料金の値下げとなったものであります。
ただ、現在の料金は袋代の原価だけとなっておりまして、ごみの減量化対策という本来の趣旨が薄れてきております。平成19年度を目標に適正な料金を検討する旨についても提案されておりましたが、現在まで据え置きとなっているものでございます。
以上でございます。
○議長(萩森良房君)
農林課長。
○農林課長(二宮嘉彦君)
それでは、大綱3、国土調査に関してお答えをいたします。
まず1点目、昭和53年の調査開始時には市長公室で担当しておりました。その後、建設課を経て現在は農林課が所管をいたしております。既に30年以上が経過し、御指摘のように当初の計画からはかなりおくれております。これは、作業の困難さ、また当初の見通しの甘さ、さらにはその後の担当人員及び予算の確保が不十分であったことが主な原因と考えられます。
今後につきましては、県の予算措置及び市の財政状況を考えますとこれ以上の進捗状況の向上は困難と思われますので、調査完了年度につきましては現在平成37年度を完了として目標といたしております。
続きまして、3点目でございます。
今年度の日土地区では、住民説明会を地元公民館において土地管理関係者を対象に3日間実施をいたしました。3日間のうち都合のよい日に参加をしていただいております。参加状況につきましては、土地管理関係者全体のうち約7割の方が御参加をいただいております。当日参加されなかった方については、後日担当職員より戸別訪問や電話連絡で説明を行っております。また、市外在住者等につきましては電話連絡、郵送等で対応をいたしております。
続いて4点目でございます。
推進委員の選考や数の算定には明確な算定根拠はございませんが、地元の推薦により決定をしており、市から地元の区長さんへお願いをいたしますときに土地精通者等を推薦していただくようお願いをしております。また、現在一筆地調査は2班体制で約60日程度行っており、延べ120人の推進委員さんが必要となります。調査日数にもよりますが、推進委員の負担とならないようおおむね1人当たり4日の割り当てで推進委員さんの数を決定しております。平成19年度で22名、20年に26名、今年度は31名を委嘱いたしました。
続いて5点目でございます。
国土調査における一筆地調査は、公図、いわゆる野取り図を基本に調査を進めています。御指摘のように現況と差異のあるところもございますが、でき得る限りの資料を参考に、また土地管理関係者の意見を聞きながら、整合性を保てるよう調査をいたしております。ただし、境界の確認はあくまでも土地管理関係者であり、一筆地調査が円滑に行われるよう段取りを行うのが市担当職員の役割と考えております。里道などにつきましても、里道の管理者及び隣接者の協議、同意の上境界を確認します。公図にある里道は削除できません。一方、公図にない現地で利用されている道については、関係者の同意があれば地権者の公衆用道路として調査をいたしております。
続いて6点目でございます。
確かに土地管理関係者の中には、境界もしくは所有地の場所もわからない状態の方もいらっしゃいます。先ほども申し上げましたように、境界の確認はあくまでも土地管理関係者で行っていただくことになっておりますので、担当職員が十分お話をお伺いし、場合によっては隣接者や土地精通者に境界確認の委任をいただく場合もございますが、そうでない場合は、筆界未定、境界が決まらないということですが、筆界未定として調査を行います。当然、国土調査時点で筆界未定となった場合にはその後個人で解決していただくことになりますので、担当職員はその説明も十分させていただいております。土地管理関係者の同意と御理解をいただいた境界についてはこれ以上の方法はなく、十分信頼できるものと思っております。
以上です。
○議長(萩森良房君)
監理開発課長。
○監理開発課長(中岡 勲君)
大山議員の御質問、大綱2、市営住宅入居の緩和措置についてお答えをいたします。
第1点目の、市営住宅の入居状況でございますが、本年11月末現在での各団地別に申し上げますと、桧谷団地2棟28戸で入居者28戸。江戸岡団地1棟で12戸、入居者は12戸でございます。花園団地1棟30戸で入居者は28戸でございます。緑ケ丘団地3棟40戸で入居者29戸など、45団地で管理戸数が1,212戸、入居者が1,100戸、空き戸数112戸でございます。なお、空き戸数のうち政策的に空き家としているものが29戸含まれております。
なお、市営住宅の入居状況詳細につきましては、後ほど資料を配付いたしますので、よろしくお願いいたします。
次に、第2点目の入居募集の柔軟な対応についてでございますが、現在八幡浜市の入居募集については、おおむね年3回から4回の入居募集を不定期に実施しております。また、入居希望者がいない住宅について、公募期間後再度公募を実施することとなっております。民間では空き家があれば随時入居募集しておりますが、市営住宅には公募が原則であり、それに従い入居募集を実施しているわけでありますが、議員御指摘のような今後の入居募集については、国、県の指導のもと可能な限りの定期的募集の実施と、入居希望者のない住宅の公募受け付け期間終了後の随時受け付けとすることを前向きに検討し、実施していきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(萩森良房君)
学校教育課長。
○学校教育課長(三堂嗣夫君)
大山議員御質問の大綱1の4、保育所と幼稚園の統廃合と新給食センター民間委託についてお答えいたします。
ことしの夏から教育委員会では学校の統廃合を議論する体制を整備し、協議しているところですが、幼稚園と保育所統合につきましては現在のところ協議の対象外であります。ただ、幼児数が減少する中で、国は保育所と幼稚園の垣根をなくした認定こども園制度を推奨しており、近い将来これへの統合についても検討の必要が生じてくると考えております。
次に、新給食センターの民間委託につきましては、これまで検討委員会で協議、検討を重ねた結果、直営で行うこととしたものであります。
以上でございます。
○議長(萩森良房君)
生涯学習課長。
○生涯学習課長(大本孝志君)
大綱1、3点目の喜須来地区公民館等の他施設との併用で運営している公民館を新設する場合、その用地費の支援をどうするのかとの御質問にお答えします。
平成19年度より公民館の運営方式を統一して以来、保内地区の公民館のやかたの整備は非常に重要な課題と認識をいたしております。当市の地区公民館、自治公民館整備要領では、公民館——地区公民館、分館、自治公民館を指しますが——の建設に要する土地は、原則受益地区において調達するものとするとしております。しかしながら、平成19年度から公民館制度の変更をいただいた保内地区に関しては、大変厳し過ぎる条件になっていると考えております。
そこで、整備の必要な公民館がその設置場所等公民館の整備についてどのようにお考えなのかをお伺いし、市としてどのような対応が可能なのかを検討するため、11月20日、保内地区公民館施設整備方針等説明会を開催したところであります。
今後、各公民館の整備に対する意見をもとに、市が実施可能な財政支援策を市内部で検討し、それをもとに再度公民館関係者と協議を進めながら現実的な施設整備につなげてまいりたいと考えておりますので、御理解をよろしくお願いをいたします。
○議長(萩森良房君)
12時になりましたが、このまま一般質問を続けたいと思いますので、御理解を願います。
大山政司君。
○大山政司君
再質問をさせていただきます。議長からかっての休憩なしということでございますので、私もそういう方向で再質問をさせていただきます。
そこで、私の質問順で再質問をさせていただきます。
まず、分庁方式についてでございますが、副市長のほうから答弁がありました。役所的な考えと理由だけなんですよ、副市長の答弁は。市民の人が、例えば私は松柏に住んでるんですが、松柏の人が本庁と保内庁舎へ行く場合、建設課へ。まず、宇和島自動車で市役所前におりますよね。そして、市役所へ行きます。今度保内庁舎へ行く場合は、副市長、伊予鉄南予バスやないと保内町まで行かんのですよ。おわかりでしょう。宇和島バスは保内町へ行かんのですよ。 人はいいですよ、車なり単車なり自転車の。しかし、 お年寄りはこれが大変なんですよ。そこら辺はもうちょっと市民的立場に立って課の設置等は考えるべきじゃと私は思います。お役所的立場で答弁されると副市長が言われたとおりなんです。私、再質問何もすることないんです。ぜひそういう立場も考えていただきたいし、また逆もありますよ、保内町から八幡浜へ来る場合。とにかく交通の便が悪いんです。気軽に市役所へ行けないと。特に不自由な人、不便な人。そういうことを今後ぜひ考慮していただきたいし、先ほど機構改革、行政改革のときに考えますと、こういうふうに言われましたが、これはいつごろになるんですか。それまでそういう不便な人は今までどおり我慢しなさいということでしょうか、お尋ねをいたします。
それから、産業建設分野については、確かに下水道とか建設ありますよ。下水道は、確かに今、保内町はずうっと下水道やってますよ。しかし、八幡浜市は九十何%終わってんでしょ、下水道。そりゃ保内町に私は置くのが当然だと思いますし、そのことに対しては何も指摘するつもりはありません。そういうことで、ぜひそういう状況も含めて再考を願いたいということで、お答えを願いたいと思います。
それから、選挙の投票場についてでございますが、小学校校区、中学校校区ですか、いずれにしても決めましたと、合併協議会で。これは机上論ですよ、あくまでも。同じ小学校、中学校の校区に決めても、保内町のずうっと瀬戸内海際と八幡浜市の町なかとでは違いますよ。そこら辺の配慮がないと思います。先ほど言いましたように、唯一私たちが政治に対して意思表示できる場なんです、選挙が。先ほど理事者の答弁では、期日前投票がありますから、これの率が上がっていますし利用してくださいと言いますが、期日前投票のとこへ行くほど遠くなるんですよ。期日前は八幡浜庁舎と保内庁舎しかないんですから。かえって遠くなるんですよ、期日前へ行くほど。その辺についてどう思われているんですか、私はぜひ考えていただきたいと、こういうふうに思います。
それで、公民館制度についてでございますが、19年度から八幡浜方式になったと、こういうふうに思いますが、特に保内の喜須来、川之石、宮内、磯津、この公民館については併設が多いし不便なところが多いということなんですが、いろいろ、課長、協議しても、とどのつまりは建設予定地の確保がしにくいということなんです。ここの支援を市として考えなくちゃ、いつまでたっても保内地区については公民館制度が充実しない。公民館は学校と同じに地域の交流、文化の交流地点ですし、八幡浜市の施策をずうっと地域に広めるために、どうしても公民館をお願いせないけんことは多いと思います。そういう面においては、やはり何らかの土地購入について、支援なり、市として本当に親身になって地域の皆さんの意見に何とかこたえるよう、ぜひ汗をかいていただきたいと思うんですが、その支援について再度お尋ねをいたします。
それから、統廃合についてでございますが、副市長、ある市民の方が私に言われたんですが、そのまま率直に申し上げますと、今回の給食センターは製材屋さんが売って製材屋さんが買うんですかいと言われたんですよ。私、初め理由がわからなんだです。12月7日になってようやくわかりました。ヤマキハウスのヤマキ製材の土地だということがわかりましたし、よう考えてみれば市長も以前は製材屋さんをやっていたと、それで製材屋さんが売って製材屋さんが買うんですか言うて、どうもそこら辺がいっときわからなんだ、正直言って。やっと7日にわかりましたが。それはそれとして、副市長。あの周辺は以前は海やったんですよ。海やったんですよ、あの周辺地域は。埋め立てでああいう土地ができたんですが、その市民の方が言われるには、製材にはそう支障がないんですが、給食センターを建てるんですか、言うて疑問の声を言われたんです。その、かと言うことはどういうことですか言うて聞いたら、言うてもらえんのです。ぜひ副市長、あの地域の埋め立ての経過を御存じですか、御存じやったら今言ってください、答弁で。どういう経過であそこの埋め立てができたか、御存じだったら。御存じでなかったら、ぜひ調査をしていただきたいと思いますが、その件について御答弁を願いたいというふうに思います。
それから、ごみ袋の関係についてでございますが、唯一と言いましたが、本当に家庭を預かる女性の方の、今回合併では本当にどこへ行っても雑談しても、ごみ袋が安くなったのは助かりましたよと、そういう声が多くありました。ところで、地元紙の11月5日の新聞には、ごみ袋値上げ諮問、こういうような記事が出ていたんです、課長。答弁のとこで、これもしとります言うて言われるか思うたら言われなんだんで言いますが、せっかく市民の方が喜んでおられるごみ袋の、諮問したら諮問した委員会の人たちが反対ですというのはなかなか言えないですよ。言えないですよ。具体的に料金まで諮問するんですから。これぐらい上げてください言うて。やはり、我慢するところは市のほうも我慢して、これだけ不況なんですから。各家庭を預かっている人も大変なんですから。やはりこのごみ袋は全世帯毎日かかわることですから、我慢するところは我慢して、できる限り値上げについては私は延期すべきだと思うんですが、その考え方についてお尋ねをいたします。
次、市営住宅の入居状況についてお尋ねをいたします。ちょっと長くなって申しわけないんですが、わかりやすく質問させていただきます。
まず、市内におけるマンションや借家の状況ですが、最近サントノーレという大きなマンション屋さんが私の知っておる範囲でも桧谷と広瀬と大平か向灘ですか、あそこに200戸近くのマンションが建っています。一方、駅裏川沿いに4つか5つのマンションが建っています。川沿いに。駅裏で。あそこの入居状況を聞いてみますと、約半数から4割があいておるということなんです、マンションが。そういう厳しいところが365日24時間受け付けなんですよ。何とかして入っていただける方はいないかということで、四苦八苦している。これが現状なんですよ。
そういう現状に比べて、市営住宅の入居については、余りにもお役所的です。これだけは言っておきます。公募が原則です言うて言われましたが課長、条例読みましょうか。公募はしなくてはいけないと書いてあります。しかも公募のときには戸数、家賃、入居者資格、申込書は書きなさいと書いています。しかし、通年募集はいけませんとは書いてないんですよ。いいですか。期間は一切書いてないんです。先ほどの答弁によると、1,212戸あって、1,100戸入っていると。約1割に近い112戸についてはあいとると、こういうことでしょ。これはもったいないですよ。この112戸を、やはりこれだけ人口減に歯どめがきかない八幡浜市民の人が、利用していただかなくちゃ。家が欲しい人は期間に合わせて出ませんよ。わかりますか。1週間募集して、その間に家が欲しい人ができるはずがない。先ほど言ったように、幾ら募集しても人気のないとこは、もう通年募集と同様、ここじゃいけませんかと市民の人に勧めるぐらいの市としての配慮があってもいいんじゃないですか。私はそう思いますよ。
それから、市長、思い出してください。平成18年12月議会の、市長、自治法改正のときに、あなたは教員住宅があいてるところがあったら市営住宅に市民の方に入っていただくような配慮はどうですかというふうに一般質問されたやないですか。されましたでしょ。そういう配慮を今度あなたの立場でしてくださいよ。市長なんだから。そうでしょう。ぜひ、そのときのあなたの思いを今の市営住宅の柔軟な対応に、ぜひとも生かしていただきたいと、こういうふうに思いますので、その御所見をいただきたいと、こういうふうに思っております。
いま一つ具体的な例を挙げます。私、緑ケ丘住宅に知人がおりまして、行ったら10軒ほどあいているんだそうです、市営住宅、緑ケ丘。あそこは高いし、見晴らしがいいし、条件としてはそんなに悪くない。その方が言うには、募集はせんのですかと、こういうことなんですよ。ほいて、特にもう一点つけ加えられたのは、あそこを一年じゅうないからといって戸を閉め切っていたのじゃ、せっかくの住宅が悪くなりますと、1週間に一遍、2週間に一遍、私天気のいい日は戸をあけてあげますのに、それぐらいのことは言うていただいたら、気軽にと市民の方が言うんですよ、住宅の方が。そういう市民もおられるんですから、もっと役所もそういう市民の人のことも考えて、入居基準について配慮していただきたいと思いますが、簡単に御答弁をお願いいたします。
それから最後に、国土調査に関してですが、課長、一番問題なのは里道なんです。里道。それで、里道、以前あったのに今ないというのが測量できない大きな理由だと思うんですが、ただ里道が市道になったとか、そういうときは地域の人もみんな納得するわけなんですが、やはり里道がある地主の畑に加えられて今ないというような状況のとき一番問題になっているわけなんですが、一体、里道の管理者と隣接の人と協議して決めますと、不明な点があれば先ほど答弁されました。里道の管理者はだれですか。市やないんですか。国ですか。私は国から市へ今は変わっていると聞いたんですが。そしたら市が里道の管理者であれば、ちゃんとした説明ができるはずなんです。それができないのはなぜですか。お答え願いたい、こういうふうに思います。
それから2点目は、野取り図に対して測量を行うわけなんですが、トータル的に野取り図に対して、測量後その土地は減っているんですか、ふえているんですか。調査後。野取り図に対して国土調査をするわけなんですが、その地域の土地は調査前と調査後はふえている傾向にあるんですか、減っている傾向にあるんですか。それをお尋ねをいたします。
それから3点目に、国土調査における市としての権限は何と何と何とがあるのか、これを明らかにしていただきたい。ただ市としては調査係が行って皆さんで決めてくださいよということで、高みの見物に終わっていたんじゃこの調査は何年たっても私は解決できないと思うんですが、そういう意味では、市としての権限は何と何があるのか、簡潔にお答え願いたいと思います。
以上です。
○議長(萩森良房君)
市長。
○市長(大城一郎君)
大山議員の再質問、市営住宅について、市民の皆さんの御要望を的確に御指摘いただいたと思っております。今後、私も公募の原則がありますが、やはり御指摘いただいたとおり、随時の受け付け等につきましては、先ほども答弁をさせていただいておりますが、前向きに検討して実施していけるように努力したいと思います。
その他の関係につきましては、担当から答弁します。
○議長(萩森良房君)
副市長。
○副市長(橋本顯治君)
それでは、何点か御答弁させていただきます。先ほど、最初の答弁が非常に役所的な答弁ではないかという御指摘をいただきました。
分庁方式のことでございますけれども、これを十分考えてみますに、保内町と八幡浜市が合併したと、その中でいろんな職員がいていろんな組織があると、すべての組織が一つの庁舎に入り切らないし、保内町には保内町の住民の方がおられる。そういう中で分庁方式をとられたということは、それはそれなりに合理的な解決方法ではなかったかと思っております。
あと、どの組織をどこの庁舎に配置するかということを今言われて、下水道課については保内が工事しているんだからいいだろうと、まあ御指摘のとおりだと思います。あと、建設課の問題が具体的に出ましたけれども、ただ、今お話しされた中で、 が非常に不便だというあれがありまして、 、交通機関を頼りにされている方の問題については、これは基本的にまたちょっと別の問題かなと、例えばバスが減便されるとか、バスが廃止されるようなこともありますので、それはまたその中でも考えていかんといけないのかなというふうに思います。ほいで、さあ、たちまち今現在分庁舎しているものについてどうするかということですけれども、基本的にはこれまで、私が来る前からの話になると思いますけれども、どういうふうにして全体の組織を合理的に運営するのがいいかという中で決定されたものというふうに理解をしております。だから、この中で再編成が必要であるのかどうか、それについては御指摘をいただきましたので、また考えてみたい。とりあえず、そういう答弁をさせていただきたいと思います。
それからもう一つ、給食センターのことの御質問をいただきました。給食センターの土地はどういう土地かということでしたので、確かに私知識がありませんでした。今、担当の者からペーパーが来ましたけれども、銅山の跡地だったというふうに今聞いておるんですけれども、ちょっと正確に知らないということを答弁させていただきます。もし、この土地が給食センターを上に建てることについて、土地そのものに何か問題があるということであれば、それは考えんといけないんですけれども、既にここに給食センターを建てるということにつきましては、これまで十分議論されてきた結果であると思っておりますので、そのことについても問題があれば内部で議論された積み重ねがあるのかなと思っております。ただ、私個人的には八幡浜市と保内町どちらへも給食を配達するのであれば、道路が続いておりますので便利な土地かなというふうな理解をしておりました。ちょっと答弁行き届きませんけれども、私の理解、どのくらい理解しているかということについて、以上の通り答弁をさせていただきたいと思います。
○議長(萩森良房君)
総務課長。
○総務課長(都築眞一君)
大山議員の選挙の投票所についてでありますが、この件につきましては、やはり選挙管理委員会で慎重かつ十分な協議をし、決定したものでありますので、御理解をいただきたいというふうに思います。
なお、大山議員より御意見があったことを選挙管理委員会に報告していきますので、よろしくお願いいたします。
○議長(萩森良房君)
生活環境課長。
○生活環境課長(大森幸二君)
検討委員会の諮問についてでございますが、先日の遠藤議員の御質問にもお答えをいたしましたけれども、11月4日に開催をいたしました検討委員会におきまして、具体的な値上げの案について提案をしたものではございません。ただ、ごみ問題検討委員会におきましては、ごみの3Rについて協議をお願いしたいというふうに考えております。とりわけごみの減量化についてを重要課題というふうに位置づけておりまして、この中でごみ袋の値上げの問題というのは避けて通れないという感じはしておりますけれども、各委員さんの活発な議論に期待をしたいというふうに思っております。
○議長(萩森良房君)
農林課長。
○農林課長(二宮嘉彦君)
国土調査の再質問についてお答えをいたします。
里道の管理につきましては、県から市のほうに移管をされておりまして、建設課が所管をしております。その際に里道の詳細な書類を建設課に移譲されておりますので、その道に関し、その書類を参考にしながらうちのほうで調査を進めております。
面積の増減につきましてはケース・バイ・ケースでございまして、山林等につきましてはおおむね広がるような要素を持っておりますけれども、一概にどっちこっちという話にはならないと考えております。
それから、市の権限につきましては、国土調査をするということではございますけれども、一筆調査の現地に関しましては、あくまでも繰り返しになりますけれども、土地の所有者、管理者の権限が基本でございますので、市の国土調査の担当が境界を決めるということになることではございません。
以上です。
○議長(萩森良房君)
監理開発課長。
○監理開発課長(中岡 勲君)
緑ケ丘団地の件が出ましたので、その件についてお答えしたいと思います。
確かに議員御指摘のとおり、ここ現在11戸のあきがございます。それで見晴らしもいいというのは当然思うておるんですけれども、この団地の設定家賃が近隣の白浜団地とか花園団地などに比べますと一番高い金額になってしまうというふうなことで、収入の少ない方であれば、基本的に安い、2万円ちょっとくらいの金額で住んでいけるんですけども、なかなか高台にあるもんで、老人とかそういう方は嫌がる方が多いということで、若い方が初め入りますと、二、三年しますと収入が上がってきます。収入が上がってくると、一番最高で6万9,600円というふうなことになりますと、やっぱしほかのところのマンションなんかと基本的に同じようになってしまうと。立地を考えると、そしたらどうかなということで、あきが多うございます。
そういう意味で、ここは平成20年12月に3戸募集いたしましたが、そのときはやっと3人がそろいまして、入っていただけた状態でございます。その後また出ていかれとる方がおりますので、そういうこともありますので、現在はやはり年間大体12戸程度の募集を、予算上厳しい状況でありますので、やっておりまして、入居希望の多い団地より募集をかけておるのが現状でございます。もしも大山議員からそういうふうな緑ケ丘団地に入居したいというふうな方があれば情報をいただいて、その公募の中に入れていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(萩森良房君)
学校教育課長。
○学校教育課長(三堂嗣夫君)
先ほどの給食センターの用地の土のことでございますけれども、保内町史のほうで調べてみました。選鉱場の銅山がございましたが、精錬後の土が主なものでございます。
以上でございます。
○議長(萩森良房君)
生涯学習課長。
○生涯学習課長(大本孝志君)
公民館建設用地の土地の確保について、もっともっと汗をかきなさいという御指摘でございます。
まさにそのとおりで、これからも頑張ってまいりたいと思っておりますが、保内地区の公民館活動の中で一番問題になっているのは川之石地区公民館だというふうに思っております。ここは現在和田町にあります教員住宅の集会所で事務局を置いておりますけれども、活動そのものはほかのいろんな施設を借りてしなければならない状態になっておりますので、一番適地を見つけて建設しなければならない一番緊急な公民館だと思っております。
今現在、適地が数カ所ございますので、まずは地域の方々が地域の中において集まりやすい場所を、皆さんが行きたい、ここに建てたいという場所を、まず確認をさせていただいて、その場所が土地を購入しなければならないのか、あるいは賃貸をしなければならないのか、その過程の中で市ができる財政支援というものを検討してまいりたいと思っておりますので、まずは地域の中で、まずはここでしたいんだよというのを、今のところこの間の説明会でも御説明させていただいて、適地がありましたら、というようなことで投げかけておりますので、まずその意見をもらった後で市にできる財政支援というのを精いっぱい考えまして、また地元のほうと協議をしながら現実の整備に向けて検討してまいりたいと思っております。
以上であります。
○議長(萩森良房君)
休憩いたします。
午後 零時25分 休憩
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午後 零時25分 再開
○議長(萩森良房君)
再開いたします。
副市長。
○副市長(橋本顯治君)
先ほど答弁の中で、不適当な言葉遣いがありました。「 方」と言われるのは間違いでありまして、「交通手段のない方」というふうに訂正をさせていただきたいと思います。
以上です。
○議長(萩森良房君)
大山政司君。
○大山政司君
3回目ですが、きょうの質問の本題中の本題に入らせていただきます。申しわけありません。
そこで、副市長にお尋ねしますが、愛媛県庁には愛媛県総務部新行政推進局市町振興課というのがあるんですか、ないんですか、あるんでしょ。そこで、先ほど合併の検証、総括はするやらしないやら、しないというような御答弁のほうが私には聞こえたんですが、その愛媛県の市町振興課が愛媛県における平成市町村合併の検証ということがなされているんですよ。ほいでちゃんとこの中には、副市長、どういうことがあるかといいますと、総括というとこで、70から20になりましたよと、残りは一つですが今後はこういうのが出ておりますし、それから市町村合併の状況という項目がありますし、3つ目には今後の課題と対応というのが書いてあるわけなんです。ここには、副市長、事細かく今までの問題点、今後の課題が載っているんです。愛媛県が出しているんです。これは八幡浜市も、そんな大きなまちづくりの総合計画はつくらなくても、愛媛県が行っているんですからぜひとも八幡浜市も、4年をかけた一つの節目として、私は愛媛県に見習うべきじゃないかと、こういうふうに思いますし、さらに市長、あなたは歓迎式で県には県の、市には市役所の仕事があると、しかし総合のよいところは取り入れて仕事を行いたいという決意を述べられたでしょ。どうですか、これいいことだと思うんですが。ぜひ、中間的検証でええと思います。合併の総括は数年かかるのはわかっとるんですが、中間的総括を、これを見習ってぜひともしてほしいと思います。なぜなら、政権が自民党から今度民主党の連立になりましたし、市政も高橋市政から大城市政へ変わった、さらに9月までは副市長がおられませんでしたが、10月からは副市長も就任され、大城市政体制も私は確立できたと思うんです。その中でやはりもう一度検証、合併の、すべきであると思いますが、副市長の答弁をお願いしたいと、こういうふうに思っています。
さらに、市長、あなたは高橋市政に対してほっとけないということで選挙を行いました。市民の皆さんの多数を得て当選されましたが、国は自民党から民主党を通じた連立に今度はチェンジをしたわけなんです。政権が交代したわけなんです。八幡浜市政も大城市政へ政権が交代した、チェンジしたわけなんです。だからこの場合、やはり合併の検証については、いま一度大城市政における合併の事業仕分けをぜひしてほしいと、こういうふうに思います。
さらに、ここに持ってきているんですが、市長。あなたが市長選挙に出た時のパンフ、見てください。目が輝いておりますよ、目が。ほして、頭の毛もピンと上まで伸びておる。私は短いんですがあなたは長い。うらやましい。ほして、元気、勇気、根気ということを書いてこういうチラシを出しているんですよ。一方、8月に大城一郎講演会というパンフが出ておるんです。この写真を見ると頭の毛は寝とるし目に輝きがどうしても私には見当たらん、このパンフには。やはりここで、大城市政として何かカラーを出さな、このままずるずるずるずるローリング方式による見直しで事を進めていたんじゃ、市民もやっぱり失望しますよ。やはり直ちに医師3人確保の失望をまた続けるわけにはいかんでしょうが。もうこのポスターはことしでもう終わりますが、ぜひ私どもにもう一回この輝いた目を見せていただきたいと思うんですが、市長の決意をお伺いいたします。
以上です。
○議長(萩森良房君)
市長。
○市長(大城一郎君)
大変ありがたい御指摘いただきました。私も市長就任以来、八幡浜市に元気を、そして八幡浜市に笑顔を取り戻したい、そして私のモットーであります元気、勇気、根気で今までやってきたつもりでおります。まだまだ目の輝きが足りないと言われますが、これから本当、自分の初心を取り戻しながら初心に返って、市民の皆様の声をしっかり聞いて、この八幡浜市のために元気に頑張っていくつもりでございます。そして、先ほども申しましたが、必要でありましたらば、社会の情勢も変化しておりますし、私の進める政策を今後今までの基本的部分と照らし合わせながら、変えていくとこは変えていく、そして足していくとこは足していく政策として示していきたいと思います。
以上です。
○議長(萩森良房君)
副市長。
○副市長(橋本顯治君)
御提言いただいてありがとうございました。感謝を申し上げます。
今、市長の答弁もありましたけれども、これは私の感想ですけれども、大城市長、市長になられてから八幡浜市の課題が余りに多いので大変だとの実感を持たれていると思います。私も補佐役としてもっと輝くものになるように、一緒に頑張らせていただきたいと思います。
今ほどお話のありました合併の総括ですけれども、たまたま県の今お話のあったものですけれども、これを見よりましたら、どんな成果があったのかというところでは、市町の体制整備の点で一定の成果があったというところとか、合併によって周辺部となった地域では地域が寂れたとの声もあると、合併の評価は中・長期的な視野で見るべきだという意見もあると、なおかつ行政サービスなんかは周辺地域では低下したとか、いろんな御意見が載せてあります。
八幡浜市もおっしゃるとおり合併して一定の期間経過しておりますので、御提言いただきましたので、何らかの形で一度こういうのをまとめてみたらいいかなと思っております。ちょっと時間をいただきたいと思います。ありがとうございました。