公開日 2014年09月05日
〔樋田 都君登壇〕
○樋田 都君
私は、通告書に従いまして、大綱3点につきましてお伺いいたします。市長並びに関係理事者の明快な答弁をお願いいたします。
大綱1、地域医療体制についてであります。
6月議会では、市長の公約である直ちに医師確保3名の公約に対しての質問と答弁が飛び交い、それに伴い、マスコミ各社の取り上げに市民は怒りや失望、そして期待が大きな渦となり、市民一人一人の心を痛め、また議員への不満を生じていたのも事実であります。
落選からの2年間、一市民となりました私は目の前の現実のみを追いかけ、第三者的な思いに浸り、どうにかしてくれると人ごとのように他力で物事を考えていましたが、危機感は我が身となり、去年の5月、病院の状態が悪化していると耳にしていた当市立病院5階への入院となりました。この入院が実体験となり、不安を隠し切れない仲間の患者の皆さんとともに47日間お世話になりました。目で見、肌で感じ、なぜこの病院がと、十数年前に父の看護に脳外、外科と1年半にわたり私の居住スペースかのように使わさせていただきました時代と比べ、にぎわいに寂しさを感じたものでした。
それでは、次の2点についてお伺いいたします。
質問1は、医師不足と看護師不足への取り組みであります。
市長は総括説明で就任以来直ちに3名の医師確保の実現に向けて邁進してきたが、現時点においては公約に反しているところであり、まことに申しわけなく思っていると公約違反を認めて陳謝されました。子供を産み、育て、巣立ちの日を迎えると同様、産みの苦しみを痛感されたことと思われます。しかし、就任5カ月が経過し、最善の努力を惜しまず医師確保へと一歩一歩と歩んでこられたに違いありません。その困難な道のりと今後の具体的な取り組みをお聞かせください。
また、看護師不足も痛切な問題であります。私も広報で職員公募を見させていただき、1名の確保に取り組んでいますが、産休中でもあり、乳児を預けての復帰には押しの一手がありません。勤務内容の改善や院内託児所の開設等の検討をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。
質問2は、医療サービスの向上についてであります。先ほども述べましたように、入院の実体験から仲間とともに語り合った小さな声を質問とさせていただきます。
まず1つは、コミュニケーションの向上であります。
医師は外来に病棟にと時間に追われながら職務を全うされ、その医師の指示を受け、看護師の皆さんは交代勤務をクリアしながら小気味よく対応しています。しかし、高齢者が多く、不安を隠し切れない方々ですので、何げない言葉かけや笑顔のあいさつを通してきょうの今の声を、そして医療費の不安や、また退院後の生活などに対して適切な言葉を待っておられます。だからこそ心と心のキャッチボールが必要ですし、また順序よく患者さんの声をつないでいただくことだと思うのです。患者に優しいイメージづくりこそ病院経営に一番必要だと思いますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。
2つ目は、食事の向上であります。
栄養面、価格面からもよく考えられ、一人一人の状態に沿った食事が提供されますが、民間委託とはいえ、地産地消を望んでおります。やはり魚のまちらしく魚は冷凍よりは新鮮で生きのいいものであってほしいものですが、いかがでしょうか、お伺いいたします。
3つ目は、憩いの場づくりについてであります。
病院には種々さまざまな病名で入院されてまいります。患者の中には日ごとに親しみが生まれ、いつの日か家族のように助け合いが始まります。病名や状態に心を通い合わせ、退院の日の我が身を思い浮かべながら過ごしてまいります。病棟ごとに憩いのスペースが必要かと思いますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。
また、トイレや衛生面を質問させていただきますと、新築を望みますので、このぐらいでとどめることにいたします。
大綱2、福祉の拡充と後継者支援についてであります。
高齢者人口は団塊の世代が高齢者となる平成26年度に向かって急激に増加し、少子化と相まってかつてない超高齢者社会が到来するものと考えられています。現在、高齢者が健康で生きがいを持ち、生き生きと交流し、安心して生活ができるようにするためのさまざまな支援事業を実施していますが、高齢者のニーズや状況の把握を行い、的確な支援の推進が必要となっています。
そこで、質問1は、高齢者福祉サービスについてであります。
少子・高齢化や核家族の急激な進行に伴い家族や地域を取り巻く環境が大きく変化しています。その中で多様な福祉ニーズに対応し、だれもが安心して暮らせる地域社会をつくっていくためには市民一人一人が自主的に参画することが必要だとされてきました。
まず1つは、地域による福祉活動の推進であります。地元意識の強いお年寄りは、住みよい、住みなれた地域や我が家を大切にされ、できれば元気でいつまでもここで生き切ることを強く望んでおられます。私たちもとめようのない行く道でありますから、楽しみを持ちながら近隣の皆さんとともに過ごしていきたいものと考えております。そのためにも、集落ごとに公民館や集会所を大いに利用させていただき、住民と連携し合い、触れ合いの場をつくり、定期的に会えることで刺激となり、心身ともに健康なお年寄りが一人でも多くいてほしいものだと望んでいます。このような活動への支援を提供していただきたいのですが、いかがでしょうか、お伺いいたします。
2つ目は、中山間地域の高齢者の交通の確保であります。
現在外出支援事業の取り組みで、外出支援タクシー、バス、船舶利用助成券交付事業が行われ、実利用人数1,089人の方々に交付されています。この人数に該当しない高齢者は中山間地域には多く、家族への気遣いや不便さを痛切に感じておられます。過去のバスの廃止の理由やにこにこ日土の実態、そして交通の確保の問題点をお聞かせください。
質問3、後継者支援についてであります。
人口の減少は年ごとに進み、平成27年には総人口3万3,610人、そのうち65歳以上が36%を占めると国勢調査に指標してあります。この推移を見ても、後継者にしっかりと支えてもらわなければならないことは一目瞭然のことと思われます。
しかし、現在農業従事者や漁業従事者の独身者が多く見られ、家族の心痛が強く伝わり、出会いの場、出会いのときの手助けをする必要が問われるているときが来ていると思いますが、いかがでしょうか。婚活には私も先輩として大いに力を注ぐつもりでありますので、関係機関への対応や独身の職員の皆様の御協力をお願いいたします。
大綱3、ブランド産地の安定化についてであります。
八幡浜市を強調するミカンと魚のまち八幡浜のキャッチフレーズには歴史があり、そして市民の誇りであり、まちづくりの基本となっています。八幡浜市は海、山と太陽の恵みを消費者に伝える一大産地としての役割を持ち、市場で高く評価されるブランド品が活力ある町を支えています。
それでは、質問1、メディアを利用したPR活動についてであります。
基幹産業であるかんきつは各かんきつ共同選果部会でブランド名をつけ、東京市場では高い評価と一定の消費者の支持を得ていますが、最近の消費者嗜好、量販店の進出などにより販売価格が低迷しています。また、漁業は漁獲量が低下し、魚価の低迷、漁業者の高齢化や後継者不足など、取り巻く環境は大変厳しい状態であります。第1次産業が元気でなければ、活力あるまちづくりにも人づくりにも発展しないと思われます。ぜひ当市がブランド品に関する情報を報道機関に提供していただき、マスメディアで報道されるような広報活動を進めていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか、お伺いいたします。
なお、お願いでありますが、農家の女性がPR活動に努力しておりますフレッシュレンジへの変わらぬ御支援と、ことし庁舎にぜひ飾りたいと頑張っておりますミカンツリーへの御協力も重ねてお願いいたします。
質問2、流通範囲の拡大についてであります。
にぎわいと大勢の集客力があり一大イベントでありました海鮮朝市の中止とともに、新鮮な魚、季節の果物、加工品等が一堂にそろい直売される機会がなくなりました。振興ビジョンの土地利用計画には観光魚市場や物産館が組み込まれているようですが、完成までの期間、八幡浜の香りや八幡浜の味を消費者に提供する八幡浜ブランド直売所を設置し、販売窓口の拠点となり、全国への発信地にしたいと考えていますが、いかがでしょうか、お伺いをいたします。
以上をもちまして私の質問とさせていただきます。
○議長(萩森良房君)
休憩いたします。
午後 2時07分 休憩
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午後 2時25分 再開
○議長(萩森良房君)
再開いたします。
市長。
○市長(大城一郎君)
樋田議員御質問の大綱1、地域医療体制についての1、医師不足と看護師不足への取り組みについてお答えをいたします。
まず、これまでの私の医師確保への歩みということでございますが、就任後、公的には愛媛大学に3回、広島大学、山口大学に各1回、関係医局の教授を訪問し、医師の派遣を要請してまいりました。また、県関係の国会議員、厚生労働省の審議官にも陳情に参りました。個人的にも各方面から情報をいただき、いろいろな方とお会いしましたが、残念ながら医師確保には現在のところ至っておりません。
そのほか、市や県、県医師会等のホームページ、広報及び民間あっせん業者を通じ募集しておりますし、八西地域医療懇話会を開催するなど、医師会等との連携にも努めております。
また、待遇改善として、7月には市立病院医師の研究手当の増額も行っております。
なお、9月6日に女性団体連絡協議会の主催により地域医療を考える市民フォーラムが開催され、私も出席させていただきました。また、フォーラムの参加者からのお医者さんへのありがとうメッセージを拝見させていただきましたが、多くの参加者の皆さんの熱い思いに触れ、大変ありがたい催しだったと感謝するとともに、改めまして責任の重さを痛感したところでございます。
市民が後押ししてくれる病院には医師も必ずや来ていただけるということでございます。医師確保につきましては市としても今後も引き続き積極的に取り組んでまいりますが、地域医療を守るための市民運動とも連携して医師確保につなげていきたいと考えております。樋田議員初め議員の皆様にも御協力、御支援をお願いしたいと考えております。
次に、看護師不足への取り組みについてでございます。
看護師の確保対策につきましては、今年度より職員採用試験を3カ月ごとに実施するとともに、県看護協会主催の合同就職説明会に参加し、看護師確保に努めております。
また、ことし、中学生、高校生を対象とした夏期看護師体験を企画し、参加者を募ったところ、37名の参加があり、看護師という職業がどんなに大切なものでやりがいのある仕事であるかを実際に白衣を着用し、体験していただきました。これにより、看護師への関心を抱いて、将来看護師となって当院に戻ってきてくれることを期待しております。
結婚、育児、介護等で離職された潜在看護師につきましても、ことしより看護力再開発講習を企画し、参加者に看護の現状、技術等を実習していただき、職場復帰への不安を払拭できるようにしており、現在2名の応募がありました。
看護師の定着化対策といたしましては、職員のスキルアップが図れるよう院内外の研修会へ参加できる場を設けるほか、今回特定の看護分野において高水準の看護実践ができる認定看護師を養成できる制度を制定し、教育制度を充実することにより離職防止に努めております。
産休、育児休業中の職員に対しては、現在院内託児所の開設を検討しております。
職員の管理につきましては、労働過重とならないよう給与算定時に勤務状況を把握し、労務管理を行うとともに、毎月の各部署における1人当たりの時間外勤務時間数を職員に周知することで適正な労働配分、業務の効率化に努めております。また、毎月開催されます衛生委員会において各職場からの要望等を把握し、職員の健康管理及び職場の安全管理を行っておるところでございます。
その他の問題につきましては各担当課長より答弁させます。
○議長(萩森良房君)
政策推進課長。
○政策推進課長(中榮忠敏君)
樋田議員御質問の大綱2の(1)高齢者福祉サービスについてのイ、中山間地域の高齢者の交通の確保についてお答えをいたします。
中山間地域における高齢者住民の通院等に係る交通問題が表面化してきていることは市としても認識をしているところであります。市営バス、コミュニティーバス等の整備の必要性も考えられますが、市が用意をしたものを単に利用するという住民側の認識では乗らないと維持できないという危機意識に欠けることから、結果として財政面で維持できないということから廃止に至ったという事例が当市にもございました。
御質問の中にもございました日土地区のNPO法人にこにこ日土の取り組みでありますが、平成19年10月、地区内のバス路線の大幅な削減、廃止によりまして通院、通学に危機感を募らせた地元住民によるNPO組織が、道路運送法の自家用有償運送により、昨年の6月、過疎地有償運送事業を立ち上げており、その後市立病院の初診制限による医療環境の変化やバスの完全廃止に伴う公共交通空白地区になったことに対応するため、本年9月からは便数、路線の充実を図られ、高齢者の方々から好評を得ているとのことでありまして、農村集落維持を図る自主的な取り組みに対しまして、行政としましても大変感謝を申し上げているところでございます。
官民協働による住民の要望に即したシステムや厳しい財政事情における費用対効果の観点から、この日土地区の取り組みを広めていきたいというふうな思いはございますが、集落の規模によりすべての集落で可能なものではなく、それぞれの地域の実情を十分に検証をし、対策を講じていくべきと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。
続きまして、大綱2の(2)高齢者支援についての、いわゆる婚活についての対応についてでございます。
最近は婚活という言葉を自然に受け入れることができるようになりましたが、一昔前はお見合いパーティーを開催しても二の足を踏む参加者が多いという感じを受けておりました。時代の流れなのか、婚活がテレビ番組でも取り上げられ、一種のブームにもなっており、イベントにも参加しやすい傾向にあると思われます。
愛媛県においては、昨年11月に設立をされておりますえひめ結婚支援センターが応援企業を募り、少子化の主な要因とされる晩婚化と未婚率の上昇に対応するため、出会いを求める結婚希望の独身男女でメールマガジンに登録した者に対し、そのきっかけとなる場を提供しております。八幡浜市内でも、6月にえひめ結婚支援センターと社団法人八幡浜法人会が主催しまして、100人規模のイベントでカップルが11組誕生したとされております。7月には宇和海文化都市開発株式会社主催によるイベントをシーロード八幡浜で実施、この際にも3組のカップルが誕生。また、今月26日にはシーロードで第2回目のイベントもあるようでございます。また、来月10月にはJA西宇和主催のイベントも予定をされておるようでございます。市といたしましても、側面的ではありますが、今後も市広報等によりメルマガ登録者や応援企業の募集、周知等に努めまして、結婚支援推進の機運の高まりを図ってまいりたいというふうに考えております。
ただ、出会いの場の提供はできましても、参加していただかなければ何も始まりませんので、登録された方には多くの出会いの場に積極的に参加をしていただきまして、人生のパートナーに恵まれることを期待し、ひいてはこれが後継者不足解消につながっていくということを望むところでございます。
○議長(萩森良房君)
保健センター所長。
○保健センター所長(松本常美君)
樋田議員御質問の大綱2、(1)高齢者福祉サービスのうち、集落ごとの住民と連携し、高齢者との触れ合いの場つくりについてお答えをいたします。
地域集落において高齢者の触れ合いの場としましては、社会福祉協議会でお世話をいただいておりますふれあい・いきいきサロンの活動がございます。
このサロンへの活動は、一昨年から一定の部分で市において活動にかかわる予算の助成を行っております。中身といたしましては、サロンにおける介護予防活動に対する助成とお世話をいただいている方への助成が主なもので、昨年度は345万4,000円を委託料として社会福祉協議会へ支出いたしております。このサロン活動への助成につきましては、地域の高齢者が気軽に参加できること、サロン活動の楽しさが閉じこもり予防につながる効果を第一に考え、参加者がみずから目的を持ち、自由な発想で運営し、自主性を損なわない配慮が必要であります。
また、ふれあい・いきいきサロンは地域住民が自由に立ち上げる活動となっておりますため、市内全域の集落に広がっているわけではありません。サロンを立ち上げにくい主な理由といたしまして、お世話をしていただける方が確保できないということですので、今後はそのような人材育成についても考えていきたい思います。
介護予防の目的とサロンの楽しさを両立しながら、事業が運営されるように社会福祉協議会と連携して慎重に支援をしていこうと考えております。
以上でございます。
○議長(萩森良房君)
商工観光課長。
○商工観光課長(菊池正康君)
大綱3、ブランド産地の安定化について、2点目、流通範囲の拡大について御回答いたします。
八幡浜に来られた観光客などから、八幡浜のミカンや魚、加工品などの地場産品が1カ所で買えるところが市内にはないのかとよく聞かれます。先般、八幡浜港振興ビジョンの答申が出されましたが、その中にはフェリーターミナル関連施設として観光魚市場、飲食館、物産館が提言されております。その物産館に、議員御指摘の八幡浜ブランドとしてのミカンや魚、加工品などがすべてそろう直売所や販売窓口を設置することも今後具体的に検討していくべきと考えております。
なお、今後は実績のある駅なか浜っ子産直市や八日市、旬彩市などの出店者や直売所関係者らとの連携をとりながら、情報発信や販売促進の向上に努め、港振興ビジョンの進捗状況にあわせて準備を進めたいと存じますので、御理解いただきたいと存じます。
以上です。
○議長(萩森良房君)
農林課長。
○農林課長(二宮嘉彦君)
それでは、大綱3、ブランド産地の安定化についてのうち、メディアを利用したPR活動についてお答えをいたします。
八幡浜ブランドのPR活動といたしましては、市はもとより生産者及びその団体において各種のパンフレットを作成し、配布により物産のPRに努めております。また、各種物産展への参加や助成を行い、市内や県内の報道機関への情報提供は機会をとらえ実施いたしております。もちろんPRにつながる取材にも積極的に協力をいたしておりますが、こちらからの働きかけは十分とは言えないのが現状であります。今後、方法を検討して積極的に取り組んでまいりたいと思っております。
なお、フレッシュレンジの精力的な活動には深く感謝をし、敬意を表しております。最初のCD作成の際には、えひめCM大賞への出演、市役所での募金等に取り組ませていただきました。今回も同様の協力をさせていただきたいと思っております。また、ミカンツリーの製作につきましても、ぜひお手伝いをさせていただきたいと思っております。
以上です。
○議長(萩森良房君)
病院事務局長。
○市立病院事務局長(田中正憲君)
樋田議員の大綱1の(2)医療サービスの向上について3点ばかりあったと思いますが、1点目の医師、看護師と患者との言葉、伝達のあり方並びに接遇についてお答えします。
患者様からの要望等につきましては、受けた職員が日勤のリーダーに申し送り、日勤リーダーが準夜勤務の当該病室担当職員に申し送り、深夜勤務の当該病室担当職員、翌日の日勤のリーダーへと申し送りをされております。伝達方法はカーデックスという申し送り簿に内容を記載したカードを挟み、交代時にカードを読み上げることにより伝達をしております。ただし、医師への伝達につきましては、医師の勤務状況によりおくれることがございます。伝達は重要な業務でありますので、日々職員には注意を促し、伝達漏れがないように努めておりますが、なお一層指導してまいりますので、御理解を願いたいと思います。
また、明るくさわやかな笑顔と心温まる優しい声かけは、患者様にとって心安らぐことは十分認識しております。そのため、院内では接遇委員会を設けており、接遇の改善に日々努めているとこでございますので、御理解をいただきたいというふうに思います。
次に、2点目の食事の向上についてお答えをいたします。
当院では、食事も治療の一環として重要な役割との認識で管理栄養士が患者様への栄養管理指導も個別に行っております。また、患者様からは退屈な入院時間の唯一の楽しみは日に3度の食事であると聞き及んでございます。病院給食の食材につきましては、議員御提案のとおり、可能な限り地元から調達をしております。焼き魚や煮魚などの魚の素材を生かす料理につきましては、地元の魚市場に水揚げされた新鮮な魚を使用していますが、毎回新鮮な魚で賄うことは給食の単価を設定する上で困難でありますので、冷凍された食材も使用しているのが現状でございます。
次に、3点目の憩いの場づくりについてでございます。
現在、病棟内で患者様が集える場所はナースセンター付近のロビーだけとなっておりますが、十分なスペースを確保できず、手狭となっております。現在の施設では患者様が集える十分なスペースを確保することは物理的にできませんので、今後計画される病院改築におきましてアメニティー環境を十分考慮したいと考えております。
今後とも、患者様一人一人が安心して良質の医療サービスを受けられるよう、患者様の立場で考え行動すべく、医療スタッフ一丸となって努力をいたしますので、樋田議員さんの叱咤激励のほどをよろしくお願いいたします。
○議長(萩森良房君)
樋田 都君。
○樋田 都君
ただいまは明快な御答弁どうもありがとうございました。
それぞれの皆様のお答えを聞かせていただきましたが、さて看護師になろうか、行こうかということになりますと、窓口は事務局長のところへ行かさせていただくんでしょうか。
そしてまた、いきいきサロン、私たちの集落にもみんな集まるようにしようかということになりますと、社協に行けばよろしいのでしょうか。
今確かに明快な答弁をいただきましたけれども、この質問によってどのところへどのように出向いていければ、その皆さんが、その方が明快な検討をしていただいた答えをいただくのかということをそれぞれ聞かせていただきたいんですが、病院の場合は、そして福祉の場合は、そして結婚の婚活はということになりますと、私のこの質問につきましてそれぞれの窓口を教えていただきましたらと思いますが、よろしくお願いいたします。
○議長(萩森良房君)
政策推進課長。
○政策推進課長(中榮忠敏君)
婚活につきましては、正直なところ、どこが窓口というのが現状ございません。ただ、広報等の周知ということで、広報を所管をしております政策推進課のほうで今回お答えをさせていただきましたが、例えば農業団体とか漁業の団体とかいろいろございますので、その辺につきましては関係する課のほうとあわせて今後協議をしてまいりたいというふうに思います。申しわけないです。
○議長(萩森良房君)
保健センター所長。
○保健センター所長(松本常美君)
サロンの申し込みですが、サロンはもともと社会福祉協議会が長年をかけて育ててきておるものでございます。窓口は、社会福祉協議会のほうに行っていただければ相談に乗ってもらえますし、またお世話人さんの研修などもしておりますので、そうしていただければと思います。
○議長(萩森良房君)
病院事務局長。
○市立病院事務局長(田中正憲君)
医師の情報とナースの情報につきましては、当事務局へ連絡していただければ大変ありがたいというふうに思っております。