公開日 2014年09月05日
〔清水正治君登壇〕
○清水正治君
提出をいたしております通告書に従って、9月度本会議での一般質問をいたします。理事者におかれましては、明確な答弁を期待しております。
まず、きょう皆様方集まっていただきました。一昨年提言をいたしました議員削減について、議員諸兄の並々ならぬ努力によって本当に県下でもスリムな議会が実現したことを私は誇りに思っております。これはやはり議員皆様方お一人お一人の努力によって実現したものと、このように思っております。
それでは、質問に入らせていただきます。
大綱の1、離島関係について、大綱の2、インフルエンザ対策について、この件につきましては遠藤議員さんの質問の中にもございましたから同じような答えになる可能性もあるかもわかりませんが、私なりに質問をさせていただきます。
以上、大綱2点についてお伺いをいたします。
まず、大綱1の離島関連についてでございます。2点ほどお尋ねをする予定でありましたが、1点については実現の見通しが立ちましたので、1点のみお尋ねをいたします。
今大島から運搬船による労作業が続いておりますが、この運搬船がかなり老朽化が進んでいるようです。乗組員の話を聞きますと、約1時間かけて川之石港まで運ぶそうですが、夏場は海も穏やかで心配は余りないそうですが、秋から冬にかけては心配をしながらの運航だそうであります。できれば老朽化に伴う代替船が望ましいと、こういうふうにお話を聞きました。市当局ではどのようなお考えか、お聞かせいただければと思うわけであります。
それから、大綱の2点目、インフルエンザ対策についてでございますが、全国で今インフルエンザが急速に進行をしております。少しずつではありますが、一部では死者も出ております。特に年代の若い人に感染しているとのニュースがテレビの報道や新聞紙上にも出ております。
これに対する愛媛県内の各自治体の対応で、八幡浜保健所管内の報告では、独自ガイドラインや業務継続計画の欄で検討中、未定というふうになっております。現在どの程度の対応、準備が整っているのか、お伺いをいたします。
また、ワクチンの保有とか消毒液の補給とか、そういった部分についても、もしありましたらお聞かせいただければと思っております。
以上で私の質問を終わります。
○議長(萩森良房君)
市長。
○市長(大城一郎君)
清水議員御質問の大綱1、離島関係についてのし尿運搬船の代替えについてお答えいたします。
現在の大島し尿運搬船第2清島丸は、平成12年8月に中古船として493万5,000円で購入しております。以前は鋼鉄製の油船として使用されていたため、議員御指摘のとおり、通常の運搬において非常に安定性が悪く、事故の危険性があるため、平成13年に74万円で安定性確保の修繕を行いました。その後、平成17年にエンジンの取りかえと毎年1回定期的に陸揚げを行い、損傷部分の修繕を施工しております。
ただ、船の構造上の問題から船体とエンジンとのバランスが悪く、季節風が強い時期には操船に大変苦労しているようであります。
今後、大島地区は高齢化と人口減がさらに進むと思われますが、し尿運搬は住民生活に欠かせないものであります。進水から既に26年が経過しており、老朽化は著しいものがあり、定期補修を依頼している業者や大島区から状況の確認を行い、更新等につきましては今後の検討課題としてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いを申し上げます。
その他の問題については担当課長より答弁させます。
○議長(萩森良房君)
保健センター所長。
○保健センター所長(松本常美君)
清水議員御質問の大綱2、インフルエンザ対策についてお答えいたします。
新型インフルエンザ対策を総合的にまとめた新型インフルエンザ行動計画、また具体的な対応を示したマニュアル、流行時における市役所内の業務継続計画などについては今年度中に策定する計画としておりました。
現在は、国や県が策定している新型インフルエンザ行動計画などを基本にして、八幡浜市新型インフルエンザ危機対策本部により、市が果たす役割について現状に即した対応を協議し、実行しているところであります。
国や県の行動計画は、高病原性鳥インフルエンザを想定して計画が立てられています。しかし、今回の豚インフルエンザは比較的に重症化することなく回復する患者が多いため、県での対応も変化してきております。そのため、八幡浜市の計画は各危険度に応じた対策も盛り込み、当初の計画どおり21年度中に策定する予定でございます。
また、ワクチンの保有等につきましては、今年度は国が新型インフルエンザワクチンの接種対象者の優先順位を、それからワクチン配付時期など決定し、直接医療機関へ配付し、対象者の希望による任意接種となっていますので、今のところ市がワクチンを保有する予定はありません。
また、予防対策用のマスク1万3,000枚、消毒薬40本程度確保しておりますが、十分ではないと考えております。
対策本部では、今後も市民の皆様方に感染予防に対する正しい知識、かかったときの注意点や予防接種に関する情報を提供して、感染の急激な拡大を防ぐよう関係機関と協力し、努力してまいっております。
以上でございます。
○議長(萩森良房君)
清水正治君。
○清水正治君
ただいま御答弁をいただきました。
この運搬船の件についてもう一度ちょっとお尋ねをしてみたらと思っております。
先ほど市長の答弁の中でかなり年月もたって古いということを確認をされました。時間的にはわずか1時間ちょっとの航海でありましょうけれども、先ほど申し上げましたように冬場の航海というのは非常に危険が伴います。また、御承知のとおり、この乗組員の方も非常に高齢化でございまして、危険性は高くなる可能性があるんではないかと、今後継者もなかなか見つからないというようなことでございましたけれども、そういった手当てがどこまでできるのか、しっかりとひとつ募集等もかけていただいて取り組みをしてもらえたらと。
できれば、百聞は一見にしかずでございます。一度市長初め職員の皆様方も一遍この船に乗っていただいて、航海もしていただければよくおわかりじゃないかなと思うんですが、いかがなもんでしょうか。市長どうですか、ひとつ体験航海やってみられませんか。
以上であります。
○議長(萩森良房君)
市長。
○市長(大城一郎君)
し尿運搬船につきましては、特に冬の時期におきまして操船等大変難しく厳しいということを伺っております。今議員御指摘のように、体験航海もしかり、実際に味わってみたいと思います。
それで、市内部といたしましても現況を踏まえて新しい船を考えさせていただいておりますが、厳しい財政状況のもと、実際に見積もりをとっていただいたわけでございますが、そのし尿運搬船は1億円かかると言われております。その財政面等踏まえまして、今後どこかにいい中古船でもあったらいいわけなんですが、なるべく早い対応を内部でもできるように最善の努力をしたいと思っておりますので、どうか御理解をよろしくお願いします。