一般質問 H21. 6 武田成幸 議員

公開日 2014年09月05日

〔武田成幸君登壇〕

○武田成幸君 
 私は、通告に従い、じんかい収集運搬業務の
1点に絞り質問を行いたいと思います。

 平成139月に実施されたじんかい収集運搬業務の入札執行については経緯がございまして、そのことを前段で少し述べておきたいと思います。

 平成11年、総務常任委員会で東北の3市、これは能代、五所川原、弘前の各市でございます、への議員研修がございました。当然のように研修では各種の行政資料の説明が行われまして、その中でじんかい収集業務委託料が当市の委託料と比較してその差が余りにも大きいのに驚いたわけでございます。これ念のために申し添えますが、当時の八幡浜市単独の市の場合でございますが、非常に高額ということであったわけでございます。早速関係資料を取り寄せまして詳細な検討を重ねた結果、原因は当市における随意契約方式にありました。

 それで、資料を参考に、随意契約方式を改め入札方式に変更すべきではないかと担当課に進言をいたしましたが、収集方式等の相違を理由に極めて消極的な対応でございました。根気よく協議を重ねました結果、平成139月に入札が実施をされたわけでございます。その結果、年間約3,850万円の入札減少金が生じました。これは、単純計算で合併までの3年間を計算してみますと1億数千万円の経費削減ということになったわけでございます。

 公平性、透明性、競争性というものが地方公共団体の業務に求められるわけでございますが、特別な事情を除き、入札が適宜行われないということは、当然のことを当然にするという見識にも欠けるものだと、私はそのように考えております。平成13年から21年度の間には、平成の大合併というものがございまして、じんかい収集運搬業務も委託方式、これは旧八幡浜市の場合ですね、それから旧保内町では町営方式、直営です、分かれております。

 そこで、平成13年度委託方式で行われた入札時には、業務を行いますパッカー車、これの減価償却、人件費等を含めた配慮として5年ごとの見直しという申し合わせもありました。それで、その後どのような対応をとられてきたのかということをお尋ねをいたします。

 合併後、4年を経過して、なお一つの地方公共団体で委託方式と直営方式の業務形態を継続しているのはいかがなものかと言わざるを得ないと思います。遠大なことをなすときはまず卑近なことから始めよと言われます。じんかい収集業務は、これはもう極めて身近で市民にわかりやすい行政サービスであります。新市長として隗より始めよではないでしょうか。まず、このことについて市長の御所見をお伺いしておきたいと思います。

 以下、3点について、関係理事者の明快な答弁を求めるものであります。

 1番、平成13年度以降の入札執行状況について、2番、平成13年度以降の委託方式における委託料の年度別推移について、3番、委託方式と直営方式の併用事例について。

 なお、必要に応じて再質問を行うことを申し添えて、私の質問を終わります。

○議長(上田竹則君) 
 市長。

○市長(大城一郎君) 
 武田議員御質問の大綱
1、じんかい収集運搬業務についての(1)平成13年度以降の入札執行状況についてお答えをいたします。

 現在の委託料は、大島を除き旧八幡浜市を6地域に区画割りし、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第7条の規定よる一般廃棄物収集運搬許可業者5業者の指名競争入札を平成1397日に執行し、現在に至っているものであります。

 議員御指摘のとおり、入札により1年間で約3,850万円の経費の削減につながり、入札執行時にはおおよそ5年後に再度検討するとの説明を行っていたものでありますが、その後は随意契約による契約更新を行ってきたところであります。入札執行から既に7年以上が経過していることから、入札等のあり方について一定のルールづくりを行いたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。

 その他の問題は担当課長より答弁させます。

○議長(上田竹則君) 
 生活環境課長。

○生活環境課長(大森幸二君) 
 それでは、武田議員御質問の大綱
1、じんかい収集運搬業務についての23についてお答えをいたします。

 1点目の平成13年度以降の委託方式における委託料の年度別推移についてでございますが、平成13年度が14,4144,000円、そして入札執行後の平成14年度が1559964円、平成15年度はごみの分別方法の変更による収集回数の増に伴いまして13,619268円と増額となり、現在に至っております。

 2点目の委託方式と直営方式の併用事例についてでございますが、平成の大合併により自治体数が70市町村から119町へと減少をいたしました。ごみの収集運搬につきましては、各自治体とも合併前のそれぞれの形態を存続しているのが現状であり、県下11市中、直営と委託の併用が当市を含め4市、完全委託が7市、9町がすべて完全委託となっております。

 北環境センターについてでございますが、八幡浜市行政改革大綱によりごみ収集業務の完全民間委託の推進を掲げており、その方向で進めてまいりたいと考えております。

 ただ、廃止に伴い、南環境センターの資源ごみ施設の増設と職員の処遇問題等解決すべき課題があり、慎重に進めてまいりたいと思っておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。

○議長(上田竹則君) 
 武田成幸君。

○武田成幸君 
 明快な答弁をいただきました。これ合併といいますのは、長年別々に暮らしていた者がある日突然一緒に共同生活を始めるという、例えるならばそういうことが言えると思いますが、そういつまでも従来の形を踏襲するというのは、市長、やっぱりよろしくないと思います。できるだけ早くやはり一つの地方自治体としての業務形態の確立を図っていただきたい。これは答弁結構ですので、これを強く要望して、私の質問は終わります。

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