一般質問 H19.9 清水正治 議員

公開日 2014年09月05日

〔清水正治君登壇〕


○清水正治君 
 本題に入ります前に、一言皆様方にお礼を申し上げたいと思います。

 2年前、皆様方の御信頼をいただきまして監査役という大任を仰せつかったわけでございますが、2年間経過がたちまして、そろそろ交代の時期ではなかろうかと自分で判断をいたしまして、けさほど市長の方にお願いを申し上げて、その任を解いていただくことになりましたので、御報告方々、また皆様方に厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。

 

 それでは、本題に入らせていただきます。

 

 提出しております通告書に従って質問をさせていただきます。

 

 大綱の1、港湾漁港について、大綱の2、政治改革について。

 

 大綱1の質問に入る前に少しお時間をいただいて、8月末のある新聞記事を少し引用させていただきますが、世界のアルピニスト野口 健さんの記事でございます。野口 健さんは、日本の子供たちに環境保護のメッセンジャーに育ってもらいたいと、811日、野口さんと子供たちが富士山ろくのごみ拾いに挑戦した記事であります。

 

 富士山は年間で登山者が約30万人、富士五湖や青木ヶ原樹海など周辺を含めた観光客は約3,000万人とも言われる一大観光地であります。言うまでもなく日本のシンボルであり、世界にもその美しさが知られる名峰中の名峰です。しかし、実際には、観光客のごみのポイ捨てや業者による不法投棄などによってふもとの樹海に至るまで非常に多くのごみに覆われているのが現実です。2003年に富士山が世界遺産の国内候補地に選定されなかったのも、こうしたごみ問題が理由でありました。

 

 野口 健さんは、1999年、当時世界最年少25歳で七大陸最高峰を制覇した登山家であります。2000年からは4回にわたってエベレストの清掃を行い、話題を呼びました。清掃活動を行うきっかけは、ヨーロッパの登山家から、日本人は経済は一流だがマナーは三流だ、エベレストを世界でもっとも汚いマウント・フジのようにするのかと厳しく指摘されたことだと語っております。

 

 ここで、本題に移ります。今私たちがいる場所から余り遠くないところ、渡海橋から西方向、たくさんのナンバーのない車や荷台に載せるボックスがあちこちに目にかかります。一部ではフェンスを張って駐車禁止のマークをつけて、その中にナンバーのない車が置いてある。これは、市当局が意図的に設置されているのか、何か理由があるものと解釈いたしますが、いかがでしょうか。八幡浜港港湾施設の管理及び利用に関する条例に基づいて対応するのがいいのではないでしょうか。

 

 野口さんの言葉を一つの例として、歌手森 進一の歌で名高い港町八幡浜です。行政が先手をとって真剣なまちづくりを心がけて、さすが八幡浜の町はきれいだなと観光客からも言われるような手本を示していただきたいと思いますが、理事者はどのように思いますか、お伺いをいたします。

 

 大綱2、政治改革についてでございます。

 

 18歳選挙権についてお尋ねをいたします。

 

 現在、国政を問わずあらゆる選挙において若い人々の政治に対する考え方の違いなのか、あらゆる選挙における投票率が回を重ねるたびにだんだん悪くなっているように思います。できれば今後の市長選挙とか市議会議員選挙、将来あるかもしれない市民住民投票などで若い人々にも一票の重みを知っていただくためにも18歳選挙権の実施を取り入れてみてはいかがなものでしょうか。理事者の皆様も、またここにいる議員の皆様もお考えいただければと思いますが、いかがでしょうか。とりあえずきょうは理事者のお考えをお伺いをいたします。

 

 以上でございます。

 

○議長(宮本明裕君)  市長。


○市長(高橋英吾君) 
 清水議員の大綱
2、政治改革についてお答えをいたします。

 市長、市議会議員選挙の選挙権については、公職選挙法第9条に定められているとおり満20歳以上であり、市で選挙権の要件を変更することはできません。そのため、公職選挙法の改正の議論をまちたく存じます。

 

 条例制定による住民投票については、市が独自で選挙権の年齢要件を設定することが可能なため、18歳以上の者に選挙権を与えることは可能であります。今後住民投票が検討された場合の課題と認識をいたしております。

 

 その他の問題は担当課長より答弁させます。

 

○議長(宮本明裕君)  水産港湾課長。


○水産港湾課長(上甲眞喜君) 
 大綱
1、港湾漁港についてお答えをいたします。

 議員御質問のナンバーのない車や荷台につきましては、市が意図的に設置しているものはございません。しかしながら、向灘地区は現在の物揚げ場や臨港道路が整備される以前は自宅兼倉庫、作業所として海に直面した漁業形態がなされておりました。前面埋立により車社会に対応した整備はされてまいりましたが、漁業活動においては不便を生じる面も出てきたことも現実であります。このような状況下で盗難防止等の目的で漁具保管場所として利用されている場合もございます。

 

 議員御指摘のように、八幡浜港港湾施設の管理及び利用に関する条例に抵触する事例も多々見受けられることから、年に数回程度、八幡浜漁協とともに現地を踏査し、適正な港湾漁港利用施設について指導、監督を行ってきているところではありますが、今後も公共施設の有効利用を図り、美しい港町八幡浜のイメージ向上に努めてまいりたいと考えております。

 

 以上です。

 

○議長(宮本明裕君)  清水正治君。


○清水正治君 
 大綱
1の件でございますが、先ほど申し上げましたとおり、森 進一の港町ブルースの中に言葉をかりますが、この八幡浜の名前が出る前が「あすは要らない、今夜が欲しい」という言葉があるんですが、我々はそうではいけないと、あすが大事、未来が大事、やっぱり八幡浜の未来というものを今夜限りの切ない事情であってはいけないと思います。長い目で見て八幡浜のまちづくりというものを考えていかなければならん。大変嫌みに聞こえるかもわかりませんが、市長から大役を委任された職員さん方は大変厳しいかもわかりませんが、ひとつ美しい港町、どっかで聞いた言葉でありますが、きれいなまちづくりを目指して努力していただければと、このように念願をしております。

 また、今市長に御答弁をいただきましたが、この市町村合併が進みまして、新しい八幡浜市が誕生してはや2年がたちました。2年後にはまた選挙が実施されます。全国の市町村で2回目の選挙というのは必ず市会議員の定数問題が云々される、もうどこでもこれ全国的にございます。また、今市民の間でもぼつぼつそんな声を、歩いておりますと聞かされます。中には21ぐらいがええんじゃないか、いや19ぐらいがええんでもとに戻したらええ、そういう人もおります。しかしながら、お聞きのとおり、8月にあった松前町では33,000の人口の中で定数14という数字が出て実施をされました。私はこの政治改革、財政難の中でございますので、思い切って16ぐらいでもいいんではなかろうかと、こういうような考えも持っておるわけでございます。それは皆さんいろいろお考えがあろうかと思いますから、これは私の私見でございます。そういう声が市民の中から出て、住民投票の可能性というのが出てきた場合に、ただいま市長から御答弁をいただいたような18歳選挙権の提案を申し上げた次第であります。

 答弁は要りません、以上であります。

お問い合わせ

議会事務局
住所:愛媛県八幡浜市北浜一丁目1番1号
TEL:0894-22-5998
FAX:0894-22-5963
このページの先頭へ戻る