公開日 2014年09月05日
〔清水正治君登壇〕
○清水正治君
提出しております通告書に従って質問をいたします。
大綱の1、護岸防波堤について、大綱の2、湯島川上流にガードレールの設置を、大綱3、障害者自立支援法について、3点についてお尋ねをいたします。
まず、大綱1の護岸防波堤についてでございますが、川之石湾護岸防波堤が本町から雨井の西まで工事が進み、一応区切りがついたようになりました。かってこの地域は昼間の大火で3軒の家が焼失したことのあるところであります。道路が1本しかなく、消防が大変苦労された場所でありますが、そこで防波堤の関連で2点ほどお尋ねをいたします。
まず1つ目、この最終地点の場所は道路が狭く車の離合に苦労されるところであります新しい堤防ができました。内側の古い堤防を取り除けば、道も広くなり地域の市民も少しは車の離合に助かるのではないかと思います。理事者のお考えはいかがでしょうか。
2つ目、本町宮内川下流の古い市営住宅の東側に台風のたびに高潮が道路を越えて住宅街へ海水が浸入してまいります。ひどいときは床上浸水の被害が出ます。少し上流には市民の手によって四季折々の美しい花畑がありますが、ここはかさ上げもできて大変きれいになりました。防潮板も取りつけられております。下流側もあと少しです。防潮堤の取り組みのお考えはありませんか、お伺いをいたします。
大綱の2、湯島川上流にガードレールの設置をということであります。
湯島のデイサービスセンターから下流にはガードレールの設置ができております。なぜかデイサービスセンターから上流にはガードレールがありません。上流の県営住宅からたくさんの子供たちが元気に幼稚園や学校に通っております。道幅も広くはありません。せめて子供たちの安全のためのガードレールの設置はできないものか、賢明な理事者のお考えをお聞かせいただきたいと思っております。
大綱の3、障害者自立支援法についてお尋ねをいたします。
障害者自立支援法のうち、視覚障害者等情報支援緊急基盤整備事業についてお伺いをいたします。
科学の発達によって目の不自由な人がいつでも読みたいときに読める喜びが実現したというものであります。そのシステムは、書面に書かれた文字情報を切手大の音声コードに変換し、読み上げ装置を音声コードに当てるだけでそのページに書かれている内容が音声で読み上げれるのだそうです。SPコードと言われるそうですが、このSPコードのついた印刷物なら、目の不自由な人がいつでも自分で読み取ることができるのだそうであります。SPコードの特徴は、だれでも簡単にしかも即時につくれて、ローコストであるということであります。SPコードにしたい文書をワープロソフトワードでつくり、専用ソフトを使ってデジタルデータ化すれば、瞬時にSPコードに変換されると言われております。今まで点字や音声テープで限られた情報しか提供されなかった視覚障害者の方々には大きな朗報だと思います。
そこで1点目、視覚障害者のうち点字利用者は10%弱と言われております。ほとんどの人が文字情報を入手できない状態にあります。プライバシー情報や生活情報は自立した生活と社会参加に欠かせない情報源であります。市の職員が作成ソフトをパソコンにインストールしておけば簡単にSPコードを作成することができるわけでありますので、紙媒体での情報提供を進めてはと思います。SPコードは大量印刷物と同紙面上に作成できて、ローコストで情報提供ができます。市の各種情報印刷物など活用が考えられます。その取り組みについてお伺いいたします。
2点目、活字読み上げ装置の公的窓口の設置についてであります。
国の視覚障害者等情報支援緊急基盤整備事業によりますと、自治体等公的窓口に活字読み上げ装置を導入することに対し全額補助が受けられ、市の負担はゼロになります。市の窓口、公民館、保健センター等への設置が望まれますが、理事者のお考えはいかがでしょうか。
3点目、普及促進のための啓発、周知、広報並びに活字読み上げ装置の操作研修も必要でしょう。この装置は、厚生労働省日常生活用品の対象機器でもあります。普及促進のための取り組みが必要であると思いますが、理事者のお考えをお伺いいたします。
以上で私の質問を終わります。
○議長(宮本明裕君) 市長。
○市長(高橋英吾君)
清水議員の大綱3の障害者自立支援についてお答えをいたします。
最初のSPコード、私も初めて聞いて、こういうものがあるかなと思って驚いたんですけれど、勉強不足を痛感をしております。そういう中で、SPコードは2003年に開発され、文字情報を内包した二次元コードの一種で、専用の読み取り装置を当てると音声で文字情報を読み上げることができ、印刷物に添付することにより視覚障害者にも情報の提供ができるようになる画期的なものでございます。現在は自治体や金融機関が出す印刷物や病院の処方せんや服薬指導などの情報にSPコードの添付が見られ、普及が始まってきておりますが、本市ではまだその取り組みがなされておりません。
なお、SPコードの読み取り装置は使用者負担となりますが、八幡浜市日常生活用具給付事業、いわゆる地域生活支援事業を利用すれば、一般的な基準として購入価格の1割を自己負担、9割が公費負担で購入ができます。
本市では現在まで給付実績がなく、徐々に浸透し始めると思いますが、普及率はまだ極めて低いものと思われます。しかしながら、今後は議員御提案のように、市の広報、出版物等にSPコードの添付を検討してまいりたいと思います。
視覚障害者等情報支援緊急基盤整備事業は、障害者自立支援対策臨時特例交付金による特別対策事業として実施するもので、国の補助率が100%、八幡浜市の補助金配分枠は18年度からの3年間で現時点で100万円であります。事業内容は、視覚及び聴覚障害者等に対する情報バリアフリーを一層促進するため、自治体や関係機関に情報支援機器等を整備し、情報支援を図ることを目的としております。
本市といたしましても、当該事業の選択に当たって、視覚障害者が公的機関の窓口に来た場合、担当職員の直接対応、つまり人的対応で判断できるとし、またその方が対応としてはベストであると判断いたしております。したがって、本年度は地域活動支援センター、プチファームへCS聴覚障害者構想、目で聴くテレビ、その専用受信機を設置し、地域活動センターとしての設備を充実させ、聴覚障害者の情報支援を図ることといたします。
ただし、平成20年度までに約90万円の補助金枠を確保しておりますので、今後さらにニーズ等を見きわめながら、視覚障害者等への情報支援を的確に実施してまいりたいと考えております。
また、普及促進については、今議会で障害者自立支援法施行及び制度改正の周知をパンフレットを作成すべく補正予算を計上しておりますが、いずれの施策を実施いたしましても、周知徹底を図り、障害者福祉の実現に努める所存であります。
以上でございます。
その他の問題に関しては担当課長より答弁をさせます。
○議長(宮本明裕君) 水産港湾課長。
○水産港湾課長(上甲眞喜君)
大綱1の2点目、本町宮内川下流の防潮堤設置についてお答えをいたします。
当箇所は、議員御指摘のとおり浸水被害が再三起こっていることから、市としても浸水防止対策を県に要望し、平成18年度には胸壁工120メートルを整備していただいております。また、この下流におきましても、今年度も引き続き胸壁工80メートルを整備していくとの県の回答をいただいております。整備が完了しますと、この地域の浸水被害を防止できるものと考えております。
以上でございます。
○議長(宮本明裕君) 建設課長。
○建設課長(菊池賢造君)
大綱1、護岸防波堤について、市道の拡幅について。
御質問の箇所は、市道カズラ線の起点部から20メートル付近より約100メートル程度の区間であります。この区間の幅員は、現況で4.1メートルから7.4メートルありますが、旧護岸敷きを道路として利用できるとすれば、6メートルから8メートルと拡幅することが可能であります。
護岸は県が管理しておりますことから、占用申請等を協議する必要がありますので、地域の御協力が得られるようであれば、愛媛県との協議を進めたいと考えております。
続きまして、大綱2、湯島川上流にガードレールの設置について。
湯島老人ホーム前から県営神山団地間の約300メートルにつきましては、河川側にガードパイプあるいはガードレールの設置はできておりません。ガードパイプ、ガードレールの設置につきましては、地元住民の方々の要望を聞き、交通安全協会と協議を行い、限られた予算ですから優先順位をつけ設置しているのが現状であります。最近、同地区からの設置要望はございませんでしたが、その理由として道路幅員が狭くなることへの懸念があったのではないかと思っております。
今後、安全協会神山支部を通じて地元住民の方々の意見を聞き、適切に対処したいと考えております。
以上です。
○議長(宮本明裕君) 清水正治君。
3番の件でございますが、これ八幡浜市で現在この件に対します対象の方々というのは一体何名ぐらいいらっしゃるのか。もし担当の方で御存じの、概略で結構ですが、おわかりの方がおられましたら教えていただけたらと思いますが。
○議長(宮本明裕君) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(水野省三君)
障害関係、視覚障害者の方が1級76人、2級54人でございます。それで、聴覚関係が1級10人、2級41人でございまして、181人となります。
以上でございます。