公開日 2014年09月05日
〔大山政司君登壇〕
○大山政司君
私は、一般質問通告書に従いまして、大綱3点について、市長並びに関係理事者にお尋ねをいたします。
大綱の1は、学校敷地内禁煙とゆとり教育についてであります。
21世紀における健康づくりの課題と方向について、愛媛県は「健康実現えひめ2010」計画を策定し、その基本理念として県民一人一人が自分の健康は自分でつくるという意識を持ち主体的に取り組むことが掲げられています。個人の健康づくりの活動がより効果的に展開されるためには、家庭、地域、学校、企業及び行政団体などがその取り組みを支えることが必要であると定められています。
特にこの計画の目的の実現に重要とされる生活習慣等が12分野に分類され、選定の5項目めにはたばこの禁煙が掲げられています。その中で、たばこはがん、心疾患、脳血栓、歯周病など多くの疾患の原因であり、また流早産など妊婦、分娩に関する異常の危険因子と言われています。特に未成年期からの喫煙は危険性を増大させ、さらに受動喫煙による健康被害も重大とされています。意外なことは、たばこによる疾病や死亡のための経済的損失は、たばこ税を初めとする関連企業での経済的効果を上回ると指摘されています。まさに、たばこは百害あって一利なしと言われています。一方、飲酒は我慢できるが、禁煙を何度か試みたがやめることができなかったと言われる人も少なくはありません。
まことに恐縮とは思いますが、イメージ的事例として、テレビで放映された「太陽に吠えろ」の一場面であります。俳優の館ひろしや神田正輝が扮する刑事四、五人が門の前でたばこを吸いながら中の様子をうかがい、ガサ入れのタイミングをはかる。そこで、エレキギターの甲高いメロディーが流れる映像でございます。そこで、教育長、たばこを吸う場所が義務教育の場である小・中学校の校門前であり、刑事役が教員であったとしたならば、保護者や地域の人たちの目にはどう映るでしょうか。しかも、ほぼ毎日決まった時間と人数であります。
そこで、お尋ねをいたします。
第1は、市民が見かけた教職員による校門前での喫煙は、学校敷地外であり問題ないとの判断でしょうか。また、学校の校長先生は知っているはずなのに見て見ぬふりをしていることは、生徒に対して示しがつかないのではとの声を私は耳にしますが、教育長はどのように受けとめられているのか、生徒に対する影響等についてもあわせてお尋ねいたします。
第2は、教職員といえども一市民として喫煙権があり、せめて学校敷地内での喫煙場所の設置要望等は出なかったのでしょうか。先ほども指摘しましたが、禁煙を何度か試みたが、やめることができない教員もおられたはずでございます。とするならば、学校現場における教職員の主体性とはの疑問を持たざるを得ませんし、今回の学校敷地内における禁煙は県教育委員会からのトップダウンであったと受けとめざるを得ませんが、実施に至った経過についてお伺いをいたします。
第3は、学校敷地内における禁煙については、平成16年5月31日、「世界禁煙デー」にあわせて実施可能な学校から順次実施に移すとの愛媛県教育委員会教育長から指導されていますが、八幡浜市管内における小・中学校の実施内容についてお伺いをいたします。
質問の第2は、せっかくの機会でありますので、教職員の勤務実態についてお尋ねをいたします。
日本の父親は仕事に忙しく、子供に接したくてもなかなか一緒に過ごせない。世界6カ国の保護者を対象にした国立女性教育会館の調査で、日本の父親は週に平均48.9時間と最も長く、一方子供と過ごす時間は平均3.1時間でありました。一方、母親は1日平均7.6時間であり、子育ては母親に任せがちであるとマスコミに報じられています。その見出しには、「パパ遊んでよ、お父さん忙しいんだよ」となっていました。今ほどの事例はあくまでも母親が専業主婦の場合であり、男女共同参画社会とささやかれる今日、共稼ぎの家庭となれば、母親の1日平均7.6時間子育ては恐らく半減になると思うのであります。
そこで、祖母の話を紹介します。私は、毎日孫の子守でくたくたです。父母は共稼ぎで朝7時には家を出、帰宅するのが午後8時前後になる。朝は子供が起きてなく、夜は既に寝ており、孫と両親が話す機会が余りにも少ないと言われたのであります。そこで、私は両親の職業はと尋ねると、学校の教員をしているとのことでありました。人の言うことは話半分とよく言われますが、その訴えに私は祖母の苦悩を感じることができました。
学校における教員は、授業以外に学習指導の準備を初めクラブ活動、テストの採点、PTA活動、公民館など地域行事参加などなど学校内外に及び、想像以上の御苦労があることは承知しております。
少子化社会と言われる今日ではありますが、子育て、家庭、さらに教育に関して今大きな社会問題となっています。例えば子供への虐待や、子供が家に火をつけたり、暴力を振るい父母に死傷事件を起こすこと、学校内でのいじめが原因による自殺など痛ましい事件の報道がたびたびある昨今であります。その都度よく言われている言葉に、子育ては地域、学校、家庭が一体となってしっかりと見守らなければならないと訴えられているのであります。
そこで、お尋ねいたします。
第1は、学校は教職員集団で営まれているわけですから、子育てをしている女性教員の帰宅時間は配慮があってしかるべきであります。そこで、帰宅が遅く家庭で子供と接する機会が少ない女性教職員の実態をどのように把握されておられるのか、率直な御所見をいただきたい。
第2に、国は男女共同参画基本法や男女雇用機会均等法で働く女性を守る重点施策に取り組まれていますが、その理念とはほど遠い実態と言われています。
そこで、教育現場において女性教職員が仕事と家庭責任を両立し、ゆとりを持って家庭、職場、地域において安心と豊かな生活を享受できるようどのように指導されておられるのか、お尋ねをいたします。
質問の第3は、小・中学校の5段階評価についてであります。
文部科学省は、小・中学校の授業内容や学校運営などを客観的に評価する統一基準を定め、各学校を認定5から認定1の5段階で評価していく方針を明らかにしたのであります。今回の5段階評価は、学校と直接かかわりのない第三者が各学校の真の実力を定め、教育の質の向上につなげるのが目的とされ、3分野計18項目の評価項目を設定されています。例えば、多くの児童が集中して学習に取り組んでいるは認定3、全国的に見てもすばらしい取り組みで、ほかの学校の参考になるは認定5、取り組みが行われておらず成果がほとんどないは認定1になるとのことであります。ほかにも児童・生徒の学力や出席率と遅刻状況などの項目も加味されています。
なお、9月から始まる評価の対象となるのは、全国の小・中学校の124校で試行される予定とのことであります。
そこで、お尋ねをいたします。
第1は、今回の5段評価に対して、問題点を指摘し改善を求めるなら具体的に指導すればよい、さらに評価を上げるために表面的な実践を行うとする学校が出ることへの危惧を指摘される教育関係者もいますが、教育長はその指摘や危惧をどのように思われているのか、率直な御所見をいただきたい。
第2は、先ほどの県教育委員会の学校敷地内における禁煙と同様に、文部科学省の方針なので仕方なく少しでも認定がよくなるよう指導せざるを得ないと割り切られるのでしょうか、お尋ねをいたします。
第3は、今までの質問すべてに関連しますが、教員は学校敷地内での禁煙でいらいらし、そして帰宅時間が遅いため家庭内の子育てにコミュニケーションが少ない女性職員、さらに学校の5段評価にプレッシャーを感じなければならない実態が、真のゆとりある教育を実行できるのか私は危惧をいたしますが、人格識見すぐれた教育長の御所見をいただきたいのであります。
大綱の2は、元城団地分譲価格値下げに関してであります。
平成の大合併推進最大の理由は、自主財源が3割程度と乏しく、大半を国から交付金で賄っている、だから合併して財政規模を大きくするに期待が持たれました。
しかし、合併はしたものの、バブル経済崩壊後も財政難の実態が増す中、現行制度では自治体財政の全体像をとらえ切れず、自治体破綻の目を早期に見つけられないため、総務省は財政危機に陥った自治体を財政再建団体に指定する新たな指標として、地方債や一時借入金のほか自治体が出資する第三セクター、公社などの債務残高を加える方向で検討に入ったとされています。
その一例として、北海道の夕張市は赤字穴埋めのために決算にあらわれない金融機関からの一時借入金を利用して表面上の決算を黒字に装っており、そのことで単年度決算の赤字比率では財政悪化が表面化しなかった例を上げられています。
そこで、八幡浜市土地開発公社の事業運営については、一般質問になじみませんが、市財政とのかかわりもあり、あえてお尋ねをいたします。
第1は、今回の第2期元城団地分譲の建て売り6棟、分譲地17区画の価格値下げは平均で1区画17%、約200万円とのことですが、値下げの算出根拠を明らかにしていただきたい。
第2は、元城団地造成事業は平成16年4月から一般宅地27区画の分譲開始をして2年を経過していますが、いまだ一区画も販売の実績がありませんが、販売価格のみがその原因と判断されているのか、伺いたい。さらに、今回の分譲価格値下げによる今後の販売見通しをどのように試算されているのか、あわせてお伺いをしたい。
第3は、元城団地分譲価格値下げは愛宕山団地への波及、つまり愛宕山団地分譲価格値下げにも少なからずの期待を持つ市民がと思わざるを得ませんが、その影響をどのように考慮されているのか、お伺いをしたい。
第4は、平成17年度の八幡浜市土地開発公社決算の資本的収支明細書によると、元城団地、愛宕山団地に関して、収入、借入金8億8,000万円で、支出、借入金返還金が元城団地の1億円を加え9億8,000万円となっており、北海道の夕張市と同様に借入金で赤字穴埋めで帳簿合わせをしているのではないでしょうか、お伺いをしたい。
第5は、この際関連してお尋ねしますが、八幡浜市平成17年度決算における一般会計、企業会計、特別会計における一時借入金及び地方債の残高についても明らかにしていただきたい。
大綱の第3は、中心市街地道路整備についてであります。
今議会の議案に、土木費の道路新設改良費の中で、公有財産購入費として3,070万5,000円でダイエーショッパーズ跡を天神通りと千代田町双方3メートル分を市が買い入れ、道路拡張するための予算が計上されています。中心市街地の活性化を目指し、アクセス道路、サービス道路等の各路線の位置づけを明確にした上で、適切な街路網の整備を図り、自動車利用による買い物や安全快適な買い物のための環境を整備することの必要性は理解をしています。そこで、お尋ねいたします。
第1は、公有財産購入費として3,070万5,000円で市が購入しますが、購入価格の算定の根拠と経過、天神通りと千代田町双方の面積を明らかにしていただきたい。
第2は、道路拡張しても、結果的にはショッパーズ店への買い物客の自転車置き場となり、現状と変わらないのではないかと周辺の店主からは声があります。しかも、天神通りと千代田町双方の道路は車両が現在一方通行となっており、また駐停車禁止の地域であるため、拡張しても緩和には結びつきにくいという指摘や疑問の声を耳にしますが、お伺いをいたします。
第3は、現在天神通りのショッパーズ店側、道路が5メートルを8メートルに拡張予定でありますが、その後松蔭公民館までには新町を挟んで五、六軒の店舗等がありますが、今後の道路網整備の見通しを明らかにしていただきたい。
第4は、9月1日から中トロ底びき網漁が解禁となり、一統2隻が既に出航しており、出漁に当たって、船主からは、漁価は値上がり傾向になっているものの、燃料価格は高騰し、1リットル約70円と前年度の1.5倍、2年前と比べれば2倍近くになっているとのことであります。中トロ底びき網の厳しい現状を示しながらも、八幡浜を象徴するトロールを守るためにも頑張りたいと話されてるのであります。
なお、港湾・漁港振興ビジョンでは約131億円を投資し、そのうち魚市場へは約65億円で改修予定でありますが、八幡浜市の基幹産業である漁業の維持発展のためには、行政としてせめて燃料費の高騰分への支援措置などの配慮を今行うことこそが、一事業主の地代や投資効果を疑問視される道路拡張費に財政支出するよりは市民の理解も得られると思うのでありますが、御所見をお伺いしたい。
第5は、市長、思い出してください。指定管理者制度の導入で1企業グループに偏ったことで委員会審査が継続審査となった経過、さらに突如の市民プール委託先変更では、市民から反対署名運動が起こり物議を醸しましたが、その委託業者が今回のダイエーショッパーズ千代田町店跡の地主である清水商事であることを市民は承知していますし、疑問と不信の声も耳にいたします。
元愛媛県知事の白石春樹氏は、権腐十年を政治理念とされました。その理由は、知事や市長などの首長は行政のマンネリ化、権力の集中、業者との癒着などを戒めの言葉にされたと聞き及んでおります。
高橋市長、初心忘るべからずとのことわざがありますが、あなたが市長に就任されて約7年となりますが、市民からは日を追うごとに偏り行政ではとの声しきりでありますが、どう反論されるのか、明らかにしていただきたいのであります。
以上、大綱3点についてお尋ねいたしましたが、明快なる答弁を求め、私の質問といたします。
○議長(宮本明裕君) 休憩いたします。
午後 2時02分 休憩
午後 2時15分 再開
○議長(宮本明裕君) 再開いたします。
市長。
○市長(高橋英吾君)
大山議員の大綱3の5、偏り行政についてであります。
大分質問内容を聞いておりますと、誤解とか偏見があるような感じでありますが、まず指定管理者制度導入や市民スポーツセンタープール業務委託において、偏った業者選定が恣意的に行われたかのような内容の御質問であります。何か証拠がありましたら、出していただきたいんですけれど。これは平成7、8年に古い議員さんがプールに関しては入札せよということは委員会の記録に残っております。それから、なかなかやらずに、とうとう十何年間1社だけに特別にやってたと。そこで、そういう競争が行われた。たまたまそこが抽選に負けたということであります。
したがって、ある意味では負けた方に偏った応援をしておるんじゃないかなというな私も気がするわけでありますが、これは市としては公平公正にやったということでございます。
また、これら住民ニーズが多様化し行財政状況が厳しくなる中、民間のすぐれた技術と経営手腕により住民サービスの向上と行財政コスト削減を図る目的に公平公正な手段で選定した結果であり、議員の御指摘のような事実はなかったことを申し上げます。
また、権腐十年というのは、これは朝鮮のことわざでありまして、まだ私合併して1年でございます。そういうことで、まだまだはるか先だなという感じはするんですけれど。1年で丸1つつけて10年にはほど遠いということであります。
また、初心忘るべからず、御忠告に関しましては、平成11年の就任以来、積極的に情報公開に努め、市政の透明性を確保し、風通しのよい役所づくりを心がけており、偏り行政はないと認識しております。日を追うごとに偏り政策をして高橋英吾は批判があるということはほとんど私の耳には入ってないんですけれど、その仕事をなくした業者からはよくあちらこちらで聞いておりますし、私の関係者のとこへも不満を言ったことは、これは事実であります。
今後ともこの方針を貫き、市民の負託にこたえていきたいと考えております。
その他の問題は担当課長よりお答えさせていただきます。
○議長(宮本明裕君) 財政課長。
○財政課長(中榮忠敏君)
大山議員御質問の大綱2の5点目、市の一時借入金の実態と地方債残高についてお答えをいたします。
まず、一時借入金とはどういうものであるかということについて御説明をさせていただきます。
一時借入金とは、年度の途中において支出が収入を上回り、歳計現金に不足が生じる際に、その不足を補うために一時的に借り入れる現金のことを言いまして、歳入歳出予算に計上されるものではありませんが、借り入れの最高額は予算で定めることとされております。
当市の一般会計の場合、平成17年度当初予算におきましては一時借入金の限度額を40億円と定めております。また、企業会計であります水道事業会計は5,000万円、病院事業会計は5億円とそれぞれ限度額を定めております。
さて、平成17年度の一時借入金の状況でありますが、すべての会計におきまして借り入れの実績はございません。
ただし、一般会計、特別会計におきましては、歳計現金に不足が生じた際は財政調整基金等からの繰りかえ運用ができることとなっておりますので、これら基金を一時運用し補てんをしている状況であります。
次に、平成17年度末の地方債残高につきましては、一般会計が236億3,880万2,000円、特別会計は公共下水道事業会計を初め6会計で144億820万8,000円、企業会計は水道事業が27億6,469万7,000円、病院事業が10億3,901万6,000円、すべての会計を合わせますと418億5,072万3,000円という数字になっております。
以上でございます。
○議長(宮本明裕君) 水産港湾課長。
○水産港湾課長(上甲眞喜君)
大綱3の4点目の漁業振興としての燃料費高騰分の支援についてお答えをいたします。
議員御指摘のように、燃油の高騰は水産用のみならず社会全般に多大の影響を与えていると認識をいたしております。
国は、水産業振興対策といたしまして省エネルギー緊急対策資金貸付事業を行っております。県においても貸付金の利子補給を行う予定となっております。
当市の基幹産業であります漁業においても漁業用燃料の高騰は漁業経営に多大の影響を与えていることから、市といたしましても基幹産業である漁業振興を図るため、貸付金の利子補給を行うべく八幡浜漁業協同組合と事務手続を進めているところでございます。
以上です。
○議長(宮本明裕君) 監理開発課長。
○監理開発課長(國本 進君)
大山議員の御質問の大綱2、元城団地分譲値下げについてお答えをいたします。
まず、1点目の値下げの算出根拠についてでございますが、今回の分譲価格改定の算出根拠は、平成18年2月1日現在の不動産鑑定による減が14.3%、不動産鑑定時期から販売開始までの時点修正による減が1.35%、団地内の位置、形状等の格差による減が2.21%で、全体の平均改定率は17.86%の下げ幅であります。
2点目の、販売実績がないのは販売価格がその要因との判断か、さらに今後の販売見通しの試算についてでございますが、まず販売実績がない要因として、現況は長引く不況及び人口の減少傾向や高齢化による影響で住宅地の需要が弱含みで推移していることに加え、不動産鑑定でも明らかなように分譲価格の割高感を指摘されていること等が販売不振の一つの要因と判断しております。
また、過去の経緯から見ますと、この元城団地の造成事業は平成9年3月の土地開発公社理事会において事業化が決定されております。この元城団地造成事業の決定に当たっては、大山議員も土地開発公社の理事でおられましたのでこの事業開始の経緯についてはよく御存じのことと思っております。事業の計画に入った経緯といたしましては、地元からの団地造成、公民館配置などの要望があったとの記録であります。その後、大平地区の立ち退きによる代替地問題が出て、元城団地の早期完成が期待をされておりました。
しかしながら、事業が決定され、開発申請後に埋蔵文化財調査区域であったことにより約1年間の調査発掘期間を要したこと、また開発途中でクラックが発生し、対策工により完成がおくれ、初期の開発目的に間に合わず、現在では事業決定から既に9年が経過しております。初期の予定どおり事業が進んでおれば、大平地区の代替地需要もあったと思われ、現在のような販売不振に悩むことはなかったのではないかと、この完成時期のおくれも要因の一つではないかと思っております。
今後の販売見通しについての試算でございますけども、試算はいたしておりませんが、今回の分譲地の値下げに合わせた第2期建て売り分譲との相乗効果に期待をしておるところでございます。
それから、3点目の愛宕山団地への影響についてでございますが、議員御指摘のように愛宕山団地の値下げにも期待される方がおられると想像できますが、現在のところ改定の予定はございません。
それから次に、4点目の平成17年度の決算書では借入金で赤字穴埋め、帳じり合わせをしているのではないかとの御質問でございますが、金融機関からの借入金は1年ごとに借りかえる契約になっております。平成17年度決算による金融機関への元金返済は9億8,000万円で、借りかえで借り入れた額は8億8,000万円であります。昨年度と比較しますと、借入金は1億円減少しております。土地開発公社の経営財源は、八幡浜市からの出資金、保有土地売却収入、繰越準備金、保有土地貸付収入、金融機関からの借り入れ等で事業を行っております。事業に要する借入金については、八幡浜市の債務保証及び土地開発公社理事会の議決によっております。土地開発公社が事業を行っている間は、借入金の借りかえは発生するものであり、借入金による赤字の穴埋めや帳じり合わせではございません。
以上でございます。
○議長(宮本明裕君) 建設課長。
○建設課長(菊池賢造君)
大綱3、中心市街地道路整備について、1、天神通りと千代田町の道路拡幅における購入価格の根拠と事業経緯について説明させていただきます。
今回、市道矢野町沖新田線ほか1路線の用地購入費と工事費の予算をお願いしているところでございます。既に本年6月議会におきまして、用地測量と不動産鑑定費用の委託料をお認めいただき、作業を行っております。
購入価格の根拠でありますが、不動産鑑定評価書の鑑定評価額の決定の説明によりますと、批准価格が不動産の市場性に着目し、近隣地域及び同一圏内の類似地域より事例適格要件を具備する類似性の高い取引事例を採用して批准して求めたものであり、現実の取引事例を直接の価格判断の基礎としているとなっておりまして、平方メートル当たり12万9,000円となっております。ちなみに、取引事例箇所は周辺5カ所を参考にしております。
事業実施経緯でありますが、既に都市計画道路として計画決定している本路線のうち、千代田町ショッパーズが建てかえされるということを本年3月ごろに情報を得たわけであります。4月になりまして私が建設課に配属され、今なら営業補償、建物補償が必要ない、この機会を逃しては一生悔いが残ると思いまして起案いたしました。
そこで、土地所有者に建築計画がどこまで進んでいるのか伺いましたところ、まだ図面ができ上がっていないとのことでしたので、都市計画道路の説明をいたしましたところ、建物は別会社が建てるということで、そちらの会社と協議し、道路が拡幅されたとしての店舗計画を検討してもよいとの御返事をいただきました。そこで、6月議会に用地測量と不動産鑑定の委託料を上程したものでございます。
拡幅面積ですが、天神通り側がL50メーターで約150平方メートル、千代田町側がL30メートルで約88平方メートル、合わせて約238平方メートルとなっております。
続きまして、自転車の道路路肩部占拠についてお答えします。
自転車置き場につきましては、市道境界と建物の間に、千代田町側に21.9メートル、天神通り側に19.6メートルのスペースがあります。この場所に駐輪マークを表示し、駐輪場として利用する計画と聞いております。市道も側溝のかまちを低くし、建物敷地内の高さもその高さに合わせ、道路から駐輪場にスムーズに出入りできるようになる予定であります。
今回の拡幅工事を行うことで、現状市道路肩部に自転車をとめ通行の妨げになっている問題はほぼ解消するものと考えております。
次に、拡張工事による通行緩和の効果について御説明いたします。
現在の千代田町と天神通りが交わる交差点は見通しが悪く、特に天神通り側については直線では見通すことができないクランク型の道路線形となっておりますが、今回の拡張工事でその見通しの悪さは解消され、現在より一層の交通安全が確保できるものと考えております。
また、今回の拡張区間は交通量が多く、特に中型の貨物車が頻繁に通行しております。通行量が多いわりに道路の幅員が狭くすぐに混雑を生じるため、一方通行の制限がかけられております。将来的に計画道路全線が改良されると、当然2車線となり、一方通行も解消されることとなりますが、暫定で今回拡幅される区間においては、当面は一方通行を保ちながらも、現在はとることのできない歩行者の安全歩行レーンの確保をすることができ、今以上の通行緩和は十分に期待できると考えております。
続きまして、今後の街路網整備の見通しについて御説明いたします。
旧八幡浜市の都市計画街路は、昭和17年に都市計画決定されて以来60年の期間を経て現在に至っておりますが、その間に昭和33年と平成10年の2回変更をかけております。現在の都市計画街路の状況ですが、17路線1万5,120メートルのうち、改良済みが3,860メートルで改良率が25.5%となっております。
御質問の天神通りにつきましては、幅員8メートルの都市計画道路名・本町沖新田線として昭和33年に計画決定、変更されています。
今後の街路網整備の見通しにつきましては、この路線は中心市街地活性化基本計画の中で回遊性の軸としての整備を図るという整備方針が示されておりますので、八幡浜港振興ビジョンの事業完了時に合わせて検討していきたいと考えております。
なお、それまでに残された家屋の建てかえ等の情報を得ましたら、財政等考慮の上、地権者との話をさせていただきたいと考えております。
以上です。
○議長(宮本明裕君) 教育長。
○教育長(井上傳一郎君)
大山議員御質問の大綱1の1、学校敷地内禁煙について、2の教職員の勤務実態について、3の小・中学校の5段階評価についての3点についてお答えいたします。
まず、学校敷地内禁煙についてですが、質問の順番と前後いたしますが、まず市内の幼稚園、小学校、中学校の状況を説明します。
現在、敷地内完全禁煙を実施している幼稚園3園、これは100%、小学校11校、61%、中学校は3校で38%です。この割合は、県下の市町と比べて決して高くなく、低い方であります。今年2月の調査から比較すると、徐々に敷地内禁煙に移行する傾向があります。
県立学校が一斉に敷地内禁煙に踏み切りましたが、大山議員さん御指摘のとおり、休憩時に校門付近で喫煙する教員の光景が少なからず問題になっており、それは小・中学校でも例外ではなく、私自身気になっているところです。このことにつきましては、校長と話し合った経緯がありますが、御指摘のとおり申しわけなく思っております。
次に、実施に至った経緯については教育委員会に任されておりました。本市ではこれまで最終判断は学校の自主性に任せてまいりましたが、敷地内禁煙に踏み切った学校によると、分煙や建物内禁煙にとどめてほしいという声もあったようです。ただ、健康増進法の制定と時代の流れや置かれた社会状況の中で実施に踏み切ることに理解を求めたという校長の報告も受けております。
最近は、生徒指導上や健康上からも禁煙に努めている教員も多いと聞きます。受動喫煙の防止には努めなければなりませんが、校門付近での喫煙については、今後対応を考えていきたいと思います。
2点目の教職員の勤務実態についてですが、教職員の勤務時間は学校によって若干異なります。ほぼ8時から16時45分前後です。5月15日から19日の1週間、小・中学校3校ずつ抽出して退庁時刻の調査を行いました。その結果をまず紹介します。
小学校の場合、50名中、18時までに退庁15名、19時まで24名、20時まで7名、20時以降が2名でした。一番遅い教員もおりますが、19時、午後7時ですか、には10人中8人は学校を後にしたことになります。
中学校の場合は、58名中、18時までに退庁2名、19時まで12名、20時まで22名、20時以降22名という状況です。19時近くまで部活動の指導をし、子供たちが下校してもすぐ帰れるわけではない中学校においては、小学校に比べかなり遅い実態があります。ただ、冬場になるとこの時刻はもっと早くなるでしょうし、年間を通して小さい子供さんのいる女子職員については運動部顧問から外すとか、出勤時刻や退庁時刻についても責任者である校長、そして同僚も勤務時間が来れば早く帰るよう声をかけるなど、十分配慮しているものと思われます。
さらに、前年度から年次有給休暇の区切りが8月末となったので、長期休業中に休みを十分とり、家庭サービスやリフレッシュに努めるよう教育委員会としても進めています。
また、3年間に延びた育児休暇も十分に活用するよう指導しているところです。
3点目の小・中学校の5段階評価についてですが、ことし3月、文部科学省は学校評価ガイドラインを作成し、全小・中学校に配付いたしました。学校評価とは、学校が自分たちの教育活動がうまくいっているかどうかを評価し、その結果を教育改善に役立てるものです。
方法としては、自分たちで評価する自己評価があります。これには児童・生徒や保護者対象のアンケートも含みますが、本市でもすべての学校が実施しています。もう一つは、保護者、地域住民などによる外部評価です。
この2つに加え、文部科学省は第三者機関による外部評価を検討しています。これは既に予算化されていて、全国約100校が文部科学省と専門家による外部評価研究のための調査対象とされています。本県ではこれに該当しておりませんが、児童・生徒の学習の達成状況、学校の管理運営状況を授業の観察やヒアリングで5段階評価をするということなので、大山議員さんの御質問はこれを指しているのではないかと思われます。
さて、最初の質問についてですが、この第三者評価は、適切な学校評価システムの構築を図ることがねらいで、調査対象校の評価を目的とするものではありません。教育分野における企画、実施、検証、改善のサイクルは極めて大切なことだととらえております。
第2の質問である評定がよくなるように指導するのかという御質問については、学校評価は評定のために行われるものではなく、あくまでも自校の学校経営を振り返り、充実させるために行うべきものだと思っております。
第3の質問では、ゆとり教育の実行については、学校評価を行うからゆとりがなくなるとはとらえておりません。ただ、教育行革や教育を取り巻く状況が急変していく中で、大山議員さんの言われるように、今でも多忙な教育現場にさらに拍車がかかるようにならないよう児童・生徒に精神的ゆとりを持って教職員がかかわるよう教育委員会としても努力していきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(宮本明裕君) 大山政司君。
○大山政司君
再質問をさせていただきます。余り長くならないよう、なるべく整理していきたいと思います。私の質問順序に従って再質問をさせていただきます。
まず初めに、今議会は6名一般質問をしたわけなんですが、その中で4名が教育関係に一般質問をしたわけなんですが、今議会は八幡浜市総合計画基本構想なるものが出ていますが、私はまちづくりは人づくりがまず大事だということで、そういう意味で教育現場に期待をしているという意味も込めて質問をいたしましたので、ぜひ御理解のほどをお願いしたらと、こういうふうに思います。
そこで、再質問となるわけなんですが、昨日ですが、私の家に市民と言うよりは町内の人から電話がありまして、新聞を見られたんでしょう、学校敷地内の禁煙について、あれはぜひやってほしいというような激励を受けました。といいますのも、その方が高等学校の前を通ると、先ほども言われましたように数人の先生がたばこを吸って空へ向いて吐いていると、こういう状況を見られたんでしょう、非常に印象が悪いということを言われました。その後なんですよ、教育長、その方がどう言われたかといいますと、なぜ学校の門じゃなくて学校の校内にたばこを吸える場所を設置しなかったんだろうかと、そら先生かわいそうよと、こういうふうなかえって学校のそういう禁止よりは先生の同情に対する意見が出たわけなんです。私も今回一般質問するときにいろいろ聞いてみると、やはり皆さん同じです。同情の念が多く聞かれました。もう決まったことだから外でもいけまんよとか、そういう答えは出てきておりません。ぜひそのことに対して、教育長、あなた今どう思われるのか、再度お尋ねをしておいたらと、こういうふうに思っています。
それから、県教委から禁煙について指示があったわけなんですが、それは禁煙に対する指示だけだったんでしょうか。喫煙しとる人に対しては何にも指導とかこうしなさいとかそういうあれはなかったんでしょうか。一方的に敷地内は禁煙ですよということだけで、後実行しなさいと、こういう県教委からの指導だったんでしょうか、それをぜひお伺いしたいのと。
市民の声として、生徒には授業が終わるまで敷地内から出たらいけませんよというて指導しとって、先生がたばこを吸いたくなったら勝手に学校敷地内からたびたび出よると、これに対してもかなりの批判が出とるわけなんです。生徒に対してそういうことを、敷地内に対しては厳しい指導をしながら、先生みずからは敷地外やったらいいということで軽々しく出ていかれとると、こういうことに対しても厳しい批判があったということに対してどう受けとめられているでしょうか、お尋ねをいたします。
それから、自称ヘビースモーカーと言われる人に聞きました。2時間は我慢できるが3時間はできませんと、こういう返答といいますかお答えがほとんどです。とするならば、午前中1回は、たばこをやめられない人はどこかで吸わないといらいらしたり、それはゆとりある教育には結びつかんわけなんです。そこが一番重要なことなんです。だから、画一的に敷地内禁煙という指導はかえって生徒が不信を持つ、そういう結果に、地域の人もそういう受けとめ方につながっていくということです。それをぜひ理解していただきます。
それからもう一点、2年前から指導があり、敷地内禁煙を実施されたと思うんですが、メリットは何がありましたか、デメリットは何がありましたか、具体的に明らかにしていただきたいと思います。恐らくはデメリットの方が多いんじゃなかろうかという心配をしているんですが、この保護者や地域の生徒さんからよかったと、どういうことがよかったという声があったらこの際明らかにしてほしいというふうに思います。
それから、市立病院の事務局長、9月1日から市立病院も禁煙を実施されておると思うんですが、そうでしょ。
(「はい」と呼ぶ者あり)
実態は、何ですか、敷地内全部禁煙ですか、それとも、後から答弁してください、実態を。ぜひお願いをしておきます。
禁煙についてはそれぐらいにいたしまして、あと勤務実態の関係でございますが、祖母の方や子供さんのことについてはるるお話ししました。
そこで、もう言葉じりをどうこういうつまりじゃ、教育長、さらさらありません。こういう実態を話しして、先ほど来、20時以後帰る教員の数も見ました、中学校は多いです、確かに。そこで、夫婦が教師をしている女性教師の方に一度集まっていただいて、きょう私が指摘したようなことをどうなんだということで、ぜひ対話の場を設けていただきたいと思います。それから始まらな、早く帰ることにならないと思いますし、せめて義務教育までに入るこんまい幼稚園までの子供さんがおる女性教師に対しては、毎日とは言いませんが、せめて週に半分以上は7時に帰宅できるよう、そういう対話から工夫をしていただきたいと、こういうふうに思うんですが、いかがでしょうか。
さらにもう一点、八幡浜市の管内で結構なんですが、学校の教師が何名おられて、先生同士が結婚されている人数が何名おられるのか知りたいもんです。恐らくかなりおられるんじゃなかろうかと思います。各学校4割近くはおられるんじゃなかろうか、以上、そういうふうに私は推測するんですが、その実態もし把握をしていれば、教師同士が結婚している人数、八幡浜管内の教師のすべての総数、できれば既婚者以上がええんですが、総数で結構です、ぜひお答えを願いたい、こういうふうに思います。
5段階評価についてはこれからの問題でございますので、教育長の現場指導を注視しておきたい思います。
ただ、全国124校、9月から実施されとるんですが、愛媛県はどこか指定されとるとこがあれば、この際ですからお伺いをいたします。
元城団地について質問をさせていただきます。
合併して平成の大合併をして全国1,820ぐらいの自治体が今あるわけなんですが、かなりの自治体で公社をつくって土地造成をしておると思うんですが、その土地造成をした団地で2年間一戸も売れないような土地開発公社は、恐らく全国でももう八幡浜ぐらいなもんじゃないかと、こういうふうに思います。建て売りは別として、土地そのものが売れてないのは、2年間、一区画も。これはもうただ求める人と売る人のやっぱりあれが一致せなこれいけんのですけど、それにしても一戸も2年間売れてないのは、これは全国でもまれな例じゃないかと、こういうふうに思います。
それから、具体的に質問します。土地、今回6区画建て売り、そして17区画ということですが、それで値下げをされました。売れないからと言って、その都度土地鑑定士に依頼をして値段を下げると、そして第2期分譲販売と、こういう計画的のなさやなしに、造成して2年間たてば、2年目には必ず土地鑑定士を入れて再度見直すという、そういう定款といいますか、取り決めといいますか、規定といいますか、そういうものをこの際明らかにしたらどうですか、設定をしたら。愛宕山やって、あと一年したら土地鑑定士を入れて、そして元城のようにやる。売れないから鑑定士を入れて値下げしてこうと、そういうその場しのぎの土地価格の値下げでは私は売れないと思うんです。
だから、この際ちゃんと2年たてばその宅地については再度土地鑑定士を入れて見直すと、そういう項目を、規定か規約か定款かは別として入れるべきだと思います。そうでないと、今度のような形になりますので、ぜひそういうことを前向きに考えていただきたいと思いますので、これは御答弁をいただきたいと思います。
それから、元城団地、値段だけじゃないんです、建設課長、迫田の土砂崩れがそのままになってるんです、土砂崩れ、元城団地から200メートルぐらい奥ですか、同じ山です。それをみんな知ってるんです。団地そのものがずれて、その150メートル向こうがずれてそのままにしとるんです、四、五軒、これじゃあ売れませんよ。あれそういうのはちゃんと対応せな。そして、値段を下げました、土地も安全ですと、安全安心が今ごろはやっておりますが、そういうことで販売をせなきゃ、やっぱし売れませんよ、これ。2戸ぐらいは予約とかどうかいうて報告はありましたが、その点についてどうなのか。こういうものについて放置したままで本当に販売促進につながるのか私は疑問に思いますので、御答弁をお願いいたします。
それから、愛宕山団地については値下げする予定はないということですが、元城団地は価格もあり経済状況も非常に厳しいのでと、こういうことなんですが、愛宕山やって経済状況は同じですよ、厳しいのは、そうでしょ。愛宕山やったら経済状況よくなるということはないのよ。そうすると、説明が合理性がないんです。そこら辺はやはりちゃんとした見通しなり説明をされるべきだと、こういうふうに思いますので、質問をさせていただきます。
それから最後に、中心市街地ですか、中心市街地の関係でございます。
市長は証拠があったら言ってくださいということを答弁されましたが、市長、証拠があったら一般質問やなしにちゃんと行くとこへ行って調べてもらいますよ。そんなことをこの議会で言うべきじゃないです。大山に対する答弁やない議会に対する答弁ですぞ。
(市長高橋英吾君「いや、いや」と呼ぶ)
証拠があったら出しなさいななんて、そんな失礼な答弁がどこにありますか。そうでしょうが、こんなの初めてですよ。今まで25年議員したけど、証拠があったら出せなんていう答弁が、それはないですよ。議会に対する答弁ということを間違えないようにしてください、大山に対する答弁やないんです、これだけは言っておきます。
(市長高橋英吾君「私も市民の代表ですけんな」と呼ぶ)
後からしなはい、後から、それは。
(市長高橋英吾君「同じですよ、立場は」と呼ぶ)
それから、恣意的でない答弁でありましたがということですが、私は結果は市民が客観的にとらえて市民の声をそのまま一般質問に上げたわけであって、市民から聞いてない声を増大して言ったり、また偏見でしたり、誤解をわざと持って質問するようなことは一切しておりませんので、誤解のないようにお願いします。
市長はよく、市長、よくボウフラの蚊になるまでの浮き沈みと、こう言われるんですが、もう保内町とも合併して、初代の市長ですからいうて先ほど言われたんですが、いつまでもこれをネタにせんように。もうそろそろ新しいネタを出して市民にちゃんとして姿勢を明らかにしていただきたいと思います、それを申し上げておきます。きょうは非常に不愉快です、今の市長答弁に対しては。
一応それだけですが、ただ中心市街地ですが、これ建設課長ですか、監理課長は家建ててからではまた建物の補償やなんやいうて要るので、今だったらということを言われましたんですが、あそこは八幡浜市の土地計画の道路の関係で8メートル、今5メートルでしょ、8メートル、あと3メートル下がらな建てれんのですよ。建設許可がおりんのやないですか。建ってからやなし、建てれんの、初めから、一たん崩したら、そうじゃないんですか、私はそういうふうに受けとめておるんですが。千代田町びらは11メートルですよ、都市計画では、ねえ。ほしたら3メートル下がって建てな建てれんのやないですか、建築許可はおりるんですか。そこを私の理解が違っていたら、ぜひ指摘していただきたいと思います。11メートルいったら、あの天理教西宇和分教会と鉄工所あるでしょ、フグ屋の店屋に、あれが11メートルですよ。あの千代田町のところにあの11メートルの道路が要るんですか、本当に。30年前の計画でしょ、それはもう全然現在の財政状況も違っているし、そこら辺はやはり後から理由づけやなしに、もっとしっかりとした地域の人にも説明をして、それから購入なら購入すべきだと思います。
以上です。
○議長(宮本明裕君) 市長。
○市長(高橋英吾君)
保内町の人から見たら私は1年目ですから、これは事実ですし、1年だろうが7年だろうが、まるで10年たったら権力は腐って悪いことをすると、これは人によってじゃないですかね。すべてが金太郎あめみたいに10年したら悪いことをすると、権力が腐るというのは何か私に対する嫌みでないかなというような気もいたします。
それと、風評ですけれど、一部の者の人が、ある政党の人はそういう小さいことでもこうやっていろいろ上げてくるということですけど、大山さんもそういう人だと思うんですけれど、いろいろな人たくさん、4万2,000人おって一人一人の意見やったらこれ大変なことですよね。それで、事実確認をして質問をされるんならいいですけれど、そういう意味の私は証拠と言ったんです。だから、しっかりしたあれがあるんだったらいいんですけど、まるでその投書に似たような内容をそのままここへ発表するということは、何となく新聞社は全部言ってますけど、そういうふうな気がするわけです。
だから、しっかりした内容のものでありましたら、私どもも反省しますし、とにかく私がいいかどうかということはすべて選挙民が知っておりますし、皆さん方の、大山さんの思う支持者と私の思う支持者とはまた違うわけでありますから、それぞれ。
(大山政司君「いや、一緒かもわからんで」と呼ぶ)
一緒だって私の方をひいきすると思いますよ、恐らく、多分。そういうことで誤解がありますから、ぜひ大山さんもその人たちにそれはそうじゃないよということを言っていただきたいと思います。
以上です。
○議長(宮本明裕君) 監理開発課長。
○監理開発課長(國本 進君)
大山議員の再質問2点ばかりありますが、元城団地のその販売価格の見直しについて、規定なりをつくってはどうかと言われましたが、この規定につきましてはまた理事会等でその協議をしていきたいと思いますが、今回改定をしましたのは、当初売り出しから今回販売開始までもう約3年たちます。理事会に何回かかけてきたわけですけども、一応3年をめどに価格の見直しをしようと。元城については改定後の販売開始がもう3年を経過するので、今回固定資産税の見直しもありました、1月に、それに合わせて今回元城団地を改定したということでございます。
規則については理事会等でも諮っていきたいと思います。
そういうことで、愛宕についても今のところ改定の予定はないという答弁をいたしましたけども、3年をめどにと、見直すということにしてますから、またその時期が来ましたら公社の理事会の方で諮っていきたいと思っております。
以上でございます。
○議長(宮本明裕君) 建設課長。
○建設課長(菊池賢造君)
元城団地に関連して迫田の地すべりの件についてまずお答えいたします。
県では地すべり指定を行い、緊急地すべり対策ということで既に工事の発注を済ませております。
続きまして、都市計画決定しておる範囲は建物が建たないんじゃないかという御質問に対してお答えします。
都市計画施設決定している範囲につきましては、都市計画法53条におきまして、2階以上は建てられない、2階まででも除去移転が可能なように鉄筋コンクリートはだめであるというようなことで建築制限をかけておるのみでございまして、一応建てれることは建てれると。千代田町で言いましたら、池田新店さんが道路側が2階で約3メートル引いておりまして、それより先は3階あるいは4階というような形になっておると思いますが、そういう制限がかかっておるということでございます。
以上でございます。
○議長(宮本明裕君) 病院事務局長。
○市立病院事務局長(柏木幸雄君)
病院の中の喫煙場所の実態ということでございますけども、当院におきましては、建物内にいわゆる2カ所の喫煙場所を設けてございました。今回9月1日から建物内は全面禁煙といたしまして、敷地内には1カ所喫煙場所を設けたということでございます。
以上でございます。
○議長(宮本明裕君) 教育長。
○教育長(井上傳一郎君)
たくさんの再質問をいただきましたが、6点でしたか、順番を追って説明させていただきます。
まず、最初に言われました高校前でということで、私も実を言うと高校前を通るときにそういう感じをしております。義務教育の小・中学校の方が比較しちゃ悪いんですけれども、人数が少のうございますので、そういった高校ほどの指摘されたようなあれは少ないんではないかなと自分では受けとめておるわけですけれども、小・中学校にも敷地内禁煙ということが決まっておる学校がありますので、それはあるかと思っております。
ただ、校内の中にできなかったのかということでございますが、後ほどの項目にも重なるかと思いますけれども、全部が敷地内禁煙に今なってるわけではございません。敷地内禁煙になるにつきましても、後ほどの項目にもありますけれども、これは県からのトップダウンかのような形の質問があったかと思いますけれども、これは先ほども答えましたように教育委員会が学校を指導せよということでございますので、私といたしましては学校長、また先生方を通じまして、先生方各学校の自主性といいますか、話し合ってそういった方向に持っていってほしいと、自覚を持ってほしいということでございまして、八幡浜の方では今敷地内全面禁煙にしておるところが、幼稚園が3園ありますが、それも含めて17です、先ほど言いましたけども。それから、建物内、それからその他分煙するところが12の学校がまずあります、分煙という形で、部屋で吸ったり。そういった部屋で吸っておる、どこか決めて吸っている学校につきましても、今後はそういう方向へ持っていきたいと、全面禁止に持っていきたいというな話は何校か今聞いております。私として強制的にいつまでにしなさいという命令は出しておりません。先生方が自覚してくれるのを待っているというか、そういう方法。といいますのは、次に画一でないということ、県から指示があったのかということですけれども、確かに県立の方はもう全面的に一律にやってると思いますが、義務の方はそうではございません。ただし、全県下的に見ますと、もう100%のところが西条、中央市、西予市、伊予市、東温市、上島町、それから松前町、砥部町、久万高原町、内子町、鬼北町、松野町でございますが、20の教育委員会がございますけれども、そういった状態で、まだあと8ですか、8の市町はまだ完全にはなってないというような状態でございます。そういったことで、強制的にということはなっておりません。
それから、3つ目ぐらいになりましょうか、メリット・デメリットの話がございましたけれども、これについてもまとめとるわけじゃございませんけれども、今の時間にちょっと自分なりで聞いた話を思い出しながらしたんですけれども、きょうの最初のときにも話しましたように、禁煙の方向に先生方が進んでおるという健康面でもまずはいいんじゃないかなということ。それから、食事がうまくなったという話もこれは聞きました。それから、家族に喜ばれたということも聞きました。それから、子供が先生がたばこ吸ってないんで、にきに来ると臭いんじゃけれども、臭さがなくなったとかというようなことも喜んでもろたというような話も聞きましたが、そのほかにあるかと思いますが、今思いつくままで。
ただ、健康増進法というのが御存じかと思いますけれども、平成15年5月より施行されておるかと思いますが、受動喫煙防止という形でそういうのがありますので、そういう方向へもこれが協力できつつあるんじゃないかなという感じをとっております。
それから、あと質問の中に勤務状態の中で夫婦が結婚しているような状態はどれぐらいかということがあったかと思いますが、八幡浜市の先生だけでなくして、八幡浜市と西宇和とかいろいろあるかと思いますが、そういった形で教師同士が結婚しているのが127名おります、ということを報告しておきたいと思います。
(「何組」と呼ぶ者あり)
そこまではちょっと、八幡浜での数が、2人一緒になっとる場合には2に数えてますので、そこまでは組はちょっと正確にしてないんですけれども、済みません。
それから、勤務実態でございますけれども、女性を対話の場を持てということでございますけれども、これはいいことだろうと思うんですけれども、急にはできませんけれど、まずは校長指導で7時には帰宅できるようにと、今のところ、聞いた範囲では大半の先生は帰って、先ほどデータ出しましたけれども、実際問題として帰ってくれてるんじゃないかなと。小学校なんかはもう5時になって電話かけましても出てこない小さい学校もございます。そういったような形で、特別何か会があったようなときには遅くなりますし、またどうしても仕事をして帰りたいという先生も、中には緊急な場合もあったりしてそれ遅くなるかと思いますけれども、学校として、私としてもできるだけ早く帰るようにというような指導はしておるつもりですが、校長を指導し再教育をしていきたいと思いますし、また機会を見て女性の先生方にもそういう話、話題を投げかけていきたいと思います。
それから最後に、第三者の機関として愛媛は評定が入っているかという質問でしたが、愛媛は入っておりません。今後入るかもしれませんけど、来年度については今のところ入ってないということだけ報告できると思います。
以上です。
○議長(宮本明裕君) 大山議員。
禁煙の関係についてですが、護憲平和を、教育長、ともに理念として地方議員をしている私どもの先輩、教育のOBがおられるんですが、その方が言われるにはゆとり教育とは我慢をすることですと、こういうふうに言われました。我慢は一方だけやなしに両方せないけんと、そうでないとゆとりが持たないと、こういうふうに言われました。禁煙についてもそうです。禁煙を、一方的にやめなさいというよりは、喫煙をどうすれば少なくできるかという話し合いをしたほどこれは前向いて進むということです。したがって、その我慢には、喫煙についてもほうですが、工夫と時間が要るんですよと、こういうふうに言われました。
きょうここに愛媛県の教育委員会からの指導文書を持っているんですが、この指導文書の中には、教育長、県立高校は即やんなさいです、しかし小・中学校については実施可能なところから行ってくださいと、こういうふうな指導文書が出ているわけなんです。ということは、先ほどのゆとりの我慢と同じなんです。やはり一遍にして校門前で吸うよりは、分煙もあろうし、施設外の禁煙もあろうし、それもずうっとやなくて1年なら1年、1年半なら1年半、一定期間をそういうことにおいて、それからあと2年後から敷地内はすべてやりましょうと、そういうふうに持っていくのがやはりお互いの理解、我慢がゆとりに結びつくと、こういうようなアドバイスをいただきました。この点について再度教育長にお伺いして、質問を終わります。
○議長(宮本明裕君) 教育長。
○教育長(井上傳一郎君)
ありがとうございます。私その気持ちでやったつもりなんですけれども。と申しますのは、本当でしたら県の方はこうやってるんだからって、先ほど言いましたようにもう本当に、愛媛県に20の教育委員会がございますけれども、大半があれで、八幡浜は率からいいましたらびりから2番目です。というのは、本当は私として県へ行きましても、いろんな健康会に行きましても言われることはどうして八幡浜はできんのかということで、私としては先生方に自主的に考えていただいてやめる方向へ持っていって話し合っていただいてるんですと。ですから、強制的に一方的にやるんじゃなくして、先生の、だから今言われました、実を言うとどの学校も分煙でやってきておりました。そして、中に先ほど言いました学校につきましては、小・中学校につきまして17校ですか、これにつきましてはもう敷地内全部禁煙にしようという話し合いで、もちろん校長がある程度リーダーシップをして引っ張ったとこもあるかとも思いますけれども、そういうふうな方向にはしてきたつもりです。 御指導いただきましたが、今後ともひとつそういう方向で進めたいと思います。ありがとうございました。