公開日 2014年09月05日
〔清水正治君登壇〕
○清水正治君
学校の耐震対策について大綱の1で一般質問をさせていただきます。
平成16年、17年の2カ年にわたって保内中学校の耐震対策工事が行われております。八幡浜市の保育所から小学校、中学校の耐震診断は、全体の何%くらいまで実施されているのかお伺いをいたします。
また、耐震対策は何%まで進められているのでしょうか。今後耐震対策工事を実施しなければならない学校は何校あるのかお伺いをいたします。
我々の地域は、愛媛の中でも特に少子・高齢化が進んでおります。幾ら元気なまちづくり、活性化を口では言っても、一朝一夕には進展するとは考えられません。古今東西国づくりは人づくりと言われております。数少ない子供たちを大切に育てなければなりません。何よりも安全で安心な教育環境をつくり上げる必要があると思います。
特に学校は地域住民の緊急避難所にも指定されておると思います。その避難場所である学校が安全なところでなくては意味がありません。耐震診断のみで、工事が必要な学校があるとすれば、一日も早く対応を考えていただきたい。
また、工事の行われる学校では、洋式トイレの設置もぜひ取り組んでいただきたい。一般家庭でも洋式トイレは必要不可欠となっております。このことを要望して私の一般質問を終わります。
○議長(宮本明裕君) 市長。
○市長(高橋英吾君)
清水議員の大綱1の(1)保育所の耐震診断はということでございます。
現在、本市の開所中の保育所数は15カ所であります。そのうち現在調査対象外の木造の保育所が1カ所、また非木造ではありますが、昭和57年以降に建築された保育所が4カ所ございますので、耐震診断の対象となる保育所は10カ所となっております。
現在のところ耐震診断は実施しておりませんが、今後順次実施していきたいと考えております。
なお、最近危ないということで、大平の保育所をやめまして、今の裁判所の後ろ、あそこへ大平と中浦にあった保育所を一緒にして、その耐震性が問題があるということで、新しくつくったのが最近の例でございます。今後とも注意していきたいと思います。
以上です。その他の問題に関しては、担当課長より答弁をさせます。
○議長(宮本明裕君) 教育長。
○教育長(井上傳一郎君)
清水正治議員御質問の大綱1の(2)小・中学校の耐震対策状況についてお答えいたします。
阪神・淡路大地震以来、学校施設についても耐震性の調査及び改修に関して文部科学省から指導があり、平成17年度末までに昭和56年度以前の旧耐震基準で建設された非木造の2階建て以上、または延べ床面積が200平方メートル以上の校舎、体育館について耐震診断を実施するものであります。
当市におきましては、これに該当する校舎、体育館は、小学校9校22棟、中学校7校18棟、合計16校40棟でございます。平成16年度末の耐震診断実施率は、小・中学校合わせて65%で、平成17年度末では100%の予定であります。また、耐震化率は、平成17年4月1日現在では50%であります。
今後耐震改修が必要な施設は、平成16年度末までに耐震診断を実施した10校26棟のうち、7校16棟であります。今年度実施の耐震診断9校14棟の結果によって、さらに改修が必要な施設がふえると考えております。
議員御指摘のとおり、学校施設は児童生徒が一日の大半を過ごす場所であり、災害時においては地域の緊急避難場所としての役割も果たしていることから、安全性の確保が第一に求められています。平成17年度までの耐震診断の結果を踏まえて、18年度以降、緊急度に応じまして2次診断及び耐震改修の実施計画を策定し、できるだけ早く学校施設の耐震化に努めてまいりたいと考えております。
また、洋式トイレの設置につきましては、大規模改造工事等の際、前向きに取り組みたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(宮本明裕君) 清水正治君。
今御答弁をいただきました耐震診断の方は、本年度100%完遂ということでございます。まだまだ工事の方はなかなか半分程度というようにお伺いをいたしましたが、今御答弁のありましたとおり、学校は特に地域住民、またもちろんのこと児童にとっても大切なところでございますので、できるだけこれは早い取り組みを要望したいと思います。答弁は要りません。