公開日 2014年09月05日
〔上脇和代君登壇〕
○上脇和代君
通告書に従いまして、大綱3点について質問をいたします。
大綱1は、新八幡浜市のまちづくりについてであります。
新八幡浜市になって2カ月半が過ぎましたが、合併したからといって市民の生活が即よくなるものでもなく、高齢化の進む中、農業も漁業も商業も、依然と大変厳しい状況にあります。八幡浜市が住みよい、活力あるまちにするためには、若者の定着、産業の活性化、福祉、教育、文化、医療など、問題は山積しております。
市長は、総括説明において八幡浜港港湾・漁港振興計画や市立八幡浜総合病院の整備、充実など、ハード面を中心に述べられましたが、市民が合併してよかったと言えるようなまちにするためには、保健・福祉・教育・文化など、直接市民にかかわるソフト面でのまちづくりが大変重要であると考えます。ハード面が先行することによってソフト面にしわ寄せが来ないように、市民主役のまちづくりをお願いしたいと思います。
そこで、質問いたします。
高橋市長は、八幡浜市の将来をどのように想定して描かれ、まちづくりをお考えでしょうか。市長のまちづくりのビジョンをお伺いいたします。
大綱2、旧保内町の文化会館と下水道工事についてであります。
八幡浜市と保内町は、2つのトンネルで結ばれ、山を隔てているために、市民には双方の実情がわかりにくい部分があります。新八幡浜市が発展していくためには、市民一人一人が2つのまちが歩んできた歴史、文化、生活環境などを理解し、認識していくことが大切であると考えます。
まず、旧保内町の文化会館についてお伺いいたします。
旧保内町が芸術、文化の振興、人づくりを目指してつくられた文化会館は、平成10年に建設されており、有名な歌手や音楽家などを招かれて、さまざまな活用をされておられると伺っております。新市にとっても貴重な建物であり、十分な活用が望まれるところであります。
そこで、質問の第1点は、旧保内町における文化会館の運営と活用状況、会館を運営していくための財政的負担はどのようになっているのか、また今後新市においてはどのように運用されるお考えでしょうか、お伺いをいたします。
質問の第2点は、建物に対する財源及び償還状況はどのようになっているのかについてもお伺いをいたします。
次に、旧保内町の下水道工事についてであります。
旧保内町では、住民の生活環境を考え、平成11年度から公共下水道事業を3期に分けて着手され、本年第1期工事が完成と伺っております。保内地区住民の方の中には、合併後も計画どおり進められるのだろうかと危惧されておられる方もおられます。
質問の第1点は、現在行われております第1期工事の現状と事業費、財源内容はどのようになっているかについてお伺いをいたします。
質問の第2点は、2期、3期工事の計画と財源の見通しについてもお伺いをいたします。
大綱3、須田地区の埋立地活用についてお伺いいたします。
須田地区埋立地は、須田トンネルの土を利用して、平成6年から平成15年に漁港施設用地、漁村再開発用地として埋め立てられ、広さが2万2,113平方メートルと伺っております。使用目的として、漁港施設用地は漁網などの修理場とか漁業関係者の資材置き場であり、漁村再開発用地は漁業関係の倉庫や漁民のための住宅地ということですが、着手された当時は漁業もまだ希望があったと思いますが、急速な漁業の不振により利用者がないのでしょうか、現在は一部ブロック置き場になっております。お魚牧場に通じる道路端でもあり、大変寂しい風景に思えてなりません。貴重な土地ですから、ぜひ有効な利用をしていただいたきと思います。
そこで、質問の第1点は、埋立地の現状と事業費、財源の内訳についてお伺いいたします。
質問第2点は、現在漁業者から住宅や資材置き場として利用したいという希望があるかどうか、今後利用の希望があるとお考えでしょうか。
質問の第3点は、この土地を目的以外のものに活用されるお考えはございませんか。愛媛県では、17年度からえひめ夢提案制度がスタートしております。この制度は、国の構造改革特区や地域再生に対応し、企業、行政、団体などの要望に対して、地域の振興、活性化のため規制を緩和し、地域活性化を支援する制度ですが、対応されるお考えはございませんか、お伺いをいたします。
以上、大綱3について市長及び関係理事者の誠意ある御答弁をお願いをいたします。
○議長(山本儀夫君) 市長。
新八幡浜市のまちづくりについてお答えいたします。
合併はそれ自体が目的でなく、あくまでもまちづくりの手段であるということを常々述べてまいりました。また、新たなまちづくりへの出発点でもあるわけでございます。総括説明でも申し上げましたが、その中で市民が主役という視点に立ち、市民との対話を深め、市民に開かれた市政、市民に信頼される市政を目指し、市民とともに歩む、いわゆる明るい未来のまちづくりを進めてまいります。
その未来のまちづくりの基本となるのが、新市の総合計画であります。これにつきましては、合併協議の中で定められた新市将来構想、建設計画を尊重し、さらに市政懇談会、アンケート調査等により住民の皆さんの声を吸収し、また審議会委員の皆さんの意見やコンサルタントのアドバイスを受け、策定作業を進めていき、来年3月には基本構想をお示ししたいと考えております。
将来に向けてのビジョンにつきましては、総括説明の中でも御説明いたしましたが、明るい未来のまちづくりのために、財政の健全化とあわせ重要施策として八幡浜港港湾・漁港振興ビジョンの推進、地域高規格道路大洲八幡浜自動車道の整備促進、公共下水道事業の推進、市立八幡浜総合病院の整備充実及び防災対策の推進を上げております。これら事業につきましては、平成27年度までの総合計画の中でも主要プロジェクトとして位置づけることになってくると思います。
なお、先ほどのハードとソフトの問題でありますが、私はハードなくしてソフトなしというふうに、人間の体も体があって心があるわけですから、そういう意味で、病院は医療福祉の原点であります。これも大事な福祉であります。
また、港湾振興ビジョン、漁港振興ビジョン、あそこの魚市場の下は海でありますから、震度7が来た場合に、朝6時に600人の人が働いております。どすんと来たら大変なことになりますので、一日も早く移動させて埋め立てを開始しなければいけない。これもまたつくることによって、我々が言う雇用福祉に通じると思います。ハードなくしてソフトなし、すべてソフトにつながっておるということを御理解いただいて、私の答弁といたします。
その他の問題に関しては、各課長より答弁をさせます。
○議長(山本儀夫君) 水産港湾課長。
○水産港湾課長(上甲眞喜君)
大綱3点の須田地区の埋立地活用についてのうち3点について順次お答えをいたします。
埋立地の現状と事業費の財源内訳についてについてお答えをいたします。
須田地区の埋立地は、土地の狭隘な向灘地区の漁港施設の新設、用地の確保を目的といたしまして、平成6年から15年度にかけまして漁港施設用地と漁村再開発用地2万2,000平米を整備したものでございます。
漁港施設用地の主なものは、岸壁が1,473.18平米、野積み場が4,945.67平米、道路が2,751.23平米でございまして、現在は一部を養殖用関連施設として利用をしております。
また、漁村再開発用地の主なものは、漁港関連施設用地3,218.49平米、漁業者の住宅用地3,060.43平米でございます。
現在は、地盤沈下等の理由により、埋め立て。
○議長(山本儀夫君) 休憩いたします。
午前10時51分 休憩
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午前10時51分 再開
○議長(山本儀夫君) 再開いたします。
○水産港湾課長(上甲眞喜君)
目的どおりの利用は時期尚早であるため、公共土木事業に必要となるブロックヤードや残土置き場として利用をしておるのが現状でございます。
事業費は約42億円でございます。財源の内訳は、外郭施設が国が50%、県が30%、市が20%でございます。
また、係留施設は国が50、県が25、市が25%でございます。
これによって計算いたしますと、国が21億円、県が11億円、市が10億円という内訳になろうかと思います。
次に、2点目の埋立地の今後の利用計画についてお答えをいたします。
今後の利用計画でございますが、漁港関連施設用地につきましては、15年度に防波堤が完成し、岸壁が漁船の係留施設としても利用可能な状況になりました。今年度八西地区の漁協合併により誕生した八幡浜漁業協同組合は、八幡浜市が拠点の漁協となってまいりますので、漁業施設用地の利用につきましては、八幡浜漁協とも十分協議をしていく必要があろうかと考えております。
また、漁村再開発用地の住宅用地につきましては、造成地が安定した時期に分譲をする予定でございます。
3点目の埋立地を目的以外のものに活用される考えはないかについてお答えをいたします。
須田の埋立地は、漁港漁場整備法に基づきまして、国、県の補助を受けて整備をしたものであります。八幡浜市の基幹産業である水産業の振興を目的に造成した土地でございますので、現在のところ水産関連施設以外のものに活用する考え方はございません。先ほども申し上げましたが、今年度八西地区の漁協合併により誕生した八幡浜漁業協同組合と水産業の発展のために、この土地を有効に活用できるよう協議をしていく考えでございます。
以上でございます。
○議長(山本儀夫君) 下水道課長。
○下水道課長(河野裕保君)
下水道保内町処理区の第1期事業の進捗状況と財源内訳ということでございます。お答えをいたします。
保内町の公共下水道は、平成11年度に事業認可をいただきまして、現在工事を進めておるところでございます。事業の進捗率は、現在面整備で95%、浄化センターで約70%の進捗率ということでございます。
第1期の最終年度でございますが、今年度は面整備といたしまして、宮内、駄場地区及び神越地区の一部を予定をいたしております。
また、放流管渠及びマンホールポンプ5基の設置を計画をいたしておるところでございます。
これまでの事業費でございますが、約52億円投入をいたしておりまして、管渠整備費が23億4,000万円でございます。浄化センターは26億8,000万円でございます。そのうちの国庫補助金につきましては24億4,000万円、すみません、市債でございます、起債でございますが、これが23億2,000万円でございます。一般財源が4億4,000万円ということになっておるところでございます。
続きまして、2期目以降の事業計画と財源の内訳ということでございますが、現在第2期工事事業認可の計画変更申請中でございます。これが108ヘクタールの事業費の拡大を見込んでございまして、用途地域を中心に現在の保内庁舎を中心といたしておりまして、西は雨井、内之浦のちょうど境界線です。そこまでやりまして、喜木までをやりますということでございます。これの事業費でございますが、約44億2,000万円予定をいたしておりまして、管渠工事につきましては24億8,000万円及び浄化センターにつきましては19億4,000万円でございます。国庫補助金につきましては19億8,000万円、それと起債でございますが、これが22億3,000万円の一般財源が2億1,000万円というところでございます。
第3次につきましては、これが残りの46ヘクタールと、現在の計画ではそうなるわけでございますが、実際的には事業認可の変更を受けましてのということでございますので、残り46ヘクタールと目下の当初の計画では約21億円ということでございます。21億円の事業費の中には、国費が約50%相当額ということでございますので10億5,000万円、残り起債でございまして9億4,500万円、残り一般財源1億500万円という形になるわけでございます。
この10月に、供用開始をいたします地域の住民説明会、受益者負担金と接続のお願いをいたしますということで出向くことになっておるところでございます。
以上でございます。
○議長(山本儀夫君) 休憩いたします。
午前10時58分 休憩
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午前10時59分 再開
○議長(山本儀夫君) 再開をいたします。
下水道課長。
○下水道課長(河野裕保君)
ただいまお答えいたしました第1期の分の処理場建設費26億8,000万円と申しましたが、28億6,000万円ということで訂正をお願いいたします。失礼いたしました。
○議長(山本儀夫君) 文化振興課長。
○文化振興課長(水野省三君)
上脇議員御質問の大綱2、旧保内町の文化会館についてお答えをいたします。
まず、御質問第2の建設に対する財源及び償還状況の方から先にお答えをいたしますと、旧保内町の文化会館の建設費は、用地費を含む総事業費といたしまして約24億1,200万円、財源としては県費補助が4,000万円、起債が18億9,400万円、残りが一般財源となっております。
起債の償還状況につきましては、平成9年度から利息のみの償還が始まり、平成11年度から元利償還を行っておりまして、平成29年度に償還が終了する予定であります。償還額は、平成13年度の約1億4,620万円をピークに、今年度は1億4,440万円余りの償還額となっておりまして、償還総額は24億3,700万円余りとなります。
なお、起債につきましては、元利償還金の55%が交付税措置をされますので、交付税として返ってまいります。
次に、文化会館の自主文化事業の運営についてお答えをいたします。
文化会館運営の基本方針といたしまして、まず第1に、すぐれたコンサート、古典芸能、演劇など、多様な文化と触れ合う場となるよう積極的に自主文化事業を実施する。第2に、市民の日常の学習や文化活動の場として、自己を高め、地域文化をはぐくみ、創造するための拠点となるようロビー展、カルチャー教室等を行う。第3に、文化施設ボランティア、文化会館友の会の育成、充実及び連携を図る。第4に、文化芸術活動を支える人材の育成、企画プロデュース事業の実施を行う。第5に、子どもたちに本物の芸術に触れる機会を提供する。以上の5点を基本理念として運営をしてまいりました。会館の維持運営費といたしましては、約6,000万円の予算で運営をしておりまして、そのうち約1,000万円が設備等の維持管理費でございまして、お尋ねの趣旨は恐らく自主文化事業とは思いますが、これにつきましては平成17年度の予算ベースで事業費が約2,800万円、事業収入が1,930万円を見込んでおりまして、約870万円の補てんを予定をいたしております。
そういう形で運営をしておりますが、開館以来7年余りが経過をいたしましたが、住民から親しまれ、活用も多く、一定の評価を確立することができたと確信をしているところであります。
新八幡浜市におきましても、この基本方針を堅持しつつ積極的に事業を展開してまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
以上でございます。
○議長(山本儀夫君) 上脇和代君。
まず、市長にお伺いいたしますが、町のハード面は大切だと私も認識いたしております。しかし、これからの新しい町をつくっていくときに、やっぱり市民が主役の市民の声を十分に生かしたまちづくりが必要ではないかと私は思っております。
私は秋田県のある町長さんに10年ぐらい前にお会いする機会がございまして、お話を聞きました。その町長さんは、そこの町は福祉の最先端を行くようにされた方であり、空港も設置された方でありますが、その方がまちづくりのためにどういうことをされたかと申しますと、町の方に本当に町をよくしようと思う方を募集したそうです。各種団体とか、そういう問題関係なく。そしたら、最初に10名ぐらい集まったそうですが、その方たちに何が欲しいのか、この町に何が必要なのか、どうしてほしいのか、意見を十分に聞かれたそうです。それに対して、あっ、これは今はできない、これは今すぐしようとか、これはこれから検討していく問題であるとか、これは必要でないとか、十分に市民との会話をされて町をつくられていったというお話を聞きまして、大変私は感動した覚えがございます。
やっぱり市民の本当に望む町、市民が本当にこの町でよかったと言えるまちづくりは、市民の声がとても大切であると私は考えます。その町では、そういうまちづくりを考える希望者はどんどんふえて、私がお聞きしましたときは100人を超えたというふうにおっしゃっておりました。大変すばらしい町でよく福祉なんかで見学をされるところであります。そういう本当に町を考える人たちを募集して、これからのまちづくりを、基本方針はもちろん大切ですが、それに対して市民の声をどう生かしていくかということが大切ではないかと思いますが、そういうお考えはございませんでしょうか。
それから、文化会館についてでございますが、運営していくためには、先ほど清家議員が1,000万円、今先ほどは870万円ですか、言われましたんですが、非常に今財政厳しいときでありますので、ちょっと一言聞きますと、ああ、そんなに一般財源から投資しなきゃいけないのかというふうに市民は考えざるを得ないところもあるかと思いますが、かといって活用しなければ、そのすばらしい建物が宝の持ちぐされになりますし、文化の振興ができないという、本当に厳しい面があろうかと思いますけれども、それを保内町の方は十分御理解していただいていると思います。八幡浜市民の方に理解していただくことがまず大切ではないかと思います。それに対してどのような方法をお考え、ここで答弁していただければテレビを見られた方、新聞を見られた方、多分御理解いただけると思いますが、私は会館にいろんな催しがありましたときに、もう一つの市になったわけですから、八幡浜市からもどんどん行っていただきたい。だけど、交通の便とか、夜の催しなどには、なかなか足がない、高齢化の方などは行きにくいということもあろうかと思います。それに対して、交通の手配といいますか、そういうものができれば、なお一層そういう催しに対する、芸術に対する、文化に対する理解も深まってくるんではないかと思いますが、そのようなお考えはございませんでしょうか。
それから、下水道に対しては、本当に巨額なお金ではございますけども、本当に市民の生活を守る大切な事業でありますので、本当に着々と進めていただきたいと思っております。
それから、最後の第3点でございますが、水産課の行政の方が、本当に町の水産漁業を活性化するためにいろいろ手を尽くされていることはよく、もう十分に御承知いたしております。しかし、あそこを見ますと、すごく、いつここに建物ができ、活用されるのかというふうに、何となく寂しい思いするわけです。漁業がどんどん活発にされているときであれば、そういう杞憂もしませんのですけれども、見ておりますと、本当にここに何かができないものかなというふうに私は、今愛媛県が提案しております規制を緩和する、そういう制度にひとつ考えてみたらどうかなという提案をいたしましたんですが、そういうお考え、まだ漁業の関係で使用の目的があるということでありますれば、まだそれまでの間だけでも、あそこに私はフラワーゾーンといいますか、お花でも植えて、きれいな環境づくりをしていただけたらいいんかなと、それだったらいつでも取りのけて漁業関係に使えると。建物を建ててしまうと後の利用がなかなか難しくなりますけれども、フラワーパークのような、本当に地域の人が、ちょっと何年かわかりませんけれども、あれ全部が本当に活用されるのは私はとても見込みがないんじゃないかなと、個人的には感じております。
以上でございます。
○議長(山本儀夫君) 市長。
○市長(高橋英吾君)
まちづくりの話で秋田県かどっかの町長さんの話を聞きましたけれど、基本的にこの国は民主主義の世界でありまして、議会制民主主義ということで、それでこうやって議員さんがたくさん出られておって、議員さんそれぞれの地域で、地域はある程度代表しておるし、また個人的にあちらこちら等友人もおります。その方たちがいろいろな意見を聞きながらここで質問をするわけであります。そうしますと、議会が要らないのかなというふうな、何か私も錯覚するわけでありますが、やはり議員さんは立派な方ばかりで、それぞれの提案をしておると思います。
これは100人もおられるというんですが、その人が会議に出た場合は、これ恐らく収拾つかないと思います。100人が意見を言うと。恐らく同じ考え方の人がない。そういう意味で、ある程度人数絞ってやりますし、今度のまちづくりに関してもいろんな機関で公募をしております。朝から晩まで働いている人おりますし、定年退職して時間のある方もいろいろありますが、理想論は上脇さんが言ったのが理想論でありますが、現実はなかなか難しいということで、ぜひ議員さんらも今の上脇さんの発言のように、ぜひ町でいろんな話を拾っていただいて、それを我々がかみ砕いて、そして行政に反映するというのが一番現実的な話ではないかと思います。
その他の問題に関しては、各課長より再答弁させます。
○議長(山本儀夫君) 文化振興課長。
○文化振興課長(水野省三君)
文化会館の赤字補てんについて御説明いたします。
まず、この赤字額の妥当性につきましては、率直に申し上げまして、新市においてまだコンセンサスが、市長が冒頭申し上げましたようにでき上がっておりませんけれども、旧保内町におきましては、この文化政策というものを町の重要施策として位置づけまして、この赤字額は文化政策費だというふうな位置づけをしてやってまいりました。
そこで、例えば橋をつけるにしても一般財源が要ります。そういった、と同じような扱いで考えてまりました。例えば、それに加えて図書館の図書費の購入とか、そういったものも同じく文化費でございまして、そういった、と同じような考えで扱ってまいりました。
それから、第2点目の高齢者の方々に例えばバスを運行するとかというような問題でございますが、これにつきましては、旧保内町におきまして、以前トンネルができる前には瞽女ケ峠を越えるというようなことで、そういった場合には非常に少ない事業の場合にはバス等を運営しておった経緯がございます。
しかしながら、文化会館の事業につきましては、本来的には皆さんが来館していただきますのは、それぞれの価値観や感性に呼応して主体的に参加をしていただく性質のものと考えておりますので、その感動や喜びというものは、その参加をされる方々の個人の問題といいますか、そういうものではなかろうかと判断をしております。そういう意味におきましては、なるべくたくさんの方が来館をしていただきたいんですけれども、原則的には受益者負担ということでお願いをいたしておりまして、保内町においては交通事情等の改善もありまして、その辺は措置をしておりませんので、その点御理解を賜ったらと思います。
以上です。
○議長(山本儀夫君) 水産港湾課長。
○水産港湾課長(上甲眞喜君)
須田埋立地の暫定利用として、フラワーゾーン等の活用はできないかという御質問にお答えをいたします。
須田の埋立地には、埋め立て申請上も緑地という用地を利用計画として計画してございますので、申し出があればぜひ御活用をいただきたいと思いますに、今御質問にもありました議員さん、ボランティアで、ぜひ花等ぜひ活用いただきますよう、みずから進んでお願いをいたしておきたいと思います。
以上でございます。