平成18年八幡浜市議会6月定例会会議録第1号

公開日 2014年09月17日

 

議事日程 第1

 

平成18612() 午前10時開議

 

1

会議録署名議員の指名

2

会期の決定

3

報告第 1号 専決処分の報告について(八幡浜市市税条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第 2号 専決処分の報告について(八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第 3号 専決処分の報告について(八幡浜市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第 4号 専決処分の報告について(市立八幡浜総合病院使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第 5号 専決処分の報告について(八幡浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第 6号 専決処分の報告について(八幡浜市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第 7号 専決処分の報告について(平成17年度八幡浜市一般会計補正予算(7))

報告第 8号 平成17年度八幡浜市一般会計繰越明許費繰越計算書

報告第 9号 平成17年度八幡浜市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書

議案第59号 「八幡浜港緑地護岸築造工事請負契約の締結について」の議決変更について

議案第60号 八幡浜市公共下水道八幡浜浄化センターの建設(改築)工事委託に関する協定について

議案第61号 八幡浜市課設置条例の一部を改正する条例の制定について

議案第62号 八幡浜市国民保護協議会条例及び八幡浜市水防協議会条例の一部を改正する条例の制定について

議案第63号 八幡浜市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の制定について

議案第64号 八幡浜市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び八幡浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について

議案第65号 八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について

議案第66号 八幡浜市及び保内町の廃置分合に伴う八幡浜市国民健康保険税条例の適用の経過措置に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第67号 八幡浜市特定農山村振興基金条例を廃止する条例の制定について

議案第68号 八幡浜市乳幼児医療費助成条例等の一部を改正する条例の制定について

議案第69号 八幡浜市寝たきり老人等介護慰労金支給条例の一部を改正する条例の制定について

議案第70号 八幡浜市農林事業分担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について

議案第71号 平成18年度八幡浜市一般会計補正予算(1)

議案第72号 平成18年度八幡浜市老人保健特別会計補正予算(1)

議案第73号 平成18年度八幡浜市小規模下水道事業特別会計補正予算(1)

議案第74号 平成18年度八幡浜市水産物地方卸売市場事業特別会計補正予算(1)

       (提案者の説明)

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本日の会議に付した事件

 

日程第1

会議録署名議員の指名

日程第2

会期の決定

日程第3

報告第 1号 専決処分の報告について(八幡浜市市税条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第 2号 専決処分の報告について(八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第 3号 専決処分の報告について(八幡浜市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第 4号 専決処分の報告について(市立八幡浜総合病院使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第 5号 専決処分の報告について(八幡浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第 6号 専決処分の報告について(八幡浜市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について)

報告第 7号 専決処分の報告について(平成17年度八幡浜市一般会計補正予算(7))

報告第 8号 平成17年度八幡浜市一般会計繰越明許費繰越計算書

報告第 9号 平成17年度八幡浜市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書

議案第59号 「八幡浜港緑地護岸築造工事請負契約の締結について」の議決変更について

議案第60号 八幡浜市公共下水道八幡浜浄化センターの建設(改築)工事委託に関する協定について

議案第61号 八幡浜市課設置条例の一部を改正する条例の制定について

議案第62号 八幡浜市国民保護協議会条例及び八幡浜市水防協議会条例の一部を改正する条例の制定について

議案第63号 八幡浜市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の制定について

議案第64号 八幡浜市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び八幡浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について

議案第65号 八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について

議案第66号 八幡浜市及び保内町の廃置分合に伴う八幡浜市国民健康保険税条例の適用の経過措置に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第67号 八幡浜市特定農山村振興基金条例を廃止する条例の制定について

議案第68号 八幡浜市乳幼児医療費助成条例等の一部を改正する条例の制定について

議案第69号 八幡浜市寝たきり老人等介護慰労金支給条例の一部を改正する条例の制定について

議案第70号 八幡浜市農林事業分担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について

議案第71号 平成18年度八幡浜市一般会計補正予算(1)

議案第72号 平成18年度八幡浜市老人保健特別会計補正予算(1)

議案第73号 平成18年度八幡浜市小規模下水道事業特別会計補正予算(1)

議案第74号 平成18年度八幡浜市水産物地方卸売市場事業特別会計補正予算(1)

       (提案者の説明)

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出席議員(23)

  1番  新  宮  康  史  君

  2番  上  田  浩  志  君

  3番  大  城  一  郎  君

  4番  井  上  和  浩  君

  5番  上  脇  和  代  君

  6番  魚  崎  清  則  君

  7番  山  中  隆  徳  君

  8番  二  宮  雅  男  君

  9番  遠  藤  素  子  君

 10番  武  田  成  幸  君

 11番  清  水  正  治  君

 12番  宇宮  富  夫  君

 13番  兵  頭  孝  健  君

 14番  上  田  竹  則  君

 15番  松  本  昭  子  君

 16番  都  築     旦  君

 17番  住     和  信  君

 18番  中  岡  庸  治  君

 19番  宮  本  明  裕  君

 20番  大  山  政  司  君

 21番  萩  森  良  房  君

 22番  舛  田  尚  鶴  君

 23番  山  本  儀  夫  君

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欠席議員(なし)

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説明のため出席した者の職氏名

 市長  高 橋 英 吾 君

 助役  谷 口 治 正 君

 収入役  長 島   峻 君

 政策推進課長  田 中 正 憲 君

 総務課長  山 本 一 夫 君

 財政課長  中 榮 忠 敏 君

 税務課長  市 川 芳 和 君

 市民課長  谷   明 則 君

 生活環境課長  清 水 義 明 君

 福祉事務所長  小 西 宇佐男 君

 保健センター所長  永 井 俊 明 君

 人権啓発課長  田 中 良 三 君

 水産港湾課長  上 甲 眞 喜 君

 建設課長  菊 池 賢 造 君

 監理開発課長  國 本   進 君

 農林課長  二 宮 嘉 彦 君

 商工観光課長  若 宮 髙 治 君

 下水道課長  石 田   修 君

 保内庁舎管理課長  竹 内   茂 君

 水道課長  松 本 俊 一 君

 市立病院事務局長  柏 木 幸 雄 君

 会計課長  横 田 昌 弘 君

 教育委員会委員長職務代理者 井 上   守 君

 教育長  井 上 傳一郎 君

 学校教育課長  三 堂 嗣 夫 君

 生涯学習課長  谷 口 光 一 君

 文化振興課長  水 野 省 三 君

 代表監査委員  久保田 哲 弘 君

 監査事務局長  菅 原 茂 雄 君

 農業委員会事務局長  上 甲 康 薫 君

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会議に出席した議会事務局職員

 

 事務局長  菊 池 敏 和 君

 事務局次長兼議事係長 山 本 健 二 君

 調査係長  田 本 憲一郎 君

 書記  脇 野 和 仁 君

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午前1000分 開会

○議長(宮本明裕君)  去る41日付人事異動がありましたので、この際、新任課長等の自己紹介をいたします。

(新任課長等の自己紹介)

○議長(宮本明裕君)  会議に先立ち、去る516日から519日にかけて実施いたしました総務委員会の行政視察について、委員会から報告を行いたいとの申し出がありますので、この際、これを許します。

 はい。

○山中隆徳君  報告の前に一言発言を許していただきたいと思います。

 私はクールビズの思想に関しましては非常に賛同の意見を持っておるわけでございますが、きょうの服装の関係、また議員バッジの関係ですけども、議員バッジも議長みずから当てていらっしゃらないということは、どのようなクールビズの思想を持たれておられるのか、また品位はどのようなお考えでいらっしゃるのか、そのあたりのことを一応お話ししていただけませんでしょうか。よろしくお願いします。

○議長(宮本明裕君)  休憩いたします。

午前1003分 休憩

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午前1005分 再開

○議長(宮本明裕君)  再開いたします。

 大城一郎君。

〔総務副委員長 大城一郎君登壇〕

○総務副委員長(大城一郎君)  皆さんおはようございます。

 私たち総務委員会は、去る516日から19日にかけて沖縄県那覇市、糸満市へと行政視察に行ってまいりました。

 まず、那覇市では、市民課のISO9001について視察をいたしました。ISO9001の導入のきっかけとしては、これまでの行政サービスはお役所仕事という言葉が示すように、ともすれば無愛想、不親切、非効率といった印象を持たれがちでありました。その市役所を変えていくため職員の意識改革の手段として、まずは市民サービス部門の最前線の課である市民課から改善すべく導入されました。

 導入意義として、過去の行政改革の改善点として行政のあり方、仕組みを抜本的に改革し、時代に対応できるような市役所づくりを推進するため、平成14年度から都市経営の視点を導入した経営改革アクションプランを実施されています。

 市民課ISO9001の認証取得も新しい経営改革の一つの試みであります。ISO9001品質マネジメントシステムは、常に市民のニーズを把握し継続的改善を実施しながら、低コストで質の高い行政サービスを提供するシステムを構築することが求められており、職員一人一人が問題意識を持って取り組むことにより、職員の意識改革にも非常に有効であるとのことです。

 ISO9001の取得に当たっては、組織を築き、ワーキングチームとISO事務局を軸にコンサルタントの指導のもと、各文書類や業務手順書の作成等が行われ、チーム会議は100回以上にわたって行われたそうです。認証取得に要した費用としては、時間外手当、業務委託料等で1,2651,711円となっています。

 その効果としては、業務マニュアルが整備され業務手順書が確立することにより、担当職員の処理手順の確定と責任権限が明確化され、職員の業務処理能力のばらつきがなくなり、窓口サービスの平準化が図られ、人事異動時の引き継ぎ時間の短縮にもつながっているそうです。

 また、提携業務にも数値目標を設定し、その達成に向けて努力されており、その結果職員意識の改善が図られ、自分たちでできる改善として、庁舎内の植物は自分たちで持ち寄ったり、雑誌や車いす等も提供し、待ち時間の短縮や窓口環境の改善が図られ、接遇の向上にもつながっているとのことでした。

 そして、苦情、要望等への迅速な対応ということでは、クレーム処理フローが規定に定められており、周知実践することにより確実な対応が図られているとのことです。

 繁忙期には11,000人を超す窓口利用者があるそうですが、その利用者を対象にした市民満足度アンケートの結果を見ても、ISO9001導入をきっかけに年々よくなってきており、効果が十分にあらわれていると実感いたしました。

 しかし、職員の負担感、文書化の負担の軽減、そして何より職員の意識レベルの維持が今後の課題であるということが上げられていました。

 続いて、糸満市において、糸満市集中改革プランを研修いたしました。糸満市では、平成16年度の主な財政指標で、財政力指数は0.408と伸びてはいるものの、経常収支比率が102.8%、公債費率が18.1%と報告され、一同がびっくりさせられました。

 その財政の硬直化を改善するため、指定管理者制度及びPFIの活用、行政評価システムの導入、定員管理及び給与の適正化や第三セクター等の見直し、そして上下水道事業の経営の健全化に至るまで具体的な取り組みが示され、実現に向けて努力されていました。

 最後に、今回の視察においては、米軍統治下に置かれていた沖縄県民の苦悩と、そこから立ち上がってきた沖縄の人々の精神力を感じ、現在問題となっている米軍基地返還問題にも肌で触れることにより、沖縄の人々の経済性と県民性をもあわせて理解し得る有意義な研修となりました。

 以上、報告いたしまして、総務委員会の行政視察報告とさせていただきます。

○議長(宮本明裕君)  以上で総務委員会の行政視察報告は終わりました。

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○議長(宮本明裕君)  ただいまより平成18年度第2回八幡浜市議会定例会を開会いたします。

 招集あいさつの前に、去る46日に御逝去されました故平田悦三教育委員会委員長の御冥福を祈念して黙祷をささげることにいたします。

○議会事務局長(菊池敏和君)  御起立願います。

 黙祷。

〔黙  祷〕

○議会事務局長(菊池敏和君)  お直りください。

 御着席願います。

○議長(宮本明裕君)  市長から今議会招集のあいさつがあります。

 市長。

〔市長 高橋英吾君登壇〕

○市長(高橋英吾君)  開会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。

 本日、平成18年度第2回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては御多忙の中、御参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。

 初めに、去る46日急逝されました故平田悦三教育委員会委員長に対し、謹んで哀悼の意を表し、御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族の皆様方に対しまして心からお悔やみを申し上げたいと存じます。

 次に、けさ発生しました地震について御報告申し上げます。

 本日午前51分ごろ、大分県中部を震源とする地震があり、八幡浜市ではこの地震で最大となる震度5弱を観測いたしました。これに伴い当市では、災害対策本部を設置し、市民に対し余震への警戒を促すとともに、被害状況の調査、情報の収集に当たりました。

 幸い午前855分現在においては、大きな被害報告は入っておりませんが、当地方は梅雨入りしていることから急傾斜地における地すべり、崩壊等に対する警戒を強めているところでございます。議員各位におかれましても防災対策の強化を初め、安全安心なまちづくりのためにさらなる御理解と御協力を賜りますようお願いを申し上げます。

 それでは、定例会について申し上げます。

 本定例会におきましては、御報告申し上げるもの9件、条例案10件、予算案4件、その他2件、合わせて25件の御審議をいただくものでございます。

 また、追加案件といたしまして、同意案2件、条例案1件の上程を予定いたしております。

 諸議案の内容等につきましては、後ほど御説明させていただきたいと存じますが、何とぞ慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。

 なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、教育委員の任命について、国民健康保険税に関する条例改正について外、合わせて7件について御説明を申し上げ、議員各位の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いいたします。

 以上、申し述べまして、招集のごあいさつとさせていただきます。

○議長(宮本明裕君)  休憩いたします。

   午前1015分 休憩

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   午前1017分 再開

○議長(宮本明裕君)  再開いたします。

 議長において、この際、諸般の報告を行います。

 3月定例会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付してあります報告書をもってこれにかえます。

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○議長(宮本明裕君)  これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。

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○議長(宮本明裕君)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、議長において6番 魚崎清則君、16番 都築 旦君を指名いたします。

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○議長(宮本明裕君)  日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から627日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宮本明裕君)  御異議なしと認めます。よって、会期は16日間と決定いたしました。

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○議長(宮本明裕君)  日程第3 報告第1号 専決処分の報告について(八幡浜市市税条例の一部を改正する条例の制定について)ないし報告第9号 平成17年度八幡浜市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書、議案第59号 「八幡浜港緑地護岸築造工事請負契約の締結について」の議決変更についてないし議案第74号 平成18年度八幡浜市水産物地方卸売市場事業特別会計補正予算(1)、以上25件を一括議題といたします。

 初めに、市長より総括説明を願います。

 市長。

〔市長 高橋英吾君登壇〕

○市長(高橋英吾君)  本日ここに第2回市議会定例会を招集いたしまして、補正予算案を初め、当面する市政の重要案件の御審議をいただくわけであります。

 各案件にわたります詳細な説明は、審議の過程で助役並びに各担当課長から申し上げることといたしまして、私は概要を申し上げ、議員各位の御理解と御協賛を賜りたいと存じます。

 さて、我が国の経済見通しですが、内閣府発表の5月月例経済報告で、先行きについては企業収益が改善し、設備投資も増加するなど企業部門の好調さが家計部門へ波及しており、国内民間需要に支えられた景気回復が続く一方、原油価格の動向が内外経済に与える影響等には留意する必要があるとされており、政府は経済財政運営と構造改革に関する基本方針2005に基づき構造改革を加速、拡大するとともに、平成1718年度の2カ年の重点強化期間内において、デフレからの脱却を確実にするため、政府、日銀一体となった取り組みを行うこととしております。

 しかしながら、本市においては中央ほどの浮揚感は乏しく、地域間の景気回復のばらつきによる経済格差の拡大が懸念される中、当市の財政環境はかんきつ価格の低迷、漁獲高の減少など地場産業の不振等により市税の減収傾向に歯どめがきかず、また国の三位一体改革等の影響を受け、地方交付税、国県支出金が大幅に削減されるなど構造的に非常に厳しい状況下にあります。

 さらに、国においては、交付税の総額削減を含めた歳出、歳入一体改革の議論が進むなど、今後財政力の弱い自治体が直撃を受け、より厳しい歳出抑制を余儀なくされることも予想されております。

 こうした中、さまざまな市民ニーズに対応した行政サービスを提供するためには、自治体の体質強化を図り、新しい時代に即した行政システムを構築する必要があり、本年3月には、市民に信頼される行政運営、合併効果を活かした簡素で効率的な行政運営、健全で自立できる財政運営を基本方針とする八幡浜市行政改革大綱及び5カ年の推進計画を策定したところでございます。

 今年度を行政改革スタートの年と位置づけ、市議会初め市民の皆様方、関係各位の御理解と御協力をいただき、事務事業の見直し、民間委託の推進、経費の節減、財政運営の健全化等に積極的に取り組んでまいる所存であります。

 次に、南予地域活性化への取り組みについてであります。

 愛媛県においては、農林水産業の低迷や公共事業の減少、企業撤退等に伴う雇用悪化などにより、東中予と比べ経済の落ち込みが著しい南予に対し、重点的に施策を展開するとともに、地域が一体で取り組むさまざまな活動に対して積極的な支援を行い、南予地域の活性化を図る目的で、本年4月、副知事を本部長とする南予地域活性化特別対策本部が設置されたところでございます。

 51日には、対策本部と八幡浜地方局管内5市町の意見交換会が行われ、その席で雇用の場創出の取り組み状況、港を核とした地域活性化のあり方、さらには今後の観光振興策等について意見を述べさせていただきました。

 こうした中、八幡浜商工会議所では、県、市に対し要望、提言を取りまとめるための窓口として南予地域活性化対策特別委員会を設置するなど、具体的な動きも始まっているようであります。

 市といたしましても、今後、八幡浜地域活性化懇話会を立ち上げ、地元ニーズを踏まえた取り組みの協議、検討や県への新規支援施策、事業の取りまとめなどについて、地方局に設置の現地対策本部との連携を密に図りながら要望等を行ってまいりたいと考えております。

 ところで、42223日と2日間、双岩市民スポーツパークで開催いたしましたマウンテンバイク2006JCFジャパンシリーズ開幕戦は、全国各地からトップクラスの選手を含め約500名の参加を得まして、盛況のうち無事終えることができました。大会に携わっていただきましたボランティアスタッフの方々初め、グルメ広場、リサイクル広場などに参加をいただきました各種団体関係者の皆様には、深く感謝とお礼を申し上げる次第でございます。

 今後もスポーツを通じた地域間交流、にぎわいの創出、活性化を全国に発信し、マウンテンバイクのまち八幡浜のイメージアップを図ってまいりたいと考えております。

 さて、本市の平成17年度決算の概要でありますが、病院事業会計につきましては、国の医療制度改革を初め、新医師臨床研修制度の導入による医師不足などの影響を受け、入院収益が大幅に減少するなど、病院経営は一層厳しさが増す環境にありますが、今後とも地域の中核病院として信頼され得る病院となるよう、職員一丸となって取り組む所存であります。

 また、水道事業会計につきましても、合併に伴う人員削減や各種経費の節減合理化に努めたものの、給水人口の減等により単年度赤字の計上となりました。引き続き市民の日常生活に密着した安全で良質なサービスの供給を行うとともに、企業的感覚で水道事業の経営に努めてまいります。御理解と御協力を賜りますようお願いを申し上げます。

 なお、一般会計、特別会計につきましては、順調な決算を迎えることができました。議員各位初め市民の皆様の御協力に感謝申し上げます。

 それでは、今回提案いたします議案の主なものについて御説明いたします。

 まず、八幡浜市課設置条例の改正議案についてであります。

 市防災力の強化を初めとした危機管理能力の充実、自主防災組織の組織率向上、さらには広域消防の再編等に迅速に対応するため、現在総務課内の防災対策室を課に格上げ、危機管理室を新設し、組織の整備、充実を図ろうとするものであります。

 続きまして、国民健康保険税の改正議案についてであります。

 国民健康保険事業会計の厳しい財政状況を踏まえ、去る522日に開催された国保運営協議会において保険税改正について審議の結果、引き上げの答申がなされました。この答申を尊重し、今議会において改正案を提案いたしておりますので、よろしく御審議をお願いを申し上げます。

 以上2件の案件につきまして、本日の市議会協議会において御説明申し上げますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。

 次に、今回の補正予算の主なものについて、順次御説明いたします。

 最初に、地場産業の振興とまちの活性化対策であります。

 まず、農林業の振興対策でありますが、農作業労力の軽減、効率化を図るため園内道、作業道を整備する園芸産地再編整備事業の予算措置と穴井地区において機能増進間伐及び風倒木の除去、整理のため集落防災緊急森林整備事業を実施するほか、五反田等の農道災害復旧工事の早急な対応に努めるなど、地元の要望にこたえてまいりたいと思います。

 次に、安全で快適な生活環境、都市基盤整備であります。

 まず、懸案であります新火葬場建設計画につきましては、建設予定候補地の地元若山地区に昨年11月申し入れを行って以降、関係住民の方々と協議を進めてまいりましたが、330日、建設に関する協定書締結の運びとなりました。これもひとえに、区役員初め地区住民の方々の深い御理解と御協力のたまものであり、心から感謝とお礼を申し上げます。

 今後の予定でありますが、基本計画策定、地質調査、環境影響調査等の関係予算を本6月議会に提案いたしており、来年度に実施計画とあわせて本体工事に着手、平成214月の供用開始を目指して、葬送の儀礼の場にふさわしい施設となるよう万全を期してまいりたいと考えております。

 次に、神越地区の浸水被害対策として、通称どんどん川流域に新たに第2ポンプ場を整備することとし、今回、用地購入費等の予算措置を講じ、来年度施設完成へ目指すものであります。

 道路整備につきましては、国庫補助事業として、市道白尾夜昼峠線ほか1路線側溝設置工事を初め、市道大平高野地線道路改良工事負担金や県営道路整備及び急傾斜地崩壊対策事業負担金等の予算措置を講じ、地域の生活基盤の確立と要望にこたえてまいりたいと考えております。

 そのほか、平家谷公園内の公衆トイレ老朽化への対応として、今回浄化槽設置等にかかわる設計委託費を計上、9月補正で工事費を予算化する見込みであり、公園利用者の利便性向上、さらには環境に配慮した施設となるよう努めてまいります。

 次に、消防、防災対策でありますが、まず消防につきましては、消防詰所の改築、小型動力ポンプ積載車の購入等、計画的に整備して消防力の充実、近代化に努めてまいります。また、防災対策として、自主防災組織体制強化のための資機材購入費や防災行政無線遠隔制御装置改修費の予算措置を講じております。

 次に、教育、文化、スポーツの振興でございます。

 まず、日土小学校再生計画についてであります。御案内のとおり近代建築として高い評価を受ける一方、老朽化の進む校舎の今後のあり方について協議、検討をいただいておりました日土小学校再生計画検討委員会から、去る47日、改修保存提言報告書の提出を受けました。限られた時間の中で慎重審議を賜り、基本的方向性をお示しいただきました委員各位に対しまして、深甚なる謝意を表するものでございます。今回、提言の趣旨を尊重し、具体化に向け現況調査・基本設計委託費の予算措置を講じたところであります。

 次に、文化振興につきましては、平成16年度から計画的に整備を進めております旧白石和太郎洋館改修工事費を計上し、地域の歴史を伝え、新たな文化の創造と発信に資することとしております。

 スポーツの振興につきましては、5回目を迎えます大学女子学生ソフトボール大会運営補助金の予算措置を講じております。

 その他の施策として、自動体外式除細動器(AED)購入費や宝くじ普及広報事業を活用した楠町公園遊具整備等の予算措置を講じております。

 最後になりましたが、さきに八幡浜ロータリークラブ会長南野宗慎氏より自然休養林諏訪崎の先端に観光案内板の設置をしていただきました。改めて厚くお礼を申し上げます。

 また、株式会社キクノ代表取締役菊野齊敏氏より御厚志をいただいております。御寄附の趣旨に沿いまして文化事業振興に役立ててまいりたいと思います。まことにありがとうございました。

 以上、主要施策の概要を申し上げましたが、この結果、今回の補正予算として、一般会計27,2948,000円、特別会計3会計で1,1674,000円、合計28,4622,000円を計上、御提案申し上げます。

 これらの財源といたしましては、市税を初め国県支出金、市債等それぞれの事業施策に対応する額を計上いたしております。

 以上、補正予算案等について御説明申し上げましたが、慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願いを申し上げます。

○議長(宮本明裕君)  これより報告第1号から順次説明を求めます。

 税務課長。

○税務課長(市川芳和君)  報告第1号 専決処分の報告について御説明いたします。

 地方税法の一部を改正する法律が平成18331日公布されたことに伴い、八幡浜市市税条例の一部を改正する条例を専決処分したので、地方自治法の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。

 3ページをお願いいたします。

 条例改正の説明は、地方税法の改正に伴う項のずれ及び字句の訂正は省略し、主要部分のみの説明とさせていただきます。

 中ほどになります第34条の2、所得控除を定めた条文でございますが、「損害保険料控除額」が「地震保険料控除額」に改正され、平成20年度以降の住民税から適用となります。

 第34条の3の改正は、所得税から住民税への税源移譲によるもので、3段階の所得区分による税率が一律6%にフラット化され、平成19年度分以降の住民税から適用されます。

 第34条の6は、所得税と個人住民税の人的控除の差に基づく負担増を調整するための改正でございます。

 5ページをお願いいたします。

 中ほどになります第95条は、たばこ税の税率の改正ですが、実際に課税する税率は後で出てまいります附則の中で特例として定めております。

 6ページをお願いいたします。

 下から10行目、第7条の3は、税源移譲による所得税、住宅ローン減税の影響額を翌年度住民税を減額して納税者の負担を調整するもので、住民税の減額分は全額国費で補てんされます。なお、この措置は、適用を受けようとする者が申請をした場合に限り適用することになります。

 7ページをお願いいたします。

 下から3行目、附則第10条の25項は、耐震基準に適合した耐震改修をされた既存住宅について、固定資産税の減額措置に伴う項の追加でございます。

 8ページをお願いいたします。

 下から5行目、附則第12条は、土地に係る固定資産税の負担調整措置の抜本改正によるもので、負担水準の低い土地について引き上げを行い、その均衡化を促進するもので、第1項から第3項までを改正し、第4項から第6項までを追加するものでございます。

 11ページをお願いいたします。

 下から7行目、附則第16条の2は、たばこ税の税率の特例を定めた税率の改正でございます。

 18ページをお願いいたします。

 下から10行目、附則第21条は、個人の市民税の負担軽減に係る特例を定めた条文で、税率のフラット化及び定率減税廃止に伴い削除し、次の別表を削るは、退職所得に係る市民税の特別徴収税額表を税率のフラット化に伴い廃止するものでございます。

 19ページをお願いします。

 上から5行目、改正条例の附則でございますが、第1条が施行期日、20ページ、第2条、21ページ、第3条が市民税に関する経過措置、23ページ、第4条が固定資産税に関する経過措置、第5条が市たばこ税に関する経過措置、25ページ、第6条が平成17年条例第212号の一部改正でございます。

 続きまして、報告第2号 専決処分の報告について御説明いたします。

 27ページをお願いいたします。

 地方税法の一部を改正する法律が平成18331日公布されたことに伴い、八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を専決処分したので、地方自治法の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。

 29ページをお願いいたします。

 第2条第3項及び第13条第1項中「8万円」を「9万円」に改めるについては、介護納付金課税額の限度額改正によるものでございます。

 附則第5項中については、本条例及び地方税法改正に伴う項ずれと条文の整理でございます。

 30ページをお願いいたします。

 附則第6項から附則第9項までの追加は、公的年金控除の見直しに伴う国民健康保険税負担の増加に配慮するため、平成18年度と平成19年度に限り、国民健康保険税の減額の特例及び所得割額の算定の特例を定めたものでございます。

 31ページをお願いします。

 中ほどになりますが、附則に次の2項を加えるについては、新日英租税条約が締結され、個人住民税に関する事項が盛り込まれたため、附則第19項、附則第20項を追加するものでございます。

 32ページをお願いいたします。

 附則については、第1条で施行期日、第2条で適用区分を定めております。

 続きまして、報告第3号 専決処分の報告について御説明いたします。

 33ページでございます。

 地方税法の一部を改正する法律が平成18331日公布されたことに伴い、八幡浜市都市計画税条例の一部を改正する条例を専決処分したので、地方自治法の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。

 35ページをお願いいたします。

 今回の改正は、土地に係る固定資産税の負担調整措置の抜本改正によるもので、負担水準の低い土地の引き上げを行い、課税標準額の均衡化を促進するものでございます。

 附則第5項から第8項までが改正で、第9項及び第10項が追加であります。

 附則第11項から附則第14項までは、本条例及び地方税法の一部改正に伴う項ずれ等を整理するものでございます。

 なお、この条例は平成1841日から施行し、経過措置については記載のとおりであります。

 以上です。

○議長(宮本明裕君)  病院事務局長。

○市立病院事務局長(柏木幸雄君)  議案書39ページでございます。

 報告第4号 専決処分の報告について御説明をいたします。

 41ページをお願いいたします。

 専決第4号 市立八幡浜総合病院使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分いたしましたので、報告し、承認を求めるものでございます。

 今回の専決処分は、第2条において健康保険法及び老人保健法の規定による療養に要する費用の額の算定方法に定める診療報酬点数表並びに入院時食事療養に係る食事療養費の費用の額に関する基準等について、平成18年厚生労働省告示が記載のとおり変更となりましたので、改正をするとともに関連の条文整理を行っております。

 なお、附則において、この条例は平成1841日から施行するものでございます。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  総務課長。

○総務課長(山本一夫君)  それでは、議案書43ページ、報告第5号 専決処分の報告について。

 45ページ、専決第5号 八幡浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分いたしましたので、これを報告し、承認を求めるものであります。

 今回の専決処分は、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部を改正する政令が平成18327日に施行されたことに伴うものであります。

 内容につきましては、補償基礎額を第5条第2項第2号においては消防作業従事者、同条第3項第1号では非消防団員等の扶養親族の額をそれぞれ記載のとおり改正するものであります。

 第9条の22項第1号から4号の改正では、介護補償の額をそれぞれ記載のとおり改正するものであります。

 別表第1の改正では、非常勤消防団員等の補償基礎額を階級、勤続年数により記載のとおり改正するものであります。

 なお、この条例は平成1841日から施行をするものであります。

 議案書47ページ、報告第6号 専決処分の報告について。

 49ページ、専決第6号 八幡浜市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分いたしましたので、報告し、承認を求めるものであります。

 この専決処分は、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令の一部を改正する政令が18327日に施行されたことに伴うものであります。

 内容につきましては、非常勤消防団員の退職報償金支給額を、階級では分団長、副分団長、部長及び班長を、勤続年数では10年以上25年未満につき記載のとおりそれぞれ2,000円引き上げるものであります。

 なお、この条例は1841日から施行するものであります。

 以上であります。

○議長(宮本明裕君)  財政課長。

○財政課長(中榮忠敏君)  議案書51ページをお願いをいたします。

 報告第7号 専決処分の報告について御説明をいたします。

 53ページをお願いをいたします。

 平成17年度八幡浜市一般会計補正予算(7)を地方自治法第179条第1項の規定により専決処分いたしましたので、これを報告し、承認を求めるものであります。

 第1条は、歳入歳出予算の補正で、地方債補正に伴う財源の振り替えを行ったものであります。

 第2条は、地方債の補正で、借入限度額の補正であります。

 57ページをお願いをいたします。

 県営農免農道整備事業負担金ほか3件につきまして、一般公共事業債調整分の追加配分1,200万円の増額に伴いまして、それぞれの事業において限度額の変更を行ったものであります。

 続きまして、議案書69ページをお願いをいたします。

 報告第8号 平成17年度八幡浜市一般会計繰越明許費繰越計算書について御説明いたします。

 本案は、去る3月議会において市道真網代三瓶線道路改良事業ほか5件の繰越明許費の予算議決をいただいておりますが、今回繰越明許費の額が決定いたしましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、それぞれ翌年度繰越額及び財源内訳等記載をしております内容で繰越計算書を報告するものであります。

 続きまして、71ページの報告第9号 平成17年度八幡浜市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書について御説明いたします。

 本案につきましても、去る3月議会において保内公共下水道詳細設計作成委託業務補助分ほか3件の繰越明許費の議決をいただいておりますが、今回地方自治法施行令第146条第2項の規定によりまして、それぞれ翌年度繰越額及び財源内訳等記載しております内容で繰越計算書を報告するものであります。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  水産港湾課長。

○水産港湾課長(上甲眞喜君)  議案書の73ページです。

 議案第59号 八幡浜港緑地護岸築造工事請負契約の締結変更について御説明をいたします。

 平成1836日に議決を経た八幡浜港緑地護岸築造工事請負契約につきまして、入札剰余金2,3364,000円を事業進捗を図るため工事費に充当し、請負金額32,2875,000円を34,6239,000円に変更するものです。

 以上です。

○議長(宮本明裕君)  下水道課長。

○下水道課長(石田 修君)  75ページの議案第60号 八幡浜市公共下水道八幡浜浄化センターの建設工事委託に関する協定についての御説明をいたします。

 平成18530日、随意契約に付した八幡浜市公共下水道八幡浜浄化センター建設工事について、49,300万円で東京都港区赤坂6丁目120号、日本下水道事業団代表者理事長の板倉英則と委託協定を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。

 委託の対象及びその内容でございますが、名称は八幡浜市公共下水道八幡浜浄化センター、位置は八幡浜市栗野浦57477、内容は老朽化したセンターの改築工事でございまして、機械工事として汚水ポンプ設備、最初沈殿池設備、反応タンク設備、最終沈殿池設備、以上4点の改築と電気工事といたしまして、監視制御設備、水処理運転操作設備、水処理計装設備、以上3点の改築でございます。

 工期は平成20331日でございます。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  総務課長。

○総務課長(山本一夫君)  それでは、議案書77ページ、議案第61号 八幡浜市課設置条例の一部を改正する条例の制定について御説明をいたします。

 今回、危機管理の重要性から、総務課にあります防災対策室を危機管理室として課への昇格を図るものであります。

 最近の風水害、また近年懸念されております東南海・南海地震などの対策、重点施策の一つでもあります自主防災組織の充実、啓蒙を初めとした市防災力の強化、去る3月議会で御承認をいただいた八幡浜市国民保護協議会条例の制定などによる八幡浜市国民保護計画、また新市地域防災計画の年度内の策定、今後予定されます広域消防の再編に伴う対応など喫緊の課題の対応するため、今回御提案し、早期の危機管理体制の充実、強化を図るものであります。

 なお、この条例は1871日から施行するものであります。

 続きまして、議案書79ページ、議案第62号 八幡浜市国民保護協議会条例及び八幡浜市水防協議会条例の一部を改正する条例の制定について御説明をいたします。

 先ほど御提案いたしました八幡浜市課設置条例の改正案に伴い、第1条では、八幡浜市国民保護協議会条例第7条の協議会の庶務の処理を「総務課」から「危機管理室」に、第2条では、八幡浜市水防協議会条例第8条の協議会の庶務の処理を「総務課」から「危機管理室」にそれぞれ改正するものであります。

 なお、この条例は平成1871日から施行するものであります。

 続きまして、議案書81ページ、議案第63号 八幡浜市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の制定について御説明をいたします。

 今回、県と県下各市で設立しております電子自治体推進協議会におきまして、協議会が選定いたしました行政手続につきまして電子申請を受け付けることが決定し、共同運用システムが平成186月より運用を開始いたしております。

 一方、現行の条例で定める申請手続は、電子申請を考慮していないため、原則すべての条例、規則について電子申請に対応した改正が必要となりますが、電子申請を通常の申請として受け付ける本条例を定めることで、電子申請を円滑に導入するとともに、インターネットが広く普及したことにより、それを活用した行政サービスの向上を図るため制定するものであります。

 第1条では、目的として市の機関等に係る申請、届け出その手続等に関し、市民の利便性の向上と行政運営の簡素、効率化を図ること、第2条では、第1号の条例等についてから次ページ、11号手続等まで、この条例において掲げる用語の意義を定め、第3条では電子情報処理組織等による申請等、83ページ、第4条では電子情報処理組織による処分通知等、第5条では電磁記録による縦覧等、第6条では電磁記録による作成等、84ページ、第7条では手続等に係る情報システムの整備等について、第1号でシステムの整備に必要な措置を講ずること、第2号では安全性、信頼性の確保、第3号では手続等の簡素化、合理化を図ることとするものであります。

 第8条では、条例の規定による情報通信の技術の利用に関する状況を取りまとめ、インターネットの利用等により公表することとするものであります。

 第9条において、この条例の施行に関し必要な事項については、規則で定めることとしております。

 なお、この条例は公布の日から施行するものであります。

 続きまして、議案書85ページ、議案第64号 八幡浜市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例及び八幡浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について御説明をいたします。

 刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律の施行に伴い、第1条では、八幡浜市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例第8条第1号中、第2条では、八幡浜市消防団員等公務災害補償条例第81号中、休業補償を伴わない場合において、拘禁されている施設のうち「監獄」を「刑事施設」にそれぞれ改めるものであります。

 この条例は公布の日から施行するものであります。

○議長(宮本明裕君)  休憩いたします。

   午前1100分 休憩

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   午前1112分 再開

○議長(宮本明裕君)  再開いたします。

 税務課長。

○税務課長(市川芳和君)  議案書87ページをお願いいたします。

 議案第65号 八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 国民健康保険事業運営の健全化を図るため、収支の悪化している医療分の税率変更に伴い、所要の改正をお願いするものでございます。

 改正内容でございますが、すべて国民健康保険の被保険者に係る税率変更で、第3条中が所得割額で7.5%を8.5%に改め、第5条中が被保険者均等割額で「24,500円」を「26,000円」に改め、第5条の2中が世帯別平等割額で「31,500円」を「32,000円」に改めるものでございます。

 第13条第1項第1号アから第3号イまでの改正は、均等割額と平等割額の改正に伴い、7割、5割、2割の軽減額を改めるものでございます。

 附則については、1で施行期日、2で適用区分を定めております。

 89ページをお願いいたします。

 議案第66号 八幡浜市及び保内町の廃置分合に伴う八幡浜市国民健康保険税条例の適用の経過措置に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 合併協議会の協議事項及び八幡浜市国民健康保険税条例の改正に基づき、医療分のうち均等割額、平等割額の不均一課税の改正をお願いするものでございます。

 改正内容でございますが、第3条中が被保険者均等割額の不均一で「24,500円」を「26,000円」に、「21,500円」を「23,500円」に改め、第4条中が、世帯別平等割額の不均一で「31,500円」を「32,000円」に、「29,500円」を「3500円」に改めるものでございます。

 第5条は減額の不均一を定めた条文で、本条例の改正に基づくものでございます。

 附則については、1で施行期日、2で適用区分を定めております。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  農林課長。

○農林課長(二宮嘉彦君)  議案書91ページをお願いいたします。

 議案第67号 八幡浜市特定農山村振興基金条例を廃止する条例の制定について御説明いたします。

 本基金は、国、県、市がそれぞれ3分の1を負担し、基金総額2,175万円で、平成13年度から5カ年にわたり高収益、高付加価値型農業の展開に向けて担い手の育成、地域間交流の促進などの事業に助成を行ってまいりましたが、平成17年度で事業が完了いたしましたので、条例を廃止するものです。

 以上です。

○議長(宮本明裕君)  市民課長。

○市民課長(谷 明則君)  議案書93ページをお願いいたします。

 議案第68号 八幡浜市乳幼児医療費助成条例等の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 第1条から第3条までの3件の条例の一部改正は、障害者自立支援法が平成1841日に施行されましたことによりまして、療養介護医療並びに障害児施設医療に係る利用者負担額につきましては、サービスの量や所得に応じた公平な利用負担を求めるとの法の趣旨並びに福祉型入所施設の入所者との均衡を図るため、それぞれの条例による医療費助成の対象から除外しようとするものでございます。

 それでは、それぞれの条文について説明をいたします。

 まず、第1条、八幡浜市乳幼児医療費助成条例の一部改正についてでございますが、この条例の第2条第5項中、「入院時食事療養費標準負担額」の次に、今ほど説明いたしました内容であります「及び療養介護医療並びに障害児施設医療に係る利用者負担額」を加えるものでございます。

 次に、第2条、八幡浜市母子家庭医療費助成条例の一部改正についてでございます。

 この条例につきましても、この条例の第4条第1項中に今ほどの第1条と同様の文言改正を行うものでございます。

 次に、第3条、八幡浜市重度心身障害者医療費助成条例の一部改正についてでございます。

 この条例につきましても、この条例の第5条中に今ほどの第1条、第2条と同様の文言改正を行うものでございます。

 なお、この条例は平成18101日から施行しようとするものでございます。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  保健センター所長。

○保健センター所長(永井俊明君)  それでは、議案書95ページをお願いいたします。

 議案第69号 八幡浜市寝たきり老人等介護慰労金支給条例の一部を改正する条例の制定について御説明をいたします。

 従来、この事業につきましては県の補助事業で実施をいたしておりますが、平成18年度から県の実施要領並びに補助金交付要綱が見直されました。見直しの主な点は、支給対象者の要件の見直しと、支給区分が介護保険料の所得段階別に設定されたことであり、それに伴い本条例を改正するものであります。

 まず、第3条ですが、「場合に」を「場合であって、市民税非課税世帯に属する」に改める。これは、支給対象要件の見直しであります。

 第4条中、「月額5,000円を」を削る。今回の制度改正によりまして、介護を受ける高齢者に係る介護保険料の所得段階区分に応じ、支給金額は定められております。その区分、支給金額等詳細につきましては、支給要綱で定めることといたしております。なお、新しい支給額は従来の5,000円と7,000円の2段階となります。

 附則といたしまして、この条例は公布の日から施行し、規定につきましては1841日から適用するものであります。

 以上、よろしくお願いします。

○議長(宮本明裕君)  農林課長。

○農林課長(二宮嘉彦君)  議案書97ページをお願いいたします。

 議案第70号 八幡浜市農林事業分担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。

 平成16年に来襲いたしました台風による記録的な集中豪雨は、人家や公共施設に甚大な被害をもたらしました。そこで、山地災害危険地区等におきまして、間伐、風倒木の除去を行い、集落周辺の森林整備及び森林防災意識の醸成を図るため、愛媛県集落防災緊急森林整備事業を実施することにいたします。事業実施に当たりまして、受益者から負担金を徴収するための改正でございます。

 改正内容につきましては、記載のとおりでございます。

 以上です。

○議長(宮本明裕君)  財政課長。

○財政課長(中榮忠敏君)  議案書99ページから175ページの平成18年度一般会計及び特別会計補正予算案、議案第71号から議案第74号までを一括をしまして、お手元に配付をしております平成18年度6月補正予算資料で御説明をいたします。

 資料1ページをお開き願います。

 一般会計では、真ん中の今回補正額の欄のとおり27,2948,000円を補正し、予算総額は1674,4744,000円となり、前年度同期に比べ3.5%の減であります。

 次に、特別会計は老人保健を初め3会計の補正で、この3会計で小計欄にありますように1,1674,000円の補正で、一般会計、特別会計を合わせますと今回補正額は28,4622,000円、累計では合計欄3423,1424,000円で、前年度同期とほぼ同額となっております。

 なお、企業会計を含めました総予算額は4085,0337,000円で、前年度同期に比べまして0.6%の減であります。

 それでは、一般会計から概要につきまして御説明をいたします。

 2ページをお開き願います。

 各経費の内訳でありますが、まず人件費3669,000円は、神宮通り福祉会館主事報酬等であります。

 物件費1,7135,000円は、自動体外式除細動器購入費945,000円、児童手当システム改修委託料1008,000円、自主防災組織資機材購入費1404,000円が主なものであります。

 次、維持補修費2015,000円は交通安全施設修繕料などであります。

 補助費等1,7218,000円は、離島航路整備事業補助金1,0161,000円、男性参画の子育てサポート事業費補助金1719,000円、大学女子学生ソフトボール大会開催補助金120万円が主なものであります。

 次に、投資的事業は24,9767,000円で、今回補正額の91.5%を占めております。

 事業の主な内容につきましては、後ほど御説明をいたします。

 次、積立金26万円は地域福祉基金への前年度分精算に伴う積み立てであります。

 最後に、繰出金1,7116,000円の減額は、特別会計であります老人保健会計への繰出金1,7989,000円の減などであります。

 次に、4ページをお開き願います。

 投資的事業でありますが、まず漁港関係としまして、大島漁港地域水産物供給基盤整備事業費300万円、八幡浜漁港臨港道路舗装工事費100万円等であります。

 道路橋梁関係は、国庫補助事業として市道白尾夜昼峠線ほか1路線側溝設置工事費8072,000円、県単事業として市道大平高野地線道路改良工事負担金3,4633,000円のほか県営道路整備事業負担金2,311万円などであります。

 次、5ページをお願いします。

 地域改善関係として、県道拡幅に伴いまして移転の必要が生じました保内福祉会館の改築工事設計委託料300万円であります。

 農林水産関係は、園芸産地再編整備事業3,098万円、集落防災緊急森林整備事業委託料1255,000円などであります。

 消防関係は、松柏分団2部詰所新築及び解体工事費1,3415,000円及び白浜分団4部小型動力ポンプ積載車購入費3822,000円であります。

 6ページ、学校関係としまして、日土小学校校舎改修(改築)に伴う現況調査・基本設計委託料6169,000円であります。

 次、その他関係としましては、新火葬場建設基本計画策定業務等委託料3,775万円、神越第2ポンプ場用地購入費2,535万円、旧白石和太郎洋館改修工事費3,3459,000円などであります。

 次、7ページ、災害復旧費は(市単)農業用施設災害復旧工事費500万円であります。

 以上が一般会計の概要であります。

 なお、歳入では、市税、国県支出金、市債等を充当いたしております。

 次に、特別会計補正予算を御説明いたします。

 前に戻りまして、3ページをお開き願います。

 まず、老人保健特別会計3001,000円は、平成17年度支払基金交付金精算に伴います返還金であります。歳入では、17年度の老人医療給付費精算に伴う国庫負担金2,099万円を充当し、一般会計繰入金の減額で収支の均衡を図っています。

 次、小規模下水道事業特別会計873,000円は、施設の電気保安管理業務委託料が主なものであります。歳入では、一般会計繰入金を充当いたしております。

 次、水産物地方卸売市場事業特別会計780万円は、魚市場製氷船積み施設の追加工事費で、歳入では前年度繰越金で措置するものであります。

 なお、8ページ以降に一般会計歳入歳出の状況を添付いたしておりますので、御参照いただきたいと思います。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  ただいま議題となっております25件についての本日の審議はこの程度にとどめます。

 お諮りいたします。

 議事の都合により、明13日及び14日の2日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宮本明裕君)  御異議なしと認めます。よって、明13日及び14日の2日間は休会することに決しました。

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○議長(宮本明裕君)  これにて本日の会議を閉じます。

 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 明13日及び14日の2日間は休会であります。15日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。

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○議長(宮本明裕君)  本日はこれにて散会いたします。

   午前1128分 散会

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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

 

 八幡浜市議会 議長 宮 本 明 裕

 

        議員 魚 崎 清 則

 

        議員 都 築   旦

 

お問い合わせ

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住所:愛媛県八幡浜市北浜一丁目1番1号
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