平成20年八幡浜市議会3月定例会会議録第1号

公開日 2014年09月17日

 

議事日程 第1

平成2033() 午前10時開議

1

会議録署名議員の指名

2

会期の決定

3

諮問第 1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて

議案第 1号 「八幡浜市公共下水道八幡浜浄化センターの建設(改築)工事委託に関する協定について」の議決変更について

議案第 2号 「土地の取得について」の議決変更について

議案第 3号 「神越第2ポンプ場電気・機械設備工事請負契約の締結について」の議決変更について

議案第 4号 市道路線の廃止について

議案第 5号 市道路線の認定について

議案第 6号 八幡浜市火葬場の新設について

議案第 7号 八・西衛生事務組合の解散について

議案第 8号 八・西衛生事務組合の解散に伴う財産処分について

議案第 9号 八幡浜市表彰条例の一部を改正する条例の制定について

議案第10 政治倫理の確立のための八幡浜市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第11号 八幡浜市区長設置条例を廃止する条例の制定について

議案第12号 八幡浜市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第13号 八幡浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第14号 八幡浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第15号 八幡浜市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について

議案第16号 八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について

議案第17号 八幡浜市保内地区町並み見学用駐車場設置条例の制定について

議案第18号 八幡浜市障害者施設いきいきプチファーム設置条例の制定について

議案第19号 八幡浜市乳幼児医療費助成条例等の一部を改正する条例の制定について

議案第20号 八幡浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について

議案第21号 八幡浜市後期高齢者医療に関する条例の制定について

議案第22号 八幡浜市交通傷害保障条例の一部を改正する条例の制定について

議案第23号 八幡浜市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について

議案第24号 八幡浜市下水道条例の一部を改正する条例の制定について

議案第25号 八幡浜市簡易水道条例の一部を改正する条例の制定について

議案第26号 市立八幡浜総合病院職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第27号 平成19年度八幡浜市一般会計補正予算(7)

議案第28号 平成19年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(4)

議案第29号 平成19年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(5)

議案第30号 平成19年度八幡浜市介護サービス事業特別会計補正予算(1)

議案第31号 平成19年度八幡浜市駐車場事業特別会計補正予算(1)

議案第32号 平成19年度八幡浜市簡易水道事業特別会計補正予算(4)

議案第33号 平成19年度八幡浜市公共下水道事業特別会計補正予算(4)

議案第34号 平成19年度八幡浜市戸別合併処理浄化槽整備事業特別会計補正予算(3)

議案第35号 平成19年度八幡浜市港湾整備事業特別会計補正予算(3)

議案第36号 平成19年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(3)

議案第37号 平成20年度八幡浜市一般会計予算

議案第38号 平成20年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計予算

議案第39号 平成20年度八幡浜市後期高齢者医療特別会計予算

議案第40号 平成20年度八幡浜市老人保健特別会計予算

議案第41号 平成20年度八幡浜市介護保険特別会計予算

議案第42号 平成20年度八幡浜市介護サービス事業特別会計予算

議案第43号 平成20年度八幡浜市日土財産区特別会計予算

議案第44号 平成20年度八幡浜市駐車場事業特別会計予算

議案第45号 平成20年度八幡浜市簡易水道事業特別会計予算

議案第46号 平成20年度八幡浜市公共下水道事業特別会計予算

議案第47号 平成20年度八幡浜市戸別合併処理浄化槽整備事業特別会計予算

議案第48号 平成20年度八幡浜市小規模下水道事業特別会計予算

議案第49号 平成20年度八幡浜市水産物地方卸売市場事業特別会計予算

議案第50号 平成20年度八幡浜市港湾整備事業特別会計予算

議案第51号 平成20年度八幡浜市水道事業会計予算

議案第52号 平成20年度市立八幡浜総合病院事業会計予算

議案第53八幡浜市障害者福祉施設運営基金条例の一部を改正する条例の制定について

        (提案者の説明)

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本日の会議に付した事件

日程第1

会議録署名議員の指名

日程第2

会期の決定

日程第3

諮問第1号、議案第1号~議案第53

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出席議員(23)   

  1番  新 宮 康 史 君

  2番  上 田 浩 志 君

  3番  大 城 一 郎 君

  4番  井 上 和 浩 君

 5番  上 脇 和 代 君

  6番  魚 崎 清 則 君

  7番  山 中 隆 徳 君

  8番  二 宮 雅 男 君

  9番  遠 藤 素 子 君

 10番  武 田 成 幸 君

 11番  清 水 正 治 君

 12番  宇都宮 富 夫 君

 13番  兵 頭 孝 健 君

 14番  上 田 竹 則 君

 15番  松 本 昭 子 君

 16番  都 築   旦 君

 17番  住   和 信 君

 18番  中 岡 庸 治 君

 19番  宮 本 明 裕 君

 20番  大 山 政 司 君

 21番  萩 森 良 房 君

 22番  舛 田 尚 鶴 君

 23番  山 本 儀 夫 君

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欠席議員(なし)

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説明のため出席した者の職氏名

 市長        高 橋 英 吾 君

 副市長       谷 口 治 正 君

 収入役       長 島   峻 君

 政策推進課長    田 中 正 憲 君

 危機管理室長    尾 﨑 政 利 君

 総務課長      山 本 一 夫 君

 財政課長      國 本   進 君

 税務課長      市 川 芳 和 君

 市民課長      中 榮 忠 敏 君

 生活環境課長    清 水 義 明 君

 福祉事務所長    水 野 省 三 君

 保健センター所長  松 本 常 美 君

 人権啓発課長    田 中 良 三 君

 水産港湾課長    上 甲 眞 喜 君

 建設課長      菊 池 賢 造 君

 監理開発課長    山 本 数 道 君

 農林課長      二 宮 嘉 彦 君

 商工観光課長    菊 池 正 康 君

 下水道課長     石 田   修 君

 保内庁舎管理課長  竹 内   茂 君

 水道課長      永 井 俊 明 君

 市立病院事務局長  柏 木 幸 雄 君

 会計課長      横 田 昌 弘 君

 教育委員会委員長  井 上   守 君

 教育長       井 上 傳一郎 君

 学校教育課長    三 堂 嗣 夫 君

 生涯学習課長    谷 口 光 一 君

 文化振興課長    松 本 俊 一 君

 代表監査委員    久保田 哲 弘 君

 監査事務局長    谷   明 則 君

 農業委員会事務局長 上 甲 康 薫 君

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会議に出席した議会事務局職員

 事務局長       菊 池 敏 和 君

 事務局次長兼議事係長 菊 池 和 弥 君

 調査係長       田 本 憲一郎 君

 書記         脇 野 和 仁 君

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午前1000分 開会

○議長(宮本明裕君)  ただいまより平成20年第1回八幡浜市議会定例会を開会いたします。

 市長から今議会招集のあいさつがあります。

 市長。

〔市長 高橋英吾君登壇〕

○市長(高橋英吾君)  開会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。

 本日、平成20年第1回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。

 初めに、伊方原子力発電所の安全監視体制について申し上げます。

 御承知のとおり、愛媛県では新年度から発足する南予地方局八幡浜支局において八幡浜管内が原子力発電所の所在地域であることにかんがみ、環境保全課内に原子力安全室を設けることとしておりますが、このたび発電所周辺の放射線監視機能等の強化を図るため、安全監視に関する施設を本市に建設することが計画され、先月25日から始まっております県議会においてその予算案が審議されております。

 プルサーマル計画が本県で受け入れる際、近隣住民の安全第一を強く要望している本市といたしましては、今回の県当局の提案に対し衷心より敬意を表するとともに、感謝を申し上げる次第であります。

 どうか議員各位におかれましては、今後とも市民の安全確保と環境保全のため、さらなるお力添えを賜りますようお願いを申し上げます。

 それでは、定例会について申し上げます。

 本定例会におきましては、諮問案1件、条例案18件、予算案26件、その他8件、合わせて53件の御審議をいただくものでございます。

 諸議案の内容等につきましては後ほど御説明いたしますが、何とぞ慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願いを申し上げます。

 なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、八幡浜市新火葬場火葬炉選定及び新火葬場建設外7件について御説明申し上げ、議員各位の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いをいたします。

 以上、申し述べまして、招集のごあいさつといたします。

○議長(宮本明裕君)  議長において、この際、諸般の報告を行います。

 12月定例会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付しております報告書をもってこれにかえます。

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○議長(宮本明裕君)  これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。

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○議長(宮本明裕君)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、議長において6番 魚崎清則君、13番 兵頭孝健君を指名いたします。

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○議長(宮本明裕君)  日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から319日までの17日間といたします。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宮本明裕君)  御異議なしと認めます。よって、会期は17日間と決定いたしました。

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○議長(宮本明裕君)  日程第3 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、議案第1号 「八幡浜市公共下水道八幡浜浄化センターの建設(改築)工事委託に関する協定について」の議決変更についてないし議案第53号 八幡浜市障害者福祉施設運営基金条例の一部を改正する条例の制定について、以上54件を一括議題といたします。

 初めに、市長より総括説明を願います。

 市長。

〔市長 高橋英吾君登壇〕

○市長(高橋英吾君)  本日ここに第1回市議会定例会を招集いたしまして、平成20年度当初予算案を初め、当面する市政の重要案件の御審議をいただくわけでございます。

 各案件にわたります詳細な説明は、審議の過程で副市長並びに各課長から申し上げることといたしまして、私は概要を申し上げ、議員各位の御理解と御協賛を賜りたいと存じます。

 さて、平成20年度の国の予算は歳出改革を軌道に乗せる上で極めて重要な予算であり、歳出全般にわたってこれまで行ってきた歳出改革の努力を決して緩めることなく、国、地方を通じ引き続き「経済財政改革の基本方針2007」にのっとり最大限の削減を行うとともに、若者があしたに希望を持ち、お年寄りが安心できる希望と安心の国の実現のため、予算の重点化、効率化を行うこととしております。

 また、歳出全般にわたる徹底した見直しを行い、一般歳出及び一般会計歳出について厳しく抑制することとしており、経済情勢や税収動向を踏まえ、新規国債発行額について極力抑制するとともに、予算の配分に当たっては公共事業関係費の総額を対前年比マイナス3%、義務的経費については自然増を放置することなく、制度、施策の抜本的見直しを行い、引き続き予算執行実績を的確に踏まえた予算となっております。

 なお、地方財政については、国と歩調を合わせて人件費、投資的経費、一般行政経費の各分野にわたり厳しく抑制し、安定的な財政運営に必要となる地方税、地方交付税等の一般財源の総額を確保するとともに、国、地方の財政情報を踏まえつつ、国庫補助負担金、地方交付税、税源移譲を含めた税源配分の見直しの一体的な改革に向け、地方債も含め検討を図るほか、法人二税を中心に税源が偏在するなど、地方公共団体間で財政力に格差があることを踏まえ、地方間の税源の偏在是正について、その格差の縮小を目指し、地方行革指針等を踏まえ、より一層積極的に地方行革に取り組むこと等を基本方針とされております。

 このような方針に基づいて編成された平成20年度の国の一般会計予算の規模は83613億円、対前年比0.2%の増で、一般歳出は472,845億円、0.7%の増となっております。

 次に、平成20年度の地方財政対策についてでありますが、地方税収入や地方交付税の原資となる国税収入の伸びが鈍化する中で、社会保障関係費の自然増や公債費が高い水準で推移すること等により依然として大幅な財源不足が生じるため、給与関係経費や地方単独事業費の抑制等を図り、地方財政計画の規模縮小に努めることとする一方、喫緊の課題である地方の再生に向け安定的な財政運営に必要な地方交付税及び一般財源の総額を確保することを基本とした地方財政対策が講じられたところであります。

 このような極めて厳しい地方財政の状況、国、県を通ずる歳出、歳入一体改革の必要性を踏まえると、地方公共団体においては、地方分権の時代にふさわしい簡素で効率的な行政システムを確立するため、徹底した行政改革を推進するとともに、歳出の徹底した見直しによる抑制と重点化を進め、また歳入面でも自主財源について積極的な確保策を講じるなど、効率的で持続可能な財政への転換を図ることが急務となっております。

 さて、本市の平成20年度財政見通しについてでありますが、財政環境は依然として厳しい状況にあり、歳入の根幹となる市税では、制度改正等により個人市民税及び固定資産税が減少しております。また、地方交付税は国の地方財政計画では地方再生対策費の創設により1.3%増となったものの、本市では特別交付税の合併支援措置が終了したことなどにより減少する見込みであり、一般財源の確保が困難な状況が続いております。

 一方、歳出面においては、義務的経費の歳出総額に占める割合は依然として高く、予断を許さない状況にあると言えます。

 本市の財政状況は、経常収支比率を初めとした各種財政指標が示すとおり、非常に弾力性の乏しい財政構造で、地方交付税をベースとした依存財源の上に成り立っており、国の施策の影響は極めて大きいと言わざるを得ません。

 しかしながら、このような状況下においても、市総合計画に掲げる諸施策、諸事業を着実に遂行するため、常にコスト意識を持って事務事業の検証を行いながら、事業の緊急性、必要性を熟慮した上で効率的な執行に取り組み、最少の経費で最大の効果が導き出せるよう最善の努力を払いつつ、健全で安定的な財政基盤の確立を図ってまいりたいと存じておりますので、御理解と御協力をお願い申し上げます。

 以上、国の予算及び地方財政計画、当面する本市の基本的課題に基づき編成いたしました本年度予算案等につきまして、以下その概要を申し述べたいと存じます。

 最初に、地場産業の振興による町の活性化対策であります。

 まず、農林業の振興対策でありますが、平成19年産の温州ミカン等の出荷数量は、表年に当たり、前年に比べ4割程度増加したこともあり、販売単価は前年比3割減となり、販売金額は前年を6%程度下回ると見込まれるなど、かんきつ農家の経営は依然として深刻な状況にあります。産地間競争、消費者ニーズの変化などにより厳しい環境下にある農業の再生、将来に展望の持てる農業の構築を図るための諸施策の着実な推進に努めるとともに、国営、県営かんがい排水事業、農道整備等の基盤整備事業に対する補助を継続していきます。

 また、林業では、木材生産から加工、流通、消費に至るまでの一体的な施策の推進により、木材の利用促進を図るためのモデル事業えひめ森林そ生プロジェクトに対する支援措置を講じております。

 次に、港湾・漁港振興ビジョンについてでありますが、埋立土砂の搬入を開始し、八幡浜港緑地等整備工事に取り組むほか、フェリーターミナル関連エリアの具体的な計画策定及び旧魚市場取り壊し工事の予算措置を講じ、港湾・漁港機能の充実を図ることとしております。

 そのほか、水産業振興関係では、大島の地域資源である漁場の生産力強化などを目的とした離島漁業再生支援事業を実施してまいります。

 次に、商工振興では、人口の減少、長引く景気低迷等の影響による地域経済の落ち込み、中心商店街での空き店舗の増加など、商工業経営は一段と厳しさを増しております。引き続き、中小企業振興資金預託金、商工業振興資金利子補給、地域密着型ビジネス創出支援事業等の予算措置を講じ、関係団体との連携のもと、各種事業、施策を通し、活力あるまちづくりに努めてまいりたいと考えております。

 また、県の南予地域活性対策事業の一つとして、地場産業振興の観点から、市物産協会が取り組んでおります八幡浜ブランド事業については、引き続きブランド製品の認定、全国に向けたPRで八幡浜市全体のイメージアップを図ってまいりたいと思います。

 続きまして、保健・福祉・医療の充実であります。

 少子・高齢化が進展する社会情勢のもと、市民の健康管理、増進、さらには高齢者、障害者、児童福祉など、市民にとって暮らしやすい町の創造に向けた諸施策、諸事業の一層の充実強化が求められております。

 まず、障害者福祉対策としては、いきいきプチファームについて、地域の障害者ニーズに対応するため、障害者自立支援法に基づく個別給付事業への移行、第2期障害福祉計画の策定などにより、今後とも地域でともに生きる社会の実現に向けてきめ細やかな福祉サービスの提供に努めてまいりたいと考えております。

 次に、高齢者福祉対策として、高齢者が安心して生き生きと生活できるよう、特に独居高齢者への支援、生きがい対策等について、介護予防事業、介護者支援事業等との連携を密に諸施策に取り組んでまいります。

 児童福祉対策として、少子化対策を柱とした八幡浜市次世代育成支援地域行動計画による支援策の計画的な推進のほか、子育て支援の一環として妊婦健康診査に係る経済的負担を軽減し、積極的な受診を図るため、費用の一部負担を14回に拡充する措置のほか、乳幼児医療費の助成を入院、外来とも就学前まで無料化にするための市単独分を拡充するなどの予算措置を講じております。

 さて、75歳以上の高齢者を対象に4月から始まる後期高齢者医療制度に伴い、健診に係る経費及び医療費の市負担金等を計上しております。また、後期高齢者医療に関する特別会計を設置し、必要経費を計上しております。

 国民健康保険事業につきましては、高齢化、疾病構造の変化、医療技術の高度化等により医療費は増嵩傾向にあります。健康意識の啓発、保健事業等により長期的な視点に立って医療費の適正化に努めるとともに、国保財政の安定を図るため、保険基盤安定制度による財政措置を講じております。

 介護保険事業につきましては、制度の効果的な運営及び周知啓発に努め、高齢者の保健・福祉・介護予防の充実を図ってまいります。また、要支援者の要介護度の重度化を防止するため、利用者のためのケアプラン作成に努めてまいります。

 次に、八西地域の基幹的中核病院として重要な役割を担っております市立病院につきまして御説明をいたします。

 現在の医療環境は、国の医療費抑制策及び高度化、専門化、細分化した医療の中での医師絶対数の不足や新臨床研修制度の創設を契機に勤務医師の減少が著しく、医療崩壊の危機にさらされております。

 このような中、市民の病院としての危機的局面を乗り切るため、「地域医療の危機と市立病院の現状」についてのチラシを全世帯に配布し、市民の皆様の御理解と御協力を求めたところであります。今後医師不足がさらに進み、中核病院としての機能と役割が果たせない状況となりつつあるところから、医師確保定着化に万全を期してまいりたいと考えております。

 213日に市立八幡浜総合病院整備検討委員会から答申をいただきました新しい病院の整備方針などをまとめた報告書によると、自治体病院の使命である市民の生命と健康を守る責務を永続的に果たすためには、新病院の建設について早急な整備が必要であるとされております。今後、財政面や医師確保の問題を含め総合的に検討してまいりたいと考えております。

 続きまして、安全で快適な生活環境、都市基盤整備であります。

 まず、新火葬場建設につきましては、現在実施中の用地造成を5月ごろには終了する見込みであり、その後火葬炉及び建築工事に着手し、平成214月の供用開始を目指し推進していく所存であります。

 次に、公共下水道事業につきましては、認可区域に対し平成19年度末の管渠整備率は八幡浜処理区で97.8%、保内処理区で55.9%の見込みであり、公共用水域の水質保全、健康で快適な生活環境の向上に今後とも努めてまいります。

 平成20年度は、八幡浜処理区では合田地区の面整備、八幡浜浄化センターの水処理施設の機械、電気設備改築を、保内処理区においては宮内、喜須来地区の面整備に取り組んでまいります。

 また、戸別合併処理浄化槽整備事業でありますが、公共下水道事業等の整備計画区域以外の市内全域を対象地域とし、平成12年度から取り組みを進めており、新年度は双岩地区及び川上地区を中心に65基の整備を計画しております。

 次に、水道事業についてであります。

 水道事業を取り巻く環境は、給水人口減少による水需要の減少、節水意識の向上等により大きな変化の時代を迎え、給水収益の伸びが期待できない一方、費用面においては老朽化施設の更新、配水管布設工事、さらには企業債償還、受水費用などと合わせ大きな負担となっております。水道料金につきましては平成19年度に改定を実施いたしましたが、給水収益については人口減少などによる給水量の減少が大きく、給水収益の増加は見込めない状況であります。

 このような現状を見きわめ、建設改良事業を適切に実施するとともに、より一層の経営効率化、健全化を図りながら、経営基盤の強化に努めてまいりたいと考えております。

 次に、道路整備につきましては、街路白浜大平線道路改良事業を初め市道舗装改良工事費、すぐやる土木費等の予算措置を講じ、地元の要望にこたえてまいりたいと思います。

 防災対策では、防災士資格取得支援事業補助金、災害用簡易トイレの購入、移動系防災行政無線更新等の予算措置を講じたところであります。

 なお、自主防災組織についてはほぼ全域で結成され、各地区へ資機材を配付したところであります。127日に実施した防災訓練は、市内229カ所、6,608名の市民の皆様に参加していただき、地域防災力の向上を図ることができました。引き続き自主防災会の育成強化に努めてまいります。

 また、消防施設の整備としては、日土分団2部と5部の統合による新消防倉庫の建設を初め、白浜分団1部のポンプ車購入、舌田分団2部のポンプ積載車購入等の予算措置を講じております。

 続きまして、教育、文化、スポーツの振興についてであります。

 まず、学校施設の面では、実施設計がまとまった日土小学校校舎改修改築事業に着手し、安全・安心な学習環境を整備するため、当初予算では仮設校舎の設置、西校舎改築に伴う既存校舎の解体工事を実施し、平成213月末を目途に改修、改築を図ってまいります。

 そのほか、宮内小学校体育館倉庫改築工事、小・中学校耐震診断業務等の予算措置を講じる一方、教育面におきましては、子供と親の相談員設置事業、ハートなんでも相談員設置事業の継続及び学校生活への適応が困難な園児、児童・生徒が豊かな学校生活を過ごすことができるよう支援を行う学校生活支援員制度の拡充を図ったところであります。

 また、全小・中学校にAEDを配備し、児童・生徒の緊急事態に対応できる措置を講じたところであります。

 次に、生涯教育の面におきましては、施設の修繕により、地域における生涯学習の拠点として、またコミュニティー形成の場に利用できるよう努めてまいります。

 文化振興では、文化会館ゆめみかん自主文化事業の予算措置を講じるとともに、文化講演会等を通した芸術文化の振興、文化の発展を支える幅広い人材の育成及び交流促進に努めてまいります。

 スポーツの振興では、昨年に引き続きマウンテンバイクでGO!を524日から2日間、市民スポーツパークで実施いたします。今年度は北京オリンピック競技大会の日本代表選手選考を兼ねた大会となるもので、熱戦が繰り広げられるものと期待をしております。

 あわせて、大会を盛り上げるための各種イベントも計画しておりますので、市民各位の御参加を心よりお待ちをしております。

 人権教育につきましては、市民各位が人権問題に対する正しい認識を深めるため、学習の機会提供に努め、人権意識の確立と人権が尊重される社会の実現を図ってまいります。

 なお、平成19年度3月補正予算案につきましては、生活路線バス維持確保対策事業費補助金、情報通信関連企業誘致促進条例に基づく奨励金、新火葬場造成工事費、市立八幡浜総合病院会計への追加繰出金の措置を初め、決算見通しを前提とする予算調製をいたしております。

 以上、主要施策の概要を申し上げましたが、平成20年度予算案として、一般会計1845,0702,000円、特別会計13会計で1378,7535,000円、企業会計2会計で629,8673,000円、合計3853,691万円を計上、御提案申し上げます。

 これらの財源といたしましては、市税、地方交付税を主とする一般財源を初め、国県支出金、繰入金、市債等それぞれの事業施策に対応する額を計上いたしております。

 以上、当初予算案等について御説明申し上げましたが、慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。

○議長(宮本明裕君)  これより順次説明を求めます。

 人権啓発課長。

○人権啓発課長(田中良三君)  議案書1ページをお開きください。

 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて御説明いたします。

 本市の人権擁護委員坂本光郎氏と布井眞知子氏は平成20630日をもって任期満了となるため、松山地方法務局長から後任の候補者について推薦依頼がありました。八幡浜市保内町宮内4番耕地849番地、坂本光郎氏を再任の候補者として、新任の候補者には八幡浜市保内町磯崎1347番地、道休明美氏を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。

 坂本光郎氏は、平成163月、八幡浜高等学校の事務長で退職後、平成177月より人権擁護委員として御活躍されております。現在、八幡浜人権擁護委員協議会の事務局長であります。

 道休明美氏は、平成193月、白滝小学校校長として退職されました。子供たちの明るい未来のため、一人一人の人権が守られ、人権侵害が起きないよう啓発活動を行っていきたいと力強く抱負を述べられております。

 お二人とも長年の経験と知識を生かし、幅広い活動をしていただけるものと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上です。

○議長(宮本明裕君)  下水道課長。

○下水道課長(石田 修君)  議案書の3ページをお願いいたします。

 議案第1号 「八幡浜市公共下水道八幡浜浄化センターの建設(改築)工事委託に関する協定について」の議決変更について御説明をいたします。

 この協定は、平成18627日、議案第60号で議会の議決を得たものでございますが、協定額を49,300万円から650万円を減額し、48,650万円に変更するものでございます。

 変更の理由といたしましては、水処理施設汚泥濃縮槽の一部変更及び入札減少金等が生じたことによるものでございます。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  建設課長。

○建設課長(菊池賢造君)  議案書の5ページをお願いします。

 議案第2号 「土地の取得について」の議決変更について御説明いたします。

 7ページの位置図を御参照ください。

 昨年12月議会、議案第96号で議決いただいております田浪地区公共残土捨て場建設事業用地に追加取得の変更が生じましたので、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものでございます。

 変更の理由ですが、山林1万平方メートル以上を開発する場合には愛媛県の林地開発協議が必要となります。その協議の中で沈砂池の設置が必要との指導を受けました。既に議決いただきました範囲内での設置が困難であることから、田浪川下流の用地を追加取得するものであります。

 追加内容は、31,227平方メートルで、合計取得面積は3993.5平方メートルとなり、地目は山林1,067平方メートル、畑160平方メートルとなっており、追加取得予定金額は93458円で、合計取得金額は4,1359,425円となるものであります。

 続きまして、議案書の9ページをお願いします。

 議案第3号 「神越第2ポンプ場電気・機械設備工事請負契約の締結について」の議決変更について御説明いたします。

 昨年9月議会、議案第64号で議決いただいております神越第2ポンプ場電気・機械設備工事請負契約金額16,443万円を5803,000円増額し、17,0233,000円に変更するため、地方自治法の規程により議会の議決を求めるものでございます。

 変更の内容ですが、電源切りかえ盤内変圧器の増設、非常通報装置の追加、排水ポンプの運転停止、警報の履歴確認ができるシステムの追加、地盤変動に対応するための伸縮可撓管の追加、スクリーンの追加でございまして、今後の管理業務を円滑に行うための機能強化による増額であります。

 続きまして、11ページをお願いします。

 議案第4号 市道路線の廃止についてでございます。

 整理番号702、楠町臨港線及び整理番号741、新田1号線で、13ページ、15ページの位置図、平面図をあわせて御参照ください。

 保内町楠町地区に位置します市道新田1号線の一部約80メートル間は、造船所用地に挟まれる形となっております。平成18629日に白浜造船有限会社玉井 清氏より、市道により分断された工場用地を一体的に利用することを目的として弊社白浜造船の工場跡地に隣接する市道の一部変更についてお願いの陳情書が提出されました。内容といたしましては、南側水路沿いの幅員約2メートルの公道と並行して株式会社栗之浦ドック所有の工場用地を寄附し、幅員の確保を行うので、市道のつけかえをお願いしたいというものでありました。

 その回答として、平成18712日付文書で、楠町区長、保内町商工会長に地区住民、立地事業者の意見集約の依頼を行い、白浜造船に対しましては地元も了解及びつけかえ道路の整備を条件といたしました。

 その後、楠町区長、保内町商工会会長から異存ない旨の回答をいただき、道路の整備も完了いたしましたので、市道のつけかえを目的として一たん道路法第10条第1項の規定により廃止するものでございます。

 なお、廃止部分につきましては、新田地区の雨水排水の流末管、内径70センチが埋設されておりますので、払い下げができないことから、水路の維持管理に伴う立ち入り等の条件を付して貸し付けを行う予定であります。

 続きまして、議案書17ページをお願いします。

 議案第5号 市道路線の認定についてでございます。

 19ページ、21ページの位置図、平面図をあわせて御参照ください。

 内容につきましては、先ほど説明いたしましたことに関連するものでございまして、道路法第8条の規定に基づき新たに市道の路線を認定するものであります。

 以上です。

○議長(宮本明裕君)  生活環境課長。

○生活環境課長(清水義明君)  議案書の23ページをお願いいたします。

 議案第6号 八幡浜市火葬場の新設につきまして御説明いたします。

 火葬場を新設するに当たり、墓地埋葬等に関する法律第10条第1項の規定により許可を受けようとする者は、愛媛県墓地埋葬等に関する法律施行細則第2条第2項第4号の規定により、市町経営であるときはその市町議会の議決書が必要となるため、議会の議決を求めるものであります。

 火葬場の新設場所は、八幡浜市若山9番耕地491ほかであります。

 構造は鉄筋コンクリート造一部2階建て、延べ床面積は1,890平方メートルの予定であります。

 次に、議案書の25ページをお願いいたします。

 議案第7号 八・西衛生事務組合の解散につきまして御説明いたします。

 八・西衛生事務組合が八幡浜地区施設事務組合に統合されることに伴い、平成20331日をもって八・西衛生事務組合を解散することについて、地方自治法第290条の規定に基づき議会の議決を求めるものでございます。

 続きまして、議案書の27ページをお願いいたします。

 議案第8号 八・西衛生事務組合の解散に伴う財産処分につきまして御説明いたします。

 財産処分に関する協議につきましては、組合の解散に伴い組合の所有する財産をすべて八幡浜地区施設事務組合に帰属させることについて、地方自治法第289条の規定に基づき財産処分に関する協議を29ページの協議書のとおり定めようとするものでございます。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  政策推進課長。

○政策推進課長(田中正憲君)  議案書の31ページをお願いします。

 議案第9号 八幡浜市表彰条例の一部を改正する条例の制定につきまして御説明申し上げます。

 八幡浜市表彰条例の一部を改正する条例は、八幡浜市区長設置条例が廃止されることに伴い、八幡浜市表彰条例第2条第6項に記載されています12年以上区長を務めた者で退任した者の被表彰者の該当規定を削除するものであります。

 その結果、第7号を第6号に改めます。

 なお、附則において、施行期日を平成2041日とし、経過措置としまして、区長制度廃止日の平成20331日をもって区長在任12年となる者を平成2041日以降においても表彰することができるよう措置するものでございます。

 続きまして、議案書の33ページをお願いします。

 議案第10号 政治倫理の確立のための八幡浜市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例の制定につきまして御説明申し上げます。

 政治倫理確立のための八幡市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例は、証券取引法等の一部を改正する法律と郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、政治倫理の確立のための国会議員の資産等の公開に関する法律の一部改正が行われたことに合わせて必要な条文整理を行うものであります。

 改正の内容につきましては、まず第2条第1項第4号でありますが、郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備に関する法律により、平成19101日をもって郵便貯金法が廃止され、郵便貯金については銀行法上の銀行である郵便貯金銀行の預金となったことによる所要の改正であります。

 次に、第2条第1項第5号の改正につきましては、証券取引法の一部を改正する法律により有価証券の定義が変更され、金銭信託を含むことになったため、第5号を削るものであります。

 次に、第2条第1項第6号の改正につきましては、証券取引法等の一部を改正する法律により、「証券取引法」が「金融商品取引法」に改称されたことに伴う法律名の改正であります。

 また、第5号を削除したことにより、「第6号」を「第5号」とし、第7号から第10号までを1号ずつ繰り上げます。

 なお、附則第1項におきまして施行期日を、附則第2項におきまして経過措置を定めております。

 以上であります。

○議長(宮本明裕君)  保内庁舎管理課長。

○保内庁舎管理課長(竹内 茂君)  議案書35ページをお願いいたします。

 議案第11号 八幡浜市区長設置条例を廃止する条例の制定につきまして御説明いたします。

 提案理由は、条例に基づく区長制度を廃止するものでありまして、旧保内町の区長制度は昭和304月に保内町区長設置条例が制定され、現在まで継承されてきたものであります。区長会の中で新市における行政連絡体制が1つの行政区に2つの制度となっており、早く統一し、一体化を図るべきである旨の意見が出されたことから、行政連絡体制を旧八幡浜市と同様にする必要があり、提案するものであります。

 なお、条例廃止後も引き続いて任意の区長として行政と地域とのつながりも現状のまま継承し、協力していただくことになっております。

 附則におきまして、この条例は平成2041日より施行するものであります。

 以上です。

○議長(宮本明裕君)  総務課長。

○総務課長(山本一夫君)  それでは、議案書37ページをお願いをいたします。

 議案第12号 八幡浜市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明をいたします。

 地方公務員法の一部を改正する法律の施行により、自己啓発等休業制度の創設に伴う同条例を12月定例市議会において制定をいたしておりますけれども、今回学校教育法の一部改正に伴い、同条例の第4条に規定する大学等教育施設のうち第1号、第2号中の条文整理を記載のとおり行うもので、内容等については変更はございません。

 附則におきまして、この条例は平成2041日から施行をするものであります。

 続きまして、39ページをお願いをいたします。

 議案第13号 八幡浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について御説明をいたします。

 12月定例市議会において、同条例中育児短時間勤務の承認を受けた職員等の給与月額の算出率等につきまして一部改正を行いましたが、同条第4条の2の改定条文につき、今回の一部改正において記載のとおり第4条に次の1項を加え、第4条の2を記載のとおり改正をするものであります。

 なお、今回の改正事由につきましては、法律等の改正に伴う条例改正の際に、参考のため県から通知されます市条例の改正後の規定の変更による条文整理で、内容についての変更はございません。

 附則におきまして、この条例は公布の日から施行をするものであります。

 次に、41ページをお願いをいたします。

 議案第14号 八幡浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、行政改革推進計画の給与の適正化、手当の見直しによる人件費抑制の一環として通勤手当の見直しをするため、所要の改正を行うものであります。

 今回改正の内容は、通勤手当の支給基準を国の基準、一部愛媛県の基準とする改正であります。

 主な改正では、中ほどの第8条第2項第2号の改正において、アから、次ページのスの区分の設定及び使用距離、支給額について記載のとおり改正するもので、このうちイの区分については愛媛県の基準、そのほかの区分については国の基準に準ずる改正であります。

 なお、そのほかの条文改正につきましては、今回の改正に伴う条文整理であります。

 附則におきまして、この条例は平成2041日から施行をするものであります。

 以上であります。

○議長(宮本明裕君)  財政課長。

○財政課長(國本 進君)  議案書43ページをお願いいたします。

 議案第15号 八幡浜市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 本案は、後期高齢者医療制度の施行に伴い当該事務を処理する特別会計を設置するものであります。

 特別会計の名称は、八幡浜市後期高齢者医療特別会計であります。

 なお、この条例は平成2041日から施行するものであります。

 以上であります。

○議長(宮本明裕君)  税務課長。

○税務課長(市川芳和君)  45ページをお願いいたします。

 議案第16号 八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 国民健康保険税の特別徴収を平成2010月より開始することに伴い、関係条文を追加するなど所要の改正を行うものでございます。

 改正に伴う条文整理の説明は省略させていただき、追加条文を中心に説明いたします。

 ページ中ほどになります第12条は、特別徴収の方法で徴収する対象被保険者を老齢等年金給付の支払いを受けている年齢65歳以上の被保険者である世帯主と定め、次ページ、第13条は、老齢等年金給付の支払いする者、いわゆる年金保険者を徴収義務者として指定し、第14条は年金保険者に徴収税額を翌月の10日までに納入することを義務づけております。

 第15条では、年金保険者に対して被保険者の資格喪失があった場合、徴収実績等の通知義務を定め、第16条は、既に特別徴収対象被保険者であった者に対し保険税が確定するまでの4月、6月、8月分について前年度2月分と同額を仮徴収することを定め、第17条は、新たに特別徴収対象被保険者になった者に係る仮徴収を特別徴収対象者となった時期ごとに定めております。

 次ページ、中ほどになります第18条は、特別徴収対象被保険者が年金給付の支払いを受けなくなったことにより特別徴収の方法により徴収されなくなった場合には直ちに普通徴収により徴収することを定めております。

 附則において、1で施行期日、23で適用区分を定めております。

 以上です。

○議長(宮本明裕君)  文化振興課長。

○文化振興課長(松本俊一君)  議案書49ページをお開き願います。

 議案第17号 八幡浜市保内地区町並み見学用駐車場設置条例の制定について御説明をいたします。

 この条例は、保内地区町並み見学用駐車場の設置に伴い必要な事項を定めるものでございます。

 第1条設置は、保内町の町並み地区にある文化財につきまして理解と関心を高めるとともに見学に訪れる者の利便性を高めるため、駐車場及び公衆便所を設置するものでございます。

 第2条名称は八幡浜市保内地区町並み見学用駐車場、位置は八幡浜市保内町川之石2番耕地83でございます。

 第3条は行為の禁止でございます。駐車場等においてしてはならない行為として、(1)駐車場等の施設を損傷し、または汚損すること、(2)張り紙、張り札をし、または広告を表示すること、(3)他の自動車の駐車を妨げること、(4)3号に定めるもののほか、駐車場の管理に支障を及ぼす行為をすることと定めております。

 第4条は、駐車場等の管理のため必要があると認めるときは使用を制限することができるものでございます。

 第5条、駐車場等の管理を委託することができることを定めております。

 次のページです。

 附則におきまして、この条例は平成2041日から施行するものでございます。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  福祉事務所長。

○福祉事務所長(水野省三君)  議案書51ページをお願いいたします。

 議案第18号 八幡浜市障害者施設いきいきプチファーム設置条例の制定について説明をいたします。

 八幡浜市障害者施設いきいきプチファームは、1階部分を知的障害者福祉法に基づく知的障害者授産施設として、2階部分を障害者自立支援法に基づく障害者地域活動支援センターとして運営をいたしておりますが、1階部分の知的障害者授産施設は旧法適用施設の暫定的な施設として運営を続けておりますので、平成23年度末までに障害者自立支援法に適用する事業体系に移行しなければなりません。

 そこで、知的障害者授産施設を障害者自立支援法の適用施設に移行するに当たり、障害者の個々のニーズに応じた支援をきめ細かく行うために、2階部分の地域活動センターを含めて施設全体で事業内容を見直して、障害者自立支援法に基づいた多機能型施設に移行するものであります。

 条例改正に当たりましては、現行の八幡浜市知的障害者授産施設条例及び八幡浜市障害者地域活動支援センターいきいきプチファーム設置条例の2つの条例を改廃しなければなりませんので、地域活動支援センターいきいきプチファーム設置条例を全部改正し、授産施設条例は附則において廃止することとしております。

 それでは、主な条項について説明をいたします。

 まず、第1条において、この施設は心身障害者の福祉の向上のために設置すると定めております。

 第2条は、名称及び位置を定めておりますが、名称は八幡浜市障害者施設いきいきプチファームとし、位置は変わらず八幡浜市松柏乙6481であります。

 第3条各号において、いきいきプチファームが行う障害者自立支援法に規定する5つの事業を定めております。

 第4条第1項は利用対象者を、次のページになりますが、同条第2項は施設を利用できない者を定めております。

 第5条は、実施する各事業の利用定員を定めております。

 第6条は、利用料を定めておりますが、従来は利用者から負担金として徴収していたものを利用料として位置づけ、第1項において利用料の額を定め、第2項で利用料は指定管理者の収入として収受させると定め、第3項で利用料の減免規定を定めております。

 53ページになりますが、第7条から第10条までは指定管理者に関する事項を定めておりますが、これらの部分は従前と同様でございます。

 なお、附則において、第1項で施行日を平成2041日とし、次第2項で経過措置を設け、第3項で知的障害者授産施設条例を廃止する旨定めております。

 以上です。よろしくお願いいたします。

○議長(宮本明裕君)  休憩いたします。

午前1057分 休憩

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午前1110分 再開

○議長(宮本明裕君)  再開いたします。

 市民課長。

○市民課長(中榮忠敏君)  議案書の55ページをお願いいたします。

 議案第19号 八幡浜市乳幼児医療費助成条例等の一部を改正する条例の制定につきまして御説明をいたします。

 まず、第1条の八幡浜市乳幼児医療費助成条例等の一部を改正する条例についてでありますが、第2条第4項の改正は、本年4月から医療保険及び介護保険の自己負担限度額が著しく高額になる場合に、負担を軽減する仕組みとして高額介護合算制度が設けられることに伴い所要の改正を行うものであります。

 第6条第3項の追加でございますが、昨年の12月議会定例会におきまして、本年4月からの就学前までの医療費完全無料化の議決をいただいたところでありますが、乳幼児医療費の助成対象者が3歳から6歳までの方で外来診療を受ける場合、その方が母子家庭医療費または重度心身障害者医療費の助成対象者であるときは、乳幼児医療費助成の対象とはせず、母子家庭医療費または重度心身障害者医療費での対応とすることを明記するものであります。

 次に、第2条、八幡浜市母子家庭医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 第2条第1号の改正は、本年4月から後期高齢者医療制度が始まりますが、根拠法となります高齢者の医療の確保に関する法律を医療保険各法に加えるものであります。

 第2条第4項及び第4条第1項の改正は、先ほど申しましたように高額介護合算制度の創設に伴うものであります。

 次に、56ページの第3条八幡浜市重度心身障害者医療費助成条例の一部改正についてでございますが、この条例改正につきましては、今ほどの第2条の条例改正と同様の改正内容でありますので、詳細説明は省略をさせていただきます。

 なお、附則において、この条例は平成2041日から施行するものであります。

 続きまして、57ページをお願いいたします。

 議案第20号 八幡浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定につきまして御説明いたします。

 まず、第5条第2項の改正でありますが、第5条は出産育児一時金についての規定でありまして、第2項で健康保険法と他方の規定により給付を受けることができる場合は支給を行わないとしておりまして、この後説明をいたしますが、第6条の葬祭費においても同様の規定を設けるよう国から示されたことから条文の整理を行うものであります。

 第6条の改正でございますが、国民健康保険の被保険者がお亡くなりになられたとき、葬祭を行った方へ葬祭費として1万円を支給しておりますが、本年4月から始まります後期高齢者医療制度での葬祭費が2万円とされたこと及び県内他市町の状況等を総合的に勘案し、2万円に引き上げるものでございます。

 また、第2項として、先ほど申しましたとおり、出産育児一時金と同様に他方の規定により給付を受けることができる場合には支給を行わない規定を新たに設けております。

 第7条第1項に係る改正は、国民健康保険法の一部改正により本年4月から医療保険者に特定健康診査等の実施が義務づけされることから所要の改正を行うものであります。

 次、第11条は、国民健康保険特別会計に属する財産管理の方法についての条文でありますが、現行は有価証券、現金、その他財産に分けて細かく規定をしておりますが、八幡浜市国民健康保険財政調整基金条例第3条で管理の方法については規定しておりますことから、今回国保特会に属する財産は国保財政調整基金条例の定めるところにより管理するに改めるものであります。

 58ページの第12条及び第13条の改正は、第7条の改正に伴い条文の整理を行うものであります。

 なお、附則において、この条例は平成2041日から施行し、この条例の施行の日前に支給事由の生じた葬祭費の額については、改正後の条例第6条の規定にかかわらず、なお従前の例によるとしております。

 続きまして、59ページをお願いをいたします。

 議案第21号 八幡浜市後期高齢者医療に関する条例の制定につきまして御説明いたします。

 この条例は、本年4月からの後期高齢者医療制度施行に伴い市が行う事務、保険料を徴収すべき被保険者、普通徴収に係る保険料の納期等に関し必要な事項を定めるものであります。

 その主な内容につきまして御説明いたします。

 第1条は、市が行う後期高齢者医療に関する事務について規定をしており、法令及び運営主体であります愛媛県後期高齢者医療広域連合の後期高齢者医療に関する条例に定めがあるもののほか、この条例の定めるところによるとしております。

 第2条は、市において行う事務を規定しており、保険料の徴収を初めとして高齢者の医療の確保に関する法律施行令第2条及び同施行規則第6条、第7条に規定する事務のほか、記載をしております第1号から第8号までの各種申請、届け出の受け付け事務等、いわゆる窓口事務を担うものでございます。

 60ページになりますが、第3条は市が保険料を徴収すべき被保険者について規定をしており、市内に住所を有する被保険者のほか、第2号から第4号に記載しております高齢者の医療の確保に関する法律第55条第1項及び同条第2項第1号、第2号の規定の適用を受ける被保険者で、病院等に入院等をした際、市内に住所を有していた保険者と定めるものであります。

 第4条は、普通徴収に係る保険料の納期を7月から翌年2月までの8期と定めるものであります。第3項において、納期ごとの分割金額に100円未満の端数があるとき、または分割金額が100円未満であるときは、その額はすべて最初の納期に合算することとしております。

 第5条は、保険料の還付の規定であり、過誤納に係る保険料があるときは地方税法の規定の例により還付することとしております。

 61ページになります。

 第6条は、督促手数料について規定しており、督促状1通につき100円としております。

 第7条は、延滞金についての規定であり、第3項ではやむを得ない理由があると認められる方へは延滞金を減額または免除できることとしております。

 第8条は、委任の規定であり、条例施行に関し必要な事項は市長が別に定めることとしております。

 第9条から第11条までは罰則に関する規定であり、過料及び過料の額を定めるものであります。

 62ページ、附則でございますが、第1条でこの条例は平成2041日から施行するものであります。

 第2条は、平成22年度における被扶養者であった被保険者に係る保険料の徴収の特例規定であります。被用者保険の被扶養者であった方は新たに保険料を御負担いただくことから、後期高齢者医療制度に加入してから2年間は激変緩和措置として均等割額のみの課税とし、なおかつ5割の軽減措置がとられることとなっておりますが、平成20年度の特例措置として、年度の前半は保険料を凍結、後半は9割の軽減とすることが新たに国において決定されたことを受けての対応であります。記載しておりますように、第4条第1項の規定にかかわらず普通徴収の方法で保険料を納めていただく時期を10月からの第4期と定めております。

 第3条は、延滞金の割合の特例を規定しております。

 続きまして、63ページをお願いをいたします。

 議案第22号 八幡浜市交通傷害保障条例の一部を改正する条例の制定につきまして御説明をいたします。

 市民の生活の安定と福祉の増進に寄与することを目的に、交通事故による傷害を受けた方を救済するため、市民交通傷害保障制度を設けておりますが、年度における保険料額につきましては、過去3カ年の損害率によって6段階で定められております。

 平成20年度の保険料につきましては、損害率が141.6%となっておりますことから、11口につき現行年額720円を840円に引き上げようとするもので、加入者負担を定めております第4条第1項中、年額「720円」を「840円」に、月額「60円」を「70円」に改めるものであります。

 なお、附則において、この条例は平成2041日から施行するものであります。

 以上、よろしくお願いいたします。

○議長(宮本明裕君)  商工観光課長。

○商工観光課長(菊池正康君)  65ページをお願いいたします。

 議案第23号 八幡浜市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 今回の改正は、沖新田駐車場及び駅前駐車場利用者の利便性の向上を図るため、料金体系を改正するもので、別表3の定期駐車場以外の駐車をする場合の改正でございます。

 66ページをお願いします。

 改正内容ですが、沖新田駐車場欄については、右端、使用料欄中に「10時間を超え24時間まで1,200(以後繰り返し)」を新たにつけ加えます。この改正は、車を長時間駐車場に入れてフェリーに乗船する利用者への配慮で、県内の港や空港などの駐車場では長時間駐車に配慮した料金体系になっている場合が多く、利用者からの要望やら御指摘もあるため、四国の西の玄関口といわれる八幡浜港の駐車場としてふさわしい駐車料金体系に変更するものでございます。

 具体的には、現在初めの1時間を120円、以後30分増すごとに60円がずっと加算されております。これを24時間サイクルとし、10時間までは今までと同じでありますが、10時間を超え24時間までの駐車料金を一律1,200円とするものでございます。

 次に、駅前駐車場欄の改正ですが、欄中の括弧書きの「20分以内の駐車料は無料」を「30分以内」に改正し、JRの乗降客を車で送迎に来た方に配慮した処置で、時間的余裕を提供するものでございます。

 また、駅前の不法駐車の防止策も兼ねております。

 なお、この条例は平成2041日から施行するものであります。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  下水道課長。

○下水道課長(石田 修君)  議案書の69ページをお願いします。

 議案第24号 八幡浜市下水道条例の一部改正について御説明をいたします。

 本条項は、下水道施設の占用料免除に係る規定でございまして、郵政民営化法の施行に伴いまして郵政事業が国が行う事業でなくなったことから、本条例第25条第2項第3号中の「及び郵政事業」を削り、下水道施設内における占用物件の占用料免除に係る規定を整理するものでございます。

 なお、附則によりまして、この条例は公布の日から施行し、改正後の八幡浜市下水道条例の見直し規定は平成19101日から適用するものでございます。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  水道課長。

○水道課長(永井俊明君)  それでは、議案書71ページをお願いいたします。

 議案第25号 八幡浜市簡易水道条例の一部を改正する条例について御説明いたします。

 日土東北簡易水道の一部としまして、西地区、川辻、森山、小坂ですが、41日から給水開始をすることに伴いまして所要の改正を行うものでございます。

 なお、東地区につきましては、給水開始の時点で改正を予定いたしております。

 改正内容でございますが、別表第1の簡易水道区域及び別表第2の水道料金につきまして、日土東北簡易水道を追加するものでございます。

 別表第2の簡易水道の料金でございますが、基本料金は一般用が基本水量10立方メートルで1,400円、超過料金は1立方メートルにつき140円、営業用が10立方メートルで2,010円、超過料金が1立方メートルにつき190円でございます。

 なお、この条例は平成2041日から施行するものでございます。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  市立病院事務局長。

○市立病院事務局長(柏木幸雄君)  議案書73ページでございます。

 議案第26号 市立八幡浜総合病院職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 全国的な公立病院での医師不足問題は当院でも現実となり、診療科の縮小を初め機能性の維持と救急医療の提供について大変危惧いたしております。医師の減少は、残された医師の労働環境がさらに過酷となるとともに、リスク、ストレスが増加し、疲弊する状態となり、開業などへの道を選択されております。

 医師確保対策は、当院の存続と中核病院としての機能と役割を果たす上で最も重要な課題でありますが、大学医局などからの医師の派遣が困難な状況であります。在職医師の定着化及び派遣要請が少しでも容易に働くよう、2次救急の輪番制の確保など抜本的な改善が急務でございます。

 今回、根本的解決ではありませんが、改善の一つとして救急医療の従事医師に対して手当の拡充を図り、医師定着化に努めるものであります。

 具体的な医師救急業務手当は、中ほどの第2条に8号を加え、第10条で正規の勤務時間外において救急患者等の診察に当たった医師に対して支給すると定めております。

 第2項第1号は、救急対応のため呼び出しを受けた場合の手当について規定いたしております。

 74ページをお願いいたします。

 アといたしまして午前5時から午後10時までは1回につき3,000円、イとして午後10時以降の深夜帯については5,000円と定めております。

 第2号として、休日、夜間の2次救急医療の手当、受け入れ業務従事医師に対して日直、当直業務1回につき2万円を救急業務手当として支給するものであります。この救急業務手当は医師定着化についての緊急対策措置であり、抜本的な処遇改善が見込めれば再検討することとしております。

 また、第4条以下の改正につきましては、病院機能再編等による所要の改正を行うものでございます。

 なお、附則において、この条例は平成2041日から施行するものでございます。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  財政課長。

○財政課長(國本 進君)  議案書75ページから269ページの平成19年度一般会計、特別会計補正予算案、議案第27号から議案第35号までを一括してお手元に配付しております平成19年度3月補正予算資料で御説明をいたします。

 資料1ページをお開き願います。

 今回の補正は、一般会計では、真ん中の今回補正額の欄にありますように23,6899,000円を減額し、予算総額を1883,6037,000円とするものであり、前年度同期に比べ2.4%の増であります。

 次に、特別会計は、国民健康保険事業を初め7会計の補正で、小計欄にありますように19,3549,000円の減額で、累計では2153,3538,000円で、前年度同期に比べ24.9%の増であります。

 一般会計、特別会計を合わせますと、今回補正額は43,0448,000円の減額で、累計では4036,9575,000円となり、前年度同期に比べ13.3%の増であります。

 企業会計を含めた全会計の今回補正額は43544,000円の減額で、総合計は4696,952万円で、前年度同期に比べ11%の増であります。

 それでは、一般会計から概要について御説明いたします。

 2ページをお開き願います。

 今回の補正は、通年予算における3月補正計上予定分と各経費の決算を見通した不用見込み額の減額及び財源振り替え措置を講じたものであります。

 具体的な経費の内訳でありますが、今回追加補正するものといたしまして、補助費等の16,6188,000円は生活路線バス維持費補助金2,0581,000円、八西CATV運営負担金564,000円、市立八幡浜総合病院事業会計への繰出金14,3776,000円、中小企業振興資金対策補助金300万円、企業等誘致促進条例に基づく奨励金1,240万円、地域密着型ビジネス創出支援事業費補助金200万円が主なものであります。

 また、投資的事業8,4254,000円の減額は入札減少金等による精算が主なもので、事業内容につきましては5ページから8ページにかけて詳細を記載しておりますので、御参照いただきたいと思います。

 次に、積立金3793,000円は、財政調整基金、減債基金等の運用利子分を積み立てるものであります。

 その他、人件費、物件費、扶助費、繰出金等につきましては、決算見通しによる減額措置を講じております。

 なお、歳入では、市税、地方交付税等を追加計上し、国庫支出金、県支出金、繰入金、市債等を減額調整しております。

 続きまして、特別会計補正予算を御説明いたします。

 3ページをお開き願います。

 国民健康保険事業会計で6,3573,000円の減額は、医療保険制度改正に伴うシステム改修委託料の減額及び保険財政共同安定化事業拠出金の減額が主なものであります。

 介護保険会計12953,000円の増額は、居宅介護サービス給付費と保険給付費の実績見込みに対する増額が主なものであります。介護サービス事業100万円の減額は、サービス事業費の決算見込みによる減額であります。

 駐車場事業会計は、事業収入の減額見込みによる一般会計繰入金の増額であります。

 簡易水道事業会計3536,000円の増額は、中山間地域総合整備事業の変更による市負担金の増額であります。

 公共下水道事業会計で23,4137,000円の減額は、補償金免除による繰上償還の繰り上げ年度変更に伴う公債費の減額が主なものであります。

 戸別合併処理浄化槽整備事業会計3982,000円の減額は、事業費を減額するものであります。

 港湾整備事業会計2654,000円の増額は、港湾管理費、港湾建設費等の減額及び一般会計への繰出金の追加が主なものであります。

 続きまして、4ページをお開き願います。

 その他の補正事項として繰越明許費の内訳を記載しております。

 一般会計では、八幡浜市新火葬場造成事業で11,200万円を、特別会計では公共下水道事業会計で公共下水道補助事業を初め4件で29,5012,000円をそれぞれ平成20年度へ繰り越しするものであります。

 なお、9ページ以降に一般会計歳入歳出の状況を添付しておりますので、御参照いただきたいと存じます。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  病院事務局長。

○市立病院事務局長(柏木幸雄君)  議案書271ページでございます。

 議案第36号 平成19年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(3)について御説明いたします。

 今回の補正予算は、第2条で業務の予定量について、入院患者数を3,687人減じ93,407人に改め、外来患者数を991人増加し15939人と変更するものであります。

 第3条では、収益的収入及び支出の予定額を補正するものであり、具体的には第1項医業収益を12,9862,000円減額、第2項医業外収益で14,1489,000円を補正し、第1款病院事業収益の合計額を473,4585,000円に補正するものであります。

 272ページをお願いいたします。

 次に、支出額では、医業費用で2,6904,000円を補正し、第1款病院事業費用の合計額を495875,000円とするものであります。

 なお、単年度収支は17,129万円の赤字予算となるものでございます。

 なお、入院患者数の減少は、内科医師等の退職による減少の影響であります。

 収益的収支補正の主なものといたしましては、入院収益が13,3262,000円の減額が主なもので、医業外収益では一般会計からの特別繰入金として14,3776,000円を受け入れ、救急医療運営費などに充当いたしております。

 支出につきましては、決算見込みの中での退職給与金等の増額と材料費の増額補正を行っております。

 第4条の議会の議決を経なければ流用できない経費から第6条のたな卸資産購入限度額につきましては、記載のとおり補正するものでございます。

 なお、273ページ以降に予算実施計画、資金計画、予算明細書等を添付いたしておりますので、御参照いただきたいと存じます。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  財政課長。

○財政課長(國本 進君)  別冊になっております平成20年度一般会計及び特別会計当初予算案、議案第37号から議案第50号までを一括してお手元に配付をしております平成20年度当初予算説明資料で御説明をいたします。

 資料1ページをお開き願います。

 平成20年度当初予算規模は、一般会計は1845,0702,000円、前年度に比べ165,8483,000円、9.9%の増であります。

 次に、特別会計は、小計欄にありますように1378,7535,000円で、前年度に比べ366,631万円、21%の減であります。

 一般会計及び特別会計の合計額は3223,8237,000円、前年度に比べ207827,000円、5.9%の減であります。

 企業会計を含めた全会計の予算規模は、一番下の総合計欄にありますように3853,691万円となり、前年度に比べ227,7167,000円、5.6%の減であります。

 2ページをお開き願います。

 一般会計及び特別会計の具体的な当初予算の概要につきまして御説明いたします。

 まず、投資的事業のうち、地場産業の振興による町の活性化対策でありますが、港湾・漁港振興ビジョン関係として、八幡浜港緑地等整備工事費1700万円、旧魚市場解体工事費4,960万円、沖新田地区埠頭用地埋立工事費15,300万円を初め、農林漁村活性化プロジェクトによる農業基盤の整備事業に対する補助金1,1256,000円、農業基盤の改善、労働力の省力化等を図る団体営農道、県営かん排事業等に対する債務負担17,7188,000円などであります。

 次に、安全で快適な生活環境、都市基盤整備でありますが、新火葬場建設工事費109,970万円、田浪地区公共残土捨て場建設工事費9,300万円、市道舗装改良工事費2,780万円、街路白浜大平線道路改良事業費59,600万円、日土分団2部消防倉庫建設工事費1,540万円などのほか、公共下水道整備事業補助、単独合わせて101,700万円、戸別合併処理浄化槽設置事業として11,3468,000円などであります。

 次に、教育、文化、スポーツの振興として、保内幼稚園屋根防水工事費7728,000円、小・中学校耐震診断業務委託料1,2557,000円、小・中学校施設補修工事費2,1005,000円、日土小学校改修改築工事に伴う単独経費2,898万円、地区公民館改修工事費2065,000円、喜須来小学校夜間照明改修工事費1596,000円などであります。

 次に、その他主要施策の概要でありますが、新規分として、災害用簡易トイレ購入費641,000円、パスポート申請受け付け用務嘱託報酬1105,000円、後期高齢者医療保険事業経費96,2746,000円、小・中学校等各施設へのAED配置リース料1848,000円のほか、制度を拡充したものとして、乳幼児医療扶助費7,122万円、母子一般健康診査委託料1,4771,000円、また継続の主なものとして、地域振興基金積立金3億円、すぐやる土木費による市道維持補修費5,3445,000円、マウンテンバイク等スポーツイベント運営補助金330万円、文化会館自主文化事業委託料1,8858,000円などを計上いたしております。

 以上が歳出の主な概要であります。

 歳入では、市税、地方交付税、国県支出金、市債等を充当し、不足額を基金繰入金で補てんいたしております。

 なお、3ページ以降に投資的事業実施計画、一般会計繰出金の内訳、公債費の概要、基金の状況、一般会計歳入歳出の状況を添付いたしておりますので、御参照いただきたいと存じます。

 以上であります。

○議長(宮本明裕君)  水道課長。

○水道課長(永井俊明君)  それでは、水道事業会計について御説明いたします。

 別冊になっております予算書をお願いいたします。

 議案第51号 平成20年度八幡浜市水道事業会計予算について御説明いたします。

 まず、1ページでございますが、第2条業務の予定量でございます。給水戸数を15,845戸、年間総給水量を4247,863立方メートル、1日平均給水量11,638立方メートル、主な建設改良事業でございますが、水源設備改良工事等で5,550万円、配水設備改良工事等で7,550万円、量水器設置等で250万円を予定いたしております。

 次に、第3条収益的収入及び支出の予定額でございます。

 まず、収入の予定額でございますが、1款水道事業収益は85,5464,000円で、前年度に比べて4.2%の減でございます。

 内訳でございますが、第1項営業収益84325,000円で、前年度に比べて2.8%の減、給水人口の減及び節水意識の高揚等による使用水量の減を見込んでおります。

 第2項営業外収益5,1137,000円、主な収入はごみ処理施設広域化等の一般会計からの補助金及び下水道徴収事務費でございます。

 第3項特別利益は2,000円を予定いたしております。

 次に、支出の予定額でございますが、第1款水道事業費用82,7235,000円で、前年度に比べて5.5%の減でございます。

 内訳でございますが、第1項営業費用は75,1412,000円、前年度に比べて1.9%の減、主な費用につきましては南予水道企業団からの受水費25,900万円、減価償却費19,6013,000円等でございます。

 第2項の営業外費用でございますが、7,3215,000円で、前年度に比べて1,460万円、16.6%の減でございます。企業債利息の減及び消費税でございます。

 第3項特別損失は2608,000円を予定いたしております。

 以上、収支を差し引きますと、2,8229,000円の単年度黒字となる見込みでございます。

 2ページをお願いいたします。

 第4条資本的収入及び支出の予定額でございます。

 収入の予定額ですが、第1款資本的収入は3,9399,000円で、前年度に比べて63.5%の増でございます。これは、補償金免除繰上償還の借換債の借り入れによるものでございます。

 内訳でございますが、企業債が1,750万円、第2項補助金5978,000円、3項固定資産売却代1,000円、第4項短期貸付金返還金50万円、第5項負担金1,542万円でございます。

 次に、支出の予定額ですが、第1款資本的支出で28,0717,000円、前年度に比べて0.7%の減でございます。

 内訳ですが、第1項建設改良費で13,350万円、第2項企業債償還金が14,6717,000円で前年度に比べて11.5%の増、これは繰上償還によるものでございます。第3項短期貸付金は50万円でございます。

 この結果、資本的収支は24,1318,000円の財源不足となりますが、この不足額につきましては、第4条の括弧書きにありますように消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補てんするものでございます。

 第5条ですが、企業債では目的を水道事業借換債で、限度額を1,750万円と定めており、起債の方法、利率及び償還の方法につきましては記載のとおりでございます。

 次に、3ページでございますが、第6条一時借入金の限度額として1億円でございます。

 第7条予定支出の経費の金額を流用することができる場合を定めております。

 第8条では、議会の議決を経なければ流用できない経費として職員給与費で8,9169,000円でございます。

 第9条他会計からの補助金は、大島地区建設改良事業に伴う企業債償還金が5978,000円、ごみ処理広域化に伴う上水道施設事業分が3,0172,000円でございます。

 第10条でたな卸資産の購入限度額を定めております。

 なお、4ページ以降に附属書類としまして、平成20年度予算実施計画、それから資金計画、給与費明細等の書類を添付してありますので、御参照ください。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  病院事務局長。

○市立病院事務局長(柏木幸雄君)  議案第52号 平成20年度市立八幡浜総合病院事業会計予算について御説明いたします。

 別冊の予算書でございます。

 1ページをお願いいたします。

 まず最初に、現在の医療環境の変化について述べさせていただきます。

 伸び続ける国の医療費抑制が急務として医療制度改革関連法に基づく2年ごとに改正される診療報酬改定では、平成18年度3.16%、過去最大のマイナス改定から20年度の改定では診療報酬本体が8年ぶりに0.38%引き上げられましたが、薬価などの引き下げにより実質的には0.82%の引き下げとなるものでございます。さらに、療養型病床の縮減、長期入院の是正など、国の医療費負担削減対策が強く打ち出されております。

 また、社会的要因である人口の減少、超少子化、高齢化の進展、さらには医師の診療科、都市部、開業志向などへの偏在が著しく、特に大学医局離れが顕著となり、当院でも医師不足の状況は急激に押し寄せ、医療環境は予断を許さない危機的な状況となっております。

 このように公立病院を取り巻く環境は厳しく、病院経営は過去経験のしたことのない医師不足が深刻な状況の中での平成20年度予算編成であります。

 それでは、第2条業務の予定量でありますが、まず病床数は312床で、うち一般病床が310床、感染症病床2床であります。年間患者数は、入院患者数を89,425人、1日平均245人、外来患者数を14940人、1日平均580人と予定数を見込んでおります。

 次に、主な建設改良事業といたしまして、医療機器整備等で15,500万円を計上いたしております。

 第3条収益的収入及び支出の予定額につきまして御説明いたします。

 まず、収入の第1款病院事業収益の予定額は448,458万円で、前年度に比べ46,371万円減額、率にして9.4%の減であります。内訳といたしましては、入院収益、外来収益等の医業収益が417,4063,000円、一般会計補助金などの医業外収益で31,0517,000円を予定いたしております。

 事業収益の減につきましては、医師の減少による入院、外来患者の減少見込みに伴う医療収入の減少によるものでございます。

 次は、支出の第1款病院事業費用は489179,000円を予定し、前年度に比べ25,8001,000円を減額、率にして5.1%の減であります。内訳では、第1項医業費用が475,1536,000円、第2項医業外費用5,7643,000円を予定いたしております。病院事業費用の対前年度比較の減額の主なものは、職員給与費のうち定年退職者の増加による退職給与金が15,5442,000円増加したものの、職員数の減少により給与費全体としては5,3491,000円の減額、患者減少に伴う材料費などの減額、さらに第2項医業外費用での支払い実施等の減額によるものでございます。

 その結果、収支を差し引きしますと32,4599,000円の単年度赤字、年度末未処理欠損金として126,4753,000円の計上となるものでございます。

 次に、2ページ、資本的収入及び支出についてでございます。

 まず、資本的収入は14,0725,000円を予定し、内訳では、第1項企業債14,000万円、第2項貸付金回収金、第3項投資償還金収入を予定いたしております。

 次に、資本的支出では、38,1542,000円を予定し、第1項病院整備事業費16,500万円、第2項企業債償還金21,5817,000円、第3項短期貸付金などを予定いたしております。

 収支差し引きで24,0817,000円の財源不足が生じますが、第4条括弧書きに記載のとおり、過年度分損益勘定留保資金などで補てんするものでございます。

 次に、第5条は企業債発行の限度額を14,000万円と定め、起債の目的、方法、利率、償還の方法について定めております。

 次に、第6条で一時借入金の限度額は5億円と定めております。

 第7条は、議会の議決を経なければ流用できない経費として、職員給与費及び公債費と定めております。

 第8条は、他会計からの繰入金及び補助金についてであります。一般会計からの繰入金及び補助金を受ける額は、公営企業法に基づく繰入基準により、(1)企業債利子に充てるものなど5項目で、合計22,5412,000円を計上いたしております。

 次に、第9条たな卸資産購入限度額につきましては、材料費等の購入限度額を89,7903,000円と定めるものであります。

 なお、4ページ以降に予算実施計画、資金計画、予算明細書等を添付いたしておりますので、御参照いただきたいと存じます。

 以上でございます。

○議長(宮本明裕君)  福祉事務所長。

○福祉事務所長(水野省三君)  それでは、本日お配りしております別紙になりますが、議案第53号 八幡浜市障害者福祉施設運営基金条例の一部を改正する条例の制定について説明をいたします。

 議案第18号で上程し、説明いたしました八幡浜市障害者施設いきいきプチファーム設置条例によって現在の授産施設等の名称等が変更されるため、所要の改正を行うものです。

 改正内容は、施設の名称の変更に伴い基金条例の題名を変更し、あわせて基金の設置目的を施設の運営一般から施設の整備に特定するために関係条文の整備を行うものであります。

 なお、附則において、施行日を平成2041日とするものです。

 以上です。お願いいたします。

○議長(宮本明裕君)  ただいま議題となっております54件についての本日の審議はこの程度にとどめます。

 お諮りいたします。

 議事の都合により、明4日及び5日の2日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宮本明裕君)  御異議なしと認めます。よって、明4日及び5日の2日間は休会することに決しました。

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○議長(宮本明裕君)  これにて本日の会議を閉じます。

 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 明4日及び5日の2日間は休会であります。6日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。

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○議長(宮本明裕君)  本日はこれにて散会いたします。

午前1159分 散会

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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

 

 八幡浜市議会 議長 宮 本 明 裕

        議員 魚 崎 清 則

        議員 兵 頭 孝 健

お問い合わせ

議会事務局
住所:愛媛県八幡浜市北浜一丁目1番1号
TEL:0894-22-5998
FAX:0894-22-5963
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