公開日 2014年09月17日
議事日程 第1号
平成20年12月1日(月) 午前10時開議
第1
会議録署名議員の指名
第2
会期の決定
第3
認定第 1号 平成19年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について
決算審査特別委員長報告
(質疑、討論、採決)
第4
認定第 2号 平成19年度八幡浜市水道事業会計決算の認定について
産業建設委員長報告
(質疑、討論、採決)
第5
認定第 3号 平成19年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定につい て
民生文教委員長報告
(質疑、討論、採決)
第6
報告第31号 専決処分の報告について(平成20年度八幡浜市一般会計補正予算(第3号))
諮問第 3号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
議案第76号 指定管理者の指定について
議案第77号 指定管理者の指定について
議案第78号 指定管理者の指定について
議案第79号 指定管理者の指定について
議案第80号 指定管理者の指定について
議案第81号 指定管理者の指定について
議案第82号 指定管理者の指定について
議案第83号 指定管理者の指定について
議案第84号 八幡浜市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の制定について
議案第85号 八幡浜市市税条例の一部を改正する条例の制定について
議案第86号 八幡浜市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定について
議案第87号 八幡浜市立学校設置条例の一部を改正する条例の制定について
議案第88号 八幡浜市立学校体育施設使用料条例の一部を改正する条例の制定について
議案第89号 八幡浜市戸別合併処理浄化槽の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第90号 八幡浜市下水道条例の一部を改正する条例の制定について
議案第91号 平成20年度八幡浜市一般会計補正予算(第4号)
議案第92号 平成20年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
議案第93号 平成20年度八幡浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第94号 平成20年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(第3号)
議案第95号 平成20年度八幡浜市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)
議案第96号 平成20年度八幡浜市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第97号 平成20年度八幡浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第98号 平成20年度八幡浜市戸別合併処理浄化槽整備事業特別会計補正予算(第1号)
議案第99号 平成20年度八幡浜市水道事業会計補正予算(第1号)
議案第100号 平成20年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(第2号)
(提案者の説明)
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本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
会期の決定
日程第3
認定第1号
日程第4
認定第2号
日程第5
認定第3号
日程第6
報告第31号、諮問第3号、議案第76号~議案第100号
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出席議員(23名)
1番 新 宮 康 史 君
2番 上 田 浩 志 君
3番 大 城 一 郎 君
4番 井 上 和 浩 君
5番 上 脇 和 代 君
6番 魚 崎 清 則 君
7番 山 中 隆 徳 君
8番 二 宮 雅 男 君
9番 遠 藤 素 子 君
10番 武 田 成 幸 君
11番 清 水 正 治 君
12番 宇都宮 富 夫 君
13番 兵 頭 孝 健 君
14番 上 田 竹 則 君
15番 松 本 昭 子 君
16番 都 築 旦 君
17番 住 和 信 君
18番 中 岡 庸 治 君
19番 宮 本 明 裕 君
20番 大 山 政 司 君
21番 萩 森 良 房 君
22番 舛 田 尚 鶴 君
23番 山 本 儀 夫 君
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欠席議員(なし)
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説明のため出席した者の職氏名
市長 高 橋 英 吾 君
副市長 谷 口 治 正 君
収入役 長 島 峻 君
政策推進課長 中 榮 忠 敏 君
危機管理室長 尾 﨑 政 利 君
総務課長 山 本 一 夫 君
財政課長 國 本 進 君
税務課長 市 川 芳 和 君
市民課長 柏 木 幸 雄 君
生活環境課長 大 森 幸 二 君
福祉事務所長 水 野 省 三 君
保健センター所長 松 本 常 美 君
人権啓発課長 田 中 良 三 君
水産港湾課長 大 西 力 君
建設課長 菊 池 賢 造 君
監理開発課長 山 本 数 道 君
農林課長 二 宮 嘉 彦 君
商工観光課長 菊 池 正 康 君
下水道課長 石 田 修 君
保内庁舎管理課長 竹 内 茂 君
水道課長 永 井 俊 明 君
市立病院事務局長 田 中 正 憲 君
会計課長 清 水 義 明 君
教育委員会委員長職務代理者 井 上 守 君
教育長 井 上 傳一郎 君
学校教育課長 三 堂 嗣 夫 君
生涯学習課長 谷 口 光 一 君
文化振興課長 松 本 俊 一 君
代表監査委員 久保田 哲 弘 君
監査事務局長 松 本 強 君
農業委員会事務局長 山 下 裕 君
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会議に出席した議会事務局職員
事務局次長兼議事係長 菊 池 和 弥 君
調査係長 田 本 憲一郎 君
書記 脇 野 和 仁 君
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午前10時00分 開会
○議長(上田竹則君) 会議に先立ち、去る11月12日から14日までの3日間、産業建設委員会が実施いたしました行政視察及び11月17日から11月19日までの3日間、民生文教委員会が実施いたしました行政視察について、両委員会から報告を行いたいとの申し出がありますので、この際、これを許します。
まず、産業建設委員会の報告を願います。
上田浩志君。
〔産業建設副委員長 上田浩志君登壇〕
○産業建設副委員長(上田浩志君) 産業建設委員会より行政視察の報告をいたします。
去る11月12日から14日までの3日間、山中委員長を代表に委員7名、随行者1名、計8名にて、神奈川県大和市、群馬県渋川市の2市を訪問し、大和市の景観まちづくりについてと渋川市の農産物を生かしたまちおこしについて視察してまいりました。
内容については次のとおりであります。
最初に、大和市の景観まちづくりについてであります。
大和市では、大和らしい魅力ある景観を創造していくため、平成8年に大和景観マスタープランを作成し、景観づくりの施策を展開してこられました。このマスタープランでは景観づくりの視点を2つ提示し、1つは歩ける町としての特徴を生かし、歩く人の目線を大切にした歩いて楽しい町を目指し、もう一つはかつて林間都市として開発された町の記憶を大切にし、市内のどの地区においても身近な緑を楽しめるまちづくりを目指すことであります。
そのような中、平成16年に景観法が制定され、これまで自治体の自主的な取り組みであった景観づくりに関して法的な根拠が整えられ、これまでの施策より実効性あるものとするため、景観法に基づいた大和市景観計画と大和市景観条例を定めました。その計画では、色彩を景観づくりの大切なテーマとしてとらえ、公共、民間、建築物等の外壁基調色の望ましい色彩と避けるべき色彩とを定め、美しい色彩景観形成のための手引書を作成し、景観計画で定めた色彩に関する事項についてよりわかりやすく紹介されていました。すべての色彩は美しく魅力的であって色彩自身によし悪しはありませんが、選択に当たってはそれが町並みに与える影響や効果については市民の方々も景観計画を理解、協力されるものと思います。
次に、農産物を生かしたまちおこしについてであります。
渋川市は、日本、そして群馬県のほぼ中央部、豊富な水資源を生かした工業、山地の開拓による農業や首都圏の奥座敷となる名湯伊香保温泉を核とした観光業などを主要産業とした町であります。
渋川市における農業は、全国共通の悩みである後継者不足や価格の低迷、原油高による経費の高騰等により生産が減少傾向にあります。
そこで、渋川市では日本のまんなか渋川フルーツ酒特区を設立し、市の指定した特産物を原料とするフルーツ酒の製造者に対して、製造免許申請に係る最低製造数量基準の6キロリットルを、果実酒については2キロリットルに、リキュールについては1キロリットルにそれぞれ引き下げられ、より小規模な主体も酒類製造免許を受けることが可能となり、新事業や販路拡大、地域ブランドの創設にもつながり、就業意欲や新規就農の魅力を高めています。
さらに、伊香保温泉を核とする観光事業との連携により、グリーンツーリズムを含めた観光、交流人口の増加、地産地消といった相乗効果も見込まれているようです。
八幡浜市においても、作物をただつくるだけでなく、加工品の製造販売などで付加価値を高め、就農意欲の向上や後継者不足問題の解消を図る必要性を強く感じました。
このたびの行政視察を振り返り、両市とも町の再生、活性化、歴史文化の再認識、農産物の活用、観光などなどあらゆる角度から見直し、生き残りに議会、行政、住民が一体となり取り組んでいる姿に接し、学ぶところ多く、熱く語る担当者を含め、時間経過を忘れるほどの雰囲気で、まことに有意義な視察であったと思っております。
また、渋川市に向かう途中に思わぬ列車事故に遭遇しおくれを心配しましたが、渋川市の御配慮で無事到着し、予定どおり視察を行うことができました。改めて御厚意に感謝し、思い出深い市として記憶に残ります。
以上、平成20年度八幡浜市議会産業建設委員会の行政視察報告を終わります。
○議長(上田竹則君) 次、民生文教委員会から報告願います。
遠藤素子君。
〔民生文教副委員長 遠藤素子君登壇〕
○民生文教副委員長(遠藤素子君) 民生文教委員会は、11月17日から19日まで、埼玉県の戸田市と志木市を視察研修してまいりましたので、御報告いたします。
戸田市では、屋上緑化プロジェクト「フェルトガーデン」について見させていただきました。
市役所4階屋上に460平米の屋上緑化施設が設置され、本格的な普及活動が始まっていました。この施設は、夏は冷房、冬は暖房の役割も果たしています。
この事業の始まりは、古着を燃やすのはもったいない、生ごみを燃やすなどで8億円も使うのはもったいない、何とかリサイクルできないだろうかと考え抜き、試行錯誤を繰り返してたどり着いたのがこのフェルトガーデンだったということです。
まず、古着(古布)をリサイクルしてフェルトにし、フェルトとフェルトの間にスーパーソルと言いまして雑瓶を瞬間的に熱を加え軽石にしたものと生ごみを堆肥化したものとをまぜて10センチぐらいの床をつくり、そこに芝生を植えたことから始まりました。フェルトにコケが生えていたことからヒントを得て、平成16年に庁舎3階のベランダで30センチ四方の大きさから試験的に栽培を始めたそうです。吉田義枝さんという職員が人がいぶかしがるほど熱心に取り組み、ついに平成17年には環境に優しいリサイクル材料を使用した軽くて安価な屋上緑化施設「フェルトガーデン戸田」として特許庁へ商品登録し、認められています。
肥料はEM液を使い、仕切りはペットボトルのふたでつくっているので、すべてがリサイクル材料でできています。
この市の取り組みで感心しましたのは、市民生活部に環境クリーン室という部署を置き、本格的に環境問題にも取り組んでいたことです。庁舎の入り口には小型の風力発電機と太陽パネルが目に入りました。また、この屋上にも太陽パネル10キロワットがあり、EM液をその電力でまくなどのシステムができ上がっていました。
このEM液は市内のNPOがつくっていて、その人たちを含む市民と行政と企業のパートナーシップで進めているということです。市の職員のアイデアを企業に売り、16年に始まったこのプロジェクトは収益を上げるまでに発展し、環境のための基金として積み立てる一方で、各町内会に配分し、それを得た市民は意欲を持って環境問題に取り組む、このようなすばらしい循環が始まっていました。
美しい町、いつまでも住み続けたいと思えるまちづくりを目標にフラワーセンターも始まりました。ここでは年間2万6,000鉢の花が栽培されています。そして、例えば19リットルのバケツを市民に貸し出し、生ごみをそれにいっぱいにして持ってくれば24鉢の花の苗と交換してもらえるということで、それは堆肥化してフラワーセンターなどで利用し、各地域では花のまちづくりプロジェクトに結実、結果として犯罪が激減したということもあったそうです。
また、生ごみを燃やさないだけでなく、雑紙も週に1回段ボールで集めてティッシュペーパーに、あるいはうちわにとリサイクルし、その作業は障害者を雇用しており、昨年には障害者の年末のボーナスが9万3,000円あったといいます。
そのリサイクルの製品ですが、こういう雑紙、鼻紙みたいな汚れた紙以外は全部回収して、こういうものとか、市でこういうティッシュペーパーをつくっている。そして、戸田市を訪れた人たちに差し上げてるということでした。これは、ペットボトル2本半でできてる買い物袋です。これが、ちょっと数忘れましたけど、三、四人に1人ぐらいの割合で市民に買われているということでした。
わずか4年の取り組みでここまで成功させた裏には、市の職員の並々ならぬ取り組みと職員の提案を信頼して、よしやってごらんとさせてくれた市長の存在も大きいとのことでした。
次に訪問しましたのは志木市です。ここでは教育に対する取り組みが大変熱心であり、中学3年生を対象とした基礎学力アップ夢応援事業というのと不登校対策としての教育サポートセンターの取り組み、これを視察させていただきました。
基礎学力アップの取り組みは、義務教育の入り口では小学校の1年生、2年生には25人学級を実現しており、3年生は30人学級です。そのために市独自の教員を雇っていました。また、義務教育の出口である中学3年生の部活動後の時期には、9月から翌年の3月までの6カ月間、すべての子供たちに必要な基礎学力をつけさせて送り出したいということで、希望者を募り、放課後の学習時間に充てているというものです。そのための講師は、教師以外の一般の人であったり、多くは周辺の大学生を登録していて、最初はボランティアであったそうですが、1時間500円、そして現在では1時間1,000円の報酬で見てもらっているということで、生徒は無償です。年々受講生がふえておりました。
また、不登校の児童・生徒を対象にした教育サポートセンターの取り組みもしっかりとなされておりました。この制度は、目標を社会的自立のできる人間をはぐくむこととして、さまざまな原因によって登校できなくなった子供に、その子に応じた対応ができるよういろいろなプロジェクトチームが組まれており、学校外でもサポートしていけるシステムになっています。焦らず、押しつけず、けれども見放さずに子供の意思を大切にしながら無理なくわかりやすく個別指導を行うという方針で、この制度で学習した日は出席扱いにできるように進めているということでした。
このほかに、2日目の午前中は「自治体病院全国大会2008」が開かれておりまして、「地域医療再生フォーラム」で2人の大学教授の講演を聞くことができました。
そのうちのお一人は、政府の諮問機関である社会保障国民会議の座長をされているということでしたが、その先生でさえも、医療費がふえる要因には高齢化社会の進行と医療技術が高度化するためのものと2つの要因があったにもかかわらず、医療費を抑制してきたことは間違いであったと。今病院の存続あるいは救急体制が危ぶまれる状況が全国で起こり、地方財政、地域住民の生存権そのものが危なくなっており、地域医療の再生は国政の最重要課題となっている。あるべき医療の骨格を守るためには、中・長期課題ではあるが、医学部の学生をふやすこと、今いる医師や看護師を大切に、働く環境を最優先によくすること、そして財政措置が必要だと。医療の機能強化、診療報酬をふやしていく方向で地域医療の崩壊を建て直すしかないといった内容であったと思います。
今回の視察研修は、取り組みによってはここまでやれるのかと我々一同感嘆の声が漏れるなど、内容が濃密で大変学ぶことの多いものだったと思います。
以上、大変簡単な報告になりましたが、資料を持ち帰っておりますので、必要な方はぜひごらんください。
以上で終わります。
○議長(上田竹則君) 以上で産業建設委員会及び民生文教委員会の行政視察報告は終わりました。
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○議長(上田竹則君) ただいまより平成20年第5回八幡浜市議会定例会を開会いたします。
市長から今議会招集のあいさつがあります。
市長。
〔市長 高橋英吾君登壇〕
○市長(高橋英吾君) 開会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。
本日、平成20年第5回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、年末を控え大変御多忙のところ御参集賜り、厚くお礼を申し上げます。
さて、国政の動向についてでありますが、世界経済が減速している中での早急な景気対策が望まれており、我が国においても総合経済対策に続き、先ごろ政府・与党から追加対策が示されたところであります。
しかしながら、対策の内容や補正予算案の審議等については各方面からさまざまな意見が寄せられており、延長国会においても各種法案をめぐって与・野党の攻防はさらに激しさを増すことが予想をされております。
このような中、本市におきましては、地方経済の実情や地方の自治体及び病院等が直面している諸問題について、国会議員各位を初め中央省庁に粘り強く働きかけ、その解決に向けて鋭意努力しているところでございます。
政局は依然として先行き不透明な状況にあると思われますが、今後も国の動きを注視しながら財源確保に最大限努力するとともに、行財政改革を進め、より簡素で効率的な市政の運営に努める所存でありますので、議員各位におかれましても御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。
それでは、定例会について申し上げます。
本定例会におきましては、報告1件、諮問1件、条例案7件、予算案10件、その他8件、合わせて27件の御審議をいただくものでございます。また、条例案1件の追加上程を予定いたしております。
諸議案の内容等につきましては後ほど御説明いたしますが、何とぞ慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願いを申し上げます。
なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、指定管理者の指定についてほか3件について御説明申し上げ、議員各位の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いをいたします。
以上、申し述べまして、招集のごあいさつといたします。
○議長(上田竹則君) 議長において、この際、諸般の報告を行います。
9月定例会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付いたしております報告書をもってこれにかえます。
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○議長(上田竹則君) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
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○議長(上田竹則君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、議長において7番 山中隆徳君、12番 宇都宮富夫君を指名いたします。
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○議長(上田竹則君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から12月17日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田竹則君) 御異議なしと認めます。よって、会期は17日間と決定いたしました。
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○議長(上田竹則君) 日程第3 認定第1号 平成19年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
本件に関し、決算審査特別委員長の報告を求めます。
兵頭孝健君。
〔決算審査特別委員長 兵頭孝健君登壇〕
○決算審査特別委員長(兵頭孝健君) 決算審査特別委員会の報告を申し上げます。
認定第1号 平成19年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について付託されました当委員会は、10月27日、11月5日、6日の3日間にわたり、市の理事者を初め担当課長の出席を求め、審査を行いました。その結果、当委員会は認定第1号を賛成多数で認定することに決しました。その審査の概要について報告いたします。
平成19年度の一般会計及び特別会計の決算は、予算現額407億7,873万2,000円、歳入決算額397億7,917万2,735円、歳出決算額394億4,055万8,880円であり、決算額の形式収支は3億3,861万3,855円の黒字であります。これから翌年度へ繰り越すべき財源2,012万1,000円を差し引いた実質収支は3億1,849万2,855円の黒字であります。
なお、歳入決算の執行率は97.5%、歳出決算については96.7%となっております。
基金の状況は、平成19年度末現在高は、一般会計の基金として財政調整基金10億9,799万1,179円を初めとした14基金、計28億712万7,411円、そのほかの基金として土地開発基金ほか4基金で計6億994万9,356円となっております。
財政状況につきましては、財政基盤の強弱を示す財政力指数が3カ年平均0.37で県下11市中10位であり、依然として国、県に依存する財政体質であります。
公債費比率は14.5%で県下11市中6位、起債制限比率は7.1%で県下で本市が一番低くなっており、また財政構造の弾力性を示す経常収支比率は91.6%、県下で7番目となっており、依然として標準的と言われる80%を上回っており、硬直化した財政構造が続いております。
以下、審査の過程において論議されました主な事項について申し上げます。
歳出、一般会計、3款民生費、1項25目交通傷害保障事業費に関し、委員より、八幡浜市市民交通傷害保険の加入率は、19年度8.76%であるとのことであるが、1割にも満たない加入率で、しかも年々減少傾向にあると聞く。そこで、そのことを踏まえ、今後のこの事業についてどのように考えているのかただしたのに対し、理事者より、議員指摘のとおり、加入率が低いということもあるが、この事業については民間に同様な保険があり、それには市民の方、個人でも加入できる。また、この保険の現在の取り扱い会社が21年度をもって取り扱いを中止するとの申し出があり、この事業については21年度を最終年度とし、22年度から廃止の方向で考えているとの答弁がありました。
次に、6款農林水産業費、2項1目林業振興費、13節委託料、有害鳥獣捕獲事業委託料に関し、委員より、当市においてもイノシシの被害が多く発生している。かなりの財政的な措置が必要であると思うが、今後は広域的に集落ごとに電気さく、鉄筋さくを設置するというようなことで対応すべきではないかとただしたのに対し、理事者より、イノシシの被害は当市だけの問題ではなく全国的な問題であり、国もかなり重点的に予算をつけている。議員指摘の電気さく等いろいろな事業があるので、それを取り組むよう検討していきたいとの答弁がありました。
次に、10款教育費、5項10目視聴覚ライブラリー費に関し、委員より、子供映画会を毎月開催しているが、19年度の利用者実績を見ると年間で48名、月平均4名である。非常に事業効率が悪いと感じるが、どうであるのか。また、そのような実績で嘱託職員1名を張りつけているが、中央公民館職員との兼務で対応できないかとただしたのに対し、理事者より、中央公民館は子供映画会の上映を毎月1回定期的に行っている。来館者の状況を見ると、中央公民館に近い児童・生徒が主であるので、今試験的に一地区公民館で視聴覚ライブラリーの教材を使った公民館活動をしていただいているところであり、市内には17の地区公民館があり、17の地区公民館で視聴覚ライブラリーの教材を使うことによって教材の有効活用が図れないかと考えている。また、嘱託職員については、視聴覚ライブラリーの業務だけではなく、中央公民館業務のほか、勤労青年センター、老人憩いの家に関する業務を持ってもらっているとの答弁がありました。
同じく、10款教育費、6項2目市民スポーツセンター運営費に関し、委員より、13節委託料で3,900万円のプール運営管理業務委託料を計上しているが、その収入を見ると、市民スポーツセンター使用料のうちプールの使用料は約3,700万円である。過去においては、プールの使用料が委託料を上回っていたと思うが、どのようになっているのかとただしたのに対し、理事者より、プールの使用料、平成15年度は約4,800万円であったが、少子化の影響で水泳教室等の会員数が減り、結果として収入が減少した。プールの運営管理業務については、教室の数、それに当たる指導者の人数等の仕様書によって競争入札を行い委託契約をしてきた。15年度と比べて委託料の額に変化はないとの答弁がありました。
それに対し、委員から、委託をする場合でも収入、支出のバランスというものを基本に置いていかないと、何のための経費削減、合理化かわからないとの意見がありました。
次に、八幡浜市国民健康保険事業特別会計の歳入に関し、委員より、国民健康保険税で不納欠損額として3,400万円近く計上されている。不納欠損をされた方の中に被保険者の方もおられるのではないか、おられるとすれば、これは税の公平さに欠けるのではないかとただしたのに対し、理事者より、不納欠損された方の中に被保険者の方もおられるが、ただ国民健康保険税の納税者については短期の被保険者証の交付や医療費を全額自己負担しなければならない資格証明証を交付して対応している。なお、今後の方針としては、不納欠損処分を行う際には、所得、不動産等の財産調査をした上で執行停止をかけ不納欠損処分を行うとの方法で考えていきたいとの答弁がありました。
さらに、委員より、不納欠損処分をする場合、財産等の調査を行い、厳しい対応を行った上で不納欠損処分を行い、不納欠損額をいかに少なくしていくかということを考えていただきたいとの意見がありました。
次に、八幡浜市介護保険特別会計の基金に関し、委員より、当市においても高齢化が進み、介護保険の利用者がどんどんふえている状況の中で、基金の状況について心配しているところであるが、19年度の基金の状況はどのようになっているのかとただしたのに対し、理事者より、介護保険準備基金積立金について、平成19年度当初2億円余りあったが、19年度中に7,000万円を取り崩し、20年度は1億円程度を取り崩す見込みである。そうなると、20年度末では基金の残高が4,000万円程度になるが、今第4期介護保険事業計画の保険料等の策定を行っているが、4,000万円では変動幅程度の財源でしかないので、第4期の介護保険事業計画の財源としての基金はないと考えているとの答弁がありました。
また、委員より、介護保険料、当市は愛媛県下では上島町に次いで2番目の低さだったが、基金が底をつくとなると介護保険料の値上げになるのではないかとただしたのに対して、理事者より、介護保険料の基準額は現在3万7,600円である。今までは基金があったので何とか値上げをせずにやってきたが、医療法改正等もあり予想以上に介護保険給付費が伸びており、また基金も減少しているため、今後の介護保険料は県下の平均並み5万2,000円程度になる可能性もある。介護保険事業計画検討委員会で十分協議をして決定したいと考えているとの答弁がありました。
以上、審査の概要を申し上げましたが、理事者におかれましては、ただいま報告をいたしました事項並びに審査の経過において指摘、要望のありました事項については、今後の行財政運営、とりわけ平成21年度の予算編成に速やかに反映され、財政の健全化、予算の効率的な配分等積極的な行財政改革に取り組まれ、市の活性化を図られるよう、なお一層の努力を要望するものであります。
最後に、年間を通じて、市政の発展のため積極的に取り組まれました理事者の熱意と審査に当たられました監査委員の努力に対し、衷心より敬意をあらわすものであります。
以上で決算審査特別委員会の報告を終わります。
○議長(上田竹則君) ただいまの決算審査特別委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田竹則君) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田竹則君) これをもって討論を終結いたします。
これより認定第1号を採決いたします。
本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(上田竹則君) 御着席願います。
起立多数であります。よって、認定第1号は認定することに決しました。
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○議長(上田竹則君) 日程第4 認定第2号 平成19年度八幡浜市水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。
本件に関し、委員長の報告を求めます。
山中隆徳君。
〔産業建設委員長 山中隆徳君登壇〕
○産業建設委員長(山中隆徳君) 9月市議会定例会におきまして、産業建設委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました認定第2号 平成19年度八幡浜市水道事業会計決算の認定についての審査が終了いたしましたので、その結果並びに概要を御報告申し上げます。
去る10月22日、産業建設委員会を開催し、担当理事者から詳細なる説明を受け、慎重に審査を行いました。その結果、本決算は全員一致をもって認定することに決しました。
以下、審査の概要について申し上げます。
初めに、需給の状況でありますが、本年度は降雨量が1,399ミリで昨年度比28.4%の減と大幅に減少し、1年を通して少雨傾向でありましたが、南予水道企業団の受水と自己水源を合わせ、安定した水の供給を行っております。
有収率につきましては、老朽管の改良及び漏水調査により251件の漏水を発見し、速やかに修繕を行ったことにより、配水量505万8,679トンに対し給水量435万4,126トンで86.1%になり、前年度83.2%に比べ2.9ポイントの増となっております。
次に、事業内容でありますが、平成19年度は八幡浜給水区神山水源地高圧受変電設備更新工事や大正町配水管改良工事、奥配水管改良工事、王子の森補助水源地ポンプ据えつけ工事等、39件の建設改良工事を実施いたしております。
次に、決算の状況であります。
収益的収支につきましては、事業収入8億3,127万1,776円に対し事業費用7億8,467万1,547円で、収支差し引き4,660万229円のプラスとなり、単年度黒字となりました。その結果、当年度未処理欠損金は前年度繰越欠損金1億535万9,406円に当年度黒字4,660万229円を加えて5,875万9,177円となりました。その主な原因は、水道料金の値上げによる給水収益の増加と南予水道企業団の基本水量料金の値下げによる受水費の減少によるものであります。
資本的収支につきましては、建設改良費9,967万9,120円、企業債償還金3億1,100万7,544円等により2億8,866万6,803円の資金不足となりましたが、過年度分損益勘定留保資金等で補てんしております。
次に、審査の過程におきまして論議をされました主な事項について御報告申し上げます。
委員より、南予水道企業団からの受水により安定した水の供給が行われており、水不足については心配していないが、次に求めることとしてきれいな水をという望みがあるが、その対策はどのようにしているのかとただしたのに対し、理事者より、八幡浜地区の水源地につきましては、濁度計を設置して濁りを監視しており、きれいな水を供給する施策をとっている。また、保内地区については、今年度濁度計の設置を計画している。川之内浄水場については、ろ過池を年に何度も清掃しており、水質の保全に努めているとの答弁でありました。
以上、審査の概要を申し上げましたが、本年度は単年度黒字を計上し、経営状況が好転した要因としては、本年度に実施した水道料金の値上げによる給水収益の増加によるところが大きく、人口の減少や節水型社会への移行により水需要の大幅な伸びは当面期待できない状況にあり、多額の企業債の償還も合わせて当市の水道事業を取り巻く環境は今後も厳しい状況に置かれることが予想されますが、今後限られた財源の中で経営努力を重ねて、事業に要する経費は事業の運営に伴う収入をもって賄うという独立採算制の持つ経済性を発揮し、職員一丸となった企業努力を結集し、さらなる管理の効率化、コスト削減等による経営効率の向上に努力され、安全で良質な水の安定的供給と市民の信頼にこたえられるよう努めていただくことを強く要望して、産業建設委員会の報告を終わります。
○議長(上田竹則君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田竹則君) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田竹則君) これをもって討論を終結いたします。
これより認定第2号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(上田竹則君) 御着席願います。
起立全員であります。よって、認定第2号は認定することに決しました。
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○議長(上田竹則君) 日程第5 認定第3号 平成19年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定についてを議題といたします。
本件に関し、委員長の報告を求めます。
宇都宮富夫君。
〔民生文教委員長 宇都宮富夫君登壇〕
○民生文教委員長(宇都宮富夫君) 9月市議会定例会におきまして、当民生文教委員会に付託され、閉会中の継続審議となっておりました認定第3号 平成19年度市立八幡浜総合病院事業決算の審査が終了いたしましたので、その結果並びに概要を御報告申し上げます。
去る10月23日、市立八幡浜総合病院事業の決算を審査するため民生文教委員会を開催し、慎重に審査を行った結果、本決算は全員一致をもって認定することに決しました。
以下、審査の概要を申し上げます。
まず、病院事業活動による経営状況の収支についてであります。
医業収益は、対前年度比4.4%の減になっております。内訳として、入院収益が7.7%の減、外来収益2.7%の増、その他医業収益4.1%の増となっており、その主な要因は内科医、眼科医の減少及び医療圏域人口の減少等による患者数の減少であるとの説明でありました。また、補助金などの医業外収益は28.2%の増となっており、主に救急医療運営費及び高度医療運営費等に対する一般会計からの補助金の大幅な増加によるものであるとの説明でございました。病院事業収益全体では2.1%の減となっております。
一方、支出であります病院事業費用につきましては、全体で対前年度比に7.2%の減となっており、そのうち給与費が4.5%の減、材料費が10.2%の減、減価償却費が3.7%の減となっております。
この結果、収支差し引きでは1,922万6,847円の純利益の計上ということで、今年度は単年度黒字となっております。前年度までの繰越欠損金7億6,819万2,040円と合わせて、平成20年度に繰り越す額は、未処理欠損金として7億4,896万5,193円となっております。
次に、業務内容についてでありますが、外来患者数は14万8,445人、前年度に比べ1万4,207人の減、マイナス8.7%、入院患者数は9万3,486人、前年度に比べ5,533人の減、マイナス5.6%となっております。
以上、決算の概要について申し述べましたが、次に審査の過程におきまして論議されました主な事項について報告いたします。
まず、委員より、補助金について詳細な説明をとただしたのに対し、理事者より、他会計補助金3億5,586万4,000円の主なものは、1床当たり48万9,000円の347床分、1億6,968万3,000円の交付金等が一般会計に入った後、病院会計へ繰り出されたものと、病院以外の部署に勤務した月数に伴う退職金及び整備対策室に対する費用負担等として1億4,806万9,000円の一般財源が繰り出されたものである。その他補助金の1,213万4,000円については病院群輪番制に伴う補助金であり、八幡浜・大洲圏域の各自治体から一度集めた負担金をそれぞれの病院へ応分したものである。国庫補助金の571万3,000円については、研修医2名の受け入れによるものであるとの答弁でありました。
また、委員より、雑損失として1億547万927円が計上されているが、この内訳はどのようになっているのかとただしたのに対し、理事者より、国民健康保険診療分及び社会保険診療分については、保険請求確定が2カ月後になるため、それに伴った2月、3月調定額の減額分3,057万5,164円を雑損失で計上している。そのほか、過年度還付金98万914円、損害賠償金100万円、消費税の経理によるもの7,291万4,849円もここで計上しているとの答弁でありました。
それに対し、委員より、雑損失という項目だけで処理することは不明瞭であり、会計処理上考慮すべき問題ではないかとただしたのに対し、理事者より、会計上の法規と照らし合わせながら検討していきたいとの答弁でありました。
また、委員より、重要契約の要旨を見ると医療機器等の購入のようであるが、契約日が集中しているのはなぜかとただしたのに対し、理事者より、100万円以上の備品購入を掲載しているが、たまたままとまった品数を同時に入札した結果、このような契約日となった。入札に関しては監理開発課に依頼しており、市立病院単独では行っていないとの答弁でありました。
なお、そのほか医師不足対策、伊方町との組合立についてなど種々論議されました。
以上、審査の主な概要を申し上げまして、民生文教委員会の報告を終わります。
○議長(上田竹則君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田竹則君) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田竹則君) これをもって討論を終結いたします。
これより認定第3号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(上田竹則君) 御着席願います。
起立全員であります。よって、認定第3号は認定することに決しました。
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○議長(上田竹則君) 日程第6 報告第31号 専決処分の報告について(平成20年度八幡浜市一般会計補正予算(第3号))、諮問第3号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて及び議案第76号 指定管理者の指定についてないし議案第100号 平成20年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(第2号)、以上27件を一括議題といたします。
初めに、市長より総括説明を願います。
市長。
〔市長 高橋英吾君登壇〕
○市長(高橋英吾君) 本日ここに第5回市議会定例会を招集いたしまして、補正予算案を初め、当面する市政の重要案件の御審議をいただくわけでございます。
各案件にわたります詳細な説明は、審議の過程で副市長並びに各課長から申し上げることといたしまして、私は概要を申し上げ、議員各位の御理解と御協賛を賜りたいと存じます。
最初に、県立八幡浜高校陸上部女子の駅伝全国大会出場についてであります。
県予選で5区間すべて区間賞という快挙で2連覇を達成、12月21日の全国大会出場を手にされ、さらに四国大会においても初優勝、まことにおめでとうございます。県予選での記録をさらに更新し、都大路を駆け抜けて、八幡浜の名を全国に広げてもらえるよう健闘を御祈念申し上げます。
さて、国の景気の動向でありますが、内閣府発表の11月月例経済報告では、総論として、景気は弱まっている、さらに世界経済が一段と減速する中で下押し圧力が急速に高まっているとの基調判断であります。部門別では、輸出、生産及び企業収益は減少し、設備投資は弱含み、雇用情勢は悪化しつつあるとし、個人消費はおおむね横ばいとなっているが、足元で弱い動きも見られると述べております。
先行きについては、原油価格等の下落による一定の効果が期待されるものの、世界的な金融危機の深刻化や世界景気の一層の下振れを懸念、株式、為替市場の大幅な変動などから雇用情勢などを含め景気の状況がさらに厳しいものとなるリスクが存在することに留意する必要があるとされております。
政府は、安心実現のための緊急総合対策を着実に実行するとしております。また、10月30日、現下の金融経済情勢を踏まえ、生活者の暮らしの安心、金融・経済の安定強化、地方の底力の発揮の3つを重点分野として生活対策を決定し、第2次補正予算案及び財源の裏づけとなる関連法案を年明けの通常国会に提出するとしております。
次に、国の補正予算の対応についてであります。
本年10月、平成20年度第1次補正予算が成立し、その中に学校施設の耐震化加速の取り組みを支援するために必要な予算が盛り込まれました。これは、本年8月に政府において取りまとめられた安心実現のための緊急総合対策の中に大規模な地震による倒壊の危険性の高い公立小・中学校施設約1万棟の耐震化事業の加速化が盛り込まれたことを受け、緊急の支援措置として計上されたものであります。学校施設は、児童・生徒等が1日の大半を過ごす活動の場であり、非常災害時には地域住民の応急避難場所としての役割も果たすことから、その安全性の確保は極めて重要であります。
当市としても、国の補正予算で交付される地域活性化緊急安心実現総合対策交付金を活用し、平成21年度から22年度に実施予定の非木造の耐震2次診断事業を今年度事業に前倒しして実施し、その診断結果をもとに大規模地震により倒壊等の危険性の高い耐震指標Is値0.3未満の小・中学校施設の耐震化事業を、平成23年度までの4年間での完了を目指してまいりたいと考えております。
次に、市立病院の経営環境についてであります。
御案内のとおり、八西地域における基幹的中核病院として医療上の安心保障という重要な役割を担っており、医療の質、医療サービスの向上及び病院経営の効率化の3項目を基本理念に掲げ、地域住民に信頼される病院に向かって鋭意努力いたしております。
しかしながら、現在の医療環境は国の医療費抑制策による診療報酬の改定、さらには医療圏域人口の減少と少子・高齢化の進展、開業などによる医師の減少を受け、入院、外来の患者数が大幅に減少し、病院経営にはますます厳しくなる環境であります。
緊急的対応として、医師の招致活動や水曜日と土曜日の2次救急診療の休止、内科外来の予約診療制の導入による常勤医の長時間勤務からの疲弊軽減を図り、常勤医の定着化を推進してまいります。また、長期的な展望においては、高度医療機器の更新を初め医療の高度化など医療サービスの向上に努めてまいります。
今後も、医師確保対策、信頼される病院づくり、病院整備に向けて経営の健全化対策の具体化に取り組んでまいる所存であります。
それでは、今回の補正予算の主なものについて順次御説明をいたします。
最初に、地場産業振興対策であります。
まず、農林業関係では、担い手の育成による農業生産活動等の維持を図るための中山間地域等直接支払制度交付金、国営かんがい排水事業による国営南予用水土地改良事業負担金の予算化、林業関係では、森林の有する多面的な機能が十分発揮されるような適切な森林整備の推進を図るための森林整備地域活動支援交付金の予算措置を講じたところであります。
また、港湾漁港関係では、八幡浜漁港護岸補修工事費、真網代漁港浮防波堤アンカーチェーン補修工事費及び八幡浜港鯛引地区の小型船だまり施設補修工事費の予算措置を講じております。
次に、道路整備につきましては、市単独事業として、市道大谷口舌間線の火葬場に至る道路の一部を拡幅改良するための建物調査等委託料の予算措置を講じ、地域の生活基盤の確立と要望にこたえて計画的に整備していきたいと考えております。
次に、社会福祉の充実についてであります。
矢野町の菊池氏による福祉の充実にと多額の寄附の申し出をありがたくお受けし、福祉施設へのAED設置、公民館等への車いす配置の事業費に充当させていただいております。
次に、教育の振興であります。
学校教育につきましては、前段に述べました小・中学校施設の耐震診断事業の予算化を初め、日土小学校改修改築に伴う備品購入費及び大島小・中学校閉校記念式関係経費の予算措置を講じております。
その他の措置として、人件費については、各会計の年間所要額の調整等の予算措置をいたしております。
最後になりましたが、さきに医療法人青峰会理事長上村神一郎氏より、くじらグループ創立50周年記念の地域貢献事業として、小・中学校17校にAEDの御寄附をいただきました。また、来年度以降も市が実施する青少年育成事業及び子育て支援事業の充実化にと多額の寄附の申し出を受けたところであります。来年度以降は、御寄附の趣旨に沿いまして、寄附金を有効に活用するため、事業計画について青峰会様と協議の上決定していきたいと考えております。まことにありがとうございました。
以上、主要施策の概要を申し上げましたが、この結果、今回の補正予算として、一般会計5億5,069万8,000円、特別会計1億6,254万4,000円、企業会計1億1,426万6,000円、合計8億2,750万8,000円を計上、御提案申し上げます。
これらの財源といたしましては、地方交付税、国県支出金、市債等それぞれの事業施策に対応する額を計上いたしております。
以上、補正予算案等について御説明申し上げましたが、慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願いを申し上げます。
○議長(上田竹則君) 休憩いたします。
午前11時04分 休憩
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午前11時16分 再開
○議長(上田竹則君) 再開いたします。
これより順次説明を求めます。
財政課長。
○財政課長(國本 進君) 議案書1ページをお開き願います。
報告第31号 専決処分の報告について御説明いたします。
平成20年度八幡浜市一般会計補正予算(第3号)を地方自治法第179条第1項の規定により専決処分いたしましたので、これを報告し、承認を求めるものであります。
専決の理由は、県の施設園芸体質強化の予算措置に伴い、ヒートポンプ導入経費に係る予算を補正する必要が生じたためであります。
専決処分の内容については、お手元に配付をいたしております平成20年度10月(専決)補正予算資料で御説明をいたします。
資料1ページをお開き願います。
今回の補正は、一般会計の今回補正額欄にありますように439万2,000円を補正し、予算総額は201億9,781万円とするもので、前年度同期に比べ11.4%の増であります。
2ページをお開き願います。
一般会計の各経費の内訳でありますが、補助費等の439万2,000円は、施設園芸省エネルギー化緊急支援事業補助金であります。
3ページをお開き願います。
歳入は、9款地方交付税101万3,000円及び14款県支出金337万9,000円を充当いたしております。
以上でございます。
○議長(上田竹則君) 人権啓発課長。
○人権啓発課長(田中良三君) 議案書13ページをお開きください。
諮問第3号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて御説明いたします。
本市の人権擁護委員宮崎秀次氏は、平成21年3月31日をもって任期満了となるため、松山地方法務局長から後任の候補者について推薦依頼がありました。新任の候補者には、八幡浜市松柏乙886番地1、谷川忠孝氏を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。
谷川氏は、平成18年3月、八幡浜市立神山小学校校長として退職されました。教職について以来、人権確立を目指し実効性のあるものにしていくことに心がけ、特に八幡浜市教育委員会派遣社会教育主事としての5年間、八幡浜教育事務所社会教育課長として2年間、人権同和教育に携わり、人権問題の解決に努力されてきました。谷川氏は、人格、見識ともに人権擁護委員としてふさわしく、幅広い活動をしていただけるものと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(上田竹則君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(谷口光一君) 議案書15ページをお願いいたします。
議案第76号 指定管理者の指定について御説明いたします。
地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者を指定することについて議会の議決を求めるものでございます。
指定管理者に管理を行わせる公の施設の名称は八幡浜市民スポーツセンターで、指定管理者となる団体は八幡浜市1460番地、清水商事株式会社代表取締役清水冨喜春でございます。指定の期間は平成21年4月1日から平成24年3月31日までの3カ年であります。
以上です。
○議長(上田竹則君) 保健センター所長。
○保健センター所長(松本常美君) 議案書17ページをお願いいたします。
議案第77号 指定管理者の指定について御説明いたします。
地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者を指定することについて議会の議決を求めるものでございます。
指定管理者に管理を行わせる施設の名称は八幡浜市湯島デイサービスセンターで、指定管理者となる団体は八幡浜市松柏乙1101番地、社会福祉法人八幡浜市社会福祉協議会であります。指定の期間は平成21年4月1日から平成26年3月31日までの5年間であります。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(上田竹則君) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(水野省三君) 議案書19ページをお願いいたします。
議案第78号 指定管理者の指定について説明をいたします。
地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者を指定することについて議会の議決を求めるものでございます。
指定管理者に管理を行わせる施設の名称は八幡浜市養護老人ホーム湯島の里で、指定管理者となる団体は八幡浜市松柏乙1101番地、社会福祉法人八幡浜市社会福祉協議会であります。指定期間は平成21年4月1日から平成26年3月31日までの5年間であります。
続きまして、次のページの議案書22ページをお願いいたします。
議案第79号 指定管理者の指定について説明をいたします。
地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者を指定することについて議会の議決を求めるものでございます。
指定管理者に管理を行わせる施設の名称は八幡浜市養護老人ホームあけぼの荘で、指定管理者となる団体は八幡浜市松柏乙1101番地、社会福祉法人八幡浜市社会福祉協議会であります。指定期間は平成21年4月1日から平成24年3月31日まで3カ年であります。
続きまして、次のページの議案書23ページをお願いをいたします。
議案第80号 指定管理者の指定について説明をいたします。
地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者を指定することについて議会の議決を求めるものでございます。
指定管理者に管理を行わせる施設の名称は八幡浜市障害者施設いきいきプチファームで、指定管理者となる団体は松山市和泉北1丁目20番18号、社会福祉法人和泉蓮華会であります。指定期間は平成21年4月1日から平成26年3月31日までの5年間であります。
以上であります。
○議長(上田竹則君) 商工観光課長。
○商工観光課長(菊池正康君) 議案書25ページをお願いいたします。
議案第81号 指定管理者の指定について御説明いたします。
八幡浜市新川駐車場の管理及び運営を行わせるために指定管理者を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。
指定管理者となる団体は八幡浜市北浜1丁目3番25号、八幡浜商工会議所会頭菊池公孝であります。指定の期間は平成21年4月1日から平成26年3月31日までの5カ年です。
続きまして、27ページをお願いいたします。
議案第82号 指定管理者の指定について御説明いたします。
八幡浜市沖新田駐車場、駅前駐車場、中央駐車場、北浜立体駐車場の4駐車場の管理及び運営を行わせるために指定管理者を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。
この4駐車場の指定管理者となる団体は八幡浜市産業通り10番11号、アトムタクシー株式会社代表取締役宇都宮賢八であります。指定の期間は平成21年4月1日から平成26年3月31日までの5カ年です。
以上です。
○議長(上田竹則君) 水産港湾課長。
○水産港湾課長(大西 力君) 議案書の29ページをお願いいたします。
議案第83号 指定管理者の指定について御説明いたします。
地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者を指定することについて議会の議決を求めるものであります。
指定管理者に管理を行わせる施設の名称は八幡浜市カルチャーアイランド21(おさかな牧場「シーロード八幡浜」)であり、指定管理者となる団体は八幡浜市向灘2935番地、宇和海文化都市開発株式会社代表取締役高橋英吾とし、指定の期間は平成21年4月1日から平成26年3月31日までの5カ年とするものでございます。
以上です。
○議長(上田竹則君) 総務課長。
○総務課長(山本一夫君) 議案書31ページをお願いをいたします。
議案第84号 八幡浜市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の制定について御説明をいたします。
従来、衆・参両院の選挙のみ認められていたビラ、いわゆるマニフェストの頒布が公職選挙法の一部改正(平成19年2月)により地方公共団体の長にも認められたものであり、市長選挙においてビラの種類は2種類以内、枚数は1万6,000枚まで、単価は1枚当たり7円30銭までと規定をされており、最大で候補者1人当たり11万6,800円の公費負担が可能となるものでございます。
それでは、主な制定内容について御説明をいたします。
第1条において市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関して必要な事項を定めることとし、第2条ではビラの公費負担について、第3条ではビラの作成の契約締結の届け出、第4条ではビラの作成の公費負担額及び支払い手続、次ページをお願いいたします、第5条では公費負担の限度額についてそれぞれ記載のとおり定め、委任規定として、第6条においてこの条例の規定するもののほか、この条例に関し必要な事項は八幡浜市選挙管理委員会が定めるとするものであります。
なお、附則におきまして、この条例は公布の日から施行をし、この条例の規定はこの条例の施行日以後その期日を告示される選挙から適用をするものであります。
以上であります。
○議長(上田竹則君) 税務課長。
○税務課長(市川芳和君) 議案書33ページをお願いいたします。
議案第85号 八幡浜市市税条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
個人住民税の給付金税額控除について、控除対象となる寄附金の範囲を拡大するため提案するものでございます。
改正内容でございますが、市税条例第34条の7第1項に次の1号を加えるもので、第3号として、所得税法第78条第2項第2号及び第3号に掲げる寄附金のうちア、イ、ウに該当するものが対象となります。今回の改正により、学校法人、社会福祉法人、NPO法人等への寄附金が控除対象となります。
附則として、第1条で施行期日、第2条、第3条で経過措置を定めております。
以上でございます。
○議長(上田竹則君) 監理開発課長。
○監理開発課長(山本数道君) 議案書35ページをお願いします。
議案第86号 八幡浜市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の制定について御説明します。
従来、債務負担行為によることなく複数年度にわたり締結できる長期継続契約は、地方自治法第234条の3により、電気、ガス、水の供給もしくは電気通信役務の提供を受ける権利または不動産を借れる契約に限定にされていましたが、今回地方自治法の改正によりその他政令で定める契約が加えられ、各自治体は条例で定めれば債務負担行為などの議会の議決を得ないで長期継続契約を締結することができるようになりましたので、その原案を提示するものであります。
その範囲については、地方自治法施行令第167条の17の規定で翌年度以降にわたり物品を借り入れまたは役務の提供を受ける契約で、その契約の性質上、翌年度以降にわたり契約を締結しなければ当該契約にかかわる事務の取り扱いに支障を及ぼすようなもののうち条例で定めたものとされています。このため、今回その対象範囲を商慣習上複数年契約が一般的である賃貸借契約及び年間を通じて日常的、継続的、反復的に役務の提供を受ける必要がある庁舎管理業務委託等の契約とするものでございます。
第1条に趣旨を、第2条にその対象範囲を、第3条に委任事項を定めるものであります。
なお、附則として、この条例は公布の日から施行するものであります。
説明は以上でございます。
○議長(上田竹則君) 学校教育課長。
○学校教育課長(三堂嗣夫君) 議案書37ページをお願いいたします。
議案第87号 八幡浜市立学校設置条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
平成21年4月1日から八幡浜市立大島小・中学校を廃止、八幡浜市立白浜小学校、八幡浜市立愛宕中学校にそれぞれ統合するため、八幡浜市立学校設置条例別表第1に記載されている八幡浜市立大島小学校の項を削除し、別表第2に記載されてます八幡浜市立大島中学校の項を削除するものであります。
なお、この条例は平成21年4月1日から施行するものであります。
以上でございます。
○議長(上田竹則君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(谷口光一君) 議案書39ページをお願いいたします。
議案第88号 八幡浜市立学校体育施設使用料条例の一部を改正する条例の制定について御説明させていただきます。
大島中学校を愛宕中学校に統合するために、別表に記載されております八幡浜市立大島中学校の項を削るものでございます。
なお、この条例につきましては、平成21年4月1日から施行するものでございます。
以上です。
○議長(上田竹則君) 下水道課長。
○下水道課長(石田 修君) 議案書の41ページをお願いいたします。
議案第89号 八幡浜市戸別合併処理浄化槽の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明をいたします。
事業の効率化及び健全な運営を図るため、使用料を改定するものであります。
条例の第9条、5人槽までを3,200円から3,400円に、7人槽までを3,830円から4,070円に改定するものであります。7人槽を超えるものにつきましては現行どおりであります。
なお、この改定は平成21年4月1日より施行するものでございます。
続きまして、議案書の43ページをお願いいたします。
議案第90号 八幡浜市下水道条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
大変厳しい社会情勢の中でありますが、公共下水道の整備促進及び下水道経営の健全化を図るため、使用料の改定を行うものであります。
基本料8立米までを800円から830円へ、以下表のとおりであり、平均約3.8%の改定となります。
なお、本条例は、附則にありますように平成21年4月1日より施行し、平成21年5月より適用するものであります。
以上です。
○議長(上田竹則君) 財政課長。
○財政課長(國本 進君) 議案書45ページから220ページの議案第91号から第98号、平成20年度一般会計補正予算(第4号)及び各特別会計補正予算7件を一括して平成20年度12月補正予算資料で御説明をいたします。
最初に、資料の訂正をお願いいたします。
20年度12月補正予算資料の2ページの一般会計の各経費の内訳のところでありますが、補助費等のうち、その4行目にあります施設事務組合負担金(八西衛生分)の括弧書きの部分(八西衛生分)を(し尿処理分)に訂正をお願いいたします。
それでは、資料1ページに戻っていただきまして、今回の補正は、一般会計では今回補正額の欄にありますように5億5,069万8,000円を補正し、予算総額は207億4,850万8,000円となり、前年度同期に比べ8.8%の増であります。
次に、特別会計は国民健康保険事業会計を初め7会計の補正で、この7会計で、小計欄にありますように1億6,254万4,000円の補正で、一般会計、特別会計を合わせますと、今回補正額は7億1,324万2,000円、累計では合計欄346億7,674万2,000円で、前年度同期と比べ15%の減であります。
次に、企業会計は、水道事業会計は2,149万9,000円の補正、病院事業会計は9,276万7,000円の補正であります。
なお、すべての会計における今回補正額は8億2,750万8,000円、企業会計を含めた総予算額は410億11万5,000円で、前年度同期に比べ13.5%の減であります。
それでは、一般会計から概要について御説明いたします。
2ページをお願いいたします。
各経費の内訳でありますが、まず人件費7,001万4,000円の減額は、退職及び配置転換等による職員人件費の減額が主なものであります。
次に、物件費1,970万1,000円は、各種施設の燃料費387万8,000円、市長選挙費関係経費の今年度分として277万5,000円、寄附金を充当した社会福祉用備品購入費100万7,000円、保育所広域入所委託料360万円、大島小・中学校閉校に伴う引っ越し手数料210万円が主なものであります。
次に、維持補修費148万8,000円は、公園施設修繕料71万7,000円、総合福祉文化センター修繕料38万7,000円などであります。
次に、補助費等3億5,109万4,000円は、八幡浜高校第20回全国駅伝競走大会出場補助金150万円、施設事務組合負担金、急患センター分、し尿処理分、広域消防分合わせまして1,386万7,000円の減額、中山間地域等直接支払制度交付金3億4,319万8,000円が主なものであります。
次に、投資的事業は2億2,173万5,000円で、事業の主な内容につきましては後ほど御説明いたします。
次に、積立金695万2,000円は、養護老人ホーム基金への積立金であります。
最後の繰出金1,974万2,000円は、国民健康保険事業特別会計へ280万1,000円、後期高齢者医療特別会計へ1,399万円、簡易水道事業特別会計へ106万2,000円、公共下水道事業特別会計へ237万1,000円が主なものであります。
次に、4ページをお開き願います。
投資的事業でありますが、まず港湾関係は、八幡浜港鯛引地区小型船だまり施設補修工事費45万円などであります。
次に、漁港関係は、真網代漁港浮防波堤アンカーチェーン補修工事315万円、八幡浜漁港護岸補修工事180万円などであります。
次に、道路橋梁関係は、市道大谷口舌間線建物調査等委託料134万6,000円などであります。
次、5ページになりますが、農林水産関係は国営南予用水土地改良事業負担金1億7,007万円であります。
次に、学校関係では、日土小学校改修改築工事費の補助率変更及び起債の変更による財源の組み替えを行っております。
同じく、日土小学校備品購入費650万円、国の第1次補正予算による交付金を充当した小・中学校耐震診断業務委託料等に3,670万7,000円であります。
以上が一般会計の概要であります。
なお、歳入では、地方交付税、国庫支出金、県支出金、寄附金、諸収入等を充当いたしております。
次に、特別会計補正予算を御説明をいたします。
前に戻りまして、3ページをお開き願います。
まず、国民健康保険事業1億4,480万8,000円は、医療費実績による保険給付費の今後必要見込み額の補正が主なものであります。歳入は、国庫支出金、基金繰入金を充当し、収支の均衡を図っております。
後期高齢者医療1,399万円は、総務費の人件費の調整及び後期高齢者医療市町村システム導入等委託料であります。歳入は、一般会計繰入金で収支の均衡を図っております。
介護保険30万7,000円は、総務費の介護認定支援ソフト改修委託料及び人件費の調整が主なものであります。歳入は、国庫支出金と繰越金を充当し、収支の均衡を図っております。
介護サービス事業33万5,000円は、サービス事業費の人件費調整による増であります。歳入は、一般会計繰入金で収支の均衡を図っております。
簡易水道事業106万2,000円は、総務費の人件費調整による増であります。歳入は、一般会計繰入金で収支の均衡を図っております。
公共下水道事業237万1,000円は、総務費の八幡浜浄化センター管理費のうち、雨水ポンプ修繕料315万円、そのほか人件費の調整などであります。歳入は、一般会計繰入金で収支の均衡を図っております。
戸別合併処理浄化槽整備事業32万9,000円の減額は、総務費の人件費の調整による減額であります。歳入は、一般会計繰入金を減額いたしております。
なお、6ページ以降に一般会計歳入歳出の状況を添付をいたしておりますので、御参照いただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(上田竹則君) 水道課長。
○水道課長(永井俊明君) それでは、議案書221ページをお願いいたします。
議案第99号 平成20年度八幡浜市水道事業会計補正予算(第1号)について御説明をいたします。
今回の補正は、業務の予定量の増額によるものが主なものでございます。
まず、第2条で、業務の予定量としまして、主な建設改良事業費のうち、水源設備改良工事等で250万円を減額し、排水設備改良工事等で2,544万3,000円を増額、主な建設改良事業費の予定総額を1億5,644万3,000円とするものでございます。
第3条の収益的収入及び支出でございます。収入では、第1款、第2項営業外収益の既決定予定額に308万1,000円を補正し、第1款水道事業収益の総額を8億5,926万5,000円とするものでございます。
支出では、第1款、第1項営業費用の既決予定額に613万3,000円を補正、第2項営業外費用は規定予定額から170万5,000円を減額し、第1款水道事業費用の総額を8億3,166万3,000円とするものでございます。
次ページをお願いいたします。
第4条資本的収入及び支出でございます。収入ですが、第1款、第1項企業債は既決予定額から1,750万円を減額、第5項負担金では既決予定額に1,544万3,000円を補正し、第1款の資本的収入の総額を3,734万2,000円とするものでございます。
支出では、第1款、第1項建設改良費の既決予定額に2,294万3,000円を補正、第2項企業債償還金では既決予定額から587万2,000円を減額し、第1款の資本的支出の総額を2億9,778万8,000円とするものでございます。
この結果としまして、当初予算第4条括弧書きの資本的収入が資本的支出額に対して不足する額を2億6,044万6,000円に、補てん財源であります過年度分損益勘定留保資金を2億5,377万1,000円にそれぞれ改めるものでございます。
第5条は、企業債では借入額の変更でございます。
第6条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費を補正をいたしております。
なお、223ページ以降に補正予算実施計画、資金計画、給与費明細、事業予定貸借対照表、補正予算明細書を添付しておりますので、御参照を願います。
以上でございます。
○議長(上田竹則君) 市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(田中正憲君) 議案書の233ページをお願いします。
議案第100号 平成20年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(第2号)について御説明を申し上げます。
今回の補正予算は、平成20年度の上半期の業務実績及び下半期の業務予定、決算見込みによります補正措置でございます。
まず、第2条業務の予定量の補正で、(2)の年間患者数を、入院1万184人を減額補正し、外来645人を増員補正し、入院患者総数7万270人、外来患者総数11万2,100人とするものでございます。この患者数の減少の主な要因としましては、今までも説明申し上げましたが、内科医、脳神外科医、眼科医の退職によるものが大きく影響しております。
次に、第3条収益的収入及び支出の予算額につきましては、収入の第1款病院事業収益で3億1,608万4,000円を減額し、総額で38億8,018万9,000円とするものでございます。
まず、第1項の医業収益で3億1,632万2,000円を減額。内訳では、入院収益が3億286万3,000円の減額。一方、外来収益では1,245万9,000円を増額するものでございます。
次ページでございます。支出についてですが、第1款の病院事業費用9,051万8,000円を増額し、総額を48億1,013万1,000円にするものでございます。
まず、第1項の医業費用で1億454万円を増額。内訳では、給与費で1億6,083万1,000円を増額。詳細では、医師、看護師等の減少による給料、手当等の減少の反面、年度末までの退職予定者の増による退職金3億381万3,000円などの増によるものでございます。材料費では、患者の減少に伴う薬品費などで2,205万3,000円の減額、経費でも2,863万円の減額補正を行うものでございます。
次の第2項の医業外費用の1,402万2,000円の減額につきましては、平成19年度の2月、3月分の診療報酬について、支払基金等での査定による保留、減額が減少したことが主なものでございます。
この結果、病院事業収益から事業費用を差し引いた収支につきましては9億2,994万3,000円の単年度赤字、累積では16億7,932万8,000円の累積赤字の予算計上をせざるを得ない大変厳しい病院運営となってございます。
次に、第4条資本的収入及び支出でございます。
まず、第1款資本的収入は、第3項投資償還収入25万5,000円を減額し0としまして、総額を2億8,816万1,000円とするものであります。
次の第1款資本的支出では、第2項企業債償還金224万9,000円を増額して2億1,806万6,000円として、総額を3億8,379万1,000円とするものです。
なお、今回の補正により補てん財源に変更が生じましたので、記載のとおり改めるものでございます。
第5条議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきましては、職員給与費1億6,083万1,000円を増額計上いたしております。
第6条では、たな卸資産購入限度額について1,706万6,000円の減額補正を行い、記載のとおり限度額を改めるものです。
なお、237ページ以降に予算の実施計画、資金計画、予算明細書等を添付いたしておりますので、御参照いただきたいと存じます。
以上でございます。
○議長(上田竹則君) ただいま議題となっております27件についての本日の審議はこの程度にとどめます。
お諮りいたします。
議事の都合により、明2日及び3日の2日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田竹則君) 御異議なしと認めます。よって、明2日及び3日の2日間は休会することに決しました。
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○議長(上田竹則君) これにて本日の会議を閉じます。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
明2日及び3日の2日間は休会であります。4日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。
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○議長(上田竹則君) 本日はこれにて散会いたします。
午前11時56分 散会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
八幡浜市議会 議長 上 田 竹 則
議員 山 中 隆 徳
議員 宇都宮 富 夫