公開日 2014年09月18日
議事日程 第5号
平成21年10月1日(木) 午前10時開議
第1
会議録署名議員の指名
第2
議案第63号 八西地域情報基盤整備事業費分担金徴収条例の制定について
議案第65号 八幡浜市市長の退職手当の特例に関する条例の制定について
議案第66号 八幡浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
議案第67号 八幡浜都市計画臨港地区内の分区における構築物の規制に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第68号 八幡浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について
議案第69号 平成21年度八幡浜市一般会計補正予算(第4号)
議案第70号 平成21年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
議案第71号 平成21年度八幡浜市老人保健特別会計補正予算(第1号)
議案第72号 平成21年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(第2号)
議案第73号 平成21年度八幡浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第74号 平成21年度八幡浜市水産物地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)
議案第75号 八西地域情報基盤整備事業事務の委託について
委員長報告
(質疑、討論、採決)
第3
同意案第 9号 副市長の選任について
(提出者の説明、質疑、討論、採決)
第4
同意案第10号 固定資産評価員の選任について
(提案者の説明、質疑、討論、採決)
第5
同意案第11号 監査委員の選任について
(提案者の説明、質疑、討論、採決)
第6
同意案第12号 監査委員の選任について
(提案者の説明、質疑、討論、採決)
第7
議員提出議案第5号 経済危機対策の着実な実行を求める意見書の提出について
(提案者の説明、質疑、討論、採決)
第8
議員提出議案第6号 伊方原発3号機でのプルサーマル計画中止を求める意見書の提出について
(提案者の説明、質疑、討論、採決)
第9
選挙第10号 愛媛県後期高齢者医療広域連合議員の選挙
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本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
議案第63号、議案第65号~議案第75号
日程第3
同意案第9号
日程第4
同意案第10号
日程第5
同意案第11号
日程第6
同意案第12号
日程第7
議員提出議案第5号
日程第8
議員提出議案第6号
日程第9
選挙第10号
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出席議員(19名)
1番 岩 田 功 次 君
2番 石 崎 久 次 君
3番 樋 田 都 君
4番 新 宮 康 史 君
5番 上 田 浩 志 君
6番 井 上 和 浩 君
7番 魚 崎 清 則 君
8番 二 宮 雅 男 君
9番 遠 藤 素 子 君
10番 清 水 正 治 君
11番 宇都宮 富 夫 君
12番 兵 頭 孝 健 君
13番 上 田 竹 則 君
14番 松 本 昭 子 君
15番 住 和 信 君
16番 中 岡 庸 治 君
17番 宮 本 明 裕 君
18番 大 山 政 司 君
19番 萩 森 良 房 君
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欠席議員(なし)
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説明のため出席した者の職氏名
市長 大 城 一 郎 君
副市長 橋 本 顯 治 君
政策推進課長 中 榮 忠 敏 君
危機管理室長 尾 﨑 政 利 君
総務課長 都 築 眞 一 君
財政課長 國 本 進 君
税務課長 清 水 義 明 君
市民課長 柏 木 幸 雄 君
生活環境課長 大 森 幸 二 君
福祉事務所長 水 野 省 三 君
保健センター所長 松 本 常 美 君
人権啓発課長 森 岡 雅 司 君
水産港湾課長 大 西 力 君
建設課長 菊 池 賢 造 君
監理開発課長 中 岡 勲 君
農林課長 二 宮 嘉 彦 君
商工観光課長 菊 池 正 康 君
下水道課長 宮 本 雅 三 君
保内庁舎管理課長補佐 上 甲 一 男 君
水道課長 永 井 俊 明 君
市立病院事務局長 田 中 正 憲 君
会計管理者 元 田 博 之 君
教育委員会委員長 井 上 守 君
教育長 増 池 武 雄 君
学校教育課長 三 堂 嗣 夫 君
生涯学習課長 大 本 孝 志 君
文化振興課長 山 本 数 道 君
代表監査委員 市 川 芳 和 君
監査事務局長 山 本 一 夫 君
農業委員会事務局長 山 下 裕 君
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会議に出席した議会事務局職員
事務局長 菊 池 敏 和 君
事務局次長兼議事係長 菊 池 和 弥 君
調査係長 髙 岡 哲 也 君
書記 脇 野 和 仁 君
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午前10時00分 開議
○議長(萩森良房君) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
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○議長(萩森良房君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、議長において6番 井上和浩君、16番 中岡庸治君を指名いたします。
清水正治君。
○清水正治君 おはようございます。
大変失礼をいたします。
議案審議に入ります前に理事者にお尋ねをいたしたいことがございますので、議長に発言の許可をお願いをいたします。
○議長(萩森良房君) 許可いたします。
○清水正治君 許可いただきましてありがとうございます。
それでは、少しお願いをいたします。
去る6月議会において一般質問が行われましたが、私も含め同僚議員から大城市長の政治姿勢、特に選挙公約についてございました。直ちに3名の医師を確保する、八幡浜港湾振興ビジョンの抜本見直し、人件費削減による全体で3億円減のスリム化と、この3本柱でございました。この件について明確で誠意ある答弁を求めたにもかかわらず、納得のいく答弁回答は示されず、そのことに対して議会は選挙公約違反である、そのことをなぜお認めにならないのかとの再三の質問にも結局は認めることはなかったのであります。
そのことを議会として到底見過ごすことができないということで、議員有志が6月議会最終日に議員提出議案として市長大城一郎君に対する辞職勧告決議について提出し、賛成多数にて可決されました。この決議は非常に重みがあることは市長はもちろんのことでしょうが、議会も同様であると認識しております。
その後、市長からは、特に直ちに3名の医師を確保するという件については努力は続けていく、しかしその壁は厚く、時間を要するが、全力で取り組んでいきたいといった内容の発言はマスコミ等を通じてお聞きしております。
しかし、八幡浜振興ビジョンの抜本見直しについては具体的な対応策をお示しになっていないように思います。
人件費削減による全体で3億円減のスリム化の公約につきましても、退職金を支給しない条例は提案されていますが、人件費全体の削減等についてはいまだ具体的な説明がなされておりません。
今9月議会において、市長は総括説明において市長就任以来、直ちに3人の医師確保の公約実現に向け邁進してまいりましたが、現時点におきましては医師確保の実績がなく、結果として直ちにという点におきましては公約に違反しているところであり、まことに申しわけなく思っております、厳しい現状認識のもと、今後一層の努力を傾注して医師確保に努めてまいる所存でありますと説明をされました。その内容は結果として直ちにという点についてのみお認めになったものであり、3人の医師確保については公約違反であったとの認識はなかったように受けとめております。
本日、副市長の選任について提案されますが、副市長の選任については、市長はこれらの公約を実現するためにも議会に同意していただき、山積する諸問題に一丸となって取り組んでいきたい旨の発言をなされております。副市長がいまだ空席であるということは、市民はもちろんのこと、決して議会も望むものではありません。しかし、市民の多くから市長の公約についてはどうなったのか、議会は6月議会において辞職勧告決議まで行ったにもかかわらず、その後は何もしないのかといった意見もいただいております。
この際、市長もこれらの問題に対して明確な答弁をされて、円滑な市政運営に臨まれてはいかがでしょうか。私は人事案件が提案されるに当たり、その判断基準ともしたいので、再度選挙公約について市長のお考えをお聞かせ願いたいと思っております。
以上であります。ありがとうございました。
○議長(萩森良房君) 休憩いたします。
午前10時05分 休憩
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午前10時07分 再開
○議長(萩森良房君) 再開いたします。
市長。
○市長(大城一郎君) 清水副議長の質問でございますが、私の公約のまず1点目、医師確保についてでございます。
直ちに3名の医師確保といった時点で、今回議会の初日にも申し述べましたように、直ちにということはもう現在5カ月経過しておりますので、直ちにという点に対しましては公約違反であったと私も認識しております。
しかしながら、現在もある程度進行した話もありまして、何名かの医師に当たっております。これが近い将来にも実現に向けて全身全力をかけて努力しておるところでございます。まだ内容については差し控えさせていただきますが、現在進行中の話があるということで御理解をいただきたいと思います。
そして続きまして、港湾ビジョンの見直しについてでありますが、この議会中に答申を受けたばかりでございまして、今後その内容を精査した上で、八幡浜にとってこの港湾振興ビジョンは今後の八幡浜、未来永劫にわたってすばらしい施設にしなければならない、そういった気持ちで臨んでいきたいと思いますので、慎重にやっていくべき問題だと思っております。これもまた今後議員各位の皆様方のお知恵をおかりしながらつくっていかなければならない施設であると思いますので、どうぞそこら辺も御理解をいただきたいと思います。
3番目の人件費の削減でございますが、現在人事院勧告のこともありまして、本日副市長の提案もしております。まずは私の足元を固めた上で人件費の削減等につきましても今後十分に内部で検討した上で実行してまいりたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
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○議長(萩森良房君) 日程第2 議案第63号 八西地域情報基盤整備事業費分担金徴収条例の制定について、議案第65号 八幡浜市市長の退職手当の特例に関する条例の制定についてないし議案第75号 八西地域情報基盤整備事業事務の委託について、以上12件を一括議題といたします。
これらの案件に関し、順次各委員長の報告を求めます。
総務委員長、井上和浩君。
〔総務委員長 井上和浩君登壇〕
○総務委員長(井上和浩君) 総務委員会の報告を申し上げます。
当委員会に付託をされました案件は、条例案4件、予算案3件、その他1件であります。審査の結果につきましては、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりであり、議案第65号 八幡浜市市長の退職手当の特例に関する条例の制定については賛成多数で、その他の案件については全会一致で原案のとおり可決した次第であります。
以下、審査の過程において論議されました主な項目について、その概要を申し上げます。
まず、議案第63号 八西地域情報基盤整備事業費分担金徴収条例の制定について、委員より、伝送用同軸ケーブルの改修に要する経費についてその財源を見ると、多くは国の有利な交付金制度を活用したものである。国においては政権交代が起こり、現在補正予算の見直しが行われているようであるが、この事業の見直しについてただしたのに対し、理事者より、この事業の総事業費は約42億円を見込んでいる。その財源として事業費の3分の1を従来からあった総務省交付金、残りの3分の2の90%を公共投資臨時交付金、残りの10%を八西CATVの自己改修積立金を充てる予定である。この公共投資臨時交付金が国の経済危機対策として補正予算化されたものである。現在国において若干の見直しが検討されているようであるが、仮に大幅な削減となると、自己改修積立金の額とも照らし合わせながら事業内容を慎重に検討していかなければならないと考えているとの答弁でありました。
また、現在のところ、市の持ち出しは考えていないとの答弁もありました。
次、議案第65号 八幡浜市市長の退職手当の特例に関する条例の制定について、委員より、市長の退職手当を大城市長の在職中に限って廃止するという限定的な条例になっている。退職手当の制度はほとんどの企業、市であると思うが、愛媛県下で退職手当を廃止している市があるのかとただしたのに対し、理事者より、愛媛県下で現在退職手当を廃止している市はない。ただ、新居浜市において、過去に市長の退職手当を支給しなかった例があったと聞いているとの答弁でありました。
また、委員より、退職手当を廃止する理由について改めて聞きたいと説明を求めたのに対し、理事者より、市民のいろいろな方とお話をする中で退職手当の廃止を考えた。また、できるものからやりたい、少しでも財政の部分に努力したいという思いがあり、提案をしたとの答弁でありました。
この議案第65号については、挙手による採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。
次に、議案第69号 平成21年度八幡浜市一般会計補正予算(第4号)についてであります。
歳入、12款使用料及び手数料、1項5目土木使用料のうち港湾使用料に関し、委員より、高速道路料金が土日など最大1,000円となった影響でフェリーの輸送量が減少し、市として入港料などの港湾使用料を2分の1減免するということであるが、市としてもただ減免をすればよいというものではなく、交通体系調査などを行い対応すべきではないかとただしたのに対し、理事者より、今年4月から8月までのフェリーの輸送量を前年度と比較すると全体で約13%程度減少している。その要因として、バス関係の車両が他へ流れているようである。財政当局としては減免することにより市の一般財源が減少するようになるが、この原因が国の施策による影響が多分にあると考えられるので、特別交付金なりで補てんをしてもらうよう国に要望していきたいとの答弁でありました。
次に、歳出、2款総務費、1項12目企画費のうち女性団体連絡協議会補助金に関し、理事者より、女性団体連絡協議会補助金については、9月に開催した地域医療を考える市民フォーラムに要する講師謝礼、会場使用料などに係る費用を補助するものである。本来であれば議会で議決された後の開催が望ましかったが、講師の日程、会場の関係などがありこういう形での予算計上となった。流用なども考えたが、やはり議会に予算として計上すべきであると判断したとの説明がありました。
これに対し委員より、議会が承認する前に予算を執行するということは、見方によっては議会軽視ということも言えるとの指摘がまずありました。
引き続き、委員より、講師の問題など緊急性についての説明があったが、緊急性がそこまであったのかとただしたのに対し、理事者より、女性団体連絡協議会総会を5月に開催され年間の事業計画を定められたが、その中にこの件は入っていなかった。その後、地域医療に関する国の補正予算の計上、八幡浜・大洲圏域医療対策協議会の発足などがあり、そういう中で地域医療の問題に関し住民としてできることが何かあるのではないか、また行政だけではなく、住民側に立った視点での問題提起をすることも非常に重要ではないかとの話があり、市としても予算的な問題もあったが、やっていただくという方向で話を進めた。10月以降での開催も考えたが、機運が高まりつつある今、できるだけ早い時期に開催したほうがよいということで判断をした。
また、今回の対応を例外中の例外という考え方で対応したが、今後十分注意をしていきたいとの答弁がありました。
以上、審査の主な概要を申し上げまして、総務委員会の報告を終わります。
○議長(萩森良房君) 次、民生文教委員長、新宮康史君。
〔民生文教委員長 新宮康史君登壇〕
○民生文教委員長(新宮康史君) それでは、民生文教委員会の報告を申し上げます。
当委員会に付託されました議案の審査結果につきましては、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでございます。各案件とも全会一致で原案のとおり可決となりました。
以下、審査の過程におきまして論議されました主な事項につきまして、その概要を申し上げます。
まず、議案第69号 平成21年度八幡浜市一般会計補正予算(第4号)のうち、3款民生費、1項13目介護保険対策費、19節負担金補助及び交付金の地域介護・福祉空間整備等施設整備補助金についてであります。
委員より、スプリンクラーの設置義務が生じた6事業所のうち、今年度は4事業所がスプリンクラーを設置するということである。その設置要件及び残り2事業所の今後の対応はどうなっているのか、また新政権により見直しされる心配はないかとただしたのに対し、理事者より、消防法の改正により275平米以上の居住施設については平成23年度までにスプリンクラーを設置することが義務づけられ、当市においては6事業所が該当となった。事業所の希望により今年度は4事業所が整備を行い、残り2事業所については来年度同様の補助金により整備を進めていく予定である。この補助金は従来からあり、経済危機対策事業に伴い新設された事業ではないため、来年度以降も出るものと考えているとの答弁でありました。
同じく4款衛生費、1項1目保健衛生総務費、19節負担金補助及び交付金の産科医等確保支援事業補助金についてであります。
委員より、この補助金は産科医師等の確保のため、1件1万円を上限とする分娩手当に対しその3分の1を国が補助するというもので、当市においては1特定産婦人科のみに300件分の100万円を補助するという説明であった。ほかに産婦人科を持っている医院、病院が対象とならなかったのはなぜかとただしたのに対し、理事者より、市内において産婦人科を抱えているところは3カ所、そのうちお産を扱われているのは2カ所であるが、この補助金はお産に対する分娩手当を支給している医療機関が対象となるため、各医療機関に問い合わせたところ、分娩手当の支給を行っているのは今回補助対象の医院のみであったとの答弁でありました。
同じく10款教育費、1項2目事務局費、13節委託料の旧喜木津小学校耐震診断委託料についてであります。
委員より、耐震診断を予定するということは今後再活用がなされるのかとただしたのに対し、理事者より、以前は廃校となる学校は耐震診断の義務化はされていなかったため、喜木津小学校は耐震診断を行っていなかった。しかし、四川省の地震以降、統廃合が予定されている学校についても耐震化工事が義務づけられ、それと同時に国庫補助金の財産処分の大幅な緩和措置が講じられた。今回ある企業より障害介護サービスを行いたいとの申し出があったため、地震に対する安全性を確認する必要があるため、耐震診断を行うこととなったとの答弁でありました。
また、委員より、耐震診断の結果によっては転用を取りやめることもあるのか、また現在廃校となっている学校も耐震診断を行っていくのかとただしたのに対し、理事者より、耐震指標が非常に悪い場合は断念せざるを得ないが、企業との具体的な話はこれからになる。ほかに大島小・中学校と磯崎小学校が廃校となっているが、既に耐震診断は行っている。大島小・中学校校舎は新耐震基準により建設されていることから耐震性能に問題はなく、磯崎小学校校舎やそれぞれの体育館についてはすぐに倒壊するという数値ではなかったため、そのまま使用しているとの答弁でありました。
同じく、10款教育費、3項1目小学校管理費及び4項1目中学校管理費、15節工事請負費の太陽光発電設備設置工事費について、委員より、発電量が20キロワットの太陽光発電設備を設置するとのことであるが、どの程度の電気使用料を賄えるのか、また余った場合の売電の対応や今後のメンテナンスについてはどうなるのかとただしたのに対し、理事者より、今回設置予定の7校舎の電気使用料は年間約1,300万円かかっており、20キロワットの太陽光発電導入により、そのうちの約26%が賄えると試算できていると。電力を使用していないときは自動的に売電されるため、休日及び祝祭日において大幅な売電が期待され、年間日照量等を考慮した上で発電量すべてを売電した場合には約340万円程度となる見込みである。パネル自体については、20キロワット未満であれば法定のメンテナンスは不要となるが、メーター及び充電設備等の周辺機材についてはある程度の期間で交換する必要が出てくると想定されるとの答弁でありました。
そのほかにつきましても種々論議された結果、原案のとおり可決決定された次第であります。
以上、審査の主な概要を申し上げまして、民生文教委員会の報告を終わります。
○議長(萩森良房君) 次、産業建設委員長、上田浩志君。
〔産業建設委員長 上田浩志君登壇〕
○産業建設委員長(上田浩志君) 産業建設委員会の報告を申し上げます。
当委員会に付託されました議案の審査結果につきましては、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりであり、すべての議案について全会一致で原案のとおり可決された次第であります。
以下、審査の過程において論議されました主な事項について、その概要を申し上げます。
初めに、議案第69号 平成21年度八幡浜市一般会計補正予算(第4号)についてであります。
6款農林水産業費、3項水産業費、2目水産業振興費、15節工事請負費、シーロード八幡浜浮き消波堤アンカーチェーン補修工事費について、委員より、アンカーチェーンは何基あるのかとただしたのに対し、理事者より、32基あるとの答弁でありました。
さらに委員より、今後も順次今回のような補修工事を行うのかとただしたのに対し、理事者より、順次点検を行い、補修が必要な箇所があれば対応していきたいとの答弁でありました。
続きまして、8款土木費、6項住宅費、5目住宅耐震事業費、15節工事請負費、市営住宅耐震改修工事費について、委員より、今回の予算は市営住宅2棟分であり、1棟当たり約500万円であるが、今回の予算で耐震改修工事はできるのかとただしたのに対し、理事者より、今回は2棟とも1階の角のところに補強を行う。そうすれば耐震構造の数値をクリアできるとの答弁でありました。
さらに委員より、市営住宅で耐震改修工事ができていないところは何棟あるのかとただしたのに対し、理事者より、昭和56年以前のものについて未診断のものが9棟あり、これらについて順次耐震診断を行って、改修が必要であれば補強していく。また、昭和56年以降のものについては新基準になっているため、耐震診断等は必要ないと考えているとの答弁でありました。
なお、近い将来、南海大地震が起こるだろうという話があるため、ぜひ早い時期に対応してもらいたいという要望がありましたことを申し添えておきます。
続きまして、議案第73号 平成21年度八幡浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。
委員より、現在の保内処理区の普及率はどれくらいかとただしたのに対し、理事者より、下水道の整備率は63.2%で、水洗化の普及率は36.4%であるとの答弁でありました。
さらに委員より、水洗化の普及率が低いように思われるが、普及活動はどのようにやられているのかとただしたのに対し、理事者より、工事が終わった箇所については下水道の接続等の説明会を行っている。また、昨年度から供用を開始した区域で未接続の区域について戸別訪問をし、普及活動を行っており、今年度は来月から戸別訪問を行う予定であるとの答弁でありました。
また、委員より、普及率が低いと思われるが、その原因は何かとただしたのに対し、理事者より、経済的なことや高齢化によることが原因と考えられるとの答弁でありました。
なお、公共下水道に接続することの利点を十分に説明し普及活動を行ってほしいという要望がありましたことを申し添えておきます。
その他の議案につきましても種々論議された結果、原案のとおり可決された次第であります。
以上、審査の主な概要を申し上げまして、産業建設委員会の報告を終わります。
○議長(萩森良房君) 以上で各委員長の報告は終わりました。
これより委員長の報告に対する質疑に入ります。
まず、総務委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 次、民生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 次、産業建設委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって委員長の報告に対する質疑を終結いたします。
これより適宜分割して討論、採決に入ります。
念のため申し上げます。
各委員会の審査の結果は、お手元に配付いたしております委員会審査報告書のとおりであります。
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○議長(萩森良房君) まず、議案第63号 八西地域情報基盤整備事業費分担金徴収条例の制定についての討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第63号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(萩森良房君) 御着席願います。
起立全員であります。よって、議案第63号は原案のとおり可決されました。
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○議長(萩森良房君) 次、議案第65号 八幡浜市市長の退職手当の特例に関する条例の制定についての討論に入ります。
討論はありませんか。
新宮康史君。
○新宮康史君 私は前回の議会のときも反対させていただいたんですけど、その議案第65号の大城市長在職期間中の退職手当辞退について、私は反対の立場で討論をさせていただきます。
これにつきましては、人それぞれの価値観でとらえ方も異なると思いますけども、私は以下の2点の理由により反対いたします。
1つには、人的公平の問題で、もともと退職手当というものはその勤労期間に対する退職後の生活保障という意味も含んでおり、市長として一年365日、汗水たらして任期である4年間の労働に対する正当な対価であると思います。これを辞退し、市財政の補助にという考えは、これはこれで立派であり尊敬に値するものでありますが、市長という公職にある以上、一緒に働く腹心の部下や後に続く方のことも配慮する必要があります。
具体的には、本日決まる副市長や教育長は市長と今期については運命共同体であり、三役として退職金は市長とは関係なく私は全額いただきますよと、また市長が未来永劫続くわけではなく、交代した場合、新しい市長が前市長とは関係ありません、私はいただきますよとは人の道としてなかなか言えないと思います。つまり大城市長の政治公約による議案提出により皆さんが労働に対する正当な対価を放棄しなければならないおそれがあります。
2つ目は、市長の選挙公約、先ほども出ましたが、直ちに3人の医師確保に対するけじめであります。確かに今定例議会の冒頭に公約が守れていないことに対する謝罪はありました。しかし、謝って済むのならだれだって市長になれるでしょう。やはり市長公約ですから、何らかのけじめは必要だと思います。人の退職手当をとかく言う資格はないのかもしれませんが、私はこの退職手当を使途を定めた市民の目に見える財政支援は法的には無理で、全体の予算の中での消費になると思います。結局目に見えない形になると思います。それより、退職手当は手当として正当な労働対価として一たん個人で受け取り、その後公約不履行に対するけじめとして目に見える金額で医師確保のため、例えば愛大医学部に奨学金として、あるいは関係医療機関に医師確保の資金として寄附するとか、はっきり個人のボランティアとして形を見せるべきで、それが人の道としてだれに迷惑をかけるわけでもなく、あるいは政治パフォーマンスと誤解を受けるわけでもなく、正しい選択であると思います。
以上の2つの理由により、私はこの議案には反対であります。
以上であります。
○議長(萩森良房君) 宮本明裕君。
○宮本明裕君 議案第65号 八幡浜市市長の退職手当の特例に関する条例には賛成でございます。
私は、6月議会においては大城市長のパフォーマンスと副市長、教育長との退職金のバランス、整合性の観点から反対でありましたが、しかし8月の市議選のさなか、いろいろあいさつを回っておるときに、大谷口、日土、広瀬等の地域の方で大城市長を支持した選挙民の方々から、大城市長は医師を連れてきますからよろしくお願いしますとまた夫婦で回っておられました、どうなっているのかということで問われたことがございます。
また、このマニフェストにつきましては、直ちに医師3名を確保しますというマニフェストも載っております。また、八幡浜港振興ビジョンの抜本的見直しをいたします。その見直しに当たっては新たに市民代表による委員会を立ち上げ、皆様の御意見を新ビジョンに反映させます。また、マスコミのインタビューにおきましては、実現をできない場合には辞職をいたしますと明言をしております。
八幡浜の将来を左右する重要施策が単に陳情と言い逃れで答弁する終始で終わっております。市民の中には公約を実行しない大城市長の退職金ゼロは当然であり、報酬10%カットも当然だという意見も多く聞いております。また、市議会議員の中にも同様の意見もあり、私も公約実行をしない大城市長に対し退職金ゼロは当然であり、私は当議案には賛成であります。
以上です。
○議長(萩森良房君) 宇都宮富夫君。
○宇都宮富夫君 私は、この市長の退職手当の特例に関する条例の制定について、いわゆる退職金をゼロにするという条例については反対でございます。
まず、大城市長はこの退職金をゼロにするということについては、市立病院の財政も厳しいので、ゼロにすることによって市立病院の厳しい財政の財源にもなるんではないかというような趣旨の発言もされておりますが、市立病院の財政の厳しさは医師不足から来ておりまして、直ちに3名の医師を確保すれば、そういう市立病院の財政の問題は片つく問題でございます。これは退職金をゼロにするとかという、そのことを財源に充てるというような、そういう発想そのものがやはりおかしい。そういうことの財源に充てるために退職金を使用するという発想がおかしいと思いますね。やはり病院の厳しい医師不足は医師確保を通して、やはりそういう厳しい財政の問題は財政の問題で解決すると、そのことが大事だとこのようにまず思います。
したがいまして、基本的にはやはり選挙公約は非常にパフォーマンスの性格が強い退職金ゼロの提案だというふうに、基本的にそういうような公約ではないかというふうに私は認識しております。
それから、苦言を呈しておきたいんですが、退職手当条例のこの議案の提出の仕方ですが、給与10%カットは取り下げて報酬審議会で審議するのが適当だということで撤回されました。そういうような考え方であれば、当然退職金ゼロも給与と非常に連動している内容でございますので、そういう立場に立てば当然この退職手当ゼロの条例も撤回して報酬審議会で審議すべきだというふうに思います、理事者がそう考えるんであれば。ですから、議案の提出の仕方に整合性がない、一貫性がない、そのことをまず反対討論の本題に入る前に苦言を呈しておきたいと、このように思います。もっと、やはり議案提出する場合は前後の条例と整合性をとってきちっとした姿勢を貫徹してやはり議案を提出すべきだと、このことをまず指摘しておきたいと思います。
それから、この退職金の性格でございますが、同僚議員からも指摘ありましたように給与の後払い的な性格があると思うのでございます。この退職手当の概念規定は、それまでの勤続に対する報酬と退職後の生計の保障として支給される一時金であると、こういうような概念規定、退職手当についての性格規定、これが通例でございます。私はやはりこの労働に対する正当な報酬というものは、人間働く人の処遇として大事にしなければならない。これがおろそかになると、働く意欲は減退して、本当に勤労意欲がそがれて、勤労という社会を成り立たせる大事な活動が非常にゆがんでくる、おかしくなる、そういうような影響が出ると。これは市長個人に限るということでございますけれども、今回の条例の制定は、しかしその影響はいろんなところに出てくる。それは正当な労働に対する対価としての性格を持つ給与及び退職金ですね、これの性格をゆがめる、こういう非常に問題の多い影響が出てくると、このことを危惧しておるわけでございます。
ですから、やはり給与なり退職金、正当な報酬として受け取るべきであって、それを返上したりゼロにするんではなくて、それに応じた仕事をすればいいんであって、それに応じた仕事をしてやはり社会にそれ相応のことを還元すると、このことにやはり精力を尽くすべきではないかと、このように私は思います。
それから、県下の退職金の手当の条例の制定状況ですが、退職金をゼロという、愛媛県下でもそういう自治体はございません。新居浜市も現在そういうふうな条例ゼロ、退職金ゼロというようにはなっておりません。そういうことで、私は選挙目当て的な発想での退職金ゼロのこの条例案提案ということには大変禍根を残すもんだと、そういうふうに考えておりまして、この条例案には反対でございます。
以上です。
○議長(萩森良房君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第65号を採決いたします。
本件に対する委員長報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(萩森良房君) 御着席願います。
起立多数であります。よって、議案第65号は原案のとおり可決されました。
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○議長(萩森良房君) 次、議案第66号 八幡浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についての討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第66号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(萩森良房君) 御着席願います。
起立全員であります。よって、議案第66号は原案のとおり可決されました。
————————————————————————————————————————
○議長(萩森良房君) 次、議案第67号 八幡浜都市計画臨港地区内の分区における構築物の規制に関する条例の一部を改正する条例の制定についての討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第67号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(萩森良房君) 御着席願います。
起立全員であります。よって、議案第67号は原案のとおり可決されました。
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○議長(萩森良房君) 次、議案第68号 八幡浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定についての討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第68号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(萩森良房君) 御着席願います。
起立全員であります。よって、議案第68号は原案のとおり可決されました。
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○議長(萩森良房君) 次、議案第69号 平成21年度八幡浜市一般会計補正予算(第4号)の討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第69号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(萩森良房君) 御着席願います。
起立多数であります。よって、議案第69号は原案のとおり可決されました。
————————————————————————————————————————
○議長(萩森良房君) 次、議案第70号 平成21年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)の討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第70号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(萩森良房君) 御着席願います。
起立全員であります。よって、議案第70号は原案のとおり可決されました。
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○議長(萩森良房君) 次、議案第71号 平成21年度八幡浜市老人保健特別会計補正予算(第1号)の討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第71号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(萩森良房君) 御着席願います。
起立全員であります。よって、議案第71号は原案のとおり可決されました。
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○議長(萩森良房君) 次、議案第72号 平成21年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(第2号)の討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第72号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(萩森良房君) 御着席願います。
起立全員であります。よって、議案第72号は原案のとおり可決されました。
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○議長(萩森良房君) 次、議案第73号 平成21年度八幡浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)の討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第73号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(萩森良房君) 御着席願います。
起立全員であります。よって、議案第73号は原案のとおり可決されました。
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○議長(萩森良房君) 次、議案第74号 平成21年度八幡浜市水産物地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)の討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第74号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(萩森良房君) 御着席願います。
起立全員であります。よって、議案第74号は原案のとおり可決されました。
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○議長(萩森良房君) 次、議案第75号 八西地域情報基盤整備事業事務の委託についての討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第75号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(萩森良房君) 御着席願います。
起立全員であります。よって、議案第75号は原案のとおり可決されました。
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○議長(萩森良房君) 日程第3 同意案第9号 副市長の選任についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 同意案第9号 副市長の選任につきまして提案理由の説明を申し上げます。
現在空席となっております副市長として橋本顯治氏、58歳、八幡浜市若山1番耕地245番地1を選任いたしたく提案し、議会の同意を求めるものでございます。
同氏は、昭和51年3月、京都大学を卒業、翌52年4月、愛媛県職員として奉職されて以来、宇和島地方局建設部用地課長、八幡浜地方局建設部管理課長、同局総務県民部総務調整課長、八幡浜支局長等を歴任され、平成21年9月30日をもって愛媛県を退職されました。行政経験も豊富で信頼も厚く、判断力、折衝力にすぐれ、本市の主要施策の推進と課題解決を図る上で当市の副市長として最適任者であると考えております。
現在、八幡浜市は地場産業の低迷、財政の健全化対策、八幡浜港振興ビジョンの関連施設整備事業、市立病院の再生、救急医療の問題、地域高規格道路の整備など喫緊の課題が山積しており、広域的な考え方が必要となっております。重要課題解決への取り組みは市民の積極的な参加が不可欠であるとともに、議決機関と執行機関の両輪が一つに機能することが重要であり、その役割を担うべき副市長の存在は大変重要であると認識しております。
また、これらの主要施策推進において、今後一層県職員としての経歴を生かし、内外ともに連携を深め、真摯に取り組んでいただけると確信、信頼しているところであります。
橋本氏は八幡浜市の現状を熟知し、かつすぐれた人材であり、八幡浜市の副市長として適任であると考えて御提案申し上げるものであります。御同意賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(萩森良房君) これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております同意案第9号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 御異議なしと認めます。よって、同意案第9号は、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入ることに決しました。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
上田竹則君。
○上田竹則君 私は副市長人事案件、橋本顯治氏について賛成であります。
私がこの件に賛成するに当たり首をかしげられる方も大勢おられることは承知の上でございます。さきの6月議会で市長に対して辞職勧告を可決して、市長に対し不信任をつきつけた張本人でもございます。市長に対して信任をしていない立場で3カ月余りの間に前回の否決をした副市長候補を再度提案されてこられました。賛成するに当たり理解に苦しむという方もありますので、あえて説明をして賛成討論としたいと思います。
副市長候補橋本顯治氏は、県職員の籍を1年6カ月残され、昨日、9月30日付をもって潔く退職されました。前回は、県に席を置き八幡浜市に出向ということで1年9カ月副市長として任務され、その後退職後は県に帰って退職金をいただき退職される予定でありましたが、その後副市長候補として人事案件が再度提出される予定であったのであります。そのような中途半端なことであったので否決をした経緯があります。
今回は、県職員を辞職され、八幡浜市民のために今までの県職員として長年の経験と実績、識見を生かして全力で市政のために取り組みたいとお考えを聞き、またこれからの4年間は特に八幡浜市にとっては大事な時期であります。病院の1次救急の充実、広域病院への取り組み、市立病院の再生、医師、看護師不足の解消と、また港湾振興ビジョンの総仕上げ、にぎわいのある人の集うまちづくりには副市長としての仕事は多くありますとともに難問が山積しております。このような大事な時期に市民の代表、私たち議会議員として一生懸命八幡浜市発展を願って頑張って働いておられる市民の皆様のことを思うと、県政とのパイプ役でもある橋本氏、また政権もかわり、政権与党民主党の地元国会議員が37年ぶりに高橋英行先生も誕生いたしまして、その高橋先生とも非常に親交が深いと聞いております。今こそ八幡浜市発展のため、市民のために御尽力されるに一番ふさわしい人物であると確信いたしております。
大城市長には気分を悪くされるかもしれませんが、私、6月議会、9月議会を見てきましたが、答弁等を聞いておりましても今後に不安を感じずにはいられません。公約一ついまだに実現できない無責任な時が過ぎ去っていっております。八幡浜丸が荒波の中にこぎ出して、みずから沈没していくのではないかと危惧する市民も多くおられます。この先、八幡浜市政を市長一人で乗り切るのは非常に困難であります。今後八幡浜市の発展のためには、そのような意味においても私たち議会は市民の皆様の気持ちを考え、市民の皆様の心配を払拭するためにも、今回副市長候補橋本顯治氏の人事案件に賛成せざるを得ない状況と考えております。どうか議員各位におかれましても、このような意味を理解していただき、賛成を心よりお願いいたしまして、副市長候補に対する私の賛成討論といたします。どうかよろしくお願いをいたします。
○議長(萩森良房君) これをもって討論を終結いたします。
これより同意案第9号を採決いたします。
この採決は無記名投票をもって行います。
議場の閉鎖を命じます。
(議場閉鎖)
○議長(萩森良房君) ただいまの出席議員数は18人であります。
投票用紙を配付いたさせます。
(投票用紙配付)
○議長(萩森良房君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
(投票箱点検)
○議長(萩森良房君) 異状なしと認めます。
念のため申し上げます。本案に同意する諸君は賛成と、同意しない諸君は反対と記載の上、点呼に応じて順次投票願います。
なお、重ねて申し上げます。投票中賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、会議規則第73条第2項の規定により不同意とみなします。
点呼を命じます。
(点呼・投票)
○議長(萩森良房君) 投票漏れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
(議場開鎖)
○議長(萩森良房君) 開票を行います。
会議規則第31条第2項により、立会人に二宮雅男君、遠藤素子君を指名いたします。
(開 票)
○議長(萩森良房君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数 18票
これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。
そのうち
賛成 18票
以上のとおり賛成が多数であります。よって、同意案第9号は原案のとおり同意することに決しました。
休憩いたします。
午前11時14分 休憩
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午前11時25分 再開
○議長(萩森良房君) 再開いたします。
ただいま副市長に同意されました橋本顯治君からごあいさつがあります。
〔副市長 橋本顯治君登壇〕
○副市長(橋本顯治君) 本日は副市長選任の議案に御賛同いただき、本当にありがとうございました。
先ほど大城市長から副市長の辞令をいただきました。今は責任という言葉が体じゅうからあふれ出しそうなぐらい緊張をしております。これからは大城市長の補佐役として、萩森議長初め議員の皆様の御指導をいただきながら、市民の皆様にとって八幡浜市がふるさととして誇りのもととなり、またこの町で暮らすことが幸せでもあるような、そのようなまちづくりのために一生懸命努力していきたいと思っております。どうかよろしくお願い申し上げます。
以上、簡単ですけれども、議決をいただいたことのお礼と、また就任のごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。
(拍 手)
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○議長(萩森良房君) 日程第4 同意案第10号 固定資産評価員の選任についてを議題といたします。
橋本顯治君の退席を求めます。
〔副市長 橋本顯治君退席〕
○議長(萩森良房君) 提案者の説明を求めます。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 同意案第10号 固定資産評価員の選任について御説明申し上げます。
当市の固定資産評価員は、慣例として副市長が当たることになっております。ただいま副市長として御同意いただきました橋本顯治氏を選任いたしたく、同意を求めるものであります。よろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(萩森良房君) これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております同意案第10号については、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決に入りたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 異議なしと認めます。よって、同意案第10号については、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決に入ることに決しました。
これより同意案第10号を採決いたします。
本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(萩森良房君) 御着席願います。
起立全員であります。よって、同意案第10号は原案のとおり可決することに決しました。
休憩いたします。
午前11時29分 休憩
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午前11時29分 再開
○議長(萩森良房君) 再開いたします。
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○議長(萩森良房君) 日程第5 同意案第11号 監査委員の選任についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 同意案第11号 監査委員の選任について御説明申し上げます。
監査委員は地方公共団体の財務に関する事務の執行及び経営に係る事業の管理を監査するものであり、公共団体に必置される独任制の執行機関であります。本定例市議会におきまして識見を有する者の監査委員として選任をいたしたく、議会の同意を求めるものでございます。
市川芳和氏は、八幡浜市保内町宮内2番耕地9番地1、年齢は61歳でございます。同氏は、昭和42年3月、県立八幡浜高等学校を卒業後、昭和49年2月に保内町に奉職され、定年退職されました平成21年3月末までの間、総務課財政係長、企画財政課長補佐、保健環境課長、企画財政課長、税務課長等を歴任されております。定年退職後、八幡浜市社会福祉協議会に本年8月末まで勤務されております。
その間の行政経験、管理職としての行政手腕もすぐれ、また市民、職員から信頼され、温厚で公平な人柄は監査委員として最適任者であると考えておりますので、よろしくお願いを申し上げまして説明といたします。
○議長(萩森良房君) これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております同意案第11号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 御異議なしと認めます。よって、同意案第11号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入ることに決しました。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって討論を終結いたします。
これより同意案第11号を採決いたします。
この採決は無記名投票をもって行います。
議場の閉鎖を命じます。
(議場閉鎖)
○議長(萩森良房君) ただいまの出席議員数は18人であります。
投票用紙を配付いたさせます。
(投票用紙配付)
○議長(萩森良房君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
(投票箱点検)
○議長(萩森良房君) 異状なしと認めます。
念のため申し上げます。本案に同意する諸君は賛成と、同意しない諸君は反対と記載の上、点呼に応じて順次投票願います。
なお、重ねて申し上げます。投票中賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、会議規則第73条第2項の規定により不同意とみなします。
点呼を命じます。
(点呼・投票)
○議長(萩森良房君) 投票漏れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
(議場開鎖)
○議長(萩森良房君) 開票を行います。
会議規則第31条第2項により、立会人に宇都宮富夫君、兵頭孝健君を指名いたします。
(開 票)
○議長(萩森良房君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数 18票
これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。
そのうち
賛成 18票
以上のとおり賛成が多数であります。よって、同意案第11号は原案のとおり同意することに決しました。
休憩いたします。
午前11時41分 休憩
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午前11時43分 再開
○議長(萩森良房君) 再開いたします。
ただいま監査委員に同意されました市川芳和君からごあいさつがあります。
〔代表監査委員 市川芳和君登壇〕
○代表監査委員(市川芳和君) ただいま監査委員の選任について同意をいただきました市川芳和でございます。監査委員の職責を全力で努めたいと思っております。議員の皆様の御指導、御鞭撻をよろしくお願いいたします。本日はまことにありがとうございました。
(拍 手)
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○議長(萩森良房君) 日程第6 同意案第12号 監査委員の選任についてを議題といたします。
住 和信君の退席を求めます。
〔住 和信君退席〕
○議長(萩森良房君) 提案者の説明を求めます。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 同意案第12号 監査委員の選任について御説明申し上げます。
市議会選出の監査委員宇都宮富夫氏は、去る平成21年8月27日で任期を満了いたしております。
監査委員は、地方自治法の規定により、市については定数2人と定められ、議員の中からの選任委員と識見を有する委員で構成されております。
本日の市議会定例会におきまして、議員の中から選任される監査委員の選任をいたしたく同意を求めるものでございます。
私といたしましては、住 和信氏が議会選出の監査委員といたしまして適任であると確信をしており、議会の同意をお願いするものであります。よろしくお願い申し上げまして、提案説明といたします。
○議長(萩森良房君) これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております同意案第12号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 御異議なしと認めます。よって、同意案第12号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入ることに決しました。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって討論を終結いたします。
これより同意案第12号を採決いたします。
この採決は無記名投票をもって行います。
議場の閉鎖を命じます。
(議場閉鎖)
○議長(萩森良房君) ただいまの出席議員数は17人であります。
投票用紙を配付いたさせます。
(投票用紙配付)
○議長(萩森良房君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
(投票箱点検)
○議長(萩森良房君) 異状なしと認めます。
念のため申し上げます。本案に同意する諸君は賛成と、同意しない諸君は反対と記載の上、点呼に応じて順次投票願います。
なお、重ねて申し上げます。投票中賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、会議規則第73条第2項の規定により不同意とみなします。
点呼を命じます。
(点呼・投票)
○議長(萩森良房君) 投票漏れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
(議場開鎖)
○議長(萩森良房君) 開票を行います。
会議規則第31条第2項により、立会人に上田竹則君、松本昭子君を指名いたします。
(開 票)
○議長(萩森良房君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数 17票
これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。
そのうち
賛成 17票
以上のとおり賛成が多数であります。よって、同意案第12号は原案のとおり同意することに決しました。
休憩いたします。
午前11時55分 休憩
————————————————————————————————————————
午前11時57分 再開
○議長(萩森良房君) 再開いたします。
ただいま監査委員に同意されました住 和信君からごあいさつがあります。
住 和信君。
〔住 和信君登壇〕
○住 和信君 ただいまは監査委員に皆様の御承認をいただきまして本当にありがとうございます。満票という本当に気持ちいい御承認でございまして、私もほっとしておるところでございます。これからは皆様方の御指導をいただきながら監査委員の職を全うしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。ありがとうございました。
(拍 手)
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○議長(萩森良房君) 日程第7 議員提出議案第5号 経済危機対策の着実な実行を求める意見書の提出についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
井上和浩君。
〔井上和浩君登壇〕
○井上和浩君 ただいま提案されました議員提出議案第5号 経済危機対策の着実な実行を求める意見書の提出について提案説明をさせていただきます。
お手元に配付しております意見書の朗読をもって提案理由の説明にかえさせていただきます。
経済危機対策の着実な実行を求める意見書。
世界的な金融危機に端を発した景気の後退は、市民生活にも大きな不安を与えている。
このため、本市においては、国の数次にわたる景気対策に呼応し、雇用の確保、中小企業金融対策など地域経済対策に全力を挙げているところであるが、雇用情勢は依然として厳しい曲面が続いており、個人消費の冷え込みなども懸念されるなど予断を許さない状況にあり、地域経済を活性化させ、景気や雇用状況を好転させていくためには切れ目のない景気対策を推進していく必要がある。
こうした中、今回の政権交代によりこれまで地方が経済危機対策として取り組んできた平成21年度補正予算の執行を一部凍結するとの報道がなされているが、これら補正予算で措置された地方向けの交付金等は、現下の経済・雇用情勢への対応はもとより、地域医療の再生や学校の耐震化など、市民の生命や生活、教育を守る施策推進のための貴重な財源である。仮にこれを凍結するという事態になれば、市民生活を直撃し、地域経済のさらなる悪化を招くなど、地方に及ぼす影響ははかり知れない。
よって、国におかれましては、地方自治体の取り組みや地方の財政状況を十分に理解し、地方自治体が行っている景気・雇用などの緊急の施策に支障が生じることがないよう、地域の実情に応じたさらなる景気対策に万全を期すよう強く要望をする。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成21年10月1日。愛媛県八幡浜市議会。
提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、国家戦略担当大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣、農林水産大臣、経済産業大臣、国土交通大臣、環境大臣、内閣官房長官、内閣府特命担当大臣となっております。
よろしく御賛同のほどお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長(萩森良房君) これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第5号は、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第5号は、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入ることに決しました。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって討論を終結いたします。
これより議員提出議案第5号を採決いたします。
本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(萩森良房君) 御着席願います。
起立全員であります。よって、議員提出議案第5号は提出することに決しました。
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○議長(萩森良房君) 日程第8 議員提出議案第6号 伊方原発3号機でのプルサーマル計画中止を求める意見書の提出についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
遠藤素子君。
〔遠藤素子君登壇〕
○遠藤素子君 突然でありますので、提案の前に少し説明をさせていただきたいと思います。
昨日も南太平洋の諸島でマグニチュード8、マグニチュード7.6の地震が起こり、大きな被害が出ているようです。国から耐震安全性について再評価を求められていた四国電力は、見直した結果、従来の573ガルで問題なしとの説明をしたとけさの新聞で報道されていました。しかし、7月26日に八幡浜市が防災対策として講演を依頼された高知大学の岡村先生は、マグニチュード8クラスの地震、1,000ガルを想定する必要があると言われております。中越沖地震で大被害を受けた柏崎刈羽原発では、それまでの450ガルを2,300ガルに引き上げております。四国電力の対応は今後問題になるのではないかと思われます。
また、プルサーマルは危険な上に経済的に採算がとれないとして、オバマ大統領を初め世界が撤退しているものです。六ヶ所の核廃棄物処理工場は今17回目の予定変更で立ち往生しており、本格運転のめどは立たない状況です。余りに問題が多く、しかも現在のウラン燃料による原発とはけた外れに危険なプルサーマルは市民の生活と命を守る立場から容認できないと思い、意見書を提出し、国の政策を変えてほしいと思った次第です。ぜひとも御理解、御賛同いただきますようお願いしたいと思います。
以下、意見書を読み上げまして提案説明にかえさせていただきます。
伊方原発3号機でのプルサーマル計画中止を求める意見書の提出について提案説明をさせていただきます。
お手元に配付しております意見書の朗読をもって提案理由の説明にかえさせていただきます。
伊方原発3号機でのプルサーマル計画中止を求める意見書。
四国電力は2010年1月から行われる伊方原発3号炉の定期点検の際に、ウランに危険なプルトニウムをまぜたMOX燃料を装荷し、同年2月から発電を開始するとしている。私たち伊方原発近隣に住む八幡浜市民としては、下記の理由によりプルサーマルの実施を決して容認できない。
記。
1、ウラン燃料用の原子炉で特性の異なるMOX燃料を装荷する危険性。
2、高燃焼度燃料とMOX燃料の同時装荷による危険性。
3、プルサーマル計画については、六ヶ所再処理工場のトラブル、高速増殖炉もんじゅの事故、高レベル放射性廃棄物処理の問題など、プルトニウム利用政策そのものの根幹が崩壊していること。
4、伊方原発6ないし7キロ沖の活断層及び原発の耐震性過小評価の危険性。
5、プルサーマル実施を伴うコスト高が電気料金に反映され、利用者負担が増大すること。
6、地震の活動期に入っている今、危険な核燃料サイクルから自然のクリーンなエネルギーに転換すべき時期に来ている。
以上の点から、伊方原発3号機でのプルサーマル計画、特に来年1月のMOX燃料装荷及び2月からの発電中止を強く求める。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成21年10月1日。愛媛県八幡浜市議会。
提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、経済産業大臣となっております。
よろしく御賛同のほどお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長(萩森良房君) これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第6号は、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第6号は、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入ることに決しました。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
新宮康史君。
○新宮康史君 私はプルサーマル計画中止を求める意見書の提出については反対でございます。
というのも、これまで四国電力はたび重なる科学的根拠に基づいた安全検証を慎重に重ねて実施してきてまいっておりますし、地元の皆さんに幾度となく説明、安心・安全の地元の総意を得た上で今実施していると私は判断しております。
耐震性の過小評価についてはいろいろ問題がありましたですけども、昨日だったですか、再度見直しまして、その570ガルだったと思うんですけど、それ以下であるということのちゃんと報告がなされて、安全の確保がなされているということを今国のほうに報告されていることになっております。
それから、あと現場での安全管理でございますが、プルサーマルを入れるということで、安全管理についてはさらなる高度で幾重にもたび重なる安全対策を今施されているのが現状でございます。
日本の二酸化炭素排出量減量対策、最近25%で言われておりますけども、エネルギーに対して原子力発電というものは非常に有効でありまして、今日本のエネルギー事情を考えるとき、やはり原子力発電所というのは必要であると思いますので、私はその計画中止を求める意見書の提出については反対であります。
以上であります。
○議長(萩森良房君) 遠藤素子君。
○遠藤素子君 今新宮議員から、住民の賛同を得ているとか、たび重なる安全性を確認してるということでした。今まで原発に反対をしているのではありません。原発で十分やっていけるはずなんです。それを今プルサーマルをやろうとしていることを今やるべきでないという意見書です。
そして、これまで私どもが高燃焼度燃料とMOX燃料を合わせた、そういうやり方は今どこでもやってない、世界で、だから危険だということを言いましたら、ベルギーでやっていると四国電力は言ってきました。それで、そしたらそのやってるその資料を出すように何回も求めましたが、今まで出してきませんでした。やっとMOX燃料が届いた状態の中で出してきたんですが、それを見ますと、MOX燃料に含まれるプルトニウムの割合を示す負荷度というのがあるんですが、それがベルギーでは3.8%なのに伊方原発では4.1%と高いと、これが1つです。また、一緒に燃やす高燃焼度ウラン燃料の濃縮度、これもベルギーは4.45%に対して伊方原発は4.8%、いずれも高くなっています。そして、MOX燃料の装荷率、これはベルギーで最大20%、ドイツなどでは10%ぐらいだそうです。それに対して伊方では25%と、このように全く違うわけです。ベルギーに比べても伊方のプルサーマルが過酷な条件で行われる、そういうことになっていることが明らかになりました。
しかも、軽水炉というのはウランを燃やすためにつくられたものです。そこにこのような危険なMOX燃料を大量に入れて燃やすということは本当に住民をモルモットにしかねない、そういう危険なものだと思うんです。だから、せめて来年1月の装荷についてはやっぱりやめさせるべきだと思うんで、賛成討論にかえます。
○議長(萩森良房君) 休憩します。
午後 零時15分 休憩
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午後 零時16分 再開
○議長(萩森良房君) 再開いたします。
これをもって討論を終結いたします。
これより議員提出議案第6号を採決いたします。
本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(萩森良房君) 御着席願います。
起立少数であります。よって、議員提出議案第6号は否決されました。
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○議長(萩森良房君) 日程第9 選挙第10号 愛媛県後期高齢者医療広域連合議員の選挙を行います。
この選挙は、地方自治法第291条の5第1項及び広域連合規約第8条の規定により、当市市長もしくは副市長、または議会の議員のうちから1名を選挙するものであります。
お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。
お諮りいたします。
指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は議長において指名することに決しました。
私萩森良房を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま議長において指名いたしました私萩森良房を愛媛県後期高齢者医療広域連合議員の当選人と決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました私萩森良房が愛媛県後期高齢者医療広域連合議員に当選いたしました。
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○議長(萩森良房君) これにて本日の会議を閉じます。
閉会に当たり、市長からあいさつがあります。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
去る9月14日から開会をいたしました本会議におきまして、御提案申し上げました全議案に対し適切なる御決定、御承認をいただきまして、まことにありがとうございました。
また、ただいまは副市長、固定資産評価委員、監査委員の選任、これらすべての人事案件につきまして御賛同いただきましたことに対し、重ねて厚くお礼を申し上げます。
会期中、議員各位から賜りました御意見、御要望につきましては、率直に受けとめ、予算の執行につきましても慎重を期してまいりたいと考えております。
さて、9月16日に鳩山新内閣が発足いたしましたが、今後とも国政の動きを注視するとともに、情報収集等に迅速かつ的確に対応してまいる所存でありますので、議員各位におかれましてもさらなる御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げる次第であります。
終わりに、10月になり秋の気配が一段と濃くなってまいりました。季節の変わり目でございますので、議員各位におかれましてはお体に十分御留意の上、今後とも市政発展のため一層の御尽力を賜りますようお願い申し上げますとともに、御健勝、御活躍を御祈念申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。どうもありがとうございました。
○議長(萩森良房君) 以上をもって今議会の日程は全部終了いたしました。
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○議長(萩森良房君) これをもって平成21年第6回八幡浜市議会定例会を閉会いたします。
午後 零時21分 閉会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
八幡浜市議会 議長 萩 森 良 房
議員 井 上 和 浩
議員 中 岡 庸 治