公開日 2014年09月24日
議事日程 第1号
平成23年3月8日(火) 午前10時開議
第1
会議録署名議員の指名
第2
会期の決定
第3
民生文教委員会に付託中の議案第92号「八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の中間報告
(質疑)
第4
請願第 8号 八幡浜市指定のゴミ袋値上げに反対する請願
委員長報告
(質疑、討論、採決)
第5
議案第92号「八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の訂正の件
(訂正理由の説明、質疑、採決)
第6
諮問第 1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
議案第 5号 八幡浜市事務分掌条例の制定について
議案第 6号 外国の地方公共団体の機関等に派遣される八幡浜市職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第 7号 八幡浜市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第 8号 八幡浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第 9号 八幡浜市報酬及び費用弁償等支給条例の一部を改正する条例の制定について
議案第10号 八幡浜市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第11号 八幡浜市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第12号 八幡浜市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について
議案第13号 八幡浜市病院建設基金条例の制定について
議案第14号 八幡浜市立学校体育施設使用料条例の一部を改正する条例の制定について
議案第15号 八幡浜のまちをみんなできれいにする条例の制定について
議案第16号 八幡浜市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について
議案第17号 八幡浜市生活道路整備事業分担金徴収条例の制定について
議案第18号 八幡浜市営住宅条例及び八幡浜市改良住宅条例の一部を改正する条例の制定について
議案第19号 平成22年度八幡浜市一般会計補正予算(第6号)
議案第20号 平成22年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
議案第21号 平成22年度八幡浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
議案第22号 平成22年度八幡浜市老人保健特別会計補正予算(第2号)
議案第23号 平成22年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(第4号)
議案第24号 平成22年度八幡浜市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)
議案第25号 平成22年度八幡浜市簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)
議案第26号 平成22年度八幡浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)
議案第27号 平成22年度八幡浜市水産物地方卸売市場事業特別会計補正予算(第2号)
議案第28号 平成22年度八幡浜市港湾整備事業特別会計補正予算(第2号)
議案第29号 平成23年度八幡浜市一般会計予算
議案第30号 平成23年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計予算
議案第31号 平成23年度八幡浜市後期高齢者医療特別会計予算
議案第32号 平成23年度八幡浜市介護保険特別会計予算
議案第33号 平成23年度八幡浜市介護サービス事業特別会計予算
議案第34号 平成23年度八幡浜市日土財産区特別会計予算
議案第35号 平成23年度八幡浜市駐車場事業特別会計予算
議案第36号 平成23年度八幡浜市簡易水道事業特別会計予算
議案第37号 平成23年度八幡浜市公共下水道事業特別会計予算
議案第38号 平成23年度八幡浜市戸別合併処理浄化槽整備事業特別会計予算
議案第39号 平成23年度八幡浜市小規模下水道事業特別会計予算
議案第40号 平成23年度八幡浜市水産物地方卸売市場事業特別会計予算
議案第41号 平成23年度八幡浜市港湾整備事業特別会計予算
議案第42号 平成23年度八幡浜市水道事業会計予算
議案第43号 平成23年度市立八幡浜総合病院事業会計予算
(提案者の説明)
第7
報告第 1号 専決処分の報告について(市営喜木町団地内に設置していたごみカゴ被害に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)
(提案者の説明)
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本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
会期の決定
日程第3
民生文教委員会に付託中の議案第92号「八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の中間報告
日程第4
請願第8号
日程第5
議案第92号「八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の訂正の件
日程第6
諮問第1号、議案第5号~議案第43号
日程第7
報告第1号
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出席議員(19名)
1番 岩 田 功 次 君
2番 石 崎 久 次 君
3番 樋 田 都 君
4番 新 宮 康 史 君
5番 上 田 浩 志 君
6番 井 上 和 浩 君
7番 魚 崎 清 則 君
8番 二 宮 雅 男 君
9番 遠 藤 素 子 君
10番 清 水 正 治 君
11番 宇都宮 富 夫 君
12番 兵 頭 孝 健 君
13番 上 田 竹 則 君
14番 松 本 昭 子 君
15番 住 和 信 君
16番 中 岡 庸 治 君
17番 宮 本 明 裕 君
18番 大 山 政 司 君
19番 萩 森 良 房 君
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欠席議員(なし)
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説明のため出席した者の職氏名
市長 大 城 一 郎 君
副市長 橋 本 顯 治 君
政策推進課長 中 榮 忠 敏 君
総務課長 都 築 眞 一 君
財政課長 藤 原 賢 一 君
税務課長 清 水 義 明 君
市民課長 山 下 裕 君
生活環境課長 大 森 幸 二 君
福祉事務所長 横 田 昌 弘 君
保健センター所長 松 本 常 美 君
医療対策課長 河 野 謙 二 君
人権啓発課長 山 本 数 道 君
水産港湾課長 大 西 力 君
建設課長 菊 池 賢 造 君
監理開発課長 中 岡 勲 君
農林課長(併)
農業委員会事務局長 二 宮 嘉 彦 君
商工観光課長 菊 池 誠 一 君
下水道課長 宮 本 雅 三 君
保内庁舎管理課長 三 堂 嗣 夫 君
水道課長 菊 池 正 康 君
市立病院事務局長 田 中 正 憲 君
会計管理者 元 田 博 之 君
教育委員会委員長 井 上 守 君
教育長 増 池 武 雄 君
学校教育課長 若 宮 髙 治 君
生涯学習課長 大 本 孝 志 君
代表監査委員 市 川 芳 和 君
監査事務局長 山 本 一 夫 君
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会議に出席した議会事務局職員
事務局長 二 宮 貴 生 君
事務局次長兼議事係長 菊 池 和 弥 君
調査係長 髙 岡 哲 也 君
書記 阿 部 真 士 君
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午前10時00分 開会
○議長(萩森良房君) ただいまより平成23年第3回八幡浜市議会定例会を開会いたします。
市長から今議会招集のあいさつがあります。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
本日、平成23年第3回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。
さて、来月4月には市長に就任し3年目を迎え、マラソンに例えれば折り返し地点となります。この間、私は安全・安心なまちづくり、行財政改革の推進、産業振興の取り組みの3つを政策の基本理念に据え、市民の皆さんが誇れるふるさと八幡浜の創造に全力で取り組んでまいりました。平成23年度は市立病院の医師、看護師確保、病院改築事業、港湾振興ビジョンの着実な推進を初めとし、市民福祉の向上につながる各種施策に取り組んでまいる所存でありますので、議員各位におかれましてはさらなるお力添えを賜りますようお願い申し上げる次第であります。
それでは、定例会について申し上げます。
本定例会におきましては、諮問1件、条例案14件、予算案25件、合わせて40件の御審議をいただくものでございます。
諸議案の内容等につきましては後ほど御説明いたしますが、何とぞ慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。
なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、八幡浜のまちをみんなできれいにする条例の制定についてほか3件について御説明申し上げ、議員各位の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
以上、申し述べまして、招集のごあいさつといたします。
○議長(萩森良房君) 議長において、この際、諸般の報告を行います。
2月臨時会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付いたしております報告書をもってこれにかえます。
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○議長(萩森良房君) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
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○議長(萩森良房君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、議長において4番 新宮康史君、13番 上田竹則君を指名いたします。
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○議長(萩森良房君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から3月25日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 御異議なしと認めます。よって、会期は18日間と決定いたしました。
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○議長(萩森良房君) 日程第3 民生文教委員会に付託中の議案第92号「八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の中間報告を議題といたします。
民生文教委員会に付託中の議案第92号 八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、会議規則第45号第2項の規定により同委員会より中間報告を行いたいとの申し出がありますので、この際、これを許します。
新宮康史民生文教委員長。
〔民生文教委員長 新宮康史君登壇〕
○民生文教委員長(新宮康史君) それでは、民生文教委員会の中間報告を申し上げます。
当委員会に閉会中の継続審査となっております議案第92号 八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
去る2月9日に委員会を開催し、種々論議され、引き続き慎重審査を行うこととしております。
以下、会議において論議されました主な事項につきまして、その概要を申し上げます。
委員より、双岩の各地区との協定はどの程度実施されているのかとただしたのに対し、理事者より、農林道の整備が平成23年度、平成24年度の2カ年残っている。浄化槽の整備は平成23年度30基予定しており、事前に調査をして設置をしたいという希望のあるものはほぼ終わるのではないかと聞いている。コミュニティーセンターの問題が一番大きく残っていたが、規模を縮小した上で平成23年度に総事業費1億2,000万円で双岩コミュニティ公園の整備を実施する予定である。それと、本村の集会所の建設が残っているとの答弁でありました。
また、委員より、合併当初、ごみ袋の単価の見直しは平成19年度に出す約束がなされていたが、出てこなかった。今回ごみ袋の単価を見直す議案が提出された。その背景として、ごみ処理の基本計画ができたのに付随してごみ問題検討委員会の答申があり、今回議案が提出された。手順としては間違いないと思うが、平成24年度で双岩の南環境センターの使用期限が切れる段階において急ぐ必要があったのかとただしたのに対し、理事者より、双岩地区への環境整備の問題とごみ袋の単価の見直しとは全く別の話で、ごみ処理費の適正負担の水準はどのくらいであるべきかということを議論した結果ということで理解していただきたい。ただ、確約書では南環境センターへ平成25年度以降はごみ持ち込みできないとなっている。それはそれでまた地元と並行していろいろな協議を行っていただくということになっている。市民の負担をどれだけいただくのかということと、南環境センターの使用期限の問題とは別ではないかと私どもは考えているとの答弁でありました。
また、別の委員より、今回のごみ袋の金額を切り離して考えろと言われるが、切り離して考えたくない、私はリンクしていると考える。市議会議員として八幡浜市全体のことを見ると、値上げに対する不公平感については双岩地区のごみ袋が無料になっていることもあると考えるとの意見がありました。
また、委員より、ごみ袋が高かったときには生ごみを少なくしようと丁寧に分別して出していた。しかし、ここ何年間、ごみ収集のところへ行くと、生ごみの袋が大きくなっていることは確認できる。私は、受益者負担ということと南環境センターの修繕料が毎年1億円かかるという現実から、ごみ袋の単価を上げていくのが妥当ではないかと考える。ただ、今回の金額にすることが妥当かどうかはもう一度検討するべきだと思うとただしたのに対し、理事者より、ごみ問題検討委員会より答申はいただいたが、主婦の方初め反対の署名もいただいた。年間の家計費で言えば多額の支出ではないと私たちは思っていたが、倍率は大きいという御指摘は重ねていただいた。ごみ袋の金額が適当かどうか、見直すべきでないかという御意見については十分可能ではないかと思うとの答弁でありました。
また、委員より、ごみ袋の値上げは一切認めないとは思っていない。現在のごみ袋の金額は他市町から比べれば余りにも安過ぎるということについては理解している。ただ、ごみ問題検討委員会の結果が出たからということだけでは市民に対する説得材料がない、そこら辺はどうかとただしたのに対し、理事者より、ごみ問題検討委員会の答申は料金の改定だけではなく生ごみの減量対策あるいは古着の再利用、こういったものも出ている。私どもは平成23年度の当初予算にそういった対策も組んでいくようにやっている。仮に市内全体の古着を再利用するため、それを別個に回収することになるとかなり大きな倉庫も必要となる。今回の料金改定は新たな取り組みをしていく部分の費用にも一部負担をいただきたいという考えに至っているとの答弁でありました。
最後に、理事者より、議論のほうがよくわかったので、もう一回市の内部で訂正もしくは経過措置みたいなものを再提案することを含めて検討させていただき、それが可能であれば提案をさせていただきたいとの発言がありました。
本委員会としては、今後も引き続き慎重審査を行うこととしております。
以上、審査の主な概要を申し上げまして、民生文教委員会の中間報告を終わります。
○議長(萩森良房君) これより委員長の中間報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
遠藤素子君。
○遠藤素子君 傍聴させてはいただいたんですが、ごみの処理というのは市の業務であるという根本的な問題について議論されなかったと思うんです、そこのところなぜなのか。
それから、請願にも出ておりましたが、食べていくこと自体が苦しい人たちにとって、多少であっても値上がりというのは本当に困るという、本当に生活できない人たちへの配慮というのが議論されなかったんじゃないか。よそのごみ袋は高いという議論でしたけど、ただのところについては議論されなかったと思います。そこらについてどうでしょうか。
○議長(萩森良房君) 新宮委員長。
○民生文教委員長(新宮康史君) 今の質疑に対して、先ほどの報告にあったとおり、そういう内容は議論されませんでした。出た議題についてだけ議論をいたしました。
以上であります。
○議長(萩森良房君) これをもって質疑を終結いたします。
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○議長(萩森良房君) 日程第4 請願第8号 八幡浜市指定のゴミ袋値上げに反対する請願を議題といたします。
本件に関し委員長の報告を求めます。
新宮康史民生文教委員長。
〔民生文教委員長 新宮康史君登壇〕
○民生文教委員長(新宮康史君) それでは、当委員会に閉会中の継続審査となっております請願第8号 八幡浜市指定のゴミ袋値上げに反対する請願につきましては、審議を行った結果、不採択となりました。
請願第8号につきましては、去る2月9日の委員会におきまして、議案第92号の審査に引き続き種々論議されました。
以下、審査の過程において論議されました主な事項につきまして、その概要を申し上げます。
委員より、ごみ袋に対しては経済的な市の負担も大きいので、ある程度の値上げもやむを得ないのではないかという意見が数多くありました。ごみ袋は安いにこしたことはないが、現状もある程度の負担はかかっている。ごみ袋を一挙に無料にすることは市としては厳しいのではないかとの意見がありました。
また、委員より、議案第92号に付随をする案件であり、議案第92号も継続審査であるため、この請願についても継続審査ということにしたいとの意見がありました。
また、委員より、この請願はごみ袋の値上げは一切認めないというものである。議案第92号についてはごみ袋の値上げはやむを得ないが、金額は高過ぎるのではないかということで継続審査となった。議案第92号を値上げはやむを得ないとし継続審査としたことと、この値上げを一切認めない請願とは相反するものではないかとの意見がありました。
また、委員より、ごみ袋をすべて税金で見るということは八幡浜市の現状の財政から見て無理があるのではないかとの意見がありました。
以上、慎重審議を行った後採決をした結果、当委員会は不採択とした次第であります。
これをもちまして民生文教委員会の報告を終わります。
○議長(萩森良房君) ただいまの民生文教委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) これをもって質疑を終結いたします。
これより請願第8号についての討論に入ります。
討論はありませんか。
遠藤素子君。
○遠藤素子君 ただいまの報告の中にごみ袋をただにするのは無理だという言葉がありました。請願の中身にはただにせよという言葉はありません。値上げに反対すると言ってるだけです。現在もある程度負担しておりまして、赤字にはなっていないということであって、そこのところは誤解のないようにしていただきたいと思うんですが、先ほども申しましたが、ごみはやはり市の業務、そしてただのところも半数近くある、そういう現状も見て、値上げには反対する請願、これに賛成します。
○議長(萩森良房君) これをもって討論を終結いたします。
これより請願第8号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(萩森良房君) 御着席願います。
起立少数であります。よって、請願第8号は不採択となりました。
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○議長(萩森良房君) 日程第5 議案第92号「八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の訂正の件を議題といたします。
本件につきましては、平成22年12月6日提案の議案第92号について、2月28日付で市長より訂正の申し出がありました。
市長より議案の訂正理由の説明を求めます。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 議案第92号 八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する議案の訂正について御説明いたします。
議案第92号につきましては、平成22年第6回市議会定例会において御提案をさせていただき、本会議並びに議員協議会におきまして趣旨説明を行い、民生文教委員会に付託をされ、御審議いただきました。
しかしながら、委員会におきましては値上げに関しては慎重に審査を進める必要があると判断され、継続審査となっていたものであり、本年2月9日、委員会が開催され、再審査をいただきました。なお、審査内容につきましては、先ほど委員長から中間報告があったとおりでございます。
市といたしましては、ごみ問題検討委員会答申を受けながらも、民生文教委員会各委員からの御意見、御指摘を踏まえ、一般廃棄物処理手数料の改定を行うに当たり、市民の負担を緩和するため、今回議案第92号の一部を訂正しようとするものであり、2月28日、議長あてに会議規則第19条の規定により議案の訂正について提出させていただきました。
なお、訂正内容の詳細につきましては、担当課長より説明させますので、よろしくお願いいたします。
○議長(萩森良房君) 生活環境課長。
○生活環境課長(大森幸二君) それでは、議案第92号 八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する議案の訂正内容について御説明いたします。
お配りをしております資料のうち、2枚目の訂正内容と記した資料をお願いいたします。
まず、訂正内容の1点目でございますが、別表第1、一般廃棄物処理手数料の指定ごみ袋1枚につき、燃やすごみ大(45リットル)35円を30円に、中(30リットル)25円を20円に、燃やさないごみ中(30リットル)25円を20円に訂正し、1枚当たりの単価をそれぞれ5円減額するものでございます。
2点目は、市民への周知を図るため、附則により施行期日を平成23年4月1日から10月1日に訂正を行います。
3点目は、経過措置といたしまして、第2項を新たに追加し、市民要望の強かったごみ袋に縛り手と持ち手をつけることで使用上の利便性を図るため、10月1日からごみ問題検討委員会答申どおり、ごみ袋の形態の変更を行うこととしております。
なお、新ごみ袋料金は、作成に伴うごみ袋原価の値上げ分などを含め急激な値上げを緩和するための経過措置として、施行日から2年間に限り、燃やすごみ大(45リットル)を15円に、中(30リットル)を10円に、小(20リットル)を7円に、燃やさないごみ中(30リットル)を10円にするものでございます。
4点目は、附則2を3とし、現在使用している指定ごみ袋につきましては、条例の施行日から起算して2年間に限り使用できるものとしております。
これらの値上げ緩和措置を講ずることにより市民の皆様の御理解をいただけるものと思っております。
なお、ごみ問題検討委員会から答申をいただきました他の諸施策を実施することによりさらなるごみの減量、再利用化及び資源化に取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(萩森良房君) 訂正理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
遠藤素子君。
○遠藤素子君 ちょっとこの中身に入ります前に、この92号について質疑、採決ですか。この訂正についてのみですか。ちょっとそこをお聞きしたいと思います。
○議長(萩森良房君) 訂正のみです。
遠藤素子君。
○遠藤素子君 市民の声も多少聞き入れられたということなんですが、35円を30円にというわずか5円にされたその積算根拠といいますか、これによって市のほうがどういうことになるのか、それらをぜひ示していただきたいと思います。
○議長(萩森良房君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君) 休憩お願いします。
○議長(萩森良房君) 休憩いたします。
午前10時26分 休憩
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午前10時27分 再開
○議長(萩森良房君) 再開いたします。
副市長。
○副市長(橋本顯治君) 積算根拠という御質問でありました。これは委員会討議の中で35円は高いのではないかと、せめて合併前に八幡浜市であった30円の水準がどうだろうかという提案をいただきました。そんなことを含めて合併前の市の水準に戻そうということで30円という数字を採用したと、そういうことであります。
○議長(萩森良房君) 遠藤素子君。
○遠藤素子君 提案があったと言われましたけど、提案ではなかったと思います。傍聴しておりましたが、そういう方法もあったのではないかという質問がありました。
そして、保内町にしてみれば95円が3倍になるわけです、3倍以上にこれでも、それでもいいのかどうか、そして保内町の皆さんに納得していただけるとお考えなのかどうか、お聞きします。
○議長(萩森良房君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君) これは継続審査していただきまして、継続審査の中で委員会でいろんな御意見をいただきました。先ほど委員長報告にあったとおり、その委員会の討議の内容を踏まえて市のほうで検討させていただくということでお返事をさせていただきました。その結果として30円が適当であるということでありまして、保内町の方にもぜひ市の財政状況等踏まえて、また近隣他市の状況を踏まえて、近隣他市よりはまた安くしたわけですけれども、そういうところを踏まえて御理解をいただきたいと。それはまたごみの減量化にもつながる、そういう広い意味でのごみ対策の中で今回のことを打ち出しておりますので、ぜひ御理解をいただきたいと、そういうふうに思っております。
○議長(萩森良房君) これをもって質疑を終結いたします。
この後、お諮りいたしますが、念のため申し上げます。
ただいま議題となっております議案第92号の訂正の件は、議案第92号の採決ではなく、訂正を承認するかどうかをお諮りするものであります。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第92号の訂正の件については、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 御異議なしと認めます。よって、議案第92号の訂正の件については、これを承認することに決しました。
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○議長(萩森良房君) 日程第6 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、議案第5号 八幡浜市事務分掌条例の制定についてないし議案第43号 平成23年度市立八幡浜総合病院事業会計予算、以上40件を一括議題といたします。
初めに、市長より総括説明を願います。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 本日ここに第3回市議会定例会を招集いたしまして、平成23年度当初予算案を初め、当面する市政の重要案件の御審議をいただくわけでございます。
各案件の詳細な説明につきましては、審議の過程で副市長並びに各課長から申し上げることといたしまして、私は概要を申し上げ、議員各位の御理解と御協賛を賜りたいと存じます。
さて、平成23年度の国の予算案は、政権交代後新政権がゼロから取り組む初めての本予算であり、新成長戦略で示した新政権の経済財政施策の基本的な方針のもとでの最初の予算でもあります。予算編成における重要政策課題として、経済成長、財政健全化、社会保障改革を一体的に実現し、元気な日本を復活させるための礎を築く出発点であるとした上で、新成長戦略を着実に推進すると同時に、財政運営戦略に定めた財政規律にのっとり、成長と雇用拡大を実現するとしております。
このような方針に基づいて編成された平成23年度国の一般会計予算の規模は92兆4,116億円、前年度比1,124億円、0.1%増で、基礎的財政収支対象経費は70兆8,625億円、前年度比694億円、0.1%減となっております。
次に、平成23年度の地方財政についてであります。
企業収益の回復等により地方税収入や地方交付税の原資となる国税収入が増加する一方、社会保障関係費の自然増や公債費が高い水準で推移することなどにより、定員純減や人事委員会勧告等の反映に伴い給与関係経費が減少してもなお大幅な財源不足が生じるものと見込まれております。
このため、財政運営戦略に基づき、社会保障関係費の自然増に対応する地方財源の確保を含め、地方の安定的な財政運営に必要となる一般財源総額について、実質的に平成22年度の水準を下回らないよう確保することを基本として平成23年度の地方財政への対応が行われることとなっております。
また、地方交付税は、地域主権改革に沿った財源の充実を図るため、対前年度比で4,799億円が増額確保されております。これは、地方が地域活性化、雇用、子育て施策等に継続して取り組む必要性を踏まえ、平成22年度の歳出の特別枠、地域活性化・雇用等臨時特例費に子供に対する現物給付などの子育て施策、住民生活に光をそそぐ事業、地球温暖化対策暫定事業等を勘案した2,150億円を上乗せした歳出の特別枠、地域活性化・雇用等対策費を新たに計上し、平成24年度以降の規模は平成23年度の計上額を一つの基準としつつ3年間継続し、決定するものであります。
一方、地方交付税の財源不足を補う臨時財政対策債は、前年度比1兆5,000億円の減額となっており、実質的な交付税総額は1兆200億円の減額となるものであります。
次に、本市の平成23年度財政見通しについてであります。
歳入の根幹となる市税では、地域経済低迷の影響による市民税の減収や地価下落の影響などに伴う固定資産税の減収が見込まれます。また、地方交付税は若干の増加が見込めるものの、交付税の不足分を補てんする臨時財政対策債が大きく減少する見込みであることから、実質的な交付税の総額としては減額となる見込みであります。
歳出面においては、義務的経費の歳出総額に占める割合が依然として高く、予断を許さない状況であります。さらに、本市の財政状況は、経常収支比率を初めとした各種財政指標が示すとおり、地方交付税に依存した弾力性の乏しい財政構造が続くため、今後とも健全な財政維持に努める必要があります。
さて、市長に就任して来月4月には3年目を迎え、マラソンで言えば折り返し地点ということになります。この間、常に安全・安心なまちづくり、行財政改革の推進、産業振興の取り組みの3点を政策の柱として、市民の皆さんが誇れるふるさと八幡浜創造のため積極的に各種施策を実行してまいりました。今後も、市民の皆様のため、またこれからの八幡浜を担う子供たちのため、真に必要な行政サービスの提供を行ってまいる所存であります。
こういった中にあって、昨今の行政事務は国、県からの権限委譲や住民ニーズの複雑多様化などに伴い、複数の課で対応しなければならない案件や全庁的に意思統一を行って取り組まなければならない課題が増大しております。
そのような中、2年間市の行政に取り組んできた中で、現在の市の機構では組織としてトップレベルでの意思決定をするための仕組みが設けられていないこと、また全庁的に課題を拾い上げ協議するための場がないことなど、税金を適切に使用し、事務事業の的確性を担保する上で問題があるのではないかと感じております。
組織は時々の状況に応じ適切に見直しを行っていかなければなりません。このたび部長制導入を図る八幡浜市事務分掌条例を提案させていただいておりますが、これはそのような課題に対応するためのものであり、これにより問題発見、解決、実行型の機動的な組織として今後さらに市行政の発展並びに人材育成にも積極的に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
このほか、すべての施策を通じて市民の皆様や議会の御理解、御協力をいただき、健全で安定的な財政基盤の確立を図りながら、めり張りのある施策を推進していくことで、この町に住んでよかった、ずっと住み続けたい、八幡浜に行ってみたい、住んでみたい、そう言っていただける町にしたいと思っております。
以下、本年度予算案等につきまして、その概要を申し述べたいと存じます。
最初に、安全・安心なまちづくりでございます。
市民の安全・安心の根幹をなす医療、その医療の現場において八西地域の中核的な役割を担い続けているのが市立病院であります。しかしながら、全国的な勤務医不足は市立病院においても例外ではなく、救急患者や内科新患の受け入れを制限せざるを得なかったことは御案内のとおりであります。
幸い愛媛県等関係機関の御理解、御尽力もあり、昨年4月には脳外科医及び自治医科大学卒の内科医、さらに研修医1名に赴任いただきました。また、愛媛大学の地域救急医療学講座サテライトセンターの4名の医師により、非常勤ではありますが、市立病院への診療支援等をいただいております。
その結果、内科の新患受け付けの一部制限解除や水曜日の救急患者の受け入れが再開され、現在に至っておりますが、まだまだ医師確保は困難な状況であります。まずは、市立病院の医師がこれ以上疲弊しないよう、市民の皆様に十分な御協力をいただき、病院の健全な運営等を図るとともに、十分な医師確保についても引き続き努力してまいりたいと考えております。
また、医師同様、看護師の不足も深刻でありますが、魅力ある職場づくりに努めるとともに、修学資金貸与制度を引き続き実施していくほか、常にアンテナを広げ情報を収集し、機会をとらえ人材の確保、定着化に努めてまいります。
一方、最大の懸案事項であります病院改築につきましては、医療スタッフの確保や健全経営体質の確立など多くの課題がありますが、市民に安全・安心で良質な医療を継続して提供していくために不可欠であり、改築に向けた具体的措置として病院建設基金を新たに造成し、今年度3億円を積み立てるとともに、来年度において地質調査の予算措置を講じたところであります。
次に、防災対策であります。
災害時に自力で避難が困難な災害時要援護者に対し、自主防災会、民生委員、避難支援者などの協力を得て確実に避難できるように個人計画プランの策定を進めることとしております。
また、自主防災会の組織強化と自主的な活動力を育成するため、市内全地域で防災訓練を実施する計画であります。
消防施設の整備としましては、川之石分団1部のポンプ車、喜須来分団2部の小型ポンプ購入費及び広域消防の救助工作車、高度救命処置資機材一式の整備などに予算措置を講じ、地域の防災対策の充実を図ってまいります。
次に、環境問題への対応についてであります。
ごみ分別による資源リサイクルなどを通して持続可能な資源循環型社会への転換や地球温暖化の防止を初めとする環境問題への市民意識の高まりとともに、市民のごみ処理に対する意識も変わりつつあります。
このような中、昨年9月に八幡浜市ごみ問題検討委員会からの答申をいただいたところであります。これを受け、生ごみの減量や古着のリサイクルを初めとしたごみ減量、資源化、再利用化に向けた諸施策を実施することとしております。
ごみ処理施設である南環境センターに関しては、地元との協定で使用期限は平成25年3月末となっておりますが、それ以降も継続して使用させていただけるよう地元と十分な協議を行い、市民生活に支障が出ることのないよう理解を求めてまいります。
また、南環境センター焼却炉の円滑な稼働維持のため、引き続き計画的に定期修繕等を行っていくこととしております。
近年、化石燃料の消費による地球温暖化、それに起因する地球規模の環境問題への取り組みが緊急の課題となっております。しかしながら、エネルギー消費量はさらに増大することが予想されることから、地域の実情に合った省エネルギー活動支援等の推進に取り組むこととしております。
また、大島地区の衛生的な生活を確保するため、昨年末より、老朽化していたし尿運搬船にかえ、し尿運搬船第3清島丸を新造し、運航しているところでございます。この運搬船は、し尿吸引設備と脱臭装置を設置しており、衛生面にも配慮したものとなっていることから、緊急時の搬送など島民の生活全般にわたる多目的な利用も検討されるところであります。今後の活用方法について、大島区及び関係部署と協議を行い、島民の安全を保障していきたいと思っております。
続きまして、保健・福祉の充実であります。
世界的にも、また歴史的にも過去に例を見ない勢いで進展する少子・高齢化社会において、市民、特に高齢者、障害者、児童などにとっても暮らしやすい町の創造に向けた諸施策、諸事業についてより一層の充実強化が求められております。
まず、少子化対策の一環として、来年度婚活事業サポート補助金を新たに設け、すてきな出会いの場づくりを市でも応援してまいります。一組でも多くのカップル誕生となれば大変うれしいことであり、期待しております。
次に、障害者福祉対策としては、引き続き地域でともに生きる社会の実現に向けて、八幡浜市第3期障害者福祉計画を策定し、求められるきめ細やかな福祉サービスの提供に努めてまいりたいと考えております。
児童福祉対策としては、次世代を担う子供たちが健やかに育つ環境づくりの推進と子育て支援施策の充実のため、関係機関との連携を強化していくとともに、保育所の適正なあり方についても検討していくこととしております。
高齢者福祉対策としては、高齢者が安心して生き生きと生活できるように、特に独居高齢者への支援として、住民生活に光をそそぐ交付金を活用した高齢者の安否確認事業を専従職員2名体制で実施するなど、生きがい対策、見守り等について、介護予防、介護者支援事業との連携を図りながら取り組んでまいります。
国民健康保険事業につきましては、現下の経済状況による国保税収の減、高齢化、疾病構造の変化、医療技術の高度化等により医療費の増加など厳しい財政状況であります。特定健診の受診や保健指導などについて関係機関と連携し、受診率向上に努め、長期的な視点に立って医療費の適正化を図ることとしております。
後期高齢者医療制度は、有識者等で構成する高齢者医療制度改革会議において新たな制度設計について協議され、最終取りまとめが発表されたところであります。新制度の骨格は、後期高齢者医療制度は廃止し、75歳以上のうちサラリーマン世帯は健康保険組合など被用者保険に移行し、残りは国民健康保険に加入するというものであります。平成24年度末までは現制度が継続されるため、被保険者の不安や混乱を招かないよう広域連合との連携を一層密にし、被保険者の方の理解と信頼が得られる窓口対応に努めてまいります。
介護保険事業につきましては、近年の高齢化進展とともに一層のサービスの増加、充実が望まれているところであり、介護保険施設2施設の建設に対し補助を行い、市民の要望にこたえてまいります。
また、来年度は平成24年度以降3年間の介護保険計画を策定することとなっており、求められるサービスと適正な保険料負担を念頭に慎重に策定することとしております。
計画策定に合わせて検討される介護保険料は、全国的に過重な負担と言われており、高齢者の負担軽減が図れるよう、公費負担のあり方などについて、市長会など機会をとらえ要望を行ってまいりたいと考えております。
次に、産業振興の取り組みについてであります。
まず、農林業の振興対策であります。
平成22年産の温州ミカン等の販売価格は、デフレ経済の中で心配しておりましたが、近年にない価格で堅調に推移したと聞いており、喜ばしく思っております。しかしながら、消費者ニーズの多様化や激しい産地間競争もあり深刻な状況にあります。そのため、農業の再生、将来に展望の持てる農業の構築を図ることが求められており、ミカンの消費拡大を図るための事業推進やブランド強化に努め、国営、県営かんがい排水事業、農道整備等の基盤整備事業に対する助成などの諸施策を継続して実施するとともに、JAにしうわが実施する富士柿などの選果機の更新と川上共選かんきつ選果機のコンピューターシステムの更新を、高品質果実出荷体制緊急整備事業により助成することとしております。
また、有害鳥獣対策につきましては、イノシシによる食害や石垣の崩壊などの被害が甚大で、農産物の価格低迷と合わせて農家の生産意欲の減退を招きかねない状況にあります。イノシシ駆除を積極的に推進するため、狩猟免許取得者養成の助成やイノシシの箱わな購入に対する鳥獣被害防止対策協議会への助成、駆除に対する補助制度を拡充するなどの対策を行ってまいります。
林業分野では、愛媛県産材の利用拡大を目的として南予産材利用木造住宅建築補助金制度を創設し、支援していくこととしております。
次に、港湾漁港振興についてであります。
交流拠点施設につきましては、飲食、産直、物産販売施設など、民営施設の整備運営等に関する提案を募集したところ、御案内のとおり3件の応募がありました。現在外部の有識者を含めた委員会におきまして各提案内容について審査していただいており、間もなく審査結果について御報告いただけると思います。市では、その報告を参考としながら、なるべく早く事業運営に向けた方針を決定したいと考えております。
港湾振興ビジョンでは、大島航路待合所建設工事、魚市場の主体建築物である近代的で衛生的な荷さばき所の建設などの事業について、今後詳細設計等が終了次第、補正予算等で対応し、実施していくこととしております。
このように、来年度は市民の皆様にも八幡浜市の大きなプロジェクトの具体的な姿を順次目にしていただけるようになってまいります。
次に、商工業の振興におきましては、長引く世界規模でのデフレ不況により消費が落ち込み、地域経済も低迷しております。さらに、市外の大規模小売店等へ購買傾向がシフトしていることが追い打ちとなって、中心商店街で空き店舗が増加しております。魅力のある商店街構築のため、商店街独自または各種団体と共同で実施するイベントに対し支援を行うこととしているほか、来年度も引き続き中小企業振興資金対策補助金などの予算措置を講じ、関係団体と連携のもと、活力あるまちづくりに努めてまいりたいと考えております。
また、ちゃんぽんを通して町を元気にするため、ちゃんぽんのまち八幡浜の知名度向上に向けたイベントの実施や情報発信を進めることとしております。
そのほか、消費生活相談が複雑、高度化していることに対応するため、愛媛県市町消費者行政活性化基金を積極的に活用し、各種研修を通して相談員のレベルアップに努め、市民の皆様の御相談に対応してまいりたいと考えております。
次に、公共下水道事業についてであります。
平成22年度末の管渠整備率は、八幡浜処理区で98.3%、保内処理区で72.3%の見込みであり、公共用水域の水質保全、健康で快適な生活環境の向上に今後とも努めてまいります。
平成23年度は、八幡浜処理区では地震対策事業による合流管渠改築工事、八幡浜浄化センターの改築更新による施設の機能維持、改善、保内処理区においては宮内、喜木地区の面整備及び保内浄化センターの処理水量増加に対応するための最初沈殿池整備に取り組んでまいります。
また、戸別合併処理浄化槽整備事業でありますが、公共下水道事業等の整備計画区域以外の市内全域を対象地域として取り組みを進めており、年間50基の整備を計画しております。
次に、水道事業についてであります。
水道事業を取り巻く環境は、人口の減少、少子・高齢化の進行、節水意識の向上等により、水需要が減少し給水収益の伸びが期待できない一方、費用面においては施設や計装設備、管路等の老朽化に伴う更新が必要であり、今後も多額の費用が見込まれるところであります。
このような状況のもと、将来の見通しを総合的に分析し、中・長期的な水道事業基本計画として水道ビジョンを策定したところであります。この基本計画に沿って耐震化を含め施設及び主要管路等の更新を行うため、認可変更等の準備を進めるとともに、経営基盤の強化を図り、安全・安心な水を提供できるよう努めてまいります。
次に、道路関係につきましては、引き続き県営事業である地域高規格道路の事業推進などに協力していくほか、市道矢野町五反田線、中津川矢野畑線等の改良工事や市道舗装工事、すぐやる土木費等の予算措置を講じ、地域の要望にこたえてまいります。
続きまして、教育、文化、スポーツの振興についてであります。
現在市内小・中学校施設の耐震化を推進しているところでありますが、平成23年度は白浜小学校体育館と校舎、喜須来小学校校舎の地震補強工事の予算措置を講じているほか、子供たちの体力向上、運動場の安全性、快適性の向上のため、今回モデルケースとして川之石小学校の校庭芝生化を実施してまいります。
また、いじめ、不登校対策事業、ハートなんでも相談員設置事業及び学校生活への適応が困難な園児、児童・生徒が豊かな学校生活を過ごすことができるよう支援を行う学校生活支援員制度を拡充して継続するほか、新たに光をそそぐ交付金基金を活用した児童虐待など問題行動等への対応のため、スクールライフアドバイザーを設置して児童・生徒への支援強化を図ってまいります。
さらに、児童数が減少している小・中学校について、適正な規模での再編を検討していくこととしております。
長年の懸案事業でありました学校給食センター改築につきましては、2カ年事業の2カ年目として建設工事及び関連設備工事等を行うこととしており、2学期からの円滑な運用に向け順調に作業を進めているところであります。
文化振興といたしましては、八幡浜郷土史企画展「風をとらえた人々、二宮忠八、西井久八、山下宅治と渡航者たち」を4月28日から1カ月間開催いたします。郷土の先人達が夢を追い、風を起こし、志を持ってひたむきに努力した姿を展示資料を通してじかに肌で感じていただき、その偉業と進取の気風に富んだ八幡浜を再認識していただける場となるものであります。多くの方々の御来館をお待ちしております。
スポーツの振興では、マウンテンカーニバルでGO!を4月23日から2日間、市民スポーツパークで実施いたします。国内唯一の国際大会であり、熱戦が繰り広げられるものと期待をしております。あわせて、各種イベントも計画しており、多くの方においでいただきたいと思っております。
人権教育につきましては、市民各位が人権問題に対する正しい認識を深めるため、学習の機会提供に努め、人権意識の確立と人権が尊重される社会の実現を図ってまいります。
以上、一般会計183億8,505万6,000円、特別会計12会計135億1,747万9,000円、企業会計2会計56億8,445万6,000円、合計375億8,699万1,000円を平成23年度当初予算案として御提案いたします。
これらの財源といたしましては、市税、地方交付税を主とする一般財源を初め、国県支出金、繰入金、市債等それぞれの事業施策に対応する額を計上いたしております。
なお、平成22年度3月補正予算案につきましては、生活バス路線維持・確保対策事業費補助金を初め、企業等誘致促進条例等に基づく奨励金、先ほど説明させていただきました病院建設基金積立金等のほか、各会計における決算見通しを前提とする調整をいたしております。
この結果、一般会計3億1,258万1,000円、特別会計9会計5,552万9,000円の減額、合計2億5,705万2,000円を平成22年度補正予算案として御提案いたします。
最後になりましたが、西予市在住で昭和51年度から5年間江戸岡小学校に勤務された大野洋子様より、子供たちの健全育成、教育環境整備のためにと御寄附をいただきました。趣旨に沿いまして有効に活用させていただきます。まことにありがとうございました。
以上、御説明申し上げました当初予算案等について、慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。
○議長(萩森良房君) 休憩いたします。
午前11時03分 休憩
————————————————————————————————————————
午前11時16分 再開
○議長(萩森良房君) 再開いたします。
これより順次提案者の説明を求めます。
人権啓発課長。
○人権啓発課長(山本数道君) 議案書1ページをお願いします。
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて。
本市の人権擁護委員候補者として、次の2名の者を推薦したいから、人権擁護委員法(昭和24年法律第139号)第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものであります。
提案理由としまして、本市の人権擁護委員坂本光郎氏及び道休明美氏は、平成23年6月30日をもって任期満了となるため、後任候補者の推薦につき松山地方法務局より諮問するものであります。
諮問第1号、本市の人権擁護委員坂本光郎氏は、平成23年6月30日をもって任期満了となるため、後任の候補者について推薦依頼がありました。新任の候補者には、八幡浜市広瀬3丁目2番9号、井上不二男氏、62歳を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。
なお、井上氏は40年にわたり西宇和郡、八幡浜市内の小・中学校の教師として勤務され、特に国語教育と人権同和教育を指導の基盤とされ、多くの児童・生徒にかかわってこられました。平成21年3月に千丈小学校長を退職後は、市教育委員会社会教育指導員として活躍されておられます。多年にわたる地域づくりや社会教育での豊富な経験と知識を生かした活動を期待できる方であり、その温厚で誠実な人柄は人権擁護委員としてふさわしく、幅広い活動をしていただける最適な方と考えておりますので、よろしくお願いします。
次に、同じく第1号、本市の人権擁護委員道休明美氏は、平成23年6月30日をもって任期満了となるため、後任の候補者について松山地方法務局長から推薦依頼がございました。八幡浜市保内町磯崎1347番地、道休明美氏、64歳を再任の候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。
なお、道休氏は39年間教職員として勤務され、いじめ、体罰、不登校などの子供をめぐる人権問題に対し、学校現場から未然防止に努めることが重要な教育課題として人権教育、心の教育に尽力され、平成19年3月に大洲市立白滝小学校長を最後に退職されました。現在は市教育委員会社会教育指導員及び人権擁護委員として活躍されておられます。多年にわたる経験と知識は人権擁護委員としてふさわしく、幅広い活動をしていただけるものと期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○議長(萩森良房君) 政策推進課長。
○政策推進課長(中榮忠敏君) 議案書の3ページをお開き願います。
議案第5号 八幡浜市事務分掌条例の制定について御説明いたします。
平成23年4月1日付での組織機構改革に伴い新たに部制を導入するため、本条例の制定を行うものでございます。
第1条で、地方自治法の規定に基づき市長の権限に属する事務を分掌させるため、市長の直近下位の内部組織として、総務企画部、市民福祉部、産業建設部の3つの部を設置するものであります。
第2条で、各部の分掌事務を定めております。
総務企画部は、第1号から、次のページになります、第15号に記載のとおり、市政の総合的な企画、調整、行政改革の推進、職員の人事、給与、福利厚生、情報化の推進、統計、財政、契約、市税の賦課徴収等の事務を分掌することとしております。市民福祉部は、第1号から第9号に記載のとおり、戸籍、国民年金、国民健康保険、廃棄物の処理、清掃、社会福祉、保健衛生、人権啓発等の事務を分掌し、産業建設部は、第1号から第11号に記載のとおり、水産業、港湾、漁港、道路、橋梁、河川、都市計画、農林業、国土調査、商工業、観光、下水道等の事務を分掌することとしております。
第3条で、委任について規定をいたしております。
なお、附則第1項では施行期日を定め、第2項では従来の八幡浜市課設置条例は廃止するものであります。
第3項は、八幡浜市職員の給与に関する条例の一部改正でありまして、別表第3ア行政職給料表級別職務分類表6級の項中「(7級に規定する職務を除く。)」を削り、同表7級の項中「相当な経験を有する課長」を「部長」に改めるものであります。
第4項は、八幡浜市水道事業の設置等に関する条例の一部改正でありまして、第3条第2項中「水道課」を「産業建設部」に改めるものであります。
以上でございます。
○議長(萩森良房君) 総務課長。
○総務課長(都築眞一君) 議案書7ページをお願いいたします。
議案第6号 外国の地方公共団体の機関等に派遣される八幡浜市職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
この条例改正は、国家公務員の国際機関等への派遣制度についての人事院規則が改正されたことに伴い所要の改正を行うものであります。
主な内容につきましては、派遣職員の派遣期間中の給与年額と派遣先機関からの報酬年額との合計額が外務公務員給与に相当する給与年額を超えないようにするため、派遣期間中の給与支給割合を100分の70未満にも設定できるようにする改正であります。
この条例は平成23年4月1日から施行するものであります。
次に、議案書9ページをお願いいたします。
議案第7号 八幡浜市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
地方公務員の育児休業等に関する法律の改正により、一般職の非常勤職員について仕事と育児の両立を図る観点から、育児休業等を取得することができるよう必要な改正をするものであります。
主な改正内容は、第2条第3号で育児休業を取得できる非常勤職員を定め、10ページ、第2条の2で非常勤職員の育児休業の期間について原則子供が1歳まで夫婦ともに育児休業をしている場合は1歳2カ月まで、継続的な勤務のため特に必要と認められる場合には1歳6カ月までとするものとし、11ページ、第20条で部分休業を請求できない職員を定め、12ページ、第21条で部分休業の取得は30分単位として最長2時間とすることを規定しております。
この条例は平成23年4月1日から施行するものであります。
次に、13ページをお願いいたします。
議案第8号 八幡浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
人事院規則の改正に伴い所要の改正を行うものであります。
主な内容といたしましては、平成22年4月より、月60時間を超える超過勤務については通常より高い支給割合が適用されていますが、60時間には日曜日が除かれていましたが、超過勤務すべてが60時間を超える超過勤務の対象になったことによる改正であります。
この条例は平成23年4月1日から施行するものであります。
なお、附則で、3月以前の月にした勤務に係る時間外手当については従前のとおりとしております。
次に、議案書15ページをお願いします。
議案第9号 八幡浜市報酬及び費用弁償等支給条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
選挙管理委員会の委員の報酬額を月額から日額に変更するための条例改正であります。
選挙管理委員会委員の報酬は、実際勤務がない月も月額が支給されておりますが、勤務の実態に応じて適正な支給が必要との報酬等審議会からの答申に基づき、選挙管理委員長の月額2万1,700円を日額1万6,200円に、委員月額1万7,300円を日額1万3,800円に改めるものであります。
この条例は平成23年4月1日から施行するものであります。
次に、議案書17ページをお願いします。
議案第10号 八幡浜市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
八幡浜市特別職報酬等審議会からの答申に沿って、市長の給与月額を改定するものであります。
この条例は平成23年4月1日から施行するものであります。
次に、議案書19ページをお願いします。
議案第11号 八幡浜市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
八幡浜市特別職報酬等審議会からの答申に沿って、八幡浜市議会議員の議員報酬を改定するものであります。
議長42万4,000円を39万8,000円に、副議長34万5,000円を32万5,000円に、議員31万4,000円を29万9,000円に改めるものであります。
この条例は平成23年4月1日から施行するものであります。
○議長(萩森良房君) 財政課長。
○財政課長(藤原賢一君) 議案書21ページ、議案第12号 八幡浜市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
老人保健制度が平成19年度限りで廃止され、健康保険法の一部を改正する法律により廃止後の3年間は特別会計での処理が義務づけられておりました。廃止後3年を経過し、医療機関からの請求の消滅時効も3年であることなどにより、当該事務を処理する特別会計を廃止するものでございます。
なお、附則第1項において、この条例は平成23年4月1日から施行するものとし、第2項において平成22年度分の収入、支出及び決算に関しては経過措置を設け、従前の例によるものとするものでございます。
以上でございます。
○議長(萩森良房君) 医療対策課長。
○医療対策課長(河野謙二君) 議案書23ページをお願いいたします。
議案第13号 八幡浜市病院建設基金条例の制定について御説明をいたします。
本案は、市立病院の建設及び整備を実施するための基金を造成するために基金条例を制定するものでございます。
市立病院の現施設は老朽化、狭隘化しており、建てかえ整備は喫緊の課題となってございます。事業の実施に当たりましては、できる限り事業費の縮減を図り、補助金、交付金あるいは過疎債、公営企業債等の有利な起債での対応を考えてまいります。ただし、交付金や起債の対象とならない経費でありますとか、資金繰りなどに一般会計からの負担も必要と考えております。それらの経費に充当するための基金を造成するものでございます。
条例の内容について御説明をいたします。
第1条において設置目的、第2条におきまして予算に定める額を積み立てること、第3条においては管理の方法として金融機関への預金その他最も確実かつ有利な方法により保管しなければならないこと、第4条において運用益金の処理について、第5条においては繰替運用につきまして、それから第6条において設置目的を達成するための経費の財源に充てる場合に限り、この基金は処分することができることを定めてございます。第7条では委任について、それぞれ規定をいたしております。
附則において、この条例は公布の日から施行することとしてございます。
なお、本案に合わせまして、今回の一般会計補正予算におきまして3億円の積立金を計上してございます。
以上でございます。
○議長(萩森良房君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(大本孝志君) 議案書25ページをお願いいたします。
議案第14号 八幡浜市立学校体育施設使用料条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
市では、八幡浜市立学校施設開放規則によりまして小・中学校のグラウンド及び体育館を開放してスポーツ及びレクリエーション等の利用に供しております。
その利用に関しましては、八幡浜市立学校体育施設使用料条例によりまして、夜間照明施設と体育館照明施設について使用料を徴しており、この使用料の徴収につきましては照明の明るさに応じて徴収しているところです。
この使用料が、体育館の照明施設につきましては2時間以内の使用につき300円から1,600円と5倍以上の格差があり、施設利用者から利用の機会に不平等があるとの御意見をいただいておりました。また、県下の状況からも高額な料金設定となっているため、高額な料金設定となっている施設について料金の見直しを行い、使用料金の格差是正を行うものであります。見直しに当たっては、県下の高額上位3市の料金を参考に、明るさに関係なく1,000円を上限とするものでございます。
グラウンドの夜間照明使用料においても、1回350円から3,600円と大きな開きがあり、県下高額上位3市の料金を参考に、明るさに関係なく3,000円を上限とするものです。
具体的な改正内容ですが、グラウンド夜間照明施設使用料については、愛宕中学校の額を3,600円から3,000円に、体育館照明施設使用料については、神山小学校の2時間以内の額を1,600円から1,000円に、1時間超過ごとの加算額を800円から500円に、また日土東小学校の2時間以内の額を1,200円から1,000円に、1時間超過ごとの加算額を600円から500円に改正するものでございます。
また、この条例は平成23年4月1日から施行するものであります。
以上であります。
○議長(萩森良房君) 生活環境課長。
○生活環境課長(大森幸二君) それでは、議案書27ページをお願いいたします。
議案第15号 八幡浜のまちをみんなできれいにする条例の制定について御説明いたします。
八幡浜は豊かな自然と人情に包まれた港町として発展してきました。そこには、その中で住み、働き、学ぶ人々によってはぐくまれ、受け継がれてきた生活環境があります。これを守り、向上させ、後世に引き継いでいくことは、この地で生活するすべての人々の責任であると考えます。幸いにして本市では地域でのボランティア活動が積極的に行われており、市民全体の美化活動が根づいています。
一方で、道路や公園などへ空き缶やたばこの吸いがら、放置された犬のふんなど公共の場を利用する人々のモラルの低下やマナーの欠如などを指摘する声も寄せられています。こうした状況を踏まえ、条例の制定に当たっては、八幡浜が好き、きれいなまちにしたいと願う多くの市民、事業者と行政が協働してきれいなまちづくりに取り組むことが必要なものと考えます。自分たちの町を自分たちの手できれいにするため、市民や事業者の自発的な行動や活動を支援する仕組みづくりが必要と考え、今回条例の制定を行おうとするものです。
第1条には目的、第2条には定義について規定しており、自然豊かな八幡浜のまちをきれいにするために、公共の場での空き缶等及び吸いがら等の投げ捨ての禁止並びに飼い犬のふんの放置防止について定めています。
第3条と第4条には市の責務と施策について規定し、市民、事業者及び土地所有者等への活動支援などについて定めています。
第5条から第7条には、市民等の責務、事業者の責務及び土地所有者等それぞれの責務について規定し、市の施策への協力方について定めています。
第8条には環境美化推進員について規定をしており、地域の美化について熱意と見識を有する者のうちから委嘱することができるものとし、市の施策への協力について定めています。
第9条から第12条には、禁止行為、助言または指導、命令、立入調査について規定しており、公共の場への投げ捨てや飼い犬のふんの放置をした者に対して是正措置を講じるよう指導、命令ができるよう、また必要に応じて立入調査が行えるよう定めています。
第13条には規則への委任を定めており、第14条には投げ捨てへの抑止力を高めるため、罰則規定を設けております。
なお、市長の命令に違反した者に対し2万円以下の罰金に処することと定めております。
附則により、条例の施行期日は平成23年6月1日としますが、第14条の罰則規定については4カ月の周知期間を設けた上で10月1日からの施行としております。
以上でございます。
○議長(萩森良房君) 商工観光課長。
○商工観光課長(菊池誠一君) 議案書31ページをお願いいたします。
議案第16号 八幡浜市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
本案は、現在整備中の新町角駐車場を4月1日から供用を開始するため、並びに各駐車場設置に関し必要な条例の改正を行うものであります。
第3条第1項に、別表第2で「午前0時から午後12時まで」と表記されている供用時間を、「終日(午前0時から午後12時まで)」とわかりやすい表現に改めます。
第3条の条文で供用時間を表記したため、別表第2が必要なくなり、別表第3を別表第2とします。
別表第1に新町角駐車場を加えます。
別表第2の定期駐車以外の駐車をする場合、いわゆる時間貸しの欄におきまして、「30分増すごとに」とありました表現を、「30分までごとに」と正確化を図り、中央駐車場の料金対象時間から「午前0時から午前7時まで」を外しております。
沖新田駐車場は、時間貸しがなくなったため、表から削除します。
別表第2が別表第3となり、必要なくなりましたので、削除するものであります。
なお、この条例は平成23年4月1日から施行します。
以上です。
○議長(萩森良房君) 建設課長。
○建設課長(菊池賢造君) 議案書の33ページをお願いいたします。
議案第17号 八幡浜市生活道路整備事業分担金徴収条例の制定について御説明いたします。
従来は私道整備事業実施要領に基づいて年間100万円の予算内で事業費に要する経費に充てるための負担として10%の寄附をいただいておりました。しかし、同事業によって利益を受ける人に負担していただくことから、分担金として条例を設けることが適当であると判断いたしましたので、改めて提案するものであります。
1条で趣旨、2条で定義、生活道路とは道路法の適用を受ける道路、農林道または臨港道路以外の道路であり、かつ一般交通の用に供されている道路を言うということでございます。
3条から6条では、分担金の徴収、額、徴収方法、減免等を記述しております。
なお、この条例は附則により平成23年4月1日から施行するものであります。
以上です。
○議長(萩森良房君) 監理開発課長。
○監理開発課長(中岡 勲君) 議案書35ページをお願いいたします。
議案第18号 八幡浜市営住宅条例及び八幡浜市改良住宅条例の一部改正について御説明をいたします。
この改正は、市営住宅及び改良住宅の入居手続における連帯保証人の要件を市内居住者に限定されているものを入居予定者の状況により柔軟に対応できるよう連帯保証人の要件を緩和するものでございます。
なお、この条例は公布の日から施行するものでございます。
以上でございます。
○議長(萩森良房君) 財政課長。
○財政課長(藤原賢一君) 議案書37ページから246ページの平成22年度一般会計補正予算(第6号)及び各特別会計補正予算案、議案第19号から第28号までを一括してお手元に配付しております平成22年度3月補正予算資料で御説明いたします。
資料の1ページをお開き願います。
今回の補正は、一般会計では、今回補正額の欄にありますように3億1,258万1,000円を補正し、予算総額を187億1,479万3,000円とするもので、前年度同期に比べ19.6%の減でございます。
次に、特別会計は、国民健康保険事業を初め9会計の補正で、特別会計合計欄にありますように5,552万9,000円の減額で、累計では129億417万4,000円で、前年度同期に比べ5.5%の減でございます。
一般会計、特別会計を合わせた今回補正額は2億5,705万2,000円の補正で、累計では316億1,896万7,000円となり、前年度同期に比べ14.4%の減となり、企業会計を含めた全会計の総合計は374億7,884万9,000円で、前年度同期に比べ12.4%の減となるものでございます。
それでは、一般会計から概要について御説明いたします。
2ページをお願いいたします。
具体的な経費の内訳でございます。人件費3,454万1,000円の減額は、決算見通しによる減額措置でございます。
次に、物件費5,180万5,000円の減額につきましても決算見通しによるものでございます。
次に、維持補修費26万4,000円の増額は、保内庁舎修繕料36万4,000円の補正などでございます。
次に、扶助費1億3,111万5,000円の減額は、乳幼児医療扶助費500万円追加補正のほか、児童扶養手当、子ども手当等の決算見通しにより減額したものでございます。
次に、補助費等の3,386万5,000円は、追加補正するものとして生活バス路線維持費補助金2,247万2,000円、雇用促進奨励金600万円、企業立地促進奨励金721万円、事業用資産奨励金1,000万円、その他決算見通しにより減額しております。
また、投資的事業1億1,617万2,000円の減額は、入札減少金等による精算が主なもので、5ページから6ページに詳細を記載しておりますので、御参照いただきたいと思います。
次に、公債費5,254万7,000円の増額は、繰上償還によるものでございます。
積立金5億24万8,000円は、財政調整基金2億16万5,000円及び病院改築を見込んだ病院建築基金積立金3億円ほか運用利子を積み立てるものでございます。
次に、貸付金112万8,000円の減は、育英奨学金の決算見込みによる減でございます。
次に、繰出金6,041万8,000円の増額については、各特別会計の決算見込みによる増減を調整したものでございます。
7ページをお願いいたします。
歳入では、市税、地方交付税等を増額、国庫及び県支出金、繰入金等を減額し、調整しております。
続きまして、特別会計補正予算を御説明いたします。
前に戻りまして、3ページをお願いいたします。
国民健康保険事業会計1,713万6,000円の減額は、歳出は保険給付費の増及び後期高齢者支援金、共同事業拠出金等の減額が主なもので、歳入は国庫支出金、一般会計繰入金を増額し、療養給付費交付金、共同事業交付金、基金繰入金を減額するものでございます。
後期高齢者医療会計3,023万9,000円の減額は、歳出は後期高齢者医療広域連合納付金の減額で、歳入は後期高齢者医療保険料及び一般会計繰入金を減額するものでございます。
老人保健会計89万3,000円の減額は、歳出は医療諸費の減額が主なもので、歳入は支払基金交付金、国庫支出金等を減額するものでございます。
介護保険会計365万9,000円の減額は、歳出は地域支援事業費の減額で、歳入は国庫支出金、支払基金交付金等を減額するものでございます。
駐車場事業会計418万2,000円の減額は、歳出は駐車場管理費の補正で、歳入は事業収入の240万円増額及び一般会計繰入金を658万2,000円減額するものでございます。
簡易水道事業会計は、事業収入と一般会計繰入金の財源組み替えでございます。
水産物地方卸売市場事業会計は、歳出の総務費と諸支出金の組み替えでございます。
港湾整備事業会計58万円の増額は、歳出は港湾管理費及び諸支出金の増額、歳入は使用料及び手数料、諸収入等を増額するものでございます。
続きまして、4ページをお開き願います。
その他の補正事項といたしまして繰越明許費の内訳を記載しております。
一般会計は、住民生活に光をそそぐ交付金事業、きめ細かな交付金事業を初め合計22件で2億2,723万9,000円、特別会計は公共下水道事業特別会計の未普及解消下水道事業を初め4件で3億2,190万円をそれぞれ23年度へ繰り越しするものであります。
また、債務負担行為補正として、4款衛生費のじんかい収集業務委託を廃止しております。
なお、8ページに一般会計歳出の状況を添付しておりますので、御参照いただきたいと思います。
続きまして、別冊になっております平成23年度一般会計当初予算案及び各特別会計当初予算案、議案第29号から第41号までを一括してお手元に配付しております平成23年度当初予算説明資料で御説明いたします。
資料の1ページをお開き願います。
平成23年度当初予算規模は、一般会計は183億8,505万6,000円、前年度に比べ20億5,359万9,000円、12.6%の増でございます。
次に、特別会計は、来年度から老人保健特別会計を廃止し全12会計で、特別会計合計欄にありますように135億1,747万9,000円で、前年度に比べ6億2,233万円、4.8%の増でございます。
一般会計及び特別会計の合計額は319億253万5,000円、前年度に比べ26億7,592万9,000円、9.2%の増でございます。
企業会計を含めた全会計の予算規模は、一番下の総合計欄にありますように375億8,699万1,000円となり、前年度に比べ28億2,160万円、8.1%の増でございます。
2ページをお願いいたします。
一般会計、特別会計及び企業会計当初予算の概要について御説明いたします。
まず、安全で安心なまちづくりでございます。
消防防災関係では、保内町エリアの全国瞬時警報システム整備事業費819万円、八幡浜地区施設事務組合消防本部への消防施設整備事業負担金6,450万円、喜須来分団2部の小型ポンプ及び川之石分団1部のポンプ車の更新に2,123万1,000円、保健福祉関係では、母子家庭医療、重度心身障害者医療制度などの福祉医療助成制度に2億4,088万円、放課後児童育成事業2,061万円、整備が求められている介護保険施設2施設建設等への補助金2億3,450万円、高齢者の安否確認事業518万4,000円、子宮頸がん等ワクチン接種事業に6,773万4,000円、救急医療対策費として6,268万7,000円、教育関係では、白浜小学校屋内運動場改築などの小学校地震対策補強事業として6億6,050万7,000円、給食センター改築事業6億8,583万4,000円、市道整備として市道矢野町五反田線改良工事費1億6,834万9,000円、住宅関係では、入寺団地の公営住宅耐震補強事業2,682万3,000円、下水道関係では、公共下水道整備事業13億8,440万円、戸別合併処理浄化槽設置事業7,274万1,000円等でございます。
次に、行財政改革の推進として、補助金検討委員会経費45万3,000円、市立保育所のあり方検討委員会経費28万8,000円、学校再編整備検討委員会経費172万8,000円でございます。
次の産業振興の取り組みといたしまして、八幡浜港フェリー関連施設整備事業に4,200万円、高品質果実出荷体制緊急整備事業としてJAにしうわの流通センター及び川上共選選果機のコンピューターシステム更新に対する補助金2億2,770万円、南予産材利用木造住宅建築補助金1,000万円、土地改良事業等の基盤整備事業1億7,881万円、企業立地促進奨励金等3,208万円、ちゃんぽんの知名度向上として186万円でございます。
次の、その他の取り組みといたしまして、双岩コミュニティ公園整備事業1億2,044万円、校庭芝生化の取り組みとして川之石小学校芝生化事業252万5,000円、障害者福祉給付金1,150万円、生活保護受給者就労支援事業227万3,000円、八幡浜郷土史企画展費161万円、市有形文化財妙泉寺改修補助金378万円、マウンテンカーニバルでGO!開催補助金392万円、県議会議員選挙費用1,315万7,000円等でございます。
以上が歳出の概要でございます。
歳入では、市税、地方交付税、国県支出金、市債等のほか不足額を基金繰入金で充当しております。
なお、3ページ以降に投資的事業実施計画、一般会計繰出金の内訳、公債費の概要、基金の状況、一般会計歳入歳出の状況を添付しておりますので、御参照いただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(萩森良房君) 水道課長。
○水道課長(菊池正康君) 水道事業会計予算でございます。
別冊になっております予算書1ページをお開き願います。
議案第42号 平成23年度八幡浜市水道事業会計予算について主なものを御説明いたします。
第2条業務の予定量では、(1)給水戸数1万5,498戸、(2)年間総給水量394万6,426立方メートル、(4)主な建設改良事業費は水源設備改良工事等1,400万円、配水設備改良工事等9,560万円などを予定しております。
次に、第3条収益的収入及び支出の予定額でございます。
最初に、収入の予定額ですが、17ページの予算明細書をお開きください。
第1款水道事業収益の総額は7億8,278万2,000円で、前年度と比べて524万6,000円の減、0.7%の減でございます。収入減の主な理由は、第1項営業収益で給水人口の減少等による使用水量の減によるものでございます。
次に、支出予定額でございます。
18ページをお願いします。
第1款水道事業費用の総額は7億8,923万1,000円で、前年度に比べ686万4,000円の減、0.9%の減でございます。
主な費用といたしまして、1目14節受水費2億4,805万3,000円は南予水道企業団用水料金でございます。また、1目、2目を合わせた9節修繕費5,630万円、10節動力費3,850万円、4目の減価償却費1億9,181万5,000円などでございます。
支出減の主な理由として、受水費がマイナス436万9,000円の減、動力費が250万円の減などでございます。
22ページをお願いします。
第2項営業外費用は6,206万8,000円で、主な支出は企業債利息及び消費税でございます。
以上、収益的収支につきましては、使用水量の減少により収益が減少している中、経常経費につきましては、その削減に努めておりますが、644万9,000円の単年度赤字予算となっております。
2ページにお戻りください。
第4条資本的収入及び支出の予定額です。収入の予定額は、第1款資本的収入2,323万4,000円で前年度に比べて900万円の減、27.9%の減でございます。収入減の主な理由は、下水道工事負担金の減少によるものでございます。
次に、支出予定額は、第1款資本的支出2億3,719万4,000円、前年度に比べ3,282万7,000円の減、12.2%の減でございまして、建設改良費の工事等の減少によるものでございます。
この結果、資本的収支は2億1,396万円の財源不足となりますが、この不足額は第4条の括弧書きにありますように消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補てんするものであります。
第5条債務負担行為ですが、水道事業変更認可設計他委託業務で、平成23年度から24年度までで、限度額は2,300万円でございます。
第6条一時借入金の限度額は1億円です。
以上、主なものを説明いたしました。
なお、4ページ以降に附属書類として、平成23年度予算実施計画、資金計画、給与費明細書等添付しておりますので、御参照をお願いいたします。
以上です。
○議長(萩森良房君) 市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(田中正憲君) それでは、議案第43号 平成23年度市立八幡浜総合病院事業会計予算について御説明をいたします。
別冊になっております予算書の1ページをお願いいたします。
まず、第2条業務の予定量についてであります。
第1号病床数は312床で、うち一般病床数が310床、感染症病床が2床であります。前年度と変更はございません。
第2号の年間患者数は、入院患者数を年間7万3,200人、前年度比200人の増、率にして0.3%の増とし、外来患者数を年間9万7,600人、前年度比4,703人の減、率にして4.6%の減としております。
第3号の1日平均患者数は、入院患者数を前年度と同様に1日200人、外来患者数を前年度比21人減の400人としております。
第4号の主な建設改良事業は、平成17年度に整備いたしましたオーダーリングシステムの更新に係る経費及び医療機器整備等に3億522万5,000円を予定しております。
次に、第3条収益的収入及び支出の予定額は、まず収入の第1款病院事業収益は42億3,261万1,000円で、前年度に比べ4億1,312万3,000円、率にして10.8%の増額を見込んでおります。第1項の医業収益を前年比1億4,071万1,000円の増、率にして3.9%増の37億2,482万2,000円とし、第2項医業外収益を前年比2億7,241万2,000円、率にして115.7%増の5億778万9,000円としております。医業収益の増額の要因としましては、御存じのとおり昨年4月からの診療報酬改正に伴う診療単価の増及び脳外科医1名、内科医1名、研修医1名の増員並びに愛媛大学医学部の地域救急医療学講座サテライト医師の支援等によるものでございます。また、医業外収益の増額の要因は一般会計からの繰入金を当初予算に全額計上をしたためであります。
次に、支出ですが、第1款の病院事業費用は42億1,716万3,000円で、前年度比2,086万6,000円の増額、率にして0.5%の増を見込んでおります。第1項の医業費用を前年比2,745万9,000円、率にして0.7%増の41億2,174万9,000円とし、第2項の医業外費用を前年比659万3,000円、率にして6.5%減の9,541万4,000円としております。職員数の減少及び新陳代謝により給与費は全体では減少しておりますが、患者数の増加等に伴う薬品、医療材料費等の増により材料費及び経費の増加を見込んでおります。
この結果、病院事業収益から病院事業費用を差し引いた平成23年度の単年度の収支は1,544万8,000円の黒字を計上することができました。しかし、年度末の未処理欠損は13億935万1,000円と依然として巨額な累積赤字予算となってございます。
2ページをお願いします。
第4条資本的収入及び支出の予定額であります。
資本的収入は3億3,597万2,000円を予定しております。内訳としましては、第1項企業債2億8,940万円、第2項出資金が3,107万2,000円、第3項負担金が1,500万円、第4項貸付金回収金が50万円を予定しております。
一方の資本的支出では4億4,086万8,000円を予定して、内訳としましては、第1項の病院整備事業費3億1,948万9,000円、主なものは、先ほども言いましたが、オーダーリングシステム更新費用及び医療機器購入費であります。第2項の企業債償還金は6,039万9,000円、第3項退職手当債償還金5,448万円、この退職手当償還金は平成20年度に借り入れました退職手当債2億7,240万円の償還金でございます。第4項の短期貸付金は50万円、第5項投資600万円は平成22年度に創設しました看護師等修学資金貸与制度に係る予算措置として、月額5万円の10人分を予定しております。
なお、資本的収入が資本的支出額に対し不足する額1億489万6,000円は、第4条括弧書きのとおり過年度分損益勘定留保資金などで補てんをするものであります。
次に、第5条企業債は、起債の目的、限度額、方法、利率、償還方法について定めております。
次に、第6条一時借入金の限度額は5億円と定めております。
第3ページをお願いします。
次に、第7条議会の議決を経なければ流用できない経費は、職員給与費23億6,988万9,000円及び交際費20万円と定めております。
次に、第8条他会計からの繰入金及び補助金であります。一般会計からの繰入金及び補助金を受ける額は、公営企業法に基づく繰入基準等により、23年度は12項目合計5億9,063万7,000円と定めております。そのうちに収益的収入に繰り入れるものとしては、第2号の企業債利子から第11号の児童手当等にあてるものまでの10項目、合計で5億4,456万5,000円であります。資本的収入として繰り入れるものは、第1号の企業債元金償還と第12号の資産購入費の2項目で合計で4,607万2,000円であります。
次に、第9条たな卸資産購入限度額は、材料費等の購入限度額を8億5,049万8,000円と定めるものであります。
なお、4ページ以降に予算実施計画書、資金計画、給与費明細書、予定貸借対照表、予定損益計算書及び予算明細書を添付しておりますので、御参照をいただきたいと思います。
以上であります。
○議長(萩森良房君) ただいま議題となっております40件についての本日の審議はこの程度にとどめます。
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○議長(萩森良房君) 日程第7 報告第1号 専決処分の報告について(市営喜木町団地内に設置していたごみカゴ被害に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)を議題といたします。
提案者の説明を求めます。
生活環境課長。
○生活環境課長(大森幸二君) それでは、報告第1号 専決処分の報告について御説明いたします。
別紙をお願いいたします。
専決第1号 市営喜木町団地内に設置していたごみカゴ被害に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分いたしましたので、これを報告し、承認を求めるものでございます。
今回の専決処分は、平成23年2月12日午前11時50分ごろ、八幡浜市保内町喜木2番耕地74番地1、市営喜木町団地敷地内駐車場隅に市が設置していたごみかごが強風にあおられ反転し、駐車中の車両に損害を与えたもので、詳細は運転手側のフロントドアのへこみ傷とすり傷であります。このため、相手方に与えた損害に対し、国家賠償法第2条第1項の規定に基づきその損害を賠償するもので、修理費6万2,498円全額を市の負担として示談書の締結を行い、損害賠償額が決定いたしました。
なお、この損害賠償は全国市長会市民総合賠償補償保険で全額補てんされるものでございます。
以上でございます。
○議長(萩森良房君) ただいま議題となっております報告第1号についての本日の審議はこの程度にとどめます。
お諮りいたします。
議事の都合により、明9日から13日までの5日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 御異議なしと認めます。よって、明9日から13日までの5日間は休会することに決しました。
————————————————————————————————————————
○議長(萩森良房君) これにて本日の会議を閉じます。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
明9日から13日までの5日間は休会であります。14日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。
————————————————————————————————————————
○議長(萩森良房君) これにて散会いたします。
午後 零時14分 散会