公開日 2014年09月24日
議事日程 第1号
平成23年6月7日(火) 午前10時開議
第1
会議録署名議員の指名
第2
会期の決定
第3
報告第 2号 専決処分の報告について(平成22年度八幡浜市一般会計補正予算(第7号))
報告第 3号 専決処分の報告について(過疎地域自立促進特別措置法に基づく固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定について)
報告第 4号 専決処分の報告について(八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について)
報告第 5号 専決処分の報告について(八幡浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について)
報告第 6号 専決処分の報告について(八幡浜市市税条例の一部を改正する条例の制定について)
報告第 7号 専決処分の報告について(八幡浜市神宮通り福祉会館駐車場内において発生した接触事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)
報告第 8号 専決処分の報告について(平成23年度八幡浜市一般会計補正予算(第1号))
報告第 9号 平成22年度八幡浜市一般会計繰越明許費繰越計算書
報告第10号 平成22年度八幡浜市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書
報告第11号 平成22年度八幡浜市水道事業会計予算繰越計算書
諮問第 2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
同意案第1号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
同意案第2号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
同意案第3号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
同意案第4号 日土財産区管理委員の選任について
同意案第5号 教育委員会委員の任命について
議案第44号 八幡浜市過疎地域自立促進計画の変更について
議案第45号 八幡浜市集会施設整備事業分担金徴収条例の制定について
議案第46号 八幡浜市下水道条例の一部を改正する条例の制定について
議案第47号 八幡浜市学校給食センター設置条例の一部を改正する条例の制定について
議案第48号 平成23年度八幡浜市一般会計補正予算(第2号)
議案第49号 平成23年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(第1号)
議案第50号 平成23年度八幡浜市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)
議案第51号 平成23年度八幡浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
議案第52号 平成23年度八幡浜市戸別合併処理浄化槽整備事業特別会計補正予算(第1号)
議案第53号 平成23年度八幡浜市水産物地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)
議案第54号 平成23年度八幡浜市港湾整備事業特別会計補正予算(第1号)
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本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
会期の決定
日程第3
報告第2号~報告第11号、諮問第2号、同意案第1号~同意案第5号、議案第44号~議案第54号
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出席議員(19名)
1番 岩 田 功 次 君
2番 石 崎 久 次 君
3番 樋 田 都 君
4番 新 宮 康 史 君
5番 上 田 浩 志 君
6番 井 上 和 浩 君
7番 魚 崎 清 則 君
8番 二 宮 雅 男 君
9番 遠 藤 素 子 君
10番 清 水 正 治 君
11番 宇都宮 富 夫 君
12番 兵 頭 孝 健 君
13番 上 田 竹 則 君
14番 松 本 昭 子 君
15番 住 和 信 君
16番 中 岡 庸 治 君
17番 宮 本 明 裕 君
18番 大 山 政 司 君
19番 萩 森 良 房 君
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欠席議員(なし)
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説明のため出席した者の職氏名
市長 大 城 一 郎 君
副市長 橋 本 顯 治 君
総務企画部長 中 榮 忠 敏 君
市民福祉部長 本 橋 祐 一 君
産業建設部長 菊 池 賢 造 君
政策推進課長 大 本 孝 志 君
総務課長 中 岡 勲 君
財政課長 藤 原 賢 一 君
税務課長 山 本 数 道 君
市民課長 二 宮 博 子 君
保内庁舎管理課長 三 堂 嗣 夫 君
生活環境課長 大 森 幸 二 君
社会福祉課長 二 宮 嘉 彦 君
保健センター所長 松 本 常 美 君
医療対策課長 新 田 幸 一 君
人権啓発課長 清 水 由 章 君
水産港湾課長 滝 本 真 一 君
建設課長 宮 本 雅 三 君
農林課長(併)
農業委員会事務局長 山 本 健 二 君
商工観光課長 菊 池 誠 一 君
下水道課長 大 西 力 君
水道課長 菊 池 正 康 君
市立病院事務局長 河 野 謙 二 君
会計管理者 元 田 博 之 君
教育委員会委員長 井 上 守 君
教育長 増 池 武 雄 君
学校教育課長 若 宮 髙 治 君
生涯学習課長 都 築 眞 一 君
代表監査委員 市 川 芳 和 君
監査事務局長 窪 田 恵 一 君
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会議に出席した議会事務局職員
事務局長 二 宮 貴 生 君
事務局次長兼議事係長 菊 池 和 弥 君
調査係長 髙 岡 哲 也 君
書記 阿 部 真 士 君
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午前10時00分 開会
○議長(萩森良房君) おはようございます。
去る4月1日付で人事異動がありましたので、この際、新任部課長等の自己紹介をいたします。
(新任部課長等の自己紹介)
○議長(萩森良房君) 以上で新任部課長等の紹介を終わります。
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○議長(萩森良房君) ただいまより平成23年第4回八幡浜市議会定例会を開会いたします。
市長から今議会招集のあいさつがあります。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) おはようございます。
開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
本日、平成23年第4回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。
初めに、3月11日に発生した東日本大震災から3カ月近くが経過いたしますが、今なお多くの方々が避難生活を余儀なくされている状況です。被災された方々に対し心からお悔やみとお見舞いを申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧、復興をお祈り申し上げます。
八幡浜市では、いち早い被災地支援のため義援金箱を設置いたしましたところ、市民、法人、団体等多くの方々から募金活動に御協力をいただいております。この場をおかりして厚くお礼を申し上げます。皆様から賜りました義援金につきましては、一部は全国市長会を通じ東北市長会へ、さらに災害復旧の人的支援として市職員を派遣しております宮城県山元町にそれぞれ送金する予定であることを報告させていただきます。
それでは、定例会について申し上げます。
本定例会におきましては、報告10件、諮問1件、同意案5件、条例案3件、予算案7件、その他1件、合わせて23件の御審議をいただくものでございます。
諸議案の内容等につきましては後ほど御説明いたしますが、何とぞ慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。
なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、教育委員会委員の任命についてほか2件について御説明申し上げ、議員各位の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いをいたします。
以上、申し述べまして、招集のごあいさつといたします。
○議長(萩森良房君) 議長において、この際、諸般の報告を行います。
3月定例会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付してあります報告書をもってこれにかえます。
会議に先立ち、去る5月26日に開催されました第73回四国市議会議長会定期総会において表彰を受けられました大山政司君外5名に対し、表彰状の伝達を行います。
休憩いたします。
午前10時06分 休憩
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午前10時07分 再開
○副議長(清水正治君) 再開いたします。
○議会事務局長(二宮貴生君) 第73回四国市議会議長会定期総会において表彰を受けられました方々を表彰区分に従いましてお名前を申し上げますので、自席で御起立をお願いいたします。
議員在職28年以上で表彰を受けられました萩森良房議員、大山政司議員、議員在職24年以上で表彰を受けられました宮本明裕議員、議員在職16年以上で表彰を受けられました松本昭子議員、上田竹則議員、議員在職8年以上で表彰を受けられました井上和浩議員。
以上6名を代表して、宮本明裕議員に御受領をお願いいたします。
○副議長(清水正治君)
表彰状
八幡浜市 宮本明裕 殿
あなたは市議会議員在職24年の長きにわたってよく市政の発展に尽くされ、その功績は特に顕著なものがあるので、ここに本会表彰規程により特別表彰として表彰いたします。
平成23年5月26日
四国市議会議長会会長
高知市議会議長 岡﨑 豊
(表 彰 状 授 与)
(拍 手)
○議会事務局長(二宮貴生君) 御着席願います。
○副議長(清水正治君) ただいまの表彰に対し、市長から祝辞があります。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) ただいま表彰されました議員各位に対しまして、一言お祝いを申し上げます。
去る5月26日、高知市で開催されました第73回四国市議会議長会定期総会において、議員在職28年以上として萩森良房議長、大山政司議員が、議員在職24年以上として宮本明裕議員が、議員在職16年以上として松本昭子議員、上田竹則議員が、議員在職8年以上として井上和浩議員がそれぞれ表彰を受けられました。
表彰された議員各位におかれましては、長きにわたり市政発展のために、また市民福祉の向上のため御尽力をいただきました。ここに市民を代表いたしまして心から感謝を申し上げますとともに、お祝いを申し上げる次第であります。
皆様方には、今後とも御自愛の上、これまでの豊かな経験をもとに、八幡浜市が直面いたしております諸問題の解決を初め、さらなる市政推進と市民福祉増進のため、一層の御活躍を賜りますよう切にお願い申し上げまして、お祝いの言葉といたします。まことにおめでとうございました。
○副議長(清水正治君) 被表彰者を代表いたしまして宮本明裕君から謝辞があります。
〔宮本明裕君登壇〕
○宮本明裕君 本日6名の同僚議員が四国議長会より表彰を受け、大城市長より祝いの言葉をいただき、まことにありがとうございます。受賞者全員、議員活動を振り返り、感激と責任の重さを感じているところでございます。
議長より御指名でありますので、僣越ではありますが、受賞者を代表して一言ごあいさつを申し上げさせていただきます。
私も24年以上という四国議長会表彰を受け、顧みますと、平成の大合併を経験し、政策より政局中心の国会運営がまた復活し混迷する国政の中、地方自治においては党派を超えた地方自治、議会活動が進展をしており、当市においても重要な政策課題は山積しております。是々非々で臨む議会機能の真価が問われる重要な時期になっております。過去において、企業等の誘致条例の設置、公共事業の予定価格公表の導入、企業流出においては議員数名が市外流出に出ないようにというようなことで懇願をしたり、いろいろな苦い経験を生かし、また議員活動に反映しなければならないと思っているところでございます。
我々議員活動は社会情勢に対応した新しい判断力と決断力と活力が必要であり、理事者の理解も重要であります。このように受賞し、議員活動を続けるには、市民の支持者の方々より一層の御理解と御支援、理事者の方々の理解と対応が必要であります。今後も八幡浜市の発展と市民の安心して住みよいまちづくりと福祉の増進のために全力投球していく所存であります。今後とも関係各位の御支援、御鞭撻をお願い申し上げます。簡単ではございますが、私の受賞者の代表謝辞とさせていただきます。本日はどうもありがとうございました。
○副議長(清水正治君) 以上で表彰状の伝達を終わります。
休憩いたします。
午前10時16分 休憩
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午前10時16分 再開
○議長(萩森良房君) 再開いたします。
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○議長(萩森良房君) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
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○議長(萩森良房君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、議長において9番 遠藤素子君、18番 大山政司君を指名いたします。
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○議長(萩森良房君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から6月23日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 異議なしと認めます。よって、会期は17日間と決定いたしました。
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○議長(萩森良房君) 日程第3 報告第2号 専決処分の報告について(平成22年度八幡浜市一般会計補正予算(第7号))ないし報告第11号 平成22年度八幡浜市水道事業会計予算繰越計算書、諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、同意案第1号 固定資産評価審査委員会委員の選任についてないし同意案第5号 教育委員会委員の任命について、議案第44号 八幡浜市過疎地域自立促進計画の変更についてないし議案第54号 平成23年度八幡浜市港湾整備事業特別会計補正予算(第1号)、以上27件を一括議題といたします。
初めに、市長より総括説明を願います。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 本日ここに平成23年第4回市議会定例会を招集いたしまして、補正予算案を初め、当面する市政の重要案件の御審議をいただくわけであります。
各案件にわたります詳細につきましては、審議の過程で副市長並びに各部課長から御説明申し上げることといたしまして、私は概要を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願いする次第であります。
去る3月11日に発生した未曾有の規模の東日本大震災は目を覆うばかりのつめ跡を残し、多くのとうとい人命を奪い去っていきました。ここに改めましてお亡くなりになられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された地域の皆様に心からお見舞い申し上げ、被災地が一日でも早く復旧、復興し、避難されておられる方々が日常生活を取り戻すことができるよう願うものであります。
この地震、津波により生じた福島第一原発の事故によって広範囲にわたり放射性物質が飛散し、大熊町を初め半径20キロ圏内が警戒区域、その周辺が計画的避難区域に指定され、9市町村にまたがる7万人にも及ぶ住民が震災から3カ月がたとうとしている今も住みなれた地域を離れ、長期間にわたる不自由な避難生活を余儀なくされております。
また、農業、水産業に関しても、津波や放射能汚染による直接的被害のみならず風評被害の広がりが大きな問題となっており、ふるさとの復興を願う被災地の方々にさらなる困難を強いることとなっております。
今回の福島の事故を当地域に置きかえてみますと、半径10キロ圏内では保内町全域と向灘及び日土町の一部、半径20キロ圏内では八幡浜市全域が入ることとなり、万が一事故が発生すれば、すべての市民がふるさと八幡浜を離れなければならないこととなり、決して起こってはならないことであります。また、たとえ風評被害であっても、八幡浜の主産業であるミカン、新鮮な魚、さらには練り製品産業や食品産業への影響ははかり知れないものがあります。東南海・南海地震が今後30年以内に高い確率で発生すると言われている当地域にあって、市民の安全・安心、生命、財産を守る立場にある者として、一たび原発事故が起きた場合の危険性を再認識したところであります。
原子力災害への対策強化といたしましては、本年4月より市の組織として従来の危機管理室を危機管理・原子力対策室に改編し対応しているほか、今後国、県の方向性を見定めながら、八幡浜市原子力防災計画について、避難圏域を市内全域に拡大するなどの見直しが必要と考えております。今後とも原子力発電所に極めて間近に隣接する自治体として、市民、産業の安全の確保のため声を出していかなければならないと思っております。
また、津波対策のため、市内全域における1次避難所285カ所の標高の総点検を行っていく予定であります。
このような中における国の平成23年度予算でありますが、財源としている赤字国債の発行が財政の規律を損なうとして賛同が得られず、発行に必要な特例公債法が成立しておらず、東日本大震災の被災地の復旧、復興対策を中心とした4兆153億円の第1次補正予算は、基礎年金の国庫負担割合を維持するための財源の流用や子ども手当の上積み、高速道路無料化などを見直すことによる財源捻出で成立いたしましたが、今後予定されている本格的復興予算となる第2次補正予算編成は赤字国債の発行なしでは困難な状況であり、増税論議も含め見通しは立っておりません。内閣府の試算によると、震災の直接被害は最大25兆円とも言われております。財源論議を早急に決着させていただき、平成23年度予算の円滑な執行や復興に向けた第2次補正予算の速やかな成立を望むものであります。
また、国の平成23年度の地方財政計画における地方交付税は、地域主権改革に沿った財源確保を図るためとして4,800億円増額とされているものの、地方交付税の不足額を補てんする臨時財政対策債は1兆5,500億円の大幅な減額となっており、実質的な交付税は1兆700億円の減額となるものであります。
さらに、交付税のうち特別交付税につきましては、東日本大震災の復興を目的として被災地に重点交付される見込みであります。
本市における財政状況でありますが、歳入の2本柱の一つである市税は人口の減少と景気悪化等による減少が見込まれており、さらにもう一つの柱である臨時財政対策債発行を含む実質的な地方交付税も減額となり、前年度並みの一般財源の確保が困難な状況となることが予想されております。
一方、歳出では、今後公債費の増嵩や義務的経費の歳出に占める割合が依然として高いことなど予断を許さない状態にあると言えます。
こうした状況におきまして、市民ニーズに即した行政サービスを提供していくためには、市議会を初め市民の皆様方の御理解、御協力がぜひとも必要であります。市におきましても、行政改革大綱に基づく事務事業の見直し、経費の削減、財政運営の健全化などの諸課題に対し、今後とも積極的に取り組んでまいる所存であります。
次に、本市の平成22年度の決算概要は、一般会計において、形式収支は約6億8,000万円の黒字となり、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支でも約6億1,000万円の黒字が見込まれるところであります。
病院事業につきましては、医師や看護師が不足している厳しい状況に変わりありませんが、国もこれまでの医療費抑制策の見直しを行い、地域医療再生基金事業の創設、医師養成数を拡大するなど大きな転換期にあります。
このような状況のもと、病院一丸となって経営改善に取り組んだ結果、平成22年度収支は1億7,944万8,000円の黒字決算へ転換することができました。懸案の病院改築に向けて明るい材料であるとうれしく思っており、医師を初め病院スタッフの努力に感謝申し上げる次第であります。
しかしながら、まだ12億1,465万円もの未処理欠損金があり、厳しい経営環境に変わりはなく、また医師や看護師につきましても当分の間は確保が困難な状況が続くものと思われますが、上村新院長のもと、市民の安全・安心という重要な役割を再認識するとともに、国の医療施策の動向等も見据え、健全な経営基盤の構築に努めてまいる所存であります。
次に、水道事業会計につきましては、人口の減少に伴い事業収益は減少が続いておりましたが、平成22年度は猛暑の影響等により水需要が伸びたことで前年とほぼ同額の収入を確保することができました。さらに、事業費用の削減にも努め、単年度黒字4,964万2,000円、当年度末未処分利益剰余金5,959万6,000円を計上することができました。
今後は、平成22年度において策定した八幡浜市水道ビジョンをもとに財政基盤の強化を図るとともに、計画的に施設の更新を図り、引き続き安全で安定的な水の供給に努めてまいります。
なお、特別会計につきましても順調な決算を迎えることができました。議員各位を初め市民の皆様の御協力に感謝申し上げます。
さて、八幡浜港地域交流拠点施設等整備運営事業についてでありますが、先般5月31日に開催いただきました市議会協議会での御意見などを踏まえ、市の方針が担保されるよう提案者との基本協定書を締結してまいりたいと思っております。今後も計画進捗状況に合わせ、節目節目におきまして市議会協議会などで御説明させていただき、御意見を賜りたいと思っております。
観光案内所など公営施設につきましては、例えば一案ですが、日本一のトイレを整備するなど具体的な整備運営計画について検討しており、市民の期待にこたえるため、官民一体となって港エリアのにぎわい創出、市の活性化に努めてまいりたいと考えております。
ところで、4月23、24日の2日間、市民スポーツパークにおきまして、10回目を迎え恒例行事となってまいりましたマウンテンカーニバルでGO!が開催されました。本大会は今シーズン日本で唯一の国際公認大会であり、プロとして活躍する国内トップ選手や全国各地から多数の競技者が集まり、日本最高峰のレースが繰り広げられたところであります。あいにく雨の中でのスタートとなりましたが、その後天候も回復し、盛況のうちに無事終えることができました。大会運営に御協力をいただきました各種団体、関係者の皆様方に深く感謝とお礼を申し上げる次第であります。
また、協賛事業として開催されました「日本最古の自転車里帰り展in菊池清治邸」につきましても、明治時代初期の製造と言われる日本最古の3輪自転車はレトロな感覚たっぷりで、海運や紡績で栄え、伊予の大阪とうたわれた八幡浜の往時をしのばせるものとして関心を集め、大勢の見学者でにぎわいました。開催に御協力いただきましたシマノ自転車博物館の御厚意に対し感謝申し上げます。
継続して実施しているちゃんぽんによる地域振興策としまして、全国公募で選定したちゃんぽんPRキャラクターに「はまぽん」と名前がつきました。現在はまぽんの着ぐるみやミカン、魚、はまぽんを配した市のPRカーを製作中で、近々市民の皆様にお披露目できるかと思います。今後とも、ミカンと魚のまち八幡浜を表看板として、マウンテンバイクのまち八幡浜、ちゃんぽんのまち八幡浜など、八幡浜市の知名度アップ、イメージの向上を図り、この町に住んでよかった、ずっと住み続けたい、八幡浜へ行ってみたい、住んでみたいと言われるまちづくり施策を積極的に展開してまいりたいと考えております。
それでは、今回提案の6月補正予算案の主なものについて順次御説明いたします。
まず、市民の皆様の温かい御協力により、東日本大震災で被災された方々へ多額の義援金をお寄せいただき、心からお礼申し上げます。義援金は、既に4月には全国市長会を通して被災地へ約1,500万円を送らせていただいております。さらに、今週にはこれまで被災地支援の職員を派遣し、当市との関係が深まっている宮城県南部の山元町へ約1,100万円を送ることとしております。この義援金に加え、市といたしましても、愛媛県が被災者支援を目的として設置した東日本大震災被災者等支援基金に寄附を行い、被災地の方々を支援してまいりたいと考えております。
また、今後高い確率でその発生が予測されている東南海・南海地震に備え、地域の防災力向上を目的に平成25年度までに100人の防災士を養成することとしており、今年度53人分を予算計上しているほか、災害用備蓄品を購入し、400人3日分を確保することとしております。
また、市では既に復旧に向けた被災地への人的支援を行ってきたほか、市立病院でも2回にわたり医療救護班の派遣を行い、被災地の方々に医療提供を行ってまいりました。これら復旧、復興支援の経験は、被災者の方々のためだけでなく、必ずや八幡浜市の被災時において有効に機能するものと確信しております。
次に、安全・安心なまちづくりについてであります。
働く世代のがん検診事業として、近年増加している大腸がん対策のため、40歳から5歳刻みで60歳までの方を対象に無料での大腸がん検診を実施することとしております。この検診により、早期発見、適切な治療へとつなげ、大腸がんによる死亡が減少することを目指し、市民の健康増進に努めてまいります。
また、喜須来小学校内に小学校3年生程度までの児童を対象として、放課後の適切な遊びや生活の場を提供することを目的に放課後児童クラブ設置工事費を計上しております。
次に、土木事業などでは、久保田樫木線、千丈双岩線、末広地区の道路改良工事、田浪線復旧工事のほか、都市計画街路事業及び生活道路改良整備事業に係る県営道路事業負担金、市内4カ所の急傾斜地崩壊対策事業に対する県営急傾斜地崩壊対策事業負担金の予算措置を講じているほか、日土町筵田地区集会所を整備するなど、安全で快適な生活環境基盤整備に努めてまいります。
次に、産業振興の取り組みについてであります。
まず、農林業の振興でありますが、近年イノシシ等有害鳥獣による農作物被害が増大しております。少しでも被害の軽減を図るため、JAにしうわを事業主体として、鳥獣被害防止電気さく、鉄筋さくの設置に対して助成を行うこととしております。
また、地域材利用拡大のため、高性能木材乾燥機購入に対し森林そ生緊急対策事業補助金による助成を行い、当地域における林材業にかかわる雇用確保を図ってまいりたいと思っております。
次に、商工業の振興といたしましては、新ふるさとづくり総合支援事業により、八幡浜ちゃんぽんを通して地域の活性化につなげてまいりたいと考えております。
八幡浜港振興ビジョン関係では、いよいよ高度衛生管理型荷さばき所建設工事に着手するとともに、八幡浜漁協が実施する製氷貯氷施設や冷凍冷蔵施設の建設に対する補助を行うほか、大島行き離島航路待合所整備工事を実施することとしております。工事期間中は、工事車両などの増加に伴い御不便、御迷惑を極力おかけしないよう最大限努力してまいる所存でありますが、市民の皆様方におかれましてもよろしく御理解、御協力をお願いいたします。
次に、教育、文化、スポーツの振興であります。
子供たちの愛顔(えがお)あふれる学校づくりを進めるため、愛媛県の学校力アップ実践事業の研究指定校として本市では神山小学校が指定を受け、確かな学力を身につけ豊かに表現する児童の育成をテーマに実践研究事業を実施することとしております。
また、生涯スポーツの振興として、10回目の開催となります「大学女子学生ソフトボール大会in八幡浜」大会を支援するため、運営費助成の予算措置を講じることとしております。
以上が予算案の概要であります。
この結果、一般会計19億2,411万8,000円の増額、特別会計6会計3億1,374万4,000円の減額、合計16億1,037万4,000円の増額を御提案申し上げるものであります。
これらの財源といたしましては、市税を初め国県支出金、市債等、それぞれの事業施策に対応する額を計上しております。
以上、御説明申し上げました補正予算案等について慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願いを申し上げます。
○議長(萩森良房君) これより順次説明を求めます。
市長。
○市長(大城一郎君) 議案書55ページ、同意案第5号 教育委員会委員の任命について御説明いたします。
教育委員会委員の西園寺賢一氏は平成23年6月28日に任期が満了するため、新たに菊池 誠氏を任命いたしたく、議会の御同意をお願いするものでございます。
菊池氏は、現住所が八幡浜市1472番地9、昭和44年7月2日生まれ、満41歳でございます。平成4年3月に東京工芸大学工学部を卒業後、同年4月、有限会社富士写真館へ入社し、現在に至っております。その間、松蔭保育所後援会長、保育所後援会連合会会長、松蔭小学校PTA会長を歴任し、青少年の健全育成に熱心に取り組んでいただいております。現在は市PTA連合会副会長、八幡浜商工会議所青年部会長に就任され、地域のリーダーとして御活躍されており、教育分野に大きな貢献をされております。
以上申し上げましたとおり、人格、識見ともに教育委員会委員として適任者であると考え、御推薦申し上げ、議会の同意を求めるものであります。
以上であります。
○議長(萩森良房君) 総務企画部長。
○総務企画部長(中榮忠敏君) 議案書の1ページをお開き願います。
報告第2号 専決処分の報告について御説明いたします。
3ページをお願いをいたします。
平成22年度八幡浜市一般会計補正予算(第7号)を地方自治法第179条第1項の規定により専決処分いたしましたので、同条3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものであります。
第1条で繰越明許費の補正で繰越事業3件を追加したものであります。
5ページをお願いいたします。
第1表繰越明許費補正でありますが、記載のとおり、保健福祉総合センター駐車場改修事業、市道改良事業(三十人中央線)及び木多町団地集中検針盤改修事業、以上3件の事業につきまして年度内完成が困難となったことにより追加をしたものでございます。
次に、議案書7ページをお願いします。
報告第3号 専決処分の報告について御説明いたします。
過疎地域自立促進特別措置法第31条の地方税の課税免除または不均一課税に伴う措置が適用される場合等を定める省令の一部を改正する省令が平成23年3月31日公布されたことに伴い、過疎地域自立促進特別措置法に基づく固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例を専決処分しましたので、地方自治法の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
9ページをお願いします。
改正内容でありますが、過疎地域自立促進特別措置法に基づく固定資産税の課税免除に関する条例第2条第1号中、課税免除の要件である生産設備等の新設または増設に係る適用期限、平成23年3月31日を平成25年3月31日まで2年間延長するものであります。
なお、附則第1条で施行期日、第2条で経過措置を定めております。
次に、議案書11ページになります。
報告第4号 専決処分の報告について御説明いたします。
地方税法施行令の一部を改正する政令が平成23年3月30日公布されたことに伴い、八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を専決処分しましたので、地方自治法の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
13ページをお願いします。
改正内容は、中低所得者の国民健康保険税の負担の軽減を図るため課税限度額の見直しを行うものであり、具体的には、八幡浜市国民健康保険税条例中第2条第2項、第3項、第4項及び第23条の改正は基礎課税額に係る課税限度額を50万円から51万円に、後期高齢者支援金等課税額に係る課税限度額を13万円から14万円に、介護納付金に係る課税限度額を10万円から12万円にそれぞれ引き上げるものであります。
なお、附則第1条で施行期日、第2条で適用区分を定めております。
以上であります。
○議長(萩森良房君) 市民福祉部長。
○市民福祉部長(本橋祐一君) 議案書15ページをお願いいたします。
報告第5号 専決処分の報告について御説明いたします。
17ページをお願いいたします。
専決第5号 八幡浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分をいたしましたので、これを報告し、承認を求めるものでございます。
今回の改正は、出産育児一時金の支給額について、八幡浜市国民健康保険条例第5条第1項で35万円と規定し、同条例の附則により平成21年10月1日から平成23年3月31日までは経過措置期間として39万円としてきたところでありますが、平成23年4月1日の健康保険法施行令の一部改正に伴い支給額が恒久化されたことにより改正するものであります。
第5条第1項中「35万円」を「39万円」に改め、附則第5項を削るものでございます。
附則1において施行日を、附則2に経過措置を定めております。
以上でございます。
○議長(萩森良房君) 総務企画部長。
○総務企画部長(中榮忠敏君) 議案書19ページをお願いいたします。
報告第6号 専決処分の報告について御説明いたします。
地方税法の一部を改正する法律及び地方税法施行令の一部を改正する政令が平成23年4月27日公布されたことに伴い、八幡浜市市税条例の一部を改正する条例を専決処分いたしましたので、地方自治法の規定によりこれを報告し、承認を求めるものであります。
21ページをお開き願います。
今回の改正は、東日本大震災による被害が未曾有のものであることにかんがみ、現行税制をそのまま適用することが被災納税者の実態に照らして適当でないと考えられる個人住民税の雑損控除の特例、住宅ローン減税の適用の特例などについて緊急の措置を講じたものでございます。
具体的な改正内容でありますが、附則第22条は、東日本大震災により住宅や家財等の資産について受けた損失の金額について、所得割の納税義務者の選択により平成22年度において生じた損失の金額として平成23年度以後の年度分の個人の市民税の雑損控除額の控除及び雑損失の金額の控除の特例を適用することができるとした規定であります。
22ページになります。
附則第23条は、住宅ローン控除の適用住宅が東日本大震災により居住の用に供することができなくなった場合においても、平成25年度分住民税以降の残存期間の継続適用を可能とする読みかえ規定であります。
附則において、この条例は公布の日から施行し、附則第23条に係る部分については平成24年1月1日から施行するものであります。
以上です。
○議長(萩森良房君) 市民福祉部長。
○市民福祉部長(本橋祐一君) 議案書25ページをお願いいたします。
報告第7号 専決処分の報告について御説明いたします。
27ページをお願いいたします。
専決第7号 八幡浜市神宮通り福祉会館駐車場内において発生した接触事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分いたしましたので、報告するものでございます。
今回の専決処分は、平成23年4月4日午後3時30分ごろ、八幡浜市792番地の1、八幡浜市神宮通り福祉会館駐車場内において発生した、市所有車両の接触事故により駐車中の車両に損害を与えたもので、詳細は右側後部バンパー部分等の損傷であります。このため、相手方に与えた損害に対し、国家賠償法第1条第1項の規定に基づきその損害を賠償するもので、修理費8万6,000円全額を市の負担として物件損害に関する承諾書の締結を行い、損害賠償額が決定いたしました。
なお、この損害賠償は社団法人全国市有物件災害共済会で全額補てんされるものでございます。
以上でございます。
○議長(萩森良房君) 総務企画部長。
○総務企画部長(中榮忠敏君) 議案書29ページをお開き願います。
報告第8号 専決処分の報告について御説明をいたします。
31ページになります。
平成23年度八幡浜市一般会計補正予算(第1号)を地方自治法第179条第1項の規定により専決処分いたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
第1条は歳入歳出予算の補正で、歳入歳出それぞれ704万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ183億9,210万5,000円とするものであります。
38ページをお願いをいたします。
具体的な補正内容であります。3月11日に発生した東日本大震災は被災地に甚大な被害をもたらしました。こうした中、全国市長会を通じ被災された自治体への人的支援について積極的な対応要請があり、検討の結果、職員派遣を決定したところであります。4月10日から9日間、保健師1名を岩手県釜石市へ派遣したのを皮切りに、その後は事務職員を宮城県山元町に派遣しておりますが、23年度当初予算では被災地支援のための経費は見込んでおらず、当面総務課人事管理費の予算枠で対応しておりましたが、予算枠にも限りがあること、引き続き山元町から介護保険事務、農業土木等の派遣要請もあることから、5月10日付で26目被災地支援費を新設した上で職員派遣旅費として704万9,000円を予算化させていただいたものでございます。
なお、財源としては市税を充当いたしております。
続きまして、議案書39ページでございます。
報告第9号 平成22年度八幡浜市一般会計繰越明許費繰越計算書について御説明いたします。
本件は、去る3月議会等において繰越明許費の予算議決をいただいております八幡浜庁舎改修事業から、次ページになりますスポーツセンター改修事業まで計23件について、記載をしておりますとおり繰越明許費の額が決定をいたしましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により繰越計算書を報告するものでございます。
次、41ページの報告第10号 平成22年度八幡浜市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書について御説明いたします。
本件は、去る3月議会において繰越明許費の予算議決をいただいております未普及解消下水道事業を初め計4件について、記載のとおり繰越明許費の額が決定いたしましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により繰越計算書を報告するものでございます。
以上です。
○議長(萩森良房君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池賢造君) 43ページをお願いいたします。
報告第11号 平成22年度八幡浜市水道事業会計予算繰越計算書について御説明いたします。
この繰り越しは、平成22年度の建設改良費のうち、国道197号線地域高規格道路建設に伴う郷地区配水管移設工事4,284万円を、県との道路占用協議に不測の日数を要し、着工がおくれたため、地方公営企業法第26条第1項の規定により平成23年度に繰り越ししたので、同条第3項の規定により議会に報告するものです。
以上です。
○議長(萩森良房君) 市民福祉部長。
○市民福祉部長(本橋祐一君) 議案書45ページをお願いいたします。
諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて御説明を申し上げます。
本市の人権擁護委員谷 明則氏は、平成23年9月30日をもって任期満了となるため、松山地方法務局から後任の候補者について推薦依頼がありました。
新任の候補者には、八幡浜市保内町宮内2番耕地42番地4、土居 洋氏、満61歳を推薦したいと思いますので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。
なお、土居氏は34年にわたり西宇和郡、大洲市、八幡浜市の小・中学校の教師として勤務され、うち平成9年から4年間は八幡浜教育事務所社会教育主事として勤務されました。多年にわたる教職経験の中で人権同和教育主任も経験され、特に子供たちには温かい人間関係づくりに努める人権教育を心がけ、平成23年3月をもって川之石小学校長を退職されました。退職後は、4月1日より八幡浜市スクールライフアドバイザーとして活躍されておられます。多年にわたる人権教育の豊富な経験と知識は人権擁護委員としてふさわしく、幅広い活動を期待できるものと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○議長(萩森良房君) 総務企画部長。
○総務企画部長(中榮忠敏君) 議案書の47ページをお願いいたします。
同意案第1号から議案書51ページの同意案第3号 固定資産評価審査委員会委員の選任につきましては、関連議案でありますので一括して御説明し、御同意をお願いするものでございます。
47ページ、同意案第1号、固定資産評価審査委員会委員であります門田完司氏は、平成23年6月27日に任期満了となります。ここに改めて門田完司氏を固定資産評価審査委員会委員に任命いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により議会の同意を求めるものであります。
門田氏は、現住所が八幡浜市古町2丁目4番15号、昭和24年11月8日生まれ、満61歳であります。現在、八幡浜市消防団長の職につかれておられます。
議案書49ページをお願いいたします。
同意案第2号、同じく固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明いたします。
固定資産評価審査委員会委員であります宮崎秀次氏は、平成23年6月27日に任期満了となります。改めて宮崎秀次氏を固定資産評価審査委員会委員に任命いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により議会の同意を求めるものであります。
宮崎氏は、現住所が八幡浜市五反田1番耕地213番地10、昭和20年1月24日生まれ、満66歳であります。現在、司法書士、行政書士、土地家屋調査士として家業の業務に携わっておられます。
続きまして、議案書51ページをお願いをいたします。
同意案第3号、同じく固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明いたします。
固定資産評価審査委員会委員であります三好和夫氏は、平成23年6月27日に任期満了となります。改めて三好和夫氏を固定資産評価審査委員会委員に任命いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により議会の同意を求めるものであります。
三好氏は、現住所が八幡浜市保内町宮内6番耕地447番地、昭和26年9月5日生まれ、満59歳であります。本年3月31日まで西宇和農業協同組合常務理事を務められ、現在は農業を営んでおられます。
以上のとおり、門田完司氏、宮崎秀次氏、三好和夫氏のお三方、いずれも人格、識見ともに固定資産評価審査委員会委員として適任であると考え、引き続き固定資産評価審査委員会委員として選任いたしたく、議会の御同意を求めるものでございます。
以上であります。
○議長(萩森良房君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池賢造君) 議案書53ページをお願いいたします。
同意案第4号 日土財産区管理委員の選任について御説明いたします。
日土財産区の管理委員は、地方自治法第296条の2により日土財産区管理会条例を設置し、同条例第2条により委員は7名と定め、地方自治法第296条の2第3項により任期は4年と定めております。
今回、次ページの提案理由に記載のとおり、委員7名が7月6日に任期満了となるため、日土地区区長会から推薦された、53ページから54ページ記載の菊池忠明氏、井上守夫氏、竹田賢二氏、坂野廣治氏、二宮 徹氏、片野幸重氏、菊池有起氏、以上7名を日土財産区管理委員に選任いたしたく、日土財産区管理委員会条例第3条の規定により議会の同意を求めるものであります。
以上でございます。
○議長(萩森良房君) 総務企画部長。
○総務企画部長(中榮忠敏君) 議案書の57ページをお開き願います。
議案第44号 八幡浜市過疎地域自立促進計画の変更について御説明をいたします。
昨年の9月28日に議会の議決を経て八幡浜市過疎地域自立促進計画を策定しておりますが、平成23年度当初予算でJAにしうわが実施をいたします高品質果実出荷体制緊急整備事業に対する補助金2億2,770万円を計上をし、その充当財源として過疎対策事業債を予定をいたしております。
しかし、現計画上では事業名に関する記述がなく、過疎対策事業債の適用を受けるには事業名を追加する必要が生じたため、過疎地域自立促進特別措置法第6条第7項において準用する同条第1項の規定により、八幡浜市過疎地域自立促進計画を変更することについて議会の同意を求めるものでございます。
59ページ、60ページに今回変更いたします市町村計画及び参考資料の該当部分につきまして、変更前、変更後の明細を添付いたしておりますので、ごらんいただければと思います。
次に、議案書61ページをお願いいたします。
議案第45号 八幡浜市集会施設整備事業分担金徴収条例の制定について御説明をいたします。
本市における集会施設整備は、八幡浜市が事業主体となり集会所を建築した場合、従来八幡浜市集会所整備要綱に基づき建築基準額の20%を地元負担金として徴収してまいりました。この地元負担金は市の歳入費目としては寄附金として徴収をしてまいったところでございます。そのため、今回地元負担の徴収根拠を明確にするため、本分担金徴収条例を制定しようとするものでございます。
第1条で根拠法令と条例の目的を定めております。
第2条で徴収の範囲としてこの条例の対象者を定め、事業の施行により利益を受ける者から徴収することとしております。
第3条で分担金の額は市長が別に定める事業費の20%としています。
第4条は徴収方法を定めております。地元の代表者、つまり区長等が対象者になっていただき、一括して徴収することとしております。
第5条は分担金の減免等を定め、徴収を延期または減額もしくは免除することができる旨を規定しております。
第6条で委任について定め、附則においてこの条例は公布の日から施行するものでございます。
以上であります。
○議長(萩森良房君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池賢造君) 63ページをお願いいたします。
議案第46号 八幡浜市下水道条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
この条例改正は、日本下水道協会の公益法人への移行に伴い、日本下水道協会愛媛県支部の名称が愛媛県下水道協会にかわるため、条例中の名称を改めるものであります。
なお、この条例は平成23年7月1日から施行するものであります。
以上でございます。
○議長(萩森良房君) 学校教育課長。
○学校教育課長(若宮髙治君) 議案書65ページをお願いいたします。
議案第47号 八幡浜市学校給食センター設置条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
今回の条例改正は、八幡浜市学校給食センターの移転改築に伴い所要の改正を行うものであります。具体的には、第2条を改め、名称は八幡浜市学校給食センター、位置は八幡浜市保内町川之石1番耕地236番地48とするものであります。
なお、附則において、この条例は公布の日から起算して6カ月を超えない範囲において規則で定める日から施行するものであります。
新給食センターの建設工事は計画どおり進捗しており、7月29日完成、9月1日供用開始を見込んでおりますが、東日本大震災に伴う資材搬入のおくれなど不測の事態も考慮して、施行日は規則で定めることといたしております。
以上でございます。
○議長(萩森良房君) 休憩いたします。
午前11時04分 休憩
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午前11時16分 再開
○議長(萩森良房君) 再開いたします。
財政課長。
○財政課長(藤原賢一君) 議案書67ページから188ページ、平成23年度一般会計補正予算案(第2号)及び各特別会計補正予算案、議案第48号から議案第54号までを一括してお手元に配付しております平成23年度6月補正予算資料で御説明いたします。
資料1ページをお開き願います。
今回の補正は、一般会計では、今回補正額欄にありますように19億2,411万8,000円を補正し、予算総額は203億1,622万3,000円となり、前年度同期に比べ21.0%の増となるものでございます。
次に、特別会計は、介護保険など6会計の補正で、特別会計合計欄にありますように3億1,374万4,000円の減額補正でございます。
なお、今回は企業会計の補正はございません。
それでは、一般会計の概要から御説明いたします。
2ページをお開き願います。各経費の内訳でございます。
まず、物件費407万9,000円の減額は、指定ごみ袋購入費1,134万2,000円、じんかい収集運搬業務に係る業務委託料2,752万7,000円の減、八幡浜ちゃんぽん知名度向上による八幡浜PR強化事業199万円、災害用備蓄品購入費302万3,000円などでございます。
次に、維持補修費536万7,000円は、保育所修繕料140万円、王子の森遊具修繕料141万円、スポーツセンター外壁タイル修繕料105万8,000円などでございます。
次に、補助費等3,416万8,000円は、離島航路整備事業補助金1,187万6,000円、愛媛県の東日本大震災被災者等支援基金への寄附金220万円、施設事務組合施設修繕に伴う負担金461万2,000円、JAにしうわを実施主体として行う鉄筋さく、電気さく設置等の鳥獣害防止施設整備事業補助金400万円、木造住宅耐震改修工事費等補助事業補助金840万円、自主防災組織の防災力アップのため、53名分の防災士資格取得支援事業補助金33万6,000円、大学女子学生ソフトボール大会開催補助金120万円などでございます。 次の投資的事業は18億6,303万2,000円で、事業内容につきましては後ほど御説明いたします。
次に、繰出金2,563万円は、駐車場事業特別会計へ30万円、公共下水道事業特別会計へ1,305万円、戸別合併浄化槽整備事業特別会計へ228万円、港湾整備事業特別会計へ1,000万円の繰出金でございます。
5ページをお開き願います。投資的事業について御説明いたします。
主な内容といたしまして、まず港湾関係では、八幡浜港長寿命化計画策定事業1,700万円、大島行き離島航路待合所整備事業1,507万5,000円でございます。
次に、漁港、水産関係では、水産物供給基盤機能保全計画策定事業3,000万円、川名津漁港海岸保全整備事業3,760万円、高度衛生管理型荷さばき所建設事業13億8,120万円、海産物直売所実施設計1,037万9,000円、次の6ページになりますが、荷さばき所見学者用屋外通路実施設計552万円、八幡浜漁業協同組合が実施する製氷貯氷設備整備事業に対する補助金1億367万7,000円、同じく冷凍冷蔵施設整備事業に対する補助金1億4,286万5,000円などでございます。
次に、道路橋梁関係は、市道久保田樫木線に440万円、千丈双岩線の末広地区改良に260万円、県営道路整備事業負担金2,648万5,000円、県営急傾斜地崩壊対策事業負担金198万円などでございます。
次、7ページになります。住宅、集会所関係は、莚田集会所整備事業費1,463万9,000円でございます。
次、衛生関係では、東日本大震災による影響で年度内購入ができなくなったことにより不燃物運搬車購入費950万7,000円を減額しております。
次、農林業関係の愛媛県森林そ生緊急対策事業費補助金1,136万7,000円は、高性能木材乾燥機一式購入助成でございます。
次の消防関係は、消防施設整備事業として、消防救急デジタル無線システム導入に向けた実施設計の八幡浜市負担分1,287万2,000円でございます。
その他といたしまして、庁内の情報系サーバー関連機器更新に3,759万円、合田地区の防災行政無線1機増設64万6,000円、次ページになりますが、喜須来放課後児童クラブ新設事業1,303万6,000円、災害復旧事業として市道田浪線災害復旧費350万円でございます。
以上が一般会計の概要でございます。
次に、特別会計補正予算を御説明いたします。
前に戻りまして、3ページをお開き願います。
まず、介護保険特別会計の歳出、諸支出金397万6,000円は、平成22年度地域支援事業交付金等の精算に伴う返還金を計上し、歳入は介護給付費準備基金繰入金でございます。
次に、駐車場事業特別会計30万円は、中央駐車場出口ポール切断が後を絶たないための監視カメラ設置で、歳入は一般会計繰入金を充当するものでございます。
次に、公共下水道事業特別会計3億3,030万円の減額は、東日本大震災による復興事業のため、国庫補助採択事業費が減額されたことに伴う事業費の減額で、歳入については国庫支出金、市債などを減額し対応しております。
次の戸別合併処理浄化槽整備事業特別会計228万円は、総務費の臨時職員賃金149万2,000円及び事業費の合併浄化槽設計委託業務78万8,000円で、歳入は一般会計繰入金で対応しております。
次、水産物地方卸売市場事業特別会計は、総務費で事務所ファクス購入2万円を増額し、諸支出金の一般会計繰出金の減額で対応しております。
次、港湾整備事業特別会計1,000万円は、大島行き待合所事務所部分の建設費で、歳入は一般会計繰入金で対応しております。
次に、4ページをお開き願います。
その他の項目でございます。
まず、一般会計では、高度衛生管理型荷さばき所整備事業で、平成24年度債務負担6億2,180万円を追加するものでございます。
次に、公共下水道事業特別会計で、八幡浜浄化センター再構築工事費の平成24年度債務負担額を3億6,500万円から4億6,500万円に変更し、保内浄化センター建設工事費の債務負担を廃止するものでございます。
なお、10ページ以降に一般会計歳入歳出の状況を添付しておりますので、後ほど御参照いただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(萩森良房君) ただいま議題となっております27件についての本日の審議はこの程度にとどめます。
お諮りいたします。
議事の都合により、明8日から12日までの5日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(萩森良房君) 御異議なしと認めます。よって、明8日から12日までの5日間は休会することに決しました。
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○議長(萩森良房君) これにて本日の会議を閉じます。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
明8日から12日までの5日間は休会であります。13日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。
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○議長(萩森良房君) 本日はこれにて散会いたします。
午前11時28分 散会