公開日 2014年09月24日
議事日程 第1号
平成23年12月6日(火) 午前10時開議
第1
会議録署名議員の指名
第2
会期の決定
第3
認定第 1号 平成22年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について
決算審査特別委員長報告
(質疑、討論、採決)
第4
認定第 2号 平成22年度八幡浜市水道事業会計決算の認定について
産業建設委員長報告
(質疑、討論、採決)
第5
認定第 3号 平成22年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定について
民生文教委員長報告
(質疑、討論、採決)
第6
諮問第 4号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
議案第 79号 公有水面埋立ての意見答申について
議案第 80号 公有水面埋立ての意見答申について
議案第 81号 指定管理者の指定について
議案第 82号 指定管理者の指定について
議案第 83号 指定管理者の指定について
議案第 84号 「八幡浜市公共下水道八幡浜浄化センターの建設(汚泥再構築)工事委託に関する協定について」の議決変更について
議案第 85号 「八幡浜市公共下水道保内浄化センターの建設工事委託に関する協定について」の議決変更について
議案第 86号 「八幡浜市立白浜小学校屋内運動場地震改築建築主体工事請負契約の締結について」の議決変更について
議案第 87号 「八幡浜市立白浜小学校西校舎地震補強建築主体工事請負契約の締結について」の議決変更について
議案第 88号 八幡浜市暴力団排除条例の制定について
議案第 89号 八幡浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第 90号 八幡浜市水産廃棄物処理施設設置条例を廃止する条例の制定について
議案第 91号 八幡浜市奨学資金貸付条例の制定について
議案第 92号 八幡浜市西村奨学資金貸付基金条例の一部を改正する条例の制定について
議案第 93号 八幡浜市奨学基金条例の一部を改正する条例の制定について
議案第 94号 平成23年度八幡浜市一般会計補正予算(第6号)
議案第 95号 平成23年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
議案第 96号 平成23年度八幡浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第 97号 平成23年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(第3号)
議案第 98号 平成23年度八幡浜市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)
議案第 99号 平成23年度八幡浜市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)
議案第100号 平成23年度八幡浜市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
議案第101号 平成23年度八幡浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第102号 平成23年度八幡浜市戸別合併処理浄化槽整備事業特別会計補正予算(第2号)
議案第103号 平成23年度八幡浜市水産物地方卸売市場事業特別会計補正予算(第3号)
議案第104号 平成23年度八幡浜市港湾整備事業特別会計補正予算(第3号)
議案第105号 平成23年度八幡浜市水道事業会計補正予算(第1号)
議案第106号 平成23年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(第2号)
(提出者の説明)
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本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
会期の決定
日程第3
認定第1号
日程第4
認定第2号
日程第5
認定第3号
日程第6
諮問第4号、議案第79号~議案第106号
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出席議員(19名)
1番 岩 田 功 次 君
2番 石 崎 久 次 君
3番 樋 田 都 君
4番 新 宮 康 史 君
5番 上 田 浩 志 君
6番 井 上 和 浩 君
7番 魚 崎 清 則 君
8番 二 宮 雅 男 君
9番 遠 藤 素 子 君
10番 清 水 正 治 君
11番 宇都宮 富 夫 君
12番 兵 頭 孝 健 君
13番 上 田 竹 則 君
14番 松 本 昭 子 君
15番 住 和 信 君
16番 中 岡 庸 治 君
17番 宮 本 明 裕 君
18番 大 山 政 司 君
19番 萩 森 良 房 君
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欠席議員(なし)
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説明のため出席した者の職氏名
市長 大 城 一 郎 君
副市長 橋 本 顯 治 君
総務企画部長 中 榮 忠 敏 君
市民福祉部長 本 橋 祐 一 君
産業建設部長 菊 池 賢 造 君
政策推進課長 大 本 孝 志 君
総務課長 中 岡 勲 君
財政課長 藤 原 賢 一 君
税務課長 山 本 数 道 君
市民課長 二 宮 博 子 君
保内庁舎管理課長 三 堂 嗣 夫 君
生活環境課長 大 森 幸 二 君
社会福祉課長 二 宮 嘉 彦 君
保健センター所長 松 本 常 美 君
医療対策課長 新 田 幸 一 君
人権啓発課長 清 水 由 章 君
水産港湾課長 滝 本 真 一 君
建設課長 宮 本 雅 三 君
農林課長(併)
農業委員会事務局長 山 本 健 二 君
商工観光課長 菊 池 誠 一 君
下水道課長 大 西 力 君
水道課長 菊 池 正 康 君
市立病院事務局長 河 野 謙 二 君
会計管理者 元 田 博 之 君
教育委員会委員長 井 上 守 君
教育長 増 池 武 雄 君
学校教育課長 若 宮 髙 治 君
生涯学習課長 都 築 眞 一 君
代表監査委員 市 川 芳 和 君
監査事務局長 窪 田 恵 一 君
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会議に出席した議会事務局職員
事務局長 二 宮 貴 生 君
事務局次長兼議事係長 菊 池 和 弥 君
調査係長 髙 岡 哲 也 君
書記 阿 部 真 士 君
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午前10時00分 開会
○議長(宇都宮富夫君) 会議に先立ち、総務委員会、民生文教委員会及び産業建設委員会が実施いたしました行政視察について、それぞれ委員会から報告を行いたいとの申し出がありましたので、この際、これを許します。
まず、総務委員会から報告願います。
遠藤素子副委員長。
〔総務副委員長 遠藤素子君登壇〕
○総務副委員長(遠藤素子君) おはようございます。
それでは、私たち総務委員会が、10月6日から8日にかけて、地震と津波による激甚災害を受けた宮城県山元町とクリーンエネルギーの取り組みで注目を浴びている岩手県葛巻町を訪問視察研修を行いましたので、その内容を御報告いたします。
最初の視察地は山元町です。
私たちは、飛行機の窓からこの三陸海岸を俯瞰することになったのですが、まるで地図でも見ているように海岸部が赤茶けた色に塗りつぶされ、緑が消えてしまっていることに息をのむ思いでした。
山元町は宮城県の東南端に位置し、東は仙台湾に、南は福島県に接している人口約1万7,000人の町です。被災前は、自然環境がよく災害のない町として誇っていたといいます。ところが、海岸の浜通りはホッキ貝の特産地でしたが、建物の基礎部分がわずかに残る程度にすべて流されてしまいました。また、丘通りは仙台イチゴの特産地でしたが、ハウスもろとも流されてしまいました。山間部のリンゴが少し残っているといった状況で、町の4割が津波で水没、私たちが訪れた10月になっても水の引いていない田んぼなどがあちこちに見られました。それは地盤沈下ではなく排水ができなくなっているためだと聞かされました。
役場の建物は残っているのですが、ひびなどが入って危険だということで仮設の役場がすぐ横に建っていて、職員がみんな作業服で仕事をされていて、その必死さが伝わってきました。その一室で話を聞いたのですが、その職員の方々の中には奥さんが200キロ南の福島の海岸で発見された総務課長さんや10名の消防団員が犠牲になった、また合併で職員を大幅に減らしたので、今は猫の手もかりたいくらい忙しいとの話があり、大変な状況を実感しました。
人的被害では、10月4日現在で人口の4%、671人が亡くなり、行方不明者がまだ19人もいるということでした。亡くなった方の6割が65歳以上の高齢者で、15歳未満の3.3%が犠牲になったといいます。
この山元町には愛媛県から延べ人数で800人を超えるボランティアが支援に入り、八幡浜からも80人が参加、1,000万円を超える義援金をいただいたと丁重な謝辞が述べられました。
災害の少ないとても住みやすい町として安心し切っていた山元町は、このたびの災害に対して余りにも無防備だったと話されました。職員も被災し、停電などもある中、備えが不十分だったので、いざこのような災害に対して自治体職員がうまく機能し始めるまでに時間がかかり、ふだんからの備えがいかに大切かということを切々と訴えられました。私たちもこのような災害体験からできるだけたくさんのことを学び、ふだんから災害に対して備えと訓練をしておくことが大切だと強く感じました。
今山元町では、「心をひとつに」を合い言葉に、8月には山元町震災復興基本方針の概要版が出され、それは平成30年度までの8年間で復興をなし遂げることを目標とするもので、10月には詳しい方針が出るとのことでしたので、今ごろはその計画が具体的になり、動き始めているころではないかと思います。
その基本理念は、町民一人一人が復興の主体となり、一人はみんなのために、みんなは一人のために総力を結集、協働し、「チーム山元」として心を一つに復興とさらなる発展を図るというものです。その理念のとおり、9月2日から10日までの間に住民説明会が行われ、町民と活発な意見交換が行われたと、いただいた広報に載っていました。八幡浜でも行われたように、各公民館単位の7カ所で開かれていますが、参加人数は1,380人、1カ所当たり約200人です。復興に向けた住民の意欲が感じられます。この復興が少しでも早からんことを心から祈りつつ、またこれからも長く支援を続けることが本当の支援というものだと肝に銘じつつ、山元町を後にしました。
次に訪れたのは、ミルクとワインとクリーンエネルギーの町、岩手県葛巻町です。
この町は、岩手県の北部内陸にあり、その95%が標高400メートルの高地にある南部牛追い歌の町で、地震の被害が少しあったくらいです。年間の平均気温が約8度ということで、その日も気温は10度以下の寒い日でした。基幹産業は酪農と林業で、牛の飼育頭数は約1万1,000頭、人口が7,400人余りですので、人間より牛のほうが多いという東北一の酪農の里です。また、林業はカラマツの集成材を建築用材として売り出し、また自生のヤマブドウを使ったワインづくりも盛んなようでした。
視察の目的がクリーンエネルギーの取り組みでしたので、その点に絞って御報告をしたいと思います。
今新エネルギービジョンとして、自然と人間の共生をモットーに、「天と地と人のめぐみ」を生かしてを基本理念とした取り組みが12年目を迎え、軌道に乗ってきているようでした。この月だけでも視察に訪れる団体が13もあるなど、注目を浴びているようです。
そのきっかけとなったこととして、次の4点が上げられていました。1、1995年の自然とともに豊かに生きる町の宣言、2、地球温暖化防止京都会議の温室効果ガスの排出規制、3、エコパワー社から風力発電の打診があったこと、4、町民の理解、協働の4つがあったということです。
こうして1999年6月に風力発電が始まり、400キロワット3基が稼働、2003年には1,750キロワット12基が稼働しました。合わせて2万2,200キロワット、これは一般家庭1万6,900世帯分の電力需要量に匹敵し、2,900世帯しかない町が風力発電だけで必要量の5倍の電力を生み出していることになります。
その後、新エネルギープロジェクトが始まり、太陽光発電、ゼロエネルギー住宅、くずまき型のモデルエコ住宅の普及、バイオマスタウン構想として牛のふん尿を利用してメタンガスによる発電、発熱、今後はもっと効率のよい家庭の生ごみを利用したいと話されていました。
木質バイオマスの利活用も拡大してきており、パルプ用のチップと不用な樹皮を固めたペレット化も行われていました。この木質ペレットは、心地よさと福祉のコラボレーションがうまくいき、介護老人保健施設などのペレットボイラーとして暖房や給湯に利用され、喜ばれているとのことです。その他のプロジェクトとして、省エネ教育の推進や環境教育、省エネリーダーの育成などなど多様な取り組みがなされていて、1日の研修では酌み尽くせないほどのものでした。
こうして葛巻町は電力の自給率が180%となっており、それを売電し、その費用で新たな取り組みや補助金に充てているとのことでした。
このような多様な取り組みを視察に訪れる人が多く、1999年に19万人であった観光客は、2009年には55万人にふえ、宿泊施設も順調に回転しているとのこと、これは観光資源とクリーンエネルギーの相乗効果だととらえておられました。そして、それは雇用の創出にも大いに役立っているようで、宿泊施設の周囲には公園や広いグラウンド、野球場などがあり、ゆとりを感じさせられ、我が八幡浜でも大いに学ぶことがあるように思いました。
意を尽くせませんが、以上で総務委員会の視察研修の報告を終わります。
○議長(宇都宮富夫君) 次、民生文教委員会から報告願います。
石崎久次副委員長。
〔民生文教副委員長 石崎久次君登壇〕
○民生文教副委員長(石崎久次君) 皆さん、おはようございます。
それでは、民生文教委員会より行政視察の報告をいたします。
去る11月8日から10日までの3日間、新宮委員長を代表に、委員6名、随行員1名の計7名にて、岩手県釜石市へ行ってまいりました。主に、本年3月11日に発生しました東日本大震災の際の避難状況、また釜石の奇跡と呼ばれる防災教育支援事業について視察してまいりました。
内容については次のとおりであります。
釜石市では過去において幾度となく津波の被害に遭っており、その経験から、地震が起きたら必ず津波が来るものだと考え、自分自身の判断でそれぞれすぐ逃げろという教育方針がありました。それを津波てんでんこという東北地方独特の言い回しで表現し、また教育として実践されておられました。今回の視察の防災教育支援事業も、キーワードは子供の安全です。この後、八幡浜市に住む子供たちの安全を守るためには、学校、保護者、地域は何をしなければならないのか、また何を協力していかなければならないのかを考え、ともに実践することで地域の防災体制をいま一度構築していかなければなりません。
まず、その1つに、真っ白な子供たちへの防災教育を通して大人たちへの意識改革を図り、地域を変えていく活動、次に2つ目は常にふだんの訓練こそが必要であるということです。海からわずか500メートル足らずの近距離にある釜石中学校、鵜住居小学校、児童・生徒合わせて570名は、地震発生と同時に全員が迅速に避難し、押し寄せる津波から生き延びることができました。私たちもその現場に赴きましたが、瓦れきの中に埋もれた校舎の残骸、子供たちが津波におびえながら逃げたであろう避難道を実際に目にしまして、全員が助かったのは奇跡としか思えない状況でした。まさに積み重ねられてきた2つの防災教育が実を結び、学校にいた児童・生徒全員の命を大津波から守ったのです。地震、津波に対する意識改革と訓練は必ずワンセットで行わないと意味がないのです。
次に、復興計画の中で、市内の小・中学校は震災後は避難所として機能を果たすなど、その重要性が再認識されました。地震や津波で被災した小学校2校、中学校2校はより安全な場所へ移転させるとともに、いざというときのために避難生活、防災拠点としての新機能、備蓄倉庫の完備、地下水、雨水等のグラウンド地下へのタンク施設を新たに備え、地域を支える学校の整備を考えられております。
以上、当市においても将来必ず起こり得るであろう東南海・南海地震に備え、いかに全市一体となって対応していくべきかをいま一度速やかに考え、行動に移すべきと思い、報告を終わります。
○議長(宇都宮富夫君) 次、産業建設委員会から報告願います。
岩田功次副委員長。
〔産業建設副委員長 岩田功次君登壇〕
○産業建設副委員長(岩田功次君) 産業建設委員会行政視察報告をいたします。
新しく就任された産業建設委員は、委員長に樋田 都議員、そして魚崎清則議員、松本昭子議員、中岡庸治議員、萩森良房議員と私岩田の6人であります。
今回の視察に対して事前に委員会で検討した事柄が2点あります。1点は、場所は東北にしたいが、相手方に迷惑にならないようにしたい。2点目は、八幡浜の抱えている問題に対してすぐにでも役立つ項目の先進地を視察することでした。これは産業建設委員会継続のテーマで、前回がHACCP対応の魚市場、前々回は港湾開発、芸術の島、海の駅といったテーマでした。今回は地産地消についてと災害被害状況の確認です。
視察期間は10月11日から13日の3日間で、事務局と委員、合計7人での参加になりました。
視察を行った宮城県登米市は、内陸地で津波被害はなかった場所になります。登米市は農業が盛んで、農産物がほとんどの種類大量に市内で生産されていました。主食の米はもちろん、おかずの材料、肉類、野菜、果物、山菜、ウナギ、みそ、しょうゆ、酒等々、質と種類が充実しているのであります。なぜ充実しているのか。野菜の直売所は、道の駅8カ所も含めて大きな売り場が15カ所もありました。公共直売所8カ所、平成22年度売り上げは7億1,100万円で、年々売り上げを伸ばしているそうです。出品者の収入が上がると就業意欲がわき、商品もよくなります。また、お客様もふえるのです。
そのような大農産地の給食は、地産地消システム、学校給食環境保全米活用事業の実施で、JA登米の食材供給量、給食センターへの食材供給量は、平成21年600万円だったものが、平成22年度には1,200万円と倍増したそうです。平成22年度、環境保全米の学校給食提供実績は111トン、それは週に4日が御飯、1日はパンかうどんだということです。ほとんどの食材の産地で、ないものは地元の商店から商品を購入する登米市の学校給食であります。社会福祉協議会の配食サービスの委託仕様書に、食の安全及び地産地消の観点からも可能な限り市内産食材を調達するものとすると記載されているのであります。
さて、八幡浜はどうか。八幡浜市の農業状況、農産物の直売所状況、地産地消状況、我々は必死の思いで研修してまいりました。質問も繰り返し行い、いろいろと吸収させてもらったのであります。最後には、登米市にないミカンが我が町にはある、ミカンを購入する際には八幡浜市のミカンを登米市の地元の業者さんより購入してくださいと宣伝もしてきたのであります。
2番目の、津波被災地は予想どおり厳しい状況でした。私たちは八幡浜市民の安全・安心のヒントを探しに行きましたが、V型のリアス式海岸のその奥の災害状況はすさまじい状況でした。あの映像を見て、また悲惨な現場を視察しても、病院の場所を標高の高い場所に変えれなかったのか、未来の悲劇にならないように願います。
マグニチュード9に対応するのは大変ですが、避難路の整備は必要だと感じました。一番大切なことはこの大災害を忘れないことです。この被災地視察はジャンボタクシーでの移動でしたが、無愛想な運転手さんが言うんです。ここはおりたらだめ、ここはおりたらだめ、南三陸町の防災センターの前でした。しばらく移動して運転手さんに相談、運転手さん、お線香を上げたくて持ってきてるんですけど、どこか手を合わせたい、場所、いいところはないですかねえ。無愛想な運転手さんはしばらく考えて、おお、わかった。また、しばらく移動して運転手さんが、普通は聞かれても知らんいうて答えるけど、ここがバスで園児5人が亡くなった場所やと教えてくれました。産業建設委員会は全員でお線香を供えて、震災犠牲者の冥福を祈ってまいりました。
以上、産業建設委員会行政視察報告を終わります。
○議長(宇都宮富夫君) 以上で各委員会の行政視察報告は終わりました。
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○議長(宇都宮富夫君) ただいまより平成23年第9回八幡浜市議会定例会を開会いたします。
市長から今議会招集のあいさつがあります。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
本日、平成23年第9回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、年末を控え大変御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼申し上げます。
最初に、県立八幡浜高校陸上部女子の駅伝全国大会出場についてであります。
県予選で5年連続5度目の優勝を達成されました。まことにおめでとうございます。12月25日に京都で開催される全国大会ではベストを尽くし、都大路を駆け抜けて、八幡浜の名を全国に広げてもらえるよう健闘を御祈念申し上げます。
さて、八幡浜漁港高度衛生管理型荷さばき所工事については、早々に工事が始まることとなりますが、完成の暁には、漁港漁場関係の全国集会や地域ブランドサミットなど各種事業を積極的に誘致し、機能向上をPRしてまいりたいと考えております。
また、先般、地域高規格道路名坂道路の行政代執行が無事終了し、平成24年度末までには完成、供用の見通しがついたところです。今後は事業化されている保内から八幡浜市郷の区間6.1キロの工事の進捗を図るとともに、事業化されていない大洲市北只から八幡浜市郷までの約8キロについて早期に事業化できるよう努めてまいりますので、議員の皆様の御支援をお願いする次第であります。
それでは、定例会について申し上げます。
本定例会におきましては、諮問1件、条例案6件、予算案13件、その他9件、合わせて29件の御審議をいただくものでございます。
諸議案の内容等につきましては後ほど御説明いたしますが、何とぞ慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。
なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、磯根資源研究施設についてほか2件について御説明申し上げ、議員各位の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
以上、申し述べまして、招集のごあいさつといたします。
○議長(宇都宮富夫君) 議長において、この際、諸般の報告を行います。
11月臨時会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付いたしております報告書をもってこれにかえます。
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○議長(宇都宮富夫君) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
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○議長(宇都宮富夫君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、議長において3番 樋田 都君、14番 松本昭子君を指名いたします。
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○議長(宇都宮富夫君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から12月21日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(宇都宮富夫君) 御異議なしと認めます。よって、会期は16日間と決定いたしました。
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○議長(宇都宮富夫君) 日程第3 認定第1号 平成22年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
本件に関し、決算審査特別委員長の報告を求めます。
遠藤素子決算審査特別委員長。
〔決算審査特別委員長 遠藤素子君登壇〕
○決算審査特別委員長(遠藤素子君) 決算審査特別委員会の報告を申し上げます。
認定第1号 平成22年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について付託されておりました当委員会は、10月4日、5日の2日間にわたり、市の理事者を初め担当部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。その結果、当委員会は認定第1号を賛成多数で認定することに決しました。その審査の概要について御報告いたします。
平成22年度の一般会計及び特別会計の決算は、予算現額363億9,321万1,000円、歳入決算額354億1,139万2,659円、歳出決算額343億7,772万3,928円であり、決算額の形式収支は10億3,366万8,731円の黒字であります。これから翌年度へ繰り越すべき財源7,289万9,550円を差し引いた実質収支は9億6,076万9,181円の黒字であります。
なお、歳入決算の執行率は97.3%、歳出決算については94.5%となっております。
基金の状況は、平成22年度末現在高は、一般会計の基金として財政調整基金13億402万8,753円を初めとした17基金、計41億7,871万3,188円、その他の基金として土地開発基金ほか4基金で計5億5,193万4,510円となっております。
財政状況につきましては、財政基盤の強弱を示す財政力指数が3カ年平均0.363で県下11市中9位であり、依然として国、県に依存する財政体質であります。
公債費比率は10.7%で県下11市中5位、起債制限比率は8.8%で県下11市中6位となっております。また、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は89.5%、県下で最下位となっており、依然として標準的と言われる80%を上回っており、硬直化した財政構造が続いております。
以下、審査の過程において論議されました主な事項について申し上げます。
最初に、一般会計、歳出、2款総務費、1項12目企画費、11節需用費、消耗品費に関し、委員より、この経費のうち142万704円は花いっぱい推進事業に係る苗代等の消耗品費であるとのことであるが、以前市の花がサルビアのときはこの事業の光景をよく見かけたが、具体的に22年度はどのような事業を行ったのかとただしたのに対し、理事者より、花いっぱい推進事業の事業内容としては、花いっぱい運動における材料等支給事業実施要綱にのっとり、花いっぱい運動を推進する団体または個人に対し10万円を限度としてその材料費、苗や肥料代などを支給している。22年度は、旧八幡浜地区では江戸岡地区、須崎地区、千丈地区など、旧保内地区では雨井地区、川之石地区、宮内地区及び喜須来地区内の計11団体に支給をし、美しい生活環境の創造と地域のイメージアップを図っていただいているとの答弁がありました。
次に、同じく一般会計、歳出、3款民生費、1項4目障害者福祉費、19節負担金補助及び交付金に関し、不用額が約1億円と多額となっている理由として、理事者より、当初旧法施設が新法施設に移行するものとして予算計上していたが、予想より移行が進まなかったとの説明がありました。
それに対し委員より、まだ新法に移行していない施設が新法に移ると今後市の負担がふえるということになるのかとただしたのに対し、理事者より、平成18年に施行された障害者自立支援法により、旧法の施設、身体障害者法の施設、知的障害者法の施設及び精神障害者法の施設は来年3月までに新法である障害者自立支援法の施設に移行しなければならない。今まで精神障害者法の施設で受けたサービスの経費については、国が2分の1、県が2分の1の負担ということで市の負担はなかったが、新法の施設に移行すると、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1となり、市の負担が発生するとの答弁がありました。
次に、同じく一般会計、歳出、7款商工費、1項2目商工振興費、19節負担金補助及び交付金、八幡浜地域商品券発行事務補助金に関し、委員より、この補助金については八幡浜商工会議所と商工会で構成するプレミアム商品券発行委員会に対し、発行額1億円に対する10%のプレミアム分1,000万円のうち800万円を補助したものであるが、その効果と今後の考えをただしたのに対し、理事者より、商品券の利用状況は使用された金額約1億1,000万円のうち、旧八幡浜地区が約8,800万円、旧保内地区が約2,200万円であった。大型店と小売店の比率は大型店が52%、小売店が48%となっている。この事業を行う際、前回もそうであったが、大型店へ半分近く流れるということを伝え、それでも商店街として要望されるかということを確認して実施した。今後については、平成21年度は国の交付金を活用し、事業費1億5,000万円のうち1,500万円と事務費を補助した。22年度は市単独の事業で1,000万円のうち20%の200万円を商店、小売店さん側も負担していただくということで実施をした。その際に、市の財政上、来年からの実施は難しいということで御理解をいただいており、市としても現在のところ実施する予定はない。
次に、同じく、歳出、10款教育費、4項3目中学校建設費(繰越明許)、15節工事請負費に関し、委員より、平成21年度から平成22年度に繰り越した八代中、松柏中及び真穴中の屋内運動場耐震補強工事について、9,400万円余りの不用額が生じている。その理由として、入札減少金ということであるが、繰越明許予算約3億円に対しての額としては大きいのではないかとただしたのに対し、理事者より、通常の予算であれば実施設計を行い、それに対して予算を計上し、入札を行い、不用額が出れば予算減額するということになるが、今回の屋内運動場の耐震補強工事については、交付金の内示を受けたのが3月であったため、実施設計を行う時間的な余裕がなく、3月定例会で予算化し、繰越明許費として翌年度、平成22年度へ繰り越した。翌年度に繰り越された予算については減額ができないため、不用額が約9,400万円という大きな金額となったとの答弁がありました。
次に、同じく、歳出、10款教育費、5項13目文化会館費、13節委託料、自主文化事業運営委託料に関し、委員より、自主文化事業運営委託料ということで868万3,500円を支出しているが、具体的にどのような事業を行ったのかとただしたのに対し、理事者より、22年度の自主文化事業として「ザ・ニュースペーパーIN八幡浜」、「古武道一期一会」コンサート、「ザ・ビートルズクラシック1966カルテット」コンサートの3事業を実施している。
その件について他の委員より、今自主文化事業についての説明があったが、例えば「古武道一期一会」コンサートは公演委託料は316万円、それに対する事業収入は約158万円と約半分の収益しかない。このような事業を最初に計画するということ自体がおかしいのではないかとただしたのに対し、理事者より、たくさんの方に来ていただけるような方を呼ぼうとすると出演料等の経費が高くなる。入場料を高くするとお客さんが来ない。安い金額で呼び、たくさんの人が入ってくれればいいが、その辺がなかなか難しいとの答弁がありました。
それに対し委員より、会場を満席にして赤字だったらわかる、満席にするつもりだったが8割ということだったらわかるが、このコンサートの入場者数165人である。事業を企画するとき、原価意識なりを持っていないからこういう数字が出るのではないかとただしたのに対し、理事者より、効率的な予算執行の観点から、できるだけ多くの方に入っていただけるような事業内容を考え、事業を推進していきたいと考えているとの答弁がありました。
以上で決算審査特別委員会の報告を終わるわけですが、感想といたしまして、市の職員は皆さんで税金を使って1年間事業をやって、そしてその決算を出されるわけですが、それが決算報告書に集約されていると思います。その決算報告書を見させていただいて、数字だけというふうなのがあり、本当に一生懸命取り組んでこういう結果だったという、その文章化されたものが欲しい。問題点があればこういう問題点があったと、そういうふうな本当に1年間一生懸命やったということがわかるような決算報告をいただきたいということを申し加えさせていただきたいと思います。
以上で御報告を終わります。
○議長(宇都宮富夫君) ただいまの決算審査特別委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(宇都宮富夫君) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(宇都宮富夫君) これをもって討論を終結いたします。
これより認定第1号を採決いたします。
本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(宇都宮富夫君) 御着席願います。
起立多数であります。よって、認定第1号は認定することに決しました。
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○議長(宇都宮富夫君) 日程第4 認定第2号 平成22年度八幡浜市水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。
本件に関し、委員長の報告を求めます。
樋田 都産業建設委員長。
〔産業建設委員長 樋田 都君登壇〕
○産業建設委員長(樋田 都君) 9月市議会定例会におきまして、産業建設委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました認定第2号 平成22年度八幡浜市水道事業会計決算の認定についての審査が終了いたしましたので、その結果並びに概要を御報告申し上げます。
去る10月27日、産業建設委員会を開催し、担当理事者から詳細なる説明を受け、慎重に審査を行いました。その結果、本決算は全員一致をもって認定することに決しました。
以下、審査の概要について申し上げます。
初めに、需給の状況でありますが、平成22年度は降雨量が1,281ミリで昨年度比3.1%の減となりましたが、南予水道企業団の受水と自己水源を合わせ、安定した水の供給を行っております。
有収率につきましては、漏水調査により274件の漏水を発見し、速やかに修繕を行いましたが、配水量494万5,934立米に対し給水量404万6,047立米で81.8%となり、前年度82.3%と比較いたしまして0.5%の減少でありました。
次に、事業内容でありますが、保内給水区配水池水質計測機器設置工事や沖新田地区港湾臨港道路築造工事に伴う配水管改良工事、高城地区配水管改良工事、神山水源地№2送水ポンプ更新工事など32件の建設改良工事を実施しております。
次に、決算の状況であります。
収益的収支につきましては、事業収入7億6,436万1,245円に対し事業費用7億1,471万8,876円で、収支差し引き4,964万2,369円のプラスとなり、単年度黒字となりました。その結果、前年度繰越利益剰余金995万3,776円を加えて、当年度未処分利益剰余金は5,959万6,145円となりました。
なお、この剰余金につきましては、地方公営企業法第32条第1項の規定により減債積立金として当年度純利益の20分の1相当額の248万3,000円を積み立て、残り5,711万3,145円を翌年度繰越利益剰余金として繰り越すことになります。
資本的収支につきましては、建設改良費1億1,807万2,040円で、企業債償還金1億2,202万288円などにより2億1,704万3,078円の資金不足となりましたが、過年度分損益勘定留保資金などで補てんしております。
次に、審査の過程において論議されました主な事項について御報告申し上げます。
委員より、有収率について、平成21年度と比較して平成22年度は下がっているが、類似都市と比較して八幡浜市はどうかとただしたのに対し、理事者より、有収率については平成20年度を境に年々下がっている。しかし、他市と比べれば決して低い数字ではなく、まだ有収率はいいと考えているとの答弁がありました。
また、委員より、企業債について利率が5.20%と高いものがあるが、繰上償還はしないのかとただしたのに対し、理事者より、以前に7%以上のものは一括して繰上償還しており、来年5%以上のものを借りかえる予定であるとの答弁でありました。
また、委員より、剰余金の処分について、減債積立金として20分の1相当額を積み立てるとのことであるが、20分の1では少ないように思う。利益が出た場合、ある程度減債積立金をふやすべきではないかとただしたのに対し、理事者より、減債積立金については法的に決まっており、20分の1以上積み立てるということになっているが、八幡浜市の水道事業の財政を考えるとそれほど余裕がないため、法定どおり20分の1相当額を積み立てたい。
なお、平成24年4月1日以降はこの法がなくなり、減債積み立て自体がなくなるため、任意で積み立てることになるとの答弁でありました。
以上、審査の概要を申し上げましたが、水道事業会計については本年度も単年度黒字を計上しております。しかし、当市の水道事業の経営を取り巻く環境は、人口の減少や節水意識の向上、景気の低迷及び電気製品などの節水機器の普及などにより給水量の大幅な伸びは当面期待できない状況であります。そのため、安定した経営状況が継続できるよう、今後とも負担公平の見地から未収金回収の促進を図るとともに、一層のコスト節減と業務の効率化により、良質で安全な水の安定供給に努め、市民の信頼にこたえられるよう、また今後より一層の漏水調査、漏水に対する迅速な対応、老朽管の計画的な改良等の諸施策を積極的に実施し、有収率の向上に努められるよう強く要望して、産業建設委員会の報告とさせていただきます。以上で終わります。
○議長(宇都宮富夫君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(宇都宮富夫君) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(宇都宮富夫君) これをもって討論を終結いたします。
これより認定第2号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(宇都宮富夫君) 御着席願います。
起立全員であります。よって、認定第2号は認定することに決しました。
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○議長(宇都宮富夫君) 日程第5 認定第3号 平成22年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定についてを議題といたします。
本件に関し、委員長の報告を求めます。
新宮民生文教委員長。
〔民生文教委員長 新宮康史君登壇〕
○民生文教委員長(新宮康史君) それでは、9月市議会定例会におきまして、当民生文教委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました認定第3号 平成22年度市立八幡浜総合病院事業決算の審査が終了いたしましたので、その結果並びに概要を御報告申し上げます。
去る10月17日、市立八幡浜総合病院事業の決算を審査するため民生文教委員会を開催し、慎重に審査を行った結果、本決算は全員一致をもって認定することに決しました。
以下、審査の概要を申し上げます。
まず、病院事業活動による経営状況の収支についてであります。
医業収益は、対前年度比19.5%の増になっております。内訳としまして、入院収益が26.0%の増、外来収益5.7%の増、その他医業収益12.3%の増となっており、主な要因は医師数の増加に伴う患者数の増及び入院の診療単価の増額により大幅に増収となったものであるとの説明でありました。また、補助金などの医業外収益は21.5%の増、病院事業収益全体では19.8%の増となっております。
一方、支出であります病院事業費用につきましては、対前年度比7.0%の増となっております。内訳としまして、給与費が4.7%の増、材料費が29.0%の増、減価償却費が9.0%の減となっており、主な要因は臨時職員の増加に伴う賃金の増及び職員の退職金の増による給与費1億1,661万円の増、患者数の増に伴う材料費1億8,169万円の増などによるものであるとの説明でありました。
この結果、収支差し引きでは1億7,944万8,331円の単年度黒字となり、前年度までの繰越欠損金13億9,409万8,107円と合わせまして、平成23年度に繰り越す額は、未処理欠損金としまして12億1,464万9,776円となっております。
次に、業務内容についてでありますが、外来患者数は10万251人、前年度に比べ6,032人、6.4%の増、入院患者数は7万6,012人、前年度に比べ8,289人、12.2%の増となっております。
以上、決算の概要について申し述べましたが、次に審査の過程におきまして論議されました主な事項について御報告申し上げます。
まず、委員より、病院の駐車場収入は年間幾らぐらいになるのか、また近隣の市町との競争の中で今後駐車場の使用料を考えていく必要があるのではないかとただしたのに対し、理事者より、駐車場の使用料が年間約1,100万円である。経費は管理委託料として約230万円、機器の保守点検等として約178万円、合計410万円程度かかっている。大洲市、西予市の公立病院駐車場は無料であるが、当院も患者については診療科のほうでパンチしていただいたら無料である。今後も現在の形を継続したいと考えているとの答弁でありました。
また、委員より、ここ最近看護師不足の中、退職した看護師は定年によるものか、若い世代がやめているのかとただしたのに対し、理事者より、平成22年度に退職した看護師は、定年退職が1人、あとは依願退職であるとの答弁でありました。
さらに委員より、退職される理由がはっきりしない限り改善することもできないと思われるが、看護師の退職理由について把握されているのかとただしたのに対し、理事者より、看護師が退職される理由としては家族の介護というのが多くあった。そのほかにも夜勤の負担が大きいという声も聞くが、入院患者もいるので夜勤を減らすことはできない。待遇改善としては夜勤明けの休みがとれるような形で対応しているとの答弁でありました。
また、委員より、病院の経営については意識改革をすることが大切であると考えるが、地方公営企業法の全部適用についてどう考えているのかとただしたのに対し、理事者より、地方公営企業法の全部適用をし、事業管理者を置くことについては改革プランの中で平成22年度に設置する予定にしていたが、赤字幅が大きいということで延期をしている。現段階では平成27年度までに事業管理者を置く予定としている。病院全体の意識改革を行うことについて考えると、適切な事業管理者を置き、病院の経営を行う必要があるとは考えているが、具体的にはまだできていないとの答弁でありました。
さらに委員より、平成27年度という目標ではなく、早急に検討され、地方公営企業法の全部適用に向けての最善の努力をしてほしいとの要望がありました。
なお、委員より、診療科別の収支状況の公開について強く要望がございました。
以上、審査の主な概要を申し上げまして、民生文教委員会の報告を終わります。
○議長(宇都宮富夫君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(宇都宮富夫君) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(宇都宮富夫君) これをもって討論を終結いたします。
これより認定第3号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(宇都宮富夫君) 御着席願います。
起立全員であります。よって、認定第3号は認定することに決しました。
休憩いたします。
午前11時03分 休憩
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午前11時15分 再開
○議長(宇都宮富夫君) 再開いたします。
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○議長(宇都宮富夫君) 日程第6 諮問第4号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて及び議案第79号 公有水面埋立ての意見答申についてないし議案第106号 平成23年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(第2号)、以上29件を一括議題といたします。
初めに、市長より総括説明を願います。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 本日ここに第9回市議会定例会を招集いたしまして、補正予算案を初め、当面する市政の重要案件の御審議をいただくわけでございます。
各案件にわたります詳細につきましては、審議の過程で副市長並びに各担当部課長から申し上げることといたしまして、私は概要を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願いする次第であります。
最初に、国会の動きについてであります。
東日本大震災からの本格復興策を盛り込んだ総額12兆1,025億円の平成23年度第3次補正予算が去る11月21日に成立いたしました。財源については、復興債の発行による11兆5,500億円のほか、子ども手当見直しによる歳出削減や第2次補正予算に計上した震災復旧復興予備費の減額などを充て、復興債の償還財源を所得税や法人税などで賄っていくとするものであります。
その後、野田首相は経済の先行きに不透明感が広まっていることを踏まえ、第4次補正予算の編成を指示しており、東日本大震災の二重ローン対策、円高対策、TPP、環太平洋戦略的経済連携協定交渉参加をにらんだ農業対策も盛り込むとしております。
また、首相は主要20カ国地域首脳会議、G20サミットの場で消費税を2010年代半ばまでに段階的に10%まで引き上げると国際公約されました。さらに、社会保障と税の一体改革において、年金、医療、介護を持続可能にしていくには持続可能な財政でなくてはならない、歳入改革は避けて通れない、先送りできないとしており、年末にまとめる社会保障・税一体改革大綱に消費税増税を明記するとともに、年明けの与・野党協議を経て来年3月までに国会に関連法案を提出するとしておりますが、与党内でも増税反対論が根強く、年内の取りまとめは容易ではない状況にあり、成り行きを注視していく必要があると思っております。
次に、国の景気動向であります。
内閣府発表の11月月例経済報告では、景気は東日本大震災の影響により依然として厳しい状況にある中で緩やかに持ち直しているとの基調判断であります。先行きについては、生産、物流、販売などの供給、提供活動、サプライ・チェーンの立て直しなどを背景に、景気の持ち直し傾向が続くことが期待される。ただし、電力供給の制約などに加え、海外景気の下振れや為替レート、タイの洪水の影響等によっては景気が下振れするリスクが存在するとしております。政府は、こうした経済情勢を踏まえ、震災からの復興に全力で取り組むとともに、急速な円高の進行等による景気下振れリスクや産業空洞化のリスクに先手を打って対処するため、円高への総合的対応策を迅速に実施するとしているところであります。
次に、国内で大きな論議を巻き起こしているTPP協議参加についてであります。
首相は、さきのAPEC首脳会議の場でTPP交渉参加に向けて関係国と協議に入ると表明いたしました。国会の質疑では、国益を損なってまでの参加は考えていないと答弁されておりますが、アメリカ側ではすべての品目について協議されることとなったと解釈されるなど、スタート時点から各国の立場の違いが浮き彫りとなっております。
TPPへの参加は、この協定が農林漁業を初め国内のあらゆる産業に大きく影響を及ぼすことから、政府、国会内でもその是非について激しく議論が交わされているところであります。各産業への影響を十分考慮した上で、食の安全、安定供給などが損なわれないよう十分配慮するとともに、国民に詳細な情報を開示し、議論を尽くし、国民的合意を形成した段階で最終的な判断をしていただきたいと切に願っております。
次に、11月27日に行われました大阪府知事、市長のダブル選挙であります。
市長選は、前府知事で地域政党大阪維新の会代表の橋下 徹氏、知事選でも同会の前府議の松井一郎氏がそれぞれ初当選されました。両氏の勝因は、共通の公約に掲げた大阪都構想や現状の閉塞感打破を求める府民、市民の大きな支持を得た結果であると報道されております。今回の大阪維新の会の勝利は既成政党の求心力低下を印象づけるとともに、地方分権を加速すべきだとのメッセージとも言われており、大阪のみならず日本の政治全体に大きな影響があるのではないかと思っているところであります。
それでは、今回の補正予算の主なものについて順次御説明いたします。
最初に、安全・安心なまちづくりであります。
懸案となっております市立病院の建設につきましては、早急に実現しなければならない事業であり、大平の現在地での建てかえについて検討した結果、現在地での建てかえは十分可能であると判断し、今回準備のための委託料等536万6,000円を計上しており、今後本格的な整備に向け準備を進めていくこととしております。
また、病院建設とあわせ医師不足の中、在籍医師の負担が増加しており、平常の診察等はもちろん、医療安全、医療情報管理、災害医療対策等に対する負担も増大しております。
このような状況において、医師の定着及び新たな医師確保、さらに看護師や医療技術者の定着、確保のためには、近隣医療機関と同等以上の待遇改善を図り、魅力ある職場とすることが求められております。
このため、今議会におきまして、医師、看護師、医療技術者の待遇改善を図るための条例改正を提案させていただいております。
次に、県の補助事業で行う地域支え合い体制づくり事業についてであります。
本事業に関しましては、既に9月補正において健康増進のために必要な備品購入等の予算を計上させていただいているところでありますが、今回市内全域の公民館や集会所等の環境を整備するため、トイレ等の改修のほか、畳の上で使用する和いす等の整備により、お年寄りの方々が集え、地域で支え合っていける体制づくりを行うこととしております。
このほか、市道の整備といたしまして、湯島線道路改良工事を行うこととしており、利用者の利便性、通行の安全性の向上を図るため、今回用地購入費、道路拡幅費等の予算措置を講じております。
また、南環境センターが安全な運転を継続していくために必要な施設及び設備の修繕費を計上しております。
次に、産業振興の取り組みであります。
新しく整備をいたします高度衛生管理型荷さばき所においては、所内の衛生管理を確保するため、排気ガスの発生しない電動フォークリフトに切りかえる必要があり、更新に係る事業者負担を軽減するため助成を行うこととしております。
また、離島における産業振興を目的として、廃校となっております大島小・中学校校舎の一部を利用して、アワビ、ナマコ等の養殖研究を行う磯根資源研究施設を設置するため、今回実施設計の委託料を予算計上しております。
農業関係では、農業生産活動等の維持を図る中山間地域等直接支払制度交付金、国営かんがい排水事業による国営南予用水土地改良事業負担金の予算措置を講じております。
次に、教育、文化の振興であります。
八幡浜高校陸上部の女子駅伝、全国大会出場まことにおめでとうございます。県予選では安定した走力で大会5連覇を達成され、まさに盤石での優勝でありました。今月25日の全国大会に向け体調管理を十分に行い、最高の状態で臨むことはもちろん、たすきに刻んだ「継心」の文字どおり部員一丸となって心をつなぎ、郷土の代表として都大路で健闘してくれることを祈念し、助成措置を行うこととしております。
また、先日の八幡浜工業高校のロボットコンテスト世界大会、高校の部優勝とあわせ、八幡浜の高校生の活躍を頼もしく、また誇らしく思っているところであります。
このほか、西予市岩木から八幡浜市釜倉までの笠置峠を歴史の道、八幡浜街道として整備するため、西予市と歩調を合わせ、案内板や道しるべを設置していくこととしております。
また、2017年のえひめ国体に向けた行事の一環として開催されるVチャレンジリーグ女子バレーボール八幡浜大会への助成を行うこととしております。
なお、市民の方より匿名で八幡浜市の次世代を担う若人の奨学資金に活用してほしいと5,000万円の御寄附をいただきました。まことにありがとうございました。御寄附の趣意に沿いまして、今議会で奨学資金貸付制度を改正するための条例を提案いたしております。
その他の措置といたしまして、人件費について、各会計の人事異動等に伴う年間所要額の調整等を行っております。
以上が主要施策及び補正予算案の概要であります。
この結果、一般会計6億326万1,000円、特別会計10会計1,610万3,000円の減、企業会計、病院事業会計1億2,335万7,000円、合計7億1,051万5,000円を御提案申し上げるものであります。
これらの財源といたしましては、地方交付税、国県支出金、市債等、それぞれの事業施策に対応する額を計上いたしております。
以上、補正予算案等につきまして御説明申し上げましたが、慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。
○議長(宇都宮富夫君) これより順次説明を求めます。
市民福祉部長。
○市民福祉部長(本橋祐一君) それでは、議案書1ページをお願いいたします。
諮問第4号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて御説明いたします。
本市の人権擁護委員谷川忠孝氏は、平成24年3月31日をもって任期満了となりますため、松山地方法務局から後任の候補者について推薦依頼がありました。
後任の候補者として、八幡浜市松柏丙692番地1、水本正人氏を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。
なお、水本氏は、愛媛県立高等学校に34年間勤務されました。多年にわたる教職生活の中で人権同和教育主任を22年間経験され、同和問題を初めとするさまざまな人権問題に取り組んでこられました。特に同和問題については研究者として八幡浜部落史研究会会長をされており、市人権同和教育推進者研修会にもこれまで講師として御活躍をいただいております。人権に対する豊富な経験と知識を生かし、幅広い活動を期待できるものと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○議長(宇都宮富夫君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池賢造君) 議案書の3ページをお願いいたします。
議案第79号 公有水面埋立ての意見答申について御説明いたします。
公有水面埋立法第3条第1項の規定により、埋立免許権者八幡浜市長から大釜漁港区域内の公有水面埋め立てについて諮問がありましたので、同法第3条第4項の規定により異議がない旨の意見答申をいたしたいので、議会の議決を求めるものでございます。
埋立施行者は愛媛県土木部でございます。
事業内容でございますが、7ページは位置図でございます。
9ページ、平面図をお願いいたします。
国道378号真網代大釜地区の道路未改良区間の埋立事業で、大釜漁港区域内でございます。
道路幅員といたしましては、2車線、路肩つき、車道3.0メートル、路肩0.75メートルであり、埋立総面積は596.61平方メートルで、道路用地約70平方メートル、護岸用地約530平方メートルとなっております。
工期といたしましては、着手の日より2年2カ月以内の完成を見込んでおり、供用の開始は平成27年度を目指しています。
続きまして、11ページをお願いいたします。
議案第80号 公有水面埋立ての意見答申について御説明いたします。
公有水面埋立法第3条第1項の規定により、埋立免許権者八幡浜市長から、舌田漁港区域内の公有水面埋め立てについて諮問がありましたので、同法第3条第4項の規定により異議がない旨の意見答申をいたしたいので、議会の議決を求めるものです。
埋立施行者は同じく愛媛県土木部でございます。
事業内容でございますが、17ページは位置図でございます。
19ページ、平面図をお願いいたします。
河川を挟んで埋立区域、1工区、2工区のとおりで、国道378号舌間地区の道路未改良区間の埋立事業で、榎峠を下ったところの三差路を左折する箇所でございます。
道路幅員といたしましては、2車線、片側歩道つき、車道3.0メートル、歩道2.5メートルでありまして、埋立総面積は1工区107.68平方メートル、2工区456.31平方メートル、合計563.99平方メートルで、道路用地約290平方メートル、護岸用地約280平方メートルとなっております。
工期といたしましては、着手の日より2年以内の完成を見込み、平成25年度中の供用を目指しております。
続きまして、議案書の21ページをお願いいたします。
議案第81号 指定管理者の指定について御説明いたします。
八幡浜市新町角駐車場の管理及び運営を行わせるために指定管理者を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。
この駐車場の指定管理者となる団体は、八幡浜市産業通10番11号、アトムタクシー株式会社、代表取締役宇都宮賢八であります。
指定の期間は、平成24年4月1日から平成26年3月31日までの2カ年です。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(都築眞一君) 議案書の23ページをお願いいたします。
議案第82号 指定管理者の指定について御説明いたします。
現在指定管理を行っております市民スポーツセンターの指定管理者の指定期間が平成24年3月31日で終了するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により指定管理を指定することについての議会の議決を求めるものであります。
指定管理者に管理を行わせる施設の名称は八幡浜市民スポーツセンターです。指定管理者となる団体は、八幡浜市1460番地、清水商事株式会社、代表取締役清水冨喜春であります。指定管理の期間は、平成24年4月1日から平成29年3月31日までの5カ年であります。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 市民福祉部長。
○市民福祉部長(本橋祐一君) 議案書25ページをお願いいたします。
議案第83号 指定管理者の指定について御説明いたします。
現在指定管理を行っている八幡浜市養護老人ホームあけぼの荘の指定期間3年が平成24年3月31日で満了するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により指定管理者を指定することについて議会の議決を求めるものでございます。
指定管理者に管理を行わせる施設の名称は八幡浜市養護老人ホームあけぼの荘で、指定管理者となる団体は八幡浜市松柏乙1101番地、社会福祉法人八幡浜市社会福祉協議会です。指定期間は平成24年4月1日から平成29年3月31日までの5年間であります。
以上でございます。
○議長(宇都宮富夫君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池賢造君) 議案書の27ページをお願いいたします。
議案第84号 「八幡浜市公共下水道八幡浜浄化センターの建設(汚泥再構築)工事委託に関する協定について」の議決変更について御説明いたします。
変更の理由は、八幡浜浄化センター建設工事を日本下水道事業団に工事委託したもので、日本下水道事業団の工事発注におきまして入札減少金が生じたことにより協定金額を変更するものです。
変更の内容は、平成22年10月27日専決第8号で専決処分し、同年11月26日報告第14号で報告し、承認いただいた協定について、協定金額4億1,700万円から3,885万円を減額し3億7,815万円に変更するものでございます。
続きまして、議案書の29ページをお願いいたします。
議案第85号 「八幡浜市公共下水道保内浄化センターの建設工事委託に関する協定について」の議決変更について御説明いたします。
変更の理由は、議案第84号と同様に日本下水道事業団の工事発注におきまして入札減少金が生じたことにより協定金額を変更するものです。
変更の内容は、平成22年6月29日議案第57号で議決いただきました協定について、協定金額2億8,300万円から3,600万円を減額し2億4,700万円に変更するものでございます。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 学校教育課長。
○学校教育課長(若宮髙治君) 議案書の31ページをお願いいたします。
議案第86号 「八幡浜市立白浜小学校屋内運動場地震改築建築主体工事請負契約の締結について」の議決変更について御説明いたします。
今年7月22日の臨時議会で議案第57号で議決いただいております八幡浜市立白浜小学校屋内運動場地震改築建築主体工事、請負契約金額2億863万5,000円を471万8,000円増額し、2億1,335万3,000円に変更するため、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。
主な変更の内容は、現場の出来形による数量の変更として、土工事、残土工事の数量減額、残土処分の追加計上による増額、渡り廊下延長による増額、屋外排水路設置工事の追加計上による増額、愛媛県建築主事との協議による階段上り手すり追加計上による増額などにより変更を行うものであります。
続きまして、議案書33ページをお願いいたします。
議案第87号 「八幡浜市立白浜小学校西校舎地震補強建築主体工事請負契約の締結について」の議決変更について御説明いたします。
同じく、今年7月22日の臨時議会で議案第58号で議決いただいております八幡浜市立白浜小学校西校舎地震補強建築主体工事、請負契約金額1億4,129万8,500円を623万7,500円増額し1億4,753万6,000円に変更するため、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。
主な変更の内容は、愛媛県建築主事との協議によりアルミ製建具を防火戸に仕様変更したための増額、2階、3階の普通教室の家具を改修から新設に変更したための増額、外壁劣化調査により外壁ひび割れ補強及び外壁浮き補強をしたための増額などにより変更を行うものであります。
以上でございます。
○議長(宇都宮富夫君) 総務企画部長。
○総務企画部長(中榮忠敏君) 議案書の35ページをお開き願います。
議案第88号 八幡浜市暴力団排除条例の制定について御説明をいたします。
平成22年8月、愛媛県暴力団排除条例が施行されたことを受け、八幡浜市においても、市民、事業者及び行政が一体となって市民生活や社会経済活動の場から暴力団を排除し、市民の安全・安心な生活の確保を図るため、本条例を制定しようとするものであります。
第1条は、暴力団排除に関し基本理念を定め、市及び市民等の責務を明らかにするとともに、基本的施策の方針等を定めることにより暴力団の排除を推進し、市民の安全で平穏な生活を確保し、社会経済活動の健全な発展に寄与することという目的を明記しております。
第2条は、用語の定義であります。
36ページの第3条は、暴力団の排除は暴力団を恐れない、資金を提供しない、利用しないことを基本として推進し、第2項で、市、市民等、関係機関及び関係団体相互連携、協力のもと推進することを規定しております。
第4条は、暴力団排除に関する施策を実施する市の責務を規定しております。
第5条は、市民、事業者の責務を定めており、暴力団排除に関する情報を取得したときは、市または警察、その他の関係機関に当該情報を提供するよう努めることを規定しています。
第6条は、市は市が実施する入札に暴力団員等を参加させないなど必要な措置を講じるという規定であります。
第7条は、市は暴力団の活動実態等について広報、啓発活動の実施、警察と緊密に連携し安全確保に配慮するという市民等に対する支援について規定しております。
第8条は、公共施設の使用について、暴力団の活動に利用されると認めるときは、使用の不許可または許可を取り消すことができるという規定であります。
第9条は、市民等は暴力団員等または暴力団員等が指定した者に利益の供与をしてはならないという利益供与の禁止を定めております。
第10条は、花火大会など市が主催またはその運営に携わる行事から暴力団を排除するための市の必要な措置を規定しています。
第11条は、委任事項であります。
附則において、この条例は公布の日から施行するものであります。
以上でございます。
○議長(宇都宮富夫君) 市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(河野謙二君) 議案書39ページをお願いいたします。
議案第89号 八幡浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明をいたします。
今回の改正は、医師、看護師及び医療技術者等の待遇改善を行うことにより、医師を初めとする職員の確保を図るものでございます。
地方の病院にとりまして、医師確保のためには近隣の医療機関と同等以上に待遇をよくして、大学医局から派遣してもらいやすい環境をつくることが重要な要素でございます。また、医師不足の中、平常の診察等はもちろん、医療安全、医療情報管理、災害医療対策管理等に対する負担も増大しておりますが、現在おられる先生方に残っていただけるような勤務環境の整備も必要不可欠でございます。同時に、医師を支える看護師、医療技術者の確保、意欲の向上も必要でございます。今回待遇改善策といたしまして、具体的には、管理職手当の引き上げと地域手当及び資格手当という新しい手当を設けるものでございます。
まず、条例第2条第1項は給料に関する規定でございます。勤務に対する報酬から手当を除いたものが給料という規定でございますが、手当に地域手当、資格手当を加えるものでございます。
第8条の3は、管理職手当に関する規定でございます。第1項及び第2項で管理または監督の地位にある職員に給料月額の100分の25を超えない範囲内において管理職手当を支給するということを規定しておりますが、今回第3項として、病院に勤務する医師及び歯科医師については給料月額の100分の40を超えない範囲内で定めるという規定を追加するものでございます。
第11条の3は、新設する地域手当についての規定でございます。医師及び歯科医師の職にある職員には給料、扶養手当及び管理職手当の月額の合計額の100分の15を超えない範囲内で地域手当を支給するものでございます。
第11条の4は、これも新設する資格手当についての規定でございます。高度の専門的な資格を有し、その資格が市立八幡浜総合病院の運営上有益と認められる職員に対して、月額1資格につき1万円、複数の資格を有する場合の合計額が3万円を超えない範囲内で資格手当を支給するものでございます。
附則におきまして、この条例は平成24年4月1日から施行するものでございます。
以上でございます。
○議長(宇都宮富夫君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池賢造君) 議案書41ページをお願いいたします。
議案第90号 八幡浜市水産廃棄物処理施設設置条例を廃止する条例の制定について御説明いたします。
今回廃止する施設は、八幡浜市が事業主体で平成7年度に沿岸地域流通加工機能強化対策事業で整備した加工利用機能向上施設であります。
計画当時、八幡浜蒲鉾協同組合では製造過程で発生する残滓を民間施設で処理しておりましたが、その施設の老朽化により処理に支障を来すようになってきたため、市が施設を整備し、同組合に管理運営を委託し、残滓の処理を行ってまいりました。しかしながら、平成17年に処理機が故障し、修繕に多額の費用がかかることから、その後活用されないまま現在に至っており、今は残滓の一時保管場所として使用されている状況です。
当該施設用地は民有地で、借り上げ料として年間168万円を支出している状況であることから、今回休止状態にある当該施設を廃止することといたしました。
なお、残滓の一時保管場所については、須田埋立地に冷蔵コンテナを設置する場所を確保することとしております。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 学校教育課長。
○学校教育課長(若宮髙治君) 議案書の43ページから49ページをお願いいたします。
議案第91号、第92号、第93号は関連しておりますので、一括して説明させていただきます。
このたび市民の方から匿名で育英資金に使ってほしいと5,000万円の御寄附がございました。これを契機に、現行の奨学資金貸付制度をより市民ニーズに合ったものに改正するものでございます。
このたびの制度改正の骨子は、奨学資金貸付制度を八幡浜市奨学資金貸付条例に一本化し、その中で一番活用されている奨学資金はこれまでどおりとし、活用が少ない西村奨学資金は大学で特に成績優秀な者1名に対して月額4万5,000円を貸し付けることで有効活用を図り、さらに今回新たに入学支度金貸付制度を設けて大学等の入学時に必要な入学諸費用に対して30万円の貸し付けを行うものであります。
また、その財源としては、一般予算と2つの基金を財源とし、このたびの5,000万円の寄附金は奨学基金に積み増しし、活用いたします。
43ページをお願いいたします。
まず、議案第91号 八幡浜市奨学資金貸付条例の制定について御説明いたします。
条例名を「八幡浜市育英会奨学資金貸与条例」から「八幡浜市奨学資金貸付条例」に改め、条例の全部改正を行います。
第1条は、条例の目的を規定し、この条例は優秀な学生または生徒であって、経済的事情により修学が困難な者に対して、学業に必要な資金を貸し付け、有用な人材を育成することを目的とするものであります。
以下、各条文の要点を御説明いたします。
第2条は、奨学資金の名称、種類、区分及び金額を46ページの別表でそれぞれの区分に応じて規定いたしております。
次に、第3条は、奨学資金の財源を規定し、奨学資金は予算の範囲内で貸し付けを行い、西村奨学資金は西村奨学基金を、入学資金は奨学基金をそれぞれ財源に充てます。
第4条は、奨学生の資格を規定しております。高校、高専、大学等に在学する者、保護者が八幡浜市に居住する者、経済的事情により修学が困難な者、他に同種の奨学金を受けていないことなどを規定しております。
第5条は、奨学生の決定について規定し、八幡浜市奨学生選考委員会で決定いたします。
第6条は、奨学資金の辞退について、第7条は奨学資金の休止について、第8条は奨学資金の停止等について規定しております。
第9条は、奨学資金の返還について規定しており、奨学資金は卒業の日の属する月の翌月から起算して10年の期間内にその全額を年賦または半年賦の方法により返還しなければならないと規定しております。
第10条は奨学資金の返還猶予を、第11条は奨学資金の返還免除を、第12条は規則への委任を規定しております。
なお、附則において、この条例は平成24年1月1日から施行し、平成24年度貸付分より貸し付け実行いたします。
なお、経過措置として、この条例の施行の日の前日までに改正前の八幡浜市育英会奨学資金貸与条例の規定によりなされた処分、手続、その他の行為は、この条例の相当規定によりなされたものとみなすものであります。
次に、47ページ、議案第92号 八幡浜市西村奨学資金貸付基金条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
条例名を「八幡浜市西村奨学資金貸付基金条例」から「八幡浜市西村奨学基金条例」に改めます。
第1条は、設置について規定し、八幡浜市合田出身、故西村利藤治氏の奨学に対する寄附金を八幡浜市西村奨学基金として設置し、八幡浜市西村奨学資金の財源に充てるものであります。
第6条の貸付資金の額、第7条の貸付けを受ける者の条件、第8条の貸付金額、第9条の返還、第10条の返還義務の免除を削除し、第11条の規則への委任を第6条とするものであります。
なお、附則において、この条例は平成24年1月1日から施行し、経過措置として、この条例の施行の際、現に奨学生にある者に係る奨学金の額及び返還期間については、改正後の八幡浜市西村奨学基金条例の規定にかかわらず、なお従前の例によると定めております。
次に、49ページ、議案第93号 八幡浜市奨学基金条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
第1条の設置を「八幡浜市入学資金の財源に充てるため、八幡浜市奨学基金を設置する」に改め、第2条を「基金は寄附金その他の収入をもって積み立てるものとし、その額は一般会計、歳入歳出予算の定めるところによる」と改めます。また、第4条を「基金の運用から生ずる収益は一般会計歳入歳出予算に計上してこの基金に積み立てるものとする」に改めます。
なお、附則において、この条例は平成24年1月1日から施行いたします。
以上でございます。
○議長(宇都宮富夫君) 財政課長。
○財政課長(藤原賢一君) 議案書51ページから270ページ、議案第94号から第104号、平成23年度八幡浜市一般会計補正予算(第6号)及び各特別会計補正予算10件を一括して平成23年度12月補正予算資料で御説明いたします。
それでは、資料の1ページをお開き願います。
今回の補正は、一般会計では一番上の行の今回補正額の欄にありますように6億326万1,000円を追加し、予算総額を214億7,797万4,000円とするもので、前年度同期に比べ18.3%の増でございます。
次に、特別会計は国民健康保険事業特別会計を初め10会計の補正で1,610万3,000円の減額補正でございます。
一般会計、特別会計を合わせると、今回補正額は5億8,715万8,000円の増で、累計では合計欄のとおり347億9,540万2,000円となり、前年度同期と比べ11.8%の増となっております。
次に、企業会計は、水道事業会計及び病院事業会計で1億2,335万7,000円を追加するものでございます。
なお、企業会計を含めたすべての会計における今回補正額は7億1,051万5,000円の増で、予算総額は406億2,079万4,000円となり、前年度同期に比べ9.9%の増額となるものでございます。
それでは、一般会計から概要について御説明いたします。
2ページをお開き願います。
各経費の内訳でございます。
まず、人件費1億1,923万8,000円の減額は、特別職及び議員報酬の減909万2,000円、消防団員等公務災害補償等責任共済掛金1,643万9,000円の増、職員の退職及び他会計配置転換等による減額1億2,658万5,000円でございます。
次に、物件費4,174万円は、県議会議員、農業委員会委員、宮内財産区議会議員の選挙費の決算見込みによる減652万5,000円、高齢者が集える場所づくりのための地域支え合い体制づくり事業関係経費3,714万5,000円などが主なものでございます。
次に、維持補修費1億423万2,000円は、物件費でも御説明いたしました地域支え合い体制づくり事業のための施設修繕費等で1,886万5,000円、南環境センターごみ焼却設備定期修繕料6,825万円、道路維持補修費542万円、公園設備の撤去及び修繕料665万1,000円などでございます。
次の扶助費21万6,000円の減は、子ども手当でございます。
次に、補助費等3億6,022万2,000円は、自立支援給付費国庫負担金返還金482万4,000円、地域支え合い体制づくり事業において集会所トイレ修繕等のために608万5,000円、年間所要見込みによる施設事務組合負担金978万2,000円の減、中山間地域等直接支払制度交付事業交付金2億8,965万4,000円、国営南予用水土地改良事業負担金6,463万6,000円、残滓処理施設廃止に伴う補助金返還608万2,000円などが主なものでございます。
次の普通建設事業1億5,700万9,000円、災害復旧事業600万円の事業につきましては後ほど御説明いたします。
次、積立金5,335万7,000円は、養護老人ホーム基金への積立金及び寄附金による奨学基金への積立金でございます。
投資及び出資金は、南予水道企業団水源開発及び広域化対策事業負担金1,373万円でございます。
最後の繰出金1,647万5,000円の減額は、国民健康保険事業特別会計など8会計の事業に対する一般会計繰出金の調整でございます。
次、5ページをお開き願います。
投資的事業実施計画でございます。
まず、漁港・水産関係では、加工利用機能向上施設撤去費512万8,000円、農林漁業体験施設事業費1,000万円、八幡浜漁港広域漁港整備事業について、今年度事業補助枠を活用するため、来年度事業費を前倒しして実施する事業費1億3,700万円、大島の中浦音泊防波堤標識設置等の漁港整備事業費360万円などでございます。
次に、道路橋梁関係では、市道湯島線改良工事に伴う用地購入費及び道路改良事業費471万円、県営道路改良事業負担金827万円でございます。
6ページをお願いいたします。
農林関係は、南予用水畑地かんがい施設機能診断の基幹水利施設ストックマネジメント事業負担金150万円でございます。
次の消防関係では、施設事務組合負担金1,717万1,000円の減でございます。
その他といたしまして、地震対策のための一時避難場所整備事業として128万4,000円、最後に災害復旧事業として農業用施設災害復旧事業600万円でございます。
以上が一般会計の概要でございます。
なお、歳入では、地方交付税、国庫支出金、県支出金、市債等を充当いたしております。
次に、特別会計補正予算を御説明いたします。
前に戻りまして、3ページをお願いいたします。
まず、国民健康保険事業433万5,000円の減額は、総務費の人件費等による減額で、歳入は一般会計繰入金を減額し、収支の均衡を図っております。
後期高齢者医療436万6,000円の減額は、総務費の人件費による減額で、歳入は一般会計繰入金を減額しております。
次に、介護保険32万9,000円は、総務費の人件費による増額で、歳入は一般会計繰入金を増額しております。
介護サービス事業28万5,000円は、サービス事業費の人件費による増額で、歳入は一般会計繰入金を増額しております。
簡易水道事業882万4,000円の減額は、総務費の人件費等による減額で、歳入は一般会計繰入金を減額しております。
公共下水道事業109万9,000円は、総務費の人件費の増額及び未普及解消下水道事業費の減で、歳入は負担金及び分担金及び一般会計繰入金を増額し、市債を減額することで収支の均衡を図っております。
戸別合併処理浄化槽整備事業154万6,000円の減額は、総務費の人件費等による減額で、歳入は一般会計繰入金を減額しております。
水産物地方卸売市場事業は総務費のフォークリフト補助金を増額し、諸支出金の一般会計繰出金を減額し、収支の均衡を図っております。
港湾整備事業125万5,000円は、消費税の精算に伴う不足額で、歳入は一般会計繰入金を増額しております。
次に、4ページをお願いいたします。
債務負担行為の追加及び変更でございます。
まず、一般会計では、八幡浜市民スポーツセンター指定管理料の債務負担の追加でございます。平成24年度から平成28年度までの5年間で1億8,068万円を限度に債務負担を行うものでございます。
次に、高度衛生管理型荷さばき所整備事業の債務負担の変更でございます。平成24年度負担限度額を減額変更するものでございます。
次の駐車場事業特別会計は、八幡浜市新町角駐車場指定管理料の債務負担の追加でございます。平成24年度、25年度の2カ年で106万2,000円を限度に債務負担を行うものでございます。
なお、8ページ以降に一般会計歳入歳出の状況を添付しておりますので、御参照いただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(宇都宮富夫君) 水道課長。
○水道課長(菊池正康君) 271ページをお願いいたします。
議案第105号 平成23年度八幡浜市水道事業会計補正予算(第1号)について御説明いたします。
今回の補正は、4月の人事異動により職員の入れかわりがありましたので、それに伴う人件費不足額の補正でございます。
第2条の収益的収支ですが、第1款水道事業費用の既決予定額から678万7,000円を増額し、計7億9,601万8,000円とするものです。内訳は、第1項営業費用の1目原水及び浄水費167万円、総係費511万7,000円の増で、給与、手当、法定福利費でございます。
第3条、議会の議決を経なければ流用することができない経費ですが、(1)職員給与費を678万7,000円増額し、1億308万7,000円に改めます。
なお、次ページ以降に補正予算実施計画、資金計画、給与費明細書、予定貸借対照表、補正予算明細書を添付しておりますので、御参照ください。
以上です。
○議長(宇都宮富夫君) 市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(河野謙二君) 議案書281ページをお願いいたします。
議案第106号 平成23年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(第2号)について御説明をいたします。
今回の補正は、平成23年度の上半期の業務実績及び下半期の業務予定、決算見込みに基づく補正措置及び病院建てかえに係る費用を計上してございます。
まず、第2条業務の予定量につきましては、(2)の年間患者数のうち入院患者数を13人増員し、年間7万3,213人に、外来患者数を3,386人増員し、年間10万986人とするものでございます。入院患者につきましては、通年での1日平均200人という数字は当初予算と変わりございませんが、上期と下期に分けて計算したための調整でございます。
(3)の1日平均患者数は、年間患者数見込み数の増に伴いまして、外来患者数を13.9人増員し413.9人とするものでございます。
次に、第3条収益的収入及び支出につきましては、まず収入でございますが、第1款の病院事業収益を2億8,244万5,000円増額し、総額45億1,831万6,000円とするものでございます。内訳としまして、第1項医業収益を2億8,073万6,000円増額し、総額40億555万8,000円といたします。この主な要因は、患者数及び診療単価の増によるものでございます。
次の第2項医業外収益170万9,000円の増額は、患者数の増に伴う駐車場使用料等を増額するものでございます。
次に、支出でございますが、第1款の病院事業費用を1億1,281万7,000円増額し、総額を43億3,398万円にするものでございます。その内訳は、第1項医業費用を1億1,347万1,000円を増額し、総額42億3,522万円、第2項医業外費用を65万4,000円減額し、総額9,876万円といたします。
補正の主なものといたしまして、まず給与費につきましては3,293万3,000円の減額でございます。正職員の減少により給料、手当が減少いたしますが、正職員の補完としての臨時職員の賃金及び非常勤医師報酬を増額してございます。
次に、材料費が1億4,065万6,000円の増額、経費も830万1,000円の増額でございますが、主に患者数の増に伴う医療診療に係る費用の増額でございます。また、病院建てかえに係る経費121万3,000円も計上してございます。
これらの補正の結果、収益的収支につきましては、病院事業収益45億1,831万6,000円から病院事業費用43億3,398万円を差し引きした12月補正後の収支は1億8,433万6,000円の単年度黒字予算ということになります。
次に、282ページをお願いいたします。
第4条資本的収入及び支出につきましては、予算第4条の本文括弧書きを「(資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額1億1,543万9,000円は、当年度分消費税資本的収支調整額96万3,000円及び過年度分損益勘定留保資金1億1,447万6,000円で補てんするものとする。)」に改め、第1款の資本的支出を375万3,000円増額し、総額を4億5,820万円にするものでございます。その内訳は、第1項病院整備事業費を415万3,000円増額し3億3,722万1,000円、第2項企業債償還金を40万円減額し5,999万9,000円にいたします。病院整備事業費の415万3,000円につきましては、病院建てかえの準備業務委託料でございます。
次に、第5条議会の議決を経なければ流用することのできない経費として、職員給与費を3,293万3,000円減額し、総額23億3,695万6,000円とするものでございます。
次に、第6条でございますが、たな卸資産購入限度額を1億5,237万8,000円増額し、10億287万6,000円とするものでございます。
なお、283ページ以降に予算実施計画、資金計画、給与費明細書、それから予定貸借対照表及び予算明細書等を添付してございますので、御参照いただきたいと存じます。
最後に、病院建てかえに係る補正予算につきまして詳しく御説明をいたします。
議案書の294ページをお願いいたします。
右端の明細欄をごらんいただきたいと思います。
今回の補正で病院建てかえに係る費用を計上してございます。
まず、経費のうち報償費として、病院建てかえに係るアドバイザーに対する謝礼60万円、旅費交通費としてそのアドバイザーの交通費43万2,000円、病院建てかえに係る職員等の視察旅費18万1,000円を計上しております。
次に、下のページになりますが、病院整備事業費の委託料として415万3,000円を計上しております。これにつきましては、病院建てかえ事業設計施工プロポーザルのための準備業務委託料でございます。発注及び契約の際に必要な実施要綱、数量調書、工事積算書及び各種図面等の作成業務委託を予定してございます。病院建てかえにつきましては、先ほどの経費と合わせ、合計で536万6,000円の補正予算を計上してございます。
以上でございます。
○議長(宇都宮富夫君) 財政課長。
○財政課長(藤原賢一君) 先ほどの一般会計補正予算説明の中で一部間違って説明しておりますので、訂正させていただきたいと思います。
資料2ページの繰出金の金額を1,647万5,000円の減額と御説明いたしましたが、ここの資料のとおり1,357万5,000円の減額が正解でございますので、訂正させていただきます。
○議長(宇都宮富夫君) ただいま議題となっております29件についての本日の審議はこの程度にとどめます。
お諮りいたします。
議事の都合により、明7日から11日までの5日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(宇都宮富夫君) 御異議なしと認めます。よって、明7日から11日までの5日間は休会することに決しました。
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○議長(宇都宮富夫君) これにて本日の会議を閉じます。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
明7日から11日までの5日間は休会であります。12日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。
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○議長(宇都宮富夫君) 本日はこれにて散会いたします。
午後 零時18分 散会