平成24年八幡浜市議会3月定例会会議録第1号

公開日 2014年09月24日

 

議事日程 第1

平成2436() 午前10時開議

1

会議録署名議員の指名

2

会期の決定

3

報告第 1号 専決処分の報告について(八幡浜市役所八幡浜庁舎正面駐車場内において発生した接触事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)

       (提出者の説明)

4

諮問第 1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて

議案第 1号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について

議案第 2号 新たに生じた土地の確認について

議案第 3号 字の区域の変更について

議案第 4号 八幡浜市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第 5号 八幡浜市債権管理条例の制定について

議案第 6号 八幡浜市市税条例の一部を改正する条例の制定について

議案第 7号 八幡浜市財産の交換、譲与、無償貸与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第 8号 八幡浜市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について

議案第 9号 八幡浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について

議案第10号 八幡浜市乳幼児及び児童医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について

議案第11号 八幡浜市母子家庭医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について

議案第12号 八幡浜市重度心身障害者医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について

議案第13号 八幡浜市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について

議案第14号 八幡浜市大島産業振興センター設置及び管理条例の制定について

議案第15号 八幡浜市水産加工センター設置及び管理条例の制定について

議案第16号 八幡浜港港湾施設の管理及び利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第17号 八幡浜市水道事業の剰余金の処分等に関する条例の制定について

議案第18号 市立八幡浜総合病院事業の剰余金の処分等に関する条例の制定について

議案第19号 八幡浜市立公民館条例の一部を改正する条例の制定について

議案第20号 八幡浜市立図書館条例の一部を改正する条例の制定について

議案第21号 平成23年度八幡浜市一般会計補正予算(8)

議案第22号 平成23年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(3)

議案第23号 平成23年度八幡浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(3)

議案第24号 平成23年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(4)

議案第25号 平成23年度八幡浜市駐車場事業特別会計補正予算(3)

議案第26号 平成23年度八幡浜市公共下水道事業特別会計補正予算(3)

議案第27号 平成23年度八幡浜市戸別合併処理浄化槽整備事業特別会計補正予算(3)

議案第28号 平成23年度八幡浜市港湾整備事業特別会計補正予算(4)

議案第29号 平成24年度八幡浜市一般会計予算

議案第30号 平成24年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計予算

議案第31号 平成24年度八幡浜市後期高齢者医療特別会計予算

議案第32号 平成24年度八幡浜市介護保険特別会計予算

議案第33号 平成24年度八幡浜市介護サービス事業特別会計予算

議案第34号 平成24年度八幡浜市日土財産区特別会計予算

議案第35号 平成24年度八幡浜市駐車場事業特別会計予算

議案第36号 平成24年度八幡浜市簡易水道事業特別会計予算

議案第37号 平成24年度八幡浜市公共下水道事業特別会計予算

議案第38号 平成24年度八幡浜市戸別合併処理浄化槽整備事業特別会計予算

議案第39号 平成24年度八幡浜市小規模下水道事業特別会計予算

議案第40号 平成24年度八幡浜市水産物地方卸売市場事業特別会計予算

議案第41号 平成24年度八幡浜市港湾整備事業特別会計予算

議案第42号 平成24年度八幡浜市水道事業会計予算

議案第43号 平成24年度市立八幡浜総合病院事業会計予算

       (提出者の説明)

5

議案第44号 「八幡浜漁港高度衛生管理型荷捌所建築主体工事請負契約の締結について」の議決変更について

    (提出者の説明、質疑、討論、採決)

6

議会改革特別委員長の中間報告

       (質疑)

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本日の会議に付した事件

日程第1

会議録署名議員の指名

日程第2

会期の決定

日程第3

報告第1

日程第4

諮問第1号、議案第1号~議案第43

日程第5

議案第44

日程第6

議会改革特別委員長の中間報告

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出席議員(19)   

1番  岩 田 功 次  君

2番  石 崎 久 次  君

3番  樋 田   都  君

4番  新 宮 康 史  君

5番  上 田 浩 志  君

6番  井 上 和 浩  君

7番  魚 崎 清 則  君

8番  二 宮 雅 男  君

9番  遠 藤 素 子  君

10番  清 水 正 治  君

11番  宇都宮 富 夫  君

12番  兵 頭 孝 健  君

13番  上 田 竹 則  君

14番  松 本 昭 子  君

15番  住   和 信  君

16番  中 岡 庸 治  君

17番  宮 本 明 裕  君

18番  大 山 政 司  君

19番  萩 森 良 房  君

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欠席議員(なし)

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説明のため出席した者の職氏名

 市長        大 城 一 郎 君

 副市長       橋 本 顯 治 君

 総務企画部長    中 榮 忠 敏 君

 市民福祉部長    本 橋 祐 一 君

 産業建設部長    菊 池 賢 造 君

 政策推進課長    大 本 孝 志 君

 総務課長      中 岡   勲 君

 財政課長      藤 原 賢 一 君

 税務課長      山 本 数 道 君

 市民課長      二 宮 博 子 君

 保内庁舎管理課長  三 堂 嗣 夫 君

 生活環境課長    大 森 幸 二 君

 社会福祉課長    二 宮 嘉 彦 君

 保健センター所長  松 本 常 美 君

 医療対策課長    新 田 幸 一 君

 人権啓発課長    清 水 由 章 君

 水産港湾課長    滝 本 真 一 君

 建設課長      宮 本 雅 三 君

 農林課長()

農業委員会事務局長 山 本 健 二 君

 商工観光課長    菊 池 誠 一 君

 下水道課長     大 西   力 君

 水道課長      菊 池 正 康 君

 市立病院事務局長  河 野 謙 二 君

 会計管理者     元 田 博 之 君

 教育委員会委員長  井 上   守 君

 教育長       増 池 武 雄 君

 学校教育課長    若 宮 髙 治 君

 生涯学習課長    都 築 眞 一 君

 監査事務局長    窪 田 恵 一 君

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会議に出席した議会事務局職員

 事務局長       二 宮 貴 生 君

 事務局次長兼議事係長 菊 池 和 弥 君

 調査係長       髙 岡 哲 也 君

 書記         阿 部 真 士 君

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午前1000分 開会

○議長(宇都宮富夫君)  皆さん、おはようございます。

 会議に先立ち、去る216日から17日までの2日間、議会運営委員会が実施いたしました行政視察について、委員会から報告を行いたいとの申し出がありますので、この際、これを許します。

 新宮康史副委員長。

〔議会運営副委員長 新宮康史君登壇〕

○議会運営副委員長(新宮康史君)  それでは、ただいま議長のお許しを得ましたので、平成23年度議会運営委員会の行政視察報告をさせていただきたいと思います。

 八幡浜市議会議会運営委員会は、平成24216日から17日の2日間、大山委員長を代表に委員7名全員と議長、それから事務局2名、総員10名にて香川県観音寺市に議会基本条例制定についてと議会報告会について、それから岡山県総社市に一問一答制についてと議会主導で実施された新交通システム、デマンドタクシー雪舟くんについて、以上2カ所を議会運営の先進地として行政視察に行ってまいりました。

 以下、その内容を御報告申し上げます。

 まず、観音寺市でありますが、観音寺市は平成1710月に旧観音寺市、大野原町、豊浜町の12町が合併してできた市で、人口約63,700人、23,400世帯の市であります。議員定数は24名でありますが、次の選挙では20名に削減されるそうであります。議会は会派制を導入しています。

 基本条例制定につきましては、平成192月、議会改革検討委員会がスタートし、平成203月に議会改革プロジェクトが設置され、その構成は各会派1名ずつ参加、7名にて制定実現に向け進んでまいりました。平成216月、全会一致で議会基本条例制定、同7月より執行され、平成223月に広聴広報常任委員会を設置しまして、5月、初の議会報告会、それから11月に市議会主催で市民フォーラム、平成235月には3カ所で議会報告会をそれぞれ開催し、現在に至っているような状況であります。

 八幡浜市議会と大きく違う点は、議長は申し合わせ事項で1年交代となっており、今までトラブルもなくスムーズに交代しているとのことでありました。無所属議員は1名だけで、残りの23名はそれぞれいずれかの会派に所属しており、最大会派の人数は12名となっています。正副議長の選出は立候補制となっており、会議はインターネット配信されてるそうです。

 私たちの質疑応答は、大平副議長さん初め広聴広報委員会の五味副委員長さん、それから井上委員さんのそれぞれ3人の議員さんが行ってくれました。

 以下、その内容は、まず議会報告会については資料はすべて広聴広報委員会が作成する。個人の意見は言わない。常任委員会の決定事項を淡々と述べる。自由討論では市民から活発な意見が出る、政策の要求、やりとりは即答できるものは委員長が答えるが、このときに個人の意見が出る怖さがある、即答できないものは後日議長が理事者とすり合わせの上、報告する。市民のいろんな意見は議員個人の活動に生かしていく。

 次に、議会報告会の課題は、もっと多くの場所で回数や時間帯を考慮してやる必要がある。

 3番目ですが、基本条例に対する市民の評価は、知らない人が多い、見せたら当たり前のことをなぜ今さらという評価である。

 4番目、一問一答制については代表質問と一般質問に分かれて行うが、内容は市民の福祉と生活の向上と余り変化はない。反問権は認めていないが、質問の内容確認は認めている。

 5番目、議長、副議長を立候補にしたら、最大会派に対し諸派がまとまるようになったとのことでありました。

 また、条例制定に対する苦労話を伺ったら、積極的に動いたのは旧町出身の議員さんで、最大会派の理解を得るためにそれなりの苦労があったとのことでありました。要はやる気の問題だということでありました。

 次に、総社市でありますが、総社市も平成179月に12村が合併してできた市で、人口67,300人、24,500世帯の市であります。総社というのは、岡山備中に324あった神社を一つにまとめた場所とのいわれだそうであります。議員は現在24名で、常任委員会が6名構成の4つ、ほかに議会運営委員会が8名構成で会派制はございませんでした。

 一問一答制については、平成20年ごろ、一部の議員さんから導入意見が出て、先進地視察や協議を重ね、平成226月議会から試行を実施しまして、従来の一括方式との選択制にしたが、初めから全員一問一答方式を選択したため、平成2212月議会から選択制をやめ、一問一答式を採用したそうであります。

 発言時間は、1議員、質問時間40分以内とし、発言回数は無制限とした。平成2312月議会では17名が質問したが、大体1人、答弁も入れて60分で完了している。移行してから特に問題もなく、市民からわかりやすくなったと好評を得ているとのことでありました。

 ただし、一問一答に対する議場の改修で、撮影機材等の整備が700万円、理事者の音響設備改修が120万円等、トータル1,200万円ほどかかったとのことでありました。

 また、一問一答式の運用確認事項を見せていただきましたけども、これは実施のマニュアルでいつだれがどのような方法でというぐあいに51Hが事細かく記載されており、当市への導入の際にもぜひ参考になると思いました。

 次に、特筆すべき新交通システム、デマンドタクシー雪舟くんについてであります。

 この雪舟くんの名前の由来は、総社市が幼いころ涙でネズミを描いたという逸話を残している有名な水墨画家雪舟の出身地であることにちなんでつけたそうで、間違えてもゆきぶねくんと読んで恥をかかないようにしたいものでありました。

 このデマンドタクシーは、もともと市にこまわりくんというコミュニティーバスがあり、定時定路運行方式で市内2地区4路線、午前午後1便ずつ週1日でありました。それで、議員の中からこの方式では市民の足になってない、だめだという声が上がり、平成223月、新交通システム調査特別委員会を設置、専門家の意見を聞いたり先進地視察を行い、半年間の議論を重ねて、平成233月いっぱいでこのこまわりくんの廃止を決定、41日より新交通システム、デマンドタクシー雪舟くんに切りかえたということであります。

 八幡浜市でも大いに参考になるチェックポイントを拾ってみますと、1つには、市民が望む交通手段のアンケート結果が自宅まで迎えに来てもらえる、目的地でおりることができる、便数が多いとのことでありました。これは既存のバス、乗り合いタクシーの課題と一緒であったそうであります。

 2番目に、高齢者向け日常生活の支援として、特定条件を満たす方々に11年間バス、タクシー利用券5,000円、さらに77歳以上の条件を満たす人には1万円支給しており、年間3,100万円が支出されている。利用率は66%で、これは無駄が多い。また、利用目的はほとんどが通院で、券を使用している人は年間でバス11,000円、タクシーで27,000円の不足分を自費で補っている。

 3番目に、調査結果、結局市が公共の交通福祉関係支出費用は年間5,100万円となっており、新交通システムで1回の使用料金が300円、1日人口の0.5%、340人利用するとして、10人乗り車両9台、うち8台を市が購入し、デマンドタクシーとしてタクシー会社へ委託している、この経費が3,900万円、オペレーターの人件費が480万円、システム関連費用470万円として合計4,850万円であり、結果的に既存の公共交通システムの経費内で新交通システムの支出をカバーできると、このような点であります。

 八幡浜市の場合も中山間の場所が多く、現在人口の32%が高齢者で、今後の推移は8年後には人口32,000人、何と40%の高齢化率で、大ざっぱに言えば2人に1人がおじいちゃん、おばあちゃんという時代になってきます。今のうちにしっかり将来を見据え、デマンドタクシーによる新交通システムを確立させておきたいものだと思います。

 また、総社市の担当の方も期せずして観音寺市の議員さんと同じことをおっしゃっていましたが、要はトップに立つ人のリーダーシップとやる気の問題であると、このことを市のリーダー、議会のリーダーにお伝えして、報告とさせていただきます。

○議長(宇都宮富夫君)  以上で議会運営委員会の行政視察報告は終わりました。

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○議長(宇都宮富夫君)  ただいまより平成24年第1回八幡浜市議会定例会を開会いたします。

 市長から今議会招集のあいさつがあります。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 本日、平成24年第1回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼申し上げます。

 さて、来月4月には市長に就任し4年目を迎え、私にとって1期目の締めくくりの年となります。この間、私は安全・安心なまちづくり、行財政改革の推進、産業振興の取り組みの3つを政策の基本理念とし、市民の皆さんが誇れるふるさと八幡浜の創造のため、厳しい財政状況下でありますが、元気、勇気、根気をモットーにふるさと八幡浜のために働ける喜びと幸せを感じながら全力で取り組んでまいりました。

 平成24年度は市立病院の改築事業が始まるほか、港湾・漁港の埋立地においては高度衛生管理型荷さばき所、地域交流拠点施設エリア整備が本格化してまいります。その他、地域高規格道路の整備促進、市民生活の向上につながる各種事業施策に鋭意取り組んでまいる所存でありますので、議員各位におかれましてはさらなるお力添えを賜りますようお願い申し上げる次第であります。

 それでは、定例会について申し上げます。

 本定例会におきましては、報告1件、諮問1件、条例案17件、予算案23件、その他3件、合わせて45件の御審議をいただくものでございます。

 諸議案の内容等につきましては後ほど御説明いたしますが、何とぞ慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。

 なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、介護保険料の改定について及び八幡浜市家庭用太陽光発電システム設置費補助制度の概要についての2件について御説明申し上げ、議員各位の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いいたします。

 以上、申し述べまして、招集のごあいさつといたします。

○議長(宇都宮富夫君)  議長において、この際、諸般の報告を行います。

 12月定例会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付しております報告書をもってこれにかえます。

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○議長(宇都宮富夫君)  これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。

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○議長(宇都宮富夫君)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、議長において8番 二宮雅男君、18番 大山政司君を指名いたします。

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○議長(宇都宮富夫君)  日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から323日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宇都宮富夫君)  御異議なしと認めます。よって、会期は18日間と決定いたしました。

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○議長(宇都宮富夫君)  日程第3 報告第1号 専決処分の報告について(八幡浜市役所八幡浜庁舎正面駐車場内において発生した接触事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)を議題といたします。

〔樋田 都君退席〕

○議長(宇都宮富夫君)  提出者の説明を求めます。

 産業建設部長。

○産業建設部長(菊池賢造君)  議案書の1ページをお願いいたします。

 報告第1号 専決処分の報告について御説明いたします。

 3ページをお願いいたします。

 専決第1号 八幡浜市役所八幡浜庁舎正面駐車場内において発生した接触事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分いたしましたので、これを報告するものでございます。

 今回の専決処分は、平成231216日午前930分ごろ、八幡浜市北浜1丁目11号、八幡浜庁舎正面駐車場内において発生した市所有車両との接触事故により、駐車中の車両を破損し損害を与えたものであります。このため、相手方に与えた損害に対し、国家賠償法第1条第1項の規定に基づきその損害を賠償するもので、修理費4万円の全額を市の負担として物件損害に関する承諾書の締結を行い、損害賠償額が決定いたしました。

 なお、この損害賠償は社団法人全国市有物件災害共済会で全額補てんされるものでございます。

 以上でございます。

○議長(宇都宮富夫君)  ただいま議題となっております報告第1号についての本日の審議はこの程度にとどめます。

〔樋田 都君入席〕

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○議長(宇都宮富夫君)  日程第4 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、議案第1号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定についてないし議案第43号 平成24年度市立八幡浜総合病院事業会計予算、以上44件を一括議題といたします。

 初めに、市長より総括説明を願います。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  本日ここに第1回市議会定例会を招集いたしまして、平成24年度当初予算案を初め、当面する市政の重要案件について御審議をいただくわけでございます。

 各案件の詳細な説明につきましては、審議の過程で副市長並びに各部課長から申し上げることといたしまして、私は概要を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願いする次第であります。

 さて、昨年3月に発生した東日本大震災から間もなく1年が経過しようとしています。改めまして亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災地の一日も早い復旧、復興を願い、今後とも職員派遣などを通しできる限りの支援を行っていく考えであります。私たちはこの未曾有の大災害から多くのことを学び、今後発生すると言われている東南海・南海地震、さらには原発事故への備えが急務であると認識を新たにしたところであります。

 このような中、去る216日には東京電力福島第一原発の事故を踏まえた四国電力伊方発電所における同様の事故を想定した原子力防災広域避難訓練が行われました。これは、国が原発事故に備えた防災対策を整備する範囲、緊急防護措置区域(UPZ)を半径30キロメートルまで拡大する方針を示していることを受けたもので、屋内退避者を含めて約9,500人の参加がありました。

 訓練では、関係機関への情報提供、放射線量のモニタリング、被曝医療活動のほか、住民への広報や避難誘導などの訓練も行われ、バスや船のほか、ヘリコプターによる海上自衛隊の護衛艦への避難も行われたところであります。今後、訓練で洗い出された問題点を十分検証し、地域防災計画の見直し等につなげていきたいと考えております。

 さて、平成24年度の国の予算案でありますが、徹底した歳出削減により捻出した財源を用いて新たなフロンティア及び新成長戦略、教育、雇用などの人材育成、地域活性化、安心・安全社会の実現の4分野を対象とした日本再生重点化措置を実施するとしており、これにより我が国経済社会を再生し、国民一人一人が希望を持って前に進める社会を実現するために重点的に予算配分するとしております。

 また、提案型政策仕分けの提言等を踏まえ、既存予算を見直し、公務部門における無駄を徹底して削減し、引き続き東日本大震災からの復旧、復興に全力で対応するとしております。

 一方、市場の信認確保の見地から、歳出の大枠約684,000億円以下、新規国債発行額44兆円以下の財政規律を遵守する中期財政フレームを引き続き堅持するとしているところであります。

 このような方針に基づいて編成された平成24年度国の一般会計予算の規模は、東日本大震災分を除いた通常分で903,339億円、前年度比2777億円、2.2%減で、歳出のうち基礎的財政収支対象経費は683,897億円、前年度比24,728億円、3.5%減となっております。歳入のうち公債発行額は、前年度に引き続き税収を上回り、歳入全体の49%を占める高い比率となっており、大変厳しい財政状況にあると言えます。

 次に、平成24年度の地方財政についてであります。

 東日本大震災の復旧、復興事業、緊急防災、減災事業分として通常収支とは別枠で事業費、財源を確保することとなっており、通常収支分における一般財源総額は平成24年度から26年度までの中期財政フレームに基づき平成23年度と同水準となっているところであります。

 また、市の財政に大きく影響を及ぼす地方交付税は174,545億円、前年度比811億円、0.5%の増額となっております。これは地域再生対策費及び地域活性化・雇用等対策費の縮減を図った上で地域経済基盤強化・雇用等対策費(仮称)として統合し、地域が実施する緊急事業に対応するための緊急枠の新設のほか、住民生活に光をそそぐ事業について、児童虐待防止、消費者行政等に要する経費を拡充することによるものであります。

 一方、地方交付税の財源不足を補う臨時財政対策債は61,333億円、前年度比260億円の減額となっておりますが、交付税と合わせた実質的な交付税総額は551億円の増額となるものであります。

 次に、平成24年度における本市の財政見通しであります。

 まず、歳入についてでありますが、市税のうち個人市民税につきましては、税制改正による年少扶養控除廃止などによる増額要素があったものの、給与所得などの減少により小幅な増額にとどまる見込みであり、法人市民税は法人税割の税率引き下げや経済状況による企業経営の厳しさから減少することが見込まれております。固定資産税につきましても、地価下落の影響などに伴い減収が見込まれるところであり、市税全体として厳しい状況が予想されます。

 市税とともに歳入の根幹である地方交付税は、若干の減額が見込まれ、地方交付税の不足分を補てんする臨時財政対策債発行可能額を合わせた実質的な交付税の総額といたしましても若干の減額となる見込みであります。

 歳出面におきましては、八幡浜港振興ビジョン関連工事などの大型投資的事業の円滑な実施のため、新規事業採択に当たっては補助金等の財源の有無や事業効果など慎重に行ったものでありますが、依然として義務的経費の比率が高く、財政調整基金の大幅な取り崩しが必要になるものと見込んでおり、さらなる行財政改革の必要性を感じているところであります。

 さて、平成24年度は市長就任1期目の締めくくりの年であります。私は就任以来、元気、勇気、根気をモットーとし、安全・安心なまちづくり、行財政改革の推進、産業振興の取り組みの3つを政策の基本理念として取り組んでまいりました。これまでにこの理念に沿って八幡浜港振興ビジョンにおける各種関連事業を初め、新学校給食センター、間もなく竣工を迎える白浜小学校屋内運動場改築事業などのハード面はもとより、少子・高齢化に対応するため、小学生の入院医療費無料化を初め、高齢者安否確認事業、八幡浜ちゃんぽんによるまちおこし等の施策に積極的に取り組んできたところであります。引き続き健全で安定的な財政基盤の確立を図りながら、創意工夫を重ね、この町に住んでよかった、ずっと住み続けたい、そう言っていただけるまちづくりのため、職員の先頭に立ち、市民の期待にこたえていく所存であります。

 以下、平成24年度予算案等につきまして、その概要を申し述べたいと存じます。

 最初に、安全・安心なまちづくりであります。

 まず、市立病院の改築についてであります。

 現在の建物は数次にわたる増改築が行われ、外来診療棟や第2病棟については築後50年が経過した高経年化施設であるため、高度な医療の提供や快適な入院環境にも支障を来しております。そのため、通常時における医療のみならず、大規模災害時や原発事故にも対応可能な災害拠点病院として市民の期待にこたえ得る病院へ改築してまいりたいと考えております。

 なお、昨年12月定例市議会で御承認いただきましたとおり、大平の現在地において改築を進めるに当たり、提案型による業者選定を行い、設計施工を一体としたデザインビルド方式で事業を進めることとしております。この方式を採用することにより、設計段階から施工者が持っているノウハウを反映することが可能となり、建築費用の削減と工期の短縮を図ることができるものであります。

 今回、平成24年度関係事業費を初め完成年度までの債務負担についてお願いすることとしております。

 次に、防災対策であります。

 災害時、特に地震による津波から迅速かつ安全に避難できるよう避難路手すりを設置するとともに、津波災害時に避難する高台等の一時避難場所に看板を設置し、日ごろより避難場所の確認ができるようにするなどの対応策を講じることとしているほか、保育所、小・中学校に備蓄食料を保管し、帰宅困難となった場合への対応を図ってまいります。

 また、平成25年度までに100人の防災士を養成するため、引き続き防災士資格取得に対する助成や自主防災会運営費補助金の拡充などを柱として総合的な防災力アップに努めてまいります。

 さらに、いかに正確な情報を早く伝えることができるかが児童・生徒や地域住民の安全確保の成否に大きくかかわってくるため、市内全域の保育所、小・中学校、公民館等に防災行政無線戸別受信機を設置してまいります。

 このほか、消防施設の整備としましては、川上分団2部の小型動力ポンプ及び積載車、宮内分団1部のポンプ車及び女性消防隊小型動力ポンプ車の購入など、地域の消防設備充実を図ってまいります。

 次に、環境問題への対応についてであります。

 近年、化石燃料の消費による地球温暖化、それに起因する地球規模の環境問題への取り組みが緊急の課題となっている中、福島第一原発事故等により節電意識や再生可能な自然エネルギーへの関心が急速に高まりつつあり、本市においても新たに住宅用太陽光発電システム設置費補助制度を設け支援していく措置を講じることとしております。

 続きまして、保健・福祉の充実であります。

 急速に進展する少子・高齢社会において、市民、特に高齢者、障害者、児童などにとって暮らしやすいまちづくりに資する諸施策、諸事業を展開することが強く求められております。

 人口の減少により公共交通機関の利用者が減少し、バス路線の縮小、減便等の悪循環に陥り、高齢者が安心して通院、買い物を行うことが困難となりつつあります。そこで、既存の公共交通機関のあり方、公共交通機関のない地域における移動手段の可能性について調査研究を行い、八幡浜市にふさわしい地域内移動手段のあり方を検討することとしております。

 また、まちづくりに対する事業として、八幡浜市補助金等検討委員会からの提言に基づき、市民提案型まちづくり補助金制度を創設いたします。この制度は、八幡浜市のまちづくりに役立つ事業に対して事業費の一部を補助するもので、市民が考え、市民が主体となって、市民のために提供するさまざまな事業を応援することとしております。魅力ある提案を期待しております。

 次に、障害者福祉対策でありますが、引き続き地域でともに生きる社会の実現に向けて、現在策定を進めております第3期障害者福祉計画に沿ってきめ細やかな福祉サービスの提供に努めてまいりたいと考えております。

 また、児童福祉対策といたしましては、次世代を担う子供たちが健やかに育つ環境づくりの推進と子育て支援施策の充実のため、関係機関との連携を強化していくとともに、特に保育所については八幡浜市立保育所のあり方検討委員会において今後の保育所のあり方について検討をしていただいており、3月中に答申をいただくことになっております。それを受け、国が現在検討しています総合こども園の状況や市立幼稚園を含めた子育て支援について、市としての具体的な対策を検討していくこととしております。

 次に、福祉・医療制度についてであります。

 既に小学生については平成22年度より入院医療費無料化を実施しておりますが、来年度より乳幼児及び児童医療費助成制度を拡充し、中学生の入院医療費についても無料化とする条例改正案を提案させていただいております。

 高齢者福祉対策といたしましては、専従職員を充実させて高齢者の安否確認を行い、生きがい対策、見守り等について、介護予防、介護者支援事業との連携を図りながら取り組んでまいります。

 次に、国民健康保険事業についてであります。

 厳しい経済状況により国保税収は減少を続け、高齢化、疾病構造の変化、医療技術の高度化等により医療費は増加の一途をたどるなど厳しい財政状況であります。特定健診の受診率向上や保健指導などについて関係機関と連携し、疾病の早期発見、早期治療など医療費の適正化に努めてまいります。

 次に、介護保険事業につきましては、高齢化の進展に伴い一層のサービスの増加、充実が望まれているところでありますが、サービスの増加が保険料引き上げに直結する制度であり、悩ましい問題であります。

 この保険制度は、介護サービス量の見込み等について3年ごとに見直しを行い、介護保険事業計画を策定する必要があります。このたび、平成24年度から26年度の3カ年における第5次介護保険事業計画案がまとめられ、先月八幡浜市高齢者保健福祉計画等策定委員会より報告を受けたところであります。報告を受け、65歳以上の第1号被保険者の介護保険料の引き上げに係る条例改正案を提案いたしておりますので、慎重審議の上、御理解いただきたいと存じます。

 次に、産業振興の取り組みについてであります。

 まず、農林業の振興対策であります。

 平成23年産のミカンは、降水量が多かったため、例年より若干品質の低下があり、出荷量も計画数量より若干少なかったものの、景気が冷え込む中、価格は堅調に推移したと聞いており、安堵しているところであります。

 しかしながら、消費者ニーズの多様化や激しい産地間競争、不安定な販売価格など厳しい状況にあり、農業の再生、将来の展望の持てる農業のあり方が問われております。そのため、ミカンの消費拡大やブランド強化に努め、農道整備等の基盤整備事業に対する助成などの諸施策を継続して実施していくほか、JAにしうわが高品質果実の出荷体制の構築を図るために実施する保内選果場と中央選果場選果機の糖酸センサー及び画像処理システム更新に対し果樹流通施設緊急整備事業費補助金の予算措置を講じたところであります。

 次に、将来に展望の持てる農業を構築することが、就農意欲を喚起し、就農者の定着、産地の活性化及び耕作放棄地増加に歯どめをかけることにつながるため、県の新規就農総合支援事業制度を活用し、経営が不安定な就農直後の所得保障制度をスタートいたします。

 また、イノシシ等の有害鳥獣対策につきましては、被害を少しでも減少させるため、狩猟免許事前講習会受講料や鳥獣被害防止対策協議会の箱わな購入に対する補助のほか、駆除に対する助成を実施してまいります。

 次に、港湾・漁港振興についてであります。

 地域交流拠点施設につきましては、平成254月オープンに向けさまざまな準備が順調に進められております。トイレ棟の設計提案の募集に関しましては、予想を大幅に上回る応募があり、現在審査を進めておりますが、1次審査で選考された作品はいずれも洗練され、かつオリジナリティーにあふれたもので、最終選考を非常に楽しみにしております。また、株式会社アゴラによる飲食及び産直・物産販売施設を初め、八幡浜港に水揚げされた水産物を販売する海産物直売所、さらには市民が活躍できる舞台として位置づけられている観光案内・まちづくり活動拠点施設につきましても、現在実施設計を行っているところであり、徐々に各種施設が形となってきます。

 魚市場関係施設といたしましては、高度衛生管理型荷さばき所の工事を引き続き行っていくほか、漁協による製氷貯氷施設整備事業補助金を計上しております。また、地元で水揚げされる低価格の水産物に付加価値をつけるための水産物加工研究施設の設計のほか、廃校となっている旧大島小・中学校を活用した磯根資源研究施設を整備し、アワビやナマコなどの磯根資源の増養殖等を行い、持続的な所得確保が図られるよう調査研究を行うこととしております。

 次に、商工業の振興についてであります。

 長引く景気低迷の中、消費が落ち込み、地域産業は低迷しており、市外の大規模小売店やインターネット販売へ購買傾向が変化していることなどもあり、中心商店街の空洞化が進む傾向が続いており、本市においてもその傾向が顕著にあらわれております。魅力ある商店街を構築するため、商店街独自または各種団体と共同で実施するイベントに対し、がんばる商店街支援事業費補助制度による支援のほか、引き続き中小企業振興資金対策補助金などの予算措置を講じ、関係団体と連携のもと、活力あるまちづくりに努めてまいりたいと考えております。

 また、引き続き八幡浜ちゃんぽんを通して町を元気にするイベントを実施していくほか、新御当地グルメ愛媛佐田岬海鮮活しゃぶの普及のため、全国に向け情報発信してまいりたいと思っております。

 そのほか、インターネット関連によるトラブルの増加を初め種々の消費生活関連の問題が複雑、高度化していることから、市民の皆様が豊かに安心して暮らしていただけるよう、商品やサービスに関する苦情相談等の体制強化に努めてまいります。

 次に、公共下水道事業についてであります。

 平成23年度末の管渠整備率は、八幡浜処理区で98.3%、保内処理区で83.2%の見込みであり、公共用水域の水質保全、健康で快適な生活環境の向上に今後とも努めてまいります。

 平成24年度は、八幡浜処理区では、八幡浜浄化センターの改築更新事業を実施するとともに長寿命化計画を策定し、その計画にのっとり予防保全的な管理を行いながら長寿命化を含めた改築等に取り組んでまいります。

 保内処理区においては、宮内、喜須来、川之石分区の面整備と保内浄化センターの処理水量増加に対応するための最初沈殿池1系列の整備を行ってまいります。

 また、戸別合併処理浄化槽整備事業につきましては、公共下水道事業等の整備計画区域以外の市内全域を対象地域として取り組みを進めており、年間50基の整備を計画しております。

 次に、水道事業についてであります。

 ライフラインとしての機能を持つ水道事業を取り巻く環境は、給水人口の減少、少子・高齢化の進行、節水型社会への移行等により水需要が減少傾向にあります。このため、給水収益の伸びが期待できない一方、費用面においては老朽化した施設の耐震化を含めた更新等が必要であり、将来多額の費用が見込まれる状況にあります。

 このような状況の中、水道水を安全・安心に供給していくため、水道事業基本計画、いわゆる水道ビジョンに基づき実施することとしておりますが、計画どおり実施するためには一層の経営の効率化及び健全化、経営基盤の強化を図る必要があり、今後とも有収率の向上を初め経常経費の削減、水道料金未納対策などの経営努力はもちろんのこと、今後の料金等についても検討を行い、安定した水源の確保や施設の整備と維持管理、水質の安全管理に万全を期しながら簡易水道の統合を含め施設更新等の実施に向けて準備を進めてまいります。

 次に、道路関係につきましては、県営事業である地域高規格道路の事業推進に関し、大洲市北只までの延伸を引き続き強く要望していくほか、市道中津川矢野畑線、出石線、和田町伊方線等の改良工事や市道舗装工事等すぐやる土木費の予算措置を講じ、地域の要望にこたえてまいります。

 また、橋梁の老朽化に対応するため、点検を行い橋梁の長寿命化計画の策定を行っているところであります。現在、対象橋梁104橋のうち86橋の修繕計画が完了しており、平成24年度で完了の見込みであり、続いて橋梁寿命化計画をもとに修繕実施計画を策定し、修繕に備えていくこととしております。

 続きまして、教育、文化、スポーツの振興についてであります。

 障害等を有し、学校生活への適応が困難な園児・児童・生徒は年々増加傾向にあります。支援の必要な子供たちが豊かな学校生活を過ごせるよう支援を行う学校生活支援員制度の充実を図ってまいります。

 校庭の芝生化に関しましては、平成23年度に川之石小学校で実施したところ、大変好評を得ており、平成24年度におきましても保内幼稚園と宮内小学校で実施することとしております。

 また、昨年91日に供用開始しました学校給食センターは順調に運営されており、今後さらに地産地消の推進を図るため、関係部局と連携してミカンの提供や地魚活用の拡大を図ってまいります。

 次に、小・中学校の統廃合につきましては、今月末に八幡浜市学校再編整備検討委員会から教育委員会へ検討結果の答申をいただくことになっております。教育委員会においてその答申内容を審議するとともに、実施に向けた具体的な検討を行い、学校再編整備実施計画案を策定いたします。その後、市議会への報告や地域説明会などを行い、学校再編整備実施計画を決定する予定であります。

 文化振興といたしましては、八幡浜郷土史企画展「~生誕130周年記念~情熱の女流画家河崎蘭香展」を1013日から1118日まで開催する予定であります。女は嫁に行き家を守ることが最上の美徳であった明治、大正の世にあって、画家として活躍した蘭香の生涯は女性の存在を世に示した時代を代表する女性の一人であり、まさしく進取の気質を持つ八幡浜人であると言えます。八幡浜市の魅力を全国へ発信するとともに、ふるさとへの関心を喚起し、郷土愛を醸成する企画展となるよう努めてまいります。

 スポーツの振興では、52627日の2日間、マウンテンカーニバルでGO!が市民スポーツパークで催されます。今回はロンドンオリンピックの国内選考大会でもあり、例年にも増して熱戦が繰り広げられるものと期待をしております。大会に合わせ各種イベントも開催されることとなっておりますので、多くの方々においでいただきたいと思っております。

 人権教育につきましては、人権問題に対する正しい認識が深まるよう学習の機会提供に努め、人権意識の確立と人権が尊重される社会の実現を図ってまいります。

 以上、主要な施策の概要等について申し述べましたが、平成24年度当初予算案として、一般会計1843,159万円、特別会計12会計で1338,2071,000円、企業会計2会計で593,1547,000円、合計3774,5208,000円を御提案いたします。

 これらの財源といたしましては、市税、地方交付税を主とする一般財源を初め、国県支出金、繰入金、市債等それぞれの事業施策に対応する額を計上いたしております。

 なお、平成23年度3月補正予算案につきましては、生活バス路線維持・確保対策事業費補助金を初め、入寺団地1棟耐震改修工事、雇用促進奨励金、財政調整基金積み立てのほか、各会計における決算見通しによる調整をいたしております。

 この結果、一般会計34,3542,000円、特別会計7会計7,8311,000円の減額、合計26,5231,000円を平成23年度3月補正予算案として御提案いたします。

 以上、御説明申し上げました当初予算案等について、慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願いを申し上げます。

○議長(宇都宮富夫君)  休憩いたします。

午前1053分 休憩

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午前1110分 再開

○議長(宇都宮富夫君)  再開いたします。

 これより順次説明を求めます。

 市民福祉部長。

○市民福祉部長(本橋祐一君)  それでは、議案書5ページをお願いいたします。

 諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて御説明いたします。

 本市の人権擁護委員菊池鉄矢氏が平成24630日をもって任期満了となるため、松山地方法務局から後任の候補者について推薦依頼がありました。

 後任の候補者として、八幡浜市保内町喜木1番耕地822番地3、福島高子氏を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。

 なお、福島氏は、平成233月、喜須来地区社会福祉協議会副会長を退任されるまで幅広く地域福祉活動のリーダーとして御活躍をされております。特に平成1312月から平成2211月までの9年間は民生児童委員、そのうち平成2012月から2年間は八幡浜市民生児童委員協議会副会長として常に地域住民の立場に立って活動され、社会福祉の推進に尽力をされました。多年にわたる社会福祉活動をもとに人権に対する豊富な経験と知識を生かし、幅広い活動を期待できるものと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上であります。

○議長(宇都宮富夫君)  総務企画部長。

○総務企画部長(中榮忠敏君)  議案書の7ページをお願いいたします。

 議案第1号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について御説明をいたします。

 辺地に係る公共的施設の総合整備計画を策定することについて、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第1項の規定により議会の議決を求めるものでございます。

 辺地の定義でございますが、交通条件及び自然的、経済的、文化的諸条件に恵まれず、他の地域に比較して住民の生活文化水準が著しく低い山間地、離島その他のへんぴな地域で住民の数その他について政令で定める要件に該当しているものをいうとされており、地区の人口や公共施設までの距離を数値化した上で一定の点数、100点以上の地域が該当し、八幡浜市における対象地域は現在15カ所でございます。

 対象地域において事業を行う場合、その事業が法で定める公共的施設に該当すれば総合整備計画を策定することにより充当率100%、交付税措置80%の極めて有利な辺地対策事業債の活用が可能となります。

 今回の具体的な総合整備計画内容でございますが、平成24年度から26年度までの3カ年計画として4つの地域において事業実施を予定しております。9ページから12ページにかけて記載のとおり、日土町樫木、久保田、筵田においてはそれぞれ市道改良事業を、大島においては磯根資源増養殖施設整備事業に取り組み、地域住民の交通の利便性向上、地場産業の振興を図ってまいります。

 以上であります。

○議長(宇都宮富夫君)  産業建設部長。

○産業建設部長(菊池賢造君)  議案書13ページをお願いいたします。

 議案第2号 新たに生じた土地の確認について御説明いたします。

 平成216月議会、議案第60号で公有水面埋め立てについて異議のない旨の意見答申について議会の議決をいただいた案件でございます。

 次ページをお開きください。

 図面で埋め立てにより新しくできた土地について御説明いたします。

 埋立区域Aの面積は1,445.78平方メートル、八幡浜市真網代乙709から同乙955までの地先、埋立区域Bの面積319.04平方メートルは八幡浜市真網代乙942から同乙1172までの地先で、合計1,764.82平方メートルの公有水面埋め立てが完了し、平成2423日、竣工認可を受けたことから地方自治法第9条の51項の規定により、八幡浜市真網代地先に新たに生じた土地の確認につきまして議会の議決を得るものです。

 なお、埋め立ての用途は道路用地1,405.43平方メートル、護岸用地359.39平方メートルでございます。

 続きまして、関連議案が続きます。次ページをお開きください。

 議案第3号 字の区域の変更について御説明いたします。

 埋め立ての内容はさきの議案第2号新たに生じた土地の確認で御説明したとおりでございます。説明が重なりますが、次ページをお開きください。

 埋立区域Aの面積1,445.78平方メートルは、八幡浜市真網代乙709から同乙955までの地先とし、埋立区域Bの面積319.04平方メートルは八幡浜市真網代乙942から同乙1172までの地先として、それぞれを八幡浜市真網代区域に編入することから、地方自治法第260条第1項の規定により議会の議決を得るものです。

 なお、この埋め立てにより新たに生じた土地の真網代区域への編入は、議会の議決を経た後、愛媛県に届け出を行い、愛媛県報に告示されてから効力を生じるものです。

 以上です。

○議長(宇都宮富夫君)  総務企画部長。

○総務企画部長(中榮忠敏君)  議案書の21ページをお願いいたします。

 議案第4号 八幡浜市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について御説明をいたします。

 今回の改正は、昨年の人事院勧告に盛り込まれておりました給与構造改革による経過措置額の廃止であります。平成18年度の給料表切りかえに伴う経過措置額、いわゆる現給保障額のことでございますが、この取り扱いにつきましては、医療職の給与改善とあわせて検討する必要があったこと、さらには施行日が平成2441日であったことから、昨年11月の臨時議会では上程を見送っておりましたが、12月議会におきまして医療職の給与改善の条例改正が可決をされましたので、今回人事院勧告に準じ所要の改正を行うものでございます。

 具体的には、附則第7項の給料の切りかえに伴う経過措置の期限を平成25331日までの間とし、平成18年度の給料表切りかえに伴う経過措置額を廃止といたします。

 次に、平成25331日までの経過措置として、平成24年度は経過措置額として支給されている給料の半額、上限1万円を減額をして支給し、平成2541日に廃止するものでございます。

 附則において、この条例は平成2441日から施行するものでございます。

 続きまして、議案書23ページをお開き願います。

 議案第5号 八幡浜市債権管理条例の制定について御説明をいたします。

 地方分権が進展する今日、自治体が保有する未収債権管理に向けた取り組みが高まり、独自で包括的な指針を定め債権を管理する基本方針として条例を制定する団体がふえているところでございますが、本市におきましても全庁挙げて債権管理について共通認識を持ち、その手法を共有し、法令に基づいて確実な債権回収に努めるという基本姿勢を明確化するとともに、公正かつ公平な市民負担の確保を目指し、市の債権のさらなる適正化を図るため、本条例を制定しようとするものでございます。

 以下、条例の内容について御説明を申し上げます。

 第1条は、条例の目的を定めております。

 第2条は、用語の定義を規定しております。

 第3条は、強制徴収公債権の滞納処分に従事する徴収吏員について定めております。

 第4条は、他の法令等との関係を規定したもので、他の法令等に定めがある場合を除くとしたものでございます。

 第5条は、市の債権の適正な管理をすべき市長の責務についての規定でございます。

 第6条は、債権を適正に管理するため、台帳整備の必要性を定めております。

 第7条は、督促について、第8条は、公債権の督促手数料及び延滞金の徴収に関しての規定でございます。

 第9条は、市税及び強制徴収公債権の滞納処分、徴収猶予、換価の猶予、滞納処分の停止についての規定でございます。

 第10条は、非強制徴収公債権及び私債権の督促を受けた者が1年が経過しても履行しなかった場合における強制執行等について規定したものでございます。

 第11条は、前条により訴訟手続等を行う場合、その目的の価額が100万円以下であるときは専決処分により処理できることなどを定めるものであります。

 第12条は、履行期限の繰り上げについての規定であります。

 第13条は、債務者が強制執行または破産手続開始の決定を受けたことなどを知った場合などにおける債権の申し出等についての措置を規定したものでございます。

 第14条は、非強制徴収公債権及び私債権で執行停止をすることができる場合の要件について規定をしております。

 第15条は、非強制徴収公債権及び私債権で履行期限を延長することができる場合の要件について規定をしております。

 第16条は、私債権について、消滅時効に係る時効期間が満了した場合や債務者が破産した場合など、当該債権及びこれに係る損害賠償金等を放棄することができることを規定したものであります。

 第17条は、委任規定であります。

 附則において、この条例は平成2441日から施行するものであります。

 次に、議案書29ページをお願いをいたします。

 議案第6号 八幡浜市市税条例の一部を改正する条例の制定について御説明をいたします。

 今回の改正は、経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための地方税法及び地方法人特別税等に関する暫定措置法の一部を改正する法律及び東日本大震災からの復興に関し地方公共団体が実施する防災のための施策に必要な財源の確保に係る地方税の臨時特例に関する法律、この2つの法律が平成23122日に公布施行されたことに伴い所要の改正を行うものでございます。

 改正のポイントは4点ございます。

 1点目が、条例第95条の改正で、市たばこ税の税率を1,000本につき644円引き上げ5,262円といたします。

 2点目以降が附則の改正であります。

 まず、附則第9条は、市民税の分離課税に係る所得割の額の特例等を規定しておりますが、この措置は廃止となりますので、削除をいたします。

 3点目が、附則第16条の21項の改正で、たばこ税の税率の特例を定めておりますが、旧三級品の紙巻きたばこに係る市たばこ税の税率を1,000本につき305円引き上げ2,495円といたします。

 4点目が、附則第24条の追加で、平成26年度から平成35年度までの各年度分の個人の市民税に限り、現行3,000円の均等割標準税率について500円を加算した額とするものであり、これはさきに述べましたとおり東日本大震災を踏まえ、各自治体が実施をいたします防災関連経費の財源として活用をさせていただくものでございます。

 なお、附則第1条で施行期日、第2条で市民税に関する経過措置、第3条で市たばこ税に関する経過措置を定めるものでございます。

 続きまして、議案書31ページをお願いをいたします。

 議案第7号 八幡浜市財産の交換、譲与、無償貸与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明をいたします。

 今回の改正は、公有財産の有効活用の観点から、普通財産における東日本大震災を踏まえた災害時の応急施設用地等の貸し付けの拡大及び行政財産においても普通財産と同様に貸し付けることができることとされた平成18年の地方自治法の改正の趣旨を踏まえ条文の整備を行うものでございます。

 具体的には、第4条は普通財産の無償貸し付けまたは減額貸し付けについての規定でございますが、第2号は「(以下「災害」という。)」を加え、第3号として「災害その他の緊急事態の発生に伴う応急施設又はその用地として貸し付けるとき。」、さらに第4号として「前3号に掲げる場合のほか、市長が公益上特に必要があると認めるとき。」を加え、第4条の2として「前条の規定は、行政財産を貸し付ける場合について準用する。」旨を追加するものであり、これは愛媛県の条例に準拠する形での改正でございます。

 なお、附則において、この条例は平成2441日から施行するものであります。

 次に、議案書33ページをお願いをいたします。

 議案第8号 八幡浜市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 今回の改正は地域主権改革一括法の施行に伴い公営住宅法が改正され、公営住宅の入居における親族の要件が条例に委任されることとなったため、所要の改正を行うものであります。

 具体的には、公営住宅法第23条の改正により同居親族の要件が廃止され、公営住宅施行令第6条の規定について変更となりますが、これまでと同様な取り扱いとするため、条例第6条中老人等について規定している公営住宅施行令第6条第1項からの引用を削り、第2項として老人等の規定についてこれまで引用してきた公営住宅施行令第6条第1項相当の規定を加え、次34ページになりますが、第3項として単身で入居申し込みを行った者に対し必要な調査ができること、第4項で単身で入居できる市営住宅について市長が別に定めることとし、第1項第1号の規定を必要としないこととしております。

 第7条、第29条及び第57条の2は、第6条に項が追加されたことによる改正であります。

 なお、附則第1項で施行期日、第2項で経過措置、第3項で読みかえ規定を定めております。

 次、議案書37ページをお願いいたします。

 議案第9号 八幡浜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について御説明をいたします。

 障害者制度改革推進本部等における検討を踏まえて、障害者保健福祉施策を見直すまでの間において障害者等の地域生活を支援するための関係法律の整備に関する法律が公布され、障害者自立支援法が改正されたことに伴い今回所要の改正を行うものでございます。

 具体的には、第9条の21項第2号中の介護補償を支給しない障害者支援施設の規定について、障害者自立支援法第5条第6項に療養介護の定義条文が追加され、生活介護の定義条文が同法第5条第7項となったことに伴う改正でございます。

 なお、附則において、この条例は公布の日から施行するものでございます。

 以上でございます。

○議長(宇都宮富夫君)  市民福祉部長。

○市民福祉部長(本橋祐一君)  議案書39ページをお願いします。

 議案第10号 八幡浜市乳幼児及び児童医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 今回の改正は、少子化対策の一環として子育て支援のさらなる拡充を図るため、中学生の入院医療費を無料とすること及び児童福祉法の一部改正が平成2441日に施行されること、並びに外国人登録制度が平成2479日に廃止されることに伴い所要の改正を行うものであります。

 具体的には第2条第2項中「12歳」を「15歳」に改め、中学生の入院医療費を無料とするものです。

 次に、外国人登録制度が平成2479日に廃止され住民基本台帳に含まれることに伴い、同条第3項中の当該字句引用箇所を削るものでございます。

 次に、児童福祉法改正により障害児施設医療が障害児入所医療に名称の改正が行われることにより、第2条第6項中「障害児施設医療」を「障害児入所医療」に改めるものであります。

 なお、附則1において施行日を、附則2において経過措置を定めております。

 次に、議案書41ページをお願いします。

 議案第11号 八幡浜市母子家庭医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について御説明をいたします。

 今回の改正は、児童福祉法の改正及び所得税法等の改正に伴う所要の改正を行うものであります。

 具体的には、児童福祉法の改正により、第4条第1項中「障害児施設医療」を「障害児入所医療」に改めるものであります。

 次に、平成22年度所得税法改正において平成23年分の所得から扶養控除が見直されることにより、改正前の所得税法によれば所得税の納付義務がなく、当市母子家庭医療費助成条例の対象者であった者が対象外となることが生じてしまいます。このような影響を可能な限り生じさせないために、附則に経過措置を追加するものでございます。

 なお、附則において、この条例は平成2441日から施行するものでございます。

 ただし、附則に1項を加える改正規定は平成2471日から施行するものであります。

 次に、議案書43ページをお願いします。

 議案第12号 八幡浜市重度心身障害者医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 今回の改正は、児童福祉法の改正及び外国人登録制度の廃止に伴う所要の改正を行うものであります。

 具体的には、今回外国人住民を住民基本台帳法の適用対象に加えられることにより外国人登録法が廃止されるため、第3条文中「若しくは外国人登録法に基づく外国人登録をしている者」を削るものであります。

 次に、児童福祉法改正により、第5条中「障害児施設医療」を「障害児入所医療」に改めるものであります。

 なお、附則に経過措置を追加し、平成2441日から施行するものでございます。

 ただし、第3条の改正規定については79日施行となるものでございます。

 次に、議案書45ページをお願いいたします。

 議案第13号 八幡浜市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 介護保険制度を適切に運営するため、介護保険法第117条の規定により介護給付サービス料の見込み等について3年ごとに見直しを行い、介護保険事業計画を策定する必要がございます。このたび平成24年度から平成26年度を期間とする第5期介護保険事業計画の策定に伴い八幡浜市介護保険条例の一部を改正し、65歳以上の第1号被保険者の介護保険料額を改めるものでございます。

 改正の内容について御説明いたします。

 第4条の保険料の期間を平成24年度から26年度に改め、第1号被保険者の区分、第1号から第6号に掲げる者の保険料をそれぞれの金額に改めるものでございます。

 第4号の介護保険法施行令第38条第1項第4号に掲げる者、つまり本人が市民税非課税であるが、同一世帯に市民税課税者がいる方の場合の金額が保険料の基準額となり、51,100円から59,900円となります。

 第5期介護保険料算定につきましては、要介護認定者の増加による自然増加、また小規模特別養護老人ホームや小規模多機能居宅事業所、短期入所サービス等の新規事業所開設によるサービス料の増加を見込んだほか、制度改正による要因として介護報酬の1.2%増額改定に加え、第1号被保険者の人口割合増加により負担割合が20%から21%へ1%増加する等により第5期の基準保険料59,900円は第4期の平成23年度介護保険料51,100円より17.2%の増加となっております。

 なお、この条例は附則により平成2441日から施行するものでございます。

 以上でございます。

○議長(宇都宮富夫君)  産業建設部長。

○産業建設部長(菊池賢造君)  議案書47ページをお願いいたします。

 議案第14号 八幡浜市大島産業振興センター設置及び管理条例の制定について御説明いたします。

 現在遊休施設となっております旧大島小・中学校舎において、大島地区における農業及び漁業の研究施設として有効活用し、当該地区の農漁業の高度化及び産業の振興を図るため、条例を制定するものであります。

 第1条に施設の設置目的を定めています。

 第2条に施設の位置、第3条に施設で取り組む事業の内容を定め、第4条に中山間地域等直接支払推進交付金における農業集落離島漁業再生支援交付金における漁業集落など、施設を利用することができる対象者を定めております。

 第5条から第13条までは施設利用に関する規定を定めており、第14条ではこの条例の施行に関し必要な事項は規則で定めることとしております。

 なお、この条例は当面の活用であるアワビ、ナマコなど磯根資源の研究施設整備に所要の期間を要することから、公布の日から起算して6月を越えない範囲内において規則で定める日から施行することとしております。

 続きまして、議案書51ページをお願いいたします。

 議案第15号 八幡浜市水産加工センター設置及び管理条例の制定について御説明いたします。

 八幡浜市学校給食センターの建てかえにより現在遊休施設となっております旧保内学校給食センターについて、地元水産物の付加価値向上と水産業の振興を図ることを目的とした水産加工センターとして有効活用するため条例を制定するものであります。

 第1条に施設設置の趣旨を定めています。

 第2条に施設の名称と位置を定めています。

 第3条から第13条は施設利用に関する規定を定めております。

 第14条では、この条例の施行に関し必要な事項は規則で定めることとしております。

 なお、この条例は平成2441日から施行することとし、使用料は八幡浜市行政財産使用料条例の規定に基づき月額206,000円、利用者については公募によるものとし、事業計画の内容を精査、地元雇用の状況など総合的に判断して利用者を決定したいと考えております。

 続きまして、議案書55ページをお願いいたします。

 議案第16号 八幡浜港港湾施設の管理及び利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 本条例は、現在整備を進めております八幡浜港港湾・漁港振興ビジョンに伴い港湾施設の変更がありますので、現況に合わせるため、必要な措置を講じるものでございます。

 主なものといたしましては、沖新田地区埋め立てに伴い、同条で別表第1(その1)港湾施設一覧表及び(その2)港湾施設位置図におきまして、八幡浜桟橋、沖新田岸壁(その1)、貨物上屋(沖新田)を廃止し、沖新田桟橋、沖新田緑地公園、交流施設用地を追加したものであります。

 また、第17条中におきましてみなと公園を廃止し、沖新田緑地公園を追加するものでございます。

 なお、附則において、この条例は平成2441日から施行することといたしております。

 続きまして、61ページをお願いいたします。

 議案第17号 八幡浜市水道事業の剰余金の処分等に関する条例の制定について御説明いたします。

 この条例は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革を推進する、いわゆる地域主権改革一括法の施行により地方公営企業法の一部改正による資本制度の見直しがあり、市町村に剰余金の処分が任されることになるため、それに伴う条例制定でございます。

 この条例の目的は、毎年度決算に伴う剰余金の処分及び決算の処理について必要事項を定めることで水道事業の財政的基盤を確立し、もって健全な運営に寄与することです。

 以下、主な内容を説明いたします。

 第2条は、利益処分の方法及び積立金の取り崩しについて利益が生じた場合の欠損金への補てんや、さらに補てん残額がある場合は減債積立金、建設改良積立金などへの積み立て及びその使途について規定しています。

 第3条は、毎年度生じた資本剰余金の処分について、第1項は積立方法、第2項は補助金等により取得した資産のみなし償却資産の処分方法について規定しています。

 第4条は、欠損の処理の方法等を規定しています。

 第5条は、委任として、この条例に関し必要な事項は管理者の権限を行う市長が別に定めることを規定しています。

 附則により、この条例は平成2441日より施行されます。

 以上です。

○議長(宇都宮富夫君)  市立病院事務局長。

○市立病院事務局長(河野謙二君)  議案書63ページをお願いいたします。

 議案第18号 市立八幡浜総合病院事業の剰余金の処分等に関する条例の制定について御説明をいたします。

 この条例につきましては、今ほどの議案第17号 八幡浜市水道事業の剰余金の処分等に関する条例と同様に地域主権改革一括法の施行に伴う地方公営企業法の一部改正に対応し、剰余金の処分等に関して規定するものでございます。水道事業を病院事業に置きかえたもので、条例の趣旨及び条文は同様の内容でございます。

 以上でございます。

○議長(宇都宮富夫君)  生涯学習課長。

○生涯学習課長(都築眞一君)  議案書65ページをお願いいたします。

 議案第19号 八幡浜市立公民館条例の一部を改正する条例の制定について説明いたします。

 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、地域主権改革一括法の施行に伴い、社会教育法第30条の改正により公民館運営審議会委員の基準、定数及び当該運営審議会に関し必要な事項は当該市町村の条例で定めると改正されたため、必要な改正を行うものであります。

 具体的には、第6条第1項中「法30条の規定により」を「学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者並びに学識経験のある者の中から」に改め、同条第2項ただし書き中「法第30条第1項」を「前項」に改めるものであります。

 なお、附則において、この条例は平成2441日から施行するものであります。

 続きまして、議案書67ページをお願いします。

 議案第20号 八幡浜市立図書館条例の一部を改正する条例の制定について説明いたします。

 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、地域主権改革一括法の施行に伴い、図書館法第16条の改正により図書館協議会委員の任命の基準、定数及び任期、その他協議会に関し必要な事項は当該市町村の条例で定めることと改正されたため、図書館の利用状況に基づいた改正を行うものであります。

 具体的には、第7条中「第3項」を「第4項」とし、「第2項」を「第3項」とし、第1項の次に次の1項、第2項として「協議会の委員は、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者、文化活動を行う者並びに学識経験のある者の中から教育委員会が任命する。」を加えるものであります。

 なお、附則において、この条例は平成2441日から施行するものであります。

 以上です。

○議長(宇都宮富夫君)  財政課長。

○財政課長(藤原賢一君)  議案書69ページから266ページの平成23年度八幡浜市一般会計補正予算(8)及び各特別会計補正予算案、議案第21号から議案第28号までを一括してお手元に配付しております平成23年度3月補正予算資料で御説明いたします。

 資料の1ページをお開き願います。

 今回の補正は、一般会計では、今回補正額の欄にありますように34,3542,000円を補正し、予算総額を2183,3316,000円とするもので、前年度同期に比べ16.7%の増でございます。

 次に、特別会計は、国民健康保険事業を初め7会計を補正するもので、特別会計合計欄にありますように7,8311,000円の減額で、累計では1323,9117,000円となり、前年度同期に比べ2.6%の増でございます。

 一般会計、特別会計を合わせた今回補正額は26,5231,000円の補正で、累計では3507,2433,000円となり、前年度同期に比べ10.9%の増となり、企業会計を含めた全会計の総合計は4089,7825,000円で、前年度同期に比べ9.1%の増となるものでございます。

 それでは、一般会計から概要について御説明いたします。

 2ページをお願いいたします。

 具体的な経費の内訳でございます。

 まず、人件費7102,000円の減額は、決算見通しによる減額でございます。

 次の物件費6,0462,000円の減額につきましては、追加補正といたしまして、八幡浜・保内庁舎間光ケーブル移設に係る委託料2578,000円、消防団安全対策設備整備事業備品購入1,0787,000円を追加し、その他決算見通しにより7,3827,000円を減額しております。

 次に、扶助費24,3878,000円の減額は、自立支援給付費負担金2,000万円の減、児童扶養手当扶助費2,1465,000円の減、子ども手当扶助費1427,000円の減、生活保護費扶助費9,500万円の減、その他決算見込みにより減額したものでございます。

 次に、補助費等の9291,000円の減額は、追加補正するものとして生活バス路線維持費補助金2,5054,000円、雇用促進奨励金960万円、その他決算見通しにより減額しております。

 投資的事業12,7774,000円は後ほど御説明いたします。

 次に、公債費3,300万円の減額は、長期債償還の決算見込みによるものでございます。

 積立金6112,000円は、財政調整基金へ6111,000円及び光をそそぐ交付金基金利息1,000円を積み立てるものでございます。

 次に、投資及び出資金130万円の減は、愛媛県漁業信用基金協会への出資金の減でございます。

 貸付金1452,000円の減は、育英会奨学資金貸付金の減によるものでございます。

 繰出金2,7859,000円の減額については、各特別会計の決算見込みにより繰出金を調整したものでございます。

 5ページをお願いいたします。

 投資的事業実施計画でございます。

 港湾、漁港の各事業は決算見込みによる減額及び地方債移行に伴う財源組み替えでございます。

 6ページをお願いいたします。

 道路橋梁関係では、県営道路整備事業負担金200万円を増額し、その他の事業費について決算見込みにより減額しております。

 住宅は、入寺団地1棟耐震改修事業6,6002,000円の追加で、国の第3次補正予算に伴う社会資本整備総合交付金事業でございます。

 衛生関係では、決算見込みにより榎峠倉庫耐震補強事業を2092,000円減額しております。

 農林関係では、県営農業体質強化基盤整備事業負担金680万円を追加し、県営基幹農道整備事業負担金の財源組み替えを行っております。

 7ページをお願いいたします。

 消防関係では、消防救急デジタル無線の整備として八幡浜地区施設事務組合消防本部消防施設整備事業負担金27,1255,000円を追加しております。

 このほか、学校、社会教育、その他事業等の事業について決算見込みにより事業費の減額をしております。

 9ページをお願いいたします。

 歳入では、市税、地方交付税、市債等を増額、国庫支出金及び県支出金、繰入金等を減額調整しております。

 続きまして、特別会計補正予算を御説明いたします。

 前に戻りまして3ページをお願いいたします。

 国民健康保険事業会計6,1789,000円の減額は、歳出は共同事業拠出金、保健事業費の減額などによるもので、歳入は国庫支出金、県支出金、共同事業交付金、一般会計繰入金を減額するものでございます。

 後期高齢者医療会計3,1445,000円の減額は、歳出は後期高齢者医療広域連合納付金の減額などで、歳入は後期高齢者医療保険料及び一般会計繰入金を減額するものであります。

 介護保険会計3321,000円の増額は、歳出は総務費の増額及び地域支援事業費の減額によるもので、歳入は国庫支出金、一般会計繰入金を増額し、県支出金、基金繰入金を減額するものでございます。

 駐車場事業会計2959,000円の減額は、歳出で駐車場管理費を減額し、歳入は事業収入を220万円、一般会計繰入金を759,000円減額するものでございます。

 公共下水道事業会計の補正は、公債費を2,900万円増額し、一般会計繰入金等の増額により調整しております。

 戸別合併処理浄化槽事業会計1,4439,000円の減額は、総務費2439,000円、事業費1,200万円を減額するもので、歳入は分担金及び負担金、諸収入を増額し、国庫支出金、県支出金、一般会計繰入金、市債を減額しております。

 港湾事業会計の補正は、使用料及び手数料を230万円増額し、一般会計繰入金を同額減額とするものでございます。

 次に、4ページをお願いいたします。

 その他の補正事項といたしまして繰越明許費の内訳を記載しております。

 一般会計は、八幡浜漁港広域漁港整備事業136,3728,000円を初め合計18件で179,4001,000円、特別会計は公共下水道事業特別会計で未普及解消下水道補助事業を初め4件で49,942万円、港湾整備事業特別会計で観光センタービル耐震診断事業100万円を限度としてそれぞれ平成24年度へ繰り越しするものであります。

 なお、10ページ以降に一般会計歳出の状況を添付しておりますので、御参照いただきたいと思います。

 続きまして、別冊になっております平成24年度八幡浜市一般会計当初予算案及び各特別会計当初予算案、議案第29号から議案第41号までを、同じくお手元に配付しております平成24年度当初予算説明資料で御説明いたします。

 資料の1ページをお開き願います。

 平成24年度当初予算規模は、一般会計は1843,159万円、前年度に比べ4,6534,000円、0.3%の増でございます。

 次に、特別会計は、全12会計で、特別会計合計欄にありますように1338,2071,000円で、前年度に比べ13,5408,000円、1.0%の減でございます。

 一般会計及び特別会計の合計額は3181,3661,000円、前年度に比べ8,8874,000円、0.3%の減でございます。

 企業会計を含めた全会計の予算規模は、一番下の総合計欄にありますように3774,5208,000円となり、前年度に比べ15,8217,000円、0.4%の増でございます。

 2ページをお願いいたします。

 一般会計、特別会計及び企業会計当初予算の概要について御説明いたします。

 まず、安全・安心なまちづくりでございます。

 津波避難路整備や避難場所看板設置などの津波避難対策等事業に1,7507,000円、川上分団2部小型動力ポンプ及び積載車、宮内分団1部ポンプ車購入等消防設備整備事業に2,7278,000円、母子家庭医療、重度心身障害者医療制度などの福祉医療費助成制度に24,1632,000円、保育所運営事業78,3129,000円、放課後児童健全育成事業2,3605,000円、教育関係では、学校生活支援員制度に4,9296,000円、スクールライフアドバイザー事業4536,000円、医療確保対策として救急医療対策経費8,9432,000円、市立八幡浜総合病院改築事業35725,000円、そのほか、公共下水道整備事業74,180万円、戸別合併処理浄化槽設置事業7,5719,000円が主なものでございます。

 行財政改革の推進といたしましては、債権管理費5155,000円、学校再編整備検討委員会経費147,000円でございます。

 産業振興の取り組みといたしましては、地域交流拠点施設整備事業として観光案内所・まちづくり活動拠点施設建設工事、トイレ棟設計施工などに43,3658,000円、海産物直売所整備事業18,0379,000円、八幡浜漁港広域漁港整備事業17,8238,000円、市場内見学スペース及び見学者用通路を整備する農林漁業体験施設整備事業7,800万円、農林水産物処理加工施設整備事業4,7983,000円、八幡浜漁業協同組合が実施する製氷貯氷施設整備に対する種子島周辺漁業対策事業補助金18,1208,000円、同じく漁協が実施する冷凍冷蔵施設を整備する農山漁村活性化プロジェクト支援補助金に12,9971,000円、旧大島小・中学校を利用してアワビ、ナマコ等の増養殖研究を行う磯根資源研究施設整備事業3,8249,000円、JAにしうわが実施する保内選果場、中央選果場の選果機システム更新のための果樹流通施設緊急整備事業補助金73,962万円、新規就農者対策として新規就農総合支援事業補助金600万円、自然エネルギー対策として太陽光発電システム設置費補助金800万円などが主なものでございます。

 次に、その他の取り組みといたしまして、過疎、高齢化が進む集落の活性化に向けた取り組みとして地域課題解決活動創出支援事業補助金150万円、市民が考え、市民が主体となって実施する事業に対し市民提案型まちづくり補助金200万円、公共交通確保維持改善に係る基礎調査500万円、宮内小学校、保内幼稚園の校庭芝生化事業680万円、楠本イネの人生を描く幕末ガール観劇のための舞台芸術体験事業補助金3112,000円、八幡浜郷土史企画展として「情熱の女流画家河崎蘭香展」に4598,000円、マウンテンカーニバルでGO!開催補助金390万円、市長選挙準備経費3561,000円などでございます。

 投資的事業の詳細につきましてはただいま御説明いたしました事業を含め3ページから10ページに記載しておりますので、御参照願います。

 以上が歳出の主な概要でございます。

 歳入では、市税、地方交付税、国・県支出金、市債等のほか不足額を基金繰入金としております。

 なお、11ページ以降に一般会計繰出金の内訳、公債費の概要、基金の状況、一般会計歳入歳出の状況を添付しておりますので、御参照願います。

 以上でございます。

○議長(宇都宮富夫君)  休憩いたします。

午後 零時04分 休憩

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午後 110分 再開

○議長(宇都宮富夫君)  再開いたします。

 水道課長。

○水道課長(菊池正康君)  別冊になっております水道事業予算書1ページをお開き願います。

 議案第42号 平成24年度八幡浜市水道事業会計予算について主なものを御説明いたします。

 第2条業務の予定量の主なものは、給水戸数は15,501戸、年間総給水量は3875,089立方メートル、主な建設改良事業費は水源設備改良工事1,200万円、配水設備改良工事等9,970万円などを予定しております。

 次に、第3条収益的収入及び支出の予定額でございます。

 17ページの予算明細書をお開きください。

 収入の第1款水道事業収益は、本年度予定額77,842万円で、前年度比較4362,000円の減でございます。

 収入減の主な理由は、第1項営業収益で1目の給水収益が給水人口の減少などにより前年度比較で1,2931,000円の減などでございます。

 次に、18ページをお開きください。

 支出予定額です。第1款水道事業費用は、本年度予定額78,2998,000円、前年度比較で6233,000円の減となっております。

 減の主な要因でございますが、人件費を除き1目のポンプ等の動力費や南予水道企業団の受水費の減、3目の総係費では公金徴収事務の見直しなどによる委託料の減などでございます。

 第1項の営業費用の主なものは、1目原水及び浄水費では、南予水道企業団の受水費24,6155,000円と次ページの2目配水及び給水費では、配水管等の修繕費4,930万円やポンプ等の動力費の1,850万円など水道施設の維持管理費用が主なものでございます。

 20ページの3目総係費は料金等の業務や事務関係費用でございます。

 22ページ、第2項の営業外費用は企業債利息と消費税等でございます。

 以上、収益的収支につきましては、給水人口の減少により収益が減少している中、経常経費の削減に努めておりますが、4578,000円の単年度赤字予算となっております。

 次、23ページをお開きください。

 資本的収入及び支出の予定額です。収入の予定額は、第1款資本的収入は本年度予定額2,7257,000円で前年度比較4023,000円の増となっております。収入増の主な要因は、下水道工事負担金の増などでございます。

 次に、24ページをお願いします。

 支出予定額では、第1款資本的支出は本年度予定額24,1936,000円、前年度比較4742,000円の増でございます。建設改良費の主なものは、1目の松柏第1補助水源のポンプ設備更新工事800万円や2目の工区第2配水池の緊急遮断弁電動感知装置更新工事1,000万円などの計10の工事と設備購入等を合わせて総額11,420万円でございます。

 2ページをお開きください。

 第4条の括弧書きにありますとおり、資本的収支の不足額21,4679,000円は、当年度分消費税資本的収支調整額と過年度分損益勘定留保資金で補てんいたします。

 第5条は一時借入金の限度額を1億円とすることを、第7条では議会の議決を経なければ流用することができない経費は職員給与でございます。

 以上、主なものを御説明いたしました。

 なお、4ページ以降に附属書類といたしまして、平成24年度予算実施計画、資金計画などを添付しておりますので、御参照を願います。

 以上です。

○議長(宇都宮富夫君)  市立病院事務局長。

○市立病院事務局長(河野謙二君)  議案第43号 平成24年度市立八幡浜総合病院事業会計予算について御説明をいたします。

 別冊になっております予算書の1ページをお願いいたします。

 まず、第2条の業務の予定量でございますが、(1)の病床数は312床で、一般病床310床、感染症病床2床でございます。前年度と変更はございません。(2)の年間患者数は入院患者数を年間780人、前年度比3,120人、率にして4.3%の減とし、外来患者数を年間102,410人、前年度比4,810人、率にして4.9%の増としております。(3)1日平均患者数は、入院患者数を前年度比8人減の192人、外来患者数を前年度比18人増の418人としております。(4)の主な建設改良事業は、病院建設事業に35725,000円、医療器械及び備品購入費に6,2429,000円を予定しております。病院建設事業35725,000円は、病院改築に伴う基本設計、実施設計、別棟の建設工事、看護学校の解体費用等でございます。

 次に、第3条収益的収入及び支出の予定額でございますが、まず収入の第1款病院事業収益は441,0854,000円で、前年度に比べ17,8243,000円、率にして4.2%の増額を見込んでおります。第1項医業収益が397,3135,000円で、前年度比24,8313,000円、率にして6.7%の増とし、第2項医業外収益を43,7719,000円、前年度比7,007万円、率にして13.8%の減としております。医業収益の増額の主な要因は、診療報酬改正及び適正な入院管理等に伴う診療単価の増によるものでございます。医業外収益の減額の主な要因は、産婦人科の縮小に伴いまして周産期医療補助に係る一般会計からの繰入金がなくなるためでございます。

 2ページをお願いいたします。

 次に、支出でございますが、第1款病院事業費用は444686,000円で、前年度比18,7523,000円、率にして4.4%の増を見込んでおります。第1項医業費用を429,6336,000円、前年度比17,4587,000円、率にして4.2%の増とし、第2項の医業外費用を1835万円、前年度比1,2936,000円、率にして13.6%の増としております。医師に対する地域手当の新設、定年退職者の増による退職金、臨時雇いの賃金、応援医の報酬等の増による給与費の増額及び薬品、医療材料費の増により材料費の増加を見込んでございます。

 この結果、病院事業収益から病院事業費用を差し引いた平成24年度の単年度収支は6168,000円の黒字を計上いたしております。しかしながら、24年度末の未処理欠損金が102,614万円を見込んでおりまして、依然として巨額の累積赤字予算となってございます。

 次に、第4条資本的収入及び支出の予定額でございます。

 資本的収入は36,6934,000円を予定しております。内訳は、第1項企業債が24,740万円、第2項出資金3,7287,000円、第3項負担金が1,500万円、第4項貸付金回収金50万円、第5項国県補助金6,6747,000円を予定しておりますが、国県補助金につきましては病院建設に伴う耐震化交付金及び地域医療再生交付金などでございます。

 一方の資本的支出は51927,000円を予定してございます。内訳は、第1項の病院整備事業費が36,8154,000円でございますが、病院改築事業費及び災害拠点病院としての機能強化のための車両等備品購入費及び医療機器の購入費でございます。

 第2項企業債償還金が7,2793,000円、第3項退職手当債償還金5,448万円、これにつきましては平成20年度に借り入れいたしました退職手当債27,240万円の償還金でございます。

 第4項短期貸付金が50万円、第5項投資600万円につきましては平成22年度に創設いたしました看護師等修学資金貸与制度に係る予算措置として月額5万円の10人分を予定してございます。

 なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額13,4993,000円につきましては、第4条の括弧書きのとおり過年度分損益勘定留保資金などで補てんするものでございます。

 次に、第5条債務負担行為につきましては、債務負担行為の事項、期間及び限度額について定めております。

 5ページをお願いいたします。

 市立八幡浜総合病院改築事業及び監理業務について、それぞれ平成25年度から平成28年度まで、518,500万円と3,100万円を計上してございます。

 なお、病院改築の総事業費につきましては、この債務負担行為限度額に先ほど第2条で御説明いたしました平成24年度予算の事業費35725,000円及び医療機器の購入費96,000万円を合計いたしまして、648,1725,000円を予定してございます。28日の市議会協議会におきましては病床数を220程度、総事業費は626725,000円ということで御説明いたしておりましたが、病床数の見直しの御意見を多くいただきました。再検討した結果、病床数を250程度ということで見直したため、総事業費も増額をいたしております。

 3ページに戻っていただいて、第6条企業債でございますが、起債の目的、限度額、方法、利率、償還方法について別表2のとおり定めてございます。

 次に、第7条一時借入金につきましては、その限度額を5億円と定めております。

 次に、第8条議会の議決を経なければ流用できない経費につきましては、職員給与費251577,000円及び交際費20万円と定めております。

 次に、第9条他会計からの繰入金及び補助金でございます。一般会計からの繰入金及び補助を受ける額は、公営企業法に基づく繰入基準等によりまして、ここに列挙してございます13項目、合計で55,1829,000円と定めております。このうち第3条の収益的収入に繰り入れるものといたしましては、(2)の企業債利子にあてるものから(11)の医師派遣費用にあてるものまで、及び(13)の退職給与金にあてるもの、11項目ございますが、合計で49,9542,000円でございます。

 第4条の資本的収入に繰り入れるものといたしましては、(1)の企業債元金償還にあてるもの及び(12)の資産購入費にあてるもの、この2項目で合計で5,2287,000円でございます。

 4ページをお願いいたします。

 最後に、第10条たな卸資産の購入限度額は、材料費等の購入限度額を89,7144,000円と定めるものでございます。

 なお、7ページ以降に予算実施計画、資金計画、給与費明細書、債務負担行為に関する調書、予定貸借対照表、予定損益計算書及び予算明細書を添付いたしておりますので、御参照願います。

 以上でございます。

○議長(宇都宮富夫君)  ただいま議題となっております44件についての本日の審議はこの程度にとどめます。

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○議長(宇都宮富夫君)  日程第5 議案第44号 「八幡浜漁港高度衛生管理型荷捌所建築主体工事請負契約の締結について」の議決変更についてを議題といたします。

 提出者の説明を求めます。

 産業建設部長。

○産業建設部長(菊池賢造君)  追加の議案書をお願いします。

 議案第44号 「八幡浜漁港高度衛生管理型荷捌所建築主体工事請負契約の締結について」の議決変更について御説明いたします。

 平成231124日議決いただいた議案第73号 八幡浜漁港高度衛生管理型荷捌所建築主体工事請負契約の締結についての一部を変更するもので、契約金額を123,4485,000円を129,7393,000円と変更するものでございます。

 内容につきましては、建築本体に形状的変更はありませんが、基礎工事におきまして当初想定しておりました以上に海水の流入が多く、工事を進めるためには仮設工事部分の見直しを行う必要があります。お手元の資料、最後のページの写真を御参照ください。

 上側の写真1は岸壁側から撮影したもので、手前側のくい施工箇所に海水がたまっているのが確認できます。奥側は海水の浸入はなく、くい上部にコンクリート基礎が施工できる状態となっております。海水に影響される箇所は1ページ目の平面図で赤で長く囲んだ2カ所があります。案件1は、海側の基礎188.5メートル間です。

 次のページをお願いします。

 予定の工法では左側図のようにポンプ排水を行いながらくい上部の基礎コンクリート工事を施工できると考えておりましたが、予想以上の出水でポンプ作業はできないこととなりました。右側のように土とセメント系固化剤をまぜた止水壁を先行して施工し、海水の流入をとめてから基礎コンクリート工事を進める方法がベストと判断しております。この工事に約4,470万円必要となります。約でお答えしておりますのは案分の数字ですが、10万円単位でまとめさせているためです。

 次に、案件2ですが、海側から2列目のくいです。写真のように東側から当初予定の工法で順調に施工できておりましたが、平面図の赤で囲んだ右側のくいにおいて、くい工事で注入されるベントナイト、比重の重い泥水が掘削穴に幾ら入れても満水とならない状態となり、鉄筋挿入コンクリート打設ができない状態となりました。その後、数本あけて施工した箇所も同様の状況でした。原因につきましては3ページで御説明いたします。

 当初計画では、左上の図のようにくいが土砂の部分を貫くと考えておりましたが、その横の図のようにケーソン設置の際、裏込め材のぐり石が予定より多く入っていたのか、何らかの原因でくい施工部分まで流れ込んでおり、ここからベントナイトが抜け出ているのではないかと判断しております。その対策として、案件1の箇所で行った工法ですが、ケーシングという鋼管を先行挿入してぐり石部分を遮水してくい打ちをする工法がベストと判断しております。この部分の工事に約1,830万円必要となります。

 変更増額6,2908,000円の50%が国費で残りが起債です。そのうち約70%が交付税で返ってまいりますので、市単独費用は全体の約15%で1,000万円程度の持ち出しとなります。

 なお、この工事は五洋・大任特定建設工事共同企業体が請け負っております。

 以上です。

○議長(宇都宮富夫君)  これより質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宇都宮富夫君)  これをもって質疑を終結いたします。

 お諮りいたします。

 ただいま議題となっております議案第44号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思います。これに御異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宇都宮富夫君)  御異議なしと認めます。よって、議案第44号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入ることに決しました。

 これより討論に入ります。

 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宇都宮富夫君)  これをもって討論を終結いたします。

 これより議案第44号を採決いたします。

 本件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

(賛成者起立)

○議長(宇都宮富夫君)  御着席願います。

 起立全員であります。よって、議案第44号は原案のとおり可決されました。

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○議長(宇都宮富夫君)  日程第6 議会改革特別委員長の中間報告を議題といたします。

 議会改革特別委員会より会議規則第45条第2項の規定により中間報告を行いたいとの申し出がありますので、この際、これを許します。

 清水正治委員長。

〔議会改革特別委員長 清水正治君登壇〕

○議会改革特別委員長(清水正治君)  ただいま議長から許可が出ましたので、中間的報告をさせていただきます。

 昨年9月定例会において、二元代表制の一翼である議会として市民の負託にこたえるため、議会の機能を充実、発展させていく必要があることから、議会改革について調査研究する議会改革特別委員会が設置されました。これまで5回にわたり議会改革について協議を行ってまいりましたので、その経過及び概要について御報告を申し上げます。

 第1回の委員会は922日に開催し、正副委員長の互選を行い、正副委員長を選出いたしました。

 第2回の委員会は1111日に開催し、今後の進め方について協議をいたしました。

 まず初めに、各委員から、委員自身が考える議会改革についての具体的な検討項目について発言を求めました。各委員からは、当特別委員会設置の付議事件である議員定数、市長選挙との同日選挙及び議会基本条例の制定のほか、会派制の導入、予算委員会の設置、一問一答制の導入、議員同士の自由討議、議会報告会などさまざまな提案があり、最終的に18項目について協議することとなりました。

 その後、今上げられた検討項目を今後どのような順序でどのぐらいの期間をめどに検討していくかという議会改革に向けてのスケジュールについて協議をいたしました。結論としては、たたき台としての案の作成を正副委員長に一任するということで第2回の委員会を閉じました。

 第3回の委員会は1212日に開催し、議会改革のスケジュールと先進地視察について協議をいたしました。

 議会改革のスケジュールについては、前回の委員会で正副委員長に一任されていた案について説明を行い、それを全会一致で承認いたしました。承認された主なスケジュールについて、まず議会だより、議会報告会などの情報公開に関するものについては3月定例会までに、会派制の導入、予算委員会の設置、一問一答制の導入、議員同士の自由討議などについては6月定例会までに、6月定例会以降に議員定数、市長選挙との同日選挙について協議をする、議会基本条例は12月定例会をめどに制定するという予定になりました。

 先進地視察については11213日の2日間、京都府宇治市へ視察研修することとし、委員会を閉じました。

 113日の京都府宇治市議会の先進地視察は、主に5点について研修を行いました。

 1点目は議会基本条例の制定について、宇治市議会では昨年の3月に議会基本条例を制定していることから、議会基本条例の概要と制定までの経緯について、2点目は予算特別委員会の設置について、委員の数、審議日数など、3点目として一般質問の質問方式について、通告方法、質問時間、議場での質問場所等について、なお現状、課題等があればということで課題等についても伺うことができました。4点目は議会中継について費用とその効果について、5点目は会派制について、当市議会では会派制をとっていないため、会派に関する要綱や届等の様式一式の提供を受けました。

 第4回の委員会は、126日に開催し、議会だよりの作成と次の検討項目について協議をいたしました。

 議会だよりについて、現在一般質問の内容を掲載しているが、一般質問者の氏名や写真も掲載すべきではないかという意見が多数の委員からありました。そのほか、種々論議の結果、議会だよりに関する結論としては、議会だよりの作成については編集委員会を組織し、構成、編集については編集委員会に任せる。編集委員会の名称は案として議会だより編集委員会とする。委員会の形としては公式な特別委員会でなく任意な委員会とし、定数は7名、選任については、案として各常任委員会から2名プラス副議長とし、任期は1年とする。

 そして、議会だよりの編集等に関して当特別委員会からの要望ということで3点要望することにしました。

 1点目は、一般質問の掲載について、質問者の写真と名前を掲載し、内容については原則質問者本人が原稿をつくる。その理由としては、現在の議会だよりは質問者の氏名を掲載していないので、だれがどのような質問をしたのかわからない。そこで、情報公開を促進する面からも質問者の写真と氏名を掲載するようにする。掲載内容については質問者本人が原稿をつくることによって質問者本人が考える質問の重要なポイントを的確にあらわすことができるのではないかとの意見がありました。

 2点目は、各議案に対する議員の賛否を掲載する。その理由として、議員が各議案に対しての賛否を公表することでより一層の情報公開にもつながるとともに、議員としての責任をさらに明確にすることにもなる。また、議員がどの議案に対して賛成し、どの議案に対して反対したのかは有権者にとって投票に当たっての重要な判断材料の一つにもなるのではないかとの意見がありました。

 3点目は、議会だより作成に係る必要な経費については、原則公費負担とする。議会だより作成に係る必要な経費について、当初は編集委員会でどの程度の経費がかかるか様子を見るが、原則として作成にかかる必要な経費については公費負担とする。

 以上、議会だよりについて全会一致で決定をいたしました。

 次の検討項目については、CATVによる委員会中継、議会報告会、これは市民との懇談会も含めます、日曜、夜間議会、予算委員会の設置、会派制の導入、以上5項目について協議すること等を決定し、第4回の委員会を閉じました。

 第5回の委員会は215日に開催し、まず議会だよりに関しての最終確認を行い、その後前回の委員会の決定した5つの検討項目について協議をしました。CATVによる委員会中継等の5つの検討項目について各委員からいろいろな意見が出ました。今後、さらに議論を深め、意見の集約を図っていくということで第5回の委員会を閉じました。

 以上、審査の経過と概要を申し上げまして、議会改革特別委員会の中間報告を終わります。

○議長(宇都宮富夫君)  これより委員長の中間報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宇都宮富夫君)  これをもって質疑を終結いたします。

 お諮りいたします。

 議事の都合により、明7日から11日までの5日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宇都宮富夫君)  御異議なしと認めます。よって、明7日から11日までの5日間は休会することに決しました。

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○議長(宇都宮富夫君)  これにて本日の会議を閉じます。

 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 明7日から11日までの5日間は休会であります。12日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。

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○議長(宇都宮富夫君)  本日はこれにて散会いたします。

午後 141分 散会

 

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