平成24年八幡浜市議会12月定例会会議録第1号

公開日 2014年09月24日

 

議事日程 第1

平成24123() 午前10時開議

1

会議録署名議員の指名

2

会期の決定

3

認定第  1号 平成23年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について

        決算審査特別委員長報告

        (質疑、討論、採決)

4

認定第  2号 平成23年度八幡浜市水道事業会計決算の認定について

        産業建設委員長報告

        (質疑、討論、採決)

5

認定第  3号 平成23年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定について

        民生文教委員長報告

        (質疑、討論、採決)

6

報告第 16号 専決処分の報告について(平成24年度八幡浜市一般会計補正予算(5))

議案第 76号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について

議案第 77号 市道路線の認定について

議案第 78号 市道路線の変更について

議案第 79号 「八幡浜市公共下水道八幡浜浄化センターの建設(水処理再構築)工事委託に関する協定について」の議決変更について

議案第 80号 八幡浜市財産の交換、譲与、無償貸与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第 81号 八幡浜市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について

議案第 82号 八幡浜市災害対策本部条例の一部を改正する条例の制定について

議案第 83号 八幡浜市営住宅等の整備基準を定める条例の制定について

議案第 84号 八幡浜市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について

議案第 85号 八幡浜市立保育所条例の一部を改正する条例の制定について

議案第 86号 八幡浜市立へき地保育所条例を廃止する条例の制定について

議案第 87号 八幡浜市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について

議案第 88号 八幡浜市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の制定について

議案第 89号 八幡浜市指定地域密着型サービス事業者等の指定に関する基準を定める条例の制定について

議案第 90号 八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第 91号 八幡浜市営土地改良事業の経費の賦課徴収に関する条例の一部を改正する条例の制定について

議案第 92号 八幡浜市市道の構造の技術的基準を定める条例の制定について

議案第 93号 八幡浜市市道に設ける道路標識の寸法を定める条例の制定について

議案第 94号 八幡浜市移動等円滑化のために必要な市道の構造に関する基準を定める条例の制定について

議案第 95号 八幡浜市準用河川管理施設等の構造の技術的基準を定める条例の制定について

議案第 96号 八幡浜市下水道条例の一部を改正する条例の制定について

議案第 97号 八幡浜市移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める条例の制定について

議案第 98号 八幡浜市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について

議案第 99号 八幡浜市水道法施行条例の制定について

議案第100号 平成24年度八幡浜市一般会計補正予算(6)

議案第101号 平成24年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(2)

議案第102号 平成24年度八幡浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(2)

議案第103号 平成24年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(3)

議案第104号 平成24年度八幡浜市介護サービス事業特別会計補正予算(1)

議案第105号 平成24年度八幡浜市簡易水道事業特別会計補正予算(1)

議案第106号 平成24年度八幡浜市公共下水道事業特別会計補正予算(3)

議案第107号 平成24年度八幡浜市戸別合併処理浄化槽整備事業特別会計補正予算(1)

議案第108号 平成24年度八幡浜市水産物地方卸売市場事業特別会計補正予算(2)

議案第109号 平成24年度八幡浜市水道事業会計補正予算(2)

議案第110号 平成24年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(2)

       (提出者の説明)

7

議案第111号 「八幡浜漁港高度衛生管理型荷捌所建築主体工事請負契約の締結について」の議決変更について

議案第112号 「八幡浜漁港高度衛生管理型荷捌所機械設備工事請負契約の締結について」の議決変更について

       (提出者の説明)

————————————————————————————————————————

本日の会議に付した事件

日程第1

会議録署名議員の指名

日程第2

会期の決定

日程第3

認定第1

日程第4

認定第2

日程第5

認定第3

日程第6

報告第16号、議案第76号~議案第110

日程第7

議案第111号、議案第112

————————————————————————————————————————

出席議員(19)   

1番  岩 田 功 次  君

2番  石 崎 久 次  君

3番  樋 田   都  君

4番  新 宮 康 史  君

5番  上 田 浩 志  君

6番  井 上 和 浩  君

7番  魚 崎 清 則  君

8番  二 宮 雅 男  君

9番  遠 藤 素 子  君

10番  清 水 正 治  君

11番  宇都宮 富 夫  君

12番  兵 頭 孝 健  君

13番  上 田 竹 則  君

14番  松 本 昭 子  君

15番  住   和 信  君

16番  中 岡 庸 治  君

17番  宮 本 明 裕  君

18番  大 山 政 司  君

19番  萩 森 良 房  君

————————————————————————————————————————

欠席議員(なし)

————————————————————————————————————————

説明のため出席した者の職氏名

 市長        大 城 一 郎 君

 副市長       橋 本 顯 治 君

 総務企画部長    中 榮 忠 敏 君

 市民福祉部長    本 橋 祐 一 君

 産業建設部長    菊 池 賢 造 君

 政策推進課長    大 本 孝 志 君

 総務課長      中 岡   勲 君

 財政課長      藤 原 賢 一 君

 税務課長      山 本 数 道 君

 市民課長      菊 池 正 康 君

 保内庁舎管理課長  元 田 博 之 君

 生活環境課長    大 森 幸 二 君

 社会福祉課長    二 宮 嘉 彦 君

 保健センター所長  松 本 常 美 君

 医療対策課長    新 田 幸 一 君

 人権啓発課長    清 水 由 章 君

 水産港湾課長    滝 本 真 一 君

 建設課長      矢 野   武 君

 農林課長()

農業委員会事務局長 山 本 健 二 君

 商工観光課長    菊 池 誠 一 君

 下水道課長     大 西   力 君

 水道課長      宮 本 雅 三 君

 市立病院事務局長  河 野 謙 二 君

 会計管理者     都 築 眞 一 君

 教育委員会委員長  藤 原 大 志 君

 教育長       増 池 武 雄 君

 学校教育課長    若 宮 髙 治 君

 生涯学習課長    菊 池 司 郎 君

 代表監査委員    市 川 芳 和 君

 監査事務局長    阿 部   孝 君

————————————————————————————————————————

会議に出席した議会事務局職員

 事務局長       二 宮 貴 生 君

 事務局次長兼議事係長 米 子 仁 司 君

 調査係長       髙 岡 哲 也 君

 書記         阿 部 真 士 君

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

午前1000分 開会

○議長(宇都宮富夫君)  会議に先立ち、総務委員会、民生文教委員会及び産業建設委員会が実施いたしました行政視察について、それぞれ委員会から報告を行いたいとの申し出がございましたので、この際、これを許します。

 まず、総務委員会から報告願います。

 遠藤素子副委員長。

〔総務副委員長 遠藤素子君登壇〕

○総務副委員長(遠藤素子君)  おはようございます。

 総務委員会は、1022日から24日にかけて、北九州のうきは市、福岡市、大野城市を訪れ視察研修を行いましたので、御報告いたします。

 まず、うきは市では、第1次産業の振興によるまちおこしをテーマにオリーブ栽培による地域活性化の取り組みを視察しました。

 うきは市は、平成17年に浮羽町と吉井町の2町で合併して平仮名のうきは市となった農林業を基幹産業とする人口32,000人余りの市であります。

 うきは市では、平成209月に農商工連携促進協議会を立ち上げ、農商工の連携を促進することといたしました。それは、国が地方の基幹産業である農林漁業と商工業との産業間の連携を強化し、地域経済を活性化させるため、その年の5月に農商工等連携促進法を成立させたことが契機となったものです。

 うきは市はそれまでフルーツの里としても知られていたようで、イチゴ、柿、ブドウ、梨、桃などの生産が盛んで、地域資源は豊富でありながら、農商工、観光連携の視点からは有機的に連携することに関して縦割りの考え方が定着し、横の連携が十分とれていない状況だったそうです。そこで、この連携促進協議会を立ち上げ、農商工連携を促進することとなったようです。その推進に当たっては、農商工連携を検討する農商工連携プロジェクト会議を設置しました。その取り組みとしては、講演会を行ったり、市長、商工会長、JA組合長の3者によるパネルディスカッションを行ったり、先進地の視察研修を行い、加工品の開発、販路開発、観光との連携などについて調査研究を行ってきました。

 それからの取り組みですが、農産物の規格外品を利用した開発、集客を取り組む開発、休耕地、耕作放棄地を活用した開発、地域資源を活用した開発などを基本方針として、うきは市農商工観光連携事業を進め、新商品の開発、ブランド化、そして農業、商工業、観光の振興に結びつけていきました。その主な取り組みは、柿の渋を生かした柿ワイン、チョウザメ養殖、サツマイモ栽培による芋焼酎、レモングラスの栽培、うきはん茶、葉ワサビ栽培、キクラゲ栽培等々13項目に及び、4年を経過した現在、成果があらわれてきたところだということでした。

 13項目の一つに私たちが視察を期待したオリーブ栽培がありました。うきは市の主要特産物である柿については、八幡浜市のミカン同様、農業従事者の高齢化、担い手不足、価格の低迷など大変厳しい状況であったようです。このような状況のもと、今後の農業振興をどう図っていくかが最も緊急な課題となっていました。これまでそれぞれの機関で調査研究がなされながら効果的な施策は乏しい中、地域農業の活性化並びに農家の生き残りをかけて現在の果樹などの生果販売偏重から他の産物への分散化、生産物の加工品化、さらにはその商品の特産品化が必要と考え、オリーブの栽培に取り組むことにしました。

 オリーブの管理は比較的容易で、耕作放棄地が多い中山間地域、傾斜地での栽培に適しています。日当たり、水はけのよいところが適地とされ、軽量なことで高齢者も栽培が可能であり、その労力はミカン栽培の5分の1、柿栽培の10分の1ということです。価格も安定しており、一定の収入も見込めます。オリーブ油は最近健康の面から大変関心が高まっており、需要が高い割に小豆島以外での産地がなく、ほとんどが外国からの輸入に頼っている状況です。私たちは八幡浜市でも大いに参考にできるのではないか、研究の余地があると感じて帰ってまいりました。

 また、農商工連携促進協議会の会員名簿を見せていただいたのですが、商工会から会長、副会長を初め6名、JAから組合長、営農部長など7名、市から市長を初め農林観光課、農業委員会、企画商工課など9名、合計24名で構成され、全市一丸となってまさに生き残りをかけた取り組みがなされていると感じました。

 うきは市では、荒廃地をどうするか、柿にかわるものはと考えているとき、前市長からオリーブをつくってはとのアドバイスがあり、取り組みのきっかけになったと聞きました。また、その市長は常日ごろから職員の企画に対して、失敗してもいいからやってみろと言われており、職員の意欲向上につながっていったとのことでした。また、13項目の取り組みの中には卵かけごはんの店というのがあるのですが、このプロジェクトの立役者とおぼしき方は、この店に行列ができて評判になるまで毎日休みの日にも卵かけごはんを食べに出かけたということでした。

 

 次の視察は、福岡市の自然エネルギー風レンズ風車の取り組みです。

 マスコミでも取り上げられていた洋上風力発電、風レンズ風車は、九州大学が研究開発した福岡生まれの風力発電システムです。風レンズ風車の特徴は、レンズが風を集め、効率的に風車を回すことです。従来の風車よりもコンパクト、したがって騒音も少ない、バードストライクも防止でき、風車が風見鶏のように風が吹く方向に首を振ります。また、羽根の回りにある輪っか状のつば、集風レンズですが、これが特徴的な風車で、従来の風車と比べて1.3から1.5倍の風速が得られ、2ないし3倍の出力が可能であるということです。

 残念ながら福岡市は議会開会中であり、視察を受け入れていただくことができず、資料のみをいただき、陸上のシーサイドももち公園に設置された3基の小型風力発電システムを見ることができました。このローターの直径は2.5メートル、年間平均風速4メートルの場合、年間発電量は約3,000キロワット時だということでした。昨年の7月から洋上風力発電を含めてただいま実験中ということで、大学からの数値による成果のほどはまだ発表されていませんでした。ただ、九州大学では環境や景観に優しい次世代小型風力発電で、どこにでも設置できるコンパクトでこれまでの風力発電の問題点を克服した取り組みとして力を注いでいるということで、今後さらに注目を集めるのではないかと思いました。

 最後に視察しましたのは、大野城市における防犯灯、街路灯のLED化による節電の取り組みです。

 大野城市は、人口約96,000人余り、一般会計予算額が334億円規模の福岡市の南に隣接し、古くから博多と太宰府を結ぶ交通の要衝として繁栄し、今も人口がふえ続けているという町です。

 この大野城市は、今街路灯、防犯灯のLED照明化による節電に取り組んでいます。当市における防犯灯数は5,964基、道路照明灯が968基あると言います。このうちの防犯灯5,964基を、最初は10年計画で順次LEDに変えていこうと準備を始めていたやさき、ことし4月に大手の電気企業からLEDリースの話が持ち込まれ、一気にLED照明に取りかえる工事をすることになったということです。これにより年間の電気料金が約700万円削減できる見込み、消費電力は年間700万キロワット時が約250万キロワット時に3分の1に節約でき、これは約100世帯分の節約になるとのことです。また、蛍光灯の耐用年数が6,000時間から1万時間であるのに対し、LEDは6万時間とされ、これにより電灯の取りかえなどの修繕費が年間約500万円削減できると見込まれています。

 この大野城市は、市の産業建設管理課が市内全ての防犯灯、道路照明灯を管理しているので、今回の電灯取りかえを機会に電子地図化するとのことで、備考欄に平成2412月LED化と交換するたびに書き込み、クリックすればどこそこの防犯灯はどうなっているかなどの情報が出てくるというふうに一括管理するとのことでした。これまでは電力会社もそのあたりが曖昧であったとのことですが、八幡浜市の場合、各地域の公民館中心の取り組みになっているため、市ですぐにどうこうするということはできないでしょうが、何か参考にできるのではないかと思いました。

 所変われば品変わると言いますが、それぞれの自治体でさまざまな取り組みが行われており、交流の大切さ、学ぶことの大切さを感じた3日間でした。

 ただ、8名の視察で公の交通機関を使うということが原則とされているために、3日間で4回も博多を通過するというとても無駄の多い、時間と労力を使った感じでした。マイクロバスで移動できれば、洋上風力発電を見に行くこともできたりさまざまな利便性があったのではないか、ぜひそのあたりの融通性のある対応をお願いしたいというのが一緒に旅行した者の感想です。

 以上で御報告を終わります。

○議長(宇都宮富夫君)  次、民生文教委員会から報告願います。

 石崎久次副委員長。

〔民生文教副委員長 石崎久次君登壇〕

○民生文教副委員長(石崎久次君)  それでは、民生文教委員会の行政視察報告をさせていただきます。

 去る1112日から14日までの3日間、新宮委員長のもと、委員6名、随行員1名で兵庫県小野市、滋賀県高島市、奈良県御所市柏原の水平社へ視察に行ってまいりました。

 まず、小野市では、平成19年に制定されたいじめ等防止条例について説明を受けました。導入のきっかけは、平成18年の秋ごろ、全国的ないじめの社会問題があり、小野市の新たな組織づくりにいじめ問題に焦点を当て、人権問題全体を考える組織、ヒューマンライフグループを市民安全部内に設け、いじめ問題、人権啓発、男女共同参画、青少年センターを管轄する福祉関連課、学校教育課の課長級が兼務し、組織的に対応する体制づくりとしました。また、いじめ問題は学校だけの問題と捉えるのではなく、家庭、地域社会、職場などさまざまな生活環境の中において憂慮すべき問題としております。

 この条例の特徴として、1、いじめはさまざまな人権侵害の根源であるとし、子供のいじめのみならず大人の世界で起きているDV、セクハラ、パワハラ、児童虐待、高齢者虐待なども対象としております。2、市、市民、学校、社会福祉施設、企業及び公的機関の責務と家庭及び地域社会の役割を明記しています。

 行動計画の3つの理念として、1、いじめをなくす人づくり、2、いじめをなくす機運づくり、3、いじめをなくす仕組みづくりを上げております。このようなことを踏まえ、これまでの成果として、不登校など子供の不適応行動の陰にDV、児童虐待、貧困、また親の未熟性といった大人の側の問題がふえてきている。こういった場合、教育と福祉の連携が極めてスムーズにできている。さらに、ヒューマンライフグループは第三者機関として親支援、親への寄り添いができていて効果が上がっていると説明を受けました。

 なお、市民安全部の部長は兵庫県警の警視が一度辞表を書かれて就任されております。現在5人目であります。

 次に、高島市では、本年3月に竣工しました高島市民病院建設に関し説明を受けました。

 まず、高島市は琵琶湖の西側にあり、高島市民病院は湖西地域の中核病院として大切な役割を担っております。新病院の本棟は、鉄筋コンクリート造、地上5階、免震構造となっており、延べ床面積14,037平方メートルであり、病床数は210床で、現在進行中の市立八幡浜総合病院より若干小さ目であります。

 特徴は、医師会との会合を病院内で月1回持っており、開業医からの紹介率も25%と高く、したがって病床の有効利用の点からも210床のうち半分以上の110床を個室にとっており、入院患者のニーズを大切にしております。また、医療情報システム導入により情報管理の適正化と地域連携強化を目指しております。この結果、退院後の在宅医療をしている開業医との関係強化も図られているとのことでした。また、患者様への接遇に関しては、電話対応では何々課の誰々ですというきちんとした挨拶から始まり、対応改善のため、キャビンアテンダントに来てもらい、研修を行っているという徹底ぶりでありました。

 その後、新病院の見学をしながら質問もさせていただき、私ども市立八幡浜総合病院の建設に当たり参考になる点を数多く勉強してまいりました。それで、さきの民生文教委員会で理事者側にもお伝えしております。御検討いただきたいと思います。特に高島市民病院の関係者の方々が、病院は自分たちでつくるものだから、幾らいろいろな病院を建設したコンサルや建設会社でも任せっ放しにしてはだめです。それは、その地域における病院のあるべき姿はその地域で医療に携わる医師、看護師などが考えに考え抜いたものでなければ患者の満足度は得られないからです。今後、建設途中にあっても、気づいたことがあれば変更できるものは思い切って変更していくことが大切ですと言っておられました。

 最後に、奈良県柏原にあります水平社博物館を見てまいりました。

 今年、水平社創立90周年ということもあり、創立前から全国へ展開していった水平社の運動を知ることができました。今後、我々が向き合い、考えるから行動へと差別のない社会実現のため、委員が皆決意を新たにしたところであります。

 以上で民生文教委員会の行政視察報告を終わらせていただきます。

○議長(宇都宮富夫君)  次、産業建設委員会から報告願います。

 岩田功次副委員長。

〔産業建設副委員長 岩田功次君登壇〕

○産業建設副委員長(岩田功次君)  産業建設委員会行政視察報告をいたします。

 産業建設委員会は、八幡浜市発展に向けて市議会議員みずからが画期的な案や意見が言えるようになるために、近い未来の八幡浜市にすぐに役の立つ行政視察を毎回計画しています。今回は、日本中から八幡浜市に観光客を呼び寄せる方法、観光客に満足してもらい楽しんでもらう方法や仕組みなどを観光先進地の沖縄糸満市と石垣市で学んでまいりました。沖縄地方の1015日から17日は、台風接近で大荒れの天候でした。青い海と空ではなく、灰色の沖縄で飛行機も横滑りをしながら飛ぶような悪天候の視察でした。参加者は、委員長樋田議員、中岡議員、松本議員、魚崎議員、萩森議員と事務局、そして岩田の7名であります。

 沖縄県糸満市では、道の駅いとまんの視察でした。

 JA、JAファーマーズ、2,500名の会員と商工会、物産センター、漁協、漁協お魚センターの3者で道の駅組合を設立、それぞれの店舗がそれぞれを運営するが、道の駅組合で全体行事を運営する仕組みでした。3者の一つ、商工会の運営店舗、物産センター、物産とレストランのうち、物産レジ通過者は28万人で、売り上げ23,000万円、400万円の黒字経営だそうです。道の駅全体の広さは9,000坪で、そのうち市所有地の地代は11200円でした。

 沖縄県石垣市では、観光基本計画について、そして公設市場運営の取り組みについて学びました。

 石垣市観光基本計画策定については、観光客数の推移と産業と産業をつなげる観光行政の機能、国の観光立国推進基本法を知りました。自然環境への負担や観光客受け入れの適正量など量から質への視点は重要なことです。環境目的税の導入もありました。来年3月には新石垣空港がオープンいたします。全国各地から直行便や国際直行便がふえ、観光客もふえると予測されています。観光の質、自然の感動や驚き、楽しさの質を落とすわけにはいきません。石垣市の観光地保全のために事前に計画的につくられた石垣市観光基本計画を拝見して、私たち産業建設委員会の全員が石垣市の観光の質の高さと関係者の郷土愛を感じたのであります。

 私の行政視察報告は簡単に終わりますが、現地での八幡浜市議会議員の質問や行動はすさまじく、熱意にあふれていました。3日間、7人全員が色違いのちゃんぽんポロシャツを着て、八幡浜愛、郷土愛、八幡浜の宣伝をそれぞれの議員が力強く楽しそうに行っていたのであります。突然の石垣市市長との出会いもちゃんぽんポロシャツがきっかけでした。本議会の一般質問に観光の項目ができるほど意味のある行政視察になりました。

 報告を終わります。ありがとうございました。

○議長(宇都宮富夫君)  以上で各委員会の行政視察報告は終わりました。

————————————————————————————————————————

○議長(宇都宮富夫君)  ただいまより平成24年第4回八幡浜市議会定例会を開会いたします。

 市長から今議会招集の挨拶があります。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。

 本日、平成24年第4回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、年末を控え大変御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。

 最初に、県立八幡浜高等学校陸上部のアベックでの駅伝全国大会出場についてであります。

 県予選で男子は7年ぶり4度目、また女子は6年連続6度目の優勝をそれぞれ達成されました。まことにおめでとうございます。今月23日に京都で開催される本大会ではベストを尽くし、都大路を駆け抜けて、八幡浜の名を全国に広げてもらえるよう御健闘を御祈念申し上げる次第であります。

 次に、先月30日、地域高規格道路大洲・八幡浜自動車道の早期完成について国土交通省並びに財務省に改めて要望を行ってまいりました。現在事業化されていない大洲市北只から八幡浜市郷までの約7キロについて、早期に事業化できるよう努めてまいりますので、今後とも議員の皆様の御支援をお願い申し上げる次第であります。

 それでは、定例会について申し上げます。

 本定例会におきましては、報告1件、条例案20件、予算案11件、その他4件、合わせて36件の御審議をいただくものでございます。

 諸議案の内容等につきましては後ほど御説明いたしますが、何とぞ慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。

 なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、みなと交流館等指定管理者の候補者の決定についてほか2件について御説明申し上げ、議員各位の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いをいたします。

 以上、申し述べまして、招集の御挨拶といたします。

○議長(宇都宮富夫君)  議長において、この際、諸般の報告を行います。

 9月定例会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付いたしております報告書をもってこれにかえます。

————————————————————————————————————————

○議長(宇都宮富夫君)  これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。

————————————————————————————————————————

○議長(宇都宮富夫君)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、議長において4番 新宮康史君、15番 住 和信君を指名いたします。

————————————————————————————————————————

○議長(宇都宮富夫君)  日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から1220日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宇都宮富夫君)  御異議なしと認めます。よって、会期は18日間と決定いたしました。

————————————————————————————————————————

○議長(宇都宮富夫君)  日程第3 認定第1号 平成23年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。

 本件に関し、決算審査特別委員長の報告を求めます。

 魚崎清則委員長。

〔決算審査特別委員長 魚崎清則君登壇〕

○決算審査特別委員長(魚崎清則君)  決算審査特別委員会の報告を申し上げます。

 認定第1号 平成23年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について付託されておりました当委員会は、103日、5日の2日間にわたり、市の理事者を初め担当部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。その結果、当委員会は認定第1号を賛成多数で認定することに決しました。その審査の概要について御報告いたします。

 平成23年度の一般会計及び特別会計の決算は、予算現額3554,1683,550円、歳入決算額3359,6145,296円、歳出決算額3255,9931,325円であり、決算額の形式収支は103,6213,971円の黒字であります。これから翌年度へ繰り越すべき財源16,7821,500円を差し引いた実質収支は86,8392,471円の黒字であります。

 なお、歳入決算の執行率は94.5%、歳出決算については91.6%となっております。

 基金の状況は、平成23年度末現在高は、一般会計の基金として財政調整基金221,4685,403円を初めとした16基金、計531,3558,585円、その他の基金として土地開発基金ほか4基金で計62,3312,859円となっております。

 財政状況につきましては、財政基盤の強弱を示す財政力指数が3カ年平均0.351で県下11市中8位であり、依然として国、県に依存する財政体質であります。

 実質公債費比率は13.4%で県下11市中6位、将来負担比率は84.1%で県下11市中8位となっております。また、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は88.3%で県下11市中8位となっており、依然として標準的と言われる80%を上回っており、硬直化した財政構造が続いております。

 以下、審査の過程において論議されました主な事項について申し上げます。

 最初に、一般会計、歳出、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費、8節報償費に関し、委員より、各種委員会の委員の選任について、同じ団体の代表者が重複した形で選任されているが、どのような選任方法をとっているのかとただしたのに対し、理事者より、各種団体の代表者や外部有識者、また委員会によっては会計監査の専門家等を選任させていただいている。各種団体からの選任には各団体から推薦をしていただいているが、各団体での充て職が多い場合は副会長等に割り振っていただくような形でお願いをしているとの答弁がありました。

 それに対して委員より、一般市民の声を行政に生かす委員会が同じような方がずっと入っていたのでは考え方が同じになりはしないかとただしたのに対し、理事者より、そういった趣旨も踏まえ、地域審議会等においては公募による委員等も入っていただくようにし、市民の声を広くすくい上げるようにしている。今後、そのような機会をふやす対策を進め、選任に努めたいとの答弁がありました。

 次に、同じく一般会計、歳出、3款民生費、1項社会福祉費、20から22目の神宮通り福祉会館費、保内福祉会館費、ふれあいセンター費に関し、委員より、これらの各施設の事業実績を見ると、生け花教室や各種勉強会などを行っているが、利用者が少ないようである。もっと参加者をふやす工夫が必要ではないか。人が集まらない要因は何かとただしたのに対し、理事者より、地区においては社会教育施設の公民館等があり、隣保館でいろいろな工夫をしてもなかなか公民館等での生涯学習の参加に人が流れ、限られた人しか出ないような状況である。今後、事業内容の検討を含め、来年度予算に向けてどのようなことができるか検討していきたいとの答弁がありました。

 次に、同じく一般会計、歳出、6款農林水産業費、2項林業費、1目林業振興費、19節負担金、補助及び交付金に関し、委員より、不用額が7114,000円余り出ているが、その理由としては南予産材利用木造住宅建築促進事業が予想より下回ったということなのか、またこの事業に大体どれくらいの予算を組んでおり、1件当たりどれくらいの補助金が見込まれていたのかとただしたのに対し、理事者より、当初の予算は一般の民有地で150万円の10件分、市有地で1100万円の5件分、計1,000万円の予算を組んでいた。実際の申請件数は11件で、1件当たり補助額が20万円から30万円程度となっている。最高限度額は50万円であるが、主要部材に限っての補助となっている。市の所有する土地に建設した場合は最高100万円の補助になっているが、23年度はその例はないとの答弁がありました。

 次に、同じく歳出、7款商工費、1項商工費、2目商工振興費、13節委託料に関し、委員より、伊方原子力発電所経営波及効果算出コンサルティング委託料157,500円について、この委託に係る報告内容はどういうものなのかとただしたのに対し、理事者より、これは伊方原発があることによって八幡浜市にどの程度の経済効果があるのかを、IRC(いよぎん地域経済研究センター)に調査委託したもので、直接効果、1次波及効果、2次波及効果まで含め67億円の経済効果があるという報告を受けた。内訳としては、原子力発電所の作業員の生活費、いわゆる宿泊施設の収入、バス、タクシーの仕事量、飲食関係の事業、そういった消費活動を伴うものが主な内容となっているとの答弁がありました。

 次に、同じく一般会計、歳出、10款教育費、1項教育総務費、1目教育委員会費、1節報酬に関し、委員より、委員長等報酬の支出の中で事務点検補助員の職務内容について、社会教育、学校教育1人ずつの点検評価ということになれば評価が偏ってくるのではないかとただしたのに対し、理事者より、これは地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づくもので、平成21年度より教育行政の執行状況について点検評価が義務づけられたことから、社会教育、学校教育にそれぞれ1人の方に評価委員となっていただいている。評価の分野が広いため、大変な作業となっており、評価委員は大変苦労されているという現状がある。法律上で決まっていることから実施しているが、そのあり方については教育委員会としても苦慮しているとの答弁がありました。

 次に、一般会計、歳入、19款諸収入、3項貸付金元利収入、1目貸付金元利収入、6節育英会奨学金貸付金元金収入に関し、委員より、奨学金の返済の滞っている内容についてただしたのに対し、理事者より、育英会奨学基金元利収入について、23年度は902,000円の未収金がある。現在は5名の方の返済がおくれており、滞納額の大きい方には分納の提案をしたり、保証人との交渉、督促状の送付等いろいろな形で納入をお願いしている。滞納理由の主なものとしては、本人が就職できていないとか、親御さんが健康状態等で収入がないなどの状況があるとの答弁がありました。

 これに対し委員より、返済が滞ったときに市の税務のほうでは延滞金が12%とかつくが、そのような適用を考えているか。また、滞納は早いうちに手を打たなくては徐々にたまってきて大きくなり、結局は払えないで終わってしまうということになりかねない。ぜひ対策を早くとり、返済してもらえるものは返済してもらうということで取り組んでいただきたいとただしたのに対し、理事者より、これについては税務課の債権管理室とも協議をし、どうやっていくかという論議をしている。今直ちにどのようにするかという明確なものは持っていないが、引き続き督促をして分納で返していただくということで今のところ取り組んでいきたいとの答弁がありました。

 以上で決算審査特別委員会の報告を終わります。

○議長(宇都宮富夫君)  ただいまの決算審査特別委員長の報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宇都宮富夫君)  これをもって質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宇都宮富夫君)  これをもって討論を終結いたします。

 これより認定第1号を採決いたします。

 本件に対する特別委員長の報告は認定であります。本件は特別委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

(賛成者起立)

○議長(宇都宮富夫君)  御着席願います。

 起立多数であります。よって、認定第1号は認定することに決しました。

————————————————————————————————————————

○議長(宇都宮富夫君)  日程第4 認定第2号 平成23年度八幡浜市水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。

 本件に関し、委員長の報告を求めます。

 樋田 都委員長。

〔産業建設委員長 樋田 都君登壇〕

○産業建設委員長(樋田 都君)  9月市議会定例会におきまして、産業建設委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました認定第2号 平成23年度八幡浜市水道事業会計決算の認定についての審査が終了いたしましたので、その結果並びに概要を御報告申し上げます。

 去る1030日、産業建設委員会を開催し、担当理事者から詳細なる説明を受け、慎重に審査を行いました。その結果、本決算は全員一致をもって認定することに決しました。

 以下、審査の概要について申し上げます。

 初めに、需給の状況でありますが、平成23年度は降雨量2,094ミリで昨年度比63.5%の増となり、自己水源と南予水道企業団の受水を合わせ安定した水の供給を行っております。

 有収率につきましては、漏水調査により264件の漏水を発見し、速やかに修繕を行ったことにより、配水量4616,486立方メートルに対し給水量3931,140立方メートルで85.2%となり、前年度81.8%と比較いたしまして3.4%の増加でありました。

 次に、事業内容でありますが、平成23年度は枇杷谷・両家配水区電気計装設備更新工事や横畑地区配水管改良工事、減圧弁・緊急遮断弁点検整備工事、松柏水源№4雨天ポンプ更新工事など34件の建設改良工事を実施いたしております。

 次に、決算の状況であります。

 収益的収支につきましては、事業収入74,9371,123円に対し事業費用73,0074,271円で、収支差し引き1,9296,852円のプラスとなり、単年度黒字となりました。その結果、前年度繰越利益剰余金5,7113,145円を加えて、当年度未処分利益剰余金は7,6409,997円となりました。

 なお、この剰余金につきましては、八幡浜市水道事業の剰余金の処分等に関する条例第2条の規定により、平成23年度の純利益1,9296,852円の20分の1、すなわち5%を下らない金額100万円を減債積立金に、そして1,700万円を建設改良積立金に、そしてそれらを引いた残金1296,852円を利益積立金に積み立て、残り5,7113,145円を繰越利益剰余金として繰り越すことになります。

 資本的収支につきましては、建設改良費15,1085,779円、企業債償還金12,4593,480円等により22,870166円の資金不足となりましたが、過年度分損益勘定留保資金等で補填しております。

 次に、審査の過程において論議されました主な事項について御報告申し上げます。

 委員より、利益剰余金の積み立て中、建設改良積立金に1,700万円を積み立てている。八幡浜市の水道は老朽管が非常に多く、今年度の決算でも修繕費が非常に多くかかっている。この建設改良積立金の金額は適正であるか。また、修繕費がかなり高額になっているが、どういう修繕が多いのかとただしたのに対し、理事者より、利益剰余金については、八幡浜市水道事業の剰余金の処分等に関する条例第2条の規定により減債積立金及び建設改良積立金ともに純利益の20分の1、すなわち5%を下らない金額を積み立てるものであるが、実際には純利益から減債積立金を引いた90%を建設改良積立金として積み立てており、今現在では適正な金額であると判断している。また、修繕費の主なものは、老朽管によりかなり漏水している箇所があり、その老朽管の修繕が主なものであるとの答弁でありました。

 また、委員より、職員数について、定数20人のところを12人でやっているとのことであるが、人材育成については現在どのようになっているのかとただしたのに対し、理事者より、確かに水道課、水道企業としては少ない。以前はかなりの技術職もいたが、今は非常にかつかつの状態である。先日の愛媛新聞に愛媛県の土木職員が非常に少なくなっており、災害時の対応が非常に心配であるとの記事が出ていたが、当市においても同じような状況である。ただし、産業建設部全体としてはあと2年ぐらいしたら下水道課の面整備がほぼ終わるということがあるため、今後は技術職、事務職を含めて水道にかなり重点を置いた人事配置をしていくべきだというふうに考えているとの答弁がありました。

 以上、審査の概要を申し上げましたが、水道事業会計については、人口の減少等により給水収益が減少する中、黒字幅は縮小したものの、純利益を確保し、昨年に引き続き黒字決算となりました。しかし、今後も少子・高齢化の進行、節水型社会への移行等により使用水量の大幅な伸びは期待できず、また簡易水道事業との統合や経年劣化した施設等の耐震化を含めた更新等に多額の資金が必要であり、収支において厳しい状況が続くと予想されます。そのため、水道ビジョンのキャッチフレーズ「命の水 安心・安全を未来まで」を念頭に置き、今後より一層の合理的、効率的な経営に努力され、また今後も負担公平の見地から未収金回収の促進を図るとともに、良質で安全な水の安定供給に努め、市民の信頼に応えられるよう努められることを強く要望して、産業建設委員会の報告とさせていただきます。

○議長(宇都宮富夫君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宇都宮富夫君)  これをもって質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宇都宮富夫君)  これをもって討論を終結いたします。

 これより認定第2号を採決いたします。

 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

(賛成者起立)

○議長(宇都宮富夫君)  御着席願います。

 起立全員であります。よって、認定第2号は認定することに決しました。

 休憩いたします。

午前1059分 休憩

————————————————————————————————————————

午前1115分 再開

○議長(宇都宮富夫君)  再開いたします。

————————————————————————————————————————

○議長(宇都宮富夫君)  日程第5 認定第3号 平成23年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定についてを議題といたします。

 本件に関し、委員長の報告を求めます。

 新宮康史委員長。

〔民生文教委員長 新宮康史君登壇〕

○民生文教委員長(新宮康史君)  それでは、9月市議会定例会におきまして、当民生文教委員会に付託され、閉会中の継続審査となってございました認定第3号 平成23年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の審査が終了いたしましたので、その結果並びに概要を御報告申し上げます。

 去る1029日、市立八幡浜総合病院事業会計の決算審査をするため民生文教委員会を開催し、慎重に審査を行った結果、本決算は全員一致をもって認定することに決しました。

 以下、審査の概要を申し上げます。

 まず、病院事業活動による経営状況の収支についてであります。

 医業収益は、対前年度比0.13%の減になっております。内訳として、入院収益が1.85%の減、外来収益4.86%の増、その他医業収益0.22%の増となっております。また、補助金などの医業外収益は9.8%の減となっており、主な要因は退職給与金及び小児医療に対する一般会計補助金の減額であるとの説明でありました。病院事業収益全体では1.3%の減となっております。

 一方、支出であります病院事業費用につきましては、対前年度比6.4%の減となっております。内訳としまして、給与費が12.31%の減、材料費が4.73%の増、経費が1.5%の減となっており、主な要因は退職者が少なかったことによる退職金の減であるとの説明でありました。

 この結果、収支差し引きでは39,9918,433円の単年度黒字となり、前年度までの繰越欠損金121,4649,776円と合わせまして、平成24年度に繰り越す額は、未処理欠損金としまして81,4731,343円となっております。

 次に、業務内容でありますが、外来患者数は10259人、前年度に比べ8人、0.01%の増、入院患者数は72,148人、前年度に比べ3,864人、5.1%の減となっております。

 以上、決算の概要について申し述べましたが、次に審査の過程におきまして論議されました主な事項について報告申し上げます。

 まず、重要契約の要旨の建設改良費関係についてであります。

 委員より、契約金額3015,600円の耐震診断業務委託とはどういうものか。また、市立病院がいつ建設されたかはわかっているので、耐震診断基準を満たしていないということは国もわかるのではないかとただしたのに対し、理事者より、病院改築に当たって医療施設耐震特例交付金119,000万円が県から交付される。この耐震診断を実施し、診断結果を出さないと交付要綱上、その交付金の対象になってこない。はっきりした数値を出して病院の耐震化が必要であるとの国の認定が必要になる。その前提条件としてこの耐震診断をする必要があったとの答弁でありました。

 また、委員より、建てかえ事業設計施工プロポーザル支援業務委託は、予定価格3955,000円に対して契約金額が1543,500円で契約がされている。この予定価格は誰が設定したのか、またこの契約金額で予定価格程度の内容になっているのかとただしたのに対し、理事者より、建てかえ事業設計施工プロポーザル支援業務委託は、ソフト的な業務、すなわちノウハウを提供してもらう業務であり、大部分が人件費、技術料である。委託業務の内容については入札に必要な資料は全て準備できており、この委託業務は良好に執行されたと判断している。予定価格は業者の見積もりを参考に設定したとの答弁でありました。

 さらに委員より、予定価格3955,000円に対して1543,500円がなぜ適当と判断して契約されたのかとただしたのに対し、理事者より、建てかえ事業設計施工プロポーザル支援業務委託の入札は、落札した業者が税抜き価格147万円である。あと2社に入札の依頼をかけていたが、1社は辞退し、結局2社での入札となった。不落札業者の入札価格は税抜き価格190万円で入札をしている。このことから、落札価格としては200万円以内の金額が妥当であろうと判断できたとの答弁でありました。

 また、委員より、業者から提出された参考見積もりに基づき予定価格3955,000円としたのに、147万円の入札価格は正当な金額というふうに言われたが、矛盾した回答になっていないかとただしたのに対し、理事者より、見積価格は人件費、技術料などに基づき算出することになるが、実際の入札になるとそうした経費をどれだけ抑え、こちらが出している仕様書、業務内容に対してどれだけ低い金額で入札をするかが勝負になると思う。そういったところを業者のほうで考え入札をすると考えており、しかも今回のような役務の提供の入札は建設工事等のような低入札の制限もないため、入札金額は正当な価格と理解をしているとの答弁でありました。

 なお、そのほか一般会計繰入金、現金預金の残高などについても種々論議されました。

 以上、審査の主な概要を申し上げまして、民生文教委員会の報告を終わります。

○議長(宇都宮富夫君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宇都宮富夫君)  これをもって質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宇都宮富夫君)  これをもって討論を終結いたします。

 これより認定第3号を採決いたします。

 本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

(賛成者起立)

○議長(宇都宮富夫君)  御着席願います。

 起立全員であります。よって、認定第3号は認定することに決しました。

————————————————————————————————————————

○議長(宇都宮富夫君)  日程第6 報告第16号 専決処分の報告について(平成24年度八幡浜市一般会計補正予算(5))及び議案第76号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更についてないし議案第110号 平成24年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(2)、以上36件を一括議題といたします。

 初めに、市長より総括説明を願います。

 市長。

〔市長 大城一郎君登壇〕

○市長(大城一郎君)  本日ここに第4回市議会定例会を招集いたしまして、補正予算案を初め、当面する市政の重要案件について御審議をいただくわけでございます。

 各案件の詳細につきましては、審議の過程で副市長並びに各担当部課長から申し上げることといたしまして、私は概要を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願いする次第であります。

 まず、国政についてであります。

 去る、1116日の衆議院解散に伴い、あす124日公示、16日投票の日程で総選挙が行われることとなり、平成219月の政権交代を果たした民主党は与党として初めての衆議院選挙に臨むことになりました。今回の選挙では、消費税増税、TPP交渉参加、脱原発問題などが争点となっており、公示前ではありますが、政権与党の民主党と政権奪還を目指す自民・公明両党など既成政党の争いに、日本維新の会など第三極勢力が絡み、既に事実上の激しい選挙戦となっております。いずれの争点も、直接市民の生活、経済活動は言うに及ばず、将来の日本の方向性に影響を及ぼす重要な問題であり、選挙の行方から目が離せない状況にあります。

 次に、国の景気動向であります。

 内閣府発表の11月月例経済報告において、景気の基調判断を、景気は世界景気の減速等を背景としてこのところ弱い動きとなっていると4カ月連続で下方修正いたしました。先行きについては、当面は弱い動きが続くと見込まれる。その後は、復興需要が引き続き発現する中で、海外経済状況が改善するにつれ再び景気回復へ向かうことが期待されるが、欧州や中国等対外経済環境をめぐる不確実性は高い。こうした中で、世界景気のさらなる下振れや金融資本市場の変動等が我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、雇用、所得環境の先行き、デフレの影響等にも注意が必要であるとしているところであります。

 また、国際情勢においても、アメリカにおけるオバマ大統領再選後の財政の崖と呼ばれる実質的増税と強制的な歳出削減問題、領土をめぐる日中、日韓の摩擦、ギリシャ、スペインの財政問題に端を発した欧州経済の低迷、シリア等の中東危機など、世界経済のみならず国内経済に大きな影響を与える諸問題が累増しており、明るい材料を上げることが困難な状況にあります。

 このような時勢の中ではありましたが、八幡浜市には明るいニュースもありました。

 1つは、かねてより重要文化財の指定を目指しておりました松村正恒氏の設計による日土小学校の校舎が、戦後木造モダニズム建築の傑作として国の重要文化財に指定するよう国の文化審議会から文部科学大臣に答申されたことであります。

 これは戦後の建物としては4件目、学校建物では全国初となるものであり、さきのワールド・モニュメント財団のノールモダニズム賞の受賞とあわせ、保存再生及び文化財的価値の保存継承の両面にわたり高い評価をいただいたことは大変光栄なことで喜ばしく、また郷土の誇りでもあります。学校は地域の中心であり、世代を超えて人々をつなぐ大切な場所であることから、これからも松村氏や地域の人たちの思いを貴重な校舎とともに末永く継承してまいる所存であります。

 もう一つは、八幡浜高校陸上部による駅伝競走大会県予選初となるアベック優勝であります。

 男子は県高校新記録で7年ぶり4度目の優勝、女子は全員が区間賞で6年連続6度目の優勝、さらに四国大会でも優勝をかち取り2冠という快挙、喜びもひとしおであります。今月23日の全国大会には、私も例年どおりバスに同乗して応援に駆けつけるつもりであります。一人一人がベストを尽くし、県予選での記録を上回る勢いで都大路を力強く駆け抜け、八幡浜の名前が全国に広がるような健闘を御祈念申し上げます。

 それでは、今回の補正予算の主なものについて順次御説明いたします。

 最初に、安全・安心なまちづくりであります。

 まず、東日本大震災を教訓とした避難対策として、これまでも避難路等の整備を順次行ってきたところでありますが、これに加え、夜間における津波からの避難対策の一環として、県の津波対策事業費補助金を活用し、津波一時避難場所や避難路に太陽光外灯を設置することにより避難の安全性、確実性を確保してまいります。

 また、八幡浜庁舎が津波による被害を受けても災害対策本部として機能することができるよう、庁舎内3階以上の自家発電回路等の改修工事を行ってまいります。

 また、大島地区では高齢化が進んでおり、県補助事業の地域支え合い体制づくり事業を活用し、市内の医療機関等を利用する高齢者の送迎や社会参加の促進のため、軽自動車を購入し、外出の支援をしてまいります。

 このほか、日中、仕事等で忙しい方の納税手段として、まず来年度から軽自動車税を対象に24時間いつでも納税可能なコンビニ収納を開始することとしており、そのためのコンピューターシステム改修費等を計上しております。

 次に、市立病院改築事業についてであります。

 本年831日に大成建設グループと契約を締結し、現在基本設計を行うため、病院内各部署とヒアリングを実施中であります。今月中には看護師寮の解体に着手し、その後旧看護学校校舎の解体を順次行い、来年1月末には放射線被曝除染施設等の機能を持った別棟の建設に着手する予定であります。

 次に、市内各地から要望があります市道の緊急整備箇所や舗装改良等に対応するため、道路新設改良費や道路維持費(すぐやる土木費)を増額補正し、要望に可能な限り応えてまいります。

 このほか、南環境センターを安全に稼働していくために必要な施設及び設備の定期修繕整備費を計上しております。

 次に、産業振興の取り組みであります。

 地域交流拠点施設は、港町八幡浜の再生を目指して八幡浜港ににぎわいを創出し、その効果を広く市全体に還流させることを目的に、情報発信機能、まちづくり活動の拠点機能、産直・物産・飲食の商業機能など多様な機能を担うものであります。この施設の開設を来年4月に予定していることから、来年3月に事前PRイベントの開催を予定しているほか、地域交流拠点施設の開設に向けた準備経費を計上しております。

 また、地域交流拠点施設と同時期に開設される高度衛生管理型荷さばき所の運営が円滑に開始できるよう、必要となる備品整備のほか、荷さばき所2階に農林漁業体験施設として整備しております調理実習室や多目的室及び見学スペース用の備品及び物品の購入により魚のさばき方教室等、魚食普及活動を通した魚の消費拡大や加工品の体験会、市場見学会等を実施し、交流人口の増加を図ってまいりたいと考えております。

 なお、北浜第2桟橋につきましては、老朽化も進んでいることから、当初の計画どおり撤去、解体することとしております。

 農業関係では、農業生産活動等の維持を図る中山間地域等直接支払制度交付金事業、県営畑地帯総合整備事業負担金の予算措置のほか、JAにしうわが実施するクレヨンしんちゃんを活用した販売促進事業に助成を行うこととしております。

 次に、教育、文化の振興であります。

 今年度末で長谷小学校が閉校となることから、長谷小学校閉校記念関連事業費のほか、新年度からの長谷地区児童・生徒の通学手段を確保するため、スクールタクシーを運行し、統合による通学に支障が出ないよう対策を講じることとしております。

 また、先ほど御紹介いたしました日土小学校に案内板や文化財指定プレートを設置するほか、リーフレット等を作成し、郷土の誇りとして広くPRしてまいりたいと考えております。

 このほか、市誌編さん事業においては、いよいよ編さん作業が本格作業段階に入る環境が整ったことから、必要となる作業室の改修、備品購入等の整備に係る経費を計上しております。

 また、来年度から穴井保育所と真網代保育所、日土東保育所と日土保育所が統合されることから、統合後の受け入れ園となる真網代保育所、日土保育所の受け入れ環境の整備を行うほか、休園となっておりました舌田保育所につきましては、(仮称)舌田ふれあいの家として整備を行い、地域の子供から高齢者まで誰もが気軽に集える場所として活用してまいります。

 その他の措置といたしまして、人件費について、各会計の人事異動等に伴う年間所要額の調整等を行っております。

 以上が主要施策及び補正予算案の概要であります。

 この結果、一般会計68,8771,000円、特別会計8会計3,3174,000円、企業会計、水道・病院事業会計6,5231,000円、合計78,7176,000円を御提案申し上げるものであります。

 これらの財源といたしましては、地方交付税、国県支出金、市債等、それぞれの事業施策に対応する額を計上いたしております。

 以上、御説明いたしました補正予算案等につきまして慎重審議を賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。

○議長(宇都宮富夫君)  これより順次説明を求めます。

 総務企画部長。

○総務企画部長(中榮忠敏君)  議案書の1ページをお願いいたします。

 報告第16号 専決処分の報告について御説明をいたします。

 平成24年度八幡浜市一般会計補正予算(5)を地方自治法第179条第1項の規定により専決処分いたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。

 議案書3ページから17ページまでの専決第10号 平成24年度八幡浜市一般会計補正予算(5)について、お手元に配付をしております補正予算資料(平成2411月専決)、こちらのほうで御説明をいたします。

 資料の1ページをお開き願います。

 今回の補正は、1216日執行予定の第46回衆議院議員総選挙執行経費に係る予算措置を1116日付で専決処分したものでございます。

 一般会計の今回補正額の欄のとおり、2,1542,000円を追加し、補正後の予算額は1998,143万円となるものであります。

 2ページをお願いします。

 各経費の内訳でありますが、人件費3893,000円は、投票・開票管理者及び立会人等報酬1593,000円及び時間外勤務手当等230万円でございます。物件費9921,000円は、入場券発送等の通信運搬費、ポスター掲示場等設置管理料が主なものでございます。維持補修費145,000円は、計数機等修繕料でございます。最後の補助費7583,000円は、投開票事務等謝礼7403,000円が主なものでございます。

 なお、歳入につきましては県支出金を充当いたしております。

 続きまして、議案書のほうに戻っていただきまして、19ページをお願いをいたします。

 議案第76号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について御説明をいたします。

 辺地に係る公共的施設の総合整備計画を変更することについて、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第9項の規定により議会の議決を求めるものでございます。

 辺地に係る公共的施設の総合整備計画につきましては、本年3月議会で平成24年度から26年度までの3カ年計画として、日土町樫木、久保田、筵田及び大島の計4辺地で実施する内容の事業計画を議決いただき、これに基づき事業推進を図っているところであります。

 今回新たに喜木津、磯崎の2辺地において格差是正を図るため事業実施いたしたく、計画の変更をお願いするものであります。

 具体的には、まず21ページになりますが、喜木津辺地において、市道磯崎広早線道路改良事業を、22ページ、磯崎辺地においては、診療バスの更新事業を実施することとしており、事業費の一般財源相当額について辺地対策事業債を活用するため、辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更を行うものでございます。

 なお、計画に変更がない4辺地、23ページから26ページについても計画書を掲載をしておりますが、これは辺地ごとの計画の集合体が市の辺地計画書となることから、今回一部地域の追加変更の際にも変更のない地域の計画とあわせて議決を求めることによるものでございます。

 以上でございます。

○議長(宇都宮富夫君)  産業建設部長。

○産業建設部長(菊池賢造君)  議案書27ページをお願いいたします。

 議案第77号 市道路線の認定について御説明いたします。

 議案書29ページの平面図をあわせて御参照ください。

 大平地区では、現在名坂道路の最終段階の整備を行っており、来年3月には供用が予定されています。八幡浜インターチェンジの整備に伴い、インターチェンジに隣接する人家へのアクセスを確保するため、起点を八幡浜市大平1番耕地3741、終点を八幡浜市大平1番耕地3903とした延長118.8メートルの道路を、道路法第8条第1項の規定により、整理番号359、市道谷川線として新たに認定し、同条2項の規定に基づき議会の議決を求めるものでございます。

 関連議案が続きます。

 議案書31ページをお願いいたします。

 議案第78号 市道路線の変更について御説明します。

 整理番号78、市道大平斐光園線でございます。議案書33ページ、34ページの平面図をあわせて御参照ください。

 八幡浜インターチェンジの整備に伴い市道大平斐光園線のつけかえが必要となったため、起点を八幡浜市大平1番耕地3731に、終点を八幡浜市大平1番耕地9673に移動し、道路が116.5メートルから189.0メートルになりましたので、道路法第10条第2項の規定により変更し、同条第3項の規定により議会の議決を求めるものでございます。

 続きまして、議案書37ページをお願いいたします。

 議案第79号 「八幡浜市公共下水道八幡浜浄化センターの建設(水処理再構築)工事委託に関する協定について」の議決変更について御説明いたします。

 変更の理由は、八幡浜浄化センター建設工事を日本下水道事業団に工事委託したもので、日本下水道事業団の工事発注におきまして入札減少金が生じたことにより協定金額を変更するものです。

 変更の内容は、平成23922日議案第60号で議会の議決をいただいた協定について、協定金額66,900万円から8,590万円減額し、58,310万円に変更するものです。

 以上です。

○議長(宇都宮富夫君)  総務企画部長。

○総務企画部長(中榮忠敏君)  続きまして、議案書39ページをお願いをいたします。

 議案第80号 八幡浜市財産の交換、譲与、無償貸与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 今回の改正は、地域主権改革一括法施行に伴い地方公共団体の財政の健全化に関する法律が改正され、これまで国等に関する寄附金等について規定されていた関係条項が削除されたことにより、国等に対して普通財産等の譲与等ができることとなったため、市有財産を無償または減額し処分または貸し付けできる対象に国を加えるものであります。

 附則において、この条例は公布の日から施行するものです。

 なお、今議会では地域主権改革一括法施行に伴い本議案を初め地域主権改革一括法に係る計16議案について御審議いただくこととなっております。お手元にA3の資料1枚物でございますが、地域主権改革一括法関連説明資料を配付をいたしておりますので、後ほど御参照いただければと思います。

 次に、議案書41ページをお願いします。

 議案第81号 八幡浜市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 今回の改正は、東日本大震災で避難所運営等において女性や高齢者の視点での対応が十分でなかったことから、中央防災会議において地域における生活者の多様な視点を反映した防災対策の充実により地域の防災力の向上を図ることが示され、災害対策の強化に資するため、防災に関する組織を充実することなどが災害対策基本法において定められたことから所要の改正を行うものであります。

 具体的には、災害対策基本法第16条第6項で市町村防災会議の組織及び所掌事務は都道府県防災会議の組織及び所掌事務の例に準じて条例で定めると規定されたことを受け、所掌事務を定めております第2条第2号を「市長の諮問に応じて市の地域に係る防災に関する重要事項を審議すること」に改め、第3号として、「前号に規定する重要事項に関し、市長に意見を述べること」を追加し、会長及び委員を定めております第3条第5項において、第8号として、「自主防災組織を構成する者又は学識経験のある者のうちから市長が任命する者」を追加し、その定数を2人とするものであります。

 附則において、この条例は公布の日から施行するものであります。

 次に、議案書43ページをお願いします。

 議案第82号 八幡浜市災害対策本部条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 本議案につきましても、議案81号と同じく災害対策基本法が改正されたことに伴い所要の改正を行うものです。

 具体的には、第1条の改正は、災害対策基本法において都道府県及び市町村の災害対策本部設置について明確に分けられたことによるものでございます。

 第3条につきましては、字句の修正を行っております。

 附則において、この条例は公布の日から施行するものであります。

 続きまして、議案書の45ページをお願いをいたします。

 議案第83号 八幡浜市営住宅等の整備基準を定める条例の制定について御説明をいたします。

 地域主権改革一括法施行に伴い公営住宅法が改正され、公営住宅の整備に関する基準が条例に委任されることとなったため本条例を制定するものでありまして、省令で定める基準どおりの内容となっております。

 具体的には、第1条で条例の趣旨、第2条で用語の意義、第3条で健全な地域社会の形成について、第4条で良好な居住環境の確保、第5条で建設に当たっての費用縮減への配慮について規定しております。

 第6条では敷地の位置選定について、災害発生のおそれが多い土地を避けることなど、第7条で敷地の安全等、第8条で住棟等の基準、第9条で住宅の基準、第10条で住戸の基準、第11条で住戸内の各部の措置について、第12条では共用部分、第13条で附帯施設について、第14条から第17条では、児童遊園、集会所、広場及び緑地等の共同施設に係る基準についてそれぞれ規定をいたしております。

 なお、附則の1で施行期日を、附則の2で経過措置を定めております。

 続きまして、議案書49ページをお願いします。

 議案第84号 八幡浜市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について御説明をいたします。

 今回の改正は、地域主権改革一括法施行に伴い公営住宅法が改正され、公営住宅の入居収入基準等が条例に委任されることとなったことから、所要の改正を行うものであります。

 主な改正は、第6条では入居者の資格を規定していますが、第1項中の改正は省令を引用することとしていた規定を省令の基準どおりの額に改め、新たに加える第5項は入居者が身体障害者である場合等について規定をしております。

 次に、第12条は同居の承認について規定をしておりまして、第1項中の改正は、条例に委任されることとなったことから関係部分を削除し、第2項として、第1号、第2号の規定のいずれかに該当するときは同居の承認をしてはならないと定め、新たに第3項として、市長は入居者が同居させようとする者が暴力団員であるときは承認をしてはならないを加えるものであります。

 なお、附則の1で施行期日を、附則の2で経過措置を定めております。

 以上です。

○議長(宇都宮富夫君)  市民福祉部長。

○市民福祉部長(本橋祐一君)  それでは、議案書51ページをお願いいたします。

 議案第85号 八幡浜市立保育所条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 来年度から日土東保育所を日土保育所に、また穴井保育所を真網代保育所に統合することに伴う改正で、日土保育所の定員を20人から30人に、真網代保育所の名称を真穴保育所に変更するものです。

 また、地域の子供や高齢者等が交流のできる施設として活用をするため、23年度から休所としておりました舌田保育所を廃止するものです。

 なお、日土東保育所と穴井保育所につきましては、当分の間休所扱いといたします。

 この条例は平成2541日から施行いたします。

 次に、議案書53ページをお願いします。

 議案第86号 八幡浜市立へき地保育所条例を廃止する条例の制定について御説明いたします。

 休所としておりました大島僻地保育所及び布喜川僻地保育所は、今後再開の予定がありませんので、廃止するための条例です。

 なお、この条例は平成2541日から施行いたします。

 続きまして、議案書55ページをお願いします。

 これから御説明いたします議案第87号から議案第89号までにつきましては、国において進める地方分権改革の一環として地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律が施行されまして、同法により介護保険法の一部改正がなされ、これまで厚生労働省令で定められてきた介護事業に係るさまざまな施設の設置基準等が市町村の条例で定めるものとなり、本案の提案に至ったものでございます。

 まず、議案第87号 八幡浜市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について御説明いたします。

 本条例は、本則で202条という膨大なものですので、概要について説明させていただきたいと存じます。

 目次をお開きください。同じく55ページでございます。

 第1章総則におきまして、この条例の制定の趣旨について、要介護度1から5までの要介護者に対してサービスを提供する地域密着型サービス事業に係る人員、設備及び運営に関する基準を定めるものと規定しております。

 以下、目次のとおり、地域密着型サービス事業の類型、計8種類ごとに基本方針、人員、設備、運営の基準をそれぞれ規定するものでございまして、それぞれの事業ごとの基本方針、人員、設備、運営に関する基準を定めているものでございます。

 これらの基準に関しましては、省令から地方公共団体の条例へ委任されたものでございますが、国が定める条例の委任のあり方として多くの基準が従うべき基準及び標準という区分に該当し、国が定めていた省令に必ず適用するように条例も制定することとされておりまして、その基準のとおり規定をしております。

 また、厚生労働省令で定める基準を参酌するとされている基準につきましては、厚生労働省令の基準どおりに定めることを基本としておりますが、一部の項目については近年の災害発生の状況、金銭債権の消滅時効との整合及びサービスの質の向上を踏まえ、新たに3項目の独自基準を設定しております。

 具体的には、独自基準の1点目として、全ての事業において、例えば77ページにあります第422項の規定、これは定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業に関する規定なんですけれども、同様にほかの事業につきましても同様の条項がそれぞれにあります。その、例えば422項のとおり、地方自治法の金銭債権の消滅時効との整合を図り、介護報酬の適正化の観点から介護報酬に係る記録等関係書類の保存年限につきまして2年間から5年間に延長をしております。

 2点目として、非常災害対策の拡充の観点から、定期巡回・随時対応型訪問介護看護及び夜間対応型訪問介護事業を除くその他の各事業につきまして、例えば94ページの第76条の規定、これも同様にほかの事業につきましてもそれぞれまた別に条項があります、その76条の規定のとおり、第1項で、非常災害対策の具体的計画について施設内の見やすい場所に掲示することを義務づける旨規定し、第3項で、非常事態に対応するため、非常食、飲料水、日用品等の備蓄の確保に努める旨の規定を設けております。

 さらに、独自基準の3点目として、サービスの質の向上を図る観点から、認知症対応型共同生活介護、それから地域密着型特定施設入所者生活介護、また地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護事業について、例えば114ページの第115条第2項でございますが、その第115条第2項の規定ございますとおり、サービス内容の記録について、利用者から申し出があった場合については文書等により利用者へ提供を義務づける旨の規定を定めております。

 以上の3項目の独自基準以外につきましては、厚生労働省令の基準どおりに規定しております。

 なお、施行期日は平成2441日であり、経過措置を設けております。

 続いて、169ページをお願いいたします。

 議案第88号 八幡浜市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の制定について御説明いたします。

 先ほどの議案第87号につきましては、地域密着型サービスとして要介護1から5までの認定を受けた方を対象とした事業の基準等を定める条例でございましたが、この条例は要支援1から2までの認定を受けた要支援者を対象とする地域密着型介護予防サービスの事業の基準や効果的な支援の方法に関する基準を定めるものでございます。

 内容は、先ほどの議案第87号の条例と同様、地域密着型介護予防サービス事業の類型ごとに基本方針、人員、設備、運営、支援の方法の基準をそれぞれ規定するもので、厚生労働省で定める基準を参酌するとされている基準につきましては、先ほどの条例と同様、記録の保存年限の5年間への延長、非常災害対策の拡充、記録の本人提供の3項目の独自基準を設定しております。

 なお、施行期日は平成2441日であり、経過措置を設けております。

 続きまして、議案書219ページをお願いいたします。

 議案第89号 八幡浜市指定地域密着型サービス事業者等の指定に関する基準を定める条例の制定について御説明いたします。

 この条例につきましても、先ほどの議案と同様、地域密着型介護老人施設の入所定員及び介護事業者の申請者の資格について条例で定める必要があることから、それらを定めるものでございます。

 第1条でこの条例の趣旨を規定し、第2条で地域密着型介護老人福祉施設の入所定員について、従来の法令どおり参酌すべき基準となっております29人以下と定めるものでございます。

 第3条については、指定地域密着型サービス事業者及び指定地域密着型介護予防サービス事業者の申請者の資格について定めるものでありますが、この資格については国の従うべき基準となっておりますので、国の基準どおり法人であるものと定めるものでございます。

 なお、施行期日は平成2441日であります。

 続いて、221ページをお願いします。

 議案第90号 八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 今回の条例改正は、先ほどから申し上げております地域主権改革一括法の規定による改正と合わせまして、今日まで課題となっておりました資源ごみの持ち去り禁止条項を新たに盛り込むものとなっております。資源ごみの持ち去り禁止関係では、市の委託業者以外の者が資源ごみを持ち去る行為を禁止するために、同条例の一部を改正する条例の制定を行おうとするものでございます。

 それでは、改正の内容について御説明いたします。

 第2条の次に2条の2を加え、国の基準に市の独自の基準を加え、処理施設における技術管理者の資格に関する基準を定めております。市の独自基準としましては、第4号で市長の指定する講習を修了した者と規定しておりますが、具体的には一般財団法人日本環境衛生センターが開催する廃棄物処理施設技術管理者講習を修了した者を想定しております。

 次に、第8条の次に8条の2を加え、古紙、ガラス瓶、缶、ペットボトル、その他の再生利用の対象となるものの収集または運搬の禁止等を規定し、違反者に対して、これらの行為に関し違反命令ができることとしております。

 次に、第4章中第25条を第26条とし、第24条の次に第25条を加え、第8条の22項による命令は八幡浜市行政手続条例の規定は適用しないこととしております。

 次に、本則の次に罰則規定の1章を加え、第27条において、命令違反者に対し5万円以下の過料とする。

 また、第28条において、違反行為者を罰するほか、違反行為者を使用した法人または人に対しても過料に処する旨の厳しい規定となっております。

 なお、附則によりこの条例は公布の日から施行、ただし第27条及び第28条の罰則規定につきましては、一定の周知期間を設けた上で平成2541日から施行することとしております。

 以上でございます。

○議長(宇都宮富夫君)  休憩いたします。

午後 零時07分 休憩

————————————————————————————————————————

午後 100分 再開

○議長(宇都宮富夫君)  再開いたします。

 市民福祉部長より発言の訂正の申し出がありますので、これを許します。

 市民福祉部長。

○市民福祉部長(本橋祐一君)  先ほど御説明いたしました議案第87号から第89号までの各条例案の施行期日につきまして、平成2541日と申し上げるところを、平成2441日と誤って申し上げました。まことに申しわけございません。正しくは平成2541日でございます。

 以上でございます。

○議長(宇都宮富夫君)  産業建設部長。

○産業建設部長(菊池賢造君)  議案書223ページをお願いいたします。

 議案第91号 八幡浜市営土地改良事業の経費の賦課徴収に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 この議案から第99号議案までは、地域主権改革一括法に伴うものでございます。

 土地改良法の改正により、同法第96条の4について新たに項が追加されたため、同条の引用箇所について条例第1(趣旨)及び第3(急施)の場合中「第96条の4」を「第96条の41項」に改めるものです。

 この条例第3条中同法第49条が同法第964の準用対象から外れたことにより、市町村の応急工事計画については、同条において準用する同法第88条第1項が新たな根拠規定になるため、「第49条」を「第88条第1項」に改めるものです。

 なお、この条例は公布の日から施行することとしております。

 議案書225ページをお願いいたします。

 議案第92号 八幡浜市市道の構造の技術的基準を定める条例の制定について御説明いたします。

 市道の構造の技術的基準については、これまで道路法に基づき道路構造令により定められていましたが、道路法の改正により道路構造令を参酌し、新たに条例を制定し、定めるものでございます。

 主な内容として、道路構造令では高速道路や自動車専用道路である第1種、第2種の道路についても全国一律に定められていますが、市道は第3種、第4種しか該当しないため、第1種、第2種の記述については省略しております。また、路面電車の軌道敷や積雪地帯における規定についても省略して定めています。

 独自基準としては、第24条で歩道または自転車道の舗装は雨水を浸透させる構造とすることや、第25条で歩道または自転車道等の横断勾配を1%以下とすることなどを定めております。

 まず、第1条では、この条例の趣旨について定めています。

 第2条、第3条は、この条例に定める用語の定義と道路の区分について定め、第4条から第8条では、交通量に応じた車線の数と車道の幅員、中央分離帯、副道、路肩及び停車帯について定めています。

 第9条から第11条では、自転車道、自転車歩行者道及び歩道の設置基準について定めています。

 第12条では、横断歩道やバス停において、歩行者が立ちどまれるスペースを設けることを定めています。

 第13条では植樹帯の設置基準について、第14条から20条では、道路の区分に応じた設計速度や道路の曲線部における半径や勾配について基準となる措置を定めています。

 第21条から23条では、道路の縦断勾配、第24条では、舗装の構造について、第25条、第26条では、道路の横断勾配と合成勾配を定めております。

 第27条では排水施設について規定し、第28条から第30条までは、道路の平面交差や立体交差、鉄道と交差する場合の設置基準や構造について定めています。

 第31条から32条では、待避所や歩道橋などの交通安全施設について規定し、第33条では、車を減速させて歩行者の安全を確保するため、わざと道路に凹凸をつけたり、道路を狭くすることができることを定めています。

 第34条から37条では、停留所等の交通島や駐車場、擁壁などの防護施設やトンネル、橋、高架道路について定めています。

 第39条、第40条では、附帯工事の場合の特例や小区間を改良する場合の特例について定めています。

 第41条、第42条では、自転車専用道路及び自転車歩行者専用道路と歩行者専用道路の設置基準について定めています。

 なお、この条例は公布の日から施行することとしております。

 続きまして、議案書247ページをお願いいたします。

 議案第93号 八幡浜市市道に設ける道路標識の寸法を定める条例の制定について御説明いたします。

 市道に設ける道路標識の寸法については、これまで道路法に基づき道路標識、区画線及び道路標示に関する命令により定められていましたが、道路法の改正により同命令を参酌し、新たに条例を制定して定めるものでございます。

 まず、第1条では、この条例の趣旨について定めています。

 第2条では、この条例に定める市道や道路標識に関する用語の定義について、第3条、第4条では、市道に設置する道路標識の寸法の基準と施設や道路の状況に応じて標識の寸法を拡大表示できる特例について定めています。

 第5条、第6条では、道路標識の文字の原則となる寸法、設計速度に応じて文字を拡大表示できることを、第7条では、道路標識の縁及び縁線の太さについて、第8条では、道路標識の下に設置される矢印などの補助標識の寸法について定めています。

 なお、この条例は公布の日から施行することとしております。

 251ページをお願いいたします。

 議案第94号 八幡浜市移動等円滑化のために必要な市道の構造に関する基準を定める条例の制定について御説明いたします。

 移動等円滑化のために必要な道路の構造については、これまで高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律に基づき、移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める省令により定められていましたが、同法の改正により同省令を参酌し、新たに条例を制定し、定めるものでございます。

 この条例は、高齢者、障害者が円滑に通行できるよう、八幡浜市市道の構造の技術的基準を定める条例をさらに細かく定めたものでございます。

 まず、第1章総則で、第1条は、この条例の趣旨について定めています。

 第2条では、この条例における用語の定義について、次に第2章第3条から第6条までは、歩道の幅員や舗装の構造、勾配について定めています。

 第7条から第10条までは、歩道と車道の分離方法について、縁石の高さや歩道の車道に対する高さ、車の乗り入れ部の幅などについて規定しています。

 第3章第11条では、高齢者、障害者等の移動等円滑化のための歩道橋など立体横断施設について定め、第12条では、この立体横断施設の設置するエレベーターの構造について定めています。

 第13条から16条までは、同じく立体横断施設に設置する傾斜路、エスカレーター、通路、階段の構造について定めています。

 第4章第17条、第18条では、バス停における歩道部分の車道に対する高さやベンチ及び上屋を設置することを定めています。

 第5章第19条では、障害者用駐車施設について、障害者駐車スペースの数とか表示について定め、第20条では、障害者が円滑に利用できる停車施設について位置や寸法、表示について定めています。

 第21条では、駐車場における歩行者の出入り口について位置や構造を定め、第22条では、障害者が円滑に駐車施設に出入りできるよう通路の構造について定めています。

 第23条から26条では、駐車場から出入りするエレベーター、傾斜路、階段及び通路における屋根について定めています。

 第27条から29条では、障害者用駐車施設を設ける階に設置する便所についてその構造を定めています。

 第6章第30条では、移動等円滑化のため、交差点に案内表示板を設置することを定めています。

 第31条では、視覚障害者が円滑に移動できるよう、必要な場所に誘導用ブロックを設置することを定めています。

 第32条、第33条では、歩道におけるベンチ、上屋の設置や歩道及び立体横断施設、バス停などにおける照明施設の設置について定めています。

 附則において、この条例は公布の日から施行することとし、やむを得ない場合において当分の間経過措置を講じることとしています。

 続きまして、263ページをお願いします。

 議案第95号 八幡浜市準用河川管理施設等の構造の技術的基準を定める条例の制定について御説明いたします。

 市が管理する準用河川の管理施設等の構造の技術的基準については、これまで河川法に基づき河川管理施設等構造令により定められていましたが、河川法の改正により同構造令を参酌し、新たに条例を制定し、定めるものでございます。

 なお、現在市が指定している準用河川は名坂川及び谷川の2本でございます。

 まず、第1章第1条では、この条例の趣旨について定めています。

 第2条では、この条例に定める用語の定義について定めています。

 第3条では、この条例の適用範囲について規定しています。

 次に、第2章第4条から第15条では、堤防の構造や管理用通路などについて定めています。

 第3章第16条から19条では、護岸の洗掘を防止するため、河川に設置する床止め工の構造について定めています。

 第4章第20条から29条では、水をせきとめる目的で河川に設置する堰の構造について定めています。

 第5章第30条から第37条では、河川に設置する水門及び樋門の構造について定めています。ここで言う水門とは、河口部などで、高潮の影響を少なくするためにゲートのある構造物を言い、樋門とは、河川から取水目的や雨水などを河川に排水するための堤防の中に設置されるゲートのついた構造物のことを言います。

 第6章第38条から第41条では、樋門などに設置するポンプ場の構造について定めています。

 第7章第42条から49条では、河川に設置する橋の橋脚、橋台などの構造を定めています。

 第8章第50条から第54条では、伏せ越しの構造について定めています。伏せ越しとは、水路などが河川と交差する場合に河川の川底に埋設される水路構造物のことを言います。

 第9章第55条、第56条では、この条例の適用除外と適用の特例について定めています。

 附則において、この条例は公布の日から施行することとし、現在設置されている河川管理施設等がこの条例の規定に適合しない場合は経過措置としてこの条例を適用しないこととしております。

 次に、279ページをお願いします。

 議案第96号 八幡浜市下水道条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 下水道法が改正され、公共下水道の構造の技術上の基準、終末処理場の維持管理の基準、都市下水路の構造及び維持管理の技術上の基準を下水道法施行令で定めるものから、施行令を参酌して条例で定めることとなったため、所要の改正を行うものであります。

 なお、条例で定める基準は、参酌すべき基準として下水道法施行令で定められておりますので、施行令に定められた内容を下水道条例に追加するものです。

 なお、内容といたしましては、目次中、今回の条例改正で公共下水道の構造及び終末処理場の維持管理の基準を第1章の2として加えたこと及び都市下水路の技術上の基準の条項を加えたことに伴う整理でございます。

 次に、第1条の改正内容は、今回条例の内容に公共下水道の構造の基準及び都市下水路の条項を加えたものです。下水道条例の趣旨規定を改めます。

 第2条の改正内容は、第4号以下について1号ずつ繰り下げ、4号として都市下水路を加えます。

 第2条の2は、公共下水道の技術上の基準を条例で定める根拠法を示したものです。

 第2条の345は、排水施設及び処理施設に共通する構造の技術上の基準及びそれぞれの技術上の基準を定めております。

 次ページ、第2条の6は適用除外を、第2条の7は終末処理場の維持管理について定めています。

 次ページ、第27条は、都市下水路の技術上の基準を条例で定める根拠を示し、第27条の23は、都市下水路の構造の技術上の基準及び維持管理の技術上の基準を定めています。

 第27条の4は、都市下水路に係る行為の制限等について定めるものですが、公共下水道の行為の制限についての条文を都市下水路に準用することとしております。

 なお、附則第1項で施行期日、第2項で八幡浜市下水道条例を準用する八幡浜市特定環境保全公共下水道条例について、今回の改正に伴い第3条の一部を改めることを定めております。

 以上です。

 続きまして、283ページをお願いいたします。

 議案第97号 八幡浜市移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める条例の制定について御説明いたします。

 移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準については、これまで高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律に基づき、移動等円滑化のために必要な特定公園施設に関する基準を省令により定められていましたが、同法の改正により同省令を参酌し、新たに条例を制定し、定めるものでございます。

 まず、第1条で、この条例の趣旨について述べています。

 第2条では、この条例における用語の定義について定めています。

 次に、第3条では、災害時における公園施設の設置の特例について規定しています。

 第4条では、園路、広場における出入り口、通路、階段などの構造や寸法について定めています。

 第5条、第6条では、屋根つき広場と休憩所や管理事務所の寸法や構造の基準について定めています。

 第7条では、高齢者、障害者用駐車スペースの数や寸法、表示について定めています。

 第8条から第10条では、高齢者、障害者が利用する便所、便房の寸法や構造の基準について定めています。

 第11条、第12条では、高齢者、障害者が利用する水飲み場や手洗い場と公園に設置する掲示板や表示の構造について定めています。

 なお、この条例は公布の日から施行することとしております。

 291ページをお願いいたします。

 議案第98号 八幡浜市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。

 都市公園の配置及び規模に関する技術的基準及び都市公園に公園施設として設けられる建築物の建築面積に関する基準については、これまで都市公園法に基づき都市公園施行令により定められていましたが、同法の改正により同施行令を参酌し、新たに条例を制定し定めるものでございます。

 改正内容は、第1条の2から第1条の4まで追加し、都市公園の技術的基準や住民1人当たりの標準となる敷地面積、都市公園の配置及び規模の基準を定めています。

 次に、第7条の2を追加し、都市公園における建築物の建築面積に関する基準を定めています。

 なお、この条例は公布の日から施行するものとしております。

 295ページをお願いします。

 議案第99号 八幡浜市水道法施行条例の制定について御説明いたします。

 水道布設工事監督者及び水道技術管理者の資格基準等については水道法で定められていましたが、同法の改正により水道布設工事監督者が監督を行う工事及び監督者の資格基準並びに水道技術管理者の資格基準について、水道法を参酌し、新たに条例を制定するものです。

 第1条は趣旨、第2条は、布設工事監督者が監督業務を行う水道の布設工事で水道事業者の管理に属する施設の変更、設備の新設、増設など改造に係る工事について規定し、第3条は布設工事監督者の資格の基準について、第4条は水道技術管理者の資格の基準について、それぞれ定めています。

 なお、附則において、この条例は公布の日から施行するものです。

 以上です。

○議長(宇都宮富夫君)  財政課長。

○財政課長(藤原賢一君)  議案書299ページから508ページ、議案第100号から第108号、平成24年度一般会計補正予算(6)及び各特別会計補正予算8件を一括して平成24年度12月補正予算資料で御説明いたします。

 それでは、資料の1ページをお願いいたします。

 今回の補正は、一般会計では一番上の行の今回補正額の欄にありますように68,8771,000円を追加し、予算総額を2067,0201,000円とするもので、前年度同期に比べ3.8%の減でございます。

 次に、特別会計は国民健康保険事業特別会計を初め8会計の補正で3,3174,000円を追加するものでございます。

 一般会計、特別会計を合わせると、今回補正額は72,1945,000円の増で、累計では合計欄のとおり3405,2975,000円となり、前年度同期と比べ2.2%の減でございます。

 また、企業会計は、水道事業会計及び病院事業会計で6,5231,000円を追加するものでございます。

 なお、企業会計を含めた全ての会計における今回補正額は78,7176,000円を追加し、予算総額は4006,534万円となり、前年度同期に比べ1.4%の減額となるものでございます。

 それでは、一般会計から概要について御説明いたします。

 2ページをお開き願います。

 各経費の内訳でございます。

 まず、人件費2,0644,000円の減額は、職員の退職及び他会計配置転換等による減額4,3162,000円及び児童手当2,1585,000円の増額が主なものでございます。

 物件費2,6187,000円は、海区漁業調整委員会委員選挙費の決算見込みによる減1223,000円、来年度から市税の一部についてコンビニ収納を始めるためのコンピューターシステム改修経費3558,000円、高度水産販売技術者活動支援事業1917,000円、農林漁業体験施設整備事業7174,000円、日土小学校文化財保存活用推進事業などが主なものでございます。

 維持補修費8,8498,000円は、南環境センターごみ焼却設備定期修繕料7,8435,000円、道路維持補修費600万円、河川維持補修費270万円などでございます。

 扶助費9,7707,000円は、子ども手当1,5765,000円の減、生活保護扶助費7,0732,000円、自立支援・母子家庭・乳幼児医療費扶助費3,560万円が主なものでございます。

 補助費等33,6943,000円は、八幡浜高校陸上部全国駅伝競走大会出場補助金200万円、生活保護費国庫負担金返還金3218,000円、年間所要見込みによる施設事務組合負担金3,1477,000円の減、中山間地域等直接支払制度交付事業交付金28,9796,000円、国営南予用水土地改良事業負担金6,4636,000円などが主なものでございます。

 普通建設事業19274,000円、災害復旧事業費210万円の事業内容につきましては、後ほど御説明いたします。

 次、積立金7825,000円は、養護老人ホーム基金及び地域福祉基金への積立金でございます。

 投資及び出資金は、南予水道企業団水源開発及び広域化対策事業負担金2,8507,000円でございます。

 最後の繰出金1,2374,000円は、国民健康保険事業特別会計などの8会計の事業に対する一般会計繰出金でございます。

 次、5ページをお願いいたします。

 投資的事業実施計画でございます。

 まず、港湾関係では、八幡浜港北浜第2桟橋撤去事業3,000万円などでございます。

 次に、漁港・水産関係は、海産物直売所運営管理事業393,000円、高度衛生管理型荷さばき所附帯施設整備事業45万円などでございます。

 次に、道路橋梁関係は、市道改良事業の辺地債への財源組み替えなどでございます。

 次に、農林関係は、県営畑地帯総合整備事業負担金450万円でございます。

 次、6ページになりますが、消防関係では、県の緊急津波対策推進事業費補助金を活用した津波対策として避難路、避難場所における太陽光外灯整備事業などでございます。

 次に、社会教育関係では、赤レンガ倉庫活用に伴う調査事業1,0889,000円、日土小学校文化財案内板設置事業1365,000円、市民スポーツセンター改修事業3793,000円などでございます。

 その他としては、津波により八幡浜庁舎が影響を受けた場合でも3階以上において災害対策本部が維持できるよう、八幡浜庁舎災害対策用受電設備改修事業として1,8165,000円、保育所統廃合に伴い統合先となる真網代、日土保育所改修工事1,7788,000円、休園となっておりました舌田保育所を(仮称)舌田ふれあいの家として整備する改修工事費499万円、脇田温泉井戸閉塞工事280万円などでございます。

 最後に、7ページ、災害復旧費として、道路災害復旧事業210万円でございます。

 以上が一般会計の概要でございます。

 なお、歳入では、地方交付税、国県支出金、市債等を充当しております。

 次に、特別会計補正予算を御説明いたします。

 前に戻りまして、3ページをお願いいたします。

 まず、国民健康保険事業3,1365,000円は、総務費の人件費等の減、保険給付費の増で、歳入は国県支出金の増、基金繰入金の減額及び一般会計繰入金を増額しております。

 後期高齢者医療6707,000円の減額は、総務費の人件費等による減額で、歳入は一般会計繰入金を減額しております。

 次に、介護保険8065,000円は、総務費の人件費等を増額及び地域支援事業費を減額するもので、歳入は一般会計繰入金を増額しております。

 介護サービス事業992,000円の減額は、サービス事業費の減額で、歳入は一般会計繰入金を減額しております。

 簡易水道事業208,000円の増額は、総務費の人件費等による増額で、歳入は一般会計繰入金を増額しております。

 公共下水道事業8617,000円は、総務費の人件費等の増額及び下水道建設費の増で、歳入は市債及び一般会計繰入金を増額しております。

 戸別合併処理浄化槽整備事業9562,000円の減額は、総務費の人件費等による減額で、歳入は一般会計繰入金を減額しております。

 水産物地方卸売市場事業218万円は、総務費の魚市場におけるプラスチックコンテナ等市場事務備品の整備費等1,9608,000円の増、一般会計の繰出金である諸支出金を減額し、歳入では一般会計繰入金を増額しております。

 次に、4ページをお願いいたします。

 債務負担行為の追加でございます。

 まず、ごみ焼却処理施設運転管理業務の債務負担の追加でございます。平成25年度から29年度までの5年間で75,1958,000円を限度に債務負担行為を行うものでございます。

 次に、不燃物・資源ごみ処理施設運転管理業務の債務負担行為の追加でございます。平成25年度から29年度までの5年間で37,2677,000円を限度に債務負担行為を行うものでございます。

 最後は、平成25年度における長谷地区スクールタクシー運行業務委託料230万円を限度とする債務負担行為を追加するものでございます。

 なお、8ページ以降に一般会計歳入歳出の状況を添付しておりますので、御参照いただきたいと思います。

 以上でございます。

○議長(宇都宮富夫君)  水道課長。

○水道課長(宮本雅三君)  議案書509ページをお開き願います。

 議案第109号 平成24年度八幡浜市水道事業会計補正予算(2)について御説明いたします。

 今回の補正は、資本的収支で企業債償還金に係る繰上償還金の費用を追加するものでございます。

 それでは、第2条の資本的支出について御説明をいたします。

 資本的支出1,4123,000円を補正し、合計25,6059,000円とするものです。

 なお、条文2行目後半の括弧書きのとおり資本的収入が資本的支出に対し不足する額22,8802,000円は、過年度分損益勘定留保資金などで補填をするものでございます。

 515ページをお開きください。

 補正予算明細書でございます。

 1款資本的支出、2項企業債償還金、11節企業債償還金1,4123,000円を追加し、合計14,1359,000円とするものでございます。

 今回の繰上償還は、昭和623月発行の企業債5,500万円、利率5.2%で、24年度末未償還残高1,4123,220円を繰上償還するものでございます。繰上償還をすることで支払い利子1701,868円が減額できることとなります。

 なお、511ページ、補正予算実施計画、512ページ、資金計画、513ページ、14ページに貸借対照表を添付しておりますので、後ほど御参照ください。

 以上でございます。

○議長(宇都宮富夫君)  市立病院事務局長。

○市立病院事務局長(河野謙二君)  それでは、議案書517ページをお願いいたします。

 議案第110号 平成24年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(2)について御説明をいたします。

 今回の補正予算は、平成24年度の上半期の業務実績及び下半期の業務予定、決算見込みによる補正措置でございます。

 まず、第2条業務の予定量につきまして、(2)の年間患者数のうち入院患者数を7,839人減員し、年間62,241人に、外来患者数を13,560人減員し、年間88,850人といたします。

 (3)1日平均患者数は、年間患者数見込み数の減に伴い、入院患者数を21.5人減員し170.5人、外来患者数を55.3人減し、362.7人といたします。内科、産婦人科等の常勤医が減少した影響が大きく、患者見込み数を減員するものでございます。

 次に、第3条収益的収入及び支出につきましては、まず収入でございますが、第1款の病院事業収益を32,6502,000円減額し、総額408,4352,000円といたします。内訳として、第1項医業収益を32,8715,000円減額し、総額364,442万円といたします。患者数の減に伴う入院及び外来収益の減によるものでございます。

 次の第2項医業外収益を2213,000円増額し、総額43,9932,000円といたします。本年度医師の負担軽減のため、医師が行う事務的作業を補佐する医療クラークを養成しておりますが、これに対する県補助金200万円などでございます。

 次に、支出でございますが、第1款の病院事業費用を6,1648,000円増額し、総額を447,3599,000円といたします。内訳として、第1項医業費用を7,0791,000円増額し、総額437,4392,000円、第2項医業外費用を9143,000円減額し、総額9,9207,000円といたします。

 補正の主な項目につきましては、520ページをお願いいたします。

 まず、1目の給与費につきまして、11,6898,000円の増額でございます。正職員の減少により給料、手当等が減少しますが、正職員の補完としての臨時職員の賃金及び非常勤医師の報酬を増額しております。また、定年退職者以外の退職予定者が大幅にふえる見込みであることから、退職給与金を増額しております。

 次に、2目の材料費が1,5116,000円の減額、3目の経費も7809,000円の減額でございます。主に患者数の減に伴う医療診療に係る費用の減額でございます。

 5目の減価償却費の減額及び2項の医業外費用の減額につきましては、23年度事業費の確定に伴う補正でございます。

 517ページに戻っていただいて、これらの補正の結果、収益的収支につきまして、病院事業収益408,4352,000円から病院事業費用447,3599,000円を差し引きしました12月補正後の収支は38,9247,000円の単年度赤字予算となります。

 518ページをお願いいたします。

 次に、第4条資本的収入及び支出につきましては、予算第4条の本文括弧書きを「(資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額12,8403,000円は、当年度分消費税資本的収支調整額929,000円及び過年度分損益勘定留保資金12,7474,000円で補填するものとする。)」に改め、第1款の資本的支出を1,054万円減額し、総額を49,5337,000円といたします。その内訳は、第2項企業債償還金を1,054万円減額し、6,2253,000円にいたします。23年度事業費の確定に伴う補正でございます。

 次に、第5条議会の議決を経なければ流用することのできない経費として、職員給与費を11,6898,000円増額し、総額261,8475,000円といたします。

 なお、519ページ以降に予算実施計画、資金計画、給与費明細書、予定貸借対照表及び予算明細書を添付しておりますので、御参照願います。

 以上でございます。

○議長(宇都宮富夫君)  ただいま議題となっております36件についての本日の審議はこの程度にとどめます。

————————————————————————————————————————

○議長(宇都宮富夫君)  日程第7 議案第111号 「八幡浜漁港高度衛生管理型荷捌所建築主体工事請負契約の締結について」の議決変更について及び議案第112号 「八幡浜漁港高度衛生管理型荷捌所機械設備工事請負契約の締結について」の議決変更について、以上2件を一括議題といたします。

 提出者の説明を求めます。

 産業建設部長。

○産業建設部長(菊池賢造君)  追加の議案書をお願いいたします。

 議案第111号 「八幡浜漁港高度衛生管理型荷捌所建築主体工事請負契約の締結について」の議決変更を御説明いたします。

 本年3月の定例市議会において、議案第44号で議決いただいております八幡浜漁港高度衛生管理型荷捌所建築主体工事、請負金額129,7393,000円を2,5416,000円増額し、132,2809,000円へ変更するものでございます。

 主な変更内容は、外壁開口部の耐風圧強化と設備開口対応のため、鉄骨補強工事追加による約790万円の増、2階仲買人事務所等の執務環境向上のため、建具に採光用耐火ガラス追加による約520万円の増、建築基準法の規制による鉄骨はり耐火被覆追加による約370万円の増、利用状況検討による耐久性の高い壁仕上げ材への変更による約330万円の増などにより、全体として2,5416,000円の増額変更を行うものであります。

 続きまして、議案第112号 「八幡浜漁港高度衛生管理型荷捌所機械設備工事請負契約の締結について」の議決変更について御説明いたします。

 平成231124日の臨時議会において、議案第74号で議決いただいております八幡浜漁港高度衛生管理型荷捌所機械設備工事、請負金額2265万円を1,2811,000円増額し、21,5461,000円へ変更するものでございます。

 主な変更の内容は、公共下水道との接続箇所支障による配管経路の変更と埋設構造物撤去追加による約650万円の増、利用状況検討により手洗い器、衛生機器、排水通気設備の追加変更による約460万円の増、他工事とのとり合いによる配管、換気設備の追加工事による約180万円の増などにより、全体で1,2811,000円の増額変更を行うものであります。

 以上です。

○議長(宇都宮富夫君)  ただいま議題となっております2件についての本日の審議はこの程度にとどめます。

 お諮りいたします。

 議事の都合により、明4日から9日までの6日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(宇都宮富夫君)  御異議なしと認めます。よって、明4日から9日までの6日間は休会することに決しました。

————————————————————————————————————————

○議長(宇都宮富夫君)  これにて本日の会議を閉じます。

 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 明4日から9日までの6日間は休会であります。10日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。

————————————————————————————————————————

○議長(宇都宮富夫君)  本日はこれにて散会いたします。

午後 145分 散会

 

お問い合わせ

議会事務局
住所:愛媛県八幡浜市北浜一丁目1番1号
TEL:0894-22-5998
FAX:0894-22-5963
このページの先頭へ戻る