一般質問(一問一答方式)  H27.12 佐々木加代子 議員

公開日 2016年02月25日

 

質 問 事 項
防犯灯のLED化について
オリジナル婚姻届について

 

 


 

〔佐々木加代子君登壇〕

 

 


○佐々木加代子君  それでは、私のほうから大綱2点について御質問をさせていただきます。誠意ある御回答のほどをよろしくお願い申し上げます。
 それでは、1点目、防犯灯のLED化についてであります。
 6月議会において質問をさせていただきました市内における防犯灯のLED化について、あれから半年が経過いたしました。現在の状況についてお伺いをしたいと思います。
 防犯灯は従来地元負担、公費負担の制限が維持されている。宇和島市、大洲市、西予市の近隣市においても維持管理、電気代は自治会負担になっているという御答弁をいただきました。
 7月に入り、国交省予算で防災・安全交付金というものが平成24年度より創設されていることを知り、八幡浜市においても防犯灯整備の可能性があるのではないかと期待をしておりますが、この交付金は命と暮らしを守るインフラ再構築、生活空間の安全確保を集中的に支援するというもので、防犯灯整備においても対象になるであろうと市長にも御提案をさせていただいたところであります。
 さて、今議会において再度防犯灯について質問をしたいと考えておりましたところに、この10月、11月より宇和島市において防犯灯のLED化の工事が始まるとの情報が入り、宇和島市の議員に詳細を伺ったところです。
 宇和島市における防犯灯のLED化の事業は、総予算8,900万円、縛りのある国の交付金は受けずに一般財源により事業を行うということ。当初2年計画での整備を予定しておりましたが、自治会からの強い要望で今年度中に全ての工事が終了する計画に変更され、来年の春までには工事が完了するということであります。
 今回の防犯灯LED化の工事については、さきにも申しましたが、各自治会からの強い要望、これにより市長が決断された、また実現に至ったということをお伺いいたしました。この強い要望というところに私は注目しているところであります。
 それでは、宇和島市の今回の取り組みについて、6月時点で周辺市町がやっていないからという理由も述べられておりましたので、御意見をお聞かせ願います。
○議長(上田浩志君)  生涯学習課長。
○生涯学習課長(河野謙二君)  それではまず、LED化についてでございますが、電気代削減、地球温暖化防止の観点から、LED化の必要性は認識をしております。
 その中で宇和島市では、何らの補助、起債のない状況で、市単独事業として約8,000万円の経費を支出するとのお話でございますが、一般財源としてこの金額があれば、過疎債を当てはめますと約2億6,000万円の事業が実施可能になります。
 現在さまざまな大規模事業を実施中であり、今後も必要な事業を控えていることから、事業の実施につきましては、緊急度、必要性等を総合的に判断する必要があると考えております。
 なお、最近設置する防犯灯につきましては、全てLEDとなっております。
 以上です。
○議長(上田浩志君)  佐々木加代子議員。
○佐々木加代子君  6月にお聞きをしましたが、御回答いただけなかった蛍光灯仕様の防犯灯の数、それとLED灯にかえるとすると概算で幾ら予算が必要なのかをお聞きしたいと思います。
○議長(上田浩志君)  生涯学習課長。
○生涯学習課長(河野謙二君)  市内に設置してあります蛍光灯仕様の防犯灯の数につきましては、6月議会でもお答えいたしましたが、防犯灯の維持管理が地区によってさまざまで、自治公民館であったり区であったり、あるいは町内会であったりというような事情があり、正確な数字は把握できておりませんが、各公民館を通じて確認できた数から推測しますと、2,500基程度と思われます。
 2,500基をLED灯にかえるとすると、機種にもよりますが、1基当たりの交換費用がおおむね2万円から2万5,000円程度でございますので、仮にまとめて発注したとしても4,000万円以上の経費がかかるのではないかと思われます。
○議長(上田浩志君)  佐々木加代子議員。
○佐々木加代子君  各公民館に聞いていただいたということですが、あくまでも今出された数字というのが、保内の灯数また市内のある程度把握した数ということで、1本とも変わらない正確な数字というわけではないように私は思うのですが、それでよろしいでしょうか。
○議長(上田浩志君)  生涯学習課長。
○生涯学習課長(河野謙二君)  はい、御指摘のとおりです。
○議長(上田浩志君)  佐々木加代子議員。
○佐々木加代子君  あくまでも推定の数字が2,500基程度であろうと。予算にすれば4,000万円を超える事業になるのではないかという今御回答をいただきました。あくまでも推定でということでしたので、市が整備するという、各公民館へ一度打診をしていただいて、なかなか回答が引き出せなかったという話も以前に伺ったことがありますが、市としてこういう整備をするので詳しい数字を調べてくれないかというような呼びかけをすれば多分正確な数字が掌握できてくるのかなというふうに私も考えますし、今後調査をしていく上でも、実際の数字が幾らであるという正確な数字を提示していただいて、こういう事情でというお話でしたら非常に納得がいく話なのかなというふうに私も思いますが、実際にやっぱり整備をしたいと思うけど調べてくれないかという言い方じゃない限り、なかなか正確な数字が上がってくるというようなことにはならないような気がします。
 私自身が調べたところによりますと、2008年のデータではありますが、5,809灯でした。この中には街路灯とか、また個人設置の照明、この数も多分含まれているであろうと思いますので、推測ではありますが、その以後のLED化されとる分を差し引いても5,000灯前後もしくはもう少し少なくなっとる可能性もあるとは思うんですが、1灯当たりの費用が先ほど2万円から2万5,000円というふうに言われておりましたので、正確な何灯という数字が出れば概算の予算は正確な数字として上がってくるというふうに思います。
 ここで少し話をかえますが、市では駅前から港までの区間の無電柱化の計画があるように伺っております。また、新川沿いの道路については、散策道として電灯をLED化するというようなお話をお聞きしたように思います。
 私も観光客の方や八幡浜に訪れてくださる方々にとっては、やっぱり好印象を与える重要な地域であるというふうに思いますので、そういう施策についてよく理解をしているつもりではありますが、市長の市政方針であります安心・安全のまちづくりというのは、一番に八幡浜市民にとっての安心・安全でなければならないというふうに思います。全ての市民の方が恩恵を受ける事業への取り組みを最優先で手がけていただきたい。
 現時点において市長の言われる安心・安全のまちづくりの構想の中には、私が提案している防犯灯の整備については入ってはいないというふうに思われますが、この11月末、新聞に蛍光灯生産・輸入禁止へ、政府方針、全照明LED化との記事が掲載されていました。消費電力の小さいLED照明への切りかえを促進し、二酸化炭素CO2排出量の削減につなげる。2020年度以降2030年度にはLEDなどの高性能照明の普及率をほぼ100%にするという計画が政府によって打ち出されました。国として規制を強化していく方針が決まったということで、今後は地方においても照明のLED化が進んでいくように思われます。
 このような国の方針が示されたことを受けて市長のお考えを伺えればと思います。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  まず、私のほうから私の安全・安心なまちづくりというふうな観点から答弁をさせていただきます。
 安全・安心なまちづくりということで、佐々木議員さんがおっしゃるように、LED化防犯灯、そういったところも大切だと思いますが、市として全体を見た場合に、やはり市立病院等々の整備も安全・安心なまちづくりに入ってくると思っております。
 その上で全体を見た上で市政を推進していくべきだと考えておりますが、LEDの照明、先ほど議員がおっしゃったように、今回社総金と申しまして、社会資本総合整備交付金、これを活用いたしまして、駅前、フジに至るところ、そして江戸岡地区出合橋、本町橋、そういったところをウオーキングコースとして設置をするようにしております。15灯新しくLEDの照明をつけるわけですが、新規が5灯、そして更新で10灯整備するようにしております。これも社総金の計画が策定されたもとでの器具の設置となりますので、町全体を更新していく、あるいは新規でつけていくとなりますと、町全体の設計図と申しますか、その計画が必要になってまいりますので、なかなかこの地域を限定してつくるのには、この計画はなかなか全体を通してやるのには難しいといった側面もありまして、交付金を使ったLED化が進んでないのが現状でありますが、随時新しく更新していくときにはLEDの照明にして、安全・安心なまちづくり、身近なところからやっていきたいと考えておりますので、今後も欲しいところ、欲しい箇所、これは地区を通して上がってまいりますので、ぜひ地区のほうからもここは防犯灯が欲しいといった声を届けていただきたいというふうに考えております。
○議長(上田浩志君)  佐々木加代子議員。
○佐々木加代子君  先ほど正確な防犯灯の数の掌握をというふうなお話をしたと思うんですが、合併以前、保内町では防犯灯の数の掌握も書面において管理されておりまして、今でもすぐに数字がわかる状態であるというふうに伺いました。
 周辺市町、宇和島市や西予市においても防犯灯の数の掌握についてはされております。なぜ八幡浜だけが行政が管理すべきことではないという主張を繰り返されるのか、理解に苦しみます。
 防犯灯は自主組織である区や自治会で管理すべきものであるということ、このことを私自身が受け入れられたとしても、市としては市民の方々がどのように管理されているのかとか、年間どのぐらいの費用を市民の方々が払っていらっしゃるのかとか、また地域によってどういう差が生まれているのかとかという、そういうことに関しては、やっぱり市としては地域の状況を掌握すべきだというふうに私は思いますし、また今回のこの防犯灯整備に関して、正確な数がわからないという御返答をいただいた中で、なぜわからないのかという質問に対して、要するに自主組織である自治会また区とかというそこに行政が入っていくべきではないのでわかりませんというお答えが幾度となくわかりませんという言葉が返ってまいりました。
 この少なくとも市において地域の状況を聞かれてわかりませんという答えしか出てこないというこの状態が私は異常な状態ではないかなというふうに思いました。この私が異常やと思うとるこの状態について、多分市は異常だとは思われてないと思いますが、このことに関して何か御意見がありましたら、なければ構いませんが、お答えいただければと思います。
○議長(上田浩志君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  防犯灯という性格上、地区が自主的に取りつけて補助金を市が出すという形でやっておりまして、実際の電気代は地区で出すという実情であります。
 ただ、議員おっしゃられたように、全然わからんのはいかがなものかなという御指摘。なぜわからないか私たちも把握してないんですけれども、またどういうふうにして公民館とちょっと連携しながら少し正確に把握できるように、できれば次の議会に御質問もしいただけるときがあれば、もしかそれまでにきちっと把握できるような方向でちょっと考えてみたいと思います。
○議長(上田浩志君)  佐々木加代子議員。
○佐々木加代子君  わかりました。期待を込めてお待ちしております。
 それでは次に、旧保内町においては区長制が敷かれております。また、地域によって、先ほども申しましたが、かなりの数の防犯灯を必要以上に設置をされとるところもあります。また、町内会がないために防犯灯の数が少なくて、町内が暗いという地域もあると伺いました。
 防犯の観点からも、町が暗いということは、やっぱり犯罪とか危険な部分もいっぱい出てきますので、非常に心配な点があるように思います。
 また、今この冬の時期になりますと、5時過ぎれば真っ暗になりますので、部活帰りの子供さんとかまた女性の方々にとっては不安や危険がいっぱいであります。
 私は女性として、母として、市民の皆様が少しでも安心して暮らせるまちづくりを行政としては提供していくべきであるというふうに思います。
 常日ごろよりそういうふうには私も考えておりますが、この私自身の今回2回目の提案になりますが、この提案をきっかけにしていただいて、もう一度安心・安全のまちづくりにおいてしっかりと取り組んでいただくことと、最優先課題に置いていただいての論議を繰り広げていただきたいというふうに思っておりますので、ここでもう一度重ねて御要望をいたしたいと思います。
 また、しっかりと今回もあらあらは担当課のほうにおいて各公民館に防犯灯の数を聞いていただいたように思うんですが、少なくとも実際にやりますよという方向にもしなったとして、1灯でも数字が違ってきたら予算が違ってきますので、正確な数字を出していただくためにもしっかりとまた取り組んでいただいて、はっきりとした何灯ありますのでどういう予算がこんだけの予算がかかりますという御回答をいただけるまでしっかりと私も継続して取り組んでいきたいなというふうに思っておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
 それでは、次に移りたいと思います。
 大綱の中に今回防犯灯の数のことであったりとか、地域の町内会の組織のことであったりとかお伺いする中で、旧の八幡浜市における町内会の組織の整備をという点でお聞きをいたしたいと思います。
 宇和島市は八幡浜市のように自治会とか町内会組織のない地域はないというふうに伺いました。また、大洲市、西予市に聞いてみましても、加入率の問題はあるけれども、組織そのものがない地域はどこにもないというふうに言っておりました。
 宇和島市が今回防犯灯設置事業に取り組むことになったきっかけも、町内会、公民館、自主防災会が1つにまとまって団結力、地域コミュニティーがしっかりと確立されているため、各自治会からの陳情や要望を市長に直接届けるということが日常的に行われているということでした。市長も自治会からの陳情や要望を前向きに取り組まざるを得ないそうです。
 八幡浜市には町内会のない地域があると話しましたら、えっ考えられんなというような返事が返ってまいりました。
 合併前の先ほども申しましたが保内町では、町内会組織のない地域はありません。加入するかしないかは強制ではないと思いますし、全地域の組織を整備するということは、私はすべきことではないかというふうに強く申し上げておきます。
 また、このことについての市長の意見をお聞かせ願います。
○議長(上田浩志君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  旧八幡浜市内における町内会組織の整備をという趣旨だったと思うんですけれども、八幡浜市の地区の組織は、まずは地区公民館があって自治公民館があって、その中に区であったり町内会であったり、地域によっていろんな組織があります。任意の自治組織である町内会のあり方も地区によってさまざまです。全く町内会自体がないところも旧八幡浜市内にはあります。
 市としては、基本的に公民館組織を中心に地区の声を吸い上げ、また市からの情報を伝達することとしており、旧保内町においても以前の区長制度から公民館制度に移行し、現在建物、館としての公民館の整備を進めているところです。
 なお、今陳情のお話がありましたけれども、実際に地区が機能しているところから地区としての陳情をという声があったときには、それも全てお受けをしております。
 市からの情報につきましては、広報車、防災行政無線、内容によっては自主防災組織等などからも伝わるような構造にしております。
 御質問の町内会につきましては、それぞれの地域で必要に応じ、あるいは過去の経緯から設置されているものと考えております。今のところ行政主導で統一的な組織を整備することは考えていません。
 なお、先般、秋の県の副市長会がありまして、そのときに各市から議題を持ち寄るんですけれども、その中でやはりこのことが議題に出ておりまして、地区の自主組織に入会しない市民がふえているという議題が出まして、行政組織の一部としての町内会維持するということについて、どの市町でも御苦労されてた話がありました。参考に伝えておきます。
○議長(上田浩志君)  佐々木加代子議員。
○佐々木加代子君  今全国的に高齢者の孤立であったりとか孤独死の問題が大きく取り上げたりする場面があります。この問題には、地域とのかかわりが大きく影響すると私は考えます。
 高齢者に限らず、若い世代の方でも地域の人間関係が希薄になり、集合住宅などではどんな人が住んでいるのかもわからないといったことや、人とかかわりたくないと思っている人がふえてきているというのも現状だと思います。
 私は自治会のない地域には住んだことがないので、当然のように数年に一度は地区の役員を引き受けるものだと思っておりました。役員になれば御近所を訪ねて集金や回覧板などをお届けをいたしますので、自然と顔見知りになり、家族構成などもわかるようになります。こういう日常的なおつき合いが、地域の方を気にする、何かあれば気にかけるということにつながっていくのだというふうに思っております。
 また、担当課に伺っても、自主防災組織は町内会のないところにもつくっているし、広報を届けてくださる方もおられるので大丈夫ですという答えが返ってきますが、果たしてこれでいいのかという疑問が頭をもたげます。
 近隣市においても八幡浜市のように町内会組織がないなどという地域はないという、こういう現状に何の疑問も抱かない行政の姿勢に私は非常に何か不信感のようなものが湧いてくるのですが、これは私だけでしょうか。
 また、このことについて先ほどお伺いいたしましたので、ここでは省きますが、先ほども何度も申しましたが、合併以前、保内町では、今現在もそうですが、区長制がしっかりと敷かれていて、町内会のない組織がないという。旧の八幡浜市では、今現在町内会の組織を編成されとる地域においても、区長制であったりとか、区長さんであったりとか、自治会制であったりとか、これが入りまじっているという、これが今の八幡浜の状態ですが、私もいろんなお話をする中で、区長制度と自治会制度がどう違って、どういう違いがあるのかとか、聞けば聞くほど何か全然わからなくなるので、これって一緒にできないのかなと。例えば区長制度に統一するのか、自治会制度に統一するのか、統一という形で少なくとも名称だけは統一できないのかなと。どの市民の方が聞かれても、自治会というたらこんなもんやなって、また区長制度というたらこんなもんなんやなというのが理解できるような何か制度の変更というか、その変革というか、そういうのができないのかなというふうに、非常にそれは素朴な疑問かもしれませんが、そういうふうに私は感じました。
 宇和島は全部が自治会という名称で統一がなされとるというふうに伺いました。
 今回大洲市においても、今まで八幡浜と同様に区長制度と自治会制度が入りまじっていたので、今年度からこの2つの制度を一本化して新たな自治会制度としてのスタートをし始めたところですというふうな状況を伺いました。
 このように、周辺市の状況、そういうのも比較して、組織そのものがない地域がある八幡浜市のことを、先ほども言いましたが、ちょっとおかしいんやないかなというふうに私も申しましたが、そのことに対しておかしいと思う私がおかしいと多分思われる方もいっぱいおられるのかなというふうに思うんですが、ただ私自身本当に2年前まで一市民で、まさかそういう町内会の組織がない地域が八幡浜市にあるというのも議員になってから初めて知ったことでございますので、何でって非常に素朴にはてなマークがいっぱい並びました。
 なぜ私がここまで町内会つくれつくれと言うのかというのは、今やっぱり原発の問題もありますし、また南海トラフ地震がいつ起こるかわかりませんよという、こういう有事が起こった際に地域でどうやって支えていくのかということが多分いろんな場面で話題に上ることだと思います。
 その有事が起こった際に、やっぱり防災力とかそういう観点においても自主会組織の見直しとか整備には、やはり強制でつくりなさいよというんではなくて、つくれる方向に市が助けをしてあげるというこれはできないのかなというふうに思いました。
 先日また新聞を読んでおりましたら、新聞記事の中に、防災のかなめは人のきずなであるというふうに題して、今問われているのは地域でどう生きるかということ。人と人がつながる仕組みをどうやってつくっていくのかを考えなければならないと。これは東日本大震災で福島県内最大規模の避難所運営に携わってこられた天野福島大学客員准教授が講演をしておられた内容であります。まさに私も非常に同感だなというふうに思いました。
 今まではこうしてきたというふうな今までの八幡浜市の姿勢を先ほどから言っていただきましたが、今まではこうでした。でも、これからどうやっていくのか。市民の皆様が安心・安全にどうやったら暮らせるのかという観点に立っていただいて、行政として有事の際に地域が協力し合える体制、どうやってつくっていくのか、また一人でも多くの市民の方にどうしたら地域愛を持ってもらえるのかということをこれから取り組んでいただけたらなというふうに思っております。
 また、八幡浜市としても、今この時点からスタートを切ったつもりで地域のコミュニティーづくりについて、また町内会組織がない地域にも市の職員さんが中心になっていろんな活動をされとる地域もあるというふうに伺いましたので、その市の職員さんを中心に強制的な行動ではなくて、補助的な意味で地域のコミュニティーづくりをしていきませんかという呼びかけを行政としてはお願いをしていきたいなというふうに思っておりますので、どうか真摯に向き合っていただければなというふうに要望をいたしましてこの点については終わります。
 それでは、ちょっと雰囲気を変えまして、皆様先ほどお手元にお配りをいたしました婚姻届のいろんな種類のものがあったと思うんですが、大綱2のオリジナル婚姻届についてに移らさせていただきます。
 先ほどお配りしただけでもかなりざわざわといろんなお声を耳にしましたので、ちょっと幸せな気持ちに皆様になっていただきたいなというふうに思って御提案を申し上げます。
 まず、お手元に配付をしました婚姻届、この茶色い筋の入ったこれが現在の八幡浜市の婚姻届であります。大きいA3の紙の2枚の婚姻届ありますね。これが四国で初の伊予市で作成をいたしました婚姻届、2種類あります。かわいらしいお人形さんがついてたりするんですが、あとA4用紙のちょっと見にくいと思うんですが、これちょっとパソコンから取り出しましたので画像が非常に悪くてちょっと印象は余りよくないなというふうに思うんですが、これは静岡県の藤枝市がつくっておりますオリジナルの婚姻届であります。
 これを踏まえまして御要望させていただきたいと思います。婚姻届は国の通達で書式が決まっておりますが、文字や枠の色、余白のデザインについては、各自治体で自由に決めることができます。
 新たな人生の門出を迎える方たちにとって、2人の共同作業として記入する婚姻届からこだわりたいという意識が最近は強くなっております。また、婚姻届製作所というウエブサイトも存在していて、オリジナルなデザインの婚姻届を無料でダウンロードすることもできるそうです。
 また、紙や印刷の仕上がりにもこだわった優良なものもあります。中でも一番人気は、写真を入れ、仕上がりにもこだわった優良なもので、費用が5,000円程度になるような婚姻届もあるそうです。
 昨年の11月からスタートしたサービスですが、既に利用枚数は2万枚を突破していて、人気を呼んでいるということであります。
 また、結婚情報誌が自治体とコラボして御当地婚姻届というサービスも実施しています。
 さらには、コラボではなくて、自治体独自でオリジナル婚姻届をデザインするところも出てきており、例えば神奈川県の相模原市では、ぱらぱら漫画でおなじみの鉄拳さんのイラストをレイアウトした婚姻届とメッセージカードを作成しております。
 地域の風景やキャラクターなどをモチーフにすることで結婚後もその土地への愛情を持ってもらうことを狙っており、利用した方からは、地元愛を確認し、愛着もアップしたとの感想が寄せられているそうです。
 相模原市での市独自の婚姻届を作成した担当課では、まずは婚姻届でスタートしてもらい、市に興味を持ってほしい。結果的には定住促進につなげられたらという発言をされております。
 この9月、伊予市において先ほどお見せをいたしました四国初のオリジナル婚姻届が作成をされたと伺いました。当市においても、新しく夫婦になるお二人の門出をお祝いするオリジナル婚姻届の作成を提案したいと思います。
 そして、市からのお祝いとして記念の婚姻届が手元に残るような工夫を考えていただきたい。幸せいっぱいにスタートした婚姻届が手元にあることで、離婚率も先ほど申しましたが、減るのではないかなというふうに期待を込めて重ねて御提案申し上げます。
 これより自治体独自で作成した静岡県の藤枝市、先ほどお配りいたしました伊予市のもの、また現在の八幡浜市のものをお配りしたと思いますが、しっかりとごらんいただいて、余談にはなりますが、私も二十数年前に婚姻届を出した記憶がありますが、何でこのお祝いする紙が茶色の味気ない婚姻届なんかなというのは、非常にそのとき強く感じて、二十数年たった今でも思い出されるぐらい怨念がこもっとるのか何なのかはわかりませんが、とにかくそういう何か非常にマイナスイメージを受けた記憶が今でも鮮明に残っております。あの当時にこういうかわいらしい婚姻届があったら、多分もう少しスタートの気持ちが違ったのかなというふうに思います。
 藤枝市、先ほどお花の絵の描かれた婚姻届があったと思うんですが、藤枝市については、婚姻届が提出された折には、その場で記念撮影ができるように大型の専用のパネルを市民課の窓口に設置して、カメラやスマホを持参すれば職員が撮影をしてあげるという、そういうサービスも行っているようです。
 オリジナル婚姻届は、経費の面でも取り組みやすいことではないかなというふうに思っておりますし、見ただけで幸せな気持ちになれることは間違いありません。女性の方の意見を存分に取り入れていただいて、誰もが幸せな気持ちになれるような婚姻届の作成をお願いしたいと考えます。いかがでございますか。
○議長(上田浩志君)  市長。
○市長(大城一郎君)  婚姻届、私もこのような婚姻届を何年か前に出したものだと思っておりますが、やっぱり事務的に出しておりますので、出したという記憶がほとんど残っておりません。
 今回は初めて婚姻届にもこのような華やかな婚姻届があるということを教えていただいたわけであります。
 婚姻届につきましては、2人が結婚されたということを戸籍法による公的な届け出ということで、割合かたい考えで今まであったんじゃないかなというふうに思っております。
 まさしく婚姻届は華やかなところでありますし、ふるさとに愛着を持っていただく一つの結婚の記念といった形にとりましてもいい機会でもあるし、本当にいい方法だとも考えております。
 今回この質問に当たって、新しい婚姻届の様式があるというふうなことを知りまして、私も知人に話したところ、近々結婚したいという方がぜひそういったものを使用したいというふうなこともおっしゃっています。ぜひ八幡浜市もこの華々しいといいますか、華やかな2人の結婚を祝福できるようなそのような婚姻届の用紙、作成していきたいと思います。
○議長(上田浩志君)  佐々木加代子議員。
○佐々木加代子君  婚姻届はどこで用紙をいただいてもどこで提出しても全国津々浦々いいそうです。私も今回この質問をさせていただくのに、話を伺う中でそういうことを伺いました。もう八幡浜でするんやったら八幡浜に出さんといけん、八幡浜の用紙で出さんといけんというふうに私は思っておりましたが、だから好きな自分のデザインのところを今は取り寄せて、どこに地域に出してもいいんだというふうなことをお伺いしましたので、全国からお取り寄せの問い合わせが殺到するような魅力ある婚姻届の作成のほどをお願いしまして私の質問を終わります。ありがとうございました。

 

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