公開日 2016年11月21日
議事日程 第3号
平成28年9月13日(火) 午前10時開議
第1
会議録署名議員の指名
第2
一般質問
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本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
一般質問
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出席議員(16名)
1番 西 山 一 規 君
2番 佐々木 加代子 君
3番 竹 内 秀 明 君
4番 岩 渕 治 樹 君
5番 平 家 恭 治 君
6番 河 野 裕 保 君
7番 石 崎 久 次 君
8番 樋 田 都 君
9番 新 宮 康 史 君
10番 上 田 浩 志 君
11番 井 上 和 浩 君
12番 遠 藤 素 子 君
13番 宮 本 明 裕 君
14番 山 本 儀 夫 君
15番 大 山 政 司 君
16番 萩 森 良 房 君
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欠席議員(なし)
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説明のため出席した者の職氏名
市長 大 城 一 郎 君
副市長 橋 本 顯 治 君
総務企画部長 新 田 幸 一 君
市民福祉部長 若 宮 髙 治 君
産業建設部長 中 岡 勲 君
政策推進課長 久保田 豊 人 君
総務課長 舛 田 昭 彦 君
財政課長 藤 堂 耕 治 君
税務課長 菊 池 敏 秀 君
市民課長 二 宮 貴 生 君
保内庁舎管理課長 河 野 久 志 君
生活環境課長 山 本 真 君
社会福祉課長 藤 原 賢 一 君
保健センター所長 二 宮 恭 子 君
医療対策課長(兼)
市立病院新病院整備課長 小 野 嘉 彦 君
人権啓発課長 坂 井 浩 二 君
水産港湾課長 和 田 有 二 君
建設課長 宮 下 研 作 君
農林課長(併)
農業委員会事務局長 菊 池 誠 一 君
商工観光課長 垣 内 千代紀 君
下水道課長 矢 野 武 君
水道課長 山 内 慎 一 君
市立病院事務局長 菊 池 司 郎 君
会計管理者 原 田 磯 志 君
教育長 井 上 靖 君
学校教育課長 萩 森 喜 廣 君
生涯学習課長 河 野 謙 二 君
代表監査委員 中 島 和 久 君
監査事務局長 菊 地 一 彦 君
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会議に出席した議会事務局職員
事務局長 菊 池 和 弥 君
事務局次長兼議事係長 田 本 憲一郎 君
調査係長 松 本 克 之 君
書記 堀 口 貴 史 君
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午前10時00分 開議
○議長(上田浩志君) 皆さん、おはようございます。
これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
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○議長(上田浩志君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、議長において2番 佐々木加代子議員、11番 井上和浩議員を指名いたします。
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○議長(上田浩志君) 日程第2 一般質問を行います。
それでは、昨日に引き続き、順次質問を許可いたします。
西山一規議員。
〔西山一規君登壇〕
○西山一規君 私は、通告書に従い、大綱2点について質問いたしますので、誠意ある答弁を求めます。
大綱1、買い物弱者への対応についてであります。
経済産業省が買い物弱者に関する調査を行っており、平成22年に約600万人と推計されました。しかし、平成27年の調査では約700万人と推計され、増加傾向にあります。八幡浜市でも、日常の買い物に不便を感じる買い物弱者が相当数おられるようです。
そして、八幡浜市で平成28年3月に発行されました第2次八幡浜市総合計画の中にも買い物弱者に関することが記載されておりますので、そちらを読み上げたいと思います。
第2章の産業・観光の中の主要課題の3、総合計画のページで言うと55ページ、商工業の振興というところに書いてございます。現況及び予想される10年後の状況としまして、問題点として、小規模小売店の減少により一部地域では日常の買い物に不便を感じている高齢者など買い物弱者の問題が顕在化します。対応策としまして、買い物環境の改善を図るため、新たなビジネスやサービスへの積極的な支援により商業の振興及び買い物弱者の利便性を高めていきます。具体的な対応策として、高齢者を初めとする利用者の利便性や快適性に配慮した魅力ある商店づくりへの支援を行うというふうに書かれておりました。
では、質問いたします。
ここで八幡浜市において買い物弱者に対して現在、10年後ではなくて現在行っている対応にはどのようなものがあるか、伺います。
○議長(上田浩志君) 政策推進課長。
○政策推進課長(久保田豊人君) 現在市では、買い物弱者を含めた交通手段確保対策として、生活バス路線及び大島離島航路維持を目的とした民間事業者に対する補助に加え、市の独自施策として乗合タクシー運行事業、高齢者外出支援事業、重度障害者・障害児外出支援事業及び診療バス兼高齢者等外出支援事業を実施しております。
乗合タクシー運行事業は、公共交通空白地域に住む市民、中でも高齢者等の交通弱者の日常生活を支える交通手段を確保するため、予約制による定時定路線デマンドタクシーを運行させるもので、若山、釜倉、中津川地区及び津羽井、高野地、古谷地区で導入しています。
高齢者外出支援事業は65歳以上の者のみで構成している世帯に属する75歳以上の高齢者を対象に、また重度障害者・障害児外出支援事業は在宅の重度障害者・障害児を対象に、市内のタクシー、バス、船舶の利用料金の一部を助成しています。
次に、診療バス兼高齢者等外出支援事業は、磯津地区に住む65歳以上の高齢者のみで構成している世帯の高齢者及び障害者手帳保持者を対象に、無料にて専用バスによる交通手段を提供しています。
このほか、NPO法人にこにこ日土による有償運送事業に対し、車両確保のための補助金等の支援等を行っております。
以上でございます。
○議長(上田浩志君) 西山一規議員。
○西山一規君 今お聞きした内容ですと、それぞれの対象者を目的地に向けて運ぶという支援がされてるというふうに思います。
そして、買い物弱者対策として、現在実施はしてないが、検討を行ったような対応策にはどのようなものがあったのか、伺います。
○議長(上田浩志君) 商工観光課長。
○商工観光課長(垣内千代紀君) お答えいたします。
買い物弱者対策は、先ほど議員も御指摘のとおり、総合計画におきまして重要な課題として位置づけております。基本的には3つの対策が考えられまして、まず1つ目は、近くにお店をつくる方法、これには移動販売も含まれます。2つ目は、宅配サービスや買い物代行など家まで商品を届ける方法、そして3つ目は、家から出かけやすくする方法であります。
市では、3つ目の家から出かけやすくする方法として、先ほど申し上げましたとおり、乗合タクシー事業や高齢者外出支援事業などを実施しており、これらは利用者から大変喜ばれています。
また、買い物弱者対策としてだけでなく、医療機関へ行きやすくなるなど、幅広い効果があることから、地域の要望なども聞きながら、引き続き既存制度の拡充について検討していきたいと考えております。
なお、宅配サービス、移動販売事業については、経営的に成り立つかどうかが前提であり、基本的には民間事業者によって実施されることが望ましいと考えます。民間にはさまざまな動きがありますので、市としても情報収集に努めてまいりたいと思います。
以上です。
○議長(上田浩志君) 西山一規議員。
○西山一規君 私が次に質問しようとしたことが今回答が出ましたので、若干変更いたしたいと思います。
その中でも、移動販売についてどのように検討されていますかという質問をさらに加えたかったんですが、今御説明いただきましたとおり、これは民間事業者が主体として行う、市としては何らかの支援をするかなという程度で対応するような形になると思いますが、私としてはこの移動販売というのは非常に利点があるというふうに感じております。
まず1つ目、人を運ぶよりも物を運んだほうが当然コストも低く、リスクも低い。交通事故で住民がけがをされるということもありませんし、運ぶコストとしては非常に下がっていくということがあると思います。
そして、販売所を新規に、例えばミニスーパーとかそういったものを開設するよりは、移動販売のほうが開業のハードルは非常に低くなります。
そして、広範囲の買い物支援が可能になります。これは同じ、例えば軽トラで回る場合でしたら、あるルートを決めて、その中を巡回できるということで、1つの店舗をつくるよりも広い範囲がカバーできると。
そして、注文して宅配、そういったものに比べて、移動販売の場合は直接現物を見て買い物ができる、その点について非常に安心感があり、注文を間違った場合とか、思い込みで違うものを注文してしまった、あるいは頼まれた人が違うものを買ってしまったというようなトラブルも減る。
そして、直接対面でお客様に接していろんな御意見をいただきながら、商品の品ぞろえに反映するということも非常に容易であります。
この移動販売は行政が主体として行うというものではなくて、やはり民間が主体ということになります。そして、その中では経営がなかなか難しいといった面もありますが、一部の業者では補助金もなく、独自採算で経営できている業者もあるようです。
ただ、八幡浜市において行うとすればどうなるかということになりますが、やはり採算ベースに持っていくのはなかなか難しいのではないかというふうな印象を持っております。詳しくは実際にいろいろな調査研究をしてみないとわからないところではありますが、イメージとして、多分採算はなかなか難しいんではないかなというふうに思います。
よその事例を一部紹介したいと思います。
鳥取県で移動販売ひまわり号というのがあります。これは地元の有限会社が運営してます。商品はスーパーとコンビニから仕入れまして、ここは車が大がかりなんですけども、2トントラックが2台と3トントラックが1台、軽トラ1台、このような車両で販売を行っております。赤字分は行政からの補助金とコンビニ事業のプラス分で補填して、行政からは見守り協定を締結し、看護師同行で看護の宅配便というのも行います。県警と連携して、交通安全チラシも配布しております。
次、宮城県、まごころお届け便、これは社会福祉法人が運営しております。商店街から8割の値段で仕入れて、店頭と同じ金額で販売する。移動販売だけでは採算はとれていないそうです。社会福祉法人の従業員に支払われる支援費、これを事業に充てて継続しております。
次は、広島県のやまびこローソン、これは道の駅を運営する第三セクターが運営しております。商品はローソンの商品とそれ以外の、道の駅ですから、そういったものの生鮮食品などを仕入れております。こちらも移動販売だけでは採算がとれてない。人件費はボランティアで賄っております。そして、行政のほうは安否確認の委託をして助成金を受けております。そしてさらに、行政のほうが車両購入費を負担しております。
セブンあんしんお届け便、これ実は愛媛県の内子町でもやっておりますが、セブン−イレブンが運営しておりまして、セブン−イレブン本部が販売車を貸す、ガソリン代の8割を負担しておると。それにより、店舗ごとの採算はとれている。利点として、移動販売の利用者の家族の方が店舗のほうをひいきにしてくれているので、相乗効果として採算がとれてるということのようです。
徳島県を中心としたとくし丸というのがありまして、これはとくし丸本部というのがノウハウを提供し、経営自体は運転手さんが個人事業主として販売を行っています。地元スーパーが商品を提供し、売れ残りロスを地元スーパーが引き受けると、具体的には売れ残ったものは若干の金額を割引して引き取りますよというシステムになって、店頭価格プラス10円で販売をしております。
愛知県のおいでん便、これはスーパーが運営しております。商店街も提携しておりまして、スーパーと商店街が商品の提供をする。こちらも採算はとれておりませんが、その分の費用はスーパーが負担し、そして運転手は商店街経営者が行っております。ということで、両者でリスクを負担しながら維持しているというモデルであります。
その他、愛媛県内の移動販売として、内容は細かくわからなかったんですけれども、どのようなものがあるかというのが、ゆめ媛、これが松山市内と周辺地域、おまかせくん、ミニファミ号、これは松山市内、とくし丸、先ほど言いましたとくし丸が松山市と今治市で行っております。今治デパート移動販売、これは今治市の大島と大三島で行っております。まる芽ちゃん号、これは久万高原町、セブンあんしんお届け便、先ほど出ましたセブン−イレブンのものですが、これは内子町でやってます。来んかい屋、新居浜市、西条市、四国中央市を中心に行ってます。そして、伊方町のほうも、このような伊方町まち・ひと・しごと創生総合戦略という中に買い物弱者対策の実施ということで、町内事業者を連携した移動販売事業の実施ということでもう実際に行ってますよということがこの資料には書かれておりました。
テレビ、マスコミ等でも移動販売、移動スーパーというときもありますが、そういったものが非常に注目されております。八幡浜市では採算ベースに乗るかどうかは非常に未知数ではありますが、先ほど申し上げた例のように一部を助成することで継続できるのならメリットのほうが大きいのではないかと感じますが、その点についてどのようにお考えでしょうか。
○議長(上田浩志君) 市長。
○市長(大城一郎君) 現在のところ、本市における移動スーパー、この事例はないわけでありますが、JAにしうわが昨年の10月1日から、伊方町、瀬戸、三崎地区で移動購買車だんだん号による移動販売サービスを開始しており、現在八幡浜市内の一部地域を含め事業エリアの拡大を検討中とのことであります。
また、今ほどいろいろ紹介をされたわけなんですが、その中でも一番は採算ベースに乗らない、その採算がとれていない部分を人件費をどのように賄っていくか、市の補助であったり、ボランティアであったり、また市が安否確認事業といった形で委託費として助成するというような形で、あらゆる方法をとってその赤字の穴埋めといったようなことがされていると思います。
今後は、そういったこと、初期投資、イニシャルコストにかかるのを行政が補填するといったやり方もあるかもしれませんが、買い物弱者に対してどのような施策をとっていくか、そのような問題点も含めて、どのように行政がかかわっていくかを検討していきたいなというふうに感じました。
○議長(上田浩志君) 西山一規議員。
○西山一規君 方法としては、移動販売以外でもその買い物弱者の支援というのはいろいろ考えられるかと思います。ただ、私としては移動販売が一番有望ではないかというふうに感じております。
行政からの支援としては、一部の赤字に対する補填を若干行う、そして民間の努力としては、各御家庭に宅配をするか、あるポイントに集まって、皆さん、火曜日何時に来ますんで、来てくださいねというような場所を使っての移動販売というのも考えられますが、その地域、そのお宅に近づいていろんな活動をするということをほかの訪問するものとくっつけていくといろんなことがまた展開されていくと思います。いろんな配達関係もこの車両でやるとか、その場所に出向いていくこと、これが移動販売としてだけではなく、出向いていって、その場で何かをするというのが非常に人件費がかかることですから、それを一手に引き受けていろいろやりますよというような移動販売も可能ではないかと思いますので、そういった点を含めまして、今後店舗が少なくなっていくことも考えられますので、買い物弱者ができるだけ少なくなるようにいろんな施策を考えていただきたいと思います。
それでは、次の大綱2に移ります。
大綱2は、情報セキュリティーについてであります。
専門的なことになりますので、なかなかぴんとこない方も多数いらっしゃるかと思いますが、昨今はインターネット経由で個人情報の漏えいとかホームページの改ざん、あるいはUSBメモリーや書類を紛失してさまざまな報道がされております。つい先日も、近隣の大洲市で起きております。
そこで、伺います。
八幡浜市としてはそのような事件、事故などの事例をどのようなものを把握しているか、伺います。
○議長(上田浩志君) 総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君) 情報セキュリティーに係る事件、事故の情報については、新聞、インターネットニュース、そして地方公共団体情報システム機構、J−LISと呼びますが、これらからの自治体宛に提供されるメールで把握しております。
最近では、ことし6月に発表された松山市で起こった延べ約14万人分のデータをUSBメモリーで外部に持ち出した元職員が逮捕された事例や、7月にあった大洲市の学校で使用されている端末がウイルスに感染して不正な通信をしていたという事例、8月の大洲市における不審メールの開封でウイルス感染による個人情報流出の事例等を把握しております。
また、毎週、地方公共団体情報システム機構から送付されるメールに、全国の公共機関から報告されるセキュリティー事故等の情報が掲載されています。7月12日の千葉県内の学校で起こったUSBメモリー紛失、8月12日に下関の業務端末が不審メールの開封によりウイルス感染した事例、これらの情報提供があったところです。
以上です。
○議長(上田浩志君) 西山一規議員。
○西山一規君 いろんな情報があってきちんと把握されてるようで、若干安心しております。
では、具体的にいろんな想定がされてるかと思います。その想定に対してどのような対策をとられてるか、何点か伺います。
1つ目、そもそも外部に回線がつながってないから漏れませんよとか、情報漏えいが起きない仕組みとしてどのような対策をしているのか、伺います。
○議長(上田浩志君) 総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君) まず、起きない仕組みについてということですが、情報システムは基幹系システムと情報系システム、この2系統で運用しております。基幹系についてはインターネットから分離されていますが、情報系は財務会計システム、職員給与システムなどを持っており、インターネットに接続しております。そのため、平成29年度の情報システム公開に合わせ、情報系からインターネット接続系を分離し、3系統としてセキュリティー強化を図ります。これは、国の示したセキュリティー強化対策を示すものとなっております。
また、無線LANの使用禁止とかについても考えておりまして、現在、基幹系、情報系とも業務端末に無線LANUSBを差し込んで、Wi−Fiを使用して接続するなど、こういうことはできない設定としております。
また、今後もWi−Fiを利用して個人の端末等を接続させることは考えてはおりません。
以上です。
○議長(上田浩志君) 西山一規議員。
○西山一規君 では続きまして、2番目、不正アクセスやコンピューターウイルスなど外部からの侵入に対してどのような対策をしているのか、伺います。
○議長(上田浩志君) 総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君) 標準型攻撃や悪質なウイルス等による不正アクセス攻撃に備え、平成27年度のファイアウオール公開時にウエブフィルタリング、アンチウイルス、アンチスパム、IDS、IPSなどの付加機能を持ったUTMを導入し、セキュリティーの強化を図っております。
また、県が今年度構築し、平成29年度から運用を開始する愛媛県自治体情報セキュリティークラウドに参加することとしております。これは、県と県内全市町がインターネット接続口を集約し、高度なセキュリティー対策を講じるものです。基幹系、情報系の認証方法については、IDとパスワードで管理を行っております。基幹系では、決められた回数、これは5回ですが、これのパスワード認証を誤れば一時的にシステムに入ることができない設定としております。
また、平成29年度の情報システム公開では、ID、パスワードに加えて静脈認証、これを入れまして、2要素認証によりセキュリティーの強化を図るということで進めております。
以上です。
○議長(上田浩志君) 西山一規議員。
○西山一規君 パスワード等は外部から機械的にといいますか順番にいろんなパターンを連続して何万回、何十万回というパスワードを要求して、その中でヒットしたら入れるというようなこともありますので、先ほど言った5回で1回ストップしますよというのは非常に有効な方法ではないかと思います。
では次に、さまざまなプログラムが今のシステムの中で動いております。このプログラムには日々バグや脆弱性、弱点、そういったものが見つかっておりますが、そのような最新のセキュリティー情報へはどのように対応しているのか、伺います。
○議長(上田浩志君) 総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君) 情報系につきましては、インターネットに接続しているため、業務端末のOSであるウィンドウズの脆弱性対策として、アップデートを行い、最新のものとしております。
また、業務端末に設定しているウイルス対策ソフト、これについても最新のものとしております。
以上です。
○議長(上田浩志君) 西山一規議員。
○西山一規君 では続きまして、複数の相手に同時にメールを送信するときに、設定によっては他のメールアドレスが見える状態になって届きます。これも情報漏えいの一つです。この問題でもあちこち伝えるべきではないメールアドレスを同時に送った相手に伝えてしまったということが起きます。具体的にはBccという設定がされてないという状況になると起きますので、これは一般の方も気をつけなければいけないことです。
このように、やってはいけない操作などと知らずにやってしまったり、うっかりしたミス、このような人的ミスへの対応はどのようにされているのか、伺います。
○議長(上田浩志君) 総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君) 人的ミスへの対策についてですが、新採職員につきましては、新採職員研修で情報セキュリティーの重要性についての研修を行っております。平成29年度からは、総務省が提供をするeラーニング等による職員研修を行う計画としております。
また、情報系の庁内掲示板に不審メールの注意喚起、そして情報セキュリティーの注意事項等の掲載も行っております。
先ほど議員が御指摘されてましたように、メールに関してですけれども、これは複数の相手に同時にメール送信するとき、これは宛先、Cc欄にメールアドレスを入力して送付しますと、他人のメールアドレスが見える状態で届きます。ですから、他の受信者のメールアドレスが表示されないBcc欄を使用して送付するよう、職員に注意喚起を行いたいと思っております。
また、今後は他で起こった事件や事故を庁内掲示板にも掲載し、注意喚起をしていきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(上田浩志君) 西山一規議員。
○西山一規君 では、5つ目、これで最後になりますが、内部の職員が名簿などを業者に渡して報酬を得たり、悪意のある情報漏えいに対してどのような対策をとられているのか、伺います。
○議長(上田浩志君) 総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君) 情報系及び基幹系端末は、IDとパスワード認証により職員が利用できる業務を管理しております。基幹系端末からの情報は専用のUSBがなければ持ち出しができない設定としており、そのUSBは管理簿で管理しております。また、平成29年度の情報システム公開に合わせ、基幹系においては業務端末からのUSB等の媒体による情報持ち出しについては原則できないものとし、管理権限を持つ職員にのみ許可する設定としてセキュリティーの強化を図ります。
以上です。
○議長(上田浩志君) 西山一規議員。
○西山一規君 今5つ伺いましたが、どれもどうやらきちんと対応されているようで、非常に安心しております。
ただ、日進月歩、データを狙う技術、こういうのも新しい方法が生み出されて新しいセキュリティーホールと言われる弱点も見つかってきます。幾ら頑張っても100%完璧な対策はないだろうと思います。そこで、不幸にして情報が漏えいしてしまったということも考えなければいけません。
そこで、伺います。
被害を最小限にするために情報漏えいに気づく仕組みはあるのか。他の事例でもありますが、情報漏えいに全く職員等内部の人が気がつかないで、外部のそういったセキュリティー関係の会社から指摘を受けて初めて発覚したという事例もあります。そういったことがないように、情報漏えいをしたときにきちんと気づく仕組みがあるのか。そして、わかったけれども、どこから漏れたかわからないというような状況では対策が打てなくなりますので、漏えいした経路をきちんと特定して、迅速に対処できる仕組みがあるのかどうか、伺います。
○議長(上田浩志君) 総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君) 平成27年度に導入した複数のセキュリティー機能を持つ、先ほど説明しましたUTMには、不正侵入を防御するIPS機能を備えておりまして、情報遺漏が万が一生じた場合に備え、どのサーバー、業務端末に異常があるかを24時間体制でリモート監視しております。また、異常時には担当職員に連絡される体制としておりまして、状況によっては保守業者に協力依頼をして、被害が最小限となるよう配慮しております。
以上です。
○議長(上田浩志君) 西山一規議員。
○西山一規君 その点も非常に大きな大事なことでありますので、きちんと対応されているということで大変いい取り組みではないかと思います。
最後になりますが、情報セキュリティーとは若干違いますけれども、八幡浜市のホームページの災害対策について1つ伺いたいと思います。
先日の地震で熊本県宇土市の市役所、これは庁舎が倒壊寸前まで損傷したというのがニュースでも出ておりますし、私ども画像を見て、わあ、これはすごいことになってるなというふうに思いまして、そのときに実際に宇土市のホームページを見てみよう、多分被災してるから見えないだろうなと思いながらホームページのほうを見ると、ちゃんと見えてました。そして、その中できちんと災害に関する情報が発信し続けられる状態でありました。これは予想になりますが、恐らくホームページ用のサーバーがもともと外部に設けられてたのではないかと思っております。
ここで伺いますが、八幡浜市ではホームページ上のサーバーは庁舎内にあって、庁舎が被災した場合には市民に情報発信ができなくなる可能性がありますが、事前に対応策を検討されているのか、伺います。
○議長(上田浩志君) 総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君) 当市のホームページのサーバーは八幡浜庁舎内にあり、庁舎が被災してサーバー機器やネットワーク回線等に障害が発生した場合には、ホームページの利用ができなくなることも考えられます。インターネットから当市のホームページを検索しても見つからない場合は、フェイスブック及びツイッターの八幡浜市防災SNS、リンク先を表示しているページが表示されますので、ホームページの復旧までは八幡浜市防災SNSにて防災情報等の発信を行うことになります。
サーバー機器を多重化することでサーバー機器の障害対応は可能ではありますが、インターネットに接続する途中にあるファイアウオールなどの機器や回線接続場所は八幡浜庁舎にありますので、八幡浜庁舎の被災状況によってはサーバー機器の多重化だけでは対応できない可能性もあります。
八幡浜庁舎では、大津波の災害等に備え、平成25年度に電気設備の改修工事を行っております。津波により八幡浜庁舎の2階まで浸水することが予想される場合には、2階と3階の電気系統を分離して、3階以上の電源確保を行います。このような対策をとることにより、八幡浜庁舎はサーバー等の重要機器を安定稼働させることができると考えております。
また、ホームページの災害対策ということで、クラウドサービスを利用することも考えられますが、現行のサーバー機器は平成33年度まで機器保守ができるため、今後の対応として災害対策や減災対策について検討していきたいと考えております。
以上です。
○議長(上田浩志君) 西山一規議員。
○西山一規君 今の答弁で私が聞き漏らしたのか、理解できなかったのか、あるんですが、万が一八幡浜市ホームページがダウンしてしまった、アクセスできなくなったときにSNSに切りかわるというのは、同じように八幡浜のホームページを見に行ったときに新たにこっち見てくださいねというリンクが張られて、そちらに移れるということでしょうか。
○議長(上田浩志君) 総務課長。
○総務課長(舛田昭彦君) 議員おっしゃるとおりで、災害時に八幡浜市のホームページを見たときに、お探しのページが見つかりませんでしたというのが出てきます。その下に、災害等でホームページが利用できない場合においても、下記リンクにて防災情報を提供しますというのがありまして、そこにツイッターとフェイスブックを載せて、そこへリンクさせておるということになっております。
以上です。
○議長(上田浩志君) 西山一規議員。
○西山一規君 その点、今まで私も認識として持ってませんでしたので、八幡浜市のホームページがもしダウンしたら、もう見られなくなって、ああ、大変だなというふうに思っておりましたが、そのようにツイッターとフェイスブックでしたら、設定にもよりますけども、各職員が直接情報を上げて、それがみんなで見れるという状況になろうかと思いますので、災害時もきちんと情報伝達あるいは情報のやりとりができる状況になっているということで納得いたしました。きちんと外部に、ミラーサーバーといいますかサーバーを置くというのも一つの方法ですが、費用がかかるし、八幡浜市としてはSNSで対応するということですね。
いろんな災害に対しての想定、これはいろいろ考えても切りがない面もありますが、考えられる分にはどんどん対応していくと。新たな知見といいますか、こういうこともせないけんなと気づいたときにはきちんと対応して、これからも情報漏えい等の事故、事件のないように、幸いにしても今八幡浜市ではそういった事故なり事件等はありませんが、私も非常に気になるのは、一番気になるのはうっかりミスです。こういった知識、今質問をして答弁いただきましたけれども、恐らく職員の皆さんが全部理解してるわけではないと思います。ですから、ふだん端末をさわってるときにやっていけないこと、やっていいこと、うっかりだまされた、例えばメールで何か経済産業省から来たようなメールを見ると開いてしまう、添付ファイルもあけてしまうということもありますので、きちんと注意をしても出てしまうということも可能性がありますので、皆様の日ごろの注意、これは非常に大きいと思います。
大洲市で起きたことは、恐らく完璧に防ぐということはできないんじゃないかというふうに思います。要はあける人があけるかあけないかをきちんと判断できるか、添付を開くか開かないか、それを本当に正確にできるかどうか、そういったところまで求められますので、非常に大きな問題ですし、これからも事故の起きる可能性はあると思いますので、細心の注意を払って運営していただきたいと思います。
これで私の質問は終わります。
○議長(上田浩志君) 休憩いたします。
午前10時41分 休憩
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午前10時55分 再開
○議長(上田浩志君) 再開いたします。
次、宮本明裕議員。
〔宮本明裕君登壇〕
○宮本明裕君 私は、一般質問通告書に基づき、大綱4点についてお伺いいたします。
大綱第1点は、1、川之内第二残土処理場の利用等についてであります。
現時点での予定、造成地の広さ、また完成予定年度、またどのような構想があるのか、お伺いをいたします。
2、ほぼ完成した田浪第一残土処理場の利用計画、造成地の利用できる土地の広さ、構想、計画が決定していればお伺いをいたします。
3、須田湾埋立地の未利用地の利用計画についてもお伺いをいたします。
4、また小・中学校の統合で双岩中学校、青石中学校の跡地利用について、構想、計画が決定していればお伺いをいたします。
当市同様の過疎地域では、学校跡地、未利用造成地等の利用方法は、地元産品の加工場、交流施設、企業誘致の多様な利用方法が検討され、実行されていると思います。当市には何が有効か熟慮し、決定打をお願いをいたしたいと思います。この点についてお伺いをいたします。
大綱2は、温浴施設の利用状況についてであります。
市民待望の温浴施設がオープンいたしました。私も3回程度利用いたしましたが、また先日、午前10時30分ごろ、入り口におりますと、20台程度の車が駐車をしており、市内中心地でもあり、自転車で来て利用されている方もいるようです。現在の利用状況についてお伺いをいたします。
大綱3点は、八幡浜市立総合病院改築後の医師確保と看護師の対応の向上についてお伺いをいたします。
1、市立病院の改築が十数年かかって現体制でやっと実現し、内科医も増員され、市内診療所の紹介状なしで診療が可能となり、利用者も増加が見込まれると期待をしているのであります。現在、医師確保の状況について、また見通しについてお伺いをいたします。
2、地元江戸岡公民館での市政懇談会で、病院が改修され立派になっているが、看護師の応対が他市の病院と比較すると悪く、不親切との意見を聞きますが、接客マナーの向上に努めてほしいと意見が出されました。この点についてもお伺いをいたします。
大綱4は、商工会議所の退職金の返納問題等についてであります。
商工会議所は、国、県、市の助成金、補助金、また1,158会員の会費収入、事業収入で運営をしている特殊法人であります。私も商工会議所に15年間勤務し、私の人生の中でかけがえのない経験をした職場であります。経済界のトップから倒産し一家離散した事業所などさまざまな人と接することができたことが、私の人格形成の中で中核となっている職場でもあります。
商工会議所は、金融、税務、経営、労務等の相談窓口として市民から信頼、信用され運営されている公共的事業所であります。私が育った商工会議所で、かつてない退職金返還金問題を断腸の思いで質問をするのであります。
商工会議所では、この2年間、4名程度の方が退職をしております。平成27年議員総会で可決され、退職金は常議員会でも可決、総務委員会でも可決され、また幹部役員も退職金は支払うべきと進言をしたようであります。しかし、A氏に退職金が1度支払われたにもかかわらず、会議所へ返還させたという事実が判明をしたようであります。
去る9月8日の商工会議所の常議員会でも強く指摘され、A氏に支払うべきという意見が出されたそうでございます。このような事例についてどう思われるか、お伺いをいたします。
私の質問は以上です。
○議長(上田浩志君) 市長。
○市長(大城一郎君) 宮本議員の大綱2、温浴施設の利用状況についてをお答えいたします。
8月4日にオープンをしました八幡浜市黒湯温泉みなと湯は、内湯に中四国初となる黒い色のモール泉、そして露天風呂には井戸水を利用した塩湯となっており、市民の方はもちろん、市外、県外から多くの方に利用いただき、憩いと安らぎの場となっております。
私も昨日、行ってまいりました。ちょうどそのときに高校生が10名近く自転車で来ていただいていたということで、非常に活気があるなというふうに思いました。
オープン以後1カ月の利用人数でありますが、延べ1万6,270人、1日平均としましては525人となっております。お盆時期には帰省した方が多く訪れ、1日1,000人近い方の利用がありました。また、徒歩や自転車、バイクで来られる地元の利用者も多いと聞いております。温泉の効能が顕著にあらわれる秋から冬の時期にはもっともっと多くの方の利用があると期待をしているところであります。
今後、市民の憩いと安らぎの場となるだけでなく、きらりと輝く八幡浜市の新しい観光資源として、市の活性化、にぎわいの創出につながるよう、事業者と協力して集客にも努めたいと考えております。
その他の質問に対しましては、担当の部課長から答弁をさせます。
○議長(上田浩志君) 建設課長。
○建設課長(宮下研作君) 宮本議員御質問の大綱1、川之内第二残土処理場築造事業等の造成地利用、学校跡地利用について、そのうち八幡浜市第二建設残土処理場(川之内地区)と八幡浜市建設残土処理場(田浪地区)についてお答えいたします。
まず最初に、八幡浜市第二建設残土処理場は、大洲・八幡浜自動車道の八幡浜東インター及び新夜昼トンネルの残土処分のため、川之内地区に整備を進めているところであります。今議会で工事費に係る予算を計上させていただいており、本年度中の工事着手を目指し、平成37年度までの10年で開発区域面積の約4.7ヘクタールに50万立米程度の残土を埋め立てる計画としております。
当初計画段階での埋立平地面積は約2.0ヘクタールですが、大洲自動車道の事業進捗のための施設であることから、完成後の構想等は現在未定であります。事業期間が長期に及ぶことから、社会情勢等を鑑みながら、完成後にできる土地の有効活用に資する施設となることを念頭に事業を進めていきたいと考えております。
次に、田浪地区の八幡浜市建設残土処理場ですが、大洲・八幡浜自動車道の八幡浜道路及び基幹農道整備事業により発生する建設残土を平成20年度から受け入れを開始し、平成29年度の完成を目指し事業を進めているところであります。完成後の埋立平地面積は、先ほどと同じく約2.0ヘクタール程度でありますが、現時点においては跡地利用のための進入路、新設工事が未完了であることから、具体的に利用計画を検討できる状況ではありません。今後、完成予定を見込める段階でさまざまに発信し、情報を収集しながら、有効活用を考えたいと思っております。
以上です。
○議長(上田浩志君) 水産港湾課長。
○水産港湾課長(和田有二君) 大綱1の3、須田埋立地についてお答えいたします。
八幡浜漁港須田地区の埋立地は、漁業振興に必要な漁港施設の整備を図る目的で、平成9年度から11年度に愛媛県と八幡浜市が整備したものです。利用地の総面積は1万4,752平方メートルで、このうち県所有の漁港関連施設用地が6,742平方メートル、45.7%、市所有の漁港関連施設用地が3,555平方メートル、24.1%、市所有の普通財産用地が4,455平方メートル、30.2%となっています。市所有地のうち、漁港関連施設用地につきましては、八幡浜漁協や蒲鉾組合へ現在貸し出しをしているほか、市において、現在漁業関連倉庫の整備を進めるなど、漁業振興のために活用をしています。
現状では、埋立地全体について下水道が未整備ではありますが、今後、当地への進出を望む企業があれば、県とも協議の上、積極的に対応してまいりたいと考えます。
なお、市の普通財産用地につきましては、民間企業に随時貸し出していますが、将来的には宅地分譲についても検討したいと考えております。
以上です。
○議長(上田浩志君) 学校教育課長。
○学校教育課長(萩森喜廣君) 大綱1の(4)双岩中学校、青石中学校の跡地利用についてお答えいたします。
双岩中学校や青石中学校の跡地利用については、今のところ、まだ何も決まっておりません。より広い観点から適当なアイデアがあれば、地域の皆さんや担当課等の関係者と協議してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(上田浩志君) 医療対策課長。
○医療対策課長(小野嘉彦君) 大綱3、市立八幡浜総合病院改築後の医師確保と看護師の応対の向上について、(1)医師確保の状況について、新病院は現在、建物部分がほぼ完成し、9月16日に引き渡しを受け、9月25日に開院式並びに内覧会を開催、9月26日から運用を開始します。10月初めからは外来棟の解体、外構工事が始まり、3月末には完成します。もうしばらくの間、市民の皆様には御迷惑をおかけしますが、御協力をお願いします。
現在の医師数は、本年4月から内科医師が2名ふえ常勤医師が24名になりました。さらに、今年度より市の単独事業として4年間継続することとなった地域救急医療学講座のサテライト医師が4名勤務しております。医師はふえてきましたが、内科、脳神経外科、産婦人科とまだまだ十分ではありません。
医師確保については、愛媛大学、広島大学、山口大学へ訪問し、民間医師求人会社への依頼、自治医科大学医師の増員要請、特に愛媛県に対して平成30年度から派遣される愛媛大学地域枠医師の当院への配置を引き続き要請してまいります。
先般、愛媛大学医学部の各医局を訪問しました。その際、当院の現状を報告し、各教授から大学医局の状況を聞くことができました。大学医局は、八西地域での当院の役割の重要性を十分理解されており、数年のうちには医師を派遣していただけると期待しているところです。
以上です。
○議長(上田浩志君) 市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(菊池司郎君) 大綱3の2、看護師の応対の向上についてお答えします。
看護師の応対の向上、つまり接遇の向上についてでありますが、当院の看護部では、心は安心、技術は安全、笑顔で看護を基本理念に、専門的知識、技術を持ち、患者様の立場に立った思いやりのある看護を目指して日々努力をしております。
しかしながら、現状は看護師不足による看護師1人当たりの業務量の増加等により看護師個々の心に余裕がなくなり、患者様が不快に思われるような応対が時としてあるのではないかと懸念しているところです。これらを解消するためには、まず一定数の看護師の増を図る必要があります。修学資金の活用を初め看護師養成学校への定期的な訪問などにより看護師確保に努めるとともに、あわせて当院の接遇委員会を中心に、地域の皆様に信頼される看護師を目指して定期的な研修を通して研さんを重ねてまいりたいと思います。
以上です。
○議長(上田浩志君) 産業建設部長。
○産業建設部長(中岡 勲君) それでは、宮本議員御質問の大綱4、商工会議所の退職金問題等についてお答えいたします。
議員御指摘のとおり、商工会議所については商工会議所法に定められた公的な団体であり、その経理は法令、内規等に基づき適切に実施されなければなりません。市からも例年、約270万円の商工会議所補助金を交付しており、お話の件も含め、会議所運営が適切にされるよう、状況を把握し、問題があれば適宜協議、指導を行ってまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(上田浩志君) 宮本明裕議員。
○宮本明裕君 大綱第1点の件でございますが、田浪と川之内というのは壮大な土地が利用できるようになるわけです。ある企業の方に聞きますと、現在の川之内公民館のところに回って迂回する道路がございますけれども、工場とか倉庫とか、そういったものを誘致するとすれば、できるだけ直進、課長さんともお話をこの前させてはもらったんですが、やはり直進できるような真っすぐ造成地に入れるような土地があれば非常に利用をしたい、しやすいという話も聞いたこともございますし、いろんな方々のそういった企業関係の方も含めていろいろ意見をヒアリングしながら、企業っていうのは5年、10年のスパンで考えるところもございます、あの土地を利用できるような会社につきましては、できるだけそういった意見を聞きながら進められて、構想から実現ができるような形で今後進めていただきたいなと思っております。
須田湾につきましては、御案内のとおり、あそこは埋め立てのときにあの当時の助役さんから僕は聞いたことがあるんですが、あの須田湾のトンネルを抜いて、その土砂を今現在の須田湾のとこに埋め立てできたわけですが、その当時、我々が聞いた話では、あそこのトンネルから土砂を運ぶとあそこへ何千坪という土地ができる、そこにできるだけ漁協関係者の利用ができるように促進をしたいということが大きな目標だったと思います。御案内のとおり、時代とともにいろんな情勢は変化をいたしますが、先ほど普通用地に転換をされたという話をお聞きしました。いろんな形の利用方法はあると思います。貸す土地の方法もあるでしょうし、売却する土地の方法もあるでしょうし、形の中でできるだけ有効利用を早くできるようにお願いをいたしたいなと思います。
学校跡地につきましては、これも恐らく全国的なこれから大きな問題になってくると思います。日本全国どの市町村においてもその跡地利用をどうするかっていうのは大きな命題になると思いますが、あるテレビの報道を見ておりますと、その土地を利用するために、そこは企業誘致ではありましたが、専任の職員さんが東京に行き、商社に行き、会社に行き、銀行に行き、こういった土地が利用できるんですよということも含めて、民間であればいろんな八幡浜には未利用の土地がございますが、そういったものをどういった形で活用をしていくか。例えば企業に貸し付けるにしても、学校、専門学校に貸し付けるにしても、これは過疎地域にとっては大きな政治課題だと思いますし、やはり会社は企画することが一番大切だと思うんですよ、民間でも市政でもそうだと思うんですが、幸いにしてうちは政策推進課があるわけですから、そこに各課にまたがったそういった未利用地を専門に扱う専任の職員を配置して、積極的にそういった市長部局と直接、こういう問題はどうぞという形であればすぐに飛んでいって専門の、例えば専門学校を誘致するということであれば専門学校に行く、積極的に展開する私立大学もたくさんあると思います。
ある岡山のある市に行きましたら、土地を無料で貸して、運動場も含めて校舎を建てるとこも全部無料で貸して大学を誘致した事例も、高梁市だったと思いますが、誘致しているところもございます。そういったことも含めまして、大変とは思いますけども、専任のそういった職員さんを配置してやることが僕は大切なんじゃないかなと思います。特にこれから学校の統廃合が進みますと、大きな敷地ができるわけですから、そういったことを強く要望をいたしたいと思います。
○議長(上田浩志君) 休憩いたします。
午前11時18分 休憩
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午前11時19分 再開
○議長(上田浩志君) 再開いたします。
宮本明裕議員。
○宮本明裕君 大綱2でございます。
大綱2は、私も先般、温浴施設に入りまして、いつも何か20人ぐらい、3回行ったんですけども、3回とも20人ぐらいお風呂の中にいたなという感じが、男風呂だけですよ、コンスタントに入っておられるんじゃないかなという感触はありました。ほかの温泉と比べますとちょっと温度が低いかなと、温度がすっきりしてるかな、ある面では熱くもない。熱いと、例えば有名な道後温泉に入りますと、熱いですと温泉に長くいられないんですよね、さっと出ないとだめなんです。回転率はよくなるかもわかりません。八幡浜の温泉はそういったちょっとぬるま湯のような温泉ですから、ゆっくりつかって、ゆっくりするのがいいんじゃないかなと思います。
すっきり感がある温泉じゃないかなと思いますが、あえて言いますと、風呂から上がって、特に外湯にもう少し椅子がたくさんあって、ゆっくり休めたらいいかなと。ありはしましたよ、4個か5個はありましたが、温泉ですからできるだけゆったりとして、できれば1時間とは言いませんが、その程度ぐらいおれる温泉がいいかなという感じは、私もいろいろなとこ行ってますから、そういう感じはいたしました。
もう一点は、月幾ら幾らの金額を納めると毎日入れる入浴券、1年間通して毎日入れる入浴券、そういったのを販売してるところもあるんです。ここの場合は、11枚つづりとか、5,000円で11枚かな、1万円で何枚つづりかになってますが、いろんなお客さんを利用させるためのいろんな方法があると思いますけども、ある方がせめて1カ月ぐらい毎日入れるぐらいのそういう入浴券があったらいいなというような話も聞きましたし、この件は議会のほうからそういう要望が出ておりますがという形の中で、直営でございませんので、民間経営ですから、なかなか難しい面があるかと思いますが、その件も一度お話をしていただいたらと思います。要望です。
第3点は病院関係でございますが、以前、十数年前、愛大医学部の最高責任者の大西先生という方にお会いしたことがございます。八幡浜出身者のお医者さんもたくさんいるんだけども、そういった方が八幡浜の市立病院に帰るということであれば、優先して八幡浜市のほうに配属しますよという話を聞いたことがございます。最近、市の職員さんの息子さんもかなりお医者さん関係たくさんおられるようですが、できるだけ早く八幡浜に帰ってきていただいて、八幡浜市立病院で働いていただくようになったらなと思ってもおります。
また、マナーにつきましては、江戸岡公民館で話があったんですが、市の職員さんも含めてそうなんですが、我々もそうなんですけども、八幡浜人の話し方、気質っていうのは、大洲とか松山の人と比べて話し方がちょっと荒っぽいんですよね。そのままお客さんに接遇する場合に、サービス業ですから、病院の場合は、できるだけ優しく応対ができるように、そこら徹底した教育が僕は大切だと思うんです。今、八幡浜市の1階の総合案内が、女性1人でございますが、にっこり笑って会釈をして、もうがらっと変わりましたよ、冗談じゃなしに。1階のフロアが低くなって座る机になったでしょ。あれだけでやっぱり違うんですよ、雰囲気が。お客さんを大切にすることが僕大切だと思いますので、特に銀行関係の職員さんの応対を見ますと、やはり応対の仕方は僕は一番すぐれてるんじゃないかと思いますし、そういった教育、接遇の、これは難しいかもわかりませんが、病院が新しくなったわけですから、その点について徹底した教育をお願いできたらなと思います。これも要望でございます。
第3点は、私の周りに糖尿病患者の方が結構いるんです。八幡浜市立病院に行ってるという形で、皆さん安心をして八幡浜市立病院に行ってるようでございます。500床ある病院、300床の病院、200床の病院、それぞれの特徴があると思いますが、やはり八幡浜は何かの形で特化したような、こういう病名のところはここに行けば安心して行けるよというような病院に1つ科ができればいいなと思ってもおりますし、今幸いにしてある先生は有名な信用ある糖尿病の専門の先生がおいでになりますので、そういった面で拡充するっていうんですか、それを市立病院の一つの大きな特徴ある病院にしていくということについて、これは質問をさせていただいたらと思います。答弁よろしくお願いします。
○議長(上田浩志君) 市長。
○市長(大城一郎君) 市立八幡浜総合病院ですが、糖尿病を悪化させない、そして糖尿病から人工透析に移行させない町ということで5年前から取り組んでおります。平成24年度からこの事業を始めたわけでありますが、もう5年経過しまして、いろいろな患者様のデータが集まってきて、分析をされて、いよいよ効果が出始めてきたところであります。
今回、国のほうも糖尿病を悪化させない、そして人工透析に移行させないということを国が新たにことしから事業に取り組もうとしております。その最先端というのが市立八幡浜総合病院で行われております、先ほども言いましたが糖尿病を悪化させない、そして人工透析に移行させない、そのような事業でありまして、実はこの事業を来年の2月、今年度ですが、来年の2月に国の学会で市長がその経過を発表してください、そういうことを依頼を受けておりますので、八幡浜市立病院がやってきた実績を国に向けて発信していきたいなというふうに思っているところでもあります。
○議長(上田浩志君) 宮本明裕議員。
○宮本明裕君 よろしくお願いをいたします。
大綱4についてでございますが、商工会議所の運営は公的法人であります。個人事業的な運営はなされないように、透明化された会長になってもらいたいと思って私は質問をさせてもいただきました。職員は一生懸命頑張っております。私も断腸の思いでこの質問をさせていただいたわけでございます。今後とも、理事者、また議会の皆様も、商工会議所に対しまして御指導、御鞭撻をいただくことを心からお願いをいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。
以上です。
○議長(上田浩志君) 以上で通告による一般質問は終わりました。
これをもって一般質問を終結いたします。
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○議長(上田浩志君) これにて本日の会議を閉じます。
以上で本日の日程は全部終了しました。
明14日は午前10時から会議を開き、議案に対する質疑を行います。
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○議長(上田浩志君) 本日はこれにて散会いたします。
午前11時29分 散会