公開日 2017年08月25日
議事日程 第1号
平成29年6月6日(火) 午前10時開議
第1
会議録署名議員の指名
第2
会期の決定
第3
報告第 5号 債権の放棄について
報告第 6号 債権の放棄について
報告第 7号 専決処分の報告について(八幡浜市市税条例の一部を改正する条例の制定について)
報告第 8号 専決処分の報告について(八幡浜市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について)
報告第 9号 専決処分の報告について(八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について)
報告第10号 専決処分の報告について(過疎地域自立促進特別措置法に基づく固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定について)
報告第11号 専決処分の報告について(平成28年度八幡浜市一般会計補正予算(第6号))
報告第12号 専決処分の報告について(平成28年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号))
報告第13号 専決処分の報告について(県道舌間八幡浜線において発生した交通事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)
報告第14号 専決処分の報告について(松山市中野町内において発生した交通事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)
報告第15号 平成28年度八幡浜市一般会計繰越明許費繰越計算書
報告第16号 平成28年度八幡浜市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書
諮問第 2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
同意案第1号 教育委員会委員の任命について
同意案第2号 公平委員会委員の選任について
同意案第3号 公平委員会委員の選任について
同意案第4号 公平委員会委員の選任について
同意案第5号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
同意案第6号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
同意案第7号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
議案第40号 八幡浜市過疎地域自立促進計画の変更について
議案第41号 八幡浜市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について
議案第42号 八幡浜市乗合タクシーの運行に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第43号 八幡浜市避難行動要支援者名簿に関する条例の制定について
議案第44号 八幡浜市墓地条例の一部を改正する条例の制定について
議案第45号 八幡浜市地域包括支援センターの運営及び人員に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議案第46号 八幡浜港港湾施設の管理及び利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第47号 八幡浜市市道に設ける道路標識の寸法を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議案第48号 八幡浜市空家等対策の推進に関する条例の制定について
議案第49号 八幡浜市農産物加工施設の設置及び管理に関する条例の制定について
議案第50号 八幡浜市中小企業・小規模企業振興基本条例の制定について
議案第51号 八幡浜市病院建設基金条例を廃止する条例の制定について
議案第52号 平成29年度八幡浜市一般会計補正予算(第1号)
議案第53号 平成29年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
議案第54号 平成29年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(第1号)
議案第55号 土地の取得について
(提出者の説明)
第4
同意案第8号 農業委員会委員の任命について
(提出者の説明)
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本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
会期の決定
日程第3
報告第5号~報告第16号、諮問第2号、同意案第1号~同意案第7号、議案第40号~議案第55号
日程第4
同意案第8号
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出席議員(15名)
1番 西 山 一 規 君
2番 佐 々 木 加 代 子 君
3番 竹 内 秀 明 君
4番 岩 渕 治 樹 君
5番 平 家 恭 治 君
6番 河 野 裕 保 君
7番 石 崎 久 次 君
8番 樋 田 都 君
9番 新 宮 康 史 君
10番 上 田 浩 志 君
11番 井 上 和 浩 君
12番 欠 番
13番 宮 本 明 裕 君
14番 山 本 儀 夫 君
15番 大 山 政 司 君
16番 萩 森 良 房 君
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欠席議員(なし)
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説明のため出席した者の職氏名
市長 大 城 一 郎 君
副市長 橋 本 顯 治 君
総務企画部長 新 田 幸 一 君
市民福祉部長 舛 田 昭 彦 君
産業建設部長 菊 池 司 郎 君
政策推進課長 垣 内 千代紀 君
総務課長 藤 堂 耕 治 君
財政課長 井 上 耕 二 君
税務課長 菊 池 敏 秀 君
市民課長 福 岡 勝 明 君
保内庁舎管理課長 菊 地 一 彦 君
生活環境課長 山 本 真 君
社会福祉課長 藤 原 賢 一 君
保健センター所長 二 宮 恭 子 君
人権啓発課長 坂 井 浩 二 君
水産港湾課長 倭 村 祥 孝 君
子育て支援課長 松 本 有 加 君
建設課長 宮 下 研 作 君
農林課長補佐 二 宮 万裕美 君
商工観光課長 河 野 久 志 君
下水道課長 矢 野 武 君
水道課長 山 内 慎 一 君
市立病院事務局長 久保田 豊 人 君
会計管理者 中 岡 勲 君
教育長 井 上 靖 君
学校教育課長 萩 森 喜 廣 君
生涯学習課長 小 野 嘉 彦 君
代表監査委員 中 島 和 久 君
監査事務局長 菊 池 茂 孝 君
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会議に出席した議会事務局職員
事務局長 菊 池 和 弥 君
事務局次長兼議事係長 田 本 憲一郎 君
調査係長 堀 口 貴 史 君
書記 楠 政 道 君
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午前10時00分 開会
○議長(上田浩志君) 皆さん、おはようございます。
開会に先立ちまして、4月1日付で人事異動がありましたので、この際、新任部課長等の自己紹介をいたします。
(新任部課長等の自己紹介)
○議長(上田浩志君) 以上で新任部課長等の自己紹介を終わります。
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○議長(上田浩志君) ただいまより平成29年第2回八幡浜市議会定例会を開会いたします。
市長から今議会招集の挨拶があります。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本日、平成29年第2回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。
初めに、私ごとになりますが、さきの任期満了に伴う市長選挙におきまして、多くの市民の皆様を初め各方面から力強く温かい御支援を賜り、図らずも無投票当選という結果で3期目の八幡浜市政を担わせていただくことになりました。八幡浜市のさらなる発展のため、市民の皆様からの期待と信頼に応えるために、引き続き全身全霊で市政のかじ取りに当たっていく所存であります。
また、ことしの5月1日から愛媛県市長会の会長に就任をいたしました。議会並びに職員の御理解、御協力を得ながら2年間の職責を全うしたいと存じておりますので、よろしくお願いをいたします。
次に、交通法規の遵守についてであります。
現在、県を挙げて交通死亡事故抑止アンダー50に取り組んでいるところでございますが、4月に職員が死亡事故を起こしましたことはまことに申しわけなく、故人の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族の皆様並びに市民の皆様に深くおわびを申し上げる次第であります。
本定例会におきましても、交通事故に関する報告を2件上げさせていただいております。職員に対しましては、日ごろから公私を問わず、安全運転及び交通法規遵守の徹底について指導しているところでございますが、今後ともなお一層安全運転に心がけるよう指導を徹底してまいりますので、御理解を賜りますようにお願いを申し上げます。
それでは、定例会について申し上げます。
本定例会におきましては、報告12件、諮問1件、同意案8件、条例案11件、予算案3件、その他2件、合わせて37件の御審議をいただくものでございます。
諸議案の内容等につきましては後ほど御説明いたしますが、何とぞ慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。
なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、地方創生人材支援制度に基づく国家公務員受け入れ及び組織改編についてほか3件について御説明申し上げ、議員の皆様の御理解を賜りたいと存じていますので、よろしくお願いいたします。
以上、申し述べまして、招集の御挨拶といたします。
○議長(上田浩志君) 議長において、この際、諸般の報告を行います。
3月定例会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付しております報告書をもってこれにかえます。
会議に先立ち、4月26日に開催されました第79回四国市議会議長会定期総会並びに5月24日に開催されました第93回全国市議会議長会定期総会において表彰を受けられました議員に対し、表彰状の伝達を行います。
休憩いたします。
午前10時07分 休憩
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午前10時07分 再開
○副議長(新宮康史君) 再開いたします。
○議会事務局長(菊池和弥君) それではまず、第79回四国市議会議長会定期総会において表彰を受けられました方を申し上げます。
市議会議長、副議長在職3年以上、そして議員在職12年以上により上田浩志議長が表彰を受けられました。
上田浩志議長、御受領をお願いいたします。
○副議長(新宮康史君)
表彰状
八幡浜市 上田浩志 殿
あなたは市議会議長、副議長として在職3年にわたってよく市政の発展に尽くされ、その功績は特に顕著なものがあるので、ここに本会表彰規程により表彰します。
平成29年4月26日
四国市議会議長会会長
高松市議会議長 岡下勝彦
(表 彰 状 授 与)
(拍 手)
○副議長(新宮康史君) 休憩いたします。
午前10時09分 休憩
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午前10時09分 再開
○議長(上田浩志君) 再開いたします。
○議会事務局長(菊池和弥君) 続きまして、第93回全国市議会議長会定期総会において表彰を受けられました方を申し上げます。
議員在職10年以上により樋田 都議員、議員在職30年以上により宮本明裕議員、以上2名の方が表彰を受けられました。
2名を代表して、宮本明裕議員に御受領をお願いいたします。
○議長(上田浩志君)
表彰状
八幡浜市 宮本明裕 殿
あなたは市議会議員として30年の長きにわたって市政の発展に尽くされ、その功績は特に著しいものがありますので、第93回定期総会に当たり、本会表彰規程によって特別表彰をいたします。
平成29年5月24日
全国市議会議長会会長 山田一仁
(表 彰 状 授 与)
(拍 手)
○議長(上田浩志君) ただいまの表彰に対し、市長から祝辞があります。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) ただいま表彰されました議員の皆様に対しまして、一言お祝いを申し上げます。
去る4月26日、高松市で開催された第79回四国市議会議長会において、上田浩志議長が正副議長3年以上、在職12年以上として表彰を受けられました。
また、5月24日に東京都で開催されました第93回全国市議会議長会において、宮本明裕議員が議員在職30年以上として、樋田 都議員が議員在職10年以上として表彰を受けられました。
受賞された議員の皆様におかれましては、長きにわたり市政発展のために、また市民福祉の向上のために御尽力をいただきました。ここに市民を代表いたしまして深く敬意を表しますとともに、心からお祝いを申し上げます。
どうか今後とも御自愛の上、これまでの豊かな経験をもとに、八幡浜市が直面いたしております諸問題の解決を初め、さらなる市政伸展と市民福祉増進のため、一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げまして、お祝いの言葉といたします。まことにおめでとうございました。
○議長(上田浩志君) 被表彰者を代表して宮本明裕議員から謝辞があります。
〔宮本明裕君登壇〕
○宮本明裕君 ただいま受賞いたしました3名を代表いたしまして、私のほうから一言お礼の御挨拶をさせていただきます。
ただいま大城市長より大変丁重な身に余るお祝いの言葉をいただきまして、心より御礼と感謝を申し上げたいと思います。
私たち3名は、長きにわたり市議会議員といたしまして全力を尽くして議員活動を行ったつもりであります。しかし、行政課題は山積しているのでありますが、この30年間の議員活動を振り返ると、平田市長の港湾埋立地が約30年を経過し、私の願っていたフジグランの誘致も大城市長のもとで実現し、沖新田には当市には欠落していた市内外の方々を集客できる施設として八幡浜らしいみなっと、どーや市場、どーや食堂も開設をされ、市立病院も改築をされました。小さくともぴかっと光る八幡浜市づくりに議員として私ども3名、また同志の方々も参画できたことは誇りであります。
今後とも、市民のため、市政発展のため、公正公平で活力のあるまちづくりに、受賞した3名も同志の方々とともに議員活動に邁進する所存であります。
最後に、言葉整いませんが、今後も市民の皆様、理事者の方々の御指導と御鞭撻をいただきますよう心からお願いをいたしまして、簡単ではありますが、謝辞と挨拶にさせていただきます。本日はまことにありがとうございました。
○議長(上田浩志君) 以上で表彰状の伝達を終わります。
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○議長(上田浩志君) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
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○議長(上田浩志君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、議長において1番 西山一規議員、11番 井上和浩議員を指名いたします。
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○議長(上田浩志君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から22日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田浩志君) 御異議なしと認め、よって会期は本日から22日までの17日間と決定いたしました。
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○議長(上田浩志君) 日程第3 報告第5号 債権の放棄についてないし報告第16号 平成28年度八幡浜市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書、諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、同意案第1号 教育委員会委員の任命についてないし同意案第7号 固定資産評価審査委員会委員の選任について、議案第40号 八幡浜市過疎地域自立促進計画の変更についてないし議案第55号 土地の取得について、以上36件を一括議題といたします。
初めに、市長より総括説明を願います。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 本日ここに平成29年第2回市議会定例会を招集いたしまして、補正予算案を初め、当面する市政の重要案件について御審議をいただくわけであります。
各案件にわたります詳細につきましては、審議の過程で副市長並びに担当部課長から御説明申し上げることといたしまして、私は概要と3期目に臨む所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願いする次第であります。
私は、去る4月16日の八幡浜市長選挙におきまして、これからの4年間、引き続き八幡浜市政のかじ取り役を務めさせていただくことになりました。まことに身に余る光栄なことでありますとともに、市政運営の重責に対しまして、改めまして身が引き締まる思いであります。
私は、平成21年の市長就任以来、市民が誇れるふるさと八幡浜の創造を目指し、市長を囲む会など、できる限り現場に足を運び、市民の声をどのように市政に反映させるべきかを日々考えながら、全力で市政の運営に取り組んできました。
2期8年の中で、懸案事項でありました市立病院の建てかえ、道の駅・みなとオアシス八幡浜「みなっと」、高度衛生管理型魚市場、シーフードセンターの新設、八幡浜黒湯温泉みなと湯のオープン、みかんの里宿泊・合宿施設マンダリンの整備、大島への産業誘致、宮内地区公民館新築工事と農産物加工施設の着工、保内地区下水道の整備、八幡浜港フェリー埠頭再整備事業の着手、夜昼道路及び大洲西道路の新規事業化など、市の活性化に資する重要な諸施策に全力を傾注してきたところであります。
中でも、今後、高い確率で発生が予想されている南海トラフ巨大地震の際、避難路や緊急輸送道路として命の道となる地域高規格道路大洲西道路(平野・北只間)の新規事業化がこの3月に決定し、大洲・八幡浜自動車道の全線開通の見通しが立ったところであり、この道路が災害時の避難や救援に活用されるだけでなく、当市の市民生活や地域経済をさらに変えていくものと期待しているところであります。
しかし、まだまだ積み残している課題もあります。平成27年度に策定した第2次八幡浜市総合計画、八幡浜市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく施策実現に向けた歩みは今まさに始まったばかりであり、これまで同様、市民の皆様との対話を大切にしながら、これらの計画を着実かつ迅速に推進し、ふるさと八幡浜のさらなる元気創出、「さらに前進!笑顔あふれる街八幡浜」の実現を目指し、邁進していきたいと考えております。
それでは、このような理念を踏まえた今後の施策について述べたいと思います。
1つ目の柱は、さらに安全安心な街づくりへの対応であります。
まず、都市基盤整備であります。
具体的には、地域高規格道路八幡浜道路(大平・郷間)や夜昼道路(郷・平野間)及び新規事業化が決定した大洲西道路(平野・北只間)の整備促進、さらに南部海岸線の重要な生活道路である国道378号の整備促進について、国、県に強く要望してまいります。
また、市内の交通隘路解消につきましても、車両の離合が困難で、歩行者の通行にも危険な箇所について道路改良事業を実施するほか、九州と四国を結ぶ大動脈である九四航路のフェリー埠頭、フェリーターミナルの整備促進、生活に直結する上下水道の耐震化、高経年化への対応などの整備を行います。
また、老朽危険空き家が防災や景観等に深刻な影響を及ぼすことが懸念されることから、八幡浜市空家等対策計画に基づいた除去や空き家バンク対策等の取り組みを行ってまいります。
次に、危機管理であります。
南海トラフ巨大地震を念頭に置き、地震・津波時に確実な情報伝達を行い市民の生命を守るため、防災行政無線のデジタル化、全世帯への戸別受信機の設置を行い、市民へ迅速に情報を伝達できる体制をつくります。
また、原子力災害時の具体的な対応等を定めた八幡浜市住民避難計画については、県の原子力防災訓練の検証結果をもとに、より実効性のあるものに見直すとともに、内容についても住民にわかりやすい広報を実施し、原発隣接自治体としての防災意識の向上を図ってまいります。
2つ目の柱は、さらに暮らしやすい街づくりであります。
急速に進展する少子・高齢社会において、市民、特に高齢者、障害者、児童などにとって暮らしやすいまちづくりに資する諸施策を実施していくことが強く求められております。本年4月からは、子供支援に係る業務をワンストップで対応できるよう子育て支援課を新設し、総合的な保育センターの整備や病児・病後児保育施設の整備など、各種育児支援の充実などに取り組んでいくほか、加速する高齢社会に高齢者が安心して生き生きと暮らせるよう、介護予防、介護者支援事業との連携を図りながら、高齢者への生活支援を行ってまいります。
また、市民会館跡地を中心とした新たな文化ゾーンの形成、空き家対策とリンクした移住・定住促進、大島地区の交流拠点施設の整備、川之石地区公民館兼交流拠点施設の整備などを通じて市民活動の活発化、多様な交流の促進に努め、市民が生き生きと豊かに暮らせるまちづくりを進めていきます。
平成28年度で市立病院の改築事業は完了しましたが、医師、看護師不足については厳しい状況が続いております。医師、看護師不足による診療体制の縮小が収益の悪化を招き、経営を圧迫する大きな要因でもありますので、今後も引き続き関連する大学病院との連携を密にしながら、医師の確保に努めることはもちろん、病院職員住宅の整備など、新たな医師、看護師に来てもらえるような環境整備にも全力を尽くし、医療サービスの向上に取り組んでまいります。
そして、3つ目の柱は、さらなる産業振興への取り組みであります。
まず、市の基幹産業である農業の振興策として、Iターン就農者や農業後継者の確保、育成を行うとともに、農産物加工施設を活用した6次産業化や農商工連携の推進に取り組み、農家の所得向上や海外を含めた販路の拡大を図ってまいります。
また、高経年化した南予用水施設の長寿命化や耐震化の整備促進について国へ強く求めていくほか、イノシシを初めとした有害鳥獣対策への支援や、将来にわたって経営維持ができるよう生産者の作業の効率化、負担軽減を図るための各種支援を行ってまいります。
林業の振興策としましては、健全な山林を維持するため、八西森林組合の森林整備活動を支援していくとともに、引き続き地域材を利用した木造住宅の建築に対する補助を行い、木材の利用の促進を図るなどの支援を行ってまいります。
水産業の振興策といたしましては、安全・安心な水産物を供給するために整備した高度衛生管理型魚市場の優位性を生かし、魚価向上や水産物の集荷力向上に努めるとともに、シーフードセンター八幡浜を活用した新たな水産加工品の商品開発により、当市で水揚げされる魚に新たな付加価値を創造し、さらなる魚価の向上や海外販路の拡大も図ってまいります。
商工業の振興策としましては、八幡浜ちゃんぽんを通して町を元気にするため、商店街の駐車場と道路の整備、本市特産品の台湾等の海外における販路開拓・拡大を図るための海外販路開拓支援等も行ってまいります。
また、ことしは愛顔つなぐえひめ国体・えひめ大会が開催されます。市をアピールする絶好の機会と捉え、市民の皆様のお力添えもいただきながら大会を盛り上げていきたいと思います。
以上、3期目の市政運営に臨むに当たって、各種施策について申し上げました。今後、議員各位を初め市民の皆様方からの御意見、御提言を十分お聞きしながら的確な問題把握に努め、施策の実現に向け全職員一丸となって取り組み、皆様の信頼と負託に応えてまいる所存であります。
議員各位におかれましても、一層の御協力、御支援を賜りますようお願い申し上げます。
次に、本市の平成28年度決算の概要であります。
一般会計につきましては、厳しい財政環境の中、ふるさと納税の増額等もありましたが、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は、7年ぶりに財政調整基金を4億円取り崩し、8,000万円程度の黒字決算となりました。今後、人口減少による税収の減、合併算定替の優遇措置の終了等による交付税の減額等、歳入の減少が予想されますので、財政収支の悪化要因を十分検討し、財政健全化に努めてまいりたいと考えております。
水道事業会計につきましては、昨年度に続き1億5,111万7,000円の単年度黒字決算となり、未処分利益剰余金2億823万円を計上することができました。
しかしながら、今後は老朽化した施設の更新・耐震化工事等に多額の費用が見込まれる上、簡易水道統合に伴う経費や人口減少に伴う給水収益の減が見込まれるなど予断を許さないところであります。
病院事業会計につきましては、3年ぶりに当期純利益3,900万2,000円の黒字決算となりました。
なお、病院改築事業に伴う外来診療棟の解体による特別利益・特別損失を除く経常収支で見れば、約1億6,600万円の黒字と4年連続で経常利益を確保することができました。
平成24年9月に着工した改築事業は、ことし3月に正面駐車場が完成し、約4年半に及ぶ全ての事業が完了しました。そして、現在着手しております立体駐車場を改修し、さらに職員住宅の整備についても検討を進めてまいります。今後はより一層経営改善に努めるとともに、安全・安心な医療の提供ができるよう努力してまいる所存であります。
それでは、今回提案の6月補正予算の主なものについて、順次御説明いたします。
最初に、さらに安全安心な街づくりについてであります。
まず、八幡浜港港湾区域内の海岸保全施設である護岸と臨港交通施設である臨港道路を良好な状態に保つため、長寿命化計画を策定いたします。
土木事業では、市道双岩南久米線Ⅰ工区道路改良事業の継続実施、生活道路改良整備事業等に係る県営道路事業負担金、松柏B地区など4カ所で実施する県営急傾斜地崩壊対策事業負担金など、安全で快適な生活環境整備に努めてまいります。
次に、さらに暮らしやすい街づくりについてであります。
まず、子育て支援についてであります。
8月から運用開始する愛顔の子育て応援事業は、県と市が連携し、平成29年4月1日以降に出生した第2子以降を対象に紙おむつの購入補助を行うもので、当初予算に計上しているところですが、新たに市単独事業としまして、平成28年度中に出生した第2子以降に対しても紙おむつを約1年分購入できる5万円分の応援券を支給し、子育てを支援したいと考えております。
また、病児・病後児保育につきましては、子育て世代のニーズが非常に高いものの、現在当市においては、県内で主流となっている医療機関併設型の病児保育を実施できる医療機関がないため、市が設置する必要があるものと考えております。今回、耐震基準を満たしていない白浜小学校東校舎の耐震改修に合わせて、病児・病後児保育施設を、近くに小児科医院や市立病院のある白浜小学校内に整備することにより、安心して子育てができる環境が整うものと考えております。
次に、空き家対策であります。
平成28年度に空き家対策係を設置し、空き家調査を進めてまいりましたが、今回、空き家等を活用し、滞在体験施設や交流施設等、地域コミュニティーの活性化を図る事業に対し、改修費用を一部助成する予算措置を講じております。
このほか、使用されていない市営墓地の再活用を行うための墓地返還促進事業、現在、市議会中継につきましては八西CATVのみで放映されておりますが、より多くの市民に見ていただけるよう、インターネットに配信するための費用等に予算措置を講じております。
次に、さらなる産業振興の取り組みについてであります。
まず、市特産品の販路開拓、拡大についてであります。
昨年度に引き続き、台湾台北市の大型商業施設微風広場において、物産展「愛媛やわたはまフードフェアin台北2018」を開催したいと考えております。
また、6月に予定しておりましたフード台北2017への参加につきましては、新規団体が優先される選考基準の中、募集団体数の急増により、残念ではありますが、選考から漏れる結果となりました。そのかわりに、台湾を初め香港、中国、シンガポール等多数の国のバイヤーが参加する国際食品商談会「沖縄大交易会2017」に参加し、愛媛八幡浜をPRするとともに、地元事業者の商談をサポートし、特産品の販路開拓、拡大を図ってまいりたいと考えております。
次に、農業振興対策であります。
農家の担い手を確保するため、愛媛県が新たに創設したえひめ次世代ファーマーサポート事業に基づき、市も連携して新規就農候補者の技術研修、基盤整備等の支援を行います。
また、果樹農家の経営基盤の強化を図るため、雨よけハウス、モノレール等の整備に対する助成を行い、次世代につなぐ果樹産地の育成を図ってまいります。
有害鳥獣対策におきましては、年々高齢化が進む猟友会の体制維持と若返りを図るため、免許取得費等の補助を行っておりますが、今回、取得希望者3名分を増額し、有害鳥獣捕獲活動の強化を図ってまいります。
次に、老朽化の進む南予用水畑地かんがい施設の保全対策として、八幡浜西南地区、北地区、保内地区、高野地地区、日土地区において、制御室やスプリンクラー等、施設の更新等が行われます。
さらに、真穴地区における農道整備や川之内・中津川間を結ぶ基幹農道の整備も継続して実施されますので、これらに係る県への負担金の計上を行っております。
漁港関係では、大島漁港の離島航路発着場の安全性、利便性を確保するとともに、防災機能の強化を図るため、浮き防波堤の改良工事に伴う委託設計を行います。
また、施設の長寿命化を図るため、八幡浜漁港向灘岸壁の改修工事に伴う委託設計と舌田、真網代、川之石漁港の防波堤等、機能保全工事の予算措置を講じております。
以上が6月補正予算案の概要であります。
この結果、一般会計5億4,270万1,000円の増額、特別会計2会計1,325万7,000円の増額、合計5億5,595万8,000円の追加を御提案申し上げるものであります。
これらの財源といたしましては、市税、交付税を初め国県支出金、市債等それぞれの事業施策に対応する額を計上いたしております。
以上、御説明申し上げました補正予算案等につきまして慎重審議を賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。
○議長(上田浩志君) これより順次説明を求めます。
市長。
○市長(大城一郎君) 議案書77ページをお願いいたします。
同意案第1号 教育委員会委員の任命について御説明いたします。
教育委員会委員の藤原大志氏は、平成29年6月28日に任期満了となるため、藤原氏の後任として泉 俊也氏を教育委員会委員に任命したいので、地域教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により議会の同意を求めるものであります。
泉氏は、現住所が八幡浜市松柏甲74番地2、昭和32年5月27日生まれで満60歳でございます。昭和55年3月に愛媛大学農学部を卒業後、就農され、現在に至っております。泉氏は、これまで千丈小学校PTA会長、八幡浜高等学校PTA会長を歴任し、青少年の健全育成に熱心に取り組んでこられました。また、これまで青少年補導委員等も務められ、子供たちの見守りはもとより、地域のリーダーとしても御活躍をされております。
以上申し上げましたとおり、泉氏は人格、見識ともに教育委員会委員として適任者であると考え、教育委員会委員として任命したいので、議会の同意をお願いするものであります。
続きまして、議案書79ページから83ページ、同意案第2号から同意案第4号 公平委員会委員の選任について御説明いたします。
現在の公平委員会委員3名の方々は、本年6月27日をもって4年間の任期が満了することから、新たに選任したいので、地方公務員法第9条の2第2項の規定により議会の同意を求めるものであります。
それでは、3名の方々の提案理由を御説明いたします。
議案書79ページ、同意案第2号、國本 進氏は、現住所が八幡浜市八代乙410番地1、昭和25年2月4日生まれで67歳でございます。昭和40年10月に八幡浜市に奉職され、昭和44年3月、県立八幡浜高等学校を卒業後、平成14年、総務調整課参事、以後、監理開発課長、財政課長を歴任されて、平成22年3月に定年退職、その後、平成25年6月28日から公平委員会委員としてお務めいただいております。國本氏は、誠実な人柄で公平公正な判断力と幅広い知見を有することから、公平委員会委員として適任と考え、改めて推薦し、議会の同意をお願いするものであります。
次に、議案書81ページ、同意案第3号、井原正晴氏は、現住所が八幡浜市1579番地、昭和31年6月8日生まれで60歳でございます。昭和54年3月、日本体育大学を卒業後、昭和56年4月、愛宕中学校教諭、平成21年、三崎中学校校長、平成24年、真穴小学校校長、平成25年、真穴中学校校長、平成27年、八代中学校校長を歴任され、平成29年3月に定年退職されました。井原氏は、誠実な人柄で公平公正な判断力と幅広い知見を有することから、公平委員会委員として適任であると考え、渡辺喜和氏の後任として推薦し、議会の同意をお願いするものであります。
次に、議案書83ページ、同意案第4号、原田磯志氏は、現住所が八幡浜市元城団地55番地、昭和31年8月17日生まれで60歳でございます。昭和54年3月、松山商科大学を卒業後、昭和54年4月に八幡浜市に奉職され、平成15年、学校給食センター所長、平成25年、議会事務局長、平成27年、会計課長を歴任され、平成29年3月に定年退職されました。原田氏は、誠実な人柄で公平公正な判断力と幅広い知見を有することから、公平委員会委員として適任であると考え、二宮博子氏の後任として推薦し、議会の同意をお願いするものであります。
以上です。
○議長(上田浩志君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君) 議案書1ページをお願いします。
報告第5号 債権の放棄について御説明します。
本件は、八幡浜市債権管理条例第16条第1項の規定に基づき市の債権を放棄したので、同条第2項の規定により報告するものです。
放棄する債権は水道料金で2件、1万5,550円、放棄の時期は平成29年3月29日、放棄の事由は表に記載のとおり、同条例第16条第1項第2号に規定する破産法第253条第1項の破産免責決定によるものです。
以上でございます。
○議長(上田浩志君) 市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(久保田豊人君) 議案書3ページをお願いいたします。
報告第6号 債権の放棄について御説明いたします。
本件は、八幡浜市債権管理条例第16条第1項の規定に基づき債権を放棄したので、同条第2項の規定により報告を行うものであります。
放棄した債権は市立八幡浜総合病院診療費等17件、150万1,952円、放棄の時期は平成29年3月31日、放棄した債権ごとの金額、債権の発生日及び放棄の事由は、表に記載のとおり、条例第16条第1項第2号に規定する破産法第253条第1項その他の法令の規定による免責決定等が1件、7万950円、第6号に規定する著しく生活困窮状態にあり資力の回復が困難なものが14件、137万5,092円、第7号に規定する所在不明が2件、5万5,910円であります。
なお、診療費は、入院は1カ月ごと、外来は1日ごとに1件の債権として計上しておりますので、1人の患者に複数の債権が発生する場合がございます。今回放棄した債権は17件でありますが、対象実人数は5人であります。
以上です。
○議長(上田浩志君) 総務企画部長。
○総務企画部長(新田幸一君) 議案書5ページをお願いいたします。
報告第7号 専決処分の報告について御説明いたします。
地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律が平成29年3月31日に公布されたことに伴い、八幡浜市市税条例の一部を改正する条例を専決処分しましたので、地方自治法第179条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
本日お手元に配付をしております議案説明資料をごらんください。
資料1ページをお願いいたします。
今回の改正は、1点目、特定配当等、特定株式等譲渡所得については市長が課税方式を決定可能としたこと、2点目は、肉用牛の売却による事業所得特例を3年延長したこと、3点目は、軽自動車税のグリーン化特例を2年延長したこと、4点目は、優良住宅地造成のための土地の長期譲渡所得特例を3年延長したことが主な内容です。
それでは、改正の内容について御説明いたします。
なお、単なる用語の解説に係る部分は省いて説明をいたします。
まず、33条、所得割の課税標準ですが、配当や株式譲渡による所得については、これまでは所得税の申告に合わせて住民税の課税方式が決まっていたものが、納税者が所得税と住民税で異なる課税方式を選択することが可能となったものです。
3ページの上から3段目、附則第16条の3、そして5段目、第20条の2、6段目、第20条の3についても、配当、株式譲渡の種類が違うだけで改正の内容は同じでございます。
1ページに戻っていただきまして、下から3段目、第61条の8項は、震災等により滅失または損壊した機械、設備等の償却資産にかわるものとして取得した償却資産については、特例として4年間課税標準を2分の1とすることを追加したものです。
このほか、今回の改正のうち震災関係としては、2ページ1段目、第63条の3、2段目、第74条の2、5段目、附則第10条がありますが、いずれも災害被災地に係る特例の期間を延長するなどの規定でございます。
1ページに戻っていただきまして、第61条の2は、児童福祉法の改正による保育所の家屋及び償却資産の固定資産税の税率を市町村が独自で決めることを可能とする、いわゆるわがまち特例の規定ですが、これは昨今の我が国の保育所不足に対して、保育所の固定資産税の負担を軽減することにより新たな保育所の開設を容易にするなどの政策的な意味合いの規定ですが、大都市地域の事情であり、本市の状況とは合致しておりませんので、税率はいずれも標準的な参酌率である2分の1としております。
次の第63条の2は、居住用超高層建築物、いわゆるタワーマンションに関する規定ですが、現在、大都市部では高層マンションが盛んに建設されている模様です。超高層マンションの固定資産税については、一般的に上層階のほうが賃借料が高く、資産価値も高いことから、階数によって固定資産税の税額に差をつけるというものです。ただし、該当する建築物は高さが60メートル以上であるため、本市において該当する建物はございません。
続いて、2ページ4段目、附則第8条は、肉用牛の売却による事業所得に係る特例を3年間延長して、平成33年度までとしたものですが、本市は該当事業はございません。
1段飛ばしていただいて、附則第10条の2は、わがまち特例の規定ですが、法改正に伴う項目の削除と追加により項番号のずれが生じております。今回削除になったものとしては、改正前の15項の管理協定倉庫及び17項のフロン不使用機器で、新たに追加になったのは改正後の17項の政府の補助を受けた者が運営する児童福祉法に規定する事業所内保育施設と18項の市民緑地に関するものですが、課税標準をそれぞれ2分の1と3分の2とする標準的参酌率を採用しております。
次の附則第10条の3は、耐震改修が行われた住宅及び省エネルギー改修が行われた住宅のうち、認定長期優良住宅に該当することとなったもので、固定資産税の軽減を受けようとする者は申請書を提出することとしたものです。
続いて、3ページをお願いいたします。
附則第16条の軽自動車税の税率の特例に関する改正は、消費税の税率変更時期が延期になったことから、これまで何度も条例改正がありましたが、現在も実施されているグリーン化特例を平成31年度まで2年間延長する規定です。上から4段目、附則第17条の2は、優良住宅の造成等のために土地を譲渡した場合の長期譲渡所得に係る課税の特例の適用期限を3年延長し、平成32年度までとしたものです。
なお、議案書に戻っていただいて、22ページ、附則第1条において施行期日を、附則第2条から第4条において市民税、固定資産税及び軽自動車税に関する経過措置を定めております。
続きまして、議案書の29ページをお願いします。
報告第8号 専決処分の報告について御説明いたします。
地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律が平成29年3月31日に公布されたことに伴い、八幡浜市都市計画税条例の一部を改正する条例を専決処分しましたので、地方自治法第179条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
先ほどの資料4ページをお願いいたします。
附則第7項、第8項以外はいずれも法改正による項番号のずれです。
附則第7項、第8項の改正は、市税条例の改正でも御説明しましたようにわがまち特例が可能である部分ですが、固定資産税同様、企業主導型保育事業に供する固定資産税と市民緑地の用に供する土地の課税標準をそれぞれ2分の1と3分の2とする標準的な参酌率を採用しております。
なお、附則において、施行期日と経過措置を定めております。議案書は33ページに掲載をしております。
続きまして、議案書の35ページをお願いいたします。
報告第9号 専決処分の報告について御説明いたします。
地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律が平成29年3月31日に公布されたことに伴いまして、八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を専決処分しましたので、地方自治法第179条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
先ほどの資料5ページをお願いいたします。
今回の改正は、中間所得層の被保険者の負担に配慮するため、国保税の減額措置に係る軽減判定の基準額を見直すものです。
第23条の改正は、国保税の軽減判定所得の基準を見直し、2割軽減対象世帯の被保険者数に乗ずべき加算額を48万円から1万円引き上げ49万円に、また5割軽減対象世帯の被保険者数に乗ずべき加算額を26万5,000円から5,000円引き上げ27万円とし、軽減対象者を拡大する措置を講じるものです。
具体的には、3人世帯の例で申し上げますと、2割軽減の対象となる給与収入は、現行では年額278万8,000円未満となっていましたが、改正後は283万2,000円未満まで対象が拡大されます。また、5割軽減の対象となる給与収入は現行では186万8,000円未満ですが、改正後は188万8,000円未満まで対象が拡大されます。
なお、附則において、施行期日と適用区分を定めております。
続きまして、議案書39ページをお願いいたします。
報告第10号 専決処分の報告について御説明いたします。
過疎地域自立促進特別措置法の一部を改正する法律が平成29年3月31日に公布されたことに伴い、過疎地域自立促進特別措置法に基づく固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例を専決処分しましたので、地方自治法第179条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
41ページをお願いいたします。
専決第6号です。改正の内容について御説明いたします。
第1条、趣旨中、法律改正に伴い固定資産税の課税免除の対象となる業種を、従来の情報通信技術利用事業から農林水産物等販売業に変更するというものです。
第2条、課税免除の要件、第1号中、適用期間を平成29年3月31日までだったものを平成31年3月31日まで延長するというものです。
なお、附則において、施行期日と適用区分を定めております。
続きまして、議案書43ページをお願いいたします。
報告第11号 専決処分の報告について御説明いたします。
本件は、民間木造住宅耐震化促進事業について、年度内完成が困難となったことに伴い、繰越明許費を追加する必要が生じたため、地方自治法第179条第1項の規定により平成29年3月31日付で専決処分しましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものです。
45ページをお願いします。
専決第7号 平成28年度八幡浜市一般会計補正予算(第6号)について御説明いたします。
第1条は繰越明許費の補正で、47ページの第1表繰越明許費補正のとおり、繰越事業を1件追加するものです。
8款土木費、1項土木管理費、民間木造住宅耐震化促進事業について、203万円を限度に平成29年度へ繰り越すものです。
次、議案書49ページをお願いいたします。
報告第12号 専決処分の報告について御説明いたします。
本件は、国民健康保険財政調整基金において発生した運用利子を基金に積み立てる必要があるため、地方自治法第179条第1項の規定により平成29年3月31日付で専決処分しましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものです。
51ページをお願いいたします。
専決第8号 平成28年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)について御説明いたします。
第1条は歳入歳出予算の補正で、歳入歳出の総額にそれぞれ3万4,000円を追加するものです。
59ページをお願いします。
8款財産収入、1項財産運用収入について、基金預金利子として3万4,000円を追加するものです。
61ページをお願いします。
9款1項基金積立金について、財政調整基金積立金として3万4,000円追加するものです。
以上です。
○議長(上田浩志君) 市民福祉部長。
○市民福祉部長(舛田昭彦君) 議案書63ページをお願いします。
報告第13号 専決処分の報告について説明します。
65ページをお願いします。
専決第9号 県道舌間八幡浜線において発生した交通事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により平成29年4月24日に専決処分しましたので、同条第2項の規定によりこれを報告するものです。
今回の専決処分は、平成29年3月1日午前11時30分ごろ、八幡浜市栗野浦乙41番地2地先の県道舌間八幡浜線において、市所有の車両が対向車と離合できず後進した際に、後方不注意により後続の軽自動車の前部に接触し、損害を与えたため、国家賠償法第1条第1項の規定に基づきその額を賠償するもので、車両の修理損害額の全額4万5,209円を市の負担として示談書の締結を行い、損害賠償額が決定したものです。
なお、この損害賠償は公益社団法人全国市有物件災害共済会で全額補填されます。
以上でございます。
○議長(上田浩志君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君) 議案書67ページをお願いします。
報告第14号 専決処分の報告について御説明します。
69ページをお願いします。
専決第10号 松山市中野町内において発生した交通事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により平成29年5月2日に専決処分しましたので、同条第2項の規定によりこれを報告するものです。
今回の専決処分は、平成29年2月15日午後4時20分ごろ、松山市中野町甲146番地1、愛媛県森林組合連合会中野町事業所地先において、前方から来た大型車が右折してきたため、衝突を避けようと停車し、待機していたところ、相手方車両が衝突してきたため、双方の車両に損害が生じ、国家賠償法第1条第1項の規定に基づき、相手方車両の修理損害額のうち3万6,050円を市の負担として示談書の締結を行い、損害賠償額が決定したものです。この交通事故における過失割合は、相手方が8割、市が2割です。
なお、この損害賠償は公益社団法人全国市有物件災害共済会で全額補填されます。
以上です。
○議長(上田浩志君) 総務企画部長。
○総務企画部長(新田幸一君) 議案書71ページをお願いいたします。
報告第15号 平成28年度八幡浜市一般会計繰越明許費繰越計算書について御説明をいたします。
本件は、去る3月議会において繰越明許費の予算議決をいただいております分と、先ほどの報告第11号の追加分を合わせて、一番上の移住体験住宅整備事業から次のページの川之内地区生活道路災害復旧事業まで計38件について、記載のとおり翌年度繰越額が決定しましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により繰越計算書を報告するものです。
次、73ページをお願いします。
報告第16号 平成28年度八幡浜市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書について御説明いたします。
本件は、報告第15号と同様に、3月議会において繰越明許費の予算議決をいただいております未普及解消下水道事業及び公共下水道単独事業について、記載のとおり翌年度繰越額が決定しましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により繰越計算書を報告するものです。
以上です。
○議長(上田浩志君) 市民福祉部長。
○市民福祉部長(舛田昭彦君) 議案書75ページをお願いします。
諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて説明します。
本市の人権擁護委員河野美子氏は、平成29年9月30日をもって任期満了となるため、松山地方法務局から後任の候補者について推薦依頼がありました。
新任の候補者には、八幡浜市八代乙453番地19、井上正志氏、昭和26年2月8日生まれ、満66歳を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。
なお、井上正志氏は、八幡浜市障害者施設いきいきプチファームの職員として障害者の就労支援、生活支援に携わり、障害者の人権問題に取り組んでこられました。多年にわたる経験と知識は人権擁護委員としてふさわしく、幅広い活動を期待できるものと考えておりますので、よろしくお願いします。
以上でございます。
○議長(上田浩志君) 休憩いたします。
午前11時08分 休憩
—————————————————————
午前11時21分 再開
○議長(上田浩志君) 再開いたします。
総務企画部長。
○総務企画部長(新田幸一君) 議案書85ページをお願いいたします。
同意案第5号、議案書89ページの同意案第7号 固定資産評価審査委員会委員の選任については、関連議案でありますので一括して御説明し、同意をお願いするものでございます。
同意案第5号から御説明いたします。
固定資産評価審査委員会委員であります宮本英之介氏は、平成29年6月27日に任期満了となります。ここに改めて宮本英之介氏を固定資産評価審査委員会委員に任命したいので、地方税法第423条第3項の規定により議会の同意を求めるものでございます。
宮本氏は、現住所が八幡浜市向灘1725番地、昭和48年3月24日生まれ、満44歳であります。有限会社昭和水産の代表取締役として水産業に従事される傍ら、八幡浜青年会議所理事長、八幡浜商工会議所副会頭等を歴任されておられます。
議案書87ページをお願いいたします。
同意案第6号、同じく固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明いたします。
固定資産評価審査委員会委員であります安藤 浩氏は、平成29年6月27日に任期満了となります。ここに改めて安藤 浩氏を固定資産評価審査委員会委員に任命したいので、地方税法の規定により議会の同意を求めるものでございます。
安藤氏は、現住所が八幡浜市417番地1、昭和22年12月20日生まれ、満69歳であります。現在、行政書士、土地家屋調査士として家業の業務に携わっておられるほか、松山地方法務局の筆界調査委員にも任命されておられます。
議案書89ページをお願いいたします。
同意案第7号、同じく固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明いたします。
固定資産評価審査委員会委員であります三好和夫氏は、平成29年6月27日に任期満了となります。三好氏の後任として岡 晋一氏を固定資産評価審査委員会委員に任命したいので、地方税法の規定により議会の同意を求めるものでございます。
岡氏は、現住所が八幡浜市保内町須川512番地1、昭和39年12月15日生まれ、満52歳であります。現在、農業に従事されておられるほか、保内町土地改良区理事にも任命されておられます。
以上のとおり、宮本英之介氏、安藤 浩氏、岡 晋一氏のお三方、いずれも人格、見識ともに固定資産評価審査委員会委員として適任であると考え、固定資産評価審査委員会委員として選任したいので、議会の同意をお願いするものでございます。
続きまして、議案書95ページをお願いいたします。
議案第40号 八幡浜市過疎地域自立促進計画の変更について御説明いたします。
過疎地域自立促進計画は、過疎地域の自立促進に必要な事業を総合的かつ計画的に実施するため策定するもので、当市では議会の議決を経て、平成28年3月25日に現計画を策定しております。計画に位置づけられた事業については、財政的優遇措置の大きい過疎対策債を借りることができ、現在、策定後の追加分を含め176の事業を掲載しているところであります。
今回、97ページ及び98ページの表の左側、下線で示している強い農業づくり交付金事業、新町商店街舗装改良事業、シーロード八幡浜浮き消波堤改修事業、大内浦桟橋渡橋更新事業など、財源として過疎対策債を充てたい8事業を新たに追加したいと考えており、過疎地域自立促進特別措置法第6条第7項において準用する同条第1項の規定により議会の議決を求めるものであります。
続きまして、議案書99ページをお願いします。
議案第41号 八幡浜市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
本条例は、地方創生人材支援制度に基づく国家公務員の受け入れに伴う組織改編に当たり、所要の改正を行うものであります。
第1条では、部の設置について規定しており、総務企画部を廃止し、表の左側、改正後の欄に記載のとおり、新たに総務部及び企画財政部を設置することとしております。
第2条では、分掌事務を規定しており、廃止する総務企画部の分掌事務を削除し、100ページの表の左側、改正後の欄に記載のとおり、総務部の分掌事務を(1)市議会に関すること、(2)文書、法制及び行政一般に関することなど8項目、その下、企画財政部の分掌事務を(1)市政の総合的な企画及び調整に関すること、(2)行政改革の推進に関することなど7項目としております。
なお、附則第1項にて、施行期日を公布の日から起算して3月を超えない範囲において規則で定めることとし、また附則第2項において、八幡浜市行政不服審査条例第12条に規定する審査会の庶務を総務企画部から総務部に改める旨規定しております。
続きまして、議案書101ページをお願いいたします。
議案第42号 八幡浜市乗合タクシーの運行に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
本条例は、現在、双岩、高野地など交通不便地域で運行している八幡浜市乗合タクシーにおいて使用できる助成券を追加し、運行地域の高齢者の利便性向上を図るため、所要の改正を行うものであります。
具体的には、第4条第3項にて、使用できる助成券を、現在、八幡浜市高齢者外出支援事業及び八幡浜市重度障害者(児)支援事業によるものと規定しておりますが、これに表の左側、改正後の欄の一番下に記載しているとおり、本年4月1日に開始した八幡浜市高齢者運転免許自主返納支援事業による助成券を加えるものであります。
なお、附則第1項にて、施行期日を公布の日とし、また、附則第2項において、経過措置として、本条例施行日以前に交付された助成券も使用できる旨規定しております。
続きまして、議案書103ページをお願いいたします。
議案第43号 八幡浜市避難行動要支援者名簿に関する条例の制定について御説明をいたします。
まず、新規の条例になりますので、条例制定の趣旨から御説明いたします。
平成23年の東日本大震災において、条例第2条第1号に定義がございますが、避難行動要支援者と言われる自力で避難することが困難な高齢者、障害者などや、第3号にありますように避難支援等関係者と言われる消防機関、警察機関、民生委員、自主防災組織などの人たちに多くの犠牲者が発生をしました。こうした東日本大震災の教訓を踏まえ、平成25年に災害対策基本法改正において、次のページの条例第3条第2項に名簿への記載事項がありますが、避難行動要支援者名簿の作成を市町村に義務づけるとともに、その作成に際し必要な個人情報を利用できること、現に災害が発生、または発生のおそれが生じた場合に、本人の同意の有無にかかわらず名簿情報を避難支援等関係者などに提供できること、さらに名簿情報の提供を受けた者に守秘義務を課すとともに、市町村においては名簿情報の漏えいの防止のため、必要な措置を講じることなどが定められたところです。
これに伴い、本市においても平成25年度より避難行動要支援者名簿を作成し、災害時に要支援者のサポートができる体制を整えているところであります。
しかしながら、災害対策基本法では、災害発生時あるいは発生のおそれが生じた場合に、本人の同意なしに名簿情報の外部提供ができますが、平常時において本人の同意なしにそれを行うためには条例に特別の定めを設ける必要となっております。
災害はいつ発生するかわからず、災害が発生してから要支援者名簿の外部提供を行ったのでは避難支援等を十分に行うことができるか不透明であり、市としては平常時からそれを行うことで日ごろから見守りを実施するなど、緊急時にスピーディーに避難行動支援、安否確認、救助等を行うことのできる体制を整える必要があると考えております。もちろん個人情報の保護は重要視していかなければなりませんが、市としては要支援者の命を守ることはそれ以上に大切であると考え、第4条に定めるとおり、本条例を制定しようとするものです。
なお、本条例の制定により、本人の同意、不同意にかかわらず避難支援等関係者に名簿情報を提供することとなりますので、その実施に当たっては、条例第4条にありますように、作成した名簿をそのまま提供するのではなく、避難支援の実施に必要な範囲に限定するなど個人情報保護には十分意を用いてまいりたいと考えております。
条例は全9条から構成しており、第1条においてこの条例の目的を、第2条において用語の定義を定めております。
第3条で避難行動要支援者名簿の作成について、第4条で名簿情報の提供について、第5条で名簿情報の取り扱いに関する協定について、第6条から第8条で名簿取り扱いにおける情報漏えいの防止、利用や提供の制限、守秘義務について、第9条で規則への委任について定めております。
なお、この条例は、附則において公布の日から施行するものとしております。
以上でございます。
○議長(上田浩志君) 市民福祉部長。
○市民福祉部長(舛田昭彦君) 議案書107ページをお願いします。
議案第44号 八幡浜市墓地条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
使用されていない市営墓地の返還促進に伴い、所要の改正を行うものです。当市において墓地の需要は高く、市営墓地を求める方の問い合わせが多くあります。そこで、市営愛宕山墓地における使用状況調査を行ったところ、墓地返還の意思のある方が数名おられましたので、今後、返還のあった墓地に対し再募集を行うため、使用料単価等を改正するものです。
具体的には、使用料単価が造成した昭和43年当時の価格で実勢価格との価格差が大きいため、条例第5条において愛宕山墓地の1号地、2号地、3号地の使用料を近隣の土地の分譲価格を参考に1平方メートル当たり5万9,000円に改正するものです。
また、現在の条例では、第5条第3項において墓地返還に対し既納の使用料は還付しないこととなっていますが、墓地返還を円滑に進めるため、同項は削除し、第8条において、墓地の使用状況に応じ、5割を上限として使用料の返還を行うことを定めるものです。
なお、附則において、この条例は公布の日から施行することとし、経過措置を設けております。
続きまして、議案書109ページをお願いします。
議案第45号 八幡浜市地域包括支援センターの運営及び人員に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
本年3月31日に介護保険法施行規則の一部を改正する省令が公布、即日施行されたことにより、地域包括支援センターに配置する主任介護支援専門員の定義について所要の改正を行うものです。
主任介護支援専門員の定義につきましては、地域包括ケアの実践を通じた能力向上を担保することを目的として、平成28年に更新研修制度が導入された際、一度改正したものの、更新研修時期が不明確であったことから、今回、時期を明確にするため、改正を行うものです。
具体的には、条例第3条第3号の主任介護支援専門員の定義について、「5年ごとの更新研修を修了した者」を「5年を経過するまでに更新研修を修了した者」に改めるものです。
なお、附則において、この条例は公布の日から施行しますが、平成26年度までに主任介護支援専門員の更新研修を修了してから5年を超えた者については、主任介護支援専門員に該当しなくなる問題が生じるため、改正省令と同趣旨の経過措置を規定しております。
また、附則第3条では、平成27年条例第14号で定めた附則第2条の経過措置については、今回の条例改正によって不要となるため、削除しております。
以上でございます。
○議長(上田浩志君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君) 議案書113ページをお願いします。
議案第46号 八幡浜港港湾施設の管理及び利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明します。
本条例は、出島の貨物上屋撤去に伴い必要となる措置を講じるものであります。
具体的には、まず同条例別表第1(その1)の港湾施設一覧表におきまして、113ページに掲げている保管施設上屋欄の貨物上屋(出島)につきましては、フェリーターミナル用地整備に係る構造物取り壊し工事により撤去したため、削除しております。
なお、貨物上屋(出島)の削除により、一覧にある位置図の番号、35以降の番号を1つずつ繰り上げております。
次に、115ページ、別表第1(その2)の港湾施設位置図につきましては、今ほど申し上げました別表第1(その1)の変更に呼応し、貨物上屋(出島)を削除した関係で35以降の番号を1つずつ繰り上げております。
続きまして、別表第2の港湾施設使用料におきまして、116ページに掲げている上屋使用料の欄、出島につきましても、フェリーターミナル用地整備に係る構造物取り壊し工事により撤去したため、削除しております。
なお、附則において、この条例は平成29年7月1日から施行することとしております。
続きまして、議案書117ページをお願いします。
議案第47号 八幡浜市市道に設ける道路標識の寸法を定める条例の一部を改正する条例の制定について御説明します。
平成29年2月、国の道路標識区画線及び道路標識に関する命令の改正があり、高速道路において訪日外国人を初め全ての利用者にわかりやすい道案内のため、高速道路の路線名に合わせて路線番号を付与する高速道路ナンバリングが導入され、それに伴い高速道路番号の標識等が新設されました。
今回の改正により新たな標識が追加され、現在ある標識の番号にずれが生じることとなったため、八幡浜市においても改正に合わせて同条例を改正し、引用している標識番号を変更することとしたものです。
具体的な内容としましては、条例内で定めている高さ限度緩和指定道路の標識番号を118の4から118の5に変更しております。今回の改正については、条例内の標識の番号が変わるだけで、当市が管轄しております道路標識そのものには変更がありません。また、その他の条例内で定めている標識の番号に変更はございません。
なお、この条例は公布の日より施行するものであります。
続きまして、議案書119ページをお願いします。
議案第48号 八幡浜市空家等対策の推進に関する条例の制定について御説明します。
平成27年5月に空家等対策の推進に関する特別措置法が制定され、全国の自治体はこの法律に基づき対策を講じております。本市においても、平成29年3月に八幡浜市空家等対策計画を策定しており、今後は空家法と空家等対策計画に即して当市の空き家対策の推進を図っていくこととしております。
今回の条例の制定は、現行の空家法では緊急性、切迫性がある危険空き家の対応や長屋等への対応が十分と言えない状況が見受けられたため、空家法を補完する目的で制定するものです。
第15条、緊急安全措置では、著しく保安上、危険な状態の空き家等について、公共の安全を確保するため、緊急の必要がある場合には、その危害等を予防し、またはその拡大を防ぐため、必要最小限の措置をとる対応ができることとしております。
次に、第16条、長屋空家等及び特定長屋空家等の対応では、現行の空家法において、長屋や共同住宅の場合、その一部に居住住宅があれば空家法の対象にならない、空き家ではないという考え方であり、それらを補完する目的として、一部に居住住宅のある長屋等であっても、各戸の所有者が異なる場合には空家法と同様の対応をとることができることとしております。
国土交通省の見解は、法令が規制対象となっていない事項については、条例を制定することは空家法に抵触しない限度で有効であると示しており、既に条例を制定している518の自治体のうち66.4%が緊急措置を、11.4%が長屋等を対象としている状況であります。当市の空き家対策の推進を図るためにも、上記2点に対応する内容を含めた条例を制定するものであります。
なお、この条例は公布の日より施行するものであります。
続きまして、議案書125ページをお願いします。
議案第49号 八幡浜市農産物加工施設の設置及び管理に関する条例の制定について御説明します。
この条例は、かんきつ類を初めとする農産物を加工できる場を提供し、加工品の開発、製造及び販売を通して農家の創意工夫を促し、生きがい創造の場とするとともに、農産物の高付加価値化を図り農家の所得向上に寄与することを目的とした、現在、保内町宮内に建設中の八幡浜市農産物加工施設の設置及び管理に関する事項について必要な条例の制定を行おうとするものでございます。
第1条で施設整備の趣旨及び条例制定の目的、第2条で名称及び位置を定めております。
第3条では八幡浜市農産物加工施設利用の許可について、第4条から第5条にかけては利用の制限、目的外利用等の禁止について定めております。
第6条で使用料を、第7条から第9条では費用負担及び使用料の減免並びに不返還について定めております。
第10条では利用許可の取り消しまたは使用中止となる事項、第11条から第13条にかけては利用者の義務について定め、第14条で運営委員会について、第15条で規則への委任を定めております。
なお、附則において、この条例の施行日は公布の日から6カ月を超えない範囲内において規則で定めることとしております。
続きまして、議案書129ページをお願いします。
議案第50号 八幡浜市中小企業・小規模企業振興基本条例の制定について御説明します。
平成26年6月に小規模企業振興基本法が制定され、地方公共団体においても小規模企業の振興に関する施策を策定、実施する責務が明記されたところであります。このような中、本年1月に八幡浜市商工会議所、保内町商工会の連名で、中小企業・小規模企業振興に関する条例の早期制定を求める要望書が提出されました。市では、中小企業等が市における経済の発展に果たす役割の重要性に鑑み、その振興に関し基本理念を定め、市、中小企業、経済団体、金融機関及び市民の役割等を明らかにするとともに、共通の理解と協働のもと、その振興施策を総合的かつ計画的に推進することにより中小企業等の持続的な発展並びに地域経済の活性化を図り、もって市民の生活の向上に寄与するものと考え、本条例を提案するものです。
それでは、条文に従い御説明します。
まず、前文は、この条例制定の趣旨を明確にするため設けるものであり、条例制定の背景、中小企業の振興の必要性等について記述しております。
次に、第1条で条例制定の目的、第2条で用語の定義、第3条で基本理念を規定しています。
第4条から第8条までは、中小企業振興のために地域を構成する各主体が果たすべき役割等を規定しています。
第4条に市が担う責務について掲げております。第1項では、市は基本理念に基づき、中小企業振興施策を総合的かつ計画的に推進することを、第2項及び3項では、市は関係団体との連携、関係者への意見聴取に努めるなどを明記しています。第4項では、市は中小企業振興施策に必要な財源確保に努めるとともに、第5項で、市が率先して物品等の調達を図ることで中小企業者の受注機会の増大に努めることとしています。
第9条には、市が行う中小企業の振興に関する施策の基本方針を、第10条及び第11条では、中小企業等の振興に資する施策を従来どおり市の総合計画に盛り込むものとし、その評価や検証を行い、必要な見直しを行うことにより施策を推進していくことを規定しています。
また、必要に応じて関係団体等と協議する場を設置できることとしております。
なお、施行期日は、附則において公布の日から施行するとしております。
以上でございます。
○議長(上田浩志君) 市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(久保田豊人君) 議案書133ページをお願いいたします。
議案第51号 八幡浜市病院建設基金条例を廃止する条例の制定について御説明いたします。
八幡浜市病院建設基金は、平成22年度に市立病院の建設及び整備を実施するために造成された3億円の基金であります。平成28年度末に予定された全ての事業が完了し、全額が取り崩されたことから、今回、この基金条例を廃止しようとするものでございます。
なお、この条例は公布の日から施行するものでございます。
以上です。
○議長(上田浩志君) 財政課長。
○財政課長(井上耕二君) 議案書の135ページから207ページ、平成29年度八幡浜市一般会計及び各特別会計補正予算案、議案第52号から議案第54号までを一括してお手元に別冊で配付しております平成29年度6月補正予算資料で御説明いたします。
資料の2ページをお開き願います。
今回の補正は、一般会計では、一番上の行の真ん中あたり、今回補正額の欄にありますように5億4,270万1,000円を追加し、その右のとおり、予算総額を199億7,059万8,000円とするもので、前年度同期に比べ9.9%の減であります。
次に、特別会計は、12会計中、国民健康保険事業、介護保険の2会計の補正で、特別会計合計欄にありますように合わせて1,325万7,000円を追加するものであります。
一般会計、特別会計を合わせますと今回補正額は、その下にありますように5億5,595万8,000円を追加し、累計では、その右の合計欄のとおり330億8,982万8,000円となり、前年度同期に比べ7%の減であります。
今回は、企業会計の補正はありませんが、企業会計を含めた全ての会計における予算総額は、一番下の行となりますが、393億8,100万1,000円、前年度同期に比べ10.5%の減となります。
次の3ページに主要な事業の一覧表を、4ページから9ページにそれぞれの事業の概要を掲載しております。
4ページをお願いいたします。
それでは、一般会計の主要な事業の概要について、順次御説明いたします。
まず、さらに安全安心な街づくりであります。
海岸堤防等老朽化対策緊急事業は、八幡浜港港湾区域内の海岸保全施設である護岸について長寿命化計画の策定を行うもので1,000万円、港湾施設長寿命化計画策定事業は、八幡浜港湾区域内の臨港道路について長寿命化計画の策定を行うもので540万円、市道双岩南久米線道路改良事業(Ⅰ工区)は、川之内・中津川間を結ぶ基幹農道の整備に合わせ、主要地方道八幡浜宇和線から基幹農道交差点までの整備を行うもので1億4,976万6,000円、県営道路事業負担金は、県が実施する国道、県道の改築事業に係る負担金、県営急傾斜地崩壊対策事業負担金は、県の急傾斜地崩壊対策事業に係る負担金で、合わせて634万4,000円などであります。
5ページをお願いいたします。
次に、さらに暮らしやすい街づくりであります。
愛顔の子育て応援事業は、当初予算に計上し、県、市が連携して実施することとしていますが、新たに市単独事業として平成28年度中に出生した第2子以降に対しても紙おむつを約1年間購入できる5万円分の応援券を支給するもので547万9,000円、移住・定住・交流推進支援事業補助金は、地域コミュニティー活動の充実強化等を図る活動に対し地域活性化センター助成金を活用し支援するもので170万円、空家等活用促進事業補助金は、国の補助を受け、空き家等を活用し、地域コミュニティーの活性化に資する事業に対して改修費用の一部を助成するもので500万円、白浜小学校東校舎耐震改修事業と、6ページになりますが、病児・病後児保育施設整備事業は、耐震基準を満たしていない白浜小学校東校舎の耐震改修と同時に病児・病後児保育施設を白浜小学校内に整備するため実施設計を行うもので、合わせて702万8,000円、市営墓地返還促進事業は、市営墓地のうち現在使用されていない区画について墓地の返還を促進し再活用を図るもので65万7,000円、市議会中継インターネット配信経費は、より多くの市民に市議会を見ていただけるようインターネットに配信するための経費で60万円などであります。
6ページの一番下になります。
次に、さらなる産業振興の取り組みであります。
海外販路開拓支援事業は、市内特産品の販路開拓、拡大を図るため、台湾で物産展を開催するための経費、そして6月に予定しておりましたフード台北2017への参加につきましては、新規団体が優先される選考基準の中、応募多数により参加できなくなったことから、沖縄で開催される国際食品商談会「沖縄大交易会2017」に参加するための経費で、合わせて386万7,000円。
7ページになります。
次世代につなぐ果樹産地づくり推進事業費補助金は、雨よけハウスやモノレール整備等に係る補助金、次のえひめ次世代ファーマーサポート事業費補助金は、新規就農候補者の技術研修、基盤整備等の支援に対する補助金で、実施主体であるJAにしうわへ補助するもので、合わせて951万5,000円、有害鳥獣ハンター確保対策事業費補助金は、銃猟免許取得等に要する費用を補助するもので、3名の追加分として48万2,000円、大島漁港浮き防波堤再整備事業は、大島漁港離島航路発着場の安全性、利便性の確保、防災機能の強化等を図るために行う改良工事の設計委託を行うもので2,800万円、水産物供給基盤機能保全事業は、施設の長寿命化を図るため、八幡浜漁港向灘岸壁の改修工事に伴う測量設計、舌田、真網代、川之石漁港の防波堤等の機能保全工事を行うもので6,300万円。
8ページをお開き願います。
県営八幡浜漁港整備事業負担金は、県が実施する臨港道路改良に係る市の負担金で1,205万円、県営国道378号道路改良事業負担金は、県が川上町上泊地区において道路改良工事に合わせ実施する係船護岸整備に係る市の負担金で2,379万円、県営畑地帯総合整備事業(担い手育成型)負担金は、県が真穴地区で実施する農道整備に係る市の負担金で3,000万円、県営水利施設整備事業負担金(八幡浜西南地区)から次の高野地地区、9ページになりますが、八幡浜北地区、保内地区、日土地区については、いずれも南予用水事業かんがい排水施設の新設、更新に係る負担金で、合わせて1億2,500万円などであります。
10ページをお開き願います。
次に、特別会計補正予算について御説明いたします。
まず、国民健康保険事業会計118万6,000円の追加は、職員の産前産後休暇及び育児休業取得に伴う臨時雇いの賃金であります。
介護保険会計1,207万1,000円のうち、総務費、一般管理費263万1,000円については、業務見直しによる嘱託職員の内部異動に伴う報酬、賃金であります。諸支出金、償還金944万円については、介護給付費負担金等の平成28年度分が確定したことに伴い精算を行うもので、社会保険診療報酬支払基金へ返還するものであります。
11ページをお願いいたします。
債務負担行為の追加について御説明いたします。
地方税における手続をインターネットを利用して電子的に行うシステムであるeLTAX・ASPサービスについて、平成29年度から5年間、システム使用契約を結ぶため、平成30年度から34年度までの使用料、合計1,163万7,000円を限度として債務負担を行うものであります。
なお、12ページから13ページに一般会計及び特別会計における投資的事業の詳細について、14ページ、15ページに一般会計歳入歳出の状況を添付いたしておりますので、御参照のほどお願いいたします。
以上であります。
○議長(上田浩志君) 市民福祉部長。
○市民福祉部長(舛田昭彦君) それでは、本日配付しました議案第55号 土地の取得について説明します。
旧保内地区にある3つの保育所を統合した新たな保育所と子育て支援施設となる児童センターを併設する保内総合児童センター(仮称)建設事業及び文化会館駐車場整備事業による用地として土地を取得するため、地方自治法第96条第1項第8号及び八幡浜市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決を求めるものでございます。
別紙の位置図をごらんください。
本事業の用地面積は7,661.62平方メートル、取得する用地面積は7,499.08平方メートルでございます。うち、本件で議会の議決を求め取得する用地は、八幡浜市保内町宮内1番耕地36番1ほか8筆で、面積は6,152.71平方メートルでございます。
1枚目にお戻りください。
取得予定金額は2億5,443万円で、契約の相手方は八幡浜市保内町須川2536番地2、西南土建株式会社、代表取締役矢野 基氏であります。
以上でございます。
○議長(上田浩志君) ただいま議題となっております36件についての本日の審議はこの程度にとどめます。
休憩いたします。
午後 零時03分 休憩
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午後 零時03分 再開
○議長(上田浩志君) 再開いたします。
財政課長より訂正の申し出があるので、許可をいたします。
○財政課長(井上耕二君) 先ほどの説明につきまして、8ページの真ん中のあたり、上から3番目なんですけれども、県営畑地帯総合整備事業(担い手育成型)負担金(真穴地区)の事業につきまして、3,000万円と説明しましたが、1,600万円で訂正をお願いしたらと思います。よろしくお願いします。
○議長(上田浩志君) 議長において発言の訂正を許可いたします。
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○議長(上田浩志君) 日程第4 同意案第8号 農業委員会委員の任命についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君) 議案書91ページをお願いします。
同意案第8号 農業委員会委員の任命について御説明します。
農業委員会委員の任期満了に伴う新しい委員19名の任命について、農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定により議会の同意を求めるものであります。
農業委員会委員の選任方法については、平成28年4月1日施行の改正法により、これまでの選挙制から市長の任命制となり、委員の構成についても認定農業者等が過半数を占めること、利害関係を有しない者が含まれること、年齢、性別等に著しい偏りが生じないように配慮しなければならないこととなりました。
本市では、農業委員会委員の任期が本年7月19日をもって満了するため、関係法令に基づき、2月10日から3月9日にかけて候補者の公募を行い、3月27日開催の候補者評価委員会及び同月31日付の市長への評価意見報告を経て、今議会へ委員定数19名の同意案を提出した次第であります。
候補者は、認定農業者13名を含む農業者18名、利害関係を有しない者1名となっており、性別については、男性17名、女性2名、年齢については、50歳未満1名、50歳から60歳未満9名、60歳から70歳未満8名、70歳以上1名となっています。候補者全てにおいて地元農業従事者の推薦または農業関係団体からの推薦を受けており、地域からの信頼は厚く、またそれぞれがかんきつ共同選果部会の要職を務めるなど、業務に役立つ経験や知識も豊富であり、農業委員会委員として適任であると考えます。
議案書91ページから94ページにかけて、候補者の住所、氏名、年齢、生年月日を記載しておりますので、議会の同意をお願いいたします。
以上です。
○議長(上田浩志君) ただいま議題となっております同意案第8号についての本日の審議はこの程度にとどめます。
お諮りいたします。
議事の都合により、明7日から11日までの5日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(上田浩志君) 御異議なしと認めます。よって、明7日から11日までの5日間は休会することに決しました。
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○議長(上田浩志君) これにて本日の会議を閉じます。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
明7日から11日までの5日間は休会であります。12日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。
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○議長(上田浩志君) 本日はこれにて散会いたします。
午後 零時07分 散会