公開日 2018年02月16日
平成29年八幡浜市議会12月定例会会議録第1号
議事日程 第1号
平成29年12月5日(火) 午前10時開議
第1
会議録署名議員の指名
第2
会期の決定
第3
認定第 1号 平成28年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について
(委員長報告(質疑)、討論、採決)
第4
認定第 2号 平成28年度八幡浜市水道事業会計決算の認定について
(委員長報告(質疑)、討論、採決)
第5
認定第 3号 平成28年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定について
(委員長報告(質疑)、討論、採決)
第6
報告第20号 専決処分の報告について(舌田体育館前車道において発生した交通事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)
報告第21号 専決処分の報告について(王子の森公園駐車場内において発生した接触事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)
報告第22号 専決処分の報告について(雨井自治公民館近隣民家において発生した車両破損事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)
議案第68号 八幡浜市第二建設残土処理場築造工事請負契約の締結について
議案第69号 八幡浜市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第70号 八幡浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第71号 八幡浜市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第72号 八幡浜市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第73号 八幡浜市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第74号 平成29年度八幡浜市一般会計補正予算(第4号)
議案第75号 平成29年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
議案第76号 平成29年度八幡浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第77号 平成29年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(第3号)
議案第78号 平成29年度八幡浜市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)
議案第79号 平成29年度八幡浜市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
議案第80号 平成29年度八幡浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第81号 平成29年度八幡浜市戸別合併処理浄化槽整備事業特別会計補正予算(第1号)
議案第82号 平成29年度八幡浜市水産物地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)
議案第83号 平成29年度八幡浜市水道事業会計補正予算(第1号)
議案第84号 平成29年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(第1号)
(提出者の説明)
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本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
会期の決定
日程第3
認定第1号
日程第4
認定第2号
日程第5
認定第3号
日程第6
報告第20号~報告第22号、議案第68号~議案第84号
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出席議員(16名)
1番 高 橋 時 英 君
2番 遠 藤 綾 君
3番 菊 池 彰 君
4番 西 山 一 規 君
5番 佐 々 木 加 代 子 君
6番 竹 内 秀 明 君
7番 平 家 恭 治 君
8番 河 野 裕 保 君
9番 石 崎 久 次 君
10番 樋 田 都 君
11番 新 宮 康 史 君
12番 上 田 浩 志 君
13番 井 上 和 浩 君
14番 宮 本 明 裕 君
15番 山 本 儀 夫 君
16番 大 山 政 司 君
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欠席議員(なし)
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説明のため出席した者の職氏名
市長 大 城 一 郎 君
副市長 橋 本 顯 治 君
教育長 井 上 靖 君
代表監査委員 中 島 和 久 君
総務部長 新 田 幸 一 君
企画財政部長 今 岡 植 君
市民福祉部長 舛 田 昭 彦 君
産業建設部長 菊 池 司 郎 君
総務課長 藤 堂 耕 治 君
税務課長 菊 池 敏 秀 君
政策推進課長 垣 内 千代紀 君
財政課長 井 上 耕 二 君
社会福祉課長 藤 原 賢 一 君
子育て支援課長 松 本 有 加 君
市民課長 福 岡 勝 明 君
保内庁舎管理課長 菊 地 一 彦 君
生活環境課長 山 本 真 君
保健センター所長 二 宮 恭 子 君
人権啓発課長 坂 井 浩 二 君
水産港湾課長 倭 村 祥 孝 君
建設課長 宮 下 研 作 君
農林課長 高 島 浩 君
商工観光課長 河 野 久 志 君
下水道課長 矢 野 武 君
水道課長 山 内 慎 一 君
市立病院事務局長 久保田 豊 人 君
会計管理者 中 岡 勲 君
学校教育課長 萩 森 喜 廣 君
生涯学習課長 小 野 嘉 彦 君
監査事務局長 菊 池 茂 孝 君
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会議に出席した議会事務局職員
事務局長 菊 池 和 弥 君
事務局次長兼議事係長 田 本 憲一郎 君
調査係長 堀 口 貴 史 君
書記 楠 政 道 君
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午前10時00分 開会
○議長(新宮康史君) 皆さん、おはようございます。
会議に先立ちまして、民生文教委員会が実施いたしました行政視察について、委員会から報告を行いたいとの申し出がありますので、この際、これを許します。
竹内秀明副委員長。
〔民生文教副委員長 竹内秀明君登壇〕
○民生文教副委員長(竹内秀明君) おはようございます。
それでは、民生文教委員会の行政視察の報告をいたします。
去る11月20日から22日の間に、長野県小諸市、千曲市、群馬県吾妻郡中之条町の3カ所を視察してまいりました。
まず、20日の朝5時半に八幡浜駅前を出発して長野県小諸市へ向かい、午後2時から小諸市子どもセンター「こもロッジ」について視察いたしました。
このこもロッジは、木造平家建て、延べ床面積997.85平方メートルあり、平成19年4月9日に開所しました。建設工事費2億3,589万3,000円で、財源内訳としては、平成18年度木造公共施設整備事業補助金1億円、こもろ夢・未来債8,000万円、一般財源5,589万3,000円を財源としていました。
このこもろ夢・未来債とは、市民の皆さんの資金を未来のため、夢あふれる子供たちのために生かしてみませんかという住民参加型市場公募債で、購入限度額100万円、1口10万円で、利率は5年物国債を上回る利率として、償還期間5年満期一括償還に設定しているとのことでした。
開設の趣旨として、ゼロ歳から就園前の乳幼児とその保護者が楽しく遊び、語らい、お互いに学び合うための場として、保護者同士も交流を深め、大勢の親子と接する中で、子育てのさまざまな悩みや疑問にそれぞれの答えを見つけていく場として、子供たちが自由な遊びや子供同士のかかわり合いの中で成長するための場として、さまざまな人との出会いの場、コミュニティーの場として、施設職員がさまざまな悩みの相談に応じ、子育てを支援する場としてを掲げられて、運営されていました。
利用対象者が、小諸市在住のゼロ歳から就園前の乳幼児とその保護者、小諸市在住または小諸市内に通園、通学する幼稚園または保育所に就園している幼児、小学生、中学生、高校生と幅広く、そこもすばらしいと感じました。保護者からも、とても利用しやすく、小諸市になくてはならない施設だと高い評価があるとのことでした。
当市でも、総合児童センターの建設が決まっております。そちらにおいても、こもロッジのように未就園児や保護者も気軽に足を運べて、子育てをする親同士や施設職員の意見交換の場になってほしいと願っております。
2日目は、長野県千曲市で、子育て応援アプリとマタニティタクシー券助成事業について視察してまいりました。
まず、子育て応援アプリについてです。
こちらのアプリの導入に至るまでの経過として、市のホームページでは知りたい情報を見つけづらい、フェイスブックなどは結果を伝えることが多いなどの市民の意見が出ていたそうです。そこで、このアプリを導入することで、子育て支援の情報だけをまとめてあるので探しやすい、必要な情報を必要とする人に事前に伝えることができる、行政だけでなく、子育て支援団体等からも情報発信できるとの声があり、平成28年度事業として実施したそうです。
現在のユーザー数が75名で、まだまだ利用率が少ないところですが、市からのお知らせ、イベント予約、子育て施設検索、表示言語の変更、スケジュール機能、プッシュ通知、子供の成長記録、記念日記録などの記録管理、予防接種管理、妊娠中の体重や胎児発育曲線・乳幼児発育曲線などのグラフ機能といった充実した内容の機能でありました。まだまだより使いやすいアプリにする点と、もっと積極的な情報発信をという課題もあり、今後の発展に期待するところであります。
次に、マタニティタクシー利用料金助成事業についてです。
千曲市では、妊婦がタクシーによる外出をする際の交通費の一部を助成することにより、妊娠期の母体への負担及び経済的負担を軽減し、妊婦の生活と出産を支援する目的で、マタニティタクシー助成を実施しておりました。
このタクシー券は、500円券が14枚つづりとなっており、7,000円のタクシー利用料金に相当するとのことでした。千曲市に事務所を有するタクシー会社での利用となっており、交付日から1年間、対象者本人が乗車する場合のみ利用可能だそうです。
こちらの実績としては、平成27年度の利用率が27%だったのに対し、平成28年度には34.7%と伸びており、今後も利用率増加に期待するところです。
3日目は、第84代内閣総理大臣小渕恵三氏の出身地である群馬県中之条町で、健康づくりによる国保医療費の抑制策について視察してまいりました。
中之条町は、面積439.28平方キロメートルで、群馬県内4番目の大きさで、人口1万6,520人の自然豊かな町で、「日本で最も美しい村」連合に加盟しています。
この中之条町で、平成12年度より東京都健康長寿医療センターとの共同研究が開始されました。高齢者の日常的な身体活動と心身の健康に関する研究ということで、歩くことは体にいい、でもどのくらい、どのように歩けばいいのかを探るため、活動量計を装着して日常生活を送ってもらい、調査を開始しました。
この活動量計とは、歩数だけでなく、運動の強さ等もカウントできるもので、65歳以上の方の中から500人に装着してもらい、全員に10年間アンケートを実施し、回答をいただき、特定健診に合わせ、総合健康調査として体力測定等も実施し、月1回の結果説明を行っているそうです。
その結果として、1日8,000歩、その中で中強度活動(早歩き)時間を約20分行うことで、さまざまな病気の予防につながることがわかり、それを町の健康づくりに活用していました。
現在、活動量計の登録者は700人程度おり、活動量計を利用した健康づくりサロンを実施していました。平成21年より4地区公民館で月1回のサロンを開始し、現在は公民館29会場と保健センターなどを活用し5日間、研究日として2日間、合計36会場で対応しているそうです。各会場にパソコンとプリンターを設置し、活動量計のデータの取り込みと結果の印刷を行うとのことでした。
また、サロンとは別に、保健センター、支所、ツインプラザ等で5日間開催し、月平均330人が来所しているそうです。
個人結果1カ月の様子を本人と面接しながら振り返り、サポートをするというしっかりとした体制がすばらしいと感じました。活動量計を装着することにより、一層の健康意識向上、健康の保持増進につながっていると考えられます。さらに、元気な状態が継続されることにより、医療費が低く推移しているデータが出ていることからも、効果はあるとのことでした。
そのほかにも、この中之条町では、平成29年5月より、歩いてためる健康ポイント事業も始められたそうです。参加対象は20歳以上の町民で、町で貸し出しする活動量計を装着し、月に1回、保健センターにデータ通信に行き、1カ月の平均歩数に応じてポイントが付与されます。2,000歩未満1ポイント、8,000歩以上8ポイントと、ポイントをためて賞品引きかえ券をもらい、3月に賞品と交換するという事業です。5月よりポイント事業を開始すると、590人の申し込みがあり、そのうち新規の若い参加者は143人とのことでした。
このように、誰もが生きがいを持ち、健やかに過ごせるふるさとづくりに努めておりました。これは、とてもすばらしい試みだと思いました。
この3日間、民生文教委員にとって、今後の八幡浜市を考えるとても意義のある視察となりました。
以上で民生文教委員会の行政視察報告を終わります。
○議長(新宮康史君) 民生文教委員会の行政視察報告は終わりました。
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○議長(新宮康史君) ただいまより平成29年第5回八幡浜市議会定例会を開会いたします。
市長から今議会招集の挨拶があります。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 皆さん、おはようございます。
開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本日、平成29年第5回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。
初めに、去る11月20日、八幡浜市が地方自治法施行70周年記念総務大臣表彰を受賞いたしましたので、御報告申し上げます。
この表彰は、みずからの創意工夫によりすぐれた施策を実現し、地方自治の充実発展に寄与したと認められる団体、個人が受賞の対象となるもので、県内の市では八幡浜市と新居浜市が受賞しました。
本市の場合、愛媛を代表する観光施設に成長した道の駅・みなとオアシス八幡浜「みなっと」の整備を初め、アゴラマルシェや八幡浜黒湯温泉みなと湯といった民間活力の活用によるにぎわいの創出、みかんの里宿泊・合宿施設マンダリンの整備やオリンピック日本代表選考レースでもあるやわたはま国際MTBレースの開催など、まさに地域と時代に即した特色あるまちづくりへの取り組みが高く評価されたものと思っております。
今後も、他の自治体にはまねのできない八幡浜の恵み、地域の宝を生かした地方創生に取り組み、市民の皆様が誇れるふるさと八幡浜づくりに全力を尽くしてまいりますので、議員各位のますますのお力添えをお願い申し上げます。
次に、去る11月5日に行われました全国高等学校駅伝競走大会愛媛大会において11連覇を果たされました八幡浜高校陸上部女子とその関係者の皆様方に心よりお祝いを申し上げます。選手の皆さんには、今月24日に京都市で開催される全国大会でベストを尽くし、八幡浜の名を全国に響かせていただけるよう健闘を御祈念申し上げます。
また、八幡浜工業高校におきましても、11月10日から12日にかけて、中米コスタリカで開催されたロボット競技の国際大会、ワールド・ロボット・オリンピアードに2年連続、5回目の出場を果たされました。3度目の世界一は逃しましたが、日本から出場した高校の中でトップというすばらしい成績をおさめられ、その栄誉をたたえるとともに、本市からすばらしい技術者が輩出されることを心から御期待申し上げます。
それでは、定例会について申し上げます。
本定例会におきましては、報告3件、条例案5件、予算案11件、その他1件、合わせて20件の御審議をいただくものでございます。
また、追加議案の提出についても予定をいたしております。
諸議案の内容等につきましては後ほど御説明いたしますが、何とぞ慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。
なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、八幡浜市地番整理事業についてほか3件について御説明申し上げ、議員の皆様の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
以上、申し述べまして、招集の御挨拶といたします。
○議長(新宮康史君) 議長において、この際、諸般の報告を行います。
9月定例会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付いたしております報告書をもってこれにかえます。
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○議長(新宮康史君) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
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○議長(新宮康史君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、議長において6番 竹内秀明議員、10番 樋田 都議員を指名いたします。
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○議長(新宮康史君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から22日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(新宮康史君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から22日までの18日間と決定いたしました。
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○議長(新宮康史君) 日程第3 認定第1号 平成28年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
本件に関し、決算審査特別委員長の報告を求めます。
平家恭治決算審査特別委員長。
〔決算審査特別委員長 平家恭治君登壇〕
○決算審査特別委員長(平家恭治君) それでは、決算審査特別委員会の報告を申し上げます。
認定第1号 平成28年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について付託されておりました当委員会は、10月23日から25日の3日間にわたり、市理事者の出席を求め、慎重に審査を行いました。その結果、当委員会は認定第1号を賛成多数で認定することに決しました。その審査の概要について御報告いたします。
平成28年度の一般会計の決算は、予算総額233億8,289万4,000円に対して、歳入総額206億9,452万2,333円、執行率88.5%、歳出総額203億8,070万6,586円、執行率87.2%で収支差し引き3億1,381万5,747円の黒字であります。これから翌年度へ繰り越すべき財源2億2,701万7,000円を差し引いた実質収支は8,679万8,747円の黒字であります。
また、特別会計の12会計は、予算総額135億4,826万6,000円に対して、歳入総額129億3,553万1,127円、執行率95.5%、歳出総額128億1,301万1,061円、執行率94.6%で、実質収支では国民健康保険事業会計を初め4会計で黒字収支であり、赤字計上の会計はありませんでした。
次に、基金の状況であります。平成28年度末現在高は、一般会計基金として、財政調整基金26億1,831万5,977円を初めとした17基金で計56億8,938万692円、その他の基金として、国民健康保険財政調整基金を初め4基金で計3億7,294万6,589円となっており、全基金の合計は60億6,232万7,281円であります。
次に、平成28年度末の市債残高は、一般会計216億1,104万1,220円、特別会計は6会計で118億6,056万7,132円、合計で334億7,160万8,352円でありますが、このうち交付税で全額措置される減税補填債及び臨時財政対策債74億2,330万4,000円を初めとして、交付税に算入される額が218億3,199万6,000円見込まれ、これを差し引いた実質市負担額は116億3,961万2,352円で、市債残高に占める割合は34.77%であります。
また、平成28年度の市債発行高は、一般会計20億9,466万5,000円、特別会計は公共下水道事業3億1,090万円など計3億4,490万円、合計で24億3,956万5,000円を発行しております。一方、平成28年度の元利償還金は、一般会計23億9,852万735円、特別会計11億6,625万5,054円、合計で35億6,477万5,789円であります。
この結果、市債残高を平成27年度末と比較すると、一般会計は1億1,561万3,782円の減、特別会計は6億2,490万6,480円の減となり、合計では7億4,052万262円の減であります。
次に、財政状況につきましては、財政基盤の強弱を示す財政力指数が3カ年平均0.350で、県下11市中9位であり、依然として国、県に依存する財政体質であります。
また、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は94.9%で、県下11市中11位であり、依然として標準的といわれる80%を上回っており、硬直化した財政構造が続いております。
以下、審査の過程において論議されました主な事項について申し上げます。
初めに、八幡浜市一般会計、歳出のうち、2款総務費、1項総務管理費、2目人事管理費、3節職員手当等のうち、時間外勤務手当について、委員より、時間外勤務手当が年々増加しているが、増加の要因をどのように分析しているのか。また、時間外勤務手当の縮減に向けた取り組みは行われているのかとただしたのに対して、理事者より、時間外勤務手当増加の背景としては、仕事量が徐々に増加していることもあるが、本市の場合、定員適正化計画に定める目標以上に人員を削減しているため、職員にしわ寄せが来ていることも実情として認識している。一番の問題は、それぞれの職場において特定の職員に時間外勤務が偏っている部分が問題であり、平成28年度には庁議、課長会議等において、所属長に対して情報の周知を行い、聞き取り調査及び課内、係内でのミーティングを実施するように指導を行っている。また、職員の健康状態に問題が起きないように、専門家によるカウンセリング等を進める取り組みも行っている。また、今年度も前年度同様の取り組みに加え、職員の意識改革も必要であることから、従来から実施している水曜日のノー残業デーをさらに徹底する取り組みであったり、時間外勤務命令書の決裁様式を、本人が残業時間を把握、管理しやすいように変更を行うなどの対策を講じているとの答弁でありました。
それに対して委員より、ノー残業デーとか個別の時間外勤務命令で管理するという方法も構わないが、特に問題があるのは、特定の職員あるいは特定の課に対して仕事が偏っている状況であると思うため、特に職員の健康管理には速やかな対応をすべきであるとの要望がありました。
次に、同じく一般会計、歳出のうち、4款衛生費、1項保健衛生費、6目環境衛生費(繰越明許)、19節負担金、補助及び交付金のうち、温浴施設整備補助金について、委員より、みなと湯に対して1億円の補助を行っているが、補助対象経費は設けられていたのか。また、市単独事業で補助しているため、より一層の事業効果が求められるが、市の活性化、まちづくりにはどのようにつながっているのかとただしたのに対して、理事者より、これは建物の建築、ボイラーの設置、駐車場の整備など、温泉施設の整備に関する費用が補助対象であり、費用の2分の1を1億円を上限として補助したものである。みなと湯は年間で約14万人の利用者があること、またその観光客に商店街まで足を運んでいただくため、新町商店街が中四国で初めての黒湯という泉質を利用した黒い商品を開発、提供したりする黒い商店街という事業を実施しており、まちづくりにもつながっているものと考えているとの答弁でありました。
次に、同じく一般会計、歳出のうち、8款土木費、1項土木管理費、3目建築総務費、19節負担金、補助及び交付金のうち、住宅リフォーム等補助金について、委員より、この事業は市単独事業により実施されているが、いつごろから、どのような趣旨で行われているのか。また、その事業効果についてどのように分析しているのかとただしたのに対し、理事者より、この事業は平成26年度から、リフォームによる居住環境の改善及び住宅投資波及効果により地元経済の活性化を図ることを目的として事業を開始している。補助金の額は、リフォーム等工事に要する費用の10分の1に相当する費用に対して20万円を上限として行っているが、補助金1,500万円に対する補助対象工事の契約額は約1億9,800万円であることから、地元への経済効果が期待できるものと考えているとの答弁でありました。
次に、日土財産区特別会計について、委員より、近年、収入が減少しており、収支不足の補填は日土財産区基金を取り崩して繰り入れている状態が続いているが、基金はあと幾ら残っているのか。また、今後も維持管理経費が必要であるが、もし基金が枯渇した場合には、立木を伐採して収入を得るなどして、日土財産区で財源を確保することは可能であるのかとただしたのに対し、理事者より、日土財産区基金の残高は、平成19年度末は1,529万円であったのが、毎年同じような形で減少しており、平成28年度末には920万3,000円であり、ここ10年間で600万円ほど減少している。従来は木材を市場に出して収入を得ていたので、現在そのような形で基金の減少を抑えるような計画を検討しているとの答弁でありました。
以上で決算審査特別委員会の報告を終わります。
○議長(新宮康史君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(新宮康史君) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(新宮康史君) これをもって討論を終結いたします。
これより認定第1号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(新宮康史君) 御着席ください。
起立全員であります。よって、認定第1号は認定することに決しました。
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○議長(新宮康史君) 日程第4 認定第2号 平成28年度八幡浜市水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。
本件に関し、委員長の報告を求めます。
樋田 都総務産業委員長。
〔総務産業委員長 樋田 都君登壇〕
○総務産業委員長(樋田 都君) 9月市議会定例会におきまして、総務産業委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました認定第2号 平成28年度八幡浜市水道事業会計決算の認定についての審査が終了いたしましたので、その結果並びに概要を御報告申し上げます。
去る10月17日、総務産業委員会を開催し、担当理事者から詳細なる説明を受け、慎重に審査を行いました。その結果、本決算は全員一致をもって認定することに決しました。
以下、審査の概要について申し上げます。
初めに、需給の状況でありますが、平成28年度は降雨量が1,791ミリで、昨年度比16.5%の増となり、自己水源と南予水道企業団の受水を合わせ、安定した水の供給が行われております。
有収率につきましては、漏水調査により155件の漏水を発見し、速やかに修繕を行ったことにより、配水量425万2,000立方メートルに対し給水量356万1,000立方メートルで、有収率83.8%となり、前年度85.0%と比較しまして1.2ポイントの減でありました。
次に、事業内容でありますが、平成28年度は、川之内地区配水管更新工事や高城地区配水管更新工事等、20件の建設改良工事を実施されております。
次に、決算の状況でありますが、収益的収支につきましては、事業収入8億8,370万4,576円に対し事業費用7億3,258万6,856円で、収支差し引き1億5,111万7,720円のプラスとなり、単年度黒字となりました。その結果、前年度繰越利益剰余金5,711万3,145円を加え、当年度未処分利益剰余金は2億823万865円となりました。
なお、この剰余金につきましては、八幡浜市水道事業の剰余金の処分等に関する条例第2条の規定により、平成28年度の純利益1億5,111万7,720円の20分の1、すなわち5%を下らない金額760万円を減債積立金に、そして1億4,300万円を建設改良積立金に、そしてそれらを引いた残金51万7,720円を利益積立金に積み立て、残り5,711万3,145円を繰越利益剰余金として繰り越しされております。
資本的収支につきましては、建設改良費1億5,397万7,550円、企業債償還金1億1,217万87円等により1億48万677円の資金不足となりましたが、当年度分消費税資本的収支調整額909万5,834円、過年度分損益勘定留保資金9,138万4,843円で補填されております。
次に、審査の過程において論議をされました主な事項について御報告申し上げます。
委員より、一昨年からの水道料金の値上げもあって28年度は大幅な黒字になっているが、今後もさらなる水道料金の値上げを予定しているのかとただしたのに対し、理事者より、確かに28年度は大幅な黒字になっているが、現在策定中であるアセットマネジメントによる財政力の検討によると、このままいけば平成34年度には赤字になり、その後、積立金も取り崩しをしなければいけないという見込みである。また、人口減少に伴い事業収益の減少も予想されることから、それらを踏まえて料金改定委員会で協議していくこととなるとの答弁でありました。
さらに委員より、その検討の中で、多額の費用を要するのは平成37年度を目標に行っている基幹管路の再構築に向けた耐震化工事とのことだが、どの程度の耐震化を目指しているのか。また、当初の計画どおり進んでいるのかとただしたのに対し、理事者より、現在行っている耐震化工事は、平成37年度までに耐震率43.5%を目指して進めている。耐震率を100%にすることが理想であるが、そのためには多額の費用がかかることから、まずは大地震等が発生した場合に給水に困らない最低限の範囲の耐震化を目指している。また、当市が要求している国庫補助金が、平成28年度においては、要求に対して約67%の配当しかなく、市の単費で行うことは想定していないため、このままで行けば当初の予定よりおくれる可能性があるとの答弁でありました。
また、委員より、未償還の企業債のうち、利率が3%を超えているものもあり、現在の利率より高いと思うが、借りかえは検討していないのかとただしたのに対し、理事者より、借り入れ当初の契約で繰上償還はできない仕組みになっており、今現在も国から借りかえしてもよいとの通知が来ないため、高い利率のままとなっているとの答弁でありました。
なお、そのほか、有収率の状況、漏水調査の関係などについても種々論議されました。
以上、審査の主な概要を申し上げまして、総務産業委員会の報告を終わります。
○議長(新宮康史君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(新宮康史君) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(新宮康史君) これをもって討論を終結いたします。
これより認定第2号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(新宮康史君) 御着席ください。
起立全員であります。よって、認定第2号は認定することに決しました。
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○議長(新宮康史君) 日程第5 認定第3号 平成28年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定についてを議題といたします。
本件に関し、委員長の報告を求めます。
河野裕保民生文教委員長。
〔民生文教委員長 河野裕保君登壇〕
○民生文教委員長(河野裕保君) 9月市議会定例会におきまして、当民生文教委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました認定第3号 平成28年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定についての審査が終了しましたので、その結果並びに概要を御報告申し上げます。
去る10月31日、市立八幡浜総合病院事業会計の決算を審査するため、民生文教委員会を開催し、慎重に審査を行った結果、本決算は全員一致をもって認定することに決しました。以下、審査の概要を申し上げます。
まず、病院事業活動による経営状況の収支についてであります。
医業収益は、対前年度比2.3%の増収となっております。内訳として、入院収益が1.6%の増、外来収益7.2%の増、その他医業収益6.7%の減となっております。また、補助金などの医業外収益は20.2%の増収となっており、病院事業収益全体では5.9%の増収となっております。
一方、支出であります病院事業費用につきましては、対前年度比0.7%の増となっております。
医業費用は、対前年度比7.0%の増になっており、内訳としては、給与費が0.5%の増、材料費が1.7%の減、経費が14.5%の増、減価償却費が57.8%の増となっております。また、特別損失が2億873万251円であり、これは病院改築事業に伴う外来診療棟の建物及び自転車置き場や塀などの構築物を除却したことに伴う除却損を計上しているとの説明がありました。
この結果、経常収支は1億6,588万7,040円の黒字となっております。特別利益、特別損失を差し引いた収支差し引きでは3,900万1,711円の当年度純利益となり、前年度繰越欠損金が14億7,513万4,672円であったため、当年度未処理欠損金は14億3,613万2,961円となっております。
また、欠損金処理計算書(案)については、改築事業に伴う特別な経費として、先ほどの外来診療棟などを解体したことに伴い、特別利益8,184万4,922円及び特別損失2億873万251円を計上しておりますが、資本金24億8,961万7,473円のうち、この特別利益と特別損失の差額分1億2,688万5,329円を減少し、欠損金を補填しようとするものであり、補填後の繰越欠損金は13億924万7,632円となります。
次に、業務内容についてでありますが、外来患者数は9万2,770人、前年度に比べ1,515人、1.7%の増、入院患者数は5万5,359人、前年度に比べ821人、1.5%の増となっております。
以上、決算の概要について申し述べましたが、次に審査の過程におきまして論議されました主な事項について報告をいたします。
まず、委員より、病床数について、27年度の308床から28年度の256床へ52床減らしている経緯はとただしたのに対し、理事者より、許可病床数については県が八幡浜・大洲医療圏で決めており、その医療圏の病床再編計画によって256床に変更した。しかし、実際には看護師不足、医師不足等により、許可された256床を完全には稼働できていない現実があるとの答弁でありました。
さらに委員より、業務の実施量において、28年度の1日の平均患者数の入院の予定量は175.0人、実施量は151.7人と大きな開きがあるが、収入が減っている中でどのような経営努力をしたのかとただしたのに対し、理事者より、経営努力については、急性期等の入院患者が多くなるようにすることで、少ない患者人数でも、1人当たりの単価を高くするなど、さまざまな形で努力をしており、1日の平均入院患者数についても目標の175.0人には届いていないが、現在では160人程度と、昨年より1日の平均入院患者数が10人程度ふえているとの答弁でありました。
次に、委員より、流動資産について、14億6,000万円ほどあるが、資産運用のような取り組み等をしているのか。また、未収金は経営を圧迫する一つの要因となっているが、どのような取り組みをしているかとただしたのに対し、理事者より、資産運用については、病院の建てかえ等があったため、28年度中については運用ができていなかったが、現金預金については定期預金等にするなど、会計管理者とも協議を行うなど検討中である。
未収金については、例えば救急で保険証がない場合に、病院が一定額の現金を預かるなど、未収金の発生を予防する取り組みをしている。未納者については、電子カルテで未納がわかるようなシステムとなっており、悪質な場合には債権管理室と連携をして裁判所等で差し押さえ等をするなど、法的手段をとっているとの答弁でありました。
そのほか、医師の研修制度、診療報酬などについても種々論議されました。
以上、審査の主な概要を申し上げまして、民生文教委員会の報告を終わります。
○議長(新宮康史君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(新宮康史君) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(新宮康史君) これをもって討論を終結いたします。
これより認定第3号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(新宮康史君) 御着席ください。
起立全員であります。よって、認定第3号は認定することに決しました。
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○議長(新宮康史君) 日程第6 報告第20号 専決処分の報告について(舌田体育館前車道において発生した交通事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)ないし報告第22号 専決処分の報告について(雨井自治公民館近隣民家において発生した車両破損事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)、議案第68号 八幡浜市第二建設残土処理場築造工事請負契約の締結についてないし議案第84号 平成29年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(第1号)、以上20件を一括議題といたします。
初めに、市長より総括説明を願います。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 本日ここに平成29年第5回市議会定例会を招集いたしまして、補正予算案を初め、当面する市政の重要案件について御審議をいただくわけであります。
各案件にわたります詳細につきましては、審議の過程で副市長並びに担当部課長から御説明申し上げることといたしまして、私はその概要と今の所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様に一層の御理解と御協力をお願いする次第であります。
最初に、10月に開催されました第72回国民体育大会(愛顔つなぐえひめ国体)、第17回全国障害者スポーツ大会(愛顔つなぐえひめ大会)についてであります。
まず、国体におきましては、当市では成年男子のソフトボール競技とバレーボール競技が開催され、選手や大会関係者、観客など2万人を超える方々が来場されました。中でもソフトボール競技は、あいにくの雨天により準決勝までの実施となりましたが、愛媛県チームは見事に優勝の栄冠をつかみ取り、会場は興奮と歓喜に沸きました。
また、地元選手の活躍としましては、水泳少年女子400メートルメドレーリレーで八代中学校の泉 遥叶選手が準優勝、レスリング成年男子で泉 武志選手が準優勝、その他多くの選手が入賞し、地元の子供たちに夢と希望を与えてくれました。
続いて、全国障害者スポーツ大会におきましては、精神障害者のバレーボール競技が開催され、約3,000人の方が来場されました。愛媛県チームは1回戦で惜しくも敗戦となりましたが、障害を持つ選手たちの一生懸命なプレーに大きな感動を受けました。
当市では、両大会ともに、各協会の方々や市若手職員等の指揮のもと、小・中学生、公民館など市内各団体で構成される大応援団が、全試合におきまして、愛媛のチームの試合と錯覚するほどのすばらしい声援を送り、多くの関係者から感謝と称賛のお言葉をいただきました。
このように、両大会で心のこもったすばらしいおもてなしができたことにつきまして、大会の準備から運営までさまざまな形で御協力いただいた皆様に厚くお礼申し上げますとともに、応援で発揮していただきました市民の元気を、今後、ふるさと八幡浜のさらなる元気創出につなげてまいりたいと考えております。
次に、農業振興についてであります。
私は、11月6日に、東京都中央卸売市場におきまして、JAにしうわが初出荷した29年産わせ温州ミカンの初競りに行き、トップセールスを行ってまいりました。
ことしは、漆塗りの重箱入り高級ミカンが最高で1箱30万円の高値がついたほか、当市のブランドであります日の丸、真穴ミカンに1箱10万円の値がつき、華やかなスタートを切ることができました。
当市のミカンは全国のプライスリーダーであり、日本一のかんきつ産地であると思っておりますが、農家数と農業就業人口は減少してきており、産地を守っていくことが現在の最も重要な課題であると考えております。
そのような中で、宿泊・合宿施設マンダリンの整備を行ったところ、JAにしうわ等で構成する西宇和みかん支援隊、地元農家等の御尽力のおかげで、全国から真穴地区を初め各地区に来るミカンアルバイターが、整備前の平成26年度157人から、今年度は245人と大幅に増加し、収穫期の労働力不足解消の一助となったところであります。
また、当市の教育や福祉などの重要な財源となっておりますふるさと納税につきましては、返礼品割合が送料込みの5割程度から送料別の3割程度に減らされ、少々懸念していましたが、今のところ、前年並み程度は確保できる見込みであり、今後も生産者の所得向上に寄与していきたいと考えております。
この8月には、農産物加工施設が完成したところであり、6次産業化の取り組みをさらに加速させ、今後も所得向上に向けて、引き続き邁進してまいりたいと考えております。
次に、市立病院の経営状況についてであります。
当病院は、八西地域における基幹的中核病院として医療上の安心保障という役割を担っており、医療の質の向上、医療サービスの向上及び病院経営の効率化の3項目を基本理念に掲げ、地域住民に信頼される病院に向けて鋭意努力しております。
病院改築事業もことし3月に全ての事業が完了し、新病院がスタートして約9カ月が経過しました。上半期の利用状況は、前年度同期と比べると入院患者数が5.6%増、外来患者数が8.8%増となっております。
また、本年2月からはドクターヘリが運用され、新設された屋上ヘリポートの活用により、短時間で、なおかつスタッフが当院を離れることなく、生命の危険のある患者の搬送が可能となりました。これまでに12人の患者を搬送しており、今後もこのヘリポートの活用により、救命率の向上や後遺症の軽減などの効果が期待されるところです。
次に、医師、看護師等の人員確保についてですが、医師につきましては、10月に整形外科医が1名増、11月からは待望でありました産婦人科の常勤医が1名着任し、婦人科の予約診療を開始しました。各診療科のさらなる充実を求め、関連大学医学部への表敬訪問等、信頼関係の継続に努めてまいりたいと考えております。
看護師につきましては、関係機関への招致活動、看護師等に対する修学資金貸与制度の推進などにより、平成30年4月採用予定の看護師が14名と、例年より多い数の看護師を確保することができたところです。
今後も、引き続きスタッフ一丸となって安全・安心な医療の提供に努力してまいります。
次に、地番整理事業についてであります。
旧八幡浜市中心部の住所は、大字がなく、さらに一部には重複地番が存在するなど、場所が特定しづらくなっており、これを解消することは就任当初から大変重要な課題と認識していたところです。該当地区の一部である大黒町、旭町等の国土調査が完了し、土地の所在が明確になりましたので、これを機に本格的な地番整理事業に着手することとなったものであります。
市では、これまで、法務局、郵便局、庁内で組織した検討委員会等での協議で問題点の洗い出しを行い、10月31日に地区公民館関係者、市議会議員等で組織されます市地番整理事業検討委員会を開催したところです。
委員会では、新大字設置のための基本方針として、行政区名、いわゆる通称名を残すこと、歴史のある名前はできるだけ残す、一方で極めて小規模な行政区は合区すること、原則として小学校区(地区公民館区域)が変更とならないよう調整すること等を確認しているところです。
新大字設置による新住所につきましては、今後、対象となる3地区公民館において住民説明会を開催し、国土調査の完了した地区から順次議会での議決を経て利用可能となってまいりますが、一日でも早く市民の利便性が向上できるよう取り組んでまいりたいと考えております。
それでは、今回提案の12月補正予算の主なものについて、順次御説明いたします。
まず、さらに安全安心な街づくりについてであります。
9月の台風18号の豪雨、10月の台風21号、22号の暴風は、市内各地に多くの被害をもたらしました。日土町樫の木地区の農地崩壊、このほか市道、農道、林道など、至るところで小規模な土砂崩れや落石、倒木が発生するなどの被害があり、災害復旧に係る予算措置を講じております。
その他、道路関係では、愛媛県が実施しております真網代大釜と川上町上泊の国道378号地震防災関連道路緊急整備事業に対し、愛媛県の予算が増額となったことから、市負担分の予算を増額し、早期完成へ向けて取り組んでまいります。
次に、さらに暮らしやすい街づくりについてであります。
まず、旧市民会館は、築40年以上経過し老朽化も著しく、本年3月に閉館となったことから、施設の解体及びアスベスト除去工事を実施するものであります。
この場所につきましては、5月に八幡浜市民会館跡地等検討委員会より、この場所を中心とするエリアを文化ゾーンとして一体的に整備するよう提言がなされたところです。
跡地エリアの活用につきましては、今後、この提言を踏まえ、市民の創造的、意欲的な芸術文化活動を支援、振興する場として、350席程度の中ホール、ギャラリー、音楽室などを備えた文化施設の整備等を検討しているところです。
なお、実施に当たりましては、現在の図書館や中央公民館の実情も踏まえ、忠八顕彰施設、梅之堂三尊仏の展示など、総合的に検討してまいりたいと考えております。
次に、保内交流拠点施設を併設した川之石地区公民館の建設事業についてであります。
宮内地区公民館の完成により、市内17地区のうち、地区公民館がないのは、川之石地区とJAにしうわ日土出張所の一部を使用している日土地区の2地区で、その中でも川之石地区は、会議等を行う際には本町自治公民館等を利用するなど不便を来しており、早急な整備が求められているところです。
また、川之石地区は、旧白石和太郎洋館、国の有形文化財である愛媛蚕種や明治の町並みなど近代化遺産が数多く残され、見学や視察に多数の方が訪れていますが、これまで拠点となるべき施設がありませんでした。公民館にあわせて、町のにぎわい、地域活性化の中心となる拠点施設を整備することは、観光資源を活用した交流人口の拡大や文化、生涯学習活動にとっても必要であると考えており、今回、予定地の不動産鑑定を実施するものであります。
その他、台風の強風により破損したあけぼの荘の屋根、愛宕中学校の防球ネットや真穴中学校渡り廊下等の補修工事を行う予算措置を講じております。
次に、さらなる産業振興の取り組みについてであります。
漁業関係では、魚類養殖漁業者の経営の安定を図り、赤潮等予測不能な自然災害から経営を守る養殖共済への加入を促進するため、共済掛金の一部について助成してまいります。
また、愛媛県が向灘地区で実施している県営漁港整備事業(道路拡幅事業)について、愛媛県の予算が増額となったことから市負担分の予算を増額し、早期完成に向けて取り組んでまいります。
次に、その他の取り組みについてであります。
八幡浜高校陸上部女子が11年連続で全国高等学校駅伝競走大会に出場することとなりましたので、出場に対する支援措置を講じ、人件費については、人事院勧告に伴う給与改定、年間所要額を見通した調整を行っております。
以上が12月補正予算案の概要であります。
この結果、一般会計2億2,998万8,000円の追加、特別会計8会計1億7,964万1,000円の減額、企業会計、水道・病院事業会計7,103万3,000円の追加、合計1億2,138万円の追加を御提案申し上げるものであります。
これらの財源といたしましては、国県支出金、市債等、それぞれの事業施策に対応する額を計上いたしております。
以上、御説明申し上げました補正予算案等につきまして慎重審議を賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。
○議長(新宮康史君) 休憩いたします。
午前11時05分 休憩
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午前11時20分 再開
○議長(新宮康史君) 再開いたします。
これより順次説明を求めます。
生涯学習課長。
○生涯学習課長(小野嘉彦君) 議案書1ページをお願いします。
報告第20号 専決処分の報告について説明いたします。
3ページをお願いします。
専決第12号 舌田体育館前車道において発生した交通事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により平成29年10月30日に専決処分しましたので、同条第2項の規定によりこれを報告します。
今回の専決処分は、平成29年7月2日午後2時57分ごろ、国道378号舌田体育館前車道付近において、同体育館から市街地方面に向け右折していた市所有の車両と市街地方面から舌田方面に直進中であった相手方車両とが接触し、双方の車両に損害が生じ、国家賠償法第1条第1項の規定に基づき、相手方車両の修理損害額の8割10万4,986円を市の負担として示談書の締結を行い、損害賠償額が決定したものです。
なお、この損害賠償は公益社団法人全国市有物件災害共済会で全額補填されます。
議案書5ページをお願いします。
報告第21号 専決処分の報告について説明いたします。
7ページをお願いします。
専決第13号 王子の森公園駐車場内において発生した接触事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により平成29年10月31日に専決処分しましたので、同条第2項の規定によりこれを報告します。
今回の専決処分は、平成29年10月3日午前10時40分ごろ、八幡浜市五反田1番耕地6番地8、王子の森公園駐車場内において、市所有の車両が後退していた際に、後方不注意により右斜め後方部に停止中の相手方車両の前部に接触し、損害を与えました。このため、国家賠償法第1条第1項の規定に基づき、車両の修理損害額の全額23万7,814円を市の負担として示談書の締結を行い、損害賠償額が決定したものです。
なお、この損害賠償は公益社団法人全国市有物件災害共済会で全額補填されます。
以上です。
○議長(新宮康史君) 総務部長。
○総務部長(新田幸一君) 議案書9ページをお願いいたします。
報告第22号 専決処分の報告について説明します。
次の11ページをお開き願います。
専決第14号 雨井自治公民館近隣民家において発生した車両破損事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分しましたので、同条第2項の規定によりこれを報告するものです。
今回の専決処分は、平成29年10月22日、雨井自治公民館に設置していた衆議院選挙用ポスター掲示場の看板が台風21号による強風により飛散し、近隣の相手方の敷地内に駐車中の車両に損害を与えたものです。このため、国家賠償法第2条第1項の規定に基づきその損害を賠償するもので、今回の損害賠償は相手方車両の修理費の全額22万7,000円を市の負担として示談書の締結を行い、損害賠償額が決定したものです。
なお、この損害賠償は全国市長会市民総合賠償補償保険で全額補填されます。
以上です。
○議長(新宮康史君) 企画財政部長。
○企画財政部長(今岡 植君) 議案書の13ページをお開き願います。
議案第68号 八幡浜市第二建設残土処理場築造工事請負契約の締結について御説明いたします。
本件は、去る11月14日、八幡浜市第二建設残土処理場築造工事の一般競争入札を執行し、その結果、2億8,080万円、落札率94.2%で八幡浜市郷4番耕地370番地10、瀬戸建設株式会社が落札しましたので、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものであります。
なお、本日お手元に議案説明資料を配付しておりますが、その2ページをお開き願います。
参考資料として、2ページに入札結果調書、3ページに工事概要、4ページに平面図、5ページに縦断図、6ページに搬出土工事箇所位置図を添付しておりますので、ごらんください。
この八幡浜市第二建設残土処理場築造工事は、平成25年度に新規事業化された大洲・八幡浜自動車道松柏トンネル、新夜昼トンネル及び八幡浜東インターチェンジの残土を処分するため、その受け皿として川之内地区に残土処理場を建設するものであります。
今回の工事内容は、3ページにありますように、搬入路の延長が10.05メートル、沈砂池の護岸工の延長が10メートル、管渠工の総延長が909メートル、補強土壁工の面積が188平方メートル、盛り土工の容量が1万2,300立方メートルであります。
以上で説明を終わります。
○議長(新宮康史君) 総務部長。
○総務部長(新田幸一君) 議案書15ページをお願いいたします。
議案第69号 八幡浜市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明いたします。
この条例改正は、平成28年度臨時福祉給付金給付事業(経済対策分)に関し、職員の不適切な事務処理により国庫補助金776万4,000円が歳入欠陥となり、市の行政事務執行に対し市民の不信を招く結果となりました。このことに鑑み、市の最高責任者である市長及び事務の統括者である副市長の責任を明確にするため、平成30年1月1日から平成30年1月31日までの1カ月間の給料を100分の10減額するものです。
続きまして、議案書17ページをお願いいたします。
議案第70号 八幡浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
この条例改正は、八幡浜市職員の給与を人事院勧告に準じるため、所要の改正を行うものです。
別冊で配付しております議案説明資料、先ほどの資料になりますけれども、資料の7ページをお願いいたします。
まず、給料月額につきましては、平成29年4月時点での民間給与との格差(0.15%)を解消するため、若年層に重点を置いて給料表を改定するものです。
行政職においては、初任級を初め若年層は1,000円、中堅層は900円から500円、それ以外の職員は400円をそれぞれ引き上げ、その他の給料表、医療職(一)から(三)についても行政職給料表との均衡を基本に改定するものです。
なお、改定後の給料表につきましては、議案書19ページから23ページが別表第1行政職給料表で、24ページから37ページが別表第2医療職給料表(一)から(三)となっておりますので、御参照のほどお願いいたします。
また、議案説明資料のほうにお戻りください。
7ページの中段、期末勤勉手当につきましては、民間の支給割合に見合うよう引き上げるとともに、勤務実績に応じた給与を推進するため、引き上げ分を勤勉手当に配分するものです。
具体的には、一般職員の支給率を0.1月引き上げ、期末勤勉手当を年間4.30月分から4.40月分とし、今年度、29年度については引き上げ分0.1月を勤勉手当の12月期に充て、0.85月を0.95月に改正し、30年度以降は勤勉手当の6月期と12月期に0.05月ずつ均等に割り振り、0.90月とするものです。
次に、再任用職員につきましては、同様に0.05月引き上げ、期末勤勉手当2.25月分を2.30月分とし、今年度は引き上げ分を勤勉手当の12月期に充て、0.40月を0.45月に改正し、30年度以降は勤勉手当の6月期と12月期に0.025月ずつ均等に割り振り、0.425月とするものです。
続きまして、議案書41ページをお願いいたします。
議案第71号 八幡浜市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案書43ページ、議案第72号 八幡浜市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、一括して説明いたします。
また、先ほどの議案説明資料をお願いいたします。資料の8ページでございます。
8ページの上段、議案第71号及び議案第72号関係をごらんください。
平成29年の人事院勧告に準じ、国の特別職の期末手当引き上げ額と同様に、特別職である市長、副市長、教育長及び市議会議員の期末手当の年間支給月数を0.05月引き上げ、3.25月を3.30月とするものです。
なお、引き上げ月数が、一般職員は0.1月となっておりますが、市長、副市長、教育長及び市議会議員が0.05月分となっておりますのは、国、県の特別職の給与改定に準じているためです。
具体的には、今年度については、引き上げ分0.05月を12月期に充て、1.7月を1.75月に改正し、30年度以降については、6月期と12月期に0.025月ずつ均等に割り振り、6月期を1.575月、12月期を1.725月とするものです。
続きまして、議案書の45ページをお願いいたします。
議案第73号 八幡浜市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
引き続き、議案説明資料8ページ、議案第73号関係をごらんください。
この改正も、平成29年の人事院勧告に準じ、一般職の特定任期付職員の給与月額及び期末手当の支給割合を変更するものです。
特定任期付職員とは、高度の専門的な知識経験等を有する者を一定期間、活用して遂行することが特に必要とされる業務に従事させる場合に任期を定めて採用することのできる職員のことで、この職員の給料月額1号給及び2号給についてそれぞれ1,000円ずつ引き上げるものです。
また、期末手当につきましては、年間支給月数を0.05月引き上げ、3.25月を3.30月とするものですが、今年度については対象者がいないため、平成30年度から6月期及び12月期の支給割合をそれぞれ0.025月引き上げ、1.625月を1.65月に改正をするものです。
以上でございます。
○議長(新宮康史君) 財政課長。
○財政課長(井上耕二君) 議案書の47ページから259ページ、平成29年度八幡浜市一般会計及び各特別会計補正予算案、議案第74号から議案第82号までを一括してお手元に別冊で配付しております平成29年度12月補正予算資料で御説明いたします。
資料の2ページをお開き願います。
今回の補正は、一般会計では、一番上の行の真ん中あたり、今回補正額の欄にありますように2億2,998万8,000円を追加し、累計では、その右の合計欄のとおり207億4,000万7,000円とするもので、前年度同期に比べ11.6%の減であります。
次に、特別会計は、12会計中、国民健康保険事業、後期高齢者医療、介護保険、介護サービス事業、簡易水道事業、公共下水道事業、戸別合併処理浄化槽整備事業、水産物地方卸売市場事業の8会計の補正で、真ん中あたりの行となりますが、特別会計合計欄にありますように合わせて1億7,964万1,000円を減額するものであります。
一般会計、特別会計を合わせますと今回の補正額は、その下にありますように5,034万7,000円を追加し、累計では、その右の合計欄のとおり337億7,586万7,000円となり、前年度同期に比べ8.8%の減であります。
企業会計は、水道事業会計で39万4,000円、病院事業会計で7,063万9,000円をそれぞれ追加するもので、両会計を合わせますと、下から2行目になりますが、7,103万3,000円を追加するものであります。
なお、企業会計を含めた全ての会計の今回補正額は、一番下の行のとおり1億2,138万円を追加し、累計では、その右のとおり401億3,807万3,000円で、前年度同期に比べ11.5%の減となります。
次の3ページに主要な事業の一覧表を、4ページから6ページにそれぞれの事業の概要を掲載しております。
4ページをお開き願います。
それでは、12月補正予算の主要な事業の概要について、順次御説明いたします。
まず、さらに安全安心な街づくりであります。
一番上の道路維持修繕事業(すぐやる土木)、その2つ下、道路橋梁災害復旧事業、その下の農地・農業用施設災害復旧事業、その下の林業施設災害復旧事業は、台風18号、21号及び22号により被害を受けた市道、施設などの災害復旧工事等を行うもので、合計で8,629万8,000円、戻りまして上から2番目、県営道路事業負担金は、県が実施しております真網代大釜と川上町上泊の地震防災関連道路緊急整備事業に対し、県の予算が増額となったことから市の負担分の予算を増額するもので329万円。
5ページをお願いいたします。
川上分団2部火の見櫓撤去・ホースタワー設置工事は、上泊地区の国道378号拡張工事に伴い、詰所前の火の見やぐらを撤去し、新たにホースタワーの設置工事を行うもので215万3,000円であります。
次に、さらに暮らしやすい街づくりであります。
旧八幡浜市民会館解体工事は、平成28年度末に閉館し、跡地利用が検討されている旧八幡浜市民会館について、解体及びアスベスト除去工事を行うもので1億597万6,000円、保内交流拠点施設(川之石地区公民館)建設事業は、保内地区の地域活性化及び交流人口の拡大を図るとともに、生涯学習活動の拠点となる川之石地区公民館と交流拠点施設の建設に向けて予定地の不動産鑑定評価を行うもので41万6,000円、あけぼの荘屋根補修工事、その下の中学校補修工事は、台風の強風により破損した施設の補修工事を行うもので、合わせて670万円であります。
6ページをお開き願います。
次に、さらなる産業振興の取り組みであります。
魚類養殖共済支援事業費補助金は、魚類養殖漁業者に対し養殖共済への勧誘を促進するため、共済掛金の一部を助成するもので578万3,000円、県営八幡浜漁港整備事業負担金は、県が実施する向灘地区の漁港整備事業、道路拡張事業に対する負担金で、県の予算が増額となったことから市負担分の予算を増額するもので1,950万円であります。
その他の取り組みとして、全国高等学校駅伝競走大会出場補助金は、12月24日に京都市で開催される同大会に11年連続で出場する八幡浜高校陸上部女子の支援を行うためのもので50万円、人件費年間所要額調整は、一般会計、特別会計及び企業会計の人件費について、年間所要額を見通した調整を行うもので、全会計合わせて、人事院勧告に伴う給与改定分が3,022万1,000円の増額、人事異動等に伴うものが625万9,000円の減額で、合計で2,396万2,000円の増額となっております。
7ページをお願いいたします。
次に、特別会計補正予算について御説明いたします。
まず、国民健康保険事業会計は1億8,507万9,000円を減額するものであります。これは、人件費の人勧分を初め年間所要額を見通した調整を行い、また保険給付費は4月から9月までの上半期実績をもとに減額し、共同事業拠出金についても愛媛県国民健康保険団体連合会の試算に基づき減額をしております。
後期高齢者医療会計78万円の減額は、人件費の年間所要額を見通した調整によるものであります。
介護保険会計は1,462万8,000円を追加するものであります。これは、人件費の年間所要額を見通した調整による追加と、国保連合会とのデータ引き渡しの際のセキュリティー強化等を図るため、光回線工事を行うほか、要支援の方が利用する介護サービス等に係る費用について、4月から9月までの上半期実績をもとに増額をするものであります。
8ページをお開き願います。
介護サービス事業会計15万7,000円の追加、その下の簡易水道事業会計6万4,000円の追加、その下の公共下水道事業会計515万円の減額、その下の戸別合併処理浄化槽整備事業会計801万8,000円の減額は、人件費の年間所要額を見通した調整をそれぞれ行っているものであります。
水産物地方卸売市場事業会計453万7,000円の追加は、市営魚市場の修繕料について、上半期実績を踏まえ追加計上するものであります。
なお、9ページの水道事業会計、病院事業会計につきましては、この後の議案第83号及び議案第84号で産業建設部長、市立病院事務局長よりそれぞれ御説明いたします。
10ページをお開き願います。
債務負担行為の追加について御説明いたします。
一般会計の追加としまして、八幡浜南環境センターごみ焼却処理施設運転管理業務委託料は、現在委託契約しているごみ焼却部門について、契約期間満了に伴い引き続き運転業務を委託するもので、平成30年度から34年度までの5年間、7億8,736万9,000円を限度額として債務負担を行うものであります。
次の八幡浜南環境センター不燃物・資源ごみ処理施設運転管理業務委託料につきましても、同様に3億8,845万8,000円を限度額として債務負担を行うものであります。
なお、11ページ、12ページに一般会計及び各特別会計における投資的事業の詳細について、13ページ、14ページに一般会計歳入歳出の状況を添付しておりますので、御参照のほどお願いいたします。
以上であります。
○議長(新宮康史君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君) 議案書261ページをお願いします。
議案第83号 平成29年度八幡浜市水道事業会計補正予算(第1号)について御説明します。
今回の主な補正内容は、人事院勧告、共済負担率の変更及び人事異動などの人件費による営業費用の増額と耐震化事業の国庫補助金減額による歳入減と、それに伴う建設改良費内の耐震化工事費の減額並びに同じく建設改良費に新町商店街水道管更新工事を新たに計上することによる増額、以上3点によるものです。
それでは、各条項に沿って御説明します。
第2条は業務の予定量で、主な建設改良事業費、配水設備改良工事費等は3億1,200万1,000円で補正予定額はございませんが、今回配水設備改良工事の内訳が変わります。内訳の変更箇所は冒頭で説明したとおりですが、詳細は後ほど御説明させていただきます。
第3条は収益的収入及び支出予定額の補正で、支出の第1款水道事業費用のうち、第1項営業費用を39万4,000円増額し8億5,257万1,000円に改めます。これも冒頭で御説明した人事院勧告など年間所要額を見通した人件費等の調整によるものです。
第4条は資本的収入及び支出予定額の補正で、次ページをお願いします。
収入の部、第1款資本的収入のうち第1項企業債を2,640万円減額、第2項補助金を1,547万5,000円減額、第7項出資金を890万円減額し、資本的収入の総計を5,077万5,000円減額の2億6,370万2,000円とします。
収入の減額補正の理由は、国庫補助事業である耐震化更新工事に対する交付金が、当初申請額の76.5%、5,037万4,000円に減額されたことに伴い、それに対応する収入を減額するものです。
なお、出資金は耐震化事業の4分の1を一般会計から出資を受けるものです。
支出の部、第1款資本的支出、第1項建設改良費は、先ほど第2条のところで御説明したとおり、予算の増減はありません。詳細は補正予算明細書で御説明しますので、272ページをお開きください。
表の一番下、58節工事請負費をごらんください。
交付金の減額に伴う耐震化事業は、予定されていた八幡浜浄水場から愛宕第3配水池までの工事を次年度に繰り下げることで5,068万4,000円減額されます。本来であれば減額措置のみでありますが、今回、その工事のかわりに新町アーケード舗装工事に先立ち施工することとなった新町商店街水道管更新工事、附帯工事を含め5,068万4,000円を追加計上することになり、耐震化工事の減額分がそのまま新町商店街関連の工事に充当されることとなったため、今回の資本的収支は、収入が減額したにもかかわらず、支出の減額補正はなしとなりました。
261ページにお戻りください。
第4条、予算第4条本文括弧書き中の資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額を1億3,519万5,000円から1億8,597万円に改め、補填する額も当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額を1,159万3,000円から1,339万8,000円に、過年度分損益勘定留保資金を1億2,360万2,000円から1億7,257万2,000円に改めます。
次のページをお願いします。
第5条は企業債の限度額についてです。
次のページの別表1をごらんください。
別表1に記載のとおり、上水道耐震化事業債の限度額を1億4,380万円から1億1,740万円に改めます。
前のページに戻っていただきまして、第6条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費で、職員給与費について39万7,000円増額し1億2,091万7,000円に改めます。
なお、資料として、264ページ以降に補正予算実施計画書、予定キャッシュフロー計算書、給与費明細書、予定貸借対照表を添付しておりますので、後ほど御参照願います。
以上でございます。
○議長(新宮康史君) 市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(久保田豊人君) 議案書273ページをお願いいたします。
議案第84号 平成29年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(第1号)について御説明いたします。
今回の補正予算は、平成29年度の上半期の業務実績、下半期の業務予定、決算見込み及び人事院勧告に伴う人件費などの補正措置です。
まず、第2条業務の予定量につきまして、年間患者数のうち外来患者数を4,880人増員し9万7,600人に、1日平均外来患者数を20.0人増員し400.0人といたします。
第3条収益的収入及び支出につきましては、収入で、第1款の病院事業収益を7,430万3,000円増額し、総額47億7,683万7,000円とします。内訳として、第1項医業収益を6,154万3,000円増額し39億7,439万5,000円、第2項医業外収益を1,276万円増額し8億244万2,000円とします。
次に、支出でございますが、第1款の病院事業費用を7,135万9,000円増額し、総額を47億7,263万5,000円とします。内訳として、第1項医業費用を6,833万2,000円増額し46億7,063万円、第2項医業外費用を302万7,000円増額し1億200万5,000円とします。
補正の主なものにつきましては、285ページをお願いいたします。
収益的収入、1項医業収益のうち、2目外来収益につきまして、上半期の外来患者様の来院状況により、1日平均患者数を20人増員し4,880万円増額します。
3目その他医業収益につきましては、上半期の実績による補正でございます。
第2項医業外収益は、病院群輪番制病院運営事業費補助金や長期前受金戻入額の確定等による補正でございます。
286ページをお願いいたします。
続いて、収益的支出、1項医業費用のうち、1目の給与費につきましては4,788万9,000円の増額です。職員の採用、退職等の整理、人事院勧告に伴う増額、臨時職員の増加等によるものでございます。
287ページをお願いいたします。
次に、3目の経費は250万円の減額でございますが、3節旅費交通費250万円の増額につきましては、当院に赴任される医師の引っ越し費用の増です。11節修繕費は、今後の見込みにより500万円減額いたします。
288ページをお願いいたします。
4目の減価償却費894万3,000円の増額は、28年度事業費の確定に伴う補正等です。
5目の資産減耗費1,400万円の増額は、病院改築事業に伴う除却資産の整理で、現金を伴う費用ではございません。
また、2項医業外費用は金額の確定によるもの、決算見込みに伴う補正であります。
273ページに、済みません、戻っていただきまして、これらの補正の結果、収益的収支につきましては、病院事業収益47億7,683万7,000円から病院事業費用47億7,263万5,000円を差し引いた420万2,000円の黒字予算ということになります。
274ページをお願いいたします。
第4条資本的収入及び支出につきましては、予算第4条の本文括弧書きを(資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額4,967万5,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額42万6,000円及び過年度分損益勘定留保資金4,924万9,000円で補填するものとする。)に改め、第1款資本的収入は増減額はなく、総額1億6,774万3,000円、第1款資本的支出を72万円減額し、総額を2億1,471万8,000円といたします。その内訳についてですが、289ページをお願いいたします。
収入につきましては、第1款資本的収入、1項企業債、1目建設改良等企業債で、愛媛県市町振興課との協議により、立体駐車場改修に係る過疎対策事業債を病院事業債に振りかえるものです。
支出につきましては、第1款資本的支出、2項企業債償還金、1目建設改良等企業債償還金272万円の減額で、前年度企業債借入額確定に伴う償還金の減額、4項投資、1目修学資金貸付金で、貸与者の増に伴う200万円の増額であります。
274ページに戻っていただきまして、次に第5条企業債は、次ページ、別表第1企業債補正に記載しておりますが、先ほど御説明しましたとおり、過疎対策事業債のうち1,850万円を病院事業債へ振りかえるものです。合計額に変更はございません。
第6条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費で、予算第8条に定めた職員給与費を4,788万9,000円増額し24億1,005万2,000円に改めるものでございます。
なお、276ページ以降に予算実施計画、予定キャッシュフロー計算書、給与費明細書、予定貸借対照表及び予算明細書を添付しておりますので、御参照願います。
以上でございます。
○議長(新宮康史君) ただいま議題となっております20件についての本日の審議はこの程度にとどめます。
お諮りいたします。
議事の都合により、明6日から10日までの5日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(新宮康史君) 御異議なしと認めます。よって、明6日から10日までの5日間は休会することに決しました。
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○議長(新宮康史君) これにて本日の会議を閉じます。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
明6日から10日までの5日間は休会であります。11日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。
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○議長(新宮康史君) 本日はこれにて散会いたします。
午後 零時00分 散会