公開日 2020年12月11日
令和2年八幡浜市議会10月臨時会会議録第1号
議事日程 第1号
令和2年10月28日(水) 午前10時開議
第1
会議録署名議員の指名
第2
会期の決定
第3
報告第30号 専決処分の報告について(中央公民館保内別館駐輪場において発生した自転車破損事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)
(提出者の説明、質疑)
第4
議案第75号 財産の取得について
議案第76号 令和2年度八幡浜市一般会計補正予算(第8号)
(提出者の説明、質疑、討論、採決)
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本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
会期の決定
日程第3
報告第30号
日程第4
議案第75号、議案第76号
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出席議員(16名)
1番 高 橋 時 英 君
2番 遠 藤 綾 君
3番 菊 池 彰 君
4番 西 山 一 規 君
5番 佐 々 木 加 代 子 君
6番 竹 内 秀 明 君
7番 平 家 恭 治 君
8番 河 野 裕 保 君
9番 石 崎 久 次 君
10番 樋 田 都 君
11番 新 宮 康 史 君
12番 上 田 浩 志 君
13番 井 上 和 浩 君
14番 宮 本 明 裕 君
15番 山 本 儀 夫 君
16番 大 山 政 司 君
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欠席議員(なし)
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説明のため出席した者の職氏名
市長 大 城 一 郎 君
副市長 橋 本 顯 治 君
教育長 井 上 靖 君
総務企画部長 藤 堂 耕 治 君
市民福祉部長 二 宮 恭 子 君
産業建設部長 菊 池 司 郎 君
市立病院事務局長 山 﨑 利 夫 君
総務課長 井 上 耕 二 君
政策推進課長 垣 内 千代紀 君
財政課長 福 岡 勝 明 君
保健センター所長 久保田 豊 人 君
商工観光課長 松 良 喜 郎 君
学校教育課長 菊 池 和 幸 君
生涯学習課長 宮 下 栄 司 君
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会議に出席した議会事務局職員
事務局長 田 本 憲一郎 君
事務局次長兼議事係長 河 野 光 孝 君
調査係長 堀 口 貴 史 君
書記 浅 田 翔 吾 君
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午前10時00分 開会
○議長(石崎久次君) 皆さん、おはようございます。
ただいまより令和2年第5回八幡浜市議会臨時会を開会いたします。
市長から今議会招集の挨拶があります。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本日、令和2年第5回市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚く御礼を申し上げます。
初めに、愛媛大学内地域救急医療学講座の活動拠点として市立八幡浜総合病院内に設置されました地域サテライトセンターに、来月から愛媛大学より新たに医師を1名増員していただける予定となりました。現在の循環器内科3名、小児科1名の4名の医師に加え、念願だった消化器内科の医師が配置されることで、救急医療体制をはじめとした地域医療の向上が見込まれることを大変うれしく思っております。改めて人員不足の中、医師派遣を増員していただいた愛媛大学に感謝を申し上げる次第です。
依然として医師確保対策は、本市の重要施策の一つであり、引き続き地域医療の充実を図るための施策に全力を尽くしてまいります。
次に、先日、新型コロナウイルスの収束が見通せない中、毎年東京にて開催していた特定地域振興重要港湾活性化協議会の会議をオンラインで行いました。新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式の実践例でも紹介されていますが、全国の各役員を務める首長が瞬時に集うことができるオンライン会議の利便性のよさを体験したところであります。今後も広くアンテナを張りながら、よい試みは積極的に施策に反映していきたいと思います。
最後に、昨日ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会の次回大会に向けた第1回実行委員会を開催し、第3回大会を来年の5月15日と16日に開催することが決定しました。大会を通じて、マーマレードのさらなる魅力発信はもとより、本市の基幹産業であるかんきつ産業の振興や地域の活性化につなげてまいりますので、引き続き議員各位の御指導、御協力をお願いいたします。
それでは、臨時会について申し上げます。
本臨時会におきましては、報告1件、予算案1件、その他1件、合わせて3件の御審議をいただくものでございます。
諸議案の内容等につきましては後ほど御説明いたしますが、何とぞ慎重審議を賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。
以上、申し述べまして、招集の挨拶とします。
○議長(石崎久次君) 議長において、この際、諸般の報告を行います。
9月定例会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付しております報告書をもってこれに代えます。
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○議長(石崎久次君) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
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○議長(石崎久次君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、議長において8番 河野裕保議員、10番 樋田 都議員を指名いたします。
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○議長(石崎久次君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(石崎久次君) 御異議なしと認めます。よって、今期臨時会の会期は本日1日と決定いたしました。
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○議長(石崎久次君) 日程第3 報告第30号 専決処分の報告について(中央公民館保内別館駐輪場において発生した自転車破損事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)を議題といたします。
提出者の説明を求めます。
生涯学習課長。
○生涯学習課長(宮下栄司君) 議案書1ページをお願いいたします。
報告第30号 専決処分の報告について御説明します。
3ページをお願いいたします。
専決第20号 中央公民館保内別館駐輪場において発生した自転車破損事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により令和2年9月30日に専決処分しましたので、同条第2項の規定によりこれを報告します。
今回の専決処分は、令和2年8月22日午後5時頃、八幡浜市保内町宮内1番耕地127番地、中央公民館保内別館の駐輪場において、同建物外壁の一部が老朽化により剥落し、駐輪中の相手方自転車に損害を与えたものです。このため、自転車の修理損害額の全額を市が相手方に支払うこととした示談書の締結を行い、市の負担として7,260円の損害賠償額が決定したものです。
なお、この損害賠償は公益財団法人全国市長会市民総合賠償補償保険で全額補填されます。
以上でございます。
○議長(石崎久次君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(石崎久次君) これをもって質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております報告第30号については、承認を要しない報告でありますから、この程度で審議を終わります。
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○議長(石崎久次君) 日程第4 議案第75号 財産の取得について及び議案第76号 令和2年度八幡浜市一般会計補正予算(第8号)、以上2件を一括議題といたします。
提出者の説明を求めます。
総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君) 議案書の5ページをお開き願います。
議案第75号 財産の取得について説明します。
本件は、去る10月8日、八幡浜市小学校・中学校学習者用コンピュータ等機器整備事業における学習者用コンピューター購入の指名競争入札を執行し、その結果、9,426万1,200円、落札率100%で八幡浜市日土町5番耕地2601番地1、有限会社ネクストソフトが落札しましたので、地方自治法第96条第1項第8号の規定により議会の議決を求めるものです。
別冊でお配りしております議案説明資料をお願いします。
1ページをお開き願います。
参考資料としまして、1ページ、2ページに取得財産の概要、3ページに入札結果調書、4ページにGIGAスクール構想の概要、5ページにクロームブックに関する資料、6ページに今回購入する端末、パソコンのイメージ資料を添付しておりますので、御参照願います。
この事業は、4ページにありますように、文部科学省のGIGAスクール構想に基づき、小・中学校、児童・生徒1人1台端末の整備を図るもので、2ページにありますように、全部で2,080台のパソコンを購入するものです。
また、5ページにありますように、この事業では、ウィンドウズOSではなく大量の端末の一元管理が可能で低コストであるクロームOSを搭載したクロームブックを使用することとしております。
なお、この事業は、もともと令和5年度までに段階的に整備する計画でありましたが、新型コロナウイルス感染症対策のため今年度に前倒しして全事業を実施するもので、納入期限は令和3年2月26日としております。
続きまして、議案書7ページから28ページ、議案第76号 令和2年度八幡浜市一般会計補正予算(第8号)について別冊でお配りしております令和2年度10月補正予算資料で説明します。
資料の2ページをお開き願います。
今回の補正は、一般会計のみの補正で、一番上の行の真ん中あたり、今回補正額の欄にありますように1,372万5,000円を追加し、累計では、その右の合計欄のとおり270億4,172万9,000円、特別会計、企業会計を合わせた総合計では一番下の行のとおり482億3,811万5,000円とするものです。
4ページをお願いします。
それでは、補正予算の事業概要と、12月定例会での予算計上ではなく今臨時会に補正予算を提案した理由について併せて説明します。
まず、新型コロナウイルス感染症対策関連です。
新型コロナウイルス感染症対策のために必要な予算のうち、早急な対応が必要となる事業について、補正する必要が生じたため、今臨時会に予算計上しております。
八幡浜暮らしイメージ動画制作事業は、コロナ禍において当市への来訪が難しい状況が続く中、移住希望者のニーズを踏まえたきめ細やかな情報発信を充実させるため、病院、保育所、学校、店舗、空き家の情報など、生活者目線に立ったイメージ動画を制作するもので71万9,000円、八幡浜みなっとトイレ棟手洗い場自動水栓化工事は、新型コロナウイルス感染症の予防対策として市内外から多くの人が訪れる八幡浜みなっとのトイレ棟手洗い場の自動水栓化工事を実施するもので88万円、避難施設感染防止対策支援事業費補助金は、避難所として活用する集会所等の感染防止対策を促進するため、5か所の集会所などのトイレ洋式化に係る経費を県と市が2分の1ずつ補助するもので310万円、新商品開発等コラボチャレンジ支援事業補助金は、新型コロナウイルス感染症の影響により停滞する地域経済を活性化させるため、市内事業者が他の事業者と共同で市内の地域資源、観光資源を活用した商品開発などに必要な経費を補助し、前向きな取組を支援するもので200万円。なお、この4事業につきましては財源をそれぞれ一般財源としておりますが、これは国から内示のありました約7億4,000万円の臨時交付金については既に予算上、全ての財源を充当していることによるものであり、今後不用額等が生じれば臨時交付金を充当する考えです。
5ページをお願いします。
次に、新型コロナウイルス感染症対策以外の予算となります。
まず、消防団員公務災害補償事業は、行方不明者の捜索活動中に負傷し、手術、入院された消防団員に対して、消防団員等公務災害補償制度により療養補償と休業補償を早急に行う必要があるため、差し迫って必要な費用として当初予算との差額302万6,000円を追加計上するものです。なお、この費用は消防団員等公務災害補償責任共済から全額補填されます。
次の地域救急医療学講座寄附金は、市長の招集挨拶にもありましたように、愛媛大学の地域救急医療学講座の活動拠点である市立八幡浜総合病院内の地域サテライトセンターに、11月から1名増員で消化器内科の医師に来ていただく予定となったため、このことに伴う費用として400万円を追加計上するものです。
6ページをお願いします。
債務負担行為の補正について説明します。
地域救急医療学講座の設置については、先ほど説明したとおり、地域サテライトセンターに配置される医師が4名から5名となることに伴い1億4,940万円から1億7,940万円に限度額を変更するものです。
なお、8ページ、9ページに一般会計歳入歳出の状況を掲載しておりますので、御参照のほどお願いします。
最後に、10ページから17ページにかけて参考として新型コロナウイルス感染症対策関連事業一覧表を掲載しております。なお、今回の資料から、上段にある財源内訳の国費の欄を国庫支出金と臨時交付金に分けて記載しております。
16ページをお願いします。
下から2行目にありますように、新型コロナウイルス感染症対策関連事業のこれまでの事業費の合計は49億2,513万5,000円となっております。
以上でございます。
○議長(石崎久次君) 説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑は適宜区切って行います。
まず、議案第75号 財産の取得について、議案書5ページであります。
質疑はありませんか。
西山一規議員。
○西山一規君 二、三点お聞きしたいことがありますので、順番に質問させていただきます。
まず、説明資料の3ページ、入札の結果ですが、こちらが落札率100%で1者のみ入札というのが、やはりあまりよろしい状況ではないのかなというふうに思います。
このようになったことについて、要因とかそういった予想されること、そういったのがありましたら伺いたいと思います。
○議長(石崎久次君) 3点とも。
(「あ、1個ずつ」と呼ぶ者あり)
3回しかできないよ。
○西山一規君 すみません。じゃあ続けて、あとこちらのクロームブックというのを、私もあまり知らなかったんでちょっと調べてみたんですが、ウィンドウズとは全く異なる独自のものです。お値段がすごく安い、そういったものではありますが、これを導入した後に想定されるのは、サポートが必要なのではないかなというふうに思います。例えば、通常のウィンドウズのパソコンであれば、オフィスですね、ワードとかエクセル、そういったものでいろんな資料を作成するかと思いますが、これがクローム用の別の統合ソフト、これになってるということで、考えられるのはワード、エクセルで作った文章をこちらの生徒さんの端末に表示するとちょっと崩れる、想定したように出ないというようなことも考えられますし、そのときはどうしたら、どういうふうに作ったらいいのかとかっていう使用するためのノウハウ的なサポートが必要なのではないかと思います。
それと、不具合が起きた場合、そのときにそれがソフトウエアの原因なのかハードウエア的に壊れているのか、ハードが壊れてれば当然保証中であれば交換すればいいという、それが1番簡単ではあるんですが、ソフトウエア的なトラブルで、解決はその設定を変えたりとかっていうことであれば、やはりどなたかが対応して改善させるということが必要になってくると思います。そういったサポートについてはどのように考えてるのか伺います。
一応、その2つでお願いします。
○議長(石崎久次君) 総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君) まず、西山議員の1点目の御質問にお答えをしたいと思います。
物品につきましては、工事などと違いまして電子入札を導入しておりませんので、入札当日、入札会場で1者のみの入札となったことは参加者にも分かるわけでありますので、これで競争性が図られるのかというのが議員の御質問の趣旨かと思います。もちろん物品購入の入札におきましても、工事などのように電子入札を導入しておれば応札業者にとって何者が応札をしているか分からないわけですから、競争原理が働くわけですが、現在県内11市の中で、物品購入の入札に電子入札を導入しているのは松山市のみであり、導入に至っていないのは電子入札の設備投資などにおける業者側の負担も考慮してのものでございます。
物品購入の場合、工事と異なり予定価格は事後公表としており、実務提要等においても指名競争入札において結果的に参加者が1者であっても予定価格の範囲内で入札をした場合、その者の入札は有効と解されており、近隣の大洲市や伊方町においても同様の取扱いとなっております。
辞退が多かった理由ですけれども、辞退された業者の辞退届への記載あるいは業者に口頭で聞き取ったところ、全国的な事業であることから納入期限までに台数の確保が困難であったことやソフトウエアの取扱業者との取引がないことが主な理由であるというふうに聞いております。
以上でございます。
○議長(石崎久次君) 学校教育課長。
○学校教育課長(菊池和幸君) クロームブックのソフトの件についてでございますが、ウィンドウズのオフィスと同様のものにつきまして、クロームブックについても同じようなものがありますので、そちらのほうで対応していきたいと考えておりますし、ウィンドウズのほうとの互換性についてもありますので、適宜対応していこうと思っております。
不具合の件につきましては、7月9日に四国中央市のほうに視察に行っております。そちらで、四国中央市の職員との意見交換や三島東中学校での理科の授業等を見学いたしまして不具合というのが発生しておりませんで、四国中央市の職員に聞きましてもクロームブックにつきましては今のところ全く不具合が起きていないと。逆に、ウィンドウズについてはいろいろとアップデートとかするときに大変不具合が出ておりまして、大変だったということでありますので、今のところクロームブックについては不具合がないということでございまして、もし不具合が出てもいろいろ業者と協議して対応したいと思います。
以上でございます。
○議長(石崎久次君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君) ウィンドウズのパソコンと根本的に違うところがクロームブックにあります。クロームブックのパソコンの中にはソフトウエアがありません、基本的には。全部クラウドからダウンロードして使うということなんで、メンテについても、業者としてはクラウド上でメンテすれば全部できるわけです、ソフトウエアの不具合とかに。というようなことで、非常に安価で調達できるところがまずウィンドウズと違うところと、それから今回の場合は、今の価格の中に5年間のメンテの契約をあらかじめ入れておりますので、何か不具合が出ればその契約の中で対応していただくことになるかと思います。
○議長(石崎久次君) よろしいですか。
西山一規議員。
○西山一規君 今、メンテの契約が入ってるということでお聞きしましたが、実際にそれを対応するのは、この納入業者ということになるんでしょうか。
○議長(石崎久次君) 学校教育課長。
○学校教育課長(菊池和幸君) はい、そのとおりでございます。
○議長(石崎久次君) よろしいですか。
山本儀夫議員。
○山本儀夫君 先ほど、同僚議員のほうから議案第75号 財産の取得についての質疑がございました。指名競争入札結果についてでありますけれども、まず1点目は、ネクストソフトという会社は、代表者は日土町5番耕地2601と、場所は、どちらに会社はおありになるのかということが1点と、それとあと7者が辞退と、この調書を見る限りにおいては非常に私自身は違和感を感じております。落札率が100%ということは、これは何が原因なのかというのは先ほど部長のほうから御答弁と御説明がございました。分かったような分からんような、私もちょっと理解ができにくいんですけれども、こういった形になった原因というのは、先ほどおっしゃったであろうと思われますが、直近において、ここ5年、10年でも結構ですが、この5者、6者、7者が入札をされて応札に応じないということの辞退というのが、何かこれが9,400万円という、小1億円という大変高額な金額でありますが、しかも落札率が100ということで、という自分なりに違和感は感じたわけでありますけれども、それぞれの思いがあるでしょう。先ほど、電子入札云々ということもございました。こういった事例が直近にあったのかなかったのか、あったとすれば、過去直近において何があったのか、いつどういった形で事例があるのかないのか、これをお尋ねいたします。
○議長(石崎久次君) 財政課長。
○財政課長(福岡勝明君) お答えいたします。
まず、事例についてになりますけれど、令和元年度において1者応札の事例ですけれど、物品、役務で7件、建設コンサルでは1件、建設工事では30件が1者応札となっております。
それと、ネクストソフトの場所になりますけれど、こちらのほうでは代表者ということで日土町ということで登記簿の場所を載せております。こちらのほうなんですけれど、営業所のほうが安全ビル、三瀬病院の横のところにありますところが営業所になります。
以上です。
○議長(石崎久次君) 山本儀夫議員。
○山本儀夫君 会社は、私も通りすがりに、ん、というところがありましたことは分かっておりますが、このネクストソフトさんが9,400万円と小1億円の今回の競争入札の1者のみの100%と。
先ほど令和元年度ですか、昨年建設云々ということがございましたけれども、やはり競争性というのは、片方では育成が大変大事なことでありますし、競争性と透明性がないと、私だけかもしれませんが少し違和感があるんじゃなかろうかなというふうに感じますので、限りなく条件的に恐らく合わなんだんであろうと、というのは自分なりに理解はできます。しかし、税を使うわけですから、片方では競争性というものを生まないと、100%ということになってくると、これはいかがなものかなということを1点指摘をしておきます。
それと、先ほど課長のほうから御答弁がありましたけれども、今後ももし1者のみの数字が出されるということ、応札をするということを事前に把握がある程度できるんじゃないかなというのは、私も多少ながら商売の端くれでありましたので、入札というのは大変緊張感もあるし、数字も一生懸命考え、そしてやはり会社を守っていかなきゃいけんというのは十二分に理解はしております。でも、血税を使うわけですから、御課としては少し掘り下げて応札にでき得るような、恐らく随分と制約された条件になってきとる条件ではなかったのかなというふうに点々点と私は感じます。そこは指摘をしておきますので、今後できるだけ2番札、3番札があればよろしいかなというふうに私の思いを述べさせていただきたいと思います。
今後、いろんなことが起き得るであろうと思われますけれども、指名競争入札結果調書、指名競争入札ですから、入札にはやはり競争性ということをできるだけ御課のほうは把握をしていただくことを要望をしておきます。
○議長(石崎久次君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君) 山本議員からいろいろ御提言をいただきましたので、少し分かりやすい形で背景説明をさせていただいたらと思いますけれども、まず調達価格で、これが適当であったかどうかということが、1者しか応札してないのでどうかということは誰しも思われるかと思うんですけれども、県のほうで、このクロームブックを県内市町村まとめて県の教育委員会で共同調達ということをやっておりまして、そのときの値段が1台当たり4万5,065円、県内で数市町参加してますけれども、それで八幡浜市の調達した値段が、既存のパソコンの調整費用をのけます、これ県と同じレベルで合わすんですけれども、これで4万4,990円と。国の補助基準が4万5,000円で、4万5,000円を超えたものは補助の対象にならないというところなんで、県の価格を少しでも下回ったところで価格自身はおおむね妥当でなかったかと思っております。
それから、競争の条件をどうつくるかというところですけれども、市内の業者で落札できる可能性があるんかどうかというところと、それから市外業者もしくは県外業者も含めて、より高い競争性の中で競う可能性もあるのかなという選択肢は常にあります。それは建設工事も一緒ですけれども、その中でこのパソコンを見てみますとエイサー、ヒューレット・パッカード、レノボ、デル、NEC、エイスースと全部で6社取扱いがあります。そういう中で、市内業者もどっかでつながりを持てば、そういうパソコンを調達してこの入札に参加できるという背景がありますので、できれば市内に落札をしてほしいという思いもあって市内で指名をしました。もしその中で、今回市内からどこの業者も4万5,000円程度では応札できないということであれば、次のステップで市外の業者を指名してということになったと思うんですけども、今回4万5,000円以内で市内業者が落札できたということなんで、いろいろ御指摘いただくような背景はありますけど、全体として当初の予算から比べれば4割以上減った安い価格で調達できるということなんで、山本議員の御提言は十分承って今後また生かしていきたいと思いますけれども、そういう状況があったことをこの場で報告させていただきます。
○議長(石崎久次君) 山本儀夫議員。
○山本儀夫君 副市長のほうから、今御答弁と説明がございました。一定の理解は私自身も十二分に承知をしておりますし、理解もしておるつもりでございます。私の立場としては、やはり費用対効果というものを基本的に私自身は考えておりますので、別の次元で御提言を申し上げておきたいなというのが1点、それとついでにというと少し違和感が出てくるかもしれませんが、この有限会社ネクストソフトさんの過去の実績があるのか否か、その分だけ1点御答弁を願う。
○議長(石崎久次君) 財政課長。
○財政課長(福岡勝明君) ネクストソフトさんですけれど、平成27年に情報系職員用パソコンというところで、ネクストソフトが落札者となっております。
以上です。
(「その1件か。過去の実績はその1件」と呼ぶ者あり)
○議長(石崎久次君) 財政課長。
○財政課長(福岡勝明君) 今私が把握しておるのは、パソコン関係で言いますと、この1件になります。
(「いやいや、そうじゃないで。私が言ったのは、過去実績のパソコン関係じゃなくして、過去にネクストソフトさんがこの市のということ」と呼ぶ者あり)
今把握しておるのがパソコンだけですので、後ほど回答させていただきます。
○議長(石崎久次君) それでは、次、議案第76号 令和2年度八幡浜市一般会計補正予算(第8号)の全部、議案書7ページから28ページまでであります。
質疑はありませんか。
高橋時英議員。
○高橋時英君 失礼します。説明の中で、コロナ対策で早急な対応が必要なためというまず大前提の説明があったんですが、ちょっと違和感を覚えましたのでその点についてお伺いをしたいと思います。
八幡浜暮らしイメージ動画制作事業について、これが本当に早急な対応が必要なのかどうかっていうのが説明の中で分かりづらかったので、より詳しく、どういうところで早急な対応が必要なのか説明をいただきたいのが1点。
避難施設感染防止対策支援事業費補助金、いわゆるトイレ洋式化などと書いてあるんですが、コロナ対策といえば、一般的に言えば密を避けるであるとか消毒とかの徹底であるとか、そういったのがすぐに思い浮かぶんですけれども、トイレを洋式化するっていうのがどういう点で感染防止対策になるのか、コロナ対策になるのか、そこも詳しい説明をお願いしたいのが1点。
八幡浜みなっとトイレ棟手洗い場自動水栓化工事については、これ昔なんですけど、平成25年の9月定例会で同僚議員が自動水栓の設置を強く要望した一般質問がありました。そのときの理事者答弁といたしましては、改修の必要性まであるのかどうか、なお検討させていただきたいと思いますという答弁でありました。言うたら、25年からまあまあの年月がたってるわけですけれども、その間、今までについてどのように検討をされて、このコロナ禍でようやく重たい腰を上げたのかな、金額的には88万円、やろうと思えばできたのではないのか、なぜこのタイミングなのか、どういった検討がされたのか、以上この3点についてお伺いをしたいと思います。
○議長(石崎久次君) 政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君) まず、八幡浜暮らしイメージ動画の制作についてですけど、先ほど部長のほうからも提案説明がありましたけど、コロナ禍が結局終息してない状況の中で、いろいろ移住希望者から問合せがあり、今まででありましたら直接来ていただいて市内をアテンドしながら見ていただくというようなことをしておりましたけど、なかなかそれが難しい状況が続いているという中で、実際に八幡浜の暮らし、自分が生活するというのをイメージできないとなかなか移住につながりにくいのかなということで、よその場所を選ばれる方も実際いるという中で、そういうのを実際の移住に少しでもつなげたいというようなことで、早くそういったツールをつくりたいというようなことで今回こういう予算を計上させていただきました。
それから、もう一つ、みなっとの手洗い場の自動水栓についての御質問ですけど、議員も御指摘のとおり、ちょうどみなっとがオープンして事業をしたときに、直後から議員さんからもあるいは来訪者からも自動水栓化にしてほしいという要望はありました。ただし、今回88万円という予算ではありますけど、なかなかそれでも財源がないというような中で、そこまでの必要性まではないのかなということでしたけど、今回コロナ対策で、感染予防のために一つは役立つ、財源についても予算上は一般財源にしておりますけど、先ほど部長の説明にもありましたように、既存の予算の不用額が多少見込まれるあるいは臨時交付金の3次配分なんかもあるというような中で、市の実質的な一般財源を使わずに改修ができるというようなことで、今回実施するように判断したということであります。
○議長(石崎久次君) 総務課長。
○総務課長(井上耕二君) 洋式トイレに今回改修を行う理由につきましては、まず洋式トイレにつきましては、和式トイレに比べて排せつ時の飛散が少ない、そのほか水を流す際にも蓋をするので、それで飛散が抑えられるということとされておりまして、それをすることによって感染リスクが低下するということと考えております。
以上です。
○議長(石崎久次君) 市長。
○市長(大城一郎君) 先ほど、政策推進課長のほうからトイレの自動水栓、手洗い場の自動化というようなことで答弁をいたしました。これも議員の皆さん方、そして市民の方々、一部の方々からもそういう要望があったのは、事実私も認識をしておったところでありますが、トイレで多くの人が使います、子供たちも使います。やっぱり自分たちが使ったトイレの蛇口、そういうとこはきっちり閉める、そういった教育も大切だと思っておりまして、この金額でできることは分かっておりました。でも、そういったことを考えながら、考え合わせた上でどっちが重要か、いまだに私は自動水栓は反対であります。最近、特にトイレで忘れ物が多いということで、一番多い忘れ物は何かといいますと、はっきり書いてあります、流し忘れ、これが一番多いというのが、最近、特に自動水栓で最後の自分の汚物を流すのも自動で流してしまうということで、それがないところは本当に流さずに帰ってしまうようなことがある、やはり人としての礼儀とか、そういった人間性を育てていく上では必ず必要なものもある。そこまで依存してしまうのはどうかなというようなことをかんかんがくがく、この何年間か議論してきた経緯もあります。その中で、このコロナ禍において感染拡大防止のためには必要だろうということで、自動の手洗い場の設置を今回決めたところであります。一つだけはどうしても残してほしいということで、一つだけは残した経緯がございます。
以上です。
○議長(石崎久次君) 高橋時英議員。
○高橋時英君 ありがとうございました。市長答弁がありましたので特に突っ込みませんけれども、一定の理解はできたんですけれども、この今の説明を提案理由とか提出者の説明のときにもっと詳しくしていただいたら、私もこういう質疑をしなくてもよかったわけで、提出者の説明だけで終わっていたら、単なる交付金とか予算のただの消化に伴って余りそうだから上げてるっていうふうに取られても仕方がないと思いますので、より提出者の説明の際には詳しく説明をしていただいたらと思います。
以上です。
○議長(石崎久次君) ほかに。
新宮康史議員。
○新宮康史君 私は、高橋議員と同じようなことを聞きたかったんですけど、避難所の感染防止の対策の支援事業で、トイレのことですけども、理由はそういうことで分かったんですけど、これ実はしていただいて助かるなというふうには思ってるんですけど、これ5か所程度に今なってますけど、具体的にはどこなんでしょうか。
○議長(石崎久次君) 総務課長。
○総務課長(井上耕二君) まず、この5か所を選んだ経緯等についてから説明させていただきたいと思います。
現在、水洗トイレ、簡易水洗トイレではありますが和式トイレのみで洋式トイレがない、全くない集会場等が市内で11か所ございました。その中で、洋式トイレの整備を希望する集会所、自治公民館を対象としてその11か所の地区へ照会をいたしました。整備の希望があったところにつきましては5か所で、榎野集会所、大谷口自治公民館、西光団地集会所、木多町集会所、磯崎の夢永集会所でございます。
以上です。
○議長(石崎久次君) 新宮康史議員。
○新宮康史君 その後を聞きたかったんですけど、11か所のうち5か所しかしなかった理由というのは、今それであれなんですけど、結局避難所として、もし本当に活用して、先ほどの話じゃないんですけど費用対効果をきちっと見込むんであれば、全部が同じような形で水洗化、実はこんな水洗化してなかったとこもまだあったんかなというのが自分の認識だったんですけど。うちは自治館なんかはやってるんですけど、それはやってくれて非常に助かってるんですけど、高齢者の方々が、今頃和式というのはなかなか難しいし体力も要るしということなんで、残る6か所も希望とは別にきちっと水洗化をしていただきたいと思いますので、要望しときます。回答はいいです。
○議長(石崎久次君) ほかに。
大山政司議員。
○大山政司君 令和2年10月補正予算資料の5ページ、ここに、さらに安全安心な街づくりで消防団員公務災害補償事業ですが、302万6,000円ということはかなりの高額なんですが、けがだけなのか、それともそれ以外に何か出費があったのか御説明をお願いいたします。
○議長(石崎久次君) 総務課長。
○総務課長(井上耕二君) 消防団員が、今回は行方不明者の捜索活動中に崖から飛び降りた際に右足関節を骨折いたしました。その際に病院へ行かれたわけですけれども、手術をしないといけないという状況でしたので、手術を行って入院をしたと。ということで、手術、入院に係る費用は約248万3,000円でございます。そのほか、それに伴う仕事ができないという休業補償がございますので……
(「休業補償」と呼ぶ者あり)
はい。その分が67万3,000円という形になっております。
以上です。
○議長(石崎久次君) よろしいですか。
(「はい、分かりました」と呼ぶ者あり)
宮本明裕議員。
○宮本明裕君 さらに暮らしやすい街づくりの中で、地域救急医療云々という寄附金400万円の件がございますが、地域の医療っていうのは、いつもこういった問題、そして医師不足の問題がずっと永遠に続いてるわけですね。特に、私ら一般市民の感覚としては、愛媛大学が医学部が創設をされたときに、地域医療の充実ということが大きな命題じゃなかったかなと私は思ってもおりますし、極端に言いますと、我々いろんなところに視察に行きますが、例えば神奈川県辺りのある市に行きますと、逗子市だったと思うんだけど、うちには病院は要りませんよと、スーパーも要りませんよという都市もありました。静かで生活をしたいんだと。
八幡浜市の場合は、医療はそういった病院を抱えないといけない、医師不足になる。松山市自体は、あの大きな財政規模を持ってるとこにおいては、愛大病院があり日赤があり巨大ないろんな病院があるわけです。地域は、いつまでたっても医師不足だとかこういった救急医療云々という形で助成もするわけですが、これは話す機会がありましたら、あるいは全国議長会でも地域医療の会があると思いますが、抜本的に、例えば愛大が独立法人でやってるわけですから、その傘下の中で、地域の医療は管轄して独立法人の中で医師を派遣していくというぐらいの地域医療体制を整えないと、いつまでたってもこの医療の問題は解決しないと思うんですよ。
そういうことも含め、医者の問題、こういった補助金の問題も含めまして抜本的なことは指摘もしたり要望もすることが、地方自治では大切なことじゃないかと私は思うんですが、その件について御答弁をお願いできたらと思います。
○議長(石崎久次君) 市長。
○市長(大城一郎君) 当然、これは八幡浜市として医師確保、看護師確保は非常に大きな問題であります。
医師確保につきましては、今宮本議員がおっしゃったように医療制度の問題で、愛媛大学医学部に入学して卒業する、愛媛大学に入局すれば医師が豊富にできて、愛媛大学にも医学部にも医師が豊富にできて関連病院に派遣することができるんですが、愛媛大学の医学部に入局をしていない事実がありますので、そこら辺も国の制度として、医学部を取り巻く制度をこれから変えていかなければならないということで、既に愛媛県にも知事に要望を出しておりますし、先日は厚生労働副大臣になられました山本博司参議院議員の元へこちらから出向いていきまして、そういったところを相談して、今後国のほうでも制度を変えてもらいたいというような要望をしたところであります。
○議長(石崎久次君) 宮本明裕議員。
○宮本明裕君 ぜひ、そういったことの中で、市場経済の中で、小泉内閣のときだったと思うんだけど、竹中平蔵さんがそういった元締だったと思うんですが、卒業すれば、医者になればどこでも行けるというような制度を国自体が発したんですよね、あの時点。それからですよ。地方の医療は医者が不足し出したのは。
そういうことを含めて、これは大きな問題ですから、地方自治がそういうこと立ち上がっていかないといつまでたっても産婦人科のお医者さんがいない、内科もいない、脳神経外科いない、これでは地域で生活する人の安心・安全というのは確保できないと思うんです。これは強く要望をしたいですし、指摘をしておきたいと思います。これは大変なことですから全国市長会、議長会でぜひ取り上げてもらって、この問題を山本さんも参議院議員で八幡浜から出ておられる、厚生省の副大臣かな……
(「副大臣」と呼ぶ者あり)
なられたと思うんだけども、ぜひそれを実現できるように努力をしていかないと、地域の医療はいつまでたっても医師不足、これは強くと思うんですよ。そういうことも含めまして、愛大の独立法人とはどういう意味なのか、独立法人とはそこでやるわけですから、地域の医療の実情を知るためにはそういった愛大も地方の大学の独立法人そのものも見直しながら、47都道府県全部医学部できたわけですから、そういうことも含めて検討していただきたいと思います。
以上です。
○議長(石崎久次君) 市長。
○市長(大城一郎君) 十分に認識をしております。頑張っていきます。それとともに、理事者もそうですが八幡浜市議会と協力しながらやっていきたいと思いますので、八幡浜市議会のほうもよろしくお願いをいたします。
(「頑張っていきます」と呼ぶ者あり)
○議長(石崎久次君) 遠藤 綾議員。
○遠藤 綾君 私も地域救急医療学講座寄附金の件で御質問いたします。
この八幡浜市に地域サテライトセンターというのがあるというのを知らないという市民も結構いらっしゃると思いますので、いつ建てられて、どういうようなもので、そしてこの1人増員するのに400万円ということですが、きちんとした実績のある医師を呼ばれているのか、その辺をもう少し詳しく教えてください。
○議長(石崎久次君) 保健センター所長。
(「どういう内容なのか」と呼ぶ者あり)
○保健センター所長(久保田豊人君) まず、地域救急医療学講座について御説明いたします。
この講座につきましては、平成22年に愛媛県が初めに寄附金といいますか金額を出しまして設立いたしました。当初は4,880万円ということで県が4年、その後に2年間しました。6年間、県が負担して、いわゆる地域のための救急、厳密に言葉で言いますと、平成22年度に愛媛県からの寄附により愛媛大学大学院医学系研究科に設置されました。八幡浜・大洲圏域では医師不足が深刻化しており、八西地区の唯一の2次救急医療機関である市立八幡浜総合病院においても、勤務医が減少しておりまして診療機能が低下しているということで、地域住民のニーズ、先ほど言いましたけど医療のニーズに応えられない状況となったということで、そこで県のほうが市立病院の中に地域サテライトセンターを、厳密に言いますと愛媛大学がサテライトセンターを置き、そのお金を県が出したということでございます。地域医療を支援すると同時に、地域救急医療に従事する医師の養成、医学生、研修医の教育、指導、それから地域救急医療向上のためのシステムの研究開発を行ってきました。その後、平成28年度から八幡浜市からの寄附講座として引き継ぎまして、医師の育成、医師確保を含め八西地区の救急医療サービスが安定して提供されていくよう環境の整備に努めているということでございます。
それから、金額の内訳ですが、先ほど言いましたように当初は4,880万円でした。その中で、医師4名それから事務員1名ということで賄っておりまして、平成28年度から平成元年度、八幡浜市になったわけですけども、それも金額は4,880万円でございます。その後、平成2年度からまた同じく……
(「令和、令和です」と呼ぶ者あり)
ごめんなさい、令和2年4月から令和6年までの4年間はそのまま引き継いだわけですが、そのときから4,980万円になりました。その中で、先ほど言いましたように医師4名それから事務員1名ということになりまして、今回従来よりそのサテライトセンターに従事していただく医師の増員を愛媛大学に要望していたところ、先ほど市長の挨拶もありましたが、この11月から新たに消化器内科の医師を派遣していただくということになりまして、その金額の中で今年は11月から今年度は3月までですので、年間400万円の増額、それから令和3年度からは1人について1,000万円増額という形の中で上げたものでございます。
以上です。
○議長(石崎久次君) 遠藤 綾議員。
○遠藤 綾君 そうしますと、失礼な言い方なったかもしれませんが、研究目的もあるような形ですが、十分熟練の方が来られるという考えでいいですか。
○議長(石崎久次君) 保健センター所長。
○保健センター所長(久保田豊人君) 現在の医師でございますが、教授が1名、それから准教授が1名、それから講師が1名、それと助教が1名ということになりますので、今回また新たに助教の方を予定しておりますので、その意味でいきますと、通常の大学と同じように教授、准教授、講師、助教という一つの講座が成立しておりますので、十分な経歴それから技量を持った先生に来ていただいておると思っております。
以上です。
(「分かりました」と呼ぶ者あり)
○議長(石崎久次君) よろしいですか。
ほかに。
菊池 彰議員。
○菊池 彰君 5ページの消防団員公務災害補償の件なんですが、先ほど総務課長の答弁の中で、休業補償として67万3,000円を計上していると、そういった答弁でございました。
地元の団員の方で、よく知っておりまして、現在も朝晩リハビリを兼ねて散歩をさせております。なおかつ、かんきつ農家でございまして、これから過大な重労働を強いられるわけですけど、つい先日も出会ったときに話をしますと、まだまだ現場で働くような状態ではないと。この休業補償については、いつまでをもっての計算をされておられるのか、またこの休業補償が切れたときに、本人に一応状況を聞いてさらに仕事にまだ復帰できない場合は、それなりの休業補償されるのかという点についてお伺いいたします。
○議長(石崎久次君) 総務課長。
○総務課長(井上耕二君) 今回、予算計上しているのは、医師から、歩けるようになるまで3か月程度必要であるという診断の下で予算を計上しております。ということで、今回の分は11月分までの予算を計上しておりますが、これが、また医師からさらに延長ですよっていうことであれば、また補正等で対応する可能性があると考えております。
以上です。
○議長(石崎久次君) 菊池 彰議員。
○菊池 彰君 消防団員については、階級によってこの休業の補償の金額が違うと聞いておるわけですけど、このけがをされたのが多分8月11日、捜索活動の2日目であったかなと思っとるわけですけど、約80日、1日当たりの補償金額というのは、幾らになっているのかということについてお伺いいたします。
○議長(石崎久次君) 総務課長。
○総務課長(井上耕二君) 1日当たりの補償費、補償額につきましては、6,004円となっております。
以上です。
○議長(石崎久次君) よろしいですか。
(「はい、分かりました」と呼ぶ者あり)
それでは、これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております2件については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(石崎久次君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま議題となっております2件については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入ることに決しました。
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○議長(石崎久次君) まず、議案第75号 財産の取得についての討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(石崎久次君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第75号を採決いたします。
本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(石崎久次君) 御着席ください。
起立全員であります。よって、議案第75号は原案のとおり可決されました。
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○議長(石崎久次君) 次、議案第76号 令和2年度八幡浜市一般会計補正予算(第8号)の討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(石崎久次君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第76号を採決いたします。
本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(石崎久次君) 御着席ください。
起立全員であります。よって、議案第76号は原案のとおり可決されました。
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○議長(石崎久次君) これにて本日の会議を閉じます。
閉会に当たり、市長から挨拶があります。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
御提案申し上げました全議案に対し適切なる御決定、御承認をいただき、誠にありがとうございました。
さて、例年なら10月中旬から下旬にかけまして、市内各地において秋祭りが盛大に開催されるところでありますが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止や縮小となり、寂しさを感じたところです。このような中、市ではこの秋祭りの期間に合わせて少しでも元気をお届けしようと、八幡浜市美術館、市民文化活動センター1階にて、過去のにぎやかな秋祭りの写真等を展示した展示会を開催し、多数の方に御来場いただきました。引き続き、コロナ禍においても町の活力を維持できるよう工夫を凝らして各種施策に取り組んでいきたいと考えております。
結びに、秋晴れが心地よい季節となり、いよいよわせ温州ミカンの収穫が待ち遠しい季節となりましたが、寒暖の差が大きい時期でもあります。議員各位におかれましては、健康に御留意いただき、市政発展のため引き続き御活躍いただきますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。
○議長(石崎久次君) 以上をもって今議会の日程は全部終了いたしました。
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○議長(石崎久次君) これをもって令和2年第5回八幡浜市議会臨時会を閉会いたします。
午前11時06分 閉会