公開日 2021年05月26日
令和3年八幡浜市議会3月定例会会議録第1号
議事日程 第1号
令和3年2月24日(水) 午前10時開議
第1
会議録署名議員の指名
第2
会期の決定
第3
報告第 1号 専決処分の報告について(市道矢野町中央線において発生した接触事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)
報告第 2号 専決処分の報告について(愛宕テニスコートにおいて発生した負傷事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)
報告第 3号 専決処分の報告について(八幡浜市役所八幡浜庁舎前市道において発生した接触事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)
報告第 4号 専決処分の報告について(北浜公園において発生した負傷事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)
報告第 5号 専決処分の報告について(令和2年度八幡浜市一般会計補正予算(第12号))
報告第 6号 宇和海文化都市開発株式会社の清算結了について
諮問第 1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
諮問第 2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
議案第 1号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について
議案第 2号 八幡浜地区施設事務組合規約の変更について
議案第 3号 八幡浜市の特定の事務を取り扱わせる郵便局に関する指定について
議案第 4号 八幡浜市職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第 5号 八幡浜市議会議員及び八幡浜市長の選挙における選挙公報の発行に関する条例の制定について
議案第 6号 八幡浜市出張所設置条例及び八幡浜市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について
議案第 7号 八幡浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
議案第 8号 八幡浜市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
議案第 9号 八幡浜市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議案第10号 八幡浜市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議案第11号 八幡浜市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議案第12号 八幡浜市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議案第13号 八幡浜市人権尊重のまちづくり条例の一部を改正する条例の制定について
議案第14号 八幡浜市中小企業振興資金融資条例の一部を改正する条例の制定について
議案第15号 道路法等の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について
議案第16号 浄化槽法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について
議案第17号 八幡浜市通学費補助金交付条例の一部を改正する条例の制定について
議案第18号 八幡浜市立学校体育施設使用料条例の一部を改正する条例の制定について
議案第19号 八幡浜市立公民館条例の一部を改正する条例の制定について
議案第20号 川之石地区交流拠点施設の設置及び管理に関する条例の制定について
議案第21号 令和2年度八幡浜市一般会計補正予算(第13号)
議案第22号 令和2年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)
議案第23号 令和2年度八幡浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
議案第24号 令和2年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(第3号)
議案第25号 令和2年度八幡浜市介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)
議案第26号 令和2年度八幡浜市港湾整備事業特別会計補正予算(第3号)
議案第27号 令和2年度八幡浜市下水道事業会計補正予算(第3号)
議案第28号 令和3年度八幡浜市一般会計予算
議案第29号 令和3年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計予算
議案第30号 令和3年度八幡浜市後期高齢者医療特別会計予算
議案第31号 令和3年度八幡浜市介護保険特別会計予算
議案第32号 令和3年度八幡浜市介護サービス事業特別会計予算
議案第33号 令和3年度八幡浜市日土財産区特別会計予算
議案第34号 令和3年度八幡浜市駐車場事業特別会計予算
議案第35号 令和3年度八幡浜市水産物地方卸売市場事業特別会計予算
議案第36号 令和3年度八幡浜市港湾整備事業特別会計予算
議案第37号 令和3年度八幡浜市下水道事業会計予算
議案第38号 令和3年度八幡浜市水道事業会計予算
議案第39号 令和3年度八幡浜市簡易水道事業会計予算
議案第40号 令和3年度市立八幡浜総合病院事業会計予算
(提出者の説明)
第4
議会運営委員会委員の補充選任
第5
八幡浜地区施設事務組合議会議員の補欠選挙
第6
議員提出議案第1号 八幡浜市議会の解散に関する決議について
(提出者の説明)
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本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
会期の決定
日程第3
報告第1号~報告第6号、諮問第1号、諮問第2号、議案第1号~議案第40号
日程第4
議会運営委員会委員の補充選任
日程第5
八幡浜地区施設事務組合議会議員の補欠選挙
日程第6
議員提出議案第1号
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出席議員(15名)
2番 遠 藤 綾 君
3番 菊 池 彰 君
4番 西 山 一 規 君
5番 佐 々 木 加 代 子 君
6番 竹 内 秀 明 君
7番 平 家 恭 治 君
8番 河 野 裕 保 君
9番 石 崎 久 次 君
10番 樋 田 都 君
11番 新 宮 康 史 君
12番 上 田 浩 志 君
13番 井 上 和 浩 君
14番 宮 本 明 裕 君
15番 山 本 儀 夫 君
16番 大 山 政 司 君
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欠席議員(なし)
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説明のため出席した者の職氏名
市長 大 城 一 郎 君
副市長 橋 本 顯 治 君
教育長 井 上 靖 君
代表監査委員 中 島 和 久 君
総務企画部長 藤 堂 耕 治 君
市民福祉部長 二 宮 恭 子 君
産業建設部長 菊 池 司 郎 君
市立病院事務局長 山 﨑 利 夫 君
総務課長 井 上 耕 二 君
税務課長 井 上 慶 司 君
政策推進課長 垣 内 千代紀 君
財政課長 福 岡 勝 明 君
社会福祉課長 河 野 久 志 君
子育て支援課長 松 本 有 加 君
市民課長 坂 井 浩 二 君
保内庁舎管理課長 山 本 真 君
生活環境課長 小 野 嘉 彦 君
保健センター所長 久保田 豊 人 君
人権啓発課長 高 島 浩 君
水産港湾課長 倭 村 祥 孝 君
建設課長 宮 下 研 作 君
農林課長 菊 地 一 彦 君
商工観光課長 松 良 喜 郎 君
下水道課長 山 口 晃 君
水道課長 菊 池 利 夫 君
会計管理者 新 田 幸 一 君
学校教育課長 菊 池 和 幸 君
生涯学習課長 宮 下 栄 司 君
監査事務局長 菊 池 敏 秀 君
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会議に出席した議会事務局職員
事務局長 田 本 憲一郎 君
事務局次長兼議事係長 河 野 光 孝 君
調査係長 堀 口 貴 史 君
書記 浅 田 翔 吾 君
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午前10時00分 開会
○議長(石崎久次君) 皆さん、おはようございます。
ただいまより令和3年第1回八幡浜市議会定例会を開会いたします。
この際、閉会中の議員の辞職許可について御報告をいたします。
令和3年2月5日、高橋時英議員から、一身上の理由により議員を辞職したい旨の願い出があり、地方自治法第126条の規定により、同日、これを許可いたしました。
これにより、現在の議員数は15名であります。
報告は以上であります。
市長から今議会招集の挨拶があります。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 開会に当たりまして一言御挨拶を申し上げます。
本日、令和3年第1回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。
初めに、現在、新型コロナウイルス対策で愛媛県独自の特別警戒期間にあり、日常生活における行動自粛等の要請がされているところです。このような中、本市では1か月近く感染者の確認がありません。改めて市民の皆様の御理解と御協力に感謝を申し上げるとともに、引き続きマスクの着用、手洗い、消毒、3密回避等の基本的な自己防衛を徹底し、警戒の継続をお願いします。
また、万が一感染者が確認されたとしても、感染された方やその関係者に対する誹謗中傷やデマ、根拠のない誤った情報を広めることのないよう、思いやりのある温かい対応をお願いします。みんなで支え合い、八幡浜市民が心を一つにしてこの危機を乗り越えていきましょう。
次に、明るいニュースを紹介させていただきます。
ミニバスケットボール競技では宮内MBCスポーツ少年団、ソフトボール競技では八幡浜中央スポーツ少年団、レスリング競技では八幡浜工業高等学校レスリング部、以上の3団体がそれぞれ県大会等の地区予選を勝ち上がり、3月に開催予定の全国大会への出場を決めました。選手をはじめ支えてこられた御家族、関係者の皆様には、心よりお祝いを申し上げます。選手の皆さんには、それぞれの全国大会でベストを尽くし、八幡浜の名を全国に響かせていただけるよう健闘を御祈念申し上げます。
それでは、定例会について申し上げます。
本定例会におきましては、報告6件、諮問2件、条例17件、予算20件、その他3件、合わせて48件の御審議をいただくものでございます。
また、追加議案の提出についても予定しています。
諸議案の内容等につきましては後ほど御説明いたしますが、何とぞ慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。
なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、八幡浜市出張所の運営の見直しについてほか3件について御説明申し上げ、議員の皆様の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いをいたします。
以上、申し述べまして、招集の御挨拶といたします。
○議長(石崎久次君) 議長において、この際、諸般の報告を行います。
12月定例会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付しております報告書をもってこれに代えます。
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○議長(石崎久次君) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
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○議長(石崎久次君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、議長において2番 遠藤 綾議員、10番 樋田 都議員を指名いたします。
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○議長(石崎久次君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から3月19日までの24日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(石崎久次君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は、本日から3月19日までの24日間と決定いたしました。
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○議長(石崎久次君) 日程第3 報告第1号 専決処分の報告について(市道矢野町中央線において発生した接触事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)ないし報告第6号 宇和海文化都市開発株式会社の清算結了について、諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて及び諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、議案第1号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更についてないし議案第40号 令和3年度市立八幡浜総合病院事業会計予算、以上48件を一括議題といたします。
初めに、市長より総括説明を願います。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 本日、ここに令和3年第1回市議会定例会を招集いたしまして、令和3年度当初予算案をはじめ、当面する市政の重要案件について御審議をいただくわけであります。
各案件にわたります詳細につきましては、審議の過程で副市長並びに担当部課長から御説明申し上げることといたしまして、私は概要と市政運営に係る所信の一端を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願いする次第であります。
今年度は、世界中で猛威を振るい、いまだ終息の兆しを見せないコロナ禍の中、感染症防止及び経済対策をスピーディーかつ大胆に実施するという思いでやってきました。
政府は、現在も首都圏をはじめ10都府県に緊急事態宣言を発令中であり、愛媛県においても感染警戒期における特別警戒期間を継続中です。
一方で、愛媛県は、4人以下の少人数で、長時間を避け、同居の御家族やいつも顔を合わせているメンバーでの会食の徹底や、感染拡大地域の方々との会食は避けていただくなど、感染拡大防止策の徹底を前提に、今月8日にGo To Eatを再開しました。
本市におきましても、先月7日に販売を延期した八幡浜市プレミアム付飲食券「やわたはま食うぽん券」を、少人数の会食に限定し、今月8日に販売を開始しました。町の消費が落ち込み、地域経済が停滞していることに素早く対応するため、1月に専決処分したスーパープレミアム付商品券事業の第2弾と併せて、市内の消費需要を喚起し、地域経済の下支えにつながるものと確信しています。
国や県も感染症対策を行っており、私としては、特に市民の皆様の声を大切にし、それを素早く施策に展開していきたいと思っています。スーパープレミアム付商品券事業をはじめ、保育所、小・中学校及び社会福祉施設における感染症対策のほか、中小企業、漁業者、交通事業者及びみかんアルバイター確保等に対する補助金など、様々な事業を実施してきました。
このように必要な事業をタイムリーに予算化することにより、今議会に提案させていただいている一般会計の補正予算案は第13号となり、過去に例のない補正予算編成が続いています。
今後は、国、県等の関係機関との連携を十分に図りながら、新型コロナウイルスワクチン接種事業を進めていきます。今月1日付で新たに新型コロナウイルス感染症対策室を設置し、体制強化を図りました。ワクチンの特性からロスなく接種することが重要であるため、市民の皆様の御理解、御協力が不可欠となります。市民と行政が心を一つにしてウイルスと闘い、この危機を乗り越えていきましょう。
市長就任以来、市民の皆様が主役であることを常に肝に銘じ、市長をかこむ会など可能な限り現場に足を運び、市民の皆様との対話により、その声を市政に反映させながら、住んでよかったと思っていただけるまちづくりを目指してきました。矢のように瞬く間に過ぎた3期12年、市民の皆様のための市政運営に専念してきました。
3期目は、私の公約である「さらに前進!笑顔あふれる街八幡浜」の実現に向け、さらに安全安心な街づくり、さらに暮らしやすい街づくり、さらなる産業振興の取り組みを政策の柱として市政運営に取り組んできました。
3期目も残すところあと2か月となりましたが、3期12年における事業を振り返りますと、1期目、2期目では、道の駅・みなとオアシス「八幡浜みなっと」及び高度衛生管理型魚市場の整備、市立八幡浜総合病院の建て替え、八幡浜黒湯温泉「みなと湯」のオープン、みかんの里宿泊・合宿施設「マンダリン」の整備などのほか、ソフト事業として、八幡浜ちゃんぽんのPR、伊方原子力発電所周辺の安全確保等に関する覚書の締結、愛媛大学サテライトセンターの誘致、日土小学校重要文化財の指定、京都府八幡市との交流事業の開始などがあります。
3期目では、かんきつ産地八幡浜を世界に向け発信するとともに、6次産業化の推進、さらにはマーマレードを切り口とした新たな魅力づくりを目的に、ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会を誘致し、令和という新しい時代が幕を開けた5月に第1回大会をみなっとで盛大に開催することができました。
また、「大島テラス」のオープン、保内児童センター・保内保育所「だんだん」の供用開始、防災行政無線戸別受信機の全戸配布、市民文化活動センターの竣工、そして川之石地区交流拠点施設も来月に完成し、4月にはオープンする予定です。
これらの事業の実施に当たりましては、国県補助金及び過疎債、合併特例債など後年度に交付税措置のある有利な起債を極力活用し、実質的な意味での市の負担を可能な限り縮減することで将来世代への負担を抑えてきました。
このほか、債権管理室設置による未収金の縮減をはじめ、新たな自主財源確保への取組として、ふるさと納税、広告事業等を行ったことで、私の市長就任時である平成20年度末に約11億1,100万円であった財政調整基金は、令和元年度末では約29億3,600万円となり、約18億2,500万円積み増すことができました。この間、平成20年度末に約213億円であった一般会計市債残高は約25億円増え、令和元年度末で約238億円となっています。しかし、返済時に100%補填され、実質的な交付税とされる臨時財政対策債を除くと、平成20年度末に約172億円であった市債残高は、令和元年度末で約167億円と約5億円減少しています。
また、このほか発行した市債についても、辺地債、過疎債、合併特例債、緊防債など交付税措置の高い有利な起債を活用しているため、実質的な市の債務は市債残高全体の約24%、約58億円に抑えることができました。
なお、ふるさと納税につきましては、事業を開始した平成20年度は寄附者14名、寄附金額が142万5,000円でしたが、その後、インターネットによる寄附申込みサイトや決済方法を追加するとともに、市内事業者の御協力をいただきながら返礼品の充実に取り組んだことにより、令和元年度には6万5,076名から7億7,992万4,000円の寄附をいただきました。
さらに、令和2年度は、本市の特産品であるミカンが返礼品として全国的に知れ渡ってきたことや、市内事業者の工夫や熱意、担当職員の努力など市民と行政が一緒になって取り組んできたことにより、先月末時点で10億円を突破し、11億円に迫る勢いとなっています。
私は、この3期12年を振り返って、経済、文化、生活など様々な面において市民の皆様の活動が活発になったことにより、八幡浜市が快適で住みやすい町に着実に変わってきたと実感しています。
これら本市における重要な諸施策が実現できたことは、市民の皆様のふるさと八幡浜を愛する熱い思いが推進力となったものであり、改めて議員各位はじめ市民の皆様の御理解と御支援に感謝申し上げます。
今後は、新型コロナウイルス感染症対策をまず第一に、アフターコロナも見据えて、本市の経済の回復を早急に図ることに重点を置き、八幡浜市に人が呼べるような、人が来て楽しくなるようなわくわくする八幡浜をキーワードとしたまちづくりに取り組みたいと思っています。
まず、現在取り組んでいる重要施策として、新たな耐震フェリー桟橋やフェリーターミナルの整備があります。
新たなフェリー岸壁は、水深が6メートル、岸壁延長が約180メートルありますので、現在就航している3,000トン級のフェリーを4,000トン級に大型化しても対応できる施設となっています。
また、フェリー岸壁の整備に合わせ、フェリーターミナルビルや臨港道路、駐車場等の整備も行います。フェリーターミナルビルの4階は津波避難施設としていますが、ふだんは展望デッキとして開放し、出入港するフェリーや行き交う漁船、海に沈む夕日、ミカンの段々畑の眺望などを楽しんでいただけるものとなります。
令和4年4月以降には、フェリー機能を移転させ、新フェリーターミナルの供用開始を予定しています。令和4年度中の完成が目標とされている大洲・八幡浜自動車道八幡浜道路と併せて、九州と四国、さらに京阪神を結ぶフェリーを使った新国土軸のハブ港としての機能が一層充実することになると期待しています。
次に、八幡浜港とともに新たな国土軸形成の一翼を担う地域高規格道路大洲・八幡浜自動車道の整備促進です。
この道路は、大規模災害時の広域避難・緊急道路や広域救急医療体制における搬送路としても重要な命の道であるとともに、地域産業の活性化や観光の振興に大きな期待を寄せる地方創生の道でもあります。
大平から郷を結ぶ八幡浜道路は、千丈トンネルと松柏トンネルが完成し、現在は八幡浜インターチェンジ(大平)と八幡浜東インターチェンジ(千丈)を整備しています。
さらに、整備中の区間である夜昼道路、大洲西道路と併せて、早期完成に向け、愛媛県、関係市町、各種団体及び県選出国会議員等の御協力をいただきながら、引き続き全力で取り組みます。
このほか、出水期に頻繁に冠水する神越地区について、抜本的な浸水対策を講じる神越地区雨水整備事業などの災害対策、市立八幡浜総合病院における良質な医療を提供するための医師確保等の施策、第2期八幡浜市まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本目標である移住促進の施策等に取り組むとともに、4月から住民の利便性を図るため、押印を求める諸手続の見直し及び子ども医療費の助成を拡大する小・中学生までの医療費の無料化を実施します。
また、今後、取り組んでいく重要施策として、複数の未来を拓くプロジェクトを推進したいと考えています。
まず、今後、高い確率で発生が予測されている南海トラフ巨大地震に備えた愛宕山プロジェクトです。
本市では、八幡浜市津波避難対策緊急事業計画の研究を東京大学に委託しており、愛宕山地区への避難道路、緊急避難場所の整備や、被災直後から復興に至るまでの災害救助法に基づく応急仮設住宅の建設候補地にもなり得る防災緑地公園の必要性や規模等について検討しています。
具体的には、防災緑地公園については、指定緊急避難場所や臨時ヘリポートとしての活用など、防災の観点だけでなく、地域の環境保全、レクリエーション空間の確保、景観構成に資するものにしたいと思っています。
防災緑地公園にアクセスする避難道路は、市民文化活動センターから大門地区を経由して愛宕中学校を結ぶ利用者の多い市道ですが、急カーブが連続し、見通しが悪いため、整備が必要な区間となっています。
また、愛宕山団地から緑ケ丘に向かう道路は市道認定をしていますが、整備を行っていない路線です。この市道愛宕緑ケ丘線を整備することができれば、津波災害時にも大洲・八幡浜自動車道にアクセスすることができ、迅速な避難や支援が可能になります。
さらに、駅前から愛宕山に向かう市道を新設することができれば、消防署とのアクセスが格段に向上するため、円滑な緊急輸送により医療機関への搬送時間が短縮されると考えられます。
平成30年から3か年にわたり、東京大学、愛媛大学、県、南予5市町で研究を行ってきた南海トラフ地震事前復興共同研究で得られた知見を基に、時間をかけながら愛宕山地区の再開発に取り組み、南海トラフ巨大地震の際に想定される津波被害等から市民の命を守り、被災後の早期復興を可能とするまちづくりに取り組んでいけるものと思っています。
次に、四電跡地プロジェクトです。
四国電力送配電株式会社、株式会社四電工、一般財団法人四国電気保安協会は、現在、昭和通で業務を行っていますが、令和4年3月以降、順次、旧双岩中学校跡地に移転する予定です。お客様サービスを行っている四国電力株式会社八幡浜営業所は、旧双岩中学校跡地には移転せず、移転場所の選定を今後検討することとなっていますので、敷地を活用しない場合には、この土地を市が取得したいと思っています。
この土地は、利便性の高い市中心地区に位置しており、コンパクトシティーの形成を図る上で非常に重要なところです。様々な御意見をいただきながら、理想的なまちづくりに向けて活用していきたいと思います。
次に、無電柱化プロジェクトです。
本市では、JR八幡浜駅から八幡浜港にかけての国道、県道1.55キロメートル区間が国土強靱化のための3か年緊急対策区間として調査が進められています。また、今後10年以内に整備、着手する候補路線として、八幡浜インターチェンジから宇都宮病院前にかけての県道0.5キロメートル区間が選定されています。国、県の動向を注視するとともに、この路線の道路管理者である八幡浜土木事務所と連携し、無電柱化を推進します。良好な都市景観の創出及び災害時の停電リスク軽減により、歩行者に優しいまち、災害に強いまちを実現します。
次に、マーマレード世界大会プロジェクトです。
本市では、イギリスで2006年から開催されているダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバルを2019年に日本で初めて開催し、大会を盛り上げることで、広くマーマレードの魅力、かんきつの魅力を発信しました。残念ながら2020年の第2回大会は新型コロナウイルスの影響で中止となりましたが、少なくとも第4回大会までのあと2回は本市で継続開催する予定です。
マーマレードの世界大会を今後も継続して実施することで、原料であるかんきつの一大産地として八幡浜を全世界に売り込み、ブランド力をさらに向上させます。
次に、フェリー駐車場等跡地プロジェクトです。
八幡浜港の新しい利用計画を策定するに当たり、幅広い視点からの意見を聴取し、計画に反映させるため、八幡浜港港湾整備懇談会を設置します。この懇談会では、フェリー利用終了後の現フェリー駐車場及び観光センタービル跡地について活用を検討していくこととしています。まずは、みなっとやフェリー利用者のための駐車場、商業施設の誘致などについて御意見をいただく予定です。
これらのプロジェクトについては、市民の皆様の声を構想に反映させ、誰もがわくわくする八幡浜を実感できるものにしたいと思っています。
このほか、ICT、IoT、AIを取り入れたスマート農業の普及による稼げる農業の確立、八幡浜版DMOによる着地型観光の振興、防災機能の向上や安全で快適な歩行空間の確保、定住促進のための住環境の充実などにも取り組んでいきます。
それでは、今回提案の令和3年度当初予算案について説明します。
令和3年度当初予算の総予算規模は412億5,637万9,000円で、前年度当初予算との比較では2.3%の減となっています。
会計別では、一般会計は211億7,934万8,000円で、前年度比0.3%の減となっていますが、主な要因は、前年度は防災行政無線デジタル化事業など大型投資的事業の実施により予算規模が大きかったことなどによるものです。
特別会計は、フェリーターミナルビル整備事業による港湾整備事業などの減により、前年度比5.0%の減、企業会計は、病院事業における電子カルテシステム更改事業の減などにより前年度比3.6%の減となっています。
次に、主な当初予算について説明いたします。
最初に、新型コロナウイルス感染症対策事業についてであります。
漁業・水産業関係では、漁協から支援の一環としてクロアワビを購入し、大島周辺と磯崎沖の磯根に放流されます。アワビの漁獲は、100ミリ程度に成長する4ないし5年後を予定しており、アフターコロナを見据えて、漁業者の所得向上につながると考えています。
また、今月分から漁業者の委託手数料に対する補助を3割から5割に引き上げ、さらにこれを含め、市場・漁港使用料の減免を引き続き実施します。
港湾関係では、フェリー会社支援の一環として、新しい出島桟橋に整備するスロープから船へ渡るためのタラップをフェリー会社が購入する経費について支援します。
また、入港料、係船料、可動橋使用料等の港湾使用料等の減免を引き続き実施します。
このほか、今年度に引き続きバス・タクシー会社に対する支援、中小企業振興資金の融資を受けた事業者に対する補助金及び利子補給、国の雇用調整助成金等の支給決定を受けた中小企業者等への助成金等に対する上乗せ助成、受験世代へのインフルエンザ予防接種費用の全額助成、市民団体等が行うウイズコロナ事業やイベントに対する支援、学校給食への地魚提供、住居確保のための給付金、小・中学校、保育所等へのマスク、消毒液等の購入等についても継続して実施するとともに、1月専決補正に引き続き、新型コロナウイルスワクチン接種、小児科診療所等への補助金についても予算計上しています。
次に、さらに安全安心な街づくりについてであります。
まず、防災・減災対策についてです。
愛媛県は、平成27年5月に改正された水防法を踏まえた、想定し得る最大規模の高潮を前提とした高潮浸水想定区域図を令和2年8月に公表しました。
高潮浸水想定区域図は、室戸台風や伊勢湾台風などの既往最大規模の台風が最大規模の高潮となるような経路設定として、氾濫が発生した場合の浸水区域、浸水深及び浸水継続時間を示したものです。
市としましては、高潮ハザードマップを作成し、浸水が想定される沿岸の市民の皆様に浸水想定区域を周知するとともに、気象情報や水位情報の伝達方法、避難場所や避難経路など高潮時の円滑かつ迅速な避難を行うために必要な事項を定めることにより、減災に役立てていきます。
また、愛媛県が土砂災害警戒区域等の3期調査を公表したことにより、平成28年に作成した土砂災害ハザードマップを更新します。
消防施設・設備につきましては、夜間や暗所、悪天候の活動時に視界を確保するため、ヘッドライトを各部に配備します。消防団員の活動中の安全を確保するとともに、作業効率を高め、より迅速に効果的な活動ができるようになります。
また、消防団再編計画及び消防団施設整備計画等に基づき、中央分団4部消防詰所建て替え、若山岡ノ地地区防火水槽新設、宮内分団2部消防ポンプ車、大島分団小型動力ポンプ軽積載車と日土分団4部小型動力ポンプの購入など、地域の消防設備充実を図るため、引き続き更新等を行います。
黒い商店街としてまちおこしをしている新町商店街で、昨年9月にのぼり旗が折られる事件が発生しましたが、防犯カメラの映像が決め手となり被疑者の逮捕につながりました。犯罪の防止を目的として、商店街振興組合が実施する防犯カメラの設置費用に対し補助金を交付することにより、商店街のさらなる安全・安心につながると思っています。
次に、上水道・簡易水道・下水道事業についてです。
上水道事業につきましては、水道ビジョン・水道施設整備(耐震化)計画に基づき、基幹施設及び基幹管路の再構築に向けた耐震化工事を引き続き行い、将来にわたって持続可能な安全で強靱な施設の再構築を図ります。また、原子力発電施設等立地地域基盤整備支援事業交付金を活用し、令和元年度から3年間かけて実施してきた遠隔監視装置更新工事が令和3年度に完成します。
簡易水道事業につきましては、令和3年4月1日から公営企業会計へ移行します。人口減少、高齢化等により維持管理が困難になっていることや施設の老朽化問題に対応するため、経営戦略を基に事業経営の見通しを立てていきます。高野地・古谷地区については、上水道の整備が実質的にスタートすることになります。まずは基本設計及び認可設計を行います。
下水道事業につきましては、快適な生活環境の確保や公共水域の水質保全はもとより、若者の定住といった環境づくりの観点から基盤整備を実施してきました。今後は、ストックマネジメント計画に基づき、管渠と処理場の一体的な長寿命化工事を推進していきます。
神越地区については、浸水対策として新たに雨水整備に取り組みます。令和7年度の完成を目指して、今年度は神越ポンプ場の基本設計及び雨水管渠実施設計を行います。また、八幡浜浄化センターの長寿命化工事を実施します。
次に、さらに暮らしやすい街づくりについてであります。
まず、移住・定住の促進についてです。
かねてから、本市では優良な賃貸住宅が少ないとの指摘があり、関係各方面からのヒアリングでもこのことが指摘されたところです。市内に建築されている賃貸住宅は、単身者用が少なく、築年数の経過した物件が多いことから、市内に賃貸住宅建設または既存住宅の有効活用や品質向上のためのリフォームをされる方に対して、費用の一部を補助することとしました。良質な賃貸住宅整備を積極的に支援し、若者や移住者が安心して定住できるまちづくりを推進していきます。
また、市営住宅の空き部屋を有効活用するため、みかんアルバイターや移住体験者等の受入先として、地域対応活用制度を利用した目的外使用を行います。
このほか、オーダーメイド型の移住体験ツアー、ワーケーション体験者への支援、地域による移住者受入れ体制づくり、移住者の住宅改修費等への補助等を行うとともに、地域おこし協力隊の配置を継続することにより、地域の維持・活性化を図りつつ、地域への定住・定着を図っていきます。
次に、子育て支援についてです。
松蔭児童クラブは、松蔭小学校の木造校舎の空き教室を利用して実施していますが、この校舎は耐震性が確保できていないこと等から解体し、改築します。建物が完成するまでは松蔭児童クラブは中央公民館に移転することから、送迎のための職員を増員することにより、子供たちの安全・安心を図ります。
また、宮内地区等の子供たちが安全に遊べる身近な場所として整備している要田児童遊園は、樹木を伐採し照明設備を設置するなど、子供たちが広々と安全に楽しめる公園になるよう全面的なリニューアルを図ります。
次に、スポーツ・文化の振興についてです。
新型コロナウイルス感染症により1年間延期された東京2020オリンピック・パラリンピックは、現在、大会を安全・安心に開催するための準備が進められています。
本市におきましても、4月22日にオリンピック聖火リレー、8月13日にパラリンピック聖火フェスティバルが開催予定となっています。聖火ランナーはもとより、観客、スタッフ及び地域住民の安全・安心を確保するため、関係機関と連携しながら、交通安全対策や警備体制のほか、感染症対策についても万全にして行いたいと思っています。
このほか、今年度中止となったやわたはま国際MTBレース2021、市民健康マラソン、駅伝カーニバルなどの予算を計上しています。
市民文化活動センターでは、定着してきた毎月の映画上映会のほか、室内楽演奏家を招聘し、市民との交流プログラムや演奏会を滞在型で実施するアーティスト・イン・レジデンス事業、さらに本市にゆかりのあるアーティストのコンサートや落語会など、コロナ禍で実施できなかった事業を1周年事業として企画しています。
なお、延期となっていたこけら落とし公演の一つで、本市出身の夭折の女流画家河崎蘭香の生涯を描いた演劇「花のたより~蘭香さんの面影~」は、5月1日、2日に開催する予定ですが、この公演に合わせ、八幡浜市美術館において、「河崎蘭香展」を4月24日から5月16日まで開催します。直筆の美人画のほか、本人にまつわる貴重な資料を市内収集家や愛媛県美術館等から借用し展示紹介するもので、この機会にぜひ御来場いただければと思います。
美術館では、その他の展覧会事業として、夏休み期間に19世紀後半に欧州で製作されたビスクドールと呼ばれる貴重なアンティークドールを展示紹介する「~児玉幸雄コレクション~アンティークドールの夢」展や、10月に高知県出身の世界的写真家「石元泰博写真展」を予定しています。
このほか、八幡神社下から岩木屋までの銀座商店街アーケード一部撤去工事や中央公民館保内別館を一部解体し、跡地をゆめみかん駐車場及びイベント開催スペースとする予算を計上しています。
次に、学校教育についてです。
GIGAスクール構想の実現のため、児童・生徒に1人1台のパソコン端末が整備され、一人一人の子供の指導、自らのスキルの向上、機器の設置準備等により、教員の負担が増えています。学校に新たにICT支援員を配置することにより、教員の負担軽減とICTを活用した授業の円滑な進行を図ります。
宮内小学校体育館は、建築後55年が経過し、全体的に老朽化が進んでおり、先般、天井板の落下などもあったことから、安全性の確保やさらなる機能向上を図るため、長寿命化改良工事を行います。今後、学校現場や地元からの要望を受けて設計に反映させていきたいと考えています。
このほか、耐震基準を満たしていない松蔭小学校の木造校舎の解体改築を行うとともに、生活支援員を増員し、児童・生徒の教育環境を整えます。
次に、市立病院についてです。
新型コロナウイルス感染症の影響により、入院・外来ともに患者数が大幅に減少しています。しかし、医師、看護師はじめ診療スタッフ全員の努力により、退院時の指導の徹底や病診連携などにより、診療単価は高い水準を維持することができました。
令和3年4月1日より病院給食と医療事務を直営化します。病院給食については、業務の柔軟な対応、効率化及び満足いただける給食を安定して提供することができるよう努めていきます。直営化により給食内容の向上及び医療請求事務の適正化を図るとともに、会計年度任用職員として雇用予定の従業員の処遇改善にもつなげていきたいと考えています。
次に、さらなる産業振興の取り組みについてであります。
まず、商工観光振興対策についてです。
販路開拓事業として、多くの展示会が東京、大阪で開かれる中、中四国エリアの事業所を対象とした数少ないイベントであるビジネスフェア中四国に参加し、優れた地元産品をPRすることにより、販路開拓・拡大を図っていきたいと考えています。
このほか、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響により参加できなかった「愛媛やわたはまフードフェアin台北」、やわたはま産業まつりなどの予算措置を講じており、本市の魅力を市内外へ発信し、地場産業の振興につなげていきます。
また、本市で新たに創業する方々に対して、その経費の一部を助成することで、市内での創業を促進し、本市の産業の活性化を図っていきます。
次に、漁港関係についてです。
大島漁港では、平成29年度から実施している離島航路の発着場である浮防波堤の改良工事が令和3年度に完成する予定となっています。
大島漁港の安全性、利便性を確保するとともに、災害時における生活物資及び住民搬送等の防災機能が強化されることとなります。
次に、農業振興対策についてです。
第3回ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会は、感染防止対策を徹底し、コロナ禍の中でも大会を開催することを基本方針として、アワード関連の出品マーマレードの審査会は予定どおり開催することとしました。
マーマレードの出品受付を2月15日から3月31日にかけて行い、審査結果は、5月15日、16日にホームページ上で発表し、受賞者には改めて表彰式の御案内をします。表彰式並びにイベント等を行うフェスティバル関連は年内をめどに開催することとしています。
感染防止対策を徹底して、出品マーマレードの審査会の開催に向けて準備を進めておりますので、皆さんの思いのこもった手作りマーマレードの出品をお待ちしています。
本市では、収穫期の労働力や担い手を確保するため、空き家改修の補助や機械・施設等の導入、Iターン就農等新規就農についての補助など様々な支援を継続して行っています。今般、農業所得のさらなる向上を図るため、11月から1月の間、新たに20人程度の作業従事者が宿泊できるスペースが欲しいとの要望を受け、旧湯島デイサービスセンターを宿泊所として整備することとしました。様々な取組を通じて、出荷形態の多様化が図れることに期待しています。
次に、その他の取組についてであります。
本市と台湾は、「愛媛やわたはまフードフェアin台北」の開催により縁を深めています。7月に八幡浜市国際交流協会と連携し、名門台湾国立中山大学の教員と学生が社会奉仕活動の実践プログラムであるサービスラーニングを実施します。八幡浜ならではのボランティア体験やイベントを通して学生と市民の交流を図り、台湾との縁がさらに発展することを期待しています。
以上が主要な施策の概要であります。
この結果、令和3年度当初予算案として、一般会計211億7,934万8,000円、特別会計(8会計)103億153万6,000円、企業会計(4会計)97億7,549万5,000円、合計412億5,637万9,000円を御提案申し上げるものです。
これらの財源としましては、市税、地方交付税を主とする一般財源をはじめ、国県支出金、市債等、それぞれの事業施策に対応する額を計上しています。
また、令和2年度3月補正予算案につきましては、新型コロナウイルス感染症対策として、港湾施設使用料減免による繰出金、ふるさと納税の伸びに伴う関係経費、国の補正予算に伴う耐震フェリー桟橋整備事業及び喜須来小学校体育館大規模改造事業等、また例年3月補正で計上しております生活保護等に係る過年度分事業費確定に伴う国庫負担金の返還金などを追加したほか、各会計において決算見通しによる調整をしております。
この結果、一般会計9億4,541万1,000円追加、特別会計(5会計)1億2,282万2,000円追加、企業会計(1会計)1億3,831万3,000円追加、合計12億654万6,000円の追加を提案いたします。
以上、御説明申し上げました当初予算案等につきまして、慎重審議を賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。
○議長(石崎久次君) 休憩いたします。
午前10時52分 休憩
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午前11時30分 再開
○議長(石崎久次君) 再開いたします。
これより順次説明を求めます。
市民福祉部長。
○市民福祉部長(二宮恭子君) 議案書1ページをお願いします。
報告第1号 専決処分の報告について御説明します。
3ページをお願いします。
専決第21号 市道矢野町中央線において発生した接触事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により令和2年12月25日に専決処分しましたので、同条第2項の規定によりこれを報告します。
今回の専決処分は、令和2年11月20日午前8時50分頃、八幡浜市広瀬3丁目878番1地先において、市所有車両が市道矢野町中央線から市道四国山参道線に左折した際に、同車両の左後方部が相手方の所有するコンクリートブロック塀に接触し、損害を与えました。このため、コンクリートブロック塀の修理損害額の全額を市が相手方に支払うこととした示談書の締結を行い、市の負担として1万3,200円の損害賠償額が決定したものです。
なお、この損害賠償は公益社団法人全国市有物件災害共済会で全額補填されます。
以上です。
○議長(石崎久次君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(宮下栄司君) 議案書5ページをお願いします。
報告第2号 専決処分の報告について説明いたします。
次のページをお願いします。
専決第1号 愛宕山テニスコートにおいて発生した負傷事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により令和3年1月18日に専決処分しましたので、同条第2項の規定によりこれを報告します。
今回の専決処分は、令和2年10月11日午後9時頃、八幡浜市愛宕332番地1、市営愛宕テニスコートの場内においてコート横にある側溝の蓋の固定が一部不完全であったため、相手方が当該部分に両足を転落させ、負傷したものです。このため、治療費、その他の通院に係る費用の全額を市が相手方に支払うこととした示談書の締結を行い、市の負担として6万5,157円の損害賠償額が決定したものです。
なお、この損害賠償は公益財団法人全国市長会市民総合賠償補償保険で全額補填されます。
以上です。
○議長(石崎久次君) 学校教育課長。
○学校教育課長(菊池和幸君) 議案書9ページをお願いします。
報告第3号 専決処分の報告について御説明いたします。
11ページをお願いします。
専決第2号 八幡浜市役所八幡浜庁舎前市道において発生した接触事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により令和3年1月25日に専決処分しましたので、同条第2項の規定によりこれを報告します。
今回の専決処分は、令和2年12月2日午前11時27分頃、八幡浜市北浜一丁目1番1号、八幡浜市役所八幡浜庁舎前の庁舎敷地と市道の境界付近において、同庁舎正面ロータリーから市道北浜4号線に進入しようとした市所有車両と同市道から同ロータリーに右折しようとした相手方自転車が出会い頭に接触したため、相手方は転倒し、負傷したものです。このため、治療費、その他の通院に係る費用の全額を市が相手方に支払うこととした示談書の締結を行い、市の負担として11万1,800円の損害賠償額が決定したものです。
なお、この損害賠償は公益財団法人全国市長会市民総合賠償補償保険で全額補填されます。
以上です。
○議長(石崎久次君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君) 議案書13ページをお願いします。
報告第4号 専決処分の報告について御説明します。
議案書15ページをお願いします。
専決第3号 北浜公園において発生した負傷事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により令和3年1月26日に専決処分しましたので、同条第2項の規定によりこれを報告するものです。
今回の専決処分は、令和2年12月12日午後1時30分頃、八幡浜市北浜一丁目1590番30の北浜公園の場内において同所に設置しているモニュメントの一部が接続部の老朽化により落下し、付近にいた相手方に損害を与えたため、国家賠償法第2条第1項の規定に基づきその損害を賠償するもので、相手方の治療費、そのほかの通院に係る費用の額6,550円を市の負担として示談書の締結を行い、損害賠償額が決定したものです。
なお、この損害賠償は全国市長会市民総合賠償補償保険で全額補填されます。
以上でございます。
○議長(石崎久次君) 財政課長。
○財政課長(福岡勝明君) 議案書17ページをお願いします。
報告第5号 専決処分の報告について説明します。
本件は、新型コロナウイルス感染症対策のために必要な予算のうち、国、県の補正予算に係る経費、早急な対応が必要となる事業に係る予算について補正する必要が生じたため、地方自治法第179条第1項の規定により令和3年1月29日付で専決処分しましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものです。
お手元に別冊で配付しております令和2年度補正予算資料で説明します。
資料の4ページをお願いします。
1月専決予算は一般会計のみとなっており、一番上の行の真ん中あたり、今回補正額の欄にありますように、歳入歳出それぞれ6億1,993万4,000円を追加し、累計では、その右の合計欄のとおり280億5,678万7,000円、一番下の行となりますが、全ての会計における予算総額は491億561万円となります。
5ページです。
それでは、補正予算の事業の概要について順次説明します。
スーパープレミアム付商品券(第2弾)事業は、全市民を対象に、プレミアム率100%の商品券(第2弾)を発行し、3月から利用できるもので、5億8,973万3,000円、小・中学校における感染症対策は、小・中学校の手洗い場に自動水栓化機器を設置するもので446万5,000円、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種体制確保事業費は、国の示すスケジュールとワクチン接種の優先順位を踏まえ、迅速に多くの市民が接種できる体制を確保するもので1,073万6,000円、コロナ感染症の影響で受診者が大幅に減少している小児科診療所等の維持・存続を図るための支援事業は、市内の小児科診療所で受診者が大幅に減少しているため、去年4月に遡り、診療の維持・存続を支援するもので1,500万円です。
6ページです。
繰越明許費について説明します。
一般会計はスーパープレミアム付商品券事業6億7,141万9,000円、1件について令和3年度へ繰り越すものです。
以上です。
○議長(石崎久次君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君) 議案書39ページをお願いします。
報告第6号 宇和海文化都市開発株式会社の清算結了について、地方自治法第243条の3第2項の規定により報告するものです。
なお、宇和海文化都市開発株式会社は令和2年3月末で解散しましたので、令和2年度については事業活動を伴わない清算事業年度となります。
会社解散時の総会において清算人を選任し、令和2年9月29日に清算処理が結了したため、最終の決算報告を行うものです。
それでは、別冊になっております報告第6号 宇和海文化都市開発株式会社の清算結了についてのうち、決算報告書の2ページをお願いします。
初めに、貸借対照表について御説明します。
資産の部では、現金及び預金などの流動資産が30万6,259円となっております。
負債の部では、今後の手続に必要な費用として、未払金など合計で30万6,259円、純資産の部では、純損失として446万22円を計上し、その結果、繰越利益剰余金はマイナス8,000万円となりました。
3ページの損益計算書について御説明します。
営業損失が365万6,032円、営業外収益35円を合わせますと経常損失が365万5,997円、固定資産除却損71万6,825円と法人税等充当額8万7,200円を合わせますと当期純損失は446万22円となりました。
4ページをお願いします。
販売費及び一般管理費内訳書です。
損益計算書で御説明しました販売費及び一般管理費365万6,032円の内訳を記載しております。また、5ページには監査報告書を添付していますので、併せて御参照をお願いします。
7ページの清算事務決算報告書をお願いします。
清算人による清算事務の決算報告書です。
債権の取立て、資産の処分、その他の行為によって得た収入の額が416万5,362円、債務の弁済、清算に係る費用の支払い、その他の行為による費用の額が416万5,362円、その結果、残余財産の額は0円となり、1株当たりの分配額も0円となりました。
なお、この最終の決算につきましては、去る2月12日に株主総会を開催し、全会一致で承認をいただいたところです。
今後の予定につきましては、清算結了の登記、司法書士、税理士への最終的な支払いなど残務が若干残っていますが、2月中には事務手続も全て終了する予定となっています。
以上でございます。
○議長(石崎久次君) 市民福祉部長。
○市民福祉部長(二宮恭子君) 議案書41ページをお願いします。
諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて御説明いたします。
本市の人権擁護委員石河由美子氏は、令和3年6月30日をもって任期満了となるため、松山地方法務局から後任の候補者について推薦依頼がありました。
後任の候補者として、八幡浜市中央165−1、菊池賢造氏を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。
菊池賢造氏は、昭和51年4月より38年間にわたり八幡浜市役所職員として勤務され、平成26年3月に退職をされています。市役所在職中には、港湾課、産業建設部建設課、都市計画係長、同課長補佐、同課長、産業建設部長を歴任されました。八幡浜市役所定年退職後は、平成26年4月1日より南予用水土地改良区事務局長に就任され、令和元年6月30日に退職、現在に至っております。八幡浜市役所在職時から周囲の人望が極めて厚く、人権問題解決についての関心も深く、特に同和問題についてはその解決への熱意も感じられ、今後、人権擁護委員として幅広い活動が期待できるものであります。
続きまして、議案書43ページをお願いします。
諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて御説明いたします。
本市の人権擁護委員山内 徹氏は、令和3年6月30日をもって任期満了となるため、松山地方法務局から後任の候補者について推薦依頼がありました。
このことを受け、山内氏に打診したところ、任期満了後も引き続き人権擁護委員として活動を続けたいとの意向でしたので、再任をお願いし、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。
山内 徹氏は、平成27年3月、愛媛県八幡浜市立宮内小学校校長を最後に定年退職され、その後、平成27年7月より人権擁護委員として2期6年活動され、現在に至っております。現在は、大洲人権擁護委員協議会八幡浜部会長を務められ、人権擁護委員活動の中心的人物として、今後、さらなる活躍が期待できるものであります。
以上であります。
○議長(石崎久次君) 総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君) 議案書45ページをお願いします。
議案第1号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について説明します。
この議案は、平成29年3月議会での議決を経て策定し、平成30年3月議会、平成31年3月議会及び令和2年3月議会でそれぞれ計画変更の議決をいただいております大島地区を対象とする辺地に係る公共的施設の総合整備計画を再度変更することについて、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第8項において準用する同条第1項の規定により議会の議決を求めるものです。
次の47ページをお願いします。
今回の変更は、大島地域の消防力の向上を図るために、消防団の小型動力ポンプ積載車2台及び小型動力ポンプ1台を令和3年度から5年度にかけて更新する必要があるため、新旧対照表の左側、変更案の3、公共的施設の整備計画欄に記載のとおり、計画期間を3年間延長し、平成29年度から令和5年度までの7年間とするとともに、その下の表のとおり、上段の生活環境施設等厚生設備の整備及び医療の確保、診療施設、消防施設の事業費を1,149万4,000円増額し1,890万円に、合計の事業費を8,019万円に改めるものです。
なお、辺地整備計画に位置づけることにより、財源として、充当率100%、元利償還金に対する交付税措置率80%の辺地対策事業債を充当することができるようになります。
続きまして、議案書49ページをお願いします。
議案第2号 八幡浜地区施設事務組合規約の変更について説明します。
八幡浜地区施設事務組合の規約の変更については、地方自治法第290条の規定により、一部事務組合における経費の支弁の方法の協議については、関係地方公共団体の議会の議決を経なければならないこととなっています。
本件は、八幡浜市、西予市、伊方町の2市1町で負担している八幡浜地区施設事務組合の消防事業に要する経費について、各市町の負担割合に関する文言等の改正を行うため、議会の議決を求めるものです。
51ページをお願いします。
それでは、最初に今回の規約改正の趣旨について説明します。
八幡浜地区施設事務組合の特別会計のうち、消防事業に要する経費の負担割合については、これまで普通交付税の算定の特例となる合併算定替の消防費に係る基準財政需要額を基に算出してきました。この合併算定替については、構成市町が全て令和2年度で合併後15年経過したことにより終了となりますが、令和3年度以降についても同様の算出方法を継続させるため、文言等の修正を行うものです。
それでは、具体的な改正内容について、別冊でお配りしております議案説明資料のほうで説明します。
資料の1ページをお願いします。
規約の新旧対照表を掲載しており、右側が改正前、左側が改正後となっています。
真ん中より少し下の別表3、常備消防費に係る負担割合ですが、表の右側、改正前では関係団体の当該年度の消防費に係る基準財政需要額割としていたものを、改正後は当市では旧市町割のうち、旧八幡浜市、旧保内町の各区域に係る算出額割の合計とし、伊方町、西予市においても同様に該当する区域に係る算出額割とするよう改正するものです。
さらに、その下の備考欄においても旧市町割の定義について記載するなど、文言等の整理を行っています。
なお、先ほど申し上げましたとおり、この改正は普通交付税の合併算定替の終了に伴い文言等の整理を行うものであり、これまでの計算方法が変更となるものではありません。
参考までに申し上げますと、消防費に係る令和元年度の確定負担割合は八幡浜市が59.7%、伊方町が24.7%、西予市が15.6%となっています。
なお、議案書51ページ、附則第1項において、この規約は令和3年4月1日から施行することとし、附則第2項において、経過措置を設けております。
以上でございます。
○議長(石崎久次君) 市民福祉部長。
○市民福祉部長(二宮恭子君) 議案書53ページをお願いします。
議案第3号 八幡浜市の特定の事務を取り扱わせる郵便局に関する指定について説明いたします。
地方公共団体の特定の事務の郵便局における取扱いに関する法律第3条第1項の規定により、八幡浜市の特定の事務を取り扱わせる郵便局を指定するために議会の議決を求めるものです。
まず、第1項、指定する郵便局は八幡浜川名津郵便局です。
次に、第2項、取り扱わせる事務は、戸籍謄本等、除籍謄本等、納税証明書、住民票の写し等、除票の写し等、戸籍の附票の写し、戸籍の附票の除票の写し及び印鑑登録証明書の交付です。
第3項、指定の期間は、令和3年7月1日から令和4年3月31日までとしますが、双方に廃止の意向、意思表示がないときは1年間延長し、以後同様とします。
以上です。
○議長(石崎久次君) 総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君) 議案書55ページをお願いします。
議案第4号 八幡浜市職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
本件は、公務のため県外へ出張する職員及び職員以外の者に対し旅費を支給する際に、併せて日当を支給することができるよう条例の改正を行うものです。
当市では、行政改革推進計画に基づく経費削減の一環として、平成19年度から出張旅費における日当を廃止してきました。しかし、昨年12月には、市議会から、日当が支給されないことで個人がその諸雑費を負担しなければならないケースが見受けられ、公務に支障を来している状況であり、公務の円滑な運営等のため、日当を支給するよう提言をいただいたところです。
また、職員においても、近年、地方自治体への権限移譲や地方創生への取組などを行う中で、中央省庁や県外の自治体、企業等と連携する機会が増えたことにより、県外への出張も多くなっており、諸雑費を個人で負担しているケースが発生しています。
本来日当とは、出張中に目的地内を巡回する場合の交通費及び昼食代を含む諸雑費を賄うもので、国家公務員においては法に基づき日数に応じて支給され、県内他市においても当市以外は全て日当を支給しています。当市においても、行政改革の一環として日当を廃止してきましたが、個人が経済的な負担をすることで公務に支障を来している状況が見受けられるため、国家公務員や県内他市と同様に日当を支給できるよう改正するものです。
56ページをお願いします。
今回の改正は、第3条第8項のとおり、県外への出張に限り日当を支給することとし、その金額については、その下の別表第1に記載のとおり、市長などの特別職は日額2,600円、それ以外の一般職員は日額2,200円とします。
なお、参考までに申し上げますと、1等級日額2,600円の日当については、市議会議員、監査委員、教育委員会委員、選挙管理委員会委員、農業委員会委員などについても八幡浜市議会議員の議員報酬等に関する条例及び八幡浜市報酬及び費用弁償等支給条例の規定に基づき適用となります。
57ページをお願いします。
なお、附則第1項において、この条例は令和3年4月1日から施行することとし、第2項において、経過措置を定めております。
続きまして、議案書59ページをお願いします。
議案第5号 八幡浜市議会議員及び八幡浜市長の選挙における選挙公報の発行に関する条例の制定について説明します。
まず最初に、本条例制定の趣旨から説明します。
選挙の際、有権者が複数の候補者の中から1人の候補者を選ぶために必要な経歴や政策などの情報を収集する手段の一つとして選挙公報があります。国政選挙及び都道府県知事の選挙においては、公職選挙法の規定に基づいて発行されていますが、都道府県議会議員選挙及び市町村の選挙においては、公職選挙法の規定に準じた内容を条例で定めることにより発行することができることとなっています。このため、本市の選挙においても、選挙公報を発行することができるよう本条例を制定しようとするものです。
それでは、別冊でお配りしております議案説明資料をお願いします。
資料の2ページをお開き願います。
2、条文の概要のところを御覧ください。
まず、第1条で、八幡浜市議会議員及び八幡浜市長の選挙において、選挙公報を発行することとしています。
第2条は、候補者の氏名、経歴、政見、写真などを掲載した選挙公報を選挙ごとに1回発行することとし、第3条は、選挙公報への掲載文の申請手続についての規定で、申請は選挙期日の告示日に委員会に文書でしなければならないこととしています。
第4条は、選挙公報の発行手続についての規定で、第1項では、候補者から申請された内容を原文のまま掲載すること、第2項では、2人以上から申請があった場合における掲載順序はくじで決めることなどを定めています。
第5条は、選挙公報の配布についての規定で、第1項では、選挙人名簿に登録された方の属する世帯に対して選挙期日の前日までに配布すること、第2項では、配布については新聞折り込み等の方法で行えることなどを定めています。
3ページをお願いします。
第6条は、選挙が無効になったときや天災などの特別な事情が生じたときには、選挙公報の発行手続を中止すること、第7条は、申請等を行える時間は、午前8時30分から午後5時までとし、第8条に委任規定を設けております。
なお、附則において、この条例は公布の日から施行することとしておりますので、今年任期満了を迎える八幡浜市長選挙、八幡浜市議会議員選挙から適用されることとなります。
最後に、参考として、直近の国政選挙及び県の選挙では、八幡浜市分として1万7,000部が発行されております。
以上でございます。
○議長(石崎久次君) 休憩いたします。
午後 零時02分 休憩
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午後 1時00分 再開
○議長(石崎久次君) 再開いたします。
次、市民福祉部長。
○市民福祉部長(二宮恭子君) 議案書61ページをお願いします。
議案第6号 八幡浜市出張所設置条例及び八幡浜市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
今回の改正は、川上出張所を廃止し、八幡浜市の特定の事務を八幡浜川名津郵便局に取り扱わせることに伴い、所要の改正を行うものです。
具体的には、第1条で、八幡浜市出張所設置条例において、出張所の名称、位置及び所管区域を規定している第2条別表から川上出張所を削除し、第2条において、八幡浜市の事務を取り扱わせることを指定した郵便局において、印鑑登録証明書を作成する方法を規定するなど、所要の改正をするものです。
なお、附則で、この条例は令和3年7月1日から施行するものとします。
続きまして、議案書63ページをお願いします。
議案第7号 八幡浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
今回の改正は、新型インフルエンザ等対策特別措置法附則第1条の2において、新型コロナウイルス感染症の定義が規定されていましたが、改正により条例が削られたため、同条を引用している八幡浜市国民健康保険条例について、引用語句の改正を行うものです。
なお、附則により、この条例は公布の日から施行するものとします。
続きまして、65ページをお願いします。
議案第8号 八幡浜市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
介護保険制度を適切に運営するため、介護給付サービス量の見込み等について3年ごとに見直しを行い、介護保険事業計画を策定することとなっており、令和3年度から5年度を期間とする第8期八幡浜市介護保険事業計画が策定されたことに伴い、八幡浜市介護保険条例の一部を改正するものです。
介護保険料は、所得、金額等に応じた段階設定により負担していただくもので、当市では9段階の設定及び所得基準額についてこれまで同様、国の標準どおりとしております。9段階の保険料は、介護サービス給付の自然増や施設整備計画等に基づき見込まれた基準額から算出されますが、その保険料基準額について、第8期も現行の年額6万6,900円、月額5,578円を据え置くこととし、規定する年度の改正のみを行うものです。
具体的には、介護保険料を規定する第4条中第1項において、その規定する期間を平成30年度から令和2年度までを令和3年度から令和5年度までに改め、第2項から第4項に定める低所得者に対する介護保険料軽減措置分について、令和2年度分を令和3年度から令和5年度までに改めるものです。
なお、附則第1項において、この条例は令和3年4月1日から施行するものとし、第2項において、適用区分を定めております。
続きまして、議案書67ページをお願いします。
議案第9号 八幡浜市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
改正の内容につきましては、別冊で配付しております議案説明資料で説明します。
説明資料4ページをお開きください。
居宅介護支援とは、在宅の要介護1から5の認定を受けている方についてのケアマネジメントのことですが、各種サービスを適切に利用できるよう、ケアマネジャーがケアプランを作成するとともに、計画に基づくサービス提供が確保されるよう、事業者等と連絡調整を行います。
その人員等に関する基準については、国の基準に基づき市町村の条例で定めるものとされており、国の省令が改正され、令和3年4月1日から施行されることに伴い、所要の改正を行うものであります。
説明資料中段の主な改正内容を御覧ください。
今回の改正は、この議案から議案第12号まで全てに共通することですが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大や近年相次ぐ災害を受け、全サービス事業者に感染症の取組を義務づけるなど対策を強化することになっています。
また、この議案の対象である居宅介護支援事業者に対しては、質の高いケアマネジメントを推進する内容の改正となっています。
具体的な内容ですが、下段の表を御覧ください。
まず、全サービス事業者共通の改正項目は、①感染症対策の強化、②業務継続に向けた取組の強化、次ページ、③会議や多職種連携におけるICTの活用、④ハラスメント対策の強化、⑤高齢者虐待防止の推進となっております。
次に、居宅介護支援事業所に係る個別の改正内容として、⑥質の高いケアマネジメントの推進、⑦生活援助の訪問回数の多い利用者等のケアプランの検証の2項目が改正になります。
なお、各項目ごとの具体的な改正内容、施行日、経過措置、該当改正条文を表に記載しておりますので、御参照ください。
続きまして、議案書の75ページをお願いします。
議案第10号 八幡浜市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
議案説明資料6ページをお願いします。
介護予防支援は、在宅の要支援1及び2の方に対するケアマネジメントのことで、当市では八幡浜市地域包括支援センターが該当します。このケアプラン作成等を行う事業所の人員等の基準につきましても、国の基準に基づき市町村の条例で定めるものとされており、国の省令が改正され、令和3年4月1日から施行されることに伴い所要の改正を行うものであります。
主な改正内容は、先ほどの議案第9号と同じく、介護予防支援事業者に感染症への取組を義務づけるなど、対策を強化するものです。
具体的な内容ですが、下段共通の改正の記載のとおり、全サービス事業者共通の改正項目として、①の感染症対策の強化など5項目について改正するものです。
なお、改正内容等については先ほどと同じであり、当該条例の改正条文を括弧書きに記載しております。
次に、議案書のほう81ページをお願いします。
議案第11号 八幡浜市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
議案説明資料7ページをお願いします。
地域密着型サービスは、要介護1から5に認定された方に対して市町村が指定する小規模な事業所が行う介護サービスのことで、市町村の住民のみを介護給付の対象とし、市町村主体で介護保険事業計画に沿った地域単位のサービス基盤整備ができるものとなっています。この事業の人員等に関する基準は、介護保険法の規定により国の基準等に基づき市町村の条例で定めるものとされており、国の省令が改正される令和3年4月1日から施行されることに伴い所要の改正を行うものであります。
主な改正内容は、先ほどの議案第9号及び議案第10号と同じく、感染症への取組を義務づけ対策を強化するなど全サービス事業者共通のものと、個別の改正として、地域密着型サービス事業者に対し、介護人材不足を背景に人員基準や運営基準を緩和する内容の改正となっています。
具体的な内容ですが、まず共通の改正として、記載のとおり、全サービス事業者共通の改正項目として、同様に①感染症対策の強化など5項目についての改正となります。
改正内容等については先ほどと同じであり、当該条例の改正条文を括弧書きに記載しております。
次に、地域密着型サービスの個別の改正項目として、下段の表記載のとおり、⑥認知症介護基礎研修の受講の義務づけ、次ページの⑦人員基準に関する見直し、⑧認知症グループホームのサテライト型事業所の基準創設の3項目の改正となります。
なお、改正内容等を表に記載しておりますので、御参照ください。
また、参考資料として、地域密着型サービス事業の名称、内容、市内事業所の一覧を添付しておりますので、御参照ください。
次は、議案書113ページになります。よろしくお願いします。
議案第12号 八幡浜市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
議案説明資料にお戻りください。資料の9ページをお願いします。
この地域密着型介護予防サービスは、先ほどの議案第11号の要介護1から5の方を対象とするサービスとは異なり、要支援1及び2の認定を受けた方に対する介護予防サービスのことで、この事業の人員等の基準を市町村が介護保険法の規定により国の基準等に基づき条例で定めるものとされています。
この条例も、国の省令が改正され、令和3年4月1日から施行されることに伴い所要の改正を行うものであります。
主な改正内容は、先ほどの議案第11号と同じく、感染症への取組を義務づけるなど対策を強化すること、及び人員基準や運営基準の緩和する内容となっています。
具体的には、全サービス事業者共通の①から⑤までの同じ5項目と、個別の改正として、先ほどの地域密着型サービス基準改正と同様に、介護予防サービスにおいても⑥から⑧までの改正を行うものです。
改正内容等については同じであり、当該条例の改正条文を括弧書きに記載しております。
また、参考資料として、介護予防サービスにつきましても、名称、内容、市内事業所の一覧を記載しておりますので、御参照ください。
続きまして、議案書129ページをお願いします。
議案第13号 八幡浜市人権尊重のまちづくり条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
今回の条例改正は、部落差別解消推進法、障害者差別解消推進法、ヘイトスピーチ対策法などのいわゆる人権三法と呼ばれる法律が施行されるなど、国において多様な人権課題を解決するための環境整備が進められていることを受けて、市の条例においても、人権意識の高揚と差別解消への道を目指すものです。
なお、この人権三法に関する人権条例の改正は全国的に行われており、愛媛県下においても改正の動きが顕著となっております。
改正の具体的内容につきましては、まず第1条に人権三法をうたい入れることによりこの条例の目的をさらに明確化、より具体的なものとします。
第2条の改正は、市が人権意識の高揚を図っていく対象に、市内に存する事業者を加えるものです。
130ページをお願いします。
新たに追加する第6条は、現在、LGBT問題、新型コロナウイルス感染者への差別等、多様化、複雑化する人権問題に対処するため、相談体制のより一層の充実を図る旨を規定しています。
その他必要な字句修正や条ずれ等の改正を行います。
なお、附則において、この条例は令和3年4月1日から施行するものです。
以上です。
○議長(石崎久次君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君) 議案書131ページをお願いします。
議案第14号 八幡浜市中小企業振興資金融資条例の一部を改正する条例の制定について御説明します。
今回の改正は、新型インフルエンザ等対策特別措置法附則第1条の2において、新型コロナウイルス感染症の定義が規定されていましたが、法の一部改正に伴い同条が削除されたため、同条を引用している八幡浜市中小企業振興資金融資条例の引用語句についても改正するものです。
なお、附則において、この条例は公布の日から施行します。
続きまして、議案書133ページをお願いします。
議案第15号 道路法等の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について御説明します。
道路法等の一部を改正する法律により、歩行者利便増進道路の指定制度など、道路の安全と効果的な利用のための新しい制度が創設され、令和2年11月25日から施行されたことに伴い、所要の改正を行うものです。
まず、第1条において、八幡浜市市道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正することについて御説明します。
市道の構造の技術的基準については、道路構造令で定める基準を参酌して、道路管理者である地方公共団体が技術的基準を条例で定めることとなっております。
今回、道路構造令の一部が改正され、自動車運行補助施設、歩行者利便増進道路に関する規定等が新たに設けられたことに伴い、所要の改正を行うものです。
第32条において、道路安全施設に自動運行補助施設を追加しています。自動運行補助施設とは、電子・磁気的方法等によって自動運行装置を備えた自動車の自動的な運行を道路インフラ側から位置の補正等を補助する施設で、具体的には、路面または地下に設置する電磁誘導線や磁気マーカー等のことを言います。
第43条において、歩行者利便増進道路の構造基準として、1、歩行者の滞留スペースを設けること、2、歩行者利便増進施設等の設置場所を確保すること、3、バリアフリー基準に適合すること等を新たに定めています。
歩行者利便増進道路とは、にぎわいある歩行者中心の道路空間を構築するため、歩道上にベンチ、サイクルポート、食事施設等の歩行者利便増進施設等を設置することについて、占用を柔軟に認める道路のことを言い、道路管理者が区間を定めて指定します。
第44条において、規則への委任規定を追加しています。
その他は、133ページから134ページの新旧対照表にありますように、引用する道路構造令の条ずれに伴う改正をしています。
次に、第2条において、八幡浜市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の一部を改正することについて御説明します。
道路占用料の額及び徴収方法については、道路管理者である地方公共団体が条例で定めることとなっております。今回、道路法施行令の一部が改正され、自動運行補助施設に関する占用料が新たに設けられたことに伴い、国の単価に準拠した占用料を新たに追加するものです。
詳細の額につきましては、135ページの新旧対照表を御参照ください。
なお、附則第1項において、施行期日を公布の日からと定め、附則第2項において、八幡浜市道路占用料徴収条例における経過措置を規定しております。
続きまして、議案書137ページをお願いします。
議案第16号 浄化槽法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について御説明します。
現在、当市においては、国の循環型社会形成推進交付金により浄化槽整備事業を実施しておりますが、浄化槽法の一部改正により、現状のままでは令和2年度で交付金の対象外となります。そのため、令和3年度以降も引き続き交付金を受けて浄化槽整備を行うため、関係する八幡浜市戸別合併処理浄化槽の設置及び管理に関する条例、八幡浜市戸別合併処理浄化槽整備事業分担金徴収条例及び八幡浜市下水道事業の設置等に関する条例について所要の改正を行うものです。
浄化槽法の改正の主な内容としましては、浄化槽により適正な処理を推進する必要があると認められた区域を浄化槽処理促進区域として規定することができ、その場合は告示が必要となること、浄化槽処理促進区域内の国または地方公共団体を除く建築物に設置計画に基づき設置され、市が管理する浄化槽を公共浄化槽ということなどで、それに基づき関係条文を改正しております。
また、特に明記されていなかった標準的な工事以外の工事に要する費用、配水設備の設置、土地の立入り、浄化槽の移動等、監督処分、損害賠償について、第6条、第7条、第15条及び第18条ないし第20条で追加しております。
なお、附則第1項において、この条例は令和3年4月1日から施行することとし、第2項において、これまでの条例により市の建築物に設置された浄化槽をみなし公共浄化槽等とすることを定めております。
以上でございます。
○議長(石崎久次君) 学校教育課長。
○学校教育課長(菊池和幸君) 議案書145ページをお願いします。
議案第17号 八幡浜市通学費補助金交付条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
今回の改正は、本年4月1日に真穴中学校が八代中学校と統合することに伴い、通学費補助金の該当地区及びその範囲を改めるものです。
また、大島について規定がありませんでしたので、今回付け加えるものです。
改正前には該当地区を各条文に規定しておりましたが、別表に当該学校及び区域を制定しております。
具体的には、八代中学校に真網代、穴井を加え、白浜小学校と愛宕中学校に大島を加えるものです。
なお、附則において、この条例は令和3年4月1日より施行されることとしております。
また、経過措置といたしまして、施行日前の通学費に係る補助金につきましては従前の例によることとしております。
以上です。
○議長(石崎久次君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(宮下栄司君) 議案書147ページをお願いします。
議案第18号 八幡浜市立学校体育施設使用料条例の一部を改正する条例の制定について説明いたします。
この改正は、令和3年4月1日から真穴中学校を八代中学校に統合することに伴いまして、同条例の別表中、夜間照明施設使用料の設置場所及び体育館照明施設使用料の施設名の項目で、真穴中学校と表記がある箇所をそれぞれ真穴小学校に改めるものです。
次のページをお願いします。
附則第1項において、施行期日を令和3年4月1日と定め、附則第2項において、同条例における使用料に係る経過措置を規定しています。
続きまして、議案書149ページをお願いします。
議案第19号 八幡浜市立公民館条例の一部を改正する条例の制定について説明いたします。
この改正は、公民館の機能を担う川之石地区交流拠点施設の竣工に伴い、同条例の別表第1中、川之石地区公民館の位置を保内町川之石1番耕地150番地1から同3番耕地11番地1に改めるものです。
なお、附則において、施行期日を令和3年4月1日と規定しています。
続きまして、議案書151ページをお願いいたします。
議案第20号 川之石地区交流拠点施設の設置及び管理に関する条例の制定について説明いたします。
本条例は、来年度において当施設の供用を開始するに当たりまして、当該施設の設置及び管理に関し必要な事項を定めるものです。
初めに、第1条で、川之石地区の住民をはじめ市内外からの来訪者に対する憩いの場、交流の場を提供するとともに、ボランティア活動、文化活動、生涯学習活動、その他の地域活性化に資する市民の活動を支援するために同施設を設置する旨を規定しています。
次に、第2条で、施設の名称を川之石地区交流拠点施設と定めるとともに、施設の位置を規定しています。
第3条において、交流拠点施設内の具体的な施設名称を列記しております。
ここで議案説明資料の11ページをお願いします。
当施設の位置図と外観写真を記載しております。
次のページは、1階及び2階の平面図になります。
建物の構造は鉄骨造2階建てで、1階の床面積は905.37平米、2階は85.86平米、延べ床面積は991.23平米になります。建物中央に位置する一番広い部屋が多目的ホールになります。その右上に集会ホール、その左側に位置する部屋が創作室で、現在、中央公民館保内別館にある陶芸用の釜をこの部屋に移設する予定です。創作室の下の部屋が工作室で、主に木工作業用の部屋になります。
次に、中央の多目的ホールから図面下側、廊下を挟んで事務室を配置しており、その左側にトイレを挟んで会議室、また事務室の右側には市民及び来訪者の休憩場所となる談話ルームを配置し、その一角に和室、その右隣に厨房を配置しております。
また、事務室から続く2階は資料収納庫になっております。
議案書151ページにお戻り願います。
第4条におきまして、交流拠点施設で行う事業の内容を規定しております。
次のページをお願いします。
まず、第1号で、市民及び来訪者に休憩、交流の場を提供すること、第2号で、川之石地区の町並み等に代表される地域の歴史、文化に関する情報提供を行うこと、第3号で、地域の生涯学習を活発化させること、第4号で、地域活性化に資する取組を行うことを規定しています。
続きまして、第5条において、開館時間及び休館日を規定し、第6条の各項で利用許可に係る事項について、また同条第2項の各号に利用を許可しない場合の規定を列記しております。
第7条においては、利用制限に係る事項を1号から6号に分けて規定しております。
第8条から第10条にかけて、使用料の納入、減免、還付に係る規定をそれぞれ定めています。
また、第11条で利用権譲渡等の禁止、第12条で設備等の設置制限、次のページをお願いします、第13条において、利用者の原状回復義務について定めています。
第14条で、利用者の損害賠償の義務を定め、第15条で、教育委員会への規則委任を規定しています。
なお、附則において、本条例の施行期日を令和3年4月1日と定めています。
最後に、別表にて施設使用料を部屋ごとに規定していますが、日中、夜間、終日のそれぞれの区分で基本料金を定めています。日中、夜間の使用料は1時間当たりの金額になっております。
説明は以上になります。
○議長(石崎久次君) 財政課長。
○財政課長(福岡勝明君) 議案書157ページから338ページ、令和2年度八幡浜市一般会計及び各特別会計補正予算案、議案第21号から議案第26号までを一括して、お手元に別冊で配付しております令和2年度補正予算資料で説明します。
資料の12ページをお願いします。
今回の補正は、一般会計では、一番上の行の真ん中あたり、今回補正額の欄にありますように9億4,541万1,000円を追加し、その右のとおり、予算総額を290億219万8,000円とするもので、前年度同期に比べ26.1%の増となります。
次に、特別会計は、国民健康保険特別会計をはじめ5会計の補正で、真ん中あたりの行となりますが、特別会計合計欄にありますように、合わせて1億2,282万2,000円を追加するものです。
次に、企業会計は、下水道事業会計1会計の補正で、下から2番目の行となりますが、企業会計合計欄にありますように1億3,831万3,000円を追加するものです。
なお、企業会計を含めた全ての会計における今回補正額は、一番下の行のとおり、12億654万6,000円を追加し、累計では503億1,215万6,000円、前年度同期に比べ12.8%の増となります。今年度は感染症対策事業として総額で約57億3,500万円を計上してきたことにより、累計は合併以降最大となります。
14ページです。
それでは、主要な事業について順次説明します。
まず、新型コロナウイルス感染症対策関連事業です。
港湾施設使用料の減免は、減収割合に応じて港湾施設使用料を減免したことによる一般会計からの繰出金で、特別会計の減収を調整するもので1,021万3,000円。
次に、さらに安全安心な街づくりから、さらなる産業振興の取り組みでは、3月補正予算の規模が、先ほど申し上げましたように全体で12億654万6,000円と大きくなっている要因として、国の補正予算計上に伴い、令和3年度事業分を前倒しして計上していることが要因として上げられます。
例えば、次の耐震フェリー桟橋整備事業9億150万円、その次の公共下水道ストックマネジメント事業5,300万円、15ページ一番上の喜須来小学校体育館大規模改造事業2億3,992万4,000円、1つ飛んで、県営水利施設整備事業負担金(八幡浜北地区)1,000万円、その下の地籍調査事業1,632万5,000円は、全て国の補正予算計上に伴い令和3年度事業者分を前倒しして計上するものです。
次に、その他の取り組みです。
ふるさと納税事業は、昨年度も県内では1位の額となったところですが、今年度はさらに伸びており、歳入予算を7億4,000万円から11億円に増額しています。このことに伴い、寄附者に対してお礼として贈呈する地元産品などの費用として1億7,620万3,000円を追加計上しています。そのほか扶助費などを決算見込みにより減額しています。
16ページです。
次に、特別会計補正予算について説明します。
まず、国民健康保険1億5,779万6,000円の増額、後期高齢者医療213万円の減額、介護保険3,330万2,000円の減額、介護サービス事業45万8,000円の増額は、決算見込みによるものです。
一番下の港湾整備事業は予算の増減はありませんが、先ほど説明した港湾施設使用料の減免により一般会計繰出金を増額して調整するものです。
なお、これら特別会計の歳入につきましては、国庫支出金、県支出金、一般会計繰入金等をそれぞれ調整しています。
17ページの企業会計につきましては、この後、議案第27号で説明しますので、ここでは省略します。
19ページです。
繰越明許費について説明します。
一般会計は、八幡浜庁舎非常用発電機等改修事業1億4,932万円をはじめ、20ページの合計欄のとおり、合計48件で29億8,789万5,000円、港湾整備事業特別会計はフェリーターミナルビル整備事業6億6,600万円です。
これらの事業につきましては、それぞれ限度額を定め、令和3年度へ繰り越すものです。
21ページです。
債務負担行為について説明します。
一般会計の変更です。愛媛県新型コロナウイルス感染症対策資金利子補給金については、当初予定より借入れ件数が増えたことに伴い利子補給金の限度額を940万円に変更するものです。
なお、22ページ以降に投資的事業実施計画、24ページ以降に一般会計歳入歳出の状況を添付していますので、御参照のほどお願いします。
最後に、26ページから33ページに、参考として新型コロナウイルス感染症対策関連事業一覧表を掲載しています。
32ページの表の下から2行目となりますが、事業費は合計57億3,491万4,000円となっています。
以上です。
○議長(石崎久次君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君) 議案書339ページをお願いします。
議案第27号 令和2年度八幡浜市下水道事業会計補正予算(第3号)について御説明します。
それでは、各条項に沿って御説明します。
第2条は業務の予定量で、主な建設改良事業費のうち、処理場建設工事費を5,300万円増額するものであります。これは、国の交付金の追加配分3次補正に伴い増額分の事業費を増額するものであります。
第3条は収益的収入及び支出予定額の補正で、第1款下水道事業費用のうち第3項特別損失を8,531万3,000円増額し、下水道事業費用の総額を17億2,713万4,000円とするものであります。これは、令和元年度における長期前受金戻入の計上誤りに伴い損益修正をするものです。
次のページをお願いします。
第4条は資本的収入及び支出予定額の補正で、収入の部、第1款資本的収入のうち第1項企業債を2,480万円増額、第3項補助金を2,915万円増額し、資本的収入の総計を5,395万円増額するものであります。これは、国の交付金の追加配分に基づき国庫補助金と企業債を増額するものであります。
次に、支出の部は、第1款資本的支出のうち第1項建設改良費を5,300万円増額するものであります。これは、第2条で御説明しましたとおり、国の交付金の増額に伴い建設改良事業費を増額するもので、処理場整備事業において、八幡浜浄化センター改築工事を増額するものであります。
第5条債務負担行為は、次のページの別表1に記載のとおり、八幡浜浄化センター改築工事で5億5,300万円であります。
第6条企業債は、342ページの別表2に記載のとおり、処理場建設事業について、限度額の合計を5,460万円から7,940万円に改めるものであります。
なお、資料として、次のページ以降に補正予算実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書、予定貸借対照表、補正予算明細書を添付しておりますので、後ほど御参照願います。
以上でございます。
○議長(石崎久次君) 財政課長。
○財政課長(福岡勝明君) 令和3年度八幡浜市一般会計及び各特別会計当初予算案、議案第28号から議案第36号までを一括してお手元に別冊で配付しております令和3年度当初予算資料で説明します。
資料の2ページをお願いします。
最初に、令和3年度当初予算の予算規模について説明します。
まず、一般会計は、一番上の行となりますが、211億7,934万8,000円、前年度に比べ6,866万3,000円、0.3%の減となります。令和2年度は、防災行政無線デジタル化事業など大型投資的事業の実施により予算規模が大きかったことなどにより減となるものです。
次に、特別会計は全8会計で、真ん中辺りの行となりますが、特別会計合計欄にありますように103億153万6,000円、前年度に比べ5億4,043万5,000円、5%の減となります。フェリーターミナルビル整備事業など港湾整備事業の減などによるものです。
一般会計及び特別会計の合計額は、その下の行となりますが、314億8,088万4,000円、前年度に比べ6億909万8,000円、1.9%の減となります。
次に、その下の企業会計は、簡易水道事業が特別会計から企業会計に移行したことで4会計となります。
まず、下水道事業で28億2,529万6,000円、水道事業で14億3,858万6,000円、簡易水道事業で4,770万8,000円、病院事業で54億6,390万5,000円、合計額は97億7,549万5,000円、前年度に比べ3億6,313万2,000円、3.6%の減となります。病院事業における電子カルテシステム更改事業の減などによるものです。
次に、全会計の予算規模は、一番下の総合計欄にありますように412億5,637万9,000円、前年度に比べ9億7,223万円、2.3%の減となります。
なお、資料の3ページから4ページに主要な事業の一覧を、資料の5ページから22ページにそれぞれの事業概要を掲載しています。
5ページをお願いします。
当初予算の主な事業概要について順次説明します。
まず、新型コロナウイルス感染症対策関連事業です。
新型コロナウイルスワクチン接種事業は、迅速に接種体制を確保するとともに、国の示すスケジュールと優先順位に基づいて順次ワクチン接種を実施するもので1億7,748万5,000円、一番下、受験世代インフルエンザ予防接種費用助成事業は、感染症とインフルエンザの同時流行に備え、受験や就職等を控えた中学3年生と高校3年生を対象にインフルエンザ予防接種費用を全額助成するもので187万8,000円。
6ページです。
交通事業者支援事業補助金は、高速バス、貸切りバス、タクシー事業者に対して、減収割合に応じて補助金を交付するもので1,300万円、ウィズコロナがんばる市民応援補助金は、感染防止に配慮し、市民団体が自主的、主体的に実施する事業やイベント等の開催を支援するもので500万円、新商品開発等コラボチャレンジ支援事業補助金は、市内事業者が他事業者と協働で市内の地域資源、観光資源を活用した商品開発等の経費を補助するもので200万円、愛媛県新型コロナウイルス感染症対策資金利子補給金は、新型コロナウイルス感染症対策資金を借り入れた事業者等に対して、愛媛県と市で0.5%ずつ利子補給を行い、実質無利子化を図るもので425万5,000円、新型コロナウイルス感染症対策緊急地域雇用維持助成金は、国の雇用調整助成金等の支給決定を受けた中小企業者等に対して上乗せ助成を行うもので500万円。
7ページです。
雇用調整助成金等申請手数料補助金は、中小企業者等が国の雇用調整助成金等を申請する場合、申請書類手数料を補助するもので50万円、1つ飛んで、コロナ感染症の影響で受診者が大幅に減少している小児科診療所等の維持・存続を図るための支援事業は、市内の小児科診療所等の維持・存続を支援するため、外来患者減少率に応じて補助金を支給するもので1,500万円、漁業者支援事業費補助金は、漁業者が魚市場の卸売業者に支払う手数料の2分の1を補助するもので7,369万1,000円、学校給食等への地魚食材提供事業は、小・中学校及び保育所の給食食材に地魚食材を提供することで養殖漁業者等を支援するとともに、子供たちの魚食機会を増やすことで魚食普及と水産業の振興を図るもので1,171万3,000円。
8ページです。
水産業支援事業は、八幡浜漁業協同組合よりクロアワビの種苗を購入、放流することで水産資源の拡大と水産業の振興につなげるもので200万円、水産物地方卸売市場施設使用料の減免と港湾施設使用料の減免は、魚市場関係事業者や港湾施設利用事業者を支援するため、施設使用料等を減免するもので、合わせて2,537万5,000円、旅客フェリー事業者支援事業は、フェリー桟橋の整備に合わせて購入する自動昇降タラップの費用の一部を助成するもので2,200万円。
9ページです。
2番目、小・中学校におけるオンライン学習環境の整備は、学校と家庭でのオンライン学習へ円滑に移行できるよう、通信環境のない家庭に貸し出すモバイルWi−Fiルーターの通信費用で196万円。
次に、さらに安全安心な街づくりです。
耐震フェリー桟橋整備事業とフェリーターミナルビル整備事業は、今年度中に完成する耐震性能を有したフェリー岸壁築造工事の実施とフェリーターミナルの整備を行うもので、合わせて8億350万円、八幡浜港老朽化対策工事は、老朽化が進行している内港物揚げ場について、適切な維持管理と延命化を図る工事を行うもので3,750万円。
10ページです。
八幡浜市建設残土処理場築造事業(第一・第二)は、大洲・八幡浜自動車道の発生残土受入れに伴う造成工事を実施するもので1億5,670万円、市道八幡浜高野地線道路改良事業は、愛宕山プロジェクトの一つで、大法寺周辺から高台にある愛宕山地区へアクセスする避難道路を整備するとともに、事前復興可能なまちづくりを推進するもので2,100万円、市道改良事業から、11ページ一番上、道路災害復旧事業までは、市道川之石喜須来線などの市道改良、須田地区などの崖崩れ防災対策事業、川之内地区の水路改修、宮内里地区の生活道などの災害復旧事業を行うもので、合わせて1億6,058万8,000円、ハザードマップ作成事業は、高潮ハザードマップを新たに作成するほか、土砂災害ハザードマップを更新するもので949万3,000円、災害対策本部機能強化事業は、既存の愛媛県の防災通信システムの通信回線を庁舎会議室でも使用することができるよう整備するもので209万円、避難所備蓄食料整備事業は、指定避難所の収容人数等を基に飲料水と食料の必要備蓄量と保管場所等の見直しを行い、計画的に整備を進めるもので217万3,000円、消防施設設備整備事業は、中央分団4部消防詰所、宮内分団2部消防ポンプ車等を整備するもので6,847万4,000円。
12ページです。
老朽危険空家除却事業補助金は、倒壊による被害防止や住環境改善を図るため、除却費用について80万円を上限に補助するもので2,400万円、2つ飛んで、商店街防犯カメラ設置事業補助金は、犯罪防止等を目的として商店街が防犯カメラを設置する場合に設置費用の一部を助成するもので200万円、水道事業において、上水道老朽管更新事業は、平成27年度から進めている老朽管の更新事業について、国の補助金を活用し継続するもので1億3,000万円。
13ページです。
2番目、簡易水道事業において、高野地地区上水道統合整備事業は、高野地・古谷地区について、上水道と統合するための基本設計及び認可設計を実施するもので1,735万円、下水道事業において公共下水道ストックマネジメント事業は、管渠の改築更新及び八幡浜浄化センター改築工事等について、国の補助金を活用し継続するもので3億2,636万3,000円などです。
次に、さらに暮らしやすい街づくりです。
子ども医療費助成事業は、小・中学生までの医療費助成を拡充して、一部負担金を無償とするもので1億1,604万4,000円ですが、このうち外来診療の月額3,000円の負担を無償化したことに伴う予算増額分は4,294万9,000円です。
14ページです。
休日子どもサポート事業費補助金は、県、市、民間企業や商店街が連携して行う地域の特性に対応した学童保育の受皿となる休日子どもクラブの運営に対し補助するもので376万6,000円、1つ飛んで、要田児童遊園整備事業は、老朽化の進む要田児童遊園の全面改修工事を実施するもので2,606万2,000円、松蔭児童クラブ改築事業は、松蔭小学校の空き教室を利用している松蔭児童クラブの建物を解体し、耐震性のある木造校舎に改築するもので2,873万2,000円、銀座商店街アーケード一部撤去事業は、銀座商店街の八幡神社下から岩木屋商店の区間のアーケードを撤去し、車両通行を可能にするもので2,475万円。
15ページです。
地域おこし協力隊事業は、新規として神山と大島に各1名、5名の継続と合わせて7名の地域おこし協力隊員導入・活動に要する経費で3,305万8,000円、1つ飛んで、民間賃貸住宅整備促進補助金は、市内に若者や子育て世帯が住む賃貸住宅が不足しており、やむなく市外に居住されている方がおられる状況を改善することなどを目的に、市内に賃貸住宅を新築またはリノベーション、あるいはリフォームする者に対して費用の一部を補助するもので3,000万円、双岩駐車場整備事業は、四国電力送配電株式会社八幡浜事業所等の従業員のほか、広く双岩地区住民が利用できる駐車場を整備するもので3,872万円。
16ページです。
雨井地区コミュニティー広場整備事業は、市営雨井団地を解体し、その跡地にコミュニティー広場を整備するもので1,307万2,000円、ICT支援員配置事業は児童・生徒に1人1台の端末が整備されたため、ICTを活用した授業等をスムーズに行えるよう、新たにICT支援員を配置するもので1,058万7,000円、松蔭小学校木造校舎改築事業と宮内小学校体育館長寿命化改良事業は、改築工事と実施設計を行うもので、合わせて1億2,215万8,000円。
17ページです。
2番目、八幡浜市美術館展覧会事業は、八幡浜美術館において、「~児玉幸雄コレクション~アンティークドールの夢展」及び「石元泰博写真展」などを企画・開催するもので1,167万1,000円、市民文化活動センター1周年事業とアーティスト・イン・レジデンス(音楽家招聘)事業は、コロナ禍で実施できなかったこけら落とし事業を1周年事業として開催するとともに、室内楽等の演奏者による演奏会や小・中学生、高校生等への楽器の個別指導を行うもので、合わせて875万1,000円。
18ページです。
移動図書館車両更新事業は、現行のマイクロバスタイプからコンパクトな車両に更新し、幼稚園、保育所、児童センター、小学校及び公民館のほか、イベント会場などを巡回しながら出前講座を新たに開催するもので544万5,000円、2つ飛んで、ゆめみかん駐車場整備事業は、中央公民館保内別館の一部を解体し、跡地をゆめみかん駐車場及びイベント開催スペースとするもので3,329万8,000円、医療業務・給食業務の直営化は、市立八幡浜総合病院の医療事務及び給食業務を直営化し、医業収益の改善と利用者サービスの向上につなげるもので1億3,999万3,000円。
19ページです。
次に、さらなる産業振興の取り組みです。
販路開拓支援事業は、当市の特産品の販路開拓、拡大を行うため、「愛媛やわたはまフードフェアin台北」などのほか、新たにビジネスフェア中四国に参加するもので1,189万2,000円、創業支援事業補助金は、市内で新たに創業する事業者等に対して創業に要する経費の一部を助成するもので300万円、一番下、須田埋立地分譲区画整備事業は、須田埋立地を地元水産企業者等への分譲や貸付け等により有効活用を図るため、分譲区画整備工事を実施するもので1,734万円。
20ページです。
旧湯島デイサービスセンター改修事業は、使用されていない旧湯島デイサービスセンターを改修し、みかんアルバイターのための新たな宿泊施設として活用するもので1,578万円、ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会開催経費は、5月に開催するアワード関連開催経費の補助などを行うもので617万5,000円、新規就農総合支援事業補助金から、一番下、中山間地域等直接支払制度交付金事業までは、農業振興として新規就農者への補助金、イノシシなど有害鳥獣被害対策、中山間地域等における耕作放棄地の発生防止などを支援するもので、合わせて3億6,265万1,000円。
21ページです。
「Eのさかな」タイアップ事業は、年4回の季刊誌「Eのさかな」のタイアップ号を発刊するほか、八幡浜市オリジナルのダイジェスト版やポスター等を制作するもので212万1,000円、1つ飛んで、大島漁港浮防波堤再整備事業は、大島漁港の安全性、利便性を確保するとともに、災害時における防災機能の強化を図るため、浮防波堤の改良を行うもので2億4,542万5,000円などです。
その他の取り組みでは、一番下、タブレット端末導入事業と、22ページ、一番上、政務活動費は、八幡浜市議会の議会運営の効率化を進めるタブレットの導入及び政務活動費の支給を行うもので、合わせて636万6,000円、台湾国立中山大学ボランティア交流事業は、台湾国立中山大学のボランティア体験やイベントを通して学生と市民の交流を図るもので40万円、大学連携事業は、当市における行政諸課題の解決に資する調査研究等に係る費用で110万円、選挙公報発行事業は、地元日刊紙が廃刊したことを踏まえ、有権者に投票判断の材料として活用してもらうため、市長選挙及び市議会議員選挙において候補者の経歴や政策等の情報を掲載した選挙公報を作成・配布するもので51万7,000円、ふるさと納税事業は、寄附していただいた方に謝礼としてお送りするかんきつなどの地元特産品を贈呈するための経費で5億6,544万3,000円、歳入予算の寄附見込額は11億円としています。
23ページです。
債務負担行為について説明します。
一般会計では、市議会タブレット端末リース料など5事業について、それぞれ期間、限度額を定め債務負担を行うものです。
なお、24ページから33ページにかけて一般会計及び各特別会計における投資的事業の詳細について、34ページから36ページにかけて一般会計繰出金の内訳、公債費の概要、基金の状況について、また37ページから41ページにかけて一般会計歳入歳出の状況及び平成29年度からの予算の推移などを添付していますので、御参照のほどお願いします。
以上です。
○議長(石崎久次君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君) 議案第37号 令和3年度八幡浜市下水道事業会計予算について御説明します。
別冊になっております予算書の1ページをお開きください。
第2条は業務の予定量であります。接続戸数は1万1,471戸で、昨年度決算より69戸の減を見込んでおります。年間総排水量は689万7,000立米で、昨年度より12万8,000立米の減を見込んでおり、1日平均は1万8,896立米であります。
主な建設改良事業費は管渠整備工事1億2,666万3,000円、処理場建設工事1億9,970万円、合併処理浄化槽設置工事2,271万1,000円であり、合計で3億4,907万4,000円であります。
次に、第3条収益的収入及び支出の、収入、第1款下水道事業収益は17億4,298万3,000円です。
第1項営業収益は6億5,062万7,000円で、主なものは下水道使用料です。
第2項営業外収益は10億9,235万6,000円で、主なものは一般会計からの繰入金と長期前受金戻入です。
次に、支出、第1款下水道事業費用は15億1,536万3,000円です。
第1項営業費用は13億7,725万6,000円で、詳細は、管渠、ポンプ場、処理場、合併浄化槽の維持管理経費と減価償却費です。
第2項営業外費用の1億3,712万6,000円は、企業債利息、消費税が主なものです。
第3項特別損失98万1,000円は、過年度損益修正損です。
以上、令和3年度の第3条収益的収支は、下水道事業収益から下水道事業費用を差し引いた2億2,762万円の単年度黒字を見込んだ予算を計上しています。
2ページをお願いします。
第4条資本的収入及び支出です。
収入、第1款資本的収入は5億2,319万2,000円です。
第1項企業債、第3項補助金、第4項負担金は、建設改良事業の財源であります。
第2項出資金は2,715万2,000円で、一般会計からの繰入金です。
次に、支出、第1款資本的支出は13億993万3,000円で、前年度に比べ2,950万7,000円の増であります。これは、ストックマネジメント事業に加え、雨水整備事業及び下水道施設耐水化事業の増が主な要因です。
第1項建設改良費3億5,069万4,000円は、第2条の主な建設改良事業費で御説明しましたとおりであります。
第2項企業債償還金は9億5,923万9,000円で、起債の元金償還金です。
以上、第4条は収支差引き7億8,674万1,000円の不足で、同額を当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額などから補填するものであります。
次に、第5条債務負担行為は、4ページの別表1に記載のとおり、八幡浜浄化センター維持管理業務委託料ほか4項目で3億6,570万円であります。
第6条企業債は、5ページの別表2に記載のとおり、管渠整備事業ほか4事業について合計1億9,460万円を限度として借り入れます。
3ページ、第7条は一時借入金の限度額を、第8条は予定支出の各項の経費の金額の流用ができる経費を営業費用及び営業外費用と定めます。
第9条議会の議決を経なければ流用することができない経費は、職員給与費7,232万円です。
第10条一般会計からの補助金は2億5,707万6,000円です。
なお、6ページに重要な会計方針、7ページに予定貸借対照表に関する注記を記しております。また、8ページには、公共下水道事業、特定環境保全公共下水道事業、漁業集落排水事業、公共浄化槽等事業など、4つの事業を報告セグメントとし、セグメントごとの営業収益等を記載しております。
そのほか、9ページ以降に予算実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書、給与費明細書、債務負担行為に関する調書、予定損益計算書、予定貸借対照表、26ページからは予算の明細書を添付しておりますので、御参照をお願いします。
続きまして、議案第38号 令和3年度八幡浜市水道事業会計予算について御説明します。
これも別冊になっております予算書の1ページをお開きください。
第2条の業務の予定量について、給水戸数は1万5,181戸で、人口減少の影響で昨年当初より165戸の減を見込んでいます。年間総給水量は323万4,000立米で、前年度より16万5,000立米の減少を見込んでおり、1日平均給水量は8,860立米であります。
主な建設改良事業費は水源設備改良工事等1,457万9,000円、配水設備改良工事等3億3,870万円、量水器設置等2,017万5,000円であり、合計3億7,345万4,000円であります。
次に、第3条収益的収入及び支出の、収入、第1款水道事業収益は9億717万8,000円で、前年度比1,552万4,000円の増、率にして1.7%の増収の見込みです。増収の要因は、給水収益の見込みを決算ベースに見直したことによるものです。
収益として第1項営業収益は7億4,936万2,000円で、主なものは水道料金です。
第2項営業外収益は1億5,781万4,000円です。主なものは一般会計からの繰入金、公会計制度改正に伴う長期前受金戻入、下水道等の徴収事務費などです。
次に、支出、第1款水道事業費用は9億1,663万5,000円で、前年度比3,288万7,000円の増、率にして3.7%の増となります。
内訳は、第1項営業費用8億6,423万6,000円で、詳細は原水の取水から浄水に係る費用と浄水を各家庭まで配水する配水費及び減価償却費、資産減耗費です。
第2項営業外費用の5,189万4,000円は、企業債利息、消費税納付金が主なものです。
第3項特別損失50万5,000円は、過年度損益修正損が主なものです。
以上、給水収益の見込みを決算ベースに見直したことにより収益が増額しましたが、令和3年度に遠隔監視装置更新工事が完成することに伴い、帳簿上の現行遠隔監視装置等を除却することによる資産減耗費の増額及び新規システムの償却開始による減価償却費の増額等により、令和3年度の第3条収益的収支は、水道事業収益から水道事業費用を差し引いた945万7,000円の赤字予算となりました。
2ページをお願いします。
第4条資本的収入及び支出です。
収入、第1款資本的収入は3億4,849万3,000円で前年度比1億6,404万6,000円の減、率にして32.0%の減収となります。
減収の主な要因は耐震化事業と遠隔監視装置更新事業に伴うもので、第1項企業債1億7,580万円、第2項補助金1億200万円は、上水道施設耐震化事業と遠隔監視装置更新事業によるものです。第6項負担金6,699万2,000円は、ごみ広域化分の一般会計繰入れ及び簡水統合起債償還に対する繰入れが主なものです。第7項出資金320万円は、耐震化事業によるものです。
次に、支出、第1款資本的支出は5億2,195万1,000円で前年度比1億4,729万円の減、22.0%の減額です。
第1項建設改良費3億7,345万4,000円は、第2条の主な建設改良事業費の内訳のとおりで、令和3年度の重点施策である継続事業の上水道施設耐震化事業費と上水道遠隔監視装置更新工事費が主なものです。
第2項は企業債償還金1億4,799万7,000円、元金です。
第3項短期貸付金50万円は市生協貸付金です。
以上、第4条は、収支不足額1億7,345万8,000円が生じ、不足額は当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,848万9,000円と過年度分損益勘定留保資金1億5,496万9,000円で補填します。
第5条企業債は、上水道耐震化事業と遠隔監視装置更新事業に伴う企業債借入れのため、起債の目的限度額等について定めるもので、4ページ、別表1企業債のとおり、1億7,580万円を限度とし借入れをします。
第6条は、一時借入金の限度額を1億円と定め、第7条は、予定支出の各項の経費の金額の流用について定めています。
3ページをお願いします。
第8条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費を職員給与費1億1,616万1,000円と定めております。
第9条は他会計からの補助金で、ごみ処理広域化に伴う上水道施設整備事業分5,625万円と原子力発電施設等立地地域基盤整備支援事業交付金の8,200万円です。
第10条はたな卸資産の購入の限度額を、材料費等の購入限度額を734万1,000円と定めています。
なお、5ページから7ページにかけて公営企業会計基準による会計方針について記載しています。そのほか、8ページ以降に予算実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書、給与費明細書、予定貸借対照表、25ページからは八幡浜市水道事業会計予算の明細書を添付していますので、後ほど御参照願います。
続きまして、議案第39号 令和3年度八幡浜市簡易水道事業会計について御説明します。
これも別冊になっております予算書の1ページをお開き願います。
簡易水道事業については令和3年度より地方公営企業法を適用し、企業会計を導入するため、特別会計から対応する科目に振り替えています。
第2条の業務の予定量について、給水戸数は486戸で、人口減少の影響で昨年度末より4戸の減を見込んでいます。年間総給水量は10万166立米で、前年度末より2,947立米の減少を見込んでおり、1日平均給水量は274立米であります。
主な建設改良事業費は第2期簡易水道事業等の統合に係る認可設計委託業務費用の1,735万円であります。
次に、第3条収益的収入及び支出の、収入、第1款簡易水道事業収益は2,854万円です。主に簡易水道使用料と一般会計補助金です。
収益として、第1項営業収益は585万5,000円で、主なものは水道料金です。
第2項営業外収益は2,268万5,000円です。主なものは一般会計からの繰入金、公会計制度改正に伴う長期前受金戻入などです。
次に、支出、第1款簡易水道事業費用は2,860万6,000円です。
内訳は、第1項営業費用1,963万円で、詳細は浄水を各家庭まで配水する配水費及び減価償却費です。
第2項営業外費用の52万7,000円は、企業債利息、消費税納付金が主なものです。
第3項特別損失844万9,000円は、特別損失として手当分共済費を支出します。また、退職給付引当金も計上しています。
以上、令和3年度の第3条収益的収支は、水道事業収益から水道事業費用を差し引いた6万6,000円の赤字予算となりました。
2ページをお願いします。
第4条資本的収入及び支出です。
収入、第1款資本的収入1,910万2,000円は、第2項補助金、一般会計繰入金です。
次に、支出、第1款資本的支出は1,910万2,000円です。
第1項建設改良費1,735万円は、委託料として冒頭に申し上げました第2期簡易水道事業等の統合に係る認可設計委託業務費用です。高野地地区の未給水区域及び既設簡易水道等の区域について、上水道と統合し、安定した水の供給を行うための基本設計及び認可設計の策定委託料を計上しています。
第2項企業債償還金は175万2,000円です。これは元金です。
以上、第4条資本的収支は差引き0となりました。
第4条の2特例的支出であります。
企業会計の移行に伴い、簡易水道事業の特別会計は3月31日現在で打切り決算を行い、それ以降に発生する支出は特例的支出として企業会計で経理を行うものであり、その額を26万1,000円と見込んでおります。
第5条は、一時借入金の限度額を1,000万円と定め、第6条は、予定支出の各項の経費の金額の流用について定めています。
第7条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費を職員給与費1,718万円と定めております。
第8条は、他会計からの補助金3,882万9,000円で、3条予算の一般会計繰入金1,972万7,000円と4条予算の1,910万2,000円です。
なお、3ページから4ページにかけて公営企業会計基準に基づいた会計方針について記載しています。そのほか、5ページ以降に予算実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書、給与費明細書、予定貸借対照表、16ページからは八幡浜市簡易水道事業会計予算の明細書を添付していますので、後ほど御参照願います。
以上でございます。
○議長(石崎久次君) 市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(山﨑利夫君) 議案第40号 令和3年度市立八幡浜総合病院事業会計予算について御説明をさせていただきます。
別冊になっております予算書の1ページをお願いいたします。
まず、第2条業務の予定量ですが、(1)の病床数は256床で、一般病床254床、感染症病床2床としております。(2)の年間患者数は、入院患者数を年間6万2,050人、前年度比1,825人、率にして2.9%の減、外来患者数を年間9万4,380人、前年度比2,820人、率にして2.9%の減としております。(3)の1日平均患者数は、入院患者数を前年度から5人減の170人、外来患者数については10人減の390人としております。(4)の主な建設改良事業は、施設整備事業に8,200万円、資産購入費に1億4,915万4,000円を予定しております。
次に、第3条収益的収入及び支出の予定額ですが、収入につきましては、第1款病院事業収益は49億595万8,000円で、前年度に比べ1億938万9,000円、率にして2.2%の減を見込んでおります。
第1項医業収益が40億9,098万2,000円で、前年度比4,807万2,000円、率にして1.2%の減でございます。前年度実績を踏まえた1日の平均患者数減少等による減収を見込んでおります。
次に、第2項医業外収益は8億1,497万6,000円、前年度比6,131万7,000円、率にして7.0%の減としております。これは、長期前受金戻入の減などに伴うものでございます。
2ページをお願いいたします。
次に、支出ですが、第1款病院事業費用は49億526万4,000円で、前年度比9,777万7,000円、率にして2.0%の減を見込んでおります。
第1項医業費用は、給与費、材料費、減価償却費などでございます。47億8,111万5,000円、前年度比1億911万3,000円、率にして2.2%の減でございます。減額の主な要因として、経費などの減を見込んでおります。
第2項医業外費用は1億2,414万9,000円、前年度比1,133万6,000円、率にして10.0%の増でございます。これは雑損失の増が主な要因です。
以上の結果、第3条の収益的収支につきましては、令和3年度の単年度収支は69万4,000円の黒字予算となります。
次に、第4条資本的収入及び支出の予定額ですが、第1款資本的収入は4億3,802万5,000円で、前年度に比べ1億7,979万円の減となります。
第1項企業債2億1,990万円、第2項貸付金回収金50万円、第3項負担金2億1,762万5,000円を予定しております。
一方、第1款資本的支出は5億5,864万1,000円で、前年度に比べ1億9,263万9,000円の減額となります。
支出の内訳として、第1項の病院整備事業費の2億3,115万4,000円ですが、資産購入費としては地域医療連携ICTシステム整備費、医療機器購入費などを計上しております。
次に、第2項企業債償還金が2億9,446万7,000円、第3項短期貸付金は50万円、第4項投資3,252万円は、平成22年度に創設しました看護師等修学資金貸付制度に係る予算措置として37人分を予定をしております。
以上、第4条資本的収入及び支出につきましては、本文括弧書きのとおり、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する1億2,061万6,000円は、過年度分損益勘定留保資金で補填します。
次に、第5条企業債は、起債の目的、限度額、方法、利率、償還方法について、4ページの別表第1のとおり定めております。
第6条一時借入金につきましては、その限度額を5億円と定めております。
3ページをお願いいたします。
次に、第7条予定支出の各項の経費の金額の流用につきましては、医業費用と医業外費用の相互間では流用することができると定めております。
次に、第8条議会の議決を経なければ流用することのできない経費につきましては、職員給与費26億1,042万6,000円及び交際費100万円と定めております。
次に、第9条他会計からの繰入金及び補助金です。一般会計からの繰入金及び補助金を受ける額は、ここに列記しております12項目、合計で6億7,787万3,000円と定めております。このうち第3条の収益的収入に繰り入れるものとしては、(2)企業債利子にあてるものから(12)の不採算地区中核病院運営費にあてるものの11項目で、計4億6,024万8,000円であります。第4条の資本的収入に繰り入れるものとしては、(1)企業債元金償還にあてるもの2億1,762万5,000円です。
第10条たな卸資産購入限度額は、薬品及び診療材料の購入限度額を8億9,911万7,000円と定めるものです。
なお、5ページ以降に重要な会計方針等の注記、予算実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書などを添付しておりますので、御参照願います。
以上でございます。
○議長(石崎久次君) ただいま議題となっております48件についての本日の審議はこの程度にとどめます。
休憩いたします。
午後 2時34分 休憩
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午後 2時45分 再開
○議長(石崎久次君) 再開いたします。
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○議長(石崎久次君) 日程第4 議会運営委員会委員の補充選任を行います。
現在、議会運営委員会委員1名が欠員となっておりますので、その補充選任を行うものであります。
委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、議長が指名をいたします。
大山政司議員を議会運営委員会委員に指名いたします。
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○議長(石崎久次君) 日程第5 八幡浜地区施設事務組合議会議員の補欠選挙を行います。
この選挙は、組合規約第5条の規定により、当市議会から選出した議員1名が欠員となったため、選挙を行うものであります。
お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(石崎久次君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。
お諮りいたします。
指名の方法については、議長において指名することといたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(石崎久次君) 御異議なしと認めます。よって、指名の方法は議長において指名することに決定いたしました。
宮本明裕議員を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま議長において指名いたしました宮本明裕議員を八幡浜地区施設事務組合議会議員の当選人と決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(石崎久次君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました宮本明裕議員が八幡浜地区施設事務組合議会議員に当選されました。
ただいま八幡浜地区施設事務組合議会議員に当選されました宮本明裕議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項による告知をいたします。
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○議長(石崎久次君) 日程第6 議員提出議案第1号 八幡浜市議会の解散に関する決議についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
新宮康史議員。
〔新宮康史君登壇〕
○新宮康史君 それでは、議員提出議案第1号 八幡浜市議会の解散に関する決議について提案説明をいたします。
まず最初に、市長選挙に比べて市議会議員選挙がなぜ4か月遅れたかの経緯について簡単に触れると、平成17年の合併後の選挙において、市民の要求にもかかわらず、議会が同時選挙を受け入れず、市民のリコール運動にまで発展する事態となりました。その結果として、4か月遅れの選挙となった経緯があり、その責任は議会にあります。
今回、当該決議を提出するに当たり、その経緯を含め、現在のコロナ禍で市民は日常の生活に不安を感じ、市の経済は疲弊に苦しんでいる状況であります。理事者サイドも懸命に国の施策を積極的に取り入れ、なおかつ財政調整基金まで取り崩し、市民の生活安定のために死力を尽くしている現状であります。もちろん市議会といたしましてもその政策について是々非々の判断の下、迅速に実施できるよう協力している状況であります。
この状況下で、我々議員が市民のために直接すべき行動は何かと問うたとき、本日ここに提案する市議会の解散、そして市長、市議の同時選挙が上げられる。さきに説明したとおり、議会の責任で4か月延びたのであり、それをもともとの同時選挙に戻すだけのことで、その結果、経費が1,000万円強節減でき、高齢者の多い我が市で市民の皆さんは夏の猛暑時に選挙に行く必要がなくなり、また市の職員にとっても重複する選挙事務から解放され、コロナ禍での感染防止対策の負担も鑑み、その効果は計り知れないものがあると判断します。
また、これまでの様々な市民活動を通じまして、多数の市民から同時選挙の必要性、実施を要望する声をいただいている現状であります。
したがって、令和3年4月18日執行の八幡浜市長選挙に合わせて、八幡浜市議会議員一般選挙が同時に執行できるよう、地方公共団体の議会の解散に関する特例法第2条の規定に基づき、令和3年3月19日をもって八幡浜市議会を解散する。
以上、決議する。
令和3年3月19日。愛媛県八幡浜市議会。
ぜひ議員各位の御賛同をお願いし、私の提案説明を終わります。よろしくお願いします。
○議長(石崎久次君) ただいま議題となっております本件についての本日の審議はこの程度にとどめます。
お諮りいたします。
議事の都合により、明25日から3月1日までの5日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(石崎久次君) 御異議なしと認めます。よって、明25日から3月1日までの5日間は休会することに決しました。
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○議長(石崎久次君) これにて本日の会議を閉じます。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
明25日から3月1日までの5日間は休会であります。3月2日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。
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○議長(石崎久次君) 本日はこれにて散会いたします。
午後 2時54分 散会