公開日 2022年01月12日
〔樋田 都君登壇〕
○樋田 都君 それでは、私は、質問通告書に従いまして、大綱3点について質問いたします。市長並びに関係理事者の誠意ある御答弁をお願いいたします。
大綱1、宇和海に浮かぶ沖座敷、大島の魅力のさらなる発信と地域振興についてであります。このように大島を表現したのは初めてでございますが、ここに夢と希望を持っての題名でございます。
「きょうはお天気よかったな」、「私いつ大島行ったろう」、「私らは30年ぐらい前に子供を連れて海水浴に行ってからで」、とにぎやかな声が飛び交ったのが、5月11日の大島行き旅客待合所での一こまです。
このメンバーは、JAにしうわ矢野崎女性部の1日研修旅行に集合された皆さんで、総勢24名です。食のカルトナージュ「海と島と地鶏のごちそうinいやしの楽園大島」と題し、約5時間のミニツアーです。ここで利用したのが、愛媛県南予地方局商工観光室が「いやしの南予博」を継承した企画でした。5つの地域で実施する食と場所をセットした食の南予カルトナージュ(プレミアム膳)の観光旅行商品であり、開催地として選ばれた一つが大島であり、当日は八幡浜港から船内ガイドつきミニクルージングとして出発いたしました。
そして、プレミアム膳とは、良質な食材を生かしたオリジナル料理をこのためだけにつくったオリジナルの箱に盛り込み、癒やしの旅の思い出となる印象的な場所でいただく、料金5,000円のプランです。
まとめ役を仰せつかった私は、近過ぎて遠くなった大島をいま一度思い出していただきながら、率直な意見を聞かせていただきましたので、質問に盛り込みながらお伺いいたします。
まず1点目は、大島交流拠点施設整備事業の進捗状況についてであります。
「たいゆう丸」に乗り込んだ私たちは、船内ガイドの案内で大島着港までの22分間を楽しみ、上陸後、チーム大島の皆さんの心遣いでパラソルの下で持ち込みのプレミアム膳で昼食を堪能することができました。この中には、八幡浜産の地鶏やアワビなど彩りよく、皆さんの幸せな顔がありました。
しかし、雨の場合を考えると、やはり施設が必要であり、食事ができる場所、清潔なトイレの確保、仮設トイレの設置、そしてゆとりの時間を過ごすことのできる空間が必要との意見をいただきました。施設デザインは全国公募とお聞きいたしましたが、その後の進捗状況及び大島区の皆さんの望む提案などがありましたら、お聞きいたします。
○議長(上田浩志君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君) それでは、お答えをします。
まず、全国公募によるデザイン設計競技の状況ですけれども、応募作品の事前登録は679件あり、6月19日まで応募作品を受け付けています。最優秀作品の決定は8月下旬もしくは9月上旬ごろの予定であり、その後、採用者と委託契約を結んで、実施設計を行った上で、建築工事を発注、来年夏の完成を目指しています。
なお、審査委員として、地元の代表にも入っていただいておりますので、審査の場でも御意向を伺いしながら審査していきたいと思っています。
なお、地元のほうからやはりお土産売り場が欲しいとか、地元の人も休憩する場が欲しいとか、料理を提供する場が欲しいとか、あらかじめそういう思いがあるということはお伺いしていますので、その辺も踏まえながらまた審査をしていきたいと思います。
施設運営につきましては、基本的には島民中心で行っていただく方法を考えており、島民で構成する協議会が間もなく設立されると聞いていますので、協議会を通じて地元の要望、御提案を聞きながら、具体的な運営手法やサービス内容などについてなお検討していきたいと考えています。
また、今年度、日帰りで行ける離島「大島さんぽ」と銘打った離島振興事業も実施する予定であります。これは離島活性化交付金を活用し、島民の方々と市が連携しながら、新しい着地型観光イベントの企画、実施、島の特産品開発、先進地の視察、ポータルサイトの構築などを行うもので、これらの取り組みを通じて、魅力的な施設にするための準備作業を進めていきたいと思っています。
○議長(上田浩志君) 樋田 都議員。
○樋田 都君 私にとってこの大島というのは大変思い出がありまして、農協に就職させていただきまして、あれから40年、私の指導員活動として月に1回は大島に渡り、役員さんの民泊ということにお世話になりながら、そこでいろんな活動の中で大島には無理ではない、大島だからこそできることということで、島民のおばちゃんたちと一緒に考えながら瓶詰をしたり、クヌギの木があればシイタケをつくったりとか、その小さな活動をあれから40年前、10年間ぐらいにかけて私はさせてもらった経験があります。
そういう経験の中で、どうしてもこの大島だけは私の議員としてのやらなければならない仕事の中でもう一回復活したい、とにかく島民の皆さんが、島外の人は嫌うかもしれませんけれども、もうそろそろ島民の皆さんも目を覚ましてもらって、やはり受け入れてほしいと、島の方やない方々を受け入れてほしいというような私は気持ちにもなっております。
この全国公募のためにこの日も、5月11日も、外国人の人であったりや都会から来ておられる人たち、絶対島民ではないのは一目瞭然です、その皆さんがあの拠点施設をつくろうとするあの場所へ立たれまして、鉛筆と大きな画板を持って、どういうふうにデザインしようかという姿を確かに何名も見させていただきました。絶対これは最高のいろんな形のデザインが出てくるものと思いますが、そこで思うことは、大島らしさ、ゆったりとした静かなあのゆとりの時間を過ごせるような、そんなものでもあってほしいというのもこの皆さんの意見でもありました。
確かにハイカラで白亜の家というような建物もあるかもしれないけれども、箱ではなく、大島らしい潮風が吹いて、木のにおいがしてっていうようなこともこのツアーに行っていただいたメンバーの声でもありましたので、その中にはいろんな区割りができて、そこで食事のできる場所もできるんではないかなというようなこともそこで話し合っておりましたので、ぜひこのデザインを今回公募の中から決められると思いますが、期待しておきますので、すてきな建物であってほしいというものだけは私の要望として、そして行っていただいたメンバーの声として伝えておきますので、ぜひそこはよく気持ちを読み取っていただきたいなあと思います。
そして、来年の8月には立ち上がっていくだろうと思いますが、今回、こういうパンフレットもいただきました。ゆとりののんびりマップという癒やしの楽園でチーム大島の皆さんがつくられたんだと思うんですが、この中で大島の歴史を書いてありました。今から350年ほど前、無人島だった大島に人が移り住んだということを書いておられます。ということは、大島は人が住み始めて350年の歴史を今回持っているということですので、こういう拠点施設が完成と同時に生誕350年ということもよく考えてもらってイベントをつくっていただきたいなと。その当時、1940年代後半には人口が1,200人ほど暮らしていましたが、現在は約260人ですと書いてありますが、230人ぐらいになったんやないかなとチーム大島の方にはお話を聞きましたので、ぜひ生誕350年もともに祝っていただきたいなと思っておりますので、要望ということでしておきますので、確かにすばらしい建物、大島だからこれだというのを、ぜひすてきなものをお願いいたしますので、要望しておきます。
それでは、2点目です。
海岸保全施設整備と海岸清掃の必要についてであります。
ミニツアーは全員に用意されました自転車での島内散策です。三王島、地大島、そして貝付小島と大潮でお目見えするエンジェルロードへと潮の香りと爽やかな風を感じながら2時間コースを体験いたしました。海、山の自然を生かす海岸保全施設整備や海岸に打ち上げられているごみは島のよさや景観をも打ち消し、不快感の声を聞きました。高齢者率の高い島民だけでは清掃作業は困難であり、重荷になっているのではないでしょうか。交流人口の拡大を図るならば、年間を通しての計画的な整備や清掃をどのように考えておられるのか、お伺いいたします。
なお、海岸保全施設とは、高波、高潮等の海岸災害から島民等の人命や財産を守るために県が整備している施設のことですということを私も今回勉強させていただきましたので、ただ単に自転車が通る道路ではないということを勉強させていただきましたので、つけ加えておきます。
○議長(上田浩志君) 産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君) 議員御質問の海岸保全施設は、農林水産省所管の海岸保全区域につくられたコンクリート構造物で、現在大島の漁港裏沿岸の一部約1.3キロメートル、地大島の三王島から龍王池の区間約4キロメートルが整備されております。道路に見える部分は高波、高潮による海水の浸水及び侵食を防ぐためコンクリート舗装しているもので、ここを島民が農作業道として利用しております。
昨年南予地区で開催された「えひめいやしの南予博2016」の開催に伴い、市職員、県職員、地元業者にボランティアを募り、総勢40名でこの施設の山側の除草作業を実施しております。
また、平成29年3月に県の中山間ふるさとサポートマッチング事業により地元建設業者と地元住民とが協定を結び、地元建設業者が地域貢献として無償で海岸保全施設の除草及び清掃等の維持管理をしていただくこととなっております。
以上です。
○議長(上田浩志君) 樋田 都議員。
○樋田 都君 海岸保全施設はよく説明はわかりましたけれども、それでは続きまして海岸清掃の必要性ということで政策推進課長、よろしくお願いいたします。
○議長(上田浩志君) 政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君) それでは、海岸清掃につきましてお答えいたします。
交流拠点施設が完成すれば、多くの方が大島を訪れていただくことになり、訪れた方に気持ちよく滞在してもらうため、海岸を初め島全体をいつもきれいに保っておくことはとても大切です。
ただし、議員御指摘のように漂着ごみの問題は限りがないことから、継続してどこまで対応できるのか、検討する必要があります。ごみを拾っていただいた観光客の食事代を割引するサービスを実施したり、あるいは愛媛県が実施している「元気な集落づくり応援団マッチング事業」を活用し、ボランティアに清掃活動をしていただく方法など、島民の方々の負担が軽減でき、なおかつ話題性のある方法も考えられますので、今後どのようにするのがよいのか、島民の皆さんと相談していきたいと思います。
以上です。
○議長(上田浩志君) 樋田 都議員。
○樋田 都君 確かに海岸の清掃は、自転車で走らさせていただいて、あの2時間の長いコースの間、本当に爽やかな潮風を受けましたけれども、ちょっと目線を変えますと本当に漂流ごみで、エンジェルロードというよりもみんなでごみロードよなって言いながら一生懸命エンジェルロードを歩かさせてもらったんですけど、そのときに一言、私らこれもんぺと長靴だったほうがよかったがやないやろかとかというような、やはりごみを拾うべきではないかというようなことの声も聞かせていただきました。
確かにごみを拾うということと漂流してくるごみがまた来るということは、追っかけながら、そしてまた雨が多くあれば雨量が上がる、上がれはごみが流れてくるというようなイタチごっこかもしれませんが、やはり私今後こうやって交流拠点施設をつくり、大勢の方に来てもらおうというようなことを考えるならば、計画的にボランティアをともに巻き込んだごみ清掃というものが大事ではないかなと思います。
今、海の日に諏訪崎は清掃活動ということで大勢の皆さんが定着してごみを拾っていただいて、午前中にごみを拾って終わるような状態にもなってます。あれはやはりずうっと毎年同じときに同じ行事を同じメンバーでやっていくからこそ定着したことだと思いますが、この大島もぜひ観光に来られた人たちがやっぱりゆったりとしたいい時間よなっていう目のこの線にごみのないようにしていただきたいんですけれども、今NPOの皆さんもごみを拾われることもあろうと思いますので、そういう人たちとマッチングをして、ぜひごみのない大島にしていただきたいと思いますので、よろしく御答弁ありましたらお願いします。
○議長(上田浩志君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君) やはり観光地にしていく上では、せっかく来ていただいたのにごみがたくさんあったではまた本人もがっかりしてしまうという。これから新しい施設をつくって、そこの中で施設を実際に運営する人が配属されます。そのような中で、そこの施設において新しい大島のあり方を考える中でごみもどうしようかということもセットで考えていって、そこから発信していく中でいろんな人がボランティアに参加してくるような、今樋田議員が言われたような組織立った体制ができてくるのかなと思いますので、それも含めて新しい体制整備の中で検討していきたいと思います。
○議長(上田浩志君) 樋田 都議員。
○樋田 都君 それじゃあ、組織立ってやっていただくその組織をつくり上げる、その中でこの方が一番大事になってくるのではないかなと思いますので、3点目は地域おこし協力隊の今後の役割と位置づけについてであります。
現地のツアーガイドは地域おこし協力隊のお二人にお任せです。園地視察、養殖施設の見学、島内散策、そして大島産品の販売と5時間の間、私たちに寄り添っていただき、おもてなしの心を受けました。施設が完成すればみなと交流館の兄弟施設となり、イベントの開催や情報発信によるPRで島外からの交流人口が増加し、地域の活性化を図る大切な人材となってきます。今の段階からソフト面での協力隊と島民の役割や位置づけが必須と思われますが、どのように考えておられるのかをお聞きいたします。
○議長(上田浩志君) 市長。
○市長(大城一郎君) 大島の地域おこし協力隊として平成27年7月より男性1名、さらに平成28年4月より女性1名、現在2名配置をしております。それぞれ知識や特技を生かし、島の魅力発信やイベントの企画、島民に対する介護予防、健康づくりなど生活支援に取り組んでおり、一定の成果を上げているものと考えております。
こうした中、先日、女性隊員が結婚して今月末で退職することになり、7月からは男性1人体制となります。残る隊員には、来年夏の交流拠点施設のオープンに向けて、島民の方々と連携をしながら情報発信力の強化やイベントや体験メニュー開発など準備作業に当たってもらいたいと考えておりますが、地域おこし協力隊の任期は最長3年ということもありまして、来年6月、ちょうど交流拠点施設のオープン前に任期を迎えることとなります。
したがいまして、任期満了後の本人の意向を確認、尊重しながら、島民の方々の意見も聞きながら、引き続き地域おこし協力隊に大島に残っていただけるよう、今後担ってもらう具体的な業務内容、島民との役割分担、また起業する場合の支援策、必要性などについて検討していきたいと考えております。
○議長(上田浩志君) 樋田 都議員。
○樋田 都君 ただいまお言葉にありましたように、地域おこし協力隊の2名は、1名は寿ということで大変幸せそうな顔をしておられました。そして、男性1名は来年6月までということで、ハッパをかけてはみましたけれども、とにかくきょうのツアーは頑張ろうでというようなことでハッパをかけながら5時間を過ごさせてもらいました。この場合、自転車の30台の用意をしてくれたのもこの方です。何日も前からパンクを直してみたりとかということで、相当努力をして私たちを待ってくれていたことも島民の方から聞きました。
地域おこし協力隊は、今、日土東もおられて活動されておると思いますが、2名体制だった今現在を思うときに、今後大島にはもう一名、2名体制にするのかどうか、するならば飲食業の関係の方が私は必要ではないかなと。あそこで大島で食べるというようなことも考えるときに、何か食べるもの、大島の素材を使ったものでおもてなしをしてもらいたいなと。今回のプレミアム膳は確かにそのときだけにつくってもらいましたので、アワビもとてもおいしくつくっていただいておいしく食べさせていただきましたが、交流拠点施設とともに今回次に来ていただく人はそういう方も必要じゃないかなと私なりに考えたのではございますが、今後、この1名にとにかく残ってもらうことを要望するとともに、どんな方を、それかもうこの1名で行くのか、もう一名協力隊員として迎える気持ちがあるのかどうか、お聞きしたいと思います。
○議長(上田浩志君) 市長。
○市長(大城一郎君) 現在2人のところから1人になってしまうわけでありますから、次の候補として地域おこし協力隊を考える、これも手段の一つであろうかと思います。そしてまた、残された期間でいろいろと準備が整って、今の地域おこし協力隊が今後起業されるというふうになれば、またその起業する時期において従業員を雇うなり、そういった面の支援の方法も、そのときにどういう支援になるかわからないけど、行政として支援ができるかどうか、そういったことも考えられますので、いろいろな形で検討をしていかなければならないのかなというふうに思っております。
しかしながら、大島で地域おこし協力隊、特異な場所でもありますので、なかなか今後、簡単に見つかるというのも考えられないし、それが見つかった上で料理の得意な人というふうになればなお一層ハードルが高いということもありますので、いろいろな観点から総合的に含めて、大島でこの観光業が成り立つような方法を考えていけたらと思っております。
○議長(上田浩志君) 樋田 都議員。
○樋田 都君 確かに大島という島の中で結局どのようにやっていけばいいのかっていうのは大変な考えを持っておらなければならないなと、簡単におってくださいよというような問題でもなく、今いてくれる彼をどう持っていく、役割とか位置づけとかということを持っておいていただきたいなと。せっかくの2年間の経験がありますので、島民とは本当に仲よくなってくれてます。島民と挨拶しながら自転車で走るんですけれども、走った中でも彼の存在というものは確かに島民の中には触れ合ってきていることは私も肌で感じてきましたので、彼がどう考えているのかは別として、八幡浜市はこの地域おこし協力隊員が必要だというような方向で、ぜひそういう思いの中でかかわっていただきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
それでは4点目、大島でのアワビ種苗と青ノリ生産の現況についてであります。
防波堤を利用してヒジキを干す作業をしておられた島民と挨拶を交わしながら、次は小・中学校の跡地を目指し自転車を走らせ、平成24年に新設された八幡浜市大島産業振興センターに移動し、養殖施設の見学を行いました。かんきつ栽培をされておられる皆さんにとって、初めて見る運動場を利用したアワビの種苗と青ノリ生産の説明を熱心に聞き入っていました。地域振興の一環として多額の補助金が投入され現在に至っていますが、現況をお伺いいたします。
○議長(上田浩志君) 水産港湾課長。
○水産港湾課長(倭村祥孝君) お答えします。
大島のアワビ養殖につきましては、昨年4月、大島産業振興センターに整備したアワビ種苗生産施設におきまして、八幡浜漁協が種苗から成貝までの一貫生産事業に着手をしております。昨年9月から12月にかけ3回の採卵を行い、本年5月現在で、大きさ10ミリのクロアワビが16万5,000個、13から17ミリが39万2,000個、20から27ミリが15万個、大きさ10ミリのメガイアワビが3万個、合わせて約74万個の稚貝を飼育しています。漁協では、30ミリ以上に成長したものを平成29年度中に種苗として県内外の受注先に販売できるよう準備を進めているところでございます。
青ノリ養殖につきましては、昨年2月に岡山県の民間会社が大島に設立をいたしました株式会社大島海藻養殖研究所が、市が整備をいたしましたヒラメ養殖場跡地及び大島産業振興センターグラウンドの空きスペースに水槽、ポンプ、給排水管等の設備を設置し、昨年10月からの試験養殖を経て、現在本格的な養殖生産に取り組んでいるところでございます。
本年3月から5月までの収穫量は、乾燥重量で115.4キログラムであります。ただし、色が薄く鮮やかな緑色にならないなどの問題もありまして、海水量や日照不足が原因と現在考えられておりますが、この問題を早急に解決した上で、年間1.5トンを目標にいたしまして生産を拡大していきたいと考えております。
なお、島内の雇用状況につきましては、アワビの飼育作業で3名、青ノリの養殖で1名のパート従業員を雇用している状況でございます。
漁協によるアワビ事業、民間企業による青ノリ事業は、ともに大島における産業振興と雇用創出のために大切な事業であると認識をいたしております。市としては、これらの事業が継続、発展していけるよう、しっかりと支援をしてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(上田浩志君) 樋田 都議員。
○樋田 都君 八幡浜市大島産業振興センターが平成24年に新設され、これは全て産業振興のためのセンターということで、アワビ、ナマコから始まって、今ここのアワビの種苗と青ノリ生産に行き着いてこられたと思います。やはり雇用ということで4名の大島の方々がお仕事をされているとお聞きいたしましたが、とにかく一円でももうけていただきたい、生活の手段の中のもうけるということの一つとしてこのアワビの種苗や青ノリ生産がつながってほしい。
高齢化率が高いということは、重いものは難しいということになりますと、グラムで金額になるというものを大島の方々によく理解していただきながら、そして自分たちの仕事として、そして生産していく一つのものとしてやっていただきたいなと。私も長い目で見ていいものかどうかっていうのは、何となく心苦しいし、これだけの補助金を投入したのに、あれ、ナマコが消えたっていうときも心が痛かったし、ええ、今度はアワビを大きいに育てるんやなくて、ちっちゃいので勝負なんやなというようなことで、いろいろこれ開発ですので、開発をするためにはそれぞれのことを手段を選ばずやっていかなければならないんですが、長い目では見ていきますけれども、余りもう長過ぎて、本当にこの大島の島民にはいいものかどうかと、何かかんきつ栽培をしている私たちにとれば、本当にこれでいいものかなというような不安さえ感じます。
とにかく今後この大島の産業振興について市長はどのような展望を持ちながらやっていこうと思われておられますか、私の心情も踏まえてお聞きいたします。
○議長(上田浩志君) 市長。
○市長(大城一郎君) 今回のアワビの種苗生産に当たっては、八幡浜市漁協のほうも利益を見込んでいるというふうに伺っております。できればアワビの種苗生産が大島の産業振興の柱となっていくことを私からも期待をしたいなというふうに思っております。
じゃあ、幾らぐらいになるのかということなんですが、今回私も金額的に聞いたのは初めてだったんですが、大体30ミリ以上になったら出荷というふうに聞いております。じゃあ、それが幾らになるのかということで、1ミリが大体約2.2円というふうなことを聞いております。じゃあ、その30倍ということで60円、70円になるのだから、それが何十万貝というふうな形で今ありますので、今後のやり方によれば、本当に八幡浜市の漁協を支えていく一つの柱にはなっていくのかなというふうに大いに期待をしたいというふうに思っております。
○議長(上田浩志君) 樋田 都議員。
○樋田 都君 私も大いに期待をさせていただきながら、大島を応援する気持ちのままでこの質問は終わらさせていただきます。
それでは、大綱2、中山間地区における市道、赤道、河川等の維持管理と補修についてであります。
八幡浜市の地形は、海、山、そのはざまにひしめき合いながら暮らしのスペースを持つ、面積132.68平方キロメートルです。6月の第1週の日曜日には、我が家に続く路線、大平高野地線、松柏高野地線、松尾高野地線、この3線が同日に地元住民の総がかりで「生活道は我が手で守ろう」と草刈り、枝打ちが行われました。
中山間地区に住む各地区は、年間の作業計画を立てています。この場合の行政からの支援として、平成29年度の予算は燃料費49万円、特殊車両借り上げ料50万円、原材料費300万円と予算化され、地区からの申請を受け、その都度対応されておられると思います。
しかし、早い者勝ちであったり、予算額不足で打ちどめになったりなど、不満の声も聞かされています。昨年の梅雨時期の豪雨はあってほしくありませんが、自然の力には太刀打ちできませんでした。
しかし、地元の住民で管理する市道、赤道、河川等の補修箇所の実態を陳情形態で受けるより、各地区から一堂に申請書の作成を行い、現場の点検から年間予算を組むなど、公平な計画で住民の安全・安心な暮らしを守っていただきたいと要望しますが、お考えをお伺いいたします。
○議長(上田浩志君) 建設課長。
○建設課長(宮下研作君) 現在八幡浜市が管理しております市道は609路線、総延長約430キロメートルであります。また、赤道、水路につきましては、市の区域内に無数に存在しております。
日常の市道、赤道、河川等の維持管理につきましては、市民からの調査依頼であったり、職員が工事現場や調査箇所へ行く途中及び道路パトロールにおいて異常箇所を発見し、補修をしている状況です。昨年度は6月の集中豪雨を初め台風による大雨により市内各所で多くの被害を受けたところで、調査箇所は災害による被害も含め600件にもなり、復旧までに時間を要したところです。通常の維持管理については、職員だけでは市内中の道路の状況を全て確認することは困難であり、市民の方からの通報に頼らざるを得ません。市道等に関する改良や修繕に関する市の要望方法はさまざまです。当面は市で把握している部分、各地区からの要望箇所について、必要度に応じ対応していきたいと考えています。
また、要望については統一的な制度創設も一案ですが、必要な地区からは何らかの形で声を上げていただいておりますので、なお検討していきたいと思います。
○議長(上田浩志君) 樋田 都議員。
○樋田 都君 これは中山間地区、山手で住んでおる者のみこそこの不安でたまらない、道路が直らない、崖が崩れたままというようなことを深く感じていると思います。やはり前回、昨年の梅雨豪雨のときにはこれはすさまじく、どこの箇所も、先ほど言っていただきましたように600件というようなことで、我が先ほど言った路線の一つ二つにはまだブルーシートのままでたたずんでおります。いつ直るのかということで地域住民の皆さんに私も言われますが、まあちょっと待っとってというふうなことしか言葉が返っていけれません。
これは確かに去年が去年だけにすごい箇所の崩落があったりして大変だったのを思いますが、私はいつも都度都度建設課に連絡します、ここがどう、ここがどうと。それよりも私が今回訴えたいのは、もう道、道路、それから崖、河川、そういうものは1年間、去年からずうっとかかって道は見てます。そうなれば、やはり申請するときにそれぞれの各地区から何々線の道路の何カ所とか、そういうものを印つけながら、あと建設課に点検をしてもらって、じゃあ今回ABCで分けますけど、Aは先にしましょうとか、Cはもう少し待ってくださいとかというような、何か住民にわかりやすいその言い方ができればなと私も思っておるためにこの質問をさせていただきました。
確かに陳情ということもさせていただきましたが、小さなそれぞれのいろんな箇所はそこの地区の住民しかわかりません。そういう場合、申請書というものをつくらせていただいて、どれだけ今必要なのかというものを書かせていただきたい、出させていただきたいなっていうのが私の要望でありますので、それをよく含んでいただいてほしいんですが、こういう方法はとろうとは思いませんか。
○議長(上田浩志君) 建設課長。
○建設課長(宮下研作君) 4月から現在までの調査依頼が132件来ております。箇所数では、1つの調査で数カ所ありますので、全体で189カ所の要望がありまして、それらを全て一時期というのは不可能かと考えております。
ただ、議員が言われる市道の改築、改修、幅員を広げたりとか、予算的に多額の費用が必要なものとか、そういうものに関しては計画的に必要性がありますので、時期を考えてやるとか、そういうことを考えていかなければいけないかなと思いますが、今言った内容とか時期、それはもうさまざまですので、各地区に聞きながら今後一応検討はしたいと思います。
○議長(上田浩志君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君) 今答弁できてなかった部分で、樋田議員としては一律にペーパー出して、それでというお話でしたけれども、市政懇談会の中でもそういう趣旨の陳情を実際に市長が出て受けておると思うんですけれども、実際にいろんな方の陳情を市役所でお受けする中で、その道路の必要性というのも、ペーパーではなしにるる直接声でお伺いすると、こちらの側からもそのことについて聞いたり議論をしたりする場でもありますので、そういう陳情で来られるのは地元にとっては大変かもしれませんけれども、できれば直接そういう声をお伺いして、事の適否を判断させていただきたいなというのが今の思いでありますし、ほとんどの方はそうして来ていただいておりますので、まだ来ておられないところがありましたら、また議員さんの紹介でぜひ来ていただけたらと思います。
○議長(上田浩志君) 樋田 都議員。
○樋田 都君 じゃあ、今の答弁を受けましたので、申請をつくって陳情形態ということで、目で見て理解ができる方法をとにかくやっていかなければ道は守っていけれませんので、そういう方法に私たちも努力はしますが、建設課としても大変これは忙しい仕事です、急に電話があって、そこにそのまま出向いてきてくれるんですから。職員数が何名おられるかは確認はできておりませんが、この人数も考えなければならなかったのは去年ではなかったかなと思いますので、やはり都度都度に出て現場に来られますので、その職員体系というようなことも考えていただきたいと思います。要望です。
それでは、大綱3点、統廃合にたたずむ小・中学校跡地の維持における行政と住民の役割についてであります。
平成23年、八幡浜市学校再編整備検討委員会が設立され、平成25年4月、長谷小学校と千丈小学校との統廃合を皮切りに、舌田小、日土東小、川之内小、青石中、双岩中の校舎や運動場、体育館等は閑散とした姿でたたずんでいます。
しかし、舌田小跡地は合宿・宿泊施設マンダリンとして再利用され、有意義な活用がなされています。3月15日に出された再編整備の答申内容をお聞かせください。
○議長(上田浩志君) 教育長。
○教育長(井上 靖君) 学校再編整備検討委員会では、10カ月にわたり計9回の会議を開催し、熱心に議論を重ねていただきました。学校規模等の適正化につきましては、委員さんの意見の一致を見出すことは容易ではありませんでしたけれども、子供たちにとってどういう教育環境が望ましいのかを念頭に、八幡浜市としての現実的な対応について結論を導き出していただきました。
具体的な答申の内容ですけども、まず市が目指すべき現実的な学校規模について、市内には5学級以下の極小規模校、6学級から11学級の小規模校しかありません。学級の中でグループ学習が成立し、多様な意見を交換できることや学校生活を通して豊かな人間関係を築くことができること、また運動会や文化祭、学習発表会を初めとする学校行事で活性化を図ることができることなどを勘案し、小学校では1学級25人程度、1学年1学級、全校で150人程度、中学校では1学級30人程度、1学年3学級、全校で270人程度を目指すべき学校規模とする合意に至っております。
次に、具体的な再編についてですけども、この後、前期、後期という言葉が登場しますけども、再編整備検討委員会では向こう10年間を見据えて話し合っていただきました。30年度から34年度を前期、35年度から39年度を後期と考えています。
まず、現在複式学級を有する3つの小学校について、川上小学校と双岩小学校につきましては、34年度末前期内に近隣の学校との統合、真穴小学校につきましては、真穴中学校の統合が進んでいない状況もありますので、前期計画内に検討することとなっております。
また、江戸岡小学校につきましては、市の社会福祉関係の複合施設として利用する計画があることから、松蔭小学校と統合するという答申案になっております。
川之石小学校につきましては、川之石小学校は現在115名なんですけども、川之石小学校につきましては、近隣の学校と統合を考えますと教室が不足するという状況となり、また日土小学校、現在74人ですが、日土小学校につきましては、重要文化財の指定もございますので、前期計画の期間内に検討することとなっております。
千丈小学校、現在146人と、先ほどの現実的な規模のちょうどいい人数なんですけども、146人の児童がおりますけども、将来的には減少も予想されます。そういう関係で前期計画内に検討することになっています。ただし、長谷小学校、川之内小学校との統合校でございますので、その辺は十分考慮する必要があるかなと思っております。
中学校につきましては、将来的には八代中、保内中の2校が適切であるとの結論に至っております。
真穴中学校につきましては、現在協議中でございますが、平成34年度末までの統合との結論に至っています。
また、松柏中学校につきましては、愛宕中学校との統合という御意見もありました。自転車通学等を考えたときに、道路が狭く坂道であること、愛宕中学校が、また部活動の選択肢が広がらないというふうなことで、八代中への統合のほうがスムーズではないかという結論に至っております。
一方、愛宕中学校につきましても、今後の生徒数の減少、状況により、前期計画内に検討することになっております。
以上が答申案です。
○議長(上田浩志君) 樋田 都議員。
○樋田 都君 前期が30から34、後期が35から39ということになると、今平成29年、この10年後には、教育長、学校は幾つになっているんでしょうか。
○議長(上田浩志君) 教育長。
○教育長(井上 靖君) 10年後ですね。今の答申案どおりでいきますと、中学校は2校、小学校は現在12校ありますが、前期計画内に検討というのはまだどうなるかわかりませんので、何校というのはちょっと難しいです。
とりあえずは。
○議長(上田浩志君) 樋田 都議員。
○樋田 都君 この答申どおりで、教育長、前期、後期ということで答申の案を今言っていただきました。なかなか書くのが大変やったんですけれども、そうするとこの答申のまま進んでいくとすれば、この10年の間に子供たちの数が必ず減少になるからこういう姿、望ましい学校の姿と教育体制をとりたいということがこの答申の内容だと思いますので、この答申が進んだとすれば、中学校が2校で八代と保内、小学校は何校になるのでしょうか。
○議長(上田浩志君) 教育長。
○教育長(井上 靖君) 先ほど言いましたように、前期計画内に検討等を考えると、はっきりした数字が言えないので、今のところは9校としております。
○議長(上田浩志君) 樋田 都議員。
○樋田 都君 それじゃあ、それぞれこの議場の中におられる皆さんの小学校や中学校の母校は何となくなくなってくるだろうなということだけは私たちは理解をしなければならないし、次の世代にバトンタッチしなければならない学校の姿になっていこうと思います。
これは、子供の減少によりということは本当わかっております。一番最初に手を挙げたのが私でしたので、長谷小学校はとにかく6人では何にもできないと、それならば一番に手を挙げて、子供の望ましい姿はどうするべきかということで地区の皆さんと一緒になって話させてもらって、これが統廃合を1番にやれました。確かに子供たちは千丈小学校に行って、大きい運動場で気持ちよく5月に走っておりました。その姿を見るときに、やはり小規模校は小規模校なりにいいとこはあるけれども、ずうっと人が変わらない、1年から6年まで同じ子供たちと一緒におるようになりますので、この統廃合は仕方がないことだとは思いますが、これを踏まえて私がこの次に言いたい質問は、長谷小学校を見、川之内小学校を見てというこの統廃合にたたずんでいる学校の問題です。
それでは、今後、統廃合により増加する再利用を待つ跡地の行政と住民の役割についてであります。
子供の声や子供の姿がなくなると、学校の姿は一変します。日々の管理をしなければあっという間に寂れ、住民の心はさらに寂しさが募り、いざ使用するとならば、地区役員の責任や作業の重圧が重荷になっております。跡地利用は地域住民に任されている現実を思うとき、行政のかかわりがなければ進展しないのは現実であります。
ここで、提案いたします。
学校再編整備検討委員会が設立され、望ましい子供の教育体制が整ってきたならば、今後は跡地利用の検討委員会をつくり、平地面積の少ない八幡浜市の貴重な場所をどのように再利用していくかを協議すべきだと私は望みますが、いかがでしょうか、お考えをお聞かせください。
○議長(上田浩志君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君) 学校跡地の利用ということで、地元の人とどう連携していくかというところなんですけれども、現在、市内には小学校7校、中学校2校、計9校の閉校施設があります。閉校後に旧磯崎小学校は企業への賃貸借、それから旧舌田小学校は御存じのとおり簡易宿泊施設「マンダリン」として、それから先ほどの質問に出ています旧大島小・中学校は産業振興センターとして活用しているほか、社会体育施設等として活用されている施設もありますが、いまだ用途の決まっていない閉校施設も残っています。閉校後の施設利用については、教育委員会だけではなく、市全体の活性化の観点から、市において地元の御意見をお伺いしながら、より広い視点で検討すべきものと考えています。
なお、当面の維持管理については、市の施設でありますから、地元のボランティアもお願いしながら、必要な経費は市で負担すべきものと考えています。
○議長(上田浩志君) 樋田 都議員。
○樋田 都君 施設維持管理に必要な経費は、それぞれ学校教育課に申請しながら私たち草刈ったりとかというのはしておりますが、これが住民の役割ということでやっております。そのかわり、この小学校の跡地をどう利用するかという問題に対して地域の皆様と話すときに、毎日そのことばかりを考えておるわけではありませんので、やはり今回私が提案したように、もうそろそろ統廃合した学校のその跡地を持っておる住民の皆さんが一堂に集まって、跡地をどう今使っておるのか、跡地をどのように今後使おうかっていうような話もやっていきたいなと私は思うんです。
それで、今回の提案をさせていただいたのが、検討委員会ができ、こうやって望ましい姿の教育体系ということで統廃合はできてきましたけれども、今後は跡地をどのように利用していくかという検討会を協議すべきと、検討会をつくって協議すべきではないか、横の連携をとりながら、やはり跡地跡地を持っておるその住民たちの思い、今後どういうふうに使ったらええのかというような考え、そういうのも行政に立ち会っていただきながらともに私はやっていきたいと望み、提案をいたしましたので、そのことの回答はまだもらっていませんので、お願いいたします。
○議長(上田浩志君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君) 少し答弁ずれとったかもしれません。閉校した学校の状況は地区によっていろいろであります。長谷小学校、山の上であります。それから、喜木津小学校はなかなか行きにくいところがある。双岩なんかは比較的行きやすい。海岸線の舌田小学校なんかも割かし交通のアクセスがいいということで、後の利用について、地区のみで利用するのではなしに、市全体でどうするかという考えたときには、それぞれの地区の小学校のあったエリアの特性が結構濃厚に反映してくるのかなと思います。
市としては、できれば企業立地につながって、そこで新たな雇用が生まれるようなことができれば、もしくは新たな経済的な何らかの需要が出てくるようなことがあれば一番ベストかなと思いますけれども、もちろん地区の思いがありますし、中には運動場として使いたいのでしばらく置いてほしいという話もあるかもしれません。運動場だけでなしに、校舎の使用も含めるとなかなか大変ではありますけれども、今のそういうことが市全体的に集まって皆さんでお話しするのが適当かどうかなって、今樋田議員提案ありましたけれども、それぞれ事情が異なる中で、長谷小学校はこうよとか、日土東小はこうよとかみたいな議論になるのかなというのはちょっとわからんのですけれども、御提案いただきましたので、正直市としてもなかなか使い勝手の難しいところとかいろいろあって、どうして活用していくのかというのが迷いがありますので、御意見を聞くのも一案かなと思いますので、また検討していきたいと思います。
○議長(上田浩志君) 樋田 都議員。
○樋田 都君 この跡地というものに対して大変住民は心痛いです。使うときには一斉に出て草刈って、運動場を平らにして、住民みんな集まって、我が長谷小学校ですけどもと、そこで雨が降ったら中でっていうことで校舎で観月会をやったり、その都度都度使わせてはいただいておりますが、やはり何かにチェンジしたいと、ここをいつも使っていくようなところにしたいなと言いつつ、だんだん校舎は使わなくなればぼろぼろと老朽化してまいります。
それを思うときに、どうやれば、どのようにみんなはやっておるのかみたいなことがありますので、先ほど副市長が答弁していただきましたように、私の言わせていただいたことも一理心にとめていただきまして、それぞれの学校が集まっていいものか、それか行政が地域に出向いていって、これはどう考えてますかというような提案をしていただくのか、そういうこともぜひ今回始めましょう。よろしくお願いを申し上げまして、私の質問とさせていただきます。
終わります。