一般質問(一問一答方式) H29.9 河野裕保 議員

公開日 2022年01月12日

〔河野裕保君登壇〕

 

○河野裕保君  質問通告書に従いまして、私は大綱2点、市長並びに関係理事者にお尋ねをするわけであります。
 大綱1点目、イノシシ被害の実態、その政策、成果はどうなのかということであります。
 有害鳥獣全般のうち、主にイノシシについてお尋ねをするわけであります。
 私は、日ごろから政治活動、政務活動、地域ボランティアをやっております。先般は市議会議員の選挙がございまして、7日間、街宣をやったわけでございます。市内をくまなくまではいきませんが、相当回りました。改めて私は再認識させられたことがあります。それは、イノシシの防御柵といいますかあの鉄筋柵、トタン、電気柵が非常に多いということであります。ということは、イノシシ被害が相当及んでいるなと、こういうことでございましたから、街宣最終日、8月5日夕刻、私は街宣でおらびました。イノシシを絶対的に駆除して、少なくしていかないけんなあということでございまして、街宣を終えて帰りますと、七十路の顔見知りの男性が私の事務所兼自宅の前に待っておりました。あなたは今イノシシを駆除するんだ、こういう声が聞こえたが、本当かと言われました。ええ、やってみます、今度質問でもやりましょうわいと言いましたら、その男性は昨夜、俺の畑にイノシシが出てきて、スイカ百数十個全滅した、これは収穫前だよということでございました。私の事務所からわずかに西北西約70メートルのところにそのスイカ畑はあるわけです、神社を挟んで。行きましたら、無残なそういう姿をさらしておりました。そういうことで、その七十路の男性というのは、売り物ではなくて、地域の皆さん方に喜んでいただくようにお裾分けをし、野球少年たちに冷えたスイカを配るんだということでございましたので、これはその人の努力を無駄にはできないなということで、今回の質問に至ったということであります。
 このイノシシの被害というのは、しゃえんというのは知ってますかね、企画財政部長、しゃえんじり、野菜をつくるところでございますが、そこは町なかであっても今はイノシシが出ておりますので、カラスもそうです、ですからこれは早急にもっともっとやらなきゃならないなと、こういうふうに思ったわけであります。
 このイノシシとの戦いということについては、今に始まったことではなくて、古くは江戸期からあります。江戸時代、文書を見よりますと、土塁を築き、そして石垣、これはししがきと言うそうでございますが、高さ1.5メートル、長いところで延長6キロもあります。そして、イノシシの防御をしておったということであります。イノシシは利口ですから、恐らく私はこのイノシシの防御というのは、それを回避して中に入ってきたんではなかろうかというふうに勝手に思っとるわけであります。
 そういうことで、きょうはイノシシについて主に質問をするわけであります。イントロはそのぐらいにいたしまして、本論に入らさせていただきます。
 イノシシ被害はいつのころから始まったかということであります。
 イノシシは、かつては奥山、深山に生息しておりまして、やがてはバリアを越えて、たった今申し上げましたようにまち中に出てき出したということですよ。そして、被害をまき散らす、行政は予算化して、相当な労力や時間をかけながら駆除をしておるということで、大変な御苦労をされておるということはよくわかっております。がしかし、一般の市民の皆さん方はイノシシの被害ということは余りよく御存じじゃないと思います。イノシシの生態はどうなんですか。イノシシ、イノシシ言うけれども、本当はイノブタじゃないだろうか、そして生息のエリアとかはどうなんだ、被害額はどうなんだということですよね。そういうことも含めまして、明快な御答弁をお願いしたいと思うところであります。
 さて、いつのころからかということでございますが、私の記憶では、昭和20年代は食料難でしたから、私たちも高い山、高い山へ農地を開墾する、そのときは農を開くと言っておりましたが、4号芋を植えました、恐らく農林4号だろうと思います。白芋、赤芋、農林4号いうたら一番うまくないやつ、でんぷん、そして食料に供出するための芋でした。これは結果的にイノシシの胃袋を満たして、我々の胃袋は満たさなかったということになったわけであります。
 そのイノシシでありますが、要は昭和30年代に入りますと、これは二毛作から、そして桑畑も開墾し、かんきつにやったわけですよね。というのは、思い出します、昭和31年、下村博士がもはや戦後ではないと言よったその時期からぼんぼんぼんぼん経済成長していきますから、かんきつ畑にやっていきます。かんきつをやりますと、餌がないわけですから、イノシシの食害はなくなって、そういう出没の情報も聞かなくなりましたよということであります。
 私は思いますに、イノシシが出だした端境期というのは、昭和と平成の端境期であります1989年、ベルリンの壁がぽんと崩れた、あれは11月でしたか、そのあたりからイノシシが出没したんじゃなかろうかと、そして害が顕著になり始めたのは恐らく今世紀に入ってだろうと思います。そういう点について、農林課長、答弁、理事者の皆さん方、よろしくお願いをいたします。
 そして、害が出るということはイノシシがふえるからであります。なぜふえ出したかということになったら、皆さん方御存じのように、奥山、深山におったイノシシにはドングリみたいなやつの餌がなくなりましたよ、そして先ほど申しましたように奥からバリアを越えて里山へどんどん入ってき出した。まち中に入ってき出して、しゃえんの野菜をとりますよと、こういうことですから、そういうことでイノシシがふえてきました。耕作放棄地がふえました。イノシシは利口でございますから、人間を恐れなくなりました。年がら年中餌がありますよ、昔はイノシシは冬場になったら餓死しよったということですけど、今はそういうことは絶対ありません。そういうことでイノシシがふえてきたんではなかろうかなと、こう思うわけであります。
 ですから、イノシシがそういうふえた状況はそれでいいのか、イノシシの被害が顕著になり始めたのは今世紀に入ってか、その前か、その辺のあたりもぜひとも明快な御答弁をお願いいたします。
○議長(新宮康史君)  産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君)  お答えします。
 イノシシ被害がいつから出始めたのか、明確な資料がないため把握はできておりませんが、かなり前から被害があったものと認識しております。愛媛県が平成22年度に行ったイノシシの生息についてのアンケート調査中のイノシシ被害の発生時期についての問いに対して、平成になってからといった回答が多く上げられ、中でも多かったのは、平成10年ころからといった回答でした。また、愛媛県イノシシ適正管理計画で当面の管理目標として被害が急増する以前の水準まで農林作物等の被害を抑えることとしており、被害額を平成5年度のレベルに抑えるとの目標が記載されていることなどから、平成5年から10年にかけてイノシシによる被害が増加してきたものと考えています。
 イノシシがふえた原因としては、議員が申されたとおり、耕作放棄地の増加、中山間地域において農林業の衰退や高齢化に伴い人間活動が減少してきたことが考えられます。また、捕獲対策を行う免許保持者の減少や山間部等に廃棄された農作物がイノシシの餌となっていることも増加の原因ではないかと思っております。
 以上でございます。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  おっしゃるとおりであります。
 次に行きます。
 有害鳥獣全体の作物の被害額ということでございますが、今農産物、かんきつがありますね、落葉果樹あります、柿もある、クリも落葉果樹というのかな、それと野菜もあります、芋、麦、そこらありますよね、タケノコも野菜に入りますが、そして有害鳥獣のこれら作物に対する被害額、全体ずうっとやって、うちイノシシの被害額は何ぼですか、その推移を教えてください。
○議長(新宮康史君)  農林課長。
○農林課長(高島 浩君)  有害鳥獣による農作物の被害のうち、イノシシによる被害額はどのぐらいかという御質問ですので、これにお答えいたします。
 本市において把握している有害鳥獣による農作物の被害につきましては、正確な数字は把握できておりませんが、市、県、JAによる農家への聞き取り等により、イノシシやタヌキ、ハクビシン等の被害の想定額、推定額を、平成28年まで毎年約1,850万円程度と推定しております。そのうち、イノシシによる被害額は、毎年1,400万円程度と推定をしております。
 なお、落葉果樹や米や麦、それから家庭菜園等でつくられる野菜についての被害額は把握しておりません。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  これ被害額の算出方法、本当やったら農家のほうから申請があって、積み上げてということは、本来の正確な信憑性のある数字だろうと思いますが、そういうことはないんですか。農家から上がった数字というのは、積み上げはないの。
○議長(新宮康史君)  農林課長。
○農林課長(高島 浩君)  これは農協のほうから資料をいただいておりますので、農協のほうでこれを把握しておりませんので、今回ちょっと発表することはできませんでした。申しわけありません。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  これからは正確に、信憑性のあるような数字を出すようにしてください。
 そこで、農林課長、市民の皆様にわかりやすく、有害鳥獣とは何を指すのか。
○議長(新宮康史君)  農林課長。
○農林課長(高島 浩君)  有害鳥獣とは、農作物に被害を及ぼすような動物、そして今申し上げましたイノシシやタヌキ、ハクビシン、それから後で出ます鹿とか、ヒヨドリとか、そういうものでございます。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  後で出るのまではよろしい、言わなくて。場所によったら、猿も出てくる、そして豊岡ありますが、円山川、いい川ですよ、今アユが一つもとれないということは、カワウがおる、そしてサギがおる、それらも皆有害鳥獣じゃ言よりましたので、わかりました。市民の皆さんは有害鳥獣いうてもわかりませんので、ありがとうございました。
 次は、猟期の定義ということであります。有害鳥獣が出たら、それはやっぱり駆除しなければなりませんので、我々一般的な通念としての猟期というのは、鳥獣保護管理法によります11月15日から2月15日の3カ月ですよということであります。その間に有害鳥獣はなかなか駆除できませんよ、たった3カ月ぐらいでは、ということで、県においては捕獲延長をやっております、捕獲延長を11月1日から3月15日の4カ月半ですよと。それでも駆除できませんということで、市においては猟期外ということで、申請が出たら許可しますよ、猟友会等が出ましたら許可しますよということで、4月1日から10月31日の7カ月間ですよ、休みは15日間、年間通してですよということの猟期といいますか、有害鳥獣を捕獲、駆除できる、そういう期間というのはそれで間違いないですか。
○議長(新宮康史君)  農林課長。
○農林課長(高島 浩君)  猟期の定義につきまして御質問いただきましたので、御回答いたします。
 猟期、いわゆる狩猟期間につきましては、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律、鳥獣保護管理法に定められておりまして、毎年11月15日から翌年の2月15日までとなっております。
 ただし、特定地域については狩猟期間延長が認められておりますため、愛媛県では県内全域を特定地域として、イノシシ、ニホンジカのみ狩猟期間を11月1日から3月15日に延長しております。また、狩猟期間以外の期間につきましても、イノシシ等による農作物の被害が甚大であるため、猟友会が市に有害鳥獣捕獲に係る許可を申請することによりまして捕獲が可能となります。そのため、実態といたしましてほぼ通年、1年間通して捕獲できる体制となっております。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  禁猟区とか制限解除とかというんがあるわけですが、八幡浜市は全域猟ができるということでございますが、私が散歩しております諏訪崎については、これは制限区域内になっておりましたが、制限区域、禁猟区というのは、本市においてはどこら辺がどうなっとるのというのはわかりますか、わからなければ結構ですが。
○議長(新宮康史君)  農林課長。
○農林課長(高島 浩君)  済みません、そしたら後から調べてまた御回答いたします。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  ごめんなさい、ヒアリングで言うとったらよかったんやけど、失礼をいたしました。
 続きまして、狩猟免許ということでございます。
 今申しましたように、駆除するためには免許が要ります、鉄砲の免許が要ります、わなの免許が要ります、網の免許が要ります、それを取るためにはやっぱりお金がかかりますよということで、とにかく猟銃の免許ということはそうであります。猟銃の免許ということは、試験もせないけん、猟銃を買わないけん、保管庫を買わないけん、弾薬を買わないけませんということでございますから、金がずっとかかります。
 ということで、有害鳥獣駆除によるハンターの確保対策事業というのがこれ猟友会だけではできませんので、そういう制度ができております。それで、今何名の方がこの制度によって恩恵を受けたのかと、またわな、網、第1種猟銃、第2種猟銃というふうに鉄砲、空気銃等がありますが、今本市において、猟友会も含めまして、猟銃の免許を持っておる人が何人ですか、わなは何人ですかということをおっしゃっていただきたいと思います。
○議長(新宮康史君)  市長。
○市長(大城一郎君)  狩猟免許を取得するには、法定猟法の4種類の区分、網猟免許、わな猟免許、第1種銃猟免許、第2種銃猟免許に応じて、都道府県知事が実施する狩猟免許試験に合格する必要があります。また、銃猟を行う場合には、第1種、第2種銃猟免許取得のほかに、猟銃の所持について、警察の許可が必要となります。
 中でも、捕獲の中心的役割を担っている第1種銃猟取得者、ハンターは、高齢化が著しく、年々減少傾向にあり、将来的にはイノシシ等の捕獲体制の維持が困難になると危惧をしております。ハンターになるためには手続に多くの費用がかかることもあり、新たにハンターになる人がなかなかいない状況であります。
 市では、これに対応するために、第1種銃猟免許の取得、猟銃の所持、許可、銃、ロッカーなどの購入費用、猟友会費などに係る費用の助成をする有害鳥獣ハンター確保対策事業を平成28年度から制度化し、若いハンターの確保に取り組んでいます。この制度により、平成28年度は4名新たなハンターとなりました。そして、平成29年度は8名の申請が出ております。有害鳥獣ハンター確保対策事業では、狩猟免許取得に係る費用5,200円、猟銃所持許可手続に係る費用7万6,200円、猟銃、ロッカーの購入に係る費用10万円、猟友会費等その他費用3万1,100円の合計21万2,500円のうち、最大16万2,500円の助成をしております。
 そして、現在の猟友会の会員数168人、そのうち第1種免許取得者が75人、第2種免許取得者が4人、わな猟免許が89人となっております。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  結局今の、また後で出ると思いますが、イノシシの数に対して有害鳥獣を駆除するのにハンターでは足りんと思うんですが、充足というか、これを満足に駆除できるような体制に持っていくためにはハンターが何人おったらいいんですかね。
○議長(新宮康史君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  どこが適正かというのはなかなか河野議員御承知のとおり、お答えしにくいところはありますけれども、今の段階で、何とか現況を維持できる体制とすれば、もう少しこれをふやしていって、積極的に駆除ができるようにということで、新規に8人おられますので、やめられる方もおられるかもしれませんけれども、これを毎年できればこの数字ぐらいふやしていけば、ある程度やっていけるのではないか、その辺が目標になるのではないかと考えています。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  この制度は大変喜ばれております。私の隣の人も、ありがたいことですということですので、ぜひとも継続していただきたいと、このように思っておるところであります。
 続きまして、有害鳥獣の捕獲数についてであります。
 先ほど申しましたように、本来の猟期、11月15日から2月15日とあります、これは県の捕獲延長とかぶりますので、その捕獲延長の11月1日から3月15日までと、それを前期としましょうか。後期の猟期外で本市が許可したその4月1日から10月31日の間の7カ月、そのおおむね15日を除く年間を通してのこの有害鳥獣の駆除数、そしてうちイノシシですか、イノシシは何ぼだろうかと、猟銃によるもの、くくりわなによるもの、箱わなによるもの、わかればその駆除の内容別におっしゃっていただいて、カラス何ぼ、ヒヨ何ぼというふうにわかったら、そこら辺、ハクビシン、タヌキ、イノシシ、そしてイノシシはこれに入りますので、そこら辺わかったら教えてください。一番古いとこのほうから、データとっておらなんだら一番直近のほうからでもいいですので、よろしくお願いします。
○議長(新宮康史君)  農林課長。
○農林課長(高島 浩君)  それでは、有害鳥獣の捕獲数ということですので、お答えいたします。
 捕獲方法別の捕獲数につきましては、今まで集計をしておりませんので、今回は捕獲期間別、それと獣種別の捕獲頭数をお答えいたします。
 八幡浜市における有害鳥獣捕獲による捕獲頭数は、平成25年はイノシシ461頭、カラス51羽、平成26年度はイノシシ537頭、カラス49羽、鹿1頭、平成27年度はイノシシ546頭、タヌキ17頭、ハクビシン18頭、カラス54羽、平成28年度はイノシシ547頭、タヌキ88頭、ハクビシン58頭、カラス50羽、ヒヨドリ15羽であります。
 狩猟による捕獲頭数は、平成25年度はイノシシ474頭、カラス5羽、鹿1頭で、平成26年度はイノシシ508頭、鹿1頭、平成27年度はイノシシ378頭、タヌキ5頭、ハクビシン4頭、鹿1頭、平成28年度はイノシシ453頭、タヌキ89頭、ハクビシン31頭、鹿1頭、ヒヨドリ49羽となっております。
 そして、この補助単価につきましては、カラスが500円、平成28年10月まではイノシシ及び鹿は5,000円、タヌキ及びハクビシンは1,000円で、平成28年11月以降はイノシシ及び鹿は1万円、タヌキ及びハクビシンは3,000円となっており、有害鳥獣捕獲奨励金を平成25年度は470万8,000円、平成26年度は525万9,500円、平成27年度は467万4,000円、平成28年度は816万円支出をしております。有害鳥獣の捕獲につきましては、市の補助金のほかに国やJAの補助金もありますので、イノシシ成獣1頭当たりの補助金は合計で2万500円になります。
 また、猟友会に対して銃及び箱わなによる有害鳥獣の捕獲委託料として年間105万円を定額で支出しております。
 それと、非常にたくさんの数字を言いましたので、ちょっとわかりにくかったと思いますので、まとめますと、イノシシにつきましては、平成25年度から28年度まで大体1,000頭以下、平均しますと980頭捕獲をしております。それから、カラスにつきましては同様に約50羽を捕獲しております。それから、鹿につきましては1頭及び2頭を捕獲しております。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  イノシシ約1,000頭ですよね、年間、1,000頭を捕獲するということですから、大したもんですよね。実際に1,000頭をとって、現状としてはふえておるのか、横ばいか、いやいや、そうではないですよ、ふえておるぞということの実感といいますか、そういうデータ的にわかりますかね。
○議長(新宮康史君)  農林課長。
○農林課長(高島 浩君)  イノシシの生態数につきましては、科学的に解明するのが非常に難しいということで、ふえる数が非常に多いということ、そのほかの理由がありまして、いろんな文献も調べましたけれども、正確な数字を出すことは不可能だということで、とりあえず方策としては今いるイノシシを駆除する、それ以外にないというような調査が出ておりますので、そういう答えにさせていただきます。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  これは、愛媛県、四国ではありませんが、ある地方紙が企画報道を掲載されたのを見よりましたら、捕獲を100としますと、7割、8割が雌やったというようなことを書いておりました。ほやから、要は今雌は4頭、5頭とか産むそうです。そういうことで、雌を捕獲したらふえませんよということですけど、雌を捕獲したら報奨金をアップしますよということになったら、雌はわからんと思いますけど、猟師は、そこら辺も検討してくださいや。雌が非常にとらなんだら何ぼでもふえますからということですね。いいでしょう。
 次、行きます。
 またダブりますけど、本市及びその周辺にイノシシは何頭おりますかということですけど、今先ほど申しましたように、中国地方のある地方紙が企画連載やりました、企画報道やりました。そして、ある名人の話によりますと、けものみちあります、松本清張じゃありません、けもの道がこうありますね。私も先ほど申しましたように諏訪崎を散歩します。何筋もあります、上へ行く道の、イノシシ道が。古なったらわかりますよ、もう足跡消えとりますけん。それで、その名人が言うには、けもの道を見つけて、ひづめを見ます、ひづめの開きぐあいで雄か雌かわかる。そして、そういう生息の範囲を見つけて、密度がわかりますよということなんですね。そしたら、この地域にはおおむねこの領域にはイノシシが何ぼおるだろうなという推定をされるということですよね。それは中国地方のある新聞の報道を見ましたらそういうことが載っておりました、名人。
 うちらはそういうことについてはなかなか、課長言いましたようにイノシシの頭数、このエリアについては動きますけん、三崎行ったり、宇和へ行ったりしますから、南予全体はつかみにくいですけど、近隣のを含めよったらある程度の頭数はつかめるかわかりませんが、市全体がそれはつかめませんわね。そこらもつかめるような方法がどうもあるということなので、猟友会等に一回検討してみてください、どうですか。
○議長(新宮康史君)  産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君)  本市を含む周辺地域の生息数ということですけど、先ほどから議員さんも言われておりますように、イノシシの個体数を知る方法としては、まだ科学的に根拠が出ておりません。それで、個体数は、先ほど申されたとおりイノシシは成長が早くて、2歳で初産を迎えて、1回の出産で5頭前後を出産するということで、増殖力が極めて高くて、短期間で個体数の変動が大きいということでございます。
 それで、たとえ数がわかったとしても、調査時とこの対策を打っていくときには、状況が変わっている可能性があるという理由もありまして、イノシシの対策としては個体数を管理するのではなく、被害管理や生息地の管理、それを先にするほど効果が大だろうということで、この数については今のところ、正確な数が把握できてないということですので、実際いたずらをする、被害を出さす、里におりてくるイノシシを対象に駆除していくというのが一番有効策だと聞いております。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  今5頭言われましたわね、大体、成獣は2歳です、おっしゃるとおりです。先ほども重複しますが、100頭おりますね、今イノシシが、成獣100頭、フィフティー・フィフティーです、雄と雌と。そうすると、1年間駆除しなかったら、これがおおむね300頭ちょっとふえると、こういうことでございますので、ここらはやっぱりしっかりある程度の領域の中に頭数というがは、科学的な根拠と言われますけど、プロになったら大体わかりますと、ざっと個数ですよ。ほやから、そういうことですので、やっぱり駆除をしなくちゃなりませんし。今イノシシの出産は年1回です。栄養が行き届いておったら、データ的に2回産むような話も出よるんです、これは大変なことですよ、2回になったら。ということで、ぜひとも駆除にはもっともっと力を入れていただきたいと、このように思っておるところであります。
 それと、これは全部イノシシが悪者、悪者言よりますけれど、人間と本来なら共生しなければなりませんということですよ、昔からおりますから。おり過ぎるから駆除するわけであって、このエリアに恐らく5頭や10頭ぐらいおったら、食害はもたらさんのですから、ある程度そこまではやっぱり駆除せないけんて。人間とイノシシを共存する、そのリミットというのは、何頭かわかりませんが、それを目標にやりましょうよ。熊なんかも共存をしよりますけれども、熊は餌がないなったら下におりる、イノシシもそうですけど、そういうこともありますので、なるべく手入れをして、耕作放棄地を出さない、イノシシを呼び込まない、そういうことで、今部長が言いましたように、数にこだわらずに、そういうふうに繁殖させないような条件づくりをしましょうということで頑張ってまいりましょう。
 次に参ります。
 柵における防御は大丈夫かということであります。
 私は冒頭申しました、柵大分あります、鉄筋柵もトタンも電気柵もと、こういうことでありますが、これがなかったら、今しゃえん、そして野菜、ミカン、電気柵もなかったらミカンなんかもやられとりますので、柵なくしてはこれはいけませんよということであります。
 私は街宣のときに回ってみますと、柵が大分ありますよ、ある集落によったら。そして、柵の中に人間が生活しておるということですよ、言えば。ということは、これゲットー、収容所の中に人間が住んどるような感じに私は受けましたということですね。柵なくしてはもうイノシシから逃れられませんよということでございますので、今この柵、トタンもありますし、ほとんどはもう鉄筋柵ですよ、電気柵もありますが、そういうふうな補助とかというのはどうなってますかね、補助とか制度、ほして申請件数とか、そこら辺教えてください。
○議長(新宮康史君)  産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君)  果樹園地をイノシシなどから守るためには、鉄筋柵、電気柵の設置が有効と考えており、JAにしうわが事業実施主体となって、毎年約20キロメートル以上整備しています。
 しかし、柵の施工状況や地形等によってはイノシシに侵入されることがあり、また電気柵については事故につながるおそれがあるため、今後、正しい柵の設置及び管理について周知していくことが大切であると考えます。
 柵の助成制度につきましては、県の事業を活用しており、JAにしうわへ県が事業費の3分の1、市が10分の1を補助しております。この補助事業は平成22年度から実施されており、過去数年の実績としては、平成25年度は鉄筋柵と電気柵を合わせて延長約39キロメートル、受益戸数83戸、補助金額247万7,000円、平成26年度は延長約28キロメートル、受益戸数64戸で補助金額は245万1,000円、平成27年度は延長約30キロメートル、受益戸数は64戸で補助金額は272万3,000円、平成28年度は鉄筋柵のみで延長約25キロメートル、受益戸数90戸で補助金額は192万6,000円となっております。
 以上でございます。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  ありがとうございました。
 これトータルしますと、延長、単年度、単年度、今部長言われましたけど、これ相当な規模になりますわな、万里の長城まではいきませんが、何メートルぐらいになりますかね。
○議長(新宮康史君)  産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君)  今私の答えました分を累計しますと、約130キロほどになっております。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  これ130キロいうたら、伊方から尾根、尾根でずうっとやったら、先ほど申しましたように万里の長城やありませんが、ししがきつくったら食いませんわね、本来なら、すみ分けとったよ。イノシシが、奥山、深山にすんで、里山には来ませんという前提条件ならばこれだけの柵とかやったら来んのですけど、それはやっぱりイノシシは利口ですから、そこまではいきませんが、すごい延長ですなあ。それもまたずうっとその制度を続けていただきたいと思っておるところであります。
 さて、電気柵です。それで、これは一昨年の7月でしたか、西伊豆において、川遊びに来ておった家族連れが感電しました。それを助けに来た男性も感電し、2人がお亡くなりになったわけであります。要するに電気柵の一部が川に垂れとりましたということで感電ですよね。本来なら、安全ブレーカーといいますか、そういう漏電装置をつけなければなりませんということですけど、中には変圧器をやって400ボルトぐらいの電流を流すというような大変なことになっておりますという例もありますので、非常に電気柵は危ない。
 しかし、私もいろいろ問い合わせてみますと、電気柵は大したことないんですよ、太陽光、バッテリー使いますのでということですが、私もあえて棚田百選に選ばれておるところがこの地域に、部長、行ってください、棚田百選、五十崎、城川、そしてあの向こうの松野、その3カ所にありますので、私は松野と城川の棚田のあえて電線にばっと触れたらびりびりっときました、やっぱり。ほれで、これ個人差ありますので、そこらが子供等において大丈夫なのかということもあります、雨とかということになったら漏電しますので。そして、その電気柵については、家庭用電源から引いてるとこもあるかもわかりませんし、設置に対しては許可権限というか、許可は要るのか、そして専門の電気屋さんはせないけんのか、個人がせないけんのか、申請するのか、そしてそれらの指導、管理、監督というのは行政がやるのかどうか、そこらちょっと教えて。
○議長(新宮康史君)  産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君)  電気柵を設置する際、許可申請の必要はありません。人に危害を及ぼすことがないよう、出力電流が制限される電気柵用電源装置を利用していれば、特別な資格は必要でなく、誰でも設置することができます。
 しかし、電気柵用電源装置を用いない電気柵を設置する場合は、電気工事士が電気事業法の技術基準に適合するよう設置しなくてはなりません。また、家庭用電源から直接電気を供給することは禁止されており、家庭用電源を利用する場合は漏電遮断機や開閉器といった安全のための器具を設置しなければなりません。電気柵の安全管理については、補助事業で設置する場合はJAにしうわが設置時に説明をしており、各農家への周知についてはJAにしうわの広報紙等を通じて注意喚起しております。
 なお、電気柵に関する事故、苦情については、今のところ、県下で発生しておりません。
 以上でございます。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  そういうことですよね、安全策というのはそうだと思いますが、どうも私は違和感があります、電気柵については、なぜか。これは、イノシシのほうが小さいですよ、高さも、線も。しかし、私ちょうど5年前にアウシュビッツに行きました。これは有刺鉄線の電気柵、そういうイメージ的に電気柵というのは非常に私の中にはちょっと違和感があります。
 それと、イノシシは大変利口ですから、鼻はききますが、バックです。後ろのお尻のほうの荒々しい毛は電気なんちゃあ接触したってびりびりきませんので、バックから侵入するようなケースもあるそうです、きょうおりませんが、担当者もおられましたし、特別企画のそういう報道を見ますと出ておりました。イノシシは利口ですから、鼻やなしにバックということでございますので、くれぐれも電流を流せばいいと思いますが、高い電流を流したらいいんですよ、来んと思いますけど、人体にも影響がありますので、その辺は十分JAと留意しながら電気柵の設置についてはお願いいたしたいと思っております。
 続きまして、イノシシによる人的被害は迫っているかということです。
 平成28年2月にあってはならない事故が起きました、八幡浜市保内町であります。そして、現場の状況を見ます。そして、これしか、イノシシしかないだろうなという結論に達したということであります。しかし、100%イノシシですよというような断定はしてませんね。要は、その現場の状況から見て、亡くなられた男性ですが、警察、そして法医学の知見、検査の結果から、まずイノシシは間違いないだろうということであります。私も先般、亡くなられた遺族の方とお会いをいたしました。大変悲しそうにお話をされておりました。
 こういう事故は二度とあってはなりませんということです。ですから、すぐさま緊急対策会議を開きましたよということであります。緊急対策会議を開いて、二度と人的被害があってはならないし、同じ時期に市街地へイノシシがどんどんどんどん走り込んで女性がけがされとりますよね、恐ろしいことです。神戸には餌づけしてなついたイノシシがおりますけど、こういうことがあってはなりませんので、緊急対策会議にはこの論点が何であって、結果もうこういう人的被害は起こしませんよというようなプロセスについても、ぜひとも御答弁をお願いいたしたいと思います。
○議長(新宮康史君)  農林課長。
○農林課長(高島 浩君)  イノシシによる人的被害は迫っているかというお問い合わせでございますので、回答いたします。
 平成28年2月に発生した事故直後に、市では猟友会に依頼し、事故現場付近で山狩りを行いました。そして、体長145センチの雄の大型イノシシ1頭を捕獲いたしました。その後、県、警察、消防、猟友会など関係機関を集め、緊急対策会議を実施し、市街地にイノシシが出没した場合における各機関の役割及び連絡体制の確認、そして見直しを行いました。そして、被害防止対策の改善を図っております。市街地にイノシシが出没した場合は、市や警察によるパトロールの実施、住民への注意喚起、猟友会への捕獲依頼などにより対応することになっております。
 人身被害が出る前に迅速に対応する必要があり、今後も各機関の情報共有及び連絡体制の強化を図ってまいります。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  イノシシだろうと言われておりますが、亡くなられた方、その張本人のイノシシというのは雄か雌がわかりますかね。
○議長(新宮康史君)  農林課長。
○農林課長(高島 浩君)  今申し上げましたように、ここで体長145センチの雄の大型イノシシを捕獲したということでございますので、雄だということです。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  捕獲したのは雄ですけれど、猟友会に私確認しました、雌のほうがしつこい言いました。だから、この雄が男性を犠牲にさせたイノシシがこの射殺されたイノシシとは限らんということなんですよ。ですから、心配なのは、雌やなかろうかというようなことも言われておりますので、そこらは想像の域だろうと思いますが、雌のほうがしつこいというようなことを言いよりましたし、とにかく雌を重点的に駆除しましょうよということに頑張りましょうよね。わかりました。
 さて、本市は鳥獣被害防止計画を平成27年度に策定をいたしておるところであります。この鳥獣被害のうちに、私イノシシに限定いたしますと、この計画には検証が難しいんやなかろうかと思いますね、生息エリアも書いてないし、先ほど部長が言いました頭数は難しいですよみたいなことですし。そして、環境モニタリング等によって成果を検証しなければなりませんということですよ。これではどうもこの検証ができにくいと思います、この計画書では、27年。年々年々、年ごとにイノシシがこのエリアはこれだけ減ってますよということをやっぱり検証せないけませんですわ。これは検証可能かどうかということについて、よろしくお願いをいたします。
○議長(新宮康史君)  産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君)  本市の鳥獣被害防止計画につきましては、平成22年度に策定をしております。3年ごとの計画になっております。これに伴い、国の支援措置である鳥獣被害防止総合対策事業等を活用し、イノシシの捕獲等を実施し、箱わなの購入や捕獲に対する補助金交付などを行ってきました。
 生息域、生息密度、環境モニタリングなどによる効果の測定につきましては、先ほどから言いますように全体数が把握できておりませんので、この検証はできておりませんが、捕獲実績は、計画では平成25年度から28年度まで毎年600頭に対して、平成25年度は461頭、平成26年度は537頭、平成27年度は546頭、平成28年度は547頭と、計画には至りませんが、毎年捕獲数が増加しており、効果があらわれておるものと思われます。
 また、定期的に事業評価も行っており、第三者からの意見も受けております。具体的には、ハンターのいる集落に偏りがあるため、市内全域にハンターをふやしていくこと、新たなハンターに対する熟練者による講習を行うこと、収穫できない果実の放棄をやめるよう農家に広報するなどの意見をいただいております。この意見を参考とし、次回、計画に反映することで被害防止の精度向上につなげてまいりたいと考えております。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  なかなか好感が持てる計画であり、そういう実施計画をやりながら減らしていくということでありますので、私は大変オーケーということにさせていただきたいと思います。
 続きまして、被害をなくすための臨戦即応体制の構築について、難しい題にしております、つまり被害をなくすということの頭部分をペニンシュラ・クライシス、これに置きかえたら今の日本の現状と全く同じです、朝鮮半島は危機ですから。ということは、今部長が言われましたが、実績は上げておりますが、イノシシに対して我々の生活については、これは平時ではない有事だという私は考えを持っておるところであります。
 ですから、農家の皆さん方が専従ハンター、嘱託でもいいけん置いてくれや、そういうことを一回言うてほしいがというような要望がございましたので、ここの項目にこれを入れたわけであります、臨戦即応体制。戦時態勢ですよ、言えば、ということであります。
 ですから、今行政や農家や猟友会が一緒になって駆除しております。ありがたいことです。そういうことで実績も上がっておるわけでございますが、できたら穴井のほうにイノシシが出たでということになったら、今山へ行っております、猟友会の人はお仕事されております、なかなか犬連れてなんか行けませんので、専従の方というのはおったらすぐぱっと駆けつけていって、ある程度イノシシを目撃して、追い詰めていって、そして猟友会の仲間の人を呼び寄せて、そしてイノシシを人家の離れたところへ誘導させて、どんということができはしませんかなということであります、ということでこの質問をするわけでありますが。
 これはある県です、四国ではありません。専門のプロの方を雇っておって、電波発信機を首かなんかにつけて、調査しよるということですね。そうすると、生息域もわかります、なかなか生息の密度なんかわかりませんというて部長言よりますが、そしてイノシシの腹を断ち割って、中の食性を調べる、栄養状態を調べる、そういうふうにしながら突きとめ、突きとめして、イノシシの生息地域等を食いとめながら捕獲をするというようなことを聞いておりますので、ぜひとも、そういうことまではいかないかもわかりませんが、専従ハンターということについてどう思われます。
○議長(新宮康史君)  産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君)  イノシシの捕獲は専用の免許及び豊富な経験が必要なため、猟友会に委託をしております。
 しかし、高齢化などの理由により、猟友会員、先ほどから申しておりますようにハンターが減少しておるため、市では捕獲体制を維持していくため、若いハンターの確保を図っているところです。
 それで、イノシシが山や集落に出没した場合、即時に対応するためには、地元でハンターを確保し、即応体制を構築することが捕獲の可能性向上につながっていくものと考えております。先ほど議員が申された専従ハンターを設置しておる自治体については、情報がまだ把握できておりませんが、県内でも専従ハンターを設置しておる自治体は愛媛県に問い合わせましたらございません。
 それで、ほとんどの自治体は農林水産省が主導してまいりました実施隊を設置しており、職員を実施隊員に充てています。八幡浜市でも、平成26年3月に実施隊を設置しており、農林課職員が隊員となって、主に市街地にイノシシが出没した場合の対応を行っております。しかし、県内で上島町や松野町では、職員だけでなく、猟友会会員を実施隊、これを民間隊員と呼んでおるそうですけど、民間隊員として委嘱しています。今後、今の体制の維持と合わせ、専従ハンター設置の必要性についても関係者と検討してまいりたいと考えております。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  ありがとうございました。
 今イノシシ、また行ったりもんたりしますが、100%のイノシシか、イノブタの血が入っておるのか、そこらわかったら教えてください。
○議長(新宮康史君)  産業建設部長。
○産業建設部長(菊池司郎君)  猟友会の会長にお聞きしましたところ、今我々がイノシシと申しておりますものは、ほとんどイノブタということでお聞きをしております。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  何回も言いますが、中国地方の地方紙の特別企画を見よりますと、捕獲の9割方はイノブタですぜということでございますので、ここらもそうなんですね。
 それと、猟友会に聞きましたら、ここは豚飼ってませんので、交雑は起きませんよ、ですからここは100%近いイノシシですよという猟友会の方もいらっしゃいましたが、今部長のを信用いたします。ありがとうございました。
 続きまして、ジビエの食文化の勧めであります。
 今駆除したイノシシを食べるということになったらイノシシも成仏できますよね、焼却したり埋めるよりかは。そういうことで、西予においては食肉処理加工センターししの里せいよという獣肉の専門のそういう施設をつくっておりまして、なるほどなと思いまして、私も早速これ売りよるでというとこのそこのジビエのやりよるところのししの里せいよへ行っても、日曜日でしたからもぬけの殻、そして何回も行きました、あのどんぶり館、ほしたらたれだけ売っておりました。肉はどないなってまんねん言うたら、今入りませんのですということで、恐らく冬になったら入るかもわかりません。何回も行きましたら、やっとこの間の土曜日にソーセージを買いました。ソーセージを、冷凍のソーセージですから、ボイルして赤ワインで飲んだら最高においしかったということでございますので、ぜひともジビエの食文化ということで進めていただきたいと思うわけであります。
 それで、近畿圏のある県、兵庫県丹波篠山のほうには大分食わすとこあります、イノシシ肉を。ほして、冬になったら列をつくるぐらい来ますよということであります。今ジビエのレシピも相当ありますよ、見よりましたら、ぼたん鍋もそうです、すき焼きもそうです、焼き肉もそうです、しゃぶしゃぶもそうです、ぶつ切りのイノシシ鍋、根菜鍋があります、フランスではキノコとのテリーヌがあります、要するにイノシシ肉をフードプロセッサーでぐじゃぐじゃにしてからつくるような料理でございますが、そういう幾らでもありますから、家庭料理講習を開いて、ちゃんぽんにも入れます、ほかの食堂にも食するようにやりますよと、学校給食にも出しますよと、そういう施設はうちにはできませんがということですので、恐らくできませんと思います、宇和さえ休止状態ですから、この南予あたりが連携しながら、そういう施設をつくって、ジビエ料理をもっと普及させましょうということについてはどうですか。
○議長(新宮康史君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  ジビエ料理、食文化の勧めというふうな趣旨の御質問であります。
 人間が食べる、もしくは利用することをある動物に対して行うことになると、ある動物によればそれは絶滅危惧種になるおそれもあるぐらい、人がこれを利用する、食用とか毛皮とかということですけれども、の場合には大いに効果があると、それ前提があると思います。
 今議員言われたとおり、イノシシの肉についてはもうジビエ料理として十分定着しているのではないかと思っております。丹波篠山では、私も行ったことがありますけれども、1万円以上ジビエ料理しますので、非常に高級な料理まで可能と思っています。
 ただし、何度も西予市の施設に行かれたそうでありますけれども、イノシシの肉については、これを食用に供するためには血抜きがあって、細菌の処理があって、解体、保存等で非常に制約があります。正式には西予市獣肉処理加工施設ししの里せいよというんですけれども、ここに問い合わせたところ、基本的には松山市と愛媛県で作成しておる愛媛県・松山市野生鳥獣肉衛生管理ガイドラインというのがありまして、これに基づいて処理をしているんだけれども、原則として生きたままのイノシシしか受け付けていないということであります。この施設の運営状況も、今言われたとおりでありまして、年中稼働しているわけではありません。今後、どういうふうなことでイノシシの肉をもっともっと使えるように可能性があるんかどうか、それは今お話ししたとおり、狩猟の方法も捕獲で銃で処理するよりはわなでとったほうが生きたままで処理できる、搬入できるということがあります、それらも含めて、どういう対応が可能かどうかも含めて、西予にも聞いたりして検討していきたいと思います。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  本見よりましたら、ポーランドやフランスというのは、そういう有害鳥獣の特にイノシシの場合には猟友会が金払うてでもとりよるということなんですね。国が違ったらやり方が全然違いますので、猟友会が責任を持ってイノシシを駆除しますよ、そのイノシシ肉を売りますよ。ヨーロッパは獣肉はやっぱり普及してますね。日本はその獣肉は普及しておりませんが、根絶するわけやないですから、適度に間引いたやつを、適度というかある程度は種の保存を考えながら、捕獲しながら、それの残りを我々がおいしくいただきますよということのチェンジ、切りかえるようにして検討していただきたいと、このように思います。ありがとうございます。
 今後の危惧についてであります。一番恐ろしいのは鹿ですよ、鹿、猿。市の担当者によりますと、笠置、そして日土と大洲の境界線に自然保護団体が定点カメラを設置して、それをカメラで捉えましたよ、鹿を捉えましたよということなんですね。さっき鹿を2頭ぐらい捕獲しておりましたな、農林課長。鹿が出没し出したら大変ですよ、皮は食べる、木は枯らす、根こそぎやる、イノシシより背が高いですから登ってでも食べます。今、鹿は危機的な状況にはもちろんないんですが、将来の危惧としてはどうなんですかね、鹿については。
○議長(新宮康史君)  農林課長。
○農林課長(高島 浩君)  先ほど議員さんがおっしゃいましたように、農林業にとりましてイノシシを上回る有害な動物、これがニホンジカであります。そして、その被害はあらゆる農作物から樹木にまで及んでおります。
 現在、特定非営利活動法人かわうそ復活プロジェクトが赤外線センサーつき自動撮影カメラを八代地区の森林内のけもの道に設置し、定点観測を実施しております。平成23年11月に布喜川でニホンジカが撮影された後、毎年1頭から5頭が確認されております。そして、平成26年度に2頭、平成27年、28年には各1頭のニホンジカが捕獲されております。
 現在のところ、繁殖している様子は確認できておりませんが、今後も油断することなく、ニホンジカが繁殖し、増殖することのないよう、捕獲と観測を継続する必要があると考えております。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  よろしくお願いいたします。
 イノシシの最後の問題であります。
 これはつまらん質問でごめんなさい。市長と理事者が今釣りをしております大島近辺に、その前をイノシシが泳いで渡っております。渡ったら食害をまき散らすのは間違いない。でしたら、その前に少しストップさせましょうということは、これはなかなか難しいですよ。鳥獣保護管理の関係もそうです、鳥獣愛護の関係も、これは溺死はやることはできんですね。できんがやけれど、丘に上がってわやくし出したらこれは駆除しても何ちゃやないがやけど、その前に芽を摘むことは法的にも違反ですよということですよね。本来なら芽を摘むべきのとこがあると思います。例えば殺された人なんか、そして食害でダイダイも全滅、ミカンも全滅したことになったら、泳ぎよるイノシシを沈めましょうかという気になりますわね。現実問題として、済みません、釣りして、前にイノシシが泳いどる、どうしますか。
○議長(新宮康史君)  市長。
○市長(大城一郎君)  河野議員さんがおっしゃるとおりだと思います。イノシシは大島の前を泳いでいるときに、大島に上陸すれば、先ほど来同様の被害が発生することから、泳いでいるときといえども、これを駆除するのには問題はないと思っております。しかし、その場で相当な手段、経験を持ち合わされない者がいたずらにイノシシに向かっていくと大変なことになりかねない、安全上、また精神上の問題もありまして、これが最適かどうかは議論の分かれるところであろうかなと私も思っております。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  人間の良心としては私もようしません、溺死なんかというのは。丘に上がってから考えましょうねということに、くだらん質問にお答えいただきまして、済みません。
 最後、大綱2点でありますが、保内総合児童センター、仮称でございますが、これの建設と運営についてであります。
 いい土地であります、文化会館のちょうど東側に7,000平米か8,000平米か知りませんが、そこに宮内、川之石、喜須来の保育所を統合して保育所をつくります、そしてその同一敷地内には児童センターをつくりますよと、こういうことでございます。その前に、恐らく地域に出向いていって、説明をされまして、やられたと思います。そして、将来的にはもう少子化でありますし、今は昭和50年代の建物でありますし、老朽化しております、耐震性もだめですよ、アクセスについても送迎するときにはラッシュになりますよということで、これは一番ベターな方法でありますが、しかしほかにぜひとも残してくださいというような意見があったと思いますが、そこら辺ちょっとかいつまんで状況説明してください。
○議長(新宮康史君)  市民福祉部長。
○市民福祉部長(舛田昭彦君)  保育所の統廃合につきましては、少子化が進む中、平成24年度に八幡浜市立保育所のあり方検討委員会において一定の方向性が示されました。保内にある喜須来、川之石、宮内の3保育所につきましては、建設からそれぞれ40年近く経過し、老朽化が著しいこと、さらに旧耐震基準で建設されており、耐震性が確保できていないという問題がありました。
 また、現在の保育所は低年齢児の受け入れやアレルギー食の提供、延長保育、土曜保育の実施、送迎用の駐車場の確保等保育ニーズは多様化しており、それに対応するための環境整備が必要となっております。これらを踏まえ、3保育所を統合し、保内中心部に新たな保育所を建設することとなりました。
 新たな保育所を建設するに当たり、平成27年11月に3保育所の保護者、役員に対し、計画についての説明会を実施したところ、園庭を広くとってほしい等の各種要望がありましたが、特に反対意見はありませんでした。市長を囲む会で、新しい保育所になった場合は、徒歩での通所ができなくなるとの意見はありましたが、多くの保護者が車で送迎しており、送迎用の駐車場を整備することで安全性が確保できる旨を説明し、理解をいただけたと考えております。
 今現在、それ以外で保護者から意見は寄せられておりません。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  明快なお答えありがとうございました。
 さて、この児童センター等の計画に対しまして、これまでのプロセスと今後のスケジュールについてぜひともお伺いいたします。
○議長(新宮康史君)  子育て支援課長。
○子育て支援課長(松本有加君)  3保育所を統合するに至った経緯は、先ほど述べたとおりです。児童センターにつきましては、保内地区には就園前の幼児を対象とした子育て支援施設若草エンゼル広場はあるものの、八幡浜児童センターのような幼児から小・中・高生までを対象とした児童館ガイドラインの要件を満たす施設ではありません。八幡浜市と保内町との合併当初より、保内地区の住民から児童センター建設について強い要望があり、3保育所の統合と合わせ、保内地区の子育て支援の核となる総合的な児童福祉施設となるよう児童センターを併設し、整備することとしました。
 建設を予定している用地については、平成29年6月に売買契約を締結し、8月に所有権移転登記が完了しました。
 現在は、子育て支援施設の核としてふさわしいものになるよう、デザイン設計競技を行っており、9月29日に最終審査に残った6作品から1作品が決定する予定です。
 その後は、平成29年度中に実施設計の完了、平成30年度に建設工事に着手し、平成31年4月から供用開始ができるよう準備を進めてまいります。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  ありがとうございました。
 要は今そういう委員さんを選ばれておって、選ぶわけでございますが、こういう保育所にしましょうよという保育所の保育士さん等の意見が入る余地のとこはどの辺ですかね。作品が選ばれますよ、そしたら我々の保育士さんのこうしたらいいですよというようなことの意見はもう入らんのですかね、これは。
○議長(新宮康史君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  八幡浜市保内総合児童センター(仮称)デザイン設計競技応募要項では、どういうものかということについて明確に示しておりまして、保育所及び児童センターは、子ども・子育て支援の核となる児童福祉施設であり、利用する子供にとって明るく親しみがあり、かつ子供の視点に立って快適で安全なものでなければなりません。また、保育士等職員が円滑に保育ができるための工夫も必要です。日土小学校、旧川之内小学校、旧日土東小学校のようなシンプルな木造建築で、明るく、木のぬくもりのある施設を念頭に置いた上で、さらに単なる温故懐旧の施設ではなく、色彩、採光など創意工夫を感じる施設として整備していきたい、そういうふうに考えています。
 それで、今お話しのあったように、現場の保育士さんの意見が取り入れられるかどうかということについて、この審査に当たりましては、現場の保育士さんも複数名入っていただいていますし、委員長は大学の先生で、保育関係専門の方でありますので、そういうところも十分審査の中で反映されるものと思っています。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  ぜひそういう御意見も参考にしながら、保育園の建設に入れていただきたいと思っておるところであります。
 それでは、保育園ということのコンセプト、概念みたいなものについてどう思っていらっしゃいますかということです、どうぞ。
○議長(新宮康史君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  コンセプトについては今お話ししたとおりでありまして、この設計競技の応募要項にも示しているとおりであります。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  施設、今採光や木造やと言われましたけど、一番私が思うのは、施設もそうですが、そこに働いていらっしゃる保育士さんのあふれる愛情ですよ。というのは、私昭和26年に日土幼稚園に行きました、昭和26年、朝鮮戦争が始まった、2年目です。そして、2キロちょっと歩いていきました。愛情あふれる幼稚園の先生方に、非常に私悪ですから、そして半世紀ぶりにその先生に会いましたら、あんた、やっさんやねって覚えてはるんですわなあ、すごいんですよ、それは。ということで、建物もそうですが、要は愛情であります。ぜひとも建物にも愛情を注ぐし、中の働いていらっしゃる方の保育士さんにも愛情ということであります。
 ということで、なぜ私は朝鮮戦争なんか覚えとるかというたら、私のおやじは月間のそういうアサヒカメラとかを買っておりましたから、朝鮮戦争の写真がよう載っとりまして、これは何ですかいうておやじに聞きよったら、これ今朝鮮戦争中や、ちょうど50メートル先の須川の里公民館には朝鮮の人が4家族で住んでおりましたし、同級生もおりましたから、そういうことで非常になじみがあったから、朝鮮戦争はいまだに頭にあるわけでありまして、今度また危のうなりよりますが、そういうことで大変脇道にそれましたが、次に行きます。
 この保育園の最終的に保育所ですか、そして児童センターのそういう建設費、そしてそれらの2つ施設ありますが、補助金とか、起債なんかというのは恐らく同じの、一番率のええ過疎債とかというのがつかん思います、市長もそがい言よりましたけん、そこら辺ぜひ教えてください。
○議長(新宮康史君)  子育て支援課長。
○子育て支援課長(松本有加君)  お答えします。
 保育所の建設費が3億6,240万円で、財源は合併特例債3億4,420万円、一般財源1,820万円を予定しております。
 児童センターの建設費が2億3,760万円で、財源は社会資本整備総合交付金1,220万円、次世代育成支援対策施設整備交付金1,000万円、合併特例債2億460万円、一般財源1,080万円を予定しております。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  わかりました。これの運営費とか県の補助金とかというがは、国・県の補助金は今言うたかな。
○議長(新宮康史君)  子育て支援課長。
○子育て支援課長(松本有加君)  運営費の補助についてお答えします。
 保育所の運営費については、平成16年度から国及び県の負担金が一般財源化されたことにより、全て市の負担となっています。
 ただし、国及び県の負担金相当額は、普通交付税で措置されております。
 児童センターの運営費については、子育て親子の交流の場の提供や子育てに関する相談事業、講習等の事業を行う地域子育て支援拠点事業を実施した場合に、補助基準額の3分の2の補助を受けることができます。平成28年度については、八幡浜児童センター及び若草エンゼル広場で同事業を実施し、各施設502万2,000円の補助を受けております。新たに建設する児童センターについても同様の事業を実施し、運営費に対する補助を受ける予定です。
 以上でございます。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  交付金に含まれるんはちょっと怪しい言うたら怒られますけど、昔は補助金に申請して、どんどん来よって、わかるん何ぼ、ほやけどこれ全体にぼんと入るけん、この分の保育所分の交付金は何ぼですよ、なかなかわかりにくいですよね。課長には言うのはあれですが、そういう制度が変わったということでございますな。
 この2つの施設、保育所、そして児童センター、恐らく直営でやるだろうと思いますが、将来的には、近い将来、二、三年向こう、これを委託に持っていく、指定管理者の委託に持っていくのはどうかという今考えはありますか。
○議長(新宮康史君)  市長。
○市長(大城一郎君)  議員おっしゃるとおりで、本施設は八幡浜市初の大規模な総合児童福祉施設でありまして、保内地域における子育て支援の拠点となる重要な施設であることから、運営に当たりましては、既存の保育所及び児童センターの運営形態を引き継ぎ、相互に連携しながら、直営方式で当分の間は実施していきたいと考えております。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  保育士さん安心されます。ありがとうございます。
 3つの保育園が統合されますが、それぞれの思い出がいっぱい詰まっております。宮内保育園なら100号の絵があります、秋山先生いうて、校長先生されまして、その方が昭和36年川之石高等学校、音楽の先生、私習いました。音楽の先生が、後日、あら、校長になった、がいななあというふうに思っておりました、秋山先生。そういう100号の絵もありますし、さまざまな思い出が詰まっとるのが今の3つの園であります。ぜひともそういう園長さんとか保育士さんの思い出が詰まっておる品物もありますし、新しい園についても活用等を考えていただいて、新しい園にぜひとも取り入れるものは取り入れる、展示するものは展示するというふうにやっていただきたいというふうな声もありますんで、その辺どうでしょうか。
○議長(新宮康史君)  子育て支援課長。
○子育て支援課長(松本有加君)  宮内保育所、川之石保育所、喜須来保育所で所有している備品等のうち、統合する保育所で活用できる物品につきましては引き続き使用し、子供たちが保育所の歴史を感じる環境づくりに努めていきたいと考えております。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  最後です。オープンする保育所の定員と初年度の入所、ゼロ歳から恐らく受け入れると思いますが、ゼロ歳から5歳児までの、予定でいいですので、そこら辺、数がわかったらお知らせください。
○議長(新宮康史君)  子育て支援課長。
○子育て支援課長(松本有加君)  お答えします。
 平成29年9月1日現在の宮内保育所、川之石保育所、喜須来保育所の在籍児童数は197名で、平成31年度運用開始する保内3保育所を統合する新設保育所の定員は200名程度を予定しております。
○議長(新宮康史君)  農林課長。
○農林課長(高島 浩君)  先ほど河野議員から大綱1の3、狩猟の定義のうち、追加質問をいただきましたが、私勉強不足でお答えできませんでしたので、今お答えいたします。
 質問の内容は、本市における鳥獣保護区はどこということでございまして、本市における鳥獣保護区は、愛宕山と諏訪崎、そして日土の一部、出石寺付近となっております。
 また、現在、休猟区となっております地域は、保内町と日土町、それから川上町から真穴、二及、これは三瓶でございます、それと中津川から三瓶の一部区域でございます。
 なお、本市には、禁猟区に指定されている地域はございません。
 以上でございます。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  以上で終わります。ありがとうございました。

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