一般質問(一問一答方式) H30.3 河野裕保 議員

公開日 2022年01月12日

〔河野裕保君質問席へ移動〕

 

○河野裕保君  質問通告書のとおりでございますが、大綱1点、市長並びに関係理事者にお尋ねをするわけであります。
 大綱1点目といたしまして、地域おこし協力隊活動評価及び地域振興策等についてお尋ねをさせていただきたいと思います。
 まず最初に、イントロダクションから入りまして、その最後に全体の地域おこし協力隊のイメージといいますか、全国的な活躍に対してのコメントをいただきたいと、その後、各論に入らさせていただきます。
 私は、個人的に中国、そして四国地方の山間僻地によく参りまして、土地の高齢の人たちとよくお話をさせていただきます。今は地域おこし協力隊どうですかという質問をよくいたします。
 ある鳥取県の山の中の一軒の農家レストラン、80歳を超えた夫婦が週1回、日曜日にやっていらっしゃいますが、どうですかね、協力隊と申しますと、この間やった地域の掃除には一つも出てこんのよということでした。どういうお仕事ですかと申し上げますと、この地域の伝統や文化や歴史を調べとらいと、ほう、これ大したもんですなあと言いましたら、不満顔になっておられましたから、相づちを打って、出てきたらええのにねというようなことを言っておりました。
 また、昨年11月だったと思いますが、テレビで30分間、鍛冶屋に弟子入りいたしました協力隊をやっておりました。それは高知県の四万十町であります。画面を見ますと、ああ、なるほどこれは旧十和村だなとすぐに私、四万十川大好き人間でございまして、毎年行きまして、沈下橋から飛び込みます、あそこは危険ですから、ろうそく飛び、足元です、市長のように舳からは飛び込みません、頭からは、恐ろしいので、そういうことですぐに場所わかりました。そして、おやじさんに、日曜日ですから、その人はユウさんという方ですね、31歳やったかな、ユウさんおられんのですかいうて、おやじさんおんなはったですから、きょうは休みよと、いろいろ話しいたしまして、ユウさんにもう少し優しいに教えてあげてくださいやと私言いましたら、ばかぬかせと怒られました。というのは、こちらは真剣になって、相手も真剣になっとるんやから、優しい教え方では身に入らんのや、3年間一生懸命やったって一人前にはなりませんぞというようなことでございました。私せっかく来ましたので、草刈り鎌下さいやと言いましたら、おやじさんがそがいなものわしはつくっとらんのじゃと言われました、くわもつくっとらん、つくっとるがは、林業の町ですから、なたやよきですね、手持ちは数千円でございますんで、鎌買えるぐらいしかお金ありませんので、聞いたら2万6,000円、3万円いろいろでしたから、また出直してきますらいと言うてそこでおいとまをしたわけであります。
 そして、正月の1日には、御開山というのが特集に載っておりました、愛媛新聞。びびびっときました、正月早々行くんはなんやからというて、正月3日に御開山に行きました。これは鬼北町にありまして、開拓村です。当時は、150人おったんやけど、今は十二、三人で7つか6つの世帯やということで載っておりまして、正月でございますから、戸をあけてこんにちは、どうですかっていうわけにいきませんので、通りがかりの人にちらちらと聞いただけです、また出直していかないけんと思っておりますが。かつては150人が、今は7戸、12人、平均年齢が78歳ですよということでございますので、これは後にまた質問いたします、大島もこうなったらいかんがなと思っておるところであります。
 さて、地域おこし協力隊の要綱を見ておりますと、我々は耳にたこができるぐらいに今地域、地方は少子・高齢化、人口減少社会に、そして過疎に拍車がかかっておりますよ、高橋議員も質問されましたが、まさにそのとおり、どうしたら活性化になるかということになると、3大都市圏から人をこっちへ移住させましょう、移動させましょうということなんですね。幸いなことと申しますか、今3大都市圏の若者から高齢者といいますか、団塊の世代に至るまで非常に地方に対して興味を持っておる、ニーズがある。そういうニーズを地域の活性化、地域力の向上、再生のためにぜひとも使おうじゃありませんかというのが、これが要綱に載っております地域おこし協力隊であります。
 これまで国はいろいろな策を打ってきました。がしかし、地方は人口減少、高齢化、再浮上のきっかけもつかめませんです。一番大きな計画を策定したのは、これはここの若い理事者の皆さん方はもう記憶にないような全国総合開発計画というのが第五次までやりました、これはすごいですよ。昭和37年と言いましたら高度経済成長です、1962年、それ第一次の総合計画をつくって、これが第五次まで行きました。1998年、要するにバブルがはじけ、失われた20年になりかけたその時期に、これは目標年次が2015年、昨年、3年前です、そういうまだ新しい計画ですが、これはもう五次でやめました。
 これ大事なことですから、私は一番印象に残っておるのは、四全総というやつであります、第四次全国総合開発計画。これは何をうたったか、多極分散型国土の形成であります。第2国土軸をやります、紀淡海峡にトンネル掘って、愛媛を縦貫させて、豊予海峡でトンネルないし橋渡しますよというような計画でした。昭和62年にこれできたわけでして、62年にリゾート法ができました。総合保養地域整備法であります。翌年の63年に私は、千葉幕張に市町村アカデミーというのがあるんですが、そこへ勉強に行ってこい、2週間ほど行ってまいりました。全国、北海道の苫小牧から鹿児島まで、五十数人集まっておりまして、2人、当時の自治省の役人が来ておりました。年齢は今岡部長よりかは若干年いっておりました、40前ぐらいでございまして、係長や言うとりましたが、その人と班編成が一緒になりまして、あんたんとこは瀬戸内海に面しとる町やから、お帰りになって、総合保養地域整備法の指定を受けるのをぜひとも首長さんないしはいろいろなところに働きかけなさいよということでした、当時はバブル絶頂期ですから。
 そして、一番先に名乗りを上げたのは宮崎県であります。宮崎・日南海岸リゾート構想というのをやって、翌年といいますか、一番先にリゾートの指定を受けましてやったのがあのオーシャンドームとかがあるリゾートであります。がしかし、結果的に破綻いたしました。これは、2000年には九州・沖縄サミットがあって、外相会合がその会場で行われたわけでございますが、しかし翌年の2001年にこれ破綻いたしました。今また経営者が変わって、何とか富裕層を取り込んで黒字になっておりますよということでございます。
 いろいろな時代の背景があって、全国総合開発計画があったんですが、なかなか思うように地域のステップアップにはならなかった。ですから、大きな計画もそうですが、ようし足元見ましょうよということで今回は地域おこし協力隊という制度ができたんだろうと、このように思っております。
 そのほかにも、これは平成21年ですから、20年には定住自立圏構想というのができておりますし、また田舎で働き隊というのもできております。また、集落支援員制度もできております。あるいはまた、NPO法人の地球緑化センターが15年にわたって緑のふるさと協力隊というのをつくっておりまして、海外といいますか、国際協力事業団、海外青年協力隊の事業の皆さん方が除隊して、いろいろな事業を起こしておると、そういう実績がありますから、ぜひともそういう人の力、また都市からの外部の人材を集めて地域おこし協力隊をつくりますということになったというふうに聞いております。それは初代の地域力創造審議官、初代の方ですが、そう述べておられました。その方言っておりましたが、21年ではたった89人からスタートしたんやけれども、徐々に上がっていったよと、次の年は257人、413人、617人、978人、平成26年になって1,000の大台を超えて1,511人です。このときに、高市早苗総務大臣が3,000人に持っていきますよと、いまだに覚えてます、テレビでやってました。そして、26年に安倍総理が石破 茂さんのもと、当時地方創生大臣しました、そこの地元へ行って、3年後にはこれ3,000人しますよと、こういうことのようでした。
 それで、担当者に聞きますと、どがいなん、今何人おるんやということになったら、28年には大体4,000人を超えていますよということでした。今の時点ではまだ総務省のほうから発表はありませんがということで、恐らく4,500人はいってるだろうなと。そういたしますと、3年間に3倍ですよね、すごい数であります。ということは、全国津々浦々の自治体の各自治体に協力隊が張りついておる、もはや協力隊なくして地域おこしはできませんよというほどに、私はそのように認識をしております。
 というのは、枯れかかった枝葉に太陽として協力隊が出てきました。その太陽によって光合成が促進されまして、若葉が芽生えてきましたよということだろうと、私はそのように思っております。この約4,500人近い今の協力隊についての存在ということについては大変大きいものがあると思いますが、市長さんの御見解をお伺いいたします。
○議長(新宮康史君)  市長。
○市長(大城一郎君)  河野議員るる申されました。人口が東京圏に集中してきたということで、2013年に東京の転入人口が10万人を超えたというところから、何とかしなければならないというふうな形でこういったことが始まってきてるんじゃないかと思っております。
 八幡浜市におきましても、現在は配置している4名の隊員がおるわけでございますが、その活動状況ですが、日土東地区担当の隊員は炭焼きイベントやおひなさま街道、介護サロンなどさまざまな地域行事において、住民とともに活動をしております。特に中心となって若手住民と一緒に立ち上げました、これまでに5回開催しております校庭マルシェでは、地域のイベントとして定着をしておりまして、交流人口の拡大にもつながっていると思っております。先日も2月25日に校庭マルシェ、5回目開催されましたが、非常にたくさんの子供たちが集まって、日土東にこんだけ子供が集まるんかというようなすばらしいイベントになっていったと思っております。
 大島地区担当の隊員でございますが、自然や海産物など大島ならではの魅力的な情報を積極的に対外発信するとともに、イベントの開催、特産品開発、高齢者支援などに取り組んでおりますし、また現在はことし夏に完成予定の大島交流館の開設準備にも当たっているところであります。
 昨年9月に着任しました水産業振興担当の隊員は、これまでの豊富な経験や知見を生かし、シーフードセンターを拠点に未利用魚や未活用部位を活用した新商品の開発、販路拡大に取り組んでいますし、現在はタチウオの唐揚げ商品化を目指しているところであります。
 同じく昨年9月に移住コーディネーターとして着任した隊員ですが、移住情報をまとめたポータルサイトの立ち上げや移住パンフレットの制作に取り組むとともに、今年度から当市が初めて参加している移住フェアにおいて当市のPR、相談業務などを担当してくれています。
 いずれの隊員も地域や関係者と連携しながら、またそれぞれの強みを生かしながら、一生懸命活動していただいていると評価をしているところであります。
 また、やめられた3名の隊員でありますが、2名は定住につながっておりまして、当初の期待とは別の形ですが、市の発展に貢献していただいているものと考えております。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  ありがとうございました。
 これは、市長、本市の地域おこし協力隊の活動状況及び所期の目標の達成ということの項目で、今の質問は、私言うたがは全体はどうですか、いいです、先にしてもらいましたから、ごめんなさい。全体の全国的な活動を4,000人近い方がやっておられますが、その活動しておる協力隊についての印象はどうですかという質問でございまして、今のは各論の分です、もうやっていただきましたから結構です。今の分は済みません、最初にヒアリングのときにうまいぐあいいかなんだね、ということでございます。今いいですよ。
 私が今言いました、その質問しようとしたことを言われたのは、うちは平成27年4月から協力隊は発足しました、要するに21年からおくれること丸6年たったときにスタートして、日土東には女性の方2人、1名は1年でおやめになって、1名の方はことしの3月いっぱいでございますよと。そして、大島についても、7月に入って、男性の方は6月いっぱいで終わりますよと、また1名は結婚されましたよと。水産港湾につきましても、女性の方が入られまして、結婚されましたと、また新たに男性の方が昨年の9月に水産振興、加工や開発、そして販路の拡張のために入られましたよと。そして、定住促進に対する女性が入られましたと。そういう方に対する活動はどうですかという質問で、今お答えいただきました、結構です、ありがとうございました。
 すんませんね、うまい具合に最初いかずに。いやいいんですよ、長うなったらいけませんのでね、ということであります。
 さて、2つ目ということになりますが、隊員の悩み事相談やケア等の体制はどうですかということです。
 日土東、平成27年4月から入られまして、次の年でしたか、報告会がございまして、私も聞きに行きました。そして、女性2名の方の1名はもう3月でやめるのよということでございまして、その女性の方はどっか外国にも行きまして、そういう協力隊みたいな話、海外青年協力隊かどうかわかりませんが、そういう経験もあるんだということで非常に楽しみにしておりましたが、1年でおやめになったということであります。
 本来なら地域おこし協力隊員はそれへ2名張りついておりますから、絶対的に2人が協力、切磋琢磨しながら地域のためにやりますよということなんですね。そして、知らぬ他国へ来て、これは事業をやるということになると相当な不安がありますよ。これがええですよという事業をやったところが、例えばその集落が2派に分かれておったら、一方は賛成、一方は反対と板挟みになって、ジレンマになって、精神的な負担が大変ですよということですよね。ですから、そういう悩みというのは絶対抱えていますから、事前にどうでしょうかねとかというふうに、そういう余裕の時間といいますか、とってあげて、相談が来やすいような、そういう体制がうちにはありますか、また悩み事になって精神的に相当疲労されてますということになったら、これはケアもせないけませんし、そういう体制できてますかということについて質問させていただきます。
○議長(新宮康史君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  お答えします。
 隊員がなれない環境下で悩みや葛藤を日々抱えながら、地域振興のために活動しているという点は、議員御指摘のとおりと考えます。
 当市では、隊員ごとに個別ヒアリングを年2回実施し、この中で悩み事なども聞き、必要に応じてアドバイス、ケアを行っているところであります。特に着任して間もない隊員は、仕事だけでなく、生活そのものに悩みや不安を抱えている場合もありますので、職員から積極的に声かけするなど、隊員が気軽に相談しやすい環境づくりに努めているところです。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  協力隊というのは1年更新ですよということでございますが、再質問です、1年ではなかなか、地域をわかるぐらいが1年であって、成果を上げるには最低石の上にも3年ですよという言葉がございますので、3年は必要でございますが、この日土の女性の方は最初から1年契約で面接したのかどうか、お尋ねしたいです。
○議長(新宮康史君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  言われましたとおり、基本的には1年ごとの更新で最長3年間というのが地域おこし協力隊の制度であります。これも言われるとおり、なかなか1年で活動実績を実のあるものにするのは難しいところで、恐らく本人も3年のつもりで来られたとは思います。
 ただ、残念ながら、どういった理由があるか、当時私担当しておりませんでしたので、詳しいことは承知はしておりませんが、何かしら事情があって、1年で退任されて、また違う道を歩まれたというふうに承知しております。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  内面を推しはかりながらサポートしましょうよということですね。ということは、恐らく3年で頑張ろうということであったんだろうと思いますが、いかんせん女性同士というのはなかなか難しいところがありますので、本来なら助け合うてやらないけんので、そこら辺のこれからは内面も推しはかって、デリケートな面がございますので、ぜひともそういうことでサポートしてあげていただきたいと要望をいたしておきます。
 続きまして、各部局、部署やそういう各課の連携による隊の支援体制ということであります。
 一番のもと、原課は政策推進ですね。そして、今は水産港湾があり、農林課があり、恐らく今度は商工観光課、総務あたりも絡んできます。子育て支援課あたりも絡んでくるかもわかりません。各課の連携は必ず必要でございますよということであります。そういう体制も、おまえとこは農林課やけん任せますぞ、水産港湾任せますぞと、こういうことではなかなかこれ難しい、協力隊が全力をもって活動できにくいといいますか、そこら辺の協力体制、連携できてますか、お伺いします。
○議長(新宮康史君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  お答えします。
 4名の隊員のほか、所管課である政策推進課、水産港湾課の担当職員も同席する定例会を毎月1回設け、所管以外の隊員も含め隊員の活動状況や課題について情報共有し、隊員同士や関係課との連携について意見交換するとともに、必要に応じて他の部局との調整なども行っております。
 また、地域おこし協力隊が参加するイベントやフォーラムなどへ関係課の職員もなるべく帯同するなど、隊員のフォローアップに努めているところであります。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  私は、なぜこれ連携が必要なかといいますと、先ほど水産振興で男性の方1名、去年の9月ですか、お入りになった。そして、開発やりますよ、販売やりますよ、加工やりますよと、これをいかに売りますかということですよ。一つのがで行こうだけではなかなか成果がおさめられませんよ。うちが今やっておりますカマスか何かの干物と山陰にあるノドグロと勝負できますかということなんですね。そしてまた、キンメダイ、それぞれありますよ、キンメダイとほかのあと、太刀打ちがなかなかできんですよ。ということは、物語をつくりましょうよということなんです。世界一まではいかんかしらんが、日本一のミカンの畑があって、そのにきの海からとれる海産物は、しかしこれうまいですよ、日本一のミカンと連動させます、物語をつくる、そしてパッケージも売り方も、ネットに乗せる。さまざまなそういう要素がなからなんだらお魚、加工売れません、競争ですけん。平戸漁港なんかと太刀打ちできませんよ。それをやっぱり太刀打ちしていかないけんので、あらゆる知恵を出し合ってやらないけんということですから、協力隊だけの連携だけでなしに、商売のそういう考えの観点から立った連携がぜひとも必要ですので、課長、頼みますね、そこら辺は、もう一度。
○議長(新宮康史君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  確かに河野議員言われるとおりでありますので、今後、引き続き連携を強化しながら取り組んでまいりたいと思います。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  ありがとうございます。期待しております。
 次行きます。
 協力隊員同士による活動報告会、これ見えてこないとこがあるね、私たちには。要は、大洲の国境線からこの宇和海の孤島まで広いですから、一つに集まって、月1回集まって活動報告会、そして進捗状況、悩み事とか、そういうのをぜひともやってほしいと思うんです、見えてきません、我々の議員には、やってるかどうかというがも。ぜひ少なくとも2カ月に1回ぐらいは寄って、報告会なり、そして悩み事なり、進捗状況なり、目標達成率なり、成果はこうですよと、ほうするとお互いが切磋琢磨して、ライバル心がめらめらと燃えまして、もっともっと成果につながっていくと思います。その辺、どうですか、見えてきませんので、お答えください。
○議長(新宮康史君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  先ほども申しましたように、各隊員の活動報告の場、意思疎通、連携を図る場として月1回定例会を開催しています。このほか、協力隊共有のフェイスブックを通じて、隊員の活動内容や当市の魅力に関する情報を広く発信していますが、これが隊員同士の活動を知る機会にもなっております。
 また、今月20日には協力隊の活動報告、年に1回ですけど、そういう場も設定しております。
 職員と隊員だけでなく、お互いに思いを持って八幡浜に来ている隊員相互のコミュニケーションも、現状では十分なされていると感じております。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  安心いたしました。
 続きまして、行政と地域の両者による協力隊の募集要項の作成及び地域代表者を入れて採用面接官としたらどうですかということであります。
 これらも大体私たちの議会にはなかなか見えてきませんね。地域おこし協力隊、受け入れ事務等はもう原課がやらなくちゃなりませんが、実際に来て働いて活動されるのは地域であります。地域の方が一番よく知ってる、そして地域がこういう人材が欲しい、こういう募集要項があったらいいな、これは地域ごとに募集要項を作成し直さないけんと思います、1つだけやなしに、それぞれの実情がありますから。
 それと、面接についても、行政だけだったらもう通り一遍の紳士みたいな人ばっかりやったらなかなか地域おこしはできません。地域の人にとったら人間これだだくさなような人間やの、しかし行動力あるの、ほいじゃあこの人が欲しいですよということになりますので、そこら辺が見えてきませんので、現在のところ、どのようになっているのかということをお伺いいたします。
○議長(新宮康史君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  議員御指摘のとおり、地区担当の地域おこし協力隊の募集に際しては、各地区が主体的にその役割や任務を考えていただくことが重要だと考えています。その考えのもと、これまでも地域担当の隊員の募集要項や具体的な業務内容については、地域の要望を聞きながら決めております。また、採用面接におきましても、地域の代表者に面接官として出席いただいております。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  要するに地域の皆さん方は何を求めているか、そして協力隊は何をしたいのか、これがマッチングですわ。地域がこういう人が欲しい、私はこういう地域のためにしたい、これがマッチングしたら成功になりますので、ぜひとも地域の人の考え方や面接についてもそう、採用条項についてもそう、どしどしそういうことを取り入れてあげていただきたいと、このように思っております。
 要は、主人公は地域、そして主人公は協力隊ですから、それと行政の3者ががっちりしてると、チームですよね、カーリングじゃありませんが、チームによって、チームをがっちりとつくったら成果に結びついていきますよということでございますので、それ話聞いて今安心をいたしました。そういうのも見えてきませんので、してないのかなと思っとったんです。
 次は、移住・定住に向けての情報発信ということであります。
 移住・定住に向けての相談窓口とかPRの方法がいろいろとあると思います。ようわかりませんね、私は、ポータルサイトやなんや。ある会合で今岡部長が申されておりました、ポータルサイト等で、今はそういう市のPRをやっているんだということでございますので、移住・定住に向けてどのような情報発信して、全国のほうからこちらに目を向けて、定住していただくような方策はあるのか、メディアは何か、そこら辺わかりやすうに教えてください。なかなかポータルサイトや言われても私はぴんときませんので、お願いします。
○議長(新宮康史君)  副市長。
○副市長(橋本顯治君)  それでは、お答えします。
 移住相談があった場合には、基本的には政策推進課の担当職員1名と移住コーディネーターとして配置している地域おこし協力隊1名の計2人が中心となって対応しており、必要に応じて地区の方にも御協力をいただくことがあります。
 PRについては、今お話しのとおり、八幡浜市移住・定住ポータルサイトというのをことし2月に立ち上げるとともに、国や県などのウエブサイトを通じ、当市の移住情報を広く発信しているところです。
 また、ポータルサイトだけではなしに、移住のパンフレットについても単なる観光紹介的なパンフレットではなしに、移住者の目線に立ったものに改定して、いかに八幡浜が気候のいい住みやすい町かということをアピールしていくような、そういうなものに直していきたいと、今ちょうど作業をしているところであります。
 今年度から首都圏などで開催される移住フェアへも参加をしており、これらの効果もあって、移住に関する相談件数はふえつつあります。
 ただし、今のところ、Iターンの就農者を除けば、実際に移住までに至ったケースは少ないため、今後は、空き家対策等も含めて広く庁内全体で移住推進の取り組みを強化し、効果が上がるように努めていきたいと考えております。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  そのポータルサイトというのは単独で、全体というよりかもう独自のやつですか。
○議長(新宮康史君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  八幡浜市独自のサイトであります。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  もうそういうメディア、インターネットとかに疎い人でもそれすぐアクセスできますか。
○議長(新宮康史君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  簡単にアクセスできます。ぜひごらんいただいたらと思います。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  行ってみます、見て帰って、ありがとうございました。
○議長(新宮康史君)  休憩します。
   午後 3時12分 休憩
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   午後 3時24分 再開
○議長(新宮康史君)  再開します。
 河野裕保議員。
○河野裕保君  スポーツツーリズムの促進を図るための協力隊の受け入れについてということでございます。
 今八幡浜市は、スポーツツーリズムといいますか、マウンテンバイク、オリンピックの予選も兼ねますよという、これ全国的に名前が上がっておりますし、すばらしいことだろうと、このように思っておるところであります。でございましたら、スポーツと観光、これを結びつけ、そして滞在型、お客さんを呼び込みましょうよと、こういうことですよね。そのために張りつけて、スポーツツーリズムの関係の協力隊をぜひともこっちへ要請して、活性化の一つの柱としてみたら非常におもしろいがなと思うんですが、その辺どうでしょうか。
○議長(新宮康史君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  お答えします。
 平成28年度にマウンテンバイクの振興を任務とする協力隊を募集したことがありますが、このときには応募はあったものの、適任者と認められず、配置には至りませんでした。こうした経緯もありますので、今のところ、スポーツに特化した隊員募集は考えておりません。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  特化したというか、協力隊はなかなか難しいですよということになれば、協力隊以外にでも、双岩中学校ありますが、そこをグリーンツーリズムもええし、スポーツツーリズム、そこらを利用する手だてというか、考えを持ったらおもしろいと思いますよ。そして、トレイルランニングというのに私興味あります、山走って、どっどどっど行って、チェックポイントでチェックして、そういうのをやったらおもしろいと思います。お出石まで行きなさいよと、またあるいはどっか、山も大分ありますし。そういうスポーツに関係するツーリズムということをぜひとも考えて、観光客を呼び込む、あるいは滞在型のお客さんを呼び込む、そして観客とスポーツする人が一緒になって楽しむということもおもしろいと思いますので、そこらひとつぜひとも考えていただきたいと、このように思います。要望しておきます。
 次行きます。
 中心市街地活性化に係る協力隊の受け入れということであります。
 これについても、空き家の再生や活用としてゲストハウス等の活用、交流人口の拡大、これが望まれますので、そして行く行くは定住や、または移住、これへつながると思いますが、その辺どうでしょうか、それ専属の協力隊員。
○議長(新宮康史君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  お答えします。
 市では現在、ミッション型の地域おこし協力隊として観光振興、それから6次産業の推進を担当する隊員をそれぞれ1名ずつ募集しています。
 しかし、全国の自治体が募集する隊員数が年々増加していることなどから応募が少ない状況です。中心市街地活性化は当市にとりまして重要な課題ではありますが、内容が専門的になってくることなどもあり、このような現状も踏まえ、まずは現在募集している隊員の確保に努めたいと思います。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  ゲストハウスとかなんとか、内子あたり、また尾道あたりも積極的にやってますので、そこら辺研究して、協力隊だけにとらわれずに、ゲストハウス等の考え、または地域の活性化のためにはいろいろな手だてがありますので、考えてほしいと思っております。要望をいたしておきます。
 続きまして、大島の未来づくり、滞在型リゾート地における隊員の継続ということでございますが、新たに今いらっしゃる方はことしの6月で任期切れですよ、その方は指定管理の関係でまた恐らく張りついていらっしゃるだろうと思いますが、新たにここにまた協力隊を2人体制でやったらどうかなと思うんですね。
 大島というところは、私は非常におもしろいというたら語弊がありますが、「老人と海」の世界ですよ、老人というたら怒られますけど、シニアと海の世界です。そして、人情がある。一歩踏み込んだら、潮さいやそういう音しかありません、人の声も聞こえませんから。ここを滞在型にするんです、滞在型に。交流センターつくりますということは、1日目当てのお客様だろうと思います、あそこは宿泊ないですから。ここにそういう交流センターもつくれば、民泊、民家を買い取るなり何なりして、滞在できるような施設をつくる。
 今働き方改革を安倍総理がやっていらっしゃいますが、本来での働き方改革というのはバカンスをとるということなんです。私は2回目の質問のときに市長に、夏は1週間ぐらい休暇とって休みなはいや、読書でもしなはいや、軽井沢のほうに行ってと言いました。実はそこですよ。日本人というのは仕事から離れられませんから、頭は、常に仕事のことがいっぱいですから、滞在して、情報も遮断して、ほして読書にふけるとかということは絶対できません。それは欧米の人がやりますね。ニースの海岸へ行ってみなさいや、裸で寝そべったり、バカンスを楽しんでおります。私クイーンズタウン行ってきましたら、その湖にもいっぱいおりました、バカンスに来ておる人が、それニュージーランドですけど。
 ほやから、この大島というのは、そこへ行ったら、うまいものがありますし、そのアワビの稚貝も放流する裏側に、これは、ほしたら何ぼでも、イセエビも放流する、できると思います、成長して、それらをお客様に出したらいいわけですから。そういう滞在型のほうをぜひとも考えていただきたい。今の交流センターというのは、1日の観光客目当てだろうと思いますので、ぜひともそういう戦略を持って、ビジョンを持ってやっていただけたらなと、そのためには1名協力隊をそこに張りつけて、そして今の乘松さんと2人が力合わせたら戦力自乗の法則になりますから、ということでお願いしたいと思います。
○議長(新宮康史君)  企画財政部長。
○企画財政部長(今岡 植君)  お答えします。
 御案内のとおり、ことしの夏に大島交流館がオープンをする予定であります。この施設は、島民同士の交流の場、憩いの場として活用するほか、島外からの来訪者が島民のおもてなしに触れながら、食事や休憩ができる場所として整備するものであります。
 先般、交流館の本体施設については工事を発注したところですが、市としましては、来訪者に大島の魅力を存分に堪能していただくため、交流館の開設に合わせて、大島全体の環境設備が必要だと考えております。まずは、三王島にあるログハウス横のトイレやシャワーの改修、島内やみなっとの案内サインの整備、休憩用ベンチの設置などに取り組んでいく予定であります。
 ソフト面につきまして、今ほどイセエビ等々の話がございましたが、大島ならではの食材を生かした食事メニューのブラッシュアップ、観光や体験メニュー、特産品開発のほか、島外でのPRイベントなどを開催する予定としておりまして、現在、これらの準備作業や島民との調整役を退任後も引き続き大島交流館のスタッフとして島に残る協力隊が担っているところであります。
 また、大島地区につきましては、現在、地域おこし協力隊の募集がかかっている状況でもございます。
 大島交流館のオープンが今近づいておりまして、島民の方々の意欲や期待も高まってくるんだと思っております。市、交流館、島民、そして協力隊の連携を構築、深化させながら、大島が市の新しい観光スポットとして定着、発展していくように努めていきたいと思っております。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  私がなぜ大島、大島いうて大島に肩入れするかといいますと、実はちょうど今から60年前、昭和33年7月から8月にかけて、私は知ったじいさんのところへ行っておりました。それは、昔の蚕を飼う時分から来て手伝いしていただいたじいさんとこへ、来い来い言いますから、盆前ぐらいまで行っておりました。大分おりました。昭和33年いうたら、団塊の世代が小学校へ入っておりますから、あの小学校の校庭、夜行ったらいっぱいになっておりましたけんね、今子供いらっしゃいませんが。そして、その夜空を見たときに、人工衛星が上を通ったんです。当時はラジオでエクスプローラーの人工衛星はこの時間帯に通りますぞ、エクスプローラーというのは昭和33年にアメリカがスプートニクにおくれること1年してやっと軌道に乗せたんです。それダイダイ色の衛星が今でもまぶたに映っておりますが、方向はこっちからこう通っておりましたが、そういうこともありますし、ぜひとも大島の活性化のためにはやってほしいということですね。
 それと、大島は昔の真穴村の人たちの相当なこれは自然の防壁になってまっせ。大島は皆さん方は裏側は知らんと思いますよ、シュードタキライトがあるところ辺の裏側。私は平成17年に下水調査のときに行きました。今はやめておりますが、大森さんが船を持っておりましたけん、裏側、表側、ここにおる矢野さんも一緒に乗っていったと思いますが。裏側はすごいんですよ、防波堤ですから、荒い波に洗われて、それだけの価値のある島ですので、防波堤になってますし、こちらの湾の住民のためにも、ですから活性化のためにはぜひとも奮発して、ソフトもハードもよそから呼び込む。僕が行ったときには水はありませんけん、夏は。こんまいちょこちょこ出るような谷川からの水やったから、今はこっちから水、水道にどんどん行きますから、浄化槽もできます。一番の元は文明生活は水ですから、水には苦労しませんよ。ですから、いろいろな施設をしよう思うたら何ぼでもできますので、ぜひともあそこを一大リゾートにしましょうよ。よろしくお願いいたします。要望いたしておきます。
 続きまして、協力隊の活動によって地域に上向きの変化があらわれましたかということであります。
 例えば地域に埋もれていた資源が発掘されましたか、または観光開発や物産の加工販売等にこれが結びついていきましたか、地域は明るくなりましたか、お年寄りも笑顔になりましたか、そこらも含めてひとつお願いをいたしたいと思います。
○議長(新宮康史君)  企画財政部長。
○企画財政部長(今岡 植君)  お答えいたします。
 日土東地区では、地域の特色を生かした校庭マルシェの定例化などを初め、各種イベントを通じた交流人口の増加にまさに寄与しておりまして、また大島でも南予博のプログラムとして実施した観光イベントが大島の認知度を高め、それが交流館を整備する一つのきっかけともなりました。
 このように、協力隊と地域住民との連携によって、いずれの地域にも効果があらわれ、さらに住民自身の地域資源の再発見にもつながっており、少しずつではありますが、上向きの変化が生まれていると認識しております。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  ありがとうございました。
 続いて行きます。
 隊員の地域に対する意識ないしは価値観等、どのように変容されましたかということですね。
 3年にわたって従事いたしますと、地域に愛着が湧きますよね。そして、住民とも別れがたい、そういう感情が生まれてまいります。
 ある自治体によりますと、3年目になりますと地域に残りたいなというのが7割ぐらいになるそうですね。最初のときは、1年目は3割、5割、7割と、こういうふうに意識が変容していきますよということなんですね。
 だったら、うちのほうはどうでしょうかと。もう3年になって、地域に住みたいな、そのために、起業は難しいかわかりませんが、それなりに地域及び行政のほうからの支援ということもあってもいいと思いますが、そういう変容というのは見られますかね、お聞かせください。
○議長(新宮康史君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  お答えします。
 これまでに当市で活動して退任した協力隊は、先ほども話に出ましたが、3名であります。このうち、2名が退任後当市へ定住し、さらに間もなく退任する2名も当市に残る予定であり、5名のうち4名が当市で新たな人生を送ることになります。
 今後も、隊員としての活動を通じて、この地域に対する愛情が培われるよう努めていきたいと思います。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  いいことですね。私、話があれですが、協力隊員は各自治体間の競争だと思います。あんたのところの協力隊はええな、これだけ地域が明るくなった、商品も開発しよる、地域のお年寄りも元気になる、行政も上り坂になり出した、地域全体もそうですよと、これは地域間競争やなしに協力隊同士の競争ということを捉えてもいいと思います。ですから、支援しますよ、上手に乗せてやってください、そういうことも必要だと思います。君たちはよく頑張るから、よその自治体に対してこれだけの成果があって、よくやってくれたと褒めるんが一番ですので、また褒めて、上手にその地域の活力の向上のために邁進していただくようにひとつアドバイスしてあげていただきたいと思います。
 次行きます。
 任務終了後の起業等を希望する場合の本市の支援措置についてであります。
 隊員が地域のために一生懸命尽くす、そして地域の生きざまを学びます、歴史を学びますということになると、もう地域は離れがたくなります。そして移住しましょうかと、こういうになる。移住しましょうかということになったら、地域も支援する、行政も支援する。そして、商売もしましょう、起業しましょうということになったら、国は制度があります。協力隊の任務、最終年次または期間が過ぎたその翌年についての起業する場合のそういう経費については、一人頭100万円を措置しますよ、ただし特交ですよと、こういうことですよね。県については、地元に残ってください、そしたら上限2分の1の50万円はやりますよということですね。そういたしますと、恐らくそれ絡みに市も何とか支援措置があると思いますが、横からばあんと出すんですよ、単独で、これだけ起業したら出すけん、頑張ってくださいよと、そういう制度というのはないんですか、お尋ねいたします。
○議長(新宮康史君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  お答えします。
 今までに当市で活動した協力隊の中で起業の意向を示した隊員がいなかったこともあり、現在のところ、起業に対する市の支援はありません。議員御指摘の県の補助制度ですけど、県と市町が協調して起業に係る費用の一部、県、市町合わせて上限100万円でございますが、これを補助するものであり、今後、起業したいという隊員がありましたら具体的に検討していきたいと思います。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  よろしくお願いをいたします。
 続きまして、地域おこし協力隊員の任務終了後の本県及び近隣自治体における定住です。これ協力隊がその地域に溶け込んで、先ほど申しましたように起業もするし、定住もしますよということが大分出てきとるんやなかろうかと思います。というのは、平成21年からちょうど来年の30年で10年目になるわけでございますから、丸9年になりますよということですから、そういうことになると、方々にそういう定住し、起業してますよという例があるだろうと思います。なかなかうちのほうはまだ起業ができませんよ、起業しておりませんよと、こういうことですわ、そういう定住した、起業した例というのはありますか、何件ぐらいありますか、教えてください。
○議長(新宮康史君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  お答えします。
 県内及び近隣自治体での定住の状況ですが、ことし2月1日現在において、愛媛県内で退任した隊員73名のうち、定住した方は49名であり、定住率67.1%、大洲市で退任した隊員2名のうち定住した方は1名であり、定住率50%、西予市で退任した隊員13名のうち定住した方は11名であり、定住率84.6%、伊方町ではこれまでのところ、退任した隊員はまだおりません。
 起業の数については、データを持ち合わせておりません。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  西予市はすごいですね、84.6%の定住率ですよということですから。
 要は、定住を目的にする、私思うんです、協力隊であって、3年据え置いたら、はい、さよならやなしに、最初の面談のときにも、そしてそういう作文も書かれると思いますが、原則は定住をお願いしたいんですがというようなことの誘引をしてほしい、そういうことを希望をいたしておるところであります。
 続きまして、協力隊員の結婚後の地域支援のあり方です。
 2名結婚ですぐにおやめになっておりますね。漁師の方、そして農家の方と結婚されました、これはいいことですね。しかし、その農家は忙しいですし、漁師さんもそうですし、漁師さんとなると、また大島に生活する場合に子供がお生まれになったら、学校、保育所がありませんし、なかなか厳しい、家庭にとらわれるということになりますので。がしかし、将来的にはそういうホームヘルパーさんの免許取っていただいたりとか、地域のためのお年寄りのための支援をするとか、あるいはまた子供のために、保母まではいきませんけれども、そういうお手伝いするとかということの継続できるように、やめても、それでばちっと断絶やなしに、将来的にも地域のために何かしらお手伝いできるような協力隊の支援のあり方というのをぜひとも御検討いただきたいと、このように思います。どうぞ。
○議長(新宮康史君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  お答えします。
 議員が言われましたとおり、昨年、2名の女性隊員がそれぞれ市内の方と結婚し、退任しました。お二人には、一段落すれば、今お話しのあったホームヘルパーなども含め、それぞれの能力、経験を発揮いただけるような仕事についていただきたいと思っています。
 なお、協力隊にも育児休業が認められており、最長1年間取得することができます。今後、この制度の活用とあわせ、結婚後のさらなる支援についても検討したいと思います。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  ぜひともそのように支援をしていただきたいと、これは地域のためになりますし、ひいては市全体にもなることでございます。
 続きまして、協力隊員、市長、議員の3者によるランチミーティングによって、いろいろお話を聞いたり、業務の内容、私はようわかりませんので、年に1回は少ない、2回か3回ぐらい、最低1回でも、報告会だけやなしに、飯を食いながら、弁当食いながら、話し合うのは無駄ではないと思いますが、その辺どうでしょうか。
○議長(新宮康史君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  お答えします。
 新任隊員が着任した際には、市長を初め理事者との意見交換、懇親の場を設けています。議員を含めたランチミーティングの実施については、今後、また議会のほうと協議させていただいたらと思います。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  なかなか議員が入ったらやりにくいところもあると思いますけん、無理には言いませんよ、検討してください。
 最後になりました。長らく済みません。
 協力隊員増員、磯崎、6次産業化、そして観光振興に1名ずつ要望しておりますよということで、今回の予算にのっておりました。私冒頭申し上げました、平成28年度には約4,100か4,200人前後いらっしゃいますよと。恐らく平成29年度については4,500人はいくだろうということです、相当数ですよ。多いところは16人、18人が張りついたところがあります、自治体によったら、びっくりしますよ。うちなんかの4人、3人やなしに、九州あたり、または中国地方のある県なんかについては12人、16人張りついております。あらゆる領域に協力隊を張りつけております。ということは、人材が豊富で、おめがねにかなう協力隊が採用されていることだろうと思います。
 ちらっと聞くところによりますと、今景気も非常にいいですよ、有効求人倍率も1をはるかに超えてますよということになったら、売り手市場でございますので、幾らでも働くところはあります。それと、協力隊というのはお金やないですから、地域のために信念持ってやります、国際協力事業団のそういう人らと同じだと思いますよね、海外青年協力隊の人らもそういう使命感ですわ。これはある意味私は使命感だと思います、お金やなしに、地域のために頑張ろうと。そういう方はよいよもう少なくなってきたんやないですかなということを心配するんです。なかなかこれ磯崎、手を挙げていらっしゃるんですが、おめがねにかなわなんだらまたパスになりますので、6次産業化もそうですし、そして観光振興、これらも人材の確保については非常に私は危惧しております、その辺心配しなくてもいいんですかね。
○議長(新宮康史君)  企画財政部長。
○企画財政部長(今岡 植君)  お答えいたします。
 現在、磯津地区、大島地区、6次産業化の推進、それから観光振興、それぞれ1名ずつ、合計4名の協力隊を募集しております。募集の方法として、当市及び移住・交流推進機構、通称JOINのホームページへ記事を掲載しているほか、愛媛県が東京と大阪で開催する合同説明会などへも参加しています。
 しかしながら、今議員御指摘のとおり、年々応募が減っており、優秀な隊員を確保することが難しくなっておりますので、今後、さらに効果的なPRについても検討が必要であるというふうに考えております。
 以上です。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  都会のほうへ行って、東京なり何なりへ、3大都市圏のほうへ行ってPRするやり方の方法というのもあるんですかね。
○議長(新宮康史君)  政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君)  愛媛県が各市町との合同説明会を毎年、東京2回、大阪2回、合計4回開催しております。
 八幡浜市も、最初平成26年に東京、大阪、各1回、それから平成27年度にも東京、大阪、1回ずつの2回、平成28年度は参加してなかったんですけど、今年度、東京2回、大阪2回、合計4回、全て一応参加をしております。
○議長(新宮康史君)  河野裕保議員。
○河野裕保君  御答弁ありがとうございました。
 以上で私の質問を終了させていただきます。ありがとうございました。

 

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