公開日 2022年01月12日
〔河野裕保君質問席へ移動〕
○河野裕保君 私は、質問通告書に従いまして、大綱1点、市長並びに関係理事者にお尋ねをするわけであります。
まず、大綱1点でございますが、八幡浜市まち・ひと・しごと創生総合戦略に係ります地方創生推進担当チームの配置及びチームが所掌する事務、1つ目のシティプロモーション、5番目のコンパクトシティー、これらについてお尋ねをしたいと、このように思うわけであります。
最初に、今岡 植企画財政部長に、八幡浜市の印象及び八幡浜市の将来についてどのように思われているのか、率直に、簡単でいいですので、お茶漬けのように、よろしくお願いいたします。
今岡部長は昨年7月、2年の期限つきということで地方創生の派遣といいますか、その応援に来ていただいたということでございます。八幡浜市は地方創生については非常によく頑張っている、中央政府のほうにも鳴り響いておりますから、そういうことで財務省の若きキャリア官僚が大城市政を補佐し、そして地方創生の中核をなす人材といいますか、頭脳として派遣をいただいた。これは、八幡浜市にとってはキャリア官僚というのは初めてですから、有史始まって以来、私はそのように思っておりますし、八幡浜市にとっては非常に光栄に浴するということになるわけであります。この有史以来というのは、私の考えでは神武以来ということでございますので、そうなると紀元は、昨年になりますと皇紀で言いますと、今岡部長は昨年来られましたときには紀元は2677年ということになるわけであります。
そこで、今、官僚に対しましては非常に風当たりは強いです、特に財務省。そういうときに地方に来られた今岡部長はちょうど骨休みで、そういうことで勉強するのにも非常にいいと思います。いい機会においでいただいたと、このように思っておるところであります。
今官僚たたきがかまびすしいが、しかし、劣化論もあります。とんでもない、官僚をなくしたら日本の国家の命運はありませんよということであります。
そこで、私は、少しそれますが、話題に、官僚のすごさというのは、ある東京帝国大学法学部法律学科の在学中に、旧の、今言いますキャリアの試験といいますか、高等文官試験を通った人のノートを見せていただきました。と申しますのは、今から二十六、七年前ですか、その在学中の大学生と申しますのは、当時私は「柴田兄弟物語」というのを公民館報に連載しておりまして、柴田兄弟というのは、ちょうど市誌もできたことですし、皆さん方にも買っていただきたいという意味を込めましてお話ししますが、兄は柴田滝三郎で海軍大佐であります。
弟は、この人は1904年生まれですから、明治37年ですかね、そして大正13年に東京帝国大学、先ほど申しました、入学されて、その在学中に高等文官試験に通ったということでございますので、相当な頭ですよね。その方の私、大学ノートを見せてもらいました、連載しておりましたから、ちょうどおじになる人に蔵から出していただきましたノートを見ましたらびっくりしました。さすがだなと思いました。まとめが尋常じゃないんですよ。しかし、このまとめというのはどっかで見たような気がするな。というのは、まとめ方が丸山真男、もう若い理事者の皆さん方は丸山真男という政治学者は知らんと思います。戦後一世を風靡した丸山真男、要するに「超国家主義の論理と心理」とか数多くの論文を出して、「現代政治の思想と行動」という本にまとまっておりますが、それを見よりましたら、非常にまとめ方が似ておりました。と申しますのは、ちょうどそのときはまだ大正デモクラシーでしたから、そういうことも可能だったのかなあと、このように思ったわけでございます。
また、兄さんというのは、ついでに言いますと、秋山真之中将が大正7年に亡くなりましたから、後ろ盾がおらなかったので、結局海軍大学校への進学ができなかった、これはまたおいさんのほうからのお話でございました。そういうことで、非常にキャリアの試験に通った方は優秀でございますので、その意味を込めましてそう言ったわけであります。
さて、丸1年になりますので、部長さんは、気候風土にもなれ、また伝統芸能も見学とか視察とかされたと思います。また、郷土料理、ソウルフード、さつま汁にフカの湯ざらし、熱々のてんぷら、ちゃんぽん、これらできゅうっと一杯が最高ですから、そういうことで1年の間に財政の構造、人口構造、人口動態、経済的な動向も全て把握されたと思いますので、八幡浜市の印象と、将来はどうだろうかということについてもビジョンもお持ちだろうと思いますので、ひとつ聞かせていただきたいと、このように思います。
○議長(新宮康史君) 企画財政部長。
○企画財政部長(今岡 植君) 身に余るお言葉をいただき、恐縮しておりますが、未熟者ですので、引き続き御指導いただきたいと思うわけですが、八幡浜市の印象と将来ということで御質問いただきましたので、お答えを申し上げます。
八幡浜市に来て約1年弱がたちますが、海や山、島といった豊かな自然に加え、日本に誇るブランドミカンやとれたてが楽しめる新鮮な魚など、食にも恵まれた魅力あふれる町で、東京育ちの自分にとっては感動、感激することが多い日々を送っております。
しかしながら、人口減少を初めさまざまな課題があることも事実です。八幡浜市の地方創生においては、特に次の2点が重要だと考えております。
まず、第1に強みを伸ばすということです。先ほど申しましたとおり、八幡浜にはミカンや魚、豊かな自然などの強みがあります。これらの強みを6次産業化や生産性向上等による高付加価値化を図ることによって地域経済の活性化や稼ぐ力の向上を実現し、魅力ある仕事づくりや移住・定住の促進へとつなげていくということが重要だと考えます。
第2に、上手にPRするということです。多くの地域資源に恵まれた八幡浜市ですが、市外に十分にその魅力が知られていないという現状があるのも事実かと思います。今後、さらにインバウンド需要は増加していきますし、国内旅行や移住も同様の傾向が続くものと見込まれています。すばらしい地域資源をよその人にもっともっと知っていただくことで、さまざまなプラスの副次的効果が生まれてくるものと考えます。
言うはやすく行うはかたしでありまして、実現には精緻な調査、分析、そして実効性のある解決策の提言が不可欠であります。このような問題意識のもと、地方創生推進担当チームを設置をしたところであり、残りの期間、私自身も先頭に立って一緒に頑張っていきたいというふうに思っております。
以上です。
○議長(新宮康史君) 河野裕保議員。
○河野裕保君 力強いコメントをありがとうございます。今後とも一生懸命よろしくお願いいたします。
続きまして、本市地方創生推進担当チームについてということでございまして、そのチームの中に顧問というのが載っておりました。その顧問についてどうだろうかという質問であります。
平成30年4月1日付人事異動内示をいただきました。それは3月議会最終日の3月23日であります。おお、なかなかやるなと思いました。というのは、推進室を設け、地方創生推進担当チームを設け、マーマレードの世界大会の準備室、これはこれはよし、楽しみだな、帰って見ました。
見よりましたら、何、この文書が目に入りました。市長、副市長、教育長は顧問について参画しますよとありました。教育長はいいとして、軽いという意味ではないんですよ、組織上において副市長、市長というのは、この顧問というのはどうもふさわしくないんじゃないかなと思いました。
帰って自治六法を広げ、地方自治法を見て、167条でしたか、副知事、副市町村長は地方公共団体の長を補佐するとあります。そして、普通地方公共団体の長の命ずるところによって施策、そして企画をつかさどり、その補助機関である職員が担任する事務を監督するのが副市長でありますよということですから、言うたら最高司令官が、私昔人間ですからそういう表現しますが、それが市長であって、参謀官と副官は副市長ですよと。今風で言いますと、最高経営責任者、いわゆる市長はCEO、チーフ・エクゼクティブ・オフィサーであって、副市長は、これも執行するオペレーティングのオフィサーですよということでありますので、その最高権力者2人がこのチームに入って逐一意見を出すことになると、今ちょうど1時間過ぎましたが、シンガポールでは、トランプ大統領はこの対談の1週間ほど前にマキシマムプレッシャー、これを絶対やめますよと最大限の圧力をかけないと言いましたね、このお二方が入ってくることによってマキシマムプレッシャー、最大限の圧力がかかるんではないかと心配するんです。ということは、意見が出にくいですよ。今回はチーム16とありますが、チーム16に今度プラス49、プロジェクト49、いい数ですね、始終苦労ですよ、この数は、要らんことですが、ということでふさわしくないような気がしますが、ふさわしくないと言うたら怒られますが、逐一口出ししよったらやりにくいですよ、これ、チームは。そういうことで私はどうかなと思って質問したわけであります。お願いします。
○議長(新宮康史君) 企画財政部長。
○企画財政部長(今岡 植君) お答えをいたします。
今年度設置しました八幡浜市地方創生推進担当チームにおきまして、関係部課長によるメンバーのほか、市長、副市長、教育長についても顧問として位置づけております。
顧問については、逐一参画いただく、意見をいただくということではなく、必要に応じて会議に出席し、チームに対して指導や助言を行っていただくということになっています。チームからの政策提言について、実現に向けたブラッシュアップ、さらに新規事業の予算提案や既存事業のスクラップ・アンド・ビルドに向けたスムーズな意思決定を図る上でも必要なものと考えております。
以上です。
○議長(新宮康史君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君) 今、今岡部長から答えていただきましたけれども、市長にしても、私にしても、教育長にしても、ここの中でこんなことがみんな議論してるんだなと、こんなことがおもしろいなみたいなところを知りたいわけですね。そこへ行って、私たちがせっかくみんながやってるのに、自分たちの意見を出して、その特定の方向に誘導してもつまらないので、できれば私たちも、時々はここに出席して、こんな議論がなされているのかということは非常におもしろいということがありますので、何もなしでも、別に顧問じゃなくても、きょう出るからと言えば出席はできるわけですけれども、当然、その中で顧問という立場でたまには出席してみんなの意見を聞きたいと、そういうことでありますから、今河野議員の言われたように市長や私らが出席して、せっかくの議論を潰したり、自分たちの思うとおりに引っ張る、そういう心配は全くありませんので、そういうことで御理解いただきたいと思います。
○議長(新宮康史君) 河野裕保議員。
○河野裕保君 それを聞いて安心しました。逐一口出されよったらやりにくいですから。ということで、上がってきたのをするりと突き返して、ほしてこれを直したやつをまた市長に見せるとかということにしたらいいと思っとったんですけど、そんなふうに、時たま行って意見を聞きながらということであったら、それやったら大いに私は賛成であります。常時張りついて、とやかく小じゅうとが言うようなことを心配しておりましたので、わかりました、安心をいたしました。
続きまして、八幡浜市シンクタンク(自治体シンクタンク)について質問をさせていただきたいと思うわけであります。
先ほどと重複しますが、この人事異動内示によって推進室や地方創生推進担当チームができましたですね。このチームができたのは、少し遅い気がしないでもない。しかし、このチームが一丸となって尽くすんならば、先行する自治体を追い抜きますから、キャッチアップし、やがて追い抜きますから、私心配してないんです。要するに、このチームやコアとなる推進室ができたということは、これまでのような行政のセクショナリズム、縦割り、垂直的なそういう考え、思考のもとでは運営できませんよということで、書いてありますように、部局を横断して、そして構成を変えていく、組織をつくっていく、これがチーム16だと、このように私は思っております。これこそが私はシンクタンクだと思います、16人が。しかし、49人が後からできましたよということになりましたが、これも含めてですよ。しかし、オール八幡浜ということの考えについては、私はどうも納得しにくいところがあります。これは、政策説明のときに書いてありましたから、オール八幡浜というのがありましたけど。私はシンクタンクはこのチーム16、いいですよ、17、16というのがやっぱり、10代みたいな考えですから、非常に新鮮味があります、それを私はシンクタンクだと思います。
このシンクタンクは、部長も先ほど申されましたが、徹底的に調査研究をする、地方創生に対して、そして持ち上がった問題、課題を、これを徹底的にたたく、そして焼きを入れ、鋼にしていって、これの実効性を高めていきますよということだろうと思います。すなわち、この自前のシンクタンクは、プラン・ドゥー・チェック・アジャストもやっていくと私は思います。要するに改善もしていきます、計画もする、実行もする、そしてチェックもしながら改善をし、行く行くはこれで自己評価もしますよと、キーパフォーマンスインジケーターもやりますよと、しまいにはこの自前がマネジメントもやりますと、私はそれを願いたい。つまり同じ価値観の中に集まっとるメンバーでございますので、組織もしっかりしております、戦略もある、まち・ひと・しごと創生の総合戦略もある、スキルもある、職員は、ですからこれは私はシンクタンクは間違いないと思います。
それでどうですかということで質問を切ったらいいわけでありますが、続けますね、もう、一緒に。本来ならこれはどうですか、理事者の皆さん方、市長はどうですかと言うんですが、私は後また職員の危機感みたいなんを聞かないけんので、続きで行きます。
今各自治体はシンクタンクは非常に多いです、できよります、見よったら。なぜか、これは3年半前に法律ができました、それと法律改正がありました。その一つの法律というのがまち・ひと・しごと創生法でありまして、もう一つは地域再生法の一部を改正する法律、この2つが可決成立したのが平成26年11月21日、当時の石破 茂地方創生担当大臣がおっしゃいました。やっと地方創生の大きな足がかりの第一歩を踏み込みましたよとコメントされました。がしかし、一生懸命する自治体には人的な支援もしますし財政支援もしますが、そうでないところにはやりませんよとは言いませんが、恐らくそういうニュアンスでした。
今日本は課題先進国ですよとその当時の大臣はおっしゃいました。人口が減る、市場は縮小していく、技術立国も怪しくなってきました。あの天下の、企業名は言いませんが、ジェット機を飛ばしてもなかなかアメリカ航空局の型式証明がおりませんよ。本来なら受注があって、生産をどんどんせないけんのに、あと2年ないし3年はかかるだろうと言われています、戦闘機を飛ばした、あの有名なメーカーが。そして、船をつくれば受注が間に合わないので、数千億円の違約金を払わないけん、それは戦艦武蔵をつくった造船所ですよ。私もこれをお聞きしよりましたときには、名前は出しませんが、神戸の大きな鉄鋼会社の、私トラック出し入れしよりましたが、それも何十年前からデータ改ざんをしておるとか、また別の戦闘機メーカーは、今自動車ありますが、それらも燃費らの改ざんをしておると、おかしいですよね。
そして、内に目を向けりゃあ、相当数の国債が積み増してますから、プライマリーバランスを黒字にします、黒字にしますが先送りばっかりじゃないですか。というのは、これは一般歳出を赤字国債に補填せずにやりますよ、やりくりしますよということですけど、これもプライマリーバランスの骨格をなすのは、税があって、GDPがふえて、税収がふえて、それからですよということですから、今みたいな不確実な領域がかなりあります。私もジョン・K・ガルブレイスの「不確実性の時代」の本をもう一回見よりましたら全くそのとおり、つまり19世紀は確実の時代だ、ガルブレイスは言ってます、資本と労働、帝国主義、ぴしゃっとなってましたから、20世紀はそうはいきませんよということですよね。そして、21世紀もこれまたより余計に不確実な時代に入っておるということですから、こういうことを認識した上でのまちづくりをしなければなりませんよということなんですよね。
ということは、職員自体が相当な危機意識を持てということですが、私は思うんですが、この地方自治に携わっとる人は、とてもやないが温かな羊水に包まれた胎内におるわけですから、そういう危機意識が遠ざかってますもん。言葉は悪いですが、禄をはんで、職員の皆さん方も与えられた仕事をしながら禄をはんでおりますから、不景気関係ありませんよ。私もそうです、特別職であって、報酬をもらっておりますし、今までもらった年金も掛金以上にもうなってます、計算したら、ということは国の全くの本当に禄を食んでる男でございますので。そういう点で安心感もありますが、一方ではそれではいけませんねということは常に私も危機意識を持っておりますから、このように質問をさせていただくということであります。
ヒアリングがありました、6月5日に、そのときに、先ほど申しました石破さんが言いましたように、真剣になって取り組むところはこれまでのようにこういう補助金がある、これがあるからどがいな事業をせんかやということは国はもう言いませんよね。ということは、今までのは金太郎あめですわ、どこの施設に行っても同じようなやつと、そういう金太郎あめ的、親方日の丸的にはだめですよ、一生懸命しないと財政支援もしません。そういう意味じゃ熱があるか熱がない、言いましたらその政策推進課のコアの方もそうなりつつありますねとおっしゃっておりましたが、そのとおりだろうと思います。
ということは、一丸となって努力をしなけりゃいけませんよ、その危機意識はお持ちですかということなんですね、皆さん方。その危機意識とあわせて、私が言うシンクタンクという部分については、これは絶対的に自治体シンクタンクですよということについての御見解を少しお願いをいたします。
○議長(新宮康史君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君) まず、危機意識というお話でありましたけれども、例えば人口が極端に減少しています、この先半減に違い状態になるという予想がありますけれども、それとか国の財政問題があって、1,000兆円を超える借金が国の財政の中にあるんで、将来的にいつまで地方交付税とか起債の制度が維持できるかというような不安もあります。そんな中で、今現在、目の前にある課題、それから少し先にある課題については、八幡浜市の職員はそれなりの危機意識を持って自発的な政策提案を出してくれてますので、取り組んでいるのかなと、努力しているのかなという感覚は持っております。私らも努力せんといけんと思っております。
それから、じゃあそういう中でどういうふうにそのシンクタンクというか、課題をどう解決していくのかというところですけれども、今度新しくできた組織、今岡部長トップの組織で短期的なものも長期的なものも含めて部局横断的な課題に対応できるということが一番いいのかなと思っています。ほんなところで、全てすぐに実施できるわけではありませんけれども、たくさん職員を集めて、いろんな中で、そういう新しい政策が結びつければいいのかなと思ってます。
ほんな中で、西条市では西条市自治政策研究所というのをつくったと、今言われてるような地方自治体のシンクタンクかなと思うわけですけれども、八幡浜市レベルでそこまで人を割く余裕があるかどうかというのはありますので、基本的には現在いる職員の中でいろいろ議論しながら政策研究をしていくのがベストかなと思っていますけれども、西条市がどんなに運営しているのか、また検討していきながら、これから先の八幡浜のあり方を考える形についても検討していきたいと思います。
○議長(新宮康史君) 河野裕保議員。
○河野裕保君 なかなか西条市長はやる気ですよね、見よりましたら、やる気ですよ。全国的にも今名を売りよりますから、うちの市長は今市長会の会長やりよりますが、ライバルでやってくださいよ。
それと、4日の総括説明のときに市長さんが一番最初に申されましたプロジェクト、地方創生を推進していくためには実動部隊が要るんだ、49人でいきますよと、こういうことですよね。そして、指名しました、公募しましたということですが、私はこれはちょっと甘いと思う。49(フォーティーナイン)、何とか48(フォーティーエイト)みたいに、関係ありませんが、名前もいいですね、さっき言ったように始終苦労しますよ、ここのこういうポジショニングは、先がわからんわけですから、不確実ですから。ですから、私はこの49人を指名と公募だけじゃなしに、小論文書かせて、土日、帰ってでもいいですから、資料など何でも出してみて、こういう仮説を立てて、それで実際の数値を使って、西暦2040年の八幡浜市、テーマはそれですよと、それについて小論文書けと、仮説をやり、実態の数値を使いながら、2040年はこういう姿になりますよと、そういうのが欲しいんですね。危機意識を持ってはらん、そがいなことを考えておらんいうことでは職員はだめですよということですよ。ですから、私は甘い、甘い、胎内の中におったら危機意識は持ちませんよ、持ちにくいですよと、こういうことですから、わかりました、すぐやります、変えてみます、ほういうような働き方改革とかという年代じゃないですから、将来の八幡浜市の構想をどうするかということですから、一番最初に私は小論文を書け、レポートでは生ぬるい、論文によって、能力を判定して、そしてそれらの英知を結集するということにしたらよかったという気がします、後から考えますと。そこら辺までの厳しさというのは、市長や副市長はお考えはないんですかな。私は本当に厳しいですから、職員さんやってますよ、やってますけど、まだまだ時間の使い方見よったら、暇言うたら怒られますけど、それと超勤もこの間、きのうの質問でも言われましたけれども、イベントです何ですのというのは、それは単純労働の時間外ですから、それらは考え方によったら、委託とかなんとかという方法も考えられますから、銭を投入したら、そういう単労的な時間外というのは業者とかそういうふうなのに任せながら、シンクタンクをつくるための人員養成、職員の養成、鍛える、どんどん鍛えなんだらついていけませんよ。先ほど西条の話が出ましたけど、よそもやってますよ。徹底的に仕込んでいくか、玉鋼から名刀が生まれるように、たたいて、焼きを入れて、水につけたりしながら、鍛錬させよりましたらできるようになりますから、そういうふうに優秀な人ばっかりですもん、ちいとまだ甘いところがあるような気がします。その甘さというのは、地方創生で生きるか死ぬかですから、今もう。今から22年先の2040年に合併しますよということになったときに、あんたんとこの職員は使い物になりませんがということになったら大変ですから、逆に。人間を鍛えよ、そして将来の八幡浜市のためにも人材をやりなさいよということで、私はそういうふうに小論文でもあったらよかったなと思いますが、そこら辺どうでしょうか、厳し過ぎますか。
○議長(新宮康史君) 市長。
○市長(大城一郎君) 議員のおっしゃるとおりだと思います。いい人の中、レベルの高いところに自分を置かないと自分も成長しないと言われておりますが、これ先日、全国市長会がありまして、大村 智教授が言われておりました。最後に、人生の中でお金を残す人は下だと、仕事を残す人が中である、何より人を残す人が上であるというような話をされました。まさにそういった意気込みで職員の教育、そしてこれからの八幡浜市の未来を見据えて、どれだけの市を次の世代へ残すか、これは真剣勝負であると思いますので、その意気込みでこれからこの地方創生プロジェクトチームですが、取り組んでいきたい。今回は財務省からすばらしい人材を派遣してもらっておりますので、今岡部長を筆頭に何とかお互いに切磋琢磨しながら、競い合って八幡浜市の将来を見出してもらいたい、そういう意気込みで私も臨んでいきたいと思います。
○議長(新宮康史君) 河野裕保議員。
○河野裕保君 職員自身が刺激を受けながら、そういう勝負事の駆け引きとなるとインセンティブが働きますから、これが動機づけになって、ある程度の、先ほどじゃないですが、マキシマムプレッシャーまではいきませんから、ある程度のプレッシャーをかけないと驚きませんから、職員は、驚かないというたらあれですけど、常に危機意識を持ちながらプレッシャーをかけていって、前へ前へ進めなんだらもう乗りおくれまっせ。今のところは順調にいってますもの、市長の誘導がええけん、いや、本当、それはお世辞じゃないですよ。政治力を使い、そしてコネクション、先ほど一番最初に今岡部長が来られたのは、市長と国会議員の先生や、そして各省庁へ足を運びますから、えらい熱心なのう、よくやるのうという、それがやっぱり大きなもとになってます、私は思いますが。
ということで、市長、もう少し優し過ぎるところがありますので、お願いいたします。そういう心構えを聞いて安心をいたしました。
続きまして、シティプロモーションについてであります。
これから検討をされますよね、プロジェクト49の皆さん方、そしてチーム16の人たちがこれからシティプロモーションについて考えていらっしゃるわけですが、私はシティプロモーションについては、どうでしょうか、こういう考えがあるんですがということで、まず最初問題提起をさせていただきたいと思うわけであります。
シティプロモーションという名前はやっと出たかとうれしく思いました、先ほどの内示を見まして。今もうシティプロモーションがなければ、まち・ひと・しごと創生総合戦略はうまいぐあいにいきません。
このシティプロモーションとは何か、町を売り込んでいくことですよ。地域の再生、八幡浜市を再生する、これ私の考えですが、ルネサンスですよ。これは、プロモーションによって認知度を上げていく、その認知度を上げていったら製品も売れるということですよね。
そしたら、政策目標としては誰にどういう形でプロモーションするかということです。例えば、人口増を図らなければならないというので人口の移住・定住を獲得します、交流人口をふやします、廃校を利用した企業誘致をいたします、さまざまな製品も売ります。しかし、ある程度実態がなければシティプロモーションはできませんよ。つまり人口獲得のために、移住・定住を図るために、若いお母さん、家族の方来てくださいね、シニアの皆さん方来てくださいね。若いお母さんたち、家族が来るためには、本域の行政でしっかりしなければなりません。働く場所もそうです、居住もそうです。市民の皆さん方、特に高齢者の皆さん方、八幡浜市に来てくださいよ、魚、ミカン、ビタミンC、そして血液さらさらのじゃこの青魚があります。そういうのを食べとりますから、うちの市民は、見てくださいよ、健康寿命が全国でもナンバーワン、ナンバーツーじゃないですか、そういうことの下地があったら絶対に来ますから。まず、下地をつくってプロモーション。そして、下地がないのに、ぼんぼんぼんぼんプロモーションかけて来てくださいよいうたら、あらら見る、聞く、絵餅じゃなということになったらいけませんので、これは慌てることありません。要するに、ある程度の下地をしっかりやって、プロモーションやるということだろうと、このように思っております。
がしかし、町の知名度を上げるためのプロモーションというのも私なりに考えておりますが、それは後でまた言いますけど、八幡浜市におけるこれからの課題で今研究されておりますが、どういうプロモーションの考えがあって、そしてその工程、プロモーションを出す、ビデオを放映するなり何なりのそういう段取り、そういう計画はどのようになっていますか。
○議長(新宮康史君) 政策推進課長。
○政策推進課長(垣内千代紀君) お答えします。
地方創生担当チームの所掌事務の一つであるシティプロモーションにつきましては、河野議員御説明のとおり、地域の魅力の市外への発信を通じた認知度の向上、それからブランドイメージの確立により交流人口の拡大、移住・定住の促進、地域外所得の獲得による地域経済の活性化につながるものと考えております。
さらに、地域資源の優位性への気づきや潜在的資源の発掘は、市民のふるさとへの誇りや愛着の醸成につながり、地域づくりに積極的にかかわる人材の育成、それから人口流出に歯どめをかけることにつながるものと考えております。
まずは認知度向上が必要であるという認識から、昨年度より、これも今岡部長の提案でありますが、ウエブメディアやユーチューブ番組での情報発信、公式インスタグラムの開設など、これまでにない手法で都市圏、若者、外国人といった新たな層に対する認知度向上の取り組みを行っているところであります。
人口減少が加速し、地域経済が縮小する中、シティプロモーションは重要な視点でありますので、今回のプロジェクトの中でロードマップ、それから先ほど部長も答弁されましたが、上手にPRすること、そこらも含めて、戦略的なシティプロモーションについて検討していきたいと考えております。
以上です。
○議長(新宮康史君) 河野裕保議員。
○河野裕保君 先ほど私、私なりの考えがありまっせ、八幡浜市をPRするのはと申しましたが、実は3年ほど前でしたか、11月の初旬に大田市場でミカンの初競りがございました。知事も市長も高門町長も一緒でした。そして、皆は競りじゃなんやというて言よりましたけど、競りいうたて聞いてもわからんから、そしたらシティプロモーションやなしに、JAがつくったミカンプロモーションがあった、これはすばらしいですよ、私は見入ってましたもの。ほして、そのビデオの前には試供品というか食べるやつの段ボールいっぱいあって、バイヤーの人がもう、欲な人は日の丸、真穴、マルカどんどん食べささんがやけん、すぐにないようになって、みつる、伊方は最後に残りました。それは前言いましたけど、伊方の町長はかっくりきてました、あら、うちは大分残ったな。いけない、食べずに皆とっていくがやから、それだけやっぱりあの3つのブランドというのはすごかったですね。そのときに、ミカンのプロモーションの画面があった、段々畑があって、恐らくドローンを使ったと思います。段々畑やミカンに覆いかぶさった、段々畑見えませんけど、割に若木でしたね、頂上あたりに。それは、ビルカバンバやなしに、南米のほうの遺跡みたいに、石垣みたいにつながって、その上にミカンがあって、オレンジが鈴なりになって、オレンジベルトがぶあっと海岸端にあった、これはすばらしいですよ。
それで、私が思いついたのは、八幡浜市のシティプロモーションの宣伝だけするがやったら、CG、コンピューターグラフィックスと実写を備えて、ドローンを飛ばす。そのドローンを飛ばしながら、並走しながら、これはCGですから、玉虫型飛行機を飛ばす、その横にはまぽんがスーパーマンみたいに飛ぶ、ほして海岸から段々畑から行って、競りするとこも映しますよ、ミカンとるとこもやりますよ、6次産業もやりますよ、ほして遠洋の底びきのトロール船が引くところもやる、それらも上手にミックスしたら、そして海には打瀬船があります、模型、これをCG、浮かびますから、捕獲にやって、引き揚げるとこも、うまいぐあいになりまっせ、風景が最高ですから。
そして、私先般、初めて牛名というとこに行って、農免道路の進捗状況を見ました。三本木というとこも知りませんから、三本木というとこに行って、住民にどなんしたらそれへ行けまっかと言うたら、これ真っすぐ行ったらすぐ行けますよ、農免道路はいうて、そして牛名というところに行って西を見ましたら、これまたすばらしい風景ですよ。幾らでもある、権現山からの風景、牛名からの風景、ほして金山出石寺からの風景、そういうなのを使って、八幡浜のプロモーションをしたら最高のができる。
そして、そのプロモーションは素人ではいけませんよ、つくるビデオというのは、やっぱり超一流の広告代理店にお願いするということですよね。
それで、政策推進課長、「ンダモシタン小林」知ってますか、すばらしいシティプロモーションがありますから。「ンダモシタン小林」知らんやろ。この「ンダモシタン小林」はどないなイントネーションで言うんですか、私はこれ事務局から小林市の観光課へ電話したら、いや、それでいいですよ、言い方で、「ンダモシタン小林」、そしてその出とる人物がフランス人が宣伝しはるんですわ、西諸県郡の西諸弁でフランス人が、これ一回見てちょうだいよ、それに負けんぐらいのができますから。これやっぱり電通につくらせたが言うたら、そうです。うちもやっぱり博報堂や電通やという、まあええですらい、これからの話ですから、超一流の代理店につくらせましたよと、こういうことですから、一回見てください、フランス人が「ンダモシタン小林」って途中に出ますから。最新のものは、田舎の女子高生がやっておりまして、「小林市長ズ 小林市を語る!」というふうな、小林市長さんがメッセージやって、要するに八戸の市長さんは小林市長ですよという、こんなメッセージのやりとりしながら宣伝しとりますらい。一回やっぱり課長さん、見てみなさい。「ンダモシタン小林」すばらしいですよ。そういう例もありますから、それ以上のがうちはできますから、ということでぜひともそういうふうに考えて、まずはプロモーションビデオをつくってください、そういう宣伝するための。
ということで、どうでしょうか、企画財政部長。
○議長(新宮康史君) 企画財政部長。
○企画財政部長(今岡 植君) ただいまるる御提案いただきまして、プロモーションビデオも含めて、このシティプロモーションのチームでこれから検討していくことと思います。まさに調査研究が大事という御指摘もありましたので、どういったシティプロモーションが最も効果的かというところで、限られた資源がございますので、その中でどういう形で町を売り出していくのか、最も効果的か、今御提案いただいたプロモーションビデオ作成も含めて検討をしていただきたいと思っております。
以上です。
○議長(新宮康史君) 市長。
○市長(大城一郎君) 今ほどプロモーションビデオというお話がありましたので、ちょっとお答えをさせてもらったらと思うんですが、先般、私、部長と一緒にロンドンに行ってまいりました。これマダムジェーンさんのお屋敷でマーマレードの大会があるということで、世界のマーマレードアワード&フェスティバルに行ったわけなんですが、そこで来年八幡浜市で開催をしますということで、まさに当担当の職員が八幡浜市を紹介したビデオをつくって持っていきました。これ本当に八幡浜のミカン山からのぞく風景とか、フェリーが入港する、出ていく風景、まさに八幡浜市を象徴したビデオでありまして、このビデオが海外の人に非常に人気がありました。人だかりができるぐらいのビデオができております。そういったことも担当職員が必死になってやっております。そういったことを今後も広めていきたい。議員さんにもお見せできたらと思うんですが、何かの機会に紹介をしたい、そして八幡浜市から全国に発信していきたいなというふうに考えております。
○議長(新宮康史君) 河野裕保議員。
○河野裕保君 その点だと思います、よさがわからんのやから、我々は、余りにも恵まれたとこに住んどる、これが当たり前だと思いますが、今岡部長ら東京の人だからたまげたと思いますよ、こういう美しい風景のところは、実際のところ。そして、今、市長が言われましたように負けませんよ。というのは、ラヴォーというところがありますね、スイスに。レマン湖があって、その段々畑、ここも3つの太陽ですから、うちとついに、照り返しに反射に実際の太陽に。手入れが、草一本ないですけんね、ブドウ畑というがは。うちらのミカン畑はばしゃっとかぶさるでしょ、段々畑見えませんね、大きなったら。しかし、向こうのほうのブドウ畑は、そらブルゴーニュのほうもそうですし、ボルドーもそうですが、小さいです、丈が、段々畑が。そして、草が石垣にもない、畑にもない、きれいですよ。それだけ手入れしてますね、スイスは、観光ですから。うちらもなるべくやっぱり段々畑の草は取りましょういうが、水荷浦は一回見学に行かな、水荷浦は一本もないですから、水荷浦のあの遊子の段々畑ね。
そういうことで、いっぱいいい資源がありますので、それをぜひとも活用して、八幡浜市はあり過ぎるぐらい資源がありますよ、本当に。ビタミンCをとったら若さがなって、健康寿命が延びますぜ、そして青魚食うたら血液がさらさらになりますぜ、いやいっぱい材料がありますから、それをプロモーションに載せたら、行きたいわとなりますので、ぜひとも研究してくださいね。あのプロジェクト49、お願いいたします。
続きまして、コンパクトシティーについてお伺いをするわけであります。
私、平成17年、合併した年に保内町から八幡浜市の職員になったということでございます。そして、1年間定年前の最後の御奉公は八幡浜市でさせていただきました。そのときの前市政は、よくうちはコンパクトシティーですっておっしゃっておりました。また、商工会に私御奉公に行きましたから、その後、そのときに市長との意見交換会もやりました、そのときにもコンパクトシティーですよとおっしゃいました。どういうのがコンパクトシティーというのは私にはよく胸に届きませんでしたから、そのときの記憶を掘り起こして、それぞれの市政が言わんとしたことはこういうことだったのかな、コンパクトシティーはと、このように思い出しとるわけでございまして。
というのはどういうことかと申しますと、当時、合併しますと面積が若干ふえまして、今132.68平方キロやったかな、4万人ちょっとおりますよということでした、今から13年前は。ですから、そういう4万人もありますと、中心市街地には教育機関もある、医療機関もある、福祉機関もある、都市施設も十分充足しておりますよ、生産体制がある、商業施設があります、そしてその外縁部というのは、今先ほど言いましたようにミカン畑ですよ。生産拠点があって、生活の拠点がある。ブランドミカン、そして中晩柑もあります。生活と生産のそういう一体化したものが、また中心市街地とリンクして、非常にいい効果を生んでおりますよ、八幡浜市はということです。そして、ある程度行政サービスもやっております、市民の満足度もまずまずですよ、人口が4万ちょっとありますから、それでコンパクトシティーになっていますよという意味じゃなかろうかと思いますが、それは今から13年前ですから、もう、ということですよね。
今、急激に人口が減ってますから、昨年1年間でマイナス2%です、人口減少率は。それで、そういう昔の10年前ではコンパクトシティーでやりましたが、今のように人口が減る、高齢化はなる、存続の諸要素がどんどんどんどん減っていきますよ。市長がよく言われます安心・安全のまちづくりについてもなかなか黄色信号がともりそうでありますなと、こういうことです。
つまり、まち・ひと・しごと創生総合戦略の人口ビジョンというのは、非常によくできております。2040年の人口ビジョン、これは積極的にやっておるのが自前の人口推計を出したのがシミュレーション3です。シミュレーション3は、合計特殊出生率、2040年度数値で2.1人まで持っていきますよと、純移動率0.014までやりますよ、結果的に社会移動は339名ふえますよと、こういうことですよね。それはいいですな。
ただし、これから2年先、2020年についてのその推計値というのは、純移動はマイナス0.024ですよ、そして社会移動の減、これが785人ですよと、こういうことですね、相当の開きありますから。相当努力しなければ、2040年の数値の人口というのは2万3,975やったですね、それにはなかなか近づけませんよということですよ、相当の努力をしても。今よりかは785人も減るのを、今度はプラスに持っていかないけんわけですから、1,000名以上もふやさないけんということになる、理論的には。とてもじゃないが、しかしそういう数値を上げんことには地方創生にはなりませんから。かつてまち・ひと・しごと創生法ができて、その人口ビジョン等をやったときには、ある自治体については、今の人口よりかはるかに上の人口推計やった、一発で県のヒアリング段階に戻されたというのも聞いております、それはよそですよ。うちは非常に積極的でいい数字やってますよ、この2040年数値。ですから、先ほど申しましたように、2040年に八幡浜市があるかどうかまで、言うたらそういう危機的な状況のことですから、私は先ほど申しましたように、この49人のプロジェクトチームを参加させるためには、2040年の八幡浜市の実情を小論文で書けというのはここら辺にもあるわけですよということですよね。
ですから、八幡浜市が考えるコンパクトシティー、今もうダイバーシティーとか進んで、都会ではそういう概念が行き渡っておりますが、まだまだそこまではいきませんよ、うちらは、生き残るがどうかわからん。八幡浜市が考えるコンパクトシティーというのはどういう考えでおるのか。これからは今言いなはるプロジェクト49がこれから考えることですけど、こういう考えにおりますよということだけでもいいので、教えてください。
○議長(新宮康史君) 市長。
○市長(大城一郎君) コンパクトシティーですが、一般的にコンパクトシティーと言えば、先ほど議員がおっしゃったように都市の中心部に行政施設、医療・福祉施設、商業施設など、さまざまな都市機能を集中させた形態で、効率的で持続可能なまちづくりを目指すことを政策とされております。
本市では、海と山に挟まれた平地の乏しい地形でありますから、現状においても都市機能が集約されたコンパクトな市街地が形成されております。フェリー港や道の駅・みなとオアシス、魚市場、大型商業施設、温泉、スポーツセンター、行政機関、直売所など、都市機能を象徴するものが歩いて10分程度の距離に集中しているのは、全国でも極めてまれな例であろうと思っております。今後は、この特性を十分に生かして都市整備に努めるとともに、このような特徴をさらに発信、先ほどからありますが、PRしていきたいなというふうに考えております。
具体的には、現在、商店街の車両通行規制の解除や駐車場の整備など、交通の利便性を高める事業を実施しているほか、今後、北浜公園のリニューアル、市民会館跡地の新たな文化ゾーン整備などに取り組むことにもしております。これらの施設を含め、市民が暮らしやすい、心地よい空間づくりに配慮しながら、都市機能のさらなる充実を図り、来訪者の回遊性の向上、定住促進につなげていきたいと考えております。
また、保内地区においても、保内庁舎を初め文化の拠点となるゆめみかんや図書館、来年度整備する子育ての拠点となる保内総合児童センター(仮称)これを核として、さらなる都市機能の整備を図っていきたいと思います。
また、やはり八幡浜市に人が来てもらうために、丁寧に人を誘うために、その基盤づくりに努めていきたいと思いますし、国といたしましても、2020年東京オリンピック・パラリンピックには外国からのインバウンド客が4,000万人、そして先ほどから出ておりますが、2040年には6,000万人のインバウンド客が来るというような目標も立てておりますので、そういったインバウンド客も含めて、何とか東京、京都、大阪だけではなく、一歩踏み越えて四国に、四国の中の愛媛に、八幡浜市に来てもらえるような、そういった施策も取り組んでいきたいと考えております。
○議長(新宮康史君) 河野裕保議員。
○河野裕保君 お考えのことはよくわかりますが、極端な例で言いますと、コンパクトシティーは今市長言われましたように中心部にぐうっと集めると、一番効率的な行政運営というのは、中心市街地の、極端に言えばシンガポールですよ。100ヘクタールの八幡浜の1平方キロの中に全部集める、都市機能を。そして、極端な言い方ですよ、そしてこの中心市街地から離れたところの公営住宅をまずここへ持ってくる、中心市街地へ、こういうことはできませないねえ、極端な例ですから。農家の皆さん方は中心市街地から車でこれから仕事の現場の畑へ行きますよと、極端な例は、そしたら一番効率的で都市施設も四方八方に延びませんから、水道も下水も、集約してるからランニングコストもかかりませんよと、こういうことです、これはできませんけど。
しかし、そういう大胆な発想というのも必要だろうと思います。中心市街地もスポンジ化になってしまいよりますが、空き家はそうです、空き店舗あります、おりませんよ、でしょ。民法上の土地の個人の所有権もありまして非常に難しいですよ、一体的に集約するのは。難しいですけど、やっぱりそういう極端な例はのけとって、地域は地域で生活の拠点を持っていくということが一番だろうと思いますし、そういうことを見ますと、今の市長の考えが妥当だろうと、このように思います。今取りとめもないそういう質問でございますので、質問というか私の考えを申し上げましたので、終わります。
ということで終わらさせていただきます。もう意見ないですね、聞いたけんね。失礼いたしました。