公開日 2022年01月12日
〔高橋時英君質問席へ移動〕
○高橋時英君 それでは、一般質問通告書に従いまして、大綱2点について質問をいたします。大トリではございますが、簡潔明瞭にお伺いをします。市長並びに関係理事者の皆様には、誠意ある御答弁をよろしくお願いいたします。
大綱1、遺族手続の一元化について。
1つ目、関係部署についてお伺いをいたします。
家族が亡くなった場合、遺族は市役所で各種手続を行いますが、手続する部署は複数にまたがっており、負担は大きいと思われます。現状では、どのくらいの手続が必要で、幾つくらいの課、係に行かなければならないのか伺います。
○議長(新宮康史君) 市民課長。
○市民課長(坂井浩二君) 必要な手続数は、亡くなられた方によって個人差があり、例えばひとり住まいで住宅そのものが利用されなくなる場合と、家族と同居されていた場合とでは、内容が大幅に異なります。今のところ、手続が最大になる状態を想定した場合には、12課19係にて手続が必要となります。ただし、多くの方については、年金や保険、葬祭費など、ほとんど市役所1階フロアで手続を終了することができます。また、申請書類を事前に準備したり、保健センターの手続を市民課で代行するなど、手続の簡便化に努めているところです。
以上です。
○議長(新宮康史君) 高橋時英議員。
○高橋時英君 それでは、2つ目、手続の一元化についてお伺いをします。
大分県別府市、三重県松阪市、石川県小松市等では、遺族の負担軽減を図るため、専門の窓口を設置し、各種手続を一括して案内をしているようです。本市の現状はどうか伺います。また、本市で現在実施していないとすれば、今後本市でも同様な窓口の設置は可能かどうかお伺いをいたします。
○議長(新宮康史君) 市民福祉部長。
○市民福祉部長(舛田昭彦君) 本市におきましては、専門の窓口は設置しておりません。また、当市におけます過去3年間の死亡者数の年平均は577人であり、1日平均2人の死亡後の手続が発生しております。当市では、死亡届を受け付けた際、火葬許可証と一緒に「死亡後の手続について」という御案内をお渡ししております。後日、市民課もしくは保内庁舎管理課に来庁いただき、返却いただくカード類や保険証等を受け取った後、該当する窓口を案内しております。いわゆるお悔やみコーナーなど、手続を一括して対応できる体制の整備につきましては、人員や場所及び費用等の問題がありますので、今後の全庁的な業務の効率化を進めるに当たって、当市と同等規模の先進自治体の取り組みも参考に研究してまいりたいと考えます。
なお、現在の体制におきましても、できるだけ簡便に手続が済むよう、関係各課が十分連携して対応してまいります。
以上です。
○議長(新宮康史君) 高橋時英議員。
○高橋時英君 市民の方というのは、死亡届を出しましたら、自動的に故人に関する手続というのは済んでるというふうに思っておられる方もおります。私が水道課に在籍していたとき、よく水道の閉栓とか名義変更とかの手続が漏れてました。決まって市民の方はこう言われます、死亡届を出したよと。ですから、そのようなことのクレームが出るということは、案内が不十分であると言わざるを得ないと思っております。
死亡後の諸手続についてというお話があったんですが、実際こういう黄色い市民課3番窓口とか、保内庁舎管理課までというふうなものがあります。しかしながら、「暮らしの便利帳」というものがあるんですが、ここには16課の手続が書いています。日に2人かもしれないんですけれども、市民課だけお越しくださいとか、今回は水道の手続も前例を踏まえまして入れるようにしました。また、空き家対策についての紙も入っておりました。ただ、この3種類の紙しか入っていません。便利手帳には、ほかに市税であるとか下水道であるとか森林の所有権とか、そういったことまで書かれています。こちらには書いてるのに、毎日渡すこちらには書いていない、けどこちらに空き家が書いてるんですけれども、こちらには空き家が書いていない、そういった矛盾点もございます。こういったことは、お金がかからないことです。レジュメをつくるだけでいいので、ぜひともそのような対応をまずやっていただきたいと要望をしておきます。
続きまして、大綱2、監査事務局のあり方等についてでございます。
1つ目、人員体制についてお伺いをいたします。
監査事務局は、予算の執行、収入、支出、契約、財産管理などの財務に関する事務の執行、及び経営に係る事業の管理が適正かつ効率的に行われているかなど、行政運営全般について監査を行っていますが、どのような人員体制で行っているのかお伺いをいたします。
○議長(新宮康史君) 総務課長。
○総務課長(藤堂耕治君) お答えします。
監査事務局の人員体制は、事務局長として課長補佐級の正規職員1名、臨時職員1名の計2名体制です。
現在の体制は平成28年度からであり、各部署全体の職員配置を見直すに当たり、限られた職員数を勘案した上でのものです。
以上でございます。
○議長(新宮康史君) 高橋時英議員。
○高橋時英君 2つ目、課長級及び正規職員の配置についてお伺いをいたします。
監査事務局は非常に重要な執行機関だと思いますが、局長をより責任のある課長級としたり、正規職員を配置する等、対応することは考えられないでしょうか、お伺いをしますが、くれぐれも今の担当者の方が能力不足であるとか、そういったことを申し上げていることではございません。何かあったときの責任問題のことを伺います。
○議長(新宮康史君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君) 繰り返しになりますけど、平成23年4月に部長制を初めとする機構改革を実施する際に、管理職ポストの見直しやスリムな組織づくりを目指して、大洲市、西予市と同様に監査事務局の人員体制を2名とし、さらに監査事務局長を課長級から課長補佐級に変更しました。監査の重要性については、十分認識をしております。ただ、現在の監査事務局の事務内容と事務量を庁内の他の課と比較したときに、仕事の量と事務の内容を現配置で適当ではないかなというふうに思っています。
なお、将来業務の内容等の見直しがある場合には、その際改めて検討したいと思います。
(「よし」と呼ぶ者あり)
○議長(新宮康史君) 高橋時英議員。
○高橋時英君 ちょっと反論しようかと思ったんですが、先輩がよしということですので、とりあえず、じゃあ、適正な人員管理に努めていただきたいと思います。
最後の質問です。
監査委員4年を務めた所感についてお伺いをいたします。
監査委員の任期は、識見を有する委員にあっては4年となっており、平成27年4月1日に就任された代表監査委員におかれましては、平成31年3月31日までの任期となっております。せっかくの機会ですので、代表監査委員として務めた4年間の所感をお伺いいたします。
○議長(新宮康史君) 代表監査委員。
○代表監査委員(中島和久君) 任期中初めての発言の機会をいただきましたので、高橋議員の質問に答えさせていただきます。
私は、就任時に議員の皆様の前で市民目線で監査業務に取り組みたいと挨拶をさせていただきました。以来4年間、議員各位、職員の皆様に支えられ、任期を全うしようとしております。
4年間の所感ということでございますが、まず就任時に驚いたのが、監査の対象時期でございました。愛媛県に所属しておりましたときには、前年度分1年分を当然監査対象としておりましたのが、市役所の中では、上半期に行う課所につきましては前年度分、それから下半期に行う課所は当年度の4月から9月を監査しておるということでありました。特に、事業課が下半期に多かったことから、10月から翌年3月までの事業が監査の対象外になっておるということでありました。これは、言い方を変えますれば、後半に事業をすれば監査対象から外れるということになりますので、就任1年目から全課所とも前年度1年分を監査の対象として改めました。
また、設計書や正当証拠書も、我々の能力の範囲内で極力幅広く、また中身の濃い監査をすることに努めたわけであります。その中で、手当の改善とか報酬の見直しなど、いろいろな成果があらわれました。また、財政援助団体の監査についても、手当の不適切な支出を返納いただいたり、また団体の視察研修についても参加者から報告書を出していただくように改めて、規則に沿った指導、監査をしてまいったところであります。
4年間任期を全ういたしますが、自分にとってもいい経験をさせていただきました。多少は就任時の市民目線の監査をしたいという目標が達せられたというのが実感でございます。
以上です。
○議長(新宮康史君) 高橋時英議員。
○高橋時英君 今議会、選任についての案件もありますので、とても参考になりました。ありがとうございました。
また、議会選出の監査委員さんの所感もお伺いをしたいかもしれませんが、長くなると思いますので、またの機会にいたしたいと思います。
以上で簡潔明瞭な一般質問を終わります。ともに頑張りましょう。
(「所感を述べさせりゃいい」「よかったよ」と呼ぶ者あり)