公開日 2022年01月13日
〔河野裕保君質問席へ移動〕
○河野裕保君 それでは、通告書に従いまして大綱1点でありますが、市長並びに関係理事者にお尋ねをいたすわけであります。
地球はホットになりつつあります。水の惑星地球は、熱く熱くなりつつあるわけであります。
昨日の台風10号もそうでありますが、7月の豪雨もそうであります。豪雨が頻繁に起きております。風水害は我々の生活に背中合に近づいておると、こういうことだろうと思います。
私は、これまでに風水害に対しまして今回で3回目の質問ということになるわけであります。それだけ私自身、あるいは私の住んでおるエリアの皆さん方も同じような思いをされとると、こう思うわけであります。
それで、第1点目というか、メインタイトルは八幡浜市で自然災害、風水害、地震、津波に対して最も安全なすみかはあるんでしょうかと、こういうことであります。難しい質問をします。
幾つか質問を用意いたしておりますが、まず今夏、今年の夏の異常な梅雨前線停滞によります災害対策本部の活動状況及び前線の印象についてお伺いをするわけであります。
今年の梅雨入りは5月31日、梅雨明けは7月30日、60日間の長期にわたりました。八幡浜市でこの間の総雨量は882.5ミリ、これNHKの情報ですが、後でまたこれは確かかどうかお伺いをいたします。
短時間での大雨もなく大した被害も出ませんでした。一安心というところでありますが、熊本ほか災害を受けた地域については、お見舞いを申し上げるところであります。
今年の梅雨は異常ずくめだったと言えます。2018年7月西日本豪雨は、本市を含め西日本各地で家屋の流出、土砂崩れ等により多くの人命が失われ、甚大な豪雨災害をもたらしましたが、最大の要因は、線状降水帯が5日間にも及び、大量の雨雲が線状に並ぶ線状降水帯が原因でありました。
今年の梅雨は、一昨年にも増して、7月4日から9日まで6日間に及ぶ異常な前線停滞が見られたことであります。7月4日未明には、気象庁は熊本、鹿児島両県に対しまして、数十年に一度の生命に重大な危険が差し迫ったときに出す大雨特別警報を発令しております。急流で名高い球磨川は、発令後間もなく数か所が決壊し、人吉市の市街地が広範囲に浸水したほか、球磨村では、水位が急上昇したため、特養の千寿園に一気に濁流が押し寄せ、2階への垂直避難に間に合わず、入所者の命が奪われました。
本市もこれまで、私は言いましたが、特養と2つの養護老人ホームがありますが、これについて要注意ということであります。
長時間停滞した前線は、島根県の江の川、岐阜県の飛騨川、山形県の最上川を氾濫させるなど、本土を縦断し、広範囲にわたり豪雨災害をもたらしたわけであります。
振り返りますと、2014年8月の広島豪雨、安佐北、安佐南区、豪雨に見舞われましたが、2017年の九州北部豪雨もあり、2018年の西日本豪雨、2019年の台風19号の前線豪雨による千曲川の決壊、福島県阿武隈川支流の氾濫、今年2020年の熊本県南部豪雨。豪雨は毎年のように襲い、洪水被害が続いておるということであります。
私は、平成26年12月議会の一般質問の中で、線状降水帯という用語を初めて使いましたが、当時はまれな用語でございましたが、今や当たり前の気象用語として頻繁に登場するようになりました。このことからも、数十年に一度あるかないかの大雨特別警報が毎年のように発出されているわけであります。
大量の雨雲が線状に次々と現れる線状降水帯の出現は、梅雨、台風前線、台風による雨雲とセットになって起こっているようになってきております。
それにしても、今夏の異常とも言える前線停滞の要因は、どうしても地球温暖化に行き着きます。それは、海水温の上昇によって証明されています。今年はインド洋の海水温が平年より高く、インド洋のエルニーニョと呼ばれておりますダイポールモード現象、そのために上昇気流が生まれたことによって大量の水蒸気が発生いたしました。これがインド洋・中国大陸ルートの大気、水蒸気の大河を生みました。これによって長江流域は7月、8月豪雨により多くの洪水に見舞われました。四川省、貴州省、河北省ですか、そのほかであります。
もう一つの水蒸気の川は、南シナ海・東シナ海ルートのようであります。この2つのルートで水蒸気の途方もない大河ができたことで、大河で運ばれた水蒸気を水に換算すれば、毎秒40万から50万トン、アマゾン川が海へ流れる量の約2倍に相当するという膨大な量であります。
筑波大の気象学の教授は、気象庁の水蒸気データから、熊本県球磨川が氾濫した7月4日午前3時頃には、日本上空に長さ3,000キロ、幅600キロにわたる大気、水蒸気の流れができていたと分析をしております。
水蒸気の川を作った南・東シナ海の今夏は、両海ともに海水温が平年より1度高く、水蒸気を含んだ強い南西風が日本列島に吹き込み、玄関口となる九州にぶつかり積乱雲が次々と発達し、積乱雲が並ぶ線状降水帯が生まれ豪雨になったと気象学者は見ておるところであります。
7月4日の熊本県球磨川の氾濫に続いて、筑後川流域も氾濫しました。6日には福岡県、佐賀県、長崎県、8日は岐阜県、長野県の各県に大雨特別警報が出され、岐阜県下呂市では浸水と土砂崩れの被害が相次ぎました。
今夏は、太平洋高気圧が梅雨前線を北に押し上げる勢力が非常に弱いため梅雨明けが長引き、29日には山形県の最上川が氾濫しました。
今年のように長期の前線停滞は、気圧配置に関係するが、地球温暖化により水蒸気の量が増え、豪雨が発生しやすくなっており、気候は、これ大事なことです、着実に変化してきていると、京都大学防災研究所の准教授が指摘をしておるところであります。
今年の梅雨の異常に長く停滞した前線による降雨が連日のように続き、本市災害対策本部関係者は、緊張感の中で業務を遂行され、敬意を表します。
そこで、本災害対策本部関係者は、異常に長い前線停滞がもたらした熊本県南部豪雨、近年の気象異変についてどのような印象をお持ちなのか伺いたいと、こう思うわけであります。
○議長(石崎久次君) 副市長。
○副市長(橋本顯治君) 近年の気候変動等の影響により、今議員がお話しのあったように、これまでに経験したことのない雨が降るなど、全国各地で大規模な災害が発生しています。
当市においても、2年前の平成30年7月豪雨では、4日間で397ミリの雨が降り、各地で浸水被害、土砂災害などが発生しました。
今年も7月6日から11日にかけて長時間梅雨前線が停滞し、大雨警報の発表あるいはそのおそれがあるというふうなことで、今年度は台風10号、この間の台風、つい昨日の台風10号までで7回災害対策本部を設置し、その都度適宜避難所を開設しているところです。
近年の気象異変についてどのような印象を持っているかについてですけれども、地球温暖化が問題とされ始めて相当の時間が経過しており、次第に事態が深刻化し始めているというふうに思っています。
最近の一連の豪雨、大型台風も温暖化及びこれに伴う海水温の上昇などが大きな原因となっていると考えています。
地球、太平洋、日本といった大きな枠組みの中では、豪雨、大型台風は例外ではなく、もはや常態化していると言っても過言ではなく、我々としては、常に危機意識を持って対応していくことが重要だというふうに思っています。
○議長(石崎久次君) 河野裕保議員。
○河野裕保君 理事者の今の回答は、全く私と同じということであります。それだけ危機感を持って対処していただきたい。市民も安心すると思います。
続きまして、本市の60日間の降雨量についてであります。5月31日から7月30日の60日間であります。
気象庁によると、全国964観測点があるそうでありますが、7月上旬、7月3日から9日の降雨量は、合計20万8,308ミリ、1地点当たり平均216ミリ。これは多いですね。2018年の西日本豪雨を上回り、1982年以降で最多となり、1時間当たり50ミリ以上の激雨の回数は82回観測されております。
そこで、八幡浜市における7月上旬、気象庁の観測に合わせ7月3日から9日の降雨量と1時間当たり最大雨量及び最も降雨が多かった日の24時間降雨量は幾らだったかということであります。
また、一昨年の2018年7月4日から1週間の降雨量と1時間最大降雨量及び24時間降雨量はどうだったのかということもお願いいたしたい。それと比較をしてみたいと、こう思うわけであります。
それと、冒頭申し上げました梅雨の期間60日間の本市の総雨量882.5ミリ、これNHKのニュースから私拾ったわけですが、この数字は確かなのかということであります。
また、本市に設置している6か所あります。気象庁から消防署から私とこ市独自の観測地点があるわけでありますが、それぞれの60日間の降雨量を伺います。海岸、内陸、山地、地形によって雨量が関係しておるだろうと思いますので、それを見てみたいと思うからであります。
以上であります。
○議長(石崎久次君) 総務課長。
○総務課長(井上耕二君) お答えします。
王子の森公園のアメダスの観測では、令和2年7月3日から9日までの7日間の総雨量は336.5ミリ、1時間当たり50ミリ以上はありません。それと、1時間最大雨量は23.5ミリ、1日平均雨量は48ミリでございました。
次に、平成30年7月豪雨では、7月6日9時から7月7日9時までの24時間雨量が307.5ミリであり、降り始めの7月6日から9日までの4日間で397ミリの雨量がありました。平成30年7月豪雨のときの24時間雨量307.5ミリと今年7月の7日間雨量336.5ミリでは、あまり差がないということが分かり、いかに2年前の7月豪雨がすさまじい雨であったかというのが分かります。
次に、本市の今年5月31日から7月30日までの梅雨の時期60日間における市内6か所の観測点における総雨量についてお答えします。
まず、気象台が設置しておりますアメダスの数値となりますが、王子の森の観測点は総雨量は882.5ミリ、その他八幡浜支局が805ミリ、消防本部が853ミリ、市が設置したPOTEKAにつきましては、旧川之内小が904.5ミリ、旧双岩中が913ミリ、旧日土東小学校が1,111ミリとなっております。
以上です。
○議長(石崎久次君) 河野裕保議員。
○河野裕保君 平たん部の王子の森とか消防本部はあまり大した差はないわけですが、やはり日土多いですね、1,111ミリというのは。やっぱり新たに市が観測所を設けた3か所というのは、非常にベターな施策だったと、このように思います。
次行きます。
続きまして、マイ・タイムラインについてお伺いするわけであります。
これは私自身のことでありますが、私は水害、土砂災害を含むそういう時点におきまして、マイ・タイムラインを一昨年の豪雨災害の教訓を生かして作りまして、頭に今たたき込んどるところであります。正直言って今年の梅雨の長雨ほど恐怖を感じたことはありませんでした。
今夏の前線停滞による大雨情報は、7月に入って毎日NHK、ほかのテレビ局、ラジオで流され、毎日雨マークが続きました。そして、毎日四国地方は日雨量300ミリあるいは250ミリというふうに載っておりました。
九州付近に居座っておる前線に、熊本、鹿児島、大分、福岡、佐賀、長崎各県に次から次に大量の水蒸気を含んだ積乱雲が線状に並び大雨を降らしていたからであります。
九州各地で豪雨を降らせている線状降水帯が、こちら本市に押し寄せてこないかとの不安が、一昨年の豪雨災害をはるかにしのいで増幅させたからであります。
一昨年の7月7日午前7時前、私は須川奥地区の一番最初に災害が起きた現場を見に行きました。そして、その後西側が災害を起こしまして、発生時に遭遇いたしました。間一髪回避し、九死に一生を得たにもかかわらず、今回のほうが恐怖が強かったわけであります。というのも、先ほど言いましたが、九州に架かる線状降水帯が東あるいは北東へと新たな積乱雲を発生させながら八幡浜市方面に流れ込めば、豪雨が本市を広範囲に襲い、濁流と土砂にのみ込まれる危険性を想定しないわけにはいかなかったからであります。
その危険性が間近に迫ったと感じたのは、7月8日であったと記憶しています。この日も朝から雨が降り続きました。正午の雨脚は心配するほどではありませんでしたが、昼食時に拙宅の眼下の砂防河川奥川が濃い茶褐色に急変しました。窓を開けるとぷうんと土の臭いが鼻を突きました。一昨年の再来かと心配になりました。これは畑地が絶対崩落したと直感しました。根拠は、濁流が大量の土を含んでいたからであります。茶褐色の濁流は夕刻近くになって茶色がやや薄らいだ頃、耕作者の1人二宮さんからスマホに一報が入りました。大事になっておる。久保田の道路が決壊した。滝のようになって流れてミカン畑を侵食していると。すぐさま私は現場を確認いたしました。川の水が道路伝いに流れてミカン畑を深くえぐり、はるか下の谷まで続いていました。
この日の夕方、愛媛県瀬戸内・南予地方に大雨警報が発令されたのと、奥久保田地区のミカン畑が崩落したことで二次災害が考えられ、洪水の危険が間近に迫っていると判断し、マイ・タイムラインにより避難行動がいつでも可能な態勢を整えました。奥地区の何人かは既に避難していると情報が入っておりましたが、私は自宅にいて防災行政無線、テレビ、スマホの天気予報と併せて現下の雨脚、河川の水量、水位の時間的変化、水の色、濁流の色で上流域で土砂災害が起きたかどうかが判断できます。流速及び水の音がします。岩石の大小が水の流れに伴って音ががらがらがら石がぶつかる不気味な音がすると危険です。夜間も懐中電灯で照らして河川の水量・水位を絶えず目視を怠っていません。生きた心地がしなかったということであります。
日付が変わった9日午前1時頃だったと思います。拙宅前の市道に須川地区消防団の消防車が赤いパトライトを回転させながら停止し、避難勧告が出ています、直ちに避難してくださいと何度となく呼びかけましたが、申し訳ありませんでしたが、私はそれに従わなかった。というのは、室内からも雨音が聞こえますね。大体私ね、雨音とか見たら、この雨の量なら1時間降雨量15ミリ、いや20ミリ、30ミリと大体分かります。というほどでありますので、また外へ出て雨脚を確認をいたしました。
スマホの天気予報では、午後10時頃だったと思いますが、線状降水帯は瀬戸内と西予市上空付近にあって、八幡浜市上空には若干の隙間が見えました。やった、帯から外れとると、こう思いました。午前1時頃から雨脚も幾分和らいでいたからであります。
河川の水位、水の音、濁流の色具合判断して、9日午前6時までに100ミリ、時間雨量最大30ミリを超える降雨量がない限り、奥川にまだまだ流下能力があり、たとえ護岸決壊、侵食による越水した場合でも、2階に垂直避難し、命に別状はないと判断したから避難しなかったわけであります。
今回は、一昨年の経験則に基づくマイ・タイムラインにより身の安全を確認し、避難しなかったわけであります。
マイ・タイムラインは、経験値に基づき、災害時の避難行動を時系列で頭にたたき込んでおります。現下の気象状況を防災行政無線、スマホによる天気情報、刻々変化する雨脚、河川の水位・水量、濁流の色、音、臭い、これらを避難の材料としております。
河川に流下能力がありと目視で確認すれば、警戒レベル4が発令されても直ちに私は避難行動には移らない。これ本当はよくないです。その根拠は、砂防河川は24時間降雨量が、短時間大雨を含みますが、約350ミリで洪水危険ラインに達します。そのときには、須川公民館前の橋桁に達しますということになり、これを越える雨量だと洪水がほぼ確実に起きます。洪水に至るまでの状況を過去の例と一昨年のデータを基にマイ・タイムラインを作成しているから避難時が分かっているからであります。
過去のデータと降雨により刻々と変化している水位をこの目で確かめ、天気予報による先の雨量と水位をシミュレーションして、洪水危険ラインに至る前に、既に用意してある生命維持に必要な水、薬、ビスケット、また食パン、チーズ、これをリュックに入れておりますので、それを担いで安全な高台の避難場所へ2分以内に避難完了します。この高台は神社であります。無論家人には警戒レベル4で避難をさせるわけであります。
雨量と河川の水位を見極めて危険度を察知して避難するのが、私のマイ・タイムラインであります。
そういうことで、本市においてマイ・タイムライン作成等の普及はどうなっているのか、このようにお伺いするわけであります。
○議長(石崎久次君) 総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君) お答えします。
マイ・タイムラインとは、住民一人一人の災害時におけるタイムラインであり、台風等の接近による大雨で河川の水位が上昇する際に、自分自身が採る標準的な防災行動を時系列に整理し、自ら考え命を守る避難行動のための一助とするものです。
作成の際には、ハザードマップを用いて自らの様々な洪水リスクを確認して、どのような避難行動が必要か、どのようなタイミングで避難することがよいのかを自ら考え、さらには家族と一緒に日常的に考えるものです。
マイ・タイムラインは、平成27年9月に起きた関東・東北豪雨の鬼怒川の氾濫における避難の遅れや避難者の孤立の発生を受け始められた取組です。
当市におきましても、大規模な災害がいつ発生してもおかしくありません。市民一人一人が自分の命も家族の命も自ら守るという意識を持つことが大切でありますので、今後、現在作成している千丈川ハザードマップ、今年度に作成予定の喜木川ハザードマップ等を用いて小・中学校での防災教育や各地区の自主防災会での防災研修などにおいてマイ・タイムラインの普及啓発を行ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(石崎久次君) 河野裕保議員。
○河野裕保君 早急には、キッズ、子供のマイ・タイムラインはありますね。子供は自分自らがタイムラインを作成するとかと言われます。
なぜタイムラインが必要なのかということは、7月8日愛媛新聞に、愛媛新聞の伊藤記者が掲載された水関久志さん、もう名前出てますから言いますけど、載せておりました。
彼は、ちょうど一番東側の災害現場の山から崩れたところ、家ですが、彼のお父さんと私は非常に仲よく付き合っておりまして、もう亡くなられておりますが、河野君、わしはな、この母屋の裏の石垣の中から水これちょろちょろ出よるんで、雨降ると。この色が濁れたらすぐさま逃げますよと、こういうことが親から子へ伝わっていったと。ですから、7月6日、一昨年ですよ、雨どんどん降り出した。それで、久志さんは、親父の言うことをよく聞きながら、寝れませんからもう、どんどん雨降り出したら。雨の音や裏の水の流れの色を見る。そして、また家の中へ入る、また外へ出る。そして、未明にぱらぱら、屋根に雨脚やなしに違う音がしたと。これは何だ。これは石だ。玄関開けたらもうはや目の前に土砂災害の流れが押し寄せてきたと。それで、母屋におる90を超えたお母さんを奥さんと一緒になって助けたと、こういうことですから、これらは経験と父から子へのタイムラインの引継ぎです。危ないとこですから。
ということで、そういう時系列の避難行動計画というのはぜひともお願いをしたい。市民に周知徹底をしていただきたいと、このように思うところであります。
続きまして、県管理河川千丈川洪水想定区域図、先ほど出ましたが、これハザードマップです。これ改訂版だそうですが、私はこの千丈川洪水ハザードマップを見て驚愕しました。目を奪われたというのは、浸水区域の中で浸水深、深さが3.0から5メートル未満に示されていたことであります。
このマップに示された浸水エリアと、市誌ありますね、これは昭和60年の市誌ですが、昭和18年7月21日から24日の総降雨量は約700ミリです。保内町のほうが若干これより少なかった。これによる浸水区域を重ね合わせると、当然マップのほうが拡大しておりました。
同エリアの浸水深は、昭和18年ですが、のハザードマップのはるかに今のほうが深いですが、18年の矢野町3丁目の浸水深は、成人男性の腰下20センチほどで、マップでは3から5メートルということです。
そして、昭和18年の広瀬・古町の最高浸水深は軒下と、こうありますね。しかし、マップと一致しているように思いますが、場所によっては今回の千丈川ハザードマップのほうがはるかに深くなるだろうと、2階以上に達するだろうと、このように見ます。
四半世紀経過しております。昭和18年から。洪水による被害区域を縮小せず、むしろ昭和通り、矢野町の浸水深が上昇していることに驚きます。ということは、先ほど言いましたように、雨が多いということであります。
この間、河道を、千丈川を広げるなどの改修工事はあまりされていないのではないかと、これはクエスチョンであります。
さて、本マップ改訂の理由に上げられているのは、近年集中豪雨が頻繁に起き、各地に豪雨災害をもたらし、従前のデータでは現状にそぐわなくなってきたということだろうと思います。
瀬戸内地域における過去に発生した最大規模の降雨量を基に浸水深を計算したと、こうマップにはあります。根拠数値は、日総雨量何と750ミリ、時間総雨量58ミリであります。目下これ以上の降雨量は考えにくい最大の数字を使用しておるところであります。
このように、想定を超える雨量の場合では、矢野町辺りで浸水深が5メートルに達するような場合、越水により徐々に水位が上昇するだけでなく、右岸の大規模の侵食、決壊も想定されます。そうなれば一度に濁流が押し寄せ、水位が急上昇し、警戒レベルが一気に1段階高いレベル5となり、避難の遅れが心配される事態に陥るということになります。
遅れを生じさせないためには、河川の氾濫、決壊、浸水に至る水位、降雨量、これの相関関係を気象情報と目視により担当部局が掌握し、住民に避難のタイムラグが起きないよう避難誘導しなければなりません。
市当局は、かつて経験したことのない24時間総雨量750ミリが現実に起こり得るとこれ想定しなければなりません。
避難誘導、避難場所確保、運営、マンパワー、役所機能、経済機能の一時喪失、そして大混乱に陥ることが予想されます。
750ミリ・デー、日という数字、この現実に起きた場合の対応策をお聞かせをいただきたい。
また、750ミリになると、市内で相当数の土砂災害が発生します。命も失われる。これは市全域がパニックに陥る雨量であります。ということで、これに対する心構え、施策、お願いをいたします。750ミリ。
○議長(石崎久次君) 総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君) お答えします。
千丈川洪水ハザードマップは、平成29年3月に、自然災害の激甚化・局地化を受け、1,000年に一度の大雨が降った場合などの最大想定規模L2を基に洪水浸水想定区域図を公表しています。
また、本年度愛媛県が喜木川を水位周知河川に指定したことから、洪水浸水想定区域が設定されたことを受け、市が喜木川洪水ハザードマップを作成します。
千丈川の最大想定規模となる1日総雨量は750ミリであり、喜木川は758ミリで、この数字は1,000年に一回程度の頻度ということにはなりますが、平成30年7月豪雨の24時間雨量が307ミリであったことを考えると、あり得ない数字ではありません。
千丈川、喜木川ともに流域のほとんどが急峻な地形で、山間部に降った雨が市街地に到達するまでの時間が短く、このような今までに経験したことのない大雨が降ったときには、急激に水位が上昇し、短時間で市街地全体が浸水する可能性があります。
市の対応としましては、まず洪水時に使用可能とされた避難所へ早め早めの避難行動を周知するとともに、避難所への避難が遅れ屋外に出ることが危険である場合には、自宅の2階等への垂直避難などにより命を守る行動を取るよう市民に周知します。
また、今年は新たに新型コロナウイルス感染症対策が必要であり、密閉・密集・密接の3密状態をいかに避け、避難者同士の間隔を2メートルほど確保すること、定期的に換気を実施すること、原則としてマスクを着用すること、手洗い及びせきエチケットを徹底すること、避難所への受入時等に検温を実施することなどの感染防止対策を講じております。
今後、市として大災害時に混乱することのないよう具体的な対応策をあらかじめ検討し、訓練を重ねることで市民の安全・安心の確保を図りたいと考えております。
以上でございます。
○議長(石崎久次君) 河野裕保議員。
○河野裕保君 私もマップを見たときには、えらい数字やな750。がしかし、これは現実に起きても不思議ではない。前線豪雨もそうですが、先ほどの台風10号もありますように、台風がもたらす雨雲というのも相当すごいですから。
それで、2004年というと平成16年かな、台風10回来ました、日本に上陸。そのうちの徳島県では、24時間当たり1,100ミリ超えてますから、そのときに。それで、台風に関係の雨というのはかなり降ります。そういうことですから、750ミリは決して架空の数字ではない、1,000年に一度ではないと、こう思います、私は。
ということで、これだけ降ったら大変ですけど、これを頭に入れて、今部長言われましたように、早め早めと、これにこしたことはない。台風10号は、気象庁はやや空振りぎみでした。猛烈な台風ですよと。気圧、九州には930ヘクトパスカル。それで、警告出そうかどうか悩んだはずです。
しかし、海水温が8号、9号によって混ぜくられて海水温が下がったから勢力が伸びなんだということなんです。そういう間違ったというか、早め早めの空振りは大いに結構ですから、やっぱり気象庁も特別警報を出してもよかったかも分かりません。
ですから、狼少年ではありませんが、やっぱり部長言われますように、早めにこしたことはないので、そういうことで訓練もぜひともしてください。9月1日、今年は8月30日でしたが、私のマイ・タイムラインの話、先ほどの水関久志君の話もしました。
それで、あれは津波とか地震とかの逃げる想定ですけど、もう自然災害、津波を含めて全てを含んだような逃げる場所を構えないけませない。本当、これは。あれは津波ですから、高いところ高いところですよ。高いところと言よっても、これはそこへ逃げることを考えよったら、今度は土砂災害もなるから、津波はどこ、土砂災害はどこ、洪水はどこ、逃げる場所も何か所も構えたほうがええと私は、これは実際問題としてということでお願いをしておきます。
次行きます。もう時間がありません。
また、市の理事者にとっては頭が痛い。私何回もついなことを言いますから。ということは、それだけ私は身の危険を感じとるからであります。
本市を流れる県管理河川である千丈川、喜木川の洪水に対する脆弱性についてどのような認識を持っておるのかということを問います。
7月4日に大洪水を起こした球磨川の降雨量は他人事ではないです。先ほど言いましたけど。あれ500ミリであれだけになったわけです、1日。
さきの千丈川ハザードマップ見たとおり、これは起こり得る可能性がある、750ミリでも。
球磨川、最上川、富士川と合わせて日本三大急流と呼ばれておりますが、しかもこれは一級河川でありまして、我々の二級とは違う。急流は時に暴れ川にこれ変身します。その球磨川の降水量と水位の関係を述べたところで、本市を東西に流れる2つの二級河川、千丈川、喜木川、宮内川もありますが、流域面積、人口、河川の長さ、河道面積、構造、流量等のスケールからして格が違い過ぎて比較対象の範疇外でありますということです。
しかし、洪水発生に至るメカニズムは同じであり、熊本県南部を襲った豪雨が本市にそっくり当てはまります。つまり、千丈川ハザードマップと重なる球磨川は、7月3日、4日で24時間で500ミリ降っておりますが、しかし先ほど申しました千丈川は750ミリであります。ということで、500ミリ行かなくても千丈川は大洪水を起こすということであります。
そこで、人吉市、球磨村を含む熊本県南部では、3日、4日にかけて球磨川流域を覆う雨雲が継続して発達する線状降水帯が発達し豪雨となりました。3日午前0時から4日正午まで降雨量は、上流部で497ミリ、球磨村で470.5ミリ、4日午前1時・2時の1時間に降雨量68.5ミリを記録しております。
球磨川の水位は、多くの人が寝静まる4日未明から朝にかけて水位が急上昇しました。ここが恐ろしい。球磨村渡地区の水位観測所では、4日午前1時には4メーター、午前3時20分で8.7メーター、氾濫危険水位に達し、午前7時には12.8メートルを記録しております。それ以降は観測不能に陥っています。
人吉市の水位観測所でも、4日午前1時1.6メーターの水位から上がり続け、午前7時には氾濫危険水位3.4メートルを超え4.9メートルを記録しております。
一昨年の6月28日・7月8日間における本市の総雨量は、先ほど出ましたが、397ミリということであります。
本市の場合、2つの県管理河川で、河川水が干し上がった状態においても、24時間降雨量が400ミリを超えると洪水のおそれが出ると思います。
洪水災害は予想が立ちやすいです。どれだけの雨が降れば堤防・護岸が越水するかは、過去の例から引き出せるからであります。2つの河川とも潮汐に左右され、洪水ピーク時と満潮が重なれば危険度がさらに増します。24時間400ミリ、1時間降雨量70ミリから90ミリ、100年、50年に一度の確率で起きるこれは雨量ではありません。地球温暖化による海水面、海水温の上昇等によって、大量の水蒸気を含んだ雨雲が線状降水帯を発生させて大雨特別警報が頻繁に出される時代になっていることの現実を直視しなければなりません。
本市を流れる2つの県管理河川及びその支流において、大雨に対して非常に脆弱だということの認識をどれだけお持ちなのかをお伺いをいたしたいと思います。
○議長(石崎久次君) 建設課長。
○建設課長(宮下研作君) お答えいたします。
愛媛県内の二級河川は182水系410河川、総延長は約1,247キロメートル。うち八幡浜市内においては11水系25河川、総延長は約77キロあります。八幡浜市内の市街地を流れる河川としては、千丈川、喜木川がありますが、千丈川は流域面積が47平方キロメートル、延長約10キロメートル、そのうち築堤区間約1キロメートル。喜木川は、流域面積約31平方キロメートル、延長が約11キロメートル、うち築堤区間が約2キロメートルとなっています。
愛媛県によると、洪水に対する脆弱性については、詳細には把握できていませんが、山間部には石積み護岸があるものの、そのほかでは多くがコンクリート護岸となっているため、破堤のおそれは低いと考えており、河川パトロール及び施設点検の実施により護岸等施設の状況把握に努めているとのことです。
○議長(石崎久次君) 河野裕保議員。
○河野裕保君 大体そのことだろうと思いますが、この後また千丈川の破堤防止をやりますが、そのようにパトロールしながら、危ない箇所は改修をするということに努めていただきたいと、このように思います。
市内を流れる二級河川及び砂防河川の破堤防止策等についてお伺いします。
7月6日、国交省は、総力戦で挑む防災・減災プロジェクトを開始したとあります。これまで取ってきたダムによる放水調整、堤防による河道での洪水抑止中心主義から、自治体と住民を巻き込んだ流域治水へ転換し、川沿いから高台への移転促進、田んぼ、ため池の保水力を活用する、水を逃がす遊水地の整備等、地域の実情・特性を加味して多角的に対応するとしております。
愛媛県も加茂川水系の黒瀬ダム、玉川ダム、これらを事前放流して豪雨に対応するというふうにいたしておるところであります。
以上のことは既に治水については歴史が証明しております。16世紀半ばに武田信玄が釜無川と御勅川を整備した信玄堤、豊臣秀吉の宇治川、淀川の大規模な治水事業、先見性において徳川家康による利根川と荒川の付け替え等の大改修工事であります。洪水を繰り返す湿地帯の江戸を安全な居住地に変身させ、現下の東京の基盤を築いたからであります。人々は治水との戦いに明け暮れ、現在に受け継がれておる。
さて、本市の2本の二級河川とそれに合流する先ほどもありましたが、中小の河川では、国交省の総力戦で挑むにおける流域治水の考え方は当てはまりにくい。本市は河川沿いに町が形成され、都市河川化しており、引堤による高台移転や水の受皿の遊水地などの整備は難しく、堤防かさ上げ、河道掘削による流下能力を向上及び堤防・護岸を決壊に至らせない手当てしか今のところ見当たらないと思います。
引堤を例に挙げれば、整備周辺住民を安全な高台へ移転させなければなりませんし、BバイC等事前調査研究も要る。住民の同意も要る。用地も確保しなければならない。費用負担のほか高いハードルを次々とクリアしなければならないので、二級河川での引堤整備はほぼ不可能であるだろうと思います。要するに、洪水を最小限に抑えることに尽きます。一・二級河川を問わず、河道だけで洪水は阻止できません。河川工学の専門家も言っておりますが、せめてしゅんせつ、かさ上げは言うに及ばず、堤防・護岸の補強により破堤させない整備を目標に置いていただきたいと思うわけであります。
ついでに、堤防・護岸の強度のいかんがいかに住民の命・健康・財産を左右するかについての実例を見てみます。これ全て国の管理河川でありますが、さきの7月4日未明では、熊本県人吉市を流れる球磨川の右岸の中神町馬場地区、これ30メートル、左岸の大柿地区約10メートルにわたって決壊し、大洪水を引き起こしております。球磨川とその支流を合わせるとかなりの数が決壊していると聞いております。
2019年10月、台風19号による大雨で、長野市穂保地区を流れる千曲川の左岸堤防が、大量の流量による水圧と越水で約70メートルが決壊をしております。2018年7月、倉敷市真備町の高梁川支流小田川、これも堤防決壊をしております。2015年9月、線状降水帯で過去に例を見ない豪雨で常総市を流れる鬼怒川の堤防が200メートル越水破堤し、ヘリによる人命救助を映し出したテレビを私見ました。
このことでも明らかなように、越水氾濫量は、破堤氾濫量に比べて圧倒的に少ない。このことは河川工学の専門家も指摘しております。
千曲川の場合、越流だけなら浸水エリアが縮小され、水位も床下で済んでいたかも分かりません。新幹線車両も水没を免れたかも分かりません。
堤防決壊による浸水被害の拡大は、一級・二級河川及びその支流、砂防河川についてもこれは言えると思います。
さて、本市の神越地区における内水氾濫、すみませんね毎年言って、氾濫は毎年起き、保内中央体育館周辺は浸水常襲地帯となっております。今年も7月7日早朝に起きました。新聞配達の男性から聞きました。配り始めた4時前の保内体育館前の水位は膝下であったが、配達区域を回って1時間たって体育館前に戻ると胸の高さまで水位があり、両手を上げて新聞をぬれないようにして体育館前をそのようにして越えましたよと、そのように難儀をしましたと言っておりました。
本件については、既にこの席で何回か質問しているので、くどくどは言いません。内水氾濫防止策は今計画中であります。喜木川のこれは強靱化とセットしなければならないだろうと、このことも十分お分かりいただいていると思います。
さて、千丈川の堤防・護岸高は流域全体を見回して低い箇所が非常に多い。私はずっと、堀田建設の下からずっとこの新川まで来てみました。これでは、今後想定される1日総雨量400から500ミリ、うち1時間総雨量50ないし70ミリの降雨量を含むに対して、現況では到底これは持ちこたえられません。このくらいの大雨はもはや覚悟しなければならない時代に突入しているということであります。
警戒水位を突破し、堤防・護岸の越流による浸水被害は避けられないとしても、護岸が決壊すれば家屋の流出、全半壊し、甚大な被害が広範囲に及びます。よって、千丈川のかさ上げ、堤防・護岸の補強を急げということであります。私はこれ急がにゃいかんと思いますね。
本市も含め東西日本のどの地域においても、梅雨前線・台風前線、台風による雨雲ほかによる線状降水帯が度々発生し、大雨特別警報が発令される時代になっていることでそれを考えていただきたい。
今夏は異常な前線停滞によって九州を襲った豪雨で、気象庁は7月4日と6日に2度大雨特別警報を出しています。7月8日には記録的豪雨は西日本から東日本まで広がり、岐阜と長野の両県に大雨特別警報を出しています。一昨年・昨年も梅雨前線と台風による前線及び雨雲で各地に洪水が頻発しましたが、これらの水害は全て大雨特別警報が発令されております。
一昨年の豪雨災害までは、本市は自然災害の少ない自治体であるとたかをくくっていた面がなきにしもあらずの感がございましたが、一昨年の災害と今年の長期にわたる異常な前線停滞で甘い見方が一変したと思います。異常気象が常態化しつつある現状を踏まえれば、本市を流れる2つの県管理河川の整備は喫緊の課題であると思います。承知いただけると思いますが、どうですか。県管理河川の河道整備、砂防堰堤等治水対策の短期・中期・長期計画はどうなっているのだろうかと、こう思うわけであります。
先ほど建設課長が言いましたが、具体的な短期・中期・長期の計画があるのかどうか。何百というて河川ありますから、県もおいそれとはすぐに千丈川に手がつけないと思いますが、やっぱり何度も何度も県に要請することが大事だろうと思います。お願いします。
○議長(石崎久次君) 市長。
○市長(大城一郎君) 今年の7月3日から7月8日までの7月豪雨での総雨量は320ミリであり、幸い大きな被害はなかったものの、今後も満潮時と重なった場合における越水及び護岸決壊などにより浸水被害の発生が強く懸念をされております。
こういった水害は当市だけでなく全国的に喫緊の課題であると認識をしております。
そのような中、当市においては、一昨年の7月豪雨後、千丈川及び喜木川の氾濫対策につきまして、愛媛県に護岸のかさ上げ及び河川のしゅんせつ、これを要望してまいりました。
これを受けて愛媛県では、現況流下能力を計算し、能力不足区間の縦断分布を把握する基礎調査を昨年実施しており、将来的に護岸のかさ上げを検討しているとのことを聞いております。
しかしながら、護岸のかさ上げにつきましては、河川に架設されている橋梁及び道路に与える影響がかなりありますので、それらの調整に時間を要することから、当面の間は河川に堆積した土砂等の掘削を実施し、河道断面の確保、これに努めていきたいとのことであります。
○議長(石崎久次君) 河野裕保議員。
○河野裕保君 市長、副市長、県や国のパイプが非常に強いわけですから、期待しております。
最後、本市における自然災害に最も強い安全はすみかはどこですかと、こういうことであります。
一市民として思うのは、今年の長雨によって私は命の危険を感じました。そういうことで、寝床に嫁はんと2人が……。
○議長(石崎久次君) 河野議員。
○河野裕保君 これ読んどるけん分かるけんな、はい。
○議長(石崎久次君) 終了してください。
これに対して市長、出てますんで、本市における自然災害に強く、最も安全なとこはどこですかということに対してお答えをいただきたいと思います。
市長。
○市長(大城一郎君) 最後の締めというような質問であったかと思いますが、本市において自然災害に最も強く安全な住居はどこかということですが、自然災害にはこれまでもお話のとおり、地震、津波、洪水、土砂災害、土砂崩れ、様々な様態があり、津波は来ないが裏山が崩れるかもしれず、平地であれば浸水災害のおそれがあり、立地場所によっては100%の安全が保証されるものでは決してありません。
常に様々な災害を意識しながら耐震補強などの対策も行い、危険度を把握し、議員御指摘のとおり、自分なりのタイムテーブルにより逃げるときと場所を意識していくことが大切であります。
そういう意味では、ソフト面で常に真剣に対策を考えている人、常に自主防災活動に熱心な地域が自助、共助の意識も高く、安全に一番近い場所であるのではないかと思います。
○河野裕保君 終わります。