公開日 2022年03月02日
令和3年八幡浜市議会12月定例会会議録第1号
議事日程 第1号
令和3年12月7日(火) 午前10時開議
第1
会議録署名議員の指名
第2
会期の決定
第3
認定第 1号 令和2年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について
(委員長報告(質疑)、討論、採決)
第4
認定第 2号 令和2年度八幡浜市下水道事業会計決算の認定について
認定第 3号 令和2年度八幡浜市水道事業会計決算の認定について
(委員長報告(質疑)、討論、採決)
第5
認定第 4号 令和2年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定について
(委員長報告(質疑)、討論、採決)
第6
議案第70号 八幡浜・大洲地区広域市町村圏組合の規約の変更について
議案第71号 財産の無償譲渡について
議案第72号 指定管理者の指定について
議案第73号 指定管理者の指定について
議案第74号 市道路線の認定について
議案第75号 市道路線の変更について
議案第76号 訴訟上の和解について
議案第77号 八幡浜市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定について
議案第78号 八幡浜市立保育所条例の一部を改正する条例の制定について
議案第79号 八幡浜市立認定こども園条例の制定について
議案第80号 八幡浜市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議案第81号 八幡浜市家庭的保育事業等の認可に係る設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議案第82号 八幡浜市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議案第83号 八幡浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
議案第84号 八幡浜市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について
議案第85号 八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第86号 八幡浜市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について
議案第88号 令和3年度八幡浜市一般会計補正予算(第10号)
議案第89号 令和3年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
議案第90号 令和3年度八幡浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第91号 令和3年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(第2号)
議案第92号 令和3年度八幡浜市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)
議案第93号 令和3年度八幡浜市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)
議案第94号 令和3年度八幡浜市港湾整備事業特別会計補正予算(第2号)
議案第95号 令和3年度八幡浜市下水道事業会計補正予算(第2号)
議案第96号 令和3年度八幡浜市水道事業会計補正予算(第2号)
議案第97号 令和3年度八幡浜市簡易水道事業会計補正予算(第1号)
議案第98号 令和3年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(第2号)
(提出者の説明)
第7
議案第87号 令和3年度八幡浜市一般会計補正予算(第9号)
(提出者の説明、質疑、討論、採決)
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本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
会期の決定
日程第3
認定第1号
日程第4
認定第2号、認定第3号
日程第5
認定第4号
日程第6
議案第70号~議案第86号、議案第88号~議案第98号
日程第7
議案第87号
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出席議員(16名)
1番 井 上 剛 君
2番 攝 津 眞 澄 君
3番 平 野 良 哉 君
4番 田 中 繁 則 君
5番 遠 藤 綾 君
6番 菊 池 彰 君
7番 西 山 一 規 君
8番 佐 々 木 加 代 子 君
9番 竹 内 秀 明 君
10番 平 家 恭 治 君
11番 石 崎 久 次 君
12番 樋 田 都 君
13番 新 宮 康 史 君
14番 上 田 浩 志 君
15番 宮 本 明 裕 君
16番 山 本 儀 夫 君
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欠席議員(なし)
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説明のため出席した者の職氏名
市長 大 城 一 郎 君
副市長 菊 池 司 郎 君
教育長 井 上 靖 君
代表監査委員 中 島 和 久 君
総務企画部長 藤 堂 耕 治 君
市民福祉部長 二 宮 恭 子 君
産業建設部長 垣 内 千代紀 君
市立病院事務局長 福 岡 勝 明 君
総務課長 宮 下 栄 司 君
税務課長 河 野 久 志 君
政策推進課長 松 良 喜 郎 君
財政課長 明 礼 英 和 君
社会福祉課長 松 本 有 加 君
子育て支援課長 岡 本 正 洋 君
市民課長 倭 村 祥 孝 君
保内庁舎管理課長 山 本 真 君
生活環境課長 小 野 嘉 彦 君
保健センター所長 久保田 豊 人 君
人権啓発課長 高 島 浩 君
水産港湾課長 宇都宮 一 幸 君
建設課長 宮 下 研 作 君
農林課長補佐 崎 本 ゆかり 君
商工観光課長 萩 森 久 人 君
下水道課長 菊 池 利 夫 君
水道課長 山 口 晃 君
会計管理者 坂 井 浩 二 君
学校教育課長 菊 池 和 幸 君
生涯学習課長 井 上 耕 二 君
監査事務局長 菊 池 敏 秀 君
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会議に出席した議会事務局職員
事務局長 田 本 憲一郎 君
事務局次長兼議事係長 田 中 由 加 君
調査係長 黒 田 昌 利 君
書記 田 中 聡 君
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午前10時00分 開会
○議長(平家恭治君) 皆さん、おはようございます。
ただいまより令和3年第8回八幡浜市議会定例会を開会いたします。
市長から今議会招集の挨拶があります。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本日、令和3年第8回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。
初めに、去る11月7日に行われました全国高等学校駅伝競走大会県予選会において、15連覇を果たされました八幡浜高校陸上部女子の皆さん及びその関係者の皆様方に、心よりお祝いを申し上げます。選手の皆さんには、今月26日に京都市で開催される全国大会でベストを尽くし、八幡浜の名を全国に響かせていただけるよう健闘を御祈念申し上げます。
次に、8月28日から延期をしておりました八幡浜出身でやわたはま応援隊にも就任していただいている井上昌己さん、Kacoさん、お二人のシンガーソングライターによるスペシャル凱旋ライブを先週12月4日に開催し、大いに盛り上がりました。
また、ライブ前には八幡浜市民文化活動センターの愛称を発表しました。施設全体とホール、それぞれ愛称を決定し、施設全体の愛称をコミュニティーの頭文字COと会館の館に可能性を表してできるの意味を持つCANそしてミカンを組み合わせたComican、ホールの愛称を郷土の誇りである飛行機の父、二宮忠八翁の名前から忠八ホールとしました。この市民文化活動センターコミカンは、市民の皆さんの自主的な文化・芸術活動の練習の場、発表の場、そして優れた文化芸術を鑑賞する場として整備されており、施設の愛称決定を機により多くの方に親しみを持って利用していただけるよう願っています。
それでは、定例会について申し上げます。
本定例会におきましては、条例10件、予算12件、その他7件、合わせて29件の御審議をいただくものでございます。
諸議案の内容等につきましては、後ほど御説明いたしますが、何とぞ慎重審議賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。
なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、産婦人科常勤医師の入職についてほか6件について御説明申し上げ、議員の皆様の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
以上、申し述べまして、招集の御挨拶といたします。
○議長(平家恭治君) 議長において、この際、諸般の報告を行います。
11月臨時会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付いたしております報告書をもってこれに代えます。
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○議長(平家恭治君) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
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○議長(平家恭治君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、議長において2番 攝津眞澄議員、15番 宮本明裕議員を指名いたします。
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○議長(平家恭治君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から12月24日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平家恭治君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から12月24日までの18日間と決定いたしました。
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○議長(平家恭治君) 日程第3 認定第1号 令和2年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
本件に関し、決算審査特別委員長の報告を求めます。
石崎久次委員長。
〔決算審査特別委員長 石崎久次君登壇〕
○決算審査特別委員長(石崎久次君) 皆さん、おはようございます。
それでは、決算審査特別委員会の報告を申し上げます。
認定第1号 令和2年度八幡浜市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定について付託されておりました当委員会は、10月18日、20日、21日の3日間にわたり、市理事者の出席を求め、慎重に審査を行いました。その結果、当委員会は認定第1号を賛成多数で認定することに決しました。その審査の概要について御報告を申し上げます。
令和2年度の一般会計の決算は、予算総額302億2,700万2,000円に対し、歳入総額268億6,219万5,316円、執行率88.9%、歳出総額260億5,613万925円、執行率86.2%で、収支差引き8億606万4,391円の黒字であります。これから翌年度へ繰り越すべき財源7億4,014万7,000円を差し引いた実質収支額は6,591万7,391円の黒字決算であります。
次に、特別会計の9会計は、予算総額114億4,627万8,000円に対し、歳入総額106億7,596万8,849円、執行率93.3%、歳出総額104億7,469万9,551円、執行率91.5%で、実質収支では国民健康保険事業会計をはじめ4会計で黒字決算であり、その他の会計は収支差引き0であります。
以下、審査の過程において論議されました主な事項について申し上げます。
初めに、一般会計歳出のうち、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費、7節報償費のうち、ふるさと納税返礼品について、委員より、八幡浜市はミカンに特化したふるさと納税であるが、ミカンだけに頼っていくといずれは限界が見えてくる。年間を通したふるさと納税となるものを作っていかないと納税額も落ちてくる。今後の商品開発、例えばふるさと納税品を市内業者に作ってもらい、開発費用を補助するなど考えているとは思うが現在の状況はとただしたのに対し、理事者より、かんきつ類が主力となっているが、魚介類でも魚だけではなく干物や特にアワビが売れている。商品開発の補助については、コロナ禍において他の業者と共同で商品開発をした場合、補助制度があるが、そういう事例を除けば売上げは全て業者自身のものとなるため、それに対し補助することは検討していないとの答弁でありました。
さらに、委員より、企業も成功しなければ研究費等がかかる。新商品が出れば当然売上げになるが市の財源にもなってくる。新しく八幡浜らしいふるさと品を作ってもらうことに対して補助することは次なるステップになると思うが、全庁的にやるべきことがあるのではないかとただしたのに対し、理事者より、ふるさと納税で仮に50億円を目指すとすれば返礼品が不足するため、新たな魅力ある商品も必要となると思うが、商品開発についてはふるさと納税の返礼品ということではなく、市全体として六次産品を含め、どう行っていくべきなのか総合的に考えていきたいとの答弁でありました。
続きまして、同じく一般会計歳出のうち、2款総務費、1項総務管理費、2目人事管理費、18節負担金、補助及び交付金のうち、温交会交付金について、委員より、温交会交付金は何のために使っているのかとただしたのに対し、理事者より、地方公務員法第42条に、地方公共団体は職員の保健並びに元気回復、その他厚生に関する事項について計画を樹立し、これを実施しなければならないと規定されており、これが温交会交付金の根拠である。事業としては、人間ドックの助成のほか、レクリエーションとして年に1回バレーボール大会かボウリング大会を隔年で実施している。法律上、任命権者には福利厚生事業を企画し実施する責任があるため、雇用主の責任としてそれにかかる費用の半分程度を負担している。現在実施している温交会事業は、法律が求めている最低限度の範囲内で現段階では適正との認識を持っているが、シューズ等の物品支給については今後検討したいとの答弁でありました。
さらに、委員より、レクリエーション事業の必要性については市民の理解が得られるということが大前提という認識の下、いま一度使途について検討を行うようにとの指摘があり、さらに組合とも話合いをしてほしいとの要望がありました。
続きまして、同じく一般会計歳出のうち、2款総務費、1項総務管理費、9目財産管理費、16節公有財産購入費、旧青石中学校土地購入費について、委員より、旧青石中学校土地購入について次年度繰越しとなっているが今後の見込みはとただしたのに対し、理事者より、当該土地は地権者11名、民地部分の総面積1万2,486平方メートルであり、うち6名の地権者と契約を終え、8,082平方メートル、民地部分全体の64.7%を購入している。昨年度より交渉を継続しており、動向次第では考えるという方もいることから時間をかけて交渉をしている。今回の全筆買収は、旧青石中学校の敷地一帯が筆界未定であり、この解消が命題となっている。法務局とも相談をした結果、全筆買収するなど一度所有権を全て市のほうに集めた後、分筆等を行う以外に方法はないとの結論に至っている。どうしても買収に応じていただけない方について、どのように話をしていくか内部で協議をしているとの答弁でありました。
続きまして、同じく一般会計歳出のうち、3款民生費、1項社会福祉費、22目ふれあいセンター費、18節負担金、補助及び交付金のうち、ふれあいセンター文化事業補助金について、委員より、文化活動をしていないのに補助金を出しているのはなぜかとただしたのに対し、理事者より、ふれあいの文化祭事業計画を出した段階で補助金を支出し、その後中止となったが、補助金は委託料と違い実績に基づかず支出できるために渡している。9万円を渡し、事前準備をした消耗品、紙コップなどはふれあいセンターの文化祭補助金用の通帳から支出してるとの答弁でありました。
さらに、委員より、事業がなければ返すのが普通である。また、支出がなかったのであれば返金処理を求めるのが通常の会計処理ではないか。次回からは、精算主義としてかかった費用に対して補助する方法に変更するべきであるとの指摘がありました。
続きまして、同じく一般会計歳出のうち、6款農林水産業費、1項農業費、4目農業振興費、12節委託料のうち、有害鳥獣捕獲事業委託料について、委員より、有害鳥獣の駆除費用を増額する考えはないかとただしたのに対し、理事者より、最近の大きな問題であるがイノシシが町なかに出没することが多く、市民からの通報によりこの半年間、二、三日に1回の割合で担当職員が駆除のために出動している状況である。しかし、町なかでは猟銃を使うことができないため、箱わなを設置するなど対策を講じているがなかなか駆除に至らず、いい手だてがないのが実情である。この町なかにおける対策を含めて考えると、駆除費用を増額しても効果は低いと思うとの答弁でありました。
続きまして、同じく一般会計歳出のうち、6款農林水産業費、1項農業費、4目農業振興費、18節負担金、補助及び交付金について、委員より、八幡浜市には有害鳥獣対策として空気銃の取得に対する補助制度はあるのか、もしないのであれば補助するようにしてはどうかとただしたのに対し、理事者より、今のところ八幡浜市では、第1種狩猟免許の取得に対してのみ補助をしている。空気銃は第2種狩猟免許の対象であるため、補助ができるよう検討していきたいとの答弁でありました。
続きまして、同じく一般会計歳出のうち、8款土木費、3項河川費、1目河川管理費、14節工事請負費に関連して、委員より、保内町宮内里西にある水路は、鋭角に川へ流れるようになっている。宮内川に水門はあるがそこへは流れず、宮内里西地区が豪雨のたびに水浸しになり、一部家屋へ水が流れている。この水路の所管課はどこになるのかとただしたのに対し、理事者より、現地は確認しており、水路の区域として建設課が管理しているが対応はできていないとの答弁でありました。
さらに、委員より、雨が降るたびに排水ができず地域は大変な現状であるため、対策について前向きに検討していただきたいとただしたのに対し、理事者より、まず浸水の原因は増水したときに水路の水位よりも宮内川の水位のほうが高くなるため、この対策として排水ポンプを設置して、内水を宮内川へ排水するしか方法はないのではないかとの答弁でありました。
さらに、別の委員より、住民の方も困っているため、早急に計画の中に入れ、対応、対策をしていただくよう強く指摘し、要望する申出がありました。
続きまして、同じく一般会計歳出のうち、10款教育費、1項教育総務費、2目事務局費、3節職員手当等のうち、時間外勤務手当について、委員より、時間外勤務手当760万円と突出した数字が出ているが時間外勤務の実態は、また時間外を下げていく工夫はされているのかとただしたのに対し、理事者より、毎月、時間外集計が管理職へ報告が上がってくる。時間外が多い職員に対して逐一状況の聞き取りを行い、時間外が必要であれば業務内容を見直すなど削減するよう取り組んでいるとの答弁でありました。
さらに、委員より、最終退庁時間など平均して何時頃退庁しているのかとただしたのに対し、理事者より、時期的に多い月と少ない月があり偏りがある。職員が残業をした場合には、翌日にも所属長の決裁が必要となるため、翌日には退庁時間を把握している。時間外勤務については、全庁的に働き方改革の中で縮減の方向で対策を講じており、例えば全職員を対象に水曜日はノー残業デーとし、基本的に時間外を認めないほか、時間外勤務は事前に所属長の命令の下で行い、翌日には必ず時間を確認する。また、時間外勤務手当の対象とならない管理職、すなわち補佐以上についても、1か月の時間外勤務を全て総務課が管理している。ただし、どうしても災害、選挙等により一時的に時間外勤務が多い職員が発生するが、このような場合には月100時間を超えた場合、2か月平均80時間を超えた時点などで、必ずメンタルヘルス相談を受診させている。もちろん、なぜそのような時間外勤務になったのか、所属長が把握して総務課へ報告するようにしているとの答弁でありました。
次に、八幡浜市水産物地方卸売市場事業特別会計、10節需用費について、委員より、年々増加傾向にあった修繕料が指導により削減できたとの説明があったが、具体的にどのような改善を行ったのかとただしたのに対し、理事者より、需用費について、昨年度までの修繕費は900万円を超えていた。年々増加傾向にあり、年数と同時に施設修繕は必要となってくるが、施設の取扱いや開け閉めなど雑な扱いについて、市も予算が限られており、可能な限り施設使用は十分注意を払ってほしいと改めて指導した。特に緊急を要するものは修繕で対応はしているが、通常使用する中でこの年数で修繕するのはおかしいとならないよう市場関係者に対し、職員から改めてお願いや周知をした結果であるとの答弁でありました。
以上で決算審査特別委員会の報告を終わります。
○議長(平家恭治君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平家恭治君) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平家恭治君) これをもって討論を終結いたします。
これより認定第1号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(平家恭治君) 御着席ください。
起立多数であります。よって、認定第1号は認定することに決しました。
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○議長(平家恭治君) 日程第4 認定第2号 令和2年度八幡浜市下水道事業会計決算の認定について及び認定第3号 令和2年度八幡浜市水道事業会計決算の認定について、以上2件を一括議題といたします。
本件に関し、総務産業委員長の報告を求めます。
佐々木加代子委員長。
〔総務産業委員長 佐々木加代子君登壇〕
○総務産業委員長(佐々木加代子君) それでは、9月市議会定例会におきまして、総務産業委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました認定第2号及び認定第3号の審査が終了いたしましたので、その結果並びに概要を御報告申し上げます。
去る10月5日、総務産業委員会を開催し、担当理事者から詳細なる説明を受け、慎重に審査を行いました。その結果、いずれも全会一致をもって認定することと決しました。
以下、審査の概要について申し上げます。
初めに、認定第2号 令和2年度八幡浜市下水道事業会計決算の認定についてであります。
まず、水洗化率の状況でありますが、八幡浜処理区が0.56ポイント増の92.13%、保内処理区が2.37ポイント増の71.02%、真穴処理区が0.14ポイント増の90.79%、磯崎、喜木津、広早処理区が0.74ポイント増の91.31%となっております。
次に、決算の状況であります。
収益的収支につきましては、営業収益から営業費用を差し引いた営業損失が7億7,246万6,665円、営業外収益から営業外費用を差し引いた利益が12億3,703万1,299円であり、営業利益と合わせた経常利益は4億6,456万4,634円となっております。これに特別損失を差し引いた単年度収益的収支は、3億7,919万6,013円の純利益を計上しております。
次に、資本的収支につきましては、収入が6億4,758万4,055円であるのに対し、支出が14億2,540万7,006円であり、不足額7億7,782万2,951円に関しましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、当年度分損益勘定留保資金及び当年度未処分利益剰余金で補填しております。
次に、審査の過程において論議されました主な事項について御報告申し上げます。
委員より、流動比率は企業等の支払い手段に用いる余裕資金であり、経営成績の判断材料になるかと思うが、令和元年度は4.49%、令和2年度は13.59%で数字的にはかなり低い。類似団体平均が68.17%という高い数字であるが、流動比率の目標とするパーセントは幾らかとただしたのに対し、理事者より、事業経営については事業体ごとにいろいろな条件がある。流動比率が200%以上であればほぼ独立採算ができるような状態になってくるが、八幡浜市は処理面積の規模が小さい割には非常に大きな下水道施設を抱えている。具体的なパーセントというのは今のところは定めてはいないが、少しでも上げていく必要がある。それが、どこまで可能なのか、その目標を今後の経営計画の中で定める必要があるとの答弁でありました。
また、別の委員より、配管等が古くなっているが、今後計画的にどう更新していくつもりかとただしたのに対し、理事者より、管渠については布設年度が古い旧市内を対象とし、管内のテレビカメラ調査を約7キロメートル行った。その調査結果に基づき、管の更生を行っていく予定である。具体的には、7キロメートルを調査した区間の中で、約5年以内に管の更生をしなければならない箇所が約600メートルあり、令和2年度末で約170メートルの管更生を行っている。処理場については、八幡浜浄化センターが昭和60年度供用開始で一番古い施設であるため、現在、機械設備の改築更新工事を実施しているとの答弁でありました。
また、別の委員より、耐震や今後の予想される津波等々のことでの対策はあるのかとただしたのに対し、理事者より、八幡浜浄化センターは汚水の処理だけではなく、浸水対策も兼ねた巨大なポンプ場の役割を持つ施設である。その電源設備やポンプ設備が例えば水没によって機能しなくなると、それに代わる代替施設がどのようなもの、どの程度の規模になるのか想像がつかない。現在、八幡浜浄化センター耐震・耐津波対策計画書を一度取りまとめており、内部で検討している状況である。その中でまずは耐津波診断を行う必要があり、診断結果により技術面、コスト面で現実的ではないということであれば、事後対策としてどういったことができるのか診断結果を基に判断を行い、基本構想を立てていきたい。具体的な話は、調査結果が判明次第、御報告をさせていただきたいとの答弁でありました。
次に、認定第3号 令和2年度八幡浜市水道事業会計決算の認定についてであります。
まず、令和3年3月末の給水人口は前年度比607人減の3万844人で、給水戸数は前年度比129戸の減の1万5,172戸であります。
配水量につきましては前年度比4万立米減の414万8,000立米、給水量は前年度比3,000立米減の338万1,000立米、有収率につきましては漏水調査や老朽管更新工事を実施したこと等により前年度比0.7ポイント増の81.5%に改善されております。また、令和2年度の事業内容につきましては、愛宕地区送水管更新工事ほか、6件の上水道老朽管更新工事や愛宕第4配水池敷地造成工事ほか、22件の建設改良工事が実施されております。
次に、決算の状況であります。
収益的収支につきましては、事業収入8億7,823万9,179円に対し、事業費用7億8,992万7,720円で、収支差引き8,831万1,459円のプラスとなり、単年度黒字となりました。その結果、前年度繰越利益剰余金5,711万3,145円を加え、当年度未処分利益剰余金は1億4,542万4,604円となりました。
次に、資本的収支につきましては、建設改良費4億2,789万1,088円、企業債償還金1億4,169万4,826円等により、1億3,888万7,098円の資金不足となりましたが、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金で補填されております。
次に、審査の過程において論議されました主な事項について御報告申し上げます。
委員より、令和2年度は8,800万円ほどの黒字経営になっているが、水道管も下水道管も同じく随時やり替えていく必要があると思う。水道管のやり替えは大変な事業であるが、今後どのように考えているかとただしたのに対し、理事者より、施設も老朽化しているため、人口減少も踏まえ料金収入も下がっていくと思う。施設のほうは集約してダウンサイジングしながら合理化を進めていくなど、今からどういう赤字になるのかシミュレーションをしながら検討していきたいとの答弁でありました。
さらに、委員より、水道料金は上げにくいが、今後使用量が減っていき収益が減っていくため、料金も上げていくべきと考える。これには反発を招き大変だと思うが、いろいろ相談しながら進めてほしいとの要望がありました。
以上、審査の主な概要を申し上げまして総務産業委員会の報告を終わります。
○議長(平家恭治君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平家恭治君) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
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○議長(平家恭治君) まず、認定第2号 令和2年度八幡浜市下水道事業会計決算の認定についての討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平家恭治君) これをもって討論を終結いたします。
これより認定第2号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(平家恭治君) 御着席ください。
起立全員であります。よって、認定第2号は認定することに決しました。
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○議長(平家恭治君) 次、認定第3号 令和2年度八幡浜市水道事業会計決算の認定についての討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平家恭治君) これをもって討論を終結いたします。
これより認定第3号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(平家恭治君) 御着席ください。
起立全員であります。よって、認定第3号は認定することに決しました。
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○議長(平家恭治君) 日程第5 認定第4号 令和2年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定についてを議題といたします。
本件に関し、民生文教委員長の報告を求めます。
菊池 彰委員長。
〔民生文教委員長 菊池 彰君登壇〕
○民生文教委員長(菊池 彰君) 9月市議会定例会におきまして、当委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました認定第4号 令和2年度市立八幡浜総合病院事業会計決算の認定について、審査が終了しましたので、その結果並びに概要を御報告申し上げます。
去る10月7日、市立八幡浜総合病院事業会計の決算を審査するため、民生文教委員会を開催し、慎重に審査を行った結果、本決算は全会一致をもって認定することに決しました。
以下、審査の概要を申し上げます。
まず、病院事業活動による経営状況の収支についてであります。
病院事業収益につきましては、予算額52億4,451万3,000円に対し、決算額53億2,372万1,550円、執行率101.5%となっております。
内訳は、医業収益36億7,436万4,390円、医業外収益16億4,935万7,160円となっています。
一方、支出であります病院事業費用につきましては、予算額49億4,390万5,000円に対し、決算額46億7,467万9,477円、不用額2億6,922万5,523円、執行率94.6%となっています。
内訳は、医業費用が45億3,218万6,247円、不用額2億6,893万6,830円、執行率94.4%、医業外費用が1億4,249万3,230円、不用額28万8,693円、執行率99.8%となっています。
この結果、単年度の経常収支につきましては6億4,612万1,032円の黒字となっています。医業外収益において、新型コロナウイルス感染症医療提供体制確保事業費補助金等の県補助金の交付があったことにより大幅な黒字となりました。
以上、決算の概要について申し述べましたが、次に審査の過程におきまして論議されました主な事項について報告いたします。
委員より、市立八幡浜総合病院を利用される入院患者、外来患者は多くいるが、当市以外の市町村からどれくらいの人が利用されているのかとただしたのに対し、理事者より、平成27年から令和元年の5年間で、各市町村の新規入院患者住所別と外来患者住所別に利用率を算出しており、新規入院患者は八幡浜市の割合が61.9%、次に伊方町が18.9%、西予市が10%、あとは大洲市、内子町につきましては大体5%前後で推移している。また、外来患者数は、八幡浜市の場合が73%、次に伊方町が14.5%、西予市が8.7%、それ以外の大洲市、内子町は大体3%弱ということで推移しているとの答弁でありました。
また、委員より、医療外未収金が極端に増えているのはなぜかとただしたのに対し、理事者より、医療外未収金については新型コロナ関係の補助金の一部が4月以降の入金になり、年度をまたいだ関係で未収金扱いとなっている。現在、入金済みで未収金は0になっているとの答弁でありました。
また、委員より、一人でも多くの看護師を確保できる体制を整えていただきたいがどうかとただしたのに対し、理事者より、看護師確保については、2交代制、3交代制の勤務体制の整備や修学資金の貸与により確保に努めている。なお、現在のところ今年度は、6名の看護師の確保が見込まれている。また、修学資金については今後も定期的に貸与者がおり、令和4年で7人、令和5年で13人、令和6年が10人の予定となっているとの答弁でありました。
そのほか、医師の確保、新型コロナ感染症に関する補助金などについても種々論議されました。
以上、審査の主な概要を申し上げまして民生文教委員会の報告を終わります。
○議長(平家恭治君) ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平家恭治君) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平家恭治君) これをもって討論を終結いたします。
これより認定第4号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(平家恭治君) 御着席ください。
起立全員であります。よって、認定第4号は認定することに決しました。
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○議長(平家恭治君) 日程第6 議案第70号 八幡浜・大洲地区広域市町村圏組合の規約の変更についてないし議案第86号 八幡浜市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について、議案第88号 令和3年度八幡浜市一般会計補正予算(第10号)ないし議案第98号 令和3年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(第2号)、以上28件を一括議題といたします。
初めに、市長より総括説明を願います。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 本日、ここに令和3年第8回市議会定例会を招集いたしまして、補正予算案をはじめ、当面する市政の重要案件について御審議をいただくわけであります。
各案件にわたります詳細につきましては、審議の過程で副市長並びに担当部課長から御説明申し上げることといたしまして、私は概要を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願いする次第であります。
去る10月31日に執行された第49回衆議院議員総選挙において、愛媛4区からは衆議院議員を9期務められた前職の山本公一氏の後任として、新人の長谷川淳二氏が当選されました。長谷川氏は総務省出身で愛媛県副知事も務められ、県内の実情をよく把握されていることから、南予の発展に力を尽くしていただけるものと期待しています。これまでの経験と人脈を生かし、地方と国のパイプ役を大いに担っていただきたいと思います。
さて、先月29日の臨時会後の市議会協議会にて御説明させていただきました国の経済対策における子育て世帯に対する18歳以下1人当たり10万円相当の給付事業に関する補正予算につきましては、本来の12月補正予算とは別の補正予算として提案しています。子育て世帯に対する補正予算につきましては、政府が予備費も活用して年内に5万円の現金給付を始めることを国民に示しており、対象世帯に少しでも早くお届けできるよう速やかに作業に着手する必要があることから、本日付での円滑な採決について改めてお願い申し上げます。
また、財政支出が55兆7,000億円と過去最大規模となる経済対策のための国の補正予算案が、昨日から開会された臨時国会に提出されています。この補正予算には、生活に困窮される方に対する様々な支援メニューや新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などが含まれることから、国の補正予算成立を受けた速やかな事業実施を図るため、市としてもさらなる補正予算の編成にも対応できるよう国会審議の状況についてしっかりと注視してまいります。
デルタ株が猛威を振るった新型コロナウイルスの流行第5波は9月中旬以降、急速に収まりを見せ、緊急事態宣言が全面解除となり全国的にも経済活動が再開され始めました。
愛媛県内においても、10月20日から県独自の新型コロナウイルス感染症の警戒レベルが感染警戒期から感染縮小期へ引き下げられたことを受け、本市においても、感染防止対策をしっかりと講じた上で、イベントを本格的に実施することとしました。
11月14日には八幡浜みなっとで、第8回やわたはま産業まつりと第3回ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会を同時開催しました。前日には市内のホテルで、歓迎レセプションを開催し、受賞者の皆様と大会関係者が一堂に会し交流を深めました。当日は天候にも恵まれ、市内外からイベントを心待ちにされていた約1万2,000人もの方が訪れ、大変にぎわいました。会場では地元産品の販売をはじめ、第3回ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会表彰式などのマーマレード関係イベント、航空アクロバッドショー、歌やダンスなど多彩なステージイベントなどが催され、来場者の皆様には久しぶりに市内で開催した大規模な屋外イベントを楽しんでいただけたと思っています。
また、20日、21日には、新型コロナの影響で中止したやわたはま国際MTBレース2021に代わり、本市で初めて、第34回全日本自転車競技選手権大会マウンテンバイク・クロスカントリーの部が市民スポーツパークで開催されました。今回は新型コロナウイルス感染症対策としてPCR検査を義務づけた厳しいガイドラインの中で行われたため観客の数は限られましたが、183名の国内トップクラスの選手により迫力のあるレースとなりました。
さらに、27日には、サイクリング佐田岬2021、二宮敬作ウオーク2021と週末イベントが立て続けに開催され、地域が活気を取戻し始めたことを大変うれしく思っています。今後も市民の皆様に安心して参加いただけるよう感染防止対策を講じ、参加者等の安全を確認した上で、楽しんでいただけるイベントを開催していきます。
また、昨年はやむなく中止しました私の政治姿勢の基本である市長をかこむ会を今年度は12月1日の江戸岡地区から開始しています。年をまたぎ来年2月末までの期間に、市内18地区に伺い、2年分の市政に対する御意見、御要望等をお聞きし、市政運営の根幹である市民主体のまちづくりの参考にしていく所存です。議員各位をはじめ、多くの方の参加をお待ちしています。
さて、現在、本市では新年度予算の編成作業が本格化しているところです。令和2年度の一般会計決算では、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は6,591万7,000円の黒字決算となりましたが、市税の減収や様々な新型コロナウイルス感染症対策事業を積極的に実施してきたこともあり、非常に厳しい財政運営となりました。今後も人口減少の進行により税収の増加を見込むことが難しい中、毎年のように発生する大規模な災害から市民の命と財産を守るための対策や、公共施設、道路、橋梁、上下水道といったインフラの老朽化対策も喫緊の課題となっています。
新型コロナウイルス感染症についても、基本的な感染防止対策とワクチン接種の促進で、一定の感染抑制につながってはいるものの、国内でも新たな脅威となるオミクロン株が確認されるなど、第6波の襲来が懸念されます。このように、いまだ終息の兆しが見えない現状を踏まえ、令和4年度当初予算においても、安全・安心な市民生活の確保と地域経済の支援を最優先課題に位置づけ、全庁体制で感染症対策関連事業の予算編成に取り組みます。
さらに、4期目として最初の当初予算はウイズコロナ、アフターコロナを見据えて、八幡浜市を明日への希望、わくわく感を持って暮らしていける町にするため、地方創生に向けた取組をはじめ、DX、SDGs、Society5.0、カーボンニュートラル実現の取組など、新時代のトレンドを的確に捉え、国際的な流れやデジタル化に対応した事業についても積極的に推進していきます。
次に、市立病院の医師確保についてです。
本会議後の市議会協議会で御説明する予定としておりますが、来年1月から産婦人科の医師1名が赴任することが決定しました。昨年のサテライトセンター消化器内科医師に続き、不足している診療科の医師が増員となります。このことは市民にとっても市立病院にとっても明るい話題であり、今後も継続して医師確保に取り組んでいきます。
それでは、今回提案の12月補正予算の主なものについて順次御説明します。
最初に、新型コロナウイルス感染症対策についてであります。
国の経済対策における子育て世帯に対する5万円の現金給付事業のほか、長引く新型コロナウイルス感染症の影響により、魚価の低迷や出荷量の減少など苦境に立たされている養殖業者の経営の安定化を支援するため、今年度も昨年度と同様、魚類養殖共済掛金の一部について補助率と上限額を引き上げて助成を行います。また、コロナ禍で行動制限が長期化し友達や地域とのつながりが希薄化する中、子供たちの居場所やつながりをつくる活動を実施する神山地区、川之石地区、2つの地区公民館での取組に対し、愛媛県の補助事業を活用し支援します。
次に、安全・安心なまちづくりについてであります。
本市では、平成27年度からフェリー埠頭再整備事業を進めてきましたが、いよいよ来年3月に新フェリーターミナルが完成します。八幡浜港のシンボルとなる新しい施設の完成を祝うとともに、市民の皆様や関係機関にお披露目するため、3月19日に完成記念式典を開催します。さらに、供用開始となる4月1日にはフェリーの安全な航行等を祈念し、供用開始記念式典を開催します。関係者によるテープカットや地元高校生によるブラスバンドの演奏や旗振りでのお見送りなどを予定しており、そのための予算を計上しています。このほか、令和3年8月の秋雨前線豪雨により被害を受けた穴井地区の農地2か所の災害復旧工事に関する予算を計上しています。
次に、暮らしやすいまちづくりについてであります。
本市では、市の最上位計画である第2次八幡浜市総合計画において、障害者の自立と社会参加を主要課題に位置づけており、地域課題や市民ニーズに対応できるように、障害福祉行政の充実に取り組んでいます。これを受けて、障害のある方が自立した日常生活や社会生活を営むために必要な障害福祉サービスの給付負担金について、上半期のサービス利用者の増加に伴い、増額しています。また、松蔭小学校木造校舎・児童クラブ改築事業において、学校敷地の水はけの悪さや土ぼこりによる工事への影響を軽減するための予算を増額しています。
次に、産業振興の取組についてであります。
市内で新たに創業、起業する方を支援することで市の産業の活性化を図るため、今年度、創業支援事業補助金を創設しましたが、相談件数が当初予算を上回る状況となっています。そのため、今年度の申請件数に対応できるよう予算を増額しています。
次に、新時代に対応したまちづくりについてであります。
こちらも本会議後の市議会協議会で御説明する予定としておりますが、来年4月から新フェリーターミナルに機能が移転することに伴い、現在のフェリーターミナルの跡地利用を主とした八幡浜港みらいプロジェクトを立ち上げ、港湾機能の充実やさらなる港のにぎわい創出につながるよう推進していきます。八幡浜港港湾整備懇談会等での御意見を基に、まずは新フェリーターミナルの機能として必要な道路や駐車場を整備するための調査費等の予算を計上しています。また、フェリー利用者や八幡浜みなっとの来訪者の利便性向上を図るとともに、八幡浜自動車道の開通も視野に民設民営の商業施設を誘致するなど、市民がわくわくするような四国の西の玄関口にふさわしい、港を核としたまちづくりを進めます。
次に、その他の取組についてであります。
ふるさと納税事業は、寄附金の大幅な増加に伴い、寄附者に対するお礼として贈呈する地元産品などの費用や事務経費を今議会で追加計上しています。9月からの伸び率を鑑みますと、今年度も昨年度を上回る見込みであるため、歳入予算を11億円から14億円に3億円増額しています。そのほか、人件費については、人事院勧告に準じた一時金の引下げ、職員の異動による年間所要額を見通した調整を行っています。
以上が12月補正予算の概要であります。
この結果、一般会計1億3,645万円の追加、特別会計(6会計)7,866万6,000円の追加、企業会計(4会計)1億2,774万4,000円の追加、合計3億4,286万円の追加を御提案申し上げるものです。
増額した事業の財源といたしましては、国県支出金、市債等、それぞれの事業施策に対応する額を計上し、財政調整基金の繰入れを減額し調整しています。
以上、御説明申し上げました補正予算案等につきまして、慎重審議を賜りまして、御賛同いただきますようお願い申し上げます。
○議長(平家恭治君) 休憩いたします。
午前11時00分 休憩
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午前11時16分 再開
○議長(平家恭治君) 再開いたします。
これより順次説明を求めます。
総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君) 議案書の1ページをお開き願います。
議案第70号 八幡浜・大洲地区広域市町村圏組合の規約の変更について説明します。
この議案は、八幡浜・大洲地区広域市町村圏組合で積み立てている八幡浜・大洲地区ふるさと市町村圏基金を廃止することに伴い、八幡浜・大洲地区広域市町村圏組合規約の変更をするため、地方自治法第290条の規定により議会の議決を求めるものです。
八幡浜・大洲地区ふるさと市町村圏基金は、平成6年10月にふるさと市町村圏の選定を受け、当時2市13町1村による構成市町村の出資と愛媛県からの助成により20億円の基金を造成し、その運用益により多彩なソフト事業を展開して地域の活性化を進め、圏域内の総合的、一体的な振興を図ることを基本理念としてまいりました。しかしながら、当初の基金創設の目的を鑑みると経済情勢の変化から基金の運用益がほとんど見込めない状況であることに加え、市町村合併により2市13町1村から3市2町へと圏域市町村数が減少し、社会情勢も創設当初とは大きく異なっております。このことから、当該基金の目的は果たしたものと捉え、基金を全額取り崩し、愛媛県及び構成市町へ返還しようとするもので、ふるさと市町村圏基金を廃止するために組合規約の所要の変更を行うものです。
それでは、別冊となっております議案説明資料をお願いします。
資料の1ページをお開き願います。
新旧対照表のとおり八幡浜・大洲地区広域市町村圏組合規約のうち、第13条の八幡浜・大洲地区ふるさと市町村圏基金の設置から第15条の基金財産に対する出資関係市町の権利までを削ります。
なお、この規約は令和4年4月1日から施行することとしております。
続きまして、参考として2ページに、ふるさと市町村圏基金の経過を掲載しております。
これまでに3回基金を取り崩し、現在の基金残高は表の右下、総合計欄のとおり、3億8,168万円となっています。今回、全額取り崩すことで、当市への返還予定額は表右上のとおり、8,095万7,000円となります。
なお、これまでに基金の運用益を活用して実施してきた主な事業は下段に記載のとおりで、広域観光マップ・ガイドブック作成、ふるさと探訪バスツアーなどです。
続きまして、議案書のほうの5ページをお願いします。
議案第71号 財産の無償譲渡について説明します。
この議案は、市の財産を無償で譲渡するに当たり、地方自治法第96条第1項第6号の規定により議会の議決を求めるものです。
譲渡しようとする財産は、八幡浜市消防団日土分団4部森山地区の旧消防団詰所で、八幡浜市日土町7番耕地2463番地5に所在するコンクリートブロック造2階建て、延べ床面積42.27平方メートルの建物1棟で、詰所の新築に伴い、用途廃止した旧詰所建物を土地所有者の相手方に無償で譲渡するものです。
また、議案説明資料のほうの3ページをお願いします。
3ページが位置図、4ページが現地写真となります。
旧消防団詰所は、昭和53年11月の建築で既に43年が経過している建物であり、この建物の取扱いについて市が解体してお返しするなど土地所有者と協議する中で、土地所有者からそのまま倉庫として使用してもよいとの意向が示されました。市としてもこの建物は、減価償却資産の耐用年数等に関する省令で定められた耐用年数を既に10年近く超えている上、本来必要な解体費用が不要となることから、私有財産を土地所有者に無償で譲渡しようとするものです。
以上でございます。
○議長(平家恭治君) 市民福祉部長。
○市民福祉部長(二宮恭子君) 議案書7ページをお願いします。
議案第72号 指定管理者の指定について説明します。
現在、指定管理を行っております八幡浜市養護老人ホームあけぼの荘の指定管理者の指定期間5年が令和4年3月31日で終了するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者を指定することについて議会の議決を求めるものです。
指定管理者に管理を行わせる公の施設の名称は八幡浜市養護老人ホームあけぼの荘、指定管理者となる団体は八幡浜市松柏乙1101番地、社会福祉法人八幡浜市社会福祉協議会、会長清家俊蔵氏、指定の期間は令和4年4月1日から令和9年3月31日までの5か年です。
以上です。
○議長(平家恭治君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(井上耕二君) 議案書9ページをお願いします。
議案第73号 指定管理者の指定について説明します。
現在、指定管理を行っております八幡浜市民スポーツセンターの指定管理者の指定期間5年が令和4年3月31日で終了するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者を指定することについて議会の議決を求めるものです。
指定管理者に管理を行わせる公の施設の名称は八幡浜市民スポーツセンター、指定管理者となる団体は八幡浜市1460番地、清水商事株式会社、代表取締役今西和也氏、指定の期間は令和4年4月1日から令和9年3月31日までの5か年です。
以上です。
○議長(平家恭治君) 産業建設部長。
○産業建設部長(垣内千代紀君) 議案書11ページをお願いします。
議案第74号 市道路線の認定について御説明します。
この議案は、道路法第8条第1項の規定に基づき市道2路線を認定することについて、同条第2項の規定により議会の議決を求めるものです。
議案説明資料5ページ及び6ページの位置図を併せて御参照ください。
まず、資料5ページの市道大釜線は、真網代大釜地内において、国道378号の新規道路が整備されることに伴い、国道の旧道区間が市に譲渡されることとなったため、延長196メートルを新規の市道路線として認定するものです。
次に、資料6ページの市道須田2号線は、向灘地内の須田埋立地が整備されることに伴い、道路部分の一部延長81.7メートルを新規の市道路線として認定するものです。
続きまして、議案書13ページをお願いします。
議案第75号 市道路線の変更について御説明します。
この議案は、道路法第10条第2項の規定に基づき市道横畑大下線の路線を変更することについて、同条第3項の規定により議会の議決を求めるものです。
議案説明資料6ページの位置図を併せて御参照ください。
この変更は、高規格道路大洲・八幡浜自動車道八幡浜東インターチェンジの整備による道路区域の変更に伴い、市道横畑大下線の終点を国道197号との接道位置まで60メートル延伸させ、道路延長を212.9メートルから272.9メートルとするものです。
以上です。
○議長(平家恭治君) 市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(福岡勝明君) 議案書15ページをお開き願います。
議案第76号 訴訟上の和解について説明します。
本件訴訟は、相手方が八幡浜市を被告として平成28年5月9日付で松山地方裁判所に提訴した損害賠償請求事件です。
事件の概要としては、原告が市立八幡浜総合病院での左上腕骨顆上骨折の手術治療後、MRSA菌感染による骨髄炎を発症し内反肘骨変形が生じたことは、平成24年10月23日から平成25年2月18日までに当院で受けた医療行為に過失があったとし、市に対し損害賠償を求めた事案です。
市としては、当院が行った医療行為に過失はなかったとして争っていましたが、裁判所より令和3年9月17日付で和解案が提示され、原告が和解案に同意する旨、意思表示したこと及び長期化している事件を解決することを勘案し、和解に応じるため、地方公営企業法第40条第2項並びに市立八幡浜総合病院事業の設置等に関する条例第6条の規定により適用する地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、議会の議決を求めるものです。
和解案の内容は、骨髄炎を起因とした内反肘骨変形を生じたことは、当院が本件手術1週間後から退院前日までの間に、感染に対して検査義務を怠ったことに責任と因果関係があるとするものの、原告の当院での手術における固定が不十分であったため感染したという主張については、これによって感染のリスクが上がったと認めることはできず、感染の原因は不明であるとし、訴訟をこれ以上長期化させることなく解決するため、市が原告に対し解決金320万円を支払うというものです。
裁判所が和解案の中で一部にせよ当院側の責任を認めたこと、またこれまでの5年6か月にわたる係争期間に加え、今後も争い続けることは市にとっても相手方にとっても相当な負担となるものであり、和解を受け入れるべきとの判断をしています。
また、320万円の解決金については、当院が加入している病院賠償責任保険会社の認定も受けており、妥当な金額との判断をしています。
なお、本件については、本日の議会終了後に市議会協議会でも説明をさせていただきますのでよろしくお願いします。
以上で説明を終わります。
○議長(平家恭治君) 市民福祉部長。
○市民福祉部長(二宮恭子君) 議案書17ページをお願いします。
議案第77号 八幡浜市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定について御説明します。
本件は、令和4年4月1日から神山幼稚園と神山保育所を統合し、新たに認定こども園を設置するため、所要の改正を行うものです。
また、以前から要望があった公立幼稚園での3年保育の実施に係る改正を、統合に向けた改正と併せて行うものです。
この後の議案第78号及び議案第79号と関連しますので、議案説明資料8ページを併せて御参照ください。
まず、八幡浜市立幼稚園条例の一部を改正する条例では、第3条で定めている入園の資格について、これまで満4歳以上であった対象年齢を満3歳以上に拡充します。
また、名称及び位置を定めている別表から神山幼稚園を削ります。
その他の改正は字句の修正によるものです。
続いて、19ページをお願いします。
議案第78号 八幡浜市立保育所条例の一部を改正する条例の制定について御説明します。
今回の改正で、名称及び位置を定めている別表から神山保育所を削ります。これにより、市内の公立保育所は8か所となります。
次、議案書21ページをお願いします。
議案第79号 八幡浜市立認定こども園条例の制定について御説明します。
本件は、認定こども園の設置に関し必要な事項を定めるもので、具体的には、名称、位置、類型、事業、入園の資格、保育料等について規定しています。
また、新たに設置する認定こども園の名称は「八幡浜市立神山こども園」とし、類型は保育所に幼稚園的な機能を備える保育所型と定めています。
なお、ここまで御説明した幼稚園、保育所及び認定こども園の条例は令和4年4月1日から施行しますが、認定こども園条例については、附則第2項において、準備行為を定めています。
続きまして、議案書25ページをお願いします。
議案第80号 八幡浜市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について御説明します。
本件は、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の一部を改正する府令の施行に伴い、所要の改正を行うものです。
議案説明資料の9ページを御参照ください。
本条例は、市町村の確認を受け、財政支援を受ける教育・保育施設等の運営に関する基準を定めるもので、今回の改正は、その事業者等の業務負担の軽減を図るものです。
改正の1点目は、財政支援を受ける施設及び事業のうち、原則2歳児までが対象となる特定地域型保育事業に係るもので、改正の概要は、当該事業で義務づけられている連携施設の確保について、満3歳に達して卒園する児童が卒園後も引き続き教育・保育の提供を受けることができる場合には、卒園後の受入先に係る連携施設の確保は不要とするものです。
改正の2点目は、財政支援を受ける施設及び事業全般における電磁的記録に関するもので、保育所等の事業者等が書面で行っている諸記録の作成、保存等について電磁的な対応を認め、その基準を新設するものです。
なお、この条例は公布の日から施行します。
次に、議案書31ページをお願いします。
議案第81号 八幡浜市家庭的保育事業等の認可に係る設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について御説明します。
本件は、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令の施行に伴い、所要の改正を行うものです。
議案説明資料の10ページを御参照ください。
本条例の対象となる家庭的保育事業等は、先ほど議案第80号で御説明した施設及び事業の一つである地域型保育事業と事業類型は同じものとなります。
当該事業の概要については、資料下の用語説明に記載しているとおりです。
八幡浜市では、くじらグループが神山地区に設置している事業所内保育所めだか保育園がこれに該当します。
改正の概要について、1点目の連携施設の確保に関する改正と、3点目の電磁的記録に関する基準の新設は、議案第80号の改正と同じ内容になります。
当該事業の認可に関する基準を定める本条例において先ほどにない改正は、2点目の居宅訪問型保育事業に関する改正で、保護者の疾患や障害等により養育を受けることが困難な乳幼児に対し、当該保育の実施が可能であることを明確にしています。
なお、この条例は公布の日から施行します。
次に、議案書のほう35ページをお願いします。
議案第82号 八幡浜市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について御説明します。
本件は、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令の施行に伴い、認定資格研修の受講機会を拡充するものです。
具体的には、放課後児童クラブ支援員の資格要件に係る改正で、支援員は都道府県知事または指定都市の長が行う研修を修了した者でなければならないと規定されていますが、研修需要に適切に対応するため、第10条第3項において中核市の長が行う研修を追加するものです。
なお、この条例は公布の日から施行します。
次に、議案書37ページをお願いします。
議案第83号 八幡浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
令和4年1月1日より産科医療補償制度が見直され、当該制度の掛金が1万6,000円から1万2,000円に引き下げられます。
また、社会保障審議会医療保険部会において、少子化対策としての重要性から出産育児一時金の総額42万円を維持すべきとされたことを踏まえ、健康保険法施行令等の一部を改正する政令が令和3年8月4日に公布されました。
今回の改正は、同施行令の改正に伴い、八幡浜市国民健康保険条例の出産育児一時金の支給額及び加算額の上限を定めるものですが、支給総額の42万円については変更ありません。
なお、附則第1項で、この条例は令和4年1月1日から施行するものとし、第2項で経過措置を定めています。
議案書39ページをお願いします。
議案第84号 八幡浜市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
今回の条例改正は、地方公共団体の特定の事務の郵便局における取扱いに関する法律の一部改正に伴い、該当する引用条文に号ずれが生じたことにより、所要の改正を行うものです。
八幡浜市印鑑条例については、昨年12月議会において川上出張所を廃止し、八幡浜市の特定の事務を八幡浜川名津郵便局に取り扱わせることに伴い、八幡浜市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について決議いただきました。
その後、その条例改正の根拠となります地方公共団体の特定の事務の郵便局における取扱いに関する法律の一部改正があり、同法第2条第5号の印鑑登録証明書の交付、引渡しに関する規定に号ずれが生じたため、その条文を引用している八幡浜市印鑑条例の改正を行うものです。
なお、附則で、この条例は公布の日から施行するものとします。
議案書41ページをお願いします。
議案第85号 八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明いたします。
この改正は、令和4年3月末に八幡浜北環境センターを廃止することに伴い、八幡浜市の環境センターが南環境センターに一本化されることから、第2条、「八幡浜南環境センター」の名称を「八幡浜市環境センター」へ変更し、八幡浜市北環境センターを削除します。
また、令和4年4月から燃やさないごみ袋(大)を販売するため、次のページ別表第1、指定ごみ袋のうち、燃やさないごみの大1枚につき32円を追加します。
その他の修正は字句の修正によるものです。
なお、附則第1項において、この条例は令和4年4月1日から施行します。ただし、第2項において、別表第1の準備行為の規定については公布の日から施行します。
説明は以上です。
○議長(平家恭治君) 産業建設部長。
○産業建設部長(垣内千代紀君) まず、先ほど議案第75号 市道路線の変更についての説明におきまして、参考とする議案説明資料のページを「6ページ」と申し上げましたが「7ページ」の誤りでしたので、訂正させていただきます。
それでは、議案書43ページをお願いします。
議案第86号 八幡浜市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について御説明します。
この議案は、令和4年2月1日に供用開始予定の八幡浜市双岩駐車場を市営駐車場として管理するため、所要の改正を行うものです。
まず初めに、双岩駐車場の概要について議案説明資料にて御説明しますので、資料の11ページをお願いします。
この位置図のとおり、双岩駐車場は四国電力株式会社などが移転する予定の旧双岩中学校の南側に整備するものです。
次の12ページに平面図を掲載していますが、駐車区画は104台分で全て定期駐車場として管理することとしています。
なお、現況写真を13ページに掲載していますので、御参照願います。
次に、具体的な条例の改正内容について御説明しますので、お手数ですが議案書44ページにお戻りください。
今回の改正は、新旧対照表の左側、改正後の表の太枠内に示しているとおり、双岩駐車場の名称及び位置を別表第1に追加するとともに、1か月の使用料を1台につき3,300円と定め、それを別表第2に追加するものです。
なお、附則において、この条例は令和4年2月1日から施行することとしています。
以上です。
○議長(平家恭治君) 財政課長。
○財政課長(明礼英和君) まず最初に、12月補正予算は、国の経済対策における子育て世帯に対する現金給付として、18歳以下1人当たり5万円を年内に支給するため、一般会計の補正予算を2つに分けて提案しております。そのため、この事業に係る予算を補正(第9号)とし、それ以外の予算を補正(第10号)としています。
議案第87号 令和3年度八幡浜市一般会計補正予算(第9号)は、議事日程により、後ほど説明させていただきます。
それでは、議案書61ページから259ページ、令和3年度八幡浜市一般会計及び各特別会計補正予算案、議案第88号から議案第94号までを一括して、お手元に別冊で配付しております令和3年度12月補正予算資料で説明いたします。
資料の2ページをお開き願います。
今回の補正は、一般会計では、一番上の行の真ん中あたり、一般会計補正(第9号)の欄にありますように、2億273万3,000円の追加と、その右横、一般会計補正(第10号)ほかの欄にありますように、6,628万3,000円の減額、あわせて表の枠の下になります12月定例会における補正予算額の下から3つ目、一般会計のとおり1億3,645万円を追加し、表に戻っていただきまして、累計では、右から3列目の合計欄のとおり232億4,592万6,000円とするもので、前年度同期に比べ15.3%の減となります。
次に、特別会計は、8会計中、国民健康保険事業など6会計の補正で、一般会計補正(第10号)ほかの列の真ん中あたりの行となりますが、特別会計合計欄にありますように、合わせて7,866万6,000円を追加するものです。
一般会計、特別会計を合わせますと、今回補正額は、その下にありますように、一般会計補正(第9号)の欄の2億273万3,000円と、その右横、一般会計補正(第10号)ほかの欄の1,238万3,000円、あわせてまた表の枠の下、下から2つ目のとおり2億1,511万6,000円を追加し、また表に戻っていただきまして、累計では合計欄のとおり338億1,693万2,000円となり、前年度同期に比べ12.1%の減となります。
企業会計は、下水道事業で63万3,000円、水道事業で66万8,000円、簡易水道事業で680万2,000円をそれぞれ減額、病院事業で1億3,584万7,000円を追加するもので、4会計を合わせますと、一般会計補正(第10号)ほかの列の下から2行目になりますが、1億2,774万4,000円を追加するものです。
なお、企業会計を含めた全ての会計の今回補正額は、一番下の行の一般会計補正(第9号)の欄の2億273万3,000円と、その右横、一般会計補正(第10号)ほかの欄の1億4,012万7,000円、あわせて表の枠の下の一番下のとおり3億4,286万円を追加し、また表に戻っていただきまして、累計では合計欄のとおり437億7,621万3,000円で、前年度同期に比べ9.7%の減となります。
次の3ページには補正予算の主なものを、4ページから6ページにそれぞれの事業の概要を掲載しています。
4ページをお願いします。
それでは、12月補正予算の一般会計補正(第10号)の主要な事業の概要について順次説明します。
新型コロナウイルス感染症対策関連事業です。
1つ飛ばしまして、魚類養殖共済支援事業費補助金は、養殖業者に対し、赤潮等予測不能な自然災害から経営を守る養殖共済への加入を促進するため、共済掛金の一部を補助するもので2,134万7,000円、今年度も、新型コロナウイルス感染症の影響で苦境に立たされている養殖業者を支援するため、昨年度同様に補助率を3分の2、上限額を500万円に引き上げて補助します。
子どもの居場所確保緊急対策連携事業は、コロナ禍で行動制限が長期化する中、友達や地域とのつながりの希薄化等が問題となっていることから、子供たちの居場所の確保を目指して神山地区、川之石地区両公民館において事業を実施するもので60万円。
次に、安全・安心なまちづくりです。
フェリーターミナル完成・供用開始記念式典開催事業は、令和4年4月1日に供用開始となるフェリーターミナル関連施設の完成に伴い、3月19日に完成記念式典、4月1日に供用開始記念式典を開催するための経費で80万6,000円。
5ページをお願いします。
農地災害復旧事業は、令和3年8月の秋雨前線豪雨により被害を受けた穴井地区の農地2か所の災害復旧工事を行うもので778万2,000円です。
次に、暮らしやすいまちづくりです。
障害福祉サービス給付事業は、障害者総合支援法に基づいて給付される障害福祉サービスに係る費用で、4月から9月までの実績を基に、介護給付を中心とする自立支援給付費負担金を増額するもので2,917万6,000円、松蔭小学校木造校舎・児童クラブ改築事業は、学校敷地の土質の悪さによる土ぼこり対策及び木材価格高騰に伴い事業費を増額するもので1,090万3,000円。
次に、産業振興の取組です。
創業支援事業補助金は、今年度から創設した補助事業で、当初予算で300万円を計上していましたが、年度内の申請予定件数に対応するため増額するもので250万円。
6ページをお願いします。
次に、新時代に対応したまちづくりです。
八幡浜港みらいプロジェクトは、新しいフェリーターミナル完成に伴い、現在のフェリー駐車場等を中心とした跡地整備を行うものですが、今回の予算は一部変更となる臨港道路の詳細設計等を実施するもので2,750万円。
次に、その他の取組として、ふるさと納税事業は、昨年度以上の伸びが予想され、寄附見込額を当初の11億円から14億円に3億円増額することに伴い、関連経費を追加するもので1億7,227万8,000円、人件費年間所要額調整は、一般会計、特別会計及び企業会計の人件費について年間所要額を見通した調整を行うもので、全会計合わせて、人事院勧告に伴うものが4,486万8,000円の減額、職員異動等に伴うものが1億6,268万3,000円の減額、合わせて2億755万1,000円の減額です。
7ページをお願いします。
次に、特別会計補正予算について説明します。
まず、国民健康保険事業8,669万4,000円の追加は、総務費は人件費の調整等による減額とシステム改修の増額、保険給付費は年間所要額を見通した調整、基金積立金は収支を調整するため財政調整基金積立金を減額、諸支出金は保険給付費等交付金等の精算による返還金及び一般会計繰出金を増額するものです。
歳入では、保険給付費の増額に対する県支出金を計上するほか、一般会計繰入金を減額し、収支を調整しています。
後期高齢者医療121万4,000円の減額は、総務費は人件費の調整等による増額、後期高齢者医療広域連合納付金は保険基盤安定事業費負担金が確定したことにより減額するものです。
歳入では、繰入金を減額し、収支を調整しています。
介護保険703万2,000円の減額は、総務費、地域支援事業費とも人件費の調整によるものです。
歳入では、繰入金等を減額し、収支を調整しています。
介護サービス事業19万7,000円の減額は、人件費の調整によるものです。
歳入では、一般会計繰入金を減額し、収支を調整しています。
8ページをお願いします。
駐車場事業41万5,000円の追加は、来年2月1日から供用開始予定の双岩駐車場の管理費を計上するものです。
歳入では、事業収入を追加し、収支を調整しています。
港湾整備事業は、歳出予算の組替えを行うもので、港湾管理費の八幡浜港管理費を増額し、一般会計繰出金を減額するものです。
企業会計補正予算につきましては、この後、議案第95号から議案第98号で説明しますので、ここでは省略させていただきます。
11ページをお願いします。
債務負担行為の補正について説明します。
一般会計の追加として、ICT支援員派遣委託料は、今年度に引き続き各学校を巡回するICT支援員を令和4年4月1日から配置するため、年度内に入札を行い、その落札業者と契約を結ぶ必要があることから、924万円を限度額とした債務負担行為を設定するものです。
喜須来小学校仮設校舎リース料は、来年度の校舎長寿命化工事に先立ち、仮設校舎を建設するため、年度内に入札を行い、その落札業者と契約を結ぶ必要があることから、1億3,600万円を限度額とした債務負担行為を設定するものです。仮設校舎の完成は来年7月頃であり、それ以降8か月程度の使用を考えております。
八幡浜市民スポーツセンター指定管理料は、今年度末で現在の指定期間が終了するため、新たな指定期間として令和4年度から8年度まで、1億8,639万5,000円を限度額とした債務負担行為を設定するものです。
学校給食配送業務委託料は、今年度末で現在の委託期間が終了するため、年度内に入札を行い、その落札業者と契約を結ぶ必要があることから、令和4年度から8年度までの5年間、1億4,581万円を限度額とした債務負担行為を設定するものです。
次の国民健康保険事業特別会計の国民健康保険事務処理標準システム導入事業は、国が推進するシステムの導入に伴い、今年度と来年度で既存システムを改修するため、委託業者と2か年事業として契約する必要があることから、令和4年度に972万4,000円を限度額とした債務負担行為を設定するものです。
港湾整備事業特別会計の八幡浜港旅客ターミナルビル清掃管理業務委託料は、新フェリーターミナルビルが令和4年4月1日から供用開始されるため、年度内に入札を行い、その落札業者と契約を結ぶ必要があることから、令和4年度から6年度までの3年間、2,241万6,000円を限度額とした債務負担行為を設定するものです。
なお、12ページと13ページに一般会計における投資的事業の詳細について、14ページと15ページに一般会計歳入歳出の状況を記載していますので、御参照のほどお願いします。
最後に、16ページから21ページに、参考として新型コロナウイルス感染症対策関連事業一覧表を掲載しています。
20ページをお願いします。
12月補正予算の3つの事業が追加され、新型コロナウイルス感染症対策関連事業の今年度の事業費合計としては、一番下の行にありますように、18億6,778万9,000円となります。
説明は以上でございます。
○議長(平家恭治君) 産業建設部長。
○産業建設部長(垣内千代紀君) 議案書261ページをお願いします。
議案第95号 令和3年度八幡浜市下水道事業会計補正予算(第2号)について御説明します。
今回の主な補正内容は、人事院勧告等に伴い人件費を調整するものであります。
それでは、各条項に沿って御説明します。
第2条は業務の予定量で、主な建設改良事業費のうち人件費の補正として管渠整備工事費を10万5,000円増額、処理場建設工事費を8万9,000円減額するものであります。
第3条は収益的収入及び支出予定額の補正で、支出の部、第1款下水道事業費用のうち第1項営業費用を64万9,000円減額し、下水道事業費用の総額を15億2,625万1,000円とするものであります。これは、共済負担金率の変更及び人事院勧告に伴う人件費の調整であります。
次の262ページをお願いします。
第4条は資本的収入及び支出予定額の補正で、支出の部、第1款資本的支出のうち第1項建設改良費を1万6,000円増額し、資本的支出の総額を13億724万1,000円とするものであります。これは、育児休業中の職員1名の復職、共済負担金率の変更及び人事院勧告に伴う人件費の調整であります。
次の第5条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正であり、職員給与費の予定額を63万3,000円減額し、8,051万6,000円とするものであります。
なお、資料として、263ページ以降に補正予算実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書、給与費明細書、予定貸借対照表、補正予算明細書を添付しておりますので、後ほど御参照願います。
続きまして、議案書275ページをお願いします。
議案第96号 令和3年度八幡浜市水道事業会計補正予算(第2号)について御説明します。
今回の補正内容は、人事院勧告等に伴い人件費を調整するものであります。
それでは、各条項に沿って御説明します。
第2条は収益的収入及び支出予定額の補正で、支出の部、第1款水道事業費用のうち第1項営業費用を66万8,000円減額し、水道事業費用の総額を9億2,274万円とするものであります。これは、共済負担金率の変更、人事院勧告及びその他時間外手当の増額に伴う人件費の調整であります。
第3条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正であり、職員給与費の予定額を66万8,000円減額し、1億2,226万円とするものであります。
なお、資料として、276ページ以降に補正予算実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書、給与費明細書、予定貸借対照表、補正予算明細書を添付しておりますので、後ほど御参照願います。
続きまして、議案書287ページをお願いします。
議案第97号 令和3年度八幡浜市簡易水道事業会計補正予算(第1号)について御説明します。
今回の補正内容は、人事院勧告等に伴う人件費の調整と特例的支出の確定により予算を減額するものであります。
それでは、各条項に沿って御説明します。
第2条は収益的収入及び支出予定額の補正で、収入については、第1款簡易水道事業収益、第2項営業外収益を680万2,000円減額し、簡易水道事業収益の総額を2,173万8,000円とするものであります。これは、一般会計補助金の減額によるものであります。
支出については、第1款簡易水道事業費用、第1項営業費用を21万円、第3項特別損失を659万2,000円減額し、簡易水道事業費用の総額を2,180万4,000円とするものであります。これは、共済負担金率の変更、人事院勧告及び退職給付引当金の一般会計との調整によるものであります。
第3条は特例的支出の補正で、未払金の金額を26万1,000円から9万6,000円に改めるものであります。これは、令和2年度決算に伴い特例的支出の金額が確定したことによるものであります。
第4条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正であり、職員給与費の予定額を680万2,000円減額し、1,037万8,000円とするものであります。
次の288ページをお願いします。
第5条は一般会計からこの会計へ補助を受ける金額の補正であり、680万2,000円減額し、3,202万7,000円とするものであります。
なお、資料として、289ページ以降に補正予算実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書、職員給与費、開始貸借対照表、予定貸借対照表、補正予算明細書を添付しておりますので、後ほど御参照願います。
以上です。
○議長(平家恭治君) 市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(福岡勝明君) 議案書299ページをお開き願います。
議案第98号 令和3年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(第2号)について説明します。
今回の補正予算は、令和3年度の上半期の業務実績、下半期の業務予定、決算見込み及び人件費の年間所要額見込みによる調整などの補正措置です。
まず、第2条業務の予定量は、主な建設改良事業の施設整備事業を200万円減額し、8,000万円とします。
第3条収益的収入及び支出は、収入で第1款の病院事業収益を4億3,893万4,000円増額し、総額53億4,489万2,000円とします。
内訳として、第1項医業収益を6,406万3,000円増額し、41億5,504万5,000円とし、第2項医業外収益を3億7,487万1,000円増額し、11億8,984万7,000円とします。
次に、支出は、第1款の病院事業費用を7,014万3,000円増額し、総額49億7,540万7,000円とします。
内訳として、第1項医業費用を5,488万9,000円増額し、48億3,600万4,000円、第2項医業外費用を1,525万4,000円増額し、1億3,940万3,000円とします。
315ページをお願いします。
補正の主なものを説明します。
収益的収入では、1項医業収益のうち、2目外来収益4,719万円の増額は、上半期の実績により診療単価を500円増額するものです。
2項医業外収益のうち、3目その他補助金3億6,260万円の増額は、新型コロナウイルス感染症医療提供体制確保事業費補助金です。
5目その他医業外収益1,062万4,000円の増額は、医療訴訟の和解金に係る病院賠償責任保険金とワクチン接種費用請求分です。
316ページをお願いします。
続いて、収益的支出では、1項医業費用のうち、1目給与費3,488万5,000円の減額は、職員の採用、退職等の整理、人事院勧告に伴うものです。
なお、今回の補正には、令和4年1月から当院の産婦人科医に赴任する医師の人件費を含んでいます。
319ページをお願いします。
2項医業外費用のうち、3目雑損失には、医療訴訟に係る和解金320万円を計上しています。
299ページにお戻り願います。
これらの補正の結果、収益的収支については、病院事業収益53億4,489万2,000円から病院事業費用49億7,540万7,000円を差し引いた3億6,948万5,000円の黒字予算となります。
300ページをお願いします。
第4条資本的収入及び支出については、予算第4条の本文括弧書きを「(資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額1億8,334万3,000円は過年度分損益勘定留保資金1億8,334万3,000円で補填するものとする。)」に改めます。
収入については、第1款資本的収入を301万7,000円増額し、総額を4億8,144万2,000円とし、支出は第1款資本的支出を6,570万4,000円増額し、総額を6億6,478万5,000円とします。
その内訳は、320ページをお願いします。
収入については、1項企業債3,670万円の減額は、新型コロナウイルス感染症対策で医療機器を整備するための国庫補助金及び県補助金等の交付決定に伴う財源組替えによるものです。
321ページをお願いします。
支出については、2項企業債償還金、1目建設改良等企業債償還金6,770万4,000円の増額は、令和2年度の起債借入額の確定に伴うものです。
300ページにお戻り願います。
第5条企業債は、302ページの別表1企業債補正に記載しています。先ほど説明したとおり、国県補助金や寄附金の計上に伴う財源組替えなどです。
また、300ページにお戻りいただいて、第6条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費で、予算第8条に定めた職員給与費を3,488万5,000円減額し、25億7,554万1,000円に改めるものです。
301ページをお願いします。
第7条は他会計からの繰入金及び補助金で、不採算地区中核病院運営費に充てるものを87万1,000円増額し、3,709万7,000円とします。
第8条は、予算第10条たな卸資産購入限度額を10億4,288万6,000円に改めるものです。
なお、303ページ以降に予算実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書等を添付しておりますので、御参照願います。
以上です。
○議長(平家恭治君) ただいま議題となっております28件についての本日の審議はこの程度にとどめます。
—————————————————————
○議長(平家恭治君) 日程第7 議案第87号 令和3年度八幡浜市一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。
提出者の説明を求めます。
財政課長。
○財政課長(明礼英和君) 議案書47ページから60ページ、議案第87号 令和3年度八幡浜市一般会計補正予算(第9号)について、本日お配りしておりますA4、2枚物の資料のほうで説明をいたします。
資料を御覧ください。
先月29日の市議会協議会で御説明させていただき、本日、採決をお願いしております子育て世帯への臨時特別給付(先行給付金給付事業)は、新型コロナウイルス感染症の影響等を踏まえ、子育て世帯に対する臨時特別的な給付措置として、主たる生計維持者の所得が児童手当の所得制限限度額以上の世帯を除き、ゼロ歳から高校3年生までの児童1人当たり5万円の給付金を、主たる生計維持者等に通知等を経て原則口座振込にて支給するものです。
所得制限等としまして、主たる生計維持者の所得とは、児童を養育している父母のうち、原則として恒常的に金額が高い人の所得のことをいい、資料中ほどの表のとおり、限度額は扶養親族等の数に応じて定められています。主たる生計維持者の所得が、真ん中の列の所得制限限度額以上の人は支給の対象外となります。
対象児童は、令和3年9月分の児童手当の支給対象となるゼロ歳から中学生までの児童、裏面をお願いします。基準日である令和3年9月30日において、限度額未満の主たる生計維持者に扶養されている高校生等、基準日の翌日から令和4年3月31日までの間に生まれた児童手当の支給対象となる児童です。
支給額は対象児童1人につき5万円で、支給対象者は対象児童の主たる生計維持者等です。実施主体は、支給対象者の住所地の市町村となります。
次に、支給方法についてです。
申請不要プッシュ型と要申請の2つの方法で行います。
なお、対象児童の全体数は、高校生以下の人口に新生児や別居等の数を加えて4,000人としています。
このうち、支給対象者が本年9月30日現在において本市の児童手当の受給者である場合は、申請不要プッシュ型にて支給する予定です。対象児童は、本市に既に支給情報がある者でゼロ歳から中学生までと高校生等の一部と新生児の一部約2,800人分です。案内文書の発送は本年12月8日、支給日は本年12月23日を予定しています。なお、支給日について、先日の市議会協議会では12月24日と説明しておりましたが、変更となっております。
次に、支給対象者が本年9月30日現在において本市の児童手当の受給者でない場合は、原則要申請にて支給する予定です。対象児童は、本市に支給情報がない者で高校生等と新生児、予算ベースで約1,200人分です。文書の発送は本年中を予定していますが、申請書の受付及び支給日は現段階では未定です。
なお、補正予算額につきましては2億273万3,000円で、財源は全額国費です。
事業の内訳は、給付金が2億円で、積算根拠は高校生以下の人口が3,900人、新生児等100人、計4,000人分を計上しています。事務費はシステム改修等で273万3,000円としています。
申請受付窓口は、子育て支援課こども福祉係です。
説明は以上でございます。
○議長(平家恭治君) これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
佐々木加代子議員。
○佐々木加代子君 それでは、議案第87号、3点ほどお聞きしたいと思います。
1点目については、前回の全国民への一律10万円給付については所得に計上しないという内容であったと思いますが、今回の給付についてはどういうふうな形になるのかを、1点目お聞きいたします。
2点目は、先ほどの対象児童というところで、新生児に関しては基準日の翌日から令和4年3月31日までの間に生まれた児童手当の支給対象となる児童ということで、いろんな議会の中で要望として、一応学年単位で考えると4月1日まで生まれた子供が同級生という形になりますので、今の時点ではこの4月1日に生まれた子供に関しては市単独という形の支給になるという形にしかなっておりませんが、4月1日生まれの子供まで含めたらどうかという御提案であります。
3点目については、来年に給付予定となっておりますクーポンについて、これは自治体の判断により、現金給付としても構わないという国からの通達があるというふうに伺いました。ちなみに、静岡県の島田市の市長、染谷絹代市長に関しては早々に現金給付を表明されており、子育て世帯の方は一日でも早く手元に受け取りたいだろう、クーポンは印刷経費も時間もかかる、子育て世帯の方に一番喜んでいただける選択をしたいというふうに言われております。
印刷費など総額で1,200億円かかるとも言われておりますが、経費削減、事務手続の簡素化につながるというふうに思いますが、八幡浜市の御見解をお伺いいたします。
○議長(平家恭治君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(岡本正洋君) それでは、お答えします。
まず1点目、前回の子育て世帯臨時特別給付金事業、これとの所得制限の件。
(「じゃなくて、所得に計上されるか」と呼ぶ者あり)
1点目については後ほどで構いませんでしょうか、すいません。
それでは、2点目の新生児の対象期間、令和4年3月31日までということなんですが、同じ学年ということになれば4月1日までということなんですけど、今示されている期間というのが3月31日までということですので、今回の給付事業については3月31日までということで考えております。
3点目、クーポンでの方式での給付、これに現金給付可能であるというようなお話なんですけども、これに関しては、現在国のほうから各自治体に事前準備の参考資料ということでしか資料は入ってきておりません。
これに対して実際の方法なんですけども、1つ目としてクーポン券の方式、それから2つ目としてID交付という方式、それから自治体裁量によって、場合によっては現金給付というのが案として、参考資料として入ってきている段階です。その参考資料の案の段階でも、この現金給付に限っては、まだクーポンを給付する、これが6月末までに開始することができない見込みである場合に限って現金給付を可とする条件付ということで、案としてまだ示されている段階です。ですので、各市町においても、まだこれは正式に決まってませんので、対応についてはまだできないというような状況です。
正確なものについては、今国の補正予算、これから審議が始まるかと思うんですが、その後確かな実施要領等が示されるかと思いますので、その後検討したいと考えます。
以上です。
○議長(平家恭治君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(岡本正洋君) 1点目、今回の給付が所得の課税対象になるかどうかの件については、対象になりません。
(「はっきりせんと、最後」と呼ぶ者あり)
なりません。
(「ならんですね」と呼ぶ者あり)
はい。
○議長(平家恭治君) 佐々木加代子議員。
○佐々木加代子君 もちろん、現時点で国からの通達としては、対象の児童に関しても新生児については3月31日までというふうに通達は来とるとは思いますが、八幡浜市として、今後我が党としても4月1日までの人たちを含めていこうという要望はしていきたいなというふうには思っておりますが、八幡浜市独自で、4月1日にそんなに10人も20人も生まれるかどうかはまだ分かりませんので、それぐらいの許容範囲を持っていただいてもいいのではないかという御提案でございますので、今後の御検討をどうぞよろしくお願いいたします。
○議長(平家恭治君) そしたら要望でいいですか。
ほかにありませんか。
石崎久次議員。
○石崎久次君 2点お伺いします。
補正予算2億273万3,000円ですけれど、支給が4,000人とすると2億円、残り273万3,000円で対応しようとされております。担当課が子育て支援課でありますから、今おられる職員さんだけではできないということで、こういう多分臨時の方を雇われて対応されるんだとは思います。
そのときに支給日が、これ18歳までの高校生とかなんかなりますと、なかなか一斉にできることができませんので、通知を出して向こうから来たものをチェックをしながらってことは結構日数もかかります。ただし、新しく大学へ行こうとか高校へ入ろうとかいろんなことをしますと、入学準備とかそういうことに関しては早めの支給が大変大事なことだと思いますし、経済効果も生まれてくると思います。
そこで、この支給日未定っていうのは、やはりめどを立てないと、市民の方々もどうなるのかなという不安があると思いますので、支給日の目当てと、先ほど言いましたそれに付随する……。
お願いする方々の陣容といいますか、人数とか、そういう体制についてお伺いをしたいと思います。
○議長(平家恭治君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(岡本正洋君) まず1点目は、人件費のことでよろしいでしょうか。
事務費につきましては、資料につきましてはシステム改修費等と記載してあるんですけども、人件費ということで時間外勤務手当ということで37万5,000円計上しております。
できるだけ早めに支給が開始できるようにということで取り組んでいきたいと思います。
それから2点目、支給日の件なんですけども、申請プッシュ型ということについては、もう1回目の振込日を12月23日に設定をしております。これが1回目ということになります。
今現在、当市に情報がない方については、下段に示しているように申請型。これについての振込日については、今のところ未定としておりますけども、できるだけ早くに支給が開始できるようにということで、事前に対象見込みと思われる方に申請書をあらかじめ同封してお送りをしたいというふうに考えております。送り返していただきましたら、所得情報等をこちらのほうで確認をさせていただいて、迅速な対応で、手続で、給付を開始したいと。給付の設定については、一定期間を置いて随時振り込んでいくというようなことで考えております。
以上です。
○議長(平家恭治君) 石崎久次議員。
○石崎久次君 プッシュ型でなく、私が聞いてるのは申請型の方なんですね。今言われたプッシュ型の方に関しては、お金がすぐ行きますし、クーポンなのかもしれませんけれど、申請型の方に関しては、来てから自分が出すまでに期間もありますから、多分できるだけ早く欲しいから、返ってくるとは思うんですよ。
それから、次の段階に、自分たちが高校生以上であれば大学行ったりなんかするための準備ですから、意外と早くやっていないと、このお金が満足に使えないという形になると思います。
ですから、そこのところの準備の段階を、今のそのメンバーだけでやられる、多分時間外勤務手当だけでやられるという方向性でやられてますけれど、それが本当にできるのか。できるという今の御判断で御説明をいただきましたけれど、少なくとも2月の初旬ぐらいにはこの申請型の方に関してもお金がきちっとお振込ができるような体制を考えていただきたい。それぐらいの目標を持ってやらないと、頂いた方が次の設計に移れないっていうところを御理解をいただいて考えていただきたい。
要望としておきます。
○議長(平家恭治君) ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平家恭治君) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第87号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平家恭治君) 御異議なしと認めます。よって、議案第87号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入ることに決しました。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平家恭治君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第87号を採決いたします。
本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(平家恭治君) 御着席ください。
起立全員であります。よって、議案第87号は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。
議事の都合により、明8日から12日までの5日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平家恭治君) 御異議なしと認めます。よって、明8日から12日までの5日間は休会することに決しました。
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○議長(平家恭治君) これにて本日の会議を閉じます。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
明8日から12日までの5日間は休会であります。13日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。
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○議長(平家恭治君) 本日はこれにて散会いたします。
午後 零時37分 散会