公開日 2022年03月03日
〔宮本明裕君質問席へ移動〕
○宮本明裕君 久々の一般質問であり、緊張をしておりますが、さきに行われました市議会議員選挙において、選挙は無投票で10期目の当選をさせていただきました。この場を借りまして支持された方々に深く感謝をいたしますとともに、この場を借りまして御礼を申し上げる次第でございます。
これまでの議員活動を振り返りますと、議会の改革については、当選当時、八幡浜市議会では常任委員会の開催を年2回しか開催をしておりませんでした。予算の大小にかかわらず、定例会のたびに常任委員会を開催すべきであると主張し、現在の形になっている次第でございます。
また、決算委員会において、歯科部門で技工士部門での費用が多大であり、通年赤字というような結果が出ておりました。そのことにつきまして指摘をいたしまして、歯科部門が廃止になった経緯もございます。
また、予算委員会の設置につきましては、九州地方の議会においては、予算委員会で予算審議されております。当議会では、3常任委員会が開催され、それぞれで審議しており、全体の予算について熟知できないことから、まとめて予算委員会で審議してはどうかと提案したことについて、現在の形になっているのでございます。議会の合理化、活性化に役立ったものと思っております。
また、議員活動におきまして、理事者へ政策提言も重要な活動であると私は思っております。長野県飯山市では、企業活動の拡大・活性化のために、従業員5名以上の雇用をする企業に対し、設備投資に最大1億円を助成する企業等の誘致条例を行っておりました。当時の市長に進言をし、制定をしていただきました。
当市におきましても、ホテル等、現在14件程度の企業が利用され、八幡浜の代表的な企業として活動していることも報告をしておきたいと思います。
また、ここ近年では、江戸岡小学校と松蔭小学校の統合について、保育所、小学校が廃校になると、この地域の若い家族が減少し、市政の混乱を招くおそれがあることについて意見を述べ、現状に至っている次第でございます。
また、八幡浜市文化活動センター、愛称コミカンでの映画上映につきましても、若者の意見や要望を伝えたところ、その意見を取り組んでいただきまして、現在、映画は毎月上映をされており、これを楽しみにしている市民の声を多く聞くことがございます。
さて、大城市長4期目の公約ほか2点について、民間活力導入を中心とした構想が発表され、先日12月1日、江戸岡地区公民館で開催された市長をかこむ会に参加をさせていただき、市長の話をお聞きしたところでございます。
そこで、わくわくする八幡浜の実現に向けて5つのプロジェクトほか2点についてお伺いをいたします。
公約が八西CATVで放映されることもあり、市民の方々に周知できるのではないかと一般質問をさせていただいた次第でございます。
まず、第1点は、無電柱化プロジェクトについてであります。
この計画の場所、予算規模、国、県における助成金と市の負担についてお伺いをいたします。
○議長(平家恭治君) 市長。
○市長(大城一郎君) 私は本年4月、多くの市民の皆様の温かい御支援により、引き続き4期目の市政のかじ取り役を務めさせていただくこととなります。
3期12年である程度の市政の方向性は示せたと感じておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止と地域経済活動の両立などの新たな課題も生じました。そして、コロナ禍を乗り越えた先に50年先を見据えたわくわくする八幡浜の実現に向けた5つのプロジェクトを掲げました。
無電柱化プロジェクトについては、電柱をなくし、電線を地中化することで、災害に強く安全・安心なまちづくり、さらには魅力的な景観の形成を図っていくことを目的としています。
本年3月12日、JR八幡浜駅から八幡浜港までの国道、県道約1.6キロ区間が無電柱下の整備路線として指定され、今後は道路管理者である愛媛県が主体となって整備に向け工事が行われていきます。
事業費については、まだ確定しておりませんが、国庫補助金並びに道路管理者及び各電線管理者等からの負担金を財源として整備を行うため、市の負担は特にありません。
ただし、無電柱化に伴い水道管の移設等が必要となった場合は、市の負担が発生することとなります。
そのほか、今後10年以内に整備着手する路線候補として、八幡浜インターチェンジから宇都宮病院までの県道八幡浜保内線0.5キロメートル区間が調査区間として選定をされています。
今後も、国、県に対する要望活動を継続し、この路線の道路管理者である愛媛県と連携しながら無電柱化を推進していくほか、宇都宮病院から八幡浜港までの臨港道路1.0キロメートル区間の事業化、これも推進していきたいと思っております。
なお、工事期間、これは長年にわたります。市民の皆様には、工事期間中大変御迷惑をかけることとなりますが、次世代のための必要な事業でありますので、ぜひ御理解と御協力をお願いいたします。
それでは、今回初めてなんですが、議長にお許しをいただきまして、パネルを用意して今の内容を皆様方に紹介したいと思います。
無電柱化プロジェクトと題しまして、八幡浜駅から港まで約1.6キロ、これは事業化になっております。そして、みなっとからインターチェンジまで、この区間を事業化に向けて取り組んでいるところであります。
駅前からみなっとまでの1.6キロメートル区間、この区間、JR八幡浜駅から江戸岡交差点までは国道197号線であります。そして、江戸岡交差点からみなっとまで、この区間、ここは県道であります。県道八幡浜港線、先ほども申し上げましたとおり、この事業におきましては、国のお金と事業者といいますか、国道なら国、県道なら県、それと電柱の管理者でありますNTT、四国電力さんが事業費を分担して払うことになりますので、八幡浜市としてはこの区間の事業費は負担はなしということになりますが、先ほども申し上げましたとおり、この事業に伴って出てくる水道管の移設等々といった形では事業費が発生すると思います。それとともに、やはり無電柱化して景観をよくする、安全・安心な道にする、災害に強い道にするといった上で、歩行者が歩く歩道、これをやはりきれいにしていきたい。そして、広くなった歩道を安心して歩ける。また、長いですから、よくJRから駅前まで歩いている方もおられます。信号待ち等々で疲れたときに少し休めるようなベンチ等々も置けれたらなというようなことも考えてますので、町に優しい、人に優しい、そのような道にしていく、これが無電柱化事業の内容でございます。
以上で説明を終わります。
○議長(平家恭治君) 宮本明裕議員。
○宮本明裕君 よく分かりました。
この大型事業は、市の負担も少なく、最小の負担であり、景観もよくなり、市にとって有利な事業として市民に理解されることと思います。
関連してでございますが、先般、銀座商店街の五丁目におきましては、アーケードが解体されるという予算がつきました。あそこの上にトランスが乗ってるんですね。そこらがどういった形で電源が処理されるか、分かる範囲で結構ですから御答弁願ったらと思います。
○議長(平家恭治君) 建設課長。
○建設課長(宮下研作君) お答えします。
今言われたのは、矢野町側アーケード入り口から文化活動センター前の市道が交わる区間約70メートルの間のアーケードを地元と協議の上、車両を通すことを目的に撤去することとしております。
アーケードの上部には電力設備、通信設備が載っており、当然アーケードを撤去するに当たり、それらの設備を移設をしなければなりません。
地中化、埋設についても協議はしましたが、各事業者の同意であったり、また無電柱化計画にものっていないこともあり、これは断念して、従来どおり新たな電柱の設置により施行することとしております。
○議長(平家恭治君) 宮本明裕議員。
○宮本明裕君 ありがとうございました。
次、第2点でございます。2点目は、四国電力跡地プロジェクトについてであります。
この構想について、現在発表できる範囲での御答弁をお願いしたいと思います。
○議長(平家恭治君) 市長。
○市長(大城一郎君) 四国電力跡地プロジェクトにつきましては、具体的な内容はこれから検討していくこととなりますが、四国電力関連会社の双岩への移転後、市内中心部に利便性の高いまとまった土地ができますので、これをぜひ有効活用したいと考えております。
この土地は、コンパクトシティーの形成を図る上で非常に重要であるため、各方面から様々な意見をいただきながら活用方法を検討していきたいと思っておりますが、まずは四国電力様と交渉をしっかりして、四国電力様からその土地を八幡浜市にぜひいただけるような検討をしてきたいと思っております。
○議長(平家恭治君) 宮本明裕議員。
○宮本明裕君 ここは四国電力の跡地が1,000坪、またそこに隣接する宇和島自動車が1,000坪、約2,000坪あるわけです。
以前我々も商店街の活性化のために、あの敷地が2,000坪あるということでいろいろ話したことがございます。
現在、宇和島自動車は市内の巡回バスですかね、その中心的なバス会社でもございますし、市立病院の横に今駐車場がございます。これは市の職員さんが使っておられるんじゃないかと思うんですが、そこを一部宇和島自動車の待合ですか、そういうものを含めまして有効利用ができないかどうか、市立病院と。恐らく今市内バスのほとんどの利用者は市立病院が中心もしくは大型商業施設に利用される方になっているんじゃないかと思うんですが、市立病院との有効な土地利用から含めて、そこらを宇和島自動車と交渉ができないのかどうかということも私の個人の意見として述べさせていただいたらと思います。参考にしていただいたらと思います。よろしくお願いをいたします。
第3点は、八幡浜港みらいプロジェクトについてであります。
現在発表できる範囲での御答弁をお願いできたらと思います。
○議長(平家恭治君) 市長。
○市長(大城一郎君) 令和4年4月に新フェリーターミナルが供用を開始し、令和4年度末に完成予定の高規格道路大洲・八幡浜自動車道の八幡浜道路が開通することにより、八幡浜港は四国の西の玄関口として、九州と京阪神を結ぶフェリーを活用した新たな国土軸のハブ港としてその役割がますます高まっていきます。
八幡浜港みらいプロジェクトについては、八幡浜港と周辺エリアを広く捉え、港としての機能強化、にぎわい創出を図ることを目的としています。
第1弾計画として、現フェリーターミナル跡地の活用について、市民や八幡浜港港湾整備懇談会からいただいた意見、要望を取りまとめた上で、民設民営方式による商業施設の誘致などに取り組んでいきたいと考えています。
○議長(平家恭治君) 宮本明裕議員。
○宮本明裕君 先日も日曜日に、私は毎週日曜日、土曜日にあそこの場所に行って確認をするんです。と申しますのは、私自身も商工会議所出身の議員でもございますし、本当にあそこのみなっと周辺が、八幡浜の復活をした大きな動因だと私は思っております。
その中に隣接した土地のフェリー乗り場駐車場が今度整備されるようになっております。ぜひ民間の資本で、民間の活力で、みなっとと同様な形の中の有効利用ができるような、本当により活性化したと、よりよくなったというような施設をぜひ誘致をしていただきたい。これは四国電力の跡地も含めてですけども、お願いをしたいと思います。
私が1月1日の元旦のときにみなっとに行きました。みなっと、グランフジ、黒湯温泉が、元旦の日に営業しているんですよ。これが本当の民設民営のイの一番じゃないかなと思うんです。基本じゃないかと思うんです。ぜひ商業関係のやっぱりサービス業の発展の原点は、できるだけ市が買うにしても、民間が買うにしても、その活力を生かすということを基本にしてぜひそういったことの利用をお願いできたらと思います。
もう一点は、先日観光ビルの新しいビルを拝見させていただきましたが、あの4階が津波対策もしくは景観を見るための4階の施設だということをお聞きしましたが、何か市民が憩う、またフェリー乗り場から降りた方が楽しめる。確かに景色も八幡浜では海を見詰めるには一番いい場所だと思います。そういったこともどのような形で利用されていくか。有効利用ができるようにお願いをしておきたいと思うのでございます。
この点については、この程度でとどめておきたい、要望です。よろしくお願いをいたします。
次、4点目は、愛宕山プロジェクトについてであります。
この公約については、市民の多くの方々からいろんな意見と不安な話を聞くことがございます。現在発表できる範囲での御答弁をお願いしたいと思います。
○議長(平家恭治君) 市長。
○市長(大城一郎君) 愛宕山プロジェクトについては、南海トラフ巨大地震による大津波から市民の命を守り、かつ被災後の早期復興につなげることを目的としています。
今後30年の間に70%から80%の確率で発生すると言われている南海トラフ巨大地震による津波の高さは、八幡浜港で最大9メートルと予想されており、市街地を中心に甚大な被害が発生すると推定されています。
津波からの逃げ遅れによる犠牲者をゼロにするためには、限られた時間の中で避難に支援が必要な方を車で高台へ移動させる必要があり、市街地から身近な愛宕山に緊急避難場所を整備するとともに、そこにアクセスする既存の市道の拡幅整備等を予定しています。
愛宕山プロジェクトは、被災からの復旧・復興を含め、まさに50年先を見据えたまちづくりを推進するために必要な計画ですが、現在、事業が進行中の大門、大法寺側から愛宕山へ上がる既存の市道の拡幅工事、これは現在進行しておりますが、このプロジェクトに組み入れることで自主財源の圧縮が可能となってまいります。
このように、このプロジェクトの推進に当たっては、できるところから工事に着手し、わくわくする八幡浜の実現に向けて着実に歩みを進めていきたいと考えています。
○議長(平家恭治君) 宮本明裕議員。
○宮本明裕君 先般防災訓練がございまして、私も参加をしました。各公民館へ集まってくださいと。江戸岡校区の場合は市民会館、公民館、あとダイキの広場のあの周辺でございました。
同時間に私はずっと車で回りました。何のための防災だったのかなと。水害なのかな、津波なのかなということが、これはどういう目的だったのかなということをまず感じました。
今確かに南海トラフの話が西日本に話題になっておりますし、テレビ等でもかなり放映もされておりますが、一番の基本は、できれば各公民館単位で、この地区はここに上がってください、10メーター以上の、健康な方はこの地区に上がってください。この場所はこの地区の人がここに上がってください。例えば老人で足腰が弱い人については、市役所の最上階に上がるとか、県事務所の地方局の上に上がるとか、そういうことを含めましてハードの面だけじゃなしに、まずはソフト面でのそういった指導というのが一番大切なんじゃないかなと私は思います。
あの大震災のときに皆さんテレビで見たと思うんですが、車で移動するとしても、右往左往して波にさらわれる場面をかなり見たと思います。実際この急峻な八幡浜の地形でございますから、元気な方は10メーター以上の高台へ上がれと、ビルに上がれと、広場に上がれというようなことを公民館単位ではっきりした指針を示してあげることが、津波に対する防災になるんじゃないかと私は思っております。
また、愛宕山地区のプロジェクトにつきましては、愛宕中学校はあれだけ広い校庭がございます。あの周辺にはNHKがございますし、あの近くには愛宕山公園もございます。その下の武道館もあります。そういったことを含めまして一体的に利用ができる。
また、周辺の高台につきましては、僕この前お四国山の以前の相撲をとる相撲広場のほうまで僕上がってみました。すると、まだ道路があまり補修されてなしに、なかなか上に上がれないような道路の事情でございましたが、車についてはその下まで上がれるようになっています。そういう高台をやはりつぶさに見ながら、細かいそういった開発をされたらいいんじゃないかな。
私が心配するのは、以前確かに平田市政当時、この近在では一番早い下水道工事を始めました。このコンパクトな町ですから、かなりの普及をしました。80%、90%ぐらい近く行ったかな。そういったことの中で、現在お荷物になっている。いわゆる負債の返還をしないといけないので、これはもう下がりませんから、経常比率の中でもこれがなかなかお荷物なんですよという話も聞きましたし、そういうことの中で最小限度の設備で当市で市民が安心できるような愛宕山プロジェクトをお願いできたらと思います。
私は愛宕中学校卒業生でございます。あの周辺のことは一番詳しく知っておりますし、あの近くで遊んだ一人です。どうぞそういったことも含めまして、愛宕山開発につきましては、いろんな人の話を聞きながら、参考にしていただいて開発をしていただいたらと思います。これはもう要望でいいですか。
○議長(平家恭治君) 市長。
○市長(大城一郎君) 今ほど愛宕山をよく知る宮本議員からお話があったとおり、市民の声を聞きながら過大投資にならないような形で愛宕山プロジェクトを進めていきたいと思っております。
先ほど愛宕山プロジェクトで1点だけ言わなかったことがあるんですが、災害からの復旧・復興といった点におきまして、やはりある程度の土地が必要だということなんです。これは災害で津波が来た、そして津波が引いたときに家がなくなった。家がなくなったときには、応急復興住宅、仮設住宅を建てなければならない。八幡浜市もいろんなところ、双岩とか日土とか、土地があるところはそういう仮設住宅の用地として構えていますが、まだ少し足りないところがあります。それを愛宕山につくっておこうという計画もあります。
仮設住宅だけじゃなくて、やはり平成30年7月豪雨のときに大変苦労された大洲市、西予市、宇和島市、大変苦労されたのがごみの処理、ごみの収集場所なんです。ごみの収集場所も兼ね備えて、それを除いたところに仮設住宅を建てる土地を構えておくというのは必要なことだと思っております。
なぜなら、これ復旧・復興といいましても、一口で言っても二、三年すぐたちますし、東日本大震災を見ても、もう10年、20年すぐたちます。
今八幡浜市にそういう仮設住宅を建てる土地がないとなると、被災がなかった場合に西予市に、大洲市に土地があるからそこに仮設住宅を建ててもらって、八幡浜の人が宇和に行った、大洲に行ったとなると、10年たちますと1歳、2歳の子供を連れて仮設住宅に入られた方も、10年たつとその子供が12歳、13歳になります。とすると、小学校も高学年、中学生にもなる。いよいよ八幡浜市内が復旧した、復興したということになって帰ってくるかというと、なかなか子供の関係、生活環境の中において、八幡浜市内に帰りにくいというようなことが起こってくる。そういうことも考えますと、やはり被災後もこの八幡浜市で暮らせる場所を確保しておくということが、やはりコミュニティーを守っていく上でも大切だというふうに思っておりますので、自分の我が家の復旧・復興をしながら、この八幡浜市内で仮設住宅で住むことができる、そういう場所をまずつくっておくということが一つのこの中の意味するところでもあります。
そして、今回の愛宕山プロジェクト、最大限の被災、これは1,000年に一度かもしれません。その1,000年に一度がいつ来るか分からないわけなんですけど、平時においては、その土地を有効活用していく。平時において広い土地、これは子供から青年、壮年、高齢者、いろんな方々が利用できるような土地にしていく。これは市民の皆さん方の意見を聞きながら平時の使い方、これも検討していきたい。そこにわくわく感が入ってくるんじゃないかなというふうに思っていますので、ぜひ先ほど議員さんがおっしゃったように、過大投資にならない形で、そして市民のわくわくする意見を聞きながら愛宕山プロジェクトを着実に進めていきたいと思っております。
○議長(平家恭治君) 宮本明裕議員。
○宮本明裕君 南海トラフの場合には、必ず起きるということでもありません。だから、江戸時代の資料で、東北大震災のテレビを見てますと、30メーターぐらい高い神社のところに津波が来ましたよという資料があったそうです。そのとおりになったそうです。
八幡浜の場合の資料は、宝永年間かな、江戸時代ですが、以前は八幡神社の下のほうまで、須崎だとか海老崎とかという名称がございますが、あそこも海岸だったそうですが、八幡神社の下のほうまで波が来たと。津波という表現じゃなかったです。という市の資料を僕は聞いたことがございますので、ぜひ100%津波が10メーターを超える津波が八幡浜に来るとは限りません。
そういったことも含めて、できるだけ現存の施設をうまく利用できるような、現存の10年たてばいろんな広い広場もしくは土地が空く可能性もあるはずです。そういったことも含めまして慎重に対応していただいたらと思います。
次、第5点は、マーマレード世界大会プロジェクトについてであります。
NHKにおきまして2回程度、イギリスのダルメイン家の農場等の放映がございました。私驚いたんです。ダルメインとは聞いたことがある名前やな。八幡浜のマーマレード世界大会は国分さんが行ったところかなということで、僕2回ほどテレビで拝見しました。
そのダルメイン家の農場、ダルメイン家がどういう家なのか、また世界大会がどのように開催されていくのか、そこらまた説明をしていただいたらと思います。
○議長(平家恭治君) 市長。
○市長(大城一郎君) まず、御紹介いただきましたダルメインとは、英国の湖水地方ペンリスという町にある大邸宅と世界各地から多数の観光客が訪れる2万平方メートルもの広大な敷地に1,000種類を超える草花が咲く英国で最も美しい庭、ダルメインの庭とかでNHKでも放送されておりますと言われる大庭園のことを言います。
このダルメインを16世紀後半から12代にわたって守ってきたのはヘーゼル家でありまして、ヘーゼル家の現12代当主の御婦人がダルメイン世界マーマレード大会の創設者であるジェーン・ヘーゼル・マコッシュさんです。
現在、本市で開催しているダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会は、英国のダルメインで2006年から開催しているダルメインワールドオリジナルマーマレードアワードを2019年に在英日本国大使館など多くの皆様の御助力により、本市に誘致をしたものです。
さて、マーマレード世界大会プロジェクトについては、かんきつ産業に関わる方など一人でも多くの方に大会に参加していただき、マーマレードの輪を広げることを目的としています。
残念ながら昨年はコロナの影響で中止となりましたが、第3回となる今年の大会は、3密を回避するなどの感染防止対策を徹底して実施することができました。
出品は、プロの部、アマチュアの部合わせて1,421点ございました。5月6日、7日に最終審査会を八幡浜会場と東京会場をリモートでつなぐ形で行いました。
コロナの影響により延期していた表彰式、フェスティバルは、11月14日、第8回やわたはま産業まつりと同時開催をしました。第4回大会は来年4月に開催予定です。
第4回以降もこの大会を継続開催することで、イギリスとの人的交流、文化的交流、八幡浜のかんきつのさらなるブランド化や6次産業の推進を図っていきたいと考えております。
地方を取り巻く厳しい環境は今後も続くと予想されていますが、ミカンや魚をはじめとする八幡浜市の強み、そして市民力の高さを最大限生かしながら5つのプロジェクトを中心とした50年先を見据えたまちづくり、わくわくする八幡浜の実現を市民の皆様とともに目指していきたい、そう考えております。
○議長(平家恭治君) 宮本明裕議員。
○宮本明裕君 当市で生産されたマーマレードが、フジだとか、先般改装されました三越だとか、道後の土産物売場でも展示もされております。産業まつり等にも出品をされ、販売されております。知名度は徐々に向上もしておりますし、南予の道の駅へ行きますと、西予は西予、南郡は南郡なりのマーマレードという生産をしております。この南予一帯のそういったかんきつ農家の第6次産業の発展の一つの起爆剤になるんじゃなかろうかと思っておりますし、世界大会、今度行われますが、その後も引き続いて八幡浜市で日本大会、またそういう世界大会が開催をされて、チャンポンに続く名産品として発展することを願っているものでございます。これは要望でございます。
次、6点目は、二宮忠八の顕彰についてであります。
二宮忠八の顕彰をされておりますが、平田市長当時、飛行大会が初めて開催をされました。吉見市長当時には、沖縄の南風原町との交流が実施され、高橋市政当時には、私から銀座五丁目の二宮忠八生誕地を市が購入してはどうかということを申し上げたことがございます。
その当時市長のほうでは、3分の2の土地の買上げをして、現在大城市長におきまして残地の購入をされました。旧二宮忠八邸跡は、購入が全て完了をしたわけでございます。
先般、八幡浜市民ミュージカルで二宮忠八物語を公演し、顕彰が営々と続いているわけでございます。
新たに飛行神社との関係がございます京都八幡市との交流も現在続いているわけでございます。
以前、親族から届いた手紙や斐光園を大平につくった忠八のふるさとに思いをはせる心情。忠八が京都八幡市に住んだというのは、八幡浜市と八幡という同名の地名に住み、ふるさとを慕ったという心情が記述されたことがございます。
また、当市には2,000万円の基金の積立てもございますし、また最近コミカンの中のホールの中で忠八ホールという命名をつけたホールが誕生いたしました。忠八翁は、大城市長をはじめ理事者に対して感謝をしていることと思います。
今後、より顕彰していただくためには、二宮忠八生誕地の有効な土地利用についてお伺いをいたします。
あの地区は文化ゾーンでもございますし、ぜひそこらの点につきましてお伺いしたいと思います。
○議長(平家恭治君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(井上耕二君) 二宮忠八翁生誕地は、市民文化活動センターコミカンの南側、現在整備している駐車場の銀座商店街の道を挟んで向かい側のところにあり、昭和61年10月に市指定文化財として指定され、記念標柱が建立されています。
平成16年3月には、記念館建設用地として生誕地の土地164.64平方メートルを購入し、二宮忠八翁生誕地整備活用検討委員会から、既存の建物を改修し、資料展示及び交流スペースとすること、さらに将来隣接している残りの土地を購入機会があれば顕彰などのために積極的に購入するよう答申を受けております。
当時は、隣接する残りの土地66.75平方メートルの買収については、交渉が難航したため、購入に至りませんでしたが、令和2年5月に土地の所有者との売買が成立し、合計で231.39平方メートル、約70坪の土地を所有しております。
本市では、現在市民図書館2階の郷土資料室の中で二宮忠八翁が晩年を過ごした住居の一室を復元したもの、また飛行機の模型、遺品などを展示していますが、二宮忠八翁生誕地の利用につきましては、現在のところは何も決まっておりません。
二宮忠八翁は、郷土が生んだ飛行機の父であり、生誕地につきましても市の文化ゾーンの一画として地域の活性化につながるような利用をする必要があると考えております。
今後につきましては、二宮忠八翁顕彰協議会や市民の皆様からの御意見等を参考にしながら生誕地の利用について検討してまいります。
以上です。
○議長(平家恭治君) 宮本明裕議員。
○宮本明裕君 ここは二宮忠八翁の生誕地でもございますが、元愛媛県知事の加戸知事の育ったところでもございます。八幡浜市民が本当に知事誕生のために90%近くの市民が投票した本当に八幡浜市出身の知事でもございます。そこの育った家でもございますし、ぜひそういうことも併せて顕彰をしていただいたらと思います。
また、あの地区は文化活動センター周辺は文化ゾーンというようなことで指定もされております。
内子でもそうですし、大洲でもそうですし、我々いろいろなところ視察に行きますが、大体文化ゾーンと指定されたところは、大体道路はほとんどカラーのブロックをずっと敷き詰めた本当に文化にふさわしい道路になっていると思います。
八幡浜の場合は今道路工事をしております。水道の道路工事をしておりますから、これを改修される際には、本町周辺も含めてそういったカラーのブロックで敷き詰めたような道路にしていただきたいと思います。これは要望でございます。
最後に、7点目は、中心商店街において毎月開催されている約37年間続いている八日市の存続についてであります。
東京から八幡浜に帰って約50年たちますが、大型店の進出、モータリゼーションの発達に伴い、流通業界は激変し、空き店舗が多くなる中、八日市委員会のメンバーが商店街存続のために毎月八日市を開催しております。
しかしながら、出店者の減少や経費の増加等により、四苦八苦しながら頑張っているのでございます。
ここ2か月は市外からの道の駅の出店者もあるようですが、八幡浜の商店街の存続のために、八日市の運営について市の御協力をお願いいたします。この点についてお伺いいたします。
○議長(平家恭治君) 副市長。
○副市長(菊池司郎君) お答えをします。
昭和59年12月から開催されている八幡浜八日市は、毎月8日に商店街で行われる八幡浜名物の市であり、市外客を含め毎月楽しみにしている方も多く、本市に定着した一大イベントとなっています。
実施主体である八幡浜八日市委員会に伺ったところ、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により開催を見送った月による影響もあるが、コロナ以前から出店する店舗が減少傾向にあるなどの問題もあり、運営は厳しいとのことでした。
今後、同委員会から支援の要望があれば、市としても開催が継続できるよう前向きに考えていきたいと思います。
以上でございます。
○議長(平家恭治君) 宮本明裕議員。
○宮本明裕君 中心商店街は八幡浜市の顔として以前は言われておりました。どこの商店街もそうなんですが、どこの商店街も現在本当に厳しい状態になっておりますが、ぜひ八日市に対する支援、助成をお願いしたいと思います。
これで私の一般質問は終了いたしますが、今後も人生経験の知恵を生かし、議員活動に生かされるよう、知力、体力、気力が重要と言われており、今後も前へふるさと発展のために健康に留意しながら頑張るつもりでございます。
以上で私の一般質問を終結いたします。以上です。ありがとうございました。