公開日 2022年12月20日
令和4年八幡浜市議会8月臨時会会議録第1号
議事日程 第1号
令和4年8月2日(火) 午前10時開議
第1
会議録署名議員の指名
第2
会期の決定
第3
報告第14号 専決処分の報告について(八幡浜市五反田地区内において発生した追突事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)
(提出者の説明、質疑)
第4
議案第43号 令和4年度八幡浜市一般会計補正予算(第3号)
(提出者の説明、質疑、討論、採決)
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本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
会期の決定
日程第3
報告第14号
日程第4
議案第43号
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出席議員(16名)
1番 井 上 剛 君
2番 攝 津 眞 澄 君
3番 平 野 良 哉 君
4番 田 中 繁 則 君
5番 遠 藤 綾 君
6番 菊 池 彰 君
7番 西 山 一 規 君
8番 佐 々 木 加 代 子 君
9番 竹 内 秀 明 君
10番 平 家 恭 治 君
11番 石 崎 久 次 君
12番 樋 田 都 君
13番 新 宮 康 史 君
14番 上 田 浩 志 君
15番 宮 本 明 裕 君
16番 山 本 儀 夫 君
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欠席議員(なし)
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説明のため出席した者の職氏名
市長 大 城 一 郎 君
副市長 菊 池 司 郎 君
教育長 井 上 靖 君
総務企画部長 藤 堂 耕 治 君
市民福祉部長 二 宮 恭 子 君
産業建設部長 垣 内 千代紀 君
総務課長 宮 下 栄 司 君
政策推進課長 松 良 喜 郎 君
財政課長 明 礼 英 和 君
社会福祉課長 松 本 有 加 君
子育て支援課長 岡 本 正 洋 君
保健センター所長 小 野 嘉 彦 君
建設課長 宮 下 研 作 君
農林課長 宇都宮 久 昭 君
商工観光課長 萩 森 久 人 君
学校教育課長 梶 本 教 仁 君
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会議に出席した議会事務局職員
事務局長 田 本 憲一郎 君
事務局次長兼議事係長 菊 池 文 孝 君
調査係長 黒 田 昌 利 君
書記 田 中 聡 君
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午前10時00分 開会
○議長(平家恭治君) 皆さん、おはようございます。
ただいまより令和4年第4回八幡浜市議会臨時会を開会いたします。
市長から今議会招集の挨拶があります。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本日、令和4年第4回市議会臨時会を招集しましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。
まず、本年6月27日に副市長を本部長とし、課長以上全員をメンバーとした八幡浜市DX推進本部会議を設置し、先月13日に第1回の会議を行いました。
本市としても新型コロナウイルス感染症の拡大を契機とした社会経済活動の変化、そして今後さらに進むであろう人口減少、超高齢化社会などの変革の時期に対応するため、全庁的に業務量調査や各課ヒアリング、職員研修等を行い、今年度末までにDX推進計画を策定する予定です。デジタル技術も活用しながら業務の見直しをしつつ、職員の働き方の重点を改善し、何より市民サービスの向上を図りたいと思っています。
それでは、臨時会について申し上げます。
本臨時会におきましては、報告1件、予算案1件、合わせて2件の御審議をいただくものでございます。
新型コロナウイルス感染症の影響下における世界的な原油価格や物価の高騰に直面する現在、一日でも早い対応が必要であると考え、貨物自動車運送事業者緊急支援事業、畜産経営者緊急支援事業、小・中学校等の給食食材の価格高騰に対する支援事業、保育所等の給食食材の価格高騰に対する支援事業の4事業に、生活支援対策である住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金給付事業を加えた5事業のほか、現在通行止めとなっている市道川舞三本木線道路災害復旧事業の予算を計上させていただいております。
現在、新型コロナウイルス感染症、世界的な原油価格や物価の高騰、急激に進む円安など、数十年に一度しか起こらないようなことが重なり合って起こり、私たちを取り巻く環境は混迷を極めております。こうした難しい時代において、市民の皆さんの命と健全な暮らし、市内経済をしっかりと支え守り抜くため、今後も感染対策と併せて時期を逸することなく、必要な対策を講じていかなければならないものと思っています。
議案の詳細につきましては、後ほど御説明しますが、何とぞ慎重審議賜りまして御賛同いただきますよう、お願い申し上げます。
以上、申し述べまして、招集の挨拶とします。
○議長(平家恭治君) 議長において、この際、諸般の報告を行います。
6月定例会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付いたしております報告書をもってこれに代えます。
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○議長(平家恭治君) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
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○議長(平家恭治君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、議長において3番 平野良哉議員、14番 上田浩志議員を指名いたします。
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○議長(平家恭治君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平家恭治君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日1日と決定いたしました。
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○議長(平家恭治君) 日程第3 報告第14号 専決処分の報告について(八幡浜市五反田地区内において発生した追突事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について)を議題といたします。
提出者の説明を求めます。
市民福祉部長。
○市民福祉部長(二宮恭子君) 議案書1ページをお願いします。
報告第14号 専決処分の報告について説明いたします。
3ページをお願いします。
専決第8号 八幡浜市五反田地区内において発生した追突事故に係る相手方との和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により令和4年7月1日に専決処分しましたので、同条第2項の規定によりこれを報告します。
今回の専決処分は、令和4年3月7日午前10時30分頃、八幡浜市五反田1番耕地928番地1地先において、市所有の原動機付自転車が対向車を待つため停車していた相手方車両の後方に追突したため、相手方を負傷させました。このため、相手方の治療費、通院費、文書料及び慰謝料の全額を市が相手方に支払うこととした示談書の締結を行い、市の負担として34万4,426円の損害賠償額が決定したものです。
この損害賠償は公益社団法人全国市有物件災害共済会で全額補填されます。
なお、この事故に係る物件損害の和解及び損害賠償額の決定につきましては、4月15日に専決処分し、5月25日の第2回市議会臨時会において報告第7号として報告しているものです。
以上です。
○議長(平家恭治君) これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平家恭治君) これをもって質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております報告第14号については、承認を要しない報告でありますから、この程度で審議を終わります。
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○議長(平家恭治君) 日程第4 議案第43号 令和4年度八幡浜市一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。
提出者の説明を求めます。
総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君) 議案書の5ページから26ページ、議案第43号 令和4年度八幡浜市一般会計補正予算(第3号)について、別冊でお配りをしております令和4年度8月補正予算資料のほうで御説明をいたします。
資料の3ページをお開き願います。
今回の補正は、一般会計のみの補正で、一番上の行の真ん中あたり、今回補正額の欄にありますように5,634万円を追加するもので、累計ではその右の合計欄のとおり231億3,984万円、特別会計、企業会計を合わせた総合計では、一番下の行のとおり441億1,395万円となります。
4ページをお願いします。
それでは、今回の補正予算の事業概要と9月定例会での予算計上ではなく今臨時会に補正予算を提案した理由について、最初に説明します。
まず、新型コロナウイルス感染症対策関連事業として、新型コロナウイルス感染症の収束がなかなか見えてこない中で、ロシアのウクライナ侵攻に端を発する世界規模の資源価格の高騰や急激な円安などにより燃料費、食料品等の値上げが止まらず、このことにより特に影響を受ける事業者や給食費を負担する保護者等に対する支援策として市独自で緊急な対応が必要であると判断しました。4ページに記載の原油価格物価高騰対策事業としての4事業のほか、5ページ上段に記載の予算不足が見込まれる住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金給付事業について補正予算を計上するものです。
また、その下の市道川舞三本木線道路災害復旧事業は、7月12日の集中豪雨により道路の路側石積みが崩落し現在通行止めとなっております市道川舞三本木線について早急に復旧工事を実施する必要があることから、補正計上するものです。
6ページをお願いします。
これより一つ一つの事業について説明します。
貨物自動車運送事業者緊急支援事業は、燃油価格高騰の影響により厳しい経営状況にある貨物自動車運送事業者に対し緊急的な支援を行うことにより、当面の輸送確保と事業の継続を図ることを目的とするものです。
補助対象者の主な要件としては、(1)市内に事業所または住所を有するもので、(3)愛媛県が実施するトラック輸送燃油高騰対策支援金(仮称)の交付決定を受けている者のうち、貨物自動車運送事業法第2条に規定する貨物自動車運送事業者となります。
補助金額としては、普通車は1台につき県の交付決定額5万2,000円の2分の1となる2万6,000円、同様に小型車は県の交付決定額2万5,000円の2分の1となる1万2,500円です。
予算額は635万5,000円で、これは国の資料等を基に普通車230台分、小型車30台分で積算しております。
7ページをお願いします。
畜産経営者緊急支援事業は、配合飼料の価格高騰により厳しい経営状況にある畜産経営者に対し配合飼料価格安定制度の加入者負担金を全額補助することで配合飼料価格上昇の影響緩和と経営安定化につなげるとともに、豚熱ワクチンの接種費用の一部を補助することで豚熱の蔓延防止と養豚経営者の経営支援を図ることを目的とするものです。
補助対象者としては、市内に本社を置く畜産経営者とし、(1)配合飼料価格安定事業については、国の配合飼料価格安定制度により積立金の支払いをする者、(2)豚熱ワクチン接種補助事業については、豚熱ワクチン接種を実施する者とします。なお、該当する市内の畜産経営者は、養豚が3社、養鶏が3社の合計6社の予定です。
補助金額としては、配合飼料価格安定事業は国の配合飼料価格安定制度に対する積立金相当額の1トン当たり600円を助成し、豚熱ワクチン接種補助事業は豚熱ワクチン接種1回当たり280円のうち、10分の1相当額として30円を助成します。
予算額は666万円で、配合飼料価格安定事業は畜産経営者が負担する1トン当たり600円の年間における積立金1万トン分として600万円、豚熱ワクチン接種補助事業は接種1回当たり30円の年間2万2,000回分として66万円としています。
なお、その下に参考として配合飼料価格安定制度についての説明を記載しておりますので、御参照願います。
8ページをお願いします。
小・中学校等の給食食材の価格高騰に対する支援事業は、給食の食材価格高騰に伴い食材購入費用を賄うことが難しい状況となっていることを受け、食材の購入費用のうち価格上昇分を市が補助することで給食費を値上げすることなく、これまでどおりの質、量が維持された給食を提供できるようにするものです。
補助対象者としては、給食費の徴収や必要な物資の購入などの運営を行っている八幡浜市学校給食センター給食会となります。
補助金額は806万5,000円で、1食当たりの食材価格上昇分20円の年間給食数40万3,249食分で積算をしています。
1食当たりの食材価格上昇分は、今年4月から6月までの3か月分で比較した結果、食材費の値上げ率が約5%、約12円と見込まれることから、今後の価格高騰も考慮し、1食当たりの価格上昇分を20円、約8%として積算しています。
なお、事業期間としては、令和4年4月から5年3月までの1年間とします。
9ページをお願いします。
保育所等の給食食材の価格高騰に対する支援事業は、小・中学校と同様に給食食材の価格が高騰している中、児童への安定した給食の提供、保護者の経済的負担の軽減など子育て支援の拡充を図るため、給食食材の価格上昇分について、(1)公立保育所等は賄い材料費の予算を増額し、(2)民間保育所等へは給食食材の価格高騰に対する支援事業補助金として交付するものです。
対象施設としては、公立保育所等は八幡浜市が運営する保育所、認定こども園で、具体的にはここに記載のとおり、千丈、愛宕、双岩、川上、真穴、日土、保内の各保育所と神山こども園の8施設です。
次に、民間保育所等は、市以外の者が運営する保育所、幼稚園、認定こども園、事業所内保育所で、具体的には、白浜保育所、八幡浜聖母幼稚園、日土幼稚園、認定こども園八幡浜幼稚園、めだか保育園の5施設です。
事業期間としては令和4年4月から5年3月までの1年間とし、補助金額としては学校給食の食材価格上昇見込額と同額の1食当たり20円とし、公立保育所等及び民間保育所等についてそれぞれ必要な年間給食数で積算しています。
予算額としては406万円で、内訳は公立保育所等8施設分が293万円、民間保育所等5施設分が113万円で、費目は保育所費の賄い材料費と児童福祉総務費の補助金にそれぞれ計上しています。
10ページをお願いします。
住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金給付事業は、令和3年度に実施した住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金について、家計急変により受給資格があるにもかかわらず申請がないことにより受給できていない世帯に対して令和4年度課税情報を活用したプッシュ型給付を行い、真に生活に困っている方々への支援体制を強化するものです。
支給対象は、(1)令和4年度住民税均等割が非課税の世帯のうち、令和3年度非課税分または家計急変分のいずれの支給も受けていない令和4年度新規の住民税非課税世帯と、(2)新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減少し世帯全員が住民税非課税相当となった世帯、いわゆる家計急変世帯が対象となります。支給額は1世帯当たり10万円、補正金額は1,620万円で、財源は全額国費です。
積算根拠としては、繰越予算額が5,756万円、575世帯分に対して、令和4年度支給見込額は7,370万円、737世帯分でありますので、不足分1,620万円、162世帯分を追加するものです。
また、令和4年度支給見込額737世帯の内訳は、令和3年度分の非課税世帯が107世帯、令和4年度の新規住民税非課税世帯が600世帯、令和4年度の家計急変世帯が30世帯です。
なお、6月の市議会協議会において、令和4年度の新規の住民税非課税世帯は例年の実績を参考に約200世帯と見込み、令和3年度からの繰越予算5,800万円以内で賄えるものと説明をしておりましたが、確定した税情報を基に計算したところ、令和4年度新規住民税非課税世帯が600世帯と判明し、対象世帯が想定以上に多かったことから、今回不足分を計上するものです。
見込み誤りの主な原因としては、新型コロナウイルス感染症の経済対策として国の持続化給付金の給付を令和2年に受けたことで、これが課税対象となることから令和3年度は住民税課税世帯となった世帯が、令和3年は同様の給付金がなかったことで令和4年度は住民税非課税世帯に戻ったというケースが思ったよりも多かったことなどの要因が想定されています。
11ページをお願いします。
市道川舞三本木線道路災害復旧事業は、冒頭説明いたしましたように、令和4年7月12日に発生した集中豪雨の影響で道路の路側石積みが崩落し現在通行止めとなっている市道川舞三本木線について、地域住民及び農地利用者の安全確保と利便性向上を図るため、通行止めの早期解除に向け一日も早く復旧工事に着手する必要があることから、今臨時会に予算計上するものです。
予算額は1,500万円で、財源には過疎対策事業債を充当予定です。
その下に位置図、12ページに被災状況写真及び施工図面、標準断面図を掲載しておりますので、御参照願います。
それぞれの事業の具体的な説明は以上ですが、13ページに投資的事業実施計画、14、15ページに歳入歳出の状況、16ページから19ページにかけて新型コロナウイルス感染症対策関連事業一覧表を掲載しておりますので、御参照願います。
最後に、18ページをお願いします。
今回の事業がこのページの上から2行目から5行目と下から3行目に追加された結果、新型コロナウイルス感染症対策関連事業の本年度の事業費合計としては、一番下の行にありますように10億3,590万6,000円となります。
説明は以上でございます。
○議長(平家恭治君) これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
西山一規議員。
○西山一規君 まず1つ、三本木線、こちらちょうど昨日、私も現場に行ってきまして、もうこの12ページの被災状況写真よりもさらに崩れておりまして、外側の、今この道路の谷側に、名前が分かりませんけどコンクリの構造物がありますけど、これ自体も落ちておりまして、これ以上に進んでるという状況でありました。
これが、ちょうど私が行ったときに、業者のトラックがこの現場のほうに向かってきたのでどうするんだろうと思ったら、そのままスイッチバックのような形で反対側のほうにバックの状態でずっと行かれておりました。恐らくこの崩落がなければそのまま真っすぐすんなり行けたところを、非常に困られておるんだろうなというふうに思いました。こちらのほう、とにかく早急に復旧をしていただきたいなというふうに感じております。これ、今質問じゃなかったんですけども。
あと、ほかの支援事業のほうですけれども、今、貨物自動車運送事業者、そして畜産経営者、この2業種についてこのような支援が行われるということで予算が出ておりますが、これはどのようにこの予算が決定されたのか、支援をするということが決定されたのかということをちょっと確認したいんですけれども、これは業者から依頼があって、それで予算がついたのか。そして、それとほかに依頼はあったけれども予算にのらないようなケースがあったのか。そして、こういった依頼をされなくて困ってる方も恐らくいろいろいらっしゃるかと思うんです。そういった方、まだそういった依頼がなくて、でも困っていると。そういうのはどのように把握されるのか。恐らく、もう言ってきていただかないと対応はできないかとは思いますけれども、そういう声を上げていただくような啓蒙、そういったものを何か検討されてるのかどうか伺います。
○議長(平家恭治君) 産業建設部長。
○産業建設部長(垣内千代紀君) まず、今回うちの部の関係では2つの業者に対する支援事業を講じることとしましたが、これらにつきましては、事業者団体のほうから要望を受けて支援することを決めたものであります。
議員御指摘のように、コロナの影響であるとか、円安、ウクライナ情勢を踏まえてあらゆる業者で様々な影響が出ているということで、要望はなくとも、こちらのほうから困っている事業はないかということで、いろんな情報収集をしております。
例えば、畜産業と同様に魚の養殖業者なんかも餌代の高騰により影響を受けているんではないか。あるいは農家が、肥料代がこれも高騰しておりまして、そういった影響がないか。あるいは製造業とかについて、特に輸入に頼っている原材料を使っている業者については、かなり経営を圧迫しているというような情報も聞いております。
さらには、コロナが再び感染拡大しまして、宿泊業者、旅行業、そういったところにも影響が出ているということで、いろんな事業者の現状を必要に応じて聞き取りをしたり、あるいは国とか県とかでどういう支援策が講じられ、今後また講じられる予定があるのか、そういったところを踏まえて検討して、結果としては、今回予算措置した分が緊急性があるということで判断したものであります。
ただし、現状いろんな懸念事項は今後もまた増していくと考えられますので、必要に応じて引き続き情報収集しながら、また国や県も今後補正予算なんかも予定されていると聞いておりますので、そこらも踏まえた上で、さらに支援が必要であれば検討していきたいと考えているとこです。
○議長(平家恭治君) 西山一規議員。
○西山一規君 このような声も、言わないけど困ってるといった、たくさんあるかと思いますので、そういったところをしっかりと取り組んでいただきたいと思いますし、あと、この議案書、議案説明資料等も読ませていただいて、物価と書いてないところがすごいなと思ったんですけども、今、物価上昇というふうに気軽に言っちゃってるケースが多いんですけど、ここはちゃんと価格というふうに書いてある。物価で言うとCPIってやつですね、消費者物価指数。それで判断するべきところでありまして、世界中で比べるのはコアコアCPIという燃料と生鮮食品を除いたもので、6月の状況で言うと前年比1.0%の上昇であります。
ですから、物価上昇に対応してというふうな対応をするのはちょっとおかしいわけですけれども、あくまでも価格という一過性のものに対応するというのは、緊急的にこういったことが適切ではないかと思いますが、物価という形で全体が徐々に上昇しているということであれば、今度は逆に給料を上げるということをしっかりとやっていかないといけないと思いますので、そういったところの対応は、またいろいろ別のやり方として検討していかなければいけないと思います。
そういったところで、恒久的な対応と緊急的な対応、きちんと区別して、的確にやっていただきたいと思います。
以上です。
○議長(平家恭治君) ほかにありませんか。
石崎久次議員。
○石崎久次君 私は畜産経営者緊急支援事業についてお伺いをしたいと思います。
まず、市内の畜産経営者、養豚が3社、養鶏が3社、たしか昔はいっぱい、いろんな業者がありましたけれど、どんどんどんどんなくなって、衰退されてるかなあと思いますけれど、それでも大規模にやられてるとこがあります。その中で、補助対象者の1番の中に、国の配合飼料価格安定制度により積立金の支払いをする者というふうにありますが、この6社のみがこの対象に入ってるんだと思いますけれど、ほかに八幡浜市の中で、養豚とか養鶏をされてる業者さんがいまだあるんでしょうか。まず、その点についてお伺いをいたします。
○議長(平家恭治君) 農林課長。
○農林課長(宇都宮久昭君) お答えします。
八幡浜市内での養豚、養鶏をやってる事業者は、御説明しましたとおり養豚3社、養鶏3社の6社しかございません。
以上です。
○議長(平家恭治君) 石崎久次議員。
○石崎久次君 分かりました。
ということは、やはりこの第1次産業である養豚、養鶏っていう、たしか私の小っちゃいときはいろんなところにあったような気がしますけれど、大変な御苦労されてきているんだと思います。
お話を聞きますと、今回の場合は積立金のうちの2分の1を、1万トンに関して市が補助をするという形ですけれど……
(「ワクチン」と呼ぶ者あり)
ワクチンもそうですけれど、積立金1トン当たり600円ということで、トータル1万トンの分を、1年間で大体この総量であるから補助をするっていうことですけれど、これはただ積立金という形の部分での金額であって、じゃ飼料価格はどうなのかなっていうと、養殖の業者さんにも確認しますけれど、2年ぐらいで大体もう倍になってると。ということは、魚もそうでしたけれど、単価は上がってないんですよね。外国の安かった豚肉とかなんかも円安の影響で高くなってる。じゃあ日本の豚肉は高くなったかっていうと、そうは高く上がっていない。その代わり飼料代が高くなってると。だから、積立金の部分に関しては、はっきり言うたら補助になりますけれど、上がった分に対して利益はどんどん減っているわけですけれど、経営ができてるのかなっていうと、業者さんに確認しますと、もう本当に経営自体していいのかどうかという状況になってると。
魚も、ミカンだったら、ミカンの木は毎年なりますけれど、魚だったら常にその魚を買わないかんわけですね。また、豚を飼って自分のとこで子供たちを産むことができる人たちだけやったらいいんですけど、もしなんかを買わないかんとか、小っちゃいひよこか何か買わないかんとなった場合には、そういう経費が全部関わってくるわけですね。ですから、農家と違ってほかの物を仕入れしてから、大きくして出荷をするっていうところに関しては、全てのコストがどんどん上がってるわけです。ただし、販売単価は変わらない。なおかつ、輸送コストにはなる、出荷せないかんですから。そういう車とか何かに対しても油代も高くなってる。ただし、今回のこの補正の中には、そういう部分に関して、確かに1トン当たり600円という金額に対しての補助はありますけれど、果たしてそれだけで、この現在の八幡浜市における3社、養豚が3社、養鶏が3社がこのまま続いていくんだろうかっていうところに対しての把握というか、話合いは持たれてるんでしょうか。その点についてお伺いします。
○議長(平家恭治君) 農林課長。
○農林課長(宇都宮久昭君) 今回緊急性を要するということで、配合飼料安定価格の制度、600円ということで全額、いわゆる補助をするわけでございますが、先ほど産業建設部長からの御回答にもありましたように、参議院選挙が終わりまして、国もいろんな肥料とか、飼料とかに対する支援も予定されていると聞き及んでおりますので、今回臨時議会ということで、待ったなしということで、666万円の、農林課所管分では予算を計上をさせていただきましたけども、来月の9月補正予算の中で、また市でも検討しまして、今ほど議員がおっしゃられた、それだけの支援では足りないのではないかというところも、いま一度検討してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(平家恭治君) 石崎久次議員。
○石崎久次君 担当課長から頼もしいお答えをいただいたわけですけど、国の動向をきちっと把握していただいて、できるだけ早く手を打つっていうことが、やはりここにおられる業者さんを守るということになりますので、例えば9月議会終わった後になったとしても、12月議会を待たずに、ぜひ緊急性を持った対応をしていただきたいと要望して終わります。
○議長(平家恭治君) ほかにありませんか。
攝津眞澄議員。
○攝津眞澄君 失礼します。
8ページ、9ページの小・中学校等の給食食材高騰、学校に対する支援事業と、あと保育所等の給食食材の価格高騰に対する支援事業について、少しお伺いいたします。
令和4年4月から6月までの3か月分の給食費と食材費の比較ということで、差額が12円、そして1食当たりの食材費値上げの率が約5%と今後の価格高騰を考慮して価格上昇分の20円ということで内訳がなってますけれども、同じく保育所の給食も20円ということで、中学3年生と保育所の子供たちとの食べる量が全然違うし、保育所は御飯は自分のおうちから持ってきておかずだけっていうところもあるのですが、これが同額でよいのかなということがちょっと気になって、お伺いしたいと思います。
○議長(平家恭治君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(岡本正洋君) お答えします。
公立保育所等の給食食材費についても、小・中学校の給食食材費と同様に、今年度前半の3か月の分と前年度の分を比較をしてみました。
給食食材費、令和3年度の4月から6月までの1食当たりの全体の平均は約274.5円、令和4年度は288.3円となっています。前年比13.8円、5.0%の増額となっております。公立保育所等の食材費上昇について、小・中学校等の食材費の値上げ率約5%と同じ今状況になっているということを確認しております。
あと民間さんのほうなんですけども、民間運営の保育所等における給食、外部搬入をしているところがあるんですけども、一部お聞きしますと、今年度7月から200円のお弁当が220円、また270円のお弁当が290円ということで、それぞれ20円値上がりしています。
そういったことを踏まえて、今回、小・中学校と同じような上昇率、価格上昇分を設定しております。
なお、民間の保育所等で値上がりがもう決定して行っているところについては、保護者の負担が増えないように、市ではこの議会、8月早々に補正予算案を市議会に提案する、その旨を事前にお伝えしております。
以上です。
○議長(平家恭治君) 攝津眞澄議員。
○攝津眞澄君 ありがとうございました。とてもよく分かりました。
保護者の方の給食費の値上がりがなく支援していただくことはとても喜ばしいことだと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。
これ一応1年間、令和5年3月までとなってますが、もしもコロナの状況とか物価の上昇とかが続きましたら、その後も支援はあるということでよろしいでしょうか。
○議長(平家恭治君) 副市長。
○副市長(菊池司郎君) 今の件についてお答えをいたします。
このコロナの状況もそうですけれども、この価格の上昇がいつまで続くのか、誰もまだ先が見えません。そういうことで皆さん不安だと思っておりますので、こういう状況が続く限りは市としても支援をしていきたいと考えております。
以上です。
○議長(平家恭治君) 攝津眞澄議員。
○攝津眞澄君 ありがとうございました。これに伴い給食の運搬のガソリン代の高騰とかもありますが、先ほどの貨物自動車運送事業者の緊急支援事業の中にも給食の運搬の分も入っているのかお伺いいたします。
○議長(平家恭治君) 商工観光課長。
○商工観光課長(萩森久人君) 失礼します。
貨物自動車の運送事業者緊急支援事業ということでして、この事業につきましては、貨物自動車、要は荷物を運ぶことをなりわいとしている方への補助ですので、給食を運ぶ、八幡浜の場合ですと民間事業者さんでいらっしゃると思いますが、その方の自動車も貨物自動車であるはずですので、対象となります。
以上でございます。
○議長(平家恭治君) 攝津議員、質問3回で終わりましたので。
ほかにありませんか。
平野良哉議員。
○平野良哉君 ちょっと攝津議員の補足っていうか、あれなんですけど、結局市内の緑ナンバー、黒ナンバーの貨物事業者の車は全て対象ということですか。
○議長(平家恭治君) 商工観光課長。
○商工観光課長(萩森久人君) お答えいたします。
こちら国のほうの運輸局のほうに届出している貨物車が対象ということになります。そう考えていただいて結構です。
もちろん、先行して県のほうが集約をしますので、それに対して市は後追いで上乗せのような形なりますので、その時点で再度精査はいたしますが、基本的に貨物として届出をしている車が対象となります。
以上です。
○議長(平家恭治君) ほかにありませんか。
遠藤 綾議員。
○遠藤 綾君 私は、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金給付事業についてです。
今回、プッシュ型給付で行う形での運用ということですが、令和4年度住民税の課税情報を活用したということですが、どのような形で給付まで至るのか。例えば、申込書を送付して、対象者がそれを返送してという形を行うのか、もしくは、もうこの課税情報を活用してすぐさま振り込むようになるのか、その辺を御説明ください。
○議長(平家恭治君) 社会福祉課長。
○社会福祉課長(松本有加君) お答えします。
まず、基準日に、課税情報を基に対象となる方を抽出いたします。その対象になる方に、まず今年度令和4年度でありましたら、6月30日にプッシュ型で案内を送付しております。
その案内書を確認していただいて、折り返しその確認書を返送していただき、中身を審査した上で、適切であれば7月14日を第1回目の支給日として、随時支給する形となっております。
以上です。
○議長(平家恭治君) よろしいですか。
ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平家恭治君) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第43号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平家恭治君) 御異議なしと認めます。よって、議案第43号については、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入ることに決しました。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平家恭治君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第43号を採決いたします。
本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(平家恭治君) 御着席ください。
起立全員であります。よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。
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○議長(平家恭治君) これにて本日の会議を閉じます。
閉会に当たり、市長から挨拶があります。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
御提案申し上げました全議案に対し、適切なる御決定、御承認をいただき、誠にありがとうございました。
さて、県では新型コロナウイルスの第7波により先月12日に県内の1日の陽性者数が一気に1,000人を超え、本日は2,000人を超える発表となる見込みです。県独自の警戒レベルを感染警戒期(特別警戒期間)に引き上げているところですが、本日からさらなる対応策が発出されることになるかもしれません。
夏休みに入り、お盆に向けて数々の行事やイベントが予定されていますが、これらが開催できるかどうかは、新型コロナウイルスの感染拡大をいかに抑制できるかにかかっています。
医療崩壊を防ぎ、感染対策と社会経済活動の両立を図るウイズコロナ継続のために、引き続き議員各位のお知恵を拝借し、皆様とともにコロナを乗り越え、当たり前の日常を取り戻し、八幡浜の明るい未来の創造に邁進していきたいと切に願っているところです。
結びに、暦の上では大暑を迎え、1年のうちで最も暑さの厳しい時期となりました。また、来月には定例会が予定されています。議員各位におかれましては、健康に御留意いただき、市政発展のため引き続き御活躍いただきますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶とします。ありがとうございました。
○議長(平家恭治君) 以上をもって今議会の日程は全部終了いたしました。
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○議長(平家恭治君) これをもって令和4年第4回八幡浜市議会臨時会を閉会いたします。
午前10時49分 閉会