令和5年八幡浜市議会12月定例会会議録第1号

公開日 2024年03月04日

令和5年八幡浜市議会12月定例会会議録第1号

議事日程 第1号

令和5年12月5日(火) 午前10時開議

第1
会議録署名議員の指名

第2
会期の決定

第3
同意案第8号 日土財産区管理委員の選任について
議案第52号 指定管理者の指定について
議案第53号 指定管理者の指定について
議案第54号 指定管理者の指定について
議案第55号 指定管理者の指定について
議案第56号 八幡浜市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
議案第57号 八幡浜市災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第58号 八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
議案第59号 八幡浜市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について
議案第60号 八幡浜市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について
議案第61号 八幡浜市空家等対策の推進に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第62号 令和5年度八幡浜市一般会計補正予算(第7号)
議案第63号 令和5年度八幡浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
議案第64号 令和5年度八幡浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第65号 令和5年度八幡浜市介護保険特別会計補正予算(第2号)
議案第66号 令和5年度八幡浜市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)
議案第67号 令和5年度八幡浜市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)
議案第68号 令和5年度八幡浜市下水道事業会計補正予算(第1号)
議案第69号 令和5年度八幡浜市水道事業会計補正予算(第1号)
議案第70号 令和5年度八幡浜市簡易水道事業会計補正予算(第1号)
議案第71号 令和5年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(第2号)
       (提出者の説明)
―――――――――――――――――――――
本日の会議に付した事件

日程第1
会議録署名議員の指名

日程第2
会期の決定

日程第3
同意案第8号、議案第52号~議案第71号
―――――――――――――――――――――
出席議員(16名)       

  1番  井  上     剛  君
  2番  攝  津  眞  澄  君
  3番  平  野  良  哉  君
  4番  田  中  繁  則  君
  5番  遠  藤     綾  君
  6番  菊  池     彰  君
  7番  西  山  一  規  君
  8番  佐  々  木  加  代  子  君
  9番  竹  内  秀  明  君
 10番  平  家  恭  治  君
 11番  石  崎  久  次  君
 12番  樋󠄀  田     都  君
 13番  新  宮  康  史  君
 14番  上  田  浩  志  君
 15番  宮  本  明  裕  君
 16番  山  本  儀  夫  君
―――――――――――――――――――――
欠席議員(なし)
―――――――――――――――――――――
説明のため出席した者の職氏名

 市長          大 城 一 郎 君
 副市長         菊 池 司 郎 君
 教育長         井 上   靖 君
 代表監査委員      若 宮 髙 治 君
 総務企画部長      藤 堂 耕 治 君
 市民福祉部長      福 岡 勝 明 君
 産業建設部長      垣 内 千代紀 君
 市立病院事務局長    井 上 耕 二 君
 総務課長        宇都宮 久 昭 君
 税務課長        田 本 憲一郎 君
 政策推進課長      松 良 喜 郎 君
 財政課長        明 礼 英 和 君
 社会福祉課長      二 宮 恭 子 君
 子育て支援課長     岡 本 正 洋 君
 市民課長        倭 村 祥 孝 君
 保内庁舎管理課長    二 宮 万裕美 君
 生活環境課長      菊 池 和 幸 君
 保健センター所長    小 野 嘉 彦 君
 人権啓発課長      山 本   真 君
 水産港湾課長      山 中 貞 則 君
 建設課長        宮 下 栄 司 君
 農林課長        松 本 有 加 君
 商工観光課長      萩 森 久 人 君
 下水道課長       菊 池 利 夫 君
 水道課長        山 本   覚 君
 会計管理者       河 野 久 志 君
 学校教育課長      梶 本 教 仁 君
 生涯学習課長      宇都宮 一 幸 君
 監査事務局長      坂 井 浩 二 君
―――――――――――――――――――――
会議に出席した議会事務局職員       

 事務局長        水 岡 能 成 君
 事務局次長兼議事係長  菊 池 文 孝 君
 調査係長        黒 田 昌 利 君
 書記          北 本 真紗美 君
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   午前10時00分 開会
○議長(樋󠄀田 都君)  おはようございます。
 ただいまより令和5年第6回八幡浜市議会定例会を開会いたします。
 市長から今議会招集の挨拶があります。
 市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君)  開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
 本日、令和5年第6回市議会定例会を招集しましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。
 さて、山々を見渡しますと段々畑がひときわ輝くオレンジ色に染まり、本市の基幹産業である温州ミカンの収穫は最盛期を迎えております。
 先月6日に、大田市場で行われた初競りに私もトップセールスに行ってまいりました。一キロ当たりの平均価格が過去最高の358円となったほか、桐箱入りの「日の丸みかん(20キロ)」が3年連続過去最高額の150万円で落札されるなど、好調な滑り出しとなりました。厳しい気象条件の中、すばらしい精品を作られました農家の皆様の並々ならぬ御努力に敬意を表しますとともに、この流れがわせから南柑20号、さらに中晩柑へと続くよう期待しています。
 次に、明るいニュースを紹介させていただきます。
 本年10月に鹿児島県で開催された「特別全国障害者スポーツ大会」のフライングディスクにおいて、本市の川本和美さんが金メダルと銀メダルを獲得しました。選手をはじめ、支えてこられた御家族、関係者の皆様には心からお祝いを申し上げます。今後、川本さんはボッチャやレクバレーなどの大会にも出場を予定しているということで、ますますの御活躍を御期待申し上げます。
 それでは、定例会について申し上げます。
 本定例会におきましては、同意案1件、条例6件、予算10件、その他4件、合わせて21件の御審議をいただくものでございます。
 また、追加議案の提出についても予定しております。
 諸議案の内容等につきましては、後ほど御説明しますが、何とぞ慎重審議賜りまして御賛同いただきますようお願い申し上げます。
 なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、「学校再編整備第二次実施計画の進捗状況について」ほか3件について御説明申し上げ、議員の皆様の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いします。
 以上、申し述べまして、招集の挨拶とします。
○議長(樋󠄀田 都君)  議長において、この際、諸般の報告を行います。
 9月定例会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付いたしております報告書をもってこれに代えます。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋󠄀田 都君)  これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋󠄀田 都君)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、議長において2番 攝津眞澄議員、15番 宮本明裕議員を指名いたします。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋󠄀田 都君)  日程第2 会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 今期定例会の会期は、本日から12月22日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋󠄀田 都君)  御異議なしと認めます。よって、会期は本日から12月22日までの18日間と決定いたしました。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋󠄀田 都君)  日程第3 同意案第8号 日土財産区管理委員の選任について、議案第52号 指定管理者の指定についてないし議案第71号 令和5年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(第2号)、以上21件を一括議題といたします。
 初めに、市長より総括説明を願います。
 市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君)  本日、ここに令和5年第6回市議会定例会を招集いたしまして、補正予算案をはじめ、当面する市政の重要案件について御審議をいただくわけであります。
 各案件にわたります詳細につきましては、審議の過程で副市長並びに担当部課長から御説明申し上げることといたしまして、私は概要を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願いする次第であります。
 初めに、去る10月31日に御逝去されました故山本公一氏に対しまして、一言お悔やみを述べさせていただきます。
 山本氏は、平成5年の初当選以来、9期28年にわたり衆議院議員をお務めになり、この間、環境大臣、総務副大臣や所属政党の要職を数多く歴任され、さらに地元、南予地域の発展のため、様々な分野で御尽力を賜りました。
 本市におきましては、四国電力伊方発電所の安全対策をはじめ、四国南西部における物流・防災港としての役割を果たす「八幡浜港再整備事業」や、命の道・地方創生の道である「大洲・八幡浜自動車道」の早期整備など、本市の発展のため多大なるお力添えを賜りました。ここに、衷心より感謝の誠をささげますとともに、心より御冥福をお祈りいたします。
 さて、12月に入り、いよいよ冬の季節を迎えようとしています。
 振り返ってみますと、今年の夏は7月後半から8月にかけて猛暑となり、日本の夏の平均気温は統計開始以降最高を記録したと気象庁から発表されるほど厳しい暑さでした。
 また、記録的猛暑は世界規模の問題でもあり、国連のグテーレス事務総長は、温暖化は終わり地球沸騰化の時代が到来したと警告し、地球温暖化に対する危機感を強めています。
 また、今年は台風が少なく秋雨前線の活動も弱かったことから、9月、10月は平年の10%台の雨量しかありませんでした。そのため、本市の主な水源である地下水や野村ダムの貯水率が平年と比べて低下しており、現在、防災行政無線により、市民の皆様に対し節水へのお願いを呼びかけているところです。12月4日正午時点での野村ダムの貯水率は35.5%となっております。このまま少雨傾向が続くと水不足が発生し、市民生活にも大きな影響を及ぼすおそれがあるため、日常生活での節水を心がけていくことが大切です。引き続き節水に御協力いただき、地域全体で水資源を大切に活用していきましょう。
 本市におきましては、1月、改正民法の施行により成人年齢が18歳に引き下げられましたが、これまでの成人式と同様、式典の対象年齢は20歳とし、新たに「二十歳のつどい」として人生の節目を迎えた参加者の皆様を祝う式典を開催しました。
 3月25日には、待望の八幡浜道路が開通したことで車の流れが変わり、市内中心部の渋滞が大きく緩和されました。引き続き夜昼道路、大洲西道路の早期整備について強力に要望活動を行っていくとともに、新しいバイパス道路開通の効果をこれからのまちづくりに最大限生かしていきます。
 また、3月28日には名誉市民称号贈呈式及び市政功労者等表彰式をComican(コミカン)で開催し、本市で育ち、国や地域の発展のために尽力された前愛媛県知事の故加戸守行氏に名誉市民称号を贈呈したほか、各分野で市政に多大な貢献をされた4名の方と4団体に市政功労者の表彰をしました。
 さらに、八幡浜市民輝き大賞として「第23回シーフード料理コンクール」の魚活チャレンジ部門において農林水産大臣賞を受賞された川之石高校の西村侑真さんを表彰しました。
 今年は、9月に「世界マスターズ水泳選手権2023九州大会」の75~79歳男子200メートル平泳ぎにおいて優勝された宇都宮繁秋さん、11月に「燃ゆる感動かごしま国体」の陸上成年男子110メートルハードルにおいて優勝された野本周成さんも八幡浜市民輝き大賞として表彰しました。
 7月には、ゆめみかんで4年ぶり3作目となる市民ミュージカル「激動の力士 前田山」を上演しました。総勢83名の市民キャストたちが心を一つにして生き生きと演技を披露し、すばらしい舞台となりました。
 今年度、八幡浜市文化会館ゆめみかんは開館25周年を迎え、春から様々な記念イベントを実施してきました。年明けにも「YawatahamaみかんJazz2024」と吉本新喜劇の公演を予定しています。
 「YawatahamaみかんJazz2024」は、平成26年から昨年まで愛南町で開催していた「Jazz in四国(愛南町)」を本市で引き継ぐこととなり、来年1月21日に日本を代表するジャズミュージシャンによる豪華なステージとして初開催予定となっています。
 ゆめみかんでは、これからも市民の皆様に優れた文化芸術を鑑賞する機会を提供できるよう、様々な文化芸術イベントを実施していきたいと考えていますので、多くの皆様に御来場いただければと思っています。
 10月には、高齢者によるスポーツ・文化交流の大会「ねんりんピック愛顔のえひめ2023」が愛媛県内各市町で開催され、本市で開催したカローリングでは市内のチームが3位と好成績を収めました。
 ほかにも、ソフトボールは県代表として出場した八幡浜のチームが優勝、県代表に本市の選手も選出された剣道の団体も優勝、個人種目でも多くの本市参加選手が活躍しています。
 そのほか、八幡浜高校陸上部女子が連覇の重圧をはねのけ全国高校駅伝の県予選で17連覇を達成し、全国大会への出場権を獲得。八幡浜工業高校も、ロボット競技の「WRO2023パナマ国際大会」に出場し、健闘されました。
 このように、今年は市民が活躍した年であったと思います。これまで、コロナ禍での自粛生活により蓄積していたエネルギーを一気に放出するような市民の活躍は、私たちに大きな感動と希望を与えていただき、我がふるさと八幡浜に誇りと愛着を感じるところであります。
 また、今年はロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルとハマスによるガザ地区での軍事衝突、緊張する朝鮮半島など、2023年は戦争の年と言われています。
 このような世界情勢の中、10月には日台共栄首長連盟台湾訪問団の一員として台湾を訪問し、多くの交流活動を展開してきました。訪台中、蔡英文総統と面会し、お話をする貴重な機会もあり、現在の台湾の情勢や、中国との複雑な関係による憂慮すべき事態など、肌で感じることができたとても有意義な経験となりました。
 訪問団での公式行事のほか、限られた時間の中でしたが、令和3年度から川之石高校と交流のある国立中山大学の表敬訪問、来年2月に台北市で開催する「愛媛やわたはまフードフェア」や、世界大会として認識を強めるため名称を変更した「ダルメインWorldマーマレードアワード&フェスティバルin Japan」の協議を関係機関と実施するなど精力的に活動し、新しいアイデアや貴重な人脈を築くことができました。
 今回の訪台での成果を生かし、今後の本市と台湾との交流を深化させていきたいと考えて
います。
 次に、長期化する物価高の影響についてです。
 先般、閣議決定されたデフレ完全脱却のための総合経済対策及びその裏づけとなる国の補正予算を踏まえ、物価高に苦しむ生活者・事業者に対し、迅速かつ適切な対応を講じていくことが必要であると考えております。そのため、現在、低所得世帯への支援策を中心とする追加の補正予算案について編成中で、今議会中の追加提案を予定しています。
 あわせまして、現在、10月30日に令和6年度予算編成方針を通知し、新年度予算編成作業に着手しています。
 令和6年度は、私にとりまして4期目総仕上げの年であり、目指すべき将来像として掲げた「50年先を見据えたまちづくり『わくわくする八幡浜』の実現」への対応、エネルギー価格・物価高騰対策、人口減少・少子化対策、GX・DX関連事業を重点施策とする予算編成を行っていきます。
 それでは、今回提案の12月補正予算の主なものについて順次御説明します。
 最初に、新時代に対応したまちづくりについてであります。
 本日の市議会協議会で説明を予定しています「四国電力跡地プロジェクトに係る用地取得の進捗状況について」は、売買価格の目安となる不動産鑑定評価額について、相手方であります四国電力送配電株式会社より提示があったことから、契約締結に必要な債務負担行為を補正予算で設定します。土地の引渡しは、解体工事完了後の来年4月以降を予定しています。跡地の利用についても、市民アンケート調査の結果を基に、引き続き市民ニーズの高い飲食店の誘致に努めていきます。
 また、現在、戸籍には氏名の振り仮名の記載がありません。そのことが行政手続のデジタル化推進を妨げる一つの要因となっていたことから、政府は法制化に向けた準備作業を進め、今年の6月に戸籍法が改正されました。氏名の読み方に法的な根拠を与えることで行政手続の利便性が向上し、官民問わず様々なサービスにおいて本人確認事項として活用できるようになります。今回の補正予算では、振り仮名を記載できるよう戸籍等関連システムの改修費を計上しておりますが、法施行後には市内に本籍を有する方々に対して氏名の振り仮名に関する確認手続を行う予定です。
 そのほか、今年度、行政のDXの推進として職員用ノートパソコンの導入を行っていますが、併せて大画面モニターを整備することで業務効率の向上を図ります。
 次に、安全安心なまちづくりについてであります。
 昨年度末をもって廃止しました市営新川駐車場ですが、現在、河口側から撤去工事を実施しています。撤去に合わせ、愛媛県が護岸かさ上げ工事を実施することから、護岸かさ上げ工事完了後、続けて転落防止柵の本設工事を実施することで歩行者の安全確保を図ります。
 また、住民から要望のありましたがけ崩れ防災対策工事について、来年度、工事着手できるよう測量設計のための予算を計上したほか、市長をかこむ会等、年々修繕依頼が増加傾向にある市道や里道などの維持管理についても予算を追加して未施工箇所の解消を図ります。
 そのほか、昨年9月の台風第14号により被災した西町漁港の浮桟橋等について、災害復旧工事に合わせ、今後の維持管理に関する経費の削減を図るため、アンカーチェーン等の更新工事を実施します。
 次に、暮らしやすいまちづくりについてであります。
 人口減少対策を推進するため、本市では愛媛県が今年度創設したえひめ人口減少対策総合交付金を活用し、結婚新生活支援事業、不妊治療費等補助事業、若年出産世帯応援事業などを実施しています。今回、さらに「若年出産世帯奨学金返還支援事業」、「多子世帯リフォーム等支援事業」、「ひめボス宣言事業所認証支援事業」の3事業を追加し、妊娠・出産支援及び子育て支援策を拡充することで取組の強化を図ります。
 また、9月議会の閉会挨拶において表明しました18歳までの医療費無償化につきまして、来年4月からの開始に向け準備作業を進めます。
 そのほか、旧八幡浜市立図書館保存検討委員会で取りまとめられた報告を受け、松村正恒氏設計の建物の一つである旧八幡浜市立図書館を文化活動センター西側の敷地内に再築するための実施設計に係る予算を計上しています。
 最後に、産業振興の取り組みについてであります。
 中国政府による国産水産物の輸入禁止措置によって、魚市場で水揚げされる水産物の魚価が下落しているため、影響のある水産物を学校及び保育所の給食食材として提供することで地域漁業の下支えを図ります。
 また、6月議会の八幡浜市企業等誘致促進条例の一部改正に合わせ、制度を拡充した「創業等支援事業補助金」について、好評により既に交付申請額が当初予算額に達していますが、創業について多数の相談をいただいていることから予算を増額し、対応します。
 そのほか、八幡浜ちゃんぽんカップ麺を製造する民間事業者が企画された凄麺総選挙において、並みいるご当地カップ麺を押さえ八幡浜ちゃんぽんが見事1位に選ばれました。その勢いに乗って、次は実際の八幡浜ちゃんぽんを食べに本市に足を運んでもらう企画を実施します。
 以上が12月補正予算案の概要であります。
 この結果、一般会計2億3,020万4,000円の追加、特別会計5会計で690万8,000円の減額、企業会計4会計2億2,845万1,000円の追加、合計4億5,174万7,000円の追加を御提案申し上げるものです。
 増額した事業の財源といたしましては、国・県支出金、市債等、それぞれの事業施策に対応する額を計上しています。
 以上、御説明申し上げました補正予算案等につきまして、慎重審議を賜りまして御賛同いただきますようお願い申し上げます。
○議長(樋󠄀田 都君)  これより順次説明を求めます。
 産業建設部長。
○産業建設部長(垣内千代紀君)  議案書1ページをお願いします。
 同意案第8号 日土財産区管理委員の選任について御説明します。
 本件は、さきの6月議会において議会の同意を得て日土財産区管理委員に選任しておりました二宮淳志氏が令和5年9月27日付で日土財産区の地区外へ転出したため、その後任となる新たな委員の選任について日土財産区管理会条例第3条の規定により、議会の同意を求めるものです。
 候補者は、八幡浜市日土町8番耕地1866番地、二宮 崇氏、昭和49年2月26日生まれの49歳で、日土地区及び日土東地区の各区長会から推薦されるなど人望が厚く、経験・知識も豊富であり、日土財産区管理委員として適任であると考えますので、御同意いただきますようお願いいたします。
 以上です。
○議長(樋󠄀田 都君)  市民福祉部長。
○市民福祉部長(福岡勝明君)  議案書3ページをお願いします。
 議案第52号 指定管理者の指定について説明します。
 現在、指定管理を行っている「八幡浜市養護老人ホーム湯島の里」の指定期間5年が令和6年3月31日で満了するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者を指定することについて議会の議決を求めるものです。
 指定管理者となる団体は、八幡浜市松柏乙1101番地、社会福祉法人 八幡浜市社会福祉協議会、会長 清家俊蔵です。指定期間は、令和6年4月1日から令和11年3月31日までの5年間です。
 続きまして、議案書5ページをお願いします。
 議案第53号 指定管理者の指定について説明します。
 現在、指定管理を行っている「八幡浜市障害者施設いきいきプチファーム」の指定期間5年が令和6年3月31日で満了するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者を指定することについて議会の議決を求めるものです。
 指定管理者となる団体は、松山市和泉北一丁目20番18号、社会福祉法人 和泉蓮華会、理事長 大城慎也です。指定期間は、令和6年4月1日から令和11年3月31日までの5年間です。
 続きまして、議案書7ページをお願いします。
 議案第54号 指定管理者の指定について説明します。
 現在、指定管理を行っている八幡浜市火葬場「やすらぎ聖苑」の指定期間5年が令和6年3月31日で満了するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者を指定することについて議会の議決を求めるものです。
 指定管理者となる団体は、富山県富山市奥田新町12番3号、株式会社五輪、代表取締役 宮本幸司朗です。指定期間は、令和6年4月1日から令和11年3月31日までの5年間です。
 以上です。
○議長(樋󠄀田 都君)  産業建設部長。
○産業建設部長(垣内千代紀君)  議案書9ページをお願いします。
 議案第55号 指定管理者の指定について御説明します。
 本件は、現在、指定管理を行っております「八幡浜市駅前駐車場、中央駐車場、北浜立体駐車場、新町角駐車場、千代田町ちゃんぽん駐車場、新町西駐車場」の指定期間が令和6年3月31日で満了するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者を指定することについて議会の議決を求めるものです。
 指定管理者となる団体は、八幡浜市産業通10番11号、アトムタクシー株式会社、代表取締役 橋本龍司。指定期間は、令和6年4月1日から令和11年3月31日までの5年間です。
 以上です。
○議長(樋󠄀田 都君)  総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君)  議案書の11ページをお願いします。
 なお、これから御説明申し上げます議案第56号及び議案第58号につきましては、議案書と併せて別冊でお配りしております議案説明資料を用いて説明しますので、御準備をお願いします。
 議案第56号 八幡浜市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について説明します。
 なお、この議案は議案書11ページから42ページに及びますので、別冊の議案説明資料のほうで説明します。
 議案説明資料の1ページをお開き願います。
 まず最初に、この改正は八幡浜市職員の給与等を人事院勧告に準じるため、所要の改正を行うもので、①八幡浜市職員の給与に関する条例、2ページ、②八幡浜市特別職の職員の給与に関する条例、③八幡浜市議会議員の議員報酬等に関する条例、3ページ、④八幡浜市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例、⑤八幡浜市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例、以上5本の条例を一括改正するものです。
 それでは、具体的な改正内容について順次説明します。
 まず、1ページの①八幡浜市職員の給与に関する条例の一部改正についてです。
 給料月額の改正については、令和5年4月時点での民間給与との較差(0.96%)を解消するため、初任給をはじめ若年層に重点を置き、そこから改定率を逓減させる形で給料表を引上げ改定するものです。
 行政職においては、その下の表に記載のとおり1級で最大1万2,000円、2級で最大9,500円と級が上がるにつれて上がり幅が小さくなりますが、少なくとも全職員1,000円以上、給料月額が上がります。
 また、その他の給料表(医療職一表~三表)についても、行政職給料表との均衡を基本に改定するものです。
 なお、改定後の給料表については、議案書のほうの13ページから16ページが別表第1 行政職給料表で、16ページ下段から27ページが別表第2 医療職給料表(一表~三表)となっていますので、御参照のほどお願いします。
 再び議案説明資料のほうにお戻り願います。
 次に、1ページの下段に記載のとおり、期末勤勉手当についても民間の支給割合に見合うよう、一般職員については期末手当、勤勉手当の支給月数をそれぞれ0.05月ずつ引き上げ、年間支給月数を4.40月から4.50月に改正するものです。
 なお、2ページ上の表に記載のとおり、今年度令和5年度については、引上げ分0.1月を期末手当、勤勉手当の12月期に充て、期末手当1.20月を1.25月に、勤勉手当1.00月を1.05月に改正し、令和6年度以降については6月期と12月期の支給割合を平準化して期末手当を1.225月、勤勉手当を1.025月とするものです。
 次に、暫定再任用職員については、期末手当、勤勉手当をそれぞれ0.025月ずつ引き上げ、年間支給月数を2.30月から2.35月に改正します。
 なお、今年度令和5年度は、引上げ分を12月期に充て、期末手当0.675月を0.700月に、勤勉手当0.475月を0.500月に改正し、令和6年度以降は6月期と12月期の支給割合を平準化して、期末手当0.6875月、勤勉手当0.4875月とするものです。
 続きまして、②八幡浜市特別職の職員の給与に関する条例、③八幡浜市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部改正について、併せて説明します。
 この改正も人事院勧告に準じて引き上げられる国の特別職の期末手当と同様に、本市の特別職である市長、副市長、教育長及び市議会議員の期末手当の年間支給月数を0.10月引き上げ、現行の3.30月を3.40月に改正するものです。
 具体的には、今年度令和5年度については、引上げ分0.10月を12月期に充て、現行の1.65月を1.75月に改正し、令和6年度以降については、6月期と12月期の支給割合を平準化して、それぞれ1.70月とするものです。
 3ページをお願いします。
 ④八幡浜市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正について説明します。
 この改正における期末手当については、先ほどの特別職、市議会議員と基本的に同様の改正であり、また給料月額については正規職員同様、民間との給与較差を反映させた改正を行うものです。
 なお、現在弁護士や公認会計士など高度の専門的知識を有する特定任期付職員など該当となる職員がいないため、来年令和6年4月1日からの改正としています。
 最後に、⑤八幡浜市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について説明します。
 この改正は、会計年度任用職員の期末手当の年間支給月数を0.05月引き上げ、現行の2.45月を2.50月に改正するものです。
 具体的には、今年度令和5年度については、引上げ分0.05月を12月期に充て、現行の1.225月を1.275月に改正します。
 なお、次年度以降の期末手当の支給月数については、地方自治法の改正により会計年度任用職員にも勤勉手当の支給が可能となったことから、今後検討していくこととしているため未定と記載しております。
 また、給料月額の改正については、行政職を例に、先ほどの正職員と同様、引上げ幅を示しておりますが、会計年度任用職員の給料月額については、正規職員の給料表である行政職給料表、医療職給料表(二、三表)における1級と2級を準用しており、先ほど説明したとおり、人事院勧告に伴い職員の給料表が改定となるため、これを準用している会計年度任用職員についても同様に改定するものです。
 なお、今年度より、国の非常勤職員の取扱いに準じて、週の勤務時間が15時間半以上、任期が3か月を超える会計年度任用職員については、正規職員同様に令和5年4月1日に遡及して適用することとしています。
 最後に、議案書41ページから42ページの附則に施行期日等を定めておりますが、先ほど説明したとおり一律とはならない関係で、議案説明資料のほうにそれぞれの条例ごとに改定年月日を記載しておりますので、御参照願います。
 続きまして、議案書の43ページをお願いします。
 議案第57号 八幡浜市災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
 まず、この条例は、本市において自然災害や新型インフルエンザ等の感染症が発生し、国の機関や他の地方公共団体等から職員の派遣を受けた場合に、本市が支給する災害派遣手当に関して必要な事項を定めたものです。
 今回の改正は、新型インフルエンザ等対策特別措置法などが改正されたことに伴い、条例の中に引用している手当の名称を「新型インフルエンザ等緊急事態派遣手当」から「特定新型インフルエンザ等対策派遣手当」に改正するもので、内容等の変更はありません。
 なお、附則において、この条例は公布の日から施行することとしています。
 続きまして、議案書の45ページをお願いします。
 議案第58号 八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
 なお、この議案は45ページから47ページにかけて改正前、改正後の新旧対照表を掲載しておりますが、改正の概要をまとめました議案説明資料のほうで説明します。
 議案説明資料の4ページをお願いします。
 本件は、上から3段目の枠、根拠法令等の1ぽつ目に記載のとおり、全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律の施行に伴い、子育て世帯の経済的負担の軽減及び次世代育成支援等の観点から、出産する被保険者に係る産前産後期間相当分の国民健康保険税所得割額及び均等割額について免除措置が講じられることとなったため、所要の改正を行うものです。
 今、申し上げたとおりではありますが、2、改正の内容に記載のとおり、国民健康保険に加入する全世帯の「出産する被保険者」を対象として、当該出産被保険者に係る産前産後期間相当分の所得割額及び均等割額について、その10割を免除するものです。
 対象となる期間については、その下にあります(2)の図のとおり、単胎妊娠の場合は4か月間、双子・三つ子など多胎妊娠の場合は6か月間となります。
 なお、この免除措置に伴う国民健康保険税の減収分については、全額公費により補填されることとなっており、その負担割合は国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1となります。
 なお、議案書47ページの附則第1項において、この条例は令和6年1月1日から施行することとし、附則第2項で改正後の規定は令和5年度分の国民健康保険税のうち令和6年1月以後の期間に係るもの及び令和6年度以後の国民健康保険税について適用することとしております。
 説明は以上でございます。
○議長(樋󠄀田 都君)  市民福祉部長。
○市民福祉部長(福岡勝明君)  議案書49ページをお願いします。
 議案第59号 八幡浜市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
 この条例は、子ども医療費の一部をその保護者に助成することにより、その疾病の早期発見と治療を促進し、もって子どもの保健の向上と福祉の増進を図ることを目的とするものです。
 本市では、現在、中学3年生までの通院、入院、全ての受診に関する医療費の無償化を実施していますが、子育て世帯の一層の支援を図るため、今回その対象となる年齢を15歳の年度末から18歳の年度末まで引き上げる改正を行うものです。
 また、対象年齢が、成人年齢である18歳の年度末まで引き上げられることに伴い、文言等の所要の改正も併せて行います。
 次の50ページをお願いします。
 なお、附則第1項において、この条例は令和6年4月1日から施行するものとし、第2項で経過措置、第3項で準備行為について定めています。
 続きまして、議案書51ページをお願いします。
 議案第60号 八幡浜市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
 今回の改正は、マイナンバーカードまたはスマートフォンの利用者証明書用電子証明書を使用してコンビニエンスストア等に設置されているキオスク端末から印鑑登録証明書を取得できることとするものです。
 また、これまでは印鑑登録証がないと印鑑登録証明書が取得できませんでしたが、コンビニ交付サービスの開始に伴い、窓口に登録者が自らマイナンバーカードを添えて申請すれば、印鑑登録証がなくても印鑑登録証明書を取得できることとします。
 議案書51ページから52ページに改正前と改正後の新旧対照表を掲載していますが、別冊でお配りしております議案説明資料で説明します。
 議案説明資料の5ページをお願いします。
 コンビニ交付開始に伴い、コンビニエンスストア等で取得できる証明書は印鑑登録証明書以外に住民票の写し、戸籍証明書、戸籍の附票の写し、課税・所得証明書の計5種類となります。
 開始時期は、令和6年3月8日の予定で、利用できるのは年末年始12月29日から1月3日を除く毎日で、利用時間は午前6時30分から午後11時までです。
 利用店舗については、全国のコンビニエンスストア等約5万6,000店舗、市内ではセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの9店舗で利用できます。
 下段の表は、印鑑登録証明書の交付方法になります。太字・下線は変更になる部分です。
 まず、印鑑登録証明書の交付は、申請者が本人と代理人の場合に分かれます。申請者が本人の場合、①窓口交付では印鑑登録証またはマイナンバーカード、手数料が必要です。②コンビニ交付では、マイナンバーカードまたは電子証明書搭載のスマートフォン、暗証番号、手数料が必要です。申請者が代理人の場合、③窓口交付では、印鑑登録証と手数料が必要です。
 なお、川名津郵便局では代理人による印鑑登録証明書の発行はできません。
 議案書52ページにお戻りください。
 なお、附則で、この条例は公布の日から起算して6月を超えない範囲内において、規則で定める日から施行するものとしています。
 以上です。
○議長(樋󠄀田 都君)  産業建設部長。
○産業建設部長(垣内千代紀君)  議案書53ページをお願いします。
 議案第61号 八幡浜市空家等対策の推進に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明します。
 この条例改正は、本条例で引用しております空家等対策の推進に関する特別措置法が、空き家等の所有者に対する新たな努力義務の追加など一部改正されたことに伴い条ずれが生じたため、修正するものです。
 具体的には、表に記載のとおり、第6条から第8条までと、その下の第11条、次のページになりますが、第12条及び第16条における特別措置法の引用箇所をそれぞれ改正法の条項と符合するよう改めます。
 なお、附則において、この条例は公布の日から施行することとしています。
 以上です。
○議長(樋󠄀田 都君)  休憩いたします。
   午前10時52分 休憩
―――――――――――――――――――――
   午前11時00分 再開
○議長(樋󠄀田 都君)  引き続き、順次説明を求めます。
 財政課長。
○財政課長(明礼英和君)  議案書55ページから239ページ、令和5年度八幡浜市一般会計及び各特別会計補正予算案、議案第62号から議案第67号までを一括して、お手元に別冊で配付しております令和5年度12月補正予算資料のほうで説明をいたします。
 補正予算資料の2ページをお開き願います。
 今回の補正は、一般会計では一番上の行の真ん中あたり、今回補正額の欄にありますように2億3,020万4,000円を追加し、累計では、その右の合計欄のとおり232億305万8,000円とするもので、前年度同期に比べ6.4%の減となります。
 次に、特別会計は、8会計中、国民健康保険事業など5会計の補正で、真ん中あたりの行となりますが、特別会計合計欄にありますように、合わせて690万8,000円を減額するものです。
 一般会計、特別会計を合わせますと、今回補正額は、その下にありますように2億2,329万6,000円を追加し、累計ではその右の合計欄のとおり339億9,126万4,000円となり、前年度同期に比べ5.2%の減となります。
 企業会計は、下水道事業会計で1,594万1,000円、水道事業会計で2億5,752万7,000円、簡易水道事業会計で20万9,000円をそれぞれ追加、病院事業会計で4,522万6,000円を減額するもので、4会計を合わせますと、下から2行目になりますが、2億2,845万1,000円を追加するものです。
 なお、企業会計を含めた全ての会計の今回補正額は、一番下の行のとおり、4億5,174万7,000円を追加し、累計では、その右のとおり456億1,270万6,000円で、前年度同期に比べ1.3%の減となります。
 次の3ページには補正予算の主なものを、4ページから8ページにそれぞれの事業の概要を記載しています。
 4ページをお願いします。
 それでは、12月補正予算の主要な事業の概要について順次説明します。
 新時代に対応したまちづくりです。
 「PC更改事業」は、職員用パソコンのモバイルノートパソコンへの更新に伴い、作業効率向上のため大画面モニターを別途配置するもので、911万2,000円。
 「戸籍住民基本台帳システム改修事業」は、令和5年6月に戸籍法が改正され、戸籍に氏名の読み仮名を記載することが義務づけられたことから、法改正に伴い住基関連システム及び戸籍関連システムを改修するもので、1,969万円です。
 次に、安全安心なまちづくりです。
 「道路維持修繕事業」は、市が管理する道路における修繕箇所等の増加により、既定予算での対応が困難な状況のため予算を増額するもので、2,300万円。
 「市道千代田築港1号線外1線道路改良事業」は、新川駐車場の河川張出し部撤去後、県が護岸整備をした後、市が転落防止柵を設置するもので、1,600万円。
 なお、具体的な工事概要につきましては、9ページに資料を添付してありますので、御覧ください。
 上段、位置図の右岸側、昭和通側の沖の橋から本町橋の間、延長560メートルの区間に、中段、標準断面図のように幅40センチ、高さ10センチから30センチの護岸を整備し、護岸の天端中央部分に地面からの高さが1.1メートルとなる転落防止柵を設置します。下段の表は、関連する工事の工程表で、当該工事は来年2月に着手し、年度末に完成させる予定です。
 5ページをお願いします。
 「がけ崩れ防災対策事業」は、若山地区の崖崩れ危険箇所について崖崩れ防災対策工事実施のための測量設計を行うもので、230万円。
 「西町漁港浮桟橋等アンカーチェーン更新事業」は、令和4年の台風で被災した西町漁港の浮き桟橋及び浮き防波堤について、災害復旧工事に合わせアンカーチェーンを更新するもので、4,930万円です。
 次に、暮らしやすいまちづくりです。
 「ひめボス宣言事業所認証支援事業(県・市町連携事業)」は、女性活躍・仕事と家庭の両立支援等に取り組んでいる事業所等を認証する県の「ひめボス宣言事業所認証制度」について、市内事業所等のひめボス宣言事業所認証取得を支援するため取得費用を補助するもので、608万7,000円。
 「子ども医療費助成事業(無償化(18歳拡大)準備分)」は、令和6年4月から助成対象を高校生世代まで引き上げることに伴う手続開始準備を行うもので、117万9,000円。
 6ページをお願いします。
 「若年出産世帯奨学金返還支援事業(県・市町連携事業)」は、子の出産時に夫婦ともに29歳以下の子育て世帯に対し、出産後1年以内の奨学金の返済に対して一人当たり上限20万円の補助を行うもので、700万円。
 こちらも、10ページに制度の概要が分かる資料を添付しておりますので、御覧ください。
 出産後、1年間の奨学金返済(毎月返済)のイメージと県の制度設計、本市の制度拡充の概要を記載しております。
 補助金の対象期間は、令和5年4月以降の出産から1年以内の奨学金返還が対象となります。
 県の制度設計では、出産年度と翌年度のうち対象事由が発生した、どちらか1事業年度に限り、その実績に基づいて補助金の申請をすることになっています。
 しかし、奨学金の返済、特に毎月の返済については、1事業年度では補助金の上限額20万円あるいは返還金1年分を最大限活用できない場合が生じてきます。そのため、県の制度設計では繰上償還を推奨することで対応することとなっていますが、諸事情により繰上償還ができない場合は、本市の拡充支援として出産の当該年度と翌年度にそれぞれ1回ずつ合計2回補助金を申請・受給することで補助制度を最大限活用できることを可能とします。
 6ページにお戻り願います。
 「多子世帯リフォーム等支援事業(県・市町連携事業)」は、新たに子供が増えた多子世帯に対し、子育てしやすい住環境づくりを支援するために、第2子以降を出産した世帯のリフォームまたは引っ越しに要する経費の一部を補助するもので、320万円。
 「旧図書館保存活用事業」は、松村建築の一つである旧八幡浜市立図書館を文化活動センター西側の敷地内に再築するための実施設計等を行うもので、1,166万5,000円。
 「市立八幡浜総合病院医師住宅整備事業」は、議案第71号で市立病院事務局長より説明します。
 7ページをお願いします。
 次に、産業振興の取り組みです。
 「地域漁業を守る地魚の学校給食提供事業」は、中国による国産水産物の輸入禁止措置によって魚価に影響が出ている地魚を給食食材として提供し、地域漁業の下支えを図るもので、421万9,000円。
 「魚類養殖共済支援事業費補助金」は、魚価の低下や飼料価格の高騰など厳しい状況にある養殖漁業者を支援するため、赤潮等予測不能な自然災害から経営を守る養殖共済の共済掛金の一部を助成するもので、677万円。今年度からコロナ禍前の補助率、上限額に戻して実施します。
 「創業等支援事業補助金」は、当初予算で400万円を計上していましたが、本年6月、制度を拡充したところ、既に5件を交付決定し、相談件数も多いことから年度内の申請予定件数に対応するため予算を増額するもので、980万円。
 「ちゃんぽんカップ麺を活用した八幡浜PR事業」は、八幡浜ちゃんぽんカップ麺を製造・販売する民間事業者の凄麺総選挙で1位を獲得したことを記念し、さらなる八幡浜への誘客を促進するため観光客をターゲットにしたキャンペーンを実施するもので、135万円です。
 8ページをお願いします。
 次に、その他の取り組みです。
 「人件費年間所要額等調整」は、一般会計、特別会計及び企業会計の人件費について年間所要額を見通した調整等を行うもので、全会計合わせて人事院勧告に伴うものが1億3,728万4,000円の増額、職員異動等に伴うものが1億3,913万5,000円の減額、合わせて185万1,000円の減額です。
 11ページをお願いします。
 次に、特別会計補正予算について説明します。
 まず、「国民健康保険事業」583万1,000円の追加は、総務費は人件費の調整等による減額、保険給付費は出産育児一時金の決算見込みによる増額、保健事業費は国保連合会の事業変更に伴い不用となる委託料の減額、諸支出金は前年度保険給付費等交付金等の精算に伴う償還金及び前年度特別調整交付金等の償還金です。歳入では、繰入金の一般会計繰入金を減額及び基金繰入金を増額して収支を調整しています。
 「後期高齢者医療」361万3,000円の減額は、総務費は人件費の調整等による減額、後期高齢者医療広域連合納付金は保険基盤安定事業負担金等が確定したことにより減額するものです。歳入では、繰入金を減額し、収支を調整しています。
 「介護保険」984万6,000円の減額は、総務費は地域支援事業費ともに人件費の調整等によるものです。歳入では、国・県支出金、繰入金等を減額し、収支を調整しています。
 「介護サービス事業」72万円の追加は、人件費の調整によるものです。歳入では、サービス収入を増額し、収支を調整しています。
 12ページをお願いします。
 「駐車場事業」は、歳入予算の組替えのみで、予算の増減はありません。歳入は、事業の財源である市債のうち過疎対策事業債を駐車場事業債に変更するものです。
 企業会計補正予算につきましては、この後、議案第68号から議案第71号で説明しますので、ここでは省略させていただきます。
 14ページをお願いします。
 債務負担行為の補正について説明します。
 まず、一般会計です。
 「用地買収費」は、現在、今年度末までの予定で解体工事中の四国電力送配電株式会社の跡地について、工事完了後、速やかに引渡しを受けるため早期に売買契約を締結する必要があることから、債務負担行為の期間を令和5年度から令和6年度まで、限度額を2億1,000万円として債務負担行為を設定するものです。
 「八幡浜市火葬場やすらぎ聖苑指定管理料」は、今年度末で現在の指定期間が満了することから、次期指定管理者と基本協定を締結するため債務負担行為の期間を令和5年度から令和10年度まで、限度額を1億7,485万円として債務負担行為を設定するものです。
 続いて、駐車場事業特別会計です。
 「市営駐車場指定管理料」も今年度末で現在の指定期間が満了することから、次期指定管理者と基本協定を締結するため債務負担行為の期間を令和5年度から令和10年度まで、限度額を5,477万5,000円として債務負担行為を設定するものです。
 次のページの市立八幡浜総合病院事業会計につきましては、先ほども申し上げましたが、こちらもこの後、市立病院事務局長より説明をいたします。
 なお、17ページに一般会計における投資的事業の詳細について、18ページと19ページに一般会計歳入歳出の状況を記載していますので、御参照のほどお願いします。
 説明は以上でございます。
○議長(樋󠄀田 都君)  産業建設部長。
○産業建設部長(垣内千代紀君)  議案書241ページをお願いします。
 議案第68号 令和5年度八幡浜市下水道事業会計補正予算(第1号)について御説明します。
 まず、第2条の業務の予定量ですが、主な建設改良事業費のうち、管渠整備工事費を501万9,000円減額し、総額を9,534万8,000円に、処理場建設工事費を5万2,000円増額し、総額を1億3,921万3,000円とします。これは、人事異動及び人事院勧告に伴い事業費支弁の人件費を調整するものです。
 次に、第3条の収益的収入及び支出ですが、まず収入の第1款下水道事業収益について、第2項の営業外収益を1,956万2,000円増額し、総額を18億5,643万6,000円とします。これは、減価償却費の増額に合わせて長期前受金戻入を増額するものです。
 次に、支出の第1款下水道事業費用について、第1項の営業費用を2,090万8,000円増額し、総額を16億4,693万円とします。これは、人事異動及び人事院勧告に伴う人件費の調整並びに減価償却費を年間見込額により増額するものです。
 242ページをお願いします。
 次に、第4条の資本的収入及び支出ですが、支出の第1款資本的支出について、第1項の建設改良費を496万7,000円減額し、総額を14億8,727万7,000円とします。これは、第2条の業務の予定量のところで御説明したとおり、人事異動及び人事院勧告に伴い事業費支弁の人件費を調整するものです。なお、条文において、支出に対する収入の不足額の補填についても、補正額に合わせ改めています。
 次に、第5条において、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として、職員給与費の予定額を補正しています。
 なお、資料として、次の243ページ以降に補正予算実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書などの財務諸表や補正予算明細書を添付しておりますので、後ほど御参照願います。
 続きまして、議案書255ページをお願いします。
 議案第69号 令和5年度八幡浜市水道事業会計補正予算(第1号)について御説明します。
 まず、第2条の業務の予定量ですが、主な建設改良事業費のうち、配水設備改良工事等を2億5,743万5,000円増額し、総額を8億9,061万3,000円とします。これは、令和6年度から水道事業に係る所管省庁が厚生労働省から国土交通省に移管されることに伴い、令和6年度に実施予定の国庫補助事業予算を前倒しで措置するものです。
 次に、第3条の収益的収入及び支出ですが、支出の第1款水道事業費用について、第1項の営業費用を9万2,000円増額し、総額を8億9,526万5,000円とします。これは、人事異動及び人事院勧告に伴う人件費の調整です。
 256ページをお願いします。
 次に、第4条の資本的収入及び支出ですが、まず収入の第1款資本的収入について、第1項の企業債を9,940万円、第2項の補助金を9,184万円、第7項の出資金を6,620万円、合計で2億5,744万円増額し、総額を9億2,916万4,000円とします。
 次に、支出の第1款資本的支出について、第1項の建設改良費を2億5,743万5,000円増額し、総額を11億1,639万4,000円とします。この資本的収入及び支出の補正は、第2条の業務の予定量のところで御説明したとおり水道事業に係る所管省庁の移管に伴い令和6年度に実施予定の国庫補助事業予算を前倒しで措置するものです。具体的には、収入、支出とも上水道老朽管更新工事及び高野地地区上水道未普及地域等解消工事に係る予算となります。なお、条文において、支出に対する収入の不足額の補填についても、補正額に合わせ改めています。
 次に、第5条の企業債については、次の257ページの別表1のとおり、起債の目的ごとにそれぞれ限度額を変更しています。
 また、第6条において、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として、職員給与費の予定額を補正しています。
 なお、資料として、258ページ以降に補正予算実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書などの財務諸表や補正予算明細書を添付していますので、後ほど御参照願います。
 続きまして、議案書271ページをお願いします。
 議案第70号 令和5年度八幡浜市簡易水道事業会計補正予算(第1号)について御説明します。
 まず、第2条の収益的収入及び支出ですが、収入の第1款簡易水道事業収益について、第2項の営業外収益を20万9,000円増額し、総額を2,239万3,000円とします。これは、支出の増額に伴う収支均衡を図るための措置です。
 その支出ですが、第1款簡易水道事業費用について、第1項の営業費用を15万1,000円、第2項営業外費用を5万8,000円、合計で20万9,000円増額し、総額を2,239万3,000円とします。営業費用の増額は人事院勧告に伴う人件費の調整などで、営業外費用の増額は一時借入金利息を新たに計上するものです。
 次に、第3条の企業債については、273ページの別表1を御覧ください。
 簡易水道事業債の限度額を80万円引き上げ、辺地対策事業債の限度額を同額の80万円引き下げています。これは、事業内容の変更によるものではなく、起債枠の関係で調整するものです。
 271ページにお戻り願います。
 一番下、第4条の一時借入金について、限度額を1,000万円増額し、2,000万円とします。これは、年度末における工事代金などの支払いに遅滞が生じないよう、資金繰り対策として措置するものです。
 272ページをお願いします。
 次に、第5条において、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として、職員給与費の予定額を補正しています。
 また、第6条において、営業外収益として受け入れる一般会計からの補助金の額を補正しています。
 なお、資料として、274ページ以降に補正予算実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書などの財務諸表や補正予算明細書を添付していますので、後ほど御参照願います。
 以上です。
○議長(樋󠄀田 都君)  市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(井上耕二君)  それでは、議案書281ページをお願いします。
 議案第71号 令和5年度市立八幡浜総合病院事業会計補正予算(第2号)について説明します。
 今回の補正予算は、令和5年度上半期の業務実績、下半期の業務予定、決算見込み及び人件費の年間所要額見込みによる調整、医師住宅整備事業費などの補正措置です。
 まず、第2条業務の予定量についてですが、主な建設改良事業の資産購入費を1,488万6,000円増額し、1億996万4,000円とします。また、施設整備事業を4,968万6,000円減額し、7億7,542万9,000円とします。
 第3条収益的収入及び支出は、収入で第1款病院事業収益を1億6,371万5,000円増額し、総額52億3,101万7,000円とします。
 上半期の実績及び決算見込み等を除く主なものは、新型コロナウイルス感染症医療提供体制確保事業費補助金です。
 次に、支出ですが、第1款病院事業費用を1,543万4,000円増額し、総額を50億8,141万円とします。主なものは、人件費等の年間所要額見込みによる補正です。
 これらの補正の結果、収益的収支につきましては、病院事業収益52億3,101万7,000円から病院事業費用50億8,141万円を差し引いた1億4,960万7,000円の黒字予算となります。
 282ページをお開き願います。
 第4条資本的収入及び支出につきましては、収入で第1款資本的収入を3,395万円減額し、総額を12億630万4,000円とし、支出は第1款資本的支出を6,066万円減額し、総額を13億4,702万4,000円とします。なお、条文において、支出に対する収入の不足額の補填についても補正額に合わせて改めています。
 今回の資本的支出の補正につきましては、医師住宅整備事業の予算が主なものとなりますが、これは資材単価・労務単価等の上昇により全体事業費を増額し、それに伴い事業工程の変更が必要となることから、年度ごとの事業費を補正するものです。全体事業費の追加補正額は9,610万1,000円の増額となりますが、工事の工程の変更により、令和5年度で予算計上していた監理業務を含めた事業費のうち2,237万9,000円を減額し、追加分と合わせた1億1,848万円を令和6年度の債務負担行為にそれぞれ追加、変更いたします。
 第5条になりますが、先ほど説明しました債務負担行為の追加・変更については、284ページ、285ページの別表1に記載のとおりです。
 第6条企業債は、286ページの別表2、企業債補正に記載しているとおりです。
 第7条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費で、予算第8条に定めた職員給与費を5,792万6,000円増額し、27億693万3,000円に改めるものです。
 283ページをお願いします。
 第8条は、予算第10条たな卸資産購入限度額を10億4,966万9,000円に改めるものです。
 なお、287ページ以降に予算実施計画、予定キャッシュ・フロー計算書、予算明細書等を添付していますので、御参照ください。
 説明は以上です。
○議長(樋󠄀田 都君)  ただいま議題となっております21件についての本日の審議はこの程度にとどめます。
 お諮りいたします。
 議事の都合により、明日6日から10日までの5日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋󠄀田 都君)  御異議なしと認めます。よって、明日6日から10日までの5日間は休会することに決しました。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋󠄀田 都君)  これにて本日の会議を閉じます。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
 明日6日から10日までの5日間は休会であります。11日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋󠄀田 都君)  本日はこれにて散会いたします。
   午前11時34分 散会

お問い合わせ

議会事務局
住所:愛媛県八幡浜市北浜一丁目1番1号
TEL:0894-22-5998
FAX:0894-22-5963
このページの先頭へ戻る