公開日 2024年09月05日
令和6年八幡浜市議会6月定例会会議録第1号
議事日程 第1号
令和6年6月10日(月) 午前10時開議
第1
会議録署名議員の指名
第2
会期の決定
第3
報告第 5号 専決処分の報告について(八幡浜市市税条例の一部を改正する条例の制定について)
報告第 6号 専決処分の報告について(八幡浜市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について)
報告第 7号 専決処分の報告について(八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について)
報告第 8号 専決処分の報告について(過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に基づく固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例の制定について)
報告第 9号 令和5年度八幡浜市一般会計繰越明許費繰越計算書
報告第10号 令和5年度八幡浜市下水道事業会計予算繰越計算書
報告第11号 令和5年度八幡浜市水道事業会計予算繰越計算書
報告第12号 令和5年度八幡浜市簡易水道事業会計予算繰越計算書
報告第13号 令和5年度市立八幡浜総合病院事業会計予算繰越計算書
報告第14号 債権の放棄について
同意案第1号 教育委員会委員の任命について
議案第51号 八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
議案第52号 八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第53号 八幡浜市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例及び八幡浜市地域包括支援センターの運営及び人員に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議案第54号 令和6年度八幡浜市一般会計補正予算(第1号)
(提出者の説明)
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本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2
会期の決定
日程第3
報告第5号~報告第14号、同意案第1号、議案第51号~議案第54号
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出席議員(16名)
1番 井 上 剛 君
2番 攝 津 眞 澄 君
3番 平 野 良 哉 君
4番 田 中 繁 則 君
5番 遠 藤 綾 君
6番 菊 池 彰 君
7番 西 山 一 規 君
8番 佐 々 木 加 代 子 君
9番 竹 内 秀 明 君
10番 平 家 恭 治 君
11番 石 崎 久 次 君
12番 樋 田 都 君
13番 新 宮 康 史 君
14番 上 田 浩 志 君
15番 宮 本 明 裕 君
16番 山 本 儀 夫 君
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欠席議員(なし)
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説明のため出席した者の職氏名
市長 大 城 一 郎 君
副市長 菊 池 司 郎 君
教育長 井 上 靖 君
代表監査委員 若 宮 髙 治 君
総務企画部長 藤 堂 耕 治 君
市民福祉部長 福 岡 勝 明 君
産業建設部長 垣 内 千代紀 君
市立病院事務局長 井 上 耕 二 君
総務課長 宇都宮 久 昭 君
税務課長 田 本 憲一郎 君
政策推進課長 松 良 喜 郎 君
財政課長 松 野 好 眞 君
社会福祉課長 二 宮 恭 子 君
子育て支援課長 河 野 光 徳 君
市民課長 倭 村 祥 孝 君
保内庁舎管理課長 二 宮 万裕美 君
生活環境課長 岡 本 正 洋 君
保健センター所長 明 礼 英 和 君
人権啓発課長 菊 池 和 幸 君
水産港湾課長 山 中 貞 則 君
建設課長 宮 下 栄 司 君
農林課長 松 本 有 加 君
商工観光課長 萩 森 久 人 君
下水道課長 菊 池 利 夫 君
水道課長 山 本 覚 君
会計管理者 河 野 久 志 君
学校教育課長 梶 本 教 仁 君
生涯学習課長補佐 久 保 公 二 君
監査事務局長 坂 井 浩 二 君
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会議に出席した議会事務局職員
事務局長 水 岡 能 成 君
事務局次長兼議事係長 窪 田 安 真 君
調査係長 黒 田 昌 利 君
書記 北 本 真紗美 君
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午前10時00分 開会
○議長(樋田 都君) おはようございます。
開会に先立ちまして、去る4月1日付で人事異動がありましたので、この際、新任課長等の自己紹介をいたします。
(新任課長等の自己紹介)
○議長(樋田 都君) 以上で新任課長等の自己紹介を終わります。
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○議長(樋田 都君) それでは、ただいまより令和6年第3回八幡浜市議会定例会を開会いたします。
市長から今議会招集の挨拶があります。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本日、令和6年第3回市議会定例会を招集しましたところ、議員各位におかれましては、御多忙のところ御参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。
まずもって、本市職員が逮捕された事件につきまして、関係者の皆様に対し、心よりおわびを申し上げます。
市としましては、今回の事案を重く受け止め、市職員の綱紀粛正の徹底と市民の皆様の信頼回復に努めてまいる所存です。
さて、去る3月23日には、シニア劇団+南予一期座だんだん主催のミュージカル「大島ファンタジア」が、4月13・14日には八幡浜ミュージカル劇団主催のミュージカル「サウンド オブ ミュージック」が、それぞれコミカンで公演されました。
私も両方の舞台を観劇しましたが、それぞれメンバーが一生懸命に演じられている姿が印象的で、大変すばらしいミュージカルでした。
ミュージカルの出演者は女性の方が多いことから、このような文化・芸術に力を入れていくことで女性活躍の場の創出や人口減少対策にもつながるのではないかと考えたところです。
また、ミュージカルに関連する話題としましては、東温市の坊っちゃん劇場のネーミングライツのスポンサー契約を行い、経営者が八幡浜市出身である株式会社TREASURY様の御協力を得て、今年7月28日に同劇場にて公演中である日台野球交流100周年記念ミュージカル「KANO」の八幡浜市民貸切り公演を行っていただけることとなりました。
この貸切り公演については、参加募集などの詳細が決まり次第、市ホームページなどでお知らせする予定としております。
今後もミュージカルなどの文化・芸術を通してシビックプライドの醸成を図ってまいりたいと考えているところです。
それでは、定例会について申し上げます。
本定例会におきましては、報告10件、同意案1件、条例3件、予算1件、合わせて15件の御審議をいただくものでございます。
また、追加議案の提出についても予定しております。
諸議案の内容等につきましては、後ほど御説明しますが、何とぞ慎重審議賜りまして、御賛同いただきますよう、お願い申し上げます。
なお、本日、本会議終了後、市議会協議会を開催いただきまして、「教育委員会教育長の任命について」ほか7件について御説明申し上げ、議員の皆様の御理解を賜りたいと存じますので、よろしくお願いします。
以上、申し述べまして、招集の挨拶とします。
○議長(樋田 都君) 議長において、この際、諸般の報告を行います。
3月定例会閉会後における諸般の報告については、お手元に配付いたしております報告書をもってこれに代えます。
会議に先立ち、去る4月30日に開催されました第86回四国市議会議長会定例総会並びに5月22日に開催されました第100回全国市議会議長会定例総会において表彰を受けられました議員に対し、表彰状の伝達を行います。
○議会事務局長(水岡能成君) それではまず、第86回四国市議会議長会定期総会において表彰を受けられました方を申し上げます。
議員在職40年以上により山本儀夫議員が表彰を受けられました。
山本儀夫議員、御受領をお願いいたします。
○議長(樋田 都君)
表彰状
八幡浜市 山本儀夫 殿
あなたは市議会議員在職40年の長きにわたってよく市政の発展に尽くされ、その功績は特に顕著なものでありますので、ここに本会表彰規程により特別表彰として表彰いたします。
令和6年4月30日
四国市議会議長会会長
高知市議会議長 平田文彦
(表 彰 状 授 与)
(拍 手)
○議会事務局長(水岡能成君) 続きまして、第100回全国市議会議長会定期総会において表彰を受けられました方を申し上げます。
自席にて御起立をお願いいたします。
議員在職40年以上により山本儀夫議員。
議員在職10年以上により竹内秀明副議長、平家恭治議員、西山一規議員、以上4名の方が表彰を受けられました。
4名を代表して竹内秀明副議長、御受領をお願いいたします。
○議長(樋田 都君)
表彰状
八幡浜市 竹内秀明 殿
あなたは市議会議員として10年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第100回定期総会に当たり、本会表彰規程によって表彰いたします。
令和6年5月22日
全国市議会議長会会長 坊 恭寿
(表 彰 状 授 与)
(拍 手)
○議長(樋田 都君) ただいまの表彰に対し、市長から祝辞があります。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) ただいま表彰されました皆様に対しまして、一言お祝いを申し上げます。
去る4月30日、高知市で開催された第86回四国市議会議長会において、山本儀夫議員が議員在職40年以上として表彰を受けられました。
また、5月22日、東京で開催された第100回全国市議会議長会において、山本儀夫議員が議員在職40年以上として、竹内秀明議員、平家恭治議員、西山一規議員が議員在職10年以上としてそれぞれ表彰されました。
受賞された皆様におかれましては、長きにわたり市政発展並びに市民福祉向上のために御尽力をいただきました。ここに市民を代表しまして、深く敬意を表しますとともに、心からお祝いを申し上げます。
どうか今後とも御自愛の上、これまでの豊かな経験を基に一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げまして、お祝いの言葉とします。
おめでとうございます。
○議長(樋田 都君) 被表彰者を代表して、山本儀夫議員から謝辞があります。
山本儀夫議員。
〔山本儀夫君登壇〕
○山本儀夫君 ただいま全国市議会議長会並びに四国市議会議長会より授与いただきました表彰に対しまして、八幡浜市民約3万人を代表して、議長より伝達をしていただき、市長よりお祝いのお言葉を賜りました。誠に身に余る光栄であり、お礼を申し上げる次第であります。ありがとうございました。
このたび、私のほかに表彰を受けられました平家恭治議員、竹内秀明議員並びに西山一規議員におかれましても、これまでのそれぞれの御功績により表彰されたものであり、私からも深く敬意を表す次第でございます。
本来であれば、受賞者お一人お一人がそれぞれの思いを御披露していただくところでありますけれども、誠に僣越ながら、お三方の御了解を得まして、私なりに受賞者4名を代表させていただくことと相なりましたので、ここに謝辞を申し上げることといたします。
「Government of the people,by the people,and for the people」これは、アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンが、南北戦争のさなか、1863年、ペンシルバニア州にて行ったかの有名なゲティスバーグ演説で述べた一節でございます。僅か3分間という非常に短い演説でありましたが、約160年の時を経て、現在においても誰もが知る名言の一節でございます。
人民の人民による人民のための政治。これは現代社会においても是とされるべき基本理念であり、私もこの八幡浜市の市政に対し、厳粛な信託をいただくようになって以来、約40年余り、市民お一人お一人が幸せを享受していただけるようにと日々精進をしてまいりました。
理事者と議会は、よく車の両輪の関係に例えられます。理事者は執行権者として日々の難しい判断の上に職務を遂行されておりますが、その執行の前提として、我々議会が議決権者としてチェック機能を果たさなければなりません。理事者だけでもできない、また議会だけでもできない。だからこそ車の両輪として、時に協力し、しかし一方で時にただし、切磋琢磨の上、ともに市の行く末を創造していく、そんな関係を構築するべきであり、ひいてはこうした関係が市民のための政治というリンカーンの理念につながるものと強く信じております。
理事者におかれましても、「Government of the citizen,by the citizen,and for the citizen」市民の市民による市民のための政治を目指し、引き続き市民の幸せを導いていただきたいと存じます。
さて、司馬遷の書に「死はあるいは泰山より重く、あるいは鴻毛より軽し」という言葉がございます。何事にも物事やそれに対する判断には軽重がございます。
そこで、私ごとを述べるのは誠に恐縮ではありますが、この40年余りを振り返り、一番重い出来事だったことを少し触れたいと存じます。
現在でも旧という区分けをしていることは好ましくはないのかなという感じはしております。
去る平成17年(2005年)3月28日、旧八幡浜市と旧保内町とが合併し、新八幡浜市が発足いたしました。
合併後、私はたまたま皆様方の御協議をいただきまして八幡浜市議会の初代議長として重大な職責を担わせていただきましたが、合併前後の時期には、八幡浜と保内の関係は、隣接していながらも大変近くて遠い存在などとやゆされたように記憶をしております。
当時は、私も一議員として幾度も苦境に陥りました。幾多のお叱りのお声を賜りました。
しかし、愛する我が町ふるさと八幡浜に将来世代の子供たちに胸を張って託すために、その礎を築けるように雲外蒼天の心境で奔走したことが忘れられません。
しかし、あれから約20年という時を経て、今この新八幡浜市が二十歳の成人を迎えようとしていることに、「I think all is well that ends well」これは終わりよければ全てよしと。時代を遡りさせては、逆行させてはいけないと確信をいたしております。
また、論語にして「四十にして惑わず」とあります。私の年齢、よわいも40をとっくに過ぎておりますが、議員年数として今回表彰をしていただきました。40を超えましたけれども、しかしこれからも恐らく迷いの連続となることと思います。
その迷いは、八幡浜市がリンカーンの名言の精神につながるよう、よりよき未来をつくりたいがゆえのぶつかる困難の壁であると信じて、常に百隻埠頭の思いでこれからも貢献してまいりたいと存じます。
結びになりますけれども、今この八幡浜市議会においては、16名により構成しておる同僚議員の皆様のみならず、歴代の諸先輩方々のこれまでの積み重ねが今日に至っており、お知恵をまた拝借し、御尽力をしていただき、現在では約3万人まで減少してまいりましたけれども、全ての八幡浜市民の皆様による御負託の結晶となるべき存在、いやそうなくてはならない存在でもございます。
私もその一員としてこれからも八幡浜市の発展に向けて、微力ではありますけれども、不断の努力を重ねてまいりたいと存じます。
関係各位のより一層の御指導、御鞭撻をお願い申し上げ、誠に簡単措辞ではありますが、受賞者を代表いたしましての謝辞といたします。
本日は誠にありがとうございました。
Good luck.
(拍 手)
○議長(樋田 都君) 以上で表彰状の伝達を終わります。
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○議長(樋田 都君) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
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○議長(樋田 都君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、議長において5番 遠藤 綾議員、11番 石崎久次議員を指名いたします。
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○議長(樋田 都君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から6月28日までの19日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋田 都君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から6月28日までの19日間と決定いたしました。
―――――――――――――――――――――
○議長(樋田 都君) 日程第3 報告第5号 専決処分の報告について(八幡浜市市税条例の一部を改正する条例の制定について)ないし報告第14号 債権の放棄について、同意案第1号 教育委員会委員の任命について、議案第51号 八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてないし議案第54号 令和6年度八幡浜市一般会計補正予算(第1号)、以上15件を一括議題といたします。
初めに、市長より総括説明を願います。
市長。
〔市長 大城一郎君登壇〕
○市長(大城一郎君) 本日ここに、令和6年第3回市議会定例会を招集いたしまして、補正予算案をはじめ、当面する市政の重要案件について御審議をいただくわけであります。
各案件にわたります詳細につきましては、審議の過程で副市長並びに担当部課長から説明申し上げることといたしまして、私はその概要と今の所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様に一層の御理解と御協力をお願いする次第であります。
4月17日の深夜、豊後水道を震源とするマグニチュード6.6の地震が発生しました。四国、九州を中心に西日本の広い範囲で大きな揺れを観測し、愛南町及び高知県宿毛市で最大震度6弱、八幡浜市においても震度5弱を記録するなど、この地域では近年にない大きな地震となりました。
本市では、人的被害はなく、物的な被害も比較的軽微なものにとどまり、ひとまずは安心したところですが、同じく4月には台湾東部沖でマグニチュード7.2の大きな地震が発生するなど、日本及び周辺で地震が頻発しています。改めて災害はいつどこで発生するか分からないと気を引き締めているとともに、万が一の事態に備え、「防災・減災対策に終わりなし」との信念の下、引き続き愛宕山プロジェクトをはじめとする防災まちづくりの推進やインフラの耐震化などに重点的に取り組んでいきたいと思います。
本年1月に発生した能登半島地震の被災地に目を向けると、いまだに下水道をはじめライフライン等が十分復旧していない地域があるなど、復興に向けて引き続き支援が必要な状況です。
本市においても、5月20日~29日にかけて、4回目となる石川県輪島市への応援職員派遣を実施しました。
近い将来、高い確率で南海トラフ巨大地震の発生が予想されている中で、本市としても決して人ごとと捉えず、相互の助け合いの精神の下、被災地支援に取り組んでいきたいと思います。
令和3年4月の4期目市長就任以来、私は「わくわくする八幡浜」の実現を目指し、最重要課題として5つの「未来を拓くプロジェクト」の取組を進めてきました。
中でも地域活性化につながる期待の高い「四国電力跡地プロジェクト」及び「八幡浜港みらいプロジェクト」について、先日開催された市議会協議会において、議員の皆様に具体的な方向性をお示ししたところです。
四国電力跡地については、市民から特に要望の多かったファストフード店であるマクドナルドを誘致し、隣接している旧松蔭保育所跡地には八幡浜児童センターを移転整備します。
また、県道を挟んだ民有地へのホテルの誘致にも取り組み、観光客等をさらに呼び込むための宿泊施設の充実を図ります。
八幡浜港周辺については、若者に人気のニュースポーツが楽しめる施設として、スケートボードパーク及び3x3(スリー・エックス・スリー)バスケットコートを整備します。
その他、キャンピングカー用の有料駐車場であるRVパークや脱炭素社会実現に向けたEV車用急速充電施設、プレジャーボートやヨットが係留できる海の駅としてのビジターバース、また魚市場敷地内には、津波避難施設としての機能を備えた立体駐車場の整備など、八幡浜みなっとを中心としたエリアの機能強化に加え、引き続き市民からの要望の多い回転ずし店の誘致にも取り組み、さらなるにぎわい創出を図ります。
今後、この構想に基づき、順次各施設の整備を進めていきますが、これらの施設を核として市全体ににぎわいが広がることで、公約としている「わくわくする八幡浜」の実現に一歩近づくことができるのではないかと考えています。
議員の皆様におかれましても、さらなる八幡浜市の発展のため、御理解と御協力をお願いします。
次に、ダルメインWorldマーマレードアワード&フェスティバル in Japanについてです。
本市での開催も6回目となり、回を重ねるごとに盛り上がりを感じているところですが、私は本市での審査に先立ち、4月、英国ダルメインで開催された英国大会へ参加してきました。
大会創始者であるジェーン・ヘーゼル・マコッシュさんにもお会いし、長年の日本・英国間の友好親善に寄与した功績により、昨年秋、旭日単光章が叙勲されたことへの祝福と、これまでの本市での大会に対する御尽力への謝意を直接お伝えすることができました。
また、英国での八幡浜市及び特産品のPRをはじめ、日本大使館や農林水産省関係者、英国在住の八幡浜市出身者など、様々な方々と交流を図ることもでき、英国大会を応援する上でも大変意義深い視察となりました。
ジェーンさんをはじめ、英国大会の関係者の皆様とは、今後も良好な関係を構築し、両大会がともに発展していくよう努めていきたいと思います。
第6回日本大会につきましては、先月6日~8日に英国大会審査員のジェーン・マグスさんをはじめ、国内外で活躍する食の専門家の方々を迎え、八幡浜港フェリーターミナル展望ロビーにおいて最終審査会を開き、審査結果を公表したところです。
今大会は、過去最多の2,110作品が出品され、国内は44都道府県から、また海外からは、台湾に加え初めてアメリカ、香港からも応募があり、着実に大会の認知度の高まりを感じています。
11月の産業まつりの際に実施する表彰式・フェスティバルは、今まで以上に魅力あふれる八幡浜らしい大会となるよう準備を進めていきます。
5月25・26日には、今回で通算22回目となる「やわたはま国際MTBレース2024」が市民スポーツパークで開催されました。国際大会にふさわしく、海外3か国9名を含めた延べ337名の選手が参加し、多くの歓声の中、トップレベルの選手による熱いレースが繰り広げられました。
マウンテンバイク競技の特性上、市民の参加率はまだ高いとは言えませんが、昨年同様、八幡浜MTBクラブで活動している小・中学生6名が、キッズやカデットのカテゴリーに出場し、はつらつとした選手宣誓や真剣な走りで大会を盛り上げてもらいました。
今回参加した子供たちや他のクラブ員の中から、今後ユースやチャレンジなどのJCF公認カテゴリーにステップアップできる選手が現れるように、市としても継続して体制づくりに取り組んでいきます。
次に、本市の令和5年度決算の概要であります。
一般会計につきましては、本市の貴重な財源となっているふるさと納税が約23億円と、6年連続愛媛県内1位の寄附額となったこともあり、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支で約10億円の黒字が見込まれ、順調な決算を迎えることができました。
しかしながら、現在も様々な分野において物価高騰の影響が長く続いていることに加え、人口減少に伴い市税等の増加が見込めない中で、老朽化等に伴う多くの施設の改修や更新なども控えており、財政状況は決して楽観視できるものではないと考えています。
今後も国や県の動向を注視するとともに、財政健全化に努めていきます。
下水道事業会計につきましては、当年度純利益6,348万1,000円を計上し、単年度黒字決算となりました。
しかしながら、今後も中長期的な基本計画である「下水道事業経営戦略」に基づいたストックマネジメント事業による老朽施設の改築・更新及び保内町神越地区の浸水被害対策のための雨水整備事業の推進等により事業費の増加が見込まれます。
下水道施設をこれからも適切に維持していくための企業的性格を生かし、能率的な経営の下、より一層経営の効率化、健全化に努めていきます。
水道事業会計につきましては、当年度純利益8,906万4,000円を計上し、単年度黒字決算となりました。
しかしながら、高野地地区上水道未普及地域等解消事業や老朽化した施設の更新・耐震化等で今後も継続して多額の費用が必要となることに加え、簡易水道事業統合に伴う維持管理費の増加も見込まれる一方、人口減少に伴い給水収益は減少していくことが予想されます。
今後は厳しい経営状況となることが見込まれますが、引き続き限られた財源の中で経営努力を重ね、安全で良質な水を安定的に提供できるよう努めていきます。
病院事業会計につきましては、入院、外来とも患者数が減少したことにより医業収益が減少し、また医業外収益においても、新型コロナウイルス感染症医療提供体制確保事業費補助金の見直しによる減額などにより、当期純損失3,435万2,000円を計上し、8年ぶりの赤字決算となりました。
今後も人口減少が進む中、収益の大幅な伸びは期待できず、また支出については、人件費や物価高騰による経費の増額等の要因により厳しい状況が続くことが予想されますが、令和5年度末に策定した経営強化プランに基づき、健全な経営基盤を構築するとともに、診療レベルの向上を図り、安全・安心な医療を提供できるよう努めていきます。
それでは、今回提案の6月補正予算の主なものについて順次御説明します。
最初に、「物価高騰対策」についてであります。
令和6年度税制改正に伴い、賃金上昇が物価高に追いついていない国民の負担を軽減するため、令和6年分所得税及び令和6年度分個人住民税の定額減税が今月から実施されます。
納税者本人及び扶養親族一人当たり所得税3万円と住民税1万円、合わせて4万円を減税するもので、減税し切れないと見込まれる方については、差額分を調整の上、支給します。
また、物価高騰の影響を大きく受ける低所得世帯に対する支援として、令和6年度に新たに住民税非課税または均等割のみ課税となる世帯に対して一世帯当たり10万円、18歳以下の児童が扶養されている場合は、児童一人につき5万円を加算して給付を実施します。
次に、安全安心なまちづくりについてであります。
元日に発生した能登半島地震では、多くの建物の倒壊がメディアによって伝えられ、大きな衝撃を受けたところですが、本市においても住宅の耐震性に対する不安から、市民の相談件数も増加しています。
災害時の被害の軽減を図るため、国、県の補助を活用した住宅の耐震化の推進を図ります。
そのほか、例年6月補正予算で計上しています県が実施する国道及び県道、急傾斜地崩壊対策事業、県単独港湾施設の改良事業等に要する負担金、若山地区のがけ崩れ防災対策事業により、市内における道路等の利便性向上及び安全な生活環境の確保を図ります。
また、今年度八幡浜市が学校における防災教育実践のモデル地域に指定されたことから、研修等の実施により教員の資質向上を図るとともに、拠点校である松蔭小学校を中心に、防災学習教材等の活用や防災遠足の実施などにより、防災教育の充実を図ります。
次に、暮らしやすいまちづくりについてであります。
本市では、令和4年度に策定した八幡浜市公共交通計画に基づき、公共交通の維持存続のため、利用促進につながる案内表示やバス停の改善などに取り組んでいるところです。
今年度の新たな取組として、国の交付金を活用し、市民に公共交通を身近に感じてもらい利用の促進を図るモビリティーマネジメントを担う人材の養成に取り組みます。
子育て支援については、次元の異なる少子化対策の実現に向け、政府が昨年12月に閣議決定したこども未来戦略の「加速化プラン」に盛り込まれた施策の具体化として、子育てに係る経済的支援の強化を図るため、児童手当の拡充が10月分から、児童扶養手当についても11月分から拡充が実施されますので、それぞれ対応する予算を計上しています。
また、耐震性が確保されていないため、移転・新築を計画している神山こども園の候補地について調査・検討を行います。
新型コロナウイルス感染症については、感染症法上の5類感染症となり1年余りが経過し、重症化事例こそ減少していますが、依然として感染力の強いウイルスであることには変わりありません。
令和5年度末で全額公費負担の特例臨時接種が終了しましたが、令和6年度からは予防接種法上の定期接種に位置づけられたことから、インフルエンザ同様、高齢者等に対する予防接種の推進により感染症の予防を図ります。
その他、市の公共施設としては初めて、脱炭素化の取組として、省エネや太陽光発電を利用するとともに、高齢者にも配慮して設計された松蔭地区公民館について、建設工事に着手します。
次に、「産業振興の取り組み」についてであります。
漁業振興対策としては、県が実施する向灘地区の臨港道路改良工事に伴う負担金を引き続き計上しているほか、アンカーチェーンが破断し、台風シーズンを迎える前に早期の復旧を要する真網代漁港の浮防波堤の補修を行います。
続いて、農業振興対策では、みつる共選と伊方共選の再編・統合による新選果場の整備に対する支援について、新たに県の追加支援が決定したことから、補助金を増額します。
最後に、商工観光振興対策です。
民間企業から本市に派遣されている職員の企画により、令和4年度から実施している「八幡浜の良さを伝える旅行商品の造成・販売・宣伝活動事業」ですが、今年度も引き続き旅行商品の内容を改良し、関西圏のテレビ局による情報番組の中で当該旅行商品や八幡浜の魅力を紹介することで、知名度向上とさらなる集客を図ります。
以上が6月補正予算案の概要であります。この結果、一般会計のみの補正で16億6,240万4,000円の追加を御提案申し上げるものです。
これらの財源としましては、財政調整基金繰入金をはじめ、国・県支出金、市債等、それぞれの事業施策に対応する額を計上しています。
以上、御説明申し上げました補正予算案等につきまして慎重審議を賜りまして、御賛同いただきますよう、お願い申し上げます。
○議長(樋田 都君) これより順次説明を求めます。
市長。
○市長(大城一郎君) 議案書71ページをお願いします。
同意案第1号 教育委員会委員の任命について説明します。
教育委員会委員の山下貴満氏は、令和6年6月28日に4年の任期が満了となるため、山下氏の後任として國安健太氏を教育委員会委員に任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。
國安氏は、現住所が八幡浜市保内町川之石1番耕地131番地2、昭和60年12月18日生まれで、満38歳でございます。
平成20年3月に横浜商科大学商学部卒業後、父親が経営する株式会社国安青果に入社され、青果物の卸売に加え、インターネットを使った小売にも注力され、2014年・2020年にはフルーツジャンルのショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞され、受賞した実績から、各種コンサルタント業務も担う傍ら、商工会や高校教員を対象とした講演活動も精力的に行っています。
また、一般社団法人八幡浜青年会議所に平成27年に入会され、令和5年には第72代理事長として八幡浜児童合唱団50周年記念定期演奏発表会や「西宇和のみかんは世界一プロジェクト」と題したギネス挑戦事業を成功に導くなど、企画力に富み、最後までやり遂げる粘り強さ、人間関係調整力も備え、周りから厚い信頼を得ています。
さらには、社会教育委員や八幡浜高等学校の学校評議員など、教育関係に深く関わってきた経験を有し、未就学の児童2人の父親でもあることから、教育委員として若さと情熱、子育て世代の声を反映する活躍が期待されています。
以上、申し上げましたとおり、國安氏は人格、識見ともに教育委員会委員として適任であると考え、教育委員会委員として任命したいので、議会の同意をお願いするものであります。
○議長(樋田 都君) 総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君) まず最初に、議案書の目次のところをお願いします。
これから説明をいたします報告第5号から報告第8号までの4件につきましては、いずれも税制改正に関するもので、議会の承認を要する報告となります。一括して提案をさせていただきます。
なお、税制改正につきましては、ほぼ毎年行われており、年度初めの4月1日からの施行となりますが、改正となる地方税法等が公布されるのが年度末の3月31日などで、議会を招集する時間的余裕がないため、県内他市同様、例年専決処分で対応している状況です。
説明に当たりましては、この議案書とデータで配付しております議案説明資料で説明をいたしますので、御準備をお願いします。
それでは、議案書の1ページをお願いします。
報告第5号 専決処分の報告について。
次の3ページの専決第5号をお願いします。
地方税法等の一部を改正する法律が、令和6年3月31日に公布されたことに伴い、八幡浜市市税条例等の一部を改正する条例を専決処分しましたので、地方自治法第179条第3項の規定により、これを報告し、承認を求めるものです。
それでは、議案説明資料のほうで説明をいたします。
資料の1ページをお願いします。
改正概要のところを御覧ください。
今回の主な改正内容として3点記載していますが、大きな改正は、(1)の定額減税の実施です。
個人住民税の定額減税は、令和6年度分の個人住民税所得割額から納税義務者、控除対象配偶者及び扶養親族1人につき1万円を控除するものです。
それでは、主な改正内容について順次説明します。
まず、市民税についてです。
2ページをお願いします。
表の一番上の附則第7条の5から下から3段目の附則第20条の3までは、全て定額減税に係る規定の新設と改定を行うものです。
定額減税は、デフレ脱却に向けた一時的な措置として、令和6年度税制改正において、令和6年分の所得税及び令和6年度分の個人住民税において実施されます。
個人住民税の定額減税については、前年の合計所得金額が1,805万円以下の納税義務者の所得割額から納税義務者本人、控除対象配偶者及び扶養親族1人につき1万円を控除するものです。
なお、この定額減税及びそれに伴う調整給付金に係る詳細については、本日開催の市議会協議会において説明をいたします。
次に、固定資産税です。
3ページの上から2段目の附則第10条の2の改正は、わがまち特例規定の新設で、一定の基準を満たす固定資産に対する課税標準の特例措置をわがまち特例により新たに規定するものです。
なお、わがまち特例とは、平成24年度税制改正により導入されたもので、国が一律で定めていた課税標準の特例割合を、法律に定める範囲内で地方自治体の裁量により定めることができる特例のことでありますが、本市においては、今回新設される規定に該当する事例は現在のところありません。
続きまして、附則第11条から附則第13条については、土地に係る固定資産税の負担調整措置の延長です。
土地に係る固定資産税については、3年に一度の評価替えにより価格の見直しを行いますが、その際、地価の急激な変動に連動して税負担が急激に変動することを抑えるため、負担調整措置が講じられています。
今回の改正は、その負担調整措置を令和8年度まで3年間延長するものです。
なお、議案書29ページ~30ページの附則において施行期日と経過措置を定めております。
続きまして、議案書の31ページをお願いします。
報告第6号 専決処分の報告について。
次の33ページの専決第6号をお願いします。
地方税法等の一部を改正する法律が、令和6年3月31日に公布されたことに伴い、八幡浜市都市計画税条例の一部を改正する条例を専決処分しましたので、地方自治法第179条第3項の規定により、これを報告し、承認を求めるものです。
それでは、議案説明資料の4ページをお願いします。
今回の改正は、先ほどの市税条例における固定資産税の改正を都市計画税においても適用しようとするもので、改正内容の上から3段目、附則第8項がわがまち特例、その2つ下の附則第11項~15項、その下の第16項及び一番下の附則第19項が、土地に係る負担調整措置の3年間延長で、それ以外のものは項ずれ等に伴う改正です。
なお、議案書36ページ~37ページの附則において施行期日と経過措置を定めております。
続きまして、議案書39ページをお願いします。
報告第7号 専決処分の報告について。
次の41ページの専決第7号をお願いします。
地方税法等の一部を改正する法律が、令和6年3月31日に公布されたことに伴い、八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を専決処分しましたので、地方自治法第179条第3項の規定により、これを報告し、承認を求めるものです。
それでは、議案説明資料の5ページをお願いします。
今回の改正は、改正概要のところにありますように、中・低所得層の被保険者の負担に配慮するため、国保税の課税限度額の見直しと減額措置に係る軽減判定所得の基準額を見直すものです。
参考1、課税限度額表を御覧ください。
国民健康保険税は、国保加入者の医療費の基礎財源となる基礎課税額と75歳以上の方を対象とした後期高齢者医療制度の医療費の財源となる後期高齢者支援金等課税額並びに40歳~64歳の方が介護保険料の保険料として納付する介護納付金課税額の3つの区分で構成されています。
それぞれの課税限度額は、地方税法施行令に定める金額を上限として条例で定めることとされており、政令の改正に合わせて限度額を段階的に引き上げ、必要な保険税収入を確保するとともに、高所得者と中間所得者の負担のバランスを調整しています。
今回の改正により、真ん中の列の後期高齢者支援金等課税額の課税限度額が22万円から2万円引き上げられ24万円となり、右端の合計では104万円から2万円増の106万円となります。
次に、参考2、軽減判定所得基準算定式の表を御覧ください。
この改正は、国保税の軽減判定所得の基準を見直すもので、5割軽減については、被保険者数に乗ずる額を一人当たり29万円から5,000円引き上げ29万5,000円に、同じく2割軽減については、53万5,000円から1万円引き上げ54万5,000円に軽減対象者を拡大する措置を講ずるものです。
具体的な例で申し上げますと、給与所得者1人の3人世帯の場合、5割軽減に該当する給与収入は現行の年額197万円未満から令和6年度は198万円未満まで対象者が拡大します。
また、2割軽減に該当する給与収入は、現行の年額300万円未満から306万円未満まで対象者が拡大します。
なお、議案書42ページ、附則において施行期日と適用区分を定めております。
続きまして、議案書43ページをお願いします。
報告第8号 専決処分の報告について。
次の45ページの専決第8号をお願いします。
過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法第24条の地方税の課税免除または不均一課税に伴う措置が適用される場合等を定める省令の一部を改正する省令が、令和6年3月30日に公布されたことに伴い、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に基づく固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例を専決処分しましたので、地方自治法第179条第3項の規定により、これを報告し、承認を求めるものです。
今回の改正は、課税免除となる対象設備の取得期限を令和6年3月31日から令和9年3月31日に延長するものです。
なお、附則においてこの条例は令和6年4月1日から施行することとしております。
続きまして、議案書の47ページをお願いします。
報告第9号 令和5年度八幡浜市一般会計繰越明許費繰越計算書について説明します。
次の48ページをお願いします。
本件は、去る3月議会において繰越明許費の予算議決をいただいております。一番上の民間賃貸住宅整備促進補助金から次の50ページの一番下の「公共土木施設(河川)災害復旧事業(国補)」まで計39事業、合計で9億4,541万1,000円の翌年度繰越額が決定しましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、繰越計算書を報告するものです。
以上でございます。
○議長(樋田 都君) 産業建設部長。
○産業建設部長(垣内千代紀君) 議案書53ページをお願いします。
報告第10号 令和5年度八幡浜市下水道事業会計予算繰越計算書について御説明します。
本件は、地方公営企業法第26条第1項の規定により、令和5年度八幡浜市下水道事業会計予算を繰越計算書のとおり繰り越しましたので、同条第3項の規定により、議会へ報告するものです。
次の54ページ、55ページをお願いします。
今回の繰越事業は、下水道ストックマネジメント事業、神越ポンプ場整備事業及び八幡浜浄化センターストックマネジメント事業の3件で、それぞれ表の一番右の列、説明欄に記載のとおり、年度内完成が見込めなくなったため、合わせて2億1,497万2,000円を繰り越したものです。
続きまして、議案書57ページをお願いします。
報告第11号 令和5年度八幡浜市水道事業会計予算繰越計算書について御説明します。
本件は、地方公営企業法第26条第1項及び第2項ただし書の規定により、令和5年度八幡浜市水道事業会計予算を繰越計算書のとおり繰り越しましたので、同条第3項の規定により、議会へ報告するものです。
次の58ページ、59ページをお願いします。
まず、上側の表、地方公営企業法第26条第1項の規定による建設改良費の繰越は、一番上、川筋水源地受変電設備更新工事から一番下、川之内浄水場配水池漏水補修工事までの7件で、それぞれ表の一番右の列、説明欄に記載のとおり、年度内完成が見込めなくなったため、合わせて3億8,232万4,000円を繰り越したものです。
次に、下側の表、同法第26条第2項ただし書の規定による事故繰越は、愛宕第4配水池築造工事及び高野地地区上水道未普及地域等解消工事の2件で、これらについても、それぞれ表の一番右の列、説明欄に記載のとおり、年度内完成が見込めなくなったため、合わせて2億4,089万8,000円を繰り越したものです。
なお、高野地地区上水道未普及地域等解消工事は、令和5年度に国庫補助金の交付決定を受けていますが、厚生労働省の予算としては、令和4年度からの本省繰越分であるため、会計上、事故繰越となるものです。
また、この後御説明します簡易水道事業会計におきましても、同じ名称の工事を繰り越していますが、水道事業会計分が未給水区域の本高野地及び古谷に係る事業で、簡易水道事業会計分が条例水道として管理している上高野地に係る事業となっています。
続きまして、議案書61ページをお願いします。
報告第12号 令和5年度八幡浜市簡易水道事業会計予算繰越計算書について御説明します。
本件は、地方公営企業法第26条第1項の規定により、令和5年度八幡浜市簡易水道事業会計予算を繰越計算書のとおり繰り越しましたので、同条第3項の規定により、議会へ報告するものです。
次の62ページ、63ページをお願いします。
今回の繰越事業は、高野地地区上水道未普及地域等解消工事の1件で、表の一番右の列、説明欄に記載のとおり、年度内完成が見込めなくなったため、1,327万1,000円を繰り越したものです。
以上です。
○議長(樋田 都君) 市立病院事務局長。
○市立病院事務局長(井上耕二君) 議案書65ページをお願いします。
報告第13号 令和5年度市立八幡浜総合病院事業会計予算繰越計算書について説明します。
本件は、地方公営企業法第26条第1項の規定により、令和5年度市立八幡浜総合病院事業会計予算を繰越計算書のとおり繰り越しましたので、同条第3項の規定により、議会へ報告するものです。
次の66ページ、67ページをお願いします。
今回の繰越事業は、一番上、電子処方箋システム構築事業から一番下の医師住宅A棟整備事業までの6件で、それぞれ表の一番右の列、説明欄に記載のとおり、年度内完成が見込めなくなったため、合わせて4億7,913万3,000円を繰り越したものです。
続きまして、議案書69ページをお願いします。
報告第14号 債権の放棄について説明します。
本件は、八幡浜市債権管理条例第16条第1項の規定に基づき債権を放棄したので、同条第2項の規定により、報告するものです。
今回放棄した債権は、市立八幡浜総合病院診療費等45件、97万3,538円、放棄の時期は令和6年3月31日、放棄した債権毎の金額、債権の発生日及び放棄の事由は、表に記載のとおり、条例第16条第1項第1号に規定する時効完成が23件、45万472円、第6号に規定する著しく生活困窮状態にあり、資力の回復が困難なものが22件、52万3,066円となっています。
なお、診療費は、入院は1か月ごと、外来は1日ごとに1件の債権として計上していますので、1人の患者に複数の債権が発生する場合があります。今回放棄した債権は45件ですが、対象実人数は17人でございます。
当院では、未収となった診療費等については、早期の支払いを促し、未収金の発生予防や早期の回収に取り組んでいます。
具体的には、電話や文書により催告、来院時の納付相談、隣接市町への戸別訪問などを行い、また債権管理室と連携し、強制執行などの法的手段により未収金の回収に努めており、不良債権化した未収金については、令和元年度より弁護士法人へ未収金の回収を委託しています。
今回報告の債権放棄は、既に時効を迎えているものや債務者の死亡や行方不明になっているものなど、回収困難となった債権を放棄するものです。
以上です。
○議長(樋田 都君) 休憩いたします。
午前11時09分 休憩
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午前11時15分 再開
○議長(樋田 都君) 再開いたします。
総務企画部長。
○総務企画部長(藤堂耕治君) 議案書の73ページをお願いします。
議案第51号 八幡浜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
議案説明資料のほうの6ページをお願いします。
今回の改正は、国民健康保険事業の健全化に向けて歳入基盤の強化を図ること及び令和15年度から導入予定の愛媛県内統一保険料により被保険者に急激な負担が生じることを緩和するため、八幡浜市国民健康保険運営協議会の答申に基づき、適正な税率に改定を行うものです。
改定後の税率は、現行の税率と県が示す市町標準保険料率の中間値を採用し、その結果、所得割額及び均等割額は引上げとなり、資産割額及び平等割額は引下げとなります。
具体的には、下の税率改定表に記載のとおり、基礎課税額の算定における所得割率を7.60%から7.85%に、資産割率を15.00%から7.50%に、均等割額を2万2,000円から2万8,100円に、平等割額を2万7,000円から2万4,800円とし、その右の列の後期高齢者支援金等課税額、介護納付金課税額についても同様に表のとおり改定するもので、この改定により約3,400万円の税収増を見込んでおります。
7ページをお願いします。
各世帯のモデルケースを記載しています。
参考までにケース2、40歳代夫婦、子ども(就学児)2人の世帯で、固定資産税額が10万円の場合で説明しますと、一番上の世帯所得43万円の場合は、現行が7万8,200円、改定後が7万5,700円で、2,500円の減となります。
一番下の世帯所得356万円の場合は、現行が59万600円、改定後が62万7,400円で、3万6,800円の増となります。
このように、改定後の税額は所得と固定資産税額のバランスで変わってきます。
なお、議案書78ページ、附則において施行期日と適用区分を定めております。
以上でございます。
○議長(樋田 都君) 市民福祉部長。
○市民福祉部長(福岡勝明君) 議案書79ページをお願いします。
議案第52号 八幡浜市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
この条例は、指定ごみ袋の区分の追加に伴い、所要の改正を行うもので、具体的には、燃やすごみ袋大・中・小に加え、特小を追加販売するため、別表第1、一般廃棄物処理手数料の指定ごみ袋に燃やすごみ、特小(10リットル袋)、1枚につき8円を追加するものです。
なお、附則第1項において、この条例は令和6年10月1日から施行することとし、第2項において、準備行為については公布の日から施行することとしています。
続きまして、議案書81ページをお願いします。
議案第53号 八幡浜市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例及び八幡浜市地域包括支援センターの運営及び人員に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について説明します。
この条例は、介護保険法施行規則及び指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準の一部を改正する省令の公布により、市町村が条例を定めるに当たって従うべき基準等が改正されたことに伴い、関係条例について一括して改正するものです。
具体的には、第1条において、八幡浜市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例を、次の82ページの第2条において、八幡浜市地域包括支援センターの運営及び人員に関する基準を定める条例をそれぞれ新旧対照表のとおり、介護保険法施行規則第140条の66第1号ロ(2)に指定されていた地域包括支援センター運営協議会の定義規定が、改正省令により同号イに移ったことに伴い、当該条文を引用する箇所について改正するものです。
また、82ページの第2条では、地域包括支援センターの人材確保が困難になっている現状を踏まえ、併せてセンターの職員配置について柔軟な職員配置を可能とするよう所要の改正も行います。
なお、附則において、この条例は公布の日から施行します。
説明は以上です。
○議長(樋田 都君) 財政課長。
○財政課長(松野好眞君) 議案書83ページ~128ページ、令和6年度八幡浜市一般会計補正予算(第1号)議案第54号を、別冊で配付しております令和6年度6月補正予算資料のほうで説明いたします。
資料の2ページをお開き願います。
表の横列中ほどに今回補正額の欄がありますが、今回は一般会計のみの補正となり、一番下の欄ですが、16億6,240万4,000円の追加となります。
また、その右の欄ですが、全会計の累計額は479億718万円となり、前年度同期と比べ7.9%の増となっています。
次の3ページに今回の補正予算の主要な事業の一覧を、4ページ~8ページにそれぞれの事業の概要を記載しております。
4ページをお願いします。
それでは、補正予算の主要な事業の概要について順次説明いたします。
最初に、物価高騰対策事業です。
「定額減税補足給付金(調整給付)支給事業」は、6月から実施される令和6年分所得税及び令和6年度分個人住民税の定額減税において減税し切れないと見込まれる方に対して、差額分を調整の上、給付金として支給するもので、2億5,502万2,000円。
「低所得者支援臨時給付金給付事業」は、令和6年度に新たに住民税非課税または均等割のみ課税となる世帯に対する一世帯当たり10万円の給付及びその世帯に扶養されている18歳以下の児童に対する一人当たり5万円の給付金で、8,762万8,000円です。
次に、安全安心なまちづくりです。
「住宅・建築物安全ストック形成事業」は、元日に発生した能登半島地震や4月17日の豊後水道地震を受け、木造住宅の耐震診断や耐震工事などに対する助成について、相談・申請件数が増加していることから、補助金を490万9,000円増額するものです。
「県営道路事業負担金」から次のページ、「県営急傾斜地崩壊対策事業負担金」、1つ飛んで「川之石港県単独港湾局部改良事業負担金」は、それぞれ県が実施する事業に係る市の負担金で、3事業合わせて4,735万4,000円。
上から2つ目、「若山地区がけ崩れ防災対策事業」は、当初計画から施行延長及び構造物の形状が変更となったため、工事費を増額するもので、420万円。
「学校防災教育実践モデル地域研究事業」は、県から指定を受け防災教育に関する研修等の実施により教員の資質向上を図るとともに、拠点校である松蔭小学校を中心に防災学習教材等の活用や防災遠足などを行い、取組の成果を市内全ての学校に共有し、防災教育推進体制を構築するもので、40万2,000円です。
次に、暮らしやすいまちづくりです。
「離島航路補助金」は、離島航路の維持確保を図るため、国の補助制度で補えない欠損額について、県・市が協調して補助するもので、3,727万5,000円。
6ページをお願いします。
「八幡浜市地域公共交通計画事業(おでかけアドバイザー養成プロジェクト)」は、国の交付金を活用し、公共交通の利用促進を図るため、地域の担い手の養成に取り組むもので、802万8,000円。
「児童手当費」及び次の「児童扶養手当費」は、制度改正に伴い、それぞれ10月分、11月分から支給対象者や支給額が拡充されることから、必要額として2事業合わせて9,551万3,000円を追加するものです。
「神山こども園立地候補調査検討業務」は、耐震性が確保されていないため移転・新築を計画している神山こども園の候補地となっている王子の森公園内の用地について調査・検討を行うもので、516万円。
「予防接種事業(B類:新型コロナワクチン)」は、令和6年度から新型コロナワクチン接種が予防接種法上の定期接種に位置づけられたことから、65歳以上の方及び60歳以上で一定の障害に該当する方を対象とした予防接種に必要な費用の追加を行うもので、8,563万1,000円。
7ページをお願いします。
「松蔭地区公民館建設事業」は、総合福祉文化センター跡地に太陽光パネルやLED照明等の省エネ設備により環境負荷を低減するとともに、高齢化社会にも配慮した公民館を整備するもので、8億6,333万7,000円です。
次に、産業振興の取り組みです。
「真網代漁港浮防波堤アンカーチェーン補修工事」は、当初予定していた補修工事について、新たに2か所のチェーン破断が判明したため、工事費を追加するもので、544万7,000円。
「県営八幡浜漁港整備事業負担金」は、県が実施する臨港道路10号線(向灘地区)の道路改良事業に係る市の負担金で、2,625万円。
「JAにしうわ広域選果場新築支援事業」は、みつる共選と隣接する伊方共選との合併に伴う新選果場の整備に対する支援について、当初予算に計上しておりましたが、新たに県の追加支援が決定したことから、補助金を1億2,453万1,000円増額するものです。
8ページをお願いします。
最後に、「八幡浜の良さを伝える旅行商品の造成・販売・宣伝活動事業」は、関西圏の大手メディア系旅行会社で八幡浜市内で宿泊・飲食する行程を組み込んだ旅行商品を造成・販売してもらい、さらに関西圏のテレビ局でその旅行商品の宣伝番組を放送するもので、385万円です。
なお、10ページ、11ページに投資的事業の詳細について、12ページ、13ページに一般会計補正予算の歳入歳出の状況、14ページ、15ページに物価高騰対策関連事業の一覧を記載しておりますので、後ほど御参照のほどお願いします。
説明は以上でございます。
○議長(樋田 都君) ただいま議題となっております15件についての本日の審議はこの程度にとどめます。
お諮りいたします。
議事の都合により、明日11日から16日までの6日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(樋田 都君) 御異議なしと認めます。よって、明日11日から16日までの6日間は休会することに決しました。
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○議長(樋田 都君) これにて本日の会議を閉じます。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
明日11日から16日までの6日間は休会であります。17日は午前10時から会議を開き、一般質問を行います。
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○議長(樋田 都君) 本日はこれにて散会いたします。
午前11時31分 散会